JP2019029306A - 密閉型電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度遮断させた導電経路が再び導通することを防止し、電流遮断状態を適切に保持することによって過充電による弊害を確実に防止することができる電流遮断機構を備えた密閉型電池を提供する。【解決手段】ここで開示される密閉型電池の電流遮断機構は、電池ケース10の内圧が所定の圧力を超えた際に外部導電板50に向かって凸状に反転する反転板16と、外部導電板50の他の部分よりも厚みが薄くなるように形成された薄肉部54と、反転板16と外部導電板50との間に配置され、反転板16の反転による荷重を外部導電板50に伝達して薄肉部54を破断させる荷重伝達部材70とを備えている。そして、荷重伝達部材70が、柱状部72と、該柱状部72の上端に形成された逆止弁74とを備えた絶縁部材であり、反転板16が反転した際に逆止弁74が外部導電板50よりも上方まで上昇して外部導電板50と係合する。【選択図】図5

Description

本発明は、密閉型電池に関する。詳しくは、内圧上昇によって作動する電流遮断機構を備えた密閉型電池に関する。
リチウムイオン二次電池やニッケル水素電池などの二次電池は、車両搭載用電源あるいはパソコンや携帯端末等の電源として重要性が高まっている。これらの二次電池は、例えば、電極体と電解質とが電池ケースに収容され、当該電池ケースが密閉された密閉型電池として構築される。
この種の密閉型電池を充電するに際して、充電装置の故障等によって過剰な電流が電極体に供給される過充電が生じることがある。このような過充電が生じると、電池反応が急速に進行してケース内部の電解質が加速度的に分解され、多量のガスが発生することがある。このような場合、電池ケースの内圧が上昇して当該電池ケースが変形、損傷するおそれがある。
このため、過充電によって電池ケースの内圧が大幅に上昇した際に、電極体から電極端子に至る導電経路を遮断して過充電を停止させる機構(電流遮断機構)を密閉型電池に取り付ける技術が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、電池ケースの内圧が所定の圧力を超えた場合に外部導電板(外部端子板)を切断して、電極体から電極端子に至る導電経路を遮断する技術が開示されている。具体的には、特許文献1の技術では、電池ケースの蓋部に電池ケース内の所定の圧力で外部端子板に向かって突出するように変位可能な第1の変位部を設け、外部端子板に電気経路を遮断するように外方に向かって突出可能な第2の変位部を設けている。そして、第1の変位部と第2の変位部との間に第1の変位部の変位を第2の変位部に伝達する荷重伝達部が配置されている。
特開2016−219394号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の技術では、外部導電板の破断させた部分に導電性の異物や水分などが付着したり、当該破断部分が振動や応力などによって再び接触したりすることがある。このような場合、一度遮断した導電経路が再び導通してしまい、異常が検知できないまま過充電が進行する可能性がある。
本発明は、上記した課題を解決するべく創出されたものであり、一度遮断させた導電経路が再び導通することを防止し、電流遮断状態を適切に保持することによって過充電による弊害を確実に防止することができる電流遮断機構を備えた密閉型電池を提供することを目的とする。
上記目的を実現するべく、本発明によって以下の構成の密閉型電池が提供される。
ここで開示される密閉型電池は、電極体を収容する電池ケースと、外部機器と接続される電極端子と、電池ケースの外部に配置され、電極体から電極端子への導電経路の一部を構成する外部導電板と、電池ケースの内圧が所定の圧力を超えた際に外部導電板を切断して導電経路を遮断する電流遮断機構とを備えている。
かかる密閉型電池の電流遮断機構は、電池ケースの外部導電板と対向するように電池ケースに形成され、電池ケースの内圧が所定の圧力を超えた際に外部導電板に向かって凸状に反転する反転板と、外部導電板の他の部分よりも厚みが薄くなるように外部導電板に形成された薄肉部と、反転板と外部導電板との間に配置され、反転板の反転による荷重を外部導電板に伝達して外部導電板の薄肉部を破断させる荷重伝達部材とを備えている。
そして、ここで開示される密閉型電池では、荷重伝達部材が、下端が反転板と接する柱状部と、該柱状部の上端に形成された逆止弁とを備えた絶縁部材であり、電流遮断機構が作動して反転板が反転した際に、逆止弁が外部導電板よりも上方まで上昇して当該外部導電板と係合する。
ここで開示される密閉型電池では、柱状部を備えた荷重伝達部材が反転板と外部導電板との間に配置された電流遮断機構を備えている。かかる電流遮断機構では、過充電によるケース内圧の上昇によって反転板が反転した際に、当該反転板の反転時の荷重が荷重伝達部材を介して外部導電板に伝達される。これによって、外部導電板に形成されている薄肉部を破断させて、電極体から電極端子への導電経路を遮断することができる。
そして、ここで開示される密閉型電池では、荷重伝達部材の柱状部の上端に逆止弁が形成されており、電流遮断機構が作動した際に当該逆止弁が外部導電板よりも上方まで上昇して外部導電板と係合する。これによって、破断部分に絶縁性の逆止弁が配置されるため、当該破断部分に導電性の異物や水分などが付着して、導電経路が再び導通することを防止することができる。さらに、逆止弁が外部導電板と係合するため、振動や応力などで切断部分が接触して再び導通することも防止できる。
以上のように、ここで開示される密閉型電池によれば、過充電が発生した際に導電経路を適切に遮断できるとともに、一度遮断させた導電経路が再び導通することを防止することができるため、過充電による弊害を確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る密閉型電池を模式的に示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る密閉型電池の電極端子近傍の断面構造を模式的に示す図(図1におけるII−II断面図)である。 本発明の一実施形態に係る密閉型電池の外部導電板を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る密閉型電池の絶縁ホルダを模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る密閉型電池の電流遮断機構の動作を説明する断面図(図3におけるV−V断面図)である。 本発明の他の実施形態に係る密閉型電池の電流遮断機構の動作を説明する断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る密閉型電池として、リチウムイオン二次電池を例に挙げて説明する。なお、ここで開示される密閉型電池は、リチウムイオン二次電池に限定されず、例えば、ニッケル水素電池などを用いることができる。
また、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。なお、各図における寸法関係(長さ、幅、厚み等)は実際の寸法関係を反映するものではない。また、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、電極体や電解質の構成および製法、その他のリチウムイオン二次電池の構築に係る一般的技術等)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。
1.全体構成
図1は本実施形態に係る密閉型電池を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態に係る密閉型電池1は、扁平な角型の電池ケース10を備えている。なお、本明細において、図中の符号Xは密閉型電池1の長さ方向を示し、Yは厚み方向を示し、Zは高さ方向を示している。
本実施形態に係る密閉型電池1の電池ケース10は、上面が開放された角型のケース本体12と、当該ケース本体12上面の開口部を塞ぐ蓋体14とから構成されている。電池ケース10は、例えば、アルミニウム等の金属によって構成される。
また、電池ケース10の内部には、電極体20(図2参照)と電解質(図示せず)とが収容されている。図示は省略するが、電極体20は正極と負極とを備えており、正極と負極の各々はリチウムイオンを吸蔵および放出可能な電極活物質を有している。
なお、電極体の構造や使用される材料は、従来の一般的なリチウムイオン二次電池に用いられるものと同様のものを制限なく使用可能であり、本発明を特徴づけるものではないため詳細な説明を省略する。また、電解質についても、従来からリチウムイオン二次電池の電解質に用いられる材料と同様のものを特に制限なく使用することができる。
そして、図1に示すように、電池ケース10上面の蓋体14には、一対の電極端子(ターミナル)30が設けられている。各々の電極端子30は、柱状の導電部材であり、外部導電板50、50aなどから構成された導電経路を介して、電池ケース10内に収容された電極体と電気的に接続されている。そして、一対の電極端子30のうち、電極体の正極と接続された電極端子30が正極端子となり、負極と接続された電極端子30が負極端子となる。また、図示は省略するが、柱状の電極端子30の外周面にはネジ溝が形成されており、当該電極端子30にバスバーなどの接続部材を接触させた状態でナットを締め込むことによって、他の二次電池や車両のモーターなどの外部機器と接続させることができる。
2.導電経路
次に、本実施形態における電極体20から電極端子30への導電経路について具体的に説明する。図2は図1のII−II断面を示す図であり、本実施形態に係る密閉型電池の電極端子近傍の断面構造を模式的に示している。図2に示すように、本実施形態に係る密閉型電池1では、電極体20から電極端子30への導電経路を構築するために、集電部材40と外部導電板50と絶縁ホルダ60とが用いられている。
(1)集電部材
図2では一部が省略されているが、集電部材40は、高さ方向Zに延びる長尺の導電性部材であり、一方の端部が電池ケース10内部の電極体20と電気的に接続されている。また、集電部材40の他方の端部42は、リベット状に形成されており、蓋体14と絶縁ホルダ60と外部導電板50とを貫通させ、電池ケース10の外部に露出させた後に円盤状にカシメられている。かかる構造の集電部材40によって、電池ケース10内部から外部への導電経路が形成されるとともに、絶縁ホルダ60と外部導電板50とが蓋体14に固定される。
(2)外部導電板
外部導電板50は、上述の集電部材40と電極端子30とを電気的に接続し、電池ケース10外部における導電経路の一部を構成する板状の導電性部材である。
図3は当該外部導電板50を模式的に示す平面図である。図2および図3に示すように、長さ方向Xにおける外部導電板50の一方の端部には、集電部材40と電気的に接続される集電部材接続部51が設けられている。また、外部導電板50の他方の端部には、電極端子30と電気的に接続される電極端子接続部59が設けられている。そして、集電部材接続部51と電極端子接続部59とは、幅狭の板状部分である連結部52によって連結されている。かかる構造を有した外部導電板50は、集電部材挿通孔56に集電部材40を挿通させ、電極端子挿通孔57に電極端子30を挿通させることによって、集電部材40から電極端子30への導電経路を形成する。
また、図3に示す外部導電板50では、連結部52の幅a2が、外部導電板50の他の部分の幅よりも狭くなるように、連結部52の周囲にスリット53が形成されている。そして、連結部52の集電部材接続部51側の端部が凹状に切削されて折り曲げ部55が形成されている。これによって、高さ方向Z(図2参照)に連結部52を容易に屈曲させることができる。
(3)絶縁ホルダ
本実施形態に係る密閉型電池1では、集電部材40と外部導電板50と電極端子30とが、電池ケース10の蓋体14と導通することを防止するために、絶縁ホルダ(インシュレータ)60が用いられている。かかる絶縁ホルダ60は、絶縁性樹脂(例えば、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリイミド樹脂など)から構成されており、蓋体14と電極端子30との間に配置されている。
図4は本実施形態に係る密閉型電池1の絶縁ホルダ60を模式的に示す平面図である。図4に示すように、長さ方向Xにおける絶縁ホルダ60の一方の端部には、集電部材40を挿通させる集電部材挿通孔66が形成されている。また、長さ方向Xの他方の端部には、ボルト状の電極端子30の下端を嵌合させて、電極端子30の回転を規制する端子収納部67が形成されている。
なお、詳しくは後述するが、長さ方向Xにおける絶縁ホルダ60の中央部近傍には、略円形の貫通孔64が形成されており、かかる貫通孔64の中心部近傍に、逆止弁74を備えた荷重伝達部材70が取り付けられている。
3.電流遮断機構
本実施形態に係る密閉型電池1は、電池ケース10の内圧が所定の圧力を超えた際に、外部導電板50を切断することによって、電極体20から電極端子30への導電経路を遮断する電流遮断機構を備えている。本実施形態における電流遮断機構は、反転板16と、薄肉部54と、荷重伝達部材70とを備えている。以下、電流遮断機構を構築する各々の構造を具体的に説明する。図5は本実施形態に係る密閉型電池の電流遮断機構の動作を説明する図であって、(a)は電流遮断機構の作動前の状態を示し、(b)は電流遮断機構の作動後の状態を示す図である。なお、図5は図3中のV−V断面を示している。
(1)反転板
図2および図5(a)に示すように、本実施形態における反転板16は、電池ケース10の蓋体14に、外部導電板50と対向するように形成されている。この反転板16は、円形の周縁部から中央部16aに向けて下方に窪んだ、いわゆる椀状に形成されていると共に、蓋体14の他の部分よりも厚みが薄くなっている(例えば、0.2mm〜0.6mm)。これによって、過充電による電池ケース10の内圧上昇が生じた際に、電池ケース10の他の部分よりも先に、反転板16を外部導電板50側(高さ方向Zの上方)に向かって凸状に反転させることができる。なお、反転板16は、個別に作製した中央部16aと周縁部とを溶接することによって形成されていてもよいし、中央部16aと周縁部とを一体成形することによって形成されていてもよい。
また、反転板16が反転する圧力は、反転板16の厚みや周縁部の径などを変更することによって調整することができるため、電流ケース10の強度や電解質の材料等を考慮して適宜変更すると好ましい。かかる反転板16が反転する圧力は、例えば、0.5MPa〜2MPaの範囲内に設定される。
(2)薄肉部
本実施形態における外部導電板50には、他の部分よりも厚みが薄い薄肉部54が形成されている。図3に示すように、本実施形態では、連結部52の電極端子接続部59側の先端部分に薄肉部54が設けられており、この薄肉部54を介して連結部52と電極端子接続部59とが接続されている。すなわち、本実施形態では、この薄肉部54を破断させることによって、連結部52と電極端子接続部59との接続を切断して導電経路を遮断することができる。
(3)荷重伝達部材
図5(a)に示すように、荷重伝達部材70は、反転板16と外部導電板50との間に配置されている。本実施形態における荷重伝達部材70は、柱状部72の上端に角型の逆止弁74が設けられた断面T字状の絶縁部材である。この荷重伝達部材70の柱状部72の下端は、反転板16の中央部16aの上面と接触しており、逆止弁74の上面は、外部導電板50の連結部52の下面と接触している。このため、反転板16が反転した際の荷重を外部導電板50の連結部52に伝達し、薄肉部54を破断させることができる。なお、荷重伝達部材70に用いられる絶縁材料は、上述した絶縁ホルダ60と同様の絶縁性樹脂(例えば、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリイミド樹脂など)であることが好ましい。
そして、上記したように、本実施形態に係る密閉型電池1では、荷重伝達部材70の上端に逆止弁74が設けられている。図5(a)に示すように、逆止弁74は、密閉型電池1の厚み方向Yに沿った長辺を有しており、高さ方向Zの下方に向かうに従って厚み方向Yにおける長さが短くなるような逆テーパー状の側面を有している。かかる逆止弁74の上面の長さa1は、連結部52の幅a2よりも長くなるように設定されている。
また、本実施形態では、反転板16が反転した際に逆止弁74が外部導電板50よりも上方に配置されるように、柱状部72の高さや反転板16の反転高さなどが調整されている。
これによって、図5(b)に示すように、電流遮断機構が作動して反転板16が反転した際に、薄肉部54が適切に破断されるように連結部52を押し上げることができると共に、逆止弁74を外部導電板50(電極端子接続部59)よりも上方まで上昇させ、逆止弁74と電極端子接続部59とを係合させることができる。
また、本実施形態に係る密閉型電池1では、絶縁ホルダ60と荷重伝達部材70が一体に成形されている。具体的には、図4に示すように、本実施形態に係る密閉型電池1では、絶縁ホルダ60の貫通孔64の中央近傍に荷重伝達部材70が配置されており、図5に示すように絶縁ホルダ60と荷重伝達部材70とが架橋部62で接続されている。このように、絶縁ホルダ60と荷重伝達部材70とを一体に成形することによって、部品点数の増加によるコストの増加を抑制することができる。また、荷重伝達部材70が絶縁ホルダ60に一体に成形されているため、荷重伝達部材70の位置調整が容易になり、反転板16が反転した際の荷重を正確に外部導電板50に伝達することができる。
(4)電流遮断機構の動作
次に、上述した構造を有する電流遮断機構の動作について説明する。
上述したように、密閉型電池1の充電中に過充電が生じると、電解質の分解などによってガスが発生して電池ケース10の内圧が上昇する。本実施形態では、この過充電によって上昇した電池ケース10の内圧が予め設定した圧力を超えると、図5(b)に示すように反転板16が上方に向かって凸状に反転する。かかる反転板16の反転によって生じた荷重は、荷重伝達部材70によって外部導電板50の連結部52に伝達される。これによって、折れ曲がり部55(図3参照)を支点に押し上げられるように連結部52が屈曲し、薄肉部54が破断される。これによって、連結部52と電極端子接続部59とが離間して、電極体20から電極端子30への導電経路が遮断される。
そして、上記したように、荷重伝達部材70は、逆止弁74が外部導電板50よりも上方に配置されるまで、連結部52を押し上げながら上昇する。そして、逆止弁74が外部導電板50よりも上方に配置されると、荷重伝達部材70の逆止弁74が電極端子接続部59(外部導電板50)と係合し、離間した連結部52と電極端子接続部59との間(切断部分)に絶縁性の逆止弁74が配置される。
このように、本実施形態に係る密閉型電池1では、電流遮断機構が作動すると、連結部52と電極端子接続部59との間(破断部分)に絶縁性の逆止弁が配置されるため、当該破断部分に導電性の異物や水分などが付着して、一度切断された導電経路が再び導通することを防止できる。
さらに、本実施形態では、逆止弁74が電極端子接続部59(外部導電板50)の上面に係合しているため、振動や応力などで連結部52が揺動した際に、連結部52と電極端子接続部59とが接触することも確実に防止することができる。
従って、本実施形態に係る密閉型電池1によれば、一度遮断させた導電経路が再び導通することを防止し、電流遮断状態を適切に保持することによって過充電による弊害を確実に防止することができる。
4.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態を説明したが、上述の実施形態は例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、上述した実施形態を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施形態に係る密閉型電池1では、図5に示すように、テーパー面を有する角型の逆止弁74が荷重伝達部材70に形成されている。しかし、逆止弁は、電流遮断機構が作動した後で外部導電板の上面と係合できるような構造を有していればよく、上記の実施形態に限定されない。
図6は他の実施形態に係る密閉型電池の電流遮断機構の動作を説明する図であって、(a)は電流遮断機構の作動前の状態を示し、(b)は電流遮断機構の作動中の状態を示し、(c)は電流遮断機構の作動後の状態を示す図である。
図6(a)に示すように、本発明の他の実施形態として、矩形の逆止弁本体75aの上部から斜め下方に延びる板状の係止部材75bを一対有した逆止弁75を備えた荷重伝達部材70を用いることもできる。このような逆止弁75を備えた荷重伝達部材70を使用した場合に反転板16が反転すると、図6(b)に示すように、一対の係止部材75bが逆止弁75の本体に密着するように折れ曲がるため、荷重伝達部材70を容易に上昇させることができる。そして、図6(c)に示すように、逆止弁75が電極端子接続部59の上方に位置するまで荷重伝達部材70が上昇すると、折れ曲がっていた一対の係止部材75bが開いて電極端子接続部59の上面と係合する。
このように、図6に示す実施形態によれば、荷重伝達部材70を容易に上昇させて、逆止弁75を外部導電板50と係合させることができるため、一度遮断させた導電経路が再び導通することをより確実に防止することができる。
また、上述した実施形態では、絶縁ホルダ60と荷重伝達部材70が一体に成形されているが、これに限定されず、絶縁ホルダと荷重伝達部材は別体であってもよい。例えば、荷重伝達部材は、外部導電板に向かって立設するように、反転板の中央部の上面に取り付けてもよい。このような構造であっても、反転板の反転によって生じた荷重を外部導電板に伝達することができるため、薄肉部を破断させて導電経路を遮断することができる。
以上、実施形態に基づいて本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
1 密閉型電池
10 電池ケース
12 ケース本体
14 蓋体
16 反転板
16a 反転板の中央部
20 電極体
30 電極端子(ターミナル)
40 集電部材
42 集電部材の端部
50、50a 外部導電板
51 集電部材接続部
52 連結部
53 スリット
54 薄肉部
55 折り曲げ部
56 集電部材挿通孔
57 電極端子挿通孔
59 電極端子接続部
60 絶縁ホルダ(インシュレータ)
62 架橋部
64 貫通孔
66 集電部材挿通孔
67 端子収納部
70 荷重伝達部材
72 柱状部
74、75 逆止弁
75a 逆止弁本体
75b 係止部材
a1 逆止弁の上面の長さ
a2 連結部の幅
X (密閉型電池の)長さ方向
Y (密閉型電池の)厚み方向
Z (密閉型電池の)高さ方向

Claims (1)

  1. 電極体を収容する電池ケースと、
    外部機器と接続される電極端子と、
    前記電池ケースの外部に配置され、前記電極体から前記電極端子への導電経路の一部を構成する外部導電板と、
    前記電池ケースの内圧が所定の圧力を超えた際に、前記外部導電板を切断して前記導電経路を遮断する電流遮断機構と
    を備えた密閉型電池であって、
    前記電流遮断機構は、
    前記外部導電板と対向するように前記電池ケースに形成され、前記電池ケースの内圧が所定の圧力を超えた際に前記外部導電板に向かって凸状に反転する反転板と、
    前記外部導電板の他の部分よりも厚みが薄くなるように、前記外部導電板に形成された薄肉部と、
    前記反転板と前記外部導電板との間に配置され、前記反転板の反転による荷重を前記外部導電板に伝達して前記外部導電板の前記薄肉部を破断させる荷重伝達部材と
    を備えており、
    前記荷重伝達部材が、下端が前記反転板と接する柱状部と、該柱状部の上端に形成された逆止弁とを備えた絶縁部材であり、
    前記電流遮断機構が作動して前記反転板が反転した際に、前記逆止弁が前記外部導電板よりも上方まで上昇して当該外部導電板と係合する、密閉型電池。
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