JP2019026139A - ホームドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後方向の厚みが小さいホームドア装置を提供する。【解決手段】ホームドア装置1Aは、開口部22が形成された外装パネル21Fを有する戸袋20と、戸袋20の内部に設けられ、戸袋20を支持する支柱と、支柱に対して前面パネル側を前、その反対側を後とするときに、支柱よりも前又は後で戸袋20に対して進退する扉10と、戸袋20の内部に設けられ、扉10が戸袋20に収容された状態で、扉10よりも前又は後で、支柱と扉10の進退方向に重なると共に、開口部22から画像を表示する画面31が視認可能に配置された画像表示装置30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明はホームドア装置に関する。
ホームドア装置には、利用者に提供するための、設置場所の案内、広告等の各種情報を表示する画像表示装置を備えるものがある。
例えば、特許文献1には、画像表示装置が戸袋の内部に配置されたホームドア装置が開示されている。特許文献1に記載のホームドア装置では、戸袋が有する前面パネル又は後面パネルに、外部から画像表示装置の画面を視認可能とするための開口が形成されている。そして、この開口から画像表示装置の画面が露出している。ここで、前面とは、ホームドア装置をプラットホーム側を前、鉄道の軌道側を後とした場合の、前側の面である。
一方、特許文献2及び3には、画像表示装置が戸袋の外部に配置されたホームドア装置が開示されている。特許文献2及び3に記載のホームドア装置では、画像表示装置が、前面パネル又は後面パネルの外面に、パネル側と反対側に画面を向けた状態で、配置されている。
特開2009−78661号公報 特開2012−116391号公報 特開2012−232711号公報
特許文献1に記載のホームドア装置では、画像表示装置が、戸袋の内部に設けられた、扉を進退させる駆動装置と前後方向に重なっている。ここで、前後方向とは、前面から後面へ向かう方向のことである。この位置は、戸袋の内部の、扉を収容するスペースとも前後方向に重なっている。このため、特許文献1に記載のホームドア装置では、戸袋の前後方向の厚みが大きい。
特許文献2及び3に記載のホームドア装置では、画像表示装置が、前面パネル又は後面パネルの外部に設けられている。このため、特許文献2及び3に記載のホームドア装置は、画像表示装置の、前後方向の厚みだけ戸袋の厚みが大きい。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、前後方向の厚みが小さいホームドア装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るホームドア装置は、開口部が形成された前面パネルを有する戸袋と、戸袋の内部に設けられ、戸袋を支持する支柱と、支柱に対して前面パネル側を前、その反対側を後とするときに、支柱よりも前又は後で戸袋に対して進退する扉と、戸袋の内部に設けられ、扉が戸袋に収容された状態で、扉よりも前又は後で、支柱と扉の進退方向に重なると共に、開口部から画像を表示する画面が視認可能に配置された画像表示装置と、を備える。
本発明の構成によれば、扉は支柱の前又は後で進退する。このため、戸袋の内部では、支柱に対して扉の進退方向にある空間は、扉が進退する空間として利用されていない。本発明では、この空間に、画像表示装置が配置されているので、戸袋の前後方向の厚みが大きくならない。その結果、ホームドア装置の前後方向の厚みが小さい。
本発明の実施の形態1に係るホームドア装置の前面図 図1におけるII−II切断線の断面図 本発明の実施の形態1に係るホームドア装置において、戸袋から外装パネルを取り外した状態のホームドア装置の前面図 本発明の実施の形態1に係るホームドア装置が備える戸袋に設けられた駆動装置収納部の前面図 図4に示すV−V切断線の断面図 図4に示すVI−VI切断線の断面図 図2に示す断面図の、扉と戸袋の一部を拡大した断面図 本発明の実施の形態2に係るホームドア装置において、戸袋から外装パネルを取り外した状態のホームドア装置の前面図 本発明の実施の形態2に係るホームドア装置が備える戸袋に設けられた駆動装置収納部の拡大図 図9に示すX−X切断線の断面図 図8に示すXI−XI切断線の断面図 本発明の他の実施の形態に係るホームドア装置の斜視図 図12に示すXIII−XIII切断線の断面図 本発明の他の実施の形態で使用される駆動装置の前面図 図14に示す駆動装置の斜視図
以下、本発明の実施の形態に係るホームドア装置について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。図に示す直交座標系XYZにおいて、プラットホーム側を前面、鉄道の軌道側を後面とした場合の、ホームドア装置の左右方向がX軸、上下方向がZ軸、X軸とZ軸とに直交する方向がY軸である。以下、適宜、この座標系を引用して説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るホームドア装置は、鉄道の駅のプラットホームに設置されるホームドア装置である。このホームドア装置では、前後方向の厚みを小さくするため、戸袋の内部に、列車の運行情報、路線図等の情報を表示する画像表示装置が配置されている。ここで、前後方向とは、上述した前面から後面へ向かう方向である。まず、図1−図3を参照して、ホームドア装置の全体の構成を説明する。続いて、図4−図7を参照して、戸袋の内部に設けられた画像表示装置と扉の駆動装置の配置について説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るホームドア装置1Aの前面図である。図2は、図1に示すII−II切断線の断面図である。図3は本発明の実施の形態1に係るホームドア装置1Aにおいて、戸袋20から外装パネル21Fを取り外した状態のホームドア装置1Aの前面図である。
図1−図3に示すように、ホームドア装置1Aは、扉10と、扉10を進退可能に保持する戸袋20と、戸袋20に設けられた画像表示装置30と、を備えている。
扉10は、図1及び図3に示すように、Y方向視矩形状に形成されている。そして、扉10には、プラットホーム100側から鉄道の軌道側を、すなわち、ホームドア装置1Aに対して前面側から後面側を視認可能にするため、強化ガラス板が嵌め込まれた窓枠11A−11Dが設けられている。窓枠11A−11Dの詳細な位置は後述する。
これに対して、戸袋20は、扉10を収容可能な箱の形状に形成されている。戸袋20は、扉10を戸袋20から進退可能にするため、+X端が開口している。そして、戸袋20の内部には、プラットホーム100にいる乗降客に各種情報を提供するための画像を表示する画像表示装置30が収容されている。
画像表示装置30は、液晶ディスプレイ装置で構成されている。画像表示装置30は、矩形状に形成され、画像を表示する画面31を有する。画像表示装置30は、図示しないコンピュータから送信される画像データに基づいて画面31に画像を表示する。ここで、画像データは、乗降客に提供する情報を示す画像、例えば、駅構内の案内図、路線図、時刻表、列車の運行情報を示す画像、広告画像等の画像データである。
戸袋20では、図2に示すように、+Y側と−Y側とが、外装パネル21Fと21Bによって覆われている。戸袋20では、前面側から画像表示装置30の画面31が視認可能とするため、図1に示すように、外装パネル21Fに開口部22が形成されている。開口部22は、画面31よりも長手方向、短手方向の長さが大きい矩形に形成されている。そして、開口部22の中心と画面31の中心とがY方向に重なっている。開口部22は、図2に示すように、画面31に対して+Y側に位置している。開口部22には、図示しない強化ガラスの板が嵌め込まれ、画像表示装置30の画面31を保護している。
画像表示装置30は、図2に示すように、扉10よりも−Y方向に位置する。このため、扉10が戸袋20に収容されたとき、扉10が画像表示装置30の+Y側に位置し、扉10によって開口部22が遮蔽されてしまう。そこで、扉10では、戸袋20に扉10が収容されたときに、画像表示装置30の画面31を視認可能とする位置に窓枠11A−11Dが設けられている。詳細には、図1及び図3に示すように、窓枠11A−11Dは、戸袋20に扉10が収容されたときに、窓枠11A−11Dの少なくともいずれかが開口部22及び画面31とY方向に重なる位置の、Z方向の定められた位置に形成されている。窓枠11A−11Dのうちの、少なくとも、戸袋20に扉10が収容されたときに開口部22及び画面31とY方向に重なる位置にある窓枠11A−11DのX方向の長さは、開口部22のX方向の長さよりも大きい。
なお、窓枠11A−11Dの全てのX方向長さは、開口部22のX方向の長さよりも大きくてもよい。画面31全体を視認可能とするためには、窓枠11A−11DのZ方向の長さが、開口部22及び画面31のZ方向の長さよりも大きいことが望ましい。しかしながら、窓枠11A−11DのZ方向の長さは、画面31の一部だけを視認可能とするため、開口部22及び画面31のZ方向の長さよりも小さくてもよい。戸袋20に扉10が収容されたときに開口部22及び画面31とY方向に重なる位置にある窓枠11A−11Dの大きさが種々の制約で開口部22及び画面31の大きさよりも小さく、画面31の全面を視認できない場合でも、戸袋20に扉10が収容されたときに、画像データが画面31の視認できる範囲に表示される状態に制御され、必要な情報が絞って表示されるとよい。
図2に戻って、戸袋20の内部では、Y方向の厚みを小さくするため、画像表示装置30は、扉10を+X又は−X方向に移動させる駆動装置23に対して−X方向に並設されている。詳細には、戸袋20は、駆動装置23が収納された駆動装置収納部200と、画像表示装置30が収容された画像表示装置収容部201と、で構成されている。そして、画像表示装置収容部201は、駆動装置収納部200に対して−X側に設けられている。なお、画像表示装置収容部201の内部空間は、駆動装置収納部200の内部空間と連通している。次に、これらの各部分での画像表示装置30、駆動装置23等の部材の配置について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係るホームドア装置1Aが備える戸袋20に設けられた駆動装置収納部200の前面図である。図5は、図4に示すV−V切断線の断面図である。図6は、図4に示すVI−VI切断線の断面図である。図7は、図2に示す断面図の、扉10と戸袋20の一部を拡大した断面図である。なお、図4では、理解を容易にするため、戸袋20から外装パネル21Fを取り外した状態を示している。
図4−図7に示すように、駆動装置収納部200の内部には、Z方向に延在する支柱24A、24Bと、支柱24Aと支柱24Bに架設された梁部材25A、25Bと、梁部材25Aに固定された駆動装置23と、が配置されている。そして、図5−図7に示すように、駆動装置収納部200の内部では、扉10が進退する。
詳細には、図5及び図6に示すように、駆動装置収納部200内の−Y側の領域、すなわち、後面側の領域に、支柱24A、24Bと梁部材25A、25Bが配置されている。
支柱24A、24Bは、戸袋20を構成する、外装パネル21F、21B、上蓋27、梁部材25A、25Bを支える部材である。支柱24A、24Bは、図示しないアンカーによってプラットホーム100に固定される。
一方、梁部材25A、25Bは、支柱24A、24Bと共にフレームを形成して駆動装置23、制御盤26等を支持する部材である。梁部材25A、25Bは、図4に示すように、支柱24Aと24Bを連結するため、支柱24Aと24Bとの間でX方向に延在する。梁部材25Aと25Bの間には、空間を有効利用するため、駆動装置23の動作を制御する制御盤26が設けられている。
これに対して、駆動装置収納部200内の+Y側の領域、すなわち、前面側の領域には、図5及び図6に示すように、駆動装置23と梁部材25Cが配置されている。そして、この前面側の領域では、駆動装置23によって扉10が進退する。
駆動装置23は、図4に示すように、扉10の+X端と−X端との間に架設されたベルト230と、プーリーが回転軸に設けられると共に、そのプーリーにベルト230が巻き付けられたモータ231と、ベルトを案内するアイドルプーリー232と、で構成される。駆動装置23では、モータ231の回転軸が回転することで、回転軸のプーリーに対してベルト230を相対的に移動する。その結果、扉10がX方向に移動される。駆動装置23は、図5及び図6に示すように、梁部材25A、25Bの+Y面に設けられている。
梁部材25A、25Bの+Y面には、駆動装置23に加えて、扉10を案内する案内体28A−28Dが設けられている。案内体28A−28Dの+Z面には、X方向へ延在する溝が形成されている。一方、扉10の−Y面には、窓枠11A−11Dを形成する直管状の桟部材12A、12Bと、桟部材12A、12Bの−Z面に配設され、桟部材12A、12Bと平行に延在するレール13A、13Bと、が設けられている。案内体28A−28Dの溝には、レール13A、13Bが緩挿されている。これにより、案内体28A−28Dは、駆動装置23によって扉10が駆動されたときに、駆動装置収納部200内の前面側の領域で、扉10をX方向に沿って移動させる。
梁部材25Cは、戸袋20の剛性を高めるために設けられている。梁部材25Cは、扉10への干渉を防ぐため、扉10に対してZ側に配置されている。梁部材25Cは、戸袋20の下部フレームとして機能する。
図1−図3に戻って、駆動装置収納部200のX方向の長さは、扉10のX方向の長さよりも短い。このため、扉10が戸袋20に収納された場合、扉10は、駆動装置収納部200に加えて、画像表示装置収容部201にも収納される。
画像表示装置収容部201は、図7に示すように、駆動装置収納部200とY方向の厚み、すなわち前後方向の厚みが同じである。そして、画像表示装置収容部201と駆動装置収納部200は、同じ外装パネル21F、21Bによって+Y面と−Y面とが覆われているため、Y方向に位置が揃えられている。このため、画像表示装置収容部201は、駆動装置収納部200と同様に、前面側の領域の、すなわち、+Y側の領域に、扉10が進退する領域を有する(以下、扉進退領域211という)。
画像表示装置収容部201では、扉進退領域211に対する−Y側の領域が扉10と干渉しないため、この領域に、支柱24C、24Dと、画像表示装置30と、が配置されている。画像表示装置30は、空間を有効利用するため、支柱24Cと24Dの間に配置されている。
支柱24C、24Dは、支柱24A、24Bと同様に、外装パネル21F、21B等を支える部材である。支柱24Cと24Dとの間隔は、画像表示装置30を配置可能にするため、画像表示装置30のX方向の長さよりも大きい。また、支柱24C、24DのY方向の厚みは、画像表示装置30のY方向の厚みよりも大きい。図示しないが、支柱24C、24Dの上に配置された上蓋27と、支柱24C、24Dの下部に配置された梁部材25Dとの間隔は、画像表示装置30のZ方向の高さよりも大きい。これにより、支柱24Cと24Dとの間に、画像表示装置30を収容することができる。その結果、画像表示装置収容部201のY方向の厚みが大きくならず、画像表示装置収容部201内の空間を有効利用することができる。なお、支柱24C、24Dの強度を高めるため、扉進退領域211に対する−Y側の領域には、下部フレームとして機能する梁部材25Dが設けられる。
次に、ホームドア装置1Aの動作について説明する。以下の説明では、画像表示装置30と制御盤26が駅構内のコンピュータに接続されているものとする。そして、駅構内のコンピュータから画像表示装置30に画像データが送信され、その画像データの画像が画面31に表示しているものとする。また、制御盤26は、駅構内のコンピュータから送信される扉10の開閉指示信号に基づいて扉10の進退を行うものとする。プラットホーム100の−Y側の軌道に列車が停車していないときの、扉10が+X方向に移動して戸袋20から出ている状態を閉状態とする。
ホームドア装置1Aは、閉状態のとき、戸袋20に扉10の戸尻(すなわち、扉10の−X端)だけが収容されている。このため、戸袋20の開口部22は、扉10とY方向に位置が重なっていない。その結果、この閉状態では、プラットホーム100にいる乗降客が、開口部22を介して、画面31に表示された画像を視認することができる。
ホームドア装置1Aが閉状態のときに、列車がプラットホーム100の−Y側の軌道に停車すると、駅構内のコンピュータが、制御盤26に開信号を送信する。制御盤26は、開信号を受信すると、駆動装置23を動作させて扉10を−X方向へ移動させる。これにより、制御盤26は、扉10を戸袋20に収納する。これにより、プラットホーム100は扉10が戸袋20に収納された開状態となる。このとき、戸袋20の開口部22は、扉10とY方向に位置が重なる状態になる。扉10には、窓枠11A−11Dが形成されているため、この状態でもプラットホーム100にいる乗降客は、窓枠11A−11Dのガラス板を介して、画像表示装置30の画面31に表示された画像を視認することができる。
その後、列車が発車可能な状態になると、駅構内のコンピュータは、閉信号を制御盤26に送信する。制御盤26は、閉信号を受信すると、駆動装置23を動作させて、戸袋20に扉10の戸尻だけが収容された状態になるまで、扉10を+X方向へ移動させる。これにより、ホームドア装置1Aは閉状態に戻る。
以上のように、実施の形態1に係るホームドア装置1Aでは、扉10が支柱24A−24Dの+Y側、すなわち、前面側で進退する。このため、支柱24A−24Dの間、すなわち、支柱24A−24Dに対してX方向の空間が扉10の進退領域として利用されていない。ホームドア装置1Aでは、この空間に、画像表示装置30が配置されているため、支柱24A−24Dが配置された空間に加えて、Y方向に画像表示装置30を配置する空間を設ける必要がない。その結果、ホームドア装置1AのY方向、すなわち、前後方向の厚みが小さい。
また、画像表示装置30は、駆動装置23及び制御盤26に対してX方向に配置されている。このため、画像表示装置30は、駆動装置23及び制御盤26とY方向に重ならない。その結果、ホームドア装置1AのY方向の厚みが小さい。
扉10には、扉10が戸袋20に収納された状態で、画像表示装置30の画面31とY方向に重なる窓枠11A−11Dが設けられている。このため、ホームドア装置1Aでは、扉10が戸袋20に収納された状態でも、窓枠11A−11Dのガラス板を介して、画像表示装置30の画面31を視認することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1に係るホームドア装置1Aでは、扉10が支柱24A−24Dの前面側で進退する。しかし、扉10は後面側で進退してもよい。実施の形態2に係るホームドア装置1Bは、支柱24A−24Dの後面側、すなわち、−Y側で進退する扉10を備えている。以下に、図8−図11を参照して実施の形態2に係るホームドア装置1Bの構成について説明する。実施の形態2では、実施の形態1と異なる構成について説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係るホームドア装置1Bにおいて、戸袋20から外装パネル21Fを取り外した状態のホームドア装置の前面図である。図9は、本発明の実施の形態2に係るホームドア装置1Bが備える戸袋に設けられた駆動装置収納部200の拡大図である。図10は、図9に示すX−X切断線の断面図である。図11は、図8に示すXI−XI切断線の断面図である。
図8−図11に示すように、ホームドア装置1Bでは、支柱24A−24Dが戸袋20内の、鉄道の軌道に対してプラットホーム100側、すなわち、戸袋20内の+Y側の領域に設けられている。そして、図11に示すように、支柱24Cと24Dとの間には、画像表示装置30が配置されている。
支柱24A−24Dは、図示しないアンカーによってプラットホーム100に固定されている。そして、支柱24Aと24BとのX方向の間には、図9に示すように、梁部材25A、25Bが架設され、支柱24Aと24Bが補強されている。支柱24Aと24BとのX方向の間と梁部材25Aと25BとのZ方向の間には、空間の有効利用を図るため、制御盤26が配置されている。また、支柱24A−24Dには、図示しない連結部材によって外装パネル21F、21B、上蓋27が固定されている。そして、この連結部材及び外装パネル21Bには、駆動装置23が設けられている。
図9及び図10に示すように、駆動装置23は、外装パネル21Bに設けられることで、戸袋20内の後面側の領域、すなわち、−Y側の領域に配置されている。これにより、駆動装置23は、戸袋20内の−Y側の領域で扉10をX方向へ進退させる。
扉10は、図10に示すように、実施の形態1に係るホームドア装置1Aと同様に、桟部材12A、12B及び窓枠11A−11Dを有する。そして、窓枠11A−11Dは、梁部材25AとZ位置が重なっている。ホームドア装置1Bでは、扉10を支柱24A−24Dの−Y側で進退させるため、ホームドア装置1Aと同様に、梁部材25Aの−Y側に案内体28A、28Bを設けることで、扉10を支持することができない。そこで、ホームドア装置1Bでは、図9及び図10に示すように、梁部材25Bの−Y側にだけ、案内体28C、28Dを設けている。そして、扉10の桟部材12Bにだけ、案内体28C、28Dに緩挿されるレール13Bを設けている。なお、ホームドア装置1Bでは、扉10の桟部材12A側がY方向に揺れることを防止するため、図示しない揺動防止機構を有する。
画像表示装置30は、X方向に進退する扉10との干渉を防ぐため、支柱24Cと24DとのX方向の間に配置されている。そして、画像表示装置30は、図示しない画面31を+Y側に向けた状態で配置されている。なお、画像表示装置30の形状、大きさ、支柱24Cと24Dの間隔、Y方向の厚みはホームドア装置1Aと同様である。
一方、支柱24C、24Dの+Y面には、外装パネル21Fが配置されている。外装パネル21Fには、画像表示装置30の画面31と同じ形状、大きさ、かつ画面31とXZ平面における位置が同じ開口部22が形成されている。そして、開口部22には、強化ガラス板が嵌め込まれている。これにより、画面31は、開口部22を介して視認可能である。
ホームドア装置1Bの動作は、扉10が支柱24A−24Dに対して戸袋20内の−Y側の領域を進退することを除いて、実施の形態1に係るホームドア装置1Aと同様である。このため、ホームドア装置1Bの動作の説明を省略する。ホームドア装置1Bでは、画像表示装置30が支柱24Cと24Dとの間に位置するため、プラットホーム100にいる乗降客は、扉10の進退にかかわらず、常時、外装パネル21Fの開口部22から、画像表示装置30の画面を視認することができる。
以上のように、実施の形態2に係るホームドア装置1Bでは、画像表示装置30が支柱24C、24DのX方向の間に配置されているので、ホームドア装置1BのY方向の厚みが小さい。
また、扉10が支柱24A−24Dに対して−Y側で進退するのに対して、画像表示装置30が支柱24C、24DのX方向の間に配置されている。そして、画像表示装置30の画面31の+Y側には、外装パネル21Fの開口部22が形成されている。このため、ホームドア装置1Bでは、扉10の進退によらず、常時、画面31を視認することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、実施の形態1及び2では、支柱24Cと24Dとの間に、画像表示装置30が配置されている。しかし、本発明はこれに限定されない。本発明では、画像表示装置30は、支柱24A−24Dに対して扉10の進退方向、かつ戸袋20の内部に設けられていればよい。そして、支柱24A−24Dは、これらのうちの1つ以上であればよい。
図12は、本発明の他の実施の形態に係るホームドア装置1Cの斜視図である。図13は、図12に示すXIII−XIII切断線の断面図である。
図12及び図13に示すように、画像表示装置30は、支柱24Aと24Bとの間に配置されてもよい。この場合、例えば、扉10と駆動装置23は、実施の形態2で説明した位置に配置する。画像表示装置30は、制御盤26に対してX方向に位置するとよい。これにより、画像表示装置30と制御盤26とがY方向に重ならないので、ホームドア装置1CのY方向の厚みを小さくすることができる。
また、実施の形態1及び2では、駆動装置23が、ベルト230、プーリーが回転軸に設けられたモータ231、及びアイドルプーリー232で構成されているが、駆動装置23の構成は任意である。
図14は、本発明の他の実施の形態で使用される駆動装置43の前面図である。図15は、図14に示す駆動装置43の斜視図である。なお、図14では、理解を容易にするため、外装パネル21F、21B及び扉10を省略している。また、図15では、駆動装置43のみを示している。
図14及び図15に示すように、駆動装置43は、モータ431と、モータ431によって回転される駆動プーリー432と、従動プーリー433と、駆動プーリー432及び従動プーリー433に掛け回されたベルト434と、で構成されてもよい。この場合、図14に示すように、モータ431は、戸袋20が有する支柱51に固定され、従動プーリー433は、別の支柱52に連結部材を介して固定される。そして、ベルト434には、扉10の戸尻に固定するための固定部材435が設けられる。駆動装置43の場合、モータ431の回転方向を変えることで、矢印Aで示される方向に扉10を進退させることができる。この場合においても、画像表示装置30は、支柱51、52のX方向に、すなわち、扉10の進退方向に設けるとよい。
また、実施の形態1及び2では、扉10にレール13A、13Bが設けられ、そのレール13A、13Bが緩挿される案内体28A−28Dによって支持されている。しかし、本発明では、扉10が戸袋20に対して進退すればよく、扉10を支持又は案内する部材は任意である。例えば、扉10にレール13Aが1つだけ設けられ、そのレール13Aを案内する案内体28Aが3つ設けられてもよい。案内体28A−28Dは、梁部材25A、25Bに回転軸が固定されたローラーであってもよい。
実施の形態1及び2では、画像表示装置30が液晶ディスプレイ装置で構成されている。しかし、本発明では、画像を表示できる装置である限り、画像表示装置30は任意である。例えば、画像表示装置30はエレクトロルミネッセンスディスプレイ装置であってもよい。
実施の形態1及び2では、外装パネル21Fの開口部22と、扉10の窓枠11A−11Dとに強化ガラス板が嵌め込まれている。しかし、本発明はこれに限定されない。開口部22と窓枠11A−11Dには、部材で塞がれる必要はなく、開放されたままであってもよい。部材で塞がれる場合、部材は、画面31を視認可能とするため、可視光を透過させる透明板であればよい。例えば、部材は、アクリル板であってもよい。なお、本発明では、開口部22を覆う強化ガラスを第1透明板、扉10に設けられる強化ガラスを第2透明板ともいう。
本発明は、扉10が戸袋20に対して進退するホームドア装置全般に適用可能である。例えば、ホームドア装置1A−1Cでは、扉10が+X方向に移動して戸袋20から進出し、扉10が−X方向に移動して戸袋20に収納されているが、本発明は、ホームドア装置1A−1Cと逆方向に進退する扉10を備えるホームドア装置に適用可能である。また、戸袋20の両側それぞれから、扉10が進退する、いわゆる両開きタイプのホームドア装置に適用可能である。つまり、両側の扉10が戸袋20内で重ならないホームドア装置に適用可能である。詳細には、2つの扉10の通過領域が同一線上にある場合は、扉10を支持する支柱24A−24Dは扉10に対してホーム側または軌道側に設置されるので、支柱24A−24DとY方向に重なる位置に画像表示装置30を配置すればよい。また、両側の扉10が戸袋20内で重なる場合、軌道側に設けられた扉10が進退する戸袋20の開口付近の支柱24A−24Dは、軌道側に設けられた扉10に対してホーム側に設置される。ホーム側に設けられた扉10が進退する戸袋20の開口付近の支柱24A−24Dは、ホーム側に設けられた扉10に対して軌道側に設置される。そこで、画像表示装置30をいずれかの支柱24A−24Dと扉の進退方向に重なる位置に設置すればよい。
1A−1C ホームドア装置、10 扉、11A−11D 窓枠、12A、12B 桟部材、13A、13B レール、20 戸袋、21F、21B 外装パネル、22 開口部、23 駆動装置、24A−24D 支柱、25A−25D 梁部材、26 制御盤、27 上蓋、28A−28D 案内体、30 画像表示装置、31 画面、43 駆動装置、51、52 支柱、100 プラットホーム、200 駆動装置収納部、201 画像表示装置収容部、211 扉進退領域、230 ベルト、231 モータ、232 アイドルプーリー、431 モータ、432 駆動プーリー、433 従動プーリー、434 ベルト、435 固定部材、A 矢印

Claims (4)

  1. 開口部が形成された前面パネルを有する戸袋と、
    前記戸袋の内部に設けられ、前記戸袋を支持する支柱と、
    前記支柱に対して前面パネル側を前、その反対側を後とするときに、前記支柱よりも前又は後で前記戸袋に対して進退する扉と、
    前記戸袋の内部に設けられ、前記扉が前記戸袋に収容された状態で、前記扉よりも前又は後で、前記支柱と前記扉の進退方向に重なると共に、前記開口部から画像を表示する画面が視認可能に配置された画像表示装置と、
    を備えるホームドア装置。
  2. 前記開口部は、第1透明板によって覆われている、
    請求項1に記載のホームドア装置。
  3. 前記扉は、前記支柱よりも前で進退する構成を有し、前記扉が前記戸袋に収容された状態で、前記画面の前に位置する、第2透明板が設けられた窓枠を有する、
    請求項1又は2に記載のホームドア装置。
  4. 前記戸袋の内部には、前記扉を進退させる駆動装置が設けられ、
    前記駆動装置は、前記支柱と前記扉の進退方向に重なると共に、前記画像表示装置と前記扉の進退方向に重なる、
    請求項1から3の何れか1項に記載のホームドア装置。
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