JP2019022031A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブランキング期間中の動画中静止画処理は、共有モジュールの回路コストと消費電力が増加する。【解決手段】動画撮影中に静止画記録する撮像装置であって、画像信号を一時的に保持する記憶手段0113と、所定の信号処理を施す第1の画像処理手段0104と、動画用の信号処理を施す第2の画像処理手段0105と、静止画用の信号処理を施す第3の画像処理手段とを有する。第1の画像処理手段は、有効画像領域外の領域信号として、第一のブランキング領域の信号、および第二のブランキング領域の信号を出力し、第2の画像処理手段は、第一のブランキング期間中に、記憶手段から読み出した画像信号に対して、動画用の信号処理を施し、第3の画像処理手段は、第二のブランキング期間を含む、任意のブランキング期間中に、記憶手段から読み出した画像信号に対して、静止画用の信号処理を施す。【選択図】図1
Description
本発明は、撮像装置における、動画記録中の静止画記録に関する。
近年、4K、SHVなど、動画撮影の多画素化(高解像度化)によって、静止画記録の品位を落とさず、動画と静止画を1つのシステムで同時に記録する技術が特許文献1にて、開示されている。
特許文献1にて開示される技術においては、動画記録と静止画記録の両機能を1組の撮像素子と処理経路によって実現する。そして、動画記録の最中に静止画記録が指示された場合、撮像素子から出力される原画像信号を、一旦DRAMなどの記録手段に記録させ、有効画像領域以外の領域の信号が、撮像素子から出力されている期間、例えば、ブランキング期間、に記録手段に記録した原画像信号を読み出して、静止画用の信号処理を施すことで、動画記録が時間的に不連続になることなく、静止画記録を実現することが出来る。
しかし、特許文献1の技術において、ブランキング期間中に静止画用の信号処理を施す場合、垂直方向の画素を参照した信号処理を実現するために必要となるラインメモリを、静止画用と動画用で別で準備する必要がある。
静止画処理は、ブランキング期間など、原画像信号が来ていない期間に、少しずつ処理することとなるため、原画像信号が来ている期間(動画用の信号処理を行う期間)は、処理を中断し、中断した時点の参照画素の情報を含めた、信号処理途中の状態を保持する必要があるためである。
また、静止画と動画では施す信号処理が異なる場合があり、共通の信号処理を施してしまうと、消費電力が大きくなるなど、動画、静止画の其々で最適な処理が施されない。
上記の課題を解決するために、本発明に係る撮像装置は、
動画撮影中に静止画記録する撮像装置であって、
画像信号を一時的に保持する記憶手段と、画像信号に所定の信号処理を施す、第1の画像処理手段と、画像信号に動画用の信号処理を施す第2の画像処理手段と、画像信号に静止画用の信号処理を施す第3の画像処理手段と、で構成され、前記第1の画像処理手段は、有効画像領域外の領域信号として、少なくとも、第一のブランキング領域の信号、および第二のブランキング領域の信号を出力するブランキング期間出力手段を有し、前記第1の画像処理手段は、前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第一のブランキング期間中に、前記記憶手段から読み出した画像信号に対して、静止画用の信号処理を施し、前記第3の画像処理手段は、前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第二のブランキング期間を含む、任意のブランキング期間中に、前記記憶手段から読み出した画像信号に対して、静止画用の信号処理を施すことを特徴とする。
動画撮影中に静止画記録する撮像装置であって、
画像信号を一時的に保持する記憶手段と、画像信号に所定の信号処理を施す、第1の画像処理手段と、画像信号に動画用の信号処理を施す第2の画像処理手段と、画像信号に静止画用の信号処理を施す第3の画像処理手段と、で構成され、前記第1の画像処理手段は、有効画像領域外の領域信号として、少なくとも、第一のブランキング領域の信号、および第二のブランキング領域の信号を出力するブランキング期間出力手段を有し、前記第1の画像処理手段は、前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第一のブランキング期間中に、前記記憶手段から読み出した画像信号に対して、静止画用の信号処理を施し、前記第3の画像処理手段は、前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第二のブランキング期間を含む、任意のブランキング期間中に、前記記憶手段から読み出した画像信号に対して、静止画用の信号処理を施すことを特徴とする。
また、前記第1の画像処理手段は、前記記録手段に保持された画像信号を、前記ブランキング期間手段が示す、前記第一のブランキング期間中に静止画用の信号処理が完了するように、矩形に分割して読み出すことを特徴とする。
また、前記第1の画像処理手段、第3の画像処理手段は、其々複数のブロックで構成され、前記第1の画像処理手段に含まれるブロックは、其々が前記ブランキング期間出力手段を有し、前記第1の画像処理手段は、対応したブロックの前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第一のブランキング期間中に、静止画用の信号処理を施し、前記第3の画像処理手段に含まれるブロックは、対応したブロックが有する前記ブランキング期間が示す、第一のブランキング期間を含む、任意のブランキング期間中に、静止画用の信号処理を施すことを特徴とする。
本発明に係る撮像装置によれば、消費電力と回路コストを抑えつつ、動画記録中の静止画の記録可能枚数を増やすことが出来る。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態における、ブロック構成図である。
最初に、図1を用いて、本発明のデータフローを説明する。
画像信号0101は、動画処理に使用される画像信号である。画像信号0101は、CMOSセンサなどに代表される撮像素子から所定のフレームレート(例えば、1秒間に60フレーム)で入力される。本実施形においては、撮像素子から入力される画像信号をDRAM0113に一旦書き出し、その後に、DRAM0113から画像信号を読み出す構成としているが、撮像素子から直接セレクタ0103へ入力しても良い。
画像信号0102は、静止画処理に使用される画像信号である。画像信号0102は、所定のフレームレートで撮像素子から入力される画像信号に対し、シャッターボタンを押すなどして、静止画撮影指示がされた時間のフレームの画像信号をDRAMに書き出したものである。本実施例のように、動画処理に使用する画像信号0101をDRAM0113に書き出す場合は、画像信号0101と画像信号0102を書き出すアドレス領域は別とする。
セレクタ0103は、マイコン0110からの指示によって、センサ補正手段0104に入力する画像信号の切り替えを行う。
センサ補正手段0104は、入力される画像信号に対して、ゲイン補正や欠陥画素補正などを行うものであり、動画処理、静止画処理両方で使用される。
セレクタ0116は、マイコン0110からの指示によって、センサ補正が実施された画像信号0101を動画用カメラ信号処理手段0104へ入力する、センサ補正が実施された画像信号0102をDRAM0113に中間画像信号0114として記録する、処理の切り替えを行う。
カメラ信号処理とは、ホワイトバランス調整や、ノイズリダクション、現像、アパーチャ補正などを想定したものであり、動画用のカメラ信号処理手段0105と、静止画用のカメラ信号処理手段0106と、動画処理、静止画処理両方で使用する共通カメラ信号処理手段0108とで構成される。
動画用カメラ信号処理手段0105と静止画用カメラ信号処理手段0106は同じ機能を有するものであるが、動画用カメラ信号処理手段0105は、静止画用カメラ信号処理手段0106に対して、消費電力が小さく、かつ、リアルタイム処理に適した構成となっており、例えば、カメラ信号処理内容が簡易的になっている。また、静止画用カメラ信号処理手段0106は、中間画像信号0114をDRAM0113から読み出して処理を行い、静止画用カメラ信号処理が実施された中間画像信号0115をDRAM0113に記録する。
動画用カメラ信号処理手段0105で処理された画像信号0101と、静止画用カメラ信号処理手段0106で処理された画像信号0102(DRAM0113に配置された中間画像信号0115)は、セレクタ0107に入力される。セレクタ0107は、マイコン0110からの指示によって、共通カメラ信号処理手段0108に入力する画像信号の切り替えを行う。
共通カメラ信号処理手段0108で処理された画像信号は、セレクタ0109に入力される。そして、セレクタ0109は、マイコン0110からの指示によって、動画用の記録画像0111としてDRAM0113に書き出すか、静止画用の記録画像0112としてDRAM0113に書き出すか、の切り替えを行う。
各ブロックは、前段ブロックが出力するブランキング信号を、ブロックの回路遅延分だけ、遅延させて、後段ブロックへ出力する機能を有する。尚、最初のブランキング信号は、DRAM0113から画像信号と共に出力されるブランキング信号である。図6は、各ブロックの有効画像入力期間を示しており、レベルがHIのときに画像信号が入力される。動画パスにおいて、信号レベルがLOWであることは、水平ブランキング期間、もしくは垂直ブランキング期間であることを示す。また、静止画パスにおいて、センサ補正手段0104と共通カメラ信号処理手段0104は、動画パスにおける、水平ブランキング期間、垂直ブランキング期間に、静止画用の画像信号(画像信号0102、中間信号0115)が入力される。前述したとおり、各ブロックは、回路遅延を有するため、各ブロックで、有効画像が入力される期間が異なる。後段のブロック程、有効画像期間が遅延することとなる。また、本実施例においては、撮像素子から出力された画像信号0101の有効画像領域外の期間を、ブランキング期間として使用するが、DRAM0113が、セレクタ0103にデータを出力するタイミングに基づいて、水平ブランキング期間、垂直ブランキング期間に相当する、複数のブランキング信号を生成しても良い。
また、動画、静止画両方の処理で使用する、センサ補正手段0104と共通カメラ信号処理手段0108は、ブランキング期間を示すブランキング信号をマイコン0108に出力する。マイコン0108は、受け取ったブランキング信号によって、セレクタ0103、0107、0109の切り替えの指示、センサ補正手段0104、動画用カメラ信号処理手段0105、静止画用カメラ信号処理手段0106、共通カメラ信号処理手段0108の起動・中断・終了の指示、動画用パラメータと静止画用パラメータの切り替え指示、などを行う。
以上が、本発明のデータ処理フローである。
図2は、本発明の実施形態における、マイコン0110の静止画撮影時の制御フローである。
次に、図2を用いて、本発明の静止画撮影制御フローを説明する。
S0201:カメラ本体のシャッターボタンが押されるなどによって、静止画撮影の指示が為されたときに撮像された画像信号を、静止画処理用の画像信号0102として、DRAM0113に記憶する。前述したように、動画処理を行う画像信号0101とは、別のアドレス領域に記憶する。
図3は、撮像素子からの画像信号の例である。撮像素子からの画像信号は、有効画像領域0301と、グレーで示される無効画像領域0302で構成される。本実施例では、無効画像領域0302のうち、水平方向の無効画像領域が出力される期間0303を水平ブランキング期間、垂直方向の無効画像領域が出力される期間0304を垂直ブランキング期間とする。
静止画処理用の画像信号0102は、有効画像領域0301のみを記憶すれば良いが、無効画像領域0302も合わせて記憶しても良い。
動画処理を行う画像0101は、水平ブランキング期間0303、垂直ブランキング期間0304を示す信号を有する。セレクタ0103からは、画像信号0101が有する水平ブランキング期間0303と垂直ブランキング期間0304を示す信号が選択された画像信号と共に出力される。両ブランキング信号は、信号レベルがLOWのときに、ブランキング期間であることを示す。
図1と図6で示している通り、DRAM0113が出力するブランキング信号は、セレクタ0103、センサ補正手段0104、セレクタ0116...と、ブロックの回路遅延分、遅延させたブランキング信号が、後段のブロックへ入力される。
S0202:水平ブランキング期間、並びに垂直ブランキング期間以外の期間は、セレクタ0103はDRAM0113に保持された、動画処理用の画像信号0101(有効画像領域0301)を選択して読み出す。画像信号0101は、図4(a)のように、ラスタスキャンで読み出される。本実施例では、ラスタスキャンでの画像信号読み出しを一括読み出しと呼称する。
読みだされた画像信号0101は、センサ補正手段0104、動画用カメラ信号処理手段0105、セレクタ0107、共通カメラ信号処理手段0108、セレクタ0109を経由して、DRAM0113に、記録画像0111として記録される。
S0203:センサ補正手段0104からマイコン0110に入力される水平ブランキング期間信号がLOW(図6における、水平ブランキング期間0601)のとき、静止画処理動作(S0204〜S0208)を実施する。尚、水平ブランキング期間信号がLOWのときは、静止画処理用カメラ信号処理手段0106のみが動作する。
図5は、各ブランキング期間中の、センサ補正手段0104ならびに共通カメラ信号処理手段0108と、静止画用カメラ信号処理手段0106の制御を示している。センサ補正手段0104ならびに共通カメラ信号処理手段0108は、水平ブランキング期間中は動作を停止する。
静止画用カメラ信号処理手段0106は、水平ブランキング期間0601中に、静止画設定と起動(S0204)、静止画処理(S0205)、静止画中断処理(S0208)が実施される。
S0204:静止画用カメラ信号処理手段0106の設定と、データ読み出しの開始を行う。静止画用カメラ信号処理手段0106は、前述の通り、DRAM0113上に配置された中間画像信号0114を入力信号として処理し、静止画用カメラ信号処理が実施された画像信号を、中間画像信号0115として、DRAM0113上に記録する。
マイコン0110は、静止画用カメラ信号処理手段0106に対して、画質パラメータの設定や、DRAM0113からの中間画像信号0114の読み出し、ならびに、DRAM0113への中間画像信号0115への書き出し、などの制御設定を行う。
中間画像信号0114は、図4(a)のように、ラスタスキャンで読み出しても、図4(b)のように矩形サイズに分割して読み出しても良い。
S0205:上記設定後、水平ブランキング期間0601中、静止画用カメラ信号処理手段0106による記録画像処理が為される。
S0206:水平ブランキング期間中に、中間画像信号0114の静止画用カメラ信号処理が完了した場合は、DRAM0113からの中間画像信号0114の読み出し、ならびに、DRAM0113への中間画像信号0115への書き出しを停止するため、S0208へ移行する。
S0207:センサ補正手段0104からマイコン0110に入力される水平ブランキング期間信号がHIになると、画像信号0101の処理を再開する必要があるため、DRAM0113からの中間画像信号0114の読み出し、ならびに、DRAM0113への中間画像信号0115への書き出しを中断するため、S0208へ移行する。
尚、図5で示すように、水平ブランキング期間信号がHIになる前に、静止画用カメラ信号処理を中断する必要がある。従って、水平ブランキング期間の間に、S0204、S0205、S0208の処理が完了するように、各フローに係る時間を予め定めておく必要がある。
S0208:マイコン0110は、静止画用カメラ信号処理手段0106に対し、DRAM0113からの中間画像信号0114の読み出し、ならびに、DRAM0113への中間画像信号0115への書き出しを中断する設定をする。
以上、S203〜S208のフローにて、水平ブランキング期間における静止画処理が実施される。
S0209:マイコン0110に入力される各垂直ブランキング期間信号がLOWのとき、静止画処理動作(S0210〜S0215)を実施する。
センサ補正手段0104からマイコン0110に入力される垂直ブランキング期間信号がLOW(図6における、垂直ブランキング期間0602)のときに、静止画処理用カメラ信号処理手段0106とセンサ補正手段0104が、画像信号0102に対する静止画処理を行う。
共通カメラ信号処理手段0108から、垂直ブランキング期間信号がLOW(図6における、垂直ブランキング期間0603)のときに、共通カメラ信号処理手段0108が、画像信号0102に対する静止画処理を行う。
センサ補正手段0104、静止画用カメラ信号処理手段0106、共通カメラ信号処理手段0108は、水平ブランキング期間中に、静止画設定と起動(S0210)、静止画処理(S0211)、静止画中断処理(S0214)が実施される。
S0210−1:静止画用カメラ信号処理手段0106の設定と、データ読み出しの開始を行う。静止画用カメラ信号処理手段0106は、前述の通り、DRAM0113上に配置された中間画像信号0114を入力信号として処理し、静止画用カメラ信号処理が実施された画像信号を、中間画像信号0115として、DRAM0113上に記録する。
マイコン0110は、静止画用カメラ信号処理手段0106に対して、画質パラメータの設定や、DRAM0113からの中間画像信号0114の読み出し、ならびに、DRAM0113への中間画像信号0115への書き出し、などの制御設定を行う。
S0210−2:センサ補正手段0104と共通カメラ信号処理手段0108の設定と、データ読み出しの切り替えを行う。
マイコン0110は、セレクタ0103に対して、画像信号0102をDRAM0113から読み出して、センサ補正手段0104へ出力するように、切り替え指示を行う。また、セレクタ0116に、センサ補正が実施された、記録画像信号0102を中間画像0114としてDRAM0113に書きだすように、切り替え指示を行う。また、セレクタ0107に、DRAM0113に配置された、静止画用カメラ信号処理が実施された中間画像信号0115を共通カメラ信号処理手段0108に出力するように、切り替え指示を行う。また、セレクタ0109に、共通カメラ信号処理が実施された画像信号0102を、記録画像信号0112として、DRAM0113に記録するように、切り替え指示を行う。また、センサ補正手段0104、共通カメラ信号処理手段0108に対して、静止画用画質パラメータの設定、などの制御設定を行う。
センサ補正手段0104に入力される画像信号0102、ならびに共通カメラ信号処理手段0108に入力される画像信号0102(中間画像信号0115)は、図4(b)のように、画像信号を矩形分割し、矩形単位で読み出される。
この矩形分割のサイズは、垂直ブランキング期間内に、その矩形画像信号の処理が終了するサイズである必要がある。矩形分割することで、センサ補正手段0104と共通カメラ信号処理手段0108のラインメモリを削減し、回路コストを小さくすることが出来る。
ラインメモリは、垂直方向の画素を参照する信号処理する際に必要となる。画像信号0102を図4(a)のように、静止画信号0102を一括読み出しする場合、センサ補正手段0104、共通カメラ信号処理手段0108は、静止画処理を中断して、動画処理を再開する際に、次垂直ブランキング期間における静止画処理再開のために、中断状態を保持する必要が出てくる。即ち、静止画処理における、垂直方向の参照情報を保持するため、保持用のラインメモリを実装する必要があり、回路コストが増加する。従って、垂直ブランキング期間0602ないしは0603の間に、画像処理が完了するように、小さい矩形サイズに画像分割することで、垂直方向の参照情報を保持する必要がないようにする。
S0211−1:上記設定後、垂直ブランキング期間0602中、静止画用カメラ信号処理手段0106による記録画像処理が為される。
S0211−2:上記設定後、垂直ブランキング期間0602中、センサ補正手段0104による記録画像処理が為される。
上記設定後、垂直ブランキング期間0603中、共通カメラ信号処理手段0108による画像処理が為される。
S0212:垂直ブランキング期間0602中に、画像信号0102のセンサ補正処理が完了した場合は、DRAM0113からの画像信号0102の読み出し、ならびに、DRAM0113への中間画像信号0114の書き出しを停止するため、S0215へ移行する。
また、垂直ブランキング期間0602中に、中間画像信号0114の静止画用カメラ信号処理が完了した場合は、DRAM0113からの中間画像信号0114の読み出し、ならびに、DRAM0113への中間画像信号0115の書き出しを停止するため、S0215へ移行する。
また、垂直ブランキング期間0603中に、中間画像信号0115の共通カメラ信号処理が完了した場合は、DRAM0113からの中間画像信号0115の読み出し、ならびに、DRAM0113への画像信号0112の書き出しを停止するため、S0215へ移行する。
図2のフローチャートでは、全ての完了条件を満たしてから、3つのブロックの静止画処理を停止するフローとなっているが、3つのブロックは、其々独立したパスで動作しているため、各々が処理完了したら停止する、という制御構成をとしても良い。
S0213:垂直ブランキング期間信号がHIになると、画像信号0101の処理を再開する必要があるための各種設定を行うため、S0214へ移行する。
図2のフローチャートでは、全ブロックがまとめてS0214へ移行するようなフローとなっているが、3つのブロックは、其々独立したパスで動作しているため、各々の対応する垂直ブランキング期間信号がHIになったら、S0214へ移行する、という制御構成としても良い。
尚、図5で示すように、垂直ブランキング期間信号がHIになる前に、静止画用カメラ信号処理を中断する必要がある。従って、垂直ブランキング期間の間に、S0210、S0211、S0214の処理が完了するように、各フローに係る時間を予め定めておく必要がある。
S0214−1:DRAM0113からの中間画像信号0114の読み出し、DRAM0113への中間画像信号0115への書き出しを停止させ、静止画用カメラ信号処理手段0105の動作を中断する。
S0214−2:センサ補正手段0104と、共通カメラ信号処理手段0108の静止画処理動作を中断し、動画処理再開のための設定を行う。
マイコン0110は、センサ補正手段0104に対して、DRAM0113からの画像信号0102の読み出し、DRAM0113への中間画像信号0114への書き出しを停止させ、静止画処理動作を中断する。そして、動画用画質パラメータをセンサ補正手段0104に設定する。
マイコン0110は、共通カメラ信号処理手段0108に対して、DRAM0113からの中間画像信号0115の読み出し、DRAM0113への静止画信号0112への書き出しを停止させ、静止画処理動作を中断する。そして、動画画用画質パラメータを共通画像処理手段0108に設定する。
また、マイコン0110は、セレクタ0103に対して、画像信号0101がセンサ補正手段0104に出力するように切り替え指示を行い、セレクタ0116に対して、センサ補正手段0104から出力される画像信号を動画用カメラ信号処理手段0105に入力するように切り替え指示を行い、セレクタ0107に対して、動画用カメラ信号処理手段0105から出力される画像信号を共通カメラ信号処理手段0108に入力するように切り替え指示を行い、セレクタ0109に対して、共通カメラ信号処理手段0108から出力される画像信号を記録画像信号0111として、DRAM0113に書きだすよう、切り替え指示を行う。
S0215−1:静止画用カメラ信号処理手段0105の動作を停止する。
マイコン0110かの指示内容は、S0214−2と共通のため、説明を割愛する。
尚、次の静止画処理が開始されるまで、静止画用カメラ信号処理手段0105の電源をオフして、消費電力を抑える制御構成としても良い。
S0215−2:センサ補正手段0104と、共通カメラ信号処理手段0108の静止画処理動作を停止し、動画処理再開のための設定を行う。
マイコン0110かの指示内容は、S0214−2と共通のため、説明を割愛する。
以上、S209〜S215のフローにて、垂直ブランキング期間における静止画処理が実施される。
以上が、図2を用いた、本発明の静止画撮影制御フローである。
図7は、本実施例における動画撮影中の静止画処理のタイミングを示したものであり、1V目の画像信号を静止画処理した事例である。
まず、センサ補正手段0104の静止画処理が垂直ブランキング期間中に実施され、センサ補正手段0104の静止画処理が完了してから、静止画用カメラ信号処理手段0106の処理が垂直および水平ブランキング期間中に実施される。そして静止画用カメラ信号処理手段0106の処理が完了してから、共通カメラ信号処理手段0108の静止画処理が、垂直ブランキング期間中に実施されて、記録画像が生成される。
尚、図7では、前の画像処理が完了してから、次の画像処理を行うようなタイミング説明となっているが、前の画像処理において、次の画像処理を行うための画像サイズ分が完了したら、次の画像処理を行うような制御構成としても良い。
以上の構成で、消費電力と回路コストを抑えつつ、動画記録中の静止画の記録可能枚数を増やす撮像装置を提供することが可能となる。
0103 セレクタ、0104 センサ補正手段、0110 マイコン
Claims (5)
- 動画撮影中に静止画記録する撮像装置であって、
画像信号を一時的に保持する記憶手段と、画像信号に所定の信号処理を施す、第1の画像処理手段と、画像信号に動画用の信号処理を施す第2の画像処理手段と、画像信号に静止画用の信号処理を施す第3の画像処理手段と、で構成され、
前記第1の画像処理手段は、有効画像領域外の領域信号として、少なくとも、第一のブランキング領域の信号、および第二のブランキング領域の信号を出力するブランキング期間出力手段を有し、
前記第1の画像処理手段は、前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第一のブランキング期間中に、前記記憶手段から読み出した画像信号に対して、静止画用の信号処理を施し、前記第3の画像処理手段は、前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第二のブランキング期間を含む、任意のブランキング期間中に、前記記憶手段から読み出した画像信号に対して、静止画用の信号処理を施すことを特徴とする撮像装置。 - 前記第1の画像処理手段は、前記記録手段に保持された画像信号を、前記ブランキング期間手段が示す、前記第一のブランキング期間中に静止画用の信号処理が完了するように、矩形に分割して読み出すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第1の画像処理手段、第3の画像処理手段は、其々複数のブロックで構成され、前記第1の画像処理手段に含まれるブロックは、其々が前記ブランキング期間出力手段を有し、前記第1の画像処理手段は、対応したブロックの前記ブランキング期間出力手段が示す、前記第一のブランキング期間中に、静止画用の信号処理を施し、前記第3の画像処理手段に含まれるブロックは、対応したブロックの前記ブランキング期間が示す、第一のブランキング期間を含む、任意のブランキング期間中に、静止画用の信号処理を施すことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記第3の画像処理手段は、前記第2の画像処理手段と同じ機能を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記第一のブランキング期間は、垂直ブランキング期間を示し、前記第二のブランキング期間は、水平ブランキング期間を示すことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の撮像装置。
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