JP2018206187A - 停車位置決定装置、停車位置決定システム、停車位置決定方法、プログラム - Google Patents

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聡 岩崎
内田 浩二
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浩二 内田
浩幸 河野
Hiroyuki Kono
浩幸 河野
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Abstract

【課題】車両などの移動体を利用して人を所定の移動先に運ぶサービスにおいて、移動先に近傍の車両の停車位置において複数の車両が滞留しないよう制御する。【解決手段】ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から車両を止めるべき停車位置を決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、停車位置決定装置、停車位置決定システム、停車位置決定方法、プログラムに関する。
車両などの移動体を利用して人を所定の移動先に運ぶサービスが様々な場所で提供されている。例えば空港では駐機している飛行機の位置まで車両で搭乗者を移動させるサービスが提供される。また商業施設では離れている駐車場から商業施設の入口まで車両で来店者を移動させるサービスが提供されている。特許文献1には関連技術として、車両の一例である列車のダイヤを適切に変更する技術が開示されている。
国際公開第2015/063823号
ところで上述のように人を所定の移動先に運ぶサービスを提供する際に、多数の車両で順次人を運ぶことが有り得る。このような場合にサービス提供者は、移動先に近傍の車両の停車位置において複数の車両が滞留しないよう調整することが必要となる。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる停車位置決定装置、停車位置決定システム、停車位置決定方法、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、停車位置決定装置は、ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定する停車位置決定部を備えることを特徴とする。
上述の停車位置決定装置において、前記停車位置決定部は、前記所要時間と基準所要時間とを比較して前記所要時間が前記基準所要時間以上となる場合、前記複数の停車位置のうちの優先停車位置を、前記車両の止めるべき停車位置と決定してよい。
また上述の停車位置決定装置において、前記停車位置決定部は、前記所要時間が長い1つまたは複数の車両を特定し、前記複数の停車位置のうちの優先停車位置を、前記特定した車両の前記止めるべき停車位置と決定してよい。
また上述の停車位置決定装置において、前記移動先の近傍に位置する複数の停車位置は、通常停車位置と、当該通常停車位置よりも前記移動先に近傍の前記優先停車位置の何れかであり、前記停車位置決定部は、前記優先停車位置を、前記所要時間に基づいて前記ユーザが前記車両から下車を開始し下車が終了するまでの時間のかかると推定される車両の前記止めるべき停車位置と決定してよい。
また上述の停車位置決定装置において、前記ユーザの識別情報と当該ユーザが乗車した前記車両の識別情報との対応関係を記録する搭乗車両記録部を備えてよい。
本発明の第2の態様によれば、停車位置決定システムは、停車位置決定装置と車載装置とを備え、前記停車位置決定装置の停車位置決定部が、ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定することを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、停車位置決定方法は、ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定することを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、プログラムは、停車位置決定装置のコンピュータを、ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定する停車位置決定手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、車両などの移動体を利用して人を所定の移動先に運ぶサービスにおいて、移動先に近傍の車両の停車位置において複数の車両が滞留しないよう制御することができる。
第一の実施形態による停車位置決定システムの構成を示すブロック図である。 第一の実施形態による停車位置決定システムが利用されるサービスの一例を示す図である。 第一の実施形態による停車位置決定装置のハードウェア構成を示す図である。 第一の実施形態による停車位置決定装置の機能ブロック図である。 第一の実施形態による停車位置決定システムが利用されるサービスの概要を示す第一の図である。 第一の実施形態による車載装置の処理フローを示す図である。 第一の実施形態による停車位置決定装置の処理フローを示す図である。 第二の実施形態による停車位置決定システムが利用されるサービスの概要を示す第一の図である。 第二の実施形態による停車位置決定装置の処理フローを示す図である。 管理テーブルのデータ例を示す図である。 第二の実施形態による停車位置決定システムが利用されるサービスの概要を示す第二の図である。 第三の実施形態による停車位置決定システムの構成を示すブロック図である。
<第一の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態による停車位置決定装置、停車位置決定システム、停車位置決定方法、プログラムを図面を参照して説明する。
図1は第一の実施形態による停車位置決定システムの構成を示すブロック図である。
この図で示すように停車位置決定システム100は、停車位置決定装置1、車両20に搭載される車載装置2、センサ3により構成される。停車位置決定装置1は車両20の移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から車両20を止めるべき停車位置を決定する。車載装置2は停車位置を表示する。センサ3は車両20に搭乗する人を検知する。停車位置決定装置1と車載装置2は無線通信網や有線通信網を介して通信接続される。また停車位置決定装置1とセンサ3も無線通信網や有線通信網を介して通信接続される。
図2は停車位置決定システムが利用されるサービスの一例を示す図である。
より詳細には図2は停車位置決定システム100が利用される飛行場における搭乗者運搬サービスを示す。飛行場においては、旅客ターミナル4から航空機5の駐機位置の近傍まで搭乗者を運搬するサービスが提供される。搭乗者は旅客ターミナル4内に設けられた待機場41から車両20に乗り込む。車両20は航空機5の搭乗口に配置されたタラップ6近傍などのより便利にサービスを利用できる位置に停車する。本実施形態においては、車両20は停車位置決定装置1からの指示に基づいて、停車位置のうちの一般停車位置7と、優先停車位置8の何れかに停車する。一般停車位置7に停車する車両20は図2において実線で示した経路91を走行する。優先停車位置8に停車する車両20は旅客ターミナル4を出発した直後は図2において実線で示した経路91を走行しその後、分岐点から進路を変更して破線で示した経路92に進路を取り走行する。経路92は経路91上にある一般停車位置7よりも手前において分岐し、一般停車位置7の先で再度経路91に合流する経路である。車両20は例えば4人乗りなどの少人数の自動運転車両であってよい。または車両20は人が運転するものであってもよい。停車位置決定装置1は、図2のように人を所定の移動先に運ぶサービスにおいて利用される。
ここで、優先停車位置8とタラップ6との距離は、一般停車位置7とタラップ6との距離よりも短い。
図3は本実施形態による停車位置決定装置のハードウェア構成を示す図である。
図3で示すように停車位置決定装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、通信モジュール105を備えるコンピュータである。
図4は本実施形態による停車位置決定装置の機能ブロック図である。
停車位置決定装置1のCPU101は予め自装置で記憶するプログラムを実行する。これにより停車位置決定装置1は、制御部111、停車位置決定部112、搭乗車両記録部113の各機能を備える。
具体的には、制御部111は停車位置決定装置1の各機能部を制御する。
停車位置決定部112は、車両20に乗車する人(航空機5の搭乗者など)の車両20に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から車両20を止めるべき停車位置を決定する。
搭乗車両記録部113は、搭乗者ID(識別情報)とそのIDに対応する人が乗車した車両20のIDとの対応関係等を記録する。
図5は第一の実施形態による停車位置決定システムが利用されるサービスの概要を示す第一の図である。
旅客ターミナル4に設けられた待機場41には入口42と出口43が設けられる。出口43の先には車両20の走行路が設けられており、複数の車両20が待機している。搭乗者は出口43から退出した後、出口43の前方に待機している車両20に乗り込む。車両20に搭載されている車載装置2は、搭乗者が車両20に乗り込む際にドアを開けてからドアを閉めるまでの時間の所要時間を算出する。この所要時間は搭乗者が乗り込む際にかかった時間である。
本実施形態においては、ドアを開けた際の時刻が乗り込み開始時刻に相当する。またドアを閉めた際の時刻が乗り込み終了時刻に相当する。乗り込み開始時刻から乗り込み終了時刻までの所要時間が長い場合、搭乗者は車両20からの下車の際にも下車の開始から下車の終了までの所要時間が長くなることが想定される。車両20が移動先に近傍の1つの停車位置に停車するような場合には、ある車両20に乗車する搭乗者の下車の所要時間が長くなると、その停車位置に後続の車両20が停車する為に停車位置付近において待機する必要がある。これにより後続の複数の車両20の滞留が発生する可能性が有る。例えば、ハンディキャップを抱えた人や高齢者は下車の所要時間が長くなる。したがって、停車位置決定装置1は、下車にかかる所要時間が長くなることを乗り込み開始から乗り込み終了までの乗り込みにかかる所要時間によって推定し、その推定結果に基づいて、車両20の停車位置を一般停車位置7とするか、優先停車位置8とするかを決定する。
停車位置決定装置1は、乗車している人の下車の所要時間がかかると推定される車両20を優先停車位置8に停車させ、そうでない車両20は一般停車位置7に停車させる制御を行う。これにより一般停車位置7における車両20の滞留が軽減される。
図6は本実施形態による車載装置の処理フローを示す図である。
図7は本実施形態による停車位置決定装置の処理フローを示す図である。
次に図6、図7を用いて第一実施形態による車載装置と停車位置決定装置の処理フローを順を追って説明する。
まず、車載装置2は車両20に乗り込もうとする搭乗者の検知信号をドアセンサから取得する(ステップS101)。図1で示したセンサ3はこのドアセンサに相当する。車載装置2はドアセンサから検知信号を受信するとドアを開く制御を行う(ステップS102)。車載装置2はドアを開くタイミングの直後に乗り込みにかかる所要時間の計測を開始する(ステップS103)。車載装置2は搭乗者の車両20への乗り込みが終了したことを検知した場合には、ドアを閉じる制御を行う(ステップS104)。車載装置2は第二IDリーダ3bで搭乗者IDが読み取れたことを検知して、乗り込みが終了したことを検知してもよい。車載装置2は乗り込みが終了したことを検知したタイミングの直後に所要時間の計測を停止する(ステップS105)。これにより、車載装置2はドアを開く制御を行った時刻からドアを閉じる制御を行った時刻までの所要時間を特定する(ステップS106)。
なお車載装置2は車両20の発車までの間に複数人が乗り込むことによりそれぞれ複数回のドアの開閉を行った場合には、ドアを開く制御を行った時刻からドアを閉じる制御を行った時刻までの所要時間の平均を特定してもよいし、最も長い所要時間を特定してもよい。または各搭乗者の乗り込みにかかった所要時間の合計を特定してもよい。車載装置2は車両20の許容乗車人数の全員が一度のドアの開閉で乗車した場合には、上述の通り、一回のドアの開閉に基づき所要時間を算出してよい。
車載装置2は自装置を搭載する車両20の発車を検知する(ステップS107)。車載装置2は車両20の内部に備わる他の装置から発車信号を取得することにより発車を検知してもよいし、車両20の外部の装置から発車信号を取得することにより発車を検知してもよい。または運転手から入力された信号に基づいて車両20の発車を検知してもよい。車載装置2は車両20を航空機5の駐機位置方向へ移動する運転制御を行う。車載装置2は車両20の発車を検知すると、停車位置決定装置1へ車両20のIDと、ステップS106で特定した所要時間とを含む発車信号を送信する(ステップS108)。
停車位置決定装置1は車載装置2から送信された発車信号を受信する。停車位置決定装置1の停車位置決定部112は、受信した発車信号に含まれる車両20のIDを取得する(ステップS201)。停車位置決定部112はその車両20の停車位置の決定処理を開始する(ステップS202)。停車位置決定部112は停車位置の決定処理において、まず基準所要時間を記憶部から読み取る(ステップS203)。記憶部はHDD104であってもRAM103であってもよい。基準所要時間は過去に停車位置決定装置1が算出して記憶部に記録した情報であってよい。基準所要時間は他の装置によって算出された情報であってもよい。基準所要時間は過去に発車した車両20における乗り込みにかかる所要時間の統計値であり、一例としては他の航空機便で得られた乗り込みにかかる所要時間の平均値であってよい。
停車位置決定部112は発車信号から所要時間を取得する(ステップS204)。停車位置決定部112は所要時間と基準所要時間とを比較する(ステップS205)。停車位置決定部112は所要時間が基準所要時間以下であれば、その車両20の停車位置を一般停車位置7と決定する(ステップS206)。停車位置決定部112は所要時間が基準所要時間以上であれば、その車両20の停車位置を優先停車位置8と決定する(ステップS207)。
停車位置決定部112は発車信号に基づいて取得した車両20のIDからその車両20の車載装置2を特定する。停車位置決定部112は特定した車載装置2へ停車位置指定情報を送信する(ステップS208)。停車位置指定情報には停車位置決定部112の決定した停車位置を示す一般停車位置7または優先停車位置8を示す識別子が含まれている。停車位置決定部112は全ての車両20についての停車位置の決定処理が終了したかを判定する(ステップS209)。停車位置決定部112はNoの場合にはステップS201からの処理を繰り返す。
車載装置2は停車位置指定情報を受信する(ステップS109)。車載装置2は停車位置指定情報に含まれる停車位置の識別子を読み取る(ステップS110)。そして車載装置2はその停車位置の識別情報に基づいて、車両20が対応する停車位置に移動するよう運転制御する(ステップS111)。具体的には識別情報が一般停車位置7を示す場合には、車載装置2は車両20が経路91を走行するよう制御し、一般停車位置7において停車するよう自動運転制御を行う。識別情報が優先停車位置8を示す場合には、車載装置2は車両20が経路91を走行するよう制御した後、経路91と経路92の分岐点において経路92に進路を変更し、優先停車位置8において停車するよう自動運転制御を行う。搭乗者が下車した場合、車両20は経路91、または経路92と経路91とを走行して再び旅客ターミナル4へ向けて発車し、旅客ターミナル4へ帰還する。
なお車両20が運転手により操作されて走行する場合、ステップS110で読み取った停車位置の識別子に基づく一般停車位置7または優先停車位置8の情報を画面に表示するようにしてもよい。この場合、運転手は画面に表示された一般停車位置7または優先停車位置8の情報に基づいて、対応する停車位置への経路91または経路91,92を走行するよう運転操作する。
上述の処理によれば、停車位置決定装置1は、乗車している人の下車の所要時間がかかると推定される車両20を優先停車位置8に停車させ、そうでない車両20は一般停車位置7に停車させる制御を行う。これにより下車の所要時間に時間がかかると推定される車両20を優先停車位置8へ移動させることができるため、一般停車位置7における車両20の滞留が軽減できる。
なお車両20への乗り込みにかかる所要時間と比較する基準所要時間は、過去に発車した車両20における乗り込みにかかる所要時間の統計値であることを上記した。しかしながら既に車両20が発車している状況においては、停車位置決定装置1は、その先発して発車した車両20の所要時間を用いて基準所要時間を算出してもよい。例えばある航空機5への搭乗者の移動サービスにおいて、1台目に発車した車両20については、停車位置決定部112は予め記憶する過去に発車した車両20の所要時間の統計値である基準所要時間を用いて、その車両20へ搭乗者が乗り込みにかかった所要時間と比較する。また停車位置決定部112は、2代目以降に発車した車両20については、先発した1台または複数台の車両20から得た所要時間の平均を算出し、この値を基準所要時間として利用してもよい。
<第二の実施形態>
図8は第二の実施形態による停車位置決定システムが利用されるサービスの概要を示す第一の図である。
本実施形態においては、所要時間の求め方が第一の実施形態と異なっている。図5と同様に、旅客ターミナル4に設けられた待機場41には入口42と出口43が設けられる。出口43の先には車両20の走行路が設けられており、車両20が待機している。搭乗者は出口43から退出した後、その先に待機している車両20に乗り込む。車両20は待機場41前から一般停車位置7または優先停車位置8まで搭乗者を移動させる。待機場41の出口43には第一IDリーダ3aが備えられる。また車両20には第二IDリーダ3bが備えられる。図1で示したセンサ3は、これら第一IDリーダ3aと第二IDリーダ3bにより構成される。一例として搭乗券には搭乗者IDのコード情報が印字されている。搭乗者は車両20に乗り込む際、自身が携帯している搭乗券を第一IDリーダ3a、第二IDリーダ3bに翳す。第一IDリーダ3aおよび第二IDリーダ3bはそれぞれ搭乗者IDを読み取り、通信接続されている停車位置決定装置1へその搭乗者IDを送信する。
本実施形態においては、第一IDリーダ3aが搭乗者IDを読み取った時刻が乗り込み開始時刻を示す。また第二IDリーダ3bが搭乗者IDを読み取った時刻が乗り込み終了時刻を示す。第一の実施形態と同様に、乗り込み開始時刻から乗り込み終了時刻までの所要時間が長い場合、その搭乗者は車両20からの下車の際にも下車の開始から下車の終了までの所要時間が長くなることが想定される。停車位置決定装置1は第一IDリーダ3aと第二IDリーダ3bから搭乗者IDを受信し、その受信時刻の差が示す所要時間を算出する。停車位置決定装置1は乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間を用いて、車両2の停車位置を決定する。
図9は第二の実施形態による停車位置決定装置の処理フローを示す図である。
次に第二の実施形態による停車位置決定装置の処理フローを順を追って説明する。
まず制御部111は、第一IDリーダ3aから搭乗者IDとその読取時刻とを含む第一読取情報を受信する(ステップS301)。制御部111は第一読取情報を停車位置決定部112へ出力する。
また制御部111は第二IDリーダ3bから搭乗者IDとその読取時刻と第二IDリーダ3bが搭載されている車両20の車両IDとを含む第二読取情報を受信する(ステップS302)。制御部111は第二読取情報を停車位置決定部112へ出力する。
搭乗車両記録部113は、各車両20に順次乗り込む搭乗者のそれぞれについて、同様に第一読取情報と第二読取情報を受信する。
搭乗車両記録部113は制御部111から取得した第一読取情報と第二読取情報に含まれる搭乗者IDに基づいて、同じ搭乗者の第一読取情報と第二読取情報の対応関係を特定する。また搭乗車両記録部113は制御部111から取得した第二読取情報に含まれる車両IDに基づいて、同じ車両20に搭乗した一人または複数人の搭乗者についての第一読取情報と第二読取情報を関連付けて記録した管理テーブルを作成する(ステップS303)。
図10は管理テーブルのデータ例を示す図である。
例えば車両20が4人乗りの自動運転車である場合、搭乗車両記録部113は、図10で示すように車両IDごとに第一搭乗者、第二搭乗者、第三搭乗者、第四搭乗者の各第一読取情報と第二読取情報とを関連付けた管理テーブルを生成する。なお管理テーブルには、車両ID毎に車両が発車して移動先へ向かったかどうかを示す発車フラグ、車両20に対して決定した停車位置を示す停車位置フラグの格納欄が含まれるとする。停車位置フラグは、一般停車位置7と優先停車位置8のずれかを識別するためのフラグである。
車両20の車載装置2は自装置を搭載する車両20の発車を検知する。車載装置2は車両20の内部に備わる他の装置から発車信号を取得することにより発車を検知してもよいし、車両20の外部の装置から発車信号を取得することにより発車を検知してもよい。または運転手から入力された信号に基づいて車両20の発車を検知してもよい。車両20は自動または運転手による運転操作により航空機5の駐機位置方向へ進む。車載装置2は一例としては車両20の発車を検知した場合に、停車位置決定装置1へ車両20のIDを含む発車信号を送信する。発車信号は車両20が発車する前に停車位置決定装置1へ送信されてもよい。
停車位置決定装置1において停車位置決定部112は、受信した発車信号に含まれる車両20のIDを取得する(ステップS304)。停車位置決定部112はその車両20の停車位置の決定処理を開始する(ステップS305)。停車位置決定部112は停車位置の決定処理において、まず基準所要時間を記憶部から読み取る(ステップS306)。記憶部はHDD104であってもRAM03であってもよい。基準所要時間は過去に停車位置決定装置1が算出して記憶部に記録した情報であってよい。基準所要時間は他の装置によって算出された情報であってもよい。基準所要時間は過去に発車した車両20における乗り込みにかかる所要時間の統計値であり、一例としては他の航空機便で得られた乗り込みにかかる所要時間の平均値であってよい。基準所要時間は先発した車両20から取得した所要時間の平均値であってもよい。
停車位置決定部112は発車信号から得られた車両20のIDに基づいて、管理テーブルに格納されている各搭乗者の第一読取情報と第二読取情報を取得する。停車位置決定部112は、各搭乗者の乗り込みにかかった所要時間を算出し、その平均を算出する(ステップS307)。または各搭乗者の乗り込みにかかった所要時間の合計を算出してもよい。この所要時間は車両20ごとに算出された乗り込みにかかった所要時間である。停車位置決定部112は所要時間と基準所要時間とを比較する(ステップS308)。停車位置決定部112は所要時間が基準所要時間以下であれば、その車両20の停車位置を一般停車位置7と決定する(ステップS309)。停車位置決定部112は所要時間が基準所要時間以上であれば、その車両20の停車位置を優先停車位置8と決定する(ステップS310)。
停車位置決定部112は発車信号に基づいて取得した車両20のIDからその車両20の車載装置2を特定する。停車位置決定部112は特定した車載装置2へ停車位置指定情報を送信する(ステップS311)。停車位置指定情報には停車位置決定部112の決定した停車位置を示す一般停車位置7または優先停車位置8を示す識別子が含まれている。停車位置決定部112は全ての車両20についての停車位置の決定処理が終了したかを判定する(ステップS312)。停車位置決定部112はNoの場合にはステップS304からの処理を繰り返す。その後の車載装置2の処理は第一の実施形態と同様である。
上述の処理によれば、停車位置決定装置1は、乗車している人の下車の所要時間がかかると推定される車両20を優先停車位置8に停車させ、そうでない車両20は一般停車位置7に停車させる制御を行う。これにより一般停車位置7における車両20の滞留が軽減される。
上述の第一の実施形態や第二の実施形態では、車両20への乗り込みにかかる所要時間をそのまま基準所要時間と比較している。しかしながら停車位置決定装置1は、所要時間を何等かの算出式に代入して、その結果得られた値により基準所要時間と比較して下車にかかる所要時間が長くなるかを推定するようにしてもよい。例えば停車位置決定装置1は、乗り込みにかかる所要時間の実測値に、所定の係数や補正値に基づき特定される値を乗じて新たな所要時間として算出してもよい。
図11は第二の実施形態による停車位置決定システムが利用されるサービスの概要を示す第二の図である。
この図11は図8の変形例であるが、入口42に第三IDリーダ3cが設けられている点で図8と異なっている。このような場合、搭乗者は搭乗券を入口に設けられた第三IDリーダ3cにおいて翳して待機場41に入場する。第三IDリーダ3cは通信接続されている停車位置決定装置1へその搭乗者IDや読取時刻を含む第三読取情報を送信する。
この場合、搭乗車両記録部113は管理テーブルに、搭乗者IDとその搭乗者が乗る車両20のIDとが関連付くよう、第一読取情報や第二読取情報と共に第三読取情報を記録する。そして停車位置決定部112は、待機場41の入口42を搭乗者が通過した時刻から、搭乗者が車両20に乗り込み完了した時刻までを所要時間として算出してもよい。搭乗者が待機場41の入口42通過した時刻は第三読取情報に含まれる読取時刻である。搭乗者が車両20に乗り込み完了した時刻は第二読取情報に含まれる読取時刻である。
<第三の実施形態>
図12は第三の実施形態による停車位置決定システムの構成を示すブロック図である。
第三の実施形態における停車位置決定システムは、車両20の車載装置2が内部に停車位置決定装置1を備え、車両20の車載装置2が管理サーバ31と通信接続する態様を示している。
この場合、車載装置2において上述の第一の実施形態や第二の実施形態の処理が行われて、車載装置2の内部の停車位置決定装置1が車両20の停車位置を決定する。
なお、車載装置2は自装置の備わる車両20に搭乗者が乗り込む所要時間を算出して管理サーバ31へ出力する。管理サーバ31は各車両20の車載装置2から所要時間を受信して、それら複数の所要時間に基づいて基準所要時間を算出する。管理サーバ31は車載装置2からの要求に基づいて基準所要時間を車載装置2へ送信する。車載装置2の内部の停車位置決定装置1は管理サーバ31から受信した基準所要時間と、自装置で算出した車両20に搭乗者が乗り込む所要時間とを比較して、車両20の停車位置を決定する。
<第四の実施形態>
第一〜第三の実施形態において停車位置決定装置1は、車両20の乗り込みにかかる所要時間と基準所要時間とを比較して車両20の停車位置を決定しているが、基準所要時間を用いなくともよい。
例えば、停車位置決定部112は、各車両20の所要時間を比較して最も所要時間の長い1台または上位複数台を特定し、その特定した車両20の停車位置を優先停車位置8と決定するようにしてもよい。
上述の処理においては一例として停車位置決定装置1、停車位置決定システム100が空港で利用される搭乗者の移動サービスに利用される例を示している。しかしながら、その他の移動サービスの用途で利用されてもよい。例えば建物間や都市間の車両20による人の移動サービスに利用されるようにしてもよい。
上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、各装置に上述した各処理を行わせるためのプログラムは、それら各装置のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムを〜装置のコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した各処理部の機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…停車位置決定装置
111…制御部
112…停車位置決定部
113…搭乗車両記録部
2…車載装置
20…車両
3…センサ
31…管理サーバ

Claims (8)

  1. ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定する停車位置決定部
    を備える停車位置決定装置。
  2. 前記停車位置決定部は、前記所要時間と基準所要時間とを比較して前記所要時間が前記基準所要時間以上となる場合、前記複数の停車位置のうちの優先停車位置を、前記車両の止めるべき停車位置と決定する
    請求項1に記載の停車位置決定装置。
  3. 前記停車位置決定部は、前記所要時間が長い1つまたは複数の車両を特定し、前記複数の停車位置のうちの優先停車位置を、前記特定した車両の前記止めるべき停車位置と決定する
    請求項1に記載の停車位置決定装置。
  4. 前記移動先の近傍に位置する複数の停車位置は、通常停車位置と、当該通常停車位置よりも前記移動先に近傍の前記優先停車位置の何れかであり、
    前記停車位置決定部は、前記優先停車位置を、前記所要時間に基づいて前記ユーザが前記車両から下車を開始し下車が終了するまでの時間のかかると推定される車両の前記止めるべき停車位置と決定する
    請求項2または請求項3に記載の停車位置決定装置。
  5. 前記ユーザの識別情報と当該ユーザが乗車した前記車両の識別情報との対応関係を記録する搭乗車両記録部と、
    を備える請求項1から請求項4の何れか一項に記載の停車位置決定装置。
  6. 停車位置決定装置と車載装置とを備え、
    前記停車位置決定装置の停車位置決定部が、ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定する
    停車位置決定システム。
  7. ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定する
    停車位置決定方法。
  8. 停車位置決定装置のコンピュータを、
    ユーザの車両に対する乗り込み開始から乗り込み終了までの所要時間に基づいて、移動先の近傍に位置する複数の停車位置の中から前記車両を止めるべき停車位置を決定する停車位置決定手段、
    として機能させるプログラム。
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