JP2019031002A - 射出成形機のブレーキ制御装置および射出成形機のブレーキ制御方法 - Google Patents

射出成形機のブレーキ制御装置および射出成形機のブレーキ制御方法 Download PDF

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辰宏 内山
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淳平 丸山
一嘉 田中
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Abstract

【課題】射出成形機の型開閉機構に制動力を付与するブレーキ機構の劣化、破損を抑制する。【解決手段】射出成形機10のブレーキ制御方法は、型開閉機構30の型締力を示す型締力情報を取得する。そして、サーボアンプ42が、型開閉機構30を駆動させるサーボモータ38への動力の供給を遮断する場合は、型開閉機構30の型締力が大きい程、型開閉機構30に付与する制動力が小さくなるようにブレーキ機構48を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、金型を開閉させるための型開閉機構に制動力を付与する射出成形機のブレーキ制御装置および射出成形機のブレーキ制御方法に関する。
下記に示す特許文献1には、金型を開閉させるモータ部に電流が供給されていないときに、モータ部の回転を制限するブレーキ部が開示されている。
特開2013−14054号公報
射出成形機の安全ドアが開くと、型開閉機構を駆動するモータへの動力の供給が遮断される。したがって、金型に型締力が発生しているときに安全ドアが開かれると、型開閉機構を駆動するモータへの動力の供給が遮断されてしまい、型締力が開放されてしまう。このときに、上記特許文献1のように、モータに動力が供給されていないときに型開閉機構に制動力を付与してしまうと、ブレーキ機構に型締力の開放に伴う負荷がかかる。型締力の開放に伴う負荷は大きく、これにより、ブレーキ機構が劣化してしまったり、破損したりする虞が生じる。
そこで、本発明は、型開閉機構に制動力を付与するブレーキ機構の劣化または破損を抑制する射出成形機のブレーキ制御装置および射出成形機のブレーキ制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、金型の開閉と型締力の発生とを行う型開閉機構と、前記型開閉機構を駆動させる駆動部と、前記駆動部に動力を供給する動力供給部と、前記型開閉機構に制動力を付与するブレーキ機構と、を備える射出成形機のブレーキ制御装置であって、前記型開閉機構の型締力を示す型締力情報を取得する型締力取得部と、前記動力供給部が前記駆動部への動力の供給を遮断する場合は、前記型締力情報に基づいて、前記駆動部への動力の供給を遮断するときの前記型開閉機構の型締力が大きい程、前記型開閉機構に付与する制動力が小さくなるように、前記ブレーキ機構を制御するブレーキ制御部と、を備える。
本発明の第2の態様は、金型の開閉と型締力の発生とを行う型開閉機構と、前記型開閉機構を駆動させる駆動部と、前記駆動部に動力を供給する動力供給部と、前記型開閉機構に制動力を付与するブレーキ機構と、を備える射出成形機のブレーキ制御方法であって、前記型開閉機構の型締力を示す型締力情報を取得する型締力取得ステップと、前記動力供給部が前記駆動部への動力の供給を遮断する場合は、前記型締力情報に基づいて、前記駆動部への動力の供給を遮断するときの前記型開閉機構の型締力が大きい程、前記型開閉機構に付与する制動力が小さくなるように、前記ブレーキ機構を制御するブレーキ制御ステップと、を含む。
本発明によれば、動力供給部が駆動部への動力の供給を遮断するときに、型開閉機構の型締力に応じて型開閉機構に付与する制動力を小さくするので、型締力の開放によってブレーキ機構が劣化したり破損したりすることを抑制することができる。また、型開閉機構の型締力が発生している場合は、金型は閉じている状態なので、型開閉機構に付与する制動力を小さくしても、オペレータの安全を確保することができる。
実施の形態の射出成形機と射出成形機のブレーキ制御装置との概略構成図である。 サーボアンプがサーボモータへの動力の供給を遮断するときの、型開閉機構の型締力と、型開閉機構に付与される制動力との関係の一例を示す図である。 サーボアンプがサーボモータへの動力の供給を遮断するときの、型開閉機構の型締力と、型開閉機構に付与される制動力との関係の他の一例を示す図である。 図1に示すブレーキ制御装置の動作を示すフローチャートである。 変形例1を説明する図である。
本発明に係る射出成形機のブレーキ制御装置および射出成形機のブレーキ制御方法について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、射出成形機10と射出成形機10のブレーキ制御装置12との概略構成図である。射出成形機10の型締装置14は、固定プラテン20、リアプラテン22、および、4本のタイバー24を有している。4本のタイバー24は、固定プラテン20とリアプラテン22とを連結している。4本のタイバー24は、その軸方向が互いにX方向と平行となるように設置されている。固定プラテン20とリアプラテン22との間に、可動プラテン26が設けられている。可動プラテン26は、4本のタイバー24に沿って、タイバー24の軸方向(X方向)に移動可能である。
金型28は、固定プラテン20と可動プラテン26との間に取り付けられる。金型28は、固定金型28aと可動金型28bとで構成されている。固定金型28aは、固定プラテン20の可動プラテン26側に取り付けられ、可動金型28bは、可動プラテン26の固定プラテン20側に取り付けられる。
型締装置14は、金型28の開閉と型締力の発生とを行う型開閉機構30を備える。型開閉機構30は、ボールネジ32と、ボールネジ32と螺合するナット34aを有するクロスヘッド34と、リアプラテン22と可動プラテン26との間に設けられており、且つ、クロスヘッド34に接続されたトグル機構36とを有する。ボールネジ32は、リアプラテン22に、回転自在で軸方向への移動が不能に取り付けられている。クロスヘッド34のナット34aは、リアプラテン22に対して+X方向側でボールネジ32と螺合している。
ボールネジ32が回転することで、クロスヘッド34がX方向に移動する。ボールネジ32が正回転するとクロスヘッド34が+X方向に移動するので、トグル機構36がX方向に伸びる。これにより、可動プラテン26および可動金型28bが+X方向(金型28が閉じる方向)に移動し、可動金型28bが固定金型28aに接触する(金型28が閉じる)。そして、さらに、ボールネジ32が正回転すると、クロスヘッド34はさらに+X方向に移動するので、金型28に型締力が発生する。
逆に、ボールネジ32が逆回転するとクロスヘッド34が−X方向に移動するので、トグル機構36がX方向に縮む。これにより、可動プラテン26および可動金型28bが−X方向(金型28が開く方向)に移動する。金型28に型締力が発生している状態で、ボールネジ32が逆回転するとクロスヘッド34が−X方向に移動するので、型締力が解除され、その後、金型28が開く。なお、タイバー24には、型締力を検出する型締力検出部DT1が設けられている。
このボールネジ32は、型締装置14に設けられた型開閉用のサーボモータ(駆動部)38によって回転する。サーボモータ(モータ)38の回転力は、動力伝達機構40を介してボールネジ32に伝達される。したがって、サーボモータ38が正回転すると、その回転力がボールネジ32に伝達されて可動プラテン26および可動金型28bが+X方向(金型28が閉じる方向)に移動する。また、サーボモータ38が逆回転すると、その回転力がボールネジ32に伝達されて可動プラテン26および可動金型28bが−X方向(金型28が開く方向)に移動する。
なお、動力伝達機構40は、サーボモータ38の回転軸(出力軸)に設けられたプーリ40aと、リアプラテン22に対して−X方向側でボールネジ32に設けられたプーリ40bと、プーリ40a、40bに掛けられた環状のベルト40cによって構成される。
サーボアンプ(動力供給部)42は、サーボモータ38に動力(電力)を供給することで、サーボモータ38を駆動させる。サーボアンプ42は、射出成形機10の図示しない制御装置からの指令信号(位置指令または速度指令を示す指令信号)に基づいてサーボモータ38を制御する。サーボモータ38は、サーボモータ38の回転位置(具体的には、サーボモータ38の回転軸の回転位置)を検出する回転位置検出部DT2が設けられている。サーボアンプ42は、回転位置検出部DT2が検出した回転位置に基づいてサーボモータ38をフィードバック制御する。この回転位置を検出することで、サーボモータ38の回転速度もわかる。
型締装置14には、型締装置14の可動部(可動プラテン26、型開閉機構30、および、可動金型28b等)にオペレータが触れることを防止するために、図示しないカバーが取り付けられている。このカバーには、開閉可能な安全ドア44が設けられている。安全ドア44は、オペレータによる金型28へのアクセスを可能にするためのものである。この安全ドア44が開くと、金型28が露出し、オペレータは、金型28にアクセスすることができ、安全ドア44が閉じると、オペレータは、金型28へのアクセスができなくなる。図1に示す太線の二点鎖線は、安全ドア44が閉じた状態を示しており、細線の二点鎖線は、安全ドア44が開いた状態を示している。
この安全ドア44は、安全ドア44の位置を検出する図示しないリミットスイッチ等の位置検出器を有し、位置検出器の状態信号に基づいてドア開閉操作検出部46においてオペレータによるドア開閉操作が検出される。
オペレータによる安全ドア44の開き操作によって、安全ドア44が開いたことがドア開閉操作検出部46によって検出されると、ドア開閉操作検出部46は、動力遮断信号をサーボアンプ42およびブレーキ制御装置12に出力する。サーボアンプ42は、動力遮断信号が送られてくると、サーボモータ38への動力の供給を遮断する。これにより、サーボモータ38は外力によって回転が可能な状態となるため、型開閉機構30に型締力が発生し、且つ、トグル機構36が完全には伸長していない(死点に位置していない)場合は、トグル機構36が縮み、その型締力が開放される。
サーボモータ38には、サーボモータ38の回転軸に制動力を付与して、サーボモータ38の回転軸の回転を停止させるブレーキ機構48が設けられている。このブレーキ機構48によって、型開閉機構30に制動力が付与され、クロスヘッド34の移動が停止する。このブレーキ機構48は、サーボモータ38に内蔵されていてもよいし、サーボモータ38の外部に取り付けられていてもよい。このブレーキ機構48は、ブレーキ制御装置12によって制御される。
ブレーキ制御装置12は、型締力取得部52とブレーキ制御部54を備える。
型締力取得部52は、型開閉機構30の型締力(金型28に発生した型締力)を示す型締力情報を取得する。型締力取得部52は、タイバー24に設けられた型締力検出部DT1が検出した型締力を型締力情報として取得する。金型28に型締力が発生すると、タイバー24は型締力に応じて伸びるので、型締力検出部DT1は、タイバー24の伸び量を検出することで型締力を検出することができる。型締力取得部52は、取得した型締力情報をブレーキ制御部54に出力する。なお、型締力は、タイバー24の伸びの反力によって得られる。
ブレーキ制御部54は、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断する場合は、ブレーキ機構48を制御して型開閉機構30に制動力を付与する。ブレーキ機構48は、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断する前に型開閉機構30に制動力を付与する。したがって、安全ドア44が開いた状態で、可動金型28bが動くことを防止することができる。ブレーキ制御部54は、ドア開閉操作検出部46から動力遮断信号が送られてくると、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断すると判断する。
このとき、図2に示すように、ブレーキ制御部54は、型締力取得部52が取得した型締力情報に基づいて、サーボモータ38への動力の供給を遮断するときの型開閉機構30の型締力が大きい程、型開閉機構30に付与する制動力を小さくさせる。なお、図2は、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断するときの、型開閉機構30の型締力と、型開閉機構30に付与される制動力との関係の一例を示す図である。
サーボモータ38への動力の供給を遮断するときの型開閉機構30の型締力に応じて、ブレーキ機構48の制動力を大きくしてしまうと、型開閉機構30の型締力がそのままブレーキ機構48に負荷としてかかる。そのため、ブレーキ機構48が劣化し、場合によってはブレーキ機構48が破損する。
そこで、型開閉機構30の型締力が大きい程、型開閉機構30に付与する制動力を小さくさせるので、ブレーキ機構48にかかる負荷を低減させることができ、型締力の開放によってブレーキ機構48が劣化したり破損したりすることを抑制することができる。
本実施の形態では、さらに、型開閉機構30の型締力が閾値より大きい場合は、型開閉機構30に付与する制動力をゼロにする。これにより、型締力の開放によってブレーキ機構48が劣化したり破損したりすることをより抑制することができる。
型締力が発生している場合は、金型28が完全に閉じている状態であるため、型締力の大きさに応じて型開閉機構30に付与する制動力を小さくまたはゼロにしても、金型28は殆ど動くことはなく、金型28は閉じた状態となっている。したがって、型締力の大きさに応じて型開閉機構30に付与する制動力を小さくまたはゼロにしても、オペレータの安全を確保することができる。
なお、型締力が発生していてもトグル機構36が完全に伸長している場合(死点に位置している場合)には、サーボアンプ42によるサーボモータ38への動力の供給が遮断されてサーボモータ38が回転可能な状態になっても型締力は開放されず、トグル機構36は伸長した状態が維持される。したがって、型開閉機構30に付与する制動力を小さくまたはゼロにしても金型28は動くことがなく、オペレータの安全を確保することができる。
なお、ブレーキ制御部54は、図3に示すように、型開閉機構30の型締力の大きさに応じて、型開閉機構30に付与する制動力を段階的に小さくしてもよい。図3に示す例では、3段階で制動力を調整したが、2段階または4段階以上で、制動力を調整してよい。この場合も、型開閉機構30の制動力が閾値を超えた場合は、型開閉機構30に付与する制動力をゼロにする。
次に、本実施の形態のブレーキ制御装置12の動作を図4に示すフローチャートにしたがって説明する。なお、型締力検出部DT1は、一定の周期で型締力を検出し、型締力取得部52は、型締力検出部DT1が検出した型締力を示す型締力情報を一定の周期で取得しているものとする。
ステップS1で、ブレーキ制御部54は、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断するか否かを判断する。この判断は、ドア開閉操作検出部46から動力遮断信号が送られてきたか否かにより判断する。ステップS1で、サーボモータ38への動力の供給を遮断しないと判断するとステップS1に留まり、サーボモータ38への動力の供給を遮断すると判断するとステップS2に進む。
ステップS2に進むと、ブレーキ制御部54は、型開閉機構30の型締力が閾値を超えているか否かを判断する。ステップS2で閾値を超えていると判断すると本動作を終了し、ステップS2で閾値を超えていないと判断するとステップS3に進む。
ステップS3に進むと、ブレーキ制御部54は、型開閉機構30の型締力が大きい程、制動力が小さくなるように、ブレーキ機構48を制御して、本動作を終了する。なお、ステップS3の動作は、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断する前に実行される。
このように、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断するときに、型開閉機構30の型締力に応じて型開閉機構30に付与する制動力を小さくするので、型締力の開放によってブレーキ機構48が劣化したり破損したりすることを抑制することができる。また、型開閉機構30の型締力が発生している場合は、金型28は閉じている状態なので、型開閉機構30に付与する制動力を小さくしても、オペレータの安全を確保することができる。
サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を遮断するときの型開閉機構30の制動力が閾値を超えている場合は、型開閉機構30に制動力を付与しないので、型締力の開放によってブレーキ機構48が劣化したり破損したりすることをより抑制することができる。
[変形例]
上記実施の形態は、以下のように変形も可能である。
<変形例1>
上記実施の形態では、型開閉機構30の型締力を直接検出する型締力検出部DT1を設けたが、型締力検出部DT1に代えて、サーボモータ38の回転位置を検出する回転位置検出部DT2を用いてもよい。また、型締力検出部DT1に代えて、図5に示すように、サーボモータ38に発生するトルクを検出するトルク検出部DT3、または、クロスヘッド34のボールネジ32の軸方向における位置を検出する位置検出部DT4を用いてもよい。
回転位置検出部DT2によって、サーボモータ38の回転位置をみることで、クロスヘッド34のボールネジ32の軸方向における位置もわかり、クロスヘッド34の位置によって型開閉機構30の型締力がわかる。また、位置検出部DT4によって直接クロスヘッド34のボールネジ32の軸方向における位置をみることで、型開閉機構30の型締力がわかる。また、トルク検出部DT3によってサーボモータ38に発生するトルクをみることで、型開閉機構30の型締力がわかる。このように、サーボモータ38の回転位置、サーボモータ38のトルク、および、クロスヘッド34のボールネジ32の軸方向における位置は、いずれも型開閉機構30の型締力と相関関係を有する。なお、トルク検出部DT3は、サーボモータ38に流れる電流を検出することで、トルクを検出するものであってもよい。
<変形例2>
上記実施の形態では、安全ドア44が開く操作がされると、ドア開閉操作検出部46から動力遮断信号がサーボアンプ42およびブレーキ制御装置12に入力されるようにしたが、これに限られない。例えば、ドア開閉操作検出部46からの動力遮断信号がサーボアンプ42のみに出力され、サーボアンプ42がブレーキ制御装置12に動力遮断信号を出力してもよい。また、ドア開閉操作検出部46からの動力遮断信号が射出成形機10の制御装置に送られ、射出成形機10の制御装置が動力遮断信号をサーボアンプ42およびブレーキ制御装置12に出力してもよい。
<変形例3>
上記実施の形態では、安全ドア44が開くことを前提にして説明したが、安全ドア44の開きにかかわらず、サーボアンプ42がサーボモータ38への動力の供給を停止(遮断)する場合にも適用してもよい。この場合は、例えば、サーボアンプ42は、サーボモータ38への動力の供給を停止する場合は、動力遮断信号をブレーキ制御装置12に出力すればよい。
<変形例4>
上記実施の形態では、説明を簡単にするために、ブレーキ制御装置12を、射出成形機10を制御する制御装置とは別の制御装置として説明したが、射出成形機10を制御する制御装置にブレーキ制御装置12を設けてもよい。
<変形例5>
上記実施の形態では、閾値を設け、型開閉機構30の型締力が閾値を超えた場合は、型開閉機構30に付与する制動力をゼロにしたが、制動力をゼロにする閾値を設けなくてもよい。つまり、単に、型開閉機構30の型締力の大きさに応じて、型開閉機構30に付与する制動力を小さくしてもよい。この場合は、図4のステップS1でYESに分岐すると、ステップS2を飛ばしてステップS3に進む。
<変形例6>
上記変形例1〜5を任意に組み合わせた態様であってもよい。
〔実施の形態から得られる技術的思想〕
上記実施の形態および変形例1〜6から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
<第1の技術的思想>
射出成形機(10)は、金型(28)の開閉と型締力の発生とを行う型開閉機構(30)と、型開閉機構(30)を駆動させる駆動部(38)と、駆動部(38)に動力を供給する動力供給部(42)と、型開閉機構(30)に制動力を付与するブレーキ機構(48)と、を備える。射出成形機(10)のブレーキ制御装置(12)は、型開閉機構(30)の型締力を示す型締力情報を取得する型締力取得部(52)と、動力供給部(42)が駆動部(38)への動力の供給を遮断する場合は、型締力情報に基づいて、駆動部(38)への動力の供給を遮断するときの型開閉機構(30)の型締力が大きい程、型開閉機構(30)に付与する制動力が小さくなるように、ブレーキ機構(48)を制御するブレーキ制御部(54)と、を備える。
これにより、動力供給部(42)が駆動部(38)への動力の供給を遮断するときに、型開閉機構(30)の型締力に応じて型開閉機構(30)に付与する制動力を小さくするので、型締力の開放によってブレーキ機構(48)が劣化したり破損したりすることを抑制することができる。また、型開閉機構(30)の型締力が発生している場合は、金型(28)は閉じている状態なので、型開閉機構(30)に付与する制動力を小さくしても、オペレータの安全を確保することができる。
ブレーキ制御部(54)は、型開閉機構(30)の型締力が閾値を超えた場合は、型開閉機構(30)に付与する制動力をゼロにしてもよい。これにより、型締力の開放によってブレーキ機構(48)が劣化したり破損したりすることをより抑制することができる。
ブレーキ制御部(54)は、型開閉機構(30)の型締力の大きさに応じて、型開閉機構(30)に付与する制動力を段階的に小さくしてもよい。
射出成形機(10)は、型開閉機構(30)の型締力を検出する型締力検出部(DT1)を備えてもよい。型締力取得部(52)は、型締力検出部(DT1)が検出した型締力を型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
駆動部(38)は、モータであり、射出成形機(10)は、モータ(38)のトルクを検出するトルク検出部(DT3)を備えてもよい。型締力取得部(52)は、トルク検出部(DT3)が検出したトルクを型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
駆動部(38)は、モータであり、射出成形機(10)は、モータ(38)の回転位置を検出する回転位置検出部(DT2)を備えてもよい。型締力取得部(52)は、回転位置検出部(DT2)が検出した回転位置を型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
型開閉機構(30)は、ボールネジ(32)と、ボールネジ(32)と螺合するナット(34a)を有するクロスヘッド(34)と、クロスヘッド(34)のボールネジ(32)の軸方向に沿った移動によって、金型(28)を開閉させるトグル機構(36)とを有してもよい。射出成形機(10)は、クロスヘッド(34)の前記軸方向における位置を検出する位置検出部(DT4)を備えてもよい。型締力取得部(52)は、位置検出部(DT4)が検出したクロスヘッド(34)の前記軸方向における位置を型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
射出成形機(10)には、オペレータによる金型(28)へのアクセスを可能にするために、開閉可能な安全ドア(44)が設けられてもよい。動力供給部(42)は、安全ドア(44)が開かれた場合は、駆動部(38)への動力の供給を遮断してもよい。これにより、オペレータの安全を確保することができる。
<第2の技術的思想>
射出成形機(10)は、金型(28)の開閉と型締力の発生とを行う型開閉機構(30)と、型開閉機構(30)を駆動させる駆動部(38)と、駆動部(38)に動力を供給する動力供給部(42)と、型開閉機構(30)に制動力を付与するブレーキ機構(48)と、を備える。射出成形機(10)のブレーキ制御方法は、型開閉機構(30)の型締力を示す型締力情報を取得する型締力取得ステップと、動力供給部(42)が駆動部(38)への動力の供給を遮断する場合は、型締力情報に基づいて、駆動部(38)への動力の供給を遮断するときの型開閉機構(30)の型締力が大きい程、型開閉機構(30)に付与する制動力が小さくなるように、ブレーキ機構(48)を制御するブレーキ制御ステップと、を含む。
これにより、動力供給部(42)が駆動部(38)への動力の供給を遮断するときに、型開閉機構(30)の型締力に応じて型開閉機構(30)に付与する制動力を小さくするので、型締力の開放によってブレーキ機構(48)が劣化したり破損したりすることを抑制することができる。また、型開閉機構(30)の型締力が発生している場合は、金型(28)は閉じている状態なので、型開閉機構(30)に付与する制動力を小さくしても、オペレータの安全を確保することができる。
ブレーキ制御ステップは、型開閉機構(30)の型締力が閾値を超えた場合は、型開閉機構(30)に付与する制動力をゼロにしてもよい。これにより、型締力の開放によってブレーキ機構(48)が劣化したり破損したりすることをより抑制することができる。
ブレーキ制御ステップは、型開閉機構(30)の型締力の大きさに応じて、型開閉機構(30)に付与する制動力を段階的に小さくしてもよい。
射出成形機(10)は、型開閉機構(30)の型締力を検出する型締力検出部(DT1)を備えてもよい。型締力取得ステップは、型締力検出部(DT1)が検出した型締力を型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
駆動部(38)は、モータであり、射出成形機(10)は、モータ(38)のトルクを検出するトルク検出部(DT3)を備えてもよい。型締力取得ステップは、トルク検出部(DT3)が検出したトルクを型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
駆動部(38)は、モータであり、射出成形機(10)は、モータ(38)の回転位置を検出する回転位置検出部(DT2)を備えてもよい。型締力取得ステップは、回転位置検出部(DT2)が検出した回転位置を型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
型開閉機構(30)は、ボールネジ(32)と、ボールネジ(32)と螺合するナット(34a)を有するクロスヘッド(34)と、クロスヘッド(34)のボールネジ(32)の軸方向に沿った移動によって、金型(28)を開閉させるトグル機構(36)とを有してもよい。射出成形機(10)は、クロスヘッド(34)の前記軸方向における位置を検出する位置検出部(DT4)を備えてもよい。型締力取得ステップは、位置検出部(DT4)が検出したクロスヘッド(34)の前記軸方向における位置を型締力情報として取得してもよい。これにより、正確な型締力情報を取得することができる。
射出成形機(10)には、オペレータによる金型(28)へのアクセスを可能にするために、開閉可能な安全ドア(44)が設けられてもよい。動力供給部(42)は、安全ドア(44)が開かれた場合は、駆動部(38)への動力の供給を遮断してもよい。これにより、オペレータの安全を確保することができる。
10…射出成形機 12…ブレーキ制御装置
14…型締装置 20…固定プラテン
22…リアプラテン 24…タイバー
26…可動プラテン 28…金型
28a…固定金型 28b…可動金型
30…型開閉機構 32…ボールネジ
34…クロスヘッド 34a…ナット
36…トグル機構 38…サーボモータ
42…サーボアンプ 44…安全ドア
46…ドア開閉操作検出部 48…ブレーキ機構
52…型締力取得部 54……ブレーキ制御部
DT1…型締力検出部 DT2…回転位置検出部
DT3…トルク検出部 DT4…位置検出部

Claims (15)

  1. 金型の開閉と型締力の発生とを行う型開閉機構と、前記型開閉機構を駆動させる駆動部と、前記駆動部に動力を供給する動力供給部と、前記型開閉機構に制動力を付与するブレーキ機構と、を備える射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記型開閉機構の型締力を示す型締力情報を取得する型締力取得部と、
    前記動力供給部が前記駆動部への動力の供給を遮断する場合は、前記型締力情報に基づいて、前記駆動部への動力の供給を遮断するときの前記型開閉機構の型締力が大きい程、前記型開閉機構に付与する制動力が小さくなるように、前記ブレーキ機構を制御するブレーキ制御部と、
    を備える、射出成形機のブレーキ制御装置。
  2. 請求項1に記載の射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記ブレーキ制御部は、前記型開閉機構の型締力が閾値を超えた場合は、前記型開閉機構に付与する制動力をゼロにする、射出成形機のブレーキ制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記ブレーキ制御部は、前記型開閉機構の型締力の大きさに応じて、前記型開閉機構に付与する制動力を段階的に小さくする、射出成形機のブレーキ制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記射出成形機は、前記型開閉機構の型締力を検出する型締力検出部を備え、
    前記型締力取得部は、前記型締力検出部が検出した型締力を前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御装置。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記駆動部は、モータであり、
    前記射出成形機は、前記モータのトルクを検出するトルク検出部を備え、
    前記型締力取得部は、前記トルク検出部が検出したトルクを前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御装置。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記駆動部は、モータであり、
    前記射出成形機は、前記モータの回転位置を検出する回転位置検出部を備え、
    前記型締力取得部は、前記回転位置検出部が検出した回転位置を前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御装置。
  7. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記型開閉機構は、ボールネジと、前記ボールネジと螺合するナットを有するクロスヘッドと、前記クロスヘッドの前記ボールネジの軸方向に沿った移動によって、前記金型を開閉させるトグル機構とを有し、
    前記射出成形機は、前記クロスヘッドの前記軸方向における位置を検出する位置検出部を備え、
    前記型締力取得部は、前記位置検出部が検出した前記クロスヘッドの前記軸方向における位置を前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御装置であって、
    前記射出成形機には、オペレータによる前記金型へのアクセスを可能にするために、開閉可能な安全ドアが設けられ、
    前記動力供給部は、前記安全ドアが開かれた場合は、前記駆動部への動力の供給を遮断する、射出成形機のブレーキ制御装置。
  9. 金型の開閉と型締力の発生とを行う型開閉機構と、前記型開閉機構を駆動させる駆動部と、前記駆動部に動力を供給する動力供給部と、前記型開閉機構に制動力を付与するブレーキ機構と、を備える射出成形機のブレーキ制御方法であって、
    前記型開閉機構の型締力を示す型締力情報を取得する型締力取得ステップと、
    前記動力供給部が前記駆動部への動力の供給を遮断する場合は、前記型締力情報に基づいて、前記駆動部への動力の供給を遮断するときの前記型開閉機構の型締力が大きい程、前記型開閉機構に付与する制動力が小さくなるように、前記ブレーキ機構を制御するブレーキ制御ステップと、
    を含む、射出成形機のブレーキ制御方法。
  10. 請求項9に記載の射出成形機のブレーキ制御方法であって、
    前記ブレーキ制御ステップは、前記型開閉機構の型締力が閾値を超えた場合は、前記型開閉機構に付与する制動力をゼロにする、射出成形機のブレーキ制御方法。
  11. 請求項9または10に記載の射出成形機のブレーキ制御方法であって、
    前記ブレーキ制御ステップは、前記型開閉機構の型締力の大きさに応じて、前記型開閉機構に付与する制動力を段階的に小さくする、射出成形機のブレーキ制御方法。
  12. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御方法であって、
    前記射出成形機は、前記型開閉機構の型締力を検出する型締力検出部を備え、
    前記型締力取得ステップは、前記型締力検出部が検出した型締力を前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御方法。
  13. 請求項9〜12のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御方法であって、
    前記駆動部は、モータであり、
    前記射出成形機は、前記モータのトルクを検出するトルク検出部を備え、
    前記型締力取得ステップは、前記トルク検出部が検出したトルクを前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御方法。
  14. 請求項9〜12のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御方法であって、
    前記駆動部は、モータであり、
    前記射出成形機は、前記モータの回転位置を検出する回転位置検出部を備え、
    前記型締力取得ステップは、前記回転位置検出部が検出した回転位置を前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御方法。
  15. 請求項9〜12のいずれか1項に記載の射出成形機のブレーキ制御方法であって、
    前記型開閉機構は、ボールネジと、前記ボールネジと螺合するナットを有するクロスヘッドと、前記クロスヘッドの前記ボールネジの軸方向に沿った移動によって、前記金型を開閉させるトグル機構とを有し、
    前記射出成形機は、前記クロスヘッドの前記軸方向における位置を検出する位置検出部を備え、
    前記型締力取得ステップは、前記位置検出部が検出した前記クロスヘッドの前記軸方向における位置を前記型締力情報として取得する、射出成形機のブレーキ制御方法。
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