JP2019029176A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】面状発光する発光面が設けられた照明器具であって、簡単に設置できると共に、調整可能な照射範囲が大きい照明器具を提供する。【解決手段】照明器具Wであって、扁平な薄箱状に形成され、その内部に光源20が収容されていると共に一方面に面状発光する発光面LSが設けられている照明ユニット1と、棒状に形成されており、且つ一端部が照明ユニット1の裏面に回動自在に取り付けられたアーム部4とを有し、アーム部4は、その他端部に、照明器具用の配線ダクト6に着脱自在に接続されるプラグ5が設けられている。【選択図】図1
Description
本発明は、面状発光する発光面が設けられた照明器具に関する。
従来から、面状発光する発光面が設けられた面状発光型照明器具が知られている。例えば、特許文献1には、面状な光の照射方向(配光方向)を調整できるようにした面状発光型照明システムが開示されている。
特許文献1に記載された面状発光型照明システムは、面状発光素子を備えた面状発光型照明器具と、この面状発光型照明器具を伸縮自在に支持する脚部(2本(或いは4本)の脚部)と、天井面に設置され且つ前記脚部の上端を支持・固定する本体(ベース部)とを備えている。天井に設置されたベース部は、箱状に形成されており、その内部に面状発光型照明器具に電力を供給する電源部や面状発光型照明器具の制御を行う制御回路等が収容されている。
上記の面状発光型照明器具は、矩形のパネル状に形成されており、一方面(下面)が面状の光を照射する発光面になっており、他方面(裏面)が非発光面になっている。また、上記の脚部は、その下端部が面状発光型照明器具の裏面を支持していると共に、ダンパー構造を備えており、伸縮して任意の長さ寸法に設定できるようになっている。
上記のように構成された面状発光型照明システムは、脚部の長さ寸法を調整することにより、発光面の角度を所望角度に設定できるようになっている(照射方向の調整ができるようになっている)。
しかし、上述した従来技術の面状発光型照明システムは、設置先となる建物の天井に、箱状に形成されたベース部(本体部)を設置する工事を行う必要があり(天井造作が必要になり)、設置作業に手間がかかるという課題を有している。また、上述した従来技術は、複数の脚部を伸縮させて脚部の長さ寸法を調整することにより発光面の角度を設定しており、発行面の角度(照射角度)の設定が面倒であるという課題も有している。
なお、上述した従来技術は、ベース部に固定された脚部を伸縮させることにより照射方向の調整をしているため、調整できる照射範囲がベース部の位置に依存され、調整可能な照射範囲が狭いものになっていた。
なお、上述した従来技術は、ベース部に固定された脚部を伸縮させることにより照射方向の調整をしているため、調整できる照射範囲がベース部の位置に依存され、調整可能な照射範囲が狭いものになっていた。
本発明は、上記の課題を解消するためになされたものであり、その目的は、面状発光する発光面が設けられた照明器具であって、簡単な作業で設置できると共に、照射角度の調整を容易にできる照明器具を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、照明器具であって、扁平な薄箱状に形成され、その内部に光源が収容されていると共に一方面に面状発光する発光面が設けられている照明ユニットと、棒状に形成されており、且つ一端部が前記照明ユニットの他方面に回動自在に取り付けられて該照明ユニットを保持するアーム部とを有し、前記アーム部は、その他端部に、照明器具用の配線ダクトに着脱自在に接続されるプラグが設けられていることを特徴とする。
また、前記配線ダクトに前記プラグを接続して前記アーム部を介して該配線ダクトに前記照明ユニットを取り付けた状態にすると、前記アーム部に対して前記照明ユニットが所定角度の範囲で回動できるようになっており、前記照明ユニットは、前記発光面が所定角度のなかの任意の角度に維持された状態で、前記アーム部に保持されるようになっていることが望ましい。
上記の構成によれば、比較的に設置が容易な配線ダクトを天井に取り付けておけば、配線ダクトにプラグを接続するだけで、面状な光を照射する照明器具を取り付けることができる。すなわち、本発明は、上述した従来技術のように天井に箱状のベース部を設置する必要がないため(天井造作が不要なため)、設置コストを軽減できる。また、本発明によれば、従来技術と比べて器具の総重量を減らすことができ、建築物に対する負荷が軽減される。
また、上記の構成によれば、上述した従来技術のように、複数の脚部を伸縮させることで発光面の角度を調整して設定するのではなく、照明ユニットの端部などを上下に動作させるという簡単な作業により、アーム部に対して照明ユニットを回動させて、発光面の角度(照射方向)を設定することができる。
また、上記の構成によれば、上述した従来技術のように、複数の脚部を伸縮させることで発光面の角度を調整して設定するのではなく、照明ユニットの端部などを上下に動作させるという簡単な作業により、アーム部に対して照明ユニットを回動させて、発光面の角度(照射方向)を設定することができる。
さらに、本発明の照明器具は、配線ダクトの任意の位置に取り付けることができるため、上述した従来技術のように、調整可能な照射範囲が天井に設置したベース部に依存することがなく、調整可能な照射範囲が広くなる。
また、本発明の照明器具は、配線ダクトに取り付けることができるため、例えば、配線ダクトにスポットライトが取り付けられているような店舗やショールーム等の施設に対して、スポットライトの代わりに、面状な光を照射する「本発明の照明器具」を取り付けることで、照明器具の設置台数を減らすことができる。この場合、局部照明であるスポットライトに代わりに、広く均一な配光の照明器具が取り付けられ、既設の施設の雰囲気を簡単に変更できる。すなわち、本発明によれば、配線ダクトにスポットライトが取り付けられている施設(店舗やショールーム等の施設)に対して、大がかりな工事をすることなく、施設の照明イメージを変えることができる。
また、前記照明ユニットの他方面には、該他方面に対して回動自在に取り付けられた連結部材が設けられ、前記アーム部は、第1アーム部及び第2アーム部により構成され、前記第1アーム部及び前記第2アーム部は、それぞれ、一端部が前記連結部材に固着され且つ他端部に前記プラグが設けられ、該連結部材を介して前記照明ユニットの他方面に回動自在に取り付けられていることが望ましい。
このように、本発明では、薄箱状に形成された照明ユニットに回動自在に取り付けられた連結部材に、2本のアーム部(第1アーム部、第2アーム部)を固着させる構成を採用することで、アーム部に対して照明ユニットが所定角度の範囲で回動できるようにしている。この構成によれば、アーム部の剛性を上げることができると共に可動時の動きを均一化させることができる。また、この構成によれば、可動時におけるねじれや負荷が照明ユニットに直接伝わることが抑制されるため、より簡単に、照明ユニットの所望位置への固定ができるようになる。
また、一端部が前記プラグの側面部に取り付けられ且つ他端部が前記照明ユニットの裏面の縁部近傍に取り付けられているシリンダーを有し、前記シリンダーは、シリンダーチューブと、該シリンダーチューブ内を摺動自在に往復動作するピストンと、一端部が前記ピストンに固定され且つ他端部が該シリンダーチューブから突出したピストンロッドとを有し、前記ピストンロッドを伸縮させることにより、前記アーム部に対して前記照明ユニットを回動させることができるようになっていても良い。
このように、本発明によれば、シリンダーにより、照明ユニットの発光面の角度を調整できる。そのため、例えば、リモコン端末により操作できるシリンダーを用いるようにすれば、天井に設置された配線ダクトに吊り下げられた状態で取り付けられた照明器具に対して、ユーザは、脚立等を使うことなく、リモコン端末を操作することにより、照明器具の発光面の角度を調整することができる。すなわち、本発明によれば、ユーザが高所で、発光面の角度を調整する作業を行う必要がなくなり作業の安全性が確保されると共に、調整作業が簡略化される。
本発明によれば、面状発光する発光面が設けられた照明器具であって、簡単な作業で設置できると共に、照射角度の調整を容易にできる照明器具を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の面状発光型照明器具(以下、単に「照明器具」という)Wについて図面に沿って説明する。
先ず、本実施形態の照明器具Wの概略構成について、図1、2を参照しながら説明する。
先ず、本実施形態の照明器具Wの概略構成について、図1、2を参照しながら説明する。
図示するように、本実施形態の照明器具Wは、扁平な薄箱状に形成された照明ユニット1と、照明ユニット1の裏面(他方面)に回動自在に取り付けられて照明ユニット1を保持するアーム部4とを有している。
また、照明ユニットWは、内部に光源20が収容されており、その表面(一方面)に面状発光する(面状の光を照射する)発光面LSが設けられている。また、アーム部4は、棒状の形成されており、その一端部が照明ユニット1の裏面に回動自在に取り付けられ、その他端部(後端部)に、照明器具用の配線ダクト(ライティングレール)6に着脱自在に接続されるプラグ5が設けられている。
また、照明ユニットWは、内部に光源20が収容されており、その表面(一方面)に面状発光する(面状の光を照射する)発光面LSが設けられている。また、アーム部4は、棒状の形成されており、その一端部が照明ユニット1の裏面に回動自在に取り付けられ、その他端部(後端部)に、照明器具用の配線ダクト(ライティングレール)6に着脱自在に接続されるプラグ5が設けられている。
なお、本実施形態では、図2に示すように、2本のアーム部4(第1アーム部、第2アーム部)が、角筒状の連結部材3(具体的な構成は後述する)を介して、照明ユニット1の裏面に回動自在に取り付けられている例を示しているが、特にこの構成に限定されるものではない。アーム部4の一端部が、直接、照明ユニット1の裏面(他方面)に回動自在に取り付けられていてもよい。
このように、本実施形態によれば、アーム部4に対して照明ユニット1を回動させるという簡単な作業により、発光面LSの角度(照射方向)を調整して設定することができる。また、本実施形態によれば、設置が容易な配線ダクト6に、プラグ5を接続するという簡単な作業により、面状発光する照明器具Wを設置することができる。そして、本実施形態の照明器具Wは、上述した従来技術のように天井に、箱状のベース部を設置する必要がないため(天井造作が不要のため)、上述した従来技術と比べて、設置コストが軽減される。
また、本実施形態の照明器具Wは、配線ダクト6の任意の位置に取り付けることができるため、上述した従来技術のように、調整可能な照射範囲が天井に設置されたベース部に依存して制限されることがなく、上述した従来技術と比べて、調整可能な照明範囲が大きくなる。
次に、本実施形態の照明器具Wの各構成部について順番に説明する。
最初に、本実施形態の照明ユニットの構成について、上述した図1と、図3を参照しながら説明する。
なお、図3は、本実施形態の照明ユニットの構成を説明するための模式図である。
なお、図3は、本実施形態の照明ユニットの構成を説明するための模式図である。
照明ユニット1は、扁平な中空の薄箱状に形成されていると共に、一方面が開口しているケース部10と、ケース部10の内部の左右両側に相対向するように収容されている1対の光源20と、ケース部10の開口を塞ぐ透明なアクリル板(以下「導光版」という)11と、導光板11の一方面(表面)に取り付けられた拡散板13と、導光板11の他方面(裏面)に取り付けられた反射板12とを備えている。
上記のケース部10は、平面視略矩形の枠状のフレーム部10aと、フレーム部10aの他方面を塞ぐ裏板10bとを備えている。また、ケース部10は、4片のうちの相対向する2片(図1に示す左右の2片)に、それぞれ、光源20が収容されている。
なお、フレーム部10aは、例えば、アルミニウム等の金属により形成されている。また、裏板10bは、例えば、合成樹脂やアルミニウム等の金属により形成されている。
なお、フレーム部10aは、例えば、アルミニウム等の金属により形成されている。また、裏板10bは、例えば、合成樹脂やアルミニウム等の金属により形成されている。
また、光源20は、配線パターンが設けられた基板20bに複数のLED素子20aが搭載されたLED基板ユニットにより構成されている。上記の基板20bは、長方形状に形成されており、その一方面に長手方向に沿って、複数のLED素子20aが並列に配置されている。
そして、1対の光源20は、ケース部10の左右両側に、それぞれ、LED素子20a同士が相対向するように配置されている。すなわち、ケース部10の左辺側に配置・収容された光源20のLED素子20aは、ケース部10の右辺側に配置・収容された光源20のLED素子20aと相対向するように配置されている。
そして、1対の光源20は、ケース部10の左右両側に、それぞれ、LED素子20a同士が相対向するように配置されている。すなわち、ケース部10の左辺側に配置・収容された光源20のLED素子20aは、ケース部10の右辺側に配置・収容された光源20のLED素子20aと相対向するように配置されている。
導光板11は、透光性を有している。また、導光板11は、矩形・平板状に形成されている。また、導光板11は、左右両辺が、ケース部10の左辺側に配置・収容されたLED素子20aと、ケース部10の右辺側に配置・収容されたLED素子20aとに挟持されるように配置されている。そして、導光板11の左右両辺が、LED素子20aから照射された光の入射面になっている。
また、導光板11の裏面には、当該裏面全体を覆う反射板12が取り付けられ、導光板11の表面には、当該表面全体を覆う例えばポリエチレン製の拡散板13が取り付けられている。
なお、反射板12は、導光板11の裏面側の光を反射せて導光板11の表面側に導く役割を果たし、拡散板13は、導光板11の表面側に導かれる光を拡散させて出光させる役割を果たしている。また、反射板12にはアクリルで形成されたものを用いることができる。また、拡散板13については、ポリエチレン製ではなく、アクリルで形成されたものを用たり、或いは、ポリカーボネイトなど他の樹脂材で形成されたものを用いたりすることもできる。
また、導光板11の裏面には、当該裏面全体を覆う反射板12が取り付けられ、導光板11の表面には、当該表面全体を覆う例えばポリエチレン製の拡散板13が取り付けられている。
なお、反射板12は、導光板11の裏面側の光を反射せて導光板11の表面側に導く役割を果たし、拡散板13は、導光板11の表面側に導かれる光を拡散させて出光させる役割を果たしている。また、反射板12にはアクリルで形成されたものを用いることができる。また、拡散板13については、ポリエチレン製ではなく、アクリルで形成されたものを用たり、或いは、ポリカーボネイトなど他の樹脂材で形成されたものを用いたりすることもできる。
上記の構成によれば、複数のLED素子20aから照射された光が導光板11の側面から入射すると共に、入射した光が導光板11の表裏面(すなわち、反射板12及び拡散板13との間)で反射を繰り返して通過しながらアクリル板12の表面側の拡散板13から面状の光となって照射される。このように、本実施形態の照明器具Wは、導光板11の表面側に設けた拡散板13の表面が面状発光する発光面LSになっている。
次に、連結部材3について図1及び図3を参照しながら説明する。
連結部材3は、角筒状に形成されており、その一方面(下面)が、ケース部10の裏面の中央部分に、1対のヒンジ部Hを介して回動自在に取り付けられている。また、連結部材3は、他方面(上面)に、2本のアーム部3の先端部が固着されている。本実施形態では、2本のアーム部3は、連結部材3の長手方向の両端部の位置に、それぞれ、固着されている。
なお、上記のヒンジ部Hは、連結部材3の下面を基準にして、所定角度(例えば、90度)の範囲で照明ユニット1を回動させると共に、所定角度の範囲のなかの任意の位置に照明ユニット1を維持した状態で保持することができるように構成されている。
連結部材3は、角筒状に形成されており、その一方面(下面)が、ケース部10の裏面の中央部分に、1対のヒンジ部Hを介して回動自在に取り付けられている。また、連結部材3は、他方面(上面)に、2本のアーム部3の先端部が固着されている。本実施形態では、2本のアーム部3は、連結部材3の長手方向の両端部の位置に、それぞれ、固着されている。
なお、上記のヒンジ部Hは、連結部材3の下面を基準にして、所定角度(例えば、90度)の範囲で照明ユニット1を回動させると共に、所定角度の範囲のなかの任意の位置に照明ユニット1を維持した状態で保持することができるように構成されている。
このように、本実施形態では、薄箱状に形成された照明ユニット1(本体)を回動できるようにするために、ケース部10の裏面の中央部分に1対のヒンジ部Hを介して回動自在に取り付けられ連結部材3に、2本のアーム部4の下端部を固着する構成を採用している。この構成によれば、ヒンジ部Hから見て、アーム部4及び照明ユニット1の両者がそれぞれ、回動に対してねじれにくくなるという効果が得られる。その結果、本実施形態によれば、アーム部4の剛性を上げることができると共に可動時の動きを均一化させることができる。また、本実施形態によれば、可動時のねじれや負荷が照明ユニット1に直接伝わることが抑制されるため(ねじれや負荷の影響で、予期していない位置まで回動することが抑制されるため)、より簡単に、照明ユニットの所望位置への固定ができるようになる。
また、連結部材3は、内部に光源20のオン・オフ制御や調光制御を行う制御回路(図示せず)と、この制御回路に電気的に接続された電源部(図示せず)とが収容されている。なお、上記の制御回路は、図示しない電線を介して光源20に電気的に接続されている。
また、連結部材3の上面には、ユーザから回転操作を受け付ける調光用ボリュームスイッチSWが設けられている。調光用ボリュームスイッチSWは、円柱状に形成されており、光源20の「オン・オフ」の指示や調光量の指示を受け付けるように構成されている。なお、調光用ボリュームスイッチSWは、制御回路に電気的に接続されており、制御回路に対して、ユーザからの回転操作に応じた調光ボリューム値を設定したり、光源20へのオン・オフを設定したりする。また、制御回路は、電源部からの電力の供給を受けると共に、光源部20に対して、設定されている調光ボリューム値に対応した電力を供給する。
次にアーム部4について図1を参照しながら説明する。
アーム部4は、中空の棒状(図示する例では円筒状)に形成されており、その一端部(下端部)が連結部材3の上面に固着されており、その他端部にプラグ5が装着されている。また、アーム部4の内部には、プラグPの受電端子51(後述する)と、連結部材3の内部に設けられた電源部とを電気的に接続するための電線(図示せず)が配線されている。
アーム部4は、中空の棒状(図示する例では円筒状)に形成されており、その一端部(下端部)が連結部材3の上面に固着されており、その他端部にプラグ5が装着されている。また、アーム部4の内部には、プラグPの受電端子51(後述する)と、連結部材3の内部に設けられた電源部とを電気的に接続するための電線(図示せず)が配線されている。
次に、配線ダクト6及びプラグ5について図1を参照しながら説明する。
なお、本実施形態で用いられる配線ダクト6及びプラグ5は、周知な構成であるため、説明を簡略化する。
なお、本実施形態で用いられる配線ダクト6及びプラグ5は、周知な構成であるため、説明を簡略化する。
配線ダクト6は、下面中央に開口が形成された長尺な角筒状に形成されており、その筒内・両側に、照明ユニット1に電力を供給する給電端子61が長手方向に沿って設けられている。また、プラグ5は、上端側に、配線ダクト6の下面中央の開口に着脱自在に挿嵌する嵌合部が設けられている。この嵌合部には、配線ダクト6に挿嵌されたときに、給電端子61に当接して、給電端子61から供給される電力を受電する受電端子51が設けられている。
上記の構成により、配線ダクト6にプラグ5を取り付けると、配線ダクト6の給電端子61からの電力がプラグ5を介して連結部材3の内部に収容された電源部(図示せず)に供給されて、この電源部からの電力が制御回路(図示せず)を介して光源部20に供給され、照明ユニット1の発光面LSが発光する。
次に、本実施形態の照明器具Wの配線ダクト6への設置例について図4を参照しながら説明する。なお、図4は、本実施形態の照明器具を配線ダクトに取り付けた状態を示した模式図である。
本実施形態の照明器具Wは、2本のアーム部4に取り付けられた受電端子51がダクト長手方向にならう様な方向で配線ダクト6にプラグ5を押し込んで挿嵌させ、プラグを略90度回転させることで受電端子51が給電端子61と接続されるようになっている(照明ユニット1は、アーム部4を介して配線ダクト6に取り付けられた状態になる)。図4に示す例では、配線ダクト6が天井(図示せず)に取り付けられているため、照明ユニット1は、アーム部4を介して配線ダクト6に対して吊り下げられた状態で保持されている。
なお、図示する例では、配線ダクト6に脱落防止用のフック70が取り付けられている。このフック70にはワイヤ71が吊着されており、ワイヤ71の下端部が照明ユニット1の裏面に接続されている。このフック70及びワイヤ71により、配線ダクト6への取付け(或いは取外し)作業の際の照明器具Wの脱落防止や地震等の災害時の照明器具Wの脱落防止が図られている。
次に、本実施形態の照明器具Wの照明ユニット1の動作について、図5を参照しながら説明する。なお、図5は、本実施形態の照明器具を構成する照明ユニットの回動動作を説明するための模式図である。
配線ダクト6に対して吊り下げられた状態で取り付けられた照明器具Wに対して、例えば、ユーザが照明ユニット1の端部を手で持ち、上下に動作させると、図示するように、アーム部4に対して照明ユニット1が回動して(ヒンジ部Hを介して回動して)、発光面LSが任意の角度に維持された状態に設定できるようになっている。
本実施形態では、照明ユニット1は、発光面LSがアーム部4の長手方向に対して直角になっている状態(図中の実線で示す照明ユニット1の状態)から、所定角度(例えば90度の範囲)の範囲で回動できるようなっている。また、照明ユニット1は、発光面LSが所定角度のなかの任意の角度に維持された状態で、連結部材3を介してアーム部4に保持されるようになっている。
このように、本実施形態によれば、上述した従来技術のように、複数の脚部を伸縮させることで発光面LSの角度を調整して設定するのではなく、照明ユニット1の端部などを上下に動作させるという簡単な作業により、アーム部4に対して照明ユニット1を回動させて、発光面LSの角度(照射方向)を設定することができる。すなわち、本実施形態によれば、上述した従来技術の面状発光型照明システムと比べて、面状発光する発光面LSの角度(照射方向)を簡単に設定することができる。
以上説明したように、本実施形態では、面状発光する発光面LSが設けられた照明器具Wであって、簡単に設置できると共に、照射角度の調整を容易にできる照明器具を提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態の照明ユニット1の構成は一例に過ぎない。照明ユニット1は、内部に光源が収容されていると共に一方面に面状発光する発光面が設けられているものであれば良く、光源20の種類や配置については適宜設計される。例えば、光源20は、LED基板ユニットではなく、有機EL素子を備える有機ELパネル(面状発光モジュール)により構成されていても良い。
また、上述した実施形態では、2本のアーム部4が設けられていたが、アーム部4の数は、適宜設計される(例えば、アーム部4が1本であっても良い)。
また、アーム部4が長手方向に対して伸縮可能に構成され、長手方向の長さ寸法を調整できるようになっていてもよい。例えば、アーム部4には、中空筒上のガイド基部と、ガイド基部の筒内に出し入れ自在に収容されたロッド部とを備えるものを用いることができる。この場合、ロッド部は、ガイド基部に対する突出寸法を調整できるようになっている。例えば、アーム部4が油圧シリンダーやエアシリンダーにより構成されていても良い。
この構成によれば、ヒンジ部Hの回動及びアーム部4の伸縮により、発光面LSの照射方向と、照射面の高さ寸法の双方の調整が可能になる。
この構成によれば、ヒンジ部Hの回動及びアーム部4の伸縮により、発光面LSの照射方向と、照射面の高さ寸法の双方の調整が可能になる。
また、上述した実施形態の照明器具Wは、照明ユニット1を手動で動かして、発光面LSの角度を調整するようになっていたが、図6に示す変形例のように、照明ユニット1の裏面側に設けたシリンダー8により、照明ユニット1の発光面LSの角度を調整できるようにしても良い。なお、図6は、本実施形態の照明器具の変形例を示した模式図である。
図6に示すように、シリンダー8は、シリンダーチューブ81と、シリンダーチューブ81内を摺動自在に往復動作するように組み込まれたピストン(図示せず)と、一端部が前記ピストンに固定され且つ他端部がシリンダーチューブ81から突出したピストンロッド82とを備えている。なお、シリンダー8には、油圧シリンダーやエアシリンダーが
を用いることができる。
また、上記のシリンダー8は、一端部(シリンダーチューブ81の後端部)がアーム部4の上端部に設けられたプラグ5の側面部に回動自在に取り付けられ、他端部(ピストンロッド82の先端部)が照明ユニット1の裏面の縁部近傍に取り付けられている。また、シリンダー8は、例えば、ユーザが操作するリモコン端末と通信する通信機能を有し、リモコン端末からの制御信号を受信すると、受信した制御信号に応じて、シリンダーチューブ81の先端部を基準にして、ピストンロッド82の伸縮動作を行うようになっている。
を用いることができる。
また、上記のシリンダー8は、一端部(シリンダーチューブ81の後端部)がアーム部4の上端部に設けられたプラグ5の側面部に回動自在に取り付けられ、他端部(ピストンロッド82の先端部)が照明ユニット1の裏面の縁部近傍に取り付けられている。また、シリンダー8は、例えば、ユーザが操作するリモコン端末と通信する通信機能を有し、リモコン端末からの制御信号を受信すると、受信した制御信号に応じて、シリンダーチューブ81の先端部を基準にして、ピストンロッド82の伸縮動作を行うようになっている。
そして、図6に示すように、照明ユニット1の発光面LSが平行(図示しない床面と平行)な状態の照明器具W′に対して、前記リモコン端末を介して、シリンダー8を操作して、シリンダー8のピストンロッド82を伸ばしたとする。この場合、照明ユニット1は、ヒンジ部Hを支点にして、図中のa方向に回動して(アーム部4に対して回動して)、発光面LSが傾斜した状態(右下がりに傾斜した状態)になる。
一方、図6に示す状態の照明器具W′に対して、前記リモコン端末を介して、シリンダー8を操作して、シリンダー8のピストンロッド82を縮めたとする。この場合、照明ユニット1は、ヒンジ部Hを支点にして、図中のb方向に回動して(アーム部に対して回動して)、発光面LSが傾斜した状態(左下がりに傾斜した状態になる)になる。
一方、図6に示す状態の照明器具W′に対して、前記リモコン端末を介して、シリンダー8を操作して、シリンダー8のピストンロッド82を縮めたとする。この場合、照明ユニット1は、ヒンジ部Hを支点にして、図中のb方向に回動して(アーム部に対して回動して)、発光面LSが傾斜した状態(左下がりに傾斜した状態になる)になる。
このように、本変形例によれば、シリンダー8により、照明ユニット1の発光面LSの角度を調整できる。そのため、例えば、上述したようなリモコン端末により操作できるシリンダー8を用いることにより、天井に設置された配線ダクト6に吊り下げられた状態で取り付けられた照明器具W′に対して、ユーザは、脚立等を使うことなく、前記リモコン端末を操作することにより、照明器具W′の発光面LSの角度を調整することができる。すなわち、本変形例によれば、ユーザが高所で、発光面LSの角度を調整する作業を行う必要がなくなり作業の安全性が確保されると共に、調整作業が簡略化される。
W、W′…照明器具
1…照明ユニット
10…ケース部
10a…フレーム部(ケース部)
10b…裏板(ケース部)
11…導光板(アクリル板)
12…反射板
13…拡散板
20…光源
20a…LED素子(光源)
20b…基板(光源)
3…連結部材
4…アーム部
5…プラグ
51…受電端子(プラグ)
6…配線ダクト
61…給電端子
70…フック
71…ワイヤ
8…シリンダー
81…シリンダーチューブ
82…ピストンロッド
1…照明ユニット
10…ケース部
10a…フレーム部(ケース部)
10b…裏板(ケース部)
11…導光板(アクリル板)
12…反射板
13…拡散板
20…光源
20a…LED素子(光源)
20b…基板(光源)
3…連結部材
4…アーム部
5…プラグ
51…受電端子(プラグ)
6…配線ダクト
61…給電端子
70…フック
71…ワイヤ
8…シリンダー
81…シリンダーチューブ
82…ピストンロッド
Claims (4)
- 扁平な薄箱状に形成され、その内部に光源が収容されていると共に一方面に面状発光する発光面が設けられている照明ユニットと、
棒状に形成されており、且つ一端部が前記照明ユニットの他方面に回動自在に取り付けられて該照明ユニットを保持するアーム部とを有し、
前記アーム部は、その他端部に、照明器具用の配線ダクトに着脱自在に接続されるプラグが設けられていることを特徴とする照明器具。 - 前記配線ダクトに前記プラグを接続して前記アーム部を介して該配線ダクトに前記照明ユニットを取り付けた状態にすると、前記アーム部に対して前記照明ユニットが所定角度の範囲で回動できるようになっており、
前記照明ユニットは、前記発光面が所定角度のなかの任意の角度に維持された状態で、前記アーム部に保持されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。 - 前記照明ユニットの他方面には、該他方面に対して回動自在に取り付けられた連結部材が設けられ、
前記アーム部は、第1アーム部及び第2アーム部により構成され、
前記第1アーム部及び前記第2アーム部は、それぞれ、一端部が前記連結部材に固着され且つ他端部に前記プラグが設けられ、該連結部材を介して前記照明ユニットの他方面に回動自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の照明器具。 - 一端部が前記プラグの側面部に取り付けられ且つ他端部が前記照明ユニットの裏面の縁部近傍に取り付けられているシリンダーを有し、
前記シリンダーは、シリンダーチューブと、該シリンダーチューブ内を摺動自在に往復動作するピストンと、一端部が前記ピストンに固定され且つ他端部が該シリンダーチューブから突出したピストンロッドとを有し、
前記ピストンロッドを伸縮させることにより、前記アーム部に対して前記照明ユニットを回動させることができるようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の照明器具。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2017-07-28 JP JP2017146929A patent/JP2019029176A/ja active Pending
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