JP2019028222A - 通信装置、通信装置の制御方法及び通信システム - Google Patents
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Abstract
Description
従って、親機と無線通信を行う子機をグループ分けするにあたって、簡易な操作で手間の掛からない通信機器の開発が望まれている。
これにより通信装置は、外部通信装置の情報を取得して、取得した情報に基づいて当該外部通信装置を設定したグループ枠に自動的に振分ける。
ここでいう情報には、外部通信装置の属性情報や外部通信装置との通信状態の有無の情報等の様々な情報が含まれる。
これにより、通信装置及び外部通信装置の用途に応じた複数のグループ枠が設定される。ここで、振分種別とはグループ枠を設定する際に基準となる情報の種類をいう。振分種別としては、例えば外部通信装置の数の情報、発光量情報、属性情報、位置情報等が挙げられる。
これにより、取得した外部通信装置の情報を反映させたグループが形成される。
これにより通信装置は、外部通信装置を振分けるためのグループ枠をユーザの入力情報に基づいて設定する。
これにより、外部通信装置の台数情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
これにより、外部通信装置の有する発光量情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
これにより、外部通信装置を振分けるためのグループ枠がユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて設定され、当該入力された発光量比率に近づくように外部通信装置がグループ枠に自動的に振分けられる。
これにより、各グループ枠の発光量比率に与える影響の大きい外部通信装置から順にグループ枠への振分けが自動的に行われる。
各グループ枠に外部通信装置を振分けた際に、振分けられた各グループの外部通信装置の発光比率と、設定された各グループ枠の発光量比率との乖離が許容範囲を超えることがある。そういった場合に、その旨をユーザに通知する処理を行う。
これにより、グループの目的に必要な属性を有する外部通信装置について、グループ枠へ振分けが自動的に行われる。
ユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定し、グループ枠ごとに設定された属性の外部通信装置を振分けた際、グループ枠に振分けることができる外部通信装置が存在しないことがある。このような場合にはユーザにその旨を通知する。
即ち、グループの目的に必要な種別情報を有する外部通信装置について、グループ枠への振分けが自動的に行われる。
これにより、位置情報に応じた外部通信装置のグループ枠への振分けが自動的に行われる。
これにより、追加された外部通信装置についても自動的にグループ枠への振分けが行われる。
即ち、発光装置について、取得した情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
これにより通信装置は、外部通信装置の情報を取得して、取得した情報に基づいて当該外部通信装置を設定したグループ枠に自動的に振分ける。外部通信装置をグループ枠に振分けることで、取得した情報を反映させたグループが形成される。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
<1.フラッシュ装置の概要>
<2.カメラ装置の概要>
<3.フラッシュ装置及びカメラ装置の使用方法>
<4.フラッシュ装置の構成>
<5.カメラ装置の構成>
<6.第1の実施の形態>
<7.第2の実施の形態>
<8.第3の実施の形態>
<9.第4の実施の形態>
<10.まとめ及び変形例>
コマンダとは、請求項における通信装置のことをいい、本実施の形態においては、特にカメラ装置に装着されたフラッシュ装置を指す。コマンダは、後述するグループ枠へのレシーバの振分けを、ユーザの入力情報に基づいて自動的に行う。また、コマンダはレシーバにグループごとに指示を送信することができる。なお、コマンダはレシーバ毎に個別に指示を送信することも、もちろん可能である。
レシーバとは、請求項における外部通信装置のことをいい、コマンダからの指示に応じて動作を行う通信装置をいう。本実施の形態の例では、カメラ装置に装着されていないフラッシュ装置をレシーバとして説明する。
グループ枠とは、取得した情報に基づいて設定される、レシーバを振分けるための仮想的な枠組みをいう。レシーバがグループ枠に振分けられることでグループが形成される。
以下、図面に従って本技術を適用した実施の形態として、フラッシュ装置とカメラ装置を用いたワイヤレスフラッシュシステムについて説明する。
フラッシュ装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1Aは、フラッシュ装置1について正面側からみた外観斜視図であり、図1Bは、フラッシュ装置1を背面側からみた外観斜視図である。
フラッシュ本体部2は、図1Aに示すように、例えば略直方体状に形成され、フラッシュ本体部2の上部には発光ユニット3が設けられている。発光ユニット3はフラッシュ本体部2に対して垂直及び水平方向に旋回可能に設けられている。
これにより発光ユニット3は、フラッシュ光を被写体に直接あてずに部屋の天井や壁に向けて発光させるバウンス撮像を行うことができる。このようなバウンス撮像可能な構成を有することで、様々な構図、撮像シーンに合わせたライティング表現が可能となる。
また、発光ユニット3が旋回可能に設けられていることで、地面に置いたフラッシュ装置1の発光方向を調整することや、シンクロケーブル等を用いて延長されたフラッシュ装置1の発光方向を調整することが容易となる。
フラッシュ装置1の被固定部5を、後述するカメラ装置10に設けられた固定部16に装着することで、フラッシュ装置1とカメラ装置10を有線通信可能に接続するとともに、カメラ装置10にフラッシュ装置1を固定する。
補助光窓6は、被写体が暗い場合に、被写体を照明することによりカメラのオートフォーカス(Autofocus)を補助する補助光投射用の投光用のレンズを含む窓である。投射する補助光としては、例えばLEDが搭載されている。
またフラッシュ本体部2の内部には、無線電波通信用のアンテナが設けられており、レシーバであるフラッシュ装置1からコマンダであるフラッシュ装置1又はカメラ装置10への機種情報等の送信を無線通信により行う。また、コマンダ側から無線通信により信号を送信することで、レシーバを発光させることも可能である。
フラッシュ表示部7は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)装置やOLED(Organic Light Emitting Diode)装置などの表示装置である。
続いて、カメラ装置10の構成について図2を参照して説明する。図2Aは、カメラ装置10について正面側からみた外観斜視図であり、図2Bは、カメラ装置10を背面側からみた外観斜視図である。
カメラ装置10は撮像素子を備え、撮像素子からの出力に基づく画像データを記録媒体に記録可能である。また被写体観察時には、画像データに基づいてリアルタイムで背面に設けたカメラ表示部18若しくはファインダ17に表示する。
レンズ鏡筒内部にはズームレンズが設けられており、ズームリング12aを回動させることにより、ズーミング動作を行うことができる。
固定部16の上面には通信用の端子16aが設けられており、これらの端子16aを介してカメラ装置10とフラッシュ装置1は有線通信を行う。
メニューボタン20は、図1Bに示したメニューボタン8bと同様に、メニューモード設定用の操作子である。
モードボタン21は、プログラムモード、絞り優先モード、シャッター優先モード、マニュアルモード等のカメラ装置10の撮像モードを切り換えるための操作子である。
DSPボタン22はカメラ表示部18で表示されるライブビューのオンオフの切換を行う操作子である。INFOボタン23は、カメラ表示部18に表示する情報の表示形態の切り換えを行う操作子である。
なお、上述したフラッシュ装置1及びカメラ装置10の構造は、本実施の形態の一例として示したものであり、上述の構造に限定されるものではない。フラッシュ装置1及びカメラ装置10は、本技術を実現することが可能であれば、様々な構造を採用することができる。
次に、コマンダとレシーバを用いたワイヤレスフラッシュシステムについて、図3を参照して説明する。
カメラ装置10に直接取り付けたフラッシュ装置1によるライティングでは、背景に強い影が出てしまったり、平面的な描写になりがちで、表現の幅には限界がある。そこで、よりクリエイティブな表現を行うためにワイヤレスフラッシュシステムが用いられる。例えば、カメラ装置10に装着されていないフラッシュ装置1を用いて被写体の側面等から光を当てることにより、輪郭が際立った立体的で陰影のある撮像が実現できる。
また、例えば、グループごとに所定の発光量比率となるようにグループ枠を設定しようとした場合等においては、ユーザがレシーバRVごとの性能を知っていることが前提となる。そのため、ユーザがレシーバRVごとの性能を知らない場合は、レシーバRVの性能を調べたうえでグループ枠を設定する必要があり、調べる手段がないときにはユーザの目的が反映されたグループ枠の設定が困難となることがあった。
そこで本技術では、上記課題を解決するために以下の構成をとることとした。
本技術におけるコマンダCMDあるいはレシーバRVとして機能するフラッシュ装置1の内部構成について、図4を参照して説明する。図4は、実施の形態におけるフラッシュ装置1のブロック図である。
フラッシュ装置1は図4に示すように、フラッシュ制御部30、メモリ部31、発光部32、発光制御回路33、測光センサ34、操作入力部35、表示制御部36、フラッシュ表示部7、コネクタ部37、通信部38、電源部39、測位部40を有する。
ユーザの入力情報としては、グループ枠へのレシーバRVの振分け台数やグループ枠ごとの発光量比率、グループ枠ごとの使用目的等が挙げられる。
ユーザの入力情報の入力例としては、例えばグループ枠へのレシーバRVの振分け台数であれば、「グループGP1に3台、グループGP2に1台」と入力することで、グループGP1及びグループGP2のグループ枠がそれぞれ設定される。
例えば、設定部30aがレシーバRVの振分け台数に基づいてグループ枠を設定した場合、振分部30bは、通信部38を介して得た複数のレシーバRVの台数情報に基づいてレシーバRVのグループ枠への振分けを行う。
これにより、設置予定のレシーバRVのそれぞれについて、ユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、コマンダCMD側の設定に応じてレシーバRVをグループ枠に自動的に振分けることができる。
通知部30cは、グループ枠への振分けが適切に行われなかった場合は、通常その旨を通知させるための処理を行うが、当該通知させる処理を行わないこととしてもよい。
グループ枠への振分けが適切に行われなかった場合としては、例えば、設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられたグループごとのレシーバRVの発光量比率との乖離が大きい場合や、振分部30dによる振分けの結果、グループ枠に必要なレシーバRVがなかった場合等が考えられる。
フラッシュ制御部30はメモリ部31のROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、このフラッシュ装置1全体を統括的に制御する。
メモリ部31におけるRAMは、CPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
メモリ部31におけるROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア等の記憶に用いられる。
フラッシュ制御部30は、コマンダCMDからの発光要求信号をレシーバRVの通信部38又はコネクタ部37を介して受信すると、発光制御回路33に発光指示を送り、キセノン管を放電させて発光部32を発光させる。コネクタ部37は、フラッシュ装置1がカメラ装置10に装着されている場合に、後述するカメラ制御部50からの発光要求信号をフラッシュ制御部30に送信する。
フラッシュ表示部7には、例えば、フラッシュ装置1自身の情報や、フラッシュ装置1に取り付けられたカメラ装置10の情報、ワイヤレスフラッシュシステムを用いた際の設定されたグループに関する情報等が表示される。また表示制御部36は、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUI(Graphical User Interface)としての表示をフラッシュ表示部7の画面上に実行させる。
レシーバRVとされたフラッシュ装置1におけるフラッシュ制御部30は、通信部38を介して発光駆動情報を受信したり、様々な情報をコマンダCMDに送信する。
コマンダCMDは、通信部38を介して無線通信の接続対象となる他の通信装置の全部又は一部であるレシーバRVの情報を取得する。コマンダCMDは通信部38を介して、例えば、無線通信の接続対象となるレシーバRVの発光量情報、属性情報、位置情報等の様々な情報を取得する。
属性情報とは、外部通信装置(レシーバRV)を設定したグループ枠へ振り分けるために用いられる様々な情報をいう。属性情報としては、例えば型番、発光形式、動作モード、閃光時間、発光間隔、バウンス撮像の可否、使用可能温度、外形寸法、質量、消費電力等の様々な情報が挙げられる。
また種別情報とは、属性情報のうち外部通信装置(レシーバRV)の機能に関する情報を指し、例えばメインライト機能、補助光機能、ワイドパネル機能、リモートレンズ機能等が挙げられる。
なお、レシーバRVへの発光要求信号は、カメラ装置10からレシーバRVに直接送信することも可能である。また、上述したコマンダCMDであるフラッシュ装置1とカメラ装置10においても、コネクタ部37を介した有線通信に代えて通信部38を介した無線通信を行ってもよい。
フラッシュ装置1がレシーバRVの場合、フラッシュ制御部30は、レシーバRVの位置情報を、通信部38を介してコマンダCMDに送信する。
なお、測位部40は、後述する第4の実施の形態における、位置情報を用いたレシーバRVのグループ枠への振分けを行う際に用いられる機能である。従って、本技術において測位部40は必ずしも必要な構成ではない。
カメラ装置10の内部構成について、図5を参照して説明する。図5は、実施の形態のカメラ装置10の機能構成を示すブロック図である。
カメラ装置10は、撮像部51、画像信号処理部52、記録部53、出力部54、電源部55、メモリ部56、操作入力部57、表示制御部58、ファインダ17、カメラ表示部18、コネクタ部59、通信部60を有する。
撮像部51では、受光した光を光電変換して得た電気信号について、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理などを実行し、さらにA/D(Analog/Digital)変換処理を行う。そしてデジタルデータとしての撮像信号を、後段の画像信号処理部52に出力する。
前処理では、撮像部51からの撮像画像信号に対して、R,G,Bの黒レベルを所定のレベルにクランプするクランプ処理や、R,G,Bの色チャンネル間の補正処理等を行う。
同時化処理では、各画素についての画像データが、R,G,B全ての色成分を有するようにするデモザイク処理を施す。
YC生成処理では、R,G,Bの画像データから、輝度(Y)信号および色(C)信号を生成(分離)する。
解像度変換処理では、各種の信号処理が施された画像データに対して、解像度変換処理を実行する。
コーデック処理では、解像度変換された画像データについて、例えば記録用や通信用の符号化処理を行う。
画像ファイルは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、GIF(Graphics Interchange Format)等の形式で記憶される。
記録部53の実際の形態は多様に考えられる。例えば記録部53は、カメラ装置10に内蔵されるフラッシュメモリでもよいし、カメラ装置10に着脱できるメモリカード(例えば可搬型のフラッシュメモリ)と該メモリカードに対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。またカメラ装置10に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
例えば外部の表示装置、記録装置、再生装置等に対して撮像画像データ(静止画ファイルや動画ファイル)の送信出力を行う。
また出力部54はネットワーク通信部であるとして、例えばインターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)等の各種のネットワークによる通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データ送受信を行うようにしてもよい。
表示制御部58は、ファインダ17及びカメラ表示部18における表示動作を制御する。例えば表示制御部58は、カメラ制御部50の指示に基づいてカメラ表示部18に各種表示を実行させる。表示制御部58はカメラ表示部18において、撮像して記録媒体(記憶部53)に記録した静止画や動画を再生表示させたり、レリーズ(シャッタ操作)の待機中や動画撮像のスタンバイ中に撮像される各フレームの撮像画像データによる動画としてのスルー画(被写体モニタリング画像)を表示させる。また表示制御部58は、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUIとしての表示をカメラ表示部18の画面上に実行させる。
メモリ部56は、カメラ制御部50が処理に用いる情報等を記憶する部位としての、例えばROM、RAM、フラッシュメモリなど包括的に示している。メモリ部56はカメラ制御部50としてのマイクロコンピュータチップに内蔵されるメモリ領域であってもよいし、別体のメモリチップにより構成されてもよい。
カメラ制御部50はメモリ部56のROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、このカメラ装置10全体を統括的に制御する。
例えばカメラ制御部50は、撮像部51のシャッタスピードの制御、画像信号処理部52における各種信号処理の指示、ユーザの操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作、ズーム、フォーカス、露光調整等のカメラ動作、ユーザインターフェース動作等について、必要各部の動作を制御する。また本技術によるカメラ制御部10は、後述する通信部60を制御する通信制御部としても機能する。
メモリ部56におけるROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOSや、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア等の記憶に用いられる。
第1の実施の形態として、コマンダCMDによる各レシーバRVのグループ枠への振分け処理について、図6及び図7を用いて説明する。
第1の実施の形態では、コマンダCMDは、ユーザが入力したレシーバRVの台数情報に基づいてグループ枠を設定し、当該設定されたグループ枠にレシーバRVを振分けるものである。これによりユーザは、コマンダCMDにグループ枠ごとに振分けたい台数を入力することで、自動的にグループ枠に振分けることができる。
図6Aでは一例として、2台のレシーバRVから構成されるグループGP1と、1台のレシーバRVから構成されるグループGP2とを、ユーザの入力操作によりグループ枠として設定している。
ここでは、グループGP1にはレシーバRV001、002の2台が振分けられ、グループGP2にはレシーバRV003が1台振分けられている。また、グループ枠への振分けが行われなかった残りのレシーバRV004、005については、振分結果画面71においてグループ枠の設定がオフ(グループオフ)のレシーバRVとして表示される。
このように、設置予定のレシーバRVのそれぞれについてユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、ユーザのコマンダCMDへの入力操作によるグループ枠の設定を行うだけで自動的にレシーバRVをグループ枠に振分けることができる。
例えば、コマンダCMDに取り付けられたカメラ装置10で撮像を行う際に、グループGP1のレシーバRVを発光させ、グループGP2のレシーバRVを発光させなかったり、その逆も可能である。また、グループGP1及びグループGP2の両方について発光するか否かを指示することもできる。さらには、グループGP1とグループGP2のレシーバRVを順番に発光させることも可能である。
まず、当該振分け処理を行う前にフラッシュ制御部30は、図7AのステップS101において、レシーバRVとのペアリング処理を行う。ペアリング処理とは、フラッシュ制御部30とレシーバRVとの間で通信IDやチャネル情報の送受信を行い、コマンダCMDとレシーバRVを互いに対応付ける処理をいう。ペアリング処理をあらかじめ行うことで、コマンダCMDがレシーバRVと通信を行う際に、他の外部通信装置と混線することを防止することができる。
フラッシュ制御部30は、ペアリング処理によりレシーバRVから取得した通信ID等の情報をメモリ部31等に記憶させる。当該記憶された情報は、ユーザの入力操作等を介したフラッシュ制御部30による削除処理が行われるまで記憶された状態を維持し、電源がOFFとなっても保持される。
例えば、コマンダCMDとなったフラッシュ装置1は、図6AのようにレシーバRV001〜005となる5台のフラッシュ装置1とペアリング処理を行う。
ユーザの操作によりコマンダCMDがワイヤレスリモートコントロールモードとされると、フラッシュ制御部30は、ステップS201において、レシーバRVとのリンクアップ処理を行う。リンクアップ処理とは、コマンダCMDとレシーバRVを通信可能な状態とする処理をいう。即ち、コマンダCMDとレシーバRVを無線接続させる処理をいう。図6Aに示す例では、コマンダCMDと5台のレシーバRVが無線接続された状態となる。
当該リンクアップ処理により、フラッシュ制御部30は、リンクアップ処理されたレシーバRVの数を把握する。即ち、フラッシュ制御部30は、グループ枠に振分けることが可能なレシーバRVの数の情報を取得する。ここで、フラッシュ制御部30は、リンクアップ状態である複数のレシーバRVをそれぞれ把握し、当該リンクアップ状態のレシーバRVをカウントすることによりグループ枠に振分可能なレシーバRVの台数を算出する。なお、フラッシュ制御部30は、リンクアップ状態のレシーバRVの数情報をメモリ31等に記憶させ、当該数情報を参照することによりレシーバRVの台数を把握することも可能である。
なお、コマンダCMDとレシーバRVは、いずれかの電源がオフとなることでリンクアップ状態が解除される。従って、再度電源がオンとなった際には、フラッシュ制御部30により再度リンクアップ処理が行われることになる。
未振分けレシーバRVがある場合、フラッシュ制御部30はステップS204に処理を進め、グループGPxについてレシーバRVの振分けが完了したか否かを判定する。
グループGPxのxは自然数であり、ステップS202において設定したそれぞれのグループ枠を示している。また、当該グループ枠の最大値はグループGPmaxとされている。図6Aに示す例では、グループ枠としてグループGP1とグループGP2が設けられているため、グループGPmax=2となる。
ステップS204において、グループGPxへの振分けが完了していない場合、フラッシュ制御部30は、ステップS205において未振分けレシーバRVを選択し、ステップS206においてグループGPxに振分ける。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS203に処理を戻し、未振分けレシーバRVが存在し、かつグループGPxへのレシーバRVの振分けが完了するまで、ステップS203〜S206の処理を繰り返す。これにより、グループ枠に必要なレシーバRVが全て振分けられ、グループGPxが形成される。
フラッシュ制御部30は、ステップS207において、グループGPxがグループGPmaxである(GPx=GPmax)か否かを判定する。即ち、フラッシュ制御部30は、設定した全てのグループ枠へのレシーバRVの振分けが完了したか否かを判定する。
未だレシーバRVの振分けが完了していないグループ枠がある場合、フラッシュ制御部30は、ステップS208において、GPxのxに1を加算する(x←x+1)。即ち、レシーバRVを振分ける対象を、次のグループ枠に変更する。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS203に処理を戻し、未振分けレシーバRVが存在し、かつ変更したグループ枠へのレシーバRVの振分けが完了するまで、ステップS203〜S206の処理を繰り返す。
ステップS209において、フラッシュ制御部30は、グループ枠に振分けられずに残った未振分けレシーバのグループオフ処理を行う。グループオフ処理とは、グループ枠への振分けが行われなかったレシーバRVを通信可能なリンクアップ状態を維持しながら待機させる処理をいう。フラッシュ制御部30は、ユーザが入力により再度グループ枠を設定した際に、すぐに振分けが可能となるように、未振分けレシーバについてリンクアップ状態を維持させる。
フラッシュ制御部30は、例えば、グループオフ処理を行ったレシーバRVを振分結果画面71においてグループオフのレシーバRVとして表示させるようにする。
ステップS209の処理の後、フラッシュ制御部30は、ステップS203に処理を戻す。
フラッシュ制御部30は、ステップS210において、レシーバRVの振分けが完了していないグループ枠があるか否かを判定する。
レシーバRVのグループ枠への振分が完了している場合は、フラッシュ制御部30は、グループ枠への振分処理を終了する。これにより、例えば図6Bのように、グループ枠への振分けが完了する。
ユーザはフラッシュフラッシュ表示部7に表示された通知画面を確認することで、グループ枠ごとの台数の再設定や、レシーバRVの追加を行うことができる。
フラッシュ制御部30は、ステップS210の通知処理行った後、グループ枠への振分処理を終了する。
なお、当該通知処理は必ずしも必要な処理ではなく、行わないものとしてもよい。また、レシーバRVのグループ枠への振分が完了した後であっても、レシーバRVごとの発光量や発光ユニット3の向き等の調整を行うことが可能である。
この場合、ユーザのフラッシュ装置1を介した入力操作により、フラッシュ制御部30は、レシーバRVごとにこれらの指示を送信することで自動的に当該調整を行う。またユーザがレシーバRVを操作することで、手動により当該調整を行うこともできる。
第2の実施の形態における、コマンダCMDによる各レシーバRVのグループ枠への振分処理について、図8乃至図12を用いて説明する。
第2の実施の形態は、ユーザが入力したレシーバRVの発光量比率情報に基づいてグループ枠を設定し、当該設定されたグループ枠にレシーバRVを振分けるものである。これによりユーザは、コマンダCMDにグループ枠ごとの発光量比率を入力することで、設置予定のレシーバRVのそれぞれについてユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、入力した発光量比率が反映されるように、自動的にレシーバRVをグループ枠に振分けることができる。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、コマンダCMDと5台のレシーバRVが用意されている。各レシーバRVには001〜005までの識別IDが付され、レシーバ001は発光量10、レシーバ002は発光量20、レシーバ003は発光量30、レシーバ004は発光量40、レシーバ005は発光量50とされている。
コマンダCMDであるフラッシュ制御部30は、当該グループ枠への振分処理にあたり、図7AのステップS101に示すように、レシーバRVとのペアリング処理を行う。
次に、フラッシュ制御部30は、ステップS302において、ユーザの入力した発光量比率の情報を取得し、発光量比率に応じたグループ枠を設定する。本実施の形態では、フラッシュ制御部30は、ユーザにより入力された発光量比率「1:3」に基づいて、比率が「1」のグループGP1及び比率が「3」のグループGP2を設定する。
フラッシュ制御部30は、ステップS304において、全てのグループ枠の発光量比率の合計値を算出する。本実施の形態では、グループGP1の発光量比率の値「1」とグループGP2の発光量比率の値「3」の合計値である「4」を算出する。
ステップS303及びステップS304の処理は、後述するステップS305での必要発光残量の算出に用いられる。
必要発光残量は、(全グループ枠の発光量の値の合計/全グループ枠の発光量比率の値の合計)×(各グループ枠の発光量比率の値)により求められる。ここでは、端数は四捨五入されるものとする。
図8Aに示す例では、上記計算式により、グループGP1の必要発光残量の値は40とされ、グループGP2の必要発光残量の値は110とされる。
未だグループ枠に振分けられていないレシーバRVが存在する場合、フラッシュ制御部30は、ステップS307に処理を進める。
図8Bに示す例では、例えば最初のグループ枠への振分けにおいては、最も発光量の大きいレシーバ005(発光量値50)が選択され、最も必要発光残量の大きいグループGP2(必要発光残量110)に振分けられる。
本実施の形態では、例えばレシーバ005(発光量値50)が振分けられたグループGP2の必要発光残量は、「110」から「60」に更新される。
全てのレシーバRVについてグループ枠への振分けが完了すると、フラッシュ制御部30は、ステップS311に処理を進め、レシーバRVを振分けた後のグループ枠ごとの発光量比率の値と、ユーザの入力したグループ枠ごとの発光量比率の値とを比較して、その差が許容範囲内であるか否かを判定する。
許容範囲内であるか否かは、例えば、ユーザが入力したグループ枠ごとの発光量比率のうちの1つを基準として、他のグループ枠の発光量比率との差を用いることが考えられる。図8Aに示す例では、グループG1の発光量比率「1」を基準とし、グループG2の発光量比率をグループG1の発光量比率の2.5倍から3.5倍までを許容範囲内とすることができる。このような場合は、グループG1とグループG2との発光量比率が「1:2.5〜1:3.5」の範囲内を許容範囲内とする。
ユーザはフラッシュ表示部7に表示された通知画面を確認することで、グループ枠ごとの発光量比率の値の再設定や、レシーバRVの追加を行うことができる。
また、フラッシュ制御部30は、ステップS311において、振分け後のグループ枠ごとの発光量比率が、入力した発光量比率の値と比較して許容範囲内である場合は、グループ枠への振分処理を終了する。
なお、図9に示す例では、全てのレシーバRVをそれぞれのグループ枠に振分けることとしたが、フラッシュ制御部30は、発光量比率が許容範囲内となるように一部のレシーバRVについてグループオフ処理を行ってもよい。また、全てのレシーバRVをそれぞれのグループ枠に振分けた後に、発光量比率が許容範囲内となるように、振分けたレシーバRVの一部についてグループオフ処理を行うことも可能である。
第2例は、フラッシュ制御部30が、ステップS310において、レシーバRVを振分けたグループ枠の必要発光残量の更新を行った後に、ステップS313において、グループ枠の再設定が必要か否かを判定する処理を行う。
グループ枠の再設定が必要な場合としては、例えばグループ枠への振分けの際に新たにレシーバRVが追加された場合や、オフにしていたレシーバRVの電源をオンにした場合等が挙げられる。
ステップS313において、新たなレシーバRVの追加が無い場合、フラッシュ制御部30は、ステップS306に処理を進め、以下第1例と同様の処理を行う。
第3例では、ステップS313において、新たなレシーバRVの追加によりグループ枠の再設定が必要と判定した場合、フラッシュ制御部30は、ステップS314に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS314において、追加されたレシーバRVについてリンクアップ処理を行い、当該レシーバRVごとの発光量情報を無線通信により取得する。
また、フラッシュ制御部30は、ステップS315において、新たなレシーバRVを追加した状態における必要発光残量の再算出を行う。必要発光残量の再算出にあたり、フラッシュ制御部30は、取得した全てのレシーバRVの発光量情報から、全てのレシーバRVの発光量の合計を再度算出し、全てのグループ枠の発光量比率の合計値を再度算出する。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS307に処理を進め、以下同様の処理を行う。
第3の実施の形態における、レシーバRVのグループ枠への振分けについて、図13乃至図17を用いて説明する。
図13に示す例では、ユーザが入力したレシーバRVの機能の属性情報に基づいてグループ枠を設定し、当該設定されたグループ枠に当該機能を有するレシーバRVを振分けるものである。これによりユーザは、コマンダCMDにグループ枠ごとの機能の属性情報を入力することで、設置予定のレシーバRVのそれぞれについてユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、レシーバRVの用途に応じて自動的にレシーバRVをグループ枠に振分けることができる。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、コマンダCMDと5台の識別IDの付されたレシーバRVが用意されている。5台のレシーバRVはそれぞれ性能が異なっており、様々な機能を有している。
なお、グループ毎に指定できる用途は一つに限られることはなく、2以上の用途を設定することも可能である。例えば、グループGP1の用途を「メインライト及びワイドパネル付」と設定することとしてもよい。
属性情報には、図15に示すようなメインライト機能、補助光機能、ワイドパネル機能、リモートレンズ機能やの様々なレシーバRVごとの種別情報が含まれている。なお、図15における○は各機器が有している機能を示している。
第1レシーバ振分処理では、レシーバRVが未振分けのグループ枠の属性を持ち、かつグループ枠に未振分けのレシーバRVが1台である場合、当該未振分けのレシーバRVを当該グループ枠に優先的に振分ける。
あるグループ枠の属性を有するレシーバRVが1台しかない場合、このレシーバRVを他のグループ枠に振分けてしまうと、全てのグループ枠について適切にレシーバRVを振分けることができなくなってしまうためである。
図14に示す例では、「メインライト」機能を有するレシーバRVはID003の1台のみである。そこで、ID003が「ワイドパネル」機能に基づいてグループGP3に振分けられないように、優先的に「メインライト」機能に基づいてグループGP1に振分ける。
未だグループ枠に振分けられていないレシーバRVが存在する場合、フラッシュ制御部30は、ステップS405に処理を進め、レシーバRVについて新たにグループ枠への振分けが更新されたか否かを判定する。
レシーバRVについて新たにグループ枠への振分けが更新された場合、フラッシュ制御部30はステップS403に戻り同様の処理を繰り返す。これにより、条件を満たすレシーバRVが1台しかないグループ枠への当該条件を満たすレシーバRVの振分けが完了する。
第2レシーバ振分処理では、フラッシュ制御部30は、未振分けのグループ枠に必要な属性を有するレシーバRVを振分ける。
第2レシーバ振分処理が完了すると、フラッシュ制御部30は、ステップS403に戻り、同様の処理を繰り返す。これにより、全てのグループ枠のそれぞれに少なくとも1台のレシーバRVが振分けられたこととなる。
グループ枠の何れかに必要な属性を備えるレシーバRVがある場合、フラッシュ制御部30は、ステップS409に処理を進め、第3レシーバ振分処理を行う。第3レシーバ振分処理では、当該レシーバRVをその属性により設定されたグループ枠に振分ける。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS404に処理を進め、グループ枠の条件を満たすレシーバRVが全てグループ枠に振分けられるまで同様の処理を行う。これにより、設定したグループ枠に振分けるべきレシーバRVが、全てグループ枠に振分けられた状態となる。
図13Bに示す例では、グループ枠への振分けが完了した後に残ったID005のレシーバRVがグループオフとして振分結果画面71に表示されている。
フラッシュ制御部30は、ステップS411において、レシーバRVの振分けが完了していないグループ枠があるか否かを判定する。
レシーバRVのグループ枠への振分けが完了している場合は、フラッシュ制御部30は、グループ枠への振分処理を終了する。これにより、例えば図13Bのように、グループ枠への振分けが完了する。
ユーザはフラッシュ表示部7に表示された通知画面を確認することで、グループ枠ごとの台数の再設定や、レシーバRVの追加を行うことができる。
フラッシュ制御部30は、ステップS412の通知処理行った後、グループ枠への振分処理を終了する。
第2例では、フラッシュ制御部30が、ステップS403の後に、ステップS413において、グループ枠の再設定が必要か否かを判定する処理を行う。グループ枠の再設定が必要な場合とは、グループ枠への振分けの際に新たにレシーバRVが追加された場合をいう。
ステップS414において、新たなレシーバRVの追加がない場合、フラッシュ制御部30は、ステップS405に処理を進め、以下第1例と同様の処理を行う。
本例では、ステップS413において、新たなレシーバRVの追加によりグループ枠の再設定が必要と判定した場合、フラッシュ制御部30は、ステップS414に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS414において、追加されたレシーバRVについてリンクアップ処理を行い、当該レシーバRVごとの属性情報を無線通信により取得する。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS404に処理を進め、以下第1例及び第2例と同様の処理を行う。
第4の実施の形態として、レシーバRVのグループ枠への振分処理における第4の実施の形態について、図18及び図19を参照して説明する。
第4の実施の形態は、あらかじめユーザがレシーバRVを様々な場所に設置した状態において、ある一定の領域に位置するレシーバRVを1つのグループとして設定するものである。当該グループ設定は、コマンダCMD側の操作により自動的に行われる。従ってユーザは、ある領域内に配置されているレシーバRVについて、わざわざ足を運んで操作することなくグループ分けを行うことができる。
ユーザのコマンダCMDへの入力操作によりグループ枠の設定が完了すると、図18Bに示すように、コマンダCMDは、自動的に互いの距離が1m以内であるレシーバRVをそれぞれグループとして設定する。なお、自機の周囲1m以内に他のレシーバRVが存在しない場合、コマンダCMDは当該自機を1台のグループとして設定する。
次にフラッシュ制御部30は、ステップS502において、ユーザの入力により設定された距離の情報である設定距離情報を取得する。設定距離情報は、グループを形成するレシーバRV同士の距離を示すものである。図18Aでは一例として、グループ枠としてのレシーバRV同士の距離を1mと設定している。
未だグループ枠に振分けられていないレシーバRVが存在する場合、フラッシュ制御部30は、ステップS504に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS504において、グループ設定のされていないレシーバRVを選択し、ステップS505において、選択されたレシーバRVを含むグループ枠を設定する。
図18Bに示す例では、まずレシーバRV001を含むグループ枠を設定し、レシーバRV001から1m以内に位置するレシーバRV002、003が、レシーバRV001を含むグループ枠に振分けられる。
フラッシュ制御部30は、ステップS506、S507の処理を繰り返し、設定距離の範囲内のレシーバRVについてグループ枠への振分けを行い、当該振分けが完了したら、ステップS506からステップS503に処理を進める。
全てのレシーバRVについてグループ枠への振分けが完了すると、フラッシュ制御部30はグループ枠への振分処理を終了する。
以上の実施の形態では以下のような効果が得られる。
実施の形態の通信装置は、複数のレシーバRV(外部通信装置)と通信する通信部38と、通信部38を介して得た複数のレシーバRV(外部通信装置)の情報に基づいて、複数のレシーバRV(外部通信装置)を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部30bと、を備える。
またレシーバRV(外部通信装置)の振分け先とする1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する設定部30aを更に備える。
さらに設定部30aは、通信部38を介して得たレシーバRV(外部通信装置)の情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する。
このように通信装置は、レシーバRVごとにグループ枠の設定を行うことなしに、コマンダCMD側の設定に応じてレシーバRVをグループ枠に自動的に振分けることができる。コマンダCMDは、グループ枠に振分けられたレシーバRVについて、グループごとに無線通信を行うことができる。
従って、ユーザが複数の通信装置を用いて通信を行う際に、レシーバRVのグループ枠を設定する操作が簡略化される。例えば、レシーバRVが10台ある場合、レシーバRV10台に対してそれぞれのグループ枠に振分ける際にユーザの操作が必要だったものを、ユーザはコマンダCMDを操作するだけで、レシーバRV10台分のグループ枠の設定をすることが可能になる。このようにレシーバRVごとにグループ枠の設定を行うことが不要になることで、レシーバRVについてグループ枠の設定をするユーザの操作時間を大幅に短縮することができる。従って、ユーザの操作性の向上、利便性の向上、作業の効率の向上等を図ることができる。
ユーザは、レシーバRVをグループ枠に振分ける際にコマンダCMDを操作することで、グループ枠を振分けるための情報を直接入力することができる。
従ってユーザは、コマンダCMDとなるフラッシュ装置1にグループ枠の設定ための条件を直接入力することで、レシーバRVを自らの希望する条件を反映させたグループ枠へ振分けることができる。
これにより、レシーバRVの台数情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
従って、ユーザは複数あるレシーバRV(フラッシュ装置1)のそれぞれについてグループ枠の設定をすることが不要になるため、ユーザの入力操作時間を短縮することができ、利便性を向上させることができる。また、レシーバRVが数多くある場合、ユーザがどのレシーバRVをどのグループ枠に振分けたかをわからなくなってしまう場合も多々見受けられるが、本技術においてはコマンダCMDでグループ枠ごとの台数をあらかじめ設定できるため、ユーザによるグループごとの台数の設定のミスを防止することができる。
これにより、レシーバRVの有する発光量情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
従って、ユーザがレシーバRVを設置後に、試験的に改めてレシーバRVを発光させて、発光量を確認してからグループ枠ごとのレシーバRVの台数割り振りを調整変更するという手間を省くことができる。すなわち、ユーザはコマンダCMDとしてのフラッシュ装置1等にグループ枠ごとに希望する発光量を入力するだけで簡単にレシーバRVをそれぞれのグループ枠に振分けることができ、ユーザの利便性をより一層向上させることができる。
これにより、レシーバRVを振分けるためのグループ枠がユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて設定され、当該入力された発光量比率に近づくようにレシーバRVがグループ枠に自動的に振分けられる。
従って、コマンダCMDとしてのフラッシュ装置1でグループ枠の設定を行うだけで、ユーザの希望する発光量比率となるように、自動的にレシーバRVを振分けることができる。ユーザが実際にレシーバRVを配置して発光させながらグループ枠への振分けを調整変更するといった手間を省くことができるため、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
各グループ枠の発光量比率に与える影響の大きいレシーバRVから順にグループ枠への振分けが行われる。
これにより、レシーバRVのグループ枠への振分けを行ったときに、グループ枠ごとの発光量比率と、ユーザの入力により設定したグループ枠ごとの発光量比率との乖離を抑えることができる。
各グループ枠にレシーバRVを振分けた際に、振分けられた各グループ枠のレシーバRVの発光量比率と設定された各グループ枠の発光量比率との乖離が許容範囲を超えることがある。そういった場合にその旨をユーザに通知する処理を行う。
従って、ユーザは、レシーバRVを追加する必要があるか、グループ枠の設定の条件を変更する必要があるかを通知により容易に確認することができる。
これにより、グループ枠の目的に必要な属性を有するレシーバRVについて、グループ枠へ振分けが自動的に行われる。
従って、ユーザの撮像の用途に応じて、レシーバRVを自動的に各グループ枠に振分けがされるため、ユーザがレシーバRVごとの属性情報を確認しながらレシーバRVごとにグループ枠の設定操作を行う必要がなくなる。これにより、ユーザの入力操作の時間を大幅に短縮でき、利便性の向上を図ることができる。
また、ユーザがそれぞれのレシーバRVの属性情報を知らなかった場合であっても、ユーザの用途に応じて適切にグループ枠へのレシーバRVの振分けが行われる。即ち、ユーザの用途に応じたレシーバRVを容易に探し出すこともできる。
ユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定し、グループ枠ごとに設定された属性のレシーバRVを振分けた際、グループ枠に振分けることができるレシーバRVが存在しないことがある。この場合においてはユーザにその旨を通知する。
従って、ユーザは、レシーバRVを追加する必要があるか、グループ枠の設定の条件を変更する必要があるかを通知により容易に確認することができる。
これにより、ユーザがレシーバRVの属性情報を知らなかった場合であっても、ユーザの用途に応じて適切にグループ枠への振分けを行うことができる。また、レシーバRVの種別情報を用いることで、ユーザの用途に必要なグループ枠へのレシーバRVの振分けをより正確に行うことができる。
これにより、位置情報に応じたレシーバRVのグループへの振分けが自動的に行われる。
従ってユーザは、レシーバRVを配置した状態を確認しながらグループ枠を柔軟に設定することができる。即ち、レシーバRVをそれぞれグループ枠への振分けした後に、実際設置してみたらグループ枠の設定を修正する必要が生じたといった手間を省くことができる。
また、コマンダCMDからグループ枠の設定及びグループ枠へのレシーバRVの振分けを行えるため、レシーバRVを配置した状態においてわざわざ配置した場所までユーザが移動する必要がなくなるため、ユーザの利便性をより一層向上させることができる。
これにより、追加されたレシーバRVについても自動的にグループ枠への振分けが行われる。
従って、ユーザは、グループ枠への振分け当初には予定していなかったレシーバRVについても、柔軟に追加することが可能となり、ユーザの利便性をより一層向上することができる。
即ち、レシーバRVとしてのフラッシュ装置1について、取得した情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
レシーバRVとしてのフラッシュ装置1は、カメラ装置10による撮像の際に、被写体をどのように撮像するかに応じて、様々な位置に配置したり、発光量を調節するために台数や機種を変更する機会が多い。従って、フラッシュ装置1の台数情報、発光量情報や位置情報などに応じてグループ枠へ振分けを行うことは、フラッシュ装置1のような発光装置において特に有用である。
カメラ装置10にはフラッシュ装置1と同様に通信部60が設けられ、取得部30aはレシーバRVの情報を取得する。カメラ装置10の設定部30aは、ユーザの操作入力部57を介した入力情報に基づいてグループ枠を設定し、振分部30bは、取得部30aが取得したレシーバRVの情報を用いてレシーバRVのグループ枠への振分けを行う。
より具体的には、図7、図9、図11、図12、図14、図16、図17、図19に示す各処理の何れかを演算処理装置としてのフラッシュ制御部30に実行させるプログラムである。
そしてこのようなプログラムは演算処理装置等の機器に内蔵されている記録媒体や、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
まずレシーバRVのフラッシュ制御部30は、図7AのステップS101においてコマンダCMDからのペアリング要求を受信すると、通信ID等のペアリングに必要な情報を通信部得38を介して送信する処理を行う。レシーバRVから送信された当該情報は、コマンダCMDのメモリ部31等に記憶される。これにより、コマンダCMDとレシーバRVのペアリング処理が完了する。
その後レシーバRVのフラッシュ制御部30は、コマンダCMDの要求に応じて、レシーバRVの情報を、通信部38を介してコマンダCMDに送信する。
コマンダCMDは、レシーバRVから受信したレシーバRVの情報に基づいて、グループ枠の振分種別の設定処理や、グループ枠へのレシーバRVの振分け処理を行う。
このようにレシーバRVには、コマンダCMDからの指示に応じて様々な操作を行わせることが可能となる。
これにより、レシーバRVごとにユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、コマンダCMD側の設定に応じてレシーバRVをグループ枠に自動的に振分けることができる。
(1)複数の外部通信装置と通信する通信部と、
前記通信部を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部と、
を備える通信装置。
(2)前記外部通信装置の振分け先とする1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する設定部を更に備える
上記(1)に記載の通信装置。
(3)前記設定部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
上記(2)に記載の通信装置。
(4)前記設定部は、ユーザの入力情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
上記(2)又は(3)に記載の通信装置。
(5)前記振分部は、前記通信部と接続する前記外部通信装置の数の情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)又は(4)に記載の通信装置。
(6)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(5)の何れかに記載の通信装置。
(7)前記設定部は、ユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて、各グループ枠の発光量比率を設定し、
前記振分部は、各グループ枠の発光量比率と前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(6)に記載の通信装置。
(8)前記振分部は、複数の前記外部通信装置のうち発光量の大きいものから順番にグループ枠への振分けを行う
上記(6)又は(7)に記載の通信装置。
(9)設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられた各グループ枠の前記外部通信装置の発光量比率との比較結果に応じて、ユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
上記(7)又は(8)に記載の通信装置。
(10)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の属性情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(9)の何れかに記載の通信装置。
(11)前記設定部がユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定するとともに、
前記振分部による振分けの結果、設定された属性の前記外部通信装置が振分けられていないグループ枠があることをユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
上記(3)乃至(10)の何れかに記載の通信装置。
(12)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の種別情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(10)又は(11)に記載の通信装置。
(13)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の位置情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(12)の何れかに記載の通信装置。
(14)前記外部通信装置のグループ枠への振分け中又は振分け後に、外部通信装置が新たに追加された場合、前記振分部は前記追加された外部通信装置の情報を用いて前記追加された外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(13)の何れかに記載の通信装置。
(15)前記外部通信装置は発光装置とされる
上記(1)乃至(14)の何れかに記載の通信装置。
(16)複数の外部通信装置と通信を行い、
前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
通信装置の制御方法。
(17)通信装置と、該通信装置との通信の接続対象となる複数の外部通信装置と、を備え、
前記通信装置は、
前記複数の外部通信装置と通信を行い、
前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
通信システム。
(18)通信部と、
上位機器に対して、前記上位機器でのグループ枠への振分処理に用いる自己の情報を、前記通信部を介して送信させる制御部と、を備える
通信装置。
Claims (18)
- 複数の外部通信装置と通信する通信部と、
前記通信部を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部と、
を備える通信装置。 - 前記外部通信装置の振分け先とする1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する設定部を更に備える
請求項1に記載の通信装置。 - 前記設定部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
請求項2に記載の通信装置。 - 前記設定部は、ユーザの入力情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
請求項2に記載の通信装置。 - 前記振分部は、前記通信部と接続する前記外部通信装置の数の情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
請求項3に記載の通信装置。 - 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
請求項3に記載の通信装置。 - 前記設定部は、ユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて、各グループ枠の発光量比率を設定し、
前記振分部は、各グループ枠の発光量比率と前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
請求項6に記載の通信装置。 - 前記振分部は、複数の前記外部通信装置のうち発光量の大きいものから順番にグループ枠への振分けを行う
請求項6に記載の通信装置。 - 設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられた各グループ枠の前記外部通信装置の発光量比率との比較結果に応じて、ユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
請求項7に記載の通信装置。 - 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の属性情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
請求項3に記載の通信装置。 - 前記設定部がユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定するとともに、
前記振分部による振分けの結果、設定された属性の前記外部通信装置が振分けられていないグループ枠があることをユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
請求項10に記載の通信装置。 - 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の種別情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
請求項10に記載の通信装置。 - 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の位置情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
請求項3に記載の通信装置。 - 前記外部通信装置のグループ枠への振分け中又は振分け後に、外部通信装置が新たに追加された場合、前記振分部は前記追加された外部通信装置の情報を用いて前記追加された外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
請求項3に記載の通信装置。 - 前記外部通信装置は発光装置とされる
請求項1に記載の通信装置。 - 複数の外部通信装置と通信を行い、
前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
通信装置の制御方法。 - 通信装置と、該通信装置との通信の接続対象となる複数の外部通信装置と、を備え、
前記通信装置は、
前記複数の外部通信装置と通信を行い、
前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
通信システム。 - 通信部と、
上位機器に対して、前記上位機器でのグループ枠への振分処理に用いる自己の情報を、前記通信部を介して送信させる制御部と、を備える
通信装置。
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