JP2019025183A - 展示スタンド - Google Patents

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路人 鈴木
Michihito Suzuki
路人 鈴木
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Abstract

【課題】展示物の高さ位置と水平方向の向きを調整可能であるとともに、複数の展示物を同じ高さに陳列する場合の作業を容易にする工夫がなされた展示スタンドを提供する。【解決手段】透明な円筒状の支持筒2と、支持筒2の内径よりも小さな外径の円筒状の第1スライド構成体31を有するものであって、第1スライド構成体31が支持筒2内にスライド可能かつ回転可能に挿入されたスライド部材3と、展示物がセットされる置台4と、スライド部材3を支持筒2に固定する第1ねじ71とを備え、第1スライド構成体31は、外周の周方向に延在した、第1円周溝33aと第2円周溝33bとを上下方向に間隔をあけて有するものであり、第1ねじ71は、支持筒2の半径方向に貫通した第1孔2aに挿通され、第1円周溝33aと第2円周溝33bのいずれか一方の表面に当接してスライド部材3を固定するものである。【選択図】図2

Description

本発明は、展示物を陳列する展示スタンドに関する。
展示会やショールーム、店舗等において、菓子等の展示物を所定の高さに陳列するための展示スタンドが利用されている。この展示スタンドは、カウンター等の設置部に設置される底板と、この底板に立設した支持部と、支持部の上端部分に取り付けられ、展示物をセットする置台等の展示部を備えたものが一般的に用いられている。また、展示部に展示物がセットされた展示スタンドを複数並べることで、所定の高さに複数の展示物が陳列される。この展示スタンドには、展示物の高さ位置を調節可能なものが各種提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2等参照)。
特許文献1に記載された展示スタンドは、支持筒と、この支持筒内にスライド可能に挿入されるスライド柱と、スライド柱を支持筒内に挿入した状態でねじ止めすることで支持筒にスライド柱を固定する調整筒とを備えている。この展示スタンドでは、下方から調整筒が挿入された状態のスライド柱を支持筒内に挿入し、スライド柱を所望の高さに合わせて調整筒を支持筒にねじ止め固定することによって、スライド柱の高さ位置を調整することができる。これにより、展示部の高さ位置を調整し、展示部にセットされた展示物の高さ位置も調整することができる。
特許文献2に記載された展示スタンドは、底板に立設したパイプと、展示物がセットされる展示部としてのパイプと、中間パイプと、これらパイプを接続する複数の自在継手とを備えている。この展示スタンドでは、自在継手によって各パイプの固定位置を変更することによって展示物の高さ位置を調整することができる。
特開2012−085793号公報 特開2002−177107号公報
しかしながら、特許文献1に記載された展示スタンドは、展示物の高さ位置を所望の高さに細かく調整することができるものの、展示物の高さ位置を所定の高さに調整するためには、支持筒に対してスライド柱を所望の高さに調整する繊細な作業が必要になる。また、特許文献2に記載された展示スタンドにおいても、展示物の高さ位置を所定の高さに調整するためには、自在継手による各パイプの固定位置の繊細な調整が必要になる。このため、複数の展示物を同じ高さに陳列したい場合には、複数の展示スタントそれぞれの展示部の高さ位置を一致させる作業が繁雑になってしまう。特に、展示会等、限られた狭いスペースで展示物を陳列する場合の作業は困難となる。
本発明は上記事情に鑑み、展示物の高さ位置と水平方向の向きを調整可能であるとともに、複数の展示物を同じ高さに陳列する場合の作業を容易にする工夫がなされた展示スタンドを提供することを目的とする。
前記目的を解決する本発明の展示スタンドは、透明な円筒状の支持筒と、
前記支持筒の内径よりも小さな外径の、円筒状又は円柱状の部分を有するものであって、該部分が該支持筒内にスライド可能かつ回転可能に挿入されたスライド部材と、
前記スライド部材の上端側部分に取り付けられ、展示物がセットされる展示部と、
前記スライド部材を前記支持筒に固定する固定部材と、を備え、
前記スライド部材は、前記部分の外周の周方向に延在した円周溝を上下方向に間隔をあけて複数有するものであり、
前記支持筒は、半径方向に貫通した孔を有するものであり、
前記固定部材は、前記孔に挿通され、複数の前記円周溝から選択された円周溝の表面に当接して前記スライド部材を固定するものであることを特徴とする。
ここで、前記支持筒は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等によって構成されたものであってもよい。
また、前記支持筒は、カウンター等に設置される底板に立設したものであってもよい。また、前記展示部は、展示物を載置する置台であってもよいし、展示物を固定する固定手段を有するものであってもよい。また、展示部は、展示物を収容する容器状のものであってもよい。
さらに、前記スライド部材は、アクリル樹脂等で構成された透明なものであってもよい。また、前記スライド部材は、円筒状又は円柱状の一体のものであってもよいし、それぞれが前記複数の円周溝を有し、外径が異なる複数のスライド構成体から構成されるものであってもよい。前記スライド部材が複数のスライド構成体から構成される態様では、外径の大きなスライド構成体内に外径の小さなスライド構成体を順次挿入するテレスコピック構造を採用し、該スライド構成体それぞれにも半径方向に貫通した孔を設けて、該孔に挿通した固定部材を前記円周溝の表面に当接させて該スライド構成体どうしを固定してもよい。また、この態様では、外径が最も大きいスライド構成体が前記支持筒に固定され、外径が最も小さいスライド構成体は、前記孔を省略し、前記展示部が取り付けられる。
本発明の展示スタンドによれば、前記固定部材を、複数の前記円周溝から選択された該円周溝の表面に当接させて前記スライド部材を前記支持筒に固定することによって、前記展示部が所定の高さに設定され、該展示部にセットされた展示物も所定の高さに展示することができる。このため、複数の前記展示スタンドを並べて複数の展示物を陳列する場合において、複数の該展示スタンドそれぞれにおいて、同じ前記円周溝に前記固定部材を当接させて固定すれば陳列する展示物の高さ位置を揃えることができ作業が容易になる。特に、前記支持筒が透明なものであるため、該支持筒内に前記スライド部材が挿入された状態で前記円周溝が視認でき、作業がより容易になる。さらに、前記スライド部材や前記展示部も透明なもので構成すれば、全体的に清涼感のあるイメージとなるとともに、展示物を引き立たせることが可能になる。また、前記円周溝が、前記スライド部材の周方向に延在しているため、該スライド部材を前記支持筒に対して回転させても前記固定部材を該円周溝に当接して固定することができ、前記展示部にセットされた展示物の水平方向の向きも調整することができる。なお、陳列する複数の展示物の高さ位置を揃える必要がない場合等には、前記固定部材を前記スライド部材の外周に当接させて該スライド部材を前記支持筒に固定すれば、展示物の高さ位置の細かな調整も可能である。
本発明の展示スタンドにおいて、前記スライド部材は、アクリル樹脂からなるものであり、
前記円周溝の表面は、擦りガラス状の粗面であることが好ましい。
この態様とすれば、前記スライド部材がアクリル樹脂からなるものであっても、前記固定部材が当接した際に前記円周溝に生じた傷等を目立たなくすることができる。
また、本発明の展示スタンドにおいて、前記円周溝は、幅方向の中央部分が、該幅方向の両側部分よりも大径となる底面を有するものであることが好ましい。
ここで、前記円周溝の幅方向とは、上下方向に一致する方向をいう。
例えば、前記固定部材がねじである場合には、ねじの先端が、前記円周溝における、前記中央部分に接触しやすくなる。このため、例えば円周溝の底面が、いわゆるV溝や平面状に形成されている場合と比べ、該ねじの締付力を弱くしても前記スライド部材を前記支持筒に良好に固定することができる。これにより、前記ねじが前記円周溝に当接した際に傷が生じにくくなる。
さらに、本発明の展示スタンドにおいて、前記円周溝は、アサリを有する鋸刃で切削することで形成されたものであってもよい。
この態様を採用すれば、前記中央部分が前記両側部分よりも大径となる前記底面を容易に形成することができる。
また、本発明の展示スタンドにおいて、前記孔は、内周にねじ溝が形成されたものであり、
前記固定部材は、ねじであり、
前記支持筒の外周面には、前記孔につながるナットが設けられたものであり、
前記ナットは、ねじ溝が、前記孔のねじ溝と連続するものである態様も好ましい態様の一つである。
こうすることで、前記孔のねじ溝が潰れにくくなり、前記支持筒を例えばアクリル樹脂で構成した場合であっても該支持筒の薄肉化が可能になる。また、前記ナットと前記孔それぞれのねじ溝が連続するため、前記ねじをスムーズに螺合させることができる。
本発明によれば、展示物の高さ位置と水平方向の向きを調整可能であるとともに、複数の展示物を同じ高さに陳列する場合の作業を容易にする工夫がなされた展示スタンドを提供することができる。
本発明の展示スタンドの一実施形態を分解して示す側面図である。 図1に示す分解した展示スタンドを組み立てて前方から見た正面図である。 図2に示す展示スタンドを複数並べ、高さを揃えて展示物を陳列する状態を説明する図である。 図2に示す展示スタンドの、置台の高さと傾きを変更した状態を示す図である。 (a)は、図2に示す展示スタンドの一点鎖線の円で囲んだA部を拡大して示す図であり、(b)は、(a)に示す第2円周溝の形成方法を概念的に示す図である。 図5(a)に示す第1ナットを、図5(a)に示す支持筒に固定する方法を概念的に示す図である。
本発明の展示スタンドは、展示会やショールーム、店舗等において、展示物を展示したり、複数の展示物を陳列するために利用されるものである。展示物は特に限定されるものではないが、菓子等の食品、食品等のサンプル、靴、鞄、書籍、アクセサリー、携帯情報端末等を例示することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の展示スタンドの一実施形態を分解して示す側面図である。この図1では、図の右側が前方になり、図の左側が後方になり、紙面と直交する方向が左右方向になる。図2は、図1に示す分解した展示スタンドを組み立てて前方から見た正面図である。図2では、紙面と直交する方向が前後方向になる。以下の説明では、図1及び図2を基準に、前後左右の各方向を用いるものとする。
図1及び図2に示すように、展示スタンド1は、支持筒2と、スライド部材3と、展示部としての置台4と、固定部材としての第1ねじ71及び第2ねじ72とを備えている。本実施形態では、支持筒2、スライド部材3および置台4は、アクリル樹脂で構成され、詳しくは後述する円周溝等を除いて透明なものである。これにより、全体的に清涼感のあるイメージとなるとともに、展示物を引き立たせることが可能になる。なお、これら支持筒2等は透明であるため、図面では、支持筒2やスライド部材3の内周面21,311,3231、及び第1貫通孔325a(図2参照)等の各種の孔を点線で示し、外形形状は他の透明な部材に重なっていても、便宜上、実線で示している。
支持筒2は、円筒状のものであり、本実施形態では、カウンター等の設置部Pに設置される底板8に立設している。この底板8は、左右方向に長い平面視長方形の板材である。なお、底板8は、省略してもよい。
図2に示すように、支持筒2の上端寄りの部分には、外周面22と内周面21とを貫通した第1孔2aが形成されている。この第1孔2aは、内周にねじ溝が形成されたものであり、支持筒2の半径方向に貫通した孔である。また、支持筒2の外周面22には、第1孔2aにつながる第1ナット91が固定されている。本実施形態の第1ナット91は、アクリル樹脂系の素材によって構成された透明なものである。なお、第1ナット91は、ポリカーボネート樹脂等で構成されたものであってもよいし、白色等の不透明なものであってもよい。また、第1ナット91は、そのねじ溝が、第1孔2aのねじ溝と連続している。この第1ナット91の固定方法の詳細は後述する。これら第1孔2aおよび第1ナット91には、固定部材としての第1ねじ71が螺合されている。この第1ねじ71は、アクリル樹脂で構成された透明なものを用いてもよいが、本実施形態では、コスト等を考慮し、金属製のねじ部711と、樹脂製の白色の頭部712を有する第1ねじ71を採用している。
スライド部材3は、第1スライド構成体31と、第2スライド構成体32によって構成されている。第1スライド構成体31は、支持筒2の内径よりもやや小さな外径の円筒状のものであり、上下方向に所定の間隔をあけて、第1円周溝33aと第2円周溝33bが形成されている。この第1スライド構成体31が、本発明における、円筒状又は円柱状の部分の一例に相当する。第1円周溝33aと第2円周溝33bは、本発明における、複数の円周溝の一例に相当し、第1スライド構成体31の外周における周方向に延在したものである。第1円周溝33aが、第1スライド構成体31における上下方向の中央付近に形成され、第2円周溝33bが、第1スライド構成体31における下端側寄りに形成されている。また、第1円周溝33aと第2円周溝33bは、切削加工により形成され、その表面が擦りガラス状の粗面になっている。なお、図面では、これら擦りガラス状の粗面を、網掛けして示している。
この第1スライド構成体31にも、支持筒2の第1孔2aと同じ構成の第2孔31aが形成されるとともに、第1ナット91と同じ構成の第2ナット92が設けられ、これら第2孔31aおよび第2ナット92には、支持筒2にねじ込まれた第1ねじ71と同じ構成の第2ねじ72が螺合されている。
第2スライド構成体32は、第1スライド構成体31の内径よりもやや小さな外径の円筒状の本体323の上端が天板324によって閉鎖されたものである。なお、第2スライド構成体32は、本体323を円柱状に形成し、天板324を省略してもよい。
また、第2スライド構成体32の本体323には、第1円周溝33a及び第2円周溝33bと同じ構成の第3円周溝33c及び第4円周溝33dが形成されている。以下、第1円周溝33a、第2円周溝33b、第3円周溝33c及び第4円周溝33dそれぞれを区別する必要がない場合は、円周溝33と総称する場合がある。
また、第2スライド構成体32は、天板324から上方に突出した矩形板状の取付片325が前後方向に延在した状態で設けられている。この取付片325には、左右方向に貫通した第1貫通孔325aが形成されている。
置台4は、展示物がセットされる部材であり、長方形の板材からなる本体部41と、図1に示すように、本体部41の下端部分に、本体部41の前側となるおもて面41aに対して略直角に固定された支持片42と、図1及び図2に示すように、本体部41の裏面41bにおける上下方向の中間部分に左右に並べて設けられた一対の被取付片43とを有している。一対の被取付片43それぞれには、左右方向に貫通した第2貫通孔43aが形成されている。
また、展示スタンド1は、第2スライド構成体32に置台4を取り付ける、大ねじ51と蝶ナット52を備えている。大ねじ51は、金属製のねじ部511と、樹脂製の白色の頭部512とを有するものであり、蝶ナット52は、樹脂製の白色のものである。本実施形態の大ねじ51は、その頭部512が、第1ねじ71の頭部712や第2ねじ72の頭部よりも大きく、蝶ナット52も比較的大きめなものを採用している。これは、第1ねじ71や第2ねじ72は片手で締めたり弛めたりできるのに対し、蝶ナット52を片手で押えながら、もう一方の手で大ねじ71を操作する作業がやりにくい点を考慮したものである。
図2に示す、組み立てられた展示スタンド1では、支持筒2内に第1スライド構成体31がスライド可能かつ回転可能に挿入されている。また、第1スライド構成体31の第1円周溝33aと第2円周溝33bのうちから選択された第2円周溝33bに第1ねじ71の先端を当接させることで支持筒2に第1スライド構成体31が固定されている。さらに、第1スライド構成体31内に第2スライド構成体32がスライド可能かつ回転可能に挿入されている。また、第2スライド構成体32の第3円周溝33cと第4円周溝33dのうちから選択された第4円周溝33dに第2ねじ72の先端を当接させることで第1スライド構成体31に第2スライド構成体32が固定されている。
さらに、取付片325の第1貫通孔325aと、一対の被取付片43それぞれの第2貫通孔43aに大ねじ51が挿通され蝶ナット52と螺合されることで、第2スライド構成体32に対して置台4が所定の傾きで固定されている。一般的に、置台4は、本体部41のおもて面41a(図1参照)が、上方に向かうに従い後方になるように傾斜した姿勢で第2スライド構成体32に固定され、おもて面41aと支持片42とで支持された状態で展示物がセットされる。
ここで、第1ねじ71や第2ねじ72が当接すると、円周溝33に傷が付いてしまう場合がある。特に、支持筒2、第1スライド構成体31及び第2スライド構成体32は透明であり、円周溝33が外部から視認されやすく、円周溝33に付いた傷が目立ってしまうことが懸念される。しかしながら、本実施形態では、円周溝33の表面は、擦りガラス状の粗面であるため、傷が付いた場合であっても目立ちにくく意匠性の低下を防ぐことができる。また、円周溝33が外部から視認できることにより、第1ねじ71や第2ねじ72を円周溝33に当接させやすいといった効果も奏する。さらに、第1スライド構成体31及び第2スライド構成体32は、透明な部分と擦りガラス状の部分とのコントラストによって、デザイン的な面白さを醸し出すこともできる。
第1ねじ71を弛めることにより、支持筒2に対して第1スライド構成体31を上下方向にスライドさせることができ、第1スライド構成体31を下方にスライドさせて第1ねじ71を第1円周溝33aに当接させて固定することができる。また、第1ねじ71を弛めて第1スライド構成体31を水平方向に回転させた後、再び第1ねじ71を第2円周溝33bに当接させて固定すれば、置台4が水平方向において回転し、置台4にセットした展示物の左右方向の向きを調整することもできる。
また同様に、第2ねじ72を弛めることにより、第1スライド構成体31に対して第2スライド構成体32を上下方向にスライドさせることができ、第2スライド構成体32を水平方向において回転させ、置台4にセットした展示物の左右方向の向きを調整することもできる。なお、本実施形態では、第1スライド構成体31と第2スライド構成体32の両方を水平方向において回転可能な態様を採用したが、例えば、第2スライド構成体32の本体323を、角筒状や角柱状に形成し、第2スライド構成体32については、第1スライド構成体31に対して回転しない態様としてもよい。なお、大ねじ51を弛めて、大ねじ51を中心として置台4を回動させることによって、置台4にセットした展示物の前後方向の傾きを調整することもできる。
本実施形態では、第1スライド構成体31の2つの円周溝33と、第2スライド構成体32の2つの円周溝33とを有しており、第1ねじ71を当接させる円周溝33と、第2ねじ72を当接させる円周溝33との組み合わせにより、置台4を4通りの規定の高さに変更することができる。なお、変更する規定の高さのパターンを増やしたい場合には、円周溝33を増やせばよい。
図3は、図2に示す展示スタンドを複数並べ、高さを揃えて展示物を陳列する状態を説明する図である。
図3(a)では、前述した4通りの規定の高さのうち最も高い高さに揃えた様子を示している。具体的には、図2に示す展示スタンド1と同様に、第1ねじ71を第2円周溝33bに当接させて支持筒2に第1スライド構成体31を固定するとともに、第2ねじ72を第4円周溝33dに当接させて第1スライド構成体31に第2スライド構成体32を固定している。
図3(b)では、前述した4通りの規定の高さのうち最も低い高さに揃えた様子を示している。具体的には、第1ねじ71を第1円周溝33aに当接させて支持筒2に第1スライド構成体31を固定するとともに、第2ねじ72を第3円周溝33cに当接させて第1スライド構成体31に第2スライド構成体32を固定している。
これらのように、複数の展示スタンド1それぞれにおいて、第1ねじ71及び第2ねじ72を同じ円周溝33に当接させて固定するだけで陳列する展示物の高さを揃えることができ作業が容易になる。
図4は、図2に示す展示スタンド1の、置台4の高さと傾きを変更した状態を示す図である。
図4に示す展示スタンド1では、第2ねじ72を第3円周溝33cに当接させて固定するとともに、第1ねじ71を第1円周溝33aと第2円周溝33bとの間の外周面312に当接させて固定している。このように、第1ねじ71を第1スライド構成体31の外周面312に当接させて固定し、あるいは第2ねじ72を、第2スライド構成体32の本体323における外周面3232に当接させて固定することによって、規定の高さ以外の細かな高さ調整も可能である。この細かな調整は、特に、陳列する展示物の高さを揃える必要がない場合や、展示物を単独で展示する場合等の高さ調整に有効となる。
なお、図4では、置台4の傾きが、本体部41のおもて面41a(図1参照)が水平となる状態に調整した様子を示している。
次いで、円周溝33の構成を詳細に説明する。
図5(a)は、図2に示す展示スタンド1の一点鎖線の円で囲んだA部を拡大して示す図であり、この図5(a)では、支持筒2と第1ナット91については、垂直に断面して示している。
円周溝33は、いわゆるV溝や平面状の底面とする態様も可能であるが、本実施形態では、図5(a)に示すように、第2円周溝33bの底面331は、上下方向に一致する幅方向の中央部分331aが、幅方向の両側部分331bよりも大径に形成されている。これにより、第1ねじ71のねじ部711の先端が中央部分331aに当接し、第1ねじ71の締付力を弱くしても第1スライド構成体31を支持筒2に良好に固定することができる。この結果、円周溝が、いわゆるV溝や平面状の底面である態様と比べて、第1ねじ71が第2円周溝33bに当接した際の傷が生じにくくなる。なお、第2円周溝33b以外の円周溝33も、構成は同じであるため説明は省略する。
図5(b)は、同図(a)に示す第2円周溝33bの形成方法を概念的に示す図である。本実施形態では、第2円周溝33bを、鋸刃としての丸鋸を用いて形成しており、図5(b)では、丸鋸6の一部を示している。
図5(b)に示すように、丸鋸6は、鋸歯61,62が左右に振り分けられたアサリを有しており、例えば、この丸鋸6を水平方向を軸として回転させる丸鋸盤等を用い、第1スライド構成体31を水平方向に寝かせて回転させながら切削する。これにより、幅方向の中央部分331aが、幅方向の両側部分331bよりも大径に形成された底面331を容易に形成することができる。なお、第2円周溝33b以外の円周溝33についても、その形成方法は同じであるため説明は省略する。
図6は、図5(a)に示す第1ナット91を、図5(a)に示す支持筒2に固定する方法を概念的に示す図である。
まず、第1ナット91における、支持筒2に固定する固定面91aに接着剤を塗布した後、図6(a)に示すように、第1ねじ71を、そのねじ部711の先端が第1ナット91からやや突出する状態まで螺合させる。なお、第1ねじ71のねじ部711の先端が第1ナット91から突出しない状態まで螺合させた後、固定面91aに接着剤を塗布してもよい。
次に、図6(b)に示すように、第1ねじ71を第1孔2aに螺合させ、第1ナット91の固定面91aを支持筒2の外周面22に所定時間接触させることで、第1ナット91を支持筒2の外周面22に固定する。これにより、第1ナット91を、そのねじ溝が、第1孔2aのねじ溝と連続する状態で支持筒2に固定することができる。なお、第2ナット92を第1スライド構成体31に固定する方法も同じであるため説明は省略する。
本発明は前述の実施の形態に限られることなく特許請求の範囲に記載した範囲で種々の変更を行うことができる。例えば、前記実施形態では、スライド部材3を、第1スライド構成体31と第2スライド構成体32とによって構成する態様を採用したが、スライド部材3を一体に構成してもよいし、3つ以上のスライド構成体によってスライド部材3を構成してもよい。また、前記実施形態では、図1および図2における前後左右方向を基準に説明しているが、本発明の展示スタンドには向きの決まりがない。すなわち、図1および図2における左右方向を前後方向として展示スタンド1を設置してもよいし、底板8の対角線と一致する方向を前後方向として設置してもよい。展示スタンド1の向きは、設置する場所や、第1ねじ71等の見せ方等を考慮して調整されるものである。
1 展示スタンド
2 支持筒
2a 第1孔
3 スライド部材
31 第1スライド構成体
31a 第2孔
32 第2スライド構成体
33 円周溝
33a 第1円周溝
33b 第2円周溝
33c 第3円周溝
33d 第4円周溝
331 底面
331a 中央部分
331b 両側部分
4 置台
6 丸鋸
61 鋸歯
62 鋸歯
71 第1ねじ
72 第2ねじ
91 第1ナット
92 第2ナット
P 設置部

Claims (5)

  1. 透明な円筒状の支持筒と、
    前記支持筒の内径よりも小さな外径の、円筒状又は円柱状の部分を有するものであって、該部分が該支持筒内にスライド可能かつ回転可能に挿入されたスライド部材と、
    前記スライド部材の上端側部分に取り付けられ、展示物がセットされる展示部と、
    前記スライド部材を前記支持筒に固定する固定部材と、を備え、
    前記スライド部材は、前記部分の外周の周方向に延在した円周溝を上下方向に間隔をあけて複数有するものであり、
    前記支持筒は、半径方向に貫通した孔を有するものであり、
    前記固定部材は、前記孔に挿通され、複数の前記円周溝から選択された該円周溝の表面に当接して前記スライド部材を固定するものであることを特徴とする展示スタンド。
  2. 前記スライド部材は、アクリル樹脂からなるものであり、
    前記円周溝の表面は、擦りガラス状の粗面であることを特徴とする請求項1記載の展示スタンド。
  3. 前記円周溝は、幅方向の中央部分が、該幅方向の両側部分よりも大径となる底面を有するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の展示スタンド。
  4. 前記円周溝は、アサリを有する鋸刃で切削することで形成されたものであることを特徴とする請求項3記載の展示スタンド。
  5. 前記孔は、内周にねじ溝が形成されたものであり、
    前記固定部材は、ねじであり、
    前記支持筒の外周面には、前記孔につながるナットが設けられたものであり、
    前記ナットは、ねじ溝が、前記孔のねじ溝と連続するものであることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項記載の展示スタンド。
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