JP2019036058A - 駐車場監視装置、駐車場監視方法、駐車場監視プログラム - Google Patents

駐車場監視装置、駐車場監視方法、駐車場監視プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動運転車両の機能を少なくできる駐車場監視技術を提供する。【解決手段】本発明の駐車場監視装置が監視する駐車場は、自動運転車両の識別情報を取得するとともに車路と車室を有する駐車エリアへの入庫の順番を特定するための識別センサと、前記車路のあらかじめ定めた監視ゾーンを自動運転車両が通過したことを示す監視情報を出力する監視センサを備える。本発明の駐車場監視装置は、運転計画部と通過予定情報生成部と確認部を備える。運転計画部は、自動運転車両が通る経路を特定する運転計画を得る。通過予定情報生成部は、入庫の場合は識別情報と運転計画に基づき、出庫の場合は運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する。確認部は、監視情報を取得すると、通過予定情報と照合する。【選択図】図4

Description

本発明は自動運転車両用の駐車場を監視する駐車場監視装置、駐車場監視方法、駐車場監視プログラムに関する。
特許文献1には、駐車場内での自動運転制御中に車両と障害物との接触判定が行われた場合に、他車両の通行の妨げにならないように車両を退避させる技術が示されている。
特開2015−230641号公報
自動運転車両であれば、現在位置から指定された位置まで自動運転により移動する機能と、その機能に必要な制御や通信などの機能は備えていると考えられる。特許文献1の技術の場合、それらの通常の自動運転車両の機能に加え、自動運転車両が接触判定を行う機能、退避位置に移動させる機能などを備えていなければ実施できない。追加の機能は製造会社や車種によって異なると考えられるので、駐車場の監視を目的とした自動運転車両への機能追加はできるだけ少なくしたい。
本発明は、自動運転車両の機能を少なくできる駐車場監視技術を提供することを目的とする。
本発明の駐車場監視装置が監視する駐車場は、自動運転車両の識別情報を取得するとともに車路と車室を有する駐車エリアへの入庫の順番を特定するための識別センサと、前記車路のあらかじめ定めた監視ゾーンを自動運転車両が通過したことを示す監視情報を出力する監視センサを備える。本発明の駐車場監視装置は、運転計画部と通過予定情報生成部と確認部を備える。運転計画部は、自動運転車両が通る経路を特定する運転計画を得る。通過予定情報生成部は、入庫の場合は識別情報と運転計画に基づき、出庫の場合は運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する。確認部は、監視情報を取得すると、通過予定情報と照合する。
本発明の駐車場監視装置によれば、自動運転車両が少なくとも特定された経路にしたがって移動する機能を有していれば、駐車場を監視できる。よって、自動運転車両に要求する機能を少なくできる。
駐車場の様子を示す図。 図1の監視ゾーン221、222の部分を拡大した図。 図1の監視ゾーン223、224の部分を拡大した図。 本発明の駐車場監視装置を含む機能構成例を示す図。 自動運転車両の機能構成例を示す図。 駐車場監視装置と自動運転車両の入庫の処理フローを示す図。 入庫時の運転計画の例を示す図。 監視ゾーン221の通過予定情報のリストの例を示す図。 監視ゾーン222の通過予定情報のリストの例を示す図。 駐車場監視装置と自動運転車両の通常の出庫の処理フローを示す図。 出庫時の運転計画の例を示す図。 監視ゾーン223の通過予定情報のリストの例を示す図。 監視ゾーン224の通過予定情報のリストの例を示す図。 駐車場監視装置と自動運転車両の入庫完了前の出庫の処理フローを示す図。 出庫時の運転計画の例を示す図。 監視ゾーン222の通過予定情報のリストの例を示す図。 監視ゾーン223の通過予定情報のリストの例を示す図。 監視ゾーン224の通過予定情報のリストの例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、同じ機能を有する構成部には同じ番号を付し、重複説明を省略する。
<駐車場>
図1は、駐車場の様子を示す図である。駐車場900は、乗降エリア910と駐車エリア920を備える。乗降エリア910は、利用者が自動運転車両から乗り降りするエリアである。利用者が降りた自動運転車両は、入口980から駐車エリア920に入庫する。利用者が駐車場900から出場するときは、自動運転車両は駐車エリア920から出口990を通過して出庫し、利用者が乗降エリアで乗車する。駐車エリア920は、車路921と車室922−1,…,Nを有する。Nは1以上の整数であり、車室の数を示している。以下の説明では、n,n1,…,n6は1以上N以下の整数を示しており、車室922−nは、n番目の車室を意味している。駐車エリア920は、いわゆる自動バレーパーキングであり、運転者が乗車していない自動運転車両が入庫することを前提としている。また、駐車場900への自動運転車両の出入りは、「入場」、「出場」と表現し、駐車エリア920への自動運転車両の出入りは、「入庫」、「出庫」と表現する。図1では、自動運転車は四角で示され、三角が付された方が前を示している。また、以下の説明で利用する自動運転車両には符号として500−m1,…,m6を付している。
駐車場900は、自動運転車両の識別情報を取得するとともに駐車エリアへの入庫の順番を特定するための識別センサ210−1を備える。また、駐車場900は、自動運転車両の識別情報を取得するとともに駐車エリアからの出庫の順番を特定するための識別センサ210−2も備えてもよい。識別センサ210−1の第1の具体例は、カメラと画像処理装置の組合せであり、入口980の付近に設置されたカメラの映像から、車番の情報を自動運転車両の識別情報として取得する。例えば、入口が1つの場合には、識別情報を取得した順番で入庫の順番を特定できる。入口が複数ある場合も、識別情報を取得した順番、入口を通過した順番、入口を通過した自動運転車両が合流する地点の映像から識別できる順番などで入庫の順番をある程度特定できる。なお、「ある程度特定」とは、順番を完全には特定できなくても、順番が入れ替わる可能性のある自動運転車両を認識しながら特定できるという意味である。識別センサ210−1の第2の具体例は、ETCアンテナと送受信装置の組合せであり、入口980付近に設置されたETCアンテナで、ETCの識別情報を自動運転車両の識別情報として取得する。識別センサ210−1は、自動運転車両の識別情報を取得するとともに車路と車室を有する駐車エリアへの入庫の順番を特定するための情報を出力できれば、他の方法でも構わない。識別センサ210−2も同様であり、自動運転車両の識別情報を取得するとともに駐車エリアからの出庫の順番を特定するための情報を出力できれば、方法を限定する必要はない。
駐車エリア920には、車路921のあらかじめ定めた監視ゾーンを自動運転車両が通過したことを示す監視情報を出力する監視センサ220−1,…,4が備えられている。図2に、図1の監視ゾーン221、222の部分を拡大した図を示す。図2(A)が監視ゾーン221の拡大図であり、図2(B)が監視ゾーン222の拡大図である。図3に、図1の監視ゾーン223、224の部分を拡大した図を示す。図3(A)が監視ゾーン223の拡大図であり、図3(B)が監視ゾーン224の拡大図である。監視ゾーン221には監視位置221−A,B,Cがあり、監視ゾーン222には監視位置222−A,B,Cがあり、監視ゾーン223には監視位置223−A,B,Cがあり、監視ゾーン224には監視位置224−A,B,Cがある。監視センサ220の第1の具体例は、カメラと画像処理装置の組合せであり、カメラで取得した監視ゾーンの映像から、画像処理によって監視ゾーンを自動運転車両が通過したことを示す監視情報を出力する。また、第2の具体例は、監視位置に赤外線センサを配置し、赤外線センサの情報から自動運転車両が監視ゾーンを通過したことを示す監視情報を出力する装置である。監視センサ220は、監視ゾーンを自動運転車両が通過したことを示す監視情報を出力できれば、他の方法でも構わない。また、図1では監視ゾーンごとに監視センサを配置しているが、1つのカメラで2カ所以上の監視ゾーンの映像を取得できような場合は、1つの監視センサで2つ以上の監視ゾーンの監視情報を出力してもよい。
例えば、監視ゾーン221では、自動運転車両が監視位置221−Aを横切り、その後監視位置221−Bを横切ったことを検出することで、監視センサ220−1は、自動運転車両が、監視位置221−Aから監視位置221−Bの方向に通過したことを監視情報として出力する。また監視ゾーン224では、自動運転車両が監視位置224−Bを横切り、その後監視位置224−Aを横切ったことを検出することで、監視センサ220−4は、自動運転車両が、監視位置224−Bから監視位置224−Aの方向に通過したことを監視情報として出力する。なお、例えば、自動運転車両が車室922−1に駐車する場合、自動運転車両は監視位置224−Bを横切るがその後はバックで車室922−1に入るので、監視位置224−Aは横切らない。このように監視ゾーン224を通過していない場合は、監視センサ220−4は、監視情報は出力しない。また、図1では車路の分岐や合流がある場所に監視ゾーンを定めたが、分岐や合流がない場所(例えば車路が直線の場所)にも監視ゾーンを定めてもよい。監視ゾーンを設ければ車路921を区画分けできる。監視ゾーン同士の間が長い場合は、監視ゾーン間に複数の自動運転車両が存在しやすくなり、自動運転車両の順番を管理しにくくなる。監視ゾーン間に多数の自動運転車両が存在する可能性が高い場合には、監視ゾーンを増やして車路921を区画分けすればよい。
車室922−nには車室センサ230−nが備えられており、車室922−nごとの自動運転車両の有無を検出し、車室情報として出力する。車室センサ230−nには、赤外線センサ、ビーコン、カメラなどとコンピュータを組み合わせた装置を用いればよいし、他の方法でも構わない。
<駐車場監視装置と自動運転車両>
図4に本発明の駐車場監視装置を含む機能構成例を示す。駐車場監視装置100は、運転計画部110、通過予定情報生成部120、確認部140、記録部190を備える。運転計画部110は、自動運転車両が通る経路を特定する運転計画を得る。通過予定情報生成部120は、入庫の場合は識別情報と運転計画に基づき、出庫の場合は運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する。確認部140は、監視情報を取得すると、通過予定情報と照合する。記録部190は、運転計画、通過予定情報、照合の結果などを記録する。駐車場監視装置100は、同じ筐体の中にセンサ情報取得手段280も備えてもよいし、ネットワークを介してセンサ情報取得手段280と接続されてもよい。センサ情報取得手段280は、識別センサ210−1,2からの識別情報を取得する識別情報取得部240、監視センサ220−1,…,4からの監視情報を取得する監視情報取得部250、車室センサ230−1,…,Nからの車室情報を取得する車室情報取得部260を備える。
図5は自動運転車両の機能構成例を示す図である。自動運転車両500は、運転指示受信部510、位置情報取得部520、自動運転手段580、記録部590を備える。運転指示受信部510は、入庫時には車室を特定した入庫の指示を受信し、出庫時には乗降エリア910に出庫する指示を受信する。位置情報取得部520は、現在の位置を取得する。自動運転手段580は、周囲の状況(人、他の車両、障害物の有無、車路の位置など)を確認し、現在の位置から目的の位置まで運転計画が示す経路にしたがって走行する手段である。記録部590は、運転計画などの情報を記録する。
また、駐車場監視装置100は、自動運転車両から識別情報と位置情報を受信する位置情報受信部130も備えていてもよい。自動運転車両500は位置情報送信部530を備え、ネットワーク700を介して駐車場監視装置100と接続されていてもよい。図4中の自動運転車両500−1,…,Mは、M台の自動運転車両がネットワーク700に接続されていることを示している。駐車場監視装置100が位置情報受信部130を備えていれば、位置情報送信部530を備え、ネットワーク700を介して駐車場監視装置100と接続されている自動運転車両500からは、識別情報と位置情報を受信できるので、駐車場内をより正確に監視できる。
<入庫の処理>
図6は駐車場監視装置と自動運転車両の入庫の処理フローを示す図である。図7は入庫時の運転計画の例を示す図、図8は監視ゾーン221の通過予定情報のリストの例を示す図、図9は監視ゾーン222の通過予定情報のリストの例を示す図である。図1〜9を参照しながら入庫時の処理を説明する。駐車場900に入場し、カメラやETCアンテナなどの識別センサ(図示していない)で識別情報を取得された自動運転車両500−m4は、乗降エリア910で車室を特定した入庫の指示を受ける。そして、何らかの方法で自動運転車両500−m4が通る経路を特定する運転計画が生成される。例えば、駐車場監視装置100の運転計画部110が運転計画を生成してもよいし、自動運転車両500−m4の自動運転手段580が運転計画を生成してもよいし、図4には記載していない外部の装置が、入庫の指示に従って運転計画を生成してもよい。駐車場監視装置100も自動運転車両500−m4も生成された運転計画を取得する(S111,S511−m4)。例えば、駐車場監視装置100が運転計画送信部115も備えておき、生成または取得した運転計画を、運転計画送信部115が自動運転車両500−m4に送信してもよい(S112)。また、入庫の指示自体が運転計画でもよい。また、図示していないが、識別センサ210−1で自動運転車両500−m4の識別情報を取得した後に運転計画を生成してもよい。
図7の例では、記録部190に記録されている自動運転車両500−m1,…,m4の運転計画が示されている。車両IDの列に示されている“ID(500−m1)”は自動運転車両500−m1の識別情報を示している。位置の列に示されている“221”や“222”は監視ゾーンの番号を示しており、“221”は監視ゾーン221を意味している。車室の列に示している“n3”や“n1”は車室の番号を示しており、“n3”は車室922−n3を意味している。結果の列の“〇”は実行されたことを示している。例えば、自動運転車両500−m1は、監視ゾーン221、監視ゾーン222を通過し、車室922−n3に駐車したことを示している。また、自動運転車両500−m2は、監視ゾーン221を通過し、まだ車室922−n1には駐車していないことを示している。駐車場監視装置100は、自動運転車両500−m4の運転計画を取得すると、自動運転車両500−m4の識別情報ID(500−m4)、監視ゾーン221、監視ゾーン222を通過し、車室922−n2に駐車することを示す情報(運転計画)を追加する。図7の下線は追加した情報を示している。
自動運転車両500−m4が入口980の付近に来ると、駐車場監視装置100の識別情報取得部240は、識別センサ210−1から識別情報ID(500−m4)を取得する(S241)。そして、駐車エリア920への入庫の順番が特定される。この例では、自動運転車両500−m4は、自動運転車両500−m3の次に入庫する。なお、駐車エリア920に入庫した順番が監視ゾーンを通過する順番を決めるので、入庫の順番が大切な情報である。例えば、自動運転車両500−m4の方が自動運転車両500−m3よりも先に駐車場900に入場していたとしても、利用者の降車に時間がかかり、自動運転車両500−m3の方が先に駐車エリア920に入庫することもある。つまり、降車にかかる時間は利用者ごとに異なるので、入場の順番と入庫の順番とが一致するとは限らない。また、駐車場監視装置100が運転計画を取得する順番と入庫の順番も一致するとは限らない。そこで、識別センサ210−1を用いて入庫の順番を特定している。
通過予定情報生成部120は、入庫の場合は識別情報と運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する(S121)。自動運転車両500−m4の入庫の順番が特定されると、監視ゾーン221の通過予定情報のリスト(図8)と監視ゾーン222の通過予定情報のリスト(図9)に自動運転車両500−m4の通過予定情報が追加される。下線を付した部分が追加された通過予定情報である。通過予定情報のリストには、車両ID、経路、結果の列がある。経路の列には監視ゾーン内の分岐や合流を考慮した情報が示されている。また、図8、図9に示すように時間の列も設けてもよい。時間の列には通過すると予測される時間(通過予定時間)の情報が示されている。
自動運転車両500−m4は、現在の位置情報を取得し(S520−m4)、自動運転により走行する(S580−m4)。図8の例では、監視ゾーン221では、自動運転車両500−m1、自動運転車両500−m2、自動運転車両500−m3、自動運転車両500−m4の順番で通過するはずなので、通過する車両の経路は、221−A→C、221−A→B、221−A→C、221−A→Cのようになるはずである。監視ゾーンでは、車両の識別番号を確認しなくても、通過する車両の順番が分かれば、自動運転車両が正常に動作しているのかをある程度予測できる。確認部140は、監視情報取得部250が監視情報を取得すると(S250)、通過予定情報と照合する(S141)。監視情報と通過予定情報とが矛盾する場合は、識別情報で特定した自動運転車両の順番と実際の順番が異なっている可能性が有る。自動運転車両の故障などの異常が発生していなければ識別情報で特定した自動運転車両の順番と実際の順番とが異なることが無い駐車場の場合(例えば、入口が1つしか無い場合)は、確認部140は、監視情報と通過予定情報とが矛盾するときは、警報情報を出力する。異常が発生していなくても異なっていることがあり得る駐車場の場合(例えば、入口が複数あり、順番をある程度しか特定できない場合)は、確認部140は、入れ替わっている可能性の有る範囲の通過予定情報と監視情報とを照合する。入れ替わっている可能性を考慮しても監視情報と通過予定情報とが矛盾するときは、確認部140は警報情報を出力する。図8の例では、監視ゾーン221では、自動運転車両500−m1、自動運転車両500−m2、自動運転車両500−m3の順番で通過済みであり、通過する車両の経路が221−A→C、221−A→B、221−A→Cだったので、確認部140は結果の列の対応する行に“〇”を記入している。また、確認部140は、監視情報と運転計画とも照合すればよい。その結果、図7の運転計画の位置221の結果の列にも、対応する行に“〇”が記入されている。
さらに、通過予定情報に通過予定時間も含まれているときは、確認部140は、監視情報を取得した時刻と通過予定時間を照合(監視情報の取得時刻が通過予定時間内にあるかを確認)する。また、確認部140は、通過予定情報の中に通過予定時間を過ぎた未照合の情報がないことも確認する。監視情報を取得した時刻と通過予定情報とに矛盾がある場合も、確認部140は警報情報を出力する。通過予定時間よりも早く自動運転車両が通過した場合はスピードを出し過ぎている可能性が有り、通過予定時間を過ぎても自動運転車両が通過しない場合は故障している可能性が有る。
自動運転車両500−m4が位置情報送信部530も備え、駐車場監視装置100が位置情報受信部130も備えてもよい。この場合は、自動運転車両500−m4の位置情報送信部530は、監視ゾーンを通過するときに識別情報と位置情報を駐車場監視装置100に送信する(S531−m4)。位置情報受信部130が識別情報ID(500−m4)と位置情報を受信すると(S131)、確認部140は、監視情報と通過予定情報との照合のときに、識別情報と位置情報も確認する(S141)。より具体的には、通過予定情報のリストの順番と識別情報とが一致しているかと、位置情報が監視ゾーンの位置と一致しているかを確認する。位置情報にズレがある場合は、駐車場監視装置100は自動運転車両500−m4に補正情報を送ってもよい。駐車場監視装置100の監視情報取得(S250)、位置情報受信(S131)、確認(S141)、および自動運転車両500−m4の位置情報取得(S520−m4)、位置情報送信(S531−m4)、自動運転(S580−m4)は繰り返し実行される(S251)。
自動運転車両500−m4が車室922−n2に駐車すると(S582−m4)、車室情報取得部260が車室センサ230−n2から「有」(または「満」)であることを示す車室情報を取得する(S261)。確認部140は、運転計画と照合する(S142)。具体的には、車室センサ230−n2には自動運転車両の識別情報を取得する機能はないが、車室922−n2を指定している運転計画があることを確認する。さらには、確認部140は、運転計画から自動運転車両の識別情報ID(500−m4)を特定し、運転計画の位置の列に示された監視ゾーンの通過の結果を確認し、自動運転車両500−m4がそれぞれの位置(監視ゾーン)を通過したことも確認すれば、より正確に、自動運転車両500−m4が車室922−n2に駐車したことを確認できる。なお、自動運転車両500−m4が位置情報送信部530も備え、駐車場監視装置100が位置情報受信部130も備えている場合は、位置情報送信部530が位置情報受信部130に識別情報と位置情報も送ってもよい(S532−m4,S132)。この場合は、位置情報受信部130が受信した識別情報と同じ識別情報の運転計画を選択し、位置情報と運転計画の車室とが一致することを確認すればよい。
<通常の出庫の処理>
図10は駐車場監視装置と自動運転車両の通常の出庫の処理フローを示す図である。図11は出庫時の運転計画の例を示す図、図12は監視ゾーン223の通過予定情報のリストの例を示す図、図13は監視ゾーン224の通過予定情報のリストの例を示す図である。図1〜5,10〜13を参照しながら通常の出庫時の処理を説明する。通常の出庫時の処理では、車室に駐車している自動運転車両の出庫を説明する。自動運転車両500−m1は、車室922−n3に駐車した状態である。自動運転車両500−m1は、乗降エリア910に出庫する指示を受信する。そして、何らかの方法で自動運転車両500−m1が通る経路を特定する運転計画が生成される。例えば、駐車場監視装置100の運転計画部110が運転計画を生成してもよいし、自動運転車両500−m1の自動運転手段580が運転計画を生成してもよいし、図4には記載していない外部の装置が、出庫の指示に従って運転計画を生成してもよい。駐車場監視装置100も自動運転車両500−m1も生成された運転計画を取得する(S116,S516−m1)。例えば、駐車場監視装置100が運転計画送信部115も備えておき、生成または取得した運転計画を、運転計画送信部115が自動運転車両500−m1に送信してもよい(S117)。また、出庫の指示自体が運転計画でもよい。
図11の例では、記録部190に記録されている自動運転車両500−m5,m6,m1の運転計画が示されている。車両IDの列に示されている“ID(500−m5)”は自動運転車両500−m5の識別情報を示している。位置の列に示されている“224”や“223”は監視ゾーンの番号を示しており、“224”は監視ゾーン224を意味している。車室の列に示している“n5”や“n6”は車室の番号を示しており、“n5”は車室922−n5を意味している。結果の列の“〇”は実行されたことを示している。例えば、自動運転車両500−m5は、車室922−n5を出発し、監視ゾーン224を通過し、識別センサ210−2で識別情報が特定されたことを示している。また、自動運転車両500−m6は、車室922−n6を出発し、監視ゾーン223は通過していないことを示している。駐車場監視装置100は、自動運転車両500−m1の運転計画を取得すると、自動運転車両500−m1の識別情報ID(500−m1)、車室922−n3を出発し、監視ゾーン223、監視ゾーン224を通過することを示す情報(運転計画)を追加する。図11の下線は追加した情報を示している。
自動運転車両500−m1は運転計画を取得すると、出庫を開始し(S587−m1)、車室922−n3を出発する。自動運転車両500−m1が車室922−n3を出発すると、車室情報取得部260が車室センサ230−n3から「無」(または「空」)であることを示す車室情報を取得する(S266)。確認部140は、運転計画と照合する(S147)。具体的には、車室センサ230−n3には自動運転車両の識別情報を取得する機能はないが、車室922−n3を指定している運転計画があることを確認する。なお、自動運転車両500−m1が位置情報送信部530も備え、駐車場監視装置100が位置情報受信部130も備えている場合は、位置情報送信部530が位置情報受信部130に識別情報と位置情報も送ってもよい(S532−m1,S132)。この場合は、位置情報受信部130が受信した識別情報と同じ識別情報の運転計画を選択し、位置情報と運転計画の車室とが一致することを確認すればよい。
通過予定情報生成部120は、出庫の場合は運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する(S127)。自動運転車両500−m1が車室922−n3を出発すると、監視ゾーン223の通過予定情報のリスト(図12)と監視ゾーン224の通過予定情報のリスト(図13)に自動運転車両500−m1の通過予定情報が追加される。下線を付した部分が追加された通過予定情報である。通過予定情報のリストには、車両ID、経路、結果の列がある。経路の列には監視ゾーン内の分岐や合流を考慮した情報が示されている。また、図12、図13に示すように時間の列も設けてもよい。時間の列には通過すると予測される時間(通過予定時間)の情報が示されている。なお、通過予定情報生成部120は、車室情報にも基づいて通過予定情報を生成してもよい。例えば、自動運転車両500−m1が車室922−n3を出発した時に、既に出庫の処理を開始している自動運転車両500−m6よりも、自動運転車両500−m1の方が監視ゾーン223に近いこともあり得る。この場合には、監視ゾーン223の通過予定時間は、自動運転車両500−m6よりも自動運転車両500−m1の方が前になるので、監視ゾーンの通過予定情報のリストでは、自動運転車両500−m6の通過予定情報の前に自動運転車両500−m1の通過予定情報を挿入すればよい。
自動運転車両500−m1は、現在の位置情報を取得し(S520−m1)、自動運転により走行する(S580−m1)。図12の例では、監視ゾーン223では、自動運転車両500−m6、自動運転車両500−m1の順番で通過するはずなので、通過する車両の経路は、223−C→A、223−B→Aのようになるはずである。監視ゾーンでは、車両の識別番号を確認しなくても、通過する車両の順番が分かれば、自動運転車両が正常に動作しているのかをある程度予測できる。確認部140は、監視情報取得部250が監視情報を取得すると(S250)、通過予定情報と照合する(S141)。ただし、自動運転車両500−m6と自動運転車両500−m1の場合は、どちらが先に監視ゾーン223に到達するか分からない可能性も有る。このような場合は、確認部140は、順番が入れ替わる可能性の有る範囲で、通過予定情報と監視情報とを照合すればよい。入れ替わる可能性の有る範囲での照合でも監視情報と通過予定情報とが矛盾するときは、確認部140は警報情報を出力する。図13の例では、監視ゾーン224では、自動運転車両500−m5が通過済みであり、通過する車両の経路が224−B→Aだったので、確認部140は結果の列の対応する行に“〇”を記入している。
さらに、通過予定情報に通過予定時間も含まれているときは、確認部140は、監視情報を取得した時刻と通過予定時間を照合(監視情報の取得時刻が通過予定時間内にあるかを確認)する。また、確認部140は、通過予定情報の中に通過予定時間を過ぎた未照合の情報がないことも確認する。監視情報を取得した時刻と通過予定情報とに矛盾がある場合も、確認部140は警報情報を出力する。通過予定時間よりも早く自動運転車両が通過した場合はスピードを出し過ぎている可能性が有り、通過予定時間を過ぎても自動運転車両が通過しない場合は故障している可能性が有る。
自動運転車両500−m1が位置情報送信部530も備え、駐車場監視装置100が位置情報受信部130も備えてもよい。この場合は、自動運転車両500−m1の位置情報送信部530は、監視ゾーンを通過するときに識別情報と位置情報を駐車場監視装置100に送信する(S531−m1)。位置情報受信部130が識別情報ID(500−m1)と位置情報を受信すると(S131)、確認部140は、監視情報と通過予定情報との照合のときに、識別情報と位置情報も確認する(S141)。より具体的には、通過予定情報のリストの順番と識別情報とが一致しているかと、位置情報が監視ゾーンの位置と一致しているかを確認する。なお、通過予定情報のリストの順番が入れ替わる可能性が有る範囲で順番の不一致があった場合には、通過予定情報の順番を修正してもよい。また、位置情報にズレがある場合は、駐車場監視装置100は自動運転車両500−m1に補正情報を送ってもよい。駐車場監視装置100の監視情報取得(S250)、位置情報受信(S131)、確認(S141)、および自動運転車両500−m1の位置情報取得(S520−m1)、位置情報送信(S531−m1)、自動運転(S580−m1)は繰り返し実行される(S256)。
自動運転車両500−m1が出口990の付近に来ると、駐車場監視装置100の識別情報取得部240は、識別センサ210−2から識別情報ID(500−m1)を取得する(S242)。そして、駐車エリア920からの出庫の順番が特定される。識別情報を取得できるタイミングが識別センサ210−2で識別情報を取得する時に限られる場合であって、近い車室から複数の自動運転車両が出庫するときには、実際の自動運転車両の順番は、識別センサ210−2で識別情報を取得するまで分からない。そこで、確認部140は、識別センサ210−2で識別情報を取得したときに、これまで取得してきた監視情報と通過予定情報の照合の順番と識別情報から特定される出庫の順番とが、入れ替わっている可能性も含めて整合することを確認すればよい(S148)。
上述の入庫の処理と通常の出庫の処理を実行できる駐車場監視装置であれば、自動運転車両が少なくとも特定された経路にしたがって移動する機能を有していれば、駐車場を監視できるので、自動運転車両に要求する機能を少なくできる。つまり、ほとんどの自動運転車両を駐車場に入庫できる対象にできる。
[変形例1]
<入庫完了前の出庫の処理>
利用者が自動運転車両内に忘れ物をした場合などには、自動運転車両の入庫の処理が完了する前に出庫の処理に変更したいこともある。実施例1に示した通常の出庫の処理しかできない場合でも、一度駐車させることで入庫の処理を終了させ、それから出庫の処理を行えば対応はできる。しかし、利用者が待つ時間が長くなってしまう。本変形例では、入庫の途中で出庫の処理に変更できる駐車場監視装置の処理を示す。なお、本変形例では、自動運転車両自体が、入庫の処理の途中で出庫の処理に変更できることを前提とする。
図14は駐車場監視装置と自動運転車両の入庫完了前の出庫の処理フローを示す図である。図15は出庫時の運転計画の例を示す図、図16は監視ゾーン222の通過予定情報のリストの例を示す図、図17は監視ゾーン223の通過予定情報のリストの例を示す図、図18は監視ゾーン224の通過予定情報のリストの例を示す図である。図1〜5,7,9,14〜18を参照しながら入庫完了前の出庫時の処理を説明する。入庫完了前の出庫時の処理では、車路921を走行中の自動運転車両の出庫を説明する。ここでは、図1の自動運転車両500−m3が乗降エリア910に出庫する指示を受信したとする。そして、何らかの方法で自動運転車両500−m3が通る経路を特定する運転計画が生成される。例えば、駐車場監視装置100の運転計画部110が運転計画を生成してもよいし、自動運転車両500−m3の自動運転手段580が運転計画を生成してもよいし、図4には記載していない外部の装置が、出庫の指示に従って運転計画を生成してもよい。駐車場監視装置100も自動運転車両500−m3も生成された運転計画を取得する(S116,S516−m3)。例えば、駐車場監視装置100が運転計画送信部115も備えておき、生成または取得した運転計画を、運転計画送信部115が自動運転車両500−m3に送信してもよい(S117)。また、入庫の指示自体が運転計画でもよい。
図15の例では、記録部190に記録されている自動運転車両500−m5,m6,m1,m3の運転計画が示されている。車両ID、車室、位置、結果の列の内容は図11と同じである。駐車場監視装置100は、自動運転車両500−m3の運転計画を取得すると、自動運転車両500−m3の識別情報ID(500−m3)、監視ゾーン222、監視ゾーン223、監視ゾーン224を通過することを示す情報(運転計画)を追加する。図11の下線は追加した情報を示している。自動運転車両500−m3は駐車していない状態なので、運転計画には車室の情報がない。
本変形例の場合、確認部140は監視情報を取得したときには、通過予定情報と照合するだけでなく、運転計画とも照合しておくことを前提とする。そして、通過予定情報生成部120は、監視情報と照合された変更前の運転計画(図7に示された運転計画)と追加された出庫の運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する(S127)。図7に示された運転計画の結果の情報(つまり、照合済の情報)から、自動運転車両500−m3は、監視ゾーン221と監視ゾーン222の間を走行していることが分かる。そこで、通過予定情報生成部120は、監視ゾーン222の経路を変更する。具体的には、図16と図9の監視ゾーン222の通過予定情報のリストを比較すると、経路が変更されたことが分かる(222−A→Cが222−A→Bに変更されている)。また、監視ゾーン223の通過予定情報のリスト(図17)と監視ゾーン224の通過予定情報のリスト(図18)に自動運転車両500−m3の通過予定情報が追加される。下線を付した部分が変更または追加された通過予定情報である。通過予定情報のリストの車両ID、経路、時間、結果の列の内容は図12,13の説明と同じである。その後、図7の入庫の運転計画のリストから自動運転車両500−m3の運転計画を削除する。
自動運転車両500−m3は、現在の位置情報を取得し(S520−m3)、自動運転により走行する(S580−m3)。図17の例では、監視ゾーン223では、自動運転車両500−m6、自動運転車両500−m1、自動運転車両500−m3の順番で通過するはずなので、通過する車両の経路は、223−C→A、221−B→A、221−B→Aのようになるはずである。監視ゾーンでは、車両の識別番号を確認しなくても、通過する車両の順番が分かれば、自動運転車両が正常に動作しているのかをある程度予測できる。確認部140は、監視情報取得部250が監視情報を取得すると(S250)、通過予定情報と照合する(S141)。また、確認部140は、順番が入れ替わる可能性の有る範囲で、通過予定情報と監視情報とを照合すればよい。入れ替わる可能性の有る範囲での照合でも監視情報と通過予定情報とが矛盾するときは、確認部140は警報情報を出力する。
さらに、通過予定情報に通過予定時間も含まれているときは、確認部140は、監視情報を取得した時刻と通過予定時間を照合(監視情報の取得時刻が通過予定時間内にあるかを確認)する。この点は、実施例1と同じである。
自動運転車両500−m3が位置情報送信部530も備え、駐車場監視装置100が位置情報受信部130も備えてもよい。この場合は、自動運転車両500−m3の位置情報送信部530は、監視ゾーンを通過するときに識別情報と位置情報を駐車場監視装置100に送信する(S531−m3)。位置情報受信部130が識別情報ID(500−m3)と位置情報を受信すると(S131)、確認部140は、監視情報と通過予定情報との照合のときに、識別情報と位置情報も確認する(S141)。より具体的には、通過予定情報のリストの順番と識別情報とが一致しているかと、位置情報が監視ゾーンの位置と一致しているかを確認する。なお、通過予定情報のリストの順番が入れ替わる可能性が有る範囲で順番の不一致があった場合には、通過予定情報の順番を修正してもよい。また、位置情報にズレがある場合は、駐車場監視装置100は自動運転車両500−m3に補正情報を送ってもよい。駐車場監視装置100の監視情報取得(S250)、位置情報受信(S131)、確認(S141)、および自動運転車両500−m3の位置情報取得(S520−m3)、位置情報送信(S531−m3)、自動運転(S580−m3)は繰り返し実行される(S257)。
自動運転車両500−m3が出口990の付近に来ると、駐車場監視装置100の識別情報取得部240は、識別センサ210−2から識別情報ID(500−m3)を取得する(S242)。そして、駐車エリア920からの出庫の順番が特定される。識別情報を取得できるタイミングが識別センサ210−2で識別情報を取得する時に限られる場合には、実際の自動運転車両の順番は、識別センサ210−2で識別情報を取得するまで分からないこともある。そこで、確認部140は、識別センサ210−2で識別情報を取得したときに、これまで取得してきた監視情報と通過予定情報の照合の順番と識別情報から特定される出庫の順番とが整合することも確認すればよい(S148)。
本変形例に示した入庫完了前の出庫の処理も駐車場監視装置100の処理に加えれば、自動運転車両の入庫が完了する前に出庫の処理に変更したい場合にも対応でき、利用者の待ち時間を短縮できる。
[プログラム、記録媒体]
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
また、上述の構成をコンピュータによって実現する場合、各装置が有すべき機能の処理内容はプログラムによって記述される。そして、このプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。
この処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリ等どのようなものでもよい。
また、このプログラムの流通は、例えば、そのプログラムを記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体を販売、譲渡、貸与等することによって行う。さらに、このプログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することにより、このプログラムを流通させる構成としてもよい。
このようなプログラムを実行するコンピュータは、例えば、まず、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、一旦、自己の記憶装置に格納する。そして、処理の実行時、このコンピュータは、自己の記録媒体に格納されたプログラムを読み取り、読み取ったプログラムに従った処理を実行する。また、このプログラムの別の実行形態として、コンピュータが可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することとしてもよく、さらに、このコンピュータにサーバコンピュータからプログラムが転送されるたびに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することとしてもよい。また、サーバコンピュータから、このコンピュータへのプログラムの転送は行わず、その実行指示と結果取得のみによって処理機能を実現する、いわゆるASP(Application Service Provider)型のサービスによって、上述の処理を実行する構成としてもよい。なお、本形態におけるプログラムには、電子計算機による処理の用に供する情報であってプログラムに準ずるもの(コンピュータに対する直接の指令ではないがコンピュータの処理を規定する性質を有するデータ等)を含むものとする。
また、この形態では、コンピュータ上で所定のプログラムを実行させることにより、本装置を構成することとしたが、これらの処理内容の少なくとも一部をハードウェア的に実現することとしてもよい。
100 駐車場監視装置 110 運転計画部
115 運転計画送信部 120 通過予定情報生成部
130 位置情報受信部 140 確認部
190 記録部 210 識別センサ
220 監視センサ
221,222,223,224 監視ゾーン
230 車室センサ 240 識別情報取得部
250 監視情報取得部 260 車室情報取得部
280 センサ情報取得手段 500 自動運転車両
510 運転指示受信部 520 位置情報取得部
530 位置情報送信部 580 自動運転手段
590 記録部 700 ネットワーク
900 駐車場 910 乗降エリア
920 駐車エリア 921 車路
922 車室 980 入口
990 出口

Claims (15)

  1. 自動運転車両の識別情報を取得するとともに車路と車室を有する駐車エリアへの入庫の順番を特定するための識別センサと、前記車路のあらかじめ定めた監視ゾーンを自動運転車両が通過したことを示す監視情報を出力する監視センサを備えた自動運転車両用の駐車場を監視する駐車場監視装置であって、
    自動運転車両が通る経路を特定する運転計画を得る運転計画部と、
    入庫の場合は識別情報と前記運転計画に基づき、出庫の場合は前記運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する通過予定情報生成部と、
    監視情報を取得すると、前記通過予定情報と照合する確認部
    を備えた駐車場監視装置。
  2. 請求項1記載の駐車場監視装置であって、
    前記駐車場は、車室ごとの自動運転車両の有無を示す車室情報を出力する車室センサも備え、
    前記確認部は、車室情報を取得すると、前記運転計画と照合する
    ことを特徴とする駐車場監視装置。
  3. 請求項2記載の駐車場監視装置であって、
    前記通過予定情報生成部は、出庫の場合は車室情報にも基づき、通過予定情報を生成する
    ことを特徴とする駐車場監視装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の駐車場監視装置であって、
    前記確認部は、監視情報を取得すると、前記運転計画とも照合し、
    前記通過予定情報生成部は、入庫が終了していないときに出庫に運転計画が変更された場合、監視情報と照合された変更前の運転計画にも基づき、通過予定情報を変更または追加する
    ことを特徴とする駐車場監視装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の駐車場監視装置であって、
    前記通過予定情報は通過予定時間の情報も含み、
    前記確認部は、監視情報を取得した時刻と前記通過予定時間を照合するとともに、前記通過予定情報に前記通過予定時間を過ぎた未照合の情報がないことも確認する
    ことを特徴とする駐車場監視装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の駐車場監視装置であって、
    前記自動運転車両の識別情報と位置情報を受信する位置情報受信部も備え、
    前記確認部は、監視情報と前記通過予定情報との照合のときに、識別情報と位置情報も確認する
    ことを特徴とする駐車場監視装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の駐車場監視装置であって、
    前記駐車場は、自動運転車両の識別情報を取得するとともに駐車エリアからの出庫の順番を特定するための識別センサも備え、
    前記確認部は、監視情報と前記通過予定情報の照合の順番と前記出庫の順番が整合することも確認する
    ことを特徴とする駐車場監視装置。
  8. 自動運転車両の識別情報を取得するとともに車路と車室を有する駐車エリアへの入庫の順番を特定するための識別センサと、前記車路のあらかじめ定めた監視ゾーンを自動運転車両が通過したことを示す監視情報を出力する監視センサを備えた自動運転車両用の駐車場を監視する駐車場監視方法であって、
    自動運転車両が通る経路を特定する運転計画を得る運転計画ステップと、
    入庫の場合は識別情報と前記運転計画に基づき、出庫の場合は前記運転計画に基づき、監視ゾーンごとの監視情報の順番に関する情報である通過予定情報を生成する通過予定情報生成ステップと、
    監視情報を取得すると、前記通過予定情報と照合する確認ステップ
    を実行する駐車場監視方法。
  9. 請求項8記載の駐車場監視方法であって、
    前記駐車場は、車室ごとの自動運転車両の有無を示す車室情報を出力する車室センサも備え、
    前記確認ステップは、車室情報を取得すると、前記運転計画と照合する
    ことを特徴とする駐車場監視方法。
  10. 請求項9記載の駐車場監視方法であって、
    前記通過予定情報生成ステップは、出庫の場合は車室情報にも基づき、通過予定情報を生成する
    ことを特徴とする駐車場監視方法。
  11. 請求項8〜10のいずれかに記載の駐車場監視方法であって、
    前記確認ステップは、監視情報を取得すると、前記運転計画とも照合し、
    前記通過予定情報生成ステップは、入庫が終了していないときに出庫に運転計画が変更された場合、監視情報と照合された変更前の運転計画にも基づき、通過予定情報を変更または追加する
    ことを特徴とする駐車場監視方法。
  12. 請求項8〜11のいずれかに記載の駐車場監視方法であって、
    前記通過予定情報は通過予定時間の情報も含み、
    前記確認ステップは、監視情報を取得した時刻と前記通過予定時間を照合するとともに、前記通過予定情報に前記通過予定時間を過ぎた未照合の情報がないことも確認する
    ことを特徴とする駐車場監視方法。
  13. 請求項8〜12のいずれかに記載の駐車場監視方法であって、
    前記自動運転車両の識別情報と位置情報を受信する位置情報受信ステップも有し、
    前記確認ステップは、監視情報と前記通過予定情報との照合のときに、識別情報と位置情報も確認する
    ことを特徴とする駐車場監視方法。
  14. 請求項8〜13のいずれかに記載の駐車場監視方法であって、
    前記駐車場は、自動運転車両の識別情報を取得するとともに駐車エリアからの出庫の順番を特定するための識別センサも備え、
    前記確認ステップは、監視情報と前記通過予定情報の照合の順番と前記出庫の順番が整合することも確認する
    ことを特徴とする駐車場監視方法。
  15. 請求項1〜7のいずれかに記載の駐車場監視装置としてコンピュータを機能させるための駐車場監視プログラム。
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