JP2019031143A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019031143A
JP2019031143A JP2017152100A JP2017152100A JP2019031143A JP 2019031143 A JP2019031143 A JP 2019031143A JP 2017152100 A JP2017152100 A JP 2017152100A JP 2017152100 A JP2017152100 A JP 2017152100A JP 2019031143 A JP2019031143 A JP 2019031143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
shift lever
detected
magnet
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017152100A
Other languages
English (en)
Inventor
一平 槙尾
Ippei Makio
一平 槙尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP2017152100A priority Critical patent/JP2019031143A/ja
Publication of JP2019031143A publication Critical patent/JP2019031143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】検出体の種類の増加を抑制しつつ、2方向に操作されるシフトレバーのシフト位置を検出する。【解決手段】シフトレバー装置では、シフトレバーがシフト方向及びセレクト方向に操作可能に構成され、シフトレバーの操作に連動して、マグネット90が第1〜第4ホールIC62A〜62D(検出体)に対して変位する。また、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向するマグネット90の下面92が、第1〜第4被検出面92A〜92Dにより構成され、上下方向における、第1〜第4被検出面92A〜92Dの位置が異なる設定になっている。これにより、第1〜第4ホールIC62A〜62Dを、マグネット90との対向距離に応じた出力値を出力するリニアホールICのみで構成して、2方向に操作されるシフトレバーのシフト位置を検出できる。【選択図】図5

Description

本発明は、シフトレバー装置に関する。
下記特許文献1に記載のシフト装置では、シフトレバーの位置を検出するポジッションセンサが、磁石と、複数の検出素子と、によって構成されている。そして、シフトレバーが、操作されると、磁石が検出素子に対して相対変位して、検出素子の出力信号がオン又はオフに切替る。これにより、シフトレバーの操作位置を検出するようになっている。
しかしながら、上記シフト装置では、複数の検出素子が車両前側から後側に向かう列として配置されている。このため、一方向(シフト方向)に操作されるシフトレバーのシフト位置を検出することができるものの、2方向(シフト方向及びセレクト方向)に操作されるシフトレバーのシフト位置を検出することができない。
これに対して、下記特許文献2には、2方向(シフト方向及びセレクト方向)に操作されるシフトレバーのシフト位置を検出できるシフトレバー装置が記載されている。このシフトレバー装置について簡単に説明すると、シフトレバー装置が、シフト位置検出装置を備えており、このシフト位置検出装置が、多極マグネット(被検出体)と、当該多極マグネットに対向配置されたセンサ(検出体)と、を含んで構成されている。また、センサは、複数のON/OFFセンサと、複数のリニアセンサと、を有している。そして、シフトレバーが操作されると、多極マグネットが、センサに対して相対移動して、センサの出力状態が切替る。これにより、シフトレバーのシフト位置を検出することができる。
特許第6006027号 特許第4344343号
しかしながら、上記特許文献2に記載のシフトレバー装置では、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記シフトレバー装置では、上述のように、センサ(検出体)が、オン信号又はオフ信号を出力するON/OFFセンサと、検出した磁束密度の大きさに応じた出力値を出力するリニアセンサと、を用いている。このため、センサの種類が多くなるという課題がある。そして、センサの種類が多くなると、例えば、製造上において、センサが基板に誤組付けされる可能性がある。したがって、センサの誤組付けを防止するなど観点からすると、センサの種類を削減することが望ましい。
本発明は、上記事実を考慮して、検出体の種類の増加を抑制しつつ、2方向に操作されるシフトレバーのシフト位置を検出することができるシフトレバー装置を提供することを目的とする。
形態1:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、シフト方向及びセレクト方向に操作可能に構成され、操作されることで複数のシフト位置を選択するシフトレバーと、前記シフトレバーの操作に連動して移動する被検出体と、前記被検出体と対向配置され、前記被検出体との対向方向における前記被検出体との距離に応じた出力値を出力する複数の検出体と、前記複数の検出体の出力値の組合せに基づいて前記シフトレバーのシフト位置を検出する制御部と、を備え、前記被検出体における複数の前記検出体と対向する面が、前記対向方向において、それぞれ異なる位置に設定された複数の被検出面によって構成されており、前記シフトレバーが各シフト位置に操作されることで、複数の前記検出体に対向する前記被検出面が切替るシフトレバー装置である。
形態2:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記被検出体が、ボンド磁石として構成されており、前記検出体が、前記被検出体の磁束密度を検出し、検出した磁束密度の大きさに応じた出力値を出力するシフトレバー装置である。
形態3:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、複数の前記被検出面が、前記被検出体と前記検出体との対向方向から見て、矩形状に形成されると共に、シフト方向及びセレクト方向に並んで配置されているシフトレバー装置である。
形態4:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記シフト位置は、ホーム位置と、前記ホーム位置に対してセレクト方向一方側に設定されたニュートラル位置と、前記ニュートラル位置に対してシフト方向一方側に設定されたリバース位置と、前記ニュートラル位置に対してシフト方向他方側に設定されたドライブ位置と、前記ホーム位置に対してシフト方向他方側に設定されたロー位置と、を有しており、複数の前記検出体は、4つの検出体で構成され、前記シフトレバーが、各シフト位置に操作されたときには、複数の前記検出体に対向する少なくとも3つの前記被検出面が切替るように設定されているシフトレバー装置である。
形態5:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記シフトレバーが上下方向に延在されており、前記シフトレバーの下端側には、前記被検出体及び前記検出体を含んで構成された検出機構が設けられ、前記検出機構は、前記検出機構の外郭を構成するケースと、前記ケースに収容された状態で前記ケースに固定され、上面に前記検出体が設けられた基板と、前記基板の上側において前記ケースに収容され、セレクト方向にスライド可能に前記ケースに保持されると共に、前記シフトレバーのセレクト方向の操作に連動して前記基板に対してセレクト方向へスライドするスライダと、前記被検出体を相対移動不能に保持すると共に、シフト方向にスライド可能に前記スライダに保持され、前記シフトレバーの下端部に連結される連結部を有し、前記シフトレバーのシフト方向の操作に連動して前記基板に対してシフト方向へスライドするホルダと、前記連結部と前記シフトレバーの下端部との間に設けられ、前記ホルダ及び前記スライダを下方側へ付勢する付勢部材と、を有しているシフトレバー装置である。
形態6:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記連結部は、前記ホルダから上方側へ突出され且つ上方側へ開放された筒状に形成されており、前記連結部の内部に、前記付勢部材及び前記シフトレバーの下端部が収容されているシフトレバー装置である。
形態7:本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記スライダには、シフト方向に延在された長孔状のスライド孔が形成されており、前記スライド孔内に前記連結部がシフト方向にスライド可能に挿入されているシフトレバー装置である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態によれば、検出体の種類の増加を抑制しつつ、2方向に操作されるシフトレバーのシフト位置を検出することができる。
本実施の形態に係るシフトレバー装置の位置検出機構におけるマグネットと第1〜第4ホールICとの対向配置状態を各シフト位置において示す模式図であり、(A)は、「H」位置における対向配置状態を示し、(B)は、「L」位置における対向配置状態を示し、(C)は、「R」位置における対向配置状態を示し、(D)は、「N」位置における対向配置状態を示し、(E)は、「D」位置における対向配置状態を示す。 (A)は、本実施の形態に係るシフトレバー装置の全体を模式的に示す斜視図であり、(B)は、(A)に示されるレバーアッシー及び位置検出機構を模式的に示す斜視図である。 (A)は、図2(B)に示される位置検出機構を、センサカバーを取外した状態で示す斜視図であり、(B)は、(A)に示される状態からさらにセンサケースを取外した状態を示す側面図である。 図2(B)に示されるレバーアッシー及び位置検出機構の分解斜視図である。 (A)は、図3(A)に示される位置検出機構を、スライダ及びマグネットホルダを取外した状態で示す平面図であり、(B)は、図4に示されるマグネットを下方側から見た斜視図である。 本実施の形態に係るシフトレバー装置のシフトパターンを表す平面図である。 (A)は、シフトレバーの各シフト位置における第1〜第4ホールICの出力値(電圧値)をまとめた表であり、(B)は、シフトレバーが各シフト位置に操作されたときの、第1〜第4ホールICに対して対向配置される第1〜第4被検出面の切替数をまとめた表である。 (A)は、本実施の形態のシフトレバー装置におけるマグネットとホールICとの対向配置状態を模式的に示す平面図であり、(B)は、(A)のホールICがセレクト方向に仮にずれた場合の対向配置状態を模式的に示す平面図である。(C)は、(A)のマグネットを斜めに配置したときのマグネットとホールICとの対向配置状態を模式的に示す平面図であり、(D)は、(C)のホールICがセレクト方向に仮にずれた場合の対向配置状態を模式的に示す平面図である。
以下、図面を用いて、本実施の形態に係るシフトレバー装置10について説明する。なお、図面において、適宜示される矢印UP、矢印FR,矢印RHは、それぞれシフトレバー装置10の上側、前側、右側(幅方向一方側)を示している。そして、以下の説明において、上下、前後、左右の方向を用いて説明するときには、特に断りのない限り、シフトレバー装置10の上下、前後、左右として説明する。
図2(A)及び(B)に示されるように、シフトレバー装置10は、シフトレバー装置10の外郭を構成するシフトベース12と、シフトベース12内に収容されたレバーアッシー20と、レバーアッシー20におけるシフトレバー30のシフト位置を検出するための「検出機構」としての位置検出機構40と、を含んで構成されている。以下、シフトレバー装置10の各構成について説明する。
(シフトベース12について)
図2(A)に示されるようにシフトベース12は、上下方向を軸方向とした略矩形筒状に形成されて、車両(自動車)のセンタコンソール等に設置されている。シフトベース12の左右の側壁には、それぞれ略円形状の支持孔12Aが貫通形成されている(図2(A)では、右側の支持孔12Aのみを図示している)。この支持孔12Aの内周部には、前後一対の嵌合凹部12Bが形成されており、嵌合凹部12Bは、支持孔12Aの径方向外側へ凹んでいる。さらに、シフトベース12の左右の側壁における内周面には、前後方向中間部において、溝部12Cがそれぞれ形成されている。この溝部12Cは、シフトベース12の幅方向内側へ開放されると共に、シフトベース12の上端から下方側へ延出されており、溝部12Cの下端部が、支持孔12Aに連通されている。
シフトベース12の左右の側壁の下端部には、前端側の部位において、後述する位置検出機構40を固定するための第1固定部12Dが形成されている(図2(A)では、右側の第1固定部12Dのみを図示している)。この第1固定部12Dは、下側へ開放された略有底円筒状に形成されて、シフトベース12から幅方向外側へ突出されている。また、シフトベース12の後壁の下端部には、幅方向中央部において、後述する位置検出機構40を固定するための第2固定部12Eが一体に形成されている。この第2固定部12Eは、下側へ開放された略有底円筒状に形成されている。
さらに、シフトベース12の上側の開口部は、ベースカバー14によって閉塞されている。このベースカバー14には、図6に示されるように、後述するシフトレバー30の操作を案内するためのガイド孔16が貫通形成されており、ガイド孔16は、ベースカバー14の略中央部に配置されている。このガイド孔16は、平面視で左右方向(セレクト方向ともいう)及び前後方向(シフト方向ともいう)に延在された、所定の屈曲形状に形成されている。具体的には、ガイド孔16は、セレクト方向に延在されたセレクト通路16Aと、セレクト通路16Aのセレクト方向一方側(右側)の端部からシフト方向一方側(前側)及びシフト方向他方側(後側)へ延出された第1シフト通路16Bと、セレクト通路16Aのセレクト方向他方側(左側)の端部からシフト方向他方側へ延出された第2シフト通路16Cと、を含んで構成されている。
そして、ガイド孔16において、後述するシフトレバー30のシフト位置が設定されている。具体的には、セレクト通路16Aの左端部に設定された「ホーム位置」としての「H」位置と、セレクト通路16Aの右端部に設定された「ニュートラル位置」としての「N」位置と、第1シフト通路16Bの前端部に設定された「リバース位置」としての「R」位置と、第1シフト通路16Bの後端部に設定された「ドライブ位置」としての「D」位置と、第2シフト通路16Cの後端部に設定された「ロー位置」としての「L」位置とが、設定されている。
(レバーアッシー20について)
図2(B)、図3、及び図4に示されるように、レバーアッシー20は、レバーホルダ22と、該レバーホルダ22に回転可能に支持されたシフトレバー30と、を含んで構成されている。
<レバーホルダ22について>
レバーホルダ22は、上下方向を軸方向とした略矩形筒状に形成されて、シフトベース12内に収容されている。レバーホルダ22の左右の側壁には、略円柱状の支持部22Aがそれぞれ一体に形成されており、支持部22Aは、該側壁からレバーホルダ22の幅方向外側へ突出されている。また、支持部22Aの中央部には、左右方向を軸方向とした第1軸24がそれぞれ固定されており、第1軸24は、支持部22Aからレバーホルダ22の幅方向外側へ突出されると共に、シフトベース12の支持孔12Aと同軸上に配置されている。具体的には、第1軸24が、シフトベース12の溝部12C内に上側から挿入されて、支持孔12Aと同軸上に配置されている。
また、第1軸24は、シフトベース12の支持孔12Aに組付けられたブッシュ26に回転可能に支持されている。これにより、レバーホルダ22が第1軸24の軸線を回転中心として回転可能に構成されている。このブッシュ26は、左右方向を軸方向とした略円筒状に形成されて、支持孔12A内にシフトベース12の幅方向外側から挿入されている(図2(A)参照)。また、ブッシュ26の外周部には、前後一対の嵌合突起26Aが一体に形成されており、嵌合突起26Aは、ブッシュ26の径方向外側へ突出されて、支持孔12Aの嵌合凹部12Bに嵌合されている(図2(A)参照)。これにより、ブッシュ26がシフトベース12に相対回転不能に組付けられている。
また、ブッシュ26の外周部には、上下一対の係合爪26Bが形成されている。この係合爪26Bは、レバーホルダ22側を先端部とした略板状に形成されており、ブッシュ26の径方向に弾性変形可能に構成されている。さらに、係合爪26Bの先端部には、ブッシュ26の径方向外側へ突出された爪部26Cが一体に形成されている。そして、ブッシュ26のシフトベース12への組付状態では、爪部26Cが支持孔12Aの開口縁部に係合されている。これにより、ブッシュ26の支持孔12Aからの抜けが制限されている。なお、ブッシュ26のシフトベース12への組付状態では、レバーホルダ22が、左右のブッシュ26に挟み込まれて、レバーホルダ22の左右方向の移動が制限されている。
レバーホルダ22の後壁には、ロータ22Bが一体に形成されている。このロータ22Bは、右側から見て、横向きにした略J字形板状に形成されている。具体的には、ロータ22Bは、レバーホルダ22の後壁から後側へ延出されると共に、ロータ22Bの後端部において、上側且つ前側へ折り返されるように屈曲されている。そして、ロータ22Bの先端部が上下方向に弾性変形可能に構成されている。また、ロータ22Bの先端部には、上側へ突出されたフック部22Cが形成されている。
レバーホルダ22の後壁及び前壁には、前後方向を軸方向とする第2軸28が架け渡されており、第2軸28は、段付きシャフト状に形成されている。具体的には、第2軸28は、第2軸の後端部を構成する頭部28Aと、頭部28Aから前方側へ延出されてレバーホルダ22の後壁及び前壁に架け渡された軸部28Bと、を含んで構成されている。そして、第2軸28がレバーホルダ22に架け渡された状態では、第2軸28の頭部28Aが、ロータ22Bのフック部22Cに係合して、第2軸28の後側への移動が制限される構成になっている。
<シフトレバー30について>
シフトレバー30は、上下方向に延在された略丸棒状のシャフト部32を有している。そして、図示は省略するが、シャフト部32の下端側の部分が、第2軸28によって回転可能に支持されている。これにより、シフトレバー30がセレクト方向(左右方向)及びシフト方向(前後方向)に操作可能に構成されている。すなわち、シフトレバー30がセレクト方向に操作されたときには、シフトレバー30が第2軸28の軸回りに回転するようになっている。一方、シフトレバー30がシフト方向に操作されたときには、シフトレバー30がレバーホルダ22と共に第1軸24の軸回りに回転するようになっている。
さらに、シャフト部32の上端側の部分は、前述したベースカバー14のガイド孔16内を挿通して、シャフト部32がベースカバー14に対して上方側へ突出されている(図6参照)。また、シャフト部32の上端部には、図示しないシフトノブが固定されている。これにより、運転者が、シフトノブを把持して、シフトレバー30をガイド孔16に沿って操作することで、シフトレバー30が各シフト位置に配置されるようになっている。
また、シャフト部32の下端側の部分には、シャフト部32から略上斜め前方へ突出されたピン保持部34が設けられており、ピン保持部34は、略円筒状に形成されている。このピン保持部34内には、略丸棒状の節度ピン36及び付勢バネ(図示省略)が挿入されており、節度ピン36が付勢バネによって先端側へ付勢されている。また、節度ピン36の先端部は、略半球状に形成されて、ベースカバー14の下面(裏面)に設けられた節度プレート(図示省略)に当接されている。この節度プレートには、節度ピン36と当接する部位において、複数の節度山(図示省略)が形成されている。これにより、シフトレバー30が各シフト位置に操作されるときには、節度ピン36が当該節度山を乗り越えることで、運転者に対して節度感を付与するようになっている。
さらに、シャフト部32の下端部には、後述する位置検出機構40に連結される被連結部32Aが形成されている。この被連結部32Aは、下側へ向かうに従い径寸法が小さく設定された被連結軸部32A1と、被連結軸部32A1の下端に一体に設けられたボール部32A2(図4参照)と、を含んで構成されている。そして、被連結部32Aが、後述する位置検出機構40に連結されて、シフトレバー30の操作力を被連結部32Aによって位置検出機構40へ伝達するようになっている。
また、被連結部32Aは、第1軸24及び第2軸28よりも下側に配置されている。このため、シフトレバー30がシフト方向一方側(前側)へ操作されるときには、被連結部32Aがシフト方向他方側(後側)へ移動(変位)するようになっている。一方、シフトレバー30がセレクト方向一方側(右側)へ操作されるときには、被連結部32Aがセレクト方向他方側(左側)へ移動(変位)するようになっている。すなわち、シフトレバー30の操作方向とは反対側の操作力が、位置検出機構40へ入力されるようになっている。
(位置検出機構40について)
次に、本発明の要部である位置検出機構40について説明する。図2(B)、図3〜図5に示されるように、位置検出機構40は、シフトレバー30の下側に配置されて、シフトベース12に固定されている。また、位置検出機構40は、ケース50と、基板60と、スライダ70と、「ホルダ」としてのマグネットホルダ80と、「被検出体」としてのマグネット90と、を含んで構成されている。以下、位置検出機構40の各構成について説明する。
<ケース50について>
図2(B)に示されるように、ケース50は、略矩形箱状に形成されて、位置検出機構40の外郭を構成している。このケース50は、ケース50の主要部を構成するセンサケース52と、ケース50の上端部を構成するセンサカバー54と、を含んで構成されている。
図4及び図5(A)に示されるように、センサケース52は、上方側へ開放された略矩形箱状に形成されている。センサケース52の左右の側壁における前端部には、上端側の部位において、左右一対の第1固定片52Aが一体に形成されている。この第1固定片52Aは、上下方向を板厚方向としてセンサケース52から幅方向外側へ突出されている。そして、左右一対の第1固定片52Aが、シフトベース12の第1固定部12Dの下側に隣接して配置されて、ネジなどの締結部材によって第1固定部12Dに締結固定されている(図2(A)参照)。また、センサケース52の後壁には、上端側の部位において、第2固定片52Bが一体に形成されている。この第2固定片52Bは、上下方向を板厚方向としてセンサケース52から後側へ突出されている。そして、第2固定片52Bが、シフトベース12の第2固定部12Eの下側に隣接して配置されて、ネジなどの締結部材によって第2固定部12Eに締結固定されている(図2(A)参照)。これにより、位置検出機構40が、シフトベース12に固定されている。
また、センサケース52の底壁における前部には、コネクタ収容部52Cが一体に形成されている。このコネクタ収容部52Cは、上下方向を軸方向とした略矩形筒状に形成されて、センサケース52の底壁から下側へ突出されている。これにより、センサケース52の内部と外部とがコネクタ収容部52Cによって連通されている。
さらに、センサケース52の底壁における前端部及び後端部には、上方側へ一段上がった段差部52Dが形成されており、段差部52Dは、センサケース52の左壁から右壁に亘って、左右方向に沿って延在されている。
また、センサケース52の前壁及び後壁には、それぞれ左右一対の係合爪部52Eが一体に形成されており、左右一対の係合爪部52Eは、センサケース52の前壁(後壁)から前側(後側)へ突出されている。
図2(B)及び図4に示されるように、センサカバー54は、下側へ開放された比較的底の浅い略矩形箱状に形成されている。そして、センサカバー54が、センサケース52の開口部を閉塞するように、センサケース52の上端部に組付けられている。具体的には、センサカバー54の前端部及び後端部に、それぞれ左右一対の係合片54Aが形成されている。この左右一対の係合片54Aは、前後方向を板厚方向として、センサカバー54の前端部及び後端部から下側へ延出されている。また、係合片54Aの幅方向中央部には、上下方向に延在された係合孔54Bが形成されている。そして、センサカバー54のセンサケース52への組付状態では、係合孔54Bの下端部内にセンサケース52の係合爪部52Eが配置されて、係合孔54Bと係合爪部52Eとが上下方向に係合している。これにより、センサカバー54の上方側への移動が制限されている。
センサカバー54の略中央部には、上方側へ若干隆起した隆起部54Cが形成されおり、隆起部54Cは、平面視で略矩形状を成している。この隆起部54Cの中央部には、略矩形状の連通孔54Dが貫通形成されており、連通孔54Dの周縁部には、上方側へ突出されたフランジ部54Eが、連通孔54Dの周方向全周に亘って形成されている。これにより、ケース50の内部と外部とが連通孔54Dによって連通されている。
<基板60について>
図4及び図5(A)に示されるように、基板60は、上下方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されている。そして、基板60が、センサケース52の内部に収容されると共に、複数(本実施の形態では、3個)のネジSによって、センサケース52の底壁に締結固定されている。
基板60の上面には、複数(本実施の形態では、4個)の「検出体」としてのリニアホールIC62が設けられている(以下、リニアホールIC62をホールIC62と略して記載する)。この4個のホールIC62は、上下方向に対向配置される、後述するマグネット90の磁束密度を検出し、検出した磁束密度に応じた出力値(電圧値)を出力するリニアホールICとして構成されている。すなわち、ホールIC62が、マグネット90との対向方向における距離に応じた出力値(電圧値)を出力するようになっている。
また、ホールIC62は、平面視で略矩形状に形成されている。そして、ホールIC62の外形の辺が、シフト方向及びセレクト方向に沿って配置されるように、ホールIC62が基板60に実装されている。さらに、4個のホールIC62は、基板60の所定の領域に纏まって配置されて、平面視で、シフト方向及びセレクト方向に2個ずつ並んで配置されている。そして、以下の説明では、便宜上、4個のホールIC62の内、左後側に配置されたホールIC62を第1ホールIC62Aと称し、第1ホールIC62Aの前側に配置されたホールIC62を第2ホールIC62Bと称し、第1ホールIC62Aの右側に配置されたホールIC62を第3ホールIC62Cと称し、第2ホールIC62Bの右側で且つ第3ホールIC62Cの前側に配置されたホールIC62を第4ホールIC62Dと称する。
基板60の前端部には、コネクタCが設けられており、コネクタCは、基板60から下側へ突出されて、センサケース52のコネクタ収容部52C内に収容されている。そして、コネクタCに接続された、図示しないコネクタ及びハーネスによって、第1〜第4ホールIC62A〜62Dが、制御部100(図4参照)に電気的に接続されている。これにより、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値(電圧値)が制御部100へ出力されて、制御部100が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値(電圧値)の組合せに基づいて、シフトレバー30のシフト位置を検出する構成になっている。
<スライダ70について>
図4に示されるように、スライダ70は、下方側へ開放された略矩形箱状に形成されている。このスライダ70の左右の側壁の下端部には、下方側へ開放された切欠部70Aがそれぞれ形成されおり(図4では、右壁に形成された切欠部70Aのみを図示している)、スライダ70の下端部が、スライダ70の前後における壁部の下端部によって構成されるようになっている。
また、スライダ70の幅寸法は、センサケース52の左右の側壁間の距離よりも小さく設定されている。そして、スライダ70が、センサケース52内に収容されて、基板60の上側に配置されている。さらに、スライダ70の収容状態では、スライダ70の前後壁の下端面が、センサケース52の段差部52D上に配置されて、当該下端面が段差部52D上を左右にスライド可能(摺動可能)に構成されている。なお、スライダ70の前後寸法は、センサケース52の前後の側壁間の距離よりも僅かに小さく設定されており、スライダ70の前後方向の移動がセンサケース52の前後の側壁によって制限されている。
スライダ70の上壁の略中央部には、上方側へ僅かに隆起した隆起部70Bが形成されており、隆起部70Bは平面視で略矩形状に形成されて、センサカバー54の隆起部54C内に配置されている。そして、スライダ70の左右のスライド時には、隆起部70Bがセンサカバー54の隆起部54Cに干渉しないように設定されている。さらに、スライダ70の隆起部70Bにおける幅方向中央部には、スライド孔70Cが貫通形成されており、スライド孔70Cは、前後方向に延在された長孔状に形成されている。
スライダ70の左右の側壁における内周部には、後述するマグネットホルダ80をスライド可能に支持するためのレール部70Dが形成されており、レール部70Dは、前後方向から見て、スライダ70の幅方向内側へ開放された略U字形状に形成されている。
<マグネットホルダ80について>
図4に示されるように、マグネットホルダ80は、前後方向から見て、下側へ開放された略逆U字形板状に形成されている。具体的には、マグネットホルダ80は、上下方向を板厚方向とした略矩形板状のホルダ本体80Aと、ホルダ本体80Aの左右の端部から下方側へ延出された側壁80Bと、を含んで構成されている。
左右の側壁80Bには、それぞれ前後一対の軸部82が設けられている(図4では、右側の軸部82のみを図示している)。この軸部82は、左右方向を軸方向とした略円柱状に形成されて、側壁80Bからマグネットホルダ80の幅方向外側へ突出されている。また、軸部82には、略円筒状のガイドローラ84が回転可能に設けられている。そして、マグネットホルダ80が、スライダ70の内部に収容されて、ガイドローラ84が、スライダ70のレール部70D内にスライド可能に配置されている。これにより、マグネットホルダ80が、スライダ70に対してシフト方向(前後方向)に相対移動可能に構成されている。
マグネットホルダ80のホルダ本体80Aにおける中央部には、「連結部」としての連結筒部80Cが一体に形成されており、連結筒部80Cは、略円筒状に形成されてホルダ本体80Aから上方側へ突出されている。連結筒部80Cの外径寸法は、スライダ70のスライド孔70Cの幅寸法よりも僅かに小さく設定されている。そして、連結筒部80Cが、スライド孔70Cの内部に下側から挿入されて、スライド孔70C内を前後方向にスライド可能に構成されている。また、連結筒部80Cのスライド孔70C内への挿入状態では、連結筒部80Cがセンサカバー54の連通孔54D内に配置されて、連結筒部80Cの上端側の部分がセンサカバー54よりも上方側へ突出されている(図2(B)参照)。さらに、連結筒部80Cの内径寸法は、シフトレバー30の被連結部32Aにおけるボール部32A2の直径寸法よりも僅かに大きく設定されており、連結筒部80C内にボール部32A2が挿入されている(図2(B)及び図3参照)。これにより、シフトレバー30とマグネットホルダ80とが連結されて、シフトレバー30の操作に連動してマグネットホルダ80がシフト方向又はセレクト方向へ移動(変位)するようになっている。
また、前述したシフトレバー30の被連結部32Aには、圧縮コイルスプリングとして構成された「付勢部材」としての付勢バネ86が装着されており、付勢バネ86が、被連結部32Aと共に連結筒部80Cの内部に収容されている。具体的には、付勢バネ86の上端部が、被連結部32Aの被連結軸部32A1の外周部に係止されており、付勢バネ86の下端部が、マグネットホルダ80のホルダ本体80Aに係止されている。そして、付勢バネ86の収容状態では、付勢バネ86が圧縮変形した状態になっている。これにより、マグネットホルダ80が、付勢バネ86の付勢力によって下側へ付勢されると共に、マグネットホルダ80を介した下側への付勢力がスライダ70に付与される構成になっている。
さらに、マグネットホルダ80の側壁80Bの内周部には、後述するマグネット90を保持するための保持片80Dが一体に形成されており、保持片80Dは、上下方向を板厚方向として配置されると共に、前後方向に延在されている。
<マグネット90について>
図4に示されるように、マグネット90は、上下方向を厚み方向とした略直方体ブロック状に形成されている。このマグネット90は、ボンド磁石として構成されており、例えば、射出成形等の手法によって成形されている。また、図5(B)に示されるように、マグネット90では、厚み方向の一方側(下側)の部分(1点鎖線で示される部位より下側の部分)が、S極として構成されており、厚み方向の他方側(上方側)の部分が、N極として構成されている。
図4に示されるように、マグネット90の左右の側面には、前後一対の固定突起90Aが一体に形成されており、固定突起90Aは、上下方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されて、マグネット90から幅方向外側へ突出されている。そして、固定突起90Aが、マグネットホルダ80の保持片80Dとホルダ本体80Aとの間のスリット内に後側から嵌入されて、マグネット90がマグネットホルダ80に相対移動不能に保持されている。これにより、マグネット90が、基板60の上側に離間して配置されると共に、シフトレバー30の操作に連動してシフト方向又はセレクト方向へ移動(変位)する構成になっている。
また、マグネット90は、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの上側に離間して配置されて、上下方向において、マグネット90と第1〜第4ホールIC62A〜62Dとが対向配置されている(図3(B)参照)。そして、シフトレバー30が各シフト位置に操作されたときには、マグネット90がマグネットホルダ80と共にシフト方向又はセレクト方向に変位するが、マグネット90が変位しても、マグネット90と第1〜第4ホールIC62A〜62Dとの対向配置状態が維持されるように、平面視におけるマグネット90の大きさが設定されている。
さらに、図5(B)に示されるように、マグネット90の下面92(第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向する面)は、複数(本実施の形態では、12箇所)のエリアに分割されて、凹凸状に形成されている。以下、具体的に説明する。
まず、マグネット90の下面92が、左右方向に等分割された3つの第1エリアAR1、第2エリアAR2、第3エリアAR3に分割されている。この第1エリアAR1〜第3エリアAR3は、下側から見て、前後方向を長手方向とする略矩形状を成しており、左側から右側へこの順に並んで配置される。また、第1エリアAR1〜第3エリアAR3の各々は、前後方向において、4つのエリアにさらに等分割されている。これにより、マグネット90の下面92において分割されたエリアが、下側から見て格子状に分割されると共に、シフト方向及びセレクト方向に並んで配置されている。
そして、マグネット90の下面92において分割されたエリアが、上下位置の異なる複数(本実施の形態では、4種類)の被検出面によって構成されている。具体的には、4種類の被検出面が、マグネット90の上面からの高さの1番に低い「被検出面」としての第1被検出面92Aと、高さの2番に低い「被検出面」としての第2被検出面92Bと、高さの3番に低い「被検出面」としての第3被検出面92Cと、高さの1番に高い「被検出面」としての第4被検出面92Dと、によって、構成されている。
そして、第1エリアAR1では、前後方向に分割されたエリアが、前側から順に、第3被検出面92C、第2被検出面92B、第1被検出面92A、第2被検出面92Bとされている。
また、第2エリアAR2では、前後方向に分割されたエリアが、前側から順に、第2被検出面92B、第4被検出面92D、第3被検出面92C、第4被検出面92Dとされている。
さらに、第3エリアAR3では、前後方向に分割されたエリアが、前側から順に、第3被検出面92C、第1被検出面92A、第2被検出面92B、第2被検出面92Bとされている。つまり、第3エリアAR3の後部(後側の2箇所のエリア)では、第2被検出面92Bが前後方向に並んで配置されているため、第3エリアAR3の後部が、第2被検出面92Bによって面一に配置されている。
以上により、マグネット90における下面92が、凹凸状に形成されている。
また、第1〜第4被検出面92A〜92Dは、下側から見て、正方形を成しており、第1〜第4被検出面92A〜92Dの大きさが、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの大きさに比べて大きく設定されている。そして、第1〜第4被検出面92A〜92Dを区画する第1〜第4被検出面92A〜92Dの各辺(区画線)が、シフト方向及びセレクト方向に沿って延在されている。
さらに、シフトレバー30の各シフト位置では、第1〜第4ホールIC62A〜62Dが、上下方向において、第1〜第4被検出面92A〜92Dの何れかと対向して配置されると共に、平面視で、対向配置された第1〜第4被検出面92A〜92Dの略中央部に位置する設定になっている。すなわち、上下方向における第1〜第4ホールIC62A〜62Dとマグネット90(の下面92)との間の対向距離(離間距離)が、対向配置される第1〜第4被検出面92A〜92Dに応じた距離になるように構成されている。詳しくは、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと下面92との間の対向距離が、第1被検出面92Aにおいて最も長くなり、第4被検出面92Dにおいて最も短くなる構成になっている。これにより、第1〜第4ホールIC62A〜62Dが、マグネット90との対向距離に応じたマグネット90の磁束密度を検出し、検出した磁束密度に基づく出力値(電圧値)を制御部100に出力する構成になっている。
また、シフトレバー30がシフト方向又はセレクト方向に隣り合うシフト位置に操作されたときには、マグネット90が、第1〜第4被検出面92A〜92Dの1個分の長さ(すなわち、第1〜第4被検出面92A〜92Dを区画する各辺(区画線)の長さ)だけ、基板60(第1〜第4ホールIC62A〜62D)に対して、相対変位するようになっている。つまり、このときのマグネット90の変位量が、第1〜第4被検出面92A〜92Dを区画する各辺(区画線)の長さと一致する設定になっている。
また、詳細については後述するが、シフトレバー30が各シフト位置に操作されたときには、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向配置される第1〜第4被検出面92A〜92Dの少なくとも3つの被検出面が、操作前後において切替わるように、第1〜第4被検出面92A〜92Dの配列が設定されている。
(位置検出機構40の動作について)
次に、シフトレバー30がセレクト方向又はシフト方向へ操作されたときの位置検出機構40の動作について説明する。
始めに、シフトレバー30が「H」位置に配置された状態では、図2(B)に示されるように、位置検出機構40のマグネットホルダ80における連結筒部80Cが、スライダ70のスライド孔70Cの長手方向中央部に配置されている。
そして、シフトレバー30がセレクト方向一方側(右側)へ操作されると、シフトレバー30が第2軸28の軸回りに回転すると共に、シフトレバー30の被連結部32Aが、セレクト方向他方側(左側)へ変位する。これにより、被連結部32Aからセレクト方向他方側への操作力が、連結筒部80C(マグネットホルダ80)に伝達される。このため、連結筒部80Cが、スライダ70のスライド孔70Cの内周部を押圧して、連結筒部80C(マグネットホルダ80)がスライダ70と共に、セレクト方向他方側へスライドする。その結果、マグネットホルダ80に保持されたマグネット90が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対してセレクト方向他方側へ相対変位する。すなわち、シフトレバー30の操作に連動して、マグネット90が、シフトレバー30の操作方向とは反対方向に第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して相対変位する。
同様に、シフトレバー30がセレクト方向一方側へ操作された後に、セレクト方向他方側(左側)へ操作されると、シフトレバー30の操作に連動して、マグネット90が、シフトレバー30のセレクト方向一方側に第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して相対変位する。
一方、シフトレバー30がシフト方向一方側(前側)へ操作されると、シフトレバー30がレバーホルダ22と共に第1軸24の軸回りに回転すると共に、シフトレバー30の被連結部32Aが、シフト方向他方側(後側)へ変位する。これにより、被連結部32Aから後側への操作力が、連結筒部80C(マグネットホルダ80)に伝達される。このため、連結筒部80Cがスライダ70のスライド孔70C内をシフト方向他方側へスライドする。その結果、マグネットホルダ80に保持されたマグネット90が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対してシフト方向他方側へ相対変位する。すなわち、シフトレバー30の操作に連動して、マグネット90が、シフトレバー30の操作方向とは反対方向に第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して相対変位する。
同様に、シフトレバー30がシフト方向他方側(後側)へ操作されると、シフトレバー30の操作に連動して、マグネット90が、シフトレバー30のシフト方向一方側に第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して相対変位する。
(作用及び効果)
次に、図1及び図7(A)を用いて、シフトレバー30が各シフト位置に操作されたときの制御部100によるシフトレバー30のシフト位置の検出について説明しつつ、本実施の形態のシフトレバー装置10の作用及び効果についてする。
なお、図1では、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと、マグネット90における下面92(第1〜第4被検出面92A〜92D)と、の対向配置状態を、平面視で模式的に図示している。そして、図1では、マグネット90における第1〜第4被検出面92A〜92Dに対応する部位を、それぞれ数字の1〜4を用いて対応付けして表している。
また、図7(A)では、各シフト位置における第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値(電圧値)を表にしてまとめている。そして、本実施の形態では、第1〜第4ホールIC62A〜62Dにおいて、第1被検出面92Aが対向配置されたときの出力値(電圧)を1Vとし、第2被検出面92Bが対向配置されたときの出力値(電圧)を2Vとし、第3被検出面92Cが対向配置されたときの出力値(電圧)を3Vとし、第4被検出面92Dが対向配置されたときの出力値(電圧)を4Vとしている。
(シフトレバー30の「H」位置について)
図1(A)に示されるように、シフトレバー30の「H」位置では、上下方向において、マグネット90の下面92における第1エリアAR1及び第2エリアAR2の前後方向中間部が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向配置される。具体的には、マグネット90の第1被検出面92Aが第1ホールIC62Aに対向配置され、第2被検出面92Bが第2ホールIC62Bに対向配置され、第3被検出面92Cが第3ホールIC62Cに対向配置され、第4被検出面92Dが第4ホールIC62Dに対向配置される。これにより、第1ホールIC62Aの出力値が1Vとなり、第2ホールIC62Bの出力値が2Vとなり、第3ホールIC62Cの出力値が3Vとなり、第4ホールIC62Dの出力値が3Vとなる(図7(A)参照)。その結果、制御部100が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値の組合せに基づいて、「H」位置を選択したことを検出する。
(シフトレバー30の「N」位置について)
シフトレバー30の「N」位置は、「H」位置に対して右側に設定されている。このため、図1(D)に示されるように、「N」位置では、マグネット90が、「H」位置に対して、第1〜第4被検出面92A〜92Dの1個分だけ左側にずれた位置に配置される。そして、「N」位置では、上下方向において、マグネット90の下面92における第2エリアAR2及び第3エリアAR3の前後方向中間部の被検出面が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向配置される。具体的には、マグネット90の第3被検出面92Cが第1ホールIC62Aに対向配置され、第4被検出面92Dが第2ホールIC62Bに対向配置され、第2被検出面92Bが第3ホールIC62Cに対向配置され、第1被検出面92Aが第4ホールIC62Dに対向配置される。これにより、第1ホールIC62Aの出力値が3Vとなり、第2ホールIC62Bの出力値が4Vとなり、第3ホールIC62Cの出力値が2Vとなり、第4ホールIC62Dの出力値が1Vとなる(図7(A)参照)。その結果、制御部100が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値の組合せに基づいて、「N」位置を選択したことを検出する。
(シフトレバー30の「L」位置について)
シフトレバー30の「L」位置は、「H」位置に対して後側に設定されている。このため、図1(B)に示されるように、「L」位置では、マグネット90が、「H」位置に対して、第1〜第4被検出面92A〜92Dの1個分だけ前側にずれた位置に配置される。そして、「L」位置では、上下方向において、マグネット90の下面92における第1エリアAR1及び第2エリアAR2の後部の被検出面が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向配置されている。具体的には、上下方向において、マグネット90の第2被検出面92Bが第1ホールIC62Aに対向配置され、第1被検出面92Aが第2ホールIC62Bに対向配置され、第4被検出面92Dが第3ホールIC62Cに対向配置され、第3被検出面92Cが第4ホールIC62Dに対向配置される。これにより、第1ホールIC62Aの出力値が2Vとなり、第2ホールIC62Bの出力値が1Vとなり、第3ホールIC62Cの出力値が4Vとなり、第4ホールIC62Dの出力値が3Vとなる(図7(A)参照)。その結果、制御部100が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値の組合せに基づいて、「L」位置を選択したことを検出する。
(シフトレバー30の「D」位置について)
シフトレバー30の「D」位置は、「N」位置に対して後側に設定されている。このため、図1(E)に示されるように、「D」位置では、マグネット90が、「N」位置に対して、第1〜第4被検出面92A〜92Dの1個分だけ前側にずれた位置に配置される。そして、「D」位置では、上下方向において、マグネット90の下面92における第2エリアAR2及び第3エリアAR3の後部の被検出面が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向配置される。具体的には、上下方向において、マグネット90の第4被検出面92Dが第1ホールIC62Aに対向配置され、第3被検出面92Cが第2ホールIC62Bに対向配置され、第2被検出面92Bが第3ホールIC62Cに対向配置され、第2被検出面92Bが第4ホールIC62Dに対向配置されている。これにより、第1ホールIC62Aの出力値が4Vとなり、第2ホールIC62Bの出力値が3Vとなり、第3ホールIC62Cの出力値が2Vとなり、第4ホールIC62Dの出力値が2Vとなる(図7(A)参照)。その結果、制御部100が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値の組合せに基づいて、「D」位置を選択したことを判別する。
(シフトレバー30の「R」位置について)
シフトレバー30の「R」位置は、「N」位置に対して前側に設定されている。このため、図1(C)に示されるように、「R」位置では、マグネット90が、「N」位置に対して、第1〜第4被検出面92A〜92Dの1個分だけ後側にずれた位置に配置される。そして、「R」位置では、上下方向において、マグネット90の下面92における第2エリアAR2及び第3エリアAR3の前部の被検出面が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向配置される。具体的には、上下方向において、マグネット90の第4被検出面92Dが第1ホールIC62Aと対向配置され、第2被検出面92Bが第2ホールIC62Bと対向配置され、第1被検出面92Aが第3ホールIC62Cと対向配置され、第3被検出面92Cが第4ホールIC62Dと対向配置されている。これにより、第1ホールIC62Aの出力値が4Vとなり、第2ホールIC62Bの出力値が2Vとなり、第3ホールIC62Cの出力値が1Vとなり、第4ホールIC62Dの出力値が3Vとなる(図7(A)参照)。その結果、制御部100が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値の組合せに基づいて、「R」位置を選択したことを判別する。
このように、本実施の形態のシフトレバー装置10によれば、シフトレバー30が、シフト方向及びセレクト方向に操作可能に構成されており、シフトレバー30が操作されることで、シフト位置が選択される。このとき、シフトレバー30の操作に連動して、マグネット90が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して変位(移動)する。
また、第1〜第4ホールIC62A〜62Dと対向するマグネット90の下面92は、複数の第1〜第4被検出面92A〜92Dによって構成されており、上下方向(対向方向)における第1〜第4被検出面92A〜92Dの位置が異なる位置に設定されている。これにより、上下方向における第1〜第4ホールIC62A〜62Dとマグネット90との間の対向距離を、対向配置される第1〜第4被検出面92A〜92Dに応じて異なる距離にすることができる。
そして、シフトレバー30が各シフト位置に操作されると、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対向する被検出面が、操作前後において切替る。このため、第1〜第4ホールIC62A〜62Dが、マグネット90との対向距離に応じた出力値(電圧値)を出力し、制御部100が、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値の組合せに基づいて、シフトレバー30のシフト位置を検出する。
以上により、第1〜第4ホールIC62A〜62Dを、マグネット90との対向距離に応じた出力値を出力する形態のリニアホールICのみで構成して、2方向(シフト方向及びセレクト方向)に操作されるシフトレバー30のシフト位置を検出することができる。したがって、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの種類の増加を抑制して、2方向に操作されるシフトレバー30のシフト位置を検出することができる。
また、位置検出機構40では、マグネット90が、ボンド磁石として構成されている。このため、マグネット90において、凹凸状を成す下面92を一体に且つ容易に形成することができる。これにより、例えば、高さの異なるマグネットを複数用意して、複数のマグネットを第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対向配置させる構成と比べて、マグネット90を安価に製作することができる。したがって、シフトレバー装置10のコストアップを抑制しつつ、シフトレバー30のシフト位置を検出することができる。
また、シフトレバー30が各シフト位置に操作されたときには、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対向される第1〜第4被検出面92A〜92Dの内の少なくとも3つの被検出面が、操作前後において切替る。すなわち、操作前後において、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの出力値が、少なくとも3つのホールICに対して切替わる。このため、シフトレバー装置10の信頼性を向上することができる。この点について、図7(B)を用いて説明する。
図7(B)には、シフトレバー30が各シフト位置に操作されたときの、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して対向配置される第1〜第4被検出面92A〜92Dの切替数を表にしてまとめている。
例えば、「H」位置と「N」位置との間でシフトレバー30が操作されるときには、図1(A)及び(D)に示されるように、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して対向配置される被検出面が、操作前後において、全て異なる被検出面に切替わる。これにより、図7(B)に示されるように、「H」位置と「N」位置との間でシフトレバー30が操作されるときの切替数が4となる。
また、例えば、「H」位置と「R」位置との間でシフトレバー30が操作されるときには、図1(A)及び(C)に示されるように、第2ホールIC62Bに対して対向配置される被検出面は、操作前後において、何れも第2被検出面92Bとなる。このため、第2ホールIC62Bに対して対向配置される被検出面が、操作前後において同じ被検出面となり、切替わらない。一方、第1ホールIC62A、第3ホールIC62C、及び第4ホールIC62Dに対して対向配置される被検出面は、操作前後において、異なる被検出面に切替わる。これにより、図7(B)に示されるように、「H」位置と「R」位置との間でシフトレバー30が操作されるときの切替数が3となる。
そして、これらのことをまとめた図7(B)の表を参照すると、シフトレバー30が各シフト位置へ操作されたときには、操作前後において、第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対して、少なくとも3つの被検出面が切替わることが解る。これにより、仮に第1〜第4ホールIC62A〜62Dが故障してときには、第1〜第4ホールIC62A〜62Dの内の2個が故障するまで、シフトレバー30のシフト位置を制御部100によって検出することができる。以上により、シフトレバー装置10の信頼性を向上することができる。
また、位置検出機構40では、付勢バネ86によってマグネットホルダ80及びスライダ70が下側へ付勢されている。このため、スライダ70に対するマグネットホルダ80の上下位置、及びセンサケース52に対するスライダ70の上下位置を安定化させることができる。そして、第1〜第4ホールIC62A〜62Dが、センサケース52に固定された基板60の上面に設けられており、マグネット90がマグネットホルダ80によって相対移動不能に保持されている。このため、対向方向(上下方向)における、マグネット90と第1〜第4ホールIC62A〜62Dとの位置ずれを抑制することができる。これにより、第1〜第4ホールIC62A〜62Dからの出力値の安定化を図ることができると共に、シフトレバー30のシフト位置を良好に検出することができる。
さらに、位置検出機構40のマグネットホルダ80には、マグネットホルダ80から上方側へ突出され且つ上方側へ開放された連結筒部80Cが形成されている。そして、連結筒部80Cの内部に、付勢バネ86及びシフトレバー30の被連結部32Aが収容されている。このため、ユニット化した位置検出機構40をシフトレバー30の下端側に配置して、被連結部32Aをマグネットホルダ80の連結筒部80Cの内部に挿入することで、シフトレバー30と位置検出機構40とを連結することができる。したがって、シフトレバー装置10の組付性を向上することができる。
また、位置検出機構40では、セレクト方向にスライド可能に構成されたスライダ70に、マグネットホルダ80がシフト方向にスライド可能に連結されている。さらに、マグネットホルダ80の連結筒部80Cが、スライダ70のスライド孔70C内にスライド可能に挿入されている。このため、シフトレバー30がシフト方向に操作されたときには、連結筒部80Cがスライド孔70C内を長手方向にスライドするため、マグネットホルダ80のシフト方向へのスライドが許容される。これにより、シフトレバー30の操作に連動して、マグネットホルダ80がマグネット90と共にシフト方向に第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対してスライドする。
一方、シフトレバー30がセレクト方向に操作されたときには、連結筒部80Cが、スライド孔70Cの内周部に係合して、スライダ70をセレクト方向へ押圧する。このため、シフトレバー30の操作に連動して、スライダ70が、マグネットホルダ80及びマグネット90と共にセレクト方向に第1〜第4ホールIC62A〜62Dに対してスライドする。
したがって、簡易な構成で、マグネット90をシフトレバー30の操作に連動して移動させることができる。
さらに、マグネット90の下面92は、上下位置の異なる第1〜第4被検出面92A〜92Dによって、構成されており、第1〜第4被検出面92A〜92Dが、下側から見て、格子状に分割されている。すなわち、第1〜第4被検出面92A〜92Dが、下側から見て、矩形状に形成されると共に、シフト方向及びセレクト方向に並んで配置されている。このため、第1〜第4被検出面92A〜92Dを区画する各辺(区画線)が、シフト方向及びセレクト方向に沿って配置されている。これにより、シフトレバー装置10の信頼性を一層向上することができる。
すなわち、例えば、図8(C)に示されるように、仮に、分割した被検出面をシフト方向及びセレクト方向に対して斜めに配列した構成にすると、被検出面を区画する区画線Lが、シフト方向及びセレクト方向に対して斜めに延在する。このため、シフトレバー30が、例えば、シフト方向に操作されたときには、結果的に、ホールIC62が、マグネット90に対して相対変位(図8(C)の矢印参照)して、斜めに延在された区画線Lを、平面視で、横切る(跨ぐ)ようになる。これにより、図8(D)に示されるように、寸法公差などによって、ホールIC62が、セレクト方向に仮にずれ場合には、マグネット90の変位中にホールIC62が異なる被検出面によるマグネット90の磁束密度を検出する可能性がある。これにより、シフトレバー30のシフト位置を誤検出する虞がある。
これに対して、本実施の形態では、図8(A)に示されるように、被検出面を区画する区画線Lが、シフト方向及びセレクト方向に沿って延在されている。このため、シフトレバー30が、例えば、シフト方向に操作されたときには、結果的に、ホールIC62が、1本の区画線Lを、平面視で、ホールIC62を横切る(跨ぐ)ようになる(図8(C)の矢印参照)。これにより、図8(B)に示されるように、仮に、ホールICが、セレクト方向にずれた場合でも、マグネット90の変位中にホールIC62が異なる被検出面によるマグネット90の磁束密度を検出することを抑制できる。その結果、シフトレバー30のシフト位置の誤検出を抑制することができる。これにより、シフトレバー装置10の信頼性を一層向上することができる。
なお、マグネット90を安価に製作し、マグネット90を簡易な構成にするという観点からすると、マグネット90をボンド磁石によって構成することが望ましいが、マグネット90の構成はこれに限らない。例えば、マグネット90を高さの異なる複数のマグネットによって構成してもよい。
また、シフトレバー30がシフト方向又はセレクト方向に隣り合うシフト位置へ操作されるときには、マグネット90が、第1〜第4被検出面92A〜92Dの1個分だけ、シフト方向又はセレクト方向にずれた位置に移動される設定になっている。これに代えて、シフトレバー30の操作時に、マグネット90が、第1〜第4被検出面92A〜92Dの複数個分ずれた位置に移動する設定にしてもよい。すなわち、シフトレバー30のシフト位置変更時におけるマグネット90のシフト方向(セレクト方向)の移動量を整数で除した長さに、第1〜第4被検出面92A〜92Dの各辺(区画線)の長さを設定してもよい。これにより、シフトレバー30の移動途中の位置をも検出することができる。
また、本実施の形態では、シフトレバー30のシフトパターンが図6に示されるシフトパターンに設定されているが、シフトレバー30のシフトパターンは、車両の仕様に応じて、適宜変更してもよい。この場合には、マグネット90の下面92における第1〜第4被検出面92A〜92Dの配列を適宜変更してもよい。
10 シフトレバー装置
12 シフトベース
12A 支持孔
12B 嵌合凹部
12C 溝部
12D 第1固定部
12E 第2固定部
14 ベースカバー
16 ガイド孔
16A セレクト通路
16B 第1シフト通路
16C 第2シフト通路
20 レバーアッシー
22 レバーホルダ
22A 支持部
22B ロータ
22C フック部
24 第1軸
26 ブッシュ
26A 嵌合突起
26B 係合爪
26C 爪部
28 第2軸
28A 頭部
28B 軸部
30 シフトレバー
32 シャフト部
32A 被連結部
32A1 被連結軸部
32A2 ボール部
34 ピン保持部
36 節度ピン
40 位置検出機構(検出機構)
50 ケース
52 センサケース
52A 第1固定片
52B 第2固定片
52C コネクタ収容部
52D 段差部
52E 係合爪部
54 センサカバー
54A 係合片
54B 係合孔
54C 隆起部
54D 連通孔
54E フランジ部
60 基板
62 リニアホールIC(検出体)
62A 第1ホールIC(検出体)
62B 第2ホールIC(検出体)
62C 第3ホールIC(検出体)
62D 第4ホールIC(検出体)
70 スライダ
70A 切欠部
70B 隆起部
70C スライド孔
70D レール部
80 マグネットホルダ
80A ホルダ本体
80B 側壁
80C 連結筒部(連結部)
80D 保持片
82 軸部
84 ガイドローラ
86 付勢バネ(付勢部材)
90 マグネット(被検出体)
90A 固定突起
92 下面(被検出体における複数の検出体と対向する面)
92A 第1被検出面(被検出面)
92B 第2被検出面(被検出面)
92C 第3被検出面(被検出面)
92D 第4被検出面(被検出面)
100 制御部
AR1 第1エリア
AR2 第2エリア
AR3 第3エリア
C コネクタ
S ネジ

Claims (7)

  1. シフト方向及びセレクト方向に操作可能に構成され、操作されることで複数のシフト位置を選択するシフトレバーと、
    前記シフトレバーの操作に連動して移動する被検出体と、
    前記被検出体と対向配置され、前記被検出体との対向方向における前記被検出体との距離に応じた出力値を出力する複数の検出体と、
    前記複数の検出体の出力値の組合せに基づいて前記シフトレバーのシフト位置を検出する制御部と、
    を備え、
    前記被検出体における複数の前記検出体と対向する面が、前記対向方向において、それぞれ異なる位置に設定された複数の被検出面によって構成されており、
    前記シフトレバーが各シフト位置に操作されることで、複数の前記検出体に対向する前記被検出面が切替るシフトレバー装置。
  2. 前記被検出体が、ボンド磁石として構成されており、
    前記検出体が、前記被検出体の磁束密度を検出し、検出した磁束密度の大きさに応じた出力値を出力する請求項1に記載のシフトレバー装置。
  3. 複数の前記被検出面が、前記被検出体と前記検出体との対向方向から見て、矩形状に形成されると共に、シフト方向及びセレクト方向に並んで配置されている請求項1又は請求項2に記載のシフトレバー装置。
  4. 前記シフト位置は、
    ホーム位置と、
    前記ホーム位置に対してセレクト方向一方側に設定されたニュートラル位置と、
    前記ニュートラル位置に対してシフト方向一方側に設定されたリバース位置と、
    前記ニュートラル位置に対してシフト方向他方側に設定されたドライブ位置と、
    前記ホーム位置に対してシフト方向他方側に設定されたロー位置と、
    を有しており、
    複数の前記検出体は、4つの検出体で構成され、
    前記シフトレバーが、各シフト位置に操作されたときには、複数の前記検出体に対向する少なくとも3つの前記被検出面が切替るように設定されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のシフトレバー装置。
  5. 前記シフトレバーが上下方向に延在されており、
    前記シフトレバーの下端側には、前記被検出体及び前記検出体を含んで構成された検出機構が設けられ、
    前記検出機構は、
    前記検出機構の外郭を構成するケースと、
    前記ケースに収容された状態で前記ケースに固定され、上面に前記検出体が設けられた基板と、
    前記基板の上側において前記ケースに収容され、セレクト方向にスライド可能に前記ケースに保持されると共に、前記シフトレバーのセレクト方向の操作に連動して前記基板に対してセレクト方向へスライドするスライダと、
    前記被検出体を相対移動不能に保持すると共に、シフト方向にスライド可能に前記スライダに保持され、前記シフトレバーの下端部に連結される連結部を有し、前記シフトレバーのシフト方向の操作に連動して前記基板に対してシフト方向へスライドするホルダと、
    前記連結部と前記シフトレバーの下端部との間に設けられ、前記ホルダ及び前記スライダを下方側へ付勢する付勢部材と、
    を有している請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のシフトレバー装置。
  6. 前記連結部は、前記ホルダから上方側へ突出され且つ上方側へ開放された筒状に形成されており、
    前記連結部の内部に、前記付勢部材及び前記シフトレバーの下端部が収容されている請求項5に記載のシフトレバー装置。
  7. 前記スライダには、シフト方向に延在された長孔状のスライド孔が形成されており、
    前記スライド孔内に前記連結部がシフト方向にスライド可能に挿入されている請求項6に記載のシフトレバー装置。
JP2017152100A 2017-08-07 2017-08-07 シフトレバー装置 Pending JP2019031143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152100A JP2019031143A (ja) 2017-08-07 2017-08-07 シフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017152100A JP2019031143A (ja) 2017-08-07 2017-08-07 シフトレバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019031143A true JP2019031143A (ja) 2019-02-28

Family

ID=65522880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017152100A Pending JP2019031143A (ja) 2017-08-07 2017-08-07 シフトレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019031143A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07301309A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Jatco Corp 無接触型セレクト位置検出装置
JP2008114720A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Honda Lock Mfg Co Ltd シフトポジション検出装置
JP2010105622A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Tokai Rika Co Ltd 操作位置検出装置及びシフト操作位置検出装置
JP2013060054A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Tokai Rika Co Ltd ポジションセンサ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07301309A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Jatco Corp 無接触型セレクト位置検出装置
JP2008114720A (ja) * 2006-11-06 2008-05-22 Honda Lock Mfg Co Ltd シフトポジション検出装置
JP2010105622A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Tokai Rika Co Ltd 操作位置検出装置及びシフト操作位置検出装置
JP2013060054A (ja) * 2011-09-12 2013-04-04 Tokai Rika Co Ltd ポジションセンサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4921854B2 (ja) ジョイスティック型スイッチ装置
EP3056768B1 (en) Shift device
US20140345409A1 (en) Shift device
CN103094018A (zh) 多方向开关装置
JP5394315B2 (ja) 多方向入力装置
JP6407745B2 (ja) シフト装置
JP6267494B2 (ja) シフトレバー装置
JP6806542B2 (ja) シフトレバー装置
JP5628715B2 (ja) スイッチ装置
JP2019031143A (ja) シフトレバー装置
JP4826607B2 (ja) シフトポジションセンサ
US5698909A (en) Multi-function switch
EP1168522B1 (en) Connector with cam holder
EP1909158B1 (en) Actuating element
JP2009087679A (ja) カード用コネクタ
JP6714084B2 (ja) シートベルト用バックル装置、及びシートベルト装置
JP2017168002A (ja) 車両用シフト装置
JP6209575B2 (ja) 多方向入力装置
JP6454581B2 (ja) シフト装置
WO2020075443A1 (ja) スイッチ
JP6323777B2 (ja) スイッチモジュール及び壁スイッチ
CN210178898U (zh) 一种用于车辆变速箱的滑动式线控换挡装置
JP4826606B2 (ja) シフトポジションセンサ
JP2006286335A (ja) 多方向入力装置
WO2023139913A1 (ja) 入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20211207