JP2019036654A - 減圧乾燥装置、基板処理装置および減圧乾燥方法 - Google Patents

減圧乾燥装置、基板処理装置および減圧乾燥方法 Download PDF

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Abstract

【課題】減圧乾燥装置において、より所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行う技術を提供することを目的とする。【解決手段】この減圧乾燥装置1は、チャンバ内に処理液が付着した基板を収容し、チャンバ内を減圧することにより、基板を乾燥させる。減圧乾燥装置1は、チャンバと、減圧排気部と、減圧排気の流量を調節するバルブ45と、目標データS61が設定される目標設定部61と、所定のバルブ開度毎に減圧排気によるチャンバ内の圧力と当該圧力への到達時間との関係を示すテーブルデータS62を取得するテーブルデータ取得部62と、テーブルデータS62と目標データS61とに基づいて減圧乾燥処理実行時のバルブ開度S63を決定する開度決定部63と、バルブ開度を制御する動作制御部64とを有する。これにより、装置の個体差や設置環境に拘わらず、より所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行うことができる。【選択図】図3

Description

本発明は、処理液が付着した基板を減圧乾燥する技術に関する。
従来、半導体ウエハ、液晶表示装置や有機EL(Electroluminescence)表示装置などのFPD(Flat Panel Display)用基板、フォトマスク用ガラス基板、カラーフィルタ用基板、記録ディスク用基板、太陽電池用基板、電子ペーパー用基板などの精密電子装置用基板の製造工程では、基板に塗布された処理液を乾燥させるために、減圧乾燥装置が使用される。このような減圧乾燥装置は、基板を収容するチャンバと、チャンバ内の気体を排出する排気装置とを有する。従来の減圧乾燥装置については、例えば、特許文献1に記載されている。
基板に塗布したフォトレジスト等の処理液を乾燥し、薄膜を形成させる場合、急激な減圧を行うと、突沸が発生する虞がある。突沸は、基板表面に塗布されたフォトレジスト中の溶剤成分が急激に蒸発することにより生じる。減圧乾燥処理中に突沸が生じると、フォトレジストの表面に小さな泡が形成される脱泡現象が生じる。そのため、減圧乾燥処理において、初期段階ではチャンバ内を急激に減圧せず、段階的に減圧を行う必要がある。
特開2006−261379号公報
チャンバ内の圧力を段階的に変更するためには、減圧速度を調節する必要がある。特許文献1に記載の減圧乾燥装置では、減圧処理中、チャンバ内の気体を排気しつつ、不活性ガスをチャンバ内に供給することにより、減圧速度を調節している。また、減圧速度を適切に調節するため、不活性ガスの供給源とチャンバとの間に複数段階に開度を変更できるバルブが設けられている。
また、チャンバ内の減圧速度を調節するその他の方法として、チャンバと排気装置との間に、複数段階に開度を変更できるバルブを設けて、チャンバからの排気量を調整してもよい。この場合、不活性ガスをチャンバ内に供給することなく、チャンバからの排気量を段階的に調整できる。
不活性ガスの供給量およびチャンバからの排気量のいずれを調整する場合であっても、所望の減圧速度で減圧処理を行うためには、上記バルブを、その減圧速度に応じた開度に設定する必要がある。しかしながら、同機種の減圧乾燥装置に対して同一のバルブ開度を設定した場合であっても、装置の個体差や設置環境の違い等により、減圧速度にばらつきが生じる。そのため、所望の減圧速度と現実の減圧速度との間に乖離が生じる場合があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、複数段階に開度を変更できるバルブを有する減圧乾燥装置において、より所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行うことができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、処理液が付着した基板を減圧乾燥する減圧乾燥装置であって、前記基板を収容するチャンバと、前記チャンバ内を減圧排気する減圧排気部と、前記チャンバと前記減圧排気部との間に介在し、バルブ開度により減圧排気の流量を調節するバルブと、処理期間ごとに、初期圧力値、目標圧力値および目標到達期間を含む目標データが設定される目標設定部と、所定の複数の前記バルブ開度のそれぞれについて、減圧排気による前記チャンバ内の圧力と前記圧力への到達時間との関係を示すテーブルデータを取得するテーブルデータ取得部と、前記テーブルデータと、前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する開度決定部と、前記減圧乾燥処理実行時に、前記開度決定部の決定に基づいて前記バルブ開度を制御する動作制御部と、を有する。
本願の第2発明は、第1発明の減圧乾燥装置であって、前記開度決定部は、前記テーブルデータから、それぞれの前記バルブ開度について、前記初期圧力値への前記到達時間である第1時間と、前記目標圧力値への前記到達時間である第2時間とを参照し、前記第2時間と前記第1時間との差分を算出し、前記差分と前記目標到達時間とが一致または近似する前記バルブ開度に基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定する。
本願の第3発明は、第2発明の減圧乾燥装置であって、前記開度決定部は、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がある場合、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定し、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がない場合、前記差分が前記目標到達時間よりも大きい前記バルブ開度であって、前記差分が前記目標到達時間に最も近似する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定する。
本願の第4発明は、第1発明ないし第3発明のいずれかの減圧乾燥装置であって、前記開度決定部は、前記処理期間を複数の小期間に分割し、前記小期間ごとに、前記テーブルデータと前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する。
本願の第5発明は、第1発明ないし第4発明のいずれかの減圧乾燥装置であって、
前記目標設定部において、連続する複数の前記目標データが入力される、減圧乾燥装置。
本願の第6発明は、第1発明ないし第5発明のいずれかの減圧乾燥装置であって、複数の前記バルブを有し、前記動作制御部は、複数の前記バルブの全てを同一の開度で動作させる。
本願の第7発明は、第1発明ないし第6発明のいずれかの減圧乾燥装置であって、前記バルブは、弁の角度を変えることによって開度を調節する。
本願の第8発明は、第1発明ないし第7発明のいずれかの減圧乾燥装置であって、複数の前記チャンバを有し、前記テーブルデータ取得部は、前記チャンバのそれぞれに対して、固有の前記テーブルデータを取得する。
本願の第9発明は、前記基板に対してレジスト液の塗布と現像を行う基板処理装置であって、露光処理前の前記基板に前記レジスト液を塗布する塗布部と、前記レジスト液が付着した前記基板を減圧乾燥する、第1発明ないし第8発明のいずれかに記載の減圧乾燥装置と、前記露光処理が施された前記基板に対して現像処理を行う現像部とを有する。
本願の第10発明は、処理液が付着した基板をチャンバ内に収容して前記チャンバ内を減圧することにより、前記基板を乾燥させる減圧乾燥方法であって、a)前記チャンバからの減圧排気の流量を調節するバルブの複数のバルブ開度のそれぞれについて、減圧排気による前記チャンバ内の圧力と前記圧力への到達時間との関係を示すテーブルデータを取得する学習工程と、b)初期圧力値、目標圧力値および目標到達時間を含む目標データを設定する設定工程と、c)前記工程a)および前記工程b)の後で、前記テーブルデータと、前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する開度決定工程と、d)前記工程c)における決定に基づいて、前記バルブ開度を調節する減圧乾燥工程と、を有する。
本願の第11発明は、第10発明の減圧乾燥方法であって、前記工程c)は、c1)前記テーブルデータから、それぞれの前記バルブ開度について、前記初期圧力値への前記到達時間である第1時間と、前記目標圧力値への前記到達時間である第2時間とを参照する工程と、c2)前記第2時間と前記第1時間との差分を算出する工程と、c3)前記差分と前記目標到達時間とが一致または近似する前記バルブ開度を、前記工程d)の減圧乾燥工程における前記バルブ開度に決定する工程と、を含む。
本願の第12発明は、第11発明の減圧乾燥方法であって、前記工程c3)において、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がある場合、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定し、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がない場合、前記差分が前記目標到達時間よりも大きい前記バルブ開度であって、前記差分が前記目標到達時間に最も近似する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定する。
本願の第13発明は、第10発明ないし第12発明のいずれかの減圧乾燥方法であって、前記工程c)において、前記処理期間を複数に分割した小期間ごとに、前記テーブルデータと前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する。
本願の第1発明から第13発明によれば、減圧乾燥装置において、より所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行うことができる。
第1実施形態に係る基板処理装置の構成を示した概略図である。 第1実施形態に係る減圧乾燥装置の構成を示した概略図である。 第1実施形態に係る減圧乾燥装置の電気的接続を示したブロック図である。 第1実施形態に係る減圧乾燥処理の流れを示したフローチャートである。 第1実施形態に係る学習工程における減圧排気時間と圧力値との関係の一例を示したグラフである。 第1実施形態に係るテーブルデータの一例を示したグラフである。 第1実施形態に係る目標減圧波形の一例を示した図である。 変形例に係る目標減圧波形の一例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.基板処理装置の構成>
図1は、第1実施形態に係る減圧乾燥装置1を備えた基板処理装置9の構成を示した概略図である。本実施形態の基板処理装置9は、矩形状の液晶表示装置用ガラス基板G(以下、基板Gと称する)に対して、レジスト液の塗布、露光、および露光後の現像を行う装置である。なお、基板Gの形状は矩形状に限られない。
基板処理装置9は、複数の処理部として、搬入部90、洗浄部91、デハイドベーク部92、塗布部93、減圧乾燥部としての減圧乾燥装置1、プリベーク部94、露光部95、現像部96、リンス部97、ポストベーク部98および搬出部99を有する。基板処理装置9の各処理部は、上記の順に互いに隣接して配置される。基板Gは、搬送機構(図示せず)により、破線矢印で示すように、処理の進行に従って各処理部へ上記の順に搬送される。
搬入部90は、基板処理装置9において処理される基板Gを、基板処理装置9内に搬入する。洗浄部91は、搬入部90へ搬入された基板Gを洗浄し、微細なパーティクルをはじめ、有機汚染や金属汚染、油脂、自然酸化膜等を除去する。デハイドベーク部92は、基板Gを加熱し、洗浄部91において基板Gに付着した洗浄液を気化させることによって、基板Gを乾燥させる。
塗布部93は、デハイドベーク部92で乾燥処理を行った後の基板Gに対して、その表面に処理液を塗布する。本実施形態の塗布部93では、基板Gの表面に、感光性を有するフォトレジスト液(以下、単にレジスト液と称する)を塗布する。そして、減圧乾燥装置1は、基板Gの表面に塗布された当該レジスト液の溶媒を減圧により蒸発させて、基板Gを乾燥させる。プリベーク部94は、減圧乾燥装置1において減圧乾燥処理が施された基板Gを加熱し、基板G表面のレジスト成分を固化させる加熱処理部である。これにより、基板Gの表面に処理液の薄膜、すなわちレジスト膜が形成される。
次に、露光部95は、レジスト膜が形成された基板Gの表面に対して、露光処理を行う。露光部95は、回路パターンが描画されたマスクを通して遠紫外線を照射し、レジスト膜にパターンを転写する。現像部96は、露光部95においてパターンが露光された基板Gを現像液に浸して、現像処理を行う。
リンス部97は、現像部96において現像処理した基板Gをリンス液ですすぐ。これにより、現像処理の進行を停止させる。ポストベーク部98は、基板Gを加熱し、リンス部97において基板Gに付着したリンス液を気化させることによって、基板Gを乾燥させる。基板処理装置9の各処理部において処理が施された基板Gは、搬出部99へ搬送される。そして、搬出部99から基板Gが基板処理装置9の外部へ搬出される。
なお、本実施形態の基板処理装置9は露光部95を有しているが、本発明の基板処理装置においては、露光部が省略されていてもよい。その場合、基板処理装置を、別体の露光装置と組み合わせて使用すればよい。
<1−2.減圧乾燥装置の構成>
図2は、本実施形態に係る減圧乾燥装置1の構成を示した概略図である。図3は、減圧乾燥装置1の電気的接続を示したブロック図である。減圧乾燥装置1は、上述の通り、レジスト液等の処理液が塗布された基板Gを減圧乾燥する装置である。図2に示すように、減圧乾燥装置1は、チャンバ20、排気ポンプ30、配管部40、不活性ガス供給部50、制御部60および入力部70を有する。
チャンバ20は、ベース部21および蓋部22を有する。ベース部21は、略水平に拡がる板状の部材である。蓋部22は、ベース部21の上方を覆う有蓋筒状の部材である。ベース部21および蓋部22により構成される筐体の内部には、基板Gが収容される。また、蓋部22の下端部には、シール材221が備えられている。これにより、ベース部21と蓋部22との接触箇所における、チャンバ20の内部と外部との連通が遮断される。
ベース部21には、排気口23が設けられている。これにより、チャンバ20内の気体を、排気口23を介してチャンバ20外へ排出できる。本実施形態のチャンバ20には、4つの排気口23が設けられている。図2には、4つの排気口23のうち2つの排気口23のみが図示されている。なお、チャンバ20に設けられる排気口23の数は1つ〜3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。
チャンバ20の内部には、支持機構24が設けられている。支持機構24は、支持板241、複数の支持ピン242および支持柱243を有する。支持板241は、略水平に拡がる板状の部材である。支持板241は、複数の支持ピン242を保持する。複数の支持ピン242は、その上端に基板Gが載置され、基板Gを裏面から支持する。支持ピン242はそれぞれ、支持板241から上方へ延びる。複数の支持ピン242は、水平方向に分散して配置される。これにより、基板Gが安定的に支持される。支持柱243は、支持板241を支える部材である。支持柱243の下端部は、ベース部21に固定されている。
また、チャンバ20には、チャンバ20内の圧力を測定する圧力センサ25が設けられている。本実施形態の圧力センサ25は、ベース部21に設けられているが、配管部40の後述する個別配管41または第1共有配管42に、圧力センサが設けられてもよい。
排気ポンプ30は、チャンバ20内の気体を排出するポンプである。排気ポンプ30は、配管部40を介してチャンバ20の排気口23と接続されている。これにより、排気ポンプ30が駆動すると、排気口23および配管部40を介してチャンバ20内の気体が減圧乾燥装置1の外部へと排出される。この排気ポンプ30は、一定の出力で駆動することによって、チャンバ20内を減圧排気する。チャンバ20からの排気速度の調節は、後述するバルブ45によって行われる。
配管部40は、4つの個別配管41、第1共有配管42、第2共有配管43および2つの分岐配管44を有する。個別配管41はそれぞれ、上流側の端部が排気口23に接続され、下流側の端部が第1共有配管42に接続される。なお本実施形態では、2つの個別配管41の下流側の端部が第1共有配管42の一端に接続され、他の2つの個別配管41の下流側の端部が第1共有配管42の他端に接続される。
第2共有配管43は、下流側の端部が排気ポンプ30に接続される。2つの分岐配管44はそれぞれ、上流側の端部が第1共有配管42の管路途中に接続され、下流側の端部が第2共有配管43の上流側の端部に接続される。これにより、チャンバ20の内部と排気ポンプ30とは、4つの排気口23、4つの個別配管41、第1共有配管42、2つの分岐配管44および第2共有配管43を介して連通する。
分岐配管44にはそれぞれ、バルブ45が介挿されている。バルブ45は、チャンバ20と排気ポンプ30との間に介在し、減圧排気の流量を調節する。本実施形態のバルブ45は、弁の角度を変えることによってバルブ開度を調節するバタフライバルブである。なお、本実施形態ではバルブ45にバタフライバルブが用いられているが、バルブ開度により減圧排気の流量を調節することができるバルブであればグローブバルブ(玉型弁)や、その他のバルブが用いられてもよい。
また、本実施形態では、2つのバルブ45は、同じバルブ開度で動作する。すなわち、制御部60がバルブ45のバルブ開度を20°と設定すると、2つのバルブ45のバルブ開度がともに20°に調節される。
不活性ガス供給部50は、チャンバ20内に不活性ガスを供給する。不活性ガス供給部50は、不活性ガス供給配管51および開閉弁52を有する。不活性ガス供給配管51は、一端がチャンバ20の内部空間に接続し、他端が不活性ガス供給源53に接続する。本実施形態の不活性ガス供給源53は、不活性ガスとして、乾燥した窒素ガスを供給する。本実施形態の不活性ガス供給源53は、減圧乾燥装置1の装置外に配置される工場ユーティリティである。なお、減圧乾燥装置1が不活性ガス供給源53を有していてもよい。
開閉弁52は、不活性ガス供給配管51に介挿されている。このため、開閉弁52が開放されると、不活性ガス供給源52からチャンバ20内へ不活性ガスが供給される。また、開閉弁52が閉鎖されると、不活性ガス供給源52からチャンバ20への不活性ガスの供給が停止する。
なお、不活性ガス供給部50は、窒素ガスに代えて、アルゴンガス等の他の乾燥した不活性ガスを供給するものであってもよい。
制御部60は、減圧乾燥装置1の各部を制御する。図2中に概念的に示したように、制御部60は、CPU等の演算処理部601、RAM等のメモリ602およびハードディスクドライブ等の記憶部603を有するコンピュータにより構成されている。また、制御部60は、圧力センサ25、排気ポンプ30、2つのバルブ45、開閉弁52および入力部70と、それぞれ電気的に接続されている。
制御部60は、記憶部603に記憶されたコンピュータプログラムやデータを、メモリ602に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムおよびデータに基づいて、演算処理部601が演算処理を行うことにより、減圧乾燥装置1内の各部の動作を制御する。これにより、減圧乾燥装置1における減圧乾燥処理が実行される。なお、制御部60は、減圧乾燥装置1のみを制御するものであってもよいし、基板処理装置9の全体を制御するものであってもよい。
図3に示すように、制御部60は、CPUによるプログラム処理によってソフトウェア的に実現される機能処理部として、目標設定部61、テーブルデータ取得部62、開度決定部63および動作制御部64を有する。
目標設定部61には、入力部70からレシピS70が入力される。レシピS70は、減圧乾燥処理を行う際に、目標とすべき圧力変化を示すものである。目標設定部61は、レシピS70に基づいて、1つまたは連続する複数の期間について、それぞれ、初期圧力値、目標圧力値および目標到達期間を含む目標データS61を設定する。
テーブルデータ取得部62は、後述する学習工程(ステップST100)において圧力センサ25から入力された圧力値S25に基づいて、テーブルデータS62を取得する。テーブルデータS62は、複数の学習開度のそれぞれについて、減圧排気によるチャンバ20内の圧力と、当該圧力への到達時間との関係を示す。なお、学習開度とは、学習工程において減圧排気を行うときのバルブ45の所定の開度である。
開度決定部63は、目標データS61と、テーブルデータS62とに基づいて、減圧乾燥処理実行時のバルブ45の開度である実行開度S63を決定する。開度決定部63は、テーブルデータS62から、それぞれの学習開度について、初期圧力値への到達時間である第1時間と、目標圧力値への到達時間である第2時間とを参照し、第2時間から第1時間を引いた差分を算出する。そして、開度決定部63は、差分と目標到達時間とが一致するまたは近似する学習開度に基づいて、減圧乾燥処理実行時のバルブ45の開度である実行開度S63を決定する。
動作制御部64は、排気ポンプ30、バルブ45および開閉弁52を含む減圧乾燥装置1内の各部の動作を制御する。
入力部70は、ユーザがレシピS70を入力するための入力手段である。本実施形態の入力部70は、基板処理装置9に設けられた入力パネルであるが、入力部70は、その他の形態の入力手段(例えば、キーボードやマウスなど)であってもよい。レシピS70が入力部70へ入力されると、当該データは制御部60へと取り込まれる。
<1−3.減圧乾燥処理の流れ>
続いて、この減圧乾燥装置1における減圧乾燥処理について、図4〜図7を参照しつつ説明する。図4は、減圧乾燥装置1における減圧乾燥処理の流れを示したフローチャートである。図5は、学習工程における減圧排気時間と、圧力値S25との関係を示した波形の一例のグラフである。図6は、テーブルデータの一例の一部の抜粋を示した図である。図7は、目標減圧波形Rの一例を示した図である。
図4に示すように、減圧乾燥装置1は、はじめに学習工程を行う(ステップST101)。学習工程において、動作制御部64は、チャンバ20の内部に基板Gを収容しない状態で、複数の学習開度のそれぞれについて、チャンバ20内の減圧排気を行う。そして、テーブルデータ取得部62は、チャンバ20内の圧力変化を監視することにより、テーブルデータS62を取得する。
ステップST101の学習工程では、具体的には、大気開放によりチャンバ20内の圧力を大気圧である100,000[Pa]にした後、排気ポンプ30を駆動させるとともに、所定の開度にバルブ45を開放する。そして、バルブ45の開放後所定の時間が経過するまで、圧力センサ25によりチャンバ20内の圧力変化を計測する。そして、テーブルデータ取得部62は、圧力センサ25の計測した圧力値S25の変化を監視し、圧力値S25が所定の複数の圧力値に達する度に、減圧排気開始からの到達時間を記録する。このような圧力計測を予め決められたバルブ開度毎に行うことにより、テーブルデータ取得部62は、例えば図6に示すようなテーブルデータS62を取得する。テーブルデータ取得部62の取得したテーブルデータS62は、記憶部603内に保持される。
本実施形態では、複数の学習開度は、3°〜10°の間は0.5°間隔、10°〜30°の間は1°間隔、そして、30°〜90°の間は10°間隔となるように設定される。すなわち、学習開度が大きくなるにつれて、間隔が大きくなるように学習開度が設定される。具体的には、学習開度は、3.0°、3.5°、4.0°、4.5°、5.0°、5.5°、6.0°、6.5°、7.0°、7.5°、8.0°、8.5°、9.0°、9.5°、10°、11°、12°、13°、14°、15°、16°、17°、18°、19°、20°、21°、22°、23°、24°、25°、26°、27°、28°、29°、30°、40°、50°、60°、70°、80°および90°である。
また、本実施形態では、テーブルデータS62に、圧力値S25が99000Pa〜10000Paの間は1000Pa間隔、10000Pa〜1000Paの間は100Pa間隔、1000Pa〜100Paの間は10Pa間隔、そして、100Pa〜100Paの間は1Pa間隔で、各圧力値S25への到達時間を記録する。このように、圧力値が小さくなるほど、到達時間を記録する圧力値S25の間隔を小さくしている。
本実施形態では、ステップST101の学習工程を行った後、基板Gの減圧乾燥処理が進められる。まず、レシピS70が入力部70へ入力される(ステップST102)。レシピS70は、具体的には、処理期間毎に、目標圧力値および目標到達時間の情報を有する。レシピS70により構成される目標減圧波形Rの一例が、図7に示されている。
次に、チャンバ20内に基板Gが搬入される(ステップST103)。ステップST103では、バルブ45および開閉弁52が閉鎖された状態で、チャンバ20の蓋部22をチャンバ開閉機構(図示せず)により上昇させる。これにより、チャンバ20が開放される。そして、処理液(レジスト液)が塗布された基板Gがチャンバ20内へ搬入され、支持ピン242上に載置される。その後、チャンバ開閉機構により蓋部22を下降させる。これにより、チャンバ20が閉鎖されて、チャンバ20内に基板Gが収容される。
本実施形態では、ステップST102の入力工程の後でステップST103の基板の搬入工程が行われるが、ステップST102とステップST103の順番は逆であってもよい。
続いて、ステップST102において入力されたレシピS70に基づいて、目標設定部61が、各処理期間T1,T2,T3について、それぞれ、初期圧力値、目標圧力値および目標到達時間を含む目標データS61を設定する(ステップST104)。
例えば、図7の例の目標減圧波形Rを達成するためには、目標設定部61は、第1処理期間T1の初期圧力値を100,000Pa、目標圧力値を10,000Pa、目標到達時間を20sec(秒)に設定する。また、目標設定部61は、第2処理期間T2の初期圧力値を10,000Pa、目標圧力値を20Pa、目標到達時間を20secに設定する。そして、目標設定部61は、第2処理期間T2終了後の第3処理期間T3を、不活性ガスパージによりチャンバ20内の圧力を大気圧まで戻すパージモードに設定する。図7の例の目標減圧波形Rのように、段階的に減圧を行うことにより、基板Gの表面に塗布された処理液が突沸するのが抑制される。
その後、開度決定部63は、テーブルデータS62と、目標データS61とに基づいて、減圧乾燥処理実行時のバルブ45の開度である実行開度を決定する(ステップST105)。
1回目のステップST105では、例えば、図7の例の目標減圧波形Rの第1処理期間T1および第2処理期間T2における実行開度を決定する。このため、まず、開度決定部63はテーブルデータS62を参照する。
第1処理期間T1では、初期状態である100,000Paから20secで目標圧力値10,000Paまで減圧を行う。開度決定部63は、各学習開度について、初期圧力値100,000Paへの到達時間である第1時間を目標圧力値10,000Paへの到達時間である第2時間から引いた差分を算出する。なお、この場合、学習工程における初期状態は100,000Paであるから、初期圧力値100,000Paへの到達時間である第1時間は、0secである。このため、目標圧力値10,000Paへの到達時間である第2時間と、差分とが一致する。
開度決定部63は、テーブルデータS62において、差分と目標到達時間20secとが一致または近似する学習開度に基づいて減圧乾燥処理実行時のバルブ開度である実行開度を決定する。
具体的には、本実施形態の開度決定部63は、差分と目標到達時間とが一致する学習開度がある場合、差分と目標到達時間とが一致する学習開度を、実行開度に決定する。また、開度決定部63は、差分と目標到達時間とが一致する学習開度がない場合、差分が目標到達時間よりも大きい学習開度であって、差分が目標到達時間に最も近似する学習開度を実行開度に決定する。
差分が目標到達時間よりも小さい学習開度を実行開度とすると、チャンバ20内の圧力が目標減圧波形Rよりも低くなる可能性が高い。一度チャンバ20内の圧力が目標圧力値よりも低くなってしまうと、バルブ45の開閉制御のみでチャンバ20内の圧力を再度上昇させることは難しい。このため、本実施形態のように、差分と目標到達時間とが一致する、または差分が目標到達時間よりも大きい学習開度を実行開度とすることが好ましい。
図6のテーブルデータS62では、学習開度が学習開度6.5°における第2時間および差分は20.2secであり、学習開度7.0°における第2時間および差分は17.9secである。このため、開度決定部63は、第1処理期間T1における実行開度を6.5°に決定する。
なお、開度決定部63は、差分が目標到達時間に近似する2つの学習開度6.5°および7.0°に基づいて、実行開度を算出してもよい。その場合、例えば、目標到達時間と各学習開度における差分との差に基づいて重み付けを行い、実行開度を算出する。
続いて、開度決定部63は、第2処理期間T2におけるバルブ45の実行開度を決定する。なお、本実施形態では、第2処理期間T2における実行開度は、2回目の目標設定工程(ステップST104)において再設定される。このため、目標設定工程(ステップST104)では、直後に行われる処理期間のみについてバルブ45の実行開度を設定するようにしてもよい。
第2処理期間T2では、初期圧力値10,000Paから20secで目標圧力値20Paまで減圧を行う。開度決定部63は、各学習開度について、初期圧力値10,000Paへの到達時間である第1時間を目標圧力値20Paへの到達時間である第2時間から引いた差分を算出する。そして、開度決定部63は、テーブルデータS62において、差分と目標到達時間20secとが一致または近似する学習開度に基づいて実行開度を決定する。
図6のテーブルデータS62では学習開度13°における第1時間は6.7sec、第2時間は28.3sec、差分は21.6secであり、学習開度14°における第1時間は6.4sec、第2時間は25.6sec、差分は19.2secである。このため、開度決定部63は、第2処理期間T2の実行開度を13°に決定する。
ステップST105において実行開度が決定すると、次に、所定の期間、動作制御部64が各部を制御し、減圧乾燥処理が行われる(ステップST106)。本実施形態では、ステップST106において、処理期間T1,T2,T3のうちの1つの期間の減圧乾燥処理が行われる。このため、1回目のステップST106では、第1処理期間T1(20sec)の減圧乾燥処理が行われる。
そして、減圧乾燥処理が所定の期間行われた後に、制御部60は、減圧乾燥処理が全て完了したか否かを判断する(ステップST107)。具体的には、制御部60は、残存する処理期間があるか否かを判断し、残存する処理期間があれば減圧乾燥処理が完了していないと判断し、残存する処理期間があれば減圧乾燥処理が全て完了したと判断する。本実施形態では、直前のステップST106で行われた減圧乾燥処理が第1処理期間T1または第2処理期間T2であれば、減圧乾燥処理が完了していないと判断する。一方、直前のステップST106で行われた減圧乾燥処理が第3処理期間T3であれば、減圧乾燥処理が全て完了したと判断する。
ステップST107において、減圧乾燥処理がまだ完了していないと判断すると、制御部60は、ステップST104へと戻る。
2回目以降の目標設定工程(ステップST104)では、次に行われる処理期間の初期圧力値を、圧力センサ25から入力される現在の圧力値S25とし、バルブ開度決定工程(ステップST105)において次の処理期間における実行開度が再度決定される。
例えば、2回目の目標設定工程(ステップST104)において、1回目の減圧乾燥工程(ステップST106)において目標圧力値10,000Paとならず、現在の圧力値S25が11,000Paとなる場合がある。この場合、目標設定部61が、次の処理期間である第2処理期間の初期圧力値を現在の圧力値S25である11,000Paに変更する。上述のように、バルブ開度決定工程(ステップST105)において、差分が目標到達時間と一致しない学習開度を実行開度に決定した場合は特に、このように次の処理期間の初期設定値を設定し直すことが好ましい。
そして、開度決定部63が、新しい初期圧力値に基づいて第2処理期間の実行開度を決定する(ステップST105)。具体的には、開度決定部63は、各学習開度について、初期圧力値11,000Paへの到達時間である第1時間を目標圧力値20Paへの到達時間である第2時間から引いた差分を算出する。そして、開度決定部63は、テーブルデータS62において、差分と目標到達時間20secとが一致または近似する学習開度に基づいて実行開度を決定する。
図6のテーブルデータS62では学習開度13°における第1時間は6.5sec、第2時間は28.3sec、差分は21.8secであり、学習開度14°における第1時間は6.3sec、第2時間は25.6sec、差分は19.3secである。このため、開度決定部63は、第2処理期間T2の実行開度を13°に決定する。
このように実行開度を再度決定すれば、直前に行われた減圧乾燥処理工程(ステップST106)の終了時の圧力値S25が、次に行われる処理期間の初期圧力値と異なっていた場合であっても、その後の減圧乾燥処理を適切に行うことができる。特に、本実施形態では、上述の通り、目標設定工程(ステップST104)において差分と目標到達時間よりも大きい学習開度を実行開度に決定する場合がある。したがって、現在の圧力値S25が次に行われる処理期間の初期圧力値よりも大きくなる場合があるため、実行開度を再度決定することが好ましい。なお、直前に行われた減圧乾燥処理工程(ステップST106)の終了時の圧力値S25と、次に行われる処理期間の初期圧力値との誤差が僅かである場合は、当該目標設定工程(ステップST104)を省略してもよい。
ステップST104において次の処理期間における実行開度が決定すると、当該実行開度に基づいて、動作制御部64が各部を制御し、減圧乾燥処理を行う(ステップST106)。そして、再び、制御部60が、減圧乾燥処理が全て完了したか否かを判断する(ステップST107)。
第2処理期間T2の完了後、ステップST107において、減圧乾燥処理がまだ完了していないと判断すると、制御部60は、ステップST104へと戻る。
第3処理期間T3では、チャンバ20内の気圧を大気圧まで上昇させる。このため、3回目のステップST104およびステップST105において、目標データS61の設定および実行開度の決定はなされない。
第3処理期間T3に当たる3回目の減圧乾燥工程(ステップST106)では、動作制御部64はバルブ45を閉鎖し、チャンバ20内からの排気を停止する。そして、開閉弁52を開放し、不活性ガス供給源52からチャンバ20内への不活性ガスのパージを行う。これにより、チャンバ20内の気圧を大気圧まで上昇させる。チャンバ20内の圧力が大気圧となったら、開閉弁52が閉鎖される。これにより、減圧乾燥工程が全て完了する。
第3処理期間T3の完了後、ステップST107において、減圧乾燥処理が全て完了したと判断すると、制御部60は、ステップST108へと進む。
そして、チャンバ20から基板Gが搬出される(ステップST108)。ステップST108では、ステップST103と同様、バルブ45および開閉弁52が閉鎖された状態で、チャンバ20の蓋部22をチャンバ開閉機構により上昇させる。これにより、チャンバ20が開放される。そして、減圧乾燥処理が施された基板Gがチャンバ20外へと搬出される。
減圧乾燥装置1の設置環境が異なると、バルブ45の開度が同一であっても、チャンバ20内の減圧速度がそれぞれ異なる。そのため、減圧乾燥装置1の設置環境により、所望の減圧速度と現実の減圧速度との間に乖離が生じる虞がある。
この減圧乾燥装置1では、ステップST104〜ステップST107で行われる基板Gの減圧乾燥処理の前にステップST101の学習工程が行われる。これにより、減圧乾燥装置1が基板Gの減圧乾燥処理を行う際と同じ設置環境の下で、テーブルデータS62が取得される。当該テーブルデータS62に基づいて減圧乾燥処理を行うことにより、所望の減圧速度と現実の減圧速度との間に乖離が生じるのが抑制できる。すなわち、より所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行うことができる。
所望の減圧速度で減圧処理を行うために、従来はPID制御が行われていた。しかしながら、大気圧から減圧を行う場合、PID制御を用いると、バルブ45の角度変動に対して真空圧力変動が激しいため、大きくハンチングして制御しきれないという問題が生じる。このため、大気圧から減圧を行う場合、本発明のように、予め行った学習工程(ST101)の結果を用いることにより、このような問題が生じることを抑制できる。なお、減圧がある程度進み、圧力が一定以下となれば、本発明の手法と、PID制御などの従来のフィードバック制御を組み合わせて実行開度S63を変更してもよい。
なお、ステップST101の学習工程は、ステップST102〜ステップST105で行われる基板Gの減圧乾燥処理毎に行われなくてもよい。当該学習工程は、減圧乾燥装置1の設置や移設の際に行われたり、定期的なメンテナンス時に行われたりするものであってもよい。
また、同一設計により製造される複数の減圧乾燥装置1であっても、製造誤差等により、同じバルブ45の開度で減圧乾燥処理を行っても、各減圧乾燥装置1におけるチャンバ20内の減圧速度にはばらつきが存在する。本実施形態のように、各減圧乾燥装置1において減圧乾燥処理前にテーブルデータS62を取得することにより、減圧乾燥装置1の個体差に起因して所望の減圧速度と現実の減圧速度との間に乖離が生じるのが抑制できる。すなわち、より所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行うことができる。
このように、本実施形態の減圧乾燥装置1によれば、装置の個体差や設置環境に拘わらず、目標減圧波形Rの各期間において所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行うことができる。これにより、レジスト液の突沸が抑制され、平滑なレジスト膜を得ることができる。
なお、本実施形態では、目標設定工程(ステップST104)において、開度決定部63が不適切な実行開度S63を決定するのを防止するため、テーブルデータS62中において参照するテスト開度を制限する。具体的には、予め、初期圧力値または目標圧力値が属する複数の範囲と、参照するテスト開度の範囲との組み合わせを準備しておく。そして、目標設定工程(ステップST104)において、初期圧力値または目標圧力値が属する範囲に対応するテスト開度の範囲のみを参照して、実行開度S63が決定される。
図5には、テスト開度60°の波形と、テスト開度90°の波形とがほぼ重なって示されている。図6には、例えば10,000Paへの到達時間がテスト開度23°以上において互いに近似していることがわかる。このように、近似した波形が複数ある場合、目標設定工程(ステップST104)において不適切に大きな実行開度S63が設定されるおそれがある。
また、理論的には、テスト開度が大きい程、所定の圧力値S25への到達時間が小さくなる。しかしながら、図6においてテスト開度23°以上における10,000Paへの到達時間を参照すると、かならずしもテスト開度が大きい程10,000Paへの到達時間が小さくなっていない箇所がある。このように、学習工程(ステップST101)における減圧乾燥装置1周辺の状態の変化や、計測誤差等によって、得られるテーブルデータS62にも誤差が生じている。このような誤差に起因して目標設定工程(ステップST104)において不適切に大きな実行開度S63が設定されるおそれもある。
本実施形態では、このような理由によって開度決定部63が不適切な実行開度S63を決定するのを防止するため、目標設定工程(ステップST104)において、テーブルデータS62中において参照するテスト開度を制限している。本実施形態では、開度決定部63は、例えば、目標圧力値を10,000Paとする処理期間については、目標設定工程(ステップST104)において、参照するテスト開度を23°以下に制限する。このようにすれば、不適切に大きい実行開度S63が決定されるのを抑制できる。
<2.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形実施されてもよい。
図8は、変形例に係る目標減圧波形Rの一例を示した図である。図8の例の目標減圧波形Rは、上記の実施形態の目標減圧波形Rと同じレシピS70を示したものである。図8の例では、制御部60は、処理期間T1,T2を複数の小期間T11〜T13,T21〜T27に分割する。そして、ステップST106における減圧乾燥工程(ステップST106)を、小期間T11〜T13,T21〜T27ごとに行う。すなわち、バルブ開度決定工程(ステップST105)において、開度決定部63は、小期間T11〜T13,T21〜T27ごとに、テーブルデータS62と目標データS61とに基づいて、実行開度S63を決定する。
図5と図8とを比較すると、図8に示す目標減圧波形Rが直線的であるのに対して、図5に示すバルブ開度を一定のテスト開度に維持したまま減圧排気をした場合の波形は曲線的な部分が見られる。このため、各処理期間において初期圧力値、目標圧力値および目標到達時間が一致するテスト開度を実行開度として選択した場合であっても、減圧乾燥処理における減圧波形が曲線的に推移し、目標減圧波形Rと一致しない部分が生じる場合がある。そこで、図8の例のように、小期間ごとに実行開度S63を決定することにより、減圧乾燥処理における減圧波形を、より目標減圧波形Rに近似できる。すなわち、より所望の減圧速度に近い減圧速度で減圧処理を行うことができる。
図8の例では、第1処理期間T1は、小期間T11(10sec)および小期間T12,T13(5sec)に分割される。また、第2処理期間T2は、小期間T21,T22(5sec)および小期間T23〜T27(2sec)に分割される。
図6に示すように、初期状態の大気圧100,000Paから減圧排気を行う場合、チャンバ20内の圧力が下がり始めるまでに若干の時間(図5および図6の例では、テスト開度8°以上で1.7sec〜2.5sec程度)がかかる。このため、最初の小期間T11は、5sec以上とすることが好ましい。
続いて行われる小期間T12,T13および小期間T21,T22は、最初の小期間T11(10sec)よりも短い期間(5sec)で行われる。これにより、減圧乾燥処理における減圧波形を、より目標減圧波形Rに近似できる。
小期間T23〜T27は、それ以前の小期間T12,T13および小期間T21,T22(5sec)よりもさらに短い期間(2sec)で行われる。
レジストや溶剤の種類にもよるが、チャンバ20内の圧力が一定(例えば600Pa)以下となると、レジストや溶剤の蒸発が始まる。その場合、レジストや溶剤の蒸気が発生することにより、チャンバ20内の圧力が低下しにくくなり、チャンバ20内の減圧波形が目標減圧波形Rと一致しにくくなる。このため、チャンバ20内の圧力が一定以下となる小期間T23〜T27では、それ以前の小期間T12,T13および小期間T21,T22よりも短い期間とし、チャンバ20内の圧力値S25をフィードバックして実行開度S63を決定することが好ましい。
なお、レジストや溶剤の蒸発が始まる圧力に達した場合、PID制御などの従来のフィードバック制御を組み合わせて実行開度S63を随時変更するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、減圧乾燥装置が1つのチャンバのみを有していたが、本発明はこれに限られない。減圧乾燥装置は、複数のチャンバと、チャンバのそれぞれに接続する複数の配管部を有していてもよい。その場合、制御部は、複数のチャンバのそれぞれに対して、固有の減圧曲線データを取得することが好ましい。これにより、チャンバごとの固有の圧力変化特性に対応して、目標減圧波形により近い減圧波形を実現できる。
また、上記の実施形態では、配管部がバルブを2つ有していたが、配管部に備えられるバルブは1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。
また、上記の実施形態の減圧乾燥装置は、基板処理装置の一部であったが、本発明の減圧乾燥装置は、他の処理部とともに設置されない独立した装置であってもよい。また、上記の実施形態の減圧乾燥装置は、レジスト液が付着した基板を乾燥させるものであったが、本発明の減圧乾燥装置は、その他の処理液が付着した基板を乾燥させるものであってもよい。
また、上記の実施形態の減圧乾燥装置は、液晶表示装置用ガラス基板を処理対象としていたが、本発明の減圧乾燥装置は、有機EL(Electroluminescence)表示装置などの他のFPD(Flat Panel Display)用基板、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、カラーフィルタ用基板、記録ディスク用基板、太陽電池用基板などの他の精密電子装置用基板を処理対象とするものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 減圧乾燥装置
9 基板処理装置
20 チャンバ
25 圧力センサ
30 排気ポンプ
40 配管部
50 不活性ガス供給部
60 制御部
61 目標設定部
62 テーブルデータ取得部
63 開度決定部
64 動作制御部
70 入力部
S25 圧力値
S61 目標データ
S62 テーブルデータ
S63 実行開度
S70 レシピ
T1,T2,T3 処理期間
T11,T12,T13,T21,T22,T23,T24,T25,T26,T27 小期間

Claims (13)

  1. 処理液が付着した基板を減圧乾燥する減圧乾燥装置であって、
    前記基板を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内を減圧排気する減圧排気部と、
    前記チャンバと前記減圧排気部との間に介在し、バルブ開度により減圧排気の流量を調節するバルブと、
    処理期間ごとに、初期圧力値、目標圧力値および目標到達期間を含む目標データが設定される目標設定部と、
    所定の複数の前記バルブ開度のそれぞれについて、減圧排気による前記チャンバ内の圧力と前記圧力への到達時間との関係を示すテーブルデータを取得するテーブルデータ取得部と、
    前記テーブルデータと、前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する開度決定部と、
    前記減圧乾燥処理実行時に、前記開度決定部の決定に基づいて前記バルブ開度を制御する動作制御部と、
    を有する、減圧乾燥装置。
  2. 請求項1に記載の減圧乾燥装置であって、
    前記開度決定部は、
    前記テーブルデータから、それぞれの前記バルブ開度について、前記初期圧力値への前記到達時間である第1時間と、前記目標圧力値への前記到達時間である第2時間とを参照し、前記第2時間と前記第1時間との差分を算出し、
    前記差分と前記目標到達時間とが一致または近似する前記バルブ開度に基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定する、減圧乾燥装置。
  3. 請求項2に記載の減圧乾燥装置であって、
    前記開度決定部は、
    前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がある場合、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定し、
    前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がない場合、前記差分が前記目標到達時間よりも大きい前記バルブ開度であって、前記差分が前記目標到達時間に最も近似する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定する、減圧乾燥装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の減圧乾燥装置であって、
    前記開度決定部は、
    前記処理期間を複数の小期間に分割し、
    前記小期間ごとに、前記テーブルデータと前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する、減圧乾燥装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の減圧乾燥装置であって、
    前記目標設定部において、連続する複数の前記目標データが入力される、減圧乾燥装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の減圧乾燥装置であって、
    複数の前記バルブを有し、
    前記動作制御部は、複数の前記バルブの全てを同一の開度で動作させる、減圧乾燥装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の減圧乾燥装置であって、
    前記バルブは、弁の角度を変えることによって開度を調節する、減圧乾燥装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の減圧乾燥装置であって、
    複数の前記チャンバを有し、
    前記テーブルデータ取得部は、前記チャンバのそれぞれに対して、固有の前記テーブルデータを取得する、減圧乾燥装置。
  9. 前記基板に対してレジスト液の塗布と現像を行う基板処理装置であって、
    露光処理前の前記基板に前記レジスト液を塗布する塗布部と、
    前記レジスト液が付着した前記基板を減圧乾燥する、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の減圧乾燥装置と、
    前記露光処理が施された前記基板に対して現像処理を行う現像部と
    を有する、基板処理装置。
  10. 処理液が付着した基板をチャンバ内に収容して前記チャンバ内を減圧することにより、前記基板を乾燥させる減圧乾燥方法であって、
    a)前記チャンバからの減圧排気の流量を調節するバルブの複数のバルブ開度のそれぞれについて、減圧排気による前記チャンバ内の圧力と前記圧力への到達時間との関係を示すテーブルデータを取得する学習工程と、
    b)初期圧力値、目標圧力値および目標到達時間を含む目標データを設定する設定工程と、
    c)前記工程a)および前記工程b)の後で、前記テーブルデータと、前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する開度決定工程と、
    d)前記工程c)における決定に基づいて、前記バルブ開度を調節する減圧乾燥工程と、
    を有する、減圧乾燥方法。
  11. 請求項10に記載の減圧乾燥方法であって、
    前記工程c)は、
    c1)前記テーブルデータから、それぞれの前記バルブ開度について、前記初期圧力値への前記到達時間である第1時間と、前記目標圧力値への前記到達時間である第2時間とを参照する工程と、
    c2)前記第2時間と前記第1時間との差分を算出する工程と、
    c3)前記差分と前記目標到達時間とが一致または近似する前記バルブ開度を、前記工程d)の減圧乾燥工程における前記バルブ開度に決定する工程と、
    を含む、減圧乾燥方法。
  12. 請求項11に記載の減圧乾燥方法であって、
    前記工程c3)において、
    前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がある場合、前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定し、
    前記差分と前記目標到達時間とが一致する前記バルブ開度がない場合、前記差分が前記目標到達時間よりも大きい前記バルブ開度であって、前記差分が前記目標到達時間に最も近似する前記バルブ開度を減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度に決定する、減圧乾燥方法。
  13. 請求項10ないし請求項12のいずれかに記載の減圧乾燥方法であって、
    前記工程c)において、前記処理期間を複数に分割した小期間ごとに、前記テーブルデータと前記目標データとに基づいて、減圧乾燥処理実行時の前記バルブ開度を決定する、減圧乾燥方法。
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