JP2019036233A - ライセンス管理装置およびライセンス管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のライセンス商材を、それぞれ個別に更新した場合と比較して、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなる、一括更新可能な日を提示するライセンス管理装置を提供すること。【解決手段】ライセンス管理装置20は、保有ライセンスの有効期限、数量、価格設定の情報を含むライセンス情報を格納する保有ライセンス情報格納手段227と、統合を指定された複数のライセンスについて、保有ライセンス情報格納手段に格納された当該複数のライセンスのライセンス情報を用い、当該複数のライセンスを統合して更新した場合の損益が小さくなるような統合更新日を決定する決定手段222と、決定された統合更新日を提示する提示手段223と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ライセンス管理装置およびライセンス管理プログラムに関する。
特許文献1には、組織において複数のソフトウェア(ライセンス)をまとめて購入する場合に、コストを抑え、必要最小限の購入数で済むように、組織の各部署において実際に使用しているライセンス数を所定期間毎に区切り、それぞれの所定期間毎のピーク時の利用数に従ってライセンス数を算出し、これらを集計することによって購入するソフトウェアの本数を決定するライセンスシステムが開示されている。
特開2009−211444号公報
本発明は、複数のライセンス商材を、それぞれ個別に更新した場合と比較して、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなる、一括更新可能な日を提示するライセンス管理装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、
保有ライセンスの有効期限、数量、価格設定の情報を含むライセンス情報を格納する保有ライセンス情報格納手段と、
統合を指定された複数のライセンスについて、前記保有ライセンス情報格納手段に格納された当該複数のライセンスのライセンス情報を用い、当該複数のライセンスを統合して更新した場合の損益が小さくなるような統合更新日を決定する決定手段と、
決定された統合更新日を提示する提示手段と、
を備えるライセンス管理装置である。
請求項2に係る本発明は、前記決定手段が、統合を指定された複数のライセンスのうち、有効期限が前記統合更新日前となるライセンスを個別に更新した場合の当該ライセンスのライセンス有効期限から前記統合更新日までに必要となる費用と、有効期限が前記統合更新日後となるライセンスを個別に払い戻した場合の当該ライセンスの前記統合更新日からライセンス有効期限までの払戻費用との差額が最も小さくなる日を統合更新日として決定する請求項1記載のライセンス管理装置である。
請求項3に係る本発明は、前記決定手段が統合更新日を一意に決定する請求項1または2記載のライセンス管理装置である。
請求項4に係る本発明は、前記決定手段が、統合を指定された複数のライセンスを、複数段階を経て統合されるように複数の統合更新日を決定する請求項1または2記載のライセンス管理装置である。
請求項5に係る本発明は、購入可能なライセンスに関する情報を記憶する販売ライセンス情報格納手段と、前記販売ライセンス情報格納手段に格納された購入可能なライセンスの中から統合を指定された複数のライセンスの数量に対応するものを選択する更新案選択手段と、をさらに備え、前記提示手段が、選択されたライセンスを前記統合更新日から開始される新たなライセンス更新案として提示する請求項1から4いずれかに記載のライセンス管理装置である。
請求項6に係る本発明は、販売ライセンス情報格納手段は、購入可能なライセンス毎に評価値を付与した付帯情報をさらに格納し、前記更新案選択手段は、当該付帯情報に基づいて評価値の高いものを新たなライセンス更新案として選択する請求項5記載のライセンス管理装置である。
請求項7に係る本発明は、前記付帯情報は、購入可能なライセンス毎の数量に対応した評価値である請求項6記載のライセンス管理装置である。
請求項8に係る本発明は、前記付帯情報は、購入可能なライセンス毎のライセンス期間に対応した評価値である請求項6記載のライセンス管理装置である。
請求項9に係る本発明は、前記保有ライセンス格納手段に格納された保有ライセンスの購入経緯に関する情報に基づいてライセンスの購入予測を行う購入予測手段を備え、前記更新案選択手段は、新たなライセンスを選択する際に、前記販売ライセンス情報格納手段に記憶された購入可能なライセンスの中から、前記更新対象となるライセンスの数量と前記購入予測手段により予測された購入見込みのあるライセンスの数量の合計に対応するものを選択する請求項5に記載のライセンス管理装置である。
請求項10に係る本発明は、提示したライセンス更新案に応じてライセンスの更新指示を受信した場合に、前記保有ライセンス情報格納手段に格納されるライセンス情報を、前記統合更新日から開始される新たなライセンス情報に書き換えて更新するライセンス情報更新手段を備える請求項5から9いずれかに記載のライセンス管理装置である。
請求項11に係る本発明は、
ライセンス管理装置を構成するコンピュータに、
保有ライセンスの有効期限、数量、価格設定の情報を含むライセンス情報を取得するステップと、
統合を指定された複数のライセンスについて、当該複数のライセンスのライセンス情報を用い、当該複数のライセンスを統合して更新した場合の損益が小さくなるように統合更新日を決定するステップと、
決定された統合更新日を提示するステップと、
を実行させるライセンス管理プログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を、それぞれ個別に更新した場合と比較して、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなる、一括更新可能な日を提示するライセンス管理装置を提供できる。
請求項2に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を、それぞれ個別に更新した場合と比較して、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が最も低くなる、一括更新可能な日を提示することができる。
請求項3に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなる、一括更新可能な単一の日を提示できる。
請求項4に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなるような方法で、最終的に一つに統合することが可能となる。
請求項5に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を、それぞれ個別に更新した場合と比較して、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなる、ライセンスの更新案を提示できる。
請求項6に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を更新した後のライセンス商材として、当該複数のライセンス商材を個別に更新した場合よりも評価の高いライセンス商材を提示できる。
請求項7に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を更新した後のライセンス商材として、よりライセンス数量の大きいライセンス商材を提示できる。
請求項8に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を更新した後のライセンス商材として、より長期間の有効期限を有するライセンス商材を提示できる。
請求項9に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を一括して更新する際に、今後の購入見込みを反映した数量のライセンス商材を提示できる。
請求項10に係る本発明によれば、ライセンス管理装置に格納された複数のライセンス情報を、それぞれ個別に更新した場合と比較して、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなるようなライセンス商材の情報に書き換えて更新できる。
請求項11に係る本発明によれば、複数のライセンス商材を、それぞれ個別に更新した場合と比較して、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとって経済的負担が低くなる、一括更新可能な日を提示するライセンス管理プログラムを提供できる。
本発明の一実施形態におけるライセンス管理システム10の概略説明図である。 本発明の一実施形態におけるライセンス管理装置20のハードウェア構成を示す図である。 本発明の一実施形態におけるライセンス管理装置の機能ブロック図である。 本実施形態の保有ライセンス情報格納部227に格納されているライセンス情報の一例を示す図である。 本実施形態の販売ライセンス情報格納部228に格納されている、ユーザが購入可能なライセンス商材に関する情報の一例を示す図である。 本実施形態における統合更新日の決定、および更新案選択方法の概略を説明する図である。 本実施形態におけるライセンス管理装置20におけるライセンス統合更新案提示処理の大まかな処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態における、保有ライセンス情報表示画面800の一例を示す図である。 本実施形態における、更新ライセンス案表示画面900の一例を示す図である。 本実施形態において、保有ライセンス情報格納部227に格納されているライセンス商材についての情報が更新された状態を示す図である。 図7のステップS704における処理をさらに詳細に説明したフローチャートである。 本実施形態において、統合更新日を様々に変更した場合の説明図であり、図12(A)は、統合更新日を2017年2月31日に仮定した場合、図12(B)は統合更新日を2017年3月31日変更した場合、図12(C)は統合更新日を2017年3月10日に変更した場合、図12(D)は統合更新日を2017年3月9日に変更した場合の支払/払戻費用の説明図である。 本実施形態において、統合更新後のライセンス商材の選択方法についての概念を説明する図である。 本実施形態における、統合更新後のライセンス商材の選択方法についての概念を説明する図である。 本実施形態において、複数のライセンス商材が複数段階を経て統合されるように統合更新案を生成する様子を説明する図である。 本実施形態において、複数のライセンス商材が複数段階を経て統合されるように統合更新案を生成する処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態において、保有ライセンス情報格納部227が格納する、ライセンス商材の過去の更新経緯や購入経緯に関する情報を模式的に表現した図である。
本実施形態のライセンス管理システム10について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態のライセンス管理システム10の概略説明図を示す。図1に示すように、ライセンス管理システム10は、ライセンス管理装置20と、このライセンス管理装置20とネットワーク30によって接続されたユーザ端末装置40を含む。このライセンス管理装置20は、例えば、ライセンス商材を販売しているライセンス管理会社50のサーバに相当する。また、ユーザ端末装置40は、例えば、このライセンス管理会社からライセンス商材を購入しているオフィス60に設置され、ライセンスの管理を行っている担当者(以下、「利用者70」という)が操作するコンピュータに相当する。
ユーザ端末装置40において、利用者70が統合を希望するライセンス商材を指定し、更新案の提示を要請すると、ライセンス管理装置20において、それら統合を指定されたライセンス商材の統合更新日と統合更新日以降に推薦されるライセンス商材が選択され、ユーザ端末装置40に回答結果として送信され、ユーザ端末装置40において統合更新日や統合更新日以降に推薦されるライセンス商材が提示される。
なお、本実施形態において、「ライセンス商材」とは、ライセンス管理会社が販売提供しているライセンス契約体系のことであり、例えば、「あるソフトウェアの使用権利を10台のコンピュータにおいて1年間与える」、「あるソフトウェアの使用権利を20人のユーザに1年間与える」、というように、ライセンスの使用を許可するライセンス数量と有効期限を含んでいる。利用者70は、ライセンス商材の有効期限を迎えた場合には、ライセンスの更新を行う必要があり、ライセンスの更新を行うことによって引き続き当該ライセンスに含まれるソフトウェアの使用が許可される。
また、本実施形態において、「統合」するとは、利用者70が有効期限の異なる複数のライセンス商材をライセンス管理会社から購入して保有している場合に、これら複数のライセンス商材を同一の更新日で一括して更新することにより、有効期限や更新日のずれをなくすことをいう。また、この「統合」には、複数のライセンス商材を、複数の異なる更新日を経て最終的に同一の更新日で更新されるようにする場合も含まれる。また、「統合」することには、当該同一の更新日までは複数のライセンス商材であったものを、より少ない数のライセンス商材に切り替えることも含まれる。なお、本実施形態においては、有効期限の異なる複数のライセンス商材が同時に更新されることにより統合される更新日を、「統合更新日」と呼ぶこととする。
本実施形態のライセンス管理装置20について、図2、3を参照して説明する。なお、図2は、ライセンス管理装置20のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、ライセンス管理装置20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、ユーザインタフェース205を備え、それぞれ制御バス206に接続される。
CPU201は、記憶装置203に記憶された制御プログラムに基づいてライセンス管理装置20の各部の動作を制御する。
メモリ202には、ユーザ端末装置40から送信されてきた更新案提示要請、ライセンス管理装置20において生成された統合更新日に関する情報、更新ライセンス案に関する情報などが一時的に記憶される。
記憶装置203は、ハードディスク(HDD)やソリッド・ステート・ドライブ(SSD)によって構成され、ライセンス管理装置20の各部を制御するための制御プログラム、および後述する保有ライセンス情報、販売ライセンス情報を格納したデータベースが記憶される。
通信インタフェース204は、このライセンス管理装置20がユーザ端末装置40とネットワーク30を介して接続され、ユーザ端末装置40から更新案の提示要請を受信したり、このライセンス管理装置20において処理された統合更新日や統合更新日以降の推薦されるライセンス情報などの情報を送信したりするための通信制御を行う。
ユーザインタフェース205は、表示装置と入力装置(それぞれ図示せず)を含む。表示装置は、液晶モニタであり、ライセンス管理装置20を操作する管理者に必要な情報を表示する。入力装置は、キーボード、マウス、タッチパッドを含み、このライセンス管理装置20を操作する管理者が、表示装置に表示される情報を視認しつつこれらの入力装置を操作することにより、ライセンス商材に関する情報を入力したりするために用いられる。
図3は、ライセンス管理装置20の機能ブロック図である。図3に示すように、ライセンス管理装置20は、記憶装置203に記憶された制御プログラムをCPU201において実行することにより、ライセンス情報取得部221、統合更新日決定部222、提示部223、更新案選択部224、購入予測部225、ライセンス情報更新部226、保有ライセンス情報格納部227、販売ライセンス情報格納部228として機能する。
ライセンス情報取得部221は、ユーザ端末装置40からユーザが保有しているライセンス商材についての情報の取得要請(保有ライセンス情報の取得要請)を受信した際に、保有ライセンス情報格納部227を参照して、受信した保有ライセンス取得情報に含まれるユーザ情報に基づいて、当該ユーザが保有する保有ライセンス情報を取得する。
統合更新日決定部222は、ユーザ端末装置40によって統合を指定された複数のライセンス商材について、保有ライセンス情報格納部227に格納された当該複数のライセンス情報を用い、当該複数のライセンス商材を統合して更新した場合の損益が小さくなるように統合更新日を決定する。より具体的な説明については後述する。
なお、ここでいう「損益」とは、ライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとっての経済的利得のことである。統合更新日が時間的経過の中で早まれば早まるほどライセンス購入者に対するライセンス剰余分の払戻額は大きくなり、ライセンス購入者にとっては経済的利得が大きくなるのに対し、ライセンス販売者にとっては経済的な利得は小さくなる。一方、統合更新日が時間的経過の中で遅くなれば遅くなるほどライセンス購入者のライセンス不足額に対する支払額は大きくなり、ライセンス購入者にとっては経済的利得が小さくなるのに対し、ライセンス販売者にとっては経済的利得が大きくなる。したがって、統合更新日決定部222により、このライセンス購入者とライセンス販売者の双方にとっての経済的利得が拮抗するような統合更新日が決定されることになる。
提示部223は、統合更新日決定部222によって決定された統合更新日をユーザ端末装置40に送信し、ユーザに対して提示させる。また、提示部223は、後述する更新案選択部224によって選択されたライセンス商材についての情報をユーザ端末装置40に送信し、ユーザに対して提示させる。
更新案選択部224は、後述する販売ライセンス情報格納部228に格納された購入可能なライセンス商材の中から、統合を指定されたライセンス商材のライセンス数量に対応するライセンス商材を選択する。なお、具体的な選択方法については後述するものとする。
購入予測部225は、後述する保有ライセンス情報格納部227に格納された保有ライセンス商材の購入経緯に関する情報に基づいてライセンス商材の購入予測を行う。
ライセンス情報更新部226は、提示部223によって提示したライセンス更新案に応じてユーザ端末装置40からライセンスの更新指示を受信した場合に、保有ライセンス情報格納部227に格納されるライセンス情報に対して、提示したライセンス更新案に含まれる統合更新日から開始される新たなライセンス情報に書き換え、または追加して更新する。
保有ライセンス情報格納部227は、ユーザが保有しているライセンス商材の有効期限、数量、価格設定などの情報を含むライセンス情報を格納している。
例えば、図4は、保有ライセンス情報格納部227に格納されているライセンス情報の一例を示す図である。図4に示すように、保有ライセンス情報格納部227には、ユーザが保有するライセンス商材のシリアル番号(例えば「XXX−L001」)、それぞれのライセンス商材に含まれるライセンス数量(例えば「10ライセンス」)、ライセンス商材のライセンス有効期間(例えば「6か月」)、ライセンス商材の価格設定(例えば「508,800円」)ライセンス商材のライセンス有効期限(例えば「2017年5月31日」)が登録されている。
販売ライセンス情報格納部228は、ユーザが購入可能なライセンス商材に関する情報、例えば、ライセンス商材に含まれるライセンス数量、1ライセンスあたりの月間金額、ライセンス有効期間、ライセンス商材の価格設定などを格納している。図5は、販売ライセンス情報格納部228に格納されている、ユーザが購入可能なライセンス商材に関する情報の一例を示す図である。図5に示すように、販売ライセンス情報格納部228には、例えばライセンス数量として「10ライセンス」、1ライセンスあたりの月間金額として「10,000円」、ライセンス期間として「1か月」、ライセンス商材の価格設定として「100,000円」などが格納されている。
本実施形態において、ライセンス管理装置20にネットワーク30を介して接続されるユーザ端末装置40は、例えばネットワーク30に接続されたパーソナルコンピュータなどで構成され、表示装置や入力装置を含むユーザインタフェースを備える。なお、ユーザ端末装置40は本発明の主要な構成ではないので詳細な説明は省略する。
次に、図6を参照して、統合更新日決定部222により統合更新日を決定するとともに更新案選択部224により新たなライセンス更新案を選択する方法の概要を説明する。なお、図6は、本実施形態における統合更新日の決定、および更新案選択方法の概略を説明する図である。
図6において、横軸は時間経過を表し、縦軸はライセンス数量を示している。図6に示すように、ユーザは、4つのライセンス商材(ライセンスシリアル番号は「XXX−L001」〜「XXX−L004」)を保有している。ライセンス商材「XXX−L001」のライセンス数量は「10」であり、有効期限は「2017年5月31日」となっている。ライセンス商材「XXX−L002」のライセンス数量は「10」であり、有効期限は、「2016年12月31日」である。ライセンス商材「XXX−L003」のライセンス数量は「30」であり、有効期限は、「2017年1月31日」である。ライセンス商材「XXX−L004」のライセンス数は「50」であり、有効期限は、「2017年3月31日」である。
図6においてそれぞれのライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L004」が縦軸のライセンス数量×横軸のライセンス期間で表される矩形で示されているが、この矩形内の面積が各ライセンス商材の大まかな価格、つまり割引率などを考慮していない価格に対応している。なお、実際には、ライセンス商材に含まれるライセンス数量が多いほど、ライセンスを個別に購入した場合よりも割安になるように価格が設定されているため、上述の矩形はライセンス商材の価格を正確に表現したものではないが、便宜的に、上述の矩形がライセンス商材の価格に大まかに対応しているものとして説明する。
統合更新日決定部222は、ある統合更新日を仮定した場合に、有効期限が当該統合更新日前となるライセンス商材(「XXX−L002」、「XXX−L003」)を個別に更新した場合の、当該ライセンス商材のライセンス有効期限から当該統合更新日までに必要となる費用(図6の斜線部A)と、有効期限が当該統合更新日後となるライセンス商材(「XXX−L001」、「XXX−L004」)を個別に払い戻した場合の当該ライセンス商材の統合更新日からライセンス有効期限までの払戻費用(図6の斜線部B)との差額が最も小さくなる日を統合更新日として決定する。つまり、各ライセンス商材の割引率などを無視した場合には、図6の斜線部AとBの面積が等しくなる日が統合更新日となる。
更新案選択部224は、統合更新日以降の新たなライセンス商材案として、図4に示す保有ライセンス情報格納部227に格納されているライセンス商材情報を参照し、統合を指定された複数のライセンス商材に含まれるライセンス数量、つまり図6の例の場合には、「XXX−L001」の10ライセンス、「XXX−L002」の10ライセンス、「XXX−L003」の30ライセンス、「XXX−L004」の50ライセンスを合計した100ライセンスに対応するライセンス数量を有するライセンス商材を選択する。
次に、図7〜図14を参照して、本実施形態のライセンス管理装置20におけるライセンス統合更新案提示処理の流れについて説明する。なお、図7は、ライセンス管理装置20におけるライセンス統合更新案提示処理の大まかな処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザ端末装置40の入力装置をユーザが操作することにより、ユーザが保有しているライセンス商材についての情報である保有ライセンス情報の取得要請を行うと、ユーザ端末装置40は、ライセンス管理装置20に対して保有ライセンス情報の取得要請を送信する。ステップS701において、ライセンス管理装置20のライセンス情報取得部221は、ユーザ端末装置40から送信されてきた保有ライセンス情報の取得要請を受信する。
ステップS702において、ライセンス情報取得部221は、保有ライセンス情報格納部227を参照し、受信した保有ライセンス取得情報に含まれるユーザ情報に基づいて、当該ユーザが保有する保有ライセンス情報を取得する。なお、この保有ライセンス情報には、ユーザが保有するライセンス商材のシリアル番号、それぞれのライセンス商材に含まれるライセンス数量、ライセンス商材のライセンスの有効期間、ライセンス商材の価格設定、ライセンス商材のライセンス有効期限が含まれる。次いで、提示部223は、図8に示すような保有ライセンス情報表示画面800を生成してユーザ端末装置40に送信し、ユーザ端末装置40の表示装置に同画面を表示させる。
なお、図8は、提示部223によって生成され、ユーザ端末装置40の表示装置に表示される保有ライセンス情報表示画面800の一例を示す。図8に示すように、保有ライセンス情報表示画面800は、保有ライセンス商材情報表示欄810、チェックボックス欄820、統合見積指示アイコン830を含む。保有ライセンス商材情報表示欄810には、ユーザが保有するライセンス商材の製品名811(例えば、「クラウドサービスAAA」)、シリアル番号812(例えば、「XXX−L001」)、ライセンス商材に含まれるライセンス数量813「例えば10」、ライセンス有効期間814(例えば「6か月」)、ライセンス有効期限815(例えば「2017年5月31日」)が表示される。チェックボックス欄820はユーザが保有するそれぞれのライセンス商材を当該ライセンス統合の対象とするか否かをユーザが選択するためのチェックボックス821〜824を含み、ユーザがチェックボックスを選択すると、選択されたチェックボックスに対応するライセンス商材が統合対象として選択される。なお、選択されなかったチェックボックスに対応するライセンス商材は、今回は統合の対象とはならない。
ユーザがチェックボックス821〜824のいずれかを選択して統合見積指示アイコン830を選択すると、ユーザ端末装置40は、統合更新対象として選択されたライセンス商材についての情報をライセンス管理装置20に送信する。なお、以下の例においては、図8に示された4つのライセンス商材すべてが統合更新の対象として選択されたものとする。
図7のステップS703において、ライセンス管理装置20のライセンス情報取得部221は、ユーザ端末装置40から送信されてきた、統合更新対象として選択されたライセンス商材についての情報を受信する。
ステップS704において、統合更新日決定部222は、ライセンス情報取得部221が受信した、統合対象として選択されている複数のライセンス商材について、保有ライセンス情報格納部227に格納された当該複数のライセンス商材情報を用い、当該複数のライセンス商材を統合して更新した場合の損益が小さくなるように統合更新日を決定する。統合更新日の決定方法についてのより具体的な説明は図11、13を参照しつつ後で行う。
さらに、更新案選択部224は、後述する販売ライセンス情報格納部228に格納された購入可能なライセンス商材の中から、統合を指定されたライセンス商材に含まれるライセンス数量に対応する数量を有するライセンス商材を、統合更新日以降の新たな更新ライセンス案として決定する。なお、更新案の具体的な選択方法については図13、15を参照し後述する。
ステップS705において、提示部223は、上述のステップS704で決定された統合更新日および統合更新日以降の更新ライセンス案に基づいて、図9に示すような更新ライセンス案表示画面900を生成し、ユーザ端末装置40に送信し、ユーザ端末装置40の表示装置に表示させる。
図9の更新ライセンス案表示画面900は、統合対象ライセンス情報表示欄910、統合後ライセンス期限表示欄920、統合更新後の更新ライセンス案表示欄930、更新案宣伝メッセージ940、更新指示アイコン950、更新キャンセルアイコン960を含む。
統合対象ライセンス情報表示欄910には、ユーザ端末装置40において統合対象として選択されたライセンス商材の製品名911、シリアル番号912、当該ライセンス商材に含まれるライセンス数量913、ライセンス期間914、ライセンス有効期限915が表示される。また、統合後ライセンス期限表示欄920には、ステップS704において統合更新日決定部222により決定された統合更新日の前日の日付、例えば「2017年3月8日」が表示される。
更新ライセンス案表示欄930は、ステップS704において更新案選択部224により選択された統合更新日以降の更新ライセンス案に該当するライセンス商材についての情報が表示される。この更新ライセンス案表示部930は、当該更新ライセンス商材の製品名931(例えば「クラウドサービスAAA」)、シリアル番号932(例えば「XXX−L005」)、当該ライセンス商材に含まれるライセンス数量933(例えば「100」)、ライセンス期間934(例えば「1年」)、統合更新日935(例えば「2017年3月9日」)、更新ライセンス案のライセンス有効期限936(例えば「2018年3月8日」)を含む。
更新案宣伝メッセージ940は、更新ライセンス案表示欄930に表示された更新ライセンス案のライセンス商材を購入することによりライセンスを更新するよう促すメッセージであり、例えば、更新費用、および統合対象のライセンス商材を個別に更新した場合の費用との差額などを表示する。
ユーザがユーザ端末装置40の表示装置に表示された更新ライセンス案表示画面900の内容を確認し、更新指示アイコン(「更新する」)を950選択すると、ユーザ端末装置40は、更新指示要請をライセンス管理装置20に対して送信する。
図7のステップS706において、ライセンス管理装置20のライセンス情報更新部226は、ユーザ端末装置40に提示したライセンス更新案に対する更新指示要請をユーザ端末装置40から受信したか否かを判断し、更新指示要請を受信したと判断した場合にはステップS707に進み、更新指示要請を受信しない場合(例えば、図9でユーザが更新キャンセル(「更新しない」)アイコン960を選択した場合など)は処理を終了する。
ステップS707において、ライセンス情報更新部226は、保有ライセンス情報格納部227に格納されるライセンス商材についての情報を、統合を指定されたライセンス商材については、統合更新日前日までの有効期限に書き換えられ、さらに、提示したライセンス更新案に含まれる統合更新日から開始される新たなライセンス情報を追加して更新し、処理を終了する。なお、ライセンス更新にともなう課金処理などについての説明は、ここでは省略する。
図10は、保有ライセンス情報格納部227に格納されているライセンス商材についての情報が更新された状態を示す図である。図10に示すように、ユーザがこれまで保有していたライセンス商材のシリアル番号「XXX−L001」〜「XXX−L004」のライセンス有効期限がそれぞれ「2017年3月8日」と書き換えられている。さらに、図4の統合更新指示前の保有ライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L004」に加えて、統合更新日以降の新たな更新ライセンス商材としてシリアル番号「XXX−L005」、ライセンス数量「100」、ライセンス期間「1年」、ライセンス有効期限「2018年3月8日」が新たに追加されている。
次に、図7のステップS704における統合更新日の決定処理、およびライセンス更新案の決定処理の流れを、図11〜図14を参照して説明する。なお、図11は、図7のステップS704における処理をさらに詳細に説明したフローチャートである。
ステップS1101において、統合更新日決定部222は、統合対象となっている複数のライセンス商材を同時に更新する統合更新日を仮定し、この統合更新日を変化させつつ評価値を算出する。この評価値は、例えば、それぞれのライセンス商材の有効期限が統合更新日前となるライセンス商材を個別に更新した場合の当該ライセンス商材のライセンス有効期限から統合更新日までに必要となる費用と、有効期限が統合更新日後となるライセンス商材を個別に払い戻した場合の当該ライセンス商材の統合更新日からライセンス有効期限までの払戻費用との差額の絶対値の逆数とする。また、仮定した統合更新日を変化させる範囲は、統合対象の複数のライセンス商材のうち最も早い有効期限から最も遅い有効期限に所定期間(例えば、1か月)を加えた期間とする。
また、本実施形態において評価値は、ユーザの支払費用とユーザに対する払戻費用の差額の絶対値の逆数を用いて説明しているが、他の評価値を使用してもよい。例えば、ユーザにとっての利得を大きくするために、ユーザの支払費用に対して係数をかけたものと、ユーザの払戻費用の差額の絶対値の逆数を用いてもよい。反対に、ユーザに対する払戻費用に対して係数をかけたものを使用してもよい。
次いで、ステップS1102において、統合更新日決定部222は、ステップS1101で算出された評価値が収束する日が存在するか否かを判定する。評価値が収束する日が存在しなければステップS1101に戻り、統合更新日を変更しつつ評価値の算出を繰り返し実行する。評価値が収束する統合更新日が存在すると判断された場合はステップS1103に進む。
ステップS1103において、統合更新日決定部222は、評価値が最も大きくなる日を統合更新日として決定する。図12の場合、「2017年3月9日」が評価値の最も大きい日であるから、統合更新日決定部222は、この日を統合更新日として決定し、ステップS1104に進む。
ここで、ステップS1101〜S1103において行われる処理を、図12を参照しながら具体的に説明する。図12は、統合更新日を様々に変更した場合に、それぞれのライセンス商材の有効期限が統合更新日前となるライセンス商材を個別に更新した場合の当該ライセンス商材のライセンス有効期限から統合更新日までの支払費用と、有効期限が統合更新日後となるライセンス商材を個別に払い戻した場合の当該ライセンスの統合更新日からライセンス有効期限までの払戻費用を示したものであり、図12(A)は、統合更新日を2017年2月31日に仮定した場合、図12(B)は統合更新日を2017年3月31日変更した場合、図12(C)は統合更新日を2017年3月10日に変更した場合、図12(D)は統合更新日を2017年3月9日に変更した場合の支払/払戻費用の説明図である。
図12(A)に示すように、統合更新日を2017年2月31日に仮定した場合、ライセンス商材「XXX−L001」の有効期限は2017年5月31日であるから、ユーザにとっては3か月分が余分となる。したがって、当該ライセンス商材「6か月」「588,000円」の3か月分に相当する「294,000円」がライセンス管理者からユーザに対する払戻費用となる。一方、ライセンス商材「XXX−L002」の有効期限は2016年12月31日であるから、ユーザにとっては2か月分が不足することになる。したがって、当該ライセンス商材の「3か月」「297,000円」の2か月分に相当する「198,000円」が統合更新日まで当該ライセンス商材のライセンス有効期限を延長するためユーザがライセンス管理者に支払う支払費用となる。
残りの2つのライセンス商材「XXX−L003」、「XXX−L004」についても同様の計算を行うと、ライセンス商材「XXX−L003」については、「278,000円」の支払費用が必要となり、ライセンス商材「XXX−L004」については「445,000円」の払戻費用が生じ、それぞれのライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L004」までの支払費用と払戻費用を合計すると、「262,000円」の払戻金がユーザに払い戻されることがわかる。
次に、統合更新日を先へ移動させ、図12(B)のように2017年3月31日とする。すると、ライセンス商材「XXX−L001」はユーザにとって2か月分が余分となり、その期間に該当する「196,000円」がユーザに対する払戻額となる。ライセンス商材「XXX−L002」は3か月分が不足するため、3か月分の延長費用である「297,000円」がユーザの支払費用となる。同様に、ライセンス商材「XXX−L003」は2か月分の延長費用である、「558,000円」がユーザの支払い費用となる。ライセンス商材「XXX−L004」のライセンス有効期限は「2017年3月31日」であり、統合更新日と同日であるので、支払/払戻費用は発生しない。したがって、統合更新日を2017年3月31日に仮定した場合、統合更新日までのユーザのライセンス管理者に対する支払費用と統合更新日以降のライセンス管理者からのユーザに対する払戻費用の差額は、658,000円となり、ユーザはライセンス管理者に対して上記金額を支払う必要が生じることが分かる。
今度は、統合更新日を少し戻し、図12(C)のように2017年3月10日とする。この場合、仮定した統合更新日まで各ライセンスを延長するために必要となるユーザの支払費用と、統合更新日以降にライセンスが不要となるためにユーザに払い戻される払戻費用の差額は、「32,720円」となり、この金額をユーザがライセンス管理者に支払うこととなる。
最後に、図12(D)に示すように、統合更新日を2017年3月9日に変更する。この場合、仮定した統合更新日まで各ライセンスを延長するために必要となるユーザの支払費用と、統合更新日以降にライセンスが不要となるためにユーザに払い戻される払戻費用の差額は、「5,090円」となり、この金額をユーザがライセンス管理者に支払うこととなり、評価値、つまり支払額と払戻額の差額の絶対値の逆数が最も大きくなるので、この日を統合更新日として決定する。
ステップS1104において、更新案選択部224は、販売ライセンス情報格納部228に格納された購入可能なライセンス商材の中から、統合を指定されたライセンス商材のライセンス数量に対応するライセンス数量を有するライセンス商材を、統合更新日以降の新たな更新ライセンス案として決定する。
例えば、図13に示すように、統合対象となるライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L004」のライセンス数量は合計「100」ライセンスであるから、統合更新日以降の新たな更新ライセンスとして、合計「100」ライセンスとなるライセンス商材であり、かつユーザにとって利得の高いもの(長期間のもの)が選択される。
図14は、統合更新後のライセンスの選択方法についての概念を説明する図である。上述したように、統合対象となっているライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L004」の合計ライセンス数量は「100」ライセンスであるから、更新案選択部224は、販売ライセンス情報格納部228を参照し、ライセンス数量が「100」ライセンスとなる組み合わせを探索する。図14に示すように、更新案選択部224は、ライセンス数量「50」、ライセンス期間「1年」のライセンス商材×2の組み合わせ、或いは、ライセンス数量「100」、ライセンス期間「1年」のライセンス商材×1、或いは、ライセンス数量「30」、ライセンス期間「1年」のライセンス商材×2とライセンス数量「50」、ライセンス期間「1年」のライセンス商材×2(合計ライセンス数量「110」)を更新ライセンス案として選択可能である。
更新案選択部224は、これらの選択肢の中から、組み合わせ数がより少なくなるもの、またライセンス期間がより長期間のものを選択する。これにより、ユーザにとってはより安価にライセンスを更新でき、ライセンス管理者側にとってはより長期間のライセンス契約が保証される。例えば、30ライセンスのライセンス商材×2と50ライセンスのライセンス商材×1を組み合わせた場合よりも50ライセンスのライセンス商材×2のものの方が組み合わせ数が少ないため、50ライセンスのライセンス商材×2の方が優先して選択される。また、50ライセンスのライセンス商材×2よりも100ライセンスのライセンス商材×1の方が組み合わせ数が少ないから100ライセンスのライセンス商材×1の方が優先して選択される。また、統合対象となっているライセンス商材に含まれる総ライセンス数量が「50」ライセンスであれば、例えば「50」ライセンス「6か月」のライセンス商材と、「50」ライセンス「1年」のライセンス商材が選択対象となるが、より長期間のライセンス期間である「50」ライセンス「1年」のライセンス商材が選択される。
なお、上記の統合更新案決定方法においては、統合更新日決定部222がユーザによって選択されたすべてのライセンスを一度に(同日に)統合して更新した場合について説明したが、本発明はこの方法に限定されず、ユーザが統合を指定した複数のライセンスを、複数段階を経て統合されるように複数の統合更新日を決定するようにしてもよい。次に、図15〜17を参照し、複数のライセンス商材が複数段階を経て統合されるように統合更新案を生成する場合について説明する。
例えば、図15に示すように、ユーザによりライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L004」の統合が指定されたとする。この場合、まず、第1段階目としてシリアル番号「XXX−L001」〜「XXX−L003」の3つのライセンス商材の統合を行う。例えば、2月中旬の所定日をこれら3つのライセンス商材の統合更新日とし、シリアル番号「XXX−L001」〜「XXX−L003」のライセンス商材に含まれる総ライセンス数量(例えば「50」ライセンス)に対応する、ライセンス商材「XXX−L005」、ライセンス数量「50」「3か月間」への統合更新を行う。その後、第二段階目の統合更新として、ライセンス商材「XXX−L004」と「XXX−L005」の統合更新日(例えば4月末の所定日)を決定し、その後のライセンス更新案としてライセンス商材「XXX−L004」と「XXX−L005」に含まれる総ライセンス数量(100ライセンス)に対応するライセンス商材「XXX−L006」(ライセンス数量「100」、ライセンス有効期間「1年」)を選択し、ライセンス統合更新案として提示する。
このときのライセンス管理装置20における動作の流れを、図16を参照して説明する。なお、図16は、図7のステップS704において行われる統合更新日の決定、および統合更新案の決定処理を、複数段階を経て行われるようにした場合の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1601において、統合更新日決定部222は、ユーザにより統合を指定されたライセンス商材の中から統合(例えば、第1段階目の統合、第2段階目の統合など)を行うライセンス商材を決定する。例えば、図15に示すライセンス体系の場合、統合更新日決定部222は、ライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L003」を最初の統合更新を行う対象として選択する。
ステップS1602において、統合更新日決定部222は、ステップS1601において統合対象として選択されたライセンス商材を同時に更新する統合更新日を仮定し、この統合更新日を変化させつつ評価値を算出する。この評価値は、ステップS1101における評価値と同じなので、詳細な説明は省略する。
次いで、ステップS1603において、統合更新日決定部222は、ステップS1602で算出された評価値が収束する日が存在するか否かを判定する。評価値が収束する日が存在しなければステップS1602に戻り、統合更新日を変更しつつ評価値の算出を繰り返し実行し、評価値が収束する統合更新日が存在すると判断された場合はステップS1604に進む。
ステップS1604において、統合更新日決定部222は、評価値が最も大きくなる日を統合更新日として決定する。図15の場合、ライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L003」に対する統合更新日は、2107年2月中旬の所定日が評価値が最も大きくなるため、この日を第1段階目の統合更新日として決定し、ステップS1605に進む。
ステップS1605において、更新案選択部224は、販売ライセンス情報格納部228に格納された購入可能なライセンス商材の中から、統合更新日決定部222によって統合を指定されたライセンス商材に含まれるライセンス数量に対応するライセンス数量を有するライセンス商材を、該当する第階の統合更新日以降の更新ライセンス案として決定する。例えば、図15に示されたライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L003」を第1段階目として統合する場合、「50」ライセンス数のもの(「XXX−L005」)が選択される。
ステップS1606において、統合更新日決定部222は、ユーザによって統合を指定されたライセンス商材のうち、まだ統合されていないライセンス商材があるか否かを判定する。ユーザによって統合を指示された全てのライセンス商材について統合更新案の算出処理が終了したと判定された場合は、処理を終了し、図7のステップS705に進み、決定された複数の統合更新日、および統合更新後のライセンス商材の案を提示する。ユーザによって統合を指定されたライセンス商材のうち、まだ統合されていないライセンス商材があると判断された場合は、ステップS1601に戻り、次の段階の統合を行う。例えば、図15の場合、ライセンス商材「XXX−L001」〜「XXX−L003」に対して第1段階目の統合更新後のライセンス商材として「XXX−L005」が決定された場合は、ライセンス商材「XXX−L004」と「XXX−L005」がまだ統合されていないため、ステップS1601に戻り、これら残りのライセンスについてステップS1601〜S1606の統合更新案選択処理を実行する。この2巡目の処理において、ライセンス商材「XXX−L004」と「XXX−L005」の統合更新日が決定されるとともに、最終的な統合後のライセンス商材「XXX−L006」が選択される。
上記の実施形態においては、更新案選択部224が、ユーザにより統合を指定されたライセンス商材に含まれるライセンス数量に対応するライセンス数量を有するライセンス商材を選択して提示する例について説明したが、本発明はそれに限定されない。例えば、保有ライセンス情報格納部227は、ユーザが保有している保有ライセンス商材の購入経緯に関する情報を格納しておき、購入予測部225が、保有ライセンス情報格納部227に格納された保有ライセンス商材の購入経緯に関する情報に基づいてライセンスの購入予測を行い、更新案選択部224は、上述の購入予測により予測された数量に対応するライセンス数量のライセンス商材を選択して提示するようにしてもよい。
例えば、図17に示すように、保有ライセンス情報格納部227は、ユーザが保有しているライセンス商材の過去の更新経緯や購入経緯に関する情報を格納している。図17に示すように、ユーザは、「2016年1月末」に「30ライセンス」、「1年」のライセンス商材の更新を行い、「2016年3月末」に「30ライセンス」、「1年」のライセンス商材の更新を行っている。さらに、「2016年10月初め」に「10ライセンス」「6か月」のライセンス商材、「2016年11月半ば」に「10ライセンス」「3か月」のライセンス商材の追加購入を行っている。
このような場合に、現時点(2016年12月半ば)における保有ライセンス商材に含まれる総ライセンス数量は「80ライセンス」であるものの、購入予測部225は、今後近日中に10〜20ライセンス程度の小規模なライセンスの追加購入がある可能性があるという購入予測を行う。つまり、購入予測部225は、現時点の直近の数か月間にライセンス商材の追加購入が行われていることから、今後数か月以内に同様のライセンス商材の追加購入が行われる可能性があると判断する。次いで、更新案選択部224は、購入予測部225により予測された購入予測に基づいて、統合更新日として選択された「2017年3月1日」以降の更新ライセンス案として「100ライセンス」「1年」のものを選択する。
なお、購入予測部225は、単に直近のライセンス商材購入の履歴に基づいて今後の購入予測を行うだけでなく、ユーザのライセンス商材購入に関連する様々な情報に基づいて購入予測を行ってもよい。例えば、「毎年秋ごろに新人の追加採用が行われ、ライセンス購入が行われる」といったような情報である。なお、更新案選択部224は、統合更新日以降にしばらくの間未使用のライセンスが含まれると考えられる場合に、その未使用期間のライセンスに対応する価格を割り引いた価格を提示部223によってユーザに提示するようにしてもよい。
なお、購入予測部225は、過去の更新経緯や購入経緯に関する情報に基づいて、ライセンス商材の統合を行わずに単純に各ライセンス商材の更新を行うような更新案を提示させるような予測を行ってもよい。
なお、上記の例においては、更新案選択部224は、ユーザにより統合対象として指定されたライセンス商材の数量に対応する数量を有するライセンス商材、或いは、統合対象として指定されたライセンス商材に含まれるライセンス数量に対して、購入予測部225において今後購入されるであろうと予測されるライセンスの数量を加えた数量に対応したライセンス数量を有するライセンス商材を選択し、統合案として提示した場合を説明した。しかしながら、本発明は上記の例に限定されない。例えば、販売ライセンス情報格納部228は、販売可能なライセンス商材毎に評価値を付与した付帯情報を格納し、更新案選択部224は、この付帯情報に基づいて評価値の高いライセンス商材を新たなライセンス更新案として選択するようにしてもよい。
例えば、ライセンス管理者が販売するライセンス商材のうち、自社製品に対しては評価値を高く設定し、他社製品に対しては評価値を低く設定し、付帯情報として販売ライセンス情報格納部228に格納する。評価値は、例えば割引率があり、自社製品に対しては割引率を高く設定し、他社製品に対しては割引率を低く設定する。
なお、上記の例においては、ユーザが保有する保有ライセンス情報がライセンス管理装置20に格納された場合を説明したが、本発明においては、ユーザが管理するユーザ端末装置40に格納されていてもよい。また、ライセンス管理装置20の統合更新日決定部222がユーザ端末装置40に設けられ、統合更新日の決定はユーザ端末装置40において行い、統合更新日以降の更新案の選択をライセンス管理装置20において行うようにしてもよい。
10 ライセンス管理システム
20 ライセンス管理装置
30 ネットワーク
40 ユーザ端末装置
201 CPU
202 メモリ
203 記憶装置
204 通信インタフェース
205 ユーザインタフェース
206 制御バス
221 ライセンス情報取得部
222 統合更新日決定部
223 提示部
224 更新案選択部
225 購入予測部
226 ライセンス情報更新部
227 保有ライセンス情報格納部
228 販売ライセンス情報格納部

Claims (11)

  1. 保有ライセンスの有効期限、数量、価格設定の情報を含むライセンス情報を格納する保有ライセンス情報格納手段と、
    統合を指定された複数のライセンスについて、前記保有ライセンス情報格納手段に格納された当該複数のライセンスのライセンス情報を用い、当該複数のライセンスを統合して更新した場合の損益が小さくなるような統合更新日を決定する決定手段と、
    決定された統合更新日を提示する提示手段と、
    を備えるライセンス管理装置。
  2. 前記決定手段は、統合を指定された複数のライセンスのうち、有効期限が前記統合更新日前となるライセンスを個別に更新した場合の当該ライセンスのライセンス有効期限から前記統合更新日までに必要となる費用と、有効期限が前記統合更新日後となるライセンスを個別に払い戻した場合の当該ライセンスの前記統合更新日からライセンス有効期限までの払戻費用との差額が最も小さくなる日を統合更新日として決定する請求項1記載のライセンス管理装置。
  3. 前記決定手段が統合更新日を一意に決定する請求項1または2記載のライセンス管理装置。
  4. 前記決定手段が、統合を指定された複数のライセンスを、複数段階を経て統合されるように複数の統合更新日を決定する請求項1または2記載のライセンス管理装置。
  5. 購入可能なライセンスに関する情報を記憶する販売ライセンス情報格納手段と、
    前記販売ライセンス情報格納手段に格納された購入可能なライセンスの中から統合を指定された複数のライセンスの数量に対応するものを選択する更新案選択手段と、をさらに備え、
    前記提示手段が、選択されたライセンスを前記統合更新日から開始される新たなライセンス更新案として提示する請求項1から4いずれかに記載のライセンス管理装置。
  6. 販売ライセンス情報格納手段は、購入可能なライセンス毎に評価値を付与した付帯情報をさらに格納し、
    前記更新案選択手段は、当該付帯情報に基づいて評価値の高いものを新たなライセンス更新案として選択する請求項5記載のライセンス管理装置。
  7. 前記付帯情報は、購入可能なライセンス毎の数量に対応した評価値である請求項6記載のライセンス管理装置。
  8. 前記付帯情報は、購入可能なライセンス毎のライセンス期間に対応した評価値である請求項6記載のライセンス管理装置。
  9. 前記保有ライセンス格納手段に格納された保有ライセンスの購入経緯に関する情報に基づいてライセンスの購入予測を行う購入予測手段を備え、
    前記更新案選択手段は、新たなライセンスを選択する際に、前記販売ライセンス情報格納手段に記憶された購入可能なライセンスの中から、前記更新対象となるライセンスの数量と前記購入予測手段により予測された購入見込みのあるライセンスの数量の合計に対応するものを選択する請求項5に記載のライセンス管理装置。
  10. 提示したライセンス更新案に応じてライセンスの更新指示を受信した場合に、前記保有ライセンス情報格納手段に格納されるライセンス情報を、前記統合更新日から開始される新たなライセンス情報に書き換えて更新するライセンス情報更新手段を備える請求項5から9いずれかに記載のライセンス管理装置。
  11. ライセンス管理装置を構成するコンピュータに、
    保有ライセンスの有効期限、数量、価格設定の情報を含むライセンス情報を取得するステップと、
    統合を指定された複数のライセンスについて、当該複数のライセンスのライセンス情報を用い、当該複数のライセンスを統合して更新した場合の損益が小さくなるように統合更新日を決定するステップと、
    決定された統合更新日を提示するステップと、
    を実行させるライセンス管理プログラム。
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