JP2019039031A - 金属弾性素子およびそれを用いたダイヤフラム - Google Patents
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そのため本発明者らは、当該弾性素子の品質を向上するには、耐食性の向上が必須と考え、素材として耐食性が優れる二相ステンレス鋼を適用することで金属弾性素子の耐食性の課題を解決してきている。(特許文献1、2参照)
すなわち、センサー用金属弾性素子の課題解決のシナリオとして、「材料の耐力あるいは強度を高めるならば、弾性変形能が向上して0点への復元性が改善する。」ということが材料科学の知見から導かれる。しかし、これまでのところ上述の問題は解決に至っておらず、マクロな素材強度と金属弾性素子の復元性とに明瞭な関係性が見出されていないのが実情である。
(1)圧力負荷時の金属弾性素子に発生する最大応力のシミュレーション値に対し、十分な耐力を有する二相ステンレス鋼を素材とした金属弾性素子を用いたとしても、当該金属弾性素子は期待された復元性を示さない。
(2)金属弾性素子において、材料強度の偏差は引張試験機の精度と同等レベルで再現性が認められるが、材料強度の増大に伴い、復元性の偏差が大きくなる傾向にある。
本発明のダイヤフラムは、先のいずれかに記載の金属弾性素子からなる。
本実施形態のダイヤフラム1は、中央部が上部側へ膨出された曲率半径を有する部分球殻形状(ドーム形状)のドーム部2と、このドーム部2の周縁に境界部3を介し連続的に形成された鍔部4を備えてなる構造を1つの形態として採用できる。この形態のダイヤフラム1は、図示略のケーシング等に収容されて配管などに取り付けられ、配管の内部を流れる流体の圧力を受けて変形し、流体圧の計測などに使用される。このようなダイヤフラムを圧力センサーに適用した一例を図2に示す。
ダイヤフラムの適用例はこれらに限らず種々の形態を考えられるが、いずれにおいてもこれらのダイヤフラムは後に詳述する二相ステンレス鋼からなり、高強度化を達成でき、耐食性に優れ、平滑な表面状態(鏡面)を得ることができる特徴を有している。
Cr(クロム):Crは大気腐食からの保護に必要な安定した不動態皮膜を形成するために必要であり、二相ステンレス鋼として20質量%以上が必要であるが、本実施形態のダイヤフラム1において必要な耐食性と強度などを達成するためには24質量%以上26質量%以下程度必要である。
Mo(モリブデン):MoはCrが二相ステンレス鋼に耐孔食性を付与することを補助する。上述の範囲のCrを含有する二相ステンレス鋼に対しMoを2.5質量%以上3.5質量%以下程度含有させることで孔食や隙間腐食への耐性をCrのみ含有する場合よりも向上させることができる。
C(炭素):炭素は脆さの原因となるカーバイドの生成を抑制するため低い含有量であることが好ましい。このため、C含有量を0.03質量%以下とする。また、CはCrと結合した状態で組織内に存在すると粒界から腐食される原因となるため、C量は低いことが好ましい。
前記二相ステンレス鋼には、他の添加元素として、Si:1.0質量%以下、Mn:2.0質量%以下が含まれていても良い。また、その他の不可避不純物は0.5質量%程度含んでいても良い。不可避不純物として、P、S、Alなどを例示することができる。
本実施形態の目的を達成するために、冷間加工、例えば、冷間スウェージ加工により、減面率50%以上、あるいは、減面率80%以上の加工を施し、その後、必要に応じて焼鈍したものを用いることができる。
このような製造方法によれば、ダイヤフラムの厚さ方向に目的の配向性を持たせた繊維集合組織を得やすい特徴を有する。
このため、熱処理温度は300〜500℃の範囲が好ましく、350〜500℃の範囲がより好ましい。上述の時効熱処理が有効に作用することで、1500MPa以上の二相ステンレス鋼となる。
厚さ方向に平行に<111>γ+<110>αの繊維集合組織が配向している二相ステンレス鋼からなるダイヤフラム1であるならば、上述の優れた耐力と優れた耐食性を示すと同時に、耐力より低い低応力範囲で発生する可能性のあるγ相内の微小なすべり変形を抑制できる。
このことから、ダイヤフラム1において加圧後の残留変位を小さくすることができ、バラツキの少ないダイヤフラム1を提供できる。
なお、上述の範囲はいずれも下限と上限を含む範囲を意味する。本明細書において上限値と下限値を〜で結んで表示する場合は特に表記しない限り、上限と下限を含む範囲を意味する。このため、例えば、1400〜1750MPaは1400MPa以上1750MPa以下の範囲を意味する。
これらの範囲において、試験荷重を負荷した場合、除荷後の残留変位を0.7μm以下とした二相ステンレス鋼を提供できる。
図2に示す圧力センサー10は、圧力測定の対象流体を導入する導入路を備えたキャップ部材5とキャップ部材5の内部に一体化されたダイヤフラム6を備えている。このダイヤフラム6は、薄肉の受圧部6Aとその外周縁を囲むように延設された筒部6Bと該筒部6Bの外周に形成された鍔部6Cとからなり、筒部6Bの内部空間が圧力室6Dとされている。
キャップ部材5は、開口部5aを有したカップ状で、開口部5aの外周側にフランジ部5bを有し、開口部5aの内周がダイヤフラム6の鍔部6Cと接合されている。キャップ部材5は、例えば、金属あるいは金属と樹脂との複合材などから構成されている。キャップ部材5の内部にはキャップ部材5とダイヤフラム6とで仕切られるように基準圧力室8が形成されている。キャップ部材5には基準ガスを導入する導入口(図示略)が形成され、この導入口から基準ガスが導入され、基準圧力室8の内圧が制御される。
ダイヤフラム6の受圧部6Aにおいて基準圧力室8側は平滑面、例えば鏡面に加工され、シリコン酸化膜などの絶縁膜13とブリッジ回路15が形成されている。ブリッジ回路15は図示略の4つの歪ゲージにより構成され、各歪ゲージにはコネクタ用配線16a、16b、16c、16dなどの配線16が接続されている。
このように電位差が生じると、配管12そのものをカソード防食することはできるものの、条件によってはダイヤフラム6がアノード側に分極される結果、ダイヤフラム6の薄肉の受圧部6Aが優先的に腐食される傾向となる。以上のような場合においてもダイヤフラム6の受圧部6Aは良好な耐食性を示す必要がある。
このダイヤフラム26はドーム部26Aの膨出側を上にして本体23の上面23bとの間に圧力室26aを構成するように本体23と蓋体25の間に挟持されている。
また、蓋体25の上面中央部にステム24を挿通するための貫通孔25aが形成され、ステム24がダイヤフラム26の上面中央部に接するように配置されている。
ダイヤフラムバルブ20はステム24の上下移動に応じて第1流路21と第2流路22の連通と遮断を切り替えできるバルブとして使用できる。
また、上述のように強度に優れ、耐食性が良好であり、0点復帰性を良好とした二相ステンレス鋼からなる金属弾性素子は、センサー用途以外の薄板材一般に広く適用できることは勿論、細線などに適用することも可能である。
また、図1〜図4に示す実施形態では図面を見易くするためにダイヤフラム各部の縮尺や形状を適宜調整して描いているので、本発明に係るダイヤフラムが図示した形状に拘束されないのは勿論である。
この水冷後の鍛造材に冷間加工を施し、φ14mmの丸棒サンプルを得た。
次に、この丸棒サンプルを厚さ5mmに輪切りした後、断面に鏡面研磨を行った。
これらの配向度は、これらのサンプルから平底の皿形のダイヤフラム(全体外径13mm、薄肉部内径5mm、薄肉部厚さ0.16〜0.18mm)を切削加工により切り出し、皿形ダイヤフラムの底面を研磨して観察面とし、それぞれの極点図を求めて算出した。皿形ダイヤフラムの底面は棒状サンプルの中心軸と直交する面であり、この面を観察面とした。
なお、N含有量0.20質量%のダイヤフラム試料を上述の実施例1の製造手順と同等の製造手順で作製し、<110>αと<111>γの配向度を求めた結果を表3に併せて示す。この試料の組成比は、質量%でCr:24.8%、Mo:2.76%、Ni:6.9%、N:0.20%、Mn:0.63%、S:0.001%、C:0.001%、残部Fe及び不可避不純物である。
このことから、皿形ダイヤフラムの底面の厚さ方向と平行に<111>γ+<110>αを配向させた繊維集合組織が形成されていることが明らかとなった。
また、実施例1の試料の耐力は1500MPa以上であるが、粗研磨後のサンプルの応力集中部に発生する応力は有限要素法により計算すると919〜1120MPa相当となる。なお、このように応力範囲が生じるのは、試料作成時のバラツキにより試料のサイズが多少バラツキを生じるとして、そのバラツキを製造時の寸法規格の最大値と最小値の範囲に納まると仮定したために生じる範囲である。従って、各例の試料には耐力の61%〜75%に相当する負荷が作用していることとなる。
このため、1400〜1750MPaの範囲の耐力を示す二相ステンレス鋼の試料においては、52〜80%の範囲の負荷が作用することとなる。
図5に示す残留変位の結果からわかるように、比較例1のサンプルでは残留変位が0.7〜1.9μmの範囲の大きなバラツキを生じるのに対し、実施例1のサンプルでは残留変位の値が0.3〜0.7μmの小さい範囲に収まり、残留変位が小さくバラツキも少ないことが判明した。
また、金属弾性素子を構成する二相ステンレス鋼の金属組織の違いが残留変位の平均値とバラツキに影響を及ぼしていることがわかる。実施例1の結果では残留変位の平均値が0.5μmであり、標準偏差が0.20μm、比較例1の結果では残留変位の平均値が1.3μmであり、標準偏差が0.55μmであった。
この比較例インゴットを鍛造して1050℃で焼鈍後に水冷し、固溶化処理を施し、水冷後の鍛造材に冷間加工を施し、φ14mmの丸棒サンプルを得た。
この比較例の丸棒サンプルからJISZ2241に準拠する試験片を作製し、引張試験を行った。また、先の実施例1に相当するインゴットから同様の試験片を作製し、引張試験を行った。
これら引張試験の結果、実施例1の試料の引張強度は1514MPaであったが、比較例試料の引張強度は1410MPaであり、引張強度が約7%低下した。
この比較から、本実施例に係る組成比の二相ステンレス鋼にあっては、引張強度確保のためにNを0.06質量%超含有させることが必要であり、より好ましくは、0.07質量%以上のNを含有させることが必要であるとわかった。
Claims (3)
- Cr:24質量%以上26質量%以下、Mo:2.5質量%以上3.5質量%以下、Ni:5.5質量%以上7.5質量%以下、C:0.03質量%以下、N:0.06質量%超0.08質量%未満、残部Feおよび不可避不純物の組成を有する金属弾性素子であって、厚さ方向と平行に<111>γと<110>αが優先配向した繊維集合組織を有することを特徴とする金属弾性素子。
- 耐力に対し52〜80%の試験荷重を負荷した後、除荷後の残留変位が0.7μm以下とされたことを特徴とする請求項1に記載の金属弾性素子。
- 請求項1または請求項2に記載の金属弾性素子からなるダイヤフラム。
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