JP2019024548A - 脱臭ユニット及び脱臭装置 - Google Patents

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純 松永
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Abstract

【課題】装置の低コスト化を図る。【解決手段】本実施形態に係る脱臭装置は、一端に設けられた第1の吸気口と他端に設けられた排気口とに通じる第1の流路、及び第1の流路から分岐し、第2の吸気口と連絡する第2の流路を備える第1ハウジングと、第2の流路の内部に第2の流路に平行に配置され、光触媒が添加された複数のシートと、を備える第1の脱臭ユニットと、第1の脱臭ユニットの他端に取り付けられる第2ハウジングと、第2ハウジングに収容され、第1の排気口を介して流路の空気を吸気し、給気した空気を外部へ排気する送風ファンと、を備える排気ユニットと、を備え、第1の脱臭ユニットの一端に、第1の脱臭ユニットとは異なる第2の脱臭ユニットの他端が接続されることで、第1の脱臭ユニットの第1の流路と、第2の脱臭ユニットの第1の流路とが連絡する。【選択図】図13

Description

本発明は、脱臭ユニット及び脱臭装置に関する。
光触媒は、光をあてることで臭気の元となる原因物質を分解する。また、原因物質を吸着する活性炭などとは異なり、光をあてるだけでその効果が永続する。そのため、光触媒は、脱臭装置や空気清浄器などによく用いられている(例えば特許文献1参照)。
従来の脱臭装置は、光触媒が添加されたガラス繊維などからなる脱臭シートを、脱臭対象となる空気が通過する構造となっている。そのため、脱臭装置を長時間使用すると、脱臭シートに目詰まりが発生し、空気の圧力損失が時間に伴って大きくなる。したがって、光触媒がほとんどメンテナンスを必要としないにもかかわらず、装置自体の定期的なメンテナンスが必要になる。
また、この種の脱臭装置は、一般には、脱臭効率が装置の体積に比例する。このため、脱臭装置を設置する場合には、設置場所や用途に応じた大きさの脱臭装置を選択する必要があった。
特開2009−226351号公報
上述したように、脱臭装置は、設置場所等に応じた大きさのものが選択される。しかしながら、大きさの異なる装置を迅速に供給するためには、サプライヤーは、事前に大きさの異なる装置を在庫として持っておく必要がある。しかしながら、この場合には、装置の供給コストが増加し、結果的に装置の販売価格が増加する。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、装置の低コスト化を図ることを課題とする。
上記課題を解決するため、本実施形態に係る脱臭装置は、一端に設けられた第1の吸気口と他端に設けられた排気口とに通じる第1の流路、及び第1の流路から分岐し、第2の吸気口と連絡する第2の流路を備える第1ハウジングと、第2の流路の内部に第2の流路に平行に配置され、光触媒が添加された複数のシートと、を備える第1の脱臭ユニットと、第1の脱臭ユニットの他端に取り付けられる第2ハウジングと、第2ハウジングに収容され、第1の排気口を介して流路の空気を吸気し、給気した空気を外部へ排気する送風ファンと、を備える排気ユニットと、を備え、第1の脱臭ユニットの一端に、第1の脱臭ユニットとは異なる第2の脱臭ユニットの他端が接続されることで、第1の脱臭ユニットの第1の流路と、第2の脱臭ユニットの第1の流路とが連絡する。
本実施形態に係る脱臭装置の斜視図である。 脱臭装置のYZ断面を示す図である。 排気ユニットを構成するハウジングの展開斜視図である。 脱臭ユニットの斜視図である。 脱臭ユニットの展開斜視図である。 脱臭パネルの斜視図である。 脱臭パネルの展開斜視図である。 照明ユニットの斜視図である。 照明ユニットと脱臭パネルの配置を示す図である。 電源ユニットを構成するハウジングの展開斜視図である。 脱臭装置の配線図である。 複数の脱臭ユニットを備える脱臭装置の斜視図である。 複数の脱臭ユニットを備える脱臭装置のYZ断面を示す図である。 脱臭装置の変形例を示す図である。 脱臭装置の変形例を示す図である。
以下、本実施形態を、図面を用いて説明する。説明にあたっては、相互に直行するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を適宜用いる。
図1は、本実施形態に係る脱臭装置10の斜視図である。脱臭装置10は、光触媒を用いて、人体に有害な物質や、臭気の原因となる物質を分解する装置である。図1に示されるように、脱臭装置10は、排気ユニット20、脱臭ユニット30、及び電源ユニット40を備えている。
図2は、脱臭装置10のYZ断面を示す図である。図2に示されるように、排気ユニット20は、ハウジング21と、ハウジング21に収容される送風ファン24を備えている。
図3は、排気ユニット20を構成するハウジング21の展開斜視図である。図2に示されるように、ハウジング21は、長手方向をX軸方向とする直方体状のケース211と、長手方向をX軸方向とする長方形板状のカバー212を有する。
ケース211は、+Y側が開放された容体である。ケース211の下面211aは、Y軸方向の幅が、ケース211の上面の幅の半分程度になるように整形されている。また、図1を参照するとわかるように、ケース211の−Y側の面には、X軸方向に隣接する2つの排気口22が形成されている。排気口22それぞれは、X軸に平行でケース211の壁面を貫通する複数のスリットからなる。ケース211は、例えばプラスチックなどの樹脂を射出成型することにより形成することができる。
図3に示されるように、カバー212は、Y軸方向及びZ軸方向の寸法がケース211の寸法と等しい部材である。ケース211と同様に、カバー212も樹脂からなる。カバー212は、例えば、ネジ等によって、ケース211の+Y側端部に固定される。これによって、ケース211とカバー212からなるハウジング21が構成される。図2に示されるように、ハウジング21は、下面の+Y側に、長手方向をX軸方向とする長方形の開口23が形成されたケーシングとなる。この開口23は、ハウジング21へ空気を取り込む吸気口として機能する。
ハウジング21の内部には2つの送風ファン24が配置される。送風ファン24は、Y軸に平行な軸を中心に回転する複数の羽を備えるプロペラファンである。送風ファン24は、図2に示されるように、ケース211に形成された2つの排気口22にそれぞれ重なるように、ケース211の内壁面に固定される。送風ファン24は、電源ユニット40から供給されるパワーによって回転する。送風ファン24が回転すると、ハウジング21の内部の空気が、排気口22から排気される。
図4は、図1における脱臭ユニット30を背面(+Y側)から見たときの斜視図である。図4に示されるように、脱臭ユニット30は、ハウジング31と、ハウジング31に収容される脱臭パネル36及び照明ユニット37を有している。
図5は、脱臭ユニット30の展開斜視図である。図5に示されるように、ハウジング31は、直方体状のケース311と、長方形板状のカバー312を有する。
ケース311は、XY断面がU字状の側面部32と、側面部32の内部に設けられる隔壁34を有する。側面部32は、XZ面に平行な主面32aと、主面32aに直交する側面32bからなる。
隔壁34は、側面部32の主面32aに平行になった状態で、側面32bに支持されている。隔壁34の高さ(Z軸方向の寸法)は、側面部32の高さより低い。隔壁34は、隔壁34の下端が側面部32の下端に一致した状態で、側面32bに固定されている。
隔壁34の−Y側には、Z軸方向を長手方向とする複数の溝34aが、X軸に沿って等間隔に形成されている。また、主面32aの+Y側には、隔壁34に向かって突出する凸部33が形成されている。この凸部33には、Z軸方向を長手方向とする複数の溝33aが、X軸に沿って等間隔に形成されている。隔壁34の溝34aと、凸部33の溝33aとは、X軸方向の位置が相互に等しく、Y軸方向に相互に対向するように配置されている。図2に示されるように、凸部33の溝33aと隔壁34の溝34aそれぞれの下端は、開口32dよりやや+Z側に位置している。
図1に示されるように、ケース311を構成する主面32aの下端部には、主面32aを貫通する複数の開口32dが形成されている。開口32dは、長手方向をX軸方向とする長方形に整形されており、3行7列のマトリクス状に配置されている。
図2に示されるように、ケース311の内部は、隔壁34によって、+Y側の空間R1と、−Y側の空間R2に区分される。ケース311では、空間R1が、上下方向が開放された空間となり、空間R2が、上方が開放されるとともに底壁35によって下方が塞がれた空間となっている。空間R1と空間R2は、隔壁34の上方でつながっている。空間R1は下方から上方へ流れる空気の流路として機能し、空間R2は、開口32dから上方へ流れる空気の流路として機能する。また、隔壁34の下端とカバー312の下端によって、空間R1へ空気が流れ込む吸気口が形成され、隔壁34の上端とカバー312の上端によって、空間R1から空気を排出するための排気口が形成される。
上述のように構成されるケース311は、例えばプラスチックなどの樹脂を射出成型することにより形成することができる。
図5に示されるように、カバー312は、Y軸方向及びZ軸方向の寸法がケース311の寸法と等しい部材である。ケース311と同様に、カバー312も樹脂からなる。カバー312は、例えば、ネジ等によって、ケース311を構成する側面32bの+Y側端部に固定される。これによって、ケース211とカバー212からなるハウジング21が構成される。
図6は、脱臭パネル36の斜視図である。また、図7は、脱臭パネル36の展開斜視図である。脱臭パネル36は、長手方向をZ軸方向とする部材である。脱臭パネル36は、脱臭シート362と、脱臭シート362を両面から支持する1組のフレーム361を備える。
脱臭シート362は、例えば編みこまれたガラス繊維を素材とし、長手方向をZ軸方向とする長方形のシートである。ガラス繊維には、光触媒としての酸化チタンが添加されている。光触媒としては、酸化チタンの他、例えば、酸化錫、酸化亜鉛、三酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化ビスマスなどの金属酸化物等を用いることができる。
フレーム361は、脱臭シート362よりもサイズがやや大きい長方形の部材である。フレーム361は、厚みが0.5mm程度であり、例えばプラスチックなどの樹脂からなる。フレーム361には、3行2列のマトリクス状に配置される6つの開口361aが形成されている。開口361aは、長手方向をZ軸方向とする長方形の開口である。フレーム361では、大部分の領域が開口361aとなっている。
上述した脱臭シート362及び1組のフレーム361は、脱臭シート362をフレーム361で挟んだ状態で、フレーム361同士を固定することで一体化される。脱臭シート362及び1組のフレーム361からなる脱臭パネル36では、脱臭シート362の大部分が、フレーム361の開口361aから露出した状態になっている。
図8は、照明ユニット37の斜視図である。照明ユニット37は、基板371と基板371に実装される発光素子372から構成される。
基板371は、長手方向をZ軸方向とする長方形の基板である。基板371は、例えばガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させることにより形成されたリジット配線基板である。基板371の表裏面には、電気回路が形成されるとともに、発光素子372が実装されている。基板371は、発光素子372からの光に対する透過率が高いことが好ましい。
発光素子372は、基板371の表裏面にZ軸に沿って等間隔に配列されている。発光素子372は、正方形板状のLEDチップであり、基板371に直交する方向へ光を射出する。照明ユニット37は、電源ユニット40から供給されるパワーによって発光する。発光素子372からは、紫外光を含む光が射出される。
上述した脱臭パネル36、及び照明ユニット37は、図5に示されるように、ケース311の主面32aと隔壁34の間の空間R2に配置される。脱臭パネル36、及び照明ユニット37をケース311に配置するときには、脱臭パネル36及び照明ユニット37のY軸方向の外縁部を、主面32aの凸部33に形成された溝33aと、隔壁34に形成された溝34aに挿入する。これにより、図4に示されるように、脱臭パネル36及び照明ユニット37が、主面32a及び隔壁34に直交した状態で、X軸に沿って等間隔に配置される。また、脱臭ユニット30では、照明ユニット37が、2つの脱臭パネル36の間に位置するように、照明ユニット37と脱臭パネル36が配置される。
図9は、脱臭パネル36と照明ユニット37の配置を示す図である。図9に示されるように、照明ユニット37と脱臭パネル36は、ケース311に設けられた開口32dの上端(+Z側端)近傍から、ケース311の上部にわたって配置される。
図2に示されるように、電源ユニット40は、ハウジング41と、ハウジング41に収容される電源装置42を備えている。
図10は、電源ユニット40を構成するハウジング41の展開斜視図である。図10に示されるように、ハウジング41は、長手方向をX軸方向とする直方体状のケース411と、長手方向をX軸方向とする長方形板状のカバー412を有する。
ケース411は、+Z側が開放された容体である。ケース411は、例えばプラスチックなどの樹脂を射出成型することにより形成することができる。また、カバー412は、X軸方向及びY軸方向の寸法がケース411の寸法と等しい部材である。ケース411と同様に、カバー412も樹脂からなる。カバー412は、例えば、ネジ等によって、ケース411の+Z側端部に固定される。これによって、ケース411とカバー412からなるハウジング41が構成される。
図2示される電源装置42は、商用の電源に接続され、交流電圧を直流電圧に変換する。そして、送風ファン24や、照明ユニット37の発光素子372に直流電圧を印加する。これにより、送風ファン24及び発光素子372が駆動される。また、電源装置42は、送風ファン24のモータに印加する電圧を調整するための送風ファン制御回路420を備えている。送風ファン制御回路420は、ユーザかの入力に応じた電圧Voutを出力する。ユーザからの入力は、例えば可変抵抗などを介して入力することが考えられる。
上述のように構成される排気ユニット20、脱臭ユニット30、及び電源ユニット40は、図2に示されるように、電源ユニット40の上に脱臭ユニット30を搭載し、脱臭ユニット30の上に排気ユニット20を搭載することで、一体化される。電源ユニット40と脱臭ユニット30とを一体化する場合には、電源ユニット40の上面に、脱臭ユニット30の下端を、例えばネジ等を用いて固定する。この状態にときには、脱臭ユニット30の空間R1の下端は、電源ユニット40のカバー412によって閉塞される。また、脱臭ユニット30と排気ユニット20とを一体化する場合には、脱臭ユニット30の上端に、排気ユニット20の下端を、例えばネジ等を用いて固定する。
排気ユニット20、脱臭ユニット30、及び電源ユニット40が一体化されたときには、脱臭ユニット30の空間R1,R2は、排気ユニット20のハウジング21に形成された開口23を介して、ハウジング21の内部空間と通じた状態になる。
また、電源ユニット40の電源装置42と、送風ファン24及び照明ユニット37は、配線43によって接続される。配線43は、ハウジング31の空間R1を介して、ハウジング41の内部に引き込まれる。配線43は、ハウジング21,31の内壁面に沿って敷設される。
図11は、脱臭装置10の配線図である。図11に示されるように、電源装置42に対して、各照明ユニット37の発光素子372は並列に接続される。また、各送風ファン24は、送風ファン制御回路420に並列に接続される。
次に、上述のように構成される脱臭装置10の動作について説明する。脱臭装置10は、不図示のスイッチがオンになると、電源装置42によって、照明ユニット37の発光素子372に電圧が印加される。これにより、発光素子372が発光し、脱臭パネル36が照明される。また、送風ファン制御回路420によって、ユーザからの入力に応じた電圧Voutが、送風ファン24に印加される。これにより、送風ファン24が、電圧Voutの大きさに応じた回転数で回転する。
送風ファン24が回転すると、図2の矢印に示されるように、脱臭ユニット30に設けられた開口32dから空気が吸気され、空間R2を排気ユニット20に向かって流れる。空間R2を流れる空気に含まれる人体に有害な物質や、臭気の原因となる物質は、空気が脱臭パネル36を構成する脱臭シート362に沿って流れる間に、脱臭シート362との間の光化学反応によって分解される。また、空気に含まれる病原菌やウイルスも、光化学反応によって発生する活性酸素によって不活性化される。これにより、空気に対する脱臭及び除菌が行われる。空間R2を流れる空気は、排気ユニット20を構成するハウジング21の開口23を介して、ハウジング21の内部に至る。そして、排気口22から外部へ排気される。以上のように脱臭装置10が運転されているときには、脱臭装置10が配置された空間において、連続的に空気の脱臭及び除菌が行われる。
また、脱臭装置10では、必要に応じて脱臭ユニット30の数を増やすことができる。例えば、図12に示される例では、排気ユニット20と電源ユニット40の間に、3つの脱臭ユニット30〜30が配置されている。脱臭ユニット30〜30では、例えば、脱臭ユニット30のハウジング31の下端と、脱臭ユニット30のハウジング31の上端とが固定される。そして、脱臭ユニット30のハウジング31の下端と、脱臭ユニット30のハウジング31の上端とが固定される。
図13は、3つの脱臭ユニット30〜30を有する脱臭装置10のYZ断面を示す図である。図13に示されるように、脱臭ユニット30〜30の空間R1は相互に連通した状態になる。そのため、送風ファン24が回転すると、図13の矢印に示されるように、各脱臭ユニット30〜30に設けられた開口32dから空気が吸気され、空間R2を排気ユニット20に向かって流れる。空間R2を流れる空気に含まれる人体に有害な物質や、臭気の原因となる物質は、空気が脱臭パネル36を構成する脱臭シート362に沿って流れる間に、脱臭シート362との間の光化学反応によって分解される。また、空気に含まれる病原菌やウイルスも、光化学反応によって発生する活性酸素によって不活性化される。これにより、空気に対する脱臭及び除菌が行われる。
脱臭ユニット30の空間R2を流れる空気は、排気ユニット20のハウジング21の開口23を介して、ハウジング21の内部に至る。また、脱臭ユニット30の空間R2を流れる空気は、脱臭ユニット30の空間R1を介して、ハウジング21の内部に至る。同様に、脱臭ユニット30の空間R2を流れる空気は、脱臭ユニット30,30それぞれの空間R1を介して、ハウジング21の内部に至る。ハウジング21の内部に到達した空気は、排気口22から排気される。
以上説明したように、本実施形態では、脱臭装置10が、複数のユニットから構成されている。具体的には、脱臭装置10が、排気ユニット20、脱臭ユニット30、電源ユニット40から構成されている。このため、脱臭ユニット30の数を増減させることで、脱臭装置10の能力を調整することができる。そのため、脱臭ユニット30を在庫として持っておくことで、顧客の要求する能力の脱臭装置10を、迅速かつ容易に供給することが可能となる。また、脱臭ユニット30を共通の部品として用いて能力の異なる脱臭装置10を構成することができるので、能力に応じた脱臭装置を別途製造する場合に比較して、装置の製造コストを削減することができる。
本実施形態では、電源装置42を構成する送風ファン制御回路420が、ユーザからの入力に応じたパワーを送風ファン24に供給する。これにより、脱臭装置10を構成する脱臭ユニット30の数に最適な回転数で、送風ファン24を回転させることができる。このため、効率的な脱臭が可能となる。
本実施形態に係る脱臭装置10では、脱臭パネル36及び照明ユニット37は、空気の流れる方向に平行になるように配置される。このため、流路を流れる空気の圧力損失が発生しない。したがって、送風ファン24として定格容量が小さいものを用いることができる。
具体的には、空気がフィルタを透過することによって、空気に含まれる原因物質を除去する場合には、フィルタを空気が透過することにより生じる圧力損失が大きくなる。しかしながら、本実施形態に係る脱臭装置10は、フィルタに空気を透過させることなく、空気を脱臭パネル36に平行に流しながら、脱臭及び除菌を行う。このため、脱臭ユニット30を空気が流れるときの圧力損失がほとんどなく、容量の小さい送風ファン24を用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、ネジ等によって、排気ユニット20、脱臭ユニット30、及び電源ユニット40を一体化することとした。これに限らず、各ユニットのハウジングを、機械的に相互に嵌合可能な構造とすることとしてもよい。
図14は、相互に嵌合可能に構成されたハウジング21,31,41を示す図である。ハウジング21,31は、下方に突出するフレーム状の凸部21a,31aを備えている。また、ハウジング41は、上面に凹部41aが形成されている。
ハウジング21の凸部21aは、ハウジング21の下面外縁に沿って形成され、ハウジング31の上端部に嵌合するようになっている。同様に、ハウジング31の凸部31aは、ハウジング31の下面外縁に沿って形成され、ハウジング31の上端部、及びハウジング41の凹部41aに嵌合するようになっている。
上述のように構成されるハウジング31,41は、一例として図15に示されるように、ハウジング41の凹部41aにハウジング31の凸部31aを嵌合させることで、一体化する。また、ハウジング31同士は、ハウジング31の上端部に、別のハウジング31の凸部31aを嵌合させることで、一体化する。同様に、ハウジング21,31は、ハウジング31の上端部に、ハウジング21の凸部21aを嵌合させることで、一体化する。
各ユニットのハウジング21,31,41を嵌め合い構造とすることで、各ユニットを容易に一体化することが可能となる。この状態で、各ユニット同士をネジ等によって固定してもよい。
上記実施形態では、脱臭装置10が、2つの送風ファン24を備えている場合について説明した。これに限らず、脱臭装置10は1つ、或いは3つ以上の送風ファン24を備えていてもよい。
上記実施形態では、送風ファン24がプロペラファンである場合について説明した。これに限らず、送風ファン24は、プロペラファン以外の、例えばシロッコファン等であってもよい。
上記実施形態では、照明ユニット37の発光素子372がLEDチップであることとした。これに限らず、発光素子372は、発光ダイオード等の光源であってもよい。
上記実施形態では、基板371の表面に8個の発光素子372が一列に配置されている場合について説明した。発光素子372の個数や配置は特に限定されるものではない。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 脱臭装置
20 排気ユニット
21 ハウジング
21a 凸部
22 排気口
23 開口
24 送風ファン
30 脱臭ユニット
31 ハウジング
31a 凸部
32 側面部
32a 主面
32b 側面
32d 開口
33 凸部
33a 溝
34 隔壁
34a 溝
35 底壁
36 脱臭パネル
37 照明ユニット
40 電源ユニット
41 ハウジング
41a 凹部
42 電源装置
43 配線
211 ケース
211a 下面
212 カバー
311 ケース
312 カバー
361 フレーム
361a 開口
362 脱臭シート
371 基板
372 発光素子
411 ケース
412 カバー
420 送風ファン制御回路

Claims (9)

  1. 空気の脱臭を行う脱臭ユニットであって、
    一端に設けられた第1の吸気口と他端に設けられた排気口とに通じる第1の流路と、及び前記第1の流路から分岐し、第2の吸気口と連絡する第2の流路を備える第1ハウジングと、
    前記第2の流路の内部に前記第2の流路に平行に配置され、光触媒が添加された複数のシートと、
    を備え、
    前記脱臭ユニットの一端に、前記脱臭ユニットとは異なる他の前記脱臭ユニットの他端が接続されることで、前記脱臭ユニットの前記第1の流路と、前記他の脱臭ユニットの前記第1の流路とが連絡する脱臭ユニット。
  2. 前記第2の流路に配置され、前記シートに光を照射する光源を備える請求項1に記載の脱臭ユニット。
  3. 前記光源は、前記シートの間に配置される基板と、前記基板の表裏面に実装される複数の発光素子を有する請求項2に記載の脱臭ユニット。
  4. 一端に設けられた第1の吸気口と他端に設けられた排気口とに通じる第1の流路、及び前記第1の流路から分岐し、第2の吸気口と連絡する第2の流路を備える第1ハウジングと、前記第2の流路の内部に前記第2の流路に平行に配置され、光触媒が添加された複数のシートと、を備える第1の脱臭ユニットと、
    前記第1の脱臭ユニットの他端に取り付けられる第2ハウジングと、前記第2ハウジングに収容され、前記第1の排気口を介して前記流路の空気を吸気し、給気した空気を外部へ排気する送風ファンと、を備える排気ユニットと、
    を備え、
    前記第1の脱臭ユニットの一端に、前記第1の脱臭ユニットとは異なる第2の脱臭ユニットの他端が接続されることで、前記第1の脱臭ユニットの前記第1の流路と、前記第2の脱臭ユニットの前記第1の流路とが連絡する脱臭装置。
  5. 前記第2の流路に配置され、前記シートに光を照射する光源を備える請求項4に記載の脱臭装置。
  6. 前記光源は、前記シートの間に配置される基板と、前記基板の表裏面に実装される複数の発光素子を有する請求項5に記載の脱臭装置。
  7. 前記脱臭ユニットの他端に接続され、前記脱臭ユニットの前記第1の流路の吸気口を塞ぐ第3ハウジングと、前記第3ハウジングに収容され、前記送風ファンと前記光源を駆動する電源と、を備える電源ユニットを備える請求項5又は6に記載の脱臭装置。
  8. 前記送風ファンと前記光源は、前記第1の流路に敷設された配線によって、前記電源に接続される請求項7に記載の脱臭装置。
  9. 前記第1の脱臭ユニットに接続される前記第2の脱臭ユニットを備える請求項4乃至8のいずれか一項に記載の脱臭装置。
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