JP2019031716A - メッキ線、及びメッキ線のゴム接着性評価方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ゴム接着性のバラツキが少なく、かつ優れたゴム接着性を発揮しうるメッキ線を提供する。【解決手段】 メッキ線1であって、金属線2の表面にブロンズメッキ層3を具える。ブロンズメッキ層3は、メッキ表面領域Yにおけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含み、かつ次式(1)で規定されるCuの重量比が14〜24%である。Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)【選択図】図1
Description
本発明は、タイヤのビードワイヤとして好適であり、加硫接着されるゴムとの接着性(ゴム接着性)を向上させうるメッキ線、及びメッキ線のゴム接着性評価方法に関する。
タイヤのベルト層やビードコアには、補強材として炭素鋼線等の金属線を用いたスチールコードやビードワイヤが使用されている。これら金属線には、ゴム接着性を確保するため、一般に、ブラスメッキや、ブロンズメッキが施されている。特に、ビードワイヤ用の金属線には、強度、耐摩耗性等に優れるブロンズメッキ(Cu/Sn合金)が採用される。
他方、ブロンズメッキでは、SnとCuとの重量比Sn/(Cu+Sn)が、ゴム接着性と相関があることが知られており、ビードワイヤ用の金属線には、前記重量比を規定したブロンズメッキが施されている。なお下記の特許文献1には、Sn含有率Sn/(Cu+Sn)が2〜8重量%において、ゴム接着性が高まることが記載されている。
しかしながら、SnとCuとの重量比を同じとしたブロンズメッキにおいても、メッキメーカや生産ロットの違いによって、ゴム接着性にバラツキがあり、タイヤの品質を安定して維持することが難しいという問題がある。
このような状況に鑑み、本発明者がメッキ表面のSn、Cuの厚み方向の分布をESCA分析にて調査した。その結果、本来は存在しないはずのFe(鉄)がメッキ中に検出された。
そして、このFeの含有率は、メッキメーカや生産ロットごとにバラツキがあり、これがゴム接着性に影響を与えていることを究明し得た。そしてFeの含有量を付加したCuの重量比Cu/(Cu+Sn+Fe)が、ゴム接着性への相関が強く、このCuの重量比を、ゴム接着性の評価の指標として用いうることも究明し得た。
そこで本発明は、タイヤのビードワイヤとして好適であり、ゴム接着性のバラツキが少なく、かつ優れたゴム接着性を発揮しうるメッキ線を提供すること、及びゴム接着性のバラツキを抑え、ゴム接着性の評価を精度良く行いうるメッキ線のゴム接着性評価方法を提供することを課題としている。
本願第1発明は、金属線の表面に、ブロンズメッキ層を具えたメッキ線であって、
前記ブロンズメッキ層は、メッキ表面領域におけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含み、かつ次式(1)で規定されるCuの重量比が14〜24%である。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
前記ブロンズメッキ層は、メッキ表面領域におけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含み、かつ次式(1)で規定されるCuの重量比が14〜24%である。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
本発明に係るメッキ線では、前記メッキ表面領域は、メッキ表面からの深さが0.05〜0.80μmまでの領域であるのが好ましい。
本願第2発明は、金属線の表面に、ブロンズメッキ層を具えたメッキ線のゴム接着性評価方法であって、
前記ブロンズメッキ層は、メッキ表面領域におけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含み、
かつ前記メッキ表面領域におけるメッキ組成において、次式(1)で規定されるCuの重量比に基づいてゴム接着性を評価している。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
前記ブロンズメッキ層は、メッキ表面領域におけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含み、
かつ前記メッキ表面領域におけるメッキ組成において、次式(1)で規定されるCuの重量比に基づいてゴム接着性を評価している。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
本発明に係るメッキ線のゴム接着性評価方法では、前記メッキ表面領域は、メッキ表面からの深さが0.05〜0.80μmまでの領域であるのが好ましい。
第1発明では、ブロンズメッキ層のメッキ表面領域におけるメッキ組成が、Cu、Sn、Feを含む。そして、次式(1)で規定されるCuの重量比を14〜24%の範囲に規定している。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
ブロンズメッキ層にFeが含まれている場合、式(1)で規定されるCuの重量比と、ゴム接着性との相関が強い。そして、このCuの重量比を、前記範囲に規定することで、ゴム接着性のバラツキが少なく、かつ優れたゴム接着性を発揮しうるメッキ素線を得ることができる。
又式(1)で規定されるCuの重量比と、ゴム接着性との相関が強い。そしてこのCuの重量比をゴム接着性の指標として採用した場合、ゴム接着性のバラツキが抑えられ、ゴム接着性の評価を精度良く行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のメッキ線1は、金属線2の表面に、ブロンズメッキ層3を具える。本例では、前記メッキ線1が、空気入りタイヤのビードコアを形成するためのビードワイヤとして使用される場合が示される。
図1に示すように、本実施形態のメッキ線1は、金属線2の表面に、ブロンズメッキ層3を具える。本例では、前記メッキ線1が、空気入りタイヤのビードコアを形成するためのビードワイヤとして使用される場合が示される。
本例では、金属線2として、例えば直径0.96〜1.55mmの比較的太い鋼線、が使用される。鋼線としては、特に0.70〜0.90質量%程度の炭素を含む炭素鋼線が、ビードワイヤに好適に採用できる。
前記金属線2は、例えば、鋼線材料を洗浄液に浸漬して表面から酸化物を除去した後、伸線工程をへて、前記直径を有する鋼線である金属線2に形成される。又金属線2は、洗浄後、メッキ工程によりブロンズメッキ層3が形成される。
前記ブロンズメッキ層3は、メッキ浴槽内のメッキ液(ブロンズ合金液)に、金属線2を浸漬することにより形成される。このとき、ブロンズメッキ層3の少なくともメッキ表面領域Y(図示省略)において、Feが混在する。即ち、メッキ表面領域Yにおけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含む。
メッキ表面領域YにFeが含まれる理由として、置換メッキはSnイオンとCuイオンとからなるメッキ液に炭素鋼線を連続浸漬して行われるが、メッキ液中で炭素鋼線表面のFeがイオン化し、これがSnイオン、Cuイオンと交換されることによりブロンズメッキが形成される。しかし、メッキ浴中の温度や濃度の局所的な揺らぎにより、僅かではあるが未反応のFeイオンがメッキ液中に浮遊しており、これがメッキ表面に付着しながらメッキ層が成長したためと推測される。
前記メッキ表面領域Yは、メッキ表面からの深さが0.05〜0.80μmまでの領域として定義される。このメッキ表面領域Yは、ゴム接着性に与える影響が大きい領域範囲であり、メッキ線1とゴムとを加硫接着する際、メッキ表面領域Y中に含まれるCuとゴム中に含まれる硫黄とが反応して銅硫化物を形成し、これがゴムとの接着性を高める。
そして、このメッキ表面領域Yにおいて、次式(1)で規定されるCuの重量比が、14〜24%に規定される。なおブロンズメッキ層3自体の厚さとしては、特に規制されることがなく、慣例に従って種々定めることができる。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1)
本発明者の研究の結果、式(1)で定まるCuの重量比、即ち、Feを含むCuとSnとFeとの重量の和に対するCuの重量比と、ゴム接着性との相関が強く、このCuの重量比を、ゴム接着性の評価の指標として用いうることが究明し得た。そしてこのCuの重量比を、前記14〜24%の範囲とすることで、ゴム接着性のバラツキが少なく、かつ優れたゴム接着性を発揮することが可能となる。なおメッキ表面領域Y内で、Cuの重量比が変化するときは、Cuの重量比の最大値と最小値との平均値を採用する。
本発明者は、ブロンズメッキの組成が異なる種々のメッキ線(サンプル1〜7)を、試作した。サンプル1〜5は赤色メッキ、サンプル6,7は黄色メッキである。そして、各サンプル1〜7のメッキ表面領域Yにおけるメッキ組成を、ESCA(X線光電子分光法)にて分析するとともに、各サンプル1〜7のゴム接着性をテストした。
ゴム接着性は、メッキ線の加硫ゴムからの引抜き力によって評価した。具体的には、メッキ線(直径1.2mm)が中心に埋設された直径38mmの円柱状の未加硫ゴムを、温度150℃、時間30分で加硫し、これによりメッキ線とゴムとの複合体を形成した。そして、加硫後に4時間自然冷却した後に、メッキ線をゴムから引き抜くときの引抜き力の最大値を測定し、指数で評価している。
図2(A)は、Feの含有量を無視し、CuとSnの含有量のみから求めたCuの重量比A(=Cu/(Cu+Sn))を横軸として、サンプル1〜7のゴム接着性をプロットしている。図2(A)に示されるように、Cuの重量比Aと、ゴム接着性との相関は認められない。例えば、サンプル1〜5(赤色メッキ)に限定した場合においても、サンプル1とサンプル2、3とは、Cuの重量比Aの値がほとんど違いはないものの、ゴム接着性が大きく相違している。又黄色メッキを含むサンプル1〜7全体をみた場合には、さらに相関性が認められなくなる。
これに対し、図2(B)には、CuとSnとFeの含有量から求めたCuの重量比B(=Cu/(Cu+Sn+Fe))を横軸として、サンプル1〜7のゴム接着性をプロットしている。図2(B)に示すように、サンプル1〜5において、Cuの重量比Bとゴム接着性とに強い線形の相関性が認められ、Cuの重量比Bが小なほどゴム接着性が向上するのが確認できる。又黄色メッキを含むサンプル1〜7全体をみた場合にも、同様に、Cuの重量比Bとゴム接着性とに線形の相関性を認めることができる。
従って、Cuの重量比B(=Cu/(Cu+Sn+Fe))をゴム接着性の指標とすることで、ゴム接着性のバラツキを抑えることができ、ゴム接着性の評価を精度良く行うことが可能となる。
又Cuの重量比B(=Cu/(Cu+Sn+Fe))を24%以下に規制することで、ゴム接着性の指数を、合格ラインである1000以上とした優れたゴム接着性のメッキ線を得ることができる。
又Cuの重量比B(=Cu/(Cu+Sn+Fe))が14%を下回ると、CuとSnとの重量比A(Cu/(Cu+Sn))を70%以上に確保することが難しくなる。即ち、ブロンズメッキとしての合金組成を保つことが難しくなり、例えばメッキ層が脆くなるなど、所望の物性特性(強度及び耐摩耗性など)を十分に発揮することが難しくなる。
なおゴム接着性を高めるために、メッキ線1の表面に、例えばプラズマ照射を行い、これによりブロンズメッキ層3の表面に、分子レベル、及び原子レベルの凹凸を無数に形成する粗面化処理を行うことができる。この凹凸によりゴム接着性をさらに高めることができる。
本発明のメッキ線1に接着されるゴムとしては、加硫剤として硫黄を使用したゴムであって、ゴム成分として、天然ゴム及び合成ゴムが好適に使用できる。前記合成ゴムとしては、例えばスチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、ブタジエン−アクリルニトリルゴム(NBR)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、及びこれらの混合物を挙げることができる。なおゴムには、カーボンブラックなどの補強剤、亜鉛華、ステアリン酸、加硫促進剤、及び老化防止剤等、ゴム業界で用いられる種々な薬品を配合することができる。
なおメッキ線1としては、ビードワイヤに限定されるものではなく、ゴム製品を補強するための種々の補強線に採用することができる。またスチールコードのための素線として形成することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 メッキ線
2 金属線
3 ブロンズメッキ層
2 金属線
3 ブロンズメッキ層
Claims (4)
- 金属線の表面に、ブロンズメッキ層を具えたメッキ線であって、
前記ブロンズメッキ層は、メッキ表面領域におけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含み、かつ次式(1)で規定されるCuの重量比が14〜24%であるメッキ線。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1) - 前記メッキ表面領域は、メッキ表面からの深さが0.05〜0.80μmの領域である請求項1記載のメッキ線。
- 金属線の表面に、ブロンズメッキ層を具えたメッキ線のゴム接着性評価方法であって、
前記ブロンズメッキ層は、メッキ表面領域におけるメッキ組成が、Cu(銅)、Sn(錫)、Fe(鉄)を含み、
かつ前記メッキ表面領域におけるメッキ組成において、次式(1)で規定されるCuの重量比に基づいてゴム接着性を評価するメッキ線のゴム接着性評価方法。
Cu/(Cu+Sn+Fe)−−−(1) - 前記メッキ表面領域は、メッキ表面からの深さが0.05〜0.80μmの領域である請求項3記載のメッキ線のゴム接着性評価方法。
Priority Applications (1)
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JP2017153527A JP2019031716A (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | メッキ線、及びメッキ線のゴム接着性評価方法 |
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