以下、本発明の実施形態を添付された図を参照して詳説する。
図1は、本発明の一実施形態に係る広告主、広告プラットフォーム、パブリッシャー、およびユーザ間の関係を概括的に示す図である。すなわち、図1は、広告主110、広告プラットフォーム120、パブリッシャー130、およびユーザ140を示している。ここで、広告主110およびユーザ140は、実質的には広告主110またはユーザ140が用いるパーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォンなどの端末を意味する。すなわち、図1において矢印は、広告主110が用いる端末、広告プラットフォーム120、パブリッシャー130、およびユーザ140が用いる端末間に有無線ネットワークを用いてデータが送受信される可能性があることを意味する。
まず、広告プラットフォーム120は、広告主110の広告に対する入札、広告とキーワード間のマッチング、広告や広告主の整列、パブリッシャー130における広告提供、および広告の露出による課金などを行なってもよい。広告プラットフォーム120の一般的な技術的な事項に関して、インターネットを介して伝達される検索広告および/またはバナー広告プラットフォームに対する従来技術を参照して理解できる事項はその説明を省略する。
本明細書において、「パブリッシャー」という用語は「ウェブサイト」という用語に置換して用いてもよい。ただし、ウェブサイトという用語を用いた発明がモバイル端末で実行されるアプリケーション画面など、一般的なPCのウェブサイトの接続ではない環境において本発明の実施可能性を排除することはない。逆に、「ウェブサイト」という用語は、パブリッシングウェブサイトまたは前述したパブリッシャーという用語に置換して用いてもよい。言い換えれば、各ウェブサイトは個別のパブリッシャーに対応してもよい。ここで、「ウェブサイト」という用語は、広告露出が可能で有無線ネットワークを介してユーザに提供可能な全ての種類のウェブサイトを含んでもよく、ウェブサイトを構成する1つのウェブページを含んでもよい。
また、広告の「露出」は、ウェブサイト(パブリッシャー)を介してその広告主に関連するテキスト、イメージなど、音、動画、ハイパーリンクなどの広報性コンテンツを当該ウェブサイトの訪問者へ提供することを含むように解釈できる。また、露出された広告に対する「選択」は、ユーザ(ウェブサイト訪問者)が提供されたテキスト、イメージなどの広報性コンテンツに対してマウスクリックなどの反応を示すことによって、広告主が広報性コンテンツの伝達によって達成しようとする状況が発生することを意味する。ここで、広告主が誘導した状況は、一例として、広告主に関連するページを広告の選択したユーザに露出することを含んでもよい。
パブリッシャー130はユーザ140に自身のウェブサイトを提供してもよく、ウェブサイトを介してウェブサイトが含んでいるページを提供したり、入力されるキーワードを介してキーワードに対する検索結果をユーザ140に提供したりしてもよい。ここで、パブリッシャー130は、広告プラットフォーム120にページを介して露出するための広告が伝達され、ユーザ140に提供してもよい。また、パブリッシャー130は、ユーザ140が入力したキーワードを広告プラットフォーム120に伝達してもよく、広告プラットフォーム120からキーワードに対する広告が伝達され、検索結果としてユーザ140に提供してもよい。
パブリッシャー130は、ユーザ140に広告が直接提供される経路(画面)を提供してもよく、一般的なオンライン環境において、広告はウェブサイトを介して提供されてもよい。ここで、広告プラットフォーム120が含んでいる複数の個別の広告プラットフォーム(第1の広告プラットフォーム、第2の広告プラットフォーム、・・・)それぞれはパブリッシャー130が含んでいる複数の個別のパブリッシャー(第1のパブリッシャー、第2のパブリッシャー、・・・)のうち少なくとも1つの個別のパブリッシャーを介して広告を露出してもよい。また、複数の個別のパブリッシャーそれぞれは、ユーザ140に少なくとも1つのウェブサイトを介して前述した広告の露出を含む統合検索、キーワード検索、ブログサービスなどのように有無線ネットワークによって提供可能な様々なサービスのうち少なくとも1つを提供してもよい。
ここで、本発明の実施形態に係る積立金管理システムは、個別の広告プラットフォームで動作するシステムのうち1つのシステムであるか、または個別の広告プラットフォームで動作するシステムのうち1つのシステムに含まれたシステムであってもよい。この場合、積立金管理システムは、個別のパブリッシャーに関連するシステムのうち少なくとも1つのシステムからユーザに関連する情報を受信して用いてもよい。
また、積立金管理システムは、個別のパブリッシャーに関連するシステムのうち1つのシステムであるか、または個別のパブリッシャーに関連するシステムのうち1つのシステムに含まれたシステムであってもよい。この場合、積立金管理システムは、個別の広告プラットフォームで動作するシステムのうち少なくとも1つのシステムから広告主に関連する情報を受信して用いてもよい。
すなわち、積立金管理システムは、直接広告主110やユーザ140から関連情報が入力されてもよいが、当該広告プラットフォームおよび当該パブリッシャーのうち少なくとも1つによって関連情報を受信してもよい。これ以降の説明では、発明を便宜的に説明するために広告プラットフォームやパブリッシャーの関係は省略し、積立金管理システムおよび積立金管理方法について発明する。
また、本明細書で「積立金」とは、現実の世界で用いられる貨幣の単位として表してもよいが、必要に応じて現実の世界で用いられる貨幣に対応するポイントやマイレージなどのサイバー貨幣のように表してもよい。サイバー貨幣の場合、例えば、現実の世界で用いられる貨幣と1:1の比率の価値を有するサイバー貨幣、または1:10の比率の価値を有するサイバー貨幣などのよう必要に応じて自由に表してもよい。このような「積立金」は、ユーザ140が広告主110の商品またはサービスを購入する場合にユーザ140へ提供されてもよい。ここで、本明細書に記載の「積立率」は、ユーザ140が広告主110の商品またはサービスを購入した代価として支払う取引代金のうち、ユーザ140に提供される積立金の比率を意味する。
図2は、本発明の一実施形態に係る会員、加盟店、および積立金管理システム間の関係を示す図である。すなわち、図2は、積立金管理システム210、加盟店220、および会員230間の関係を概括的に表している。ここで、加盟店220は、図1に示す広告主110のうち積立金管理システム210に関連するウェブサイトを介して加盟の承認が完了した広告主のウェブサイトを意味する。また、会員230は、図1に示すユーザ140のうち積立金管理システム210に関連するウェブサイトを介して会員加入の手続きを経たユーザを意味する。
積立金管理システム210は、会員230が積立金管理システム210に関連するウェブサイトで加盟店220を選択してアクセスし、商品やサービスを購入する場合、購入した商品やサービスの取引代金の一定金額を積立金として提供してもよい。他の例として、積立金の提供は、会員230が加盟店220で商品やサービスを購入して決済する状況のみならず、会員230が加盟店220に加入する状況などのように予め設定された状況を通しても発生する。この場合には、状況に適する金額が取引金額として予め策定されてもよい。
ここで、積立金管理システム210の運営者が提供しようとする積立金は、加盟店220の商品やサービスに対する取引代金ではなく、加盟店220が支払う広告費用を財源(source of revenue)とする。すなわち、積立金は積立金の金額が取引代金の一定の比率に決定される一方、その財源は広告費用であるため、全体の取引代金と積立金の総額は比例しない。したがって、既に説明したように取引代金に応じる積立率を決定することは難しい。例えば、取引代金の積立率1%を積立金として予め提供する場合、100万ウォンの商品の積立金は1万ウォンである。しかし、単位期間(例えば、1ヶ月)に販売される商品の数は一定ではない。もし、積立金の総額が5万ウォンであり、販売された商品の数が10個である場合、提供されなければならない積立金は10万ウォンになり、積立金の総額を超過することになる。したがって、広告費用のうち積立金の総額が決定されるように積立金の財源が取引代金ではない場合には積立金の決定のための他の方法が求められる。
ここで、加盟店220の単位期間の広告費用に基づいて積立金の総額が決定されてもよく、ユーザの取引代金および積立金の総額に基づいて積立金が決定されてもよい。例えば、積立金管理システム210は、毎月の末に実際に支払われた広告費用の「α」%を積立金の総額として設定し、全体会員のそれぞれが利用した取引代金の全体会員が取引きした取引代金の総額に対する比率に応じて積立金の総額を分配してもよい。この場合、ユーザは決定した取引代金に対する積立金を毎月の末日に提供してもよい。
次の表1は、単位期間に3人の会員が単位期間に特定の加盟店の商品またはサービスを購入したときに会員それぞれの積立金を算出する一例を示している。
すなわち、積立金管理システム210は総広告費用の一定の比率を積立金の総額に決定し、全体の取引代金に対する会員それぞれの取引代金の比率に応じて積立金の総額を分配して個別積立金を決定してもよい。
また、会員230が加盟店220で商品やサービスを、積立金を利用して購入および決済する場合、積立金管理システム210は、会員230が利用した金額だけ積立金を差し引き、差し引かれた金額を加盟店230に提供してもよい。
また、過去の単位期間に測定されたデータと現在の単位期間に対して予測されたデータを用いて現在の単位期間の積立率を決定してもよい。より詳しくは、積立金管理システム210は、積立金の提供が許可された広告主に対する現在の単位期間の予測広告費用および過去の単位期間の実広告費用、そしてユーザが広告主の商品またはサービスに対して現在の単位期間に決済するものと予想される予測取引代金を用いて、現在の単位期間にユーザへ適用される積立率を決定する積立率決定部を備えてもよい。
すなわち、広告主の広告露出による広告費用が、ユーザに提供される積立金の財源になってもよい。したがって、過去の単位期間の実広告費用および現在の単位期間の予測広告費用に基づいて現在の単位期間に提供するための予測積立金の総額を決定してもよく、予測取引代金を用いてユーザが利用した取引代金に対してどれほどの積立金を提供するかを示す積立率を決定してもよい。
また、積立金の提供が許可された広告主の現在の単位期間に対する予測広告費用に基づいて現在の単位期間の積立金の総額を決定してもよく、ユーザが現在の単位期間に広告主の商品またはサービスを購入する場合、ユーザが決済した取引代金および広告主によって決定された積立率を用いてユーザの購入による積立金を決定してもよい。すなわち、取引代金のうち積立金の比率である積立率を広告主が直接決定してもよい。例えば、広告主は、取引代金の1%を積立率として決定してもよく、この場合、広告主の商品またはサービスを購入したユーザは取引代金の1%を積立金として提供される。しかし、このような積立金の総金額は広告主の広告費用に応じて決定され、ユーザの商品またはサービスに対する取引が活発な場合、積立金が積立金の総額を超過することがある。
したがって、現在の単位期間に決定される積立金の合計が積立金の総額を超過する前の取引についてのみ積立金が提供されてもよい。すなわち、積立金は現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額以下である場合のみ提供されてもよい。より具体的な方法については後述する。
また、現在の単位期間に発生する全ての取引に対して積立金を提供するものの、積立金の総額を超過する積立金は広告主が充当してもよい。すなわち、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額を超過する場合、超過する積立金に係る費用が広告主によって提供される。ここで、広告主はこのような積立金を介して広告効果を増大させることができるため、超過する積立金を負担しながらも積立金を提供しようとする広告主には現在の単位期間に持続的に積立金をユーザへ提供するようにしてもよい。
積立率は広告主によって決定されるため、本発明の実施形態では広告主が積立率を決定するために必要な情報や機能を広告主に提供してもよい。
図3から図8は、本発明の一実施形態に係る広告主の広告を露出するウェブサイトを示す図面の一例である。
図3に示された画面300は、図1を参照して説明した広告主110の広告が露出されるウェブサイト(パブリッシャー)画面の一部分を示す一例である。ここで、「Cash」アイコン310〜340が設定された個別広告は、図1および図2を参照して説明した積立金を提供する広告を意味する。すなわち、加盟店の加入が承認されて積立金の提供が許可された広告主の広告に対して「Cash」アイコン310〜340を露出してもよい。
ここで、図2で説明した会員230が「Cash」アイコン310〜340の設定された広告のリンクを介して当該の商品ウェブサイトにアクセスして商品やサービスを購入する場合、取引代金の一定金額を積立金として受けてもよい。ここで、本実施形態によると、会員230が単位期間(例えば、1ヶ月)の間に当該の商品ウェブサイトで商品やサービスを購入した場合、会員230は単位期間が終了した後、積立金の提供を受けてもよい。
図4に示された画面400も図1を参照して説明した広告主110の広告が露出されるウェブサイト(パブリッシャー)画面の一部分を示す一例である。画面400において、「Cash」アイコン410および420は、個別商品ではない特定の広告主ショッピングモール全体に対して積立金が設定された場合である。この場合、「Cash」アイコン410および420は、特定の広告主ショッピングモールで販売される全ての商品またはサービスに積立金が設定されていることを意味する。また、この場合にも「Cash」アイコン430のように個別商品やサービスに積立金が設定されてもよい。
図5に示された画面500は、図1を参照して説明した広告主110の広告が露出されるウェブサイト(パブリッシャー)画面の一部分を示す一例である。ここで、「Cash2%」アイコン510〜540が設定された個別広告は、図1および図2を参照して説明した積立金が提供される広告を意味する。すなわち、加盟店の加入が承認されて積立金の提供が許可された広告主の広告に対して「Cash2%」アイコン510〜540を露出しもよい。ここで、「2%」は図1および図2を参照して説明した積立率を意味し、上述したように、積立率は図2によって説明した積立金管理システム210に決定されてもよい。
言い換えれば、図2で説明した会員230が「Cash2%」アイコン510〜540が設定された広告のリンクを介して当該の商品ウェブサイトにアクセスして商品やサービスを購入する場合、ユーザは取引代金の「2%」を積立金として提供してもよい。ここで、積立率はユーザが決済する取引代金のうち積立金に関する比率を意味するが、積立金の財源は広告が露出されることによって広告主が支払う広告費用である。したがって、積立率を決定するために積立金管理システム210は、上述したように過去の単位期間の実広告費用を用いてもよい。
図6に示された画面600も図1を参照して説明した広告主110の広告が露出されるウェブサイト(パブリッシャー)画面の一部分を示す一例である。画面600において、「Cash2%」アイコン610および620は、個別商品ではない特定の広告主ショッピングモール全体に対して積立金が設定された場合を示す。この場合、「Cash2%」アイコン610および620は特定の広告主ショッピングモールで販売される全ての商品またはサービスに積立金が設定されていることを意味する。また、この場合にも「Cash2%」アイコン630のように個別商品やサービスに積立金が設定されてもよい。
図7に示された画面700は、図1を参照して説明した広告主110の広告が露出されるウェブサイト(パブリッシャー)画面の一部分を示す一例である。ここで、画面700のようにウェブサイトを介して広告と共に当該の積立率に対する情報を共に露出してもよい。すなわち、「Cash1.5%」アイコン710および720、「Cash1%」アイコン730、および「Cash3%」アイコン740と共に、広告主ごとにそれぞれ設定した積立率を広告と共に露出してもよい。
言い換えれば、図2を参照して説明した会員230が「Cash3%」アイコン740が書いている広告によって当該の広告主のウェブサイトにアクセスして当該の広告主の商品またはサービスを購入する場合、取引代金の3%を会員230に提供してもよい。ここで、積立率はユーザが決済する取引代金のうち積立金に関する比率を意味するが、積立金の財源は広告主が広告の露出によって支払う広告費用である。言い換えれば、当該の広告主に対して単位期間に取引きされた商品またはサービスに対する総取引金額に応じて当該の積立率に積立金が発生し、積立金の総額は当該の広告主が支払う広告費用に応じて決定される。
したがって、当該の広告主に対して現在の単位期間に発生する積立金の和が積立金の総額を超過しないように制限してもよい。例えば、現在の単位期間中に発生する積立金の和を算出し、次の積立金によって積立金の総額以上の積立金が発生するものと判断される場合、「Cash3%」アイコン740は当該広告と共に露出されないように制限してもよい。
また、他の例として、現在の単位期間に間持続的に「Cash3%」アイコン740を露出し、積立金の和が積立金の総額を超過する場合、超過金に対しては当該の広告主が充当するようにしてもよい。例えば、積立金の総額だけの無償充填額が当該の広告主に支給されて無償充填額が積立金として用いられてもよく、無償充填額が不足する場合、広告主が充填する有償充填額を積立金として用いてもよい。
図8に示す画面800も図1を参照して説明した広告主110の広告が露出されるウェブサイト(パブリッシャー)画面の一部分を示す一例である。画面800で「Cash2%」アイコン810および「Cash3%」アイコン820は個別商品ではない特定の広告主ショッピングモール全体に対して積立金が設定される場合である。言い換えれば、特定の広告主ショッピングモールで販売される全ての商品または全てのサービスに対して当該の積立率に応じる積立金が提供可能であることを示す。また、この場合にも「Cash3%」アイコン830と共に個別商品や個別サービスに積立金が設定されてもよい。
以上図3から図8に示すように、本実施形態に係る積立金管理システムや積立金管理方法を用いる場合、特定商品や特定サービスの購入または特定のウェブサイトに含まれた商品やサービスの購入による積立金をユーザに提供することによってユーザの関心を誘導でき、これによって、加盟店に加入した広告主の広告効果を増大させることができる。また、当該媒体の立場から広告効果の増大によって広告主の関心を誘導して広告収益を向上させることができる。
図9は、本発明の一実施形態に係る広告主に関連するウェブサイトの注文ページを示す一例である。画面900は、特定の加盟店における注文ページ画面の一部分を示す一例である。ここで、第1点線ボックス910は、本実施形態に係る積立金が積立てられることを示すアイコンと、予め積立てられた積立金が存在する場合にこれを使用できるユーザインタフェースを示す。ここで、積立金の積立や使用のためには本実施形態に係る積立金管理システムに関連するウェブサイトにおけるログインが必要であり、ログインボックス920は、積立金管理システムに関連するウェブサイトにおけるログインのためのユーザインタフェースを示す。すなわち、ユーザは、ログインボックス920を介してログインして自身が加入した会員であることを認証してもよい。
図10は、本発明の一実施形態に係る積立金管理方法の一例を示すフローチャートである。図10では既に説明した積立金管理システムによって各ステップが行われる過程を説明することで積立金管理方法について説明する。
ステップS1010において、積立金管理システムは、積立金の提供が許可された広告主の単位期間の広告費用に基づいて積立金の総額を決定する。ここで、積立金の提供が許可された広告主は、特定のウェブサイトを介して広告を露出する広告主のうち加盟店の加入を申請し、申請が許可された広告主を含んでもよい。また、特定のウェブサイトを介して申請が許可された広告主の広告がユーザに提供される場合、広告に対する情報と共に積立金に関する情報をさらに提供してもよい。すなわち、ユーザは、積立金に関する情報を用いて当該広告によって販売される商品やサービスに積立金が共に提供されることを把握できる。
ここで、積立金管理システムは、単位期間の広告費用の一定の比率を単位期間の積立金の総額に決定してもよい。一例として、特定の広告主の商品またはサービスを購入したユーザに対して単位期間に提供される積立金の総額は次の数式(1)のように表してもよい。
ここで「α」は前述した一定の比率として、0から1までの実数のうち1つの値を有してもよい。
ステップS1020において、積立金管理システムは、ユーザが広告主の商品またはサービスに対して決済した取引代金および積立金の総額に基づいてユーザそれぞれの積立金を決定する。ここで、積立金管理システムは、個別ユーザが利用した取引代金の総取引代金に対する比率をユーザごとに算出し、当該の広告主の積立金の総額を算出された比率に応じて分割してユーザそれぞれの積立金を決定してもよい。例えば、広告主Aの商品またはサービスを購入したユーザBに対する積立金は次の数式(2)のように算出してもよい。
ここで、広告主Aの総取引代金は、広告主Aの商品またはサービスを購入したユーザの取引代金の和を意味する。
ステップS1030において、積立金管理システムは決定された積立金を当該ユーザの積立金の総額に累積する。すなわち、ステップS1020において、決定された積立金は前述した単位期間の積立金である。したがって、ユーザに対してそれぞれ決定された積立金は当該ユーザの積立金の総額に合算される必要があり、積立金管理システムはステップS1030でこのような単位期間の積立金を積立金の総額に合算してもよい。
ステップS1040において、積立金管理システムは、広告主のウェブサイトで当該ユーザの積立金を利用した商品またはサービス購入が発生した場合、ウェブサイトから受信される情報に基づいて当該ユーザの積立金の総額から利用された積立金を差し引く。例えば、ユーザAの積立金の総額が5、000であり、ユーザAが特定の広告主のウェブサイトで商品購入に3、000を利用した場合、積立金管理システムは積立金の総額5、000から商品購入に利用された積立金3、000を差し引いてもよい。この場合、ユーザAの積立金の総額は2、000になる。
図11は、本発明の一実施形態に係る積立金管理システムの内部構成の一例を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る積立金管理システム1100は、図11に示すように、積立金総額決定部1110、積立金決定部1120、積立金累積部1130、および積立金差引き部1140を備えてもよい。
積立金総額決定部1110は、積立金の提供が許可された広告主の単位期間の広告費用に基づいて積立金の総額を決定する。ここで、積立金の提供が許可された広告主は、特定のウェブサイトを介して広告を露出する広告主のうち加盟店の加入を申請し、申請が許可された広告主を含んでもよい。また、特定のウェブサイトを介して申請が許可された広告主の広告がユーザに提供される場合、広告に対する情報と共に積立金に関する情報をさらに提供してもよい。すなわち、ユーザは、積立金に関する情報を用いて当該広告によって販売される商品やサービスに積立金が共に提供されることを把握できる。
ここで、積立金総額決定部1110は、単位期間の広告費用の一定の比率を単位期間の積立金の総額に決定してもよい。一例として、特定の広告主の商品またはサービスを購入したユーザに対して単位期間に提供され得る積立金の総額は前述した数式(1)のように表してもよい。
積立金決定部1120は、ユーザが広告主の商品またはサービスに対して決済した取引代金および積立金の総額に基づいてユーザそれぞれの積立金を決定する。ここで、積立金決定部1120は、個別ユーザが利用した取引代金の総取引代金に対する比率をユーザごとに算出し、当該の広告主の積立金の総額を算出された比率に応じて分割してユーザそれぞれの積立金を決定してもよい。例えば、広告主Aの商品またはサービスを購入したユーザBに対する積立金は前述した数式(2)のように算出してもよい。
積立金累積部1130は、決定された積立金を当該ユーザの積立金の総額に累積する。すなわち、積立金決定部1120で決定された積立金は前述した単位期間の積立金である。したがって、ユーザに対してそれぞれ決定された積立金は当該ユーザの積立金の総額に合算される必要があり、積立金累積部1130はこのような単位期間の積立金を積立金の総額に合算してもよい。
積立金差引き部1140は、広告主のウェブサイトで当該ユーザの積立金を利用した商品またはサービスの購入が発生した場合、ウェブサイトから受信される情報に基づいて当該ユーザの積立金の総額から利用された積立金を差し引く。例えば、ユーザAの積立金の総額が5、000であり、ユーザAが特定の広告主のウェブサイトで商品購入に3、000を利用した場合、積立金差引き部1140は積立金の総額5、000から商品購入に利用された積立金3、000を差し引いてもよい。この場合、ユーザAの積立金の総額は2、000になる。
図10および図11では、積立金の提供が許可された個別の広告主を対象に単位期間の広告費用を介して広告主別の積立金の総額を決定する方法について説明した。しかし、本発明の他の実施形態では、個別の広告主ではない全体の広告主に対する積立金の総額を決定してもよい。この場合、全体の広告主の単位期間の広告費用を介して積立金の総額を別に決定し、個別の広告主の商品またはサービスに対してユーザが決済した取引代金と全体の広告主の積立金の総額に基づいてユーザそれぞれの積立金を決定してもよい。例えば、数式(1)および数式(2)は次の数式(3)および数式(4)のように表してもよい。
ここで、総取引代金は、全体の広告主の商品またはサービスのうち少なくとも1つを購入した全てのユーザの取引代金の和を意味する。
図12は、本発明の一実施形態に係る積立金管理方法の他の例を示すフローチャートである。図12では、積立金管理システムによって各ステップが行われる過程を説明することによって積立金管理方法について説明する。
ステップS1210において、積立金管理システムは、現在の単位期間の予測広告費用および広告主に対する広告費用のうち積立金の総額の比率を用いて現在の単位期間に積立てられる予想金額を決定する。一例として、現在の単位期間に積立てられる予想金額は次の数式(5)のように表してもよい。
ここで、「AAn」はn番目の単位期間の予測広告費用を意味し、「α」は当該の広告主に対する広告費用のうち積立金の総額の比率を意味し、0から1までの実数のうち1つの値を有してもよい。すなわち、数式(5)は、n番目の単位期間が現在の単位期間である場合、現在の単位期間の予測広告費用のうち一定の比率を積立てられる予想金額として決定することを意味する。ここで、一定の比率の「α」は予め選定してもよい。例えば、現在の単位期間の予測広告費用が「1、000、000ウォン」であり、広告費用のうち積立金の総額の比率「α」の値が「0.1」である場合、積立てられる予想金額は「100、000ウォン」のように算出することができる。
また、現在の単位期間の予測広告費用は、過去の単位期間の実広告費用および単位期間ごとの実広告費用に対する変動傾向情報を用いて決定してもよい。例えば、現在の単位期間の予測広告費用は次の数式(6)のように算出してもよい。
ここで、「RAn-1」はn−1番目の単位期間の実広告費用を、関数「f()」はn−1番目の単位期間を含む過去の単位期間の実取引代金と単位期間ごとの実取引代金に対する変動傾向を考慮し、n番目の単位期間の予測広告費用を推定する関数として既に知られた様々な関数のいずれか1つを用いてもよい。
しかし、積立てられる予想金額は、実際に提供される積立金とその差が発生することがある。すなわち、積立金の財源は広告費用である一方、積立金はユーザの取引代金に対して積立率だけ提供されるため、ユーザの取引回数に応じて提供されなければならない積立金が流動的に変動して積立てられた予想金額との差が発生することがある。このような差を決定するために積立金管理システムは次のステップS1220およびステップS1230を行なってもよい。
ステップS1220において、積立金管理システムは、過去の単位期間の実広告費用、広告費用のうち積立金の総額の比率、および過去の単位期間の予測積立金の総額を用いて過去の単位期間の超過/不足積立金を決定する。ここで、超過/不足積立金は、過去の単位期間に超過する積立金や不足する積立金の金額を意味し、一例として、次の数式(7)のように算出してもよい。
ここで、「RAn」はn番目の単位期間の実広告費用を、「En」はn番目の単位期間の予測積立金の総額をそれぞれ意味する。すなわち、n番目の単位期間が現在の単位期間である場合、数式(7)は過去の単位期間の実広告費用と広告費用のうち積立金の総額の比率、そして過去の単位期間の予測積立金の総額を用いて過去の単位期間に超過または不足する積立金の金額を算出してもよい。
ステップS1230において、積立金管理システムは、予想金額と超過/不足積立金との間の差、または比率に基づいて決定される加重値を超過/不足積立金に反映する。例えば、加重値「β」は次の数式(8)のように超過/不足積立金に反映されてもよい。
加重値「β」は、過去の単位期間の超過/不足積立金を現在の単位期間の積立てられる予想金額にいずれの比率に反映するかを設定するための値を意味し、0から1までの実数のうち1つの値を有してもよい。例えば、「β」が1の値を有する場合、過去の単位期間に超過または不足する積立金を全額積立てられる予想金額として反映することを意味し、0の値を有する場合、過去の単位期間に超過または不足する積立金を積立てられる予想金額として反映しないことを意味する。
このような加重値を超過/不足積立金に反映するステップS1230は、必要に応じて積立金管理方法に含まれてもよい。また、加重値は単に積立金管理システムの運営者によって設定されてもよい。
ステップS1240において、積立金管理システムは、予想金額および超過/不足積立金を用いて予測積立金の総額を決定する。ここで、積立金管理システムは、まず、予想金額および加重値が付与された超過/不足積立金を用いての次の数式(9)のように現在の単位期間の予測積立金の総額を決定してもよい。
すなわち、積立金管理システムは、数式(9)によって積立てられる予想金額に加重値の付与された超過/不足積立金を反映してもよい。もし、過去の単位期間の予想積立金の総額よりも実積立金の総額がさらに多い場合、数式(9)の2番目の項は正の値を有する。すなわち、現在の単位期間には、過去の単位期間に残った積立金をさらに含むように予想積立金の総額を決定してもよい。反対に、過去の単位期間の予想積立金の総額よりも実積立金の総額がさらに小さい場合、数式(9)の2番目の項は負の値を有する。すなわち、現在の単位期間には過去の単位期間に不足する積立金を除いて予想積立金の総額を決定してもよい。このように積立金管理システムは、過去の単位期間のデータを用いて現在の単位期間のデータを調整してもよい。
ステップS1250において、積立金管理システムは、現在の単位期間の予測積立金の総額とユーザが広告主の商品またはサービスに対して現在の単位期間に決済するものと予想される予測取引代金を用いて積立率を決定してもよい。例えば、積立率は次の数式(10)のように決定されてもよい。
ここで、「Fn」はn番目の単位期間の積立率を、「ASn」はn番目の単位期間の予測取引代金をそれぞれ意味する。すなわち、n番目の単位期間が現在の単位期間である場合、積立金管理システムは、現在の単位期間の予測積立金の総額の現在の単位期間の予測取引代金に対する比率を現在の単位期間の積立率として決定してもよい。
ここで、予測取引代金は、過去の単位期間の実取引代金および単位期間ごとの実取引代金に対する変動傾向情報を用いて決定してもよい。例えば、現在の単位期間の予測取引代金は次の数式(11)のように算出してもよい。
ここで、「RSn-1」はn−1番目の単位期間の実取引代金を、関数「g()」はn−1番目の単位期間を含む過去の単位期間の実取引代金と単位期間ごとの実取引代金に対する変動傾向を考慮し、n番目の単位期間の予測取引代金を推定する関数として既に知られた様々な関数のいずれか1つを用いてもよい。
以上では説明の便宜のためにステップを分類し、数式を分類して説明したが、積立金管理システムは、1つの積立率予測関数を用いて1つのステップによって積立率を決定してもよい。例えば、積立率予測関数は前述した数式を用いての次の数式(12)または数式(13)のように表してもよい。
前述した図12は1つの実施形態であり、積立金管理システムはステップS1210からステップS1240の4ステップによって積立率を決定した。しかし、本発明の他の実施形態に係る積立金管理システムは、このようなステップを統合したり他のステップによっても積立率を決定したりしてもよい。
すなわち、積立金管理システムは、積立金管理方法を行うため基本的に積立金の提供が許可された広告主に対する現在の単位期間の予測広告費用、および過去の単位期間の実広告費用を用いて現在の単位期間の予測積立金の総額を決定するステップ(図示せず)と、予測積立金の総額およびユーザが広告主の商品またはサービスに対して現在の単位期間に決済するものと予想される予測取引代金を用いて現在の単位期間にユーザへ適用される積立率を決定するステップ(図示せず)とを行なってもよい。ここで、前述したステップS1210からステップS1240が予測積立金の総額を決定するステップ(図示せず)に含まれてもよい。例えば、現在の単位期間の予測広告費用によって予測積立金の総額を決定するが、過去の単位期間の実広告費用を用いて予測積立金の総額を修正してもよく、決定された予測積立金の総額と現在の単位期間の予測取引代金を用いて積立率を決定してもよい。すなわち、積立金管理システムは、予測広告費用および実広告費用を用いて現在の単位期間の予測積立金の総額を決定してもよく、予測積立金の総額の予測取引代金に対する比率を積立率として決定してもよい。
ここで、積立率は取引代金のうち積立金の比率を含んでもよく、積立金の提供が許可された広告主は特定のウェブサイトを介して広告を露出する広告主のうち加盟店の加入を申請し、申請が許可された広告主を含んでもよい。また、取引代金を決済したユーザに積立金を提供してもよい。すなわち、特定のウェブサイトを介して申請が許可された広告主の広告がユーザに提供される場合、広告に関する情報と共に積立率に関する情報をさらに提供してもよく、当該広告によって広告主の商品またはサービスを購入したユーザに積立率に当該する積立金を提供してもよい。
また、積立金管理システムは、広告主に対する広告費用のうち積立金の総額の比率、過去の単位期間の予測積立金の総額をさらに用いて予測積立金の総額を決定してもよい。
図13は、本発明の他の実施形態に係る積立金管理システムの内部構成の他の例を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る積立金管理システム1300は、図13に示すように、予想金額決定部1310、超過/不足積立金決定部1320、加重値反映部1330、決定部1340、および積立率決定部1350を備えてもよい。
予想金額決定部1310は、現在の単位期間の予測広告費用および広告主に対する広告費用のうち積立金の総額の比率を用いて現在の単位期間に積立てられる予想金額を決定する。一例として、現在の単位期間に積立てられる予想金額は前述した数式(5)のように表してもよい。
しかし、積立てられる予想金額は、実際に提供される積立金とその差が発生することがある。すなわち、積立金の財源は広告費用である一方、積立金はユーザの取引代金に対して積立率だけ提供されるため、ユーザの取引回数に応じて提供されなければならない積立金が流動的に変動して積立てられた予想金額とその差が発生することがある。このような差を決定するために積立金管理システム1300は、超過/不足積立金決定部1320および加重値反映部1330を備えてもよい。
超過/不足積立金決定部1320は、過去の単位期間の実広告費用、広告費用のうち積立金の総額の比率および過去の単位期間の予測積立金の総額を用いて過去の単位期間の超過/不足積立金を決定する。ここで、超過/不足積立金は、過去の単位期間に超過した積立金や不足する積立金の金額を意味し、一例として前述した数式(7)のように算出してもよい。
加重値反映部1330は、予想金額と超過/不足積立金との間の差、または比率に基づいて決定される加重値を超過/不足積立金に反映する。例えば、前述した数式(8)のように超過/不足積立金に加重値を反映してもよい。
ここで、加重値は、過去の単位期間の超過/不足積立金を現在の単位期間の積立てられる予想金額にいずれの比率に反映するかを設定するための値を意味し、0から1までの実数のうち1つの値を有してもよい。例えば、加重値が1の値を有する場合、過去の単位期間に超過または不足する積立金を全額積立てられる予想金額として反映することを意味し、0の値を有する場合、過去の単位期間に超過または不足する積立金を積立てられる予想金額として反映しないことを意味する。
このような加重値を超過/不足積立金に反映する加重値反映部1330は、必要に応じて積立金管理システム1300に含まれてもよい。また、加重値は単に積立金管理システムの運用者に応じて設定されてもよい。
決定部1340は、予想金額、加重値が付与された超過/不足積立金および予測取引代金を用いて積立率を決定する。ここで、決定部1340は、まず、予想金額と加重値が付与された超過/不足積立金を用いて前述した数式(9)のように現在の単位期間の予測積立金の総額を決定してもよい。
すなわち、決定部1340は、数式(9)によって積立てられる予想金額に加重値が付与された超過/不足積立金を反映してもよい。もし、過去の単位期間の予想積立金の総額よりも実積立金の総額がさらに多い場合、数式(9)の2番目の項は正の値を有する。すなわち、現在の単位期間には、過去の単位期間に残った積立金をさらに含むように予想積立金の総額を決定してもよい。反対に、過去の単位期間の予想積立金の総額よりも実積立金の総額がさらに小さい場合、数式(9)の2番目の項は負の値を有する。すなわち、現在の単位期間には過去の単位期間に不足する積立金を除いて予想積立金の総額を決定してもよい。このように積立金管理システム1300は、過去の単位期間のデータを用いて現在の単位期間のデータを調整してもよい。
また、積立金管理システム1300は、現在の単位期間の予測積立金の総額と予測取引代金を用いて積立率を決定してもよい。例えば、積立率は前述した数式(10)のように決定してもよい。
ここで、予測取引代金は、過去の単位期間の実取引代金および単位期間ごとの実取引代金に対する変動傾向情報を用いて決定してもよい。例えば、現在の単位期間の予測取引代金は前述した数式(11)のように算出してもよい。
積立金管理システムは、前述した1つの積立率予測関数を用いて1つのステップによって積立率を決定してもよい。例えば、積立率予測関数は前述した数式(12)または数式(13)のように表してもよい。
本発明の他の実施形態に係る積立金管理システムは、図13に示す積立金管理システム1300とは異なるように、予測積立金総額決定部(図示せず)によって予測積立金の総額を決定し、積立率決定部1350によって積立率を決定してもよい。すなわち、図13に示す予想金額決定部1310、超過/不足積立金決定部1320、加重値反映部1330、および決定部1340を予測積立金総額決定部(図示せず)に含んでもよい。
この場合、積立金管理システムは、積立金管理方法を行うため基本的に積立金の提供が許可された広告主に対する現在の単位期間の予測広告費用および過去の単位期間の実広告費用を用いて、現在の単位期間の予測積立金の総額を決定する予測積立金総額決定部(図示せず)と、予測積立金の総額およびユーザが広告主の商品またはサービスに対して現在の単位期間に決済するものと予想される予測取引代金を用いて、現在の単位期間にユーザに適用される積立率を決定する積立率決定部1350を備えてもよい。例えば、予測積立金総額決定部(図示せず)は現在の単位期間の予測広告費用を介して予測積立金の総額を決定するが、過去の単位期間の実広告費用を用いて予測積立金の総額を修正してもよく、積立金決定部1350は決定された予測積立金の総額および現在の単位期間の予測取引代金を用いて積立率を決定してもよい。
ここで、積立率は取引代金のうち積立金の比率を含んでもよく、積立金の提供が許可された広告主は、特定のウェブサイトを介して広告を露出する広告主のうち加盟店の加入を申請し、申請が許可された広告主を含んでもよい。また、取引代金を決済したユーザに積立金を提供してもよい。すなわち、特定のウェブサイトを介して申請が許可された広告主の広告がユーザに提供される場合、広告に関する情報と共に積立率に関する情報をさらに提供してもよく、当該広告によって広告主の商品またはサービスを購入したユーザに積立率に当該する積立金を提供してもよい。
また、他の実施形態に係る積立金管理システムの予測積立金総額決定部(図示せず)は、広告主に対する広告費用のうち積立金の総額の比率、過去の単位期間の予測積立金の総額をさらに用いて予測積立金の総額を決定してもよい。
図12および図13には、積立金の提供が許可された広告主それぞれに対する現在の単位期間の予測広告費用、および過去の単位期間の実広告費用、そしてユーザが当該の広告主の商品またはサービスに対して現在の単位期間に決済するものと予想される予測取引代金を用いてユーザに適用される積立率を決定した。しかし、本発明の他の実施形態では個別の広告主ではない全体の広告主に対して積立率を決定してもよい。この場合、前述した数式(5)から数式(13)は全体の広告主に対して算出されてもよい。
例えば、数式(5)において「AAn」は上述したようにn番目の単位期間の予測広告費用を意味する。この場合、「AAn」は特定の広告主のn番目の単位期間の予測広告費用を意味してもよく、全体の広告主のn番目の単位期間の予測広告費用を意味してもよい。このような個別の広告主および全体の広告主の差異は数式(11)から数式(13)にも同一に適用してもよい。
ここで、全体の広告主を対象に積立率を決定する場合、図5および図6に示すように、全体の広告主に対して同一の積立率を決定してもよい。もし、図12および図13を参照して説明したように、個別の広告主ごとに積立率を決定する場合には個別の広告主ごとに互いに異なる積立率を決定してもよい。
図14は、本発明の一実施形態に係る積立金管理方法の他の例を示すフローチャートである。図14には積立金管理システムによって各ステップが行われる過程を説明することで積立金管理方法について説明する。
ステップS1410において、積立金管理システムは、積立金の提供が許可された広告主の現在の単位期間に対する予測広告費用に基づいて現在の単位期間の積立金の総額を決定する。ここで、積立金の提供が許可された広告主は、特定のウェブサイトを介して広告が露出される広告主のうち加盟店として登録された広告主を含んでもよい。
例えば、積立金管理システムは、予測広告費用の一定の比率を積立金の総額として決定してもよい。この場合、現在の単位期間に積立てられる予想金額は次の数式(14)のように表してもよい。
ここで、「AAn」はn番目の単位期間の予測広告費用を意味し、「α」は広告主に対する広告費用のうち積立金の総額の比率を意味し、0から1までの実数のうち1つの値を有してもよい。すなわち、数式(14)は、n番目の単位期間が現在の単位期間である場合、現在の単位期間の予測広告費用のうち一定の比率を積立てられる予想金額として決定することを意味する。ここで、一定の比率である「α」は予め選定されてもよい。例えば、現在の単位期間の予測広告費用が「1、000、000ウォン」であり、広告費用のうち積立金の総額の比率「α」の値が「0.1」である場合、積立てられる予想金額は「100、000ウォン」と算出することができる。
また、現在の単位期間の予測広告費用は、過去の単位期間の実広告費用および単位期間ごとの実広告費用に対する変動傾向情報を用いて決定してもよい。例えば、現在の単位期間の予測広告費用は次の数式(15)のように算出してもよい。
ここで、「RAn-1」はn−1番目の単位期間の実広告費用を、関数「f()」はn−1番目の単位期間の実広告費用を用いて、n番目の単位期間の予測広告費用を推定する関数として既に知られた多様な関数のいずれか1つを用いてもよい。
他の例として、現在の単位期間の予測広告費用は次の数式(16)のように算出してもよい。
ここで、「RAn-1」はn−1番目の単位期間の実広告費用を、関数「f()」はn−1番目の単位期間を含む過去の単位期間の実取引代金と単位期間ごとの実取引代金に対する変動傾向を考慮し、n番目の単位期間の予測広告費用を推定する関数として既に知られた多様な関数のいずれか1つを用いてもよい。
ステップS1420およびステップS1430は、積立金管理システムによって行われてもよいが、積立金管理システムに関連する異なるシステムによって行われてもよい。例えば、広告主ページを介して広告主の入札を担当するシステムにおいて、ステップS1420およびステップS1430を行ってもよい。図14では積立金管理システムがステップS1420およびステップS1430を行う場合について説明する。
ステップS1420において、積立金管理システムは、広告主の過去の平均転換率およびキーワードの過去の露出位置ごとのクリック数に関する情報を提供する。例えば、積立金管理システムは、広告主の最近1ヶ月間の平均転換率を過去の平均転換率として、そして広告主から選択されたキーワードに対して最近1ヶ月間に発生した一日平均クリック数をランキングごとに確認して過去の露出位置ごとのクリック数として広告主に提供してもよい。ここで、広告主に提供することは広告主ページと共に、広告主に提供されるページを介して過去の平均転換率および過去の露出位置ごとのクリック数に関する情報を露出することを意味する。この場合、過去の平均転換率および過去の露出位置ごとのクリック数に関する情報は、広告主が決定する積立率に応じて発生するものと予想される全体積立金を予想できるようにするものであり、以後のステップS1430で詳しく説明する。
また、積立金管理システムは、(1)キーワードごとに積立金を適用した場合および適用しない場合、CTR(Click Through Rate)または転換率の差に関する情報、(2)キーワードごとに積立率に応じるCTRまたは転換率の差に関する情報、(3)広告主の積立金適用広告と積立金未適用広告に対するCTRまたは転換率の差に関する情報、(4)広告主の広告ごとに積立率に応じるCTRまたは転換率の差に関する情報、および(5)広告主の積立金支給履歴および積立金支給傾向に関する情報のうち少なくとも1つをさらに提供してもよい。
すなわち、積立金管理システムは広告主が積立金を適用する場合、キーワードごとに、または広告主の広告ごとにある程度の広告効果があるかを予測できる情報を広告主に提供することによって積立金の適用を誘導することができ、積立率の決定に役に立つ。ここで、積立率はユーザが広告主の商品またはサービスを購入する場合、ユーザが決済した取引代金のうち提供される積立金の比率を含んでもよく、取引代金を決済したユーザには当該積立金を提供してもよい。
ステップS1430において、積立金管理システムは、仮想的に積立率が設定されて仮想的に設定された積立率に応じる積立金支給予想金額を算出する予想機能をウェブ上に提供する。ここで、積立金支給予想金額は、仮想的に設定された積立率、商品またはサービスの取引代金、過去の平均転換率、および過去の露出位置ごとのクリック数に応じて算出されてもよい。例えば、積立金支給予想金額は次の数式(17)のように算出してもよい。
ここで、「A」は仮想的に設定された積立率、「B」は商品またはサービスの取引代金、すなわち、商品またはサービスの販売金額を意味する。また、「C」は過去の平均転換率、「D」は過去の露出位置ごとのクリック数を意味する。
すなわち、広告主はステップS1420およびステップS1430によって提供される情報や機能を用いて当該広告に対する積立率を決定してもよい。ここで、図5および図6を参照して説明したように、加盟店として登録された広告主の広告が特定のウェブサイトを介してユーザへ提供される場合、広告に関する情報と共に積立率に関する情報をさらに提供してもよい。
ステップS1440において、積立金管理システムはユーザが現在の単位期間に広告主の商品またはサービスを購入する場合、ユーザが決済した取引代金および広告主によって決定された積立率を用いてユーザの購入による積立金を決定する。例えば、ユーザの購入による積立金は次の数式(18)のように算出してもよい。
ここで、ステップS1440によって決定される積立金の合計は取引代金および取引回数に応じて決定される一方、ステップS1410で決定される積立金の総額は広告主が支払う広告費用によって決定されるため、提供される積立金が積立金の総額を超過する場合が発生することがある。
ここで、本発明の一実施形態に係る積立金の管理方法として、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額以下である場合のみ積立金が提供されるよう制限してもよい。この場合、積立率に係る情報も現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額以下である場合のみ広告と共に特定のウェブサイトを介して提供されてもよい。
ここで、上述したように、ユーザが訪問するウェブサイトには広告と共に積立率に係る情報が提供されるため、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額を超過する前に、このような積立率に係る情報がユーザへ提供されることを中断しなければならない。しかし、積立金の和が積立金の総額を超過することを予想する時点と、ユーザが訪問するウェブサイトで積立率に係る情報提供を中断する時点との間にはその差が発生することがあり、ユーザが積立率に係る情報をウェブサイトで確認した後、商品を購入するまでにかかる時間も考慮しなければならない。例えば、0.5%の積立率が提供されることを確認したユーザが商品を購入する間に積立金の和が積立金の総額を超過することもある。
したがって、積立金の管理システムおよび積立金の管理方法では、積立金の和が積立金の総額を超過する時点よりも早い時点で積立率に係る情報がユーザに提供されることを中断するようウェブサイトにリクエストする必要がある。例えば、積立金の管理システムおよび積立金の管理方法では、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金×βを超過する時点で積立率に係る情報がユーザに提供されることを中断するようウェブサイトにリクエストしてもよい。ここで、加重値βは0と1の間の実数のうち決定してもよい。例えば、加重値βとして0.8を用いてもよい。
ここで、このような加重値βの使用によって積立金の総額が決定される積立金の和に比べて余る場合が生じ得る。また、加重値βの使用にもかかわらず、積立金の総額が決定される積立金の和に比べて不足する場合が生じる場合もある。このような場合、積立金の管理システムおよび積立金の管理方法では、次の単位期間に算出される積立金の総額に余る金額を追加したり、または不足する金額を差し引いたりしてもよい。
また、本発明の他の実施形態に係る積立金の管理方法では、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額を超過する場合、超過する積立金に係る費用が広告主によって提供されるように制限してもよい。すなわち、超過する積立金を提供しながらも積立金が持続的に提供されることを希望する広告主について、まずユーザに積立金を全て提供するが、超過した金額に対して広告主が当該金額を支払うようにしてもよい。
図15は、本発明の一実施形態に係る積立金管理システムの内部構成の他の例を説明するためのブロック図である。本実施形態に係る積立金管理システム1500は、図15に示すように、積立金総額決定部1510、情報提供部1520、予想機能提供部1530、および積立金決定部1540を備えてもよい。
積立金総額決定部1510は、積立金の提供が許可された広告主の現在の単位期間に対する予測広告費用に基づいて現在の単位期間の積立金の総額を決定する。ここで、積立金の提供が許可された広告主は、特定のウェブサイトを介して広告が露出される広告主のうち加盟店として登録された広告主を含んでもよい。
例えば、積立金総額決定部1510は、予測広告費用の一定の比率を積立金の総額として決定してもよい。この場合、現在の単位期間に積立てられる予想金額は前述した数式(14)または数式(15)のように算出してもよい。
また、現在の単位期間の予測広告費用は、過去の単位期間の実広告費用および単位期間ごとの実広告費用に対する変動傾向情報を用いて決定してもよい。例えば、現在の単位期間の予測広告費用は前述した数式(16)のように算出してもよい。
ここで、情報提供部1520および予想機能提供部1530は積立金管理システム1500に含まれてもよいが、積立金管理システム1500に関連する異なるシステムによって行われてもよい。例えば、広告主ページを介して広告主の入札を担当するシステムで情報提供部1520および予想機能提供部1530を備えてもよい。図15では、積立金管理システム1500が情報提供部1520および予想機能提供部1530を備える場合について説明する。
情報提供部1520は、広告主の過去の平均転換率およびキーワードの過去の露出位置ごとのクリック数に情報を提供する。例えば、情報提供部1520は、広告主の最近1ヶ月間の平均転換率を過去の平均転換率として、また、広告主から選択されたキーワードに対して最近1ヶ月間に発生した一日平均クリック数をランキングごとに確認して過の去露出位置ごとのクリック数として広告主に提供してもよい。
ここで、広告主に提供することは広告主ページと共に、広告主に提供されるページを介して過去の平均転換率および過の去露出位置ごとのクリック数に関する情報を露出することを意味する。この場合、過去の平均転換率および過去の露出位置ごとのクリック数に関する情報は、広告主が決定する積立率に応じて発生するものと予想される全体積立金を予想できるようにするもので、以後の予想機能提供部1530で詳しく説明する。
また、情報提供部1520は、(1)キーワードごとに積立金を適用した場合と適用しない場合、CTRまたは転換率の差に関する情報、(2)キーワードごとに積立率に応じるCTRまたは転換率の差に関する情報、(3)広告主の積立金適用広告と積立金未適用広告に対するCTRまたは転換率の差に関する情報、(4)広告主の広告ごとに積立率に応じるCTRまたは転換率の差に関する情報、および(5)広告主の積立金支給履歴および積立金支給傾向に関する情報のうち少なくとも1つをさらに提供してもよい。
すなわち、情報提供部1520は広告主が積立金を適用する場合、キーワードごとに、または広告主の広告ごとにある程度の広告効果があるかを予測できる情報を広告主に提供することによって積立金の適用を誘導することができ、積立率の決定に役に立つ。ここで、積立率はユーザが広告主の商品またはサービスを購入する場合、ユーザが決済した取引代金のうち提供される積立金の比率を含んでもよく、取引代金を決済したユーザには当該積立金を提供してもよい。
予想機能提供部1530は仮想的に積立率が設定され、仮想的に設定された積立率に応じる積立金支給予想金額を算出する予想機能をウェブ上に提供する。ここで、積立金支給予想金額は、仮想的に設定された積立率、商品またはサービスの取引代金、過去の平均転換率、および過去の露出位置ごとのクリック数に応じて算出されてもよい。例えば、積立金支給予想金額は前述した数式(17)のように算出してもよい。
すなわち、広告主は情報提供部1520や予想機能提供部1530を通じて提供される情報や機能を用いて当該広告に対する積立率を決定してもよい。ここで、図4および図5を参照して説明したように、加盟店として登録された広告主の広告が特定のウェブサイトを介してユーザに提供される場合、広告に関する情報と共に積立率に関する情報をさらに提供してもよい。
積立金決定部1540は、ユーザが現在の単位期間に広告主の商品またはサービスを購入する場合、ユーザが決済した取引代金および広告主によって決定された積立率を用いてユーザの購入による積立金を決定する。例えば、ユーザの購入による積立金は数式(18)のように算出してもよい。
ここで、積立金決定部1540で決定される積立金の合計は取引代金と取引回数に応じて決定される一方、積立金総額決定部1510で決定される積立金の総額は広告主が支払う広告費用を介して決定されるため、提供される積立金が積立金の総額を超過する場合が生じ得る。
ここで、本発明の一実施形態に係る積立金の管理システム1500では、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額以下である場合のみ積立金が提供されるように制限してもよい。この場合、積立率に関する情報も現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額以下である場合のみ広告と共に特定のウェブサイトを介して提供されてもよい。
ここで、上述したように、ユーザが訪問するウェブサイトには広告と共に積立率に関する情報が提供されるため、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額を超過する前に、このような積立率に係る情報がユーザに提供されることを中断しなければならない。しかし、積立金の和が積立金の総額を超過することを予想する時点とユーザが訪問するウェブサイトで積立率に係る情報提供を中断する時点との間にはその差が発生することがあり、ユーザが積立率に関する情報をウェブサイトで確認した後に商品を購入するまでかかる時間も考慮しなければならない。例えば、0.5%の積立率が提供されることを確認したユーザが商品を購入する間に積立金の和が積立金の総額を超過することがある。
したがって、積立金の管理システムおよび積立金の管理方法では、積立金の和が積立金の総額を超過する時点よりも早い時点に積立率に関する情報がユーザに提供されることを中断するようにウェブサイトにリクエストする必要がある。例えば、積立金の管理システムおよび積立金の管理方法では、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金×βを超過する時点に積立率に関する情報がユーザへ提供されることを中断するようにウェブサイトにリクエストしてもよい。ここで、βは0と1間の実数の中で決定されてもよい。
ここで、このような加重値βの使用によって積立金の総額が決定される積立金の和に比べて余る場合が生じる。また、加重値βの使用にもかかわらず、積立金の総額が決定される積立金の和に比べて不足する場合が生じることもある。このような場合、積立金の管理システムおよび積立金の管理方法では、次の単位期間に算出される積立金の総額に余る金額を追加したり、または不足する金額を差し引いたりしてもよい。
また、本発明の他の実施形態に係る積立金の管理システム1500では、現在の単位期間に決定される積立金の和が積立金の総額を超過する場合、超過する積立金に係る費用が広告主によって提供されるように制限してもよい。すなわち、超過する積立金を提供しながらも積立金が持続的に提供されることを希望する広告主に対して、まず、ユーザに積立金を全て提供するが、超過した金額について広告主が当該金額を支払うようにしてもよい。
図16は、本発明の一実施形態に係る広告主に提供される情報および予想機能を含むウェブページ画面の一例である。ウェブページ画面1600で第1実線ボックス1610は広告主の最近1ヶ月間の平均転換率を示している。ここで、「0.05」は、広告主の広告を選択して広告ページでアクセスしたユーザ100人のうち5人が、広告主が誘導した動作を行った場合を示す。例えば、最近1ヶ月間に30000人が広告主の広告を選択して広告ページにアクセスした場合、30000人のうち1500人が広告主の商品またはサービスを購入した場合を意味する。
第2実線ボックス1620は、広告主から選択されたキーワードAの1ヶ月間ランキングごとの一日平均クリック数を示している。ここで、クリック数はユーザが当該広告を選択した回数を意味する。すなわち、キーワードAに対して1位に露出された広告は最近1ヶ月間の一日平均800回ユーザに選択され、2位に露出された広告は最近1ヶ月間の一日平均1000回ユーザに選択されたことを示す。
第3実線ボックス1630は、単位期間の間の積立金支給予想金額を広告主に知らせて積立率の決定を手伝うためのユーザインタフェースを示している。ここで、積立金支給予想金額は前述した数式(17)のように算出してもよい。ここで、商品またはサービスの取引代金は既に決定され、過去の平均転換率は前述した最近1ヶ月平均転換率に応じて決定してもよく、過去の露出位置ごとのクリック数は前述したキーワードAの1ヶ月間ランキングごとの一日平均クリック数のうち広告主が選択するランキングに応じて決定してもよい。すなわち、広告主が仮想の積立率を入力すると、ユーザインタフェースは積立金支給予想金額を算出して広告主に提供してもよい。
このように、本発明の実施形態によると、広告主の露出された広告によってユーザが広告主の商品やサービスを購入して決済が発生する場合、ユーザに積立金を提供してもよく、広告主の単位期間の広告費用に基づいて積立金の総額を決定して積立金の総額をユーザが決済した取引代金の比率に基づいて配分してもよい。
また、特定商品や特定サービスの購入または特定のウェブサイトに含まれた商品やサービスの購入による積立金をユーザに提供することによってユーザの関心を誘導でき、これによって加盟店に加入した広告主の広告効果を増大させることができると共に、当該媒体の立場で広告効果の増大によって広告主の関心を誘導して広告収益を向上させることができる。
また、過去の単位期間の実広告費用および実取引代金によって予測された現在の単位期間の予測広告費用と予測取引代金を用いてユーザの取引代金に対する積立率を決定してもよく、積立金の和が積立金の総額を超過する場合、広告主の選択に応じて、(1)広告主が超過額を充当しながらユーザに対する積立金支給を維持したり、または(2)ユーザに対する積立情報露出および積立金支給を中断したりしてもよい。
本発明の実施形態に係る方法は、多様なコンピュータ手段を介して様々な処理を実行することができるプログラム命令の形態で実現され、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。コンピュータ読取可能な媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などのうちの1つまたはその組合せを含んでもよい。媒体に記録されるプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり、使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、光ディスクのような光磁気媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれてもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コード(machine code)だけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コード(higher level code)を含む。上述したハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアのレイヤで動作するように構成されてもよい。
上述したように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から多様な修正及び変形が可能である。
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲だけではなく特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。