JP2019030317A - アクチノプラネス・ウタヘンシス(Actinoplanes utahensis)のゲノム解析 - Google Patents

アクチノプラネス・ウタヘンシス(Actinoplanes utahensis)のゲノム解析 Download PDF

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    • C12P19/26Preparation of nitrogen-containing carbohydrates

Abstract

【課題】野生型ゲノムのDNA配列並びに野生型に導入された全てのゲノム修飾、及び、それに基づいてさらに開発された株の提供。【解決手段】グラム陽性原核生物アクチノプラネス・ウタヘンシスのSC3687−18−43株における変異の全て、アクチノプラネス・ウタヘンシスのSN12755−48株における変異の全て、アクチノプラネス・ウタヘンシスのC445−P47株における変異の全て、又は、アクチノプラネス・ウタヘンシスのSN223−29−47株における変異の全てを含む、特定の配列を有するDNA、前記DNAを含む微生物、及び、前記微生物によるアカルボースの製造方法。【選択図】なし

Description

グラム陽性原核生物アクチノプラネス・ウタヘンシス(Actinoplanes ut
ahensis)は1963年に初めてJohn Couchにより説明された(Cou
ch, J. N., Elisha Mitchell Sci. Soc., 19
63, 79:53−70)。その後、1977年に、アカルボース(acarbose
)とその同族体が最初にアクチノプラネス・ウタヘンシス培養物の上清に見出された(S
chmidt et al., Naturwissenschaften, 1977
, 64:535−536)。2年後に、ヒトの腸内でαグルコシダーゼ阻害剤としての
アカルボースの医療効果が発見され(Caspary et al., Res. Ex
p. Med., 1979, 175:1−6)、同じ年に、2型糖尿病治療の潜在的
用途が伝えられた(Frommer et al., J. Med. Plant R
es., 1979, 35:195−217)。
1990年から、α−グルコシダーゼ阻害剤アカルボースが2型糖尿病治療のために製
造され、市販される。A.utahensis野生型株から始まった製造は、発酵工程な
らびに株自身の最適化によってアカルボース収率を上昇させることに関して、継続的に改
良された。株の開発は、主としてアカルボース生産の上昇に関する、多数の変異誘発実験
によって推進された。
変異実験で引き起こされる、生物における遺伝子組換えは、今までのところ、表現型の
特徴(例えば、アカルボース収率の増加)のみから認識可能であった。より正確に、製造
収率の増大の遺伝的基礎は、現在まで完全に未知であった。しかしながら、この知識は製
造における上昇につながる、メカニズムの理解のための根本的な関心である。さらに、そ
れは、A.utahensisからさらにより拡張されて最適化された、生物の標的化さ
れた遺伝子組換えの工程についての最も重要な前提条件を形成する。
本発明は野生型ゲノム、ならびに野生型、およびそれを基にさらに開発された株に導入
されたすべての遺伝子組換え型のDNA配列を記載する。その結果、本発明の主要な部分
を占める、最新の製造株を含む開発された株の最初の遺伝子型の解析が実行された。さら
に、決定されたDNA配列に基づいて、本発明の他の部分として、潜在的遺伝子が同定さ
れ、それらの機能注解と結合されて説明される。特に、潜在的に製造収率の増加に寄与す
る、株開発工程を通しての変異修飾により影響される遺伝子−およびDNA−配列、なら
びにそれらに由来するタンパク質配列が、本発明に寄与する。
図1は、本明細書で記載された高スループット配列決定の実施により修正された、アカルボースクラスターの以前の誤った配列を示す。
図2はゲノム足場の構築に使用されるフォスミドクローン(灰色)の円形マッピングについて表す。ペアエンド(Paired End)情報に基づいた、11の足場が黒で示される。
図3はアクチノプラネス・ウタヘンシス SE50−100野生型染色体の円形のゲノムプロットを示す。最外円では、順方向の遺伝子が表現される。2番目の円は逆のストランド上の宿主遺伝子である。G+C含量とG+C非対称は、それぞれ3番目および4番目の円に示される。
図4は野生型と最新の製造株の間のSNP変異の変遷頻度を示す。
図5は変異事象を起こした1896の遺伝子だけを可視化する。最外円では、順方向の遺伝子が記載される。2番目の円では、逆方向の遺伝子が表現される。3番目と4番目の円は、それぞれとG+C含量とG+C非対称を表す。
図6は、示された以前の製造株の開発の間にそこに導入された変異に関連したアカルボースクラスターを示す。
材料と方法
上で簡潔に説明されるように、一連の変異誘発実験が、最初に土の試料から単離された
、アクチノプラネス・ウタヘンシス野生型株SE50−100で行われた。これらの実験
は、高成長速度、栄養成分要求および消費の最適化ならびに面倒な副産物の低い形成など
の発酵による工業的生産に関連する他のパラメーターと同様に、アカルボースの改良され
た生産をもつ変異体の同定を目的とした。まず野生型株に基づいて、更なる変異誘発実験
が以前の実験で選択された変異株について継続的に実施された。株開発の進行の間、優れ
た特質をもついくつかの変異体が新たな製造株として選択され、大規模生産に移された。
これらから、最新の製造株および野生型株を含む7種の株が選択され、Bielefel
d University’s Center for Biotechnology
(CeBiTec) Universitatsstrasse 27, 33615
Bielefeld, Germanyにより配列決定された。表1はこのプロジェクト
の間に使用されているすべての7種の株をそれらの開発の年代順に記載する。
Figure 2019030317
株培養
それらのアカルボース生産性をチェックするための株の培養が以前に記載されたとおり
に行われた(Schmidt et al., Naturwissenschafte
n, 1977, 64:535−536)。DNAを単離するために、アクチノプラネ
ス株は二段階振とうフラスコ系で培養された。無機塩類の他に、培地は炭素源としてので
んぷん加水分解物および窒素源としての酵母エキスを含んだ。予備培養(percurt
ure)および本培養(main culture)はそれぞれ3日間および4日間、回
転式振とう培養機上で28℃にて実行された。その後、バイオマスは遠心分離によって集
められた。
株変異誘発
アカルボース生産株の開発は、より高い産生株の段階的な選別方法により実施された。
この方法は化学的または物理的な手段によるランダム変異の工程を使用する。変異を誘導
するために使用される化学物質は、アルキル化剤またはフレームシフト型変異原物質とし
て機能する染料のいずれかであった。細胞に変位を誘導するための物理学的処理は、36
5nmのUV光で行われた。菌糸体の断片は適切な緩衝系における変異誘発処理に使用さ
れた。処理の後に、生体物質は誘導された改変の形質発現を許容するために短期間液体培
地で生育させられ、その後、寒天プレート上に播種された。変異誘発処理で生存したクロ
ーンのランダム選択は、小規模振とうフラスコ実験において、それらのアカルボース生産
能についてチェックされた。この種の変異サイクルの間で得られた最良の変異体クローン
は次の変異段階に選択された。変異および選択のそのようないくつかの段階は、生産性の
漸増をもたらした。
ゲノムDNAの調製
A.utahensis株SE50−110のゲノムDNAの調製は、一般的に開示さ
れた手順(Maniatis T., Fritsch E.F., Sambrook
J., Molecular Cloning − A Laboratory Ma
nual, Cold Spring Harbor Press, 1982)を改変
して実施された。50mLの新たに成長した培養物の菌糸体は、Christ遠心分離機
での遠心分離(10分、4.000rpm、4℃)によって回収された。ペレットは同条
件下で、15%のスクロース(Merck KGaA, Darmstadt, Ger
many, cat. 7651)、25mM TrisHCl pH7.2(Merc
k KGaA, Darmstadt, Germany, cat. 1.08382
.1000)、および25mM EDTA(Merck KGaA, Darmstad
t, Germany, cat. 8418)を含むバッファーで4回洗浄された。最
終的に、ペレットは4.5mLの同バッファーに再懸濁され、リゾチーム(Merck
KGaA, Darmstadt, Germany, cat. 1.05281.0
010)およびRNAse(Qiagen, Hilden, Germany, ca
t. 19101)がそれぞれ5mg/mLおよび50μg/mLの最終濃度で加えられ
、混合物は45分間37℃で培養された。SDS(Serva, Heidelberg
, Germany, cat. 20767)およびタンパク質加水分解酵素K(Qi
agen, Hilden, Germany, cat. 19133)の、それぞれ
0.5%および2μg/mLの最終濃度での添加の後に、培養は50℃にて5分間続けら
れた。NaCl(Merck KGaA, Darmstadt, Germany,
cat.1.06404.1000)が最終濃度300mMで添加され、容量がWFIで
8mLに調整された。溶解物(lysate)は3つの連続したフェノール/SEVAG
抽出(SEVAGは24部のクロロホルム[Merck KGaA, Darmstad
t, Germany, cat. 1.02445.1000]および1部のイソアミ
ルアルコール[Merck KGaA, Darmstadt, Germany, c
at. 1.979.1000]の混合物である)に供され、フェノールが、10mL
SEVAGでのDNA溶液の洗浄により除去された。DNAは0.1容量の3M酢酸ナト
リウム(pH4.8)(Merck KGaA, Darmstadt, German
y, cat. 6268)および1容量の冷イソプロパノール(Merck KGaA
, Darmstadt, Germany, cat. 1.09634.1011)
の添加で沈殿した。DNAは遠心によりペレット化され(25分、4.000rpm、4
℃;Christ遠心分離機)、DNAペレットは、70%のエタノール(Merck
KGaA, Darmstadt, Germany, cat. 1.00983.1
011)で十分に(5x)洗浄され(10分、4.000rpm、4℃;Christ遠
心分離機)、空気乾燥された。最終的に、200μLのTris、pH8.5に4℃にて
一晩再懸濁され、DNA濃度が260nmおよび280nmの光学密度を測定することに
より決定された。調製されたDNAのサイズは、DNA溶液のアリコート(10μL)を
品質チェックとしての1%アガロースゲルを通した電気泳動に供することにより分析され
た。
フォスミドライブラリー構築
フォスミドは、より小さい挿入サイズが望まるとき、ゲノムライブラリーを調製するた
めに一般的に使用される。挿入は、40kbの平均のサイズを有し、他のライブラリーの
型よりもより均一な範囲をもたらす、無作為の切断により生産される。フォスミドはそれ
らの均一な範囲のため、においてギャップを閉じるための優れた候補である。アクチノプ
ラネス・ウタヘンシス野生型のためのフォスミドライブラリー構築がIIT Biote
ch GmbH, Universitatsstr. 25, 33615 Biel
efeld, Germanyにより、ゲノムDNA上で行われた。大腸菌EPI300
細胞における構築のため、CopyControl登録商標クローニングシステム(EP
ICENTRE Biotechnologies, 726 Post Road,
Madison, WI 53713, USA)が用いられた。キットは、Biozy
m Scientific GmbH, Steinbrinksweg 27, 31
840 Hessisch Oldendorf, Germanyから入手した。
フォスミドライブラリー配列決定
アクチノプラネス・ウタヘンシス野生型のためのフォスミドライブラリー配列決定が、
3730xlDNA分析器(Applied Biosystems, 850 Lin
coln Centre Drive, Foster City, CA 94404
, USA)の上にIIT Biotech GmbH(Universitatsst
r)上で、IIT Biotech GmbH, Universitatsstr.
25, 33615 Bielefeld, Germanyによって行われた。装置は
96本のキャピラリーで並行サンガー配列決定法(Sanger et al., J.
Mol. Biol., 1975, 94 (3):441−448)を実行する。
得られるフローグラムファイルは、FASTA形式で呼ばれる塩基であり、FASTA形
式で格納された。両方のファイルは後にギャップ閉鎖と品質評価に使用された。
高性能ゲノム配列解読装置
ゲノムシーケンサーFLX
ゲノムシーケンサーFLX(GS FLX)システム(454 Life Scien
ces, 15 Commercial Street, Branford, CT
06405, USA)は、アクチノプラネス・ウタヘンシス野生型株SE50−100
ならびに最新の生産株SN19910−37−21のピロ配列決定(pyroseque
ncing)のために使用された。2個の異なるプロトコルおよび試薬系がGS FLX
プラットホームで使用された:
1.長ペアエンド(long paired end)(PE)プロトコルでの標準系
。PEライブラリー構築のためのゲノムDNA断片サイズは2.5〜3.0kbであった
。プロトコルは、2×100塩基の平均読み取り長および約100Mbの配列決定された
塩基の総数をもたらす。
2. 全ゲノムショットガン(WGS)プロトコルでのチタン系。WGSライブラリー
構築のためのゲノムDNA断片サイズは500〜800bpであった。プロトコルは、4
00〜500塩基の読み取り長および400〜600Mbの範囲の配列決定された塩基の
総数をもたらす。
プロトコルに関する詳細は製造者の説明書、すなわちGS FLX Sequenci
ng Method Manual (December 2007), GS FLX
Paired End DNA Library Preparation Meth
od Manual (December 2007), GS FLX Titani
um Sequencing Method Manual (October 200
8) およびGS FLX Titanium General Library Pr
eparation Method Manual (October 2008)で提
供される。
ゲノムアナライザーIIx
クラスターステーション(Cluster−Station)およびペアエンドモジュ
ールを含むゲノムアナライザーIIx(GA IIx)システム(Illumina,
Inc., 9885 Towne Centre Drive, San Diego
, CA 92121, USA)は、5個の以前の生産株、SN223−29−47、
C445−P47、SN12755−48、SC3687−18−43およびSC717
7−40−17の合成時解読(sequencing−by−synthesis)のた
めに使用された。5個の株全てのために、約330bpのゲノムDNA断片サイズおよび
2×36塩基の読み取り長をもつペアエンドプロトコルが使用された。ライブラリー調製
、クラスター生成および配列決定は、製造者の説明書、Paired−End sequ
encing Sample Preparation Guide (Part #
1005063 Rev. B September 2009), Using th
e Paired−End Cluster Generation Kit v2 o
n the Cluster Station and Paired−End Mod
ule (Part # 1005629 Rev. C February 2009
)およびUsing SBS Sequencing Kit v3 on the G
enome Analyzer (Part # 1005637 Rev. A No
vember 2008)に従って実施された。
野生型ゲノムアセンブリ概要
GS FLXプラットホームによって生成されたすべてのアクチノプラネス・ウタヘン
シス野生型読み取りの自動化されたアセンブリは、Newblerアセンブラソフトウェ
ア(gsAssembler version 2.0.00.22, 454 Lif
e Science)で実施された。 アセンブリアルゴリズムの詳細な情報に関しては
、Genome Sequencer FLX System Software Ma
nual Part C, version 2.3 (October 2009)を
参照のこと。
野生型ゲノム仕上げ
Newblerプログラムにより自動化されたde novoアセンブリの後でも存在
する連続する配列(コンティグ(contig))の間に残るギャップを閉じるために、
視覚アセンブリソフトウェアパッケージConsed(Gordon et al.,
Genome Research, 1998, 8:195−202)が利用された。
グラフィカルユーザーインターフェース内で、連続するコンティグの末端のプライマー対
が選択された。これらのプライマー対は、その後、連続するコンティグの間のギャップを
埋めるために、以前に構築されたフォスミドライブラリーを発祥とするクローンからの所
望の配列を増幅するために使用された。
これらのフォスミド読み取りのDNA配列が決定された後に、すべての適切な読み取り
の手動のアセンブリは異なるプログラム機能の補助により実施された。詳細には、フォス
ミド読み取りは、まずコンティグの5’末端に並べられ、その5’残余により伸長される
。その後、コンティグに隣接する3’末端がその伸長に並べられ、以前に存在するギャッ
プを埋め、2個のコンティグが接合される。
1個のフォスミド読み取りの長さまたは質がギャップを埋めるために十分でない場合、
プライマー選択、配列決定および手動のアセンブリの複数の繰り返しが行われた。
野生型ゲノム注釈
コード配列(CDS)の同定
野生型ゲノム上の潜在的遺伝子と部分的な遺伝子配列(付録(appendix)を参
照)はコンピュータ分析のシリーズによって同定された。すべての利用されたプログラム
は、GenDBの注釈パイプライン(Meyer et al., Nucleic A
cids Research, 2003, 31(8):2187−95)の一部であ
る。CDSの同定のため、内因性の(intrinsic)、外因性の(extrins
ic)、および組み合わせられた方法は、最良の結果を達成するために適用された。
CDSの内因性予測に関与するプログラムはGlimmer(Delcher et
al., Nucleic Acid Research, 1999, 27:463
6−41)である。それは、まず分析されるゲノムから取られる最適の特徴でのCDSか
らのトレーニングセットを構成する。このセットに基づいて、ゲノム配列のすべてのCD
Sを同定するために実行される実際の検索で使用される、補間マルコフモデル(inte
rpolated Markov model)が計算される。Glimmerは、実際
にそこにあるよりも多くのCDSについて計算する傾向がある。
外因性CDE予測がCRITICA(Badger et al., Mol. Bi
ol. Evol., 1999, 16:512−24)により実施された。CRIT
ICAはまず、公共のDNAデータベースからの配列と少なくともわずかな類似性を示す
ゲノム配列のリストを決定するためにBLASTNアルゴリズム(Altschul e
t al., J. Mol. Biol., 1990, 215(3):403−1
0)を利用する。翻訳されたアミノ酸配列が、DNA類似性を基にして期待されるものよ
りも高い類似性を所有するならば、それは保存されたコード配列であることの証拠として
解釈される。CRITICAは、従前は未知であった配列の予測を改良するために、ヘキ
サヌクレオチドの分布に基づく内因性分析とこれらの結果を結合する。これにもかかわら
ず、CRITICAは、公共データベースでホモログ配列が全くないとして既に蓄積され
ている場合でも、まだ少数のCDSを予測する傾向がある。
Reganorソフトウェア(McHardy et al., Bioinform
atics, 2004, 20(10):1622−31)は、Glimmerおよび
CRITICAによって計算された結果を最適化するために使用された。それは、両方の
プログラムの結果を結合し、その結果、それぞれの短所を最小にする。さらに、CRIT
ICAによって予測されたCDSは、Glimmerによって計算された内因性予測で補
足された、結合した結果の基礎を形成する。
注釈および機能予測
同定されたオープン・リーディング・フレームは、それらの潜在的な機能に関するそれ
らのRNAおよび/またはアミノ酸配列から結論を得るために、さまざまな異なったソフ
トウェアパッケージを通して分析された。それらの機能の予測の他にも、さらなる特徴お
よび構造上の特性についても計算されている。
相同性を基にした検索は、公共の、および/または独自のヌクレオチドおよびタンパク
質データベースとの比較の手段によって、保存配列を同定するために適用された。有意な
配列類似性が遺伝子の主要なセクション中で見つけられたなら、遺伝子がA.utahe
nsisにおいて同様の機能を有するはずであると結論づけられた。アクチノプラネス・
ウタヘンシスの遺伝子リストを注釈するために使用された、相同性を基にした方法は、B
LASTXと呼ばれる(Coulson, Trends in Biotechnol
ogy, 1994, 12:76−80)。BLASTXは、特定のヌクレオチド配列
を3個のフォワードおよび3個のリバースの相補的リーディングフレームへと、それらを
タンパク質データベース(例えば、全米バイオテクノロジー情報センター(NCBI)の
公共の、非冗長タンパク質データベース(nr−aa))に対して比較する前に、翻訳す
る。
酵素の分類は酵素委員会(EC)番号(Webb, Edwin C., San D
iego: Published for the International Un
ion of Biochemistry and Molecular Biolog
y by Academic Press, 1992, ISBN 0−12−227
164−5)に基づいて実行された。更なる機能的遺伝子予測のために、タンパク質のオ
ルソロググループのクラスター(COG)分類システムが適用される、(Tatusov
et al., Science, 1997, 278(5338):631−7
and Tatusov et al., Nucleic Acids Res. 2
001, 29(1):22−8)。
潜在的な膜貫通タンパク質を同定するために、ソフトウェアTMHMM(Krogh
et al., J. Mol. Biol., 2001, 305(3):567−
80 and Sonnhammer et al., Proc. Int. Con
f. Intell. Syst. Mol. Biol., 1998, 6:175
−82)が利用される。膜貫通タンパク質の膜貫通ヘリックスおよび他の特徴を予測する
ために隠れマルコフモデルが利用される。それらから得られた情報により、膜に関連する
機能的な予測が、有意により強い結論を得る。
ソフトウェアSignalP(Bendtsen et al., J. Mol.
Biol., 2004, 340:783−95 and Nielsen et a
l., protein Engineering, 2997, 10:1−6)は、
同定されたCDSの分泌能力を予測するために使用された。これは、アミノ酸配列内の潜
在的なシグナルペプチド切断部位の出現および位置を探索する、隠れマルコフモデルおよ
びニューラル・ネットワークによって行われる。得られたスコアは、翻訳されたタンパク
質の分泌のための確率測度として解釈できる。SignalPは古典的なシグナルペプチ
ド結合メカニズムによって分泌されるそれらのタンパク質だけを取り出す。
古典的経路を経て分泌されないアクチノプラネス・ウタヘンシスからのさらなるタンパ
ク質を同定するために、ソフトウェアSecretomePが適用された(Bendts
en et al., BMC Microbiology, 2005, 5:58)
。潜在的な神経回路網は、エキソプロテオームにおけるその発生にもかかわらず、シグナ
ルペプチドを欠くことが知られている、分泌タンパク質で訓練された。翻訳された遺伝子
の最終的な分泌能力は、SignalPおよびSecretomeP予測の結果の組み合
わせにより得られる。
多シストロン性転写単位を明らかにするために、共同転写遺伝子を、その方向および隣
接遺伝子への接近により予測する独自のソフトウェアが開発された(Salgado e
t al., Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 2000,
97(12):6652−7から持ち込まれた)。これらの予測の観点から、オペロン
構造が決定でき、さらにそれらに基づいて、含まれたプロモーターとオペレータ要素の高
い確率で、さらなる配列領域を引き出すことができる。
一本鎖DNA、RNA分子それぞれの二次構造はRNAshapesソフトウェア(S
teffen et al., Bioinformatics, 2006, 22(
4):500−503)によって計算された。結果は、オペロンおよび遺伝子末端をそれ
ぞれ示す、転写終結の内因性予測に使用された。
生産株参照アセンブリ
すべての6個の生産株として得られる読み取りのアセンブリは、野生型参照ゲノムにそ
れらをマッピングすることにより達成された。この作業のため、ゲノムシーケンサーFL
X(読み取り長400〜500塩基 WGS)およびゲノムアナライザーIIx(読み取
り長2×36塩基 PE)システムそれぞれを基とする2個の読み取り型を考慮して、2
個の異なるソフトウェアプログラムが利用された。
gsMapperソフトウェア(version 2.3, 454 Life Sc
ience)は、野生型参照ゲノムに対するゲノムシーケンサーFLXプラットホームか
らの読み取りを整列(align)するために使用された。プログラムは、参照配列内で
読まれた各々のために最良の整列(alignment)位置を発見するために発見的問
題解決法を実装する。すべての読み取りが整列された後に、参照に隣接して整列する読み
取りのための多重整列は、コンティグを形成するために実施される。コンティグの多重整
列から、コンセンサスベースコール配列は、各々の塩基への品質および信頼値をもたらす
、多重整列における読み取りに関する伝達信号を使用することで作成される。マッピング
アルゴリズムの詳細な情報に関してはGenome Sequencer FLX Sy
stem Software Manual Part C, version 2.3
(October 2009)を参照のこと。
CLC Genomics Workbench(CLC bio, Finland
sgade 10−12, Katrinebjerg, 8200 Aarhus N
, Denmark)の一部として、PE情報をもつ短い読み取りアセンブリアルゴリズ
ムが、参照ゲノムに対するゲノムアナライザーIIxプラットホームからの読み取りを整
列するために使用された。マッピングアルゴリズムの詳細な情報に関しては、CLC G
enomics Workbench User Manual 3.7.1を参照のこ
と。
生産株における変異の同定
野生型株SE50−100と最新の生産株SN19910−37−2の間の遺伝的変異
はgsAssemblerソフトウェア(version 2.3, 454 Life
Science)の手段により、参照アセンブリ工程の間に、自動的に決定される。単
一ヌクレオチド多型(SNP)ならびに構造的な変化を決定するためのアルゴリズムの詳
細は、Genome Sequencer FLX System Software
Manual Part C, version 2.3 (October 2009
)に見つけられる。
野生型株および5個の以前の製造株の間の変異は、CLC Genomics Wor
kbench(CLC bio, Finlandsgade 10−12 Katri
nebjerg, 8200 Aarhus N, Denmark)を使用することで
決定された。CLC Genomics Workbench User Manual
3.7.1に詳細に記載された、SNPおよび欠失/挿入多型(DIP)の高性能データ
分析に特有化されたアルゴリズムが使用された。
アクチノプラネス・ウタヘンシス野生型株の配列決定、アセンブリ、および注釈
アクチノプラネス・ウタヘンシス野生型株SE50−100のゲノム配列概要は、3種
の高性能処理の実行からの配列情報の組み合わせにより決定された。これらは、2個のペ
アエンド(PE)および1個の全ゲノムショットガン(WGS)アプローチを使用して、
ゲノムシーケンサーFLXシステム上で実施された。配列決定は、合計で約4億700万
の配列決定された塩基を占める約200万の読み取りの成功したヌクレオチド配列決定を
もたらした(それぞれの実行の結果の詳細な情報に関しては表2を参照のこと)。
Figure 2019030317
配列決定された読み取りは、その後長さで500塩基を超える、476個の連続した配
列(コンティグ)へと成功裏に(99.65%)組み立てられた(assembled)
。得られた9,122,632塩基のゲノムサイズの概要を考慮すると、43.88倍の
ゲノム範囲(coverage)が達成された。480,030(91.48%)の成功
裏にマッピングされたペアエンド読み取りのため、これらのコンティグは既に順序付けさ
れ、11のの足場に方向付けされた(その順序および方向付けペアエンド情報から知られ
ている複数のコンティグ)。表3はアクチノプラネス・ウタヘンシス野生型株SE50−
100の予備的なゲノム配列の概要に至るアセンブリ工程の成功およびエラー率のさらな
る内面(inside)を与える。
Figure 2019030317
興味深いことに、以前に公表されたアカルボースクラスターのゲノム配列(Wehme
ier, Biocat. Biotrans., 2003, 21:279−285
and Wehmeier and Piepersberg, Appl. Mic
robiol. Biotechnol., 2004, 63:613−625)は、
上述した配列決定の結果と同一ではなかった。合計で、37の単一ヌクレオチド多型(S
NP)および24の欠失/挿入多型(DIP)が以前の配列決定の試みによる野生型配列
に人工的に導入されたことがわかった(図1を参照のこと)。これらの不備のある配列決
定の修正は、acbC遺伝子の小さな伸長(42塩基)ならびにacbE遺伝子内のいく
つかの一時的なフレームシフトの修正をもたらした。これは、しかしながら、遺伝子の注
釈全体および全アカルボースクラスターに関する結果を全く有していなかった
フォスミドライブラリー配列決定によるゲノム配列概要の仕上げ
野生型株SE50−100の全ゲノム足場を得るために、999の不作為に選択された
フォスミドクローンの末端挿入配列(terminal insert sequenc
e)が決定された(図2)。配列決定実行の品質ならびにアセンブリ工程の正確さを裏付
けるように、11のペアエンドを基にした足場と、フォスミドライブラリーを基にした全
ゲノム足場の間に矛盾は全く見つけられなかった。合計で600のサンガー読み取りは、
ゲノム概要の残余のギャップの大部分をカバーする選択されたクローンに由来した。これ
らの読み取りの手動のアセンブリにより、コンティグ間の411のギャップはそれぞれ埋
められ、閉じることができた。残っている64のコンティグは、単一、円形の足場を形成
して、フォスミドライブラリー内の長い反復性DNA配列および/またはカバーされてい
ない領域のためにこの方法では埋めることができなかった。結果として改良されたA.u
tahensis野生型株SE50−100のゲノム配列が、この文書の付録に蓄積され
る。
改良されたゲノム系列に基づいて、アクチノプラネス属と密接に関連する放線菌類に典
型的な、71.29%のグアニン−シトシン(G+C)含量が計算された(Ventur
a et al., Microbiol. Mol. Biol. Rev., 20
07, 71(3): 495−548)。
アクチノプラネス・ウタヘンシス野生型株ゲノムの注釈
改良されたゲノム配列を基礎として、完全なゲノム注釈は実行され、985ヌクレオチ
ドの平均遺伝子長をもつ8,027の推定のコード配列(CDS)の同定をもたらした。
これに基づいて、アクチノプラネス・ウタヘンシスは、DNAコード領域(71.68%
)および非コード領域(68.70%)間で約3%の目立ったG+C含量の差異をもつ、
86.35%のコーディング密度を示した。構造遺伝子の構成を調べることにより、オペ
ロンあたり3.34遺伝子の平均数で5,980の遺伝子(74.50%)を保有する(
hosting)、1,793の推定の多シストロン性転写単位が予測された。全てのヌ
クレオチド配列ならびにそれらのアミノ酸翻訳が、この文書の付録に蓄積される。表4は
真核生物の遺伝子予測工程の結果を要約する。
Figure 2019030317
さまざまな異なるプログラムが、同定されたオープン・リーディング・フレームの機能
注釈を実行するために使用された。外因性タンパク質データベース比較に起因して、酵素
委員会(EC)番号で、2,839のCDS(35.67%)を酵素的に特徴付けること
ができた。さらに、典型的な膜貫通領域を保有する、701CDS(8.73%)が膜関
連タンパク質として同定および分類された。600のタンパク質の総数について、これに
より細胞外培地中に分泌される可能性が高い、シグナルペプチド、が予測された。追加の
657のタンパク質に関して、他の分泌機構が提案された。しかしながら、これらの予測
は異常に高い数の分泌タンパク質をもたらすであろう。その上、タンパク質のオルソログ
グループのクラスター(COG)分類システムが適用され、単一またCOGカテゴリーへ
の3,983(49.62%)CDSの割当(assignment)を明らかにした。
付録の表9はCOG−カテゴリーおよびその細分の、より包括的な概説を提供し、一方で
、一般的な注釈の結果は表5に要約される。完全な注釈の後でも、2,684の遺伝子(
33.44%)には、関連する機能をいまだ全く有さなかった。しかしながら、他の配列
への遠い(distant)類似性は公開データベースで見つけられた。434(5.4
1%)の孤児遺伝子(orphan gene)に関しては、遠い関連配列でさえデータ
ベースで見つけられなかった。
Figure 2019030317
注釈された野生型ゲノムは図3の円形プロットとして示される。順鎖(forward
strand)(最外円)および逆鎖(reverse strand)(2番目の円
)で描かれる遺伝子に加えて、G+C含量(3番目の円)ならびにG+C非対称(ske
w)がそこに描かれる。さらに、複製起点、以前に記載されたトレハロース(Lee e
t al., Appl. Microbiol. Biotechnol., 200
8, 80:767−778)およびアカルボースクラスター、約25の連続したリボソ
ームタンパク質からなる興味深いタンパク質クラスターならびに組込および接合要素(i
ntegrative and conjugative element)(ICE)
を含む、いくつかの重要性の高い部位が示される。表6はアクチノプラネス・ウタヘンシ
ス野生型ゲノムの一般的特性を記載する。
Figure 2019030317
更なる外因性データベース検索により、最も相同的な遺伝子およびそれを基にする有機
体は、各々のオープン・リーディング・フレームに割り当てられた。上記の詳細の注釈と
共に、この情報は付録表10に各CDSのために記載される。
多くの遺伝子について、さらに詳細な手作業での注釈が、上記の(半)自動化された情
報に加えられる。これらの遺伝子は、これらの全ての要素に限定されるわけではないが、
アカルボースクラスター(Wehmeier and Pipersberg, App
l. Microbiol. Biotechnol., 2004, 63: 613
−625)、トレハロースクラスター(Lee et al., Appl. Micr
obiol. Biotechnol., 2008, 80:767−778)ならび
に、でんぷん分解および合成酵素などのあるクラスのタンパク質、糖エピメラーゼ、マル
トースの取り込み、輸送および代謝に関与する遺伝子、分泌タンパク質、セルラーゼおよ
び窒素代謝に関与する遺伝子および胞子形成関連遺伝子およびそれらのタンパク質翻訳を
含む。
A.utahensis野生型株の代謝能
注釈されたEC番号の使用を通して、アクチノプラネス・ウタヘンシスの代謝能力を分
析することが可能であった。京都遺伝子ゲノム百科事典(KEGG)の標準経路へのEC
番号のマッピングは、解凍、TCAサイクル、ペントースリン酸経路などの中央代謝に関
するすべての主要経路への有用性を明らかにした。しかしながら、Entner−Dou
doroff経路の利用について、6−ホスホ−D−グルコン酸の2−デヒドロ−3−デ
オキシ−D−グルコネート−6リン酸への触媒作用のための鍵酵素ホスホグルコン酸デヒ
ドラターゼが消失している。
A.utahensis生産株のゲノム配列決定
野生型株SE50−100に加えて、最新の生産株SN19910−37−21ならび
に5種の以前の株が、これらの株において、遺伝的な差が増加したアカルボース生産の原
因となることを明らかにするために、配列決定された。最新の株はゲノムシーケンサーF
LX(GS FLX)システム上で配列決定され、一方で以前の株は、ペアエンドデータ
に基づくゲノムアナライザーIIx(GA IIx)プラットホームのみを使用すること
で配列決定された。結果は表7に要約される。合計で、56億個の塩基が配列決定された
Figure 2019030317
変異株と野生型の間の遺伝的変異の同定
以前に終了した野生型ゲノムに対する結果の参照マッピングは、6種の生産株全てのア
センブリに通じる。加えて、生産株と野生型株の間のすべての遺伝的変異が決定できた。
興味深いことに、野生型ゲノムが、生産株に由来する読み取りにより完全にカバーされて
いるように、主要な欠失変異は全く起こっていなかった。しかしながら、1,826の単
一ヌクレオチド多型(SNP)および128の欠失/挿入多型(DIP)は野生型ゲノム
と最新の生産株の間で発見された。表8に記載されているように、各々のゲノムに導入さ
れたSNPの数は、株開発の年代順で上昇する。全ての変異およびそれらの正確な変遷は
、生産株と共に、初生産を示す、付録の表11に記載される。
Figure 2019030317
SNPを基にしたヌクレオチド転移(transition)は、ガウス分布ではなか
ったが、2種の転移(G→A)および(C→T)について100倍よりも高い優先傾向を
示した。図4はこれらの調査結果について表す。
SNPおよびDIPが導入された位置に対する注釈された遺伝子座の比較により、1,
896の遺伝子(23.62%)が、図5で見ることができるように、ヌクレオチドレベ
ルでのこれらの変異に影響を受けたことがわかった。これらのうち、376の遺伝子が、
サイレント変異のみを保持して、同じタンパク質配列をまだコードしていた。他方で、8
16の遺伝子のタンパク質配列は、大部分のアミノ酸配列は不変のまま残しながら、その
個々の位置が異なっていた。しかしながら、残りの704の遺伝子はそれらの長さおよび
/またはリーディングフレームを変える変異を受けた。詳細には、429の遺伝子は野生
型と比較して増加した長さを有することが、一方で275の遺伝子が短くなったと予測さ
れた。
中央代謝の修飾
変異誘発事象により影響を受けた酵素をコードする遺伝子は、アカルボース形成をコー
ドするもののように、全体的な代謝ならびに特有の経路に影響を与える可能性がある。こ
の理由で、これらの遺伝子は、変異誘発実験で導入された機能の損失を特定するために、
それらのEC番号に従って、KEGGデータベースの標準経路にマッピングされた。中央
代謝のいくつかの酵素がSNPで影響を受けた一方で、機能の損失の可能性をもたらす変
異によりヒットしたのはほんのわずかな遺伝子だけであった。加えて、これらの大幅に変
更された遺伝子の各々のため、同じEC番号で注釈された少なくとも1の他の遺伝子が、
おそらくノックアウト型のための補助を受けて、まだ利用可能であった。
アカルボースクラスターの修飾と以前の生産株の使用
以前の生産株の配列決定により、それらが最初に導入された株まで時間を遡って変異を
追跡することは可能であった。この分析は、図6に表されるように、アカルボースクラス
ターの配列上で特に教示されていた。クラスターに起こる13のSNPが、変異実験を実
行した際に、連続して導入された。2のSNPが遺伝子acbWおよびacbVの間の遺
伝子内領域に導入された。さらに、2のSNPがacbD遺伝子に導入された。acbD
コードタンパク質、アカルビオシルトランスフェラーゼは、アカルボース・インポーター
複合体を通した再輸入の前に、細胞外空間にマルトデキストリンと共にアカルボースを導
入すると信じられている。他の変異は、アカルボース・インポーター複合体の対象結合タ
ンパク質であるacbH遺伝子に位置する。
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Claims (3)

  1. 表9に記載の少なくとも1個の変異を含むことを特徴とする、配列番号16053また
    はその断片を本質的に有するDNA。
  2. 請求項1に記載のDNAを含む微生物。
  3. 以下の工程:
    a)請求項2に記載の微生物を培養し、
    b)微生物により生産されたアカルボースを回収する、
    を含む、アカルボースの製造方法。
JP2018195488A 2010-08-04 2018-10-17 アクチノプラネス・ウタヘンシス(Actinoplanes utahensis)のゲノム解析 Active JP6700365B2 (ja)

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EP10171831.0 2010-08-04
EP10171831 2010-08-04

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