JP2019036133A - レーン閉鎖報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交通状況を利用してレーンの閉鎖状態が終了したことを判定することができるように閉鎖レーンの状況を車両へ報知するレーン閉鎖報知装置を提供する。【解決手段】レーン閉鎖報知装置1は、片側に複数レーンを有する道路において複数レーンに含まれる少なくとも一つのレーンは道路延在方向の第1地点を車両が通行できない閉鎖レーンであると判定された場合に、第1地点に向かって走行する対象車両に対して閉鎖レーンの状況を報知する装置である。この装置は、対象車両を第1の対象車両と第2の対象車両とに分類する設定部43と、第1の対象車両に対しては閉鎖レーンの閉鎖地点として第1地点を報知し、第2の対象車両に対しては閉鎖レーンの閉鎖地点として第1地点よりも上流側の地点を報知する報知部44とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、レーン閉鎖報知装置に関する。
特許文献1には、障害物を検出する装置が記載されている。この装置は、道路上の所定の区域において車線変更をした車両の台数の、当該区域を通過した車両の台数に対する比が、第1の閾値以上になっている場合に、当該区域内に障害物が存在することを検出する。
特開2006−313519号公報
ところで、レーン上の障害物が存在しなくなったこと、つまり、レーンの閉鎖状態が終了したことを判定するために、交通状況を利用することが考えられる。例えば、車両が閉鎖レーンの閉鎖地点(障害物が存在すると判定された地点)を通過したという事実が確認された場合、レーンの閉鎖状態が終了したと判定することができる。
一方、閉鎖レーンを報知された車両は、閉鎖レーンを避けて、隣接する他のレーンを走行することが想定される。そして、障害物が存在しなくなった後においても、障害物が存在しなくなったことを報知されない限り、隣接する他のレーンを走行することが想定される。つまり、閉鎖レーンであると判定された後においては、交通状況を利用して当該レーンの閉鎖状態が終了したことを判定することができないおそれがある。
本発明は、交通状況を利用してレーンの閉鎖状態が終了したことを判定することができるように閉鎖レーンの状況を車両へ報知するレーン閉鎖報知装置を提供することを目的とする。
本発明に係る装置は、片側に複数レーンを有する道路において複数レーンに含まれる少なくとも一つのレーンは道路延在方向の第1地点を車両が通行できない閉鎖レーンであると判定された場合に、第1地点に向かって走行する対象車両に対して閉鎖レーンの状況を報知するレーン閉鎖報知装置である。この装置は、対象車両を第1の対象車両と第2の対象車両とに分類する設定部と、第1の対象車両に対しては閉鎖レーンの閉鎖地点として第1地点を報知し、第2の対象車両に対しては閉鎖レーンの閉鎖地点として第1地点よりも上流側の地点を報知する報知部とを備える。
本発明によれば、交通状況を利用してレーンの閉鎖状態が終了したことを判定することができるように閉鎖レーンの状況を車両へ報知することができる。
レーン閉鎖判定システムの構成を示すブロック図である。 閉鎖報知処理のフローチャートである。 閉鎖報知処理及びその後の閉鎖判定処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
[レーン閉鎖判定システムの概要]
図1は、レーン閉鎖判定システムの構成を示すブロック図である。図1に示されるように、実施形態に係るレーン閉鎖報知装置1は、レーン閉鎖判定システム2の構成要素である。レーン閉鎖判定システム2は、複数の車両(車両3〜車両3X)及びセンタ4を備える。なお、Xは2より大きい自然数である。
車両3〜車両3Xは、走行に必要な周知の構成を備え、運転者の運転操作又は自動運転機能によってアクチュエータなどを動作させて道路を走行する。車両3〜車両3Xは、ネットワークNを介して、センタ4と通信可能に構成されている。ネットワークNは、例えばインターネット又は専用回線などである。
センタ4は、車両3〜車両3Xと通信可能に構成されている。センタ4は、いわゆる中央管理センタであり、周知の構成を採用することができる。センタ4は、ネットワークNを介して車両3〜車両3Xから情報を取得し、蓄積する。
[車両の詳細]
車両3〜車両3Xは、同一の機能を有するため、以下では車両3をその代表として説明する。車両3は、位置取得部31及び通信部32を備える。位置取得部31は、車両3の位置を取得する。位置取得部31は、一例として、GPS(Global Positioning System)受信器であり、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、車両3の位置(例えば車両3の緯度及び経度)を測定する。通信部32は、通信機器であり、ネットワークNを介してセンタ4と通信する。通信部32は、位置取得部31により取得された車両3の位置、及び、当該位置を通過した時刻(通過時刻)をセンタ4へ送信する。また、通信部32は、センタ4から閉鎖レーンの状況を受信する。閉鎖レーンとは、障害物や停車車両などの存在によって車両が通行できないレーンである。閉鎖レーンの状況は、閉鎖地点を含む。閉鎖地点とは、レーンが閉鎖されている道路上の地点である。車両3〜車両3Xは、受信した情報に基づいて、閉鎖レーンの閉鎖地点に関する警報、運転支援、又は自動運転による回避などを実行してもよい。
[センタの詳細]
センタ4は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置、及び通信装置などを有する汎用コンピュータで構成される。センタ4は、車両3〜車両3Xから得られた位置及び通過時刻を集約する。
センタ4は、取得部41、判定部42、レーン閉鎖報知装置1、及び、道路情報が収録された地図45を備える。道路情報は、一例として、位置情報に関連付けられた道路識別子、道路延在方向に沿って設定された地点識別子、レーン識別子などを含む。
取得部41及び判定部42は、片側に複数レーンを有する道路(片側複数車線の道路)のレーンの閉鎖を判定する。取得部41は、車両3〜車両3Xから受信した情報に基づいて、片側複数車線の道路を走行する車両の道路延在方向の走行地点、走行地点の通過時刻、及び、走行レーンを取得する。取得部41は、地図45を参照し、車両3〜車両3Xの位置に基づいて、道路に設定された走行地点及び走行レーンを取得する。取得部41は、取得された走行地点、通過時刻、及び、走行レーンをセンタ4に備わる記憶装置に格納してもよい。
判定部42は、取得部41により取得された走行地点、通過時刻及び走行レーンに基づいて、対象地点の対象レーンが閉鎖レーンであるか否かを判定する。対象地点とは、レーンの閉鎖を判定する対象となる道路上の地点であり、道路延在方向に任意に設定される。対象レーンとは、閉鎖を判定する対象となるレーンであり、対象地点における複数レーンに含まれるレーンである。対象レーンも任意に設定することができる。判定部42は、一例として、3つの条件を判定し、判定結果を組み合わせることで、対象地点の対象レーンが閉鎖されているか否かを判定する。
第1の条件として、判定部42は、対象地点において対象レーンを走行した車両が第1時間以上存在しないことを判定する。第1の条件は、レーンの閉鎖状態の定常性を判定するための条件である。例えば、作業車などの走行速度の遅い低速車両が走行している場合、後続車両が連続して低速車両を追い越すことが予想される。このため、対象地点において対象レーンを走行した車両の台数のみを判定してしまうと、台数を判定するための閾値によっては、低速車両が走行するレーンは閉鎖されている、と誤判定するおそれがある。このため、第1時間以上という時間的な制約を設けている。なお、第1時間は、定常性を判定するために予め設定された閾値であり、例えば5分が採用される。
第2の条件として、判定部42は、対象地点において複数レーンのうち対象レーン以外のレーンを走行した車両が第1台数以上存在することを判定する。第2の条件は、車両が通過できないレーンである不通過レーンを特定するための条件である。なお、時間の指標のみでは、単に車両が道路を走行していなかったのか、それとも、車両が対象レーンのみ走行していないのか、を判定することができない。第2の条件を設けることで、道路の交通流を確認し、対象レーンのみ車両が通過していないことを判定することができる。第1台数は、不通過レーンを特定するために予め設定された閾値であり、例えば10台が採用される。
第3の条件として、判定部42は、対象地点の上流側に位置する地点において対象レーンから対象レーン以外のレーンへ車線変更した車両が第2台数以上存在することを判定する。上流側とは、交通流における上流側であり、対象地点へ向かう車両からみて手前側を意味する。第3の条件は、回避の必要性を判定するための条件である。上述した第2の条件を用いることで対象レーンが閉鎖されていることを判定することも可能な場合があるものの、確度を高めるために、第3の条件を用いて回避操作というイベントが発生しているという事実(対象レーンを回避した事実)を判定する。なお、第2台数は、回避の必要性を判定するために予め設定された閾値であり、例えば5台が採用される。
判定部42は、上述した第1の条件、第2の条件、及び、第3の条件が全て肯定的な場合に、対象地点の対象レーンが閉鎖レーンであると判定する。つまり、判定部42は、対象地点において対象レーンを走行した車両が第1時間以上存在せず、対象地点において複数レーンのうち対象レーン以外のレーンを走行した車両が第1台数以上存在し、かつ、対象地点の上流側に位置する地点において対象レーンから対象レーン以外のレーンへ車線変更した車両が第2台数以上存在する場合には、対象地点において対象レーンが閉鎖されていると判定する。以下、閉鎖された地点を第1地点として説明する。
レーン閉鎖報知装置1は、複数レーンに含まれる少なくとも一つのレーンが閉鎖レーンであると判定された場合に、対象車両に対して閉鎖レーンの状況を報知する。対象車両とは、報知対象の車両であり、片側の複数レーンにおいて第1地点に向かって走行する車両である。対象車両は、片側の複数レーンにおいて第1地点よりも上流側の所定距離以内に位置する車両である。
レーン閉鎖報知装置1は、設定部43及び報知部44を備える。設定部43は、対象車両を第1群と第2群とに分類する。第1群は、少なくとも1台の第1の対象車両からなる群であり、第2群は、少なくとも1台の第2の対象車両からなる群である。つまり、設定部43は、対象車両を第1の対象車両と第2の対象車両とに分類している。この分類は、後述のとおり、一部の対象車両の報知内容を変更するために行われる。
設定部43は、例えば、対象車両の識別子と第1の対象車両である旨の情報とを関連付けて記憶することで、対象車両を第1の対象車両であると分類する。設定部43は、例えば、対象車両の識別子と第2の対象車両である旨の情報とを関連付けて記憶することで、対象車両を第2の対象車両であると分類する。
設定部43は、例えば、予め定められた割合で対象車両を分類する。一例として、設定部43は、全対象車両に対する第1群の割合が90%、全対象車両に対する第2群の割合が10%となるように、対象車両を分類する。設定部43は、時間経過とともに第2群の割合を増加させてもよい。例えば、設定部43は、初期設定として、全対象車両に対する第1群の割合が90%、全対象車両に対する第2群の割合が10%となるように設定し、30分後には、全対象車両に対する第1群の割合が80%、全対象車両に対する第2群の割合が20%となるように設定し、60分後には、全対象車両に対する第1群の割合が70%、全対象車両に対する第2群の割合が30%となるように設定してもよい。
設定部43は、全ての対象車両を認識した後で分類を行ってもよいし、対象車両を認識する度に分類を行ってもよい。なお、設定部43は、対象車両を認識する度に分類を行う場合には、分類時において全対象車両の台数が確定しない。この場合、設定部43は、確率を用いてもよい。例えば、設定部43は、全対象車両に対する第1群の割合が90%、全対象車両に対する第2群の割合が10%の条件であれば、対象車両が第1群に分類される確率が0.9、対象車両が第2群に分類される確率が0.1として、確率を用いて分類を行えばよい。
報知部44は、第1の対象車両に対しては閉鎖レーンの閉鎖地点として第1地点を報知し、第2の対象車両に対しては閉鎖レーンの閉鎖地点として第1地点よりも上流側の地点を報知する。つまり、報知部44は、第2の対象車両に対しては、システム側で判定された閉鎖地点である第1地点を報知せず、第1地点よりも上流側の地点(第2の対象車両からみて第1地点の手前の地点)を閉鎖地点として報知する。第2の対象車両へ報知される地点と、第1地点との差分は、予め設定される。例えば、差分は、第1の対象車両と第2の対象車両との間で、回避開始から回避終了までの走行軌跡に差が生じ、かつ、第2の対象車両が閉鎖地点を回避した後にレーンの閉鎖状況を認識することができる程度の距離に設定される。具体的な差分の一例は、例えば50mや100m程度である。
[閉鎖判定処理のフローチャート]
図2は、閉鎖報知処理のフローチャートである。図2のフローチャートは、例えば、レーン閉鎖報知装置1の開始指示を運転者から受け付けたタイミングで開始される。図3は、閉鎖報知処理及びその後の閉鎖判定処理を説明するための図であり、以下のフローチャートの説明、及び作用効果の説明において適宜参照される。
図2に示されるように、レーン閉鎖報知装置1は、閉鎖判定処理(S10)として、車両前方の地点dが閉鎖判定されているか否かを判定する。閉鎖地点は、一例として、取得部41及び判定部42によって判定される。図3の(A)に示されるように、判定対象となる道路は、一例として、2つのレーンw(w=(i,q))を有する片側二車線の道路rである。道路rには、道路延在方向に沿って地点dが予め設定されている。判定部42は、地点dの中から1つの地点を選択し、対象地点dとする。また、対象地点dにおけるレーンw(w=(i,q))の中から1つのレーンを選択し、対象レーンiとする。そして、対象レーンiの対象地点dにおける車両の通過状態に基づいて、当該対象レーンが閉鎖されているか否かを判定する。例えば、判定部42は、上述した第1の条件、第2の条件、及び、第3の条件が全て肯定的な場合に、対象地点の対象レーンが閉鎖レーンであると判定する。図中では、地点d及び地点d+1において物体Eが存在しており、車両が対象レーンiの地点d及び地点d+1を回避して走行している。このため、地点d及び地点d+1が閉鎖地点となり、レーンiが閉鎖レーンとなる。なお、対象地点及び対象レーンの選択は、予め設定された順番で網羅的に決定されてもよいし、回避イベントが多発している箇所が優先されるように選択されてもよい。そして、レーン閉鎖報知装置1は、道路を走行する車両の一つを選択する。そして、選択された車両の前方において閉鎖地点と判定された地点が存在するか否かを判定する。
車両前方の地点d及び地点d+1が閉鎖判定されていると判定された場合(S10:YES)、レーン閉鎖報知装置1は、距離判定処理(S12)として、車両から地点d及び地点d+1までの距離が閾値以下であるか否かを判定する。レーン閉鎖報知装置1は、閉鎖判定された地点が複数存在する場合、上流側の地点dを基準に距離を算出する。レーン閉鎖報知装置1は、閉鎖判定処理(S10)にて選択された車両の位置と、地点dの位置とに基づいて、車両から地点dまでの距離を算出する。そして、レーン閉鎖報知装置1は、算出された距離が閾値以下であるか否かを判定する。閾値は、報知対象の車両であるか否かを判定するために予め定められた距離(値)である。
車両から地点dまでの距離が閾値以下であると判定された場合(S12:YES)、レーン閉鎖報知装置1の設定部43は、対象車両設定処理(S14)として、当該車両を対象車両として認識する。そして、設定部43は、対象車両を第1群又は第2群に分類する。つまり、設定部43は、対象車両を第1の対象車両又は第2の対象車両に分類する。設定部43は、一例として、所定の確率を用いて、対象車両を分類する。
続いて、レーン閉鎖報知装置1の報知部44は、分類判定処理(S16)として、対象車両設定処理(S14)で設定された車両が第1群(つまり第1の対象車両)に分類されているか否かを判定する。
車両が第1群に分類されていると判定された場合(S16:YES)、報知部44は、第1報知処理(S18)として、閉鎖レーンの閉鎖地点として地点d及び地点d+1を報知する。これに対して、車両が第1群に分類されていないと判定された場合(S16:NO)、報知部44は、第2報知処理(S20)として、閉鎖レーンの閉鎖地点として地点d−kを報知する。例えば、図3の(B)に示されるように、報知部44は、第1地点である地点d及び地点d+1よりも上流側の地点d−1及び地点d−2を閉鎖地点として報知する。
車両前方の地点dが閉鎖判定されていないと判定された場合(S10:NO)、車両から地点dまでの距離が閾値以下でないと判定された場合(S12:NO)、第1報知処理(S18)又は第2報知処理(S20)が終了した場合、レーン閉鎖報知装置1は、図2に示されるフローチャートを終了する。図2のフローチャートは、レーン閉鎖報知装置1の終了指示を運転者から受け付けるまで、閉鎖判定処理(S10)から再度開始される。
[実施形態に係るレーン閉鎖報知装置の効果]
実施形態に係るレーン閉鎖報知装置1によれば、図3の(B)に示されるように、第2の対象車両に対しては、閉鎖レーンの閉鎖地点と判定された地点d及び地点d+1(第1地点)よりも上流側の地点d−1及び地点d−2が閉鎖地点として報知される。このため、第2の対象車両は、本来の閉鎖地点よりも上流側で回避することになるものの、回避後において運転者が地点d及び地点d+1の閉鎖状況を視認することができる。このため、本来の閉鎖地点よりも上流側の地点を報知されたとしても、安全に走行することができる。
その後、物体Eが道路上から存在しなくなったとする。このとき、図3の(C)に示されるように、第1の対象車両は、存在しない物体Eを回避するように走行してしまう。このため、第1の対象車両だけでは、いつまでたっても交通状況を用いて閉鎖終了を判定することができない。これに対して、第2の対象車両は、図3の(D)に示されるように、物体Eが道路上から存在しなくなった場合には、地点d−1及び地点d−2を回避した後に、閉鎖地点と判定された地点d及び地点d+1を通過する可能性がある。このため、第2の対象車両を設定することで、交通状況を用いてレーンの閉鎖の終了を判定することができるようになる。
なお、第2の対象車両に対しては閉鎖地点を報知しないという対応も考えられるが、その場合には第2の対象車両がレーン閉鎖報知装置の恩恵を受けることができないばかりか、条件に応じて閉鎖地点が報知されることとなり、結果として運転者がレーン閉鎖報知装置に対して不信感を抱くおそれがある。これに対して、実施形態に係るレーン閉鎖報知装置1によれば、システムへの信頼を損なわない範囲で、レーンの閉鎖状況の終了の判定を実現させることができる。
上述した実施形態は、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
例えば、車両3〜車両3Xが地図45に相当する地図を備えてもよい。この場合、車両3〜車両3Xが走行地点、走行地点の通過時刻及び走行レーンをそれぞれ算出することができる。そして、車両3〜車両3Xは、車両の位置に替えて、走行地点、走行地点の通過時刻及び走行レーンをセンタ4へ送信する。そして、取得部41は、車両3〜車両3Xから受信した情報からそのまま走行地点、走行地点の通過時刻及び走行レーンを取得する。また、車両3〜車両3Xは、ナビゲーションシステムを備え、ナビゲーションシステムから走行地点及び走行レーンを取得してもよい。これらの場合、センタ4は地図45を備えていなくてもよい。
また、判定部42が、第1の条件、第2の条件、及び、第3の条件が全て肯定的な場合に、対象地点の対象レーンが閉鎖レーンであると判定する例を説明したが、閉鎖レーン及び閉鎖地点の判定はこれに限定されるものではない。判定部42は、周知の手法で閉鎖レーン及び閉鎖地点を判定してもよい。
また、設定部43が予め定められた割合や確率で対象車両を第1群又は第2群に分類する例を説明したが、対象車両の分類はこれに限定されるものではない。例えば、設定部43は、乱数を用いて、対象車両が第1の対象車両であるか第2の対象車両であるかを決定してもよい。
1…レーン閉鎖報知装置、2…レーン閉鎖判定システム、3…車両、4…センタ、43…設定部、44…報知部。

Claims (1)

  1. 片側に複数レーンを有する道路において前記複数レーンに含まれる少なくとも一つのレーンは道路延在方向の第1地点を車両が通行できない閉鎖レーンであると判定された場合に、前記第1地点に向かって走行する対象車両に対して前記閉鎖レーンの状況を報知するレーン閉鎖報知装置であって、
    前記対象車両を第1の対象車両と第2の対象車両とに分類する設定部と、
    前記第1の対象車両に対しては前記閉鎖レーンの閉鎖地点として前記第1地点を報知し、前記第2の対象車両に対しては前記閉鎖レーンの閉鎖地点として前記第1地点よりも上流側の地点を報知する報知部と、
    を備えるレーン閉鎖報知装置。
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