JP2019027351A - 燃料遮断弁 - Google Patents

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直樹 飯塚
Naoki Iizuka
直樹 飯塚
祐子 黒澤
Yuko Kurosawa
祐子 黒澤
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Abstract

【課題】望ましい特性をもつ燃料遮断弁を提供する。【解決手段】燃料遮断弁は、燃料タンクの内部と外部とを連通する連通口8を有する弁座7と、燃料タンク内の燃料の液面に浮かんで移動するとともに、移動方向に貫通する貫通部59と、貫通部59と連通口8との間に位置して、貫通部59から連通口へ向かう液体燃料を遮蔽する遮蔽部72とを備える。これによると、貫通部59から液体燃料が吹き出した場合であっても、遮蔽部72によって液体燃料を遮蔽する。このため、燃料を精度よく遮断することが可能である。したがって、燃料遮断弁としての望ましい特性を得ることができる。【選択図】図2

Description

この明細書における開示は、燃料タンクの通気通路に設けられる燃料遮断弁に関する。
特許文献1は、フロートのハウジング内とエア空間とを連通する貫通穴を有する燃料遮断弁を開示する。燃料遮断弁は、燃料タンクの通気通路を開閉する。燃料遮断弁は、液体燃料が通気通路に漏れ出すことを防ぐことが求められる。貫通穴は、エア空間内の空気を速やかにフロート外部に排出して、フロートによる閉弁動作を安定させる機能を有する。
特開2011−79412号公報
従来技術の構成では、燃料がフロートの貫通穴から流出することがある。この場合、貫通穴から流出した液体燃料がフロート上部に位置する弁の開口部を通って、燃料蒸気処理装置などに到達してしまう場合がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、燃料遮断弁にはさらなる改良が求められている。
開示されるひとつの目的は、貫通穴から流出した燃料を精度よく遮断することが可能な燃料遮断弁を提供することである。
ここに開示された燃料遮断弁は、燃料タンク(2)の内部と外部とを連通する連通口(8)を有する弁座(7)と、燃料タンク内の燃料の液面に浮かんで移動するとともに、移動方向に貫通する貫通部(59、459)を有するフロート(51)と、貫通部と連通口との間に位置して、貫通部から連通口へ向かう液体燃料を遮蔽する遮蔽部(72、272、372、472)とを備えている。
開示された燃料遮断弁によると、貫通部から液体燃料が吹き出した場合であっても、遮蔽部によって液体燃料を遮蔽する。これにより、弁部下流への燃料の流出を精度よく遮断することが可能である。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
燃料貯蔵装置のブロック図である。 燃料遮断弁の開状態を示す断面図である。 フロートを示す頂面図である。 キャップが装着された状態におけるフロートを示す頂面図である。 キャップが装着された状態におけるフロートを示す底面図である。 キャップが装着された状態におけるフロートを示す斜視図である。 燃料遮断弁の閉状態を示す断面図である。 第2実施形態の燃料遮断弁を示す断面図である。 第3実施形態の燃料遮断弁を示す断面図である。 第4実施形態の燃料遮断弁を示す断面図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
図1において、燃料貯蔵装置1は、燃料タンク2、制御弁3、および燃料蒸気処理装置(EV)4を備える。燃料貯蔵装置1は、乗り物に搭載されている。乗り物は、走行車両または船舶などである。燃料貯蔵装置1は、乗り物に搭載された内燃機関に燃料を供給する。内燃機関は、移動用の動力を供給する。燃料貯蔵装置1は、燃料ポンプ、燃料フィルタ、燃料噴射装置などの燃料供給装置を含むことができる。
制御弁3は、燃料タンク2に設けられている。制御弁3は、燃料タンク2の上部の壁面に設けられている。制御弁3は、燃料タンク2に設けられた燃料供給装置、例えばポンプモジュールに設けられてもよい。制御弁3は燃料タンク2に対して複数設けられてもよい。
制御弁3は、燃料遮断弁である。燃料タンク2と燃料蒸気処理装置4との間には通気のための通気通路6が設けられている。制御弁3は、通気通路6の燃料タンク2側の端部に設けられている。通気通路6は、燃料タンク2から燃料蒸気処理装置4への気体の排出に利用される。通気通路6は、換気通路、または呼吸通路とも呼ばれる。制御弁3は、燃料タンク2内部と外部との通気を制御する。制御弁3は、燃料タンク用通気制御弁とも呼ばれる。制御弁3は、通気通路6を開閉する。制御弁3は、燃料タンク2内に空気室を形成する。制御弁3は、満タン感知制御弁とも呼ばれる。制御弁3は、燃料タンク用の液面感知弁および傾斜感知弁の両方を提供する。
制御弁3は、燃料タンク2と燃料蒸気処理装置4との間の通気を許容することによって給油口を経由して給油装置5からの給油を許容する。制御弁3は、燃料タンク2の中に空気室を残すための筒状のケースでもある。別の見方では、制御弁3は、空気室を形成するために、燃料タンク2の所定の位置から垂下されている。
燃料蒸気処理装置4は、燃料タンク2から排出される気体に含まれる燃料蒸気(ベーパ)を捕捉するキャニスタを備える。燃料蒸気処理装置4は、パージ機構を含む。パージ機構は、所定の条件が成立するとキャニスタに捕捉された燃料蒸気を内燃機関に供給し燃焼させることによって、燃料蒸気を処理する。
図2において、制御弁3は、ハウジング21を備えている。ハウジング21は、フロート51を軸方向(図の上下方向)に移動可能に案内する案内部材である。ハウジング21は、円筒状である。ハウジング21の内側壁面には複数のガイドリブ22が設けられている。ガイドリブ22は、フロート51の軸方向に沿って直線状に設けられている。フロート51とハウジング21の内側壁面との間には、ガイドリブ22により隙間が設けられている。
ハウジング21には、上部と下部とにそれぞれ上部開口24aと下部開口24bとを備えている。上部開口24aは、燃料タンク2の天井面と略同じ高さに設けられた円形の開口である。上部開口24aは、ハウジング21の側面上部において、複数の開口が円環状に並んで設けられている。下部開口24bは、フロート51の下端部と略同じ高さに設けられた円形の開口である。下部開口24bは、ハウジング21の側面下部において、複数の開口が円環状に並んで設けられている。下部開口24bは、上部開口24aよりも開口面積が大きい。
ハウジング21の下方には、制御弁3の底面を構成する円盤状の底板31が装着されている。底板31は、中心部分と外周縁が下方に膨出している。言い換えると、フロート51を載置する部分が上に向かって環状に膨出した形状である。底板31には、底板凸部32が設けられている。底板凸部32は、底板31の表面から上方に突出して設けられている。フロート51は、底板凸部32の上端と接触した状態で底板31に載置されている。底板31には、燃料タンク2内部と制御弁3の内部とを通気する底板開口33が形成されている。底板開口33は、円形の開口である。底板開口33は、円盤状の底板31の中央に設けられている。底板31は、ハウジング21に対して固定されている。
ハウジング21の内側壁面には、ハウジング21内部に向かって延び出している仕切板25が設けられている。仕切板25は、制御弁3内を上下に仕切って区画している。ハウジング21内部において、仕切板25で仕切られた下方空間にはフロート51が収容されている。仕切板25は、中央の位置に弁座7を備えている。弁座7は、仕切板25から下方に向かって突出した円筒状である。言い換えると、弁座7は、仕切板25の内周端から下方に突出した円環状である。弁座7は、下端部に近づくほど外径が小さくなる先細りした形状である。弁座7は、内側に連通口8を形成している。連通口8は、燃料タンク2の内部と外部とを連通する開口である。弁座7は、連通口8を形成する部材を提供している。
仕切板25の上面中央部分において、上方に突出して吹き返し部41が設けられている。吹き返し部41は、連通口8の直上に位置している。吹き返し部41は、連通口8を通過して真上に吹き出した燃料をせき止めて、連通口8から下に戻す機能を有している。仕切板25の上面縁部において、上方に突出して外壁48を備えている。外壁48は、連続して環状に設けられている。仕切板25の上面において、吹き返し部41と外壁48との間に内壁45を備えている。内壁45は、間にスリットを設けて不連続な環状に設けられている。
制御弁3は、燃料タンク2の上面と接続するフランジ部材10を備えている。フランジ部材10は金属製または樹脂製である。フランジ部材10は、燃料タンク2の上面と溶接またはボルト等を用いて固定されている。フランジ部材10は、ハウジング21を上方から覆っている。フランジ部材10は、ハウジング21と接続してハウジング21を所定の位置に保持している。フランジ部材10とハウジング21との間には、Oリング93が設けられている。Oリング93が設けられた部分において、フランジ部材10とハウジング21との間で燃料が漏れ出すことのない隔離された状態である。フランジ部材10は、接続管9を備えている。接続管9は、仕切板25で区切られた上方空間と通気通路6とを接続する管である。
フランジ部材10は、仕切板25と対向する位置に天面リブ49を備えている。天面リブ49は、フランジ部材10から垂下して設けられた板状のリブである。天面リブ49は、連通口8と接続管9との間であって、内壁45と外壁48との間に位置している。天面リブ49の下端部の位置は、外壁48の上端部の位置よりも下に位置している。
フロート51は、円筒状かつキャップ状の樹脂製の容器である。フロート51に使用可能な樹脂としては、例えばポリアセタールがあげられる。フロート51は、制御弁3が正規の姿勢、すなわち図示される上下の状態において、開口側が下に位置している。フロート51は、ガイドリブ22によってハウジング21の内部を上下に移動可能に支持されている。
フロート51は、制御弁3が正規の姿勢において、その内部に取り込んだ空気などの気体による浮力の作用と、フロート自身の浮力の作用と、スプリング91による弾性力の作用とにより、燃料の液面に浮くことができる容器体である。フロート51は、制御弁3が正規の姿勢から第1の所定角度を越えて傾くと液面に浮くことができない。例えば、車体が上下方向に180度回転した反転姿勢では、フロート51は、内部に燃料を取り入れやすい形状である。フロート51は、反転姿勢などのフロート51内部に浮力を発生させる気体を取り込んでいない状態においては、フロート51の自重とスプリング91の弾性力とにより液体燃料中で重力方向に沈む部材である。
フロート51は、容器の中心部から下方に伸びる円柱状の柱54を備えている。柱54の内部には、空洞部55が形成されている。空洞部55は、柱54よりも外径の小さな円柱状の空洞である。すなわち、柱54は、内部に空洞部55が形成された筒状である。フロート51は、空洞部55に取り込んだ気体分の浮力とフロート51自身の作用する浮力によって、正規の姿勢において燃料の液面に対して浮くこととなる。
フロート51は、柱54を囲むように内側筒部56と外側筒部57とを備えている。内側筒部56は、柱54の外側に設けられている。外側筒部57は、内側筒部56よりも外側に設けられている。すなわち、フロート51は、中心軸に近い内側から順に柱54、内側筒部56、外側筒部57の順に設けられている。外側筒部57の厚さT2は、内側筒部56の厚さTa1よりも大きい。
外側筒部57は、フロート51の最も外側に位置している。すなわち、外側筒部57の外表面とガイドリブ22とが接触することとなる。外側筒部57は、上面に傾斜面88を備えている。傾斜面88は、径方向の外側に向かうほど下方に傾斜する形状である。
フロート51は、フロート51を移動方向である上下方向に貫通する貫通部59を備えている。言い換えると、貫通部59は、フロート51の上面と下面とをつなぐ孔である。貫通部59は、第1貫通部59aと第2貫通部59bとを備えている。第1貫通部59aは、柱54と内側筒部56との間に形成されている。第2貫通部59bは、内側筒部56と外側筒部57との間に形成されている。すなわち、第2貫通部59bは、第1貫通部59aよりも外側に設けられている。
フロート51は、頂面付近の側面に係合凸部81を備えている。係合凸部81は、柱54の頂面の外縁から下方に向かって広がるように傾斜して突出している。係合凸部81の下方は、柱54に対して直交する水平面である下面を有している。係合凸部81は、後に詳述するキャップ71と係合してキャップ71を所定の位置に保持している。
フロート51は、柱54の頂面に頂面凸部82を備えている。頂面凸部82は、柱54の頂面から半球状に突出した形状である。頂面凸部82の上端部がフロート51の中で最も上方に位置した部分である。頂面凸部82は、連通口8の下方投影領域の内側に位置している。
フロート51は、環状部85を備えている。環状部85は、フロート51の上面において、上方に突出して環状に設けられている。環状部85は、外側筒部57の上方に位置している。環状部85の外周端と外側筒部57の外周端とは、段差のない面一な状態である。環状部85は、接続部86によってフロート51と接続されている。環状部85とフロート51との間であって、接続部86で接続されていない部分には、側面開口87が設けられている。環状部85は、フロート51が底板31に載置された開弁状態において、上部開口24aと略同じ高さに設けられている。
スプリング91は、フロート51を閉弁方向である上方向へ付勢する付勢部材である。スプリング91は、柱54の下部領域に装着されている。スプリング91は、正規の姿勢において制御弁3を液面感知弁として機能させる。スプリング91は、正規の姿勢から第1の所定角度を越えて傾くと制御弁3を傾斜感知弁として機能させる。スプリング91は、制御弁3が横倒しになっている横姿勢においても、制御弁3に傾斜感知弁としての機能を発揮させる。スプリング91は、フロート51の内部であって底板31上に圧縮状態で配置されている。よって、スプリング91は、フロート51を下から上へ付勢している。
制御弁3は、シール部材61を備えている。シール部材61は、フロート51の頂面に装着されている。シール部材61は、円盤状の部材である。シール部材61としては、弾性や可撓性を有する材料が使用可能である。使用可能な材料の例としては、フッ素ゴムなどがあげられる。シール部材61は、金属製の保持板62に一体にはめ込まれている状態である。
保持板62は、中央に開口を備えた円盤状である。保持板62の外径は、シール部材61の外径よりも大きい。すなわち、保持板62にシール部材61がはめ込まれた状態では、保持板62の外縁がシール部材61の外縁よりも外側に突出した状態である。保持板62は、シール部材61によって内縁側が上下ともに覆われている。言い換えると、シール部材61は、上面と下面との間に保持板62を挟んで互いに一体となった状態である。
制御弁3は、キャップ71を備えている。キャップ71は、シール部材61を収納可能な円形の開口を備えている。キャップ71は、シール部材61および保持板62よりも外側からフロート51の上部に装着されている。フロート51にキャップ71が装着された状態において、シール部材61の上面は、キャップ71の開口を通して外部に露出している状態である。フロート51にキャップ71が装着された状態において、キャップ71と保持板62とは、接触している状態である。すなわち、キャップ71は、シール部材61と一体となった保持板62の外周部を上から押さえつけて所定の位置に保持している。キャップ71に押さえつけられた状態のシール部材61の下面は、頂面凸部82と接触した状態である。
キャップ71は、遮蔽部72を有している。遮蔽部72は、水平方向に延びる板状の部材である。言い換えると、遮蔽部72は、貫通部59の直上に張り出したひさし部である。遮蔽部72は、第1貫通部59aの上端と第2貫通部59bの上端との直上に位置している。すなわち、柱54の外周端から外側筒部57の内周端までの領域であって、第1貫通部59aと第2貫通部59bとの上方投影領域を覆うように設けられている。遮蔽部72の下面と貫通部59の上端とは、上下方向に離間している。すなわち、遮蔽部72の下面と貫通部59の上端との間には、気体が通過可能な隙間が形成されている。
図3において、フロート51の上面に形成された第1貫通部59aの開口端は、長方形状である。フロート51の上面に形成された第2貫通部59bの開口端は、長方形状である。第1貫通部59aの開口端における長手方向の幅L1は、第2貫通部59bの開口端における長手方向の幅L2と等しい大きさである。第1貫通部59aの開口端における短手方向の幅W1は、第2貫通部59bの開口端における短手方向の幅W2よりも大きい。したがって、第1貫通部59aの開口端の面積は、第2貫通部59bの開口端の面積よりも大きい。言い換えると、第1貫通部59aを通過する流体の量は、第2貫通部59bを通過する流体の量よりも多い。
第1貫通部59aと第2貫通部59bは、フロート51の中心軸から離れる方向である径方向外側に向かって並んで設けられている。すなわち、径方向内側から外側に向かって第1貫通部59a、第2貫通部59bの順にセットで並んで設けられている。フロート51には、第1貫通部59aと第2貫通部59bとがそれぞれ4か所ずつ設けられている。言い換えると、第1貫通部59aと第2貫通部59bとのセットは、フロート51の中心軸を中心として90度ずつずれた角度で設けられている。
フロート51には、係合凸部81が4か所に設けられている。言い換えると、係合凸部81は、フロート51の中心軸を中心として90度ずつずれた角度で設けられている。係合凸部81は、第1貫通部59aの直上の領域内に設けられている。係合凸部81の突出量は、第1貫通部59aの開口端における短手方向の幅W1よりも小さい。
貫通部59は、複数の場所に分けて設けなくてもよい。すなわち、気体がスムーズに通過するのに十分な面積の貫通部59が形成されていればよい。したがって、貫通部59を第1貫通部59aと第2貫通部59bとの複数の貫通部59に分けず、1か所の貫通部59のみを設けるようにしてもよい。
図4において、キャップ71には、遮蔽部72が4か所に設けられている。言い換えると、遮蔽部72は、フロート51の中心軸を中心として90度ずつずれた角度で設けられている。言い換えると、遮蔽部72は、第1貫通部59aと第2貫通部59bとのセットに対応してそれぞれの貫通部59の直上に位置している。
遮蔽部72は、第1貫通部59aと第2貫通部59bとの両方の貫通部59の直上において、貫通部59の上方投影領域を覆っている。遮蔽部72は、貫通部59の開口端の面積よりも広い領域を覆っている。遮蔽部72の外縁は、フロート51の中心からの距離が等しい円弧状である。
キャップ71には、係合凸部81と係合して保持する保持部73が設けられている。保持部73は、キャップ71の側面に長方形状の開口を形成している。キャップ71は、フロート51に装着された状態において、保持部73よりも係合凸部81が外方に突出している状態である。保持部73は、係合凸部81と係合してキャップ71をフロート51の所定の位置に保持している。キャップ71には、保持部73が4か所に設けられている。言い換えると、保持部73は、フロート51の中心軸を中心として90度ずつずれた角度で設けられている。言い換えると、保持部73は、係合凸部81に対応した位置に設けられている。
キャップ71は、保持部73として保持のために延び出すフック片と、フック片からさらに保持のための作用に影響せずに遮蔽のために延び出す遮蔽部72としての遮蔽片を有している。フック片は上下方向すなわち、移動方向に沿って延びており、遮蔽片は径方向外向きに延び出している。
図5において、内側筒部56は、長方形状の第1貫通部59aによって一部が切りかかれている。言い換えると、内側筒部56は、第1貫通部59aが形成されている部分とそうでない部分とで厚さが異なる。すなわち、第1貫通部59aによって切りかかれた部分の厚さTa1は、第1貫通部59aによって切りかかれていない部分の厚さTb1の略半分の大きさである。
図6において、キャップ71は、保持部73を備えている。保持部73は、係合凸部81を挿入可能な開口を形成している。保持部73は、係合凸部81と係合している。言い換えると、保持部73で係合凸部81を左右方向から挟み込んでいる。これにより、左右方向の位置が大きくずれることを防止し、フロート51に対してキャップ71を所定の位置に保持している。保持部73において遮蔽部72と連続する部分は、係合凸部81の下面と係合している。これにより、上下方向の位置が大きくずれることを防止し、フロート51に対してキャップ71を所定の位置に保持している。遮蔽部72は、保持部73と一体に設けられている。すなわち、遮蔽部72は、保持部73において係合凸部81の下面と係合する端部から水平方向に延伸して設けられている。
接続部86は、遮蔽部72の延伸方向の直線上に設けられている。言い換えると、フロート51の径方向内側から外側に向かって第1貫通部59a、第2貫通部59b、接続部86の順に設けられている。接続部86は貫通部59と同様に4か所に設けられている。
以下に、制御弁3の開閉動作について説明する。図2において、フロート51が燃料からの浮力を受けておらず底板31に載置された状態では、シール部材61と弁座7との間に気体が自由に流通可能な空間が生じた状態である。フロート51が底板31に載置されている状態では、制御弁3が開放された開状態が維持される。燃料タンク2内の燃料蒸気などの気体は、底板31の底板開口33や下部開口24bを通過し、隣接するガイドリブ22の間の隙間や貫通部59を通って制御弁3内部の上方に向かう。あるいは、上部開口24aを通過して制御弁3内部の上方に向かう。その後、シール部材61と弁座7との間の空間を通って接続管9から通気通路6へと流れ出る。
燃料タンク2の内部の燃料が消費されるなどした場合には、空気などの気体が通気通路6から接続管9を経由して連通口8から燃料タンク2の内部に流入する。その後、流入した空気は、隣接するガイドリブ22の間の隙間や貫通部59を通り、底板31の底板開口33や下部開口24bを通過して燃料タンク2内部へと流れ込む。あるいは、上部開口24aを通過して燃料タンク2の内部へと流れ込む。このようにして制御弁3を介して燃料タンク2の内部圧力が調整される。
図7において、シール部材61と弁座7とは密着した閉状態である。制御弁3の閉状態において、弁座7の下端部はシール部材61上面と当接して密着している。シール部材61は、弁座7の下端部に沿って沈み込んで変形することで、弁座7の下端部をなす形状に沿って密着している。
燃料の液面が底板開口33に到達し、さらに上昇すると、燃料はハウジング21内を上昇する。燃料がフロート51に浮力を生じさせると、フロート51は燃料から受けた浮力により持ち上げられる。フロート51は、浮力を受けながらガイドリブ22にガイドされて制御弁3内部を上に移動する。この時、ガイドリブ22は、フロート51が連通口8の開口からずれた位置で移動することを防止する。液面の上昇が続くとフロート51も上昇を続け、やがてシール部材61と弁座7とが隙間なく接触した状態となる。シール部材61と弁座7とが隙間なく接触した状態は、弁が閉塞された閉状態である。閉状態では通気通路6と燃料タンク2内部との間での気体や液体の行き来が不可能となる。シール部材61が沈み込んで弁座7と密着することにより、高い密閉性を維持して燃料タンク2の内部を密閉状態とする。このようにシール部材61は、弁座7に対する弁体として機能する。
液面が上昇してくると、フロート51とガイドリブ22の間の隙間だけでなく、貫通部59の内部にも燃料が流入することとなる。特に車両が振動するなどした場合には、燃料も揺動して液面が勢いよく上昇しやすい。この場合には、貫通部59の内部を燃料が駆け上がり、貫通部59の上端である開口端から勢いよく液体燃料が吹き出しやすい。この時、液体燃料は、貫通部59の形状に沿って真上に吹き出される。貫通部59から吹き出した液体燃料は、貫通部59の直上に位置している遮蔽部72の下面に衝突して下方に落下する。あるいは、衝突の衝撃で水平方向に飛散して、柱54や環状部85と接触してその表面をつたって落下する。すなわち、遮蔽部72は、貫通部59から真上に吹き出した液体燃料が遮蔽部72よりも上に向かうことを阻止する遮蔽機能を有している。
径方向外側で径方向外向きに傾斜して開放された空洞である第2貫通部59bは、吹き出した液体燃料を径方向に拡げる。すなわち、液体燃料は遮蔽部72だけでなく、環状部85の内側にも衝突しやすい。
遮蔽部72に衝突した液体燃料は、貫通部59をつたって下に移動する。あるいは、フロート51の上面に形成された傾斜面88をつたって、径方向外側に向かって移動し、側面開口87からフロート51の側面へと流れ出る。閉状態においては、側面開口87と上部開口24aとが略同じ高さであるため、側面開口87から流れ出た液体燃料が上部開口24aを通過して、ハウジング21の外部に流れ出やすい。
上述した実施形態によると、貫通部59の上端と連通口8の下端との間に遮蔽部72が設けられている。このため、貫通部59を通過した燃料が直接連通口8に到達することを防ぐことができる。したがって、貫通部59から流出した液体燃料を精度よく遮断することが可能である。言い換えると、液体燃料が連通口8を通過して燃料蒸気処理装置4に流入してしまうことを効果的に防ぐことができる。
遮蔽部72は、連通口8の下端よりも貫通部59の上端に近い位置に設けられている。このため、貫通部59の上端から吹き出した直後の液体燃料を遮蔽部72で遮蔽することができる。すなわち、貫通部59の上端から吹き出した液体燃料が様々な方向に飛散してしまう前に、遮蔽部72に衝突させることができる。したがって、液体燃料が飛散する方向や領域を制御しやすい。言い換えると、液体燃料を精度よく遮断できる。
遮蔽部72は、貫通部59の直上を覆うように設けられている。このため、貫通部59の上端から真上に吹き出した液体燃料が遮蔽部72によって遮蔽されずに遮蔽部72よりも上に達することを効果的に防ぐことができる。
フロート51は、貫通部59よりも外側に位置してフロート51の外周に近づくほど下に傾斜する傾斜面88を備えている。このため、フロート51の上面に位置する液体燃料を傾斜面88に沿ってフロート51の外表面をつたって落下させやすい。すなわち、フロート51の上面に液体燃料がたまりにくい。したがって、貫通部59から流出した液体燃料を遮断しやすい。
第1貫通部59aの上端部の面積は、第2貫通部59bの上端部の面積よりも大きい。このため、連通口8に近い位置に配されている第1貫通部59aから真上に吹き出す勢いを第2貫通部59bよりも弱くすることができる。言い換えると、第1貫通部59aから吹き出す液体燃料の速度を、第2貫通部59bから吹き出す液体燃料の速度よりも低減させることができる。したがって、連通口8に近い位置で液体燃料が勢いよく吹き出すことを防止できる。
遮蔽部72は、フロート51の上部に装着されるキャップ71と一体に設けられている。このため、シール部材61の保持と遮蔽部72の設置を同一の部品で実現できる。すなわち、制御弁3の部品点数を削減できる。したがって、部品コストや製造コストを低下させることができる。
遮蔽部72は、保持部73の端部を延伸して設けられている。このため、遮蔽部72が保持部73と一体に保持されることとなる。言い換えると、遮蔽部72と保持部73とを共通部品で備えることができる。したがって、貫通部59から吹き出した液体燃料により遮蔽部72が上方向に力を加えられた場合であっても、遮蔽部72の位置がずれにくい。言い換えると、遮蔽部72を適切な位置に維持しやすい。
燃料タンク2の内部圧力が過剰に高くなった場合に、開弁して燃料タンク2の内部の気体を通気通路6に開放するリリーフ弁を備えてもよい。この場合、遮蔽部72は、リリーフ弁と貫通部59との間に設ける。すなわち、リリーフ弁に最も近い場所に位置する遮蔽部72のサイズを大きくする。これにより、液体燃料が燃料蒸気処理装置4に流入することをより効果的に防ぐことができる。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、遮蔽部272が傾斜する形状であって、端部に遮蔽リブ274を備えている。
図8において、キャップ71は、遮蔽部272を有している。遮蔽部272は、水平方向からわずかに下向きに傾斜して延びる板状の部材である。言い換えると、フロート51の径方向の外側に向かって下向きに傾斜している。遮蔽部272は、第1貫通部59aの上端と第2貫通部59bの上端の直上に位置している。遮蔽部272の下面と貫通部59の上端とは、上下方向に離間している。遮蔽部272の下面から貫通部59の上端までの距離は、フロート51の径方向の外側に向かうほど小さくなる。
遮蔽部272は、遮蔽部272の外縁から下方に突出する遮蔽リブ274を備えている。遮蔽リブ274は、円弧状の遮蔽部272の外縁に沿って、円弧状に設けられている。遮蔽リブ274の下端は、傾斜面88の直上に位置している。遮蔽リブ274の下端は、環状部85の下端よりも下に位置している。言い換えると、遮蔽リブ274の下端は、貫通部59の上端と環状部85との間に位置している。
貫通部59から吹き出した液体燃料は、遮蔽部272の下面に衝突する。遮蔽部272は外側に向かって下に傾斜しているため、液体燃料は遮蔽部272の傾斜に従って外側に向かって移動する。その後、遮蔽リブ274に達した液体燃料は、遮蔽リブ274から垂直下向きに落下する。遮蔽リブ274から落下した液体燃料は、傾斜面88の上に落ちて、傾斜面88をつたってフロート51の側面へと流れ出やすい。
遮蔽部272の下面に衝突した衝撃で飛散した液体燃料のうち、水平方向に飛散した液体燃料は、環状部85に達する前に遮蔽リブ274と衝突しやすい。言い換えると、貫通部59から吹き出した液体燃料が環状部85に衝突しにくい。
上述した実施形態によると、遮蔽部272は、フロート51の径方向の外側に向かって下向きに傾斜している。このため、遮蔽部272が液体燃料をガイドしてスムーズに燃料タンク2の内部へと液体燃料を戻すことができる。言い換えると、液体燃料が燃料蒸気処理装置4に流入することをより効果的に防ぐことができる。
遮蔽部272は、遮蔽部272の外縁から下向きに突出する遮蔽リブ274を備えている。このため、液体燃料がフロート51の径方向内側から環状部85に衝突しにくい。したがって、液体燃料が環状部85に衝突して、連通口8に到達することを低減できる。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、遮蔽部373がフロート51と一体に設けられている。
図9において、フロート51は、柱54と外側筒部57との間に貫通部359を備えている。フロート51は、貫通部359の直上に遮蔽部372を備えている。フロート51からは、係合凸部381が張り出している。係合凸部381は、保持部73とは係合しない。キャップ71は、フロート51に設けられた3か所の係合凸部81と係合して保持される。遮蔽部372は、係合凸部381の下面に設けられている。言い換えると、係合凸部381の下面が遮蔽部372として液体燃料が連通口8に向かうことを阻止する遮蔽機能を発揮する。すなわち、係合凸部381は、保持部73と係合する機能はなく、液体燃料の遮蔽機能のみを有している。遮蔽部372は、フロート51と一体に設けられている。すなわち、遮蔽部372は、フロート51と連続した樹脂材料で一体成形されている。このため、フロート51から遮蔽部372が外れるなどして遮蔽機能を発揮できなくなることがない。
係合凸部381の外周端部は、外側筒部57の内縁よりもフロート51の径方向外側に位置している。言い換えると、遮蔽部372は、貫通部359を覆うように設けられている。このため、遮蔽部372により、貫通部359を通過した燃料が直接連通口8に到達することを効果的に防ぐことができる。
シール部材61およびキャップ71を備えず、フロート51と弁座7とを直接接触させて、閉弁するように制御弁3を構成してもよい。これによると、フロート51からシール部材61およびキャップ71が外れるなどして所定の閉弁機能を発揮できなくなることがない。したがって、制御弁3を安定して動作させることができる。さらに、制御弁3の部品点数を削減できる。
第4実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、貫通部459がフロート51の上面に近づくほど面積が小さくなる先細り形状である。
図10において、内側筒部456は、フロート51の上面に近づくほど水平方向に広がる形状である。言い換えると、内側筒部456において、下端部が最も厚さが小さく、上端部が最も厚さが大きい形状である。柱54と内側筒部456との間に形成される第1貫通部459aは、上に位置する部分ほど断面積が小さくなっている。内側筒部456と外側筒部57との間に形成される第2貫通部459bも第1貫通部459aと同様に、上に位置する部分ほど断面積が小さくなっている。このため、フロート51の上面に達した液体燃料が貫通部459を通過して下に移動する際にスムーズに移動して貫通部459から排出される。言い換えると、貫通部459の内部に液体燃料がたまりにくいため、貫通部459から吹き出す液体燃料の量を低減しやすい。
シール部材461は、遮蔽部472を備えている。遮蔽部472は、シール部材461において、保持板62よりも下に位置する部分が水平方向に突出して設けられている。言い換えると、遮蔽部472は、シール部材461と一体に設けられている。
フロート51は、柱54の頂面に環状凸部483を備えている。環状凸部483は、頂面凸部82を囲むように環状に設けられている。環状凸部483と遮蔽部472とは接触した状態で保持されている。このため、シール部材461を複数の部分で接触して支持することができる。したがって、遮蔽部472を所定の位置および所定の角度に維持しやすい。
他の実施形態
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
1 燃料貯蔵装置、 2 燃料タンク、 7 弁座、 8 連通口 51 フロート、 54 柱、 56 内側筒部、 57 外側筒部、 59 貫通部、 59a 第1貫通部、 59b 第2貫通部、 61 シール部材、 62 保持板、 71 キャップ、 72 遮蔽部、 73 保持部、 81 係合凸部、 88 傾斜面、 272 遮蔽部、 274 遮蔽リブ、 372 遮蔽部、 459 貫通部、 472 遮蔽部。

Claims (10)

  1. 燃料タンク(2)の内部と外部とを連通する連通口(8)を有する弁座(7)と、
    前記燃料タンク内の燃料の液面に浮かんで移動するとともに、移動方向に貫通する貫通部(59、459)を有するフロート(51)と、
    前記貫通部と前記連通口との間に位置して、前記貫通部から前記連通口へ向かう液体燃料を遮蔽する遮蔽部(72、272、372、472)とを備えた燃料遮断弁。
  2. 前記遮蔽部は、前記連通口の下端よりも前記貫通部の上端に近い位置であって、前記貫通部の直上を覆うように位置している請求項1に記載の燃料遮断弁。
  3. 前記遮蔽部は、前記フロートの中心から離れるほど下向きに傾斜している請求項1または請求項2に記載の燃料遮断弁。
  4. 前記遮蔽部は、前記遮蔽部の外縁から下方に突出する遮蔽リブ(274)を備えている請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料遮断弁。
  5. 前記フロートは、前記貫通部よりも外側に位置して前記フロートの外周に近づくほど下に傾斜する傾斜面(88)を備えている請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料遮断弁。
  6. 前記貫通部は、前記フロートの中心からの距離が異なる位置に複数設けられ、前記フロートの中心から近い順に第1貫通部(59a)と第2貫通部(59b)とを備え、
    前記第1貫通部の上端部の面積は、前記第2貫通部の上端部の面積よりも大きい請求項1から請求項5のいずれかに記載の燃料遮断弁。
  7. 前記貫通部(459)は、下端部の面積よりも上端部の面積の方が小さい請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料遮断弁。
  8. 前記フロートの上部に装着されるキャップ(71)を備え、
    前記遮蔽部は、前記キャップと一体に設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の燃料遮断弁。
  9. 前記キャップは、前記フロートと接触して、前記フロートに保持される保持部(73)を備え、
    前記遮蔽部は、前記保持部の端部と連続している請求項8に記載の燃料遮断弁。
  10. 前記遮蔽部(372)は、前記フロートと一体に設けられている請求項1から請求項7のいずれかに記載の燃料遮断弁。
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