JP2019028222A - 通信装置、通信装置の制御方法及び通信システム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの操作時間を短縮し、利便性の向上を図る【解決手段】複数の外部通信装置と通信する通信部と、前記通信部を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部と、を備える通信装置。【選択図】図6

Description

本技術は、無線通信を行う他の通信装置をグループ枠に振分ける通信装置、当該通信装置の制御方法及び通信システムの技術分野に関する。
親機から複数台の子機に無線通信を行うことが可能な通信機器においては、目的に応じてそれぞれの子機を振分けることでグループを設定し、親機はそれぞれのグループ単位で無線通信を行うことがある。このような無線通信を行う通信機器としては、例えば特許文献1に記載のものが挙げられる。
特開2009−186702号公報
特許文献1には、通信機器として、無線通信による多灯発光が可能なフラッシュ機器を挙げ、子機ごとに発光グループを設定し、親機から無線通信により子機を発光させる場合に同一の発光グループに属する子機を同一の発光量や発光方式で発光することが記載されている。
このような無線通信による多灯発光においては、同一の発光量や発光方式で発光させたい子機を同一の発光グループとして設定する際に、発光指示を受け取る子機側から子機自身の発光グループをユーザの操作により設定する必要があった。そのため子機を複数用いる場合においては、全ての子機についてユーザがそれぞれ操作により発光グループを設定するといった手間が生じていた。
従って、親機と無線通信を行う子機をグループ分けするにあたって、簡易な操作で手間の掛からない通信機器の開発が望まれている。
そこで本技術は、指示を発信する親機から子機のグループ振分けを自動的に行う機能を提供することを目的とする。
本技術に係る通信装置は、複数の外部通信装置と通信する通信部と、前記通信部を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部と、を備えるものである。
これにより通信装置は、外部通信装置の情報を取得して、取得した情報に基づいて当該外部通信装置を設定したグループ枠に自動的に振分ける。
ここでいう情報には、外部通信装置の属性情報や外部通信装置との通信状態の有無の情報等の様々な情報が含まれる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記外部通信装置の振分け先とする1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する設定部を更に備えることが考えられる。
これにより、通信装置及び外部通信装置の用途に応じた複数のグループ枠が設定される。ここで、振分種別とはグループ枠を設定する際に基準となる情報の種類をいう。振分種別としては、例えば外部通信装置の数の情報、発光量情報、属性情報、位置情報等が挙げられる。
また上記した本技術に係る通信装置においては、前記設定部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定することが考えられる。
これにより、取得した外部通信装置の情報を反映させたグループが形成される。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記設定部は、ユーザの入力情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定することが考えられる。
これにより通信装置は、外部通信装置を振分けるためのグループ枠をユーザの入力情報に基づいて設定する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記振分部は、前記通信部と接続する前記外部通信装置の数の情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
これにより、外部通信装置の台数情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
これにより、外部通信装置の有する発光量情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記設定部は、ユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて、各グループ枠の発光量比率を設定し、前記振分部は、各グループ枠の発光量比率と前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
これにより、外部通信装置を振分けるためのグループ枠がユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて設定され、当該入力された発光量比率に近づくように外部通信装置がグループ枠に自動的に振分けられる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記振分部は、複数の前記外部通信装置のうち発光量の大きいものから順番にグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
これにより、各グループ枠の発光量比率に与える影響の大きい外部通信装置から順にグループ枠への振分けが自動的に行われる。
上記した本技術に係る通信装置においては、設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられた各グループ枠の前記外部通信装置の発光量比率との比較結果に応じて、ユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備えることが考えられる。
各グループ枠に外部通信装置を振分けた際に、振分けられた各グループの外部通信装置の発光比率と、設定された各グループ枠の発光量比率との乖離が許容範囲を超えることがある。そういった場合に、その旨をユーザに通知する処理を行う。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記取得部は、前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の属性情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
これにより、グループの目的に必要な属性を有する外部通信装置について、グループ枠へ振分けが自動的に行われる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記設定部がユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定するとともに、前記振分部による振分けの結果、設定された属性の前記外部通信装置が振分けられていないグループ枠があることをユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備えることが考えられる。
ユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定し、グループ枠ごとに設定された属性の外部通信装置を振分けた際、グループ枠に振分けることができる外部通信装置が存在しないことがある。このような場合にはユーザにその旨を通知する。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の種別情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
即ち、グループの目的に必要な種別情報を有する外部通信装置について、グループ枠への振分けが自動的に行われる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の位置情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
これにより、位置情報に応じた外部通信装置のグループ枠への振分けが自動的に行われる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記外部通信装置のグループ枠への振分け中又は振分け後に、外部通信装置が新たに追加された場合、前記振分部は前記追加された外部通信装置の情報を用いて前記追加された外部通信装置のグループ枠への振分けを行うことが考えられる。
これにより、追加された外部通信装置についても自動的にグループ枠への振分けが行われる。
上記した本技術に係る通信装置においては、前記外部通信装置は発光装置とされることが考えられる。
即ち、発光装置について、取得した情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
本技術に係る通信装置の制御方法は、複数の外部通信装置と通信を行い、前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分けるものである。
これにより通信装置は、外部通信装置の情報を取得して、取得した情報に基づいて当該外部通信装置を設定したグループ枠に自動的に振分ける。外部通信装置をグループ枠に振分けることで、取得した情報を反映させたグループが形成される。
本技術によれば、通信装置は、取得した外部通信装置の情報に基づいて当該外部通信装置をグループ枠に自動的に振分けることで、ユーザの操作を容易化し、利便性の向上を図ることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術の実施の形態のフラッシュ装置の構成の説明図である。 本技術の実施の形態のカメラ装置の構成の説明図である。 本技術の実施の形態のコマンダ及びレシーバの使用態様の説明図である。 本技術の実施の形態のフラッシュ装置の機能構成を示すブロック図である。 本技術の実施の形態のカメラ装置の機能構成を示すブロック図である。 本技術の第1の実施の形態のワイヤレスフラッシュシステムの説明図である。 本技術の第1の実施の形態のフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態のワイヤレスフラッシュシステムの説明図である。 本技術の第2の実施の形態における第1例のフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態の取得する発光量情報の説明図である。 本技術の第2の実施の形態における第2例のフローチャートである。 本技術の第2の実施の形態における第3例のフローチャートである。 本技術の第3の実施の形態のワイヤレスフラッシュシステムの説明図である。 本技術の第3の実施の形態における第1例のフローチャートである。 本技術の第3の実施の形態の取得する属性情報の説明図である。 本技術の第3の実施の形態における第2例のフローチャートである。 本技術の第3の実施の形態における第3例のフローチャートである。 本技術の第4の実施の形態のワイヤレスフラッシュシステムの説明図である。 本技術の第4の実施の形態のフローチャートである。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.フラッシュ装置の概要>
<2.カメラ装置の概要>
<3.フラッシュ装置及びカメラ装置の使用方法>
<4.フラッシュ装置の構成>
<5.カメラ装置の構成>
<6.第1の実施の形態>
<7.第2の実施の形態>
<8.第3の実施の形態>
<9.第4の実施の形態>
<10.まとめ及び変形例>
なお、使用する各用語の意味は次の通りである。
コマンダとは、請求項における通信装置のことをいい、本実施の形態においては、特にカメラ装置に装着されたフラッシュ装置を指す。コマンダは、後述するグループ枠へのレシーバの振分けを、ユーザの入力情報に基づいて自動的に行う。また、コマンダはレシーバにグループごとに指示を送信することができる。なお、コマンダはレシーバ毎に個別に指示を送信することも、もちろん可能である。
レシーバとは、請求項における外部通信装置のことをいい、コマンダからの指示に応じて動作を行う通信装置をいう。本実施の形態の例では、カメラ装置に装着されていないフラッシュ装置をレシーバとして説明する。
グループ枠とは、取得した情報に基づいて設定される、レシーバを振分けるための仮想的な枠組みをいう。レシーバがグループ枠に振分けられることでグループが形成される。
以下、図面に従って本技術を適用した実施の形態として、フラッシュ装置とカメラ装置を用いたワイヤレスフラッシュシステムについて説明する。
<1.フラッシュ装置の概要>
フラッシュ装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1Aは、フラッシュ装置1について正面側からみた外観斜視図であり、図1Bは、フラッシュ装置1を背面側からみた外観斜視図である。
フラッシュ装置1は、フラッシュ本体部2と発光ユニット3を有して構成されている。
フラッシュ本体部2は、図1Aに示すように、例えば略直方体状に形成され、フラッシュ本体部2の上部には発光ユニット3が設けられている。発光ユニット3はフラッシュ本体部2に対して垂直及び水平方向に旋回可能に設けられている。
これにより発光ユニット3は、フラッシュ光を被写体に直接あてずに部屋の天井や壁に向けて発光させるバウンス撮像を行うことができる。このようなバウンス撮像可能な構成を有することで、様々な構図、撮像シーンに合わせたライティング表現が可能となる。
また、発光ユニット3が旋回可能に設けられていることで、地面に置いたフラッシュ装置1の発光方向を調整することや、シンクロケーブル等を用いて延長されたフラッシュ装置1の発光方向を調整することが容易となる。
発光ユニット3の正面には、発光部4が設けられている。本実施の形態では一例として、発光部4はフレネルレンズを含み、内部にはキセノン管が配置されており、発光部4のフレネルレンズを通してフラッシュ光が照射される。なお、発光部4としてLED(Light Emitting Diode)を用いることも考えられる。
フラッシュ本体部2の下部には被固定部5が設けられている。被固定部5の下部にはカメラ装置10と有線通信を行うための端子5aが配設されている。
フラッシュ装置1の被固定部5を、後述するカメラ装置10に設けられた固定部16に装着することで、フラッシュ装置1とカメラ装置10を有線通信可能に接続するとともに、カメラ装置10にフラッシュ装置1を固定する。
フラッシュ本体部2の正面には、補助光窓6が設けられている。
補助光窓6は、被写体が暗い場合に、被写体を照明することによりカメラのオートフォーカス(Autofocus)を補助する補助光投射用の投光用のレンズを含む窓である。投射する補助光としては、例えばLEDが搭載されている。
フラッシュ本体部2の内部には、フラッシュ装置1の全体を制御するための制御回路等が設けられている。
またフラッシュ本体部2の内部には、無線電波通信用のアンテナが設けられており、レシーバであるフラッシュ装置1からコマンダであるフラッシュ装置1又はカメラ装置10への機種情報等の送信を無線通信により行う。また、コマンダ側から無線通信により信号を送信することで、レシーバを発光させることも可能である。
フラッシュ本体部2の背面には、図1Bに示すように、フラッシュ表示部7、操作ボタン8a、メニューボタン8b、モードボタン8c、ズームボタン8d、充電/テストボタン8e及び電源スイッチ8fが配置されている。
フラッシュ表示部7は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)装置やOLED(Organic Light Emitting Diode)装置などの表示装置である。
操作ボタン8aは、上下左右の方向にそれぞれ設けられた方向キーと、方向キーの中央部に設けられた決定ボタンとから構成されている。方向キーをそれぞれ操作することで、表示部に表示されるカーソルを移動させることができる。また、決定ボタンを操作することにより、選択された項目を確定する。
メニューボタン8bは、メニューモード設定用の操作子である。メニューボタン8bを操作すると、表示部にメニュー画面が表示され、この状態で操作ボタン8aを操作することにより、所望の設定等を行うことができる。
モードボタン8cは、フラッシュ装置1の動作モードを設定するための操作子である。フラッシュ装置1の発光制御の各種モード、例えばTTLオートモード、オートモード、マニュアルモード、ワイヤレスリモートコントロールモード等を設定するボタンである。ワイヤレスリモートコントロールモードは、レシーバを用いる場合に選択可能な動作モードである。
ズームボタン8dは、発光ユニット3による発光における照射角を設定するための操作子である。照射角とは、フラッシュ光がある一定の明るさ以上にムラなく照射される範囲を角度で表したものである。
充電/テストボタン8eは、フラッシュ装置1の充電が完了すると点灯し、充電/テストボタン8eを押すことでフラッシュ装置1のテスト発光を行う。また、電源スイッチ8fは、フラッシュ装置1の電源を投入するための操作子である。
<2.カメラ装置の概要>
続いて、カメラ装置10の構成について図2を参照して説明する。図2Aは、カメラ装置10について正面側からみた外観斜視図であり、図2Bは、カメラ装置10を背面側からみた外観斜視図である。
カメラ装置10は撮像素子を備え、撮像素子からの出力に基づく画像データを記録媒体に記録可能である。また被写体観察時には、画像データに基づいてリアルタイムで背面に設けたカメラ表示部18若しくはファインダ17に表示する。
カメラ本体部11の正面の略中央にはレンズユニット12が装着されている。レンズユニット12には、被写体像を形成するための撮像レンズ13が配置されている。
レンズ鏡筒内部にはズームレンズが設けられており、ズームリング12aを回動させることにより、ズーミング動作を行うことができる。
カメラ本体部11の上部には、シャッターボタン14、電源ボタン15、固定部16、ファインダ17が設けられている。シャッターボタン14は静止画等の撮像を指示するための操作子であり、電源ボタン15はカメラ本体部11に電源を投入するための操作子である。
カメラ装置10の固定部16はフラッシュ装置1の被固定部5に係合可能であり、図3に示すように、カメラ装置10にフラッシュ装置1を固定することができる。
固定部16の上面には通信用の端子16aが設けられており、これらの端子16aを介してカメラ装置10とフラッシュ装置1は有線通信を行う。
また、カメラ本体部11には、図示しない無線通信用のアンテナが設けられている。当該アンテナを介して、フラッシュ装置1との間で無線通信を行うことができる。これによって、カメラ装置10はコマンダとして機能して、装着していないレシーバ(フラッシュ装置1)に制御信号の送信を行うことで、当該レシーバ(フラッシュ装置1)を発光させることもできる。
なお、図示しないが、カメラ装置10はフラッシュ機能を内蔵していてもよい。この場合において、当該内蔵フラッシュは、カメラ装置10のみでの撮像時の照明光源や、ワイヤレスフラッシュでの撮像時には、コマンダとしての信号発光をレシーバに行うことができる。
ファインダ17は、カメラ本体部11の背面の上部に設けられている。撮像レンズ13によって形成される被写体像は、カメラ本体部11内の可動反射鏡、ファインダスクリーン、ペンタプリズム等のファインダ光学系を介し、ファインダ17から視認することができる。
また、カメラ本体部11の背面にはカメラ表示部18、操作ボタン19、メニューボタン20、モードボタン21、DSPボタン22、INFOボタン23が設けられている。カメラ表示部18は、記録した撮像画像の再生、各種情報の設定画面、およびライブビュー画像の表示を行う。
操作ボタン19は、図1Bに示した操作ボタン8aと同様に、上下左右の4方向に設けられた方向キーと、当該方向キーの中央に設けられた決定ボタンとから構成されている。当該方向キーをそれぞれ操作することにより、カメラ表示部18に表示されるカーソルを移動させることができ、決定ボタンを操作することにより項目を決定する。
メニューボタン20は、図1Bに示したメニューボタン8bと同様に、メニューモード設定用の操作子である。
モードボタン21は、プログラムモード、絞り優先モード、シャッター優先モード、マニュアルモード等のカメラ装置10の撮像モードを切り換えるための操作子である。
DSPボタン22はカメラ表示部18で表示されるライブビューのオンオフの切換を行う操作子である。INFOボタン23は、カメラ表示部18に表示する情報の表示形態の切り換えを行う操作子である。
なお、上述したフラッシュ装置1及びカメラ装置10の構造は、本実施の形態の一例として示したものであり、上述の構造に限定されるものではない。フラッシュ装置1及びカメラ装置10は、本技術を実現することが可能であれば、様々な構造を採用することができる。
<3.フラッシュ装置及びカメラ装置の使用方法>
次に、コマンダとレシーバを用いたワイヤレスフラッシュシステムについて、図3を参照して説明する。
カメラ装置10に直接取り付けたフラッシュ装置1によるライティングでは、背景に強い影が出てしまったり、平面的な描写になりがちで、表現の幅には限界がある。そこで、よりクリエイティブな表現を行うためにワイヤレスフラッシュシステムが用いられる。例えば、カメラ装置10に装着されていないフラッシュ装置1を用いて被写体の側面等から光を当てることにより、輪郭が際立った立体的で陰影のある撮像が実現できる。
ワイヤレスフラッシュシステムでは、1台のコマンダと1台または複数台のレシーバで構成される。以下、カメラ装置10に取り付けられているフラッシュ装置1をコマンダCMDとし、オフカメラの4台のフラッシュ装置1をレシーバRVとする。コマンダCMDとレシーバRVは互いに無線通信機能を有しており、互いに各種情報のやりとりが可能である。
図3に示す例では、4台のレシーバRVのうち、3台がグループGP1に、1台がグループGP2に振分けられている。なお、レシーバRVが振分けられたグループの数は2以上であってもよいし、1つであってもよい。また、グループ枠に振分けるレシーバRVの台数は、2台以上であってもよいし、1台であってもよい。
ユーザは、コマンダCMDを操作することで、配線で接続することなく無線通信によりレシーバRVに発光等の動作を行わせることができる。このように、レシーバRVをグループ枠に振分けることで、レシーバRVとしての1又は複数のフラッシュ装置1を目的に応じて好きな場所に設置することができ、グループごとの発光量や発光のタイミングなどをコマンダCMDの操作により自在にコントロールすることができる。
このような技術において、ユーザは、レシーバRVをグループ枠に振分ける際に、発光指示を受け取るレシーバRV側の操作により行う必要があった。このことは、レシーバRVが複数ある場合等に、ユーザにとって手間の掛かる作業となっている。
また、例えば、グループごとに所定の発光量比率となるようにグループ枠を設定しようとした場合等においては、ユーザがレシーバRVごとの性能を知っていることが前提となる。そのため、ユーザがレシーバRVごとの性能を知らない場合は、レシーバRVの性能を調べたうえでグループ枠を設定する必要があり、調べる手段がないときにはユーザの目的が反映されたグループ枠の設定が困難となることがあった。
そこで本技術では、上記課題を解決するために以下の構成をとることとした。
<4.フラッシュ装置の構成>
本技術におけるコマンダCMDあるいはレシーバRVとして機能するフラッシュ装置1の内部構成について、図4を参照して説明する。図4は、実施の形態におけるフラッシュ装置1のブロック図である。
フラッシュ装置1は図4に示すように、フラッシュ制御部30、メモリ部31、発光部32、発光制御回路33、測光センサ34、操作入力部35、表示制御部36、フラッシュ表示部7、コネクタ部37、通信部38、電源部39、測位部40を有する。
フラッシュ制御部30はCPU(Central Processing Unit)を備えたマイクロコンピュータ(演算処理装置)により構成される。フラッシュ制御部30は、測光センサ34、コネクタ部37や通信部38等からの情報や操作入力部35からの操作に従ってフラッシュ装置1の発光等の各種制御を行う。
さらに本実施の形態では、フラッシュ制御部30は、例えばソフトウェアで実現する機能として、設定部30a、振分部30b及び通知部30cとしての機能を有する。
設定部30aは、レシーバRVの振分け先となる1又は複数のグループ枠を設定する。グループ枠の設定は、ユーザがコマンダCMDを操作することにより行われる。設定部30aは、操作入力部35から受信したユーザの入力情報に基づいてグループ枠を設定する。
ユーザの入力情報としては、グループ枠へのレシーバRVの振分け台数やグループ枠ごとの発光量比率、グループ枠ごとの使用目的等が挙げられる。
ユーザの入力情報の入力例としては、例えばグループ枠へのレシーバRVの振分け台数であれば、「グループGP1に3台、グループGP2に1台」と入力することで、グループGP1及びグループGP2のグループ枠がそれぞれ設定される。
振分部30bは、後述する通信部38を介して得た複数のレシーバRVの情報に基づいて、設定部30aが設定したグループ枠にレシーバRVを振分ける。
例えば、設定部30aがレシーバRVの振分け台数に基づいてグループ枠を設定した場合、振分部30bは、通信部38を介して得た複数のレシーバRVの台数情報に基づいてレシーバRVのグループ枠への振分けを行う。
これにより、設置予定のレシーバRVのそれぞれについて、ユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、コマンダCMD側の設定に応じてレシーバRVをグループ枠に自動的に振分けることができる。
通知部30cは、振分部30bがレシーバRVのグループ枠への振分けを行った際に、グループ枠への振分けが適切に行われなかった場合は、その旨を通知させるための処理を行う。通知部30cは、例えば表示制御部36を介してフラッシュ表示部7に通知内容を表示させることで、ユーザに対して通知が行われるようにする。
通知部30cは、グループ枠への振分けが適切に行われなかった場合は、通常その旨を通知させるための処理を行うが、当該通知させる処理を行わないこととしてもよい。
グループ枠への振分けが適切に行われなかった場合としては、例えば、設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられたグループごとのレシーバRVの発光量比率との乖離が大きい場合や、振分部30dによる振分けの結果、グループ枠に必要なレシーバRVがなかった場合等が考えられる。
以上説明した設定部30a、振分部30b及び通知部30cの各機能は、それぞれ独立したプログラムで実現されてもよいし、一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよい。さらに一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。
メモリ部31は、フラッシュ制御部30が処理に用いる情報等を記憶する部位としての、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなど包括的に示している。メモリ部31はフラッシュ制御部30としてのマイクロコンピュータチップに内蔵されるメモリ領域であってもよいし、別体のメモリチップにより構成されてもよい。
フラッシュ制御部30はメモリ部31のROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、このフラッシュ装置1全体を統括的に制御する。
メモリ部31におけるRAMは、CPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
メモリ部31におけるROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア等の記憶に用いられる。
発光部32は、例えばキセノン(Xe)管等で構成される。発光制御回路33は、コンデンサ等から構成され発光部32を発光させるためのエネルギーを蓄積するとともに、発光部32の発光量を、フラッシュ制御部30により設定された発光量に制御する。
フラッシュ制御部30は、コマンダCMDからの発光要求信号をレシーバRVの通信部38又はコネクタ部37を介して受信すると、発光制御回路33に発光指示を送り、キセノン管を放電させて発光部32を発光させる。コネクタ部37は、フラッシュ装置1がカメラ装置10に装着されている場合に、後述するカメラ制御部50からの発光要求信号をフラッシュ制御部30に送信する。
測光センサ34は、被写体周辺の光量や補助光窓6からの発光による被写体からの反射光等を検出する。検出された反射光によるアナログの電気信号は、図示しないA/D変換器によりデジタル信号に変換される。フラッシュ制御部30は、当該変換されたデジタル信号に基づいてフラッシュの際の発光量を調節する。なお、測光センサ34は、カメラ装置10に設けることも可能である。これにより、測光センサ34は、カメラ装置10のカメラレンズを介して被写体周辺の光量や被写体からの反射光等をより正確に検出することができる。
操作入力部35は、図1に示す操作ボタン8a、メニューボタン8b、モードボタン8c、ズームボタン8d、充電/テストボタン8e及び電源スイッチ8fを含む各種ボタン及びスイッチ等を備えて構成される。操作入力部35に対するユーザの入力操作に応答して、フラッシュ制御部30が各部に必要な動作を実現させる。
表示制御部36は、フラッシュ制御部30から受信した制御情報に従って、フラッシュ表示部7に表示する画面の生成や、フラッシュ表示部7での表示を制御する。
フラッシュ表示部7には、例えば、フラッシュ装置1自身の情報や、フラッシュ装置1に取り付けられたカメラ装置10の情報、ワイヤレスフラッシュシステムを用いた際の設定されたグループに関する情報等が表示される。また表示制御部36は、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUI(Graphical User Interface)としての表示をフラッシュ表示部7の画面上に実行させる。
コネクタ部37は、フラッシュ装置1とカメラ装置10が、被固定部5と固定部16を嵌め合わせることによって係合された際に、フラッシュ装置1とカメラ装置10との間の信号の送受信を行う。例えば、カメラ装置10から発光要求信号が入力されると、当該発光要求信号はコネクタ部37を介してフラッシュ制御部30へと伝達される。
通信部38は、他のフラッシュ装置1又はカメラ装置10と無線通信を行う。コマンダCMDとされたフラッシュ装置1におけるフラッシュ制御部30は、通信部38を介してレシーバRVの属性等の様々な情報を取得する。また、コマンダCMDとしてのフラッシュ制御部30は、カメラ装置10から受信した発光要求信号を、通信部38を介してレシーバRVに送信する。
レシーバRVとされたフラッシュ装置1におけるフラッシュ制御部30は、通信部38を介して発光駆動情報を受信したり、様々な情報をコマンダCMDに送信する。
コマンダCMDは、通信部38を介して無線通信の接続対象となる他の通信装置の全部又は一部であるレシーバRVの情報を取得する。コマンダCMDは通信部38を介して、例えば、無線通信の接続対象となるレシーバRVの発光量情報、属性情報、位置情報等の様々な情報を取得する。
属性情報とは、外部通信装置(レシーバRV)を設定したグループ枠へ振り分けるために用いられる様々な情報をいう。属性情報としては、例えば型番、発光形式、動作モード、閃光時間、発光間隔、バウンス撮像の可否、使用可能温度、外形寸法、質量、消費電力等の様々な情報が挙げられる。
また種別情報とは、属性情報のうち外部通信装置(レシーバRV)の機能に関する情報を指し、例えばメインライト機能、補助光機能、ワイドパネル機能、リモートレンズ機能等が挙げられる。
なお、レシーバRVへの発光要求信号は、カメラ装置10からレシーバRVに直接送信することも可能である。また、上述したコマンダCMDであるフラッシュ装置1とカメラ装置10においても、コネクタ部37を介した有線通信に代えて通信部38を介した無線通信を行ってもよい。
電源部39は、例えば内蔵したバッテリーの電圧、或いは商用交流電源に接続したACアダプタにより変換されて入力される直流電圧を電源として、各部に必要な電源電圧を生成し、動作電圧として供給する。
測位部40は、フラッシュ装置1自身の位置情報を取得し、フラッシュ制御部30に送信する。測位部40は、例えばGPS(Global Positioning System)からフラッシュ装置1のGPS位置情報などを取得する。GPS位置情報を用いる場合、測位部40は、例えば定期的に、GPS受信器で受信した情報から現在位置としての緯度情報や経度情報を取得し、それをフラッシュ制御部30に送信する。
フラッシュ装置1がレシーバRVの場合、フラッシュ制御部30は、レシーバRVの位置情報を、通信部38を介してコマンダCMDに送信する。
なお、測位部40は、後述する第4の実施の形態における、位置情報を用いたレシーバRVのグループ枠への振分けを行う際に用いられる機能である。従って、本技術において測位部40は必ずしも必要な構成ではない。
<5.カメラ装置の構成>
カメラ装置10の内部構成について、図5を参照して説明する。図5は、実施の形態のカメラ装置10の機能構成を示すブロック図である。
カメラ装置10は、撮像部51、画像信号処理部52、記録部53、出力部54、電源部55、メモリ部56、操作入力部57、表示制御部58、ファインダ17、カメラ表示部18、コネクタ部59、通信部60を有する。
撮像部51は撮像素子を備え、撮像素子は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)型、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型などとして構成される。
撮像部51では、受光した光を光電変換して得た電気信号について、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理などを実行し、さらにA/D(Analog/Digital)変換処理を行う。そしてデジタルデータとしての撮像信号を、後段の画像信号処理部52に出力する。
画像信号処理部52は、例えばDSP(Digital Signal Processor)等により画像処理プロセッサとして構成される。画像信号処理部52は、撮像部51からのデジタル信号(撮像画像信号)に対して、各種の信号処理を施す。例えば画像信号処理部51は、前処理、同時化処理、YC生成処理、解像度変換処理、コーデック処理等を行う。
前処理では、撮像部51からの撮像画像信号に対して、R,G,Bの黒レベルを所定のレベルにクランプするクランプ処理や、R,G,Bの色チャンネル間の補正処理等を行う。
同時化処理では、各画素についての画像データが、R,G,B全ての色成分を有するようにするデモザイク処理を施す。
YC生成処理では、R,G,Bの画像データから、輝度(Y)信号および色(C)信号を生成(分離)する。
解像度変換処理では、各種の信号処理が施された画像データに対して、解像度変換処理を実行する。
コーデック処理では、解像度変換された画像データについて、例えば記録用や通信用の符号化処理を行う。
記録部53は、例えば不揮発性メモリからなり、静止画データや動画データ等の画像ファイル(コンテンツファイル)や、画像ファイルの属性情報、サムネイル画像等を記憶する。
画像ファイルは、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、GIF(Graphics Interchange Format)等の形式で記憶される。
記録部53の実際の形態は多様に考えられる。例えば記録部53は、カメラ装置10に内蔵されるフラッシュメモリでもよいし、カメラ装置10に着脱できるメモリカード(例えば可搬型のフラッシュメモリ)と該メモリカードに対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。またカメラ装置10に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
出力部54は、外部機器との間のデータ通信やネットワーク通信を有線又は無線で行う。
例えば外部の表示装置、記録装置、再生装置等に対して撮像画像データ(静止画ファイルや動画ファイル)の送信出力を行う。
また出力部54はネットワーク通信部であるとして、例えばインターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)等の各種のネットワークによる通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データ送受信を行うようにしてもよい。
電源部55は、例えば内蔵したバッテリーの電圧、或いは商用交流電源に接続したACアダプタにより変換されて入力される直流電圧を電源として、各部に必要な電源電圧を生成し、動作電圧として供給する。
操作入力部57は、図2に示す各種ボタン及びスイッチ等を備えて構成される。操作入力部57に対するユーザの入力操作に応答して、カメラ制御部50が各種動作を実現する。
表示制御部58は、ファインダ17及びカメラ表示部18における表示動作を制御する。例えば表示制御部58は、カメラ制御部50の指示に基づいてカメラ表示部18に各種表示を実行させる。表示制御部58はカメラ表示部18において、撮像して記録媒体(記憶部53)に記録した静止画や動画を再生表示させたり、レリーズ(シャッタ操作)の待機中や動画撮像のスタンバイ中に撮像される各フレームの撮像画像データによる動画としてのスルー画(被写体モニタリング画像)を表示させる。また表示制御部58は、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUIとしての表示をカメラ表示部18の画面上に実行させる。
コネクタ部59は、フラッシュ装置1と当該フラッシュ装置1が装着されたカメラ装置10との間の信号の送受信を行う。フラッシュ装置1とカメラ装置10は、被固定部5と固定部16を嵌め合わせることにより、コネクタ部59とコネクタ部37が係合される。 例えば、カメラ装置10から発光要求信号が入力されると、当該発光要求信号はコネクタ部59及びコネクタ部37を介してフラッシュ制御部30へと伝達される。
カメラ制御部50はCPUを備えたマイクロコンピュータ(演算処理装置)により構成される。
メモリ部56は、カメラ制御部50が処理に用いる情報等を記憶する部位としての、例えばROM、RAM、フラッシュメモリなど包括的に示している。メモリ部56はカメラ制御部50としてのマイクロコンピュータチップに内蔵されるメモリ領域であってもよいし、別体のメモリチップにより構成されてもよい。
カメラ制御部50はメモリ部56のROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、このカメラ装置10全体を統括的に制御する。
例えばカメラ制御部50は、撮像部51のシャッタスピードの制御、画像信号処理部52における各種信号処理の指示、ユーザの操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作、ズーム、フォーカス、露光調整等のカメラ動作、ユーザインターフェース動作等について、必要各部の動作を制御する。また本技術によるカメラ制御部10は、後述する通信部60を制御する通信制御部としても機能する。
メモリ部56におけるRAMは、CPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
メモリ部56におけるROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOSや、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア等の記憶に用いられる。
通信部60は、フラッシュ装置1と無線通信を行う。コマンダCMDとされた場合のカメラ装置10におけるカメラ制御部50は、通信部60を介してレシーバRVとなるフラッシュ装置1の属性等の様々な情報を取得する。また、コマンダCMDとしてのカメラ制御部50は、発光要求信号を、通信部60を介してレシーバRVに送信する。
<6.第1の実施の形態>
第1の実施の形態として、コマンダCMDによる各レシーバRVのグループ枠への振分け処理について、図6及び図7を用いて説明する。
第1の実施の形態では、コマンダCMDは、ユーザが入力したレシーバRVの台数情報に基づいてグループ枠を設定し、当該設定されたグループ枠にレシーバRVを振分けるものである。これによりユーザは、コマンダCMDにグループ枠ごとに振分けたい台数を入力することで、自動的にグループ枠に振分けることができる。
第1の実施の形態では、カメラ装置10に取り付けられたフラッシュ装置1をコマンダCMDとし、他のフラッシュ装置1をレシーバRVとしている。なお、後述する第2の実施の形態から第4の実施の形態についても同様とする。
図6Aでは一例として、グループ枠への振分けを行うレシーバRVが5台用意され、各レシーバRVには001〜005までの識別IDが付されている(以下、例えばID00XのレシーバRVは、レシーバ00Xと表記する)。
まず、ユーザはコマンダCMDの各種ボタンを操作することで、フラッシュ表示部7にグループ枠設定画面70を表示させる。ユーザは、操作によりグループ枠ごとに必要なレシーバRVの台数を入力する。これにより、コマンダCMDとしてのフラッシュ制御部30がレシーバRVを振分けるためのグループ枠が設定される。
図6Aでは一例として、2台のレシーバRVから構成されるグループGP1と、1台のレシーバRVから構成されるグループGP2とを、ユーザの入力操作によりグループ枠として設定している。
ユーザのコマンダCMDへの入力操作によるグループ枠の設定が完了すると、コマンダCMDにより、自動的にレシーバRVのグループ枠への振分けが行われる。当該グループ枠への振分けが完了すると、図6Bに示すように、コマンダCMDのフラッシュ表示部7にレシーバRVの振分結果画面71が表示される。
ここでは、グループGP1にはレシーバRV001、002の2台が振分けられ、グループGP2にはレシーバRV003が1台振分けられている。また、グループ枠への振分けが行われなかった残りのレシーバRV004、005については、振分結果画面71においてグループ枠の設定がオフ(グループオフ)のレシーバRVとして表示される。
このように、設置予定のレシーバRVのそれぞれについてユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、ユーザのコマンダCMDへの入力操作によるグループ枠の設定を行うだけで自動的にレシーバRVをグループ枠に振分けることができる。
レシーバRVのグループ枠への振分け完了後、ユーザはグループ枠への振分けが行われたレシーバRV001〜003のレシーバRVを任意の位置に設置する。ユーザはコマンダCMDを操作することで、配置されたレシーバRVの動作をグループごとに制御する。
例えば、コマンダCMDに取り付けられたカメラ装置10で撮像を行う際に、グループGP1のレシーバRVを発光させ、グループGP2のレシーバRVを発光させなかったり、その逆も可能である。また、グループGP1及びグループGP2の両方について発光するか否かを指示することもできる。さらには、グループGP1とグループGP2のレシーバRVを順番に発光させることも可能である。
以上のような、レシーバRVのグループ枠への自動振分けを実現するために、コマンダCMDとしてのフラッシュ制御部30が行う処理について、図7を参照して説明する。
まず、当該振分け処理を行う前にフラッシュ制御部30は、図7AのステップS101において、レシーバRVとのペアリング処理を行う。ペアリング処理とは、フラッシュ制御部30とレシーバRVとの間で通信IDやチャネル情報の送受信を行い、コマンダCMDとレシーバRVを互いに対応付ける処理をいう。ペアリング処理をあらかじめ行うことで、コマンダCMDがレシーバRVと通信を行う際に、他の外部通信装置と混線することを防止することができる。
フラッシュ制御部30は、ペアリング処理によりレシーバRVから取得した通信ID等の情報をメモリ部31等に記憶させる。当該記憶された情報は、ユーザの入力操作等を介したフラッシュ制御部30による削除処理が行われるまで記憶された状態を維持し、電源がOFFとなっても保持される。
例えば、コマンダCMDとなったフラッシュ装置1は、図6AのようにレシーバRV001〜005となる5台のフラッシュ装置1とペアリング処理を行う。
次に、レシーバRVのグループ枠への自動振分け処理について図7Bを用いて説明する。
ユーザの操作によりコマンダCMDがワイヤレスリモートコントロールモードとされると、フラッシュ制御部30は、ステップS201において、レシーバRVとのリンクアップ処理を行う。リンクアップ処理とは、コマンダCMDとレシーバRVを通信可能な状態とする処理をいう。即ち、コマンダCMDとレシーバRVを無線接続させる処理をいう。図6Aに示す例では、コマンダCMDと5台のレシーバRVが無線接続された状態となる。
当該リンクアップ処理により、フラッシュ制御部30は、リンクアップ処理されたレシーバRVの数を把握する。即ち、フラッシュ制御部30は、グループ枠に振分けることが可能なレシーバRVの数の情報を取得する。ここで、フラッシュ制御部30は、リンクアップ状態である複数のレシーバRVをそれぞれ把握し、当該リンクアップ状態のレシーバRVをカウントすることによりグループ枠に振分可能なレシーバRVの台数を算出する。なお、フラッシュ制御部30は、リンクアップ状態のレシーバRVの数情報をメモリ31等に記憶させ、当該数情報を参照することによりレシーバRVの台数を把握することも可能である。
なお、コマンダCMDとレシーバRVは、いずれかの電源がオフとなることでリンクアップ状態が解除される。従って、再度電源がオンとなった際には、フラッシュ制御部30により再度リンクアップ処理が行われることになる。
またフラッシュ制御部30は、ステップS202において、ユーザの操作により入力されたレシーバRVの振分け台数情報を取得し、当該台数情報に基づいてグループ枠を設定する。例えば、図6のグループ枠設定画面70に、ユーザが振分けるレシーバRVの台数を入力することで、振分け台数が2台のグループGP1と1台のグループGP2が設定される。
グループ枠をそれぞれ設定した後、フラッシュ制御部30は、ステップS203において、グループ枠に未だ振分けられていない未振分けレシーバRVの有無を判定する。
未振分けレシーバRVがある場合、フラッシュ制御部30はステップS204に処理を進め、グループGPxについてレシーバRVの振分けが完了したか否かを判定する。
グループGPxのxは自然数であり、ステップS202において設定したそれぞれのグループ枠を示している。また、当該グループ枠の最大値はグループGPmaxとされている。図6Aに示す例では、グループ枠としてグループGP1とグループGP2が設けられているため、グループGPmax=2となる。
ステップS204において、グループGPxへの振分けが完了していない場合、フラッシュ制御部30は、ステップS205において未振分けレシーバRVを選択し、ステップS206においてグループGPxに振分ける。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS203に処理を戻し、未振分けレシーバRVが存在し、かつグループGPxへのレシーバRVの振分けが完了するまで、ステップS203〜S206の処理を繰り返す。これにより、グループ枠に必要なレシーバRVが全て振分けられ、グループGPxが形成される。
フラッシュ制御部30は、ステップS204において、グループGPxについてレシーバRVの振分けが完了した場合、ステップS207に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS207において、グループGPxがグループGPmaxである(GPx=GPmax)か否かを判定する。即ち、フラッシュ制御部30は、設定した全てのグループ枠へのレシーバRVの振分けが完了したか否かを判定する。
未だレシーバRVの振分けが完了していないグループ枠がある場合、フラッシュ制御部30は、ステップS208において、GPxのxに1を加算する(x←x+1)。即ち、レシーバRVを振分ける対象を、次のグループ枠に変更する。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS203に処理を戻し、未振分けレシーバRVが存在し、かつ変更したグループ枠へのレシーバRVの振分けが完了するまで、ステップS203〜S206の処理を繰り返す。
ステップS208においてGPx=GPmaxであった場合、フラッシュ制御部30は、全てのグループ枠へのレシーバRVの振分けが完了したと判定し、ステップS209に処理を進める。
ステップS209において、フラッシュ制御部30は、グループ枠に振分けられずに残った未振分けレシーバのグループオフ処理を行う。グループオフ処理とは、グループ枠への振分けが行われなかったレシーバRVを通信可能なリンクアップ状態を維持しながら待機させる処理をいう。フラッシュ制御部30は、ユーザが入力により再度グループ枠を設定した際に、すぐに振分けが可能となるように、未振分けレシーバについてリンクアップ状態を維持させる。
フラッシュ制御部30は、例えば、グループオフ処理を行ったレシーバRVを振分結果画面71においてグループオフのレシーバRVとして表示させるようにする。
ステップS209の処理の後、フラッシュ制御部30は、ステップS203に処理を戻す。
ステップS203において、未振分けのレシーバRVがないと判定した場合、フラッシュ制御部30はステップS210に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS210において、レシーバRVの振分けが完了していないグループ枠があるか否かを判定する。
レシーバRVのグループ枠への振分が完了している場合は、フラッシュ制御部30は、グループ枠への振分処理を終了する。これにより、例えば図6Bのように、グループ枠への振分けが完了する。
レシーバRVの振分けが完了していないグループ枠がある場合、フラッシュ制御部30は、ステップS210においてその旨の通知処理を行う。例えば、フラッシュ制御部30は、当該通知を図1Bのフラッシュフラッシュ表示部7に表示させることにより行う。通知処理の態様としては、単にエラー画面を表示させてもよいし、グループ枠への振分けが行われたレシーバRVの台数や足りないレシーバRVの台数を提示してもよい。
ユーザはフラッシュフラッシュ表示部7に表示された通知画面を確認することで、グループ枠ごとの台数の再設定や、レシーバRVの追加を行うことができる。
フラッシュ制御部30は、ステップS210の通知処理行った後、グループ枠への振分処理を終了する。
なお、当該通知処理は必ずしも必要な処理ではなく、行わないものとしてもよい。また、レシーバRVのグループ枠への振分が完了した後であっても、レシーバRVごとの発光量や発光ユニット3の向き等の調整を行うことが可能である。
この場合、ユーザのフラッシュ装置1を介した入力操作により、フラッシュ制御部30は、レシーバRVごとにこれらの指示を送信することで自動的に当該調整を行う。またユーザがレシーバRVを操作することで、手動により当該調整を行うこともできる。
<7.第2の実施の形態>
第2の実施の形態における、コマンダCMDによる各レシーバRVのグループ枠への振分処理について、図8乃至図12を用いて説明する。
第2の実施の形態は、ユーザが入力したレシーバRVの発光量比率情報に基づいてグループ枠を設定し、当該設定されたグループ枠にレシーバRVを振分けるものである。これによりユーザは、コマンダCMDにグループ枠ごとの発光量比率を入力することで、設置予定のレシーバRVのそれぞれについてユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、入力した発光量比率が反映されるように、自動的にレシーバRVをグループ枠に振分けることができる。
図8Aは、ユーザのグループ枠の設定についての説明図であり、図8Bは、レシーバRVのグループ枠への振分けが完了した状態の説明図である。
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、コマンダCMDと5台のレシーバRVが用意されている。各レシーバRVには001〜005までの識別IDが付され、レシーバ001は発光量10、レシーバ002は発光量20、レシーバ003は発光量30、レシーバ004は発光量40、レシーバ005は発光量50とされている。
まず、ユーザは第1の実施の形態と同様に、フラッシュフラッシュ表示部7にグループ枠設定画面70を表示させる。ユーザは各種ボタンを操作することで、複数のグループ枠を設定し、グループ枠ごとの発光量比率を入力する。本実施の形態においては、ユーザは、グループGP1及びグループGP2を設定し、グループGP1とグループGP2の発光量比率を1:3に設定する。
ユーザのコマンダCMDでの設定が完了すると、コマンダCMDにより、設定した発光量比率が反映されるように、自動的にレシーバRVのグループ枠への振分けが行われる。グループ枠への振分けが完了すると、図8Bに示すように、コマンダCMDのフラッシュフラッシュ表示部7にレシーバRVの振分結果画面71が表示される。振分結果画面71には、グループ枠ごとに、振分けたレシーバRVのIDや当該振分けられたレシーバRVの発光量の合計が表示される。
グループ枠への振分けの完了後、ユーザはグループ枠の振分けが行われたグループGP1とグループGP2のレシーバRVを任意の位置に設置する。ユーザはコマンダCMDを操作することで、配置されたレシーバRVの動作をグループごとに発光させることができる。これによりユーザの希望する任意の発光量比率で被写体を撮像することが可能となる。
以上のような、レシーバRVのグループ枠への自動振分けを実現するために、コマンダCMDとしてのフラッシュ制御部30が行うグループ枠への振分処理の第1例について図9を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については同一の符号を付し、説明を省略する。
コマンダCMDであるフラッシュ制御部30は、当該グループ枠への振分処理にあたり、図7AのステップS101に示すように、レシーバRVとのペアリング処理を行う。
フラッシュ制御部30は、ステップS201においてリンクアップ処理を行い、ステップS301において、レシーバRVから発光量情報を取得する。フラッシュ制御部30は、図10に示すような機種情報ごとの発光量情報を無線通信により取得し、それぞれをレシーバIDに紐付けて管理する。フラッシュ制御部30は、レシーバRVの発光量情報を、通信部38を介して取得する。
次に、フラッシュ制御部30は、ステップS302において、ユーザの入力した発光量比率の情報を取得し、発光量比率に応じたグループ枠を設定する。本実施の形態では、フラッシュ制御部30は、ユーザにより入力された発光量比率「1:3」に基づいて、比率が「1」のグループGP1及び比率が「3」のグループGP2を設定する。
フラッシュ制御部30は、ステップS303において、取得した全てのレシーバRVの発光量情報から、全てのレシーバRVの発光量の合計を算出する。図8Aに示す例では、フラッシュ制御部30は、レシーバ001〜005の発光量の合計値を算出する。ここで、発光量の合計値は150(=10+20+30+40+50)である。
フラッシュ制御部30は、ステップS304において、全てのグループ枠の発光量比率の合計値を算出する。本実施の形態では、グループGP1の発光量比率の値「1」とグループGP2の発光量比率の値「3」の合計値である「4」を算出する。
ステップS303及びステップS304の処理は、後述するステップS305での必要発光残量の算出に用いられる。
フラッシュ制御部30は、ステップS305において、必要発光残量の算出を行う。必要発光残量とは、グループ枠ごとに振分けるべき発光量の値をいう。
必要発光残量は、(全グループ枠の発光量の値の合計/全グループ枠の発光量比率の値の合計)×(各グループ枠の発光量比率の値)により求められる。ここでは、端数は四捨五入されるものとする。
図8Aに示す例では、上記計算式により、グループGP1の必要発光残量の値は40とされ、グループGP2の必要発光残量の値は110とされる。
必要発光残量は、レシーバRVが振分けられる処理に応じて、後述するステップS306において、その振分けたレシーバRVの発光量の分の値が減算される。各グループ枠には必要発光残量が設定され、フラッシュ制御部30は、各グループ枠の必要発光残量に基づいてレシーバRVを振分ける。
続いてフラッシュ制御部30は、ステップS306において、リンクアップ処理がされたレシーバRVの全てがそれぞれのグループ枠に振分けられたか否かを判定する。
未だグループ枠に振分けられていないレシーバRVが存在する場合、フラッシュ制御部30は、ステップS307に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS307において、未振分けのレシーバRVのうち最大発光量のレシーバRVを選択する。そしてフラッシュ制御部30は、ステップS308において必要発光残量が最大のグループ枠を選択し、ステップS309において、最大発光量のレシーバRVを振分ける。
図8Bに示す例では、例えば最初のグループ枠への振分けにおいては、最も発光量の大きいレシーバ005(発光量値50)が選択され、最も必要発光残量の大きいグループGP2(必要発光残量110)に振分けられる。
フラッシュ制御部30は、ステップS310において、レシーバRVを振分けたグループ枠の必要発光残量の更新を行う。必要発光残量の更新は、レシーバRVを振分けたグループ枠の必要発光残量から、振分けたレシーバRVの発光量の値を減算することにより行われる。
本実施の形態では、例えばレシーバ005(発光量値50)が振分けられたグループGP2の必要発光残量は、「110」から「60」に更新される。
フラッシュ制御部30は、ステップS306〜S310の処理を、例えばレシーバRVの全てがそれぞれのグループ枠に振分けられるまで繰り返して行う。
全てのレシーバRVについてグループ枠への振分けが完了すると、フラッシュ制御部30は、ステップS311に処理を進め、レシーバRVを振分けた後のグループ枠ごとの発光量比率の値と、ユーザの入力したグループ枠ごとの発光量比率の値とを比較して、その差が許容範囲内であるか否かを判定する。
許容範囲内であるか否かは、例えば、ユーザが入力したグループ枠ごとの発光量比率のうちの1つを基準として、他のグループ枠の発光量比率との差を用いることが考えられる。図8Aに示す例では、グループG1の発光量比率「1」を基準とし、グループG2の発光量比率をグループG1の発光量比率の2.5倍から3.5倍までを許容範囲内とすることができる。このような場合は、グループG1とグループG2との発光量比率が「1:2.5〜1:3.5」の範囲内を許容範囲内とする。
レシーバRVを振分けた後のグループ枠ごとの発光量比率の値と、ユーザの入力したグループ枠ごとの発光量比率の値との差が許容範囲を超えるものと判定された場合、フラッシュ制御部30は、ステップS312においてその旨の通知処理を行う。例えば、フラッシュ制御部30は、当該通知を図8Bのフラッシュ表示部7に表示させることにより行う。通知処理の態様としては、単にエラー画面を表示させてもよいし、グループ枠ごとの合計発光量の値やグループ枠ごとに足りない発光量の値を提示してもよい。
ユーザはフラッシュ表示部7に表示された通知画面を確認することで、グループ枠ごとの発光量比率の値の再設定や、レシーバRVの追加を行うことができる。
フラッシュ制御部30は、ステップS312の通知処理行った後、グループ枠への振分処理を終了する。
また、フラッシュ制御部30は、ステップS311において、振分け後のグループ枠ごとの発光量比率が、入力した発光量比率の値と比較して許容範囲内である場合は、グループ枠への振分処理を終了する。
なお、図9に示す例では、全てのレシーバRVをそれぞれのグループ枠に振分けることとしたが、フラッシュ制御部30は、発光量比率が許容範囲内となるように一部のレシーバRVについてグループオフ処理を行ってもよい。また、全てのレシーバRVをそれぞれのグループ枠に振分けた後に、発光量比率が許容範囲内となるように、振分けたレシーバRVの一部についてグループオフ処理を行うことも可能である。
以下、第2の実施の形態におけるグループ枠への振分け処理の第2例について、図11を参照して説明する。なお、図9に示す第1例と共通する処理については同一の符号を付し、説明を省略する。
第2例は、フラッシュ制御部30が、ステップS310において、レシーバRVを振分けたグループ枠の必要発光残量の更新を行った後に、ステップS313において、グループ枠の再設定が必要か否かを判定する処理を行う。
グループ枠の再設定が必要な場合としては、例えばグループ枠への振分けの際に新たにレシーバRVが追加された場合や、オフにしていたレシーバRVの電源をオンにした場合等が挙げられる。
フラッシュ制御部30は、ステップS313において、新たなレシーバRVの追加等によりグループ枠の再設定が必要と判定した場合は、最初にリンクアップ処理をしたレシーバRVのグループ枠への振分けを全てリセットし、ステップS201に処理を進める。フラッシュ制御部30は、ステップS201において、新たに追加したものを含む全てのレシーバRVについてリンクアップ処理を行い、以下第1例と同様の処理を行う。
ステップS313において、新たなレシーバRVの追加が無い場合、フラッシュ制御部30は、ステップS306に処理を進め、以下第1例と同様の処理を行う。
第2例のような構成を有することで、レシーバRVのグループ枠への振分け処理中に、新たにレシーバRVが追加された場合であっても、新たなレシーバRVを加えた状態でのグループ枠ごとの必要発光残量を再度算出することができる。
以下第2の実施の形態におけるグループ枠への振分け処理の第3例について、図12を用いて説明する。なお、図9に示す第1例及び図11に示す第2例と共通する処理については同一の符号を付し、説明を省略する。
第3例では、ステップS313において、新たなレシーバRVの追加によりグループ枠の再設定が必要と判定した場合、フラッシュ制御部30は、ステップS314に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS314において、追加されたレシーバRVについてリンクアップ処理を行い、当該レシーバRVごとの発光量情報を無線通信により取得する。
また、フラッシュ制御部30は、ステップS315において、新たなレシーバRVを追加した状態における必要発光残量の再算出を行う。必要発光残量の再算出にあたり、フラッシュ制御部30は、取得した全てのレシーバRVの発光量情報から、全てのレシーバRVの発光量の合計を再度算出し、全てのグループ枠の発光量比率の合計値を再度算出する。
フラッシュ制御部30は、ステップS316において、現状の必要発光残量を算出する。フラッシュ制御部30は、ステップS315で算出したグループ枠ごとの必要発光残量から、現在までに振分けが完了しているレシーバRVの発光量の値を減算する。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS307に処理を進め、以下同様の処理を行う。
第3例のような構成を有することで、グループ枠への振分け処理中に新しいレシーバRVが追加されたとしても、これまでのレシーバRVのグループ枠への振分け処理を無駄にすることなく、当該振分け処理を進めることができる。
<8.第3の実施の形態>
第3の実施の形態における、レシーバRVのグループ枠への振分けについて、図13乃至図17を用いて説明する。
図13に示す例では、ユーザが入力したレシーバRVの機能の属性情報に基づいてグループ枠を設定し、当該設定されたグループ枠に当該機能を有するレシーバRVを振分けるものである。これによりユーザは、コマンダCMDにグループ枠ごとの機能の属性情報を入力することで、設置予定のレシーバRVのそれぞれについてユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、レシーバRVの用途に応じて自動的にレシーバRVをグループ枠に振分けることができる。
図13Aは、ユーザのグループ枠の設定についての説明図であり、図13Bは、レシーバRVのグループ枠への振分けが完了した状態の説明図である。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、コマンダCMDと5台の識別IDの付されたレシーバRVが用意されている。5台のレシーバRVはそれぞれ性能が異なっており、様々な機能を有している。
まず、ユーザは第1の実施の形態と同様に、フラッシュ表示部7にグループ枠設定画面70を表示させる。ユーザは各種ボタンを操作することで、複数のグループ枠を設定し、グループ枠ごとの用途を入力する。図13Aに示す例では、ユーザは、グループ枠設定画面70においてグループGP1からグループGP3の3グループ枠を設定し、グループGP1については用途を「メインライト」とし、グループGP2については「補助光」、グループGP3については「ワイドパネル付」と設定する。
なお、グループ毎に指定できる用途は一つに限られることはなく、2以上の用途を設定することも可能である。例えば、グループGP1の用途を「メインライト及びワイドパネル付」と設定することとしてもよい。
ユーザのコマンダCMDでの設定が完了すると、コマンダCMDにより、自動的にレシーバRVの性能に応じたグループ枠への振分けが行われる。グループ枠への振分けが完了すると、図13Bに示すように、コマンダCMDのフラッシュ表示部7にレシーバRVの振分結果画面71が表示される。振分結果画面71には、グループ枠ごとに、振分けたレシーバRVのIDが表示される。
グループ枠への振分けの完了後、ユーザはグループ枠への振分けが行われたグループごとに、レシーバRVを設置する。ユーザはコマンダCMDを操作することで、配置されたレシーバRVをグループごとに動作させることができる。
以上のような、レシーバRVのグループ枠への自動振分けを実現するために、コマンダCMDとしてのフラッシュ制御部30が行うグループ枠への振分処理の第1例について図14及び図15を参照して説明する。なお、図9の第1の実施の形態と同様の処理については同一の符号を付し、説明を省略する。また以下に説明するグループ枠への振分処理については、図7AのステップS101のペアリング処理は行われているものとする。
フラッシュ制御部30は、図14のステップS201においてリンクアップ処理を行い、ステップS401において、レシーバRVから属性情報を取得する。フラッシュ制御部30は、レシーバRVごとに属性情報を無線通信により取得することで、図15に示すようなレシーバRVごとの属性を把握する。
属性情報には、図15に示すようなメインライト機能、補助光機能、ワイドパネル機能、リモートレンズ機能やの様々なレシーバRVごとの種別情報が含まれている。なお、図15における○は各機器が有している機能を示している。
フラッシュ制御部30は、ステップS402において、ユーザの入力したレシーバRVの機能の情報を取得し、機能別にグループ枠を設定する。図13Aでは一例として、メインライト機能をグループGP1、補助光機能をグループGP2、ワイドパネル機能をグループGP3として設定する。
フラッシュ制御部30は、ステップS403において、第1レシーバ振分処理を行う。
第1レシーバ振分処理では、レシーバRVが未振分けのグループ枠の属性を持ち、かつグループ枠に未振分けのレシーバRVが1台である場合、当該未振分けのレシーバRVを当該グループ枠に優先的に振分ける。
あるグループ枠の属性を有するレシーバRVが1台しかない場合、このレシーバRVを他のグループ枠に振分けてしまうと、全てのグループ枠について適切にレシーバRVを振分けることができなくなってしまうためである。
図14に示す例では、「メインライト」機能を有するレシーバRVはID003の1台のみである。そこで、ID003が「ワイドパネル」機能に基づいてグループGP3に振分けられないように、優先的に「メインライト」機能に基づいてグループGP1に振分ける。
フラッシュ制御部30は、ステップS404において、リンクアップ処理がされたレシーバRVの全てがそれぞれのグループ枠に振分けられたか否かを判定する。
未だグループ枠に振分けられていないレシーバRVが存在する場合、フラッシュ制御部30は、ステップS405に処理を進め、レシーバRVについて新たにグループ枠への振分けが更新されたか否かを判定する。
レシーバRVについて新たにグループ枠への振分けが更新された場合、フラッシュ制御部30はステップS403に戻り同様の処理を繰り返す。これにより、条件を満たすレシーバRVが1台しかないグループ枠への当該条件を満たすレシーバRVの振分けが完了する。
ステップS405でレシーバRVについて新たにグループ枠への振分けが更新されなかった場合、条件を満たす1台しかないレシーバRVのグループ枠への振分けが完了したものと考えられる。そこでフラッシュ制御部30は、ステップS406に処理を進め、レシーバRVが未振分けのグループ枠に必要な属性を有するレシーバRVがあるか否かを判定する。
ステップS406において、レシーバRVが未振分けのグループ枠に必要な属性を有するレシーバRVがあると判定された場合、フラッシュ制御部30は、ステップS407において、第2レシーバ振分処理を行う。
第2レシーバ振分処理では、フラッシュ制御部30は、未振分けのグループ枠に必要な属性を有するレシーバRVを振分ける。
第2レシーバ振分処理が完了すると、フラッシュ制御部30は、ステップS403に戻り、同様の処理を繰り返す。これにより、全てのグループ枠のそれぞれに少なくとも1台のレシーバRVが振分けられたこととなる。
ステップS406においてレシーバRVが未振分けのグループ枠がないと判定された場合、フラッシュ制御部30は、ステップS408において、グループ枠の何れかに必要な属性を備えるレシーバRVがあるか否かを判定する。
グループ枠の何れかに必要な属性を備えるレシーバRVがある場合、フラッシュ制御部30は、ステップS409に処理を進め、第3レシーバ振分処理を行う。第3レシーバ振分処理では、当該レシーバRVをその属性により設定されたグループ枠に振分ける。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS404に処理を進め、グループ枠の条件を満たすレシーバRVが全てグループ枠に振分けられるまで同様の処理を行う。これにより、設定したグループ枠に振分けるべきレシーバRVが、全てグループ枠に振分けられた状態となる。
グループ枠の条件を満たすレシーバRVが全てグループ枠に振分けられると、フラッシュ制御部30は、ステップS408からステップS410に処理を進め、残りのレシーバRVについて、図9のステップS209と同様のグループオフ処理を行う。
図13Bに示す例では、グループ枠への振分けが完了した後に残ったID005のレシーバRVがグループオフとして振分結果画面71に表示されている。
ステップS405において、未振分けのレシーバRVがないと判定した場合、フラッシュ制御部30はステップS411に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS411において、レシーバRVの振分けが完了していないグループ枠があるか否かを判定する。
レシーバRVのグループ枠への振分けが完了している場合は、フラッシュ制御部30は、グループ枠への振分処理を終了する。これにより、例えば図13Bのように、グループ枠への振分けが完了する。
レシーバRVの振分けが完了していないグループ枠がある場合、フラッシュ制御部30は、ステップS412においてその旨の通知処理を行う。例えば、フラッシュ制御部30は、当該通知を図13Bのフラッシュ表示部7に表示させることにより行う。通知処理の態様としては、第1の実施の形態と同様に様々な態様が考えられる。
ユーザはフラッシュ表示部7に表示された通知画面を確認することで、グループ枠ごとの台数の再設定や、レシーバRVの追加を行うことができる。
フラッシュ制御部30は、ステップS412の通知処理行った後、グループ枠への振分処理を終了する。
以下、第3の実施の形態におけるグループ枠への振分け処理の第2例について、図16を参照して説明する。図14に示す第1例と共通する処理については同一の符号を付し、説明を省略する。
第2例では、フラッシュ制御部30が、ステップS403の後に、ステップS413において、グループ枠の再設定が必要か否かを判定する処理を行う。グループ枠の再設定が必要な場合とは、グループ枠への振分けの際に新たにレシーバRVが追加された場合をいう。
フラッシュ制御部30は、ステップS413において、新たなレシーバRVの追加によりグループ枠の再設定が必要と判定した場合は、最初にリンクアップ処理をしたレシーバRVのグループ枠への振分けを全てリセットし、ステップS201に処理を進める。フラッシュ制御部30は、ステップS201において、新たに追加したものを含む全てのレシーバRVについてリンクアップ処理を行い、以下第1例と同様の処理を行う。
ステップS414において、新たなレシーバRVの追加がない場合、フラッシュ制御部30は、ステップS405に処理を進め、以下第1例と同様の処理を行う。
第2例のような構成を有することで、レシーバRVのグループ枠への振分け処理中に、新たにレシーバRVが追加された場合であっても、新たなレシーバRVを加えた状態でのグループ枠ごとの必要発光残量を再度算出することができる。
以下第3の実施の形態におけるグループ枠への振分け処理の第3例について、図17を用いて説明する。なお、図14に示す第1例及び図16に示す第2例と共通する処理については同一の符号を付し、説明を省略する。
本例では、ステップS413において、新たなレシーバRVの追加によりグループ枠の再設定が必要と判定した場合、フラッシュ制御部30は、ステップS414に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS414において、追加されたレシーバRVについてリンクアップ処理を行い、当該レシーバRVごとの属性情報を無線通信により取得する。
その後、フラッシュ制御部30は、ステップS404に処理を進め、以下第1例及び第2例と同様の処理を行う。
第3例のような構成を有することで、グループ枠への振分け処理中に新しいレシーバRVが追加されたとしても、これまでのレシーバRVのグループ枠への振分け処理を無駄にすることなく、当該振分け処理を進めることができる。
<9.第4の実施の形態>
第4の実施の形態として、レシーバRVのグループ枠への振分処理における第4の実施の形態について、図18及び図19を参照して説明する。
第4の実施の形態は、あらかじめユーザがレシーバRVを様々な場所に設置した状態において、ある一定の領域に位置するレシーバRVを1つのグループとして設定するものである。当該グループ設定は、コマンダCMD側の操作により自動的に行われる。従ってユーザは、ある領域内に配置されているレシーバRVについて、わざわざ足を運んで操作することなくグループ分けを行うことができる。
図18Aに示す例では、第1の実施の形態と同様に、コマンダCMDと5台の識別IDの付されたレシーバRVが用意されている。ユーザは、図18Aに示すように、5台のレシーバRVを設置した状態でコマンダCMDを操作し、例えば、互いの距離が1m以内に位置するレシーバRVをグループ枠として設定するといった条件を入力する。
ユーザのコマンダCMDへの入力操作によりグループ枠の設定が完了すると、図18Bに示すように、コマンダCMDは、自動的に互いの距離が1m以内であるレシーバRVをそれぞれグループとして設定する。なお、自機の周囲1m以内に他のレシーバRVが存在しない場合、コマンダCMDは当該自機を1台のグループとして設定する。
以上のような、レシーバRVのグループ枠への自動振分け処理を実現するために、コマンダCMDとしてのフラッシュ制御部30が行うグループ枠への振分処理について図19を参照して説明する。なお、第1の実施の形態と同様の処理については同一の符号を付し、説明を省略する。
フラッシュ制御部30は、ステップS201においてリンクアップ処理を行い、ステップS501において、それぞれのレシーバRVから位置情報を取得する。例えば、レシーバRVのフラッシュ制御部30は、当該位置情報をGPSから通信部38を介して取得し、通信部38を介してコマンダCMDに送信する。
次にフラッシュ制御部30は、ステップS502において、ユーザの入力により設定された距離の情報である設定距離情報を取得する。設定距離情報は、グループを形成するレシーバRV同士の距離を示すものである。図18Aでは一例として、グループ枠としてのレシーバRV同士の距離を1mと設定している。
フラッシュ制御部30は、ステップS503において、リンクアップ処理がされたレシーバRVの全てがそれぞれのグループ枠に振分けられたか否かを判定する。
未だグループ枠に振分けられていないレシーバRVが存在する場合、フラッシュ制御部30は、ステップS504に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS504において、グループ設定のされていないレシーバRVを選択し、ステップS505において、選択されたレシーバRVを含むグループ枠を設定する。
フラッシュ制御部30は、ステップS506において、グループ枠に振分けられたレシーバRVから設定距離の範囲内に他のレシーバRVがある場合は、ステップS507において、当該他のレシーバRVをグループ枠に追加する。
図18Bに示す例では、まずレシーバRV001を含むグループ枠を設定し、レシーバRV001から1m以内に位置するレシーバRV002、003が、レシーバRV001を含むグループ枠に振分けられる。
フラッシュ制御部30は、ステップS506、S507の処理を繰り返し、設定距離の範囲内のレシーバRVについてグループ枠への振分けを行い、当該振分けが完了したら、ステップS506からステップS503に処理を進める。
フラッシュ制御部30は、ステップS503〜S507の処理を、レシーバRVの全てがそれぞれのグループ枠に振分けられるまで繰り返して行う。
全てのレシーバRVについてグループ枠への振分けが完了すると、フラッシュ制御部30はグループ枠への振分処理を終了する。
<10.まとめ及び変形例>
以上の実施の形態では以下のような効果が得られる。
実施の形態の通信装置は、複数のレシーバRV(外部通信装置)と通信する通信部38と、通信部38を介して得た複数のレシーバRV(外部通信装置)の情報に基づいて、複数のレシーバRV(外部通信装置)を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部30bと、を備える。
またレシーバRV(外部通信装置)の振分け先とする1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する設定部30aを更に備える。
さらに設定部30aは、通信部38を介して得たレシーバRV(外部通信装置)の情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する。
このように通信装置は、レシーバRVごとにグループ枠の設定を行うことなしに、コマンダCMD側の設定に応じてレシーバRVをグループ枠に自動的に振分けることができる。コマンダCMDは、グループ枠に振分けられたレシーバRVについて、グループごとに無線通信を行うことができる。
従って、ユーザが複数の通信装置を用いて通信を行う際に、レシーバRVのグループ枠を設定する操作が簡略化される。例えば、レシーバRVが10台ある場合、レシーバRV10台に対してそれぞれのグループ枠に振分ける際にユーザの操作が必要だったものを、ユーザはコマンダCMDを操作するだけで、レシーバRV10台分のグループ枠の設定をすることが可能になる。このようにレシーバRVごとにグループ枠の設定を行うことが不要になることで、レシーバRVについてグループ枠の設定をするユーザの操作時間を大幅に短縮することができる。従って、ユーザの操作性の向上、利便性の向上、作業の効率の向上等を図ることができる。
また設定部30aは、ユーザの入力情報(例えば図6A)に基づいて1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する。
ユーザは、レシーバRVをグループ枠に振分ける際にコマンダCMDを操作することで、グループ枠を振分けるための情報を直接入力することができる。
従ってユーザは、コマンダCMDとなるフラッシュ装置1にグループ枠の設定ための条件を直接入力することで、レシーバRVを自らの希望する条件を反映させたグループ枠へ振分けることができる。
また振分部30bは、通信部38と接続するレシーバRV(外部通信装置)の数の情報を用いてレシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分けを行う(図7)。
これにより、レシーバRVの台数情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
従って、ユーザは複数あるレシーバRV(フラッシュ装置1)のそれぞれについてグループ枠の設定をすることが不要になるため、ユーザの入力操作時間を短縮することができ、利便性を向上させることができる。また、レシーバRVが数多くある場合、ユーザがどのレシーバRVをどのグループ枠に振分けたかをわからなくなってしまう場合も多々見受けられるが、本技術においてはコマンダCMDでグループ枠ごとの台数をあらかじめ設定できるため、ユーザによるグループごとの台数の設定のミスを防止することができる。
また振分部30bは、通信部38を介して得たレシーバRV(外部通信装置)の発光量情報を用いてレシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分けを行う。
これにより、レシーバRVの有する発光量情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
従って、ユーザがレシーバRVを設置後に、試験的に改めてレシーバRVを発光させて、発光量を確認してからグループ枠ごとのレシーバRVの台数割り振りを調整変更するという手間を省くことができる。すなわち、ユーザはコマンダCMDとしてのフラッシュ装置1等にグループ枠ごとに希望する発光量を入力するだけで簡単にレシーバRVをそれぞれのグループ枠に振分けることができ、ユーザの利便性をより一層向上させることができる。
また設定部30aは、ユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて、各グループ枠の発光量比率を設定し、振分部30bは、各グループ枠の発光量比率と通信部38を介して得たレシーバRV(外部通信装置)の発光量情報を用いて、レシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分けを行う(図12)。
これにより、レシーバRVを振分けるためのグループ枠がユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて設定され、当該入力された発光量比率に近づくようにレシーバRVがグループ枠に自動的に振分けられる。
従って、コマンダCMDとしてのフラッシュ装置1でグループ枠の設定を行うだけで、ユーザの希望する発光量比率となるように、自動的にレシーバRVを振分けることができる。ユーザが実際にレシーバRVを配置して発光させながらグループ枠への振分けを調整変更するといった手間を省くことができるため、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
また振分部30bは、複数のレシーバRV(外部通信装置)のうち発光量の大きいものから順番にグループ枠への振分けを行う(図12のステップS307)。
各グループ枠の発光量比率に与える影響の大きいレシーバRVから順にグループ枠への振分けが行われる。
これにより、レシーバRVのグループ枠への振分けを行ったときに、グループ枠ごとの発光量比率と、ユーザの入力により設定したグループ枠ごとの発光量比率との乖離を抑えることができる。
また設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられた各グループ枠のレシーバRV(外部通信装置)の発光量比率との比較結果に応じて、ユーザに対して通知するための処理を行う通知部30cを備える(図12のステップS312)。
各グループ枠にレシーバRVを振分けた際に、振分けられた各グループ枠のレシーバRVの発光量比率と設定された各グループ枠の発光量比率との乖離が許容範囲を超えることがある。そういった場合にその旨をユーザに通知する処理を行う。
従って、ユーザは、レシーバRVを追加する必要があるか、グループ枠の設定の条件を変更する必要があるかを通知により容易に確認することができる。
また振分部30bは、通信部38を介して得たレシーバRV(外部通信装置)の属性情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数のレシーバRV(外部通信装置)が共通の属性を有するように、レシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分けを行う(図15)。
これにより、グループ枠の目的に必要な属性を有するレシーバRVについて、グループ枠へ振分けが自動的に行われる。
従って、ユーザの撮像の用途に応じて、レシーバRVを自動的に各グループ枠に振分けがされるため、ユーザがレシーバRVごとの属性情報を確認しながらレシーバRVごとにグループ枠の設定操作を行う必要がなくなる。これにより、ユーザの入力操作の時間を大幅に短縮でき、利便性の向上を図ることができる。
また、ユーザがそれぞれのレシーバRVの属性情報を知らなかった場合であっても、ユーザの用途に応じて適切にグループ枠へのレシーバRVの振分けが行われる。即ち、ユーザの用途に応じたレシーバRVを容易に探し出すこともできる。
また設定部30aがユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定するとともに、振分部30bによる振分けの結果、設定された属性のレシーバRV(外部通信装置)が振分けられていないグループ枠があることをユーザに対して通知するための処理を行う通知部30cを備える(図15のステップS413)。
ユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定し、グループ枠ごとに設定された属性のレシーバRVを振分けた際、グループ枠に振分けることができるレシーバRVが存在しないことがある。この場合においてはユーザにその旨を通知する。
従って、ユーザは、レシーバRVを追加する必要があるか、グループ枠の設定の条件を変更する必要があるかを通知により容易に確認することができる。
また振分部30bは、通信部38を介して得たレシーバRV(外部通信装置)の種別情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数のレシーバRV(外部通信装置)が共通の属性を有するように、レシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分けを行う。
これにより、ユーザがレシーバRVの属性情報を知らなかった場合であっても、ユーザの用途に応じて適切にグループ枠への振分けを行うことができる。また、レシーバRVの種別情報を用いることで、ユーザの用途に必要なグループ枠へのレシーバRVの振分けをより正確に行うことができる。
また振分部30bは、通信部38を介して得たレシーバRV(外部通信装置)の位置情報を用いてレシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分けを行う(図19)。
これにより、位置情報に応じたレシーバRVのグループへの振分けが自動的に行われる。
従ってユーザは、レシーバRVを配置した状態を確認しながらグループ枠を柔軟に設定することができる。即ち、レシーバRVをそれぞれグループ枠への振分けした後に、実際設置してみたらグループ枠の設定を修正する必要が生じたといった手間を省くことができる。
また、コマンダCMDからグループ枠の設定及びグループ枠へのレシーバRVの振分けを行えるため、レシーバRVを配置した状態においてわざわざ配置した場所までユーザが移動する必要がなくなるため、ユーザの利便性をより一層向上させることができる。
またレシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分け中又は振分け後に、レシーバRV(外部通信装置)が新たに追加された場合、振分部30bは追加されたレシーバRV(外部通信装置)の情報を用いて追加されたレシーバRV(外部通信装置)のグループ枠への振分けを行う(図11のステップS314)。
これにより、追加されたレシーバRVについても自動的にグループ枠への振分けが行われる。
従って、ユーザは、グループ枠への振分け当初には予定していなかったレシーバRVについても、柔軟に追加することが可能となり、ユーザの利便性をより一層向上することができる。
またレシーバRVはフラッシュ装置1(発光装置)とされる。
即ち、レシーバRVとしてのフラッシュ装置1について、取得した情報に応じたグループ枠への振分けが自動的に行われる。
レシーバRVとしてのフラッシュ装置1は、カメラ装置10による撮像の際に、被写体をどのように撮像するかに応じて、様々な位置に配置したり、発光量を調節するために台数や機種を変更する機会が多い。従って、フラッシュ装置1の台数情報、発光量情報や位置情報などに応じてグループ枠へ振分けを行うことは、フラッシュ装置1のような発光装置において特に有用である。
なお実施の形態におけるフラッシュ装置1の構成や処理例は一例である。説明した以外にも多様な構成例や処理例は想定される。
本技術においては、コマンダCMDをフラッシュ装置1として説明したが、カメラ装置10をコマンダCMDとすることもできる。この場合、カメラ装置10のカメラ制御部50は、図示しない取得部30a、設定部30a、振分部30b及び通知部30cを有している。
カメラ装置10にはフラッシュ装置1と同様に通信部60が設けられ、取得部30aはレシーバRVの情報を取得する。カメラ装置10の設定部30aは、ユーザの操作入力部57を介した入力情報に基づいてグループ枠を設定し、振分部30bは、取得部30aが取得したレシーバRVの情報を用いてレシーバRVのグループ枠への振分けを行う。
本発明の実施の形態のプログラムは、無線通信の接続対象となる他の通信機器の全部又は一部である外部通信装置の情報を取得する機能と、前記外部通信装置の振分け先とする1又は複数のグループ枠を設定する機能と、前記情報に基づいて、前記外部通信装置を前記設定したグループ枠に振分ける機能と、を通信装置に実行させるプログラムである。
より具体的には、図7、図9、図11、図12、図14、図16、図17、図19に示す各処理の何れかを演算処理装置としてのフラッシュ制御部30に実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより本実施の形態のフラッシュ装置1の実現が容易となる。
そしてこのようなプログラムは演算処理装置等の機器に内蔵されている記録媒体や、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記憶しておくことができる。あるいはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
なお、本明細書においては、コマンダCMD及びレシーバRVとしてフラッシュ装置1を例に挙げて説明したが、本技術は、コマンダCMDから複数台のレシーバRVに無線通信を行うことが可能な通信機器であれば、様々な態様で適用することが可能である。
また、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
ここで、本実施の形態におけるワイヤレスフラッシュシステムのレシーバRV側の処理について説明する。本実施の形態におけるレシーバRVはフラッシュ装置1であり、コマンダCMDと同様の構成を有するものである。
まずレシーバRVのフラッシュ制御部30は、図7AのステップS101においてコマンダCMDからのペアリング要求を受信すると、通信ID等のペアリングに必要な情報を通信部得38を介して送信する処理を行う。レシーバRVから送信された当該情報は、コマンダCMDのメモリ部31等に記憶される。これにより、コマンダCMDとレシーバRVのペアリング処理が完了する。
レシーバRVのフラッシュ制御部30は、図7BのステップS202におけるコマンダCMDからのリンクアップ処理によって、コマンダCMDと通信可能な状態となる。
その後レシーバRVのフラッシュ制御部30は、コマンダCMDの要求に応じて、レシーバRVの情報を、通信部38を介してコマンダCMDに送信する。
コマンダCMDは、レシーバRVから受信したレシーバRVの情報に基づいて、グループ枠の振分種別の設定処理や、グループ枠へのレシーバRVの振分け処理を行う。
そしてレシーバRVのフラッシュ制御部30は、コマンダCMDからの操作情報を、通信部38を介して受信すると、レシーバRVに当該操作情報に応じた動作を行わせる処理を行う。例えばコマンダCMDからの操作に応じて、レシーバRVであるフラッシュ装置1にフラッシュ光を照射させる。
このようにレシーバRVには、コマンダCMDからの指示に応じて様々な操作を行わせることが可能となる。
実施の形態の通信装置(レシーバRV)は、通信部38と、コマンダCMD(上位機器)に対して、コマンダCMD(上位機器)でのグループ枠への振分処理に用いる自己の情報を、通信部38を介して送信させる制御部(フラッシュ制御部30)と、を備える。
これにより、レシーバRVごとにユーザが入力操作を行うことでグループ枠を設定することなしに、コマンダCMD側の設定に応じてレシーバRVをグループ枠に自動的に振分けることができる。
なお本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)複数の外部通信装置と通信する通信部と、
前記通信部を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部と、
を備える通信装置。
(2)前記外部通信装置の振分け先とする1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する設定部を更に備える
上記(1)に記載の通信装置。
(3)前記設定部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
上記(2)に記載の通信装置。
(4)前記設定部は、ユーザの入力情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
上記(2)又は(3)に記載の通信装置。
(5)前記振分部は、前記通信部と接続する前記外部通信装置の数の情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)又は(4)に記載の通信装置。
(6)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(5)の何れかに記載の通信装置。
(7)前記設定部は、ユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて、各グループ枠の発光量比率を設定し、
前記振分部は、各グループ枠の発光量比率と前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(6)に記載の通信装置。
(8)前記振分部は、複数の前記外部通信装置のうち発光量の大きいものから順番にグループ枠への振分けを行う
上記(6)又は(7)に記載の通信装置。
(9)設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられた各グループ枠の前記外部通信装置の発光量比率との比較結果に応じて、ユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
上記(7)又は(8)に記載の通信装置。
(10)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の属性情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(9)の何れかに記載の通信装置。
(11)前記設定部がユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定するとともに、
前記振分部による振分けの結果、設定された属性の前記外部通信装置が振分けられていないグループ枠があることをユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
上記(3)乃至(10)の何れかに記載の通信装置。
(12)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の種別情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(10)又は(11)に記載の通信装置。
(13)前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の位置情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(12)の何れかに記載の通信装置。
(14)前記外部通信装置のグループ枠への振分け中又は振分け後に、外部通信装置が新たに追加された場合、前記振分部は前記追加された外部通信装置の情報を用いて前記追加された外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
上記(3)乃至(13)の何れかに記載の通信装置。
(15)前記外部通信装置は発光装置とされる
上記(1)乃至(14)の何れかに記載の通信装置。
(16)複数の外部通信装置と通信を行い、
前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
通信装置の制御方法。
(17)通信装置と、該通信装置との通信の接続対象となる複数の外部通信装置と、を備え、
前記通信装置は、
前記複数の外部通信装置と通信を行い、
前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
通信システム。
(18)通信部と、
上位機器に対して、前記上位機器でのグループ枠への振分処理に用いる自己の情報を、前記通信部を介して送信させる制御部と、を備える
通信装置。
1…フラッシュ装置、10…カメラ装置、30…フラッシュ制御部、30a…設定部、30b…振分部、32…発光部、33…発光回路制御、39…通信部

Claims (18)

  1. 複数の外部通信装置と通信する通信部と、
    前記通信部を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける振分部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記外部通信装置の振分け先とする1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する設定部を更に備える
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記設定部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
    請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記設定部は、ユーザの入力情報に基づいて前記1又は複数のグループ枠の振分種別を設定する
    請求項2に記載の通信装置。
  5. 前記振分部は、前記通信部と接続する前記外部通信装置の数の情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
    請求項3に記載の通信装置。
  6. 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
    請求項3に記載の通信装置。
  7. 前記設定部は、ユーザにより入力された発光量比率の情報に基づいて、各グループ枠の発光量比率を設定し、
    前記振分部は、各グループ枠の発光量比率と前記通信部を介して得た前記外部通信装置の発光量情報を用いて、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記振分部は、複数の前記外部通信装置のうち発光量の大きいものから順番にグループ枠への振分けを行う
    請求項6に記載の通信装置。
  9. 設定された各グループ枠の発光量比率と、振分けられた各グループ枠の前記外部通信装置の発光量比率との比較結果に応じて、ユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
    請求項7に記載の通信装置。
  10. 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の属性情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
    請求項3に記載の通信装置。
  11. 前記設定部がユーザの入力情報に基づいて各グループ枠の属性を設定するとともに、
    前記振分部による振分けの結果、設定された属性の前記外部通信装置が振分けられていないグループ枠があることをユーザに対して通知するための処理を行う通知部を備える
    請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の種別情報を用いて、グループ枠に振分けられた複数の前記外部通信装置が共通の属性を有するように、前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
    請求項10に記載の通信装置。
  13. 前記振分部は、前記通信部を介して得た前記外部通信装置の位置情報を用いて前記外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
    請求項3に記載の通信装置。
  14. 前記外部通信装置のグループ枠への振分け中又は振分け後に、外部通信装置が新たに追加された場合、前記振分部は前記追加された外部通信装置の情報を用いて前記追加された外部通信装置のグループ枠への振分けを行う
    請求項3に記載の通信装置。
  15. 前記外部通信装置は発光装置とされる
    請求項1に記載の通信装置。
  16. 複数の外部通信装置と通信を行い、
    前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
    通信装置の制御方法。
  17. 通信装置と、該通信装置との通信の接続対象となる複数の外部通信装置と、を備え、
    前記通信装置は、
    前記複数の外部通信装置と通信を行い、
    前記通信を介して得た前記複数の外部通信装置の情報に基づいて、前記複数の外部通信装置を1又は複数のグループ枠のいずれかに振り分ける
    通信システム。
  18. 通信部と、
    上位機器に対して、前記上位機器でのグループ枠への振分処理に用いる自己の情報を、前記通信部を介して送信させる制御部と、を備える
    通信装置。
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