以下、実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態)
<テレビドアホン装置の構成>
まず、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係るテレビドアホン装置1の構成について説明する。
テレビドアホン装置1は、玄関子機(以下「子機」という)10と室内親機(以下「親機」という)20とを備え、子機10と親機20とを無線通信回線Nで接続する。なお、図1では、親機20に1台の子機10が接続されているが、親機20には2台以上の子機10が接続されてもよい。
子機10は、例えば玄関に設置されており、呼出ボタン109、子機カメラ11、子機マイク13、及び子機スピーカ12を備える。
親機20は、例えば室内に設置されており、操作部211、ディスプレイ21、親機マイク23、及び親機スピーカ22を備える。操作部211は、子機10の呼出ボタン109の押下に応答するための応答ボタン、子機カメラ11の撮像画像を取得するためのモニタボタン、子機10を制御するための制御ボタン等を含む。ディスプレイ21は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)である。
次に、テレビドアホン装置1の動作概要を述べる。
来訪者が子機10の呼出ボタン109を押下すると、親機20は、子機カメラ11の撮影画像をディスプレイ21に表示し、子機マイク13に入力された音声を親機スピーカ22から出力する。これにより、居住者は、親機20から来訪者の画像及び音声を確認することができる。また、このとき、居住者が親機20の応答ボタンを押下すると、親機20は、親機マイク23に入力された音声を子機スピーカ12から出力する。これにより、居住者は、親機20を通じて来訪者と会話をすることができる。以下、これらの処理をまとめて「呼出応答処理」という。
また、居住者が親機20のモニタボタンを押下すると、親機20は、子機カメラ11の撮影画像を取得し、ディスプレイ21に表示する。これにより、居住者は、親機20から、玄関付近の様子(例えば不審者又は不審物等)を確認することができる。以下、この処理を「玄関前確認処理」という。
また、居住者は、親機20の制御ボタンを操作して、子機10の消費電力モードに関する各種設定を行うことができる。消費電力モードの詳細及びその設定方法については後述するが、これにより子機10の電池の消費を抑制することができる。
<子機の構成>
次に、図2を参照しながら、子機10の構成について説明する。
子機10は、子機カメラ11、子機スピーカ12、子機マイク13、子機無線通信部101、音声処理部102、画像処理部103、子機電源部104、子機割込検知部105、電源監視部106、記憶部107、子機制御部108、呼出ボタン109、水晶振動子131、及び、水晶振動子132を備える。なお、子機無線通信部101、音声処理部102、画像処理部103、電源監視部106、記憶部107及び子機制御部108をまとめて、子機メイン部100と呼ぶ。
子機無線通信部101は、無線通信回線Nを介して、親機20とデータを送受信する。子機無線通信部101による通信方式は、例えば、DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)、無線LAN(Local Area Network)、又は、ZigBee(登録商標)である。
音声処理部102は、子機制御部108からの指示に基づいて子機スピーカ12及び子機マイク13を制御する。例えば、音声処理部102は、子機マイク13が集音した音声データを子機制御部108へ出力する。また、音声処理部102は、子機制御部108から入力された、親機マイク23で集音された音声データを、子機スピーカ12へ出力する。
画像処理部103は、子機制御部108からの指示に基づいて子機カメラ11を制御する。例えば、画像処理部103は、子機カメラ11の撮影画像のデータを、子機制御部108へ出力する。
子機電源部104は、子機10が動作するための電力を各部へ供給する。子機電源部104は、電力の供給源である電池122と、子機メイン部100への電力の供給をON/OFFするスイッチング素子121とを有する。電池122は、1次電池又は2次電池の何れでもよい。なお、本実施の形態では、設置性を考慮して子機10に電池122を用いているが、子機10にAC電源又はACアダプタ等を用いてもよい。
子機割込検知部105は、呼出ボタン109による割り込み、タイマ130による割り込み、及び、各種イベント発生による割り込みを検知する。割り込みの検知は、ハードウェアによるものとソフトウェアによるものを含む。
また、子機割込検知部105は、電池122の消費電力をできるだけ抑制するために、子機電源部104から子機メイン部100への電力供給を制御する機能も備える。例えば、回路上で、子機割込検知部105を、子機電源部104と子機メイン部100との間に配置する。そして、子機割込検知部105だけを電池122から供給される微弱な電流(例えば数マイクロアンペア)により常時稼働させておき、上述の割り込み検知に基づいて、子機メイン部100へ電力を供給するためのスイッチング素子121をON/OFFする。
以下、当該スイッチング素子121がONであることを「主電源がON」、当該スイッチング素子121がOFFであることを「主電源がOFF」と呼ぶことがある。また、主電源がONの状態、つまり子機メイン部100に電力が供給されている状態を「稼働状態」、主電源がOFFの状態、つまり子機メイン部100に電力が供給されておらず、子機割込検知部105のみが微弱な電流で稼働している状態を「スリープ状態」と呼ぶ。
なお、スイッチング素子121がOFFの間の子機割込検知部105のバイアス電流をできるだけ小さくするために、子機割込検知部105には、子機制御部108に採用する水晶振動子132よりも低い発振周波数(例えば32kHz)の水晶振動子131を採用する。
電源監視部106は、主電源がONのとき、電池122の残量(以下「電池残量」という)を測定し、その測定結果を子機制御部108へ出力する。電池残量は、例えば、電池122の電圧値である。ただし、電池残量は、電圧値に代えて、規定のレベル値で表現されてもよい。例えば、電池122の電圧値が、第1の閾値以上の場合は「レベル3」、第1の閾値未満かつ第2の閾値以上の場合は「レベル2」、第2の閾値未満の場合は「レベル1」のように表現されてもよい。また、電源監視部106は、電池122の電圧値の測定において、ヒステリシスを入れてもよい。なお、スリープ状態における消費電流の増加が問題とならないシステムの場合は、スリープ状態でも電源監視が可能となるように、子機割込検知部105に電源監視の機能を設けても良い。
記憶部107は、フラッシュメモリ等で構成され、例えば、子機10の識別番号等の装置情報、設定情報、親機20の状態情報、親機20への送信前の画像データ等を記憶する。
子機制御部108は、子機10の各部を制御するための演算処理を行う。
具体的には、子機割込検知部105は、呼出ボタン109押下の割り込みを検知し、主電源をONにし、子機制御部108に対して呼出ボタン109押下のイベント発生通知を送信する。子機制御部108は、主電源がONのときに、この呼出ボタン109押下のイベント発生通知を受信すると、その旨を子機無線通信部101を通じて親機20へ送信する。そして、子機制御部108は、画像処理部103から入力された子機カメラ11の撮影画像データ、及び、音声処理部102から入力された子機マイク13の音声データを、子機無線通信部101を通じて親機20へ送信する。これにより、屋内の居住者は、親機20から、玄関扉付近に存在する来訪者を確認できる。さらに、子機制御部108は、子機無線通信部101を通じて親機20から受信した親機マイク23の音声データを、音声処理部102を通じて子機スピーカ12へ出力する。これにより、屋外の来訪者と屋内の居住者とが会話をすることができる。すなわち、子機制御部108は、親機20と連携して、「呼出応答処理」を実現する。
また、子機制御部108は、主電源がONのときに、子機無線通信部101を通じて親機20から子機カメラ11の撮影画像の要求情報を受信すると、画像処理部103から入力された子機カメラ11の撮影画像データ、及び、音声処理部102から入力された子機マイク13の音声データを、子機無線通信部101を通じて親機20へ一定時間送信する。これにより、居住者は、親機20から、玄関付近の様子を確認することができる。すなわち、子機制御部108は、親機20と連携して、「玄関前確認処理」を実現する。
また、子機制御部108は、子機無線通信部101を通じて親機20から電池残量の要求情報を受信した場合、電源監視部106が測定した電池残量を子機無線通信部101を通じて親機20へ送信する。また、子機制御部108は、子機無線通信部101を通じて親機20から消費電力モードの移行要求情報を受信した場合、子機割込検知部105を制御して、消費電力モードの移行処理を行う。なお、これらの処理の詳細については後述する。
<親機の構成>
次に、図3を参照しながら、親機20の構成について説明する。
親機20は、ディスプレイ21、親機スピーカ22、親機マイク23、親機無線通信部201、RSSIレベル検知部202、音声処理部203、表示処理部204、親機電源部205、親機割込検知部206、記憶部207、充電検知部208、時計機能管理部209、親機制御部210、操作部211、水晶振動子231、及び、水晶振動子232、を備える。なお、親機無線通信部201、RSSIレベル検知部202、音声処理部203、表示処理部204、記憶部207、充電検知部208、時計機能管理部209、及び親機制御部210をまとめて、親機メイン部200と呼ぶ。
親機無線通信部201は、無線通信回線Nを介して、子機10とデータを送受信する。親機無線通信部201による通信方式は、子機10と同様、例えば、DECT、無線LAN、又は、ZigBee(登録商標)である。
RSSIレベル検知部202は、親機無線通信部201が子機10から受信した無線信号の強度、すなわち、RSSI(Received Signal Strength Indicator)レベルを検知する。
音声処理部203は、親機制御部210からの指示に基づいて親機マイク23及び親機スピーカ22を制御する。例えば、音声処理部203は、子機マイク13が集音した音声データを、親機スピーカ22へ出力する。また、音声処理部203は、親機マイク23が集音した音声データを、親機制御部210へ出力する。
表示処理部204は、親機制御部210からの指示に基づいてディスプレイ21を制御する。例えば、表示処理部204は、子機カメラ11の撮影画像、及び、設定画面(図8から図11参照)等をディスプレイ21に出力する。
親機電源部205は、親機20が動作するための電力を各部へ供給する。親機電源部205は、電力の供給源である電源222と、親機メイン部200への電力の供給をON/OFFするスイッチング素子221とを有する。電源222は、AC電源又はACアダプタであっても良いし、1次電池又は2次電池等の電池であってもよい。
親機割込検知部206は、操作部211による割り込み、タイマ230による割り込み、及び、各種イベント発生による割り込みを検知する。割り込みの検知は、ハードウェアによるものとソフトウェアによるものを含む。
また、親機割込検知部206は、親機電源部205から親機メイン部200への電力供給を制御する機能も備える。例えば、回路上で、親機割込検知部206を、親機電源部205と親機メイン部200との間に配置する。そして、親機割込検知部206だけを電源222から供給される微弱な電流(例えば数マイクロアンペア)により常時稼働させておき、所定の割り込み検知に基づいて、親機メイン部200へ電力を供給するためのスイッチング素子221をON/OFFする。
以下、当該スイッチング素子221がONであることを「主電源がON」、当該スイッチング素子221がOFFであることを「主電源がOFF」と呼ぶことがある。また、主電源がONの状態、つまり親機メイン部200に電力が供給されている状態を「稼働状態」、主電源がOFFの状態、つまり親機メイン部200に電力が供給されておらず、親機割込検知部206のみが微弱な電流で稼働している状態を「スリープ状態」と呼ぶ。
親機20は、例えば、電源222が、AC電源又はACアダプタからの電源供給、あるいは充電台にセット可能な2次電池からの電源供給のように電池交換の必要がない場合、常時、稼動状態であっても良い。また、親機20は、スリープ状態を使用する場合、子機10との通信のタイミングに合わせて稼動状態の期間を設定し、稼動状態以外の残りの期間にスリープ状態を設定しても良い。
なお、スイッチング素子221がOFFの間の親機割込検知部206のバイアス電流をできるだけ小さくするために、親機割込検知部206には、親機制御部210に採用する水晶振動子232よりも低い発振周波数(例えば32kHz)の水晶振動子231を採用してもよい。
記憶部207は、フラッシュメモリ等で構成され、各種画像、音声、その他の管理情報を含む。画像は、例えば、動画、静止画を含み、子機カメラ11の撮像画像、親機20を操作するための画像を含む。音声は、例えば、親機20から発する定型メッセージの音声を含む。その他の管理情報は、例えば、親機20の各種の設定情報を勝手に変更できないようにするためのパスワード情報を含む。
充電検知部208は、親機20が充電台等に載置され、親機電源部205が外部電源に接続されたかどうかを検知する。なお、親機20が充電機能を有さない場合、親機20は、充電検知部208を備えなくてもよい。
時計機能管理部209は、設定された開始時刻及び終了時刻になったとき、その旨を親機制御部210へ通知する。なお、時計機能管理部209を用いる場合、親機20は、主電源がONの状態である必要がある。なお、親機20がスリープ状態を使用し、親機20におけるスリープ状態の消費電流の増加が問題とならないシステムの場合は、スリープ状態でも時計機能が動作可能となるように、親機割込検知部206に時計機能管理部を設けても良い。
親機制御部210は、親機20の各部を制御するための演算処理を行う。
具体的には、親機制御部210は、主電源がONのときに、親機無線通信部201を通じて子機10から呼出ボタン109押下のイベント発生通知を受信すると、親機無線通信部201を通じて、子機カメラ11の撮影画像データを受信し、表示処理部204を通じてディスプレイ21に表示する。また、親機制御部210は、親機無線通信部201を通じて、子機マイク13の音声データを受信し、音声処理部203を通じて親機スピーカ22へ出力する。これにより、屋内の居住者は、親機20から、玄関扉付近に存在する来訪者を確認できる。さらに、親機制御部210は、親機割込検知部206から応答ボタン押下の割込通知を受けた場合、音声処理部203を通じて取得した親機マイク23の音声データを、親機無線通信部201を通じて子機10へ送信する。これにより、屋外の来訪者と屋内の居住者とが会話をすることができる。すなわち、親機制御部210は、子機10と連携して、「呼出応答処理」を実現する。
また、親機制御部210は、主電源がONのときに、親機割込検知部206からモニタボタン押下の割込通知を受けた場合、親機無線通信部201を通じて、子機カメラ11の撮影画像データを受信し、表示処理部204を通じてディスプレイ21に一定時間表示する。また、親機制御部210は、主電源がONのときに、親機無線通信部201を通じて、子機マイク13の音声データを受信し、音声処理部203を通じて親機スピーカ22へ一定時間出力する。これにより、居住者は、親機20から、玄関付近の様子を確認することができる。すなわち、親機制御部210は、子機10と連携して、「玄関前確認処理」を実現する。
また、親機制御部210は、親機無線通信部201を通じて電池残量の要求を子機10へ送信する。そして、親機制御部210は、子機10から受信した電池残量に基づいて消費電力モードを決定し、必要に応じて、消費電力モードの移行要求を子機10へ送信する。また、親機制御部210は、居住者の操作及び設定に従って消費電力モードを決定し、必要に応じて、消費電力モードの移行要求を子機10へ送信する。なお、これらの処理の詳細については後述する。
<通信方式及び消費電力モード>
次に、図4を参照しながら、テレビドアホン装置1における通信方式及び消費電力モードついて説明する。
第1の通信方式は、子機10が、定期的に主電源のON/OFFを繰り返す通信方式である。すなわち、第1の通信方式では、子機10は、定期的に稼働状態とスリープ状態とを繰り返す。以下、第1の通信方式において、主電源がONになってから次に主電源がONになるまでの間隔を「起動間隔」と呼ぶ。起動間隔は、子機割込検知部105のタイマ130によってカウントされる。
第1の通信方式では、起動間隔を長くするほど、子機10の消費電力が減少する。しかし、起動間隔を長くし過ぎると、親機20の水晶振動子231と子機10の水晶振動子131とのズレが大きくなり過ぎ、親機20と子機10との間の無線通信の同期が外れてしまう。そこで、第1の通信方式に設定可能な最長の起動間隔は、親機20と子機10との間で無線通信の同期が外れない最長の間隔(例えば10.24秒)とする。
本実施の形態では、第1の通信方式であって、比較的短い起動間隔(例えば2.56秒)が設定されている場合を「通常消費電力モード」、比較的長い起動間隔(例えば10.24秒)が設定されている場合を「低消費電力モード」という。ただし、この設定はあくまで一例であり、第1の通信方式において、最長の起動間隔を超えない範囲で、どのような起動間隔が設定されてよい。
第2の通信方式は、子機10が、ある設定された期間、主電源をOFFにし、その設定された期間が満了した後、主電源をONにする通信方式である。すなわち、第2の通信方式では、子機10は、ある設定された期間、スリープ状態となり、その設定された期間が満了した後、稼働状態になる。以下、第2の通信方式において、主電源がOFFになってから次に主電源がONになるまでの期間を「スリープ期間」という。スリープ期間は、子機割込検知部105のタイマ130によってカウントされる。
第2の通信方式では、スリープ期間の動作で、親機20と子機10との間の無線通信の同期を維持する必要がない非同期としているため、長い時間(例えば数時間)も設定可能である。このため、第2の通信方式は、起動後の無線通信の再同期にある程度長い時間(例えば1秒程度)を要するものの、第1の通信方式と比べて、子機10の消費電力を大きく低減することができる。本実施の形態では、第2の通信方式を「超低消費電力モード」という。
第1の通信方式の場合、子機10は定期的に稼働状態とスリープ状態とを繰り返しているので、子機10は、親機20から送信される要求情報を、次回の稼働状態のときに受信することができる。すなわち、第1の通信方式の場合、子機10は起動間隔以内に親機20からの要求情報(例えば子機カメラ11の撮影画像の要求情報)に応答することができるので、親機20から子機カメラ11の撮影映像を確認することができる。
これに対して、第2の通信方式の場合、子機10は、いったんスリープ状態になると、スリープ期間が満了するまで起動しない。すなわち、第2の通信方式の場合、子機10は、スリープ期間が満了するまで親機20からの要求情報(例えば子機カメラ11の撮影映像の要求情報)に応答することができないので、親機20から子機カメラ11の撮影映像を確認することができない。
したがって、テレビドアホン装置1は、第1の通信方式の場合、すなわち、通常消費電力モード及び低消費電力モードの場合、親機20のモニタボタンを有効にし、第2の通信方式の場合、すなわち、超低消費電力モードの場合、親機20のモニタボタンを無効にしてもよい。
<消費電力モードの移行条件>
次に、同じく図4を参照しながら、消費電力モードの移行条件について説明する。ただし、テレビドアホン装置1は、以下に説明する移行条件を必ずしも全て備える必要は無く、一部の移行条件のみを備えてもよい。
まず、通常消費電力モードと低消費電力モードとの間の移行条件(M1)を以下に述べる。
(M1−1)通常消費電力モードのときに子機10の電池残量が第1の閾値未満の場合、子機10は低消費電力モードに移行する。このとき、親機20は、子機10の電池残量が第1の閾値未満である旨をディスプレイ21に表示してよい。
(M1−2)通常消費電力モードのときに居住者が低消費電力モードへの移行操作を行った場合、子機10は、低消費電力モードに移行し、一定期間が経過した後、自動的に通常消費電力モードに移行する。当該移行操作は、親機若しくは子機に設けられた専用ボタンの操作、親機若しくは子機の所定ボタンの長押し、又は、親機若しくは子機の複数ボタンの同時押しなどであってよい。居住者は、例えば外出の際に、当該移行操作を行うとよい。
(M1−3)低消費電力モードの開始時刻及び終了時刻が設定されており、開始時刻のとき通常消費電力モードである場合、子機10は、開始時刻になったときに低消費電力モードに移行し、終了時刻になったときに通常消費電力モードに移行する。居住者は、例えば就寝と起床の時刻に合わせて、当該開始時刻と終了時刻を設定するとよい。
(M1−4)通常消費電力モードのときに親機20が一定期間以上未操作であった場合、子機10は、低消費電力モードに移行し、親機20が操作されると、通常消費電力モードに移行する。
次に、通常消費電力モードと超低消費電力モードとの間の移行条件(M2)を以下に述べる。
(M2−1)通常消費電力モードのときに子機10の電池残量が第2の閾値未満(ただし第2の閾値<第1の閾値)の場合、子機10は超低消費電力モードに移行する。このとき、親機20は、子機10の電池残量が少ない(第2の閾値未満である)ので超低消費電力モードへ移行してもよいかを問い合わせるメッセージをディスプレイ21に表示し、居住者が許可した場合に超低消費電力モードへ移行してもよい。
(M2−2)通常消費電力モードのときに居住者が超低消費電力モードへの移行操作を行った場合、子機10は、超低消費電力モードに移行し、一定期間が経過した後、自動的に通常消費電力モードに移行する。なお、親機20は、当該移行操作が行われたときに当該一定期間のデフォルト値を表示し、居住者が必要に応じて当該一定期間を変更できるようにしてもよい。当該移行操作は、親機若しくは子機に設けられた専用ボタンの操作、親機若しくは子機の所定ボタンの長押し、又は、親機若しくは子機の複数ボタンの同時押しなどであってよい。居住者は、例えば外出の際に、当該移行操作を行うとよい。
(M2−3)超低消費電力モードの開始時刻及び終了時刻が設定されており、開始時刻のときに通常消費電力モードである場合、子機10は、当該開始時刻になったときに超低消費電力モードに移行し、終了時刻になったときに通常消費電力モードに移行する。居住者は、例えば就寝と起床の時刻に合わせて、当該開始時刻と終了時刻を設定するとよい。
(M2−4)通常消費電力モードから超低消費電力モードに移行したスリープ期間中に子機10の呼出ボタン109が押下された場合、子機10は呼出応答処理を実行する。この場合、呼出応答処理が終了した後、又は、親機20が未応答で所定時間が経過した後、子機10は超低消費電力モードに移行してもよい。
次に、低消費電力モードと超低消費電力モードとの間の移行条件(M3)に述べる。
(M3−1)低消費電力モードのときに子機10の電池残量が第2の閾値未満の場合、子機10は超低消費電力モードに移行する。このとき、親機20は、子機10の電池残量が少ない(第2の閾値未満)ので超低消費電力モードへ移行してもよいかを問い合わせるメッセージをディスプレイ21に表示し、居住者が許可した場合に超低消費電力モードへ移行してもよい。
(M3−2)低消費電力モードのときに居住者が超低消費電力モードへの移行操作を行った場合、子機10は、超低消費電力モードに移行し、一定期間が経過した後、自動的に低消費電力モードに移行する。なお、親機20は、当該移行操作が行われたときに当該一定期間のデフォルト値を表示し、居住者が必要に応じて当該一定期間を変更できるようにしてもよい。当該移行操作は、親機若しくは子機に設けられた専用ボタンの操作、親機若しくは子機の所定ボタンの長押し、又は、親機若しくは子機の複数ボタンの同時押しなどであってよい。居住者は、例えば外出の際に、当該移行操作を行うとよい。
(M3−3)超低消費電力モードの開始時刻及び終了時刻が設定されており、開始時刻のときに低消費電力モードである場合、子機10は、当該開始時刻になったときに超低消費電力モードに移行し、終了時刻になったときに低消費電力モードに移行する。居住者は、例えば就寝と起床の時刻に合わせて、当該開始時刻と終了時刻を設定するとよい。
(M3−4)低消費電力モードから超低消費電力モードに移行したスリープ期間中に子機10の呼出ボタン109が押下された場合、子機10は呼出応答処理を実行する。この場合、呼出応答処理を終了した後、又は、親機20が未応答で所定時間が経過した後、子機10は超低消費電力モードに移行してもよい。
<消費電力モードの移行処理>
図5から図7は、親機20及び子機10の消費電流の時間変化を示す図である。親機20は定期的(例えば10ms毎)にビーコン信号を送信し、その際、消費電流が上昇する。すなわち、図5から図7の親機20のグラフにおいて、消費電流が定期的に上昇しているタイミングは、親機20がビーコン信号を送信しているタイミングに相当する。また、図5から図7の子機10のグラフにおいて、消費電流が上昇している期間は子機10が稼働状態であることを示し、それ以外の消費電流が極小の期間は子機10がスリープ状態であることを示す。
次に、図5を参照しながら、通常消費電力モードから低消費電力モードへの移行処理について説明する。当該移行処理は、第1の通信方式における起動間隔を変更する処理に相当する。以下では、まず(M1−1)の処理について説明し、次に(M1−2)及び(M1−3)の処理について説明する。
子機10は、通常消費電力モードの起動間隔Ts1が経過したタイミング(P11)で起動し、稼働状態となる。そして、子機10は、親機20から、ビーコン信号で電池残量の要求情報を受信すると(S11)、電源監視部106から取得した電池残量を含む応答情報を親機20へ送信する(S12)。
親機20は、子機10から受信した電池残量が第1の閾値未満であるか否かを判定する。そして、親機20は、当該電池残量が第1の閾値未満である場合、次のビーコン信号で低消費電力モードへの移行要求情報を送信する(S13)。なお、当該移行要求情報は、低消費電力モードの起動間隔Ts2を含んでもよい。
子機10は、S13の低消費電力モードへの移行要求情報を受信すると、完了応答情報を親機20へ送信し(S14)、低消費電力モードへ移行する。すなわち、子機10は、子機割込検知部105のタイマ130に起動間隔Ts2をセットし、主電源をOFFする。以降、子機10は、起動間隔Ts2で主電源のON/OFFを繰り返す。
なお、上記(M1−2)の場合、すなわち、低消費電力モードへの移行操作が行われた場合、親機20は、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、低消費電力モードへの移行要求情報を送信する(S13)。そして、親機20は、一定時間が経過した後、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、通常消費電力モードへの移行要求情報を送信する。
また、上記(M1−3)の場合、すなわち、低消費電力モードの開始時刻及び終了時刻が設定されている場合、親機20は、開始時刻後、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、低消費電力モードへの移行要求情報を送信する(S13)。そして、親機20は、終了時刻後、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、通常消費電力モードへの移行要求情報を送信する。
また、上記(M1−4)の場合、すなわち、親機20が所定期間未操作である場合、親機20は、一定期間が経過した後、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、低消費電力モードへの移行要求情報を含めて送信する(S13)。そして、親機20は、当該親機20が操作された後、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、通常消費電力モードへの移行要求情報を送信する。
このようにして、テレビドアホン装置1は、上記(M1−1)から(M1−4)の消費電力モードの移行条件に基づいて、通常消費電力モードと低消費電力モードとを切り換える。
次に、図6を参照しながら、低消費電力モードから超低消費電力モードへの移行処理について説明する。以下では、まず(M3−1)の処理について説明し、次に(M3−2)及び(M3−3)の処理について説明する。なお、(M2−1)から(M2−3)の処理については、起動間隔が異なるだけで(M3−1)から(M3−3)と同じ処理となるので、説明を省略する。
子機10は、低消費電力モードの起動間隔Ts2が経過したタイミング(P21)で起動し、稼働状態となる。そして、子機10は、ビーコン信号で、親機20から電池残量の要求情報を受信すると(S21)、電池残量を含む応答情報を親機20へ送信する(S22)。
親機20は、子機10から受信した電池残量が第2の閾値未満であるか否かを判定する。そして、親機20は、当該電池残量が第2の閾値未満である場合、次のビーコン信号で、超低消費電力モードへの移行要求情報を送信する(S23)。当該移行要求情報は、超低消費電力モードのスリープ期間Ts3を含んでもよい。
子機10は、S23の超低消費電力モードへの移行要求情報を受信すると、完了応答情報を親機20へ送信し(S24)、超低消費電力モードへ移行する。すなわち、子機10は、子機割込検知部105のタイマ130にスリープ期間Ts3をセットし、主電源をOFFする。以後、子機10はスリープ期間Ts3が満了するまでスリープ状態となり、スリープ期間Ts3の満了後(P22)、起動する。
なお、上記(M3−2)の場合、すなわち、低消費電力モードのときに超低消費電力モードへの移行操作が行われた場合、親機20は、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、超低消費電力モードへの移行要求情報を送信する(S23)。そして、親機20は、スリープ期間Ts3の満了後のビーコン信号で、通常消費電力モードへの移行要求情報を送信する。
また、上記(M3−3)の場合、すなわち、低消費電力モードのときに超低消費電力モードの開始時刻及び終了時刻が設定されている場合、親機20は、開始時刻後、次に子機10が稼働状態になるタイミングのビーコン信号で、超低消費電力モードへの移行要求情報を送信する(S23)。そして、親機20は、終了時刻後のビーコン信号で、低消費電力モードへの移行要求情報を送信する。
次に、図7を参照しながら、超低消費電力モードから通常消費電力モードへの移行処理について説明する。以下では、まず(M2−2)及び(M2−3)の処理について説明し、次に(M2−4)の処理について説明する。なお、(M3−2)及び(M3−4)の処理については、起動間隔が異なるだけで(M2−2)から(M2−4)と同じ処理となるので、ここでの説明を省略する。
子機10の子機割込検知部105は、スリープ期間Ts3の満了を検知すると、主電源をONにする(P31)。そして、子機10は、リセット処理を行い、ビーコン信号をサーチして親機20を検出し、当該親機20との無線通信の同期を確立する(S31)。
次に、子機10は、スリープ期間満了のイベント発生通知を親機20へ送信する(S32)。
親機20は、S32のスリープ期間満了のイベント発生通知を受信すると、次のビーコン信号で、通常消費電力モードへの移行要求情報を子機10へ送信する(S33)。
子機10は、S33の通常消費電力モードへの移行要求情報を受信すると、完了応答情報を親機20へ送信し(S34)、通常消費電力モードへ移行する。以降、子機10は、起動間隔Ts1で主電源のON/OFFを繰り返す。
なお、上記(M2−4)の場合、すなわち、スリープ期間中に子機10の呼出ボタン109が押下された場合、子機10は、主電源をONにし、起動する(P31)。そして、子機10は、親機20との無線通信の同期を確立し(S31)、呼出ボタン109押下のイベント発生通知を親機20へ送信する(S32)。親機20は、当該呼出ボタン109押下のイベント発生通知を受信すると、子機10との間で呼出応答処理を実行する。
なお、図6及び図7に示すように、超低消費電力モードから起動したときの子機10の稼働状態の期間(例えば1秒以上)は、通常消費電力モード又は低消費電力モードのときの稼働状態の期間(例えば50ms)よりも、長くなっている。これは、上記の通り、超低消費電力モードの場合、起動時の無線通信の同期にある程度の時間(例えば約1秒)を要するためである。稼働状態の期間が長くなるほど消費電力は増加するので、超低消費電力モードのスリープ期間は、低消費電力モードの起動間隔よりも十分に長いことが好ましい。
また、子機10は、親機20に生存を通知するために、定期的(例えば2時間毎)に稼働状態となって親機20と無線通信(以下「死活確認通信」という)を行ってもよい。この場合、子機10は、当該死活確認通信のタイミングで、当該子機10に係るイベント発生通知を合わせて親機20へ送信してもよい。また、子機10は、当該死活確認通信のタイミングで、電池残量及び/又はRSSIなどの情報を合わせて親機20へ送信してもよい。
<親機の設定画面>
図8から図11は、親機20における設定画面の例を示す図である。以下の説明において、図8の画面206A、図9の画面206D、図10の画面206G、図11の画面206Jに示す親機20の設定画面は、例えば居住者が、親機20の操作部211のメニューボタンを押下して、親機20のディスプレイ21に表示させたものである。
次に、図8を参照しながら、親機20から低消費電力モード及び超低消費電力モードを設定する方法の一例について説明する。
居住者が、親機20の画面206Aに表示されたリストから「各種設定」を選択し、次に、画面206Bに表示されたリストから、「消費電力モード手動設定」を選択すると、親機20は、次に、画面206Cに示すように、通常消費電力モード、低消費電力モード、及び、超低消費電力モードの選択リストを表示する。
居住者が、画面206Cのリストから、「通常消費電力モード」を選択すると、子機10は通常消費電力モードで動作し、「低消費電力モード」を選択すると、子機10は低消費電力モードで動作する。
また、居住者が、画面206Cのリストから、「超低消費電力モード」を選択すると、子機10は、一定期間、超低消費電力モードで動作する。この一定期間には、予めデフォルト値(例えば8時間)が設定されており、居住者が任意に変更可能であってよい。
次に、図9を参照しながら、親機20から低消費電力モード及び超低消費電力モードを設定する方法の別の例について説明する。
居住者が、親機20の画面206Dに表示されたリストから「各種設定」を選択し、次に、画面206Eに表示されたリストから「エコ機能」及び「ON」を選択すると、親機20は、次に、画面206Fに示すように、低消費電力モード及び超低消費電力モードの選択リストを表示する。
次に、図10を参照しながら、親機20から低消費電力モード(又は超低消費電力モード)の開始時刻及び終了時刻を設定する方法の一例について説明する。
居住者が、親機20の画面206Gに表示されたリストから「各種設定」を選択し、次に、画面206Hに表示されたリストから「エコ機能」及び「ON」を選択すると、親機20は、次に、画面206Iに示すように、低消費電力モード(又は超低消費電力モード)の開始時刻と終了時刻の設定値を表示する。
居住者が、画面206Iから開始時刻と終了時刻を設定すると、子機10はこの設定された開始時刻から終了時刻までの間、低消費電力モード(又は超低消費電力モード)で動作する。
なお、上述における、子機10が死活確認通知のタイミングでイベント発生通知を送信する構成の場合、画面206Iで設定可能な開始時刻及び終了時刻を、死活確認通知のタイミングにのみ限定してもよい。例えば、死活確認通知の周期が「2時間毎」の場合、設定可能な開始時刻及び終了時刻を、0時、2時、4時、…のように、2時間毎に限定する。
次に、図11を参照しながら、親機20から低消費電力モード及び超低消費電力モードを設定する方法の別の例について説明する。
居住者が、親機20の画面206Jに表示されたリストから「各種設定」を選択し、次に、画面206Kに表示されたリストから、「エコ機能自動設定」を選択すると、親機20は、次に、画面206Lに示すように、エコ機能1、2及び3のON/OFFのリストを表示する。ここで、例えば、エコ機能1は、電池容量の低下に係る移行条件(上記(M1−1)、(M2−1)及び(M3−1)に相当)に対応し、エコ機能2は、居住者の操作に係る移行条件(上記(M1−2)、(M2−2)及び(M3−2)に相当)に対応し、エコ機能3は、時刻に係る移行条件(上記(M1−3)、(M2−3)及び(M3−3)に相当)に対応する。
居住者が、画面206Lのリストから、少なくとも1つのエコ機能をONに設定すると、親機20は、次に、画面206Mに示すように、低消費電力モード、及び超低消費電力モードの選択リストを表示する。そして、居住者は、画面206Mの選択リストから、何れかの消費電力モードを選択する。なお、エコ機能3がONに設定された場合、親機20は、図10の画面206Iを表示してもよい。
これにより、画面206Lで選択されたエコ機能に係る移行条件が適合すると、子機10は画面206Mで選択された消費電力モードに移行する。
<実施の形態の効果>
本実施の形態では、テレビドアホン装置1の子機10は、第1の通信方式及び第2の通信方式を備える。第1の通信方式では、子機10は、一定の起動間隔で主電源のON/OFFを繰り返す。ここで、当該起動間隔を長くすると、子機10の消費電力を抑制することができる。例えば、子機10の電池残量に応じて起動間隔を長くすると、電池122の交換時期を長くすることができる。
第2の通信方式では、子機10は、設定されたスリープ期間、主電源をOFFにし、当該スリープ期間の満了後又は呼出ボタン109が押下されたとき、主電源をONにする。例えば、外出中及び就寝中など、親機20から子機カメラ11の撮影画像を確認しない期間が長く続く場合、子機10を第2の通信方式で動作させることにより、上記の第1の通信方式よりも子機10の消費電力を抑制することができる。また、スリープ期間を設定することにより、例えば居住者が子機10の呼出ボタン109を押下しなくても、子機10を自動的に第1の通信方式に移行させることができる。
<ハードウェア構成>
以上、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳述してきたが、上述した機器10及び機器20の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
図12は、各装置の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。このコンピュータ2100は、ボタン又はタッチパネルなどの入力装置2101、ディスプレイ又はスピーカなどの出力装置2102、CPU(Central Processing Unit)2103、ROM(Read Only Memory)2104、RAM(Random Access Memory)2105、フラッシュメモリなどの記憶装置2106、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置2107、ネットワークを介して通信を行う送受信装置2108を備え、各部はバス2109により接続される。
そして、読取装置2107は、上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置2106に記憶させる。あるいは、送受信装置2108が、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記憶装置2106に記憶させる。
そして、CPU2103が、記憶装置2106に記憶されたプログラムをRAM2105にコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAM2105から順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲を実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。