JP2019024579A - リハビリテーション支援システム、リハビリテーション支援方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数人の対象者がリハビリテーションを同時に行う場合において、セラピスト等の負担を低減可能なリハビリテーション支援システム、リハビリテーション支援方法及びプログラムを提供する。【解決手段】リハビリテーション支援システム1は、出力部と、評価部と、調整部と、を備える。出力部は、リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者100に対して同時に実施させるように、指示メニューを表す指示情報を出力する。評価部は、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者100の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者100ごとに指示メニューの達成度を評価する。調整部は、評価部の評価結果に応じて、対象者100ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般にリハビリテーション支援システム、リハビリテーション支援方法及びプログラムに関し、より詳細には、対象者のリハビリテーションを支援するリハビリテーション支援システム、リハビリテーション支援方法及びプログラムに関する。
特許文献1には、対象者をセンシングして動作を認識する手段を持つリハビリテーション支援システムが記載されている。
このリハビリテーション支援システムは、認識装置にて対象者の動作を認識し、誘導手段として記憶されている姿勢パターンと、対象者の動作が一致した場合に、次の誘導手順の表示データに基づいて誘導表示を行う。このリハビリテーション支援システムは、例えば、歩行練習においては、誘導手順として、対象者が足を置く位置に歩行マークを表示し、歩行マークの近傍に足が置かれた場合に、次の誘導手順の表示データ(歩行マーク)を表示する。そして、対象者が歩行した後に、実際歩いた足跡を履歴表示として示すことで、セラピストは現状に対しての正しい動作及び姿勢を説明しやすくなる。
特開2017−12691号公報
しかし、特許文献1に記載の構成では、複数人の対象者がリハビリテーションを同時に行う場合には、一人の対象者につきセラピスト等が一人つくことが望ましく、対象者の人数が増えると、セラピスト等の負担も増えセラピスト等の人数が不足することもある。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、複数人の対象者がリハビリテーションを同時に行う場合において、セラピスト等の負担を低減可能なリハビリテーション支援システム、リハビリテーション支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るリハビリテーション支援システムは、出力部と、評価部と、調整部と、を備える。前記出力部は、リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者に対して同時に実施させるように、前記指示メニューを表す指示情報を出力する。前記評価部は、前記指示メニューに従って動作中の前記複数人の対象者の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者ごとに前記指示メニューの達成度を評価する。前記調整部は、前記評価部の評価結果に応じて、対象者ごとに前記指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。
本開示の一態様に係るリハビリテーション支援方法は、リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者に対して同時に実施させるように、前記指示メニューを表す指示情報を出力する。前記リハビリテーション支援方法は、前記指示メニューに従って動作中の前記複数人の対象者の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者ごとに前記指示メニューの達成度を評価する。前記リハビリテーション支援方法は、前記達成度の評価結果に応じて、対象者ごとに前記指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記リハビリテーション支援方法をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
本開示は、複数人の対象者がリハビリテーションを同時に行う場合において、セラピスト等の負担を低減可能である、という利点がある。
図1は、実施形態1に係るリハビリテーション支援システムの使用例を示す概略構成図である。 図2は、同上のリハビリテーション支援システムの構成を示す概略ブロック図である。 図3A〜図3Cは、同上のリハビリテーション支援システムを用いて対象者がリハビリテーションを行う様子を示す概念図である。 図4は、同上のリハビリテーション支援システムの主要な動作を示すフローチャートである。 図5は、実施形態1の第1変形例に係るリハビリテーション支援システムの使用例を示す概略構成図である。 図6は、実施形態2に係るリハビリテーション支援システムの使用例を示す概略構成図である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係るリハビリテーション支援システム1は、図1に示すように、対象者100のリハビリテーション(rehabilitation)を支援するためのシステムである。本開示でいう「リハビリテーション」は、例えば、加齢、病気又はけが等により身体能力及び認知機能等が低下した状態の人を対象とし、対象者の自立した日常生活を可能とするために行う、身体的又は心理的な訓練を意味する。以下では、リハビリテーション支援システム1を「リハビリ支援システム1」ともいう。
すなわち、リハビリ支援システム1は、対象者100が自立した日常生活を送る上で必要となる身体能力及び認知機能等の訓練を支援するシステムである。従来、このようなリハビリテーションの支援は、例えば、理学療法士、作業療法士及び言語聴覚士等の(リハビリテーション)セラピストの補助(及び指導)の下で行われることが多い。本実施形態に係るリハビリ支援システム1によれば、対象者100のリハビリテーションを補助するセラピスト等の負担を低減することができ、場合によってはセラピストの補助無しで対象者100がリハビリテーションを実施できる。
本実施形態では、一例として、いわゆる「フレイル」と呼ばれる程度に身体能力が低下した高齢者であって、自立した日常生活を送ることを目的としている者を、対象者100とする場合について説明する。本実施形態では、リハビリテーションセンタ等の施設にリハビリ支援システム1が導入される。そして、この施設の室内において対象者100が実施するリハビリテーションを、リハビリ支援システム1が支援する場合を例に説明する。また、本実施形態では、リハビリ支援システム1がセラピストの代わりとして動作することにより、セラピスト等の補助無しで対象者100がリハビリテーションを実施する場合を想定する。ただし、勿論、リハビリ支援システム1を使用する場合でも、セラピスト等による補助がある状態で、対象者100がリハビリテーションを実施してもよい。
リハビリ支援システム1は、図2に示すように、出力部13と、評価部15と、調整部10と、を備えている。出力部13は、指示メニューを複数人の対象者100に対して同時に実施させるように、指示メニューを表す指示情報を出力する。本開示でいう「指示メニュー」は、複数のリハビリテーション用のメニューの中から選択されるいずれかのメニューであって、対象者100に対して特定の訓練等を指示するために対象者100に提示される。本開示でいう「出力」は、データとしての出力の他、例えば、表示、音声出力、プリントアウト(印刷)又はスマートフォン等の端末へのデータ送信等を含む。
評価部15は、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者100の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者100ごとに指示メニューの達成度を評価する。本開示でいう対象者100の「動作」は、運動のように対象者100が身体(手、足、首及び腰等)を動かす行為だけでなく、対象者100が発話又はキーボード等の入力装置を用いて言語表現を行う行為等も含む。本開示でいう「達成度」は、対象者100が指示メニューを達成できている程度を意味しており、言い換えれば、対象者100が指示メニューをどの程度の忠実に実践できているかを表している。調整部10は、評価部15の評価結果に応じて、対象者100ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。本開示でいう「負荷」は、対象者100が指示メニューを実施する際に対象者100に掛かる負担量であって、例えば、指示メニューに従って対象者100が運動する場合には、対象者100に身体的に掛かる負担量である。
また、本実施形態では、複数人(ここでは2人)の対象者100を区別する場合には、各対象者を「対象者100A」又は「対象者100B」と呼ぶ。複数人の対象者100A,100Bを特に区別しない場合には、各々を単に「対象者100」と呼ぶ。
出力部13は、一例として、指示情報を表示制御部16に出力することで表示装置3に指示メニューを表示させる。評価部15は、一例として、センサ装置2により検知される、検知空間内での対象者100の位置に関する情報及び対象者100の姿勢に関する情報を、対象者100の動作に関する動作情報として、センサ装置2から取得する。このとき、評価部15は、対象者100ごとに、動作情報に基づいて指示メニューの達成度を評価する。調整部10は、一例として、負荷の大きさを調整するための調整情報を、表示制御部16に出力することで、表示装置3に表示される指示メニューの内容を変化させて、指示メニューの難易度等を変化させる。調整部10は、基本的には、指示メニューの達成度が高い対象者100、つまり指示メニューをこなせている対象者100ほど、指示メニューの難易度等を上げることにより対象者100に掛かる負荷(負担量)を大きくする。
リハビリ支援システム1によれば、指示メニューを複数人の対象者100に対して同時に実施させることができる。しかも、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者100の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者100ごとに指示メニューの達成度が評価されるので、一人の対象者100につきセラピスト等が一人つく必要がない。そのため、対象者100の人数が増えた場合における、セラピスト等の負担の増加が抑制される。更に、達成度の評価結果に応じて、対象者100ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさが調整されるので、一人の対象者100につきセラピスト等が一人つかなくても、個々の対象者100にとって効果的なリハビリテーションを実践できる。したがって、リハビリ支援システム1によれば、複数人の対象者100がリハビリテーションを同時に行う場合において、セラピスト等の負担を低減可能である。
また、指示メニューを複数人の対象者100に対して同時に実施させるので、各対象者100は、一人ではなく他の対象者100と一緒に指示メニューに取り組むことができる。その結果、個々の対象者100にとっては、他の対象者100との間のコミュニケーションを取りやすくなり、一人で取り組むよりもモチベーションを高く保つことができる。さらに、複数人の対象者100が同時に指示メニューを実施することで、時間の短縮を図ることも可能である。
(2)構成
次に、本実施形態に係るリハビリ支援システム1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
本実施形態に係るリハビリ支援システム1は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するコンピュータシステムを主構成として実現される。コンピュータシステムは、上述したセンサ装置2及び表示装置3等に、直接的に又はインターネット等のネットワークを介して接続されている。また、本実施形態では、リハビリ支援システム1には、例えば、タブレット端末又はスマートフォン等の操作端末4(図2参照)が接続されている。本実施形態では、センサ装置2、表示装置3及び操作端末4は、リハビリ支援システム1の構成要素ではないこととして説明するが、センサ装置2、表示装置3及び操作端末4の少なくとも1つが、リハビリ支援システム1の構成要素に含まれてもよい。さらに、センサ装置2、表示装置3及び操作端末4は必須の構成ではなく、適宜省略されてもよい。また、図2に示すように、リハビリ支援システム1には、運動支援機器5が接続可能である。図2の例では、運動支援機器5については、リハビリ支援システム1と別体のように記載しているが、運動支援機器5は、リハビリ支援システム1の構成要素の1つである。ただし、運動支援機器5は、リハビリ支援システム1の構成要素に含まれなくてもよい。
センサ装置2は、検知空間内での対象者100の位置、及び対象者100の姿勢を検知する装置である。本開示でいう「検知空間」は、センサ装置2によって規定される適当な大きさの区間であって、リハビリ支援システム1の作動中においては、対象者100はこの検知空間内に存在していることとする。センサ装置2は、例えば、図1に示すように、室内の壁面200に設置されている。この壁面200には、後述するように表示装置3によって映像が投影されるので、基本的には、対象者100は壁面200側(センサ装置2側)を向く。センサ装置2は、カメラ(イメージセンサ)及び深度センサ等の複数のセンサを有している。センサ装置2は、これら複数のセンサの出力に対して適宜の信号処理を実行するプロセッサ等を更に有している。
本実施形態では、センサ装置2は、対象者100を撮像した撮像画像、左右方向及び奥行方向(対象者100の前後方向)を含めた対象者100の位置、並びに対象者100の姿勢を検知する。すなわち、センサ装置2は、水平面内での対象者100の位置(重心位置を含む)を検知する。さらに、センサ装置2は、対象者100の姿勢について、例えば、前傾か後傾か、背中、腰、ひざ等のどこが、どの向きに、何度曲がっているか、ということ等を検知する。
センサ装置2は、対象者100が身体の一部(例えば腕)に装着するウェアラブル型のセンサ端末22を更に含んでいる。センサ端末22は、ジャイロセンサ、加速度センサ、活動量計及び心拍計等のセンサを含んでおり、例えば、対象者100の心拍等の計測が可能である。センサ端末22は、複数人(ここでは2人)の対象者100A,100Bに一対一で対応するように複数台(ここでは2台)設けられている。センサ端末22は、複数人の対象者100A,100Bの各々に装着されている。
表示装置(display)3は、一例として、室内の壁面200の一部(スクリーン領域201)に映像を投影するプロジェクタ装置からなる。表示装置3は、例えば室内の天井面に取り付けられている。表示装置3は、壁面200におけるセンサ装置2の下方に設定されたスクリーン領域201に、フルカラーの任意の映像を投影する。表示装置3は、壁面200に限らず、床面、天井面又は専用スクリーン等に映像を投影することも可能である。表示装置3は、二次元の映像を表示する構成に限らず、例えば、3D(three dimensions)プロジェクションマッピング等の技術を利用して三次元の映像を表示してもよい。特に、表示装置3が仮想現実(VR:Virtual Reality)空間を生成する場合には、表示された映像を見る対象者100に没入感を与えることができる。
操作端末4は、リハビリ支援システム1との通信機能と、対象者100の操作を受け付ける機能と、対象者100に情報を提示(表示及び/又は音声出力)する機能と、を有する。操作端末4は、CPU及びメモリを有するコンピュータシステムを主構成とし、一例として、汎用のタブレット端末である。操作端末4は、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、リハビリ支援システム1との通信機能等が有効になる。
この操作端末4は、タッチパネルディスプレイを搭載しており、タッチパネルディスプレイにて、対象者100の操作を受け付ける機能と、対象者100に情報を提示(表示)する機能と、が実現される。そのため、操作端末4は、タッチパネルディスプレイに表示される画面上でのボタン等のオブジェクトの操作(タップ、スワイプ、ドラッグ等)を検出することをもって、ボタン等のオブジェクトが操作されたことと判断する。つまり、タッチパネルディスプレイは、各種の表示に加えて、対象者100からの操作入力を受け付けるユーザインタフェースとして機能する。ただし、操作端末4は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えば、キーボード、ポインティングデバイス又はメカニカルなスイッチ等であってもよい。
操作端末4は、複数人(ここでは2人)の対象者100A,100Bに一対一で対応するように複数台(ここでは2台)設けられている。操作端末4は、複数人の対象者100A,100Bの各々に使用される。
運動支援機器5は、後述する出力部13から出力される指示情報に従って、指示メニューに従った運動を複数人の対象者100A,100Bのうちの少なくとも一人に実施させる機器である。すなわち、指示メニューの内容によっては、対象者100が特に器具(運動支援機器5)を使用することなく実施できる場合と、器具(運動支援機器5)の使用が必要となる場合と、がある。例えば、指示メニューが自転車運動であれば、フィットネスバイクのような運動支援機器5が必要になる。詳しくは、「(4.1)第1変形例」の欄で説明するが、運動支援機器5は、指示メニューに従って対象者100が運動する際に、少なくとも適当な大きさの負荷を対象者100に対して身体的に作用させる機能を有する。
リハビリ支援システム1は、図2に示すように、第1取得部11と、第2取得部12と、出力部13と、を備えている。本実施形態に係るリハビリ支援システム1は、記憶部14、評価部15、表示制御部16、第3取得部17、データ解析部18及び提示部19を更に備えている。リハビリ支援システム1は、調整部10及びインタフェース51を更に備えている。リハビリ支援システム1は、上述したように、CPU及びメモリを有するコンピュータシステムを主構成として実現される。そのため、メモリに記録されたプログラムを、CPUが実行することによって、第1取得部11、第2取得部12、出力部13、評価部15、表示制御部16、第3取得部17、データ解析部18、提示部19及び調整部10等の機能が実現される。
また、リハビリ支援システム1は、センサ装置2、表示装置3、操作端末4及び運動支援機器5との通信機能を有している。本実施形態では、リハビリ支援システム1と、センサ端末22を除くセンサ装置2、表示装置3及び運動支援機器5の各々との間の通信方式は、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介した双方向の有線通信である。リハビリ支援システム1と、センサ端末22及び操作端末4の各々との間の通信方式は、例えば、Wi−Fi(登録商標)等の電波を媒体とする双方向の無線通信である。リハビリ支援システム1と、センサ端末22を除くセンサ装置2、表示装置3又は運動支援機器5との間の通信方式は、有線通信に限らず、無線通信であってもよい。リハビリ支援システム1と、センサ端末22又は操作端末4との間の通信方式は、無線通信に限らず、有線通信であってもよい。
第1取得部11は、対象者100の動作に関する動作情報を第1情報として取得する機能を有している。ここで、第1取得部11が取得する第1情報(動作情報)は、検知空間内での対象者100の位置に関する情報と対象者100の姿勢に関する情報との少なくとも一方を含む。本実施形態では、第1取得部11は、検知空間内での対象者100の位置に関する情報及び対象者100の姿勢に関する情報を、対象者100の動作に関する第1情報(動作情報)として、センサ装置2から取得する。ここで、第1取得部11は複数人の対象者100A,100Bについての動作情報を、センサ装置2から一括で取得してもよいし、対象者100ごとに個別に取得してもよい。
第2取得部12は、複数のリハビリテーション用のメニューの中から選択されるいずれかのメニューを、指示メニューとして提案するための第2情報を取得する機能を有している。本実施形態では、第2取得部12は、記憶部14に記憶されている複数のリハビリテーション用のメニューの中からいずれかのメニューを指示メニューとして選択するために必要な情報を、第2情報として記憶部14から取得する。
出力部13は、少なくとも第1情報及び第2情報に基づいて選択される指示メニューを表す指示情報を出力する機能を有している。本実施形態では、出力部13は、第1情報及び第2情報についての評価部15での評価結果に基づいて指示メニューを選択(決定)する。出力部13は、選択した指示メニューを表す指示情報を、表示制御部16に出力することで表示装置3に指示メニューを表示させる。
本実施形態では、出力部13は、単に指示メニューを表示させるだけでなく、指示メニューを対象者100に実施させるための具体的な指示についても、表示制御部16に出力することで表示装置3に表示させる。すなわち、例えば、歩行動作を訓練するための指示メニューであれば、出力部13は、正しい歩行動作に必要な身体の動かし方、姿勢及び歩行のリズム等を示すサポート情報を、具体的な指示として表示装置3に表示させる。
図1の例では、サポート情報として、対象者100の反転映像202及びマーカ203が、スクリーン領域201に表示されている。反転映像202は、センサ装置2のカメラで対象者100の正面から撮像した対象者100の全身の映像を左右反転させた映像である。この反転映像202は、略リアルタイムで表示され、かつ対象者100において鏡に映った自身の像(鏡像)と同様に視認されるように、大きさ及びスクリーン領域201内での表示位置等が調整されている。マーカ203は、一例として、ボールを模した図像であって、反転映像202中の対象者100の足元周辺に表示される。この状態で、リハビリ支援システム1は、例えば、マーカ203が表すボールを蹴るように対象者100に指示することで、対象者100に対して、足を横方向へ上げる動作を促すことができる。
本実施形態では、出力部13は、複数人の対象者100A,100Bが同時に指示メニューを実施できるように、例えば、図1に示すように、スクリーン領域201に対して、同様の指示メニュー及びサポート情報を左右方向に並べて複数表示させている。すなわち、スクリーン領域201は、左右方向において第1領域210と第2領域220とに区分されている。そして、出力部13は、スクリーン領域201を正面から見て左側となる第1領域210には、対象者100A向けの指示メニュー及びサポート情報(反転映像202A及びマーカ203A)を表示させる。出力部13は、スクリーン領域201を正面から見て右側となる第2領域220には、対象者100B向けの指示メニュー及びサポート情報(反転映像202B及びマーカ203B)を表示させる。これにより、複数人の対象者100A,100Bは、スクリーン領域201の正面において左右方向に並んだ状態で、同時に指示メニューを実施することができる。反転映像202A,202B及びマーカ203A,203Bを、対象者100A向けと100B向けとで特に区別しない場合には、各々を単に「反転映像202」又は「マーカ203」と呼ぶ。
さらに、出力部13は、運動支援機器5に対しても、指示メニューに従った運動を対象者100に実施させるための指示情報を出力可能である。これにより、運動支援機器5においては、指示メニューに従った運動を複数人の対象者100A,100Bのうちの少なくとも一人に実施させることが可能となる。
また、本実施形態では、出力部13は、上述した指示情報に加えて、指示情報で表される指示メニューを対象者100が実行することで得られる効能を表す効能情報を出力する。本開示でいう「効能」は、対象者100が指示メニューをこなすことで得られると期待される「ききめ」(効果)を意味している。出力部13は、効能情報を、複数人の対象者100A,100Bについて一括して出力してもよいし、対象者100ごとに個別に出力してもよい。
記憶部14は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)のような書き換え可能な不揮発性メモリを含む。本実施形態では、記憶部14には、少なくとも複数のリハビリテーション用のメニューのリスト(以下、「メニューリスト」という)と、これら複数のメニューのいずれかを指示メニューとして選択するために必要な情報と、が記憶されている。リハビリテーション用のメニューは、例えば、歩行動作、片足立ち動作、起き上がり動作、立ち座り動作及び踏み台昇降動作等の、日常生活で必要となる対象者100の種々の動作を訓練するためのメニューを含んでいる。本開示でいう「起き上がり動作」は対象者100が寝転んだ状態から起き上がる動作を意味し、本開示でいう「立ち座り動作」は対象者100が椅子から立ち上がる動作及び/又は椅子に座る動作を意味する。
ここで、メニューリストに含まれる複数のリハビリテーション用のメニューは、複数の第1段階メニューA1,A2,A3…と、複数の第2段階メニューB1,B2,B3…と、に分類される。複数の第1段階メニューA1,A2,A3…の各々は、例えば、上述した歩行動作等の日常生活において対象者100が行う動作そのものの訓練メニューである。複数の第2段階メニューB1,B2,B3…の各々は、例えば、日常生活において対象者100が行う動作に必要な要素動作の訓練メニューである。本開示でいう「要素動作」は、日常生活において対象者100が行う動作を、複数の要素に分解した場合の分解後の個々の動作である。例えば、歩行動作については、股関節を曲げる動作、股関節を伸ばす動作、膝関節を曲げる動作、膝関節を伸ばす動作、足首を曲げる動作、足首を伸ばす動作、腕を前に振る動作及び腕を後ろに振る動作等を含む複数の要素動作に分解される。このように、複数の要素動作は、身体の部位ごと、かつ各部位の動きごとに規定される。
評価部15は、第1情報と第2情報とに基づいて、対象者100の動作を評価する機能を有している。本実施形態では、評価部15は、後述するデータ解析部18で解析された第1情報(評価用データ)と、第2情報に含まれている基準データとを比較することによって、対象者100の動作を評価する。例えば、評価部15は、対象者100の姿勢と、基準データで規定されている基準姿勢との差分(ずれの大きさ)を数値化し、この差分にて対象者100の動作を評価する。
また、本実施形態では、評価部15は、指示メニューに従って動作中の対象者100の動作に関する第1情報に基づいて、対象者100の動作を評価するように構成されている。すなわち、本実施形態に係るリハビリ支援システム1では、指示メニュー(指示情報)を対象者100に提示することで、指示メニューに従った動作(運動)を対象者100に実施させつつ、そのときの対象者100の動作についての評価を実施する。評価部15は、このような処理を対象者100ごとに行うことにより、対象者100ごとに指示メニューの達成度を評価する。指示メニューの達成度は、一例として、数値によって表され、達成度を表す数値が大きい程、達成度が高い、つまり指示メニューを達成できていることを意味する。
このとき、評価部15は、第1情報(動作情報)と、指示メニューに対応する基準データとを比較することによって、指示メニューの達成度を評価するように構成されている。本実施形態では、評価部15は、データ解析部18で解析された第1情報(評価用データ)と、第2情報に含まれている基準データとを比較することによって、指示メニューに従って動作中の対象者100の動作から、指示メニューの達成度を評価する。例えば、評価部15は、対象者100の姿勢と、基準データで規定されている基準姿勢との差分(ずれの大きさ)を数値化し、この差分が小さい程に指示メニューの達成度が高いと評価する。
さらに、本実施形態では、評価部15は、プレメニューに従って動作中の対象者100の動作に関する第1情報に基づいて、対象者100の動作を更に評価するように構成されている。本開示でいう「プレメニュー」は、指示メニューを選択(決定)するために、指示メニューに先駆けて対象者100に実施させるメニューである。そこで、出力部13は、対象者100に対してプレメニューを表すプレ情報を更に出力するように構成されている。指示メニューは、プレメニューに従って動作中の対象者100についての評価部15の評価結果に基づいて選択される。すなわち、本実施形態に係るリハビリ支援システム1では、指示メニューとは別のプレメニューを対象者100に提示することで、プレメニューに従った動作(運動)を対象者100に実施させつつ、そのときの対象者100の動作についての評価を実施する。そして、このときの評価結果が、指示メニューの選択に利用される。
本実施形態では、上述したように複数のリハビリテーション用のメニューは、複数の第1段階メニューA1,A2,A3…と、複数の第2段階メニューB1,B2,B3…と、を含んでいる。プレメニューは、複数の第1段階メニューA1,A2,A3…から選択され、指示メニューは、複数の第2段階メニューB1,B2,B3…から選択されることと仮定する。そのため、指示メニューは、複数の第2段階メニューB1,B2,B3…の中から、第1段階メニューA1,A2,A3…に従って動作中の対象者100についての評価部15の評価結果に基づいて、選択されることになる。
また、本実施形態では、評価部15は、通常モードと、マスクモードと、の2つの動作モードを有している。通常モードは、複数の評価項目を評価対象として評価を行う動作モードである。マスクモードは、複数の評価項目のうちの特定の評価項目については評価対象から外して評価を行う動作モードである。評価部15は、これら通常モード及びマスクモードを切り替えて動作する。一例として、左膝関節に障害を持つ対象者100がリハビリ支援システム1を使用する際には、評価部15は、マスクモードで動作することで左膝関節の動作に関連する評価項目を評価対象から除外することができる。
表示制御部16は、表示装置3を制御することにより、表示装置3に任意の映像を表示させる。ここでは、表示制御部16は、出力部13及び後述の提示部19の各々から入力されるデータ(指示情報等)に従って、表示装置3に表示させる映像を生成する。
第3取得部17は、対象者100の属性に関する属性情報を第3情報として取得する機能を有している。つまり、第3取得部17は、属性情報を取得する属性取得部を構成する。本開示でいう対象者100の「属性」は、対象者100の個人を特定する情報である。対象者100の属性の一例としては、対象者100を識別するための識別情報(ユーザID)、対象者100の氏名、年齢、性別、身長、体重、BMI(Body Mass Index)、喫煙の有無及び生活環境(家族構成等を含む)等がある。そして、指示メニューは、第1情報及び第2情報に加えて、第3取得部17が取得した第3情報に基づいて選択(決定)される。さらに、第3取得部17が取得した第3情報は、評価部15での指示メニューの達成度の評価にも使用される。つまり、本実施形態においては、評価部15は、少なくとも第1情報(動作情報)及び第3情報(属性情報)に基づいて、達成度を評価する。
本実施形態では、第3取得部17は、上述した対象者100の属性に関する第3情報を、操作端末4から取得する。つまり、操作端末4で、例えば、問診形式で対象者100に属性に関する事項を入力させ、その入力結果を、第3取得部17にて第3情報として取得する。
データ解析部18は、第1取得部11が取得した第1情報の解析を行う。すなわち、第1取得部11がセンサ装置2から取得した第1情報は、検知空間内での対象者100の位置に関する情報及び対象者100の姿勢に関する情報を含む情報であるものの、そのままでは評価部15での評価に使えない。データ解析部18は、センサ装置2から入力された第1情報を、例えば、モーションキャプチャの技術を用いて解析することによって、少なくとも評価部15での評価に適した形式及び内容の評価用データを生成する。一例として、データ解析部18は、対象者100の姿勢等を表すスティックピクチャを含む評価用データを生成する。
提示部19は、評価部15の評価結果を提示する機能を有している。特に、本実施形態では、評価部15は、上述したように、指示メニューに従って動作中の対象者100の動作に関する第1情報に基づいて、対象者100の動作を評価する。提示部19は、少なくとも、このように指示メニューに従って動作中の対象者100の動作についての評価部15での評価結果を提示する。一例として、提示部19は、評価結果を表す結果情報を表示制御部16に出力し、表示装置3に評価結果を表示させることにより、評価結果を対象者100に提示する。これにより、本実施形態に係るリハビリ支援システム1では、指示メニューに従った動作(運動)を対象者100に実施させつつ、そのときの対象者100の動作についての評価を実施し、かつその評価結果をリアルタイムで(即時に)対象者100に提示できる。
調整部10は、評価部15の評価結果に応じて、対象者100ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する機能を有している。すなわち、調整部10は、評価部15で評価された対象者100ごとの指示メニューの達成度に応じて、対象者100ごとに負荷の大きさを調整する。ここで、調整部10は、達成度を表す数値が大きい、つまり達成度が高い程、この対象者100が指示メニューを実施する際に掛かる負荷を大きくする。一例として、指示メニューに従って対象者100が運動する場合には、調整部10は、対象者100に身体的に掛かる負担量が大きくなるように、身体の特定部位の動き量を大きくしたり、動きを高速化したりすることで、負荷を大きくする。例えば、「横方向への足上げ」という指示メニューに関しては、調整部10は、足上げの高さを上げたり、足上げを行わせるテンポを上げたりすることで、対象者100に掛かる負荷を大きくする。
具体的には、調整部10は、出力部13を制御して指示メニューを対象者100に実施させるための具体的な指示(サポート情報)を変化させることで、表示装置3の表示内容を変更し、指示メニューを実施する際に対象者100に掛かる負荷の大きさを調整する。又は、調整部10は、インタフェース51を介して運動支援機器5に調整情報を出力し、運動支援機器5を制御することで、指示メニューを実施する際に運動支援機器5から対象者100に掛かる負荷の大きさを調整する。すなわち、運動支援機器5は、調整部10から出力される調整情報に従って、指示メニューに従った運動における負荷の大きさが変化する。
インタフェース51は、運動支援機器5をリハビリ支援システム1に接続するための通信インタフェースとしての機能を有する。本実施形態では、リハビリ支援システム1は、一例として有線通信により運動支援機器5と通信するので、インタフェース51は、運動支援機器5との通信方式に準拠した有線通信用の通信インタフェースである。インタフェース51から運動支援機器5に指示情報が送信されることで、運動支援機器5は、出力部13から出力される指示情報に従って、指示メニューに従った運動を複数人の対象者100のうちの少なくとも一人に実施させることができる。運動支援機器5が、複数人の対象者100A,100Bに一対一で対応するように複数台設けられる場合には、インタフェース51は、これら複数台の運動支援機器5を接続可能に構成される。リハビリ支援システム1は、インタフェース51にて1乃至複数台の運動支援機器5と接続されることにより、1乃至複数台の運動支援機器5と連携可能となる。
(3)動作
次に、本実施形態に係るリハビリ支援システム1の動作について、図3A〜図3C、図4を参照して説明する。図3A〜図3Cは、本実施形態に係るリハビリ支援システム1を用いて対象者100がリハビリテーションを行う様子を示す概念図である。図4は本実施形態に係るリハビリ支援システム1の主要な動作を示すフローチャートである。言い換えれば、図4は本実施形態に係るリハビリテーション支援方法のフローチャートである。図3A〜図3Cの例では、スクリーニング、プレメニューの実施、及び指示メニューの実施の全てついて、リハビリ支援システム1が、複数人(ここでは2人)の対象者100A,100Bに同時に行わせる場合を想定する。ただし、リハビリ支援システム1は、少なくとも指示メニューの実施について、複数人の対象者100A,100Bに同時に行わせればよく、スクリーニング及びプレメニューの実施の少なくとも一方については、対象者100ごとに個別に行わせてもよい。
本実施形態に係るリハビリ支援システム1では、まず図3Aに示すように、対象者100に対して問診するためのスクリーニングを実施する(図4のS1)。このとき、リハビリ支援システム1は、表示制御部16にて表示装置3を制御して、対象者100に対する質問事項をスクリーン領域201に表示させ、対象者100が操作端末4に入力した質問事項に対する回答を、第3取得部17にて取得する。対象者100に対する質問事項の具体例としては、対象者100の氏名、年齢及び性別等の対象者100の属性に関する事項に加え、最近転倒したことがあるか、及び平坦な床でつまずくことがあるか等、対象者100の身体能力を判断するための事項がある。そのため、スクリーニングにおいては、リハビリ支援システム1は、対象者100の属性に関する第3情報に加えて、対象者100の身体能力を判断するためのデータを第3取得部17にて取得する。
リハビリ支援システム1は、スクリーニングの結果に基づいて、身体能力の確認の要否を判断する(S2)。例えば、スクリーニングの結果、対象者100A,100Bの両方について、日常生活を送る上での身体能力に何ら問題が無いと判断される場合には、身体能力の確認は不要と判断され(S2:No)、処理S3〜S6をスキップして処理S7に移行する。
一方、スクリーニングの結果、対象者100A,100Bの少なくとも一方について、身体能力の確認が必要と判断されると(S2:Yes)、リハビリ支援システム1は、プレメニューの選択処理を実行する(S3)。このとき、リハビリ支援システム1は、記憶部14に記憶されている複数の第1段階メニューA1,A2,A3…の中から、スクリーニングの結果に基づいて、対象者100に適したいずれかの第1段階メニューを、プレメニューとして選択する。例えば、記憶部14には、複数の第1段階メニューA1,A2,A3…に加えて、スクリーニングの結果からプレメニューを選択するための条件式が記憶されており、リハビリ支援システム1は、この条件式に従ってプレメニューを選択する。
リハビリ支援システム1は、選択したプレメニューを表すプレ情報を出力部13から表示制御部16に出力する(S4)。これにより、表示制御部16は表示装置3を制御し、図3Bに示すように、対象者100に実施させるプレメニュー、及び対象者100によるプレメニューの実施をサポートするためのサポート情報を、スクリーン領域201に表示させる。図3Bの例では、プレメニューとして「片足立ち」というメニューが選択された場合を想定しており、対象者100の反転映像202及び見本映像204A,204Bが、サポート情報として、スクリーン領域201に表示されている。見本映像204A,204Bを、対象者100A向けと100B向けとで特に区別しない場合には、単に「見本映像204」と呼ぶ。見本映像204は、一例として、プレメニューとして選択されたリハビリテーション用のメニュー(第1段階メニュー)に対応付けて記憶部14に記憶されている基準データから生成され、プレメニューにおける模範となる動き(姿勢等)を規定する映像である。図3Bの例では、「片足立ち」における正しい姿勢を示すスティックピクチャが、見本映像204として反転映像202に重ねて表示されている。
この状態で、センサ装置2が対象者100の動きを検知し(S5)、リハビリ支援システム1は、指示メニューの選択処理を実行する(S6)。このとき、リハビリ支援システム1は、第1取得部11にて、プレメニューに従って動作中の対象者100の動作に関する第1情報を、センサ装置2から取得する。さらに、リハビリ支援システム1は、第2取得部12にて、複数のリハビリテーション用のメニューの中から選択されるいずれかのメニューを、指示メニューとして提案するための第2情報を取得する。本実施形態では、第2取得部12は、複数の第2段階メニューB1,B2,B3…の中からいずれかのメニューを指示メニューとして選択するための第2情報を、記憶部14から取得する。このとき、第2取得部12は、少なくともプレメニューにおける模範となる動きを規定する基準データを第2情報に含めて取得する。
そして、リハビリ支援システム1は、評価部15にて、第1情報及び第2情報、更にはスクリーニングで取得した第3情報に基づいて、対象者100の動作を評価する。一例として、評価部15は、対象者100の姿勢と、基準データで規定されている基準姿勢との差分(ずれの大きさ)を数値化し、この差分にて対象者100の動作を評価する。さらに、図3Bのようにプレメニューとして「片足立ち」というメニューが選択された場合、例えば、対象者100が片足立ちの姿勢を維持できた時間の長さについても、対象者100の動作の評価に加味される。リハビリ支援システム1は、プレメニューに従って動作中の対象者100についての評価部15の評価結果に基づいて、指示メニューを決定(選択)する(S6)。
ここにおいて、評価部15での評価は、対象者100ごとに個別に行われるが、複数人の対象者100A,100Bに対して同一の指示メニューが選択されるように、例えば、複数人の対象者100A,100Bについての評価結果が総合的に判断される。一例として、複数人の対象者100A,100Bについての評価結果の平均値に基づいて、指示メニューが選択される。つまり、複数人の対象者100A,100Bに共通の指示メニューが選択されることになる。ただし、対象者100ごとの評価結果は、指示メニューの選択処理において、指示メニューを実施する際に対象者100に掛かる負荷の大きさを調整するのに使用されてもよい。この場合、指示メニューの開始時において、対象者100ごとに負荷の大きさを調整可能となる。
指示メニューの選択処理が完了すると、リハビリ支援システム1は、選択した指示メニューを表す指示情報を出力部13から表示制御部16に出力する(S7)。これにより、表示制御部16は表示装置3を制御し、図3Cに示すように、対象者100に実施させる指示メニュー、及び対象者100による指示メニューの実施をサポートするためのサポート情報を、スクリーン領域201に表示させる。図3Cの例では、指示メニューとして「横方向への足上げ」というメニューが選択された場合を想定しており、図1の例と同様の反転映像202及びマーカ203が、サポート情報として、スクリーン領域201に表示されている。
さらに本実施形態では、出力部13は、指示情報に加えて、指示情報で表される指示メニューを対象者100が実行することで得られる効能を表す効能情報を出力する。そのため、表示制御部16は表示装置3を制御し、指示メニュー及びサポート情報に加えて、指示メニューの効能を表す効能情報がスクリーン領域201に表示される。図3Cの例では、「横方向への足上げ」という指示メニューを対象者100が実行することで得られる効能として、例えば、「身体を真っ直ぐに保つことができる」という効能情報が表示される。
この状態で、センサ装置2が対象者100の動きを検知し(S8)、対象者100ごとに指示メニューの達成度を評価する(S9)。このとき、リハビリ支援システム1は、第1取得部11にて、指示メニューに従って動作中の対象者100の動作に関する第1情報(動作情報)を、センサ装置2から取得する。ここで、第1情報には、対象者100A,100Bの各々が装着しているウェアラブル型のセンサ端末22で計測される心拍等の情報が含まれていることが好ましい。さらに、リハビリ支援システム1は、第2取得部12にて、少なくとも指示メニューにおける模範となる動きを規定する基準データを第2情報として記憶部14から取得する。
そして、リハビリ支援システム1は、評価部15にて、第1情報及び第2情報、更にはスクリーニングで取得した第3情報に基づいて、対象者100ごとに、指示メニューの達成度を評価する。一例として、評価部15は、対象者100の姿勢と、基準データで規定されている基準姿勢との差分(ずれの大きさ)を数値化し、この差分にて指示メニューの達成度を評価する。さらに、図3Cのように指示メニューとして「横方向への足上げ」というメニューが選択されている場合、例えば、対象者100がマーカ203の高さまで足を上げるのに要した時間(反応時間)の長さについても、対象者100の動作の評価に加味される。
その後、リハビリ支援システム1は、調整部10にて、評価部15の評価結果に応じて、対象者100ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する(S10)。図3Cのように指示メニューとして「横方向への足上げ」というメニューが選択されている場合、調整部10は、対象者100ごとに、例えば、スクリーン領域201に表示させるマーカ203の高さ(位置)を調整することにより、負荷の大きさを調整する。図3Cの例では、対象者100Bよりも対象者100Aに掛かる負荷が大きくなるように、対象者100A向けのマーカ203Aは対象者100B向けのマーカ203Bよりも高い位置に表示されている。
さらに、リハビリ支援システム1は、評価部15での評価結果を提示部19にて提示する(S11)。ここで、提示部19は、対象者100ごとの評価部15での評価結果を提示する。このとき、提示部19は、評価結果を表す結果情報を表示制御部16に出力し、表示装置3に評価結果を表示させることにより、評価部15での評価結果をリアルタイムで(即時に)対象者100に提示する。一例として、提示部19は、対象者100の姿勢と、基準データで規定されている基準姿勢との差分(ずれの大きさ)が許容範囲を超えると、マーカ203の色を変える等の態様で、評価結果を提示する。ただし、提示部19による提示の態様はこの態様に限らず、例えば、対象者100に対するメッセージの表示、音声(警告音を含む)出力、プリントアウト(印刷)又はスマートフォン等の端末へのデータ送信等であってもよい。
その後、リハビリ支援システム1は、例えば、出力部13にて、指示メニューが終了したか否かを判断する(S12)。指示メニューが終了していなければ(S12:No)、リハビリ支援システム1は、処理S8に戻り処理S8〜S12を繰り返す。指示メニューが終了していれば(S12:Yes)、リハビリ支援システム1は、一連の処理を終了する。
ここで、対象者100が、例えば、1週間に1乃至数回のペースでリハビリ支援システム1を利用する場合、対象者100は、同一の指示メニューに従った動作を1〜数か月の期間にわたって繰り返し行うことが効果的である。そのため、リハビリ支援システム1は、上述した処理S3〜S6については毎回行う必要はなく、処理S3〜S6をスキップして処理S7〜S9を実行すればよい。例えば、スクリーニング(S1)の際、対象者100の氏名等の情報から、指示メニューを選択済みの対象者100であることが判明すれば、リハビリ支援システム1は、身体能力の確認が不要と判断し(S2:No)、処理S3〜S6をスキップする。その結果、対象者100においては、図3Bに示すようなプレメニューの実施をスキップして、図3Cに示すような指示メニューの実施が可能となる。
ところで、スクリーニング(S1)において、例えば、対象者100が左膝関節に障害を持つことが判明した場合、評価部15は、マスクモードで動作し、複数の評価項目のうちの特定の評価項目については評価対象から外して評価を行うことが好ましい。つまり、評価部15は、例えば、左膝関節に障害を持つ対象者100については、マスクモードで動作し、左膝関節の動作に関連する評価項目を評価対象から除外することが好ましい。このとき、評価部15は、左膝関節の動作に関連する評価項目についての評価を全く行わなくてもよいし、例えば、左膝関節の動作に関連する評価項目についての閾値を下げて評価を行ってもよい。マスクモードで動作するか否か、さらに複数の評価項目のうちのいずれの評価項目を評価対象から外すかについては、対象者100ごとに決定される。
(4)変形例
実施形態1は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態1は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、リハビリ支援システム1と同様の機能は、リハビリテーション支援方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。一態様に係るリハビリテーション支援方法は、リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者100に対して同時に実施させるように、指示メニューを表す指示情報を出力する。リハビリテーション支援方法は、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者100の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者100ごとに指示メニューの達成度を評価する。さらに、リハビリテーション支援方法は、達成度の評価結果に応じて、対象者100ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。一態様に係る(コンピュータ)プログラムは、上記のリハビリテーション支援方法をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
以下、実施形態1の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(4.1)第1変形例
実施形態1の第1変形例に係るリハビリ支援システム1Aは、図5に示すように、複数人の対象者100A,100B用に複数台の運動支援機器5A,5Bを備える点で、実施形態1に係るリハビリ支援システム1と相違する。運動支援機器5A,5Bを、対象者100A用と100B用とで特に区別しない場合には、各々を単に「運動支援機器5」と呼ぶ。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本変形例では、対象者100が椅子に座った姿勢(座位)で行う「ボート漕ぎ運動」が指示メニューとして選択されている場合を想定する。この指示メニューでは、対象者100は、椅子に固定されている運動支援機器5のグリップを、ボートのオールのように握った状態で、オールを漕ぐようにグリップを動かす運動を実施する。
図5の例では、サポート情報として、ボートの航路となる「河川」を模したコース207A,207Bが、スクリーン領域201に表示されている。コース207A,207Bを、対象者100A用と100B用とで特に区別しない場合には、各々を単に「コース207」と呼ぶ。対象者100は、各自の正面(対象者100Aであれば第1領域210、対象者100Bであれば第2領域220)に表示されたコース207に沿ってボートを操縦するように、運動支援機器5を操作する。図5の例では、対象者100の足元となる床面にも、表示装置3によってコース207が表示されている。
本変形例では、調整部10は、対象者100ごとに、例えば、スクリーン領域201に表示させるコース207の難易度、及び運動支援機器5のグリップの重さ(グリップを動かすのに必要な力の大きさ)を調整することにより、負荷の大きさを調整する。図5の例では、対象者100Bよりも対象者100Aに掛かる負荷が大きくなるように、対象者100A用のコース207Aは対象者100B用のコース207Bよりもカーブが多く設定されている。
さらに、運動支援機器5は、調整部10から出力される調整情報に従って、指示メニューに従った運動における負荷の大きさが変化する。図5の例では、対象者100Bよりも対象者100Aに掛かる負荷が大きくなるように、対象者100A用の運動支援機器5Aは対象者100B用の運動支援機器5Bよりも、グリップが重く設定されている。要するに、対象者100A用の運動支援機器5Aと対象者100B用の運動支援機器5Bとでは、調整情報にてグリップの重さ(グリップを動かすのに必要な力の大きさ)が個別に調整されることにより、対象者100に掛かる負荷の大きさが調整される。
(4.2)その他の変形例
本開示におけるリハビリ支援システム1は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示におけるリハビリ支援システム1としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1乃至複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。
また、リハビリ支援システム1の複数の構成要素が、1つの筐体内に集約されていることはリハビリ支援システム1に必須の構成ではなく、リハビリ支援システム1の複数の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。複数の構成要素が複数の筐体に分散して設けられている場合でも、例えば、インターネット等のネットワークを介して複数の構成要素が接続されることにより、協働してリハビリ支援システム1を実現することができる。さらに、リハビリ支援システム1の少なくとも一部の機能は、例えば、サーバ又はクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。反対に、例えば、センサ装置2及び表示装置3のように、複数の装置に分散されている機能が、リハビリ支援システム1の一部として、リハビリ支援システム1の他の構成要素と共に1つの筐体内に集約されていてもよい。
また、実施形態1で説明したリハビリテーション用のメニューは一例に過ぎず、例えば、腿上げ、腕を前に振る動作及び腕を後ろに振る動作等を訓練するメニューを含んでいてもよい。複数のリハビリテーション用のメニューを含む第2情報は、記憶部14に記憶されていなくてもよく、例えば、機械学習等により随時更新されてもよい。
また、センサ装置2は、実施形態1のようにカメラ及び深度センサを有する構成に限らず、これらのセンサに代えて又は加えて、例えば、荷重センサ、赤外線センサ、サーモグラフィ及び電波(マイクロ波)センサ等を有していてもよい。例えば、荷重センサであれば、床面に設置されることにより、荷重センサ上の対象者100の重心位置等を検知し、対象者100の位置及び姿勢を検知することが可能である。さらに、センサ装置2は、1箇所に設置される構成に限らない。すなわち、例えば、複数のセンサ装置2が、対象者100の前方、対象者100の側方又は後方等に分散して設定されてもよい。
また、表示装置3は、実施形態1のようにプロジェクタ装置に限らず、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ又はプラズマディスプレイ等であってもよい。また、表示装置3は、液晶ディスプレイ等の表示面の手前(対象者100側)に配置されたハーフミラーをさらに備えていてもよい。この場合、ハーフミラーの表面は、鏡として対象者100の鏡像を映し出し、かつ液晶ディスプレイ等に表示された映像を映し出すように機能する。
また、表示装置3がサポート情報として表示する情報は、実施形態1のように対象者100の反転映像202等に限らず、例えば、アバター(avatar)のように、対象者100を模してコンピュータグラフィックスで生成した身体モデル等であってもよい。さらに、基準データから生成される見本映像204は、スティックピクチャに限らず、例えば、インストラクタの映像又はアバター等であってもよい。
また、第3取得部17は、対象者100の属性に関する第3情報を、上述したように操作端末4から取得する構成に限らず、例えば、対象者100ごとに識別情報と属性とを対応付けて記憶している管理サーバから取得してもよい。すなわち、対象者100が所持する会員カード又はスマートフォン等から、対象者100の識別情報を読み取ることで、この識別情報に対応付けて管理サーバに記憶されている対象者100の属性を、第3取得部17は、第3情報として管理サーバから取得できる。さらに、IC(Integrated Circuit)カード又はスマートフォン等が対象者100の属性に関する第3情報を記憶している場合、第3取得部17は、対象者100が所持するICカード又はスマートフォン等から、直接的に第3情報を取得してもよい。
また、実施形態1では、プレメニューは複数の第1段階メニューA1,A2,A3…から選択され、指示メニューは複数の第2段階メニューB1,B2,B3…から選択されているが、この構成に限らない。例えば、プレメニュー及び指示メニューの両方が複数の第1段階メニューA1,A2,A3…から選択されてもよいし、プレメニュー及び指示メニューの両方が複数の第2段階メニューB1,B2,B3…から選択されてもよい。
また、実施形態1のように、プレメニューと指示メニューとの2段階のメニューを対象者100に提案することは、リハビリ支援システム1に必須の構成ではなく、例えば、指示メニューのみを対象者100に提案してもよい。反対に、リハビリ支援システム1は、3段階以上のメニューを対象者100に提案してもよい。
また、リハビリ支援システム1は、音声出力部を更に備え、出力部13及び提示部19等にて何らかの情報を出力手段として、表示装置3に代えて又は加えて、音声出力部が用いられてもよい。さらに、対象者100からの操作入力を受け付けるユーザインタフェースとしての機能を有する操作端末4は、音声入力機能を有していてもよい。
また、リハビリ支援システム1は、対象者100の身体の少なくとも一部に力を加え、対象者100の身体の少なくとも一部を他動的に運動させる他動運動機器と組み合わせて用いられてもよい。この場合、リハビリ支援システム1は、リハビリテーション用のメニューとして、他動運動を提案することができる。
また、リハビリ支援システム1は、指示メニューを2人の対象者100A,100Bに対して同時に実施させる構成に限らず、指示メニューを3人以上の対象者100に対して同時に実施させてもよい。さらに、複数人の対象者100が、同じ室内で並んだ状態で同時に指示メニューを実施することは、リハビリ支援システム1に必須の構成ではなく、例えば、複数人の対象者100が、別室で同時に指示メニューを実施してもよい。
また、実施形態1では、スクリーン領域201における、対象者100A向けの指示メニュー等を表示する第1領域210と、対象者100B向けの指示メニュー等を表示する第2領域220とを1台の表示装置3で表示しているが、この例に限らない。例えば、複数人の対象者100向けの映像が、複数台の表示装置3にて個別に表示されてもよい。センサ装置2についても同様に、複数台のセンサ装置2にて、複数人の対象者100についての検知空間内での位置、及び姿勢が個別に検知されてもよい。
また、指示メニューが第1情報及び第2情報等に基づいて複数のリハビリテーション用のメニューから選択されることは、リハビリ支援システム1に必須の構成ではなく、例えば、指示メニューは予め決められていてもよい。
(実施形態2)
本実施形態に係るリハビリ支援システム1Bは、図6に示すように、主として運動ではなく、対象者100が発話又はキーボード等の入力装置を用いて言語表現を行う行為を対象者100の動作とする点で、実施形態1に係るリハビリ支援システム1とは相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
本実施形態では、一例として、加齢等により認知機能がやや低下した軽度認知障害(MCI:Mild Cognitive Impairment)の高齢者を、対象者100とする。本実施形態に係るリハビリ支援システム1Bは、対象者100からの言語入力を受け付ける言語入力装置21に接続されている。図6の例では、言語入力装置21は、マイクロフォンを有しており、対象者100の音声による言語入力を受け付ける。図6の例では、言語入力装置21は、センサ装置2に付設されており、センサ装置2と共に室内の壁面200に設置されている。
このリハビリ支援システム1Bでは、第1取得部11が取得する第1情報(動作情報)が、言語入力装置21から入力される言語に関する情報を含んでいる。言い換えれば、言語入力装置21から入力される言語に関する情報が、対象者100の動作に関する第1情報として利用される。特に、本実施形態では、言語入力装置21は対象者100の音声による言語入力を受け付けるので、主として対象者100の発話動作に関する情報が、第1情報として利用されることになる。
本実施形態では、指示メニューは、例えば、しりとり、古今東西及びクイズ等の種々の言葉遊び(word games)を含む複数のリハビリテーション用のメニューから選択される。
以下、本実施形態に係るリハビリ支援システム1Bの動作例について、図6を参照して説明する。図6の例では、指示メニューとして「しりとり」が選択された場合を想定している。
図6の例では、問題文205A,205B及びタイムカウンタ206A,206Bが、スクリーン領域201に表示されている。問題文205A,205B及びタイムカウンタ206A,206Bを、対象者100A向けと100B向けとで特に区別しない場合には、各々を単に「問題文205」又は「タイムカウンタ206」と呼ぶ。問題文205は、「しりとり」の問題を表すテキストデータであって、例えば、「りんご」のような単語からなる。タイムカウンタ206は、出題時点からの経過時間、及び対象者100が解答可能な残り時間を表している。この状態で、リハビリ支援システム1Bは、指示メニューとしての「しりとり」を実施するように対象者100に指示することで、対象者100に対して、「りんご」に続く用語を発話させることができる。リハビリ支援システム1Bは、対象者100が解答する度に、次の問題文205を表示装置3に表示させる。
この種の指示メニューについては、評価部15は、対象者100の解答の正誤、及び出題時点から対象者100が解答するまでに要した時間の長さ等に基づいて、対象者100ごとに指示メニューの達成度を評価する。そして、調整部10は、例えば、対象者100が解答可能な時間(持ち時間)の長さを調整することで、対象者100ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。つまり、調整部10は、対象者100が解答可能な時間(持ち時間)を短くすることで、対象者100に掛かる負荷を大きくすることが可能である。
実施形態2で説明した構成は、実施形態1で説明した種々の構成(変形例を含む)と適宜組み合わせて採用可能である。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)は、出力部(13)と、評価部(15)と、調整部(10)と、を備える。出力部(13)は、リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者(100)に対して同時に実施させるように、指示メニューを表す指示情報を出力する。評価部(15)は、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者(100)の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者(100)ごとに指示メニューの達成度を評価する。調整部(10)は、評価部(15)の評価結果に応じて、対象者(100)ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。
この態様によれば、指示メニューを複数人の対象者(100)に対して同時に実施させることができる。しかも、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者(100)の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者(100)ごとに指示メニューの達成度が評価されるので、一人の対象者(100)につきセラピスト等が一人つく必要がない。そのため、対象者(100)の人数が増えた場合における、セラピスト等の負担の増加が抑制される。更に、達成度の評価結果に応じて、対象者(100)ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさが調整される。そのため、一人の対象者(100)につきセラピスト等が一人つかなくても、個々の対象者(100)にとって効果的なリハビリテーションを実践できる。したがって、リハビリ支援システム(1,1A,1B)によれば、複数人の対象者(100)がリハビリテーションを同時に行う場合において、セラピスト等の負担を低減可能である、という利点がある。
第2の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)では、第1の態様において、動作情報は、検知空間内での対象者(100)の位置に関する情報と対象者(100)の姿勢に関する情報との少なくとも一方を含む。
この態様によれば、運動のように対象者(100)が身体を動かす対象者(100)の動作に基づいて、指示メニューを実施する際に対象者(100)に掛かる負荷の大きさを、個々の対象者(100)に合った大きさに調整可能となる。
第3の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)では、第1又は2の態様において、動作情報は、言語入力装置(21)から入力される言語に関する情報を含む。
この態様によれば、対象者(100)が言語入力装置(21)を用いて言語表現を行う行為に基づいて、指示メニューを実施する際に対象者(100)に掛かる負荷の大きさを、個々の対象者(100)に合った大きさに調整可能となる。
第4の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)は、第1〜3のいずれかの態様において、対象者(100)の属性に関する属性情報を取得する属性取得部(第3取得部17)を更に備える。評価部(15)は、少なくとも動作情報及び属性情報に基づいて、達成度を評価するように構成されている。
この態様によれば、対象者(100)の属性が加味されることにより、指示メニューを実施する際に対象者(100)に掛かる負荷の大きさを、個々の対象者(100)により適した大きさに調整可能となる。
第5の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)では、第1〜4のいずれかの態様において、評価部(15)は、動作情報と、指示メニューに対応する基準データとを比較することによって、達成度を評価するように構成されている。
この態様によれば、対象者(100)のリハビリテーションを補助するセラピスト等が介在しなくても、評価部(15)にて指示メニューの達成度が客観的に評価可能となる。そのため、対象者(100)のリハビリテーションを補助するセラピスト等の負担をより低減可能である。
第6の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)では、第1〜5のいずれかの態様において、評価部(15)は、通常モードと、マスクモードと、を有する。通常モードでは、評価部(15)は、複数の評価項目を評価対象として評価を行う。マスクモードでは、評価部(15)は、複数の評価項目のうちの特定の評価項目については評価対象から外して評価を行う。
この態様によれば、例えば、身体の一部に障害等を持つ対象者(100)については、評価部(15)は、当該障害等に係る評価項目から評価対象から外してマスクモードで動作することにより、適切な評価を行うことができる。
第7の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)は、第1〜6のいずれかの態様において、評価部(15)の評価結果を提示する提示部(19)を更に備える。
この態様によれば、指示メニューの達成度についての評価結果が提示されるので、対象者(100)にとっては、より効果的な訓練が可能となる。
第8の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)は、第1〜7のいずれかの態様において、運動支援機器(5)を更に備える。運動支援機器(5)は、出力部(13)から出力される指示情報に従って、指示メニューに従った運動を複数人の対象者(100)のうちの少なくとも一人に実施させる。
この態様によれば、運動支援機器(5)にて、対象者(100)に対して指示メニューに従った運動を効率的に実施させることができる。
第9の態様に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)では、第8の態様において、運動支援機器(5)は、調整部(10)から出力される調整情報に従って、指示メニューに従った運動における負荷の大きさが変化するように構成されている。
この態様によれば、運動支援機器(5)から対象者(100)に掛かる負荷の大きさを変化させることにより、指示メニューを実施する際に対象者(100)に掛かる負荷の大きさを、個々の対象者(100)に合った大きさに調整可能となる。
第10の態様に係るリハビリテーション支援方法は、リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者(100)に対して同時に実施させるように、指示メニューを表す指示情報を出力する。リハビリテーション支援方法は、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者(100)の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者(100)ごとに指示メニューの達成度を評価する。さらに、リハビリテーション支援方法は、達成度の評価結果に応じて、対象者(100)ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する。
この態様によれば、指示メニューを複数人の対象者(100)に対して同時に実施させることができる。しかも、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者(100)の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者(100)ごとに指示メニューの達成度が評価されるので、一人の対象者(100)につきセラピスト等が一人つく必要がない。そのため、対象者(100)の人数が増えた場合における、セラピスト等の負担の増加が抑制される。更に、達成度の評価結果に応じて、対象者(100)ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさが調整される。そのため、一人の対象者(100)につきセラピスト等が一人つかなくても、個々の対象者(100)にとって効果的なリハビリテーションを実践できる。したがって、リハビリテーション支援方法によれば、複数人の対象者(100)がリハビリテーションを同時に行う場合において、セラピスト等の負担を低減可能である、という利点がある。
第11の態様に係るプログラムは、第10の態様に係るリハビリテーション支援方法をプロセッサに実行させるためのプログラムである。
この態様によれば、指示メニューを複数人の対象者(100)に対して同時に実施させることができる。しかも、指示メニューに従って動作中の複数人の対象者(100)の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者(100)ごとに指示メニューの達成度が評価されるので、一人の対象者(100)につきセラピスト等が一人つく必要がない。そのため、対象者(100)の人数が増えた場合における、セラピスト等の負担の増加が抑制される。更に、達成度の評価結果に応じて、対象者(100)ごとに指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさが調整される。そのため、一人の対象者(100)につきセラピスト等が一人つかなくても、個々の対象者(100)にとって効果的なリハビリテーションを実践できる。したがって、上記プログラムによれば、複数人の対象者(100)がリハビリテーションを同時に行う場合において、セラピスト等の負担を低減可能である、という利点がある。
上記態様に限らず、実施形態1及び実施形態2に係るリハビリテーション支援システム(1,1A,1B)の構成(変形例を含む)は、リハビリテーション支援方法、(コンピュータ)プログラム、又はプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化可能である。
第2〜9の態様に係る構成については、リハビリテーション支援システム(1,1A,1B)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1,1A,1B リハビリ支援システム(リハビリテーション支援システム)
5,5A,5B 運動支援機器
10 調整部
13 出力部
15 評価部
17 第3取得部(属性取得部)
19 提示部
21 言語入力装置
100,100A,100B 対象者

Claims (11)

  1. リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者に対して同時に実施させるように、前記指示メニューを表す指示情報を出力する出力部と、
    前記指示メニューに従って動作中の前記複数人の対象者の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者ごとに前記指示メニューの達成度を評価する評価部と、
    前記評価部の評価結果に応じて、対象者ごとに前記指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する調整部と、を備える
    リハビリテーション支援システム。
  2. 前記動作情報は、検知空間内での前記対象者の位置に関する情報と前記対象者の姿勢に関する情報との少なくとも一方を含む
    請求項1に記載のリハビリテーション支援システム。
  3. 前記動作情報は、言語入力装置から入力される言語に関する情報を含む
    請求項1又は2に記載のリハビリテーション支援システム。
  4. 前記対象者の属性に関する属性情報を取得する属性取得部を更に備え、
    前記評価部は、少なくとも前記動作情報及び前記属性情報に基づいて、前記達成度を評価するように構成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のリハビリテーション支援システム。
  5. 前記評価部は、前記動作情報と、前記指示メニューに対応する基準データとを比較することによって、前記達成度を評価するように構成されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のリハビリテーション支援システム。
  6. 前記評価部は、
    複数の評価項目を評価対象として評価を行う通常モードと、
    前記複数の評価項目のうちの特定の評価項目については前記評価対象から外して評価を行うマスクモードと、を有する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のリハビリテーション支援システム。
  7. 前記評価部の評価結果を提示する提示部を更に備える
    請求項1〜6のいずれか1項に記載のリハビリテーション支援システム。
  8. 前記出力部から出力される前記指示情報に従って、前記指示メニューに従った運動を前記複数人の対象者のうちの少なくとも一人に実施させる運動支援機器を更に備える
    請求項1〜7のいずれか1項に記載のリハビリテーション支援システム。
  9. 前記運動支援機器は、前記調整部から出力される調整情報に従って、前記指示メニューに従った運動における負荷の大きさが変化するように構成されている
    請求項8に記載のリハビリテーション支援システム。
  10. リハビリテーション用の指示メニューを複数人の対象者に対して同時に実施させるように、前記指示メニューを表す指示情報を出力し、
    前記指示メニューに従って動作中の前記複数人の対象者の各々の動作に関する動作情報に基づいて、対象者ごとに前記指示メニューの達成度を評価し、
    前記達成度の評価結果に応じて、対象者ごとに前記指示メニューを実施する際に掛かる負荷の大きさを調整する
    リハビリテーション支援方法。
  11. 請求項10に記載のリハビリテーション支援方法をプロセッサに実行させるためのプログラム。
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