JP2019034408A - ブレード着脱装置及びブレード着脱方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピンドルからブレードを着脱する際に、ブレード面やフランジ端面に傷を発生させないので、従来の問題を根本的に解決することができる。【解決手段】ブレード中心孔が形成されたブレード胴体部15の端面15Aにクランプ手段40のクランプ爪50を押し当てた状態で、クランプ爪50によりブレード胴体部15の周面15Bを把持するブレードクランプ工程と、ナット部材18をナット回転手段42のナットチャック54で保持し、ナット回転手段42でナット部材18を回転させるナット回転工程と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明はブレード自動交換装置及びブレード自動交換方法に係り、特に半導体ウエハなどに薄溝をブレードで切削加工するダイシング装置等の切削装置においてブレードを自動交換するブレード自動交換装置及びブレード自動交換方法に関する。
切削装置の1つであるダイシング装置では、半導体ウエハ面に碁盤目状に形成されたチップ同士の間を、高速回転する円盤状の薄い丸刃(ブレード)で切削加工し、半導体ウエハ面に薄溝を形成することにより、個々のチップに分割する。
スピンドルへブレードを取り付ける取付構造としては、例えば特許文献1に見られるように、スピンドルの先端部に嵌合する2つのフランジでブレードを挟持し、先端ネジ部に螺合したナットを締め付けることで、スピンドルにブレードを取り付けている。
ところで、ブレードは切削加工するにしたがって磨耗するので、所定量磨耗した時には交換する必要がある。また、加工する溝の形状を変更する場合にも、溝の形状に対応したブレードに交換する必要がある。このように、ダイシング装置等の切削装置ではブレードを頻繁に交換する必要がある。
ブレードを交換する時には、スピンドルのシャフトが回転しないように固定した上で、ナットを回転させてナットの締結を緩め、ブレードをスピンドルから取り外す。また、ナットを締め付ける方向に回転させることによりブレードをスピンドルに取り付ける。
しかし、スピンドルに対するブレードの着脱のためにナットを回転させると、ナットの回転と一緒にブレードが連れ回り、ブレードの刃面やフランジのフランジ端面(刃面と接する面)とが擦れる。これにより、刃面やフランジ端面に傷がつく。
刃面やブレード端面に傷がある状態でスピンドルにブレードを取り付けると、ブレードの回転軸方向の振れが大きくなる。これにより、半導体ウエハに切削加工された溝の幅が大きくなるとともに、溝の周辺に欠けや割れが発生するという問題がある。
このための対策として、従来は特許文献1に見られるように、フランジ端面修正冶具によって、傷の発生したフランジ端面を定期的に研磨することで傷がなくなるように修正していた。
特許3472390号公報
しかしながら、フランジ端面を定期的に研磨する従来の方法は、スピンドルからブレードを着脱する際に刃面やフランジ端面に傷を発生しないようにするものではなく、従来の問題点を根本的に解決するものではない。
また、ブレードの自動交換において、フランジ端面の研磨工程が増えるので、作業効率が低下する。
このような背景から、スピンドルからブレードを着脱する際に、刃面やフランジ端面に傷を発生させないブレードの自動交換装置や自動交換方法が要望されていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スピンドルからブレードを着脱する際に、刃面やフランジ端面に傷を発生させないので、従来の問題を根本的に解決することができ、且つ作業効率を向上させることができるブレード自動交換装置及びブレード自動交換方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、スピンドルに取り付けられた丸刃形状のブレードを自動交換するブレード自動交換装置において、前記スピンドルのシャフト先端部に設けられたブレード取付用のフランジ部材のブレード挿嵌部にブレード中心孔が挿嵌させたブレードの両面を前記フランジ部材のブレード保持面と前記ブレード挿嵌部に螺合されるナット部材とで挟持することで前記スピンドルに対して着脱自在に取り付けられたブレードであって、前記ブレードを前記ナット部材に対して着脱するブレード着脱機構部は、前記ブレード中心孔が形成されたブレード胴体部の端面に押し当てた状態で前記ブレード胴体部の周面を把持するクランプ手段と、前記ナット部材を回転させるナット回転手段と、前記クランプ手段及び前記ナット回転手段を前記スピンドルに対して進退させる進退手段と、を備えたことを特徴とする。
これにより、ブレード着脱機構部は、進退手段によりクランプ手段をブレード中心孔が形成されたブレード胴体部の端面に押し当てた状態でブレード胴体部の周面を把持してブレードの動きを固定する。そして、ブレードを固定した状態で、ナット回転手段によりナット部材を回転してナット部材を緩める又は締め付けることができる。
したがって、ブレードをフランジ部材から着脱する際に、ナット部材の回転と一緒にブレードが連れ回りすることを防止できる。
また、クランプ手段によって、ブレード胴体部の端面に押し当てて密着状態でブレードを把持できるので、把持されているブレードのがたつきがなくなる。したがって、ナット回転手段でナット部材を回転させたときに、ブレードが振動しない。
これにより、スピンドルからブレードを着脱する際に、ブレードの刃面とフランジ部材のブレード保持面(従来のフランジ端面と同義)とが擦れることがないので、刃面やフランジ保持面に傷を発生させないようにできる。したがって、従来のように、フランジ端面修正冶具によって、フランジ保持面を定期的に研磨する必要がない。
これにより、スピンドルからブレードを着脱する際に、刃面やフランジ端面に傷を発生させないので、従来の問題を根本的に解決することができ、且つ作業効率を向上させることができる。
本発明のブレード自動交換装置の態様において、前記クランプ手段のクランプ爪と前記ナット回転手段のナットチャックは、前記進退手段によって前記スピンドルに対して進退する1つのスライド部材に搭載されるとともに、前記クランプ爪を前記ブレード胴体部の端面に押し当てたときに前記ナットチャックが前記ナット部材の端面に当接するように、前記スピンドル側から見て、前記ナットチャックが前記クランプ爪よりも所定長さだけ凹んだ位置に配置されていることが好ましい。
これにより、ブレード着脱機構部がスピンドルの方向に前進したときに、クランプ爪がブレード胴体部の端面に押し当たり、同時にナットチャックがナット部材の端面に当接する。したがって、クランプ手段とナット回転手段とを1つのスライド部材に搭載してスピンドルに対して進退させることができるので、ブレード自動交換装置をコンパクト化できる。
本発明のブレード自動交換装置の態様において、前記クランプ爪の前記スピンドル側の面が段差構造に形成され、段差構造の凹面で前記ブレード胴体部の端面に押し当て、凸面で前記ブレード胴体部の周面を把持することが好ましい。
これにより、クランプ爪のスピンドル側の面を段差構造にするという簡単な構成で、ブレード胴体部の端面に押し当てる機能と、周面を把持する機能とを持たせることができる。
本発明のブレード自動交換装置の態様において、前記ブレード着脱機構部により前記フランジ部材から取り外したブレードを仮置きするブレード仮置き機構部と、取り付けるブレードを保持して前記フランジ部材のブレード挿嵌部に挿嵌するブレード挿嵌機構部と、前記ブレード着脱機構部及び前記ブレード挿嵌機構部を前記スピンドルに正対させるように移動する移動機構部と、を有することが好ましい。
これにより、ブレードの自動交換を一連の連続した流れで行うことができる。
上記目的を達成するために、本発明は、スピンドルに取り付けられた丸刃形状のブレードを自動交換するブレード自動交換方法において、前記スピンドルのシャフト先端部に設けられたブレード取付用のフランジ部材のブレード挿嵌部にブレード中心孔が挿嵌させたブレードの両面を前記フランジ部材のブレード保持面と前記ブレード挿嵌部に螺合されるナット部材とで挟持することで前記スピンドルに対して着脱自在に取り付けられたブレードであって、前記ブレードを前記ナット部材に対して着脱するブレード着脱工程は、前記ブレード中心孔が形成されたブレード胴体部の端面にクランプ手段のクランプ爪を押し当てるブレード押し当て工程と、前記クランプ爪を前記端面に押し当てた状態で、該クランプ爪により前記ブレード胴体部の周面を把持するブレードクランプ工程と、前記ナット部材をナット回転手段のナットチャックで保持するナット保持工程と、前記ナット回転手段で前記ナット部材を回転させるナット回転工程と、前記フランジ部材から前記ナット部材と一緒に前記ブレードを取り外すブレード取り外し工程と、を備えたことを特徴とする。
これにより、スピンドルからブレードを着脱する際に、刃面やフランジ端面に傷を発生させないので、従来の問題を根本的に解決することができ、且つ作業効率を向上させることができる。
本発明のブレード自動交換方法の態様において、前記クランプ爪を前記ブレード胴体部の端面に押し当てたときに前記ナット回転手段のナットチャックが前記ナット部材の端面に当接することが好ましい。
更には、前記クランプ爪の前記スピンドル側の面が段差構造に形成され、段差構造の凹面で前記ブレード胴体部の端面に押し当て、凸面で前記ブレード胴体部の周面を把持することが好ましい。
更に、本発明のブレード自動交換方法の態様において、前記ブレード着脱工程により前記フランジ部材から取り外した旧ブレードを仮置きする旧ブレード仮置工程と、取り付ける新ブレードを保持して前記フランジ部材の前記ブレード挿嵌部に挿嵌する新ブレード挿嵌工程と、前記新ブレードのブレード胴体部の端面にクランプ手段のクランプ爪を押し当てる新ブレード押し当て工程と、前記クランプ爪を前記端面に押し当てた状態で、該クランプ爪により前記ブレード胴体部の周面を把持する新ブレードクランプ工程と、前記ナット部材を回転させて該ナット部材を締め付けることにより前記新ブレードを前記フランジ部材に取り付けるナット回転工程と、を備えることが好ましい。
本発明のブレード自動交換装置及びブレード自動交換方法によれば、スピンドルからブレードを着脱する際に、刃面やフランジ端面に傷を発生させないので、従来の問題を根本的に解決することができ、且つ作業効率を向上させることができる。
スピンドルへのブレード取り付け構造の説明図 本発明のブレード自動交換装置の全体構成の斜視図 本発明のブレード自動交換装置を上から見た図 ブレード着脱機構部を説明する側面断面図 ブレード着脱機構部のクランプ手段とナット回転手段の説明図 本発明のブレード自動交換方法においてブレード着脱機構部をスピンドル方向に前進させて使用済みの旧ブレードの取り外しを開始する図 ブレード着脱機構部のクランプ爪をブレードへ押し当てる押し当て工程図 クランプ爪でブレードを把持するクランプ工程図 ブレード着脱機構部のナットチャックでナット部材を保持するナット保持工程図 ナットチャックでナット部材を緩める方向に回転するナット回転工程図 使用済みブレードの取り外しが終了しブレード着脱機構部を退避する退避工程図 ブレード着脱機構部をスピンドル方向に前進させて交換する新ブレードの取り付けを開始する図 ブレード着脱機構部のクランプ爪をブレードへ押し当てる押し当て工程図 クランプ爪でブレードを把持するクランプ工程図 ナットチャックでナット部材を締め付ける方向に回転するナット回転工程図 クランプ爪の把持を解除した状態でナット部材を再度締め付ける再締め付け工程図 ブレードの交換を終了しブレード着脱機構部を退避する退避工程図
以下、添付図面に従って本発明のブレード自動交換装置及びブレード自動交換方法に関する実施の形態について説明する。
[ブレード取り付け構造]
図1は、丸刃形状のブレードをスピンドルへ取り付けるブレード取付け構造を示すものである。図1(A)はスピンドルにブレードを取り付ける前の図で、図1(B)はブレードをスピンドルに取り付けた後の図である。
図1に示すように、スピンドル10のシャフト11先端部にブレード取付用のフランジ部材12が設けられ、ブレード14はフランジ部材12を介してスピンドル10に取り付けられる。
図1(A)に示すように、フランジ部材12は、ブレード14の直径よりも小さな円板状のブレード保持部12Aと、ブレード保持部12Aの中心部から軸芯方向に突起した円柱状のブレード挿嵌部12Bとで構成される。そして、フランジ部材12の軸芯方向に形成された貫通孔(図示せず)にフランジ固定ボルト16が挿入され、スピンドル10のシャフト11の先端面から軸芯方向に穿設された螺合孔(図示せず)に螺合する。これにより、フランジ部材12がスピンドル10に固定される。
ブレード14は、上記したフランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに挿嵌するブレード中心孔(図示せず)が形成された円筒状のブレード胴体部15と、ブレード胴体部15のスピンドル側の面に一体的に形成されてフランジ部材12のブレード保持部12Aよりも大径な刃部17と、で構成される。
刃部17が形成された刃面は平坦面に形成され、フランジ部材12のブレード保持面12Cに面接するとともに、刃面からブレード胴体部15がスピンドル反対側に突起している。この突起したブレード胴体部15を後記するクランプ手段40のクランプ爪50で把持する。
そして、フランジ部材12にブレード14を取り付ける場合には、ブレード挿嵌部12Bにブレード中心孔を挿嵌させて、ブレード両面をブレード保持面12Cとブレード挿嵌部12Bに螺合されるナット部材18とで挟持することでブレード14をフランジ部材12に着脱自在に取り付ける。したがって、ブレード挿嵌部12Bの前記した挟持する位置には、ナット部材18が螺合する雄ネジが刻設されている。
上述の通り、ブレード14はフランジ部材12を介してスピンドル10に取り付けられている。したがって、以下の記載では、フランジ部材12に対してブレード14を着脱することで説明するが、スピンドル10に対してブレード14を着脱することと同義である。また、以下に記載するブレード自動交換装置20の各機構部の動作説明は、フランジ部材12からブレード14を取り外すときの動作で説明する。
[ブレード自動交換装置の全体構成]
図2はブレード自動交換装置20の全体構成を示す斜視図、図3は上面図である。また、図4はブレード着脱機構部22を説明する側面図であり、ブレード着脱機構部22の要部を拡大した部分拡大図A及びBを一緒に図示している。
なお、図2及び図3において、スピンドル10として、2台のスピンドル10A、10Bを対向配置した例で図示しているが、本実施の形態でのブレード14の着脱は右側のスピンドル10Aについて行う場合で説明する。
これらの図に示すように、ブレード自動交換装置20は、主として、ブレード着脱機構部22、ブレード仮置き機構部24、ブレード挿嵌機構部26で構成される。そして、ブレード着脱機構部22及びブレード挿嵌機構部26は、移動機構部27によってスピンドル10に正対させるように移動される。
移動機構部27は、主として、基台28上に旋回自在に支持された円板状の旋回テーブル30と、旋回テーブル30を旋回させる旋回モータ32とで構成される。また、旋回テーブル30と、旋回モータ32の回転軸(図示せず)に設けられたプーリ(図示せず)との間にタイミングベルト34が掛け渡され、ブレード自動交換を制御する制御部36によって旋回タイミングが制御される。
そして、旋回テーブル30上には、直径方向に直動ガイドレール38が敷設され、直動ガイドレール38の一方端側にブレード着脱機構部22が配置され、他方端側にブレード挿嵌機構部26が配置される。
また、ブレード仮置き機構部24は、基台28上であって、旋回テーブル30の近傍に配置される。
なお、図示しなかったが、基台28はブレード14を交換する交換位置と、待機する待機位置との間で移動可能に設けられ、スピンドル10からブレード14を着脱するときに、図2及び図3の位置に移動する。
(ブレード着脱機構部)
ブレード着脱機構部22は、ナット部材18を締め付けてブレード14をフランジ部材12に取り付けたり(着動作)、ナット部材18を緩めてブレード14をフランジ部材12から取り外したり(脱動作)する機構部である。即ち、ブレード着脱機構部22は、クランプ手段40と、ナット回転手段42と、クランプ手段40及びナット回転手段42をスピンドル10Aに対して進退させる進退手段44とで構成される。
クランプ手段40及びナット回転手段42は、直動ガイドレール38にリニアベアリング39(図4参照)を介してスライド自在に設けられたスライド部材46に搭載される。即ち、スライド部材46のスピンドル10A側に立設された支持部材48に、クランプ手段40及びナット回転手段42が支持される。
次にクランプ手段40の構成を説明する。
図2〜図4に示すように、クランプ手段40は、上爪50Aと下爪50Bとで構成されるクランプ爪50と、上爪50Aと下爪50Bとを上下方向にスライド自在に支持するレール(図示せず)と、上爪50Aと下爪50Bとを把持動作(クランプ動作)させるクランプ駆動シリンダ52と、で構成される。なお、図4では、クランプ爪50、レール、及びクランプ駆動シリンダ52の連結関係は省略している。また、本実施の形態では、クランプ爪50を上爪50Aと下爪50Bとの2つの爪で説明するが、爪の数はこれに限定されるものではない。
図5は、クランプ手段40のクランプ爪50及びナット回転手段42のナットチャック54をスピンドル10A側から見た図である。図5(A)は支持部材48に支持されたクランプ爪50のみを示し、図5(B)はクランプ爪50とナットチャック54を示す。図5(C)はクランプ爪50をブレード胴体部15の端面15A(図1(B)参照)に押し当ててブレード胴体部15の周面15B(図1(B)参照)を把持している図である。なお、図5(C)の二点鎖線はブレード14を示す。
図5(A)に示すように、クランプ爪50を構成する上爪50Aは上に凸な湾曲形状に形成され、下爪50Bは下に凸な湾曲形状に形成される。そして、図5(C)に示すように、上爪50Aと下爪50Bは、ブレード14のブレード胴体部15に対して直交する方向に延設される。
また、図4中の要部拡大図Aは上爪50Aの段差構造を示す断面図であり、ブレード14を網目模様で示した。図4の要部拡大図Aにおいて、上爪50Aは図4の表裏方向に延設されている。図4の要部拡大図Aに示すように、湾曲形状に形成された上爪50Aのスピンドル10側の面は、外縁側(要部拡大図Aの上側)の凸面aと内縁側(要部拡大図Aの下側)の凹面bとの段差構造に形成される。同様に、図4の本体図に示すように、湾曲形状に形成された下爪50Bのスピンドル側の面は、外縁側(図4の下側)の凸面cと内縁側(図4の上側)の凹面dとの段差構造に形成される。
これにより、ブレード着脱機構部22をスピンドル10A側に前進させることによって、クランプ爪50の上爪50Aの凹面bと下爪50Bの凹面dとがブレード胴体部15の端面15Aに押し当たる。即ち、図5(C)で説明すると、上爪50Aと下爪50Bの網目部分がブレード胴体部15の端面15Aに押し当たる。
ちなみに、クランプ爪50がブレード胴体部15の端面15Aに押し当たることが可能なように、ブレード胴体部15の直径はナット部材18の直径よりも大きく形成されている。
クランプ爪50をブレード胴体部15の端面15Aに押し当てて密着させた状態で、クランプ駆動シリンダ52を駆動してクランプ爪50を閉じ動作させる。これにより、上爪50Aの上部aと下爪50Bの下部とがブレード胴体部15の周面15Bの4箇所を、線接触状態で把持する。
このようにクランプ爪50でブレード胴体部15の周面15Bの複数か所を線接触状態で把持することで、フランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに挿嵌されたブレード14が動かないように把持される。特に、ブレード14の回転方向の動きがロックされる。
なお、クランプ爪50とブレード胴体部15の周面15Bとの線接触する数は4箇所に限定するものではない。
次にナット回転手段42について説明する。
図2〜図4に示すように、ナット回転手段42は、ナット部材18の周縁部をチャックする円盤状のナットチャック54と、ナットチャック54を回転させるナット回転モータ56と、ナット回転モータ56の動力をナットチャック54に伝達する動力伝達機構とで構成される。動力伝達機構は、複数のギア58、60やトルクリミッタ62等で構成される。
図5(B)に示すように、ナット回転手段42は、支持部材48から横方向に突出した突出部48Aに設けられた軸受63にナットチャック54の回転軸54Aが回転自在に支持される。
図4に示すように、ナットチャック54は、クランプ爪50の上爪50Aと下爪50Bとの間であって、スピンドル10A側から見て、クランプ爪50がブレード胴体部15に突き当たる面よりも所定長Lだけ凹んだ位置に配置される。
ここで、所定長Lとは、クランプ爪50をブレード胴体部15の端面15Aに押し当てた時に、同時にナットチャック54がナット部材18の端面18Aに当接するための凹み寸法を言う。また、クランプ爪50がブレード胴体部15に突き当たる面とは、上爪50Aの凹んだ下部bの面と下爪50Bの凹んだ上部dの面とを結ぶ面を言う。
したがって、ブレード着脱機構部22がスピンドル10A側に前進したときに、クランプ爪50がブレード胴体部15の端面15Aに押し当たり、同時にナットチャック54がナット部材18の端面18Aに当接するようになっている。これにより、クランプ手段40とナット回転手段42とを1つのスライド部材46に搭載してスピンドル10Aに対して進退させることができるので、ブレード自動交換装置20をコンパクト化できる。
また、ナットチャック54の周縁部には、4枚の板バネをリング状に配設したチャック爪64が設けられ、チャック爪64でナット部材18の外周部をチャックする。なお、チャック爪64の板バネ枚数は4枚に限定するものではない。
図4中の要部拡大図Bは、チャック爪64先端の鈎形状の係合部Pがナット部材18の係合溝Qに係合している断面図であり、ブレード胴体部15を網目模様で示した。
図5(B)に戻って、円盤状のナットチャック54の周縁部内側面には、90度間隔で合計4つのピン66が出没自在に設けられる。
一方、図4の本体図に示すように、ナット部材18の端面18Aには、ナットチャックの4つのピン66に対応してピン66が挿入されるナット部材18のピン孔18Bが合計4つ形成されている。ピン66及びピン孔18Bの数は4つに限定されない。
ピン66を出没させる手段としては例えばバネ(図示せず)の付勢力を利用することができる。即ち、ナットチャック54をナット部材18の端面に当接させた状態でナットチャック54を回転し、ナットチャック54のピン66と、ナット部材18のピン孔18Bとが一致にしたときにピン66が飛び出してナット部材18のピン孔18Bに挿入される方式を採用できる。
これにより、ナットチャック54がスピンドル10A側に前進して、フランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに挿嵌されたナット部材18に当接することにより、ナットチャック54のチャック爪64が開いてナット部材18の周縁部をチャックするとともに、ピン66がナット部材18のピン孔18Bに挿入される。
この状態でナット回転モータ56を駆動することによって、フランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに挿嵌されたナット部材18を正方向又は逆方向に回転させ、ナット部材18を締め付けたり、緩めたりすることができる。また、ナットチャック54のチャック爪64でナット部材18をチャックしているので、ナット部材18を緩めた後、ナット部材18をブレード挿嵌部12Bから引き抜くことができる。
次に進退手段44の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、直動ガイドレール38の近傍に、ピストンロッド68Aのストローク動作が直動ガイドレール38に平行なシリンダ装置68が設けられる。
一方、スライド部材46からピストンロッド68Aの先端部側にブラケット80が突出される。そして、ピストンロッド68Aの先端部とブラケット80とが連結される。これにより、シリンダ装置68のピストンロッド68Aが伸び動作をすると、ブレード着脱機構部22がスピンドル10Aに接近する方向に前進し、ピストンロッド68Aが縮み動作をすると、ブレード着脱機構部22がスピンドル10Aから離間する方向に後退する。
(ブレード仮置き機構部)
図2及び図3に示すように、ブレード仮置き機構部24は、基台28上に立設された支柱82の上端部に、ブレード14のブレード中心孔が挿通される円柱状の挿通軸84が水平方向に設けられる。これにより、クランプ手段40及びナット回転手段42によりフランジ部材12からブレード14を取り外した後、ブレード仮置き機構部24の位置へ旋回テーブル30を旋回させて、取り外したブレード14を挿通軸84に仮置きすることができる。
なお、ブレード仮置き機構部24は、1台でもよいが、複数台設けることが好ましい。図2及び図3では2台設けた例で示しており、1台のブレード仮置き機構部24にはブレード14が仮置きされた図で示している。
これにより、スピンドル10が複数台ある場合に、1台のブレード仮置き機構部24に比べて複数台のスピンドル10のブレード14を短時間で交換することができる。
(ブレード挿嵌機構部)
図2及び図3に示すように、ブレード挿嵌機構部26は、直動ガイドレール38にリニアベアリング90を介してスライド自在に設けられたスライド部材92に搭載される。
ブレード挿嵌機構部26は、交換するブレード14を保持し、交換先のスピンドル10Aにおけるフランジ部材12のブレード挿嵌部12Bにブレード14を挿嵌する機構部である。即ち、ブレード挿嵌機構部26は、ブレードチャック86と、ブレードチャック86をスピンドル10Aに対して進退させる進退手段88とで構成される。
ブレードチャック86は、ブレード14のブレード胴体部15をチャックして保持できる手段であればどのような手段でもよい。図2及び図3では、垂直面上において120度の中心角で放射状に配設された3本の拡縮自在なブレードチャック爪86Aを、チャック本体部86Bに設けたメカニカルチャックの例で図示している。
また、ブレード挿嵌機構部26は、ブレード着脱機構部22の進退手段44と同様であり、スライド部材92から突出したブラケット94にシリンダ装置96のピストンロッド96Aの先端部が連結される。
[制御部]
図2及び図3に示すように、制御部36は、信号ケーブル又は無線を介して、ブレード着脱機構部22、ブレード挿嵌機構部26、及び旋回テーブル30の旋回モータ32に接続され、これらを制御することによって、以下に説明する動作ステップを実施する。
次に、上記の如く構成されたブレード自動交換装置20を用いてブレード14を交換するブレード自動交換方法を説明する。
[ブレード自動交換方法]
本実施の形態のブレード自動交換方法では、図2及び図3の右側のスピンドル10Aから使用済みの旧ブレード14Aを取り外し、交換する新ブレード14Bを取り付けるまでの動作ステップで説明する。
なお、動作ステップの説明は、図6〜図17を用いて説明するが、特徴的なステップであるブレード着脱機構部22の動作ステップを図示し、ブレード仮置き機構部24及びブレード挿嵌機構部26の動作ステップは図示していない。
作業者は、ブレード交換の前準備として、スピンドル10Aのシャフト11が回転しないように、ロックピン(図示せず)によって回転拘束してから、ブレード自動交換装置20の運転を開始する。これにより、制御部36からの指令によって、以下の動作ステップが自動的に行われる。
先ず、図6〜図11に示すように、ブレード着脱機構部22は、ブレード着脱工程のうちフランジ部材12から旧ブレード14Aを取り外すブレード脱工程を行う。
図6に示すように、クランプ手段40とナット回転手段42を搭載するスライド部材46を矢印方向X1に前進させる(旧ブレード取り外し開始工程)。
そして、図7に示すようにクランプ手段40のクランプ爪50を旧ブレード14Aのブレード胴体部15の端面15Aに押し当てる(旧ブレード押し当て工程)。これにより、クランプ爪50をブレード胴体部15の端面15Aに密着させる。同時に、ナット回転手段42のナットチャック54がナット部材18の端面に当接する。旧ブレード14Aに押し当てる力は100gf程度の小さな力でよい。
次に、図8に示すように、クランプ爪50の上爪50A及び下爪50Bを接近する矢印方向Y1に移動させて、ブレード胴体部15の周面15Bを把持する(旧ブレードクラン
プ工程)。これにより、旧ブレード14Aはクランプ爪50によって動かないように固定される。特に旧ブレード14Aの回転方向の動きがロックされる。
次に、図9に示すように、ナット回転手段42のナットチャック54をナット部材18の端面18Aに当接した状態で回転させて、ナットチャック54のピン66をナット部材18のピン孔18Bに挿入する。合わせて、ナットチャック54のチャック爪64でナット部材18をチャックする(ナット保持工程)。
次に、図10に示すように、ナットチャック54を矢印方向Z1に回転動作させてナット部材18を回転し、ナット部材18の締結を完全に緩める(ナット回転工程)。これにより、フランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに形成された雄ネジからナット部材18が外れる。このナットチャック54の回転動作において、旧ブレード14Aはクランプ爪50で動かないように固定されている。これにより、ナット部材18の回転と一緒に旧ブレード14Aが連れ回りすることを防止できる。したがって、旧ブレード14Aの刃面とフランジ部材12のブレード保持面12Cとが擦れることがない。
また、クランプ爪50で旧ブレード14Aを把持する際に、クランプ爪50をブレード胴体部15の端面15Aに押しつけて密着させた状態で旧ブレード14Aを把持できるので、把持されている旧ブレード14Aのがたつきがなくなる。したがって、ナット回転手段42でナット部材18を回転させたときに、旧ブレード14Aが振動しないので、刃面やブレード保持面12Cに傷がつくのを一層確実に防止できる。
この結果、旧ブレード14Aをスピンドル10Aから取り外す際に、従来のようにブレードの刃面やフランジ部材12のブレード保持面12Cに傷がつくことを確実に防止できる。
次に、図11に示すように、スライド部材46を矢印方向X2に後退させて、ナット部材18と旧ブレード14Aとをフランジ部材12から取り外す(退避工程)。このとき、旧ブレード14Aはクランプ爪50に把持され、ナット部材18はナットチャック54にチャックされており、ナット部材18と旧ブレード14Aとを一体物としてフランジ部材12から取り外すことができる。
次に、ブレード着脱機構部22とブレード仮置き機構部24とにより、取り外した旧ブレード14Aを仮置きする仮置き工程が行われる。
即ち、旋回テーブル30を旋回し、ブレード着脱機構部22をブレード仮置き機構部24に正対する位置に移動させる。そして、スピンドル10Aのフランジ部材12から取り外した旧ブレード14Aをブレード仮置き機構部24の挿通軸84に挿嵌させる(旧ブレード仮置き工程)。これにより、ブレード着脱機構部22にはナット部材18のみが保持された状態となる。
次に、ブレード挿嵌機構部26のより、旧ブレード14Aが取り外されたスピンドル14Aのフランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに新ブレード14Bを挿嵌するブレード挿嵌工程が行われる。
即ち、旋回テーブル30を旋回し、ブレード挿嵌機構部26をスピンドル10Aに正対させる。そして、ブレード挿嵌機構部26をスピンドル10A方向に前進させて、ブレードチャック86にチャックした交換する新ブレード14Bを、フランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに挿嵌する(新ブレード挿嵌工程)。
次に、図12〜図17に示すように、ブレード着脱機構部22により、ブレード着脱工程のうち、フランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに挿嵌された新ブレード14Bを取り付けるブレード着工程が行われる。
先ず、旋回テーブル30を旋回し、ナット部材18を保持したブレード着脱機構部22を、スピンドル10Aに正対する位置に移動させる。スピンドル10Aのフランジ部材12のブレード挿嵌部12Bにはブレード挿嵌機構部26によって新ブレード14Bが既に挿嵌されている(新ブレード取り付け開始工程)。
次に、図12に示すように、ナット部材18を保持したブレード着脱機構部22を、矢印方向X1に前進させて、図13に示すようにクランプ手段40のクランプ爪50をブレード胴体部15の端面15Aに押し当てる(新ブレード押し当て工程)。同時に、ナットチャック54に保持されたナット部材18がフランジ部材12のブレード挿嵌部12Bに挿嵌される。
次に、図14に示すように、クランプ爪50の上爪50A及び下爪50Bを接近する矢印方向Y1に移動させて、ブレード胴体部15の端面15Aに押し当てた状態でブレード
胴体部15の周面15Bを把持する(新ブレードクランプ工程)。これにより、新ブレード14Bはクランプ爪50によって動かないように固定される。特に、新ブレード14Bの回転方向の動きがロックされる。
次に、図15に示すように、ナットチャック54を矢印方向Z2に回転動作させてナット部材18を回転して締め付け、新ブレード14Bをナット部材18とフランジ部材12のブレード保持面12Cとに挟持する(ナット回転工程)。
このナットチャック54の回転動作において、新ブレード14Bはクランプ爪50で動かないように固定されている。これにより、ナット部材18の回転と一緒に新ブレード14Bが連れ回ることを防止できる。したがって、新ブレード14Bの刃面やフランジ部材12のブレード保持面12Cが擦れることがない。
また、クランプ爪50で新ブレード14Bを把持する際に、クランプ爪50をブレード胴体部15の端面15Aに押しつけて密着させた状態で新ブレード14Bを把持できるので、把持されている新ブレード14Bのがたつきがなくなる。したがって、ナット回転手段42でナット部材18を回転させたときに、新ブレード14Bが振動しないので、刃面やブレード保持面12Cに傷がつくのを一層確実に防止できる。
この結果、新ブレード14Bをスピンドル10Aに取り付ける際に、従来のように刃面やブレード保持面12Cに傷がつくことを確実に防止できる。
次に、図16に示すように、クランプ爪50の上爪50Aと下爪50Bを離間する矢印方向Y2に動作させて、新ブレード14Bからクランプ爪50を外し、ナットチャック54をナット部材18に押し当てた状態でナットチャック54を矢印方向Z2に再度回転動作させてナット部材18を確実に締め付ける(ナット締め付け工程)。
この最終的な締め付けにおいて、新ブレード14Bはナット部材18とフランジ部材12のブレード保持面12Cで挟持されており、且つナット部材18の回転量は極めて小さいので、ブレードの刃面やフランジ部材12のブレード保持面12Cに傷がつくことはない。
最後に、図17に示すように、スライド部材46を矢印方向X2に後退させて、ブレード着脱機構部22をスピンドル10Aから退避させる。
以上のステップにより、スピンドル10Aから使用済みの旧ブレード14Aを自動的に取り外して、交換する新ブレード14Bを自動的に取り付けることができる。
10,10A,10B…スピンドル、11…シャフト、12…フランジ部材、12A…ブレード保持部、12B…ブレード挿嵌部、12C…ブレード保持面、14…ブレード、14A…旧ブレード、14B…新ブレード、15…ブレード胴体部、16…フランジ固定ボルト、17…刃部、18…ナット部材、18A…ナット部材の端面、18B…ナット部材のピン孔、20…ブレード自動交換装置、22…ブレード着脱機構部、24…ブレード仮置き機構部、26…ブレード挿嵌機構部、28…基台、30…旋回テーブル、32…旋回モータ、34…タイミングベルト、36…制御部、38…直動ガイドレール、39…リニアベアリング、40…クランプ手段、42…ナット回転手段、44…進退手段、46…スライド部材、48…支持部材、50…クランプ爪、50A…上爪、50B…下爪、52…クランプ駆動シリンダ、54…ナットチャック、56…ナット回転モータ、58、60…ギア、62…トルクリミッタ、64…ナットチャックのチャック爪、66…ナットチャックのピン、68…シリンダ装置、68A…ピストンロッド、80…ブラケット、82…支柱、84…挿通軸、86…ブレードチャック、88…進退手段、90…リニアベアリング、92…スライド部材、94…ブラケット、96…シリンダ装置、96A…ピストンロッド

Claims (2)

  1. スピンドルに設けられたブレード挿嵌部にブレード中心孔を挿嵌させて前記ブレード挿嵌部にナット部材を螺合することにより前記スピンドルに着脱自在に取り付けられるブレードの着脱装置であって、
    前記ブレード中心孔が形成されたブレード胴体部の端面に押し当てた状態で前記ブレード胴体部の周面を把持するクランプ手段と、
    前記ナット部材を回転させるナット回転手段と、
    を備えるブレード着脱装置。
  2. スピンドルに設けられたブレード挿嵌部にブレード中心孔を挿嵌させて前記ブレード挿嵌部にナット部材を螺合することにより前記スピンドルに着脱自在に取り付けられるブレードの着脱方法であって、
    前記ブレード中心孔が形成されたブレード胴体部の端面にクランプ手段のクランプ爪を押し当てた状態で、前記クランプ爪により前記ブレード胴体部の周面を把持するブレードクランプ工程と、
    前記ナット部材をナット回転手段のナットチャックで保持し、前記ナット回転手段で前記ナット部材を回転させるナット回転工程と、
    を備えるブレード着脱方法。
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