JP2018164508A - 脱臭装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナスが容易で、コンパクトな脱臭装置を提供する。【解決手段】本実施形態に係る脱臭装置は、光触媒が添加されたシートと、前記シートに光を照射する光源と、前記シートの表裏面に沿って送風する送風手段と、を備える。本脱臭装置では、空気がフィルタを透過しないので、空気の圧力損失がほとんど生じない。このため、送風機等の定格容量を小さくすることができる。また、フィルタの目詰まりが生じないため、メンテナスに要する時間を削減することができる。【選択図】図13
Description
本発明は、脱臭装置に関する。
光触媒は、光をあてることで臭気の元となる原因物質を分解する。また、原因物質を吸着する活性炭などとは異なり、光をあてるだけでその効果が永続する。このため、光触媒は、脱臭装置や空気清浄器などによく用いられている(例えば特許文献1参照)。
従来の脱臭装置は、光触媒が添加された脱臭シートと、脱臭シートに光を照射する光源と、脱臭シートに送風するファンなどを備えている。この装置では、ファンによって脱臭シートに送られる空気が脱臭シートを通過するときに、空気に含まれる原因物質が分解される。
従来の脱臭装置は、光触媒が添加されたガラス繊維などからなる脱臭シートを、脱臭対象となる空気が通過する構造となっている。そのため、脱臭装置を長時間使用すると、脱臭シートに目詰まりが発生し、空気の圧力損失が時間に伴って大きくなる。そのため、光触媒がほとんどメンテナンスを必要としないにもかかわらず、装置自体の定期的なメンテナンスが必要になる。
また、脱臭シートに目詰まりがなくても、脱臭シートを空気が通過する際には、ある程度大きな力を必要とする。そのため、この種の装置では、定格容量が大きなファンが必要となる。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、メンテナスが容易で、コンパクトな脱臭装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本実施形態に係る脱臭装置は、光触媒が添加されたシートと、前記シートに光を照射する光源と、前記シートの表裏面に沿って送風する送風手段と、を備える。
以下、本実施形態を、図面を用いて説明する。説明にあたっては、相互に直行するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を適宜用いる。
《第1の実施形態》
図1は、本実施形態に係る脱臭装置10の斜視図である。脱臭装置10は、光触媒を用いて、人体に有害な物質や、臭気の原因となる物質を分解する装置である。図2は、脱臭装置10のYZ断面を示す図である。図2に示されるように、脱臭装置10は、ハウジング20、アーム23、送風ファン30、脱臭ユニット50を備えている。
図1は、本実施形態に係る脱臭装置10の斜視図である。脱臭装置10は、光触媒を用いて、人体に有害な物質や、臭気の原因となる物質を分解する装置である。図2は、脱臭装置10のYZ断面を示す図である。図2に示されるように、脱臭装置10は、ハウジング20、アーム23、送風ファン30、脱臭ユニット50を備えている。
ハウジング20は、図1に示されるように、Z軸方向の厚みが比較的薄い板状のケースである。図3は、ハウジング20とアーム23の展開斜視図である。図3に示されるように、ハウジング20は、メインケース21とカバー22から構成される。
メインケース21は、下方が開口する長方形板状の中空ケースである。メインケース21は、例えばプラスチックなどの樹脂からなる。メインケース21の−Y側のコーナー部それぞれには、−Y側へ突出する脚部21aが形成されている。メインケース21の−Y側の面には、内部空間へ通じる吸気口21bが形成されている。吸気口21bは、2行12列のマトリクス状に形成された矩形の開口からなる。また、メインケース21の上面(+Z側の面)には、+Y側の外縁に沿って、3つの円形の排気口21cが形成されている。排気口21cそれぞれは、X軸に平行な複数のスリットからなる。
図4は、+Z方向へ向かって見たときのメインケース21を示す平面図である。図4に示されるように、メインケース21は、XY面に平行な正面プレート211と、正面プレート211の外縁に沿って形成される外壁212と、内部空間を複数の空間S1〜S4に区分する隔壁213,214,215から構成されている。
正面プレート211は、厚さが2mm乃至3mmで、上端部には排気口21cが形成されている。また、外壁212は、高さが2cm程度で、正面プレート211の外縁に沿って形成されている。正面プレート211と外壁212によって、メインケース21の内部空間が規定される。
隔壁213は、YZ面に平行で、正面プレート211の+X側の外縁近傍に設けられている。隔壁213と外壁212によって、長手方向をY軸方向とする空間S3が、正面プレート211の+X側の外縁に沿って規定されている。
隔壁214は、YZ面に平行で、正面プレート211の−X側の外縁近傍に設けられている。隔壁214と外壁212によって、長手方向をY軸方向とする空間S4が、正面プレート211の−X側の外縁に沿って規定されている。
隔壁215は、XZ面に平行で、正面プレート211の−Y側の外縁近傍に設けられている。隔壁215と外壁212によって、長手方向をX軸方向とする空間S2が、正面プレート211の−Y側の外縁に沿って規定されている。
また、メインケース21には、外壁212及び隔壁213,214、215に囲まれる最も広いメインスペースS1が規定されている。図4に示されるように、隔壁215には、長手方向をX軸方向とする4つの開口部215aが形成されており、空間S2とメインスペースS1は、開口部215aを介して通じている。図5に示されるように、メインスペースS1には、3つの送風ファン30、及び脱臭ユニット50が収容される。
送風ファン30は、Z軸に平行な軸回りに回転する複数の羽を備えるプロペラファンである。図5及び図2に示されるように、送風ファン30は、排気口21cにそれぞれ重なるように、正面プレート211に固定されている。送風ファン30は、例えばスペースS3,S4などに配置されるバッテリからの電力によって回転する。送風ファン30が回転すると、メインスペースS1の空気が、排気口21cを介して、外部へ排気される。すなわち、吸気口21bから排気口21cまでは連通した空気通路を形成し、メインスペースS1は偏平形状をした空気通路を形成している。
脱臭ユニット50は、光触媒によって、人体に有害な物質や、臭気の原因となる物質を分解するためのユニットである。図6は、脱臭ユニット50の斜視図である。図6から明らかなように、脱臭ユニット50は、外観が偏平形状の箱型をしている。図6に示されるように、脱臭ユニット50は、5枚の支持部材51,52と、支持部材51,52によって支持される8枚の脱臭パネル54及び4枚の照明ユニット56を備えている。
そして、図2、図5、図6等からも明らかなように、脱臭ユニット50の平面とメインスペースS1の平面とが平行になるように、メインスペースS1内に脱臭ユニット50が配置される。メインスペースS1の一部の空気流路が、後述する脱臭パネル54と照明ユニット56で区画される複数の空気流路から構成される。
なお、説明の便宜上、人体に有害な物質や、臭気の原因となる物質を、以下単に原因物質という。
図7は、支持部材51の斜視図である。図7に示されるように、支持部材51は、長手方向をY軸方向とする板状の部材である。支持部材51の一方の面(図7における+X側の面)には、Y軸に平行な3本の溝51a,51b,51cが形成されている。溝51a、51b、51cは、Z軸方向に等間隔に設けられており、中央の溝51bは、支持部材51の+X側の面の中心を通る。
図8は、支持部材52の斜視図である。図8に示されるように、支持部材52も、支持部材51と同様に、長手方向をY軸方向とする板状の部材である。支持部材51の表裏面(図7における+X側の面及び−X側の面)それぞれには、Y軸に平行な3本の溝52a,52b,51cが形成されている。溝52a、52b、52cは、Z軸方向に等間隔に設けられており、中央の溝52bは、支持部材51の+X側の面或いは−X側の面の中心を通る。支持部材51の長さと支持部材52の長さは相互に等しい。
図9は、脱臭パネル54の斜視図である。脱臭パネル54は、長手方向をY軸方向とするパネルである。図10は、脱臭パネル54の展開斜視図である。図10に示されるように、脱臭パネル54は、脱臭シート542と、脱臭シート542を両面から支持する1組のフレーム541を備える。
脱臭シート542は、例えば編みこまれたガラス繊維を素材とし、長手方向をY軸方向とする長方形のシートである。ガラス繊維には、光触媒としての酸化チタンが添加されている。光触媒としては、酸化チタンの他、例えば、酸化錫、酸化亜鉛、三酸化タングステン、チタン酸ストロンチウム、酸化鉄、酸化ビスマスなどの金属酸化物等を用いることができる。
フレーム541は、脱臭シート542によりもサイズがやや大きい長方形の部材である。フレーム541は、厚みが0.5mm程度であり、例えばプラスチックなどの樹脂からなる。フレーム541には、3行2列のマトリクス状に配置される6つの開口部541aが形成されている。開口部541aは、長手方向をY軸方向とする長方形の開口である。フレーム541では、大部分の領域が開口部541aとなっている。
上述した脱臭シート542及び1組のフレーム541は、図9に示されるように、脱臭シート542をフレーム541で挟んだ状態で、フレーム541同士を固定することで一体化される。脱臭シート542及び1組のフレーム541からなる脱臭パネル54では、脱臭シート542の大部分が、フレーム541の開口部541aから露出した状態になっている。脱臭パネル54の長さは、支持部材51,52の長さに等しい。
図11は、照明ユニット56の斜視図である。照明ユニット56は、基板57と基板57に実装される発光素子58から構成される。
基板57は、長手方向をY軸方向とする長方形の基板である。基板57は、例えばガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させることにより形成されたリジット配線基板である。基板57の表裏面には、電気回路が形成されるとともに、発光素子58が実装されている。
発光素子58は、基板57の表裏面にそれぞれ8行2列のマトリクス状に配置されている。発光素子58は、正方形板状のLEDチップであり、基板57に直交する方向へ光を射出する。照明ユニット56は、例えばスペースS3,S4などに配置されるバッテリからの電力によって駆動される。発光素子58からは、紫外光を含む光が射出される。
図6に示されるように、支持部材51,52は、YZ面に平行になった状態で、X軸方向へ等間隔に配列される。本実施形態に係る脱臭装置10では、2枚の支持部材51の間に、3枚の支持部材52が配置される。
相互に対向する支持部材51,52の間では、1枚目の脱臭パネル54が、その外縁が支持部材51,52の溝51a,52aに嵌合することによって、XY面に平行になるように支持される。同様に、2枚目の脱臭パネル54が、その外縁が支持部材51,52の溝51c,52cに嵌合することによって、XY面に平行になるように支持される。また、相互に対向する支持部材52の間では、1枚目の脱臭パネル54が、その外縁が一組の支持部材52の溝52aに嵌合することによって、XY面に平行になるように支持される。同様に、2枚目の脱臭パネル54が、その外縁が一組の支持部材52の溝52cに嵌合することによって、XY面に平行になるように支持される。
また、相互に対向する支持部材51,52の間では、照明ユニット56が、その外縁が支持部材51,52の溝51b,52bに嵌合することによって、XY面に平行になるように支持される。そして、相互に対向する支持部材52の間では、照明ユニット56が、その外縁が、一組の支持部材52の溝52bに嵌合することによって、XY面に平行になるように支持さる。
図2に示されるように、脱臭ユニット50では、照明ユニット56と脱臭パネル54がX軸方向へ等間隔に配列され、照明ユニット56と脱臭パネル54に挟まれた2つの空間R1,R2が、吸気口21bから排気口21cへ向かう空気の主たる通路となる。また、脱臭ユニット50では、照明ユニット56の表裏面に対向するように2枚の脱臭パネル54が配置される。したがって、照明ユニット56の発光素子58が発光することにより、照明ユニット56から射出される光は、大部分が脱臭パネル54に入射する。このため、脱臭パネル54では、効率よく原因物質の分解が促進される。
図3に戻り、カバー22は、メインケース21に対応した形状に整形された板状の部材である。カバー22は、正面プレート211と同様に、厚さが2mm乃至3mmで、例えばプラスチックなどの樹脂からなる。カバー22は、メインケース21の下面側に固定される。これにより、図2に示されるように、ハウジング20の内部に、送風ファン30及び脱臭ユニット50が配置される空間が規定される。カバー22は、例えばメインケース21に対して、ネジ等を用いて取り付けられる。
図3に示されるように、アーム23は、例えばプラスチックなどの樹脂、或いは鉄、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属を素材とするU字状の部材である。図1に示されるように、アーム23は、例えばネジ90によって、その両端部がメインケース21の側面に回動可能に取り付けられる。これにより、アーム23は、メインケース21に対して、ネジ90を中心に回転可能になっている。このため、例えば、図12に示されるように、アーム23を、ハウジング20に対して、適当な位置まで回転させることで、脱臭装置10をアーム23と脚部21aとで自立させた状態で使用することが可能になる。
次に、上述のように構成される脱臭装置10の動作について説明する。脱臭装置10は、不図示のスイッチがオンになると、送風ファン30が回転し、また、照明ユニット56の発光素子58が発光する。
送風ファン30が回転すると、図13の矢印に示されるように、空気がハウジング20に設けられた吸気口21bから吸気され、ハウジング20のスペースS2へ流れ込む。ハウジング20のスペースS2へ流れ込んだ空気は、隔壁215に設けられた開口部215aを介して、メインスペースS1に設置された脱臭ユニット50に到達する。図13の矢印に示されるように、脱臭ユニット50に到達した空気は、照明ユニット56と脱臭パネル54の間の空間R1,R2と、脱臭パネル54とハウジング20の間の空間を、送風ファン30に向かって流れる。
脱臭ユニット50を通過する空気に含まれる原因物質は、空気が脱臭パネル54を構成する脱臭シート542に沿って流れる間に、脱臭シート542との間の光化学反応によって分解される。また、空気に含まれる病原菌やウイルスも、光化学反応によって発生する活性酸素によって不活性化される。これにより、空気に対する脱臭及び除菌が行われる。脱臭ユニット50を通過した空気は、送風ファン30に至り、排気口21cから外部へ排気される。
以上のように脱臭装置10が運転されているときには、脱臭装置10が配置された空間において、連続的に空気の脱臭及び除菌が行われる。
以上説明したように、本実施形態に係る脱臭装置10では、図13に示されるように、照明ユニット56の基板57の表裏面に対向するように、脱臭パネル54が配置される。そして、脱臭パネル54に沿って空気が流れるときに、この空気に対する脱臭及び除菌が行われる。脱臭パネル54は、メインスペースS1の平面とほぼ同等の広さの面積を確保しながら、この表裏面に沿って空気が循環する空気流路を形成している。このため、高性能な脱臭作用を維持しつつ、空気の圧力損失を抑制することを可能とし、また、送風ファン30として定格容量が小さいものを用いることが可能な脱臭装置を提供することができる。
具体的には、空気がフィルタを透過することによって、空気に含まれる原因物質を除去する場合には、フィルタを空気が透過することにより生じる圧力損失が大きくなる。しかしながら、本実施形態に係る脱臭装置10は、フィルタに空気を透過させることなく、空気を脱臭パネル54に平行に流しながら、脱臭及び除菌を行う。このため、脱臭ユニット50を空気が通過するときの圧力損失がほとんどなく、容量の小さい送風ファン30を用いることができる。
したがって、装置を小型化することができ、ひいては装置の製造コストを削減することができる。また、送風ファン30の容量が小さい場合には、バッテリなどで、脱臭装置10を長時間運転することが可能となる。このため、可搬性に優れた脱臭装置10を提供することが可能となる。
本実施形態に係る脱臭装置10は、アーム23を用いて自立させることができる。このため、脱臭装置10を、床に載置したり、壁に引っかけたりする他、ユーザの近くに配置することができる。そのため、ユーザに近い空間を集中的に脱臭及び除菌することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、脱臭装置10が、3つの送風ファン30を備えている場合について説明した。これに限らず、脱臭装置10は2つ以下、或いは4つ以上の送風ファン30を備えていてもよい。
上記実施形態では、送風ファン30がプロペラファンである場合について説明した。これに限らず、送風ファン30は、プロペラファン以外の、例えばシロッコファン等であってもよい。
上記実施形態では、脱臭装置10が、8枚の脱臭パネル54を備える場合について説明した。これに限らず、脱臭装置10は、7枚以下の脱臭パネル54を備えていてもよく、9枚以上の脱臭パネル54を備えていてもよい。脱臭パネル54の数は、脱臭装置10の用途に応じて決定することができる。
また、脱臭装置10の吸気口21bと脱臭ユニット50の間に、フィルタを用いることとしてもよい。これにより、脱臭及び消臭を行う前に、粉塵等を事前に除去することが可能となる。
上記実施形態では、照明ユニット56の光源がLEDチップである場合について説明した。これに限らず、照明ユニット56の光源として、発光ダイオード等を用いることとしてもよい。
上記実施形態では、発光素子58が、基板57の表面にそれぞれ8行2列のマトリクス状に配置されている場合について説明した。これに限らず、発光素子58は、7行以下或いは9行以上のマトリクス状に配置されていてもよい。また、1列或いは3列以上のマトリクス状に配列されていてもよい。発光素子58の数は、脱臭装置10の用途に応じて決定することができる。
上記実施形態では、脱臭ユニット50が、照明ユニット56と、照明ユニット56の表裏面に対向する脱臭パネル54を備えている場合について説明した。これに限らず、脱臭ユニット50を薄型化する場合などには、照明ユニット56の一側にのみ脱臭パネル54を対向配置することとしてもよい。
上記実施形態では、脱臭装置10が、バッテリで駆動される場合について説明した。これに限らず、脱臭装置10は、AC電源等によって駆動可能であってもよい。また、バッテリとAC電源を併用して、脱臭装置10を駆動することとしてもよい。この場合には、バッテリを充電可能な二次電池とするのがよい。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 脱臭装置
20 ハウジング
21 メインケース
21a 脚部
21b 吸気口
21c 排気口
22 カバー
23 アーム
30 送風ファン
50 脱臭ユニット
51 支持部材
51a,51b,51c,52a,52b,52c 溝
52 支持部材
54 脱臭パネル
56 照明ユニット
57 基板
58 発光素子
90 ネジ
211 正面プレート
212 外壁
213,214,215 隔壁
215a 開口部
541 フレーム
541a 開口部
542 脱臭シート
S1 メインスペース
S2,S3,S4 スペース
20 ハウジング
21 メインケース
21a 脚部
21b 吸気口
21c 排気口
22 カバー
23 アーム
30 送風ファン
50 脱臭ユニット
51 支持部材
51a,51b,51c,52a,52b,52c 溝
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54 脱臭パネル
56 照明ユニット
57 基板
58 発光素子
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211 正面プレート
212 外壁
213,214,215 隔壁
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S2,S3,S4 スペース
Claims (4)
- 一端側に吸気口、他端側に排気口が設けられた偏平形状の空気流路が形成されたハウジングと、前記ハウジング内の平面に対向して配置した光触媒が添加されたシート及び前記シート面に光を照射する光源とを具備して成ることを特徴とする脱臭装置。
- 前記ハウジングの前記排気口側に、前記空気流路内の空気を、前記シートの表裏面に沿って循環させる送風手段を配置してなる請求項1記載の脱臭装置。
- 前記光源は、基板と前記基板の表裏面に実装される複数の発光素子を有し、前記基板は、前記シートに対向して配置される請求項2記載の脱臭装置。
- 前記基板の一側の面に対向して配置される第1シートと、前記基板の他側の面に対向して配置される第2シートを有する請求項3記載の脱臭装置。
Priority Applications (1)
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JP2017062435A JP2018164508A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2018164508A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020171405A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | カルテック株式会社 | 脱臭装置 |
JP2020171406A (ja) * | 2019-04-09 | 2020-10-22 | カルテック株式会社 | 光触媒装置 |
KR102355888B1 (ko) * | 2020-11-17 | 2022-01-25 | 한경대학교 산학협력단 | Uv-c led와 광촉매를 이용하여 광화학 반응 효율이 향상된 공기 정화용 이온화 장치 |
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2017
- 2017-03-28 JP JP2017062435A patent/JP2018164508A/ja active Pending
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