JP2019021722A - コイルユニット - Google Patents

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大我 土井
知恵美 常川
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【課題】板状のフェライトコアにコイルを載置するタイプのコイルユニットにおいて、フェライトコアを効果的に放熱させるとともにコアの温度ムラを抑制する。【解決手段】コイル16は、フェライト板34の第1主表面側に設けられ、コイル16の巻回軸の周囲を取り囲むように形成される。ケース30は、フェライト板34及びコイル16を収容する。フェライト板34を構成する各フェライトピース45は、分割フェライト板46,47を含む。放熱部材80は、フェライト板34の第2主表面側に設けられ、フェライト板34を平面視した場合に、分割フェライト板46,47の間であってコイル16と重なる部分に配置されるようにケース30のアッパーカバーと一体成型される。【選択図】図5

Description

本開示は、コイルユニットに関し、特に、送電装置から受電装置へ非接触で電力を伝送する電力伝送システムに用いられるコイルユニットに関する。
送電装置から受電装置へ非接触で電力を伝送する電力伝送システムが知られている(たとえば特許文献1〜5参照)。このような電力伝送システムにおいては、コイル及びコア(フェライトコア)を有するコイルユニットを用いて電力伝送が行なわれ、コイルに電流が流れると、コアの鉄損によりコアが発熱する。コアが発熱してコアに熱分布が生じると、電力伝送効率の低下やコアに熱応力が発生する等の問題が生じる。
このような問題に対して、たとえば特開2015−84366号公報には、コアの略全体において温度分布のムラの発生を抑制することが可能な受電部(コイルユニット)を備える受電装置が開示されている(特許文献6参照)。
特開2013−154815号公報 特開2013−146154号公報 特開2013−146148号公報 特開2013−110822号公報 特開2013−126327号公報 特開2015−84366号公報
特許文献6に記載の受電装置の受電部は、板状のコアユニットの上面及び下面を含む周囲においてコイル巻回軸の周りに螺旋状にコイルが巻回された、所謂ソレノイドタイプのコイルユニットによって構成される。
一方、板状のフェライトコアにたとえば渦巻状のコイルが載置されるタイプのコイルユニットが知られている。このようなタイプのコイルユニットにおいても、フェライトコアを効果的に放熱させるとともにコアの温度ムラを抑制する必要がある。
本開示は、かかる課題を解決するためになされたものであり、その目的は、板状のフェライトコアにコイルを載置するタイプのコイルユニットにおいて、フェライトコアを効果的に放熱させるとともにコアの温度ムラを抑制することである。
本開示のコイルユニットは、フェライトコアと、コイルと、樹脂製のケースと、放熱部材とを備える。フェライトコアは、第1主表面及び第2主表面を有する板状のコアである。コイルは、フェライトコアの第1主表面側に設けられ、フェライトコアの厚さ方向に延びる巻回軸の周囲を取り囲むように形成されている。ケースは、フェライトコア及びコイルを収容し、フェライトコアの第2主表面側に被取付部材への取付面を有する。フェライトコアは、複数の分割コアを含む。放熱部材は、フェライトコアの第2主表面側に設けられ、巻回軸が延びる方向からフェライトコアを平面視した場合に、隣接する分割コアの間であって少なくともコイルと重なる部分に配置されるように上記ケースと一体成型されている。
本開示のコイルユニットにおいては、上記の放熱部材が設けられることにより、フェライトコアから放熱部材を通じて被取付部材へ効果的に放熱される。また、フェライトコアを平面視した場合に、放熱部材は、隣接する分割コアの間であって少なくともコイルと重なる高温部に配置されるので、フェライトコアの温度ムラが抑制される。このように、本開示のコイルユニットによれば、フェライトコアを効果的に放熱させるとともに温度ムラを抑制することができる。
本開示の実施の形態1に従うコイルユニットが適用される電力伝送システムの全体図である。 図1に示す電力伝送システムの電気的な構成を示した図である。 コイルユニットの分解斜視図である。 コイルによる受電時に発熱するフェライト板の温度勾配を示した図である。 コイルユニットの平面図である。 図5中のVI-VI線に沿った断面図である。 実施の形態2に従うコイルユニットの平面図である。 図7中のVIII-VIII線に沿った断面図である。 変形例における放熱部材及びその周辺の断面図である。 他の変形例における放熱部材及びその周辺の断面図である。 さらに他の変形例における放熱部材及びその周辺の断面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、複数の実施の形態について説明するが、各実施の形態で説明された構成を適宜組合わせることは出願当初から予定されている。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、本開示の実施の形態1に従うコイルユニットが適用される電力伝送システムの全体図である。なお、以下では、車両外部の送電設備から車両へ非接触で電力を伝送する電力伝送システムにコイルユニットが適用される場合について代表的に説明するが、本開示に従うコイルユニットは、車両用の電力伝送システムに適用が限定されるものではなく、その他の電力伝送システムにも適用可能である。
図1を参照して、電力伝送システム1は、車両2と、送電用のコイルユニット3とを備える。以下では、矢印U方向を「上方」や「上面」等と称し、矢印D方向を「下方」や「下面」等と称する場合がある。
車両2は、受電用のコイルユニット4と、蓄電装置5とを含む。コイルユニット3は、地面に設置される。蓄電装置5は、車両2のフロアパネル6の下面に配置される。コイルユニット4は、蓄電装置5のケース(金属製)の下面に取付けられる。
送電用のコイルユニット3は、電源部8から電力の供給を受ける。電源部8は、交流電源7(たとえば商用系統電源)から電力を受け、所定の伝送周波数を有する交流電力を生成してコイルユニット3へ供給する。コイルユニット3は、車両2のコイルユニット4がコイルユニット3に対向するように車両2の位置合わせが行なわれた状態において、コイルユニット4へ磁界を通じて非接触で送電するように構成される。
受電用のコイルユニット4は、コイルユニット4がコイルユニット3に対向するように車両2の位置合わせが行なわれた状態において、コイルユニット3から磁界を通じて非接触で送電される電力を受電するように構成される。コイルユニット4により受電された電力は、蓄電装置5に蓄えられる。
図2は、図1に示した電力伝送システム1の電気的な構成を示した図である。図2を参照して、送電用のコイルユニット3は、フィルタ回路24と、共振回路21とを含む。フィルタ回路24は、電源部8と共振回路21との間に設けられ、電源部8から発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路24は、たとえば、インダクタ及びキャパシタを含むLC回路によって構成される。
なお、電源部8は、たとえば、力率改善(PFC(Power Factor Correction))回路と、PFC回路から受ける直流電力を、所定の伝送周波数(たとえば数十kHz)を有する交流電力に変換するインバータとを含んで構成される。
共振回路21は、コイル23と、キャパシタ22とを含む。キャパシタ22は、コイル23に直列に接続されてコイル23と共振器を形成する。コイル23及びキャパシタ22によって構成される共振器の共振強度を示すQ値は、100以上であることが好ましい。なお、キャパシタ22は、コイル23に並列に接続されてもよいし、コイル23のみで所望の共振状態が形成される場合には、キャパシタ22を設けなくてもよい。
車両2は、受電用のコイルユニット4と、リレー15と、蓄電装置5とを含む。コイルユニット4は、共振回路11と、機器10とを含む。機器10は、フィルタ回路12と、整流回路14とを含む。
共振回路11は、コイル16と、キャパシタ17とを含む。キャパシタ17は、コイル16に直列に接続されてコイル16と共振器を形成する。コイル16及びキャパシタ17によって構成される共振器のQ値も、100以上であることが好ましい。なお、キャパシタ17についても、コイル16に並列に接続されてもよいし、コイル16のみで所望の共振状態が形成される場合には、キャパシタ17を設けなくてもよい。
フィルタ回路12は、共振回路11と整流回路14との間に設けられ、共振回路11による受電時に発生する高調波ノイズを抑制する。フィルタ回路12は、たとえば、インダクタ及びキャパシタを含むLC回路によって構成される。整流回路14は、共振回路11によって受電された交流電力を整流して蓄電装置5へ出力する。整流回路14は、整流器とともに平滑用のキャパシタを含んで構成される。
蓄電装置5は、再充電可能な直流電源であり、たとえばリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池を含んで構成される。蓄電装置5は、コイルユニット4による受電中に整流回路14から出力される電力を蓄える。そして、蓄電装置5は、その蓄えられた電力を図示しない動力生成装置へ供給する。
リレー15は、整流回路14と蓄電装置5との間に設けられる。リレー15は、コイルユニット4による受電時にオン(導通状態)にされる。リレー15は、たとえば蓄電装置5のケース内に設けられる。
この電力伝送システム1においては、電源部8からコイルユニット3へ所定の伝送周波数を有する交流電力が供給される。コイルユニット3及び車両2のコイルユニット4の各々は、コイルとキャパシタとを含み、伝送周波数において共振するように設計されている。電源部8からコイルユニット3へ交流電力が供給されると、コイルユニット3のコイル23と車両2のコイルユニット4のコイル16との間に形成される磁界を通じて、コイルユニット3からコイルユニット4へエネルギー(電力)が移動する。そして、コイルユニット4へ移動したエネルギー(電力)は、機器10を通じて蓄電装置5へ供給される。
次に、図3から図6を用いて、本実施の形態1に従うコイルユニットの構成について詳細に説明する。なお、以下では、受電用のコイルユニット4について代表的に説明されるが、本実施の形態1に従うコイルユニットの特徴部分である放熱部材は、送電用のコイルユニット3にも適用されるものである。
図3は、コイルユニット4の分解斜視図である。図3を参照して、コイルユニット4は、ケース30と、コイル16と、フェライト板34と、金属板35と、基板37と、機器10と、放熱部材80とを含む。コイル16、フェライト板34、金属板35、基板37、機器10、及び放熱部材80は、ケース30に収容される。
ケース30は、樹脂によって構成され、アンダーカバー31と、アッパーカバー32とを含む。アンダーカバー31は、コイルユニット4の下面側に配置される。アッパーカバー32は、コイルユニット4の上面側に配置される。
アンダーカバー31は、下壁38と、側壁39と、支持壁40とを含む。側壁39は、下壁38の外周縁部から上方に立ち上がるように形成されている。支持壁40は、下壁38の上面に形成されている。支持壁40は、フェライト板34を構成する分割フェライト板46,47(後述)の側周面を支持するように形成されている。
コイル16は、インサート成形によってアンダーカバー31と一体的に形成され、下壁38内に埋め込まれている。コイル16は、上下方向に延びる巻回軸O1の周囲を取り囲むようにコイル線を巻回することで形成されている。コイル16の中央部には、中空部が形成されている。この図3に示す例では、コイル16に渦巻状の平板コイルが採用されているが、コイル16としては各種形状のコイルを採用することができる。
フェライト板34は、アンダーカバー31の下壁38の上面に配置される。このフェライト板34は、コイル16のコア(フェライトコア)として設けられる。フェライト板34は、板状に形成されており、コイル載置面50(第1主表面)と、背面51(第2主表面)とを含む。コイル載置面50側には、コイル16が配置される。背面51側には、金属板35、基板37、機器10等が配置される。
フェライト板34は、複数の角部48を含む。隣り合う角部48の間には、切欠部49が形成されている。フェライト板34は、複数のフェライトピース45を含む。フェライトピース45は、環状に配置されている。各フェライトピース45によって角部48が形成されている。各切欠部49は、隣り合う2つのフェライトピース45によって形成されている。
各フェライトピース45は、分割フェライト板46,47を含む。分割フェライト板46,47は、フェライト板34の中央から角部48に向けて延びるように形成されている。分割フェライト板46,47がアンダーカバー31の下壁38の上面に配置されると、分割フェライト板46,47の側周面は、支持壁40によって支持される。
金属板35は、フェライト板34の背面51側に配置される。金属板35は、たとえば、アルミニウム又はアルミニウム合金等の金属によって構成される。金属板35は、板状に形成されており、下面52及び上面53を含む。
基板37は、金属板35の上面53に配置されている。基板37は、板状に形成されており、下面75及び上面76を含む。基板37の横には、機器10(フィルタ回路12や整流回路14等)が配置されている。
そして、基板37の上面76側にアッパーカバー32が設けられ、アンダーカバー31とともにケース30が形成されている。アッパーカバー32は、上壁77を含む。このコイルユニット4は、上壁77の上面において、被取付部材である蓄電装置5のケース(図示せず)の下面に取付けられる。
放熱部材80は、インサート成形によってアッパーカバー32と一体的に形成され、アッパーカバー32の上壁77内に埋め込まれている。放熱部材80は、熱伝導率の高い金属等によって構成され、コイル16による受電時に発熱するフェライト板34からコイルユニット4が取付けられる蓄電装置5のケース(金属製)へ効果的に放熱させるためのものである。
すなわち、この実施の形態1に従うコイルユニット4は、金属製のケースに比べて軽量であるが放熱性の劣る樹脂製のケース30によって構成されているところ、インサート成形によってアッパーカバー32と一体的に形成されている放熱部材80によって、フェライト板34の熱を被取付部材である蓄電装置5のケース(金属製)へ効果的に逃がすことができる。放熱部材80の配置構成については、後ほど詳しく説明する。
図4は、コイル16による受電時に発熱するフェライト板34の温度勾配を示した図である。この図4では、フェライト板34を構成する複数のフェライトピース45の一つが示されている。
図4を参照して、フェライト板34は、コイル16の直下において、磁束密度が高いために鉄損による発熱が大きくなることにより、温度が上昇する。特に、コイル16の曲げ部においては、コイル16の直線部よりも磁束密度が高く、フェライトピース45の温度上昇が顕著となる。そして、電力伝送に伴なう発熱によりフェライトピース45の温度ムラが大きくなると、電力伝送効率の低下や、フェライトピース45を構成する各分割フェライト板46,47に熱応力が発生する等の問題が生じる。
そこで、この実施の形態1に従うコイルユニット4では、フェライト板34の背面51側に放熱部材80が設けられ、放熱部材80は、コイルユニット4の上方からフェライト板34を平面視した場合に、分割フェライト板46,47の間であってコイル16と重なる部分に配置されるように、インサート成形によってアッパーカバー32と一体的に形成される。これにより、フェライト板34の高温部から放熱部材80を通じて被取付部材の蓄電装置5のケースへ効果的に放熱され、フェライトピース45(分割フェライト板46,47)の温度ムラが抑制される。
図5は、コイルユニット4の平面図である。また、図6は、図5中のVI-VI線に沿った断面図である。なお、図5では、分割フェライト板46,47と放熱部材80との平面的な位置関係が理解できるように、フェライトピース45(フェライト板34)よりも上方の部材については、放熱部材80を除いて図示を省略している。
図5及び図6を参照して、コイルユニット4の上方からコイルユニット4を平面視した場合に(図5)、放熱部材80は、分割フェライト板46,47の間であってコイル16と重なる部分に配置されている。フェライトピース45は、コイル16の直下において温度が上昇し、さらにコイル16の曲げ部においては温度上昇が顕著であることから、特に温度上昇が顕著な部分の放熱性を高めてフェライトピース45(フェライト板34)の温度ムラを抑制するために、上述のように放熱部材80を配置することとしたものである。
このコイルユニット4は、軽量性の観点等から樹脂製のケース30によって構成されており、金属製のケースが用いられる場合に比べて放熱性が劣る可能性があるところ、このコイルユニット4では、放熱部材80は、インサート成形によってケース30のアッパーカバー32と一体的に形成されている。これにより、フェライトピース45(フェライト板34)と、コイルユニット4が取付けられる蓄電装置5のケースとの熱伝導性が放熱部材80によって確保され、コイルユニット4から放熱部材80を通じて蓄電装置5のケースへ効果的に放熱させることができる。
以上のように、この実施の形態1においては、インサート成形によってケース30(アッパーカバー32)と一体的に形成される放熱部材80が設けられることにより、フェライト板34から放熱部材80を通じて被取付部材の蓄電装置5のケースへ効果的に放熱される。また、フェライト板34を平面視した場合に、放熱部材80は、分割フェライト板46,47の間であってコイル16と重なる高温部に配置されるので、フェライト板34の温度ムラが抑制される。したがって、この実施の形態1によれば、フェライト板34を効果的に放熱させるとともに温度ムラを抑制することができる。
[実施の形態2]
この実施の形態2では、フェライト板34の放熱性をさらに高めるために、フェライト板34を構成する各分割フェライト板46,47の上面(フェライト板34の背面51側)に放熱材がさらに設けられる。
この実施の形態2における電力伝送システム1Aは、図1,図2に示した実施の形態1における電力伝送システム1において、コイルユニット4に代えてコイルユニット4Aを備える。
図7は、実施の形態2に従うコイルユニット4Aの平面図である。また、図8は、図7中のVIII-VIII線に沿った断面図である。この図7及び図8は、実施の形態1で説明した図5及び図6にそれぞれ対応するものである。
図7及び図8を参照して、実施の形態2に従うコイルユニット4Aは、実施の形態1で説明したコイルユニット4の構成において、複数の放熱材82をさらに含む。
複数の放熱材82は、それぞれ複数の分割フェライト板46,47の上面に設けられ、熱伝導率の高いグリースや放熱シート等によって構成される。このような放熱材82が設けられることにより、フェライト板34(分割フェライト板46,47)から金属板35への熱伝導性を高め、フェライト板34から放熱部材80を通じて蓄電装置5のケースへより効果的に放熱させることができる。
[変形例]
上記の実施の形態1,2では、図6,図8で示したように、インサート成形によって樹脂製のアッパーカバー32(ケース30)と一体的に形成される放熱部材80は、金属板35側においては樹脂で覆われておらず、被取付部材の蓄電装置5側においては樹脂で薄く覆われているが、放熱部材80の構成はこれに限定されるものではない。
図9に示されるように、放熱部材80は、被取付部材(蓄電装置5)側においては樹脂で覆われず、金属板35側において樹脂で薄く覆われる構成であってもよい。或いは、図10に示されるように、放熱部材80は、金属板35側及び蓄電装置5側の双方において樹脂で薄く覆われる構成であってもよい。或いは、図11に示されるように、放熱部材80は、金属板35側及び蓄電装置5側の双方において樹脂で覆われていない構成であってもよい。
また、上記の実施の形態1,2では、図5,図7で示したように、コイルユニット4,4Aを平面視した場合に、放熱部材80は、コイル16と重なる部分に配置されるものとしたが、コイル16の外周側へ延長させた構成としてもよいし、コイル16の内周側へ延長させた構成としてもよい。
今回開示された各実施の形態は、技術的に矛盾しない範囲で適宜組合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電力伝送システム、2 車両、3,4,4A コイルユニット、5 蓄電装置、6 フロアパネル、7 交流電源、8 電源部、10 機器、11,21 共振回路、12,24 フィルタ回路、14 整流回路、15 リレー、16,23 コイル、17,22 キャパシタ、30 ケース、31 アンダーカバー、32 アッパーカバー、34 フェライト板、35 金属板、37 基板、38 下壁、39 側壁、40 支持壁、45 フェライトピース、46,47 分割フェライト板、48 角部、49 切欠部、50 コイル載置面、51 背面、52,75 下面、53,76 上面、77 上壁、80 放熱部材、82 放熱材、O1 巻回軸。

Claims (1)

  1. 第1主表面及び第2主表面を有する板状のフェライトコアと、
    前記フェライトコアの前記第1主表面側に設けられ、前記フェライトコアの厚さ方向に延びる巻回軸の周囲を取り囲むように形成されるコイルと、
    前記フェライトコア及び前記コイルを収容し、前記フェライトコアの前記第2主表面側に被取付部材への取付面を有する樹脂製のケースとを備え、
    前記フェライトコアは、複数の分割コアを含み、さらに、
    前記フェライトコアの前記第2主表面側に設けられ、前記巻回軸が延びる方向から前記フェライトコアを平面視した場合に、隣接する分割コアの間であって少なくとも前記コイルと重なる部分に配置されるように前記ケースと一体成型された放熱部材を備える、コイルユニット。
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