JP2019029808A - 通信システム - Google Patents

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【課題】燃焼装置とサーバ装置を備える通信システムにおいて、燃焼装置における異常の発生をサーバ装置で判別することが可能な技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する通信システムは、燃焼装置と、燃焼装置と通信可能なサーバ装置を備えている。燃焼装置は、電源がオンの場合に、所定のタイミングで、燃焼装置の状態を示す状態信号をサーバ装置に送信するように構成されている。状態信号は、少なくとも、燃焼装置が点火している状態を示す点火信号と、燃焼装置が消火している状態を示す消火信号を含むグループから選択されている。サーバ装置は、点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合に、燃焼装置が異常を生じている状態にあると判別する。【選択図】図1

Description

本明細書で開示する技術は、通信システムに関する。
特許文献1には、燃焼装置と、燃焼装置と通信可能なサーバ装置を備える通信システムが開示されている。この通信システムでは、燃焼装置は、電源がオンの場合に、所定のタイミングで、燃焼装置の状態を示す状態信号をサーバ装置に送信するように構成されている。
特開2005−341080号公報
特許文献1の技術では、燃焼装置に通信異常などの異常が発生した場合でも、サーバ装置で異常の発生を判別することができない。サーバ装置で異常の発生を判別することができれば、異常の発生をユーザに報知することで、ユーザによる異常への対処を促すことができる。燃焼装置とサーバ装置を備える通信システムにおいて、燃焼装置における異常の発生をサーバ装置で判別することが可能な技術が期待されている。
本明細書では、上記の課題を解決する技術を提供する。本明細書では、燃焼装置とサーバ装置を備える通信システムにおいて、燃焼装置における異常の発生をサーバ装置で判別することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する通信システムは、燃焼装置と、前記燃焼装置と通信可能なサーバ装置を備えている。前記燃焼装置は、電源がオンの場合に、所定のタイミングで、前記燃焼装置の状態を示す状態信号を前記サーバ装置に送信するように構成されている。前記状態信号は、少なくとも、前記燃焼装置が点火している状態を示す点火信号と、前記燃焼装置が消火している状態を示す消火信号を含むグループから選択されている。前記サーバ装置は、前記点火信号を受信した場合に、前記燃焼装置が点火している状態にあると判別し、前記消火信号を受信した場合に、前記燃焼装置が消火している状態にあると判別する。前記サーバ装置は、前記点火信号を受信した後に、前記消火信号を受信することなく、前記燃焼装置との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合に、前記燃焼装置が異常を生じている状態にあると判別する。
上記の構成では、サーバ装置は、点火信号や消火信号を受信することで、燃焼装置が点火している状態にあることや、消火している状態にあることを判別する。さらに上記の構成では、サーバ装置が点火信号を受信した後、消火信号を受信するまでの間、すなわち燃焼装置が点火している状況において、燃焼装置に何らかの異常が発生して、サーバ装置と燃焼装置の間の通信が確立していない状態が継続すると、サーバ装置が、燃焼装置において異常が発生していることを判別する。上記の通信システムによれば、燃焼装置における異常の発生を、サーバ装置で判別することができる。
上記の通信システムは、前記所定のタイミングが、前記燃焼装置から前記サーバ装置への前記状態信号の前回の送信から、第2所定期間が経過した時点を含んでいてもよく、前記第2所定期間が、前記第1所定期間よりも短くてもよい。
上記の構成によれば、燃焼装置に特に異常が発生していなければ、燃焼装置からサーバ装置へ、定期的に状態信号が送信される。このため、上記の構成において、サーバ装置が点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合、燃焼装置で何らかの異常が発生していることが分かる。上記の構成によれば、燃焼装置とサーバ装置の間で通信が確立しているか否かを、簡素な構成により定期的に確認することができる。
あるいは、上記の通信システムは、前記所定のタイミングが、前記燃焼装置の状態が変化した時点を含んでいてもよく、前記燃焼装置は、第3所定期間が経過するごとに、前記サーバ装置との間で通信が確立していることを確認するための確認信号を通信するように構成されていてもよく、前記第3所定期間が、前記第1所定期間よりも短くてもよい。
上記の構成によれば、燃焼装置に特に異常が発生していなければ、燃焼装置とサーバ装置の間で、定期的に確認信号が通信される。このため、上記の構成において、サーバ装置が点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合、燃焼装置で何らかの異常が発生していることが分かる。上記の構成によれば、燃焼装置とサーバ装置の間で通信が確立しているか否かを、簡素な構成により定期的に確認することができる。
上記の通信システムは、前記サーバ装置と通信可能な端末装置をさらに備えていてもよく、前記サーバ装置は、判別された前記燃焼装置の状態を示す状態情報を、前記端末装置に送信可能であってもよい。
上記の構成によれば、サーバ装置で判別された燃焼装置の状態を、端末装置を介してユーザに報知することができる。
上記の通信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記燃焼装置が前記異常を生じている状態にあると判別された場合に、前記端末装置に、前記燃焼装置が異常を生じており、かつ点火している可能性があることを示す状態情報を送信してもよい。
上記の構成において、サーバ装置が、燃焼装置において異常が発生していると判別するのは、サーバ装置が点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合である。このため、サーバ装置が、燃焼装置において異常が発生していると判別した時点で、燃焼装置はいまだ点火している可能性がある。上記の構成によれば、燃焼装置が異常を生じており、かつ点火している可能性があることを、端末装置を介してユーザに報知することで、燃焼装置の異常に対するユーザによる速やかな対応を促すことができる。
上記の通信システムにおいて、前記状態情報は、前記燃焼装置の状態が変化した時刻を示す情報を含んでいてもよい。
上記の構成によれば、サーバ装置で判別された燃焼装置の状態を、その状態に変化した時刻と合わせて、端末装置を介してユーザに報知することができる。
上記の通信システムにおいて、前記燃焼装置は、商用電源からの電力の供給を受けることなく、電池からの電力の供給を受けて動作してもよい。
燃焼装置が、商用電源からの電力の供給を受けることなく、電池からの電力の供給を受けて動作する場合、電池の消耗を抑制するために、燃焼装置が消火している状態では、燃焼装置の電源がオフにされることがある。燃焼装置の電源がオフにされていると、燃焼装置とサーバ装置の間の通信は確立されない。従って、このような燃焼装置を備える通信システムにおいては、燃焼装置とサーバ装置の間の通信が確立していない状態が継続した場合でも、それが燃焼装置における異常の発生によるものか、燃焼装置の電源がオフにされていることによるものか、適確に判別する必要がある。上記の構成では、サーバ装置が点火信号を受信した後、消火信号を受信するまでの間、すなわち燃焼装置の電源がオンになっており、燃焼装置が点火している状況において、サーバ装置と燃焼装置の間の通信が確立していない状態が継続すると、サーバ装置が、燃焼装置において異常が発生していることを判別する。このような構成とすることによって、燃焼装置における異常の発生を、サーバ装置において適確に判別することができる。
実施例1,2に係る通信システム1の構成の例を示す図である。 実施例1,2に係る燃焼装置2の斜視図である。 実施例1において燃焼装置2が実行する処理のフローチャートである。 実施例1においてサーバ装置200が実行する処理のフローチャートである。 実施例2において燃焼装置2が実行する処理のフローチャートである。 実施例2においてサーバ装置200が実行する処理のフローチャートである。
(実施例1)
図1を参照して、通信システム1について説明する。通信システム1は、燃焼装置2と、中継装置100と、サーバ装置200と、携帯端末装置300と、を備える。燃焼装置2と中継装置100は、互いに通信可能である。中継装置100、サーバ装置200および携帯端末装置300は、インターネット150を介して、互いに通信可能である。従って、燃焼装置2は、中継装置100及びインターネット150を介してサーバ装置200と通信可能である。また、携帯端末装置300は、インターネット150を介してサーバ装置200と通信可能である。
(燃焼装置2の構成)
図1及び図2を参照して、燃焼装置2について説明する。本実施形態では、燃焼装置2は、システムキッチンに組み込んで使用されるガス燃焼式のビルトインコンロである。図2に示すように、燃焼装置2は、前面4aがシステムキッチンの手前側に露出する本体4と、本体4の上部に配置されており、システムキッチンのカウンタトップに露出する天板6と、を備えている。天板6には、加熱対象物である鍋やフライパン等の調理容器を支持する3つの五徳8a,8b,8cと、それぞれの五徳8a,8b,8cに対応して設けられており、それぞれの五徳8a,8b,8cに支持された加熱対象物を加熱する3つのコンロバーナ10a,10b,10cと、それぞれのコンロバーナ10a,10b,10cに対応して設けられている温度センサ12a,12b,12cと、が設けられている。コンロバーナ10aには、ガス供給路(図示省略)が接続されている。ガス供給路には、開状態と閉状態のいずれかの状態に切り替わる電磁弁16a(図1参照)と、コンロバーナ10aへのガスの供給量を調整する流量調整弁18a(図1参照)とが設けられている。電磁弁16aと流量調整弁18aの動作は、制御部80(図1参照)によって制御される。コンロバーナ10aは、電磁弁16aが開かれ、コンロバーナ10aにガスが供給されている状態で、イグナイタ(図示省略)を動作させることで点火する。コンロバーナ10aへ点火したか否かは、熱電対(図示省略)により検知可能である。コンロバーナ10aへ点火した状態では、流量調整弁18aによって、コンロバーナ10aへのガスの供給量を調整することで、コンロバーナ10aの加熱量を調整することができる。そして、電磁弁16aが閉じられ、コンロバーナ10aへのガスの供給が停止されることで、コンロバーナ10aは消火される。コンロバーナ10b、10cは、コンロバーナ10aと同様の構造を有する。温度センサ12a,12b,12cは、五徳8a,8b,8cに支持される加熱対象物の存在を検出するとともに、加熱対象物の底の温度を検出する。なお、図1では、説明を分かり易くするために、コンロバーナ10b、10c、温度センサ12b、12cを省略している。
図2に示すように、本体4は、本体4の内部に設けられて食材を収容するグリル庫20と、本体4の前面4aに配置されてグリル庫20を開閉するグリル扉22と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の右側に設けられたコンロ操作部24と、本体4の前面4aにおいてグリル扉22の左側に設けられたグリル操作部26と、を備えている。なお、グリル庫20の内部には、グリル庫20内に収容した食材を加熱するグリルバーナ20a(図1参照)が設けられている。
コンロ操作部24は、3つの加熱量操作部42a,42b,42cと、パネル操作部44と、を備える。加熱量操作部42a,42b,42cは、それぞれ、コンロバーナ10a,10b,10cに対応する。加熱量操作部42aは、コンロバーナ10aの点火及び消火を行うとともに、コンロバーナ10aの加熱量の調整を行うための操作部である。加熱量操作部42aは、オルタネイト型のスイッチである。ユーザによって加熱量操作部42aを消火位置から点火位置に移動させるための操作(以下では、「点火操作」と呼ぶ)が実行されると、コンロバーナ10aが点火され、ユーザによって加熱量操作部42aを点火位置から消火位置に移動させるための操作(以下では、「消火操作」と呼ぶ)が実行されると、コンロバーナ10aが消火される。点火位置とは、加熱量操作部42aの前面が本体4の前面4aよりも前方に突出している位置であり、消火位置とは、加熱量操作部42aが本体4内に収容されている位置である。なお、ユーザによって点火操作が実行される(加熱量操作部42aが点火位置に位置する)と、電磁弁16aが開状態となり、ユーザによって消火操作が実行される(加熱量操作部42aが消火位置に位置する)と、電磁弁16aが閉状態となる。また、ユーザは、加熱量操作部42aが点火位置に位置している状態において、加熱量操作部42aを時計回り又は反時計回りに操作(以下では、「火力調整操作」と呼ぶ)することで、流量調整弁18aの開度を調整して、コンロバーナ10aの加熱量を調整することができる。加熱量操作部42b、42cは、加熱量操作部42aと同じ構造を有する。
パネル操作部44は、コンロ表示部46と、コンロ設定操作部48a,48b,48cと、を備える。コンロ表示部46には、各コンロバーナ10a,10b,10cの動作状態などが表示される。ユーザは、コンロ設定操作部48aを操作することで、コンロバーナ10aによって加熱される加熱対象物の温度の設定や自動調理の設定などをすることができる。コンロ設定操作部48b、48cは、それぞれ、コンロバーナ10b、10cに対応する操作部である点を除いて、コンロ設定操作部48aと同様の機能を有する。
グリル操作部26は、加熱量操作部60と、パネル操作部62と、サーバ連携ランプ90と、を備える。ユーザは、加熱量操作部60を操作することによって、グリルバーナ20aの点火及び消火を行うとともに、グリルバーナ20aの加熱量の調整を行うことができる。加熱量操作部60の構造は、コンロ操作部24の加熱量操作部42aと同様である。
パネル操作部62は、グリル表示部64と、グリル設定操作部66と、を備える。グリル表示部64には、グリルバーナ20aの動作状態などが表示される。グリル設定操作部66の機能はグリルバーナ20aに対応する操作部である点を除いて、コンロ設定操作部48aと同様の機能を有する。
サーバ連携ランプ90は、燃焼装置2とサーバ装置200の間で通信が確立している場合に点灯し、それ以外の場合に消灯する。サーバ連携ランプ90の動作は、制御部80により制御される。
また、図1に示すように、燃焼装置2は、Bluetooth(登録商標)I/F(インタフェースの略)70と、制御部80と、を備える。BluetoothI/F70は、外部機器とのBluetooth通信を実行するための近距離無線I/Fである。燃焼装置2は、BluetoothI/F70を介して、中継装置100とBluetooth通信を実行可能である。
制御部80は、メモリ82を備える。制御部80は、メモリ82に格納されているプログラム84に従って、燃焼装置2の動作を制御する。例えば、制御部80は、ユーザによって加熱量操作部42aが操作されることに応じて、電磁弁16aの開閉や、流量調整弁18aの開度調整を行う。
図1に示すように、燃焼装置2は、商用電源からの電力の供給を受けることなく、電池40からの電力の供給を受けて動作する。電池40は、例えば乾電池である。燃焼装置2の各構成要素は、電池40から供給される電力によって動作する。燃焼装置2においては、加熱量操作部42a,42b,42cおよび加熱量操作部60が全て消火位置にある場合(すなわち、コンロバーナ10a,10b,10cおよびグリルバーナ20aが全て消火している場合)は、電池40からの電力の供給が遮断されており、燃焼装置2は電源がオフの状態となっている。この状態から、加熱量操作部42a,42b,42cおよび加熱量操作部60のうち何れか一つに点火操作が行われると、電池40からの電力の供給が開始されて、燃焼装置2は電源がオンの状態となる。その後、コンロバーナ10a,10b,10cおよびグリルバーナ20aが全て消火されると、再び電池40からの電力の供給が遮断されて、燃焼装置2は電源がオフの状態となる。
(中継装置100の構成)
続いて、中継装置100について説明する。本実施例では、中継装置100は、給湯器(図示せず)の操作を行うために台所に設置された台所リモコンである。中継装置100は、燃焼装置2の近傍の壁面に取り付けられている。中継装置100は、BluetoothI/F102と、Wi−Fi(登録商標)I/F104と、制御部106を備えている。BluetoothI/F102は、外部機器とのBluetooth通信を実行するための近距離無線I/Fである。中継装置100は、BluetoothI/F102を介して、燃焼装置2とBluetooth通信を実行可能である。Wi−FiI/F104は、外部機器とのWi−Fi通信を実行するための無線I/Fである。中継装置100は、Wi−FiI/F104を介して、インターネット150に接続可能である。制御部106は、BluetoothI/F102およびWi−FiI/F104の動作を制御する。
(サーバ装置200の構成)
サーバ装置200は、燃焼装置2の製造元によって提供されるサーバであり、当該製造元が販売した機器の情報を収集するためのサーバである。サーバ装置200は、インターネット150に接続されている。サーバ装置200は、制御部210を備える。制御部210は、サーバ装置200の動作を制御する。制御部210は、メモリ212を備える。メモリ212には、燃焼装置2の識別番号とともに、燃焼装置2の状態を示すデータが格納されている。
(携帯端末装置300の構成)
携帯端末装置300は、携帯電話、スマートフォン等の、ユーザにより携帯される端末装置である。携帯端末装置300は、表示部302と、操作部304と、Wi−FiI/F306と、制御部310と、を備える。表示部302は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部302は、いわゆるタッチパネル(即ち操作部304)として機能してもよい。操作部304は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部304を操作することによって、様々な指示を携帯端末装置300に入力することができる。Wi−FiI/F306は、外部機器とのWi−Fi通信を実行するための無線I/Fである。携帯端末装置300は、Wi−FiI/F306を介して、インターネット150に接続可能である。制御部310は、携帯端末装置300の動作を制御する。また、制御部310は、メモリ312を備える。メモリ312には、コンロアプリ314が格納されている。コンロアプリ314は、例えば、インターネット150上のサーバ(図示省略)から携帯端末装置300にインストールされる。コンロアプリ314は、燃焼装置2に関する各種情報の受信や、燃焼装置2に対する各種指示の送信を実行するためのアプリケーションである。
(燃焼装置2が実行する処理)
図3を参照して、燃焼装置2の制御部80が行う、サーバ装置200との連携処理について説明する。本実施例の燃焼装置2は、コンロバーナ10a,10b,10cおよびグリルバーナ20aが全て消火している場合、電源がオフの状態となっている。この状態から、ユーザによって、加熱量操作部42a,42b,42cおよび加熱量操作部60のうち何れか一つに点火操作が行われると、図3のステップS2に示すように、燃焼装置2は電源がオンの状態となる。燃焼装置2の電源がオンとなると、制御部80は、コンロバーナ10aの点火および加熱量調整のための処理(図示せず)を行うとともに、ステップS4以降の処理を実行する。
ステップS4では、制御部80は、コンロバーナ10aが点火したか否かを判断する。コンロバーナ10aが点火しない場合(NOの場合)、コンロバーナ10aの点火に失敗したと判断して、処理はステップS22へ進む。ステップS22では、制御部80は、燃焼装置2の電源をオフに切り換えて、図3の処理を終了する。
ステップS4において、コンロバーナ10aが点火した場合(YESの場合)、処理はステップS6へ進む。ステップS6では、制御部80は、コンロバーナ10aが点火している状態を示す信号(以下では点火信号ともいう)を、中継装置100およびインターネット150を介して、サーバ装置200へ送信する。
ステップS8では、制御部80は、サーバ装置200との間の通信が正常に終了したか否かを判断する。サーバ装置200との通信が正常に終了した場合(YESの場合)、処理はステップS10へ進む。ステップS10では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を点灯する。ステップS10の後、処理はステップS14へ進む。ステップS8で、サーバ装置200との通信が正常に終了していない場合(NOの場合)、処理はステップS12へ進む。ステップS12では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を消灯する。ステップS12の後、処理はステップS14へ進む。
ステップS14では、制御部80は、コンロバーナ10aが消火されたか否かを判断する。コンロバーナ10aが消火されていない場合(NOの場合)、処理はステップS16へ進む。
ステップS16では、制御部80は、サーバ装置200への点火信号の前回の送信からの経過時間が所定期間(例えば5分)に達したか否かを判断する。前回の送信からの経過時間が所定期間に達していない場合(NOの場合)、処理はステップS14へ戻る。前回の送信からの経過時間が所定期間に達すると(YESとなると)、処理はステップS6へ戻り、制御部80は、コンロバーナ10aについての点火信号を、中継装置100およびインターネット150を介して、サーバ装置200へ再び送信する。
ステップS14で、コンロバーナ10aが消火されると(YESとなると)、処理はステップS18へ進む。ステップS18では、制御部80は、コンロバーナ10aが消火している状態を示す信号(以下では消火信号ともいう)を、中継装置100およびインターネット150を介して、サーバ装置200へ送信する。
ステップS20では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を消灯する。
ステップS22では、制御部80は、燃焼装置2の電源をオフに切り換えて、図3の処理を終了する。
(サーバ装置200が実行する処理)
続いて、図4を参照して、サーバ装置200の制御部210が行う燃焼装置2との連携処理について説明する。
ステップS32では、制御部210は、燃焼装置2から点火信号を受信するまで待機する。燃焼装置2から点火信号を受信すると(YESとなると)、処理はステップS34へ進む。
ステップS34では、制御部210は、燃焼装置2から受信した点火信号に基づいて、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する。具体的には、燃焼装置2から受信したコンロバーナ10aについての点火信号に基づいて、制御部210は、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している状態であることを、メモリ212に記憶する。
ステップS36では、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態を示す情報(状態情報ともいう)として、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態を示す情報を送信する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している状態であることが、サーバ装置200から携帯端末装置300に送信される。
ステップS38では、制御部210は、燃焼装置2から消火信号を受信したか否かを判断する。消火信号を受信していない場合(NOの場合)、処理はステップS40へ進む。
ステップS40では、制御部210は、燃焼装置2から点火信号を受信したか否かを判断する。点火信号を受信した場合(YESの場合)、燃焼装置2との通信が確立していると判断されるので、処理はステップS38へ戻る。点火情報を受信しない場合(ステップS40でNOの場合)、処理はステップS42へ進む。
ステップS42では、制御部210は、燃焼装置2からの点火信号の前回の受信からの経過時間が、所定期間(例えば7分)に達したか否かを判断する。前回の受信からの経過時間が所定期間に達していない場合(NOの場合)、処理はステップS38へ戻る。
ステップS38で、消火信号が受信されると(YESとなると)、処理はステップS44へ進む。ステップS44では、制御部210は、燃焼装置2から受信した消火信号に基づいて、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する。具体的には、燃焼装置2から受信したコンロバーナ10aについての消火信号に基づいて、制御部210は、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが消火している状態であることを、メモリ212に記憶する。
ステップS46では、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態情報として、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態を送信する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが消火している状態であることが、サーバ装置200から携帯端末装置300に送信される。ステップS46の後、図4の処理は終了する。
ステップS42において、燃焼装置2からの点火信号の前回の受信からの経過時間が所定期間に達すると(YESとなると)、燃焼装置2に何らかの異常が発生していると判断されるので、処理はステップS48へ進む。
ステップS48では、制御部210は、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している可能性があり、かつ異常が発生している状態にあることを、メモリ212に記憶する。
ステップS50では、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態情報として、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態を送信する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している可能性があり、かつ異常が発生している状態にあることが、サーバ装置200から携帯端末装置300に送信される。ステップS50の後、図4の処理は終了する。
なお、上記したステップS34、S44、S48において、制御部210は、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する際に、燃焼装置2の状態が変化した時刻を、合わせてメモリ212に記憶してもよい。この場合、上記したステップS36、S46、S50において、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態情報を送信する際に、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態と合わせて、その状態に変化した時刻を送信してもよい。
なお、図4の処理において、ステップS32で点火信号を受信した後、消火信号を受信することなく、長時間が経過した場合(例えば、1時間が経過した場合)には、サーバ装置200から携帯端末装置300に、燃焼装置2を消し忘れていないか注意喚起するための情報を送信してもよい。
以上のように、本実施例の通信システム1は、燃焼装置2と、燃焼装置2と通信可能なサーバ装置200を備えている。燃焼装置2は、電源がオンの場合に、所定のタイミングで、燃焼装置2の状態を示す状態信号をサーバ装置200に送信するように構成されている。状態信号は、少なくとも、燃焼装置2が点火している状態を示す点火信号と、燃焼装置2が消火している状態を示す消火信号を含むグループから選択されている。サーバ装置200は、点火信号を受信した場合に、燃焼装置2が点火している状態にあると判別し、消火信号を受信した場合に、燃焼装置2が消火している状態にあると判別する。サーバ装置200は、点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置2との間で通信が確立していない状態が第1所定期間(例えば7分)継続した場合に、燃焼装置2が異常を生じている状態にあると判別する。このような構成によれば、サーバ装置200は、点火信号や消火信号を受信することで、燃焼装置2が点火している状態にあることや、消火している状態にあることを判別して、メモリ212に格納する。さらにこのような構成によれば、サーバ装置200が点火信号を受信した後、消火信号を受信するまでの間、すなわち燃焼装置2が点火している状況において、燃焼装置2に何らかの異常が発生して、サーバ装置200と燃焼装置2の間の通信が確立していない状態が継続すると、サーバ装置200が、燃焼装置2において異常が発生していることを判別して、メモリ212に格納する。本実施例の通信システム1によれば、燃焼装置2における異常の発生を、サーバ装置200で判別することができる。
本実施例の通信システム1では、燃焼装置2がサーバ装置200に状態信号を送信する所定のタイミングが、燃焼装置2からサーバ装置200への状態信号の前回の送信から、第2所定期間(例えば5分)が経過した時点を含んでおり、第2所定期間(例えば5分)が、第1所定期間(例えば7分)よりも短い。このような構成によれば、燃焼装置2に特に異常が発生していなければ、燃焼装置2からサーバ装置200へ、定期的に状態信号が送信される。このため、このような構成において、サーバ装置200が点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置2との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合、燃焼装置2で何らかの異常が発生していることが分かる。本実施例の通信システム1によれば、燃焼装置2とサーバ装置200の間で通信が確立しているか否かを、簡素な構成により定期的に確認することができる。
本実施例の通信システム1は、サーバ装置200と通信可能な携帯端末装置300をさらに備えている。サーバ装置200は、判別された燃焼装置2の状態を示す状態情報を、携帯端末装置300に送信可能である。このような構成によれば、サーバ装置200で判別された燃焼装置2の状態を、携帯端末装置300を介してユーザに報知することができる。
本実施例の通信システム1において、サーバ装置200は、燃焼装置2が異常を生じている状態にあると判別された場合に、携帯端末装置300に、燃焼装置2が異常を生じており、かつ点火している可能性があることを示す状態情報を送信する。サーバ装置200が、燃焼装置2において異常が発生していると判別するのは、サーバ装置200が点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置2との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合である。このため、サーバ装置200が、燃焼装置2において異常が発生していると判別した時点で、燃焼装置2はいまだ点火している可能性がある。上記の構成によれば、燃焼装置2が異常を生じており、かつ点火している可能性があることを、携帯端末装置300を介してユーザに報知することで、燃焼装置2の異常に対するユーザによる速やかな対応を促すことができる。
本実施例の通信システム1において、サーバ装置200が携帯端末装置300に送信する状態情報は、燃焼装置2の状態が変化した時刻を示す情報を含んでいる。このような構成によれば、サーバ装置200で判別された燃焼装置2の状態を、その状態に変化した時刻と合わせて、携帯端末装置300を介してユーザに報知することができる。
本実施例の通信システム1において、燃焼装置2は、商用電源からの電力の供給を受けることなく、電池40からの電力の供給を受けて動作する。燃焼装置2は、商用電源からの電力の供給を受けることなく、電池40からの電力の供給を受けて動作するので、電池40の消耗を抑制するために、燃焼装置2が消火している状態では、燃焼装置2の電源がオフにされる。燃焼装置2の電源がオフにされていると、燃焼装置2とサーバ装置200の間の通信は確立されない。従って、このような燃焼装置2を備える通信システム1においては、燃焼装置2とサーバ装置200の間の通信が確立していない状態が継続した場合でも、それが燃焼装置2における異常の発生によるものか、燃焼装置2の電源がオフにされていることによるものか、適確に判別する必要がある。上記の構成では、サーバ装置200が点火信号を受信した後、消火信号を受信するまでの間、すなわち燃焼装置2の電源がオンになっており、燃焼装置2が点火している状況において、サーバ装置200と燃焼装置2の間の通信が確立していない状態が継続すると、サーバ装置200が、燃焼装置2において異常が発生していることを判別する。本実施例の通信システム1によれば、燃焼装置2における異常の発生を、サーバ装置200において適確に判別することができる。
(実施例2)
本実施例の通信システム1は、実施例1の通信システム1と同様の構成を備えている。本実施例では、燃焼装置2とサーバ装置200が行う連携処理の内容が、実施例1とは異なる。以下では図5と図6を参照しながら、本実施例で燃焼装置2とサーバ装置200が行う処理について説明する。
(燃焼装置2が実行する処理)
図5を参照して、燃焼装置2の制御部80が行う、サーバ装置200との連携処理について説明する。ユーザによって、加熱量操作部42a,42b,42cおよび加熱量操作部60のうち何れか一つに点火操作が行われると、図5のステップS52に示すように、燃焼装置2は電源がオンの状態となる。燃焼装置2の電源がオンとなると、制御部80は、コンロバーナ10aの点火および加熱量調整のための処理(図示せず)を行うとともに、ステップS54以降の処理を実行する。
ステップS54では、制御部80は、コンロバーナ10aが点火したか否かを判断する。コンロバーナ10aが点火しない場合(NOの場合)、コンロバーナ10aの点火に失敗したと判断して、処理はステップS80へ進む。ステップS80では、制御部80は、燃焼装置2の電源をオフに切り換えて、図5の処理を終了する。
ステップS54において、コンロバーナ10aが点火した場合(YESの場合)、処理はステップS56へ進む。ステップS56では、制御部80は、コンロバーナ10aについての点火信号を、中継装置100およびインターネット150を介して、サーバ装置200へ送信する。
ステップS58では、制御部80は、サーバ装置200との間の通信が正常に終了したか否かを判断する。サーバ装置200との通信が正常に終了した場合(YESの場合)、処理はステップS60へ進む。ステップS60では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を点灯する。ステップS60の後、処理はステップS64へ進む。ステップS58で、サーバ装置200との通信が正常に終了していない場合(NOの場合)、処理はステップS62へ進む。ステップS62では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を消灯する。ステップS62の後、処理はステップS64へ進む。
ステップS64では、制御部80は、サーバ装置200への前回の送信からの経過時間が所定期間(例えば5分)に達したか否かを判断する。前回の送信からの経過時間が所定期間に達している場合(YESの場合)、処理はステップS66へ進む。
ステップS66では、制御部80は、サーバ装置200との間で通信が確立していることを確認するための信号(以下では確認信号ともいう)を、中継装置100およびインターネット150を介して、サーバ装置200へ送信する。
ステップS68では、制御部80は、サーバ装置200との間の通信が正常に終了したか否かを判断する。サーバ装置200との通信が正常に終了した場合(YESの場合)、処理はステップS70へ進む。ステップS70では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を点灯する。ステップS70の後、処理はステップS74へ進む。ステップS68で、サーバ装置200との通信が正常に終了していない場合(NOの場合)、処理はステップS72へ進む。ステップS72では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を消灯する。ステップS72の後、処理はステップS74へ進む。
なお、ステップS64で、前回の送信からの経過時間が所定期間に達していない場合(NOの場合)、ステップS66、S68、S70、S72をスキップして、処理はステップS74へ進む。
ステップS74では、制御部80は、コンロバーナ10aが消火されたか否かを判断する。コンロバーナ10aが消火されていない場合(NOの場合)、処理はステップS64へ戻る。コンロバーナ10aが消火されると(YESとなると)、処理はステップS76へ進む。
ステップS76では、制御部80は、コンロバーナ10aについての消火信号を、中継装置100およびインターネット150を介して、サーバ装置200へ送信する。
ステップS78では、制御部80は、サーバ連携ランプ90を消灯する。
ステップS80では、制御部80は、燃焼装置2の電源をオフに切り換えて、図5の処理を終了する。
(サーバ装置200が実行する処理)
続いて、図6を参照して、サーバ装置200の制御部210が行う処理について説明する。
ステップS82では、制御部210は、燃焼装置2から点火信号を受信するまで待機する。燃焼装置2から点火信号を受信すると(YESとなると)、処理はステップS84へ進む。
ステップS84では、制御部210は、燃焼装置2から受信した点火信号に基づいて、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する。具体的には、燃焼装置2から受信したコンロバーナ10aについての点火信号に基づいて、制御部210は、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している状態であることを、メモリ212に記憶する。
ステップS86では、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態情報として、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態を示す情報を送信する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している状態であることが、サーバ装置200から携帯端末装置300に送信される。
ステップS88では、制御部210は、燃焼装置2から消火信号を受信したか否かを判断する。消火信号を受信していない場合(NOの場合)、処理はステップS90へ進む。
ステップS90では、制御部210は、燃焼装置2から確認信号を受信したか否かを判断する。確認信号を受信した場合(YESの場合)、燃焼装置2との通信が確立していると判断されるので、処理はステップS88へ戻る。確認信号を受信しない場合(ステップS90でNOの場合)、処理はステップS92へ進む。
ステップS92では、制御部210は、燃焼装置2からの点火信号または確認信号の前回の受信からの経過時間が、所定期間(例えば7分)に達したか否かを判断する。前回の受信からの経過時間が所定期間に達していない場合(NOの場合)、処理はステップS88へ戻る。
ステップS88で、消火信号が受信されると(YESとなると)、処理はステップS94へ進む。ステップS94では、制御部210は、燃焼装置2から受信した消火信号に基づいて、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する。具体的には、燃焼装置2から受信したコンロバーナ10aについての消火信号に基づいて、制御部210は、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが消火している状態であることを、メモリ212に記憶する。
ステップS96では、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態情報として、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態を送信する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが消火している状態であることが、サーバ装置200から携帯端末装置300に送信される。ステップS96の後、図6の処理は終了する。
ステップS92において、燃焼装置2からの点火信号または確認信号の前回の受信からの経過時間が所定期間に達すると(YESとなると)、燃焼装置2に何らかの異常が発生していると判断されるので、処理はステップS98へ進む。
ステップS98では、制御部210は、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している可能性があり、かつ異常が発生している状態にあることを、メモリ212に記憶する。
ステップS100では、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態情報として、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態を送信する。具体的には、燃焼装置2が、コンロバーナ10aが点火している可能性があり、かつ異常が発生している状態にあることが、サーバ装置200から携帯端末装置300に送信される。ステップS100の後、図6の処理は終了する。
なお、上記したステップS84、S94、S98において、制御部210は、メモリ212に格納されている燃焼装置2の状態を更新する際に、燃焼装置2の状態が変化した時刻を、合わせてメモリ212に記憶してもよい。この場合、上記したステップS86、S96、S100において、制御部210は、携帯端末装置300に、燃焼装置2の状態情報を送信する際に、メモリ212に記憶されている燃焼装置2の状態と合わせて、その状態に変化した時刻を送信してもよい。
なお、図6の処理において、ステップS82で点火信号を受信した後、消火信号を受信することなく、長時間が経過した場合(例えば、1時間が経過した場合)には、サーバ装置200から携帯端末装置300に、燃焼装置2を消し忘れていないか注意喚起するための情報を送信するように構成してもよい。
図5、図6の処理では、燃焼装置2とサーバ装置200の間で通信が確立していることを確認するための確認信号が、燃焼装置2からサーバ装置200に定期的に送信されている。これとは異なり、燃焼装置2とサーバ装置200の間で通信が確立していることを確認するための確認信号が、サーバ装置200から燃焼装置2に定期的に送信される構成としてもよい。
実施例1と同様に、本実施例の通信システム1は、燃焼装置2と、燃焼装置2と通信可能なサーバ装置200を備えている。燃焼装置2は、電源がオンの場合に、所定のタイミングで、燃焼装置2の状態を示す状態信号をサーバ装置200に送信するように構成されている。状態信号は、少なくとも、燃焼装置2が点火している状態を示す点火信号と、燃焼装置2が消火している状態を示す消火信号を含むグループから選択されている。サーバ装置200は、点火信号を受信した場合に、燃焼装置2が点火している状態にあると判別し、消火信号を受信した場合に、燃焼装置2が消火している状態にあると判別する。サーバ装置200は、点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置2との間で通信が確立していない状態が第1所定期間(例えば7分)継続した場合に、燃焼装置2が異常を生じている状態にあると判別する。
本実施例の通信システム1は、燃焼装置2がサーバ装置200に状態信号を送信する所定のタイミングが、燃焼装置2の状態が変化した時点を含んでいる。燃焼装置2は、第3所定期間(例えば5分)が経過するごとに、サーバ装置200との間で、通信が確立していることを確認するための確認信号を通信するように構成されており、第3所定期間(例えば5分)が、第1所定期間(例えば7分)よりも短い。このような構成によれば、燃焼装置2に特に異常が発生していなければ、燃焼装置2とサーバ装置200の間で、定期的に確認信号が通信される。このため、上記の構成において、サーバ装置200が点火信号を受信した後に、消火信号を受信することなく、燃焼装置2との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合、燃焼装置2で何らかの異常が発生していることが分かる。本実施例の通信システム1によれば、燃焼装置2とサーバ装置200の間で通信が確立しているか否かを、簡素な構成により定期的に確認することができる。
実施例1と同様に、本実施例の通信システム1は、サーバ装置200と通信可能な携帯端末装置300をさらに備えている。サーバ装置200は、判別された燃焼装置2の状態を示す状態情報を、携帯端末装置300に送信可能である。
実施例1と同様に、本実施例の通信システム1において、サーバ装置200は、燃焼装置2が異常を生じている状態にあると判別された場合に、携帯端末装置300に、燃焼装置2が異常を生じており、かつ点火している可能性があることを示す状態情報を送信する。
実施例1と同様に、本実施例の通信システム1において、サーバ装置200が携帯端末装置300に送信する状態情報は、燃焼装置2の状態が変化した時刻を示す情報を含んでいる。
実施例1と同様に、本実施例の通信システム1において、燃焼装置2は、商用電源からの電力の供給を受けることなく、電池40からの電力の供給を受けて動作する。
以上、各実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
上記の実施例では、燃焼装置2として、ガス燃焼式のビルトインコンロを例として説明したが、これに限られるものではない。燃焼装置2は、例えば、ガステーブル、ガスオーブン、ガス炊飯器、ガス給湯器、ガス暖房機等であってもよい。
上記の実施例では、燃焼装置2が、中継装置100を介して、インターネット150に接続する構成について説明したが、燃焼装置2が、中継装置100を介さずに、インターネット150に接続する構成としてもよい。また、中継装置100は、燃焼装置2とインターネット150の接続を中継することが可能な機器であれば、どのような機器であってもよい。
上記の実施例では、端末装置として、ユーザにより携帯される携帯端末装置300を例として説明したが、これに限定されるものではない。端末装置は、据え置き型の端末装置であってもよい。
上記の実施例では、燃焼装置2が、加熱量操作部42a,42b,42cおよび加熱量操作部60のうち何れか一つに点火操作が行われると、電池40からの電力の供給が開始されて、電源がオンとなり、コンロバーナ10a,10b,10cおよびグリルバーナ20aが全て消火されると、電池40からの電力の供給が遮断されて、電源がオフとなる構成について説明した。これとは異なり、燃焼装置2が、加熱量操作部42a,42b,42cおよび加熱量操作部60とは別に、ユーザが操作可能な電源スイッチを備えおり、電源スイッチの切り換え操作によって電源のオンとオフが切り換わる構成としてもよい。このような構成では、図3や図5に示す処理において、コンロバーナ10aについての点火信号をサーバ装置200へ送信した後、燃焼装置2の電源をオフにする操作がユーザによって行われた場合には、制御部80は、コンロバーナ10aの消火のための処理(図示せず)を行い、かつコンロバーナ10aについての消火信号をサーバ装置200へ送信した上で、燃焼装置2の電源をオフに切り換える。このような構成とした場合でも、上記の実施例と同様に、燃焼装置2における異常の発生を、サーバ装置200で判別することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :通信システム
2 :燃焼装置
4 :本体
4a :前面
6 :天板
8a :五徳
8b :五徳
8c :五徳
10a :コンロバーナ
10b :コンロバーナ
10c :コンロバーナ
12a :温度センサ
12b :温度センサ
12c :温度センサ
16a :電磁弁
18a :流量調整弁
20 :グリル庫
20a :グリルバーナ
22 :グリル扉
24 :コンロ操作部
26 :グリル操作部
40 :電池
42a :加熱量操作部
42b :加熱量操作部
42c :加熱量操作部
44 :パネル操作部
46 :コンロ表示部
48a :コンロ設定操作部
48b :コンロ設定操作部
48c :コンロ設定操作部
60 :加熱量操作部
62 :パネル操作部
64 :グリル表示部
66 :グリル設定操作部
70 :BluetoothI/F
80 :制御部
82 :メモリ
84 :プログラム
90 :サーバ連携ランプ
100 :中継装置
102 :BluetoothI/F
104 :Wi−FiI/F
106 :制御部
150 :インターネット
200 :サーバ装置
210 :制御部
212 :メモリ
300 :携帯端末装置
302 :表示部
304 :操作部
306 :Wi−FiI/F
310 :制御部
312 :メモリ
314 :コンロアプリ

Claims (7)

  1. 燃焼装置と、前記燃焼装置と通信可能なサーバ装置を備える通信システムであって、
    前記燃焼装置は、電源がオンの場合に、所定のタイミングで、前記燃焼装置の状態を示す状態信号を前記サーバ装置に送信するように構成されており、
    前記状態信号は、前記燃焼装置が点火している状態を示す点火信号と、前記燃焼装置が消火している状態を示す消火信号を少なくとも含むグループから選択されており、
    前記サーバ装置は、前記点火信号を受信した場合に、前記燃焼装置が点火している状態にあると判別し、前記消火信号を受信した場合に、前記燃焼装置が消火している状態にあると判別し、
    前記サーバ装置は、前記点火信号を受信した後に、前記消火信号を受信することなく、前記燃焼装置との間で通信が確立していない状態が第1所定期間継続した場合に、前記燃焼装置が異常を生じている状態にあると判別する、通信システム。
  2. 前記所定のタイミングが、前記燃焼装置から前記サーバ装置への前記状態信号の前回の送信から、第2所定期間が経過した時点を含んでおり、
    前記第2所定期間が、前記第1所定期間よりも短い、請求項1の通信システム。
  3. 前記所定のタイミングが、前記燃焼装置の状態が変化した時点を含んでおり、
    前記燃焼装置は、第3所定期間が経過するごとに、前記サーバ装置との間で通信が確立していることを確認するための確認信号を通信するように構成されており、
    前記第3所定期間が、前記第1所定期間よりも短い、請求項1の通信システム。
  4. 前記サーバ装置と通信可能な端末装置をさらに備えており、
    前記サーバ装置は、判別された前記燃焼装置の状態を示す状態情報を、前記端末装置に送信可能である、請求項1から3の何れか一項の通信システム。
  5. 前記サーバ装置は、前記燃焼装置が前記異常を生じている状態にあると判別された場合に、前記端末装置に、前記燃焼装置が異常を生じており、かつ点火している可能性があることを示す状態情報を送信する、請求項4の通信システム。
  6. 前記状態情報は、前記燃焼装置の状態が変化した時刻を示す情報を含む、請求項4または5の通信システム。
  7. 前記燃焼装置は、商用電源からの電力の供給を受けることなく、電池からの電力の供給を受けて動作する、請求項1から6の何れか一項の通信システム。
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