JP2019020190A - 圧力センサー、圧力センサーの製造方法、圧力センサーモジュール、電子機器および移動体 - Google Patents

圧力センサー、圧力センサーの製造方法、圧力センサーモジュール、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単なプロセスで製造でき、かつ、小型化を図ることのできる圧力センサー、圧力センサーの製造方法、圧力センサーモジュール、電子機器および移動体を提供する。
【解決手段】圧力センサーは、半導体基板と、前記半導体基板上に配置され、空洞部が設けられている絶縁層と、前記絶縁層上に配置され、前記空洞部を覆うように配置されているダイアフラムを備えている半導体層と、を有している。また、前記ダイアフラムは、前記空洞部に連通する貫通孔を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧力センサー、圧力センサーの製造方法、圧力センサーモジュール、電子機器および移動体に関するものである。
従来から、圧力を検出する圧力センサーとして、特許文献1に記載の構成が知られている。特許文献1の圧力センサーは、受圧により撓み変形するダイアフラムと、ダイアフラムの下方に配置された圧力基準室と、ダイアフラムの上面に配置されたピエゾ抵抗素子と、を有している。また、この圧力センサーは、第1シリコン基板と第2シリコン基板とをシリコン酸化膜を介して貼り合わされてなるSOI基板と、このSOI基板に接合されたガラス基板と、から形成されている。具体的には、第1シリコン基板からダイアフラムが形成されており、第1シリコン基板の上面にピエゾ抵抗素子が形成されている。また、第2シリコン基板にはダイアフラムと重なる位置に貫通孔が形成され、第2シリコン基板の下面にガラス基板を接合して貫通孔を封止することで、圧力基準室が形成されている。
特開2001−358345号公報
しかしながら、特許文献1に記載の圧力センサーでは、SOI基板の上面側からピエゾ抵抗素子を形成し、SOI基板の下面側からアスペクト比が非常に高い深穴を形成しなければならず、これらの位置合わせ精度を確保することが難しい。そのため、位置合わせのマージンを確保する必要があり、装置の小型化を図ることが困難である。また、装置の製造時間やコストが増大するおそれもある。
本発明の目的は、簡単なプロセスで製造でき、かつ、小型化を図ることのできる圧力センサー、圧力センサーの製造方法、圧力センサーモジュール、電子機器および移動体を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の圧力センサーは、半導体基板と、
前記半導体基板の一方の面上に配置され、空洞部が設けられている絶縁層と、
前記絶縁層の前記半導体基板とは反対側に配置され、前記空洞部を覆うように配置されているダイアフラムを備えている半導体層と、を有していることを特徴とする。
これにより、簡単なプロセスで製造でき、かつ、小型化を図ることのできる圧力センサーとなる。
本発明の圧力センサーでは、前記ダイアフラムは、前記空洞部に連通する貫通孔を備え、
前記貫通孔を封止する封止部を有していることが好ましい。
これにより、空洞部を容易に形成することができる。
本発明の圧力センサーでは、前記半導体基板の平面視で、
前記貫通孔は、前記ダイアフラムの外縁に沿って複数配置されていることが好ましい。
これにより、ダイアフラムの形状を所定の形状に合わせ込み易くなる。
本発明の圧力センサーでは、前記ダイアフラムに配置されているピエゾ抵抗素子を有していることが好ましい。
これにより、簡単な構成で圧力を検出することができる。
本発明の圧力センサーでは、前記絶縁層の前記空洞部に臨む内周面に配置され、前記半導体基板の平面視で、前記空洞部の少なくとも一部を囲む縁部を有していることが好ましい。
これにより、ダイアフラムの形状を所定の形状により合わせ込み易くなる。
本発明の圧力センサーでは、前記半導体基板は、シリコンを含み、
前記絶縁層は、酸化シリコンを含み、
前記半導体層は、シリコンを含んでいることが好ましい。
これにより、例えば、半導体基板、絶縁層および半導体層をSOI基板から形成することができる。そのため、圧力センサーの構成がより簡単なものとなる。また、圧力センサーを半導体プロセスによって容易に製造することができる。
本発明の圧力センサーの製造方法は、第1シリコン層と、第2シリコン層と、前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に位置する酸化シリコン層と、を有するSOI基板を準備する工程と、
前記第2シリコン層にピエゾ抵抗素子を配置する工程と、
前記第2シリコン層を厚さ方向に貫通し、前記酸化シリコン層に臨む貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔を介して前記酸化シリコン層の一部を除去することで、前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に位置する空洞部と、前記空洞部を介して前記第1シリコン層と対向し、ピエゾ抵抗素子を含み、受圧により撓み変形するダイアフラムと、を形成する工程と、
前記貫通孔を封止する工程と、を含んでいることを特徴とする。
これにより、圧力センサーを簡単なプロセスで製造でき、かつ、圧力センサーの小型化を図ることができる。
本発明の圧力センサーの製造方法では、前記封止する工程は、前記ダイアフラムの前記第1シリコン層と反対側の面に封止層を形成する工程と、
前記封止層を薄肉化する工程と、を含んでいることが好ましい。
これにより、貫通孔を封止することができると共に、ダイアフラムの実質的な厚さが厚くなってしまうことを抑制することができる。
本発明の圧力センサーの製造方法では、前記封止層は、高密度プラズマCVDによって成膜されることが好ましい。
これにより、より確実に、貫通孔を封止することができる。
本発明の圧力センサーの製造方法では、前記封止層は、酸化シリコンを含んでいることが好ましい。
これにより、封止膜とSOI基板との熱膨張率の差を小さくすることができる。そのため、熱膨張により発生する内部応力を小さく抑えることができる。
本発明の圧力センサーモジュールは、本発明の圧力センサーと、
前記圧力センサーを収納しているパッケージと、を有することを特徴とする。
これにより、本発明の圧力センサーの効果を享受でき、信頼性の高い圧力センサーモジュールが得られる。
本発明の電子機器は、本発明の圧力センサーを有することを特徴とする。
これにより、本発明の圧力センサーの効果を享受でき、信頼性の高い電子機器が得られる。
本発明の移動体は、本発明の圧力センサーを有することを特徴とする。
これにより、本発明の圧力センサーの効果を享受でき、信頼性の高い移動体が得られる。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサーを示す断面図である。 図1に示す圧力センサーが有するダイアフラムを示す平面図である。 図2に示すダイアフラムの変形例を示す平面図である。 図2に示すセンサー部を含むブリッジ回路を示す図である。 図1に示す圧力センサーが有するダイアフラムのリリースホール部を示す拡大断面図である。 封止部の変形例を示す拡大断面図である。 封止部の変形例を示す拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造工程を示すフローチャートである。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための平面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサーを示す平面図である。 図19中のA−A線断面図である。 図19に示す圧力センサーの製造工程を示すフローチャートである。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサーモジュールを示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る電子機器としての高度計を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態に係る電子機器としてのナビゲーションシステムを示す正面図である。 本発明の第6実施形態に係る移動体としての自動車を示す斜視図である。
以下、本発明の圧力センサー、圧力センサーの製造方法、圧力センサーモジュール、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る圧力センサーについて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサーを示す断面図である。図2は、図1に示す圧力センサーが有するダイアフラムを示す平面図である。図3は、図2に示すダイアフラムの変形例を示す平面図である。図4は、図2に示すセンサー部を含むブリッジ回路を示す図である。図5は、図1に示す圧力センサーが有するダイアフラムのリリースホール部を示す拡大断面図である。図6および図7は、それぞれ、封止部の変形例を示す拡大断面図である。図8は、図1に示す圧力センサーの製造工程を示すフローチャートである。図9ないし図11は、それぞれ、図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための断面図である。図12は、図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための平面図である。図13ないし図18は、それぞれ、図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。
なお、以下の説明では、図1、図5〜図7、図9〜図11、図13〜図18中の上側を「上」、下側を「下」とも言う。また、SOI基板の平面視、すなわち、図1中の上下方向から見た平面視を単に「平面視」とも言う。また、図2および図9では、封止部6および保護膜7の図示を省略している。
図1に示すように、圧力センサー1は、基板2(半導体基板)と、基板2の上側に位置する空洞部としての圧力基準室Sと、圧力基準室Sを囲む枠状の壁部3(絶縁層)と、壁部3の上側に位置し、受圧により撓み変形するダイアフラム45を有する基板4(半導体層)と、ダイアフラム45に配置されたセンサー部5と、ダイアフラム45に形成された貫通孔451を封止する封止部6と、基板4の上面に配置された保護膜7と、センサー部5と電気的に接続された端子Tと、を有している。なお、壁部3は、基板2と基板4に対してエッチング選択比の高い材料で構成されている。
基板2、壁部3および基板4は、SOI(Silicon on Insulator)基板10から一体的に形成されている。より具体的には、SOI基板10は、第1シリコン層10Aと、第1シリコン層10Aの上側に位置する第2シリコン層10Cと、第1シリコン層10Aと第2シリコン層10Cとの間に位置する酸化シリコン層10Bと、を有する基板であり、第1シリコン層10Aから基板2が形成され、酸化シリコン層10Bから壁部3が形成され、第2シリコン層10Cから基板4が形成されている。このように、SOI基板10を用いることで、圧力センサー1の構成が簡単となり、その製造も容易となる。ただし、これに限定されず、基板2、壁部3および基板4は、SOI基板10から形成されていなくてもよく、例えば、基板2、4は、シリコン以外の半導体材料、例えば、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、ガリウム砒素リン、窒化ガリウム、炭化珪素等で構成された基板(半導体基板)から形成されていてもよい。
基板2の厚さとしては、特に限定されないが、例えば、200μm以上800μm以下とすることが好ましい。これにより、圧力センサー1の過度な厚肉化を防ぎつつ、圧力センサー1の剛性を十分に高くすることができ、高い信頼性の圧力センサー1が得られる。
壁部3は、枠状をなし、平面視で、圧力基準室Sの周囲を囲んでいる。壁部3は、基板2と基板4との間に圧力基準室Sを形成するためのスペーサーとして機能する。壁部3の厚さとしては、特に限定されないが、例えば、0.5μm以上2μm以下とすることが好ましい。これにより、圧力センサー1の過度な厚肉化を防ぎつつ、十分な厚さの圧力基準室Sが得られる。また、上記下限値以上とすることで、ダイアフラム45と基板2と接触を効果的に抑制することができ、広い圧力測定範囲を確保することができる。また、上記上限値以下とすることで、ダイアフラム45が過度に撓み変形した際に、ダイアフラム45が基板2と接触することで、ダイアフラム45のそれ以上の変形を規制でき、ダイアフラム45の破損を防止することができる。
基板4は、圧力基準室Sの上部開口を塞ぐように、壁部3の上面に接合されている。そして、基板4の圧力基準室Sと重なる部分(圧力基準室Sを介して基板2と対向している部分)が受圧によって撓み変形するダイアフラム45となっている。このようなダイアフラム45は、その上面が圧力を受ける受圧面となっている。基板4の厚さとしては、特に限定されないが、例えば、0.5μm以上2μm以下であることが好ましい。これにより、機械的強度を保ちつつ、十分に撓み変形し易いダイアフラム45となる。
図2に示すように、ダイアフラム45の平面視形状は、各角部が面取りされた略正方形となっている。このように、各角部を面取りすることで、ダイアフラム45が撓み変形した際の各角部への応力集中を低減することができる。そのため、ダイアフラム45の破損を効果的に抑制することができる。ただし、ダイアフラム45の平面視形状は、特に限定されず、例えば、各角部が面取りされていなくてもよいし、正方形以外の多角形(例えば、三角形、五角形、六角形等)、円形、楕円形、異形等であってもよい。
ダイアフラム45の幅Wxおよび幅Wyとしては、特に限定されないが、それぞれ、例えば、50μm以上150μm以下であることが好ましく、50μm以上100μm以下であることがより好ましい。これにより、圧力センサー1の小型化を図ることができる。なお、幅Wxおよび幅Wyは、互いに異なっていてもよい。
また、ダイアフラム45には、厚さ方向に貫通し、圧力基準室Sに連通する複数の貫通孔451が形成されている。これら複数の貫通孔451は、後述する製造方法でも説明するように、酸化シリコン層10Bのダイアフラム45と重なる部分、すなわち圧力基準室Sとなる部分をエッチング除去するためのリリースホールである。これにより、簡単な製法で、ダイアフラム45を基板2からリリースすると共に、ダイアフラム45の直下に圧力基準室Sを形成することができる。特に、ダイアフラム45に貫通孔451を形成することで、その直下に位置する酸化シリコン層10Bをより確実に除去することができ、より確実に、ダイアフラム45を基板2からリリースすると共に、ダイアフラム45の直下に圧力基準室Sを形成することができる。
本実施形態では、複数の貫通孔451は、平面視で、ダイアフラム45の全域に亘ってほぼ均一にマトリックス状(行列状)に配置されている(図2参照)。そのため、ダイアフラム45の直下に位置する酸化シリコン層10Bをより確実に、均一に除去することができる。さらには、貫通孔451は、平面視で、ダイアフラム45の外縁45aに沿って複数配置されている。言い換えると、複数の貫通孔451のうちの最外周に位置する貫通孔451aは、ダイアフラム45の外縁45aに沿って、好ましくは外縁45aの全周に沿って配置されている。これにより、酸化シリコン層10Bをダイアフラム45の形状に沿って除去することができ、より確実に、目的の形状のダイアフラム45を形成することができる。
各貫通孔451の幅W1としては、特に限定されないが、例えば、0.5μm以上2μm以下であることが好ましく、0.6μm以上1.0μm以下であることがより好ましい。これにより、エッチング液を供給するのに十分な大きさの貫通孔451となり、貫通孔451を介して酸化シリコン層10Bをより確実に除去することができる。また、貫通孔451が過度に大きくなることを防止でき、ダイアフラム45の機械的強度の低下を抑制することもできる。なお、幅W1は、貫通孔451毎に異なっていてもよい。例えばダイアフラム45の中心部に位置する貫通孔451の幅W1に比べ、外縁45a付近に位置する貫通孔451の幅W1が大きいような構成であってもよい。
また、隣り合う貫通孔451同士の離間距離dとしては、特に限定されないが、例えば、5μm以上10μm以下程度であることが好ましい。これにより、貫通孔451を適度な密度で配置することができる。そのため、ダイアフラム45の機械的強度を十分に保ちつつ、ダイアフラム45の直下の酸化シリコン層10Bをより確実に除去することができる。
なお、本実施形態では、貫通孔451の平面視での断面形状が正方形であるが、貫通孔451の断面形状としては、これに限定されず、例えば、正方形以外の矩形、三角形、五角形の多角形、円形、長円形等いかなる形状であってもよい。また、貫通孔451の配置としては、特に限定されず、例えば、図3に示すような配置であってもよい。また、本実施形態では、複数の貫通孔451がダイアフラム45の全域に均一に配置されているが、これに限定されず、例えば、貫通孔451の配設密度に疎密が生じていてもよい。すなわち、例えば、ダイアフラム45の外周部と中央部とで貫通孔451の配設密度が異なっていてもよい。また、本実施形態では、ダイアフラム45の外縁に沿って複数の貫通孔451が配置されているが、これに限定されず、複数の貫通孔451は、ダイアフラム45の外縁に沿って配置されていなくてもよい。
ダイアフラム45には、ダイアフラム45に作用する圧力を検出し得るセンサー部5が設けられている。図2に示すように、センサー部5は、ダイアフラム45に設けられた4つのピエゾ抵抗素子51、52、53、54を有している。そして、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54は、配線55を介して互いに電気的に接続され、図4に示すブリッジ回路50(ホイートストンブリッジ回路)を構成している。ブリッジ回路50には駆動電圧AVDCを供給(印加)する駆動回路が接続されている。そして、ブリッジ回路50は、ダイアフラム45の撓みに基づくピエゾ抵抗素子51、52、53、54の抵抗値変化に応じた検出信号(電圧)を出力する。そのため、この出力された検出信号に基づいてダイアフラム45が受けた圧力を検出することができる。
図2に示すように、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54は、ダイアフラム45の外縁部に配置されている。受圧によりダイアフラム45が撓み変形すると、ダイアフラム45の中でも特にその外縁部に大きな応力が加わるため、外縁部にピエゾ抵抗素子51、52、53、54を配置することで、前述した検出信号を大きくすることができ、圧力検知の感度が向上する。なお、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54の配置は、特に限定されず、例えば、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54がダイアフラム45の外縁を跨いで配置されていてもよいし、ダイアフラム45の中央部に配置されていてもよい。
ピエゾ抵抗素子51、52、53、54は、例えば、基板4にリン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)することで構成されている。また、配線55は、例えば、基板4に、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54よりも高濃度でリン、ボロン等の不純物をドープ(拡散または注入)することで構成されている。
なお、センサー部5の構成としては、ダイアフラム45が受けた圧力を検出することができれば、特に限定されない。例えば、ブリッジ回路50を構成していない少なくとも1つのピエゾ抵抗素子がダイアフラム45に配置されている構成であってもよい。
図5に示すように、ダイアフラム45の貫通孔451を封止する封止部6は、第1部材61および第2部材62を有している。本実施形態では、第1部材61によっては貫通孔451を封止できておらず、第1部材61に形成された隙間が第2部材62によって封止された構成となっている。このように、第1部材61に加えて第2部材62を設けることで、貫通孔451をより確実に封止することができる。例えば、貫通孔451の幅が比較的大きい場合には、図5に示すような構成となり易い。
第1部材61の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、酸化シリコン(SiO)を含んでいることが好ましく、特に、本実施形態では、酸化シリコンで構成されている。一方、第2部材62の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、シリコンを含んでいることが好ましく、本実施形態では、気密性を担保し易いCVDポリシリコン(CVD−Poly−Si)で構成されている。このような材料を用いることで、半導体プロセスによって、容易に第1部材61および第2部材62を形成することができる。
ここで、第1部材61は、層状(膜状)をなしており、基板4の上面にも配置されている。これにより、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54の表面リークや界面準位を低減してノイズの発生を抑制することができる。
以上、封止部6について説明したが、封止部6の構成は、貫通孔451を封止することができれば、特に限定されず、例えば、貫通孔451の全部または一部に対し、第2部材62を省略してもよいし、他の部材を追加してもよい。また、図6に示すように、基板4の上面に第1部材61が設けられていなくてもよい。すなわち、第1部材61が実質的に貫通孔451内にのみ配置されていてもよい。これにより、ダイアフラム45の実質的な厚さが厚くなってしまうことを抑制することができる。
また、図7に示すように、第1部材61によって貫通孔451が封止されており、第2部材62によって、貫通孔451の封止をより確実なものとしている構成であってもよい。具体的には、第1部材61によって貫通孔451が塞がれてはいるが、貫通孔451内において第1部材61の中央部の厚さが縁部の厚さと比べて薄くなっている。そのため、第1部材61の中央部が崩壊し易く、第1部材61だけでは、圧力基準室Sの気密性を維持できないおそれがある。そこで、第1部材61上に第2部材62を配置し、より具体的には、第1部材61の上面に形成された凹部611内に第2部材62を充填し、第2部材62によって第1部材61の中央部を補強することで、封止部6の機械的強度が増し、圧力基準室Sの気密性をより確実に維持することができる。なお、図5に示すような第1部材61によって封止されていない貫通孔451と、図7に示すような第1部材61によって封止されている貫通孔451と、が混在していてもよい。
圧力基準室Sは、基板2、壁部3および基板4によって囲まれ、密閉された空間である。そして、圧力基準室S内の圧力が、圧力センサー1が検出する圧力の基準値となる。特に、圧力基準室Sは、真空状態(例えば、10Pa以下)であることが好ましい。これにより、圧力センサー1を、真空を基準として圧力を検出する絶対圧センサーとして用いることができ、利便性の高い圧力センサー1となる。ただし、圧力基準室Sは、一定の圧力に保たれていれば、真空状態でなくてもよく、減圧状態(真空を除く)、加圧状態となっていてもよい。
また、図1に示すように、圧力基準室Sは、その横断面積が基板2側から基板4側に向けて漸増するテーパー状をなしている。また、圧力基準室Sは、その横断面積の変化率が基板2側から基板4側へ向けて漸減している。ただし、圧力基準室Sの形状としては、特に限定されず、例えば、その横断面積が基板2側から基板4側に向けてほぼ一定であってもよい。
第1部材61の上面には、保護膜7が設けられている。保護膜7は、センサー部5を埃、水分、ガス等から保護する機能を有している。このような保護膜7の構成材料としては、特に限定されないが、本実施形態では、窒化シリコン(SiN)が用いられている。これにより、より確実に、センサー部5を埃、水分、ガス等から保護することができる。
さらに、図1に示すように、保護膜7の上面には、端子Tが設けられている。端子Tは、保護膜7を貫通して配線55と電気的に接続されている。これにより、端子Tを介して、センサー部5との電気的な接続を容易に行うことができる。
以上、圧力センサー1について説明した。この圧力センサー1は、前述したように、基板2(半導体基板)と、基板2の一方の面上に配置され、圧力基準室S(空洞部)が設けられている壁部3(絶縁層)と、壁部3の基板2とは反対側に配置され、圧力基準室Sを覆うように配置されているダイアフラム45を備えている基板4(半導体層)と、を有している。このような構成によれば、まず、小型で高い検出精度の圧力センサー1が得られる。そして、後述する製造方法でも説明するように、SOI基板10の上面側からの加工のみで圧力センサー1を製造することができる。そのため、従来のように、SOI基板を両面側から加工する必要がある構成と比べて製造工程、製造時間、製造コストを削減することができる。また、従来のようなSOI基板の上面側からの加工と下面側からの加工との位置合わせが必要ないため、位置合わせのマージンを確保する必要もなく、その分、装置の小型化を図ることができる。また、基板2の厚さを十分に確保することができるため、剛性を高くすることができ、高い信頼性を有する圧力センサー1が得られる。
また、前述したように、圧力センサー1では、ダイアフラム45は、圧力基準室Sに連通する貫通孔451を備え、貫通孔451を封止する封止部6を有している。これにより、後述する製造方法でも説明するように、圧力基準室Sを容易に形成することができる。
また、前述したように、圧力センサー1では、基板2の平面視で、貫通孔451は、ダイアフラム45の外縁45aに沿って複数配置されている。これにより、後述する製造方法でも説明するように、ダイアフラム45の形状を所定の形状に合わせ込み易くなる。また、ダイアフラム45の下側にある酸化シリコン層10Bを除去し易くもなる。
また、前述したように、圧力センサー1は、ダイアフラム45に配置されているピエゾ抵抗素子51、52、53、54を有している。これにより、簡単な構成で、ダイアフラム45が受けた圧力を検出することができる。
このように、圧力センサー1は、基板2と、基板2の上面(一方の面)側に位置する空洞部としての圧力基準室Sと、基板2の平面視で、圧力基準室Sを囲むように設けられている枠状の壁部3と、圧力基準室Sに対して基板2と反対側に位置し、圧力基準室Sに連通する貫通孔451を備え、受圧により撓み変形するダイアフラム45と、貫通孔451を封止する封止部6と、ダイアフラム45に配置されているピエゾ抵抗素子51、52、53、54と、を有しているとも言える。
また、前述したように、圧力センサー1では、基板2は、シリコン(Si)を含み、壁部3は、酸化シリコン(SiO)を含み、ダイアフラム45は、シリコン(Si)を含んでいる。これにより、基板2、壁部3およびダイアフラム45をSOI基板から形成することができる。そのため、圧力センサー1の構成がより簡単なものとなる。また、圧力センサー1を半導体プロセスによって容易に製造することができる。
次に、圧力センサー1の製造方法について説明する。図8に示すように、圧力センサー1の製造方法は、SOI基板準備工程と、センサー部形成工程と、貫通孔形成工程と、リリースエッチング工程と、封止工程と、保護膜形成工程と、を含んでいる。
[SOI基板準備工程]
まず、図9に示すように、SOI基板10を準備する。SOI基板10は、第1シリコン層10Aと、第1シリコン層10Aの上側に位置する第2シリコン層10Cと、第1シリコン層10Aと第2シリコン層10Cとの間に位置する酸化シリコン層10Bと、を有する基板である。
[センサー部形成工程]
次に、図10に示すように、SOI基板10の上面(第2シリコン層10Cの上面)に酸化シリコン膜M1を成膜する。酸化シリコン膜M1の成膜方法としては、特に限定されず、例えば、SOI基板10の上面を熱酸化する方法を用いることができる。次に、第2シリコン層10Cの上面に、リン、ボロン等の不純物を注入することで、センサー部5(ピエゾ抵抗素子51、52、53、54および配線55)を形成する。
[貫通孔形成工程]
次に、図11に示すように、酸化シリコン膜M1をフォトリソグラフィー技法およびエッチング技法を用いてパターニングし、複数の貫通孔451に対応した開口M11を形成する。次に、酸化シリコン膜M1を介して第2シリコン層10Cを異方性ドライエッチングすることで、複数の貫通孔451を形成する。もちろん、ダイアフラム45のスティッキング抑制等のためフッ化水素蒸気(HFベーパー)による気相エッチングを行ってもよい。ここで、複数の貫通孔451は、後にダイアフラム45となるダイアフラム形成領域450に形成される。また、図12に示すように、複数の貫通孔451は、ダイアフラム形成領域450の全域にほぼ均一に配置されている。また、複数の貫通孔451のうちの最外周に位置する貫通孔451aは、ダイアフラム形成領域450の外縁450aに沿って配置されている。
[リリースエッチング工程]
次に、SOI基板10をバッファードフッ酸等のエッチング液に晒す。これにより、図13に示すように、複数の貫通孔451を介して、酸化シリコン層10Bのダイアフラム形成領域450の下方に位置する部分がエッチング除去される。これにより、ダイアフラム形成領域450の下方に圧力基準室Sが形成され、その周囲には枠状の壁部3が形成される。また、圧力基準室Sによってダイアフラム形成領域450が酸化シリコン層10Bからリリースされ、圧力基準室Sと重なる部分がダイアフラム45となる。
ここで、前述したように、複数の貫通孔451は、ダイアフラム形成領域450の全域にほぼ均一に配置されている。そのため、ダイアフラム形成領域450の下方に位置する酸化シリコン層10Bをより確実にかつより短時間で除去することができる。また、前述したように、複数の貫通孔451のうちのいくつか(451a)は、ダイアフラム形成領域450の外縁450aに沿って配置されている。これにより、ダイアフラム形成領域450の形状に倣って酸化シリコン層10Bが除去されるため、より確実に、所望の形状(または、所望の形状に近い)のダイアフラム45を得ることができる。
[封止工程]
次に、図14に示すように、第2シリコン層10Cの上面に第1封止膜610を成膜し、第1封止膜610によって各貫通孔451を封止する。なお、本実施形態では、第1封止膜610によって貫通孔451が完全に封止できておらず、第1封止膜610に圧力基準室Sと連通した隙間が形成されている。第1封止膜610の構成材料としては、特に限定されないが、本実施形態では、酸化シリコン(SiO)を用いている。このように、第1封止膜610の材料として、シリコン(Si)系の材料を用いることで、第1封止膜610とSOI基板10との熱膨張率の差を小さくすることができる。そのため、ダイアフラム45等に加わる熱応力を小さく抑えることができる。すなわち、圧力センサー1の温度感度を抑制でき、高精度な圧力測定が可能となる。
なお、第1封止膜610の成膜方法としては、特に限定されず、例えば、スパッタリング法、CVD法等の各種成膜方法(気相成長法)を用いることができる。この中でも特に、第1封止膜610の成膜方法としては、アンコンフォーマルな成膜方法を用いることが好ましい。これにより、コンフォーマルな成膜方法を用いた場合と比べて、貫通孔451内で第1封止膜610が貫通孔451の中心に向けて成長し易くなる。そのため、より確実に、第1封止膜610で貫通孔451を封止することができる。なお、アンコンフォーマルな成膜方法としては、特に限定されないが、例えば、高密度プラズマCVD(HDP−CVD)法を用いることが好ましい。これにより、各種の条件を適切に設定することで、簡単にコンフォーマルな成膜方法とすることができる。
次に、図15に示すように、第1封止膜610を薄肉化(エッチバック)する。これにより、第1部材61が得られる。なお、第1封止膜610を薄肉化することで、ダイアフラム45の実質的な厚さが厚くなってしまうことを抑制することができる。また、第2シリコン層10Cの上面に第1封止膜610を薄く残しておくことで、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54の表面リークや界面準位を低減してノイズの発生を抑制することができる。なお、第1封止膜610の薄肉化の方法としては、特に限定されず、例えば、プラズマエッチングを用いることができる。
次に、図16に示すように、第1部材61の上面に第2封止膜620を成膜する。前述したように、第1部材61の中央部を十分に厚くできない場合や、第1部材61だけでは貫通孔451を封止できない場合もある。特に、本実施形態では、第1部材61によって貫通孔451を封止できていない。そのため、第1部材61上にさらに第2封止膜620を成膜することで、第1部材61と第2封止膜620とによって貫通孔451をより確実に封止することができる。
次に、図17に示すように、第2封止膜620を薄肉化(エッチバック)し、第1部材61の上面を露出させて、実質的に、貫通孔451と重なる部分(凹部611内に充填された部分であって、貫通孔451を封止するのに用いられる部位)以外を除去する。これにより、第2部材62が得られ、第1部材61と第2部材62とからなる封止部6が形成される。なお、第2封止膜620を薄肉化することで、ダイアフラム45の実質的な厚さが厚くなってしまうことを抑制することができる。
[保護膜形成工程]
次に、図18に示すように、封止部6上に保護膜7を成膜する。なお、保護膜7の構成材料としては、特に限定されないが、本実施形態では、窒化シリコン(SiN)を用いている。これにより、保護膜7によって、圧力センサー1を、埃、水分等から効果的に保護することができる。なお、保護膜7の成膜方法としては、特に限定されず、例えば、スパッタリング法、CVD法等の各種成膜方法(気相成長法)を用いることができる。
次に、保護膜7および封止部6を貫通し、配線55と電気的に接続された端子Tを形成する。以上により圧力センサー1が得られる。
以上、圧力センサー1の製造方法について説明した。このような圧力センサー1の製造方法は、前述したように、第1シリコン層10Aと、第2シリコン層10Cと、第1シリコン層10Aと第2シリコン層10Cとの間に位置する酸化シリコン層10Bと、を有するSOI基板10を準備する工程と、第2シリコン層10Cにピエゾ抵抗素子51、52、53、54を配置する工程と、第2シリコン層10Cを厚さ方向に貫通し、酸化シリコン層10Bに臨む貫通孔451を形成する工程と、貫通孔451を介して酸化シリコン層10Bの一部を除去することで、第1シリコン層10Aと第2シリコン層10Cとの間に位置する空洞部としての圧力基準室Sと、圧力基準室Sを介して第1シリコン層10Aと対向し、ピエゾ抵抗素子51、52、53、54を含み、受圧により撓み変形するダイアフラム45と、を形成する工程と、貫通孔451を封止する工程と、を含んでいる。このような製造方法によれば、SOI基板10の上面側からの加工のみで圧力センサー1を製造することができる。そのため、従来のように、SOI基板を両面側から加工する必要がある構成と比べて製造工程、製造時間、製造コストを削減することができる。また、従来のようなSOI基板の上面側からの加工と下面側からの加工との位置合わせが必要ないため、位置合わせのマージンを確保する必要もなく、その分、圧力センサー1の小型化を図ることができる。また、基板2の厚さを十分に確保することができるため、剛性を高くすることができ、高い信頼性を有する圧力センサー1が得られる。
また、前述したように、圧力センサー1の製造方法では、封止工程は、ダイアフラム45の上面(第1シリコン層10Aと反対側の面)に封止層としての第1封止膜610を形成する工程と、第1封止膜610を薄肉化する工程と、を含んでいる。これにより、貫通孔451を封止することができると共に、ダイアフラム45の実質的な厚さが厚くなってしまうことを抑制することができる。
また、前述したように、圧力センサー1の製造方法では、第1封止膜610は、高密度プラズマCVDによって成膜される。これにより、より確実に、第1封止膜610によって貫通孔451を封止することができる。
また、前述したように、圧力センサー1の製造方法では、第1封止膜610は、酸化シリコン(SiO)を含んでいる。これにより、第1封止膜610とSOI基板との熱膨張率の差を小さくすることができる。そのため、熱膨張により発生する内部応力を小さく抑えることができ、封止部6にクラックが生じたり封止部6と貫通孔451との境界に隙間が形成されたりするのを効果的に抑制でき、圧力基準室Sの気密性をより効果的に維持することができる。さらには、ダイアフラム45に加わる内部応力の環境温度による変化を抑制することができ、出力のドリフトを低減することもできる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る圧力センサーについて説明する。
図19は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサーを示す平面図である。図20は、図19中のA−A線断面図である。図21は、図19に示す圧力センサーの製造工程を示すフローチャートである。図22ないし図25は、それぞれ、図1に示す圧力センサーの製造方法を説明するための拡大断面図である。なお、図19では、封止部6および保護膜7の図示を省略している。
本実施形態に係る圧力センサー1は、壁部3の内壁に配置された縁部9を有すること以外は、前述した第1実施形態の圧力センサー1とほぼ同様である。
以下、第2実施形態の圧力センサー1について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。なお、前述した実施形態と同様の構成には同一符号を付してある。
図19および図20に示すように、本実施形態の圧力センサー1は、壁部3の内周面に配置された縁部9を有している。縁部9は、基板2の平面視で、センサー部5を避けるようにして、圧力基準室のSの少なくとも一部を囲むように配置されている。特に、本実施形態では、縁部9は、少なくとも壁部3の内周面の各角部に配置されている。このような縁部9は、リリースエッチング工程において、酸化シリコン層10Bを除去して圧力基準室Sを形成する際のエッチングストッパーとして機能する。そのため、例えば、エッチングストッパーを有さない前述した第1実施形態と比べて、圧力基準室Sおよびダイアフラム45を所望の形状に形成し易くなる。なお、縁部9の配置としては、特に限定されないが、センサー部5を避けて、なるべく広範囲に亘って配置されていることが好ましい。これにより、上述した効果がより効果的に発揮される。
ここで、本実施形態では、縁部9は、第2シリコン層10Cを貫通して配置されている。そのため、リリースエッチング工程において、縁部9よりも外側にエッチング液が滲み出し難くなる。したがって、より確実に、圧力基準室Sおよびダイアフラム45を所望の形状に形成することができる。なお、このように、縁部9が第2シリコン層10Cを貫通して配置されているため、縁部9は、センサー部5を避けるように配置されている。これにより、センサー部5の配置が阻害されることがなくなる。
縁部9の構成材料としては、特に限定されないが、本実施形態では、CVDポリシリコン(CVD−Poly−Si)を用いている。このように、縁部9の材料として、シリコン(Si)系の材料を用いることで、縁部9とSOI基板10との熱膨張率の差を小さくすることができる。そのため、ダイアフラム45等に加わる熱応力を小さく抑えることができる。すなわち、圧力センサー1の温度感度を抑制でき、高精度な圧力測定が可能となる。
このように、本実施形態の圧力センサー1は、壁部3の内周面に配置され、基板2の平面視で、圧力基準室Sの少なくとも一部を囲む縁部9を有している。これにより、例えば、縁部9を有さない前述した第1実施形態と比べて、圧力基準室Sおよびダイアフラム45を所望の形状に形成し易くなる。
次に、本実施形態の圧力センサー1の製造方法について説明する。本実施形態の圧力センサー1の製造方法は、図21に示すように、SOI基板準備工程と、センサー部形成工程と、縁部形成工程と、貫通孔形成工程と、リリースエッチング工程と、封止工程と、保護膜形成工程と、を含んでいる。
[SOI基板準備工程、センサー部形成工程]
SOI基板準備工程およびセンサー部形成工程については、前述した第1実施形態で説明した製造方法と同様である。そのため、これら工程の説明を省略する。
[縁部形成工程]
まず、図22に示すように、ダイアフラム形成領域450の外縁に沿って、酸化シリコン膜M1、第2シリコン層10Cおよび酸化シリコン層10Bを貫通する貫通孔Hを形成する。次に、図23に示すように、酸化シリコン膜M1側から縁部形成層90を成膜して、貫通孔Hを縁部形成層90で埋める。次に、図24に示すように、エッチバックによって、縁部形成層90の酸化シリコン膜M1の上面に積層された部分を除去する。これにより、縁部形成層90の貫通孔H内に充填された部分だけが実質的に残り、当該部分によって縁部9が形成される。
なお、縁部形成層90の成膜方法としては、特に限定されず、例えば、スパッタリング法、CVD法等の各種成膜方法(気相成長法)を用いることができる。また、縁部形成層90の構成材料としては、特に限定されないが、本実施形態では、ポリシリコン(Poly−Si)を用いている。このように、縁部形成層90の材料としてシリコン(Si)系の材料を用いることで、縁部9とSOI基板10との熱膨張率の差を小さくすることができる。そのため、ダイアフラム45等に加わる熱応力を小さく抑えることができる。すなわち、圧力センサー1の温度感度を抑制でき、高精度な圧力測定が可能となる。
[貫通孔形成工程]
貫通孔形成工程については、前述した第1実施形態で説明した製造方法と同様である。そのため、この工程の説明を省略する。
[リリースエッチング工程]
次に、SOI基板10をバッファードフッ酸等のエッチング液に晒す。これにより、図25に示すように、複数の貫通孔451を介して、酸化シリコン層10Bのダイアフラム形成領域450の下方に位置する部分がエッチング除去される。これにより、ダイアフラム形成領域450の下方に圧力基準室Sが形成され、その周囲には枠状の壁部3が形成される。また、圧力基準室Sによってダイアフラム形成領域450が酸化シリコン層10Bからリリースされ、圧力基準室Sと重なる部分がダイアフラム45となる。
ここで、本工程においては、縁部9がエッチングストッパーとして機能する。そのため、より確実に、酸化シリコン層10Bの必要な部分だけを除去することができる。したがって、圧力基準室Sおよびダイアフラム45を所望の形状に形成し易くなる。
[封止工程、保護膜形成工程]
封止工程および保護膜形成工程については、前述した第1実施形態で説明した製造方法と同様である。そのため、これら工程の説明を省略する。
以上のような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る圧力センサーモジュールについて説明する。
図26は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサーモジュールを示す断面図である。
以下、第3実施形態の圧力センサーモジュールについて、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図26に示す圧力センサーモジュール100は、配線基板110および配線基板110の上面に配置された枠状の壁部120からなるパッケージ190と、パッケージ190に収納された圧力センサー1および回路素子130と、圧力センサー1および回路素子130を覆うように、パッケージ190内に充填された充填材140と、配線基板110と電気的に接続されたフレキシブル配線基板150と、配線基板110とフレキシブル配線基板150との接続部を覆う封止材160と、を有している。なお、圧力センサー1としては、例えば、前述した各実施形態のものを用いることができる。
配線基板110としては、例えば、ポリアミド樹脂等の各種樹脂材料を主材料とする基板111に配線112が配置された公知のリジッド配線基板を用いることができる。なお、配線基板110では、基板111の上面に、壁部120の内外に跨ぐようにして配線112が配置されている。このような配線基板110上には枠状の壁部120が配置されており、これらで形成された有底の凹部191が圧力センサー1および回路素子130を収納する収納空間S1となる。なお、壁部120の構成材料としては、特に限定されず、例えば、各種樹脂材料を用いることができる。
このような配線基板110の上面に、圧力センサー1および回路素子130が並んで配置されている。これにより、圧力センサーモジュール100の低背化を図ることができる。
回路素子130は、ブリッジ回路50に電圧を供給するための駆動回路、ブリッジ回路50からの出力を温度補償するための温度補償回路、温度補償回路からの出力から受けた圧力を求める圧力検出回路、圧力検出回路からの出力を所定の出力形式(CMOS、LV−PECL、LVDS等)に変換して出力する出力回路等を有している。このような回路素子130は、ボンディングワイヤーBW1を介して圧力センサー1と電気的に接続されており、ボンディングワイヤーBW2を介して配線112と電気的に接続されている。
充填材140は、回路素子130および圧力センサー1を覆うように収納空間S1内に充填されている。このような充填材140により、回路素子130および圧力センサー1を保護(防塵および防水)することができる。また、充填材140は、液状またはゲル状をなしている。これにより、回路素子130および圧力センサー1を水分から効果的に保護することができると共に、充填材140を介して圧力を効率的に圧力センサー1へ伝達することができる。このような充填材140としては、特に限定されず、例えば、シリコーンオイル、フッ素系オイル、シリコーンゲル等を用いることができる。
フレキシブル配線基板150は、収納空間S1の外側において、配線112と電気的に接続されている。このようなフレキシブル配線基板150を有することで、外部装置との電気的な接続を容易に行うことができる。また、フレキシブル配線基板150と配線112との接続部は、封止材160で覆われている。これにより、当該接続部を保護することができる。なお、封止材160の構成材料としては、特に限定されないが、低弾性の材料であることが好ましく、例えば、エポキシ樹脂系、ポリイミド樹脂系、フェノール樹脂系、シリコーン樹脂系等の各種樹脂材料を用いることができる。
以上、圧力センサーモジュール100について説明した。このような圧力センサーモジュール100は、圧力センサー1と、圧力センサー1を収納しているパッケージ190と、を有している。そのため、パッケージ190によって、圧力センサー1を保護することができる。また、前述した圧力センサー1の効果を享受でき、低コストで高い信頼性を発揮することができる。なお、圧力センサーモジュール100の構成としては、前述の構成に限定されず、例えば、充填材140は、省略してもよい。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係る電子機器について説明する。
図27は、本発明の第4実施形態に係る電子機器としての高度計を示す斜視図である。
図27に示すように、電子機器としての高度計200は、腕時計のように手首に装着することができる。また、高度計200の内部には、圧力センサー1が搭載されており、表示部201に現在地の海抜からの高度、または、現在地の気圧等を表示することができる。なお、この表示部201には、現在時刻、使用者の心拍数、天候等、様々な情報を表示することができる。また、圧力センサー1としては、例えば、前述した各実施形態のものを用いることができる。
このような電子機器の一例である高度計200は、圧力センサー1を有している。そのため、高度計200は、前述した圧力センサー1の効果を享受でき、低コストで高い信頼性を発揮することができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係る電子機器について説明する。
図28は、本発明の第5実施形態に係る電子機器としてのナビゲーションシステムを示す正面図である。
図28に示すように、電子機器としてのナビゲーションシステム300は、図示しない地図情報と、GPS(全地球測位システム:Global Positioning System)からの位置情報取得手段と、ジャイロセンサーおよび加速度センサーと車速データとによる自立航法手段と、圧力センサー1と、所定の位置情報または進路情報を表示する表示部301とを備えている。なお、圧力センサー1としては、例えば、前述した各実施形態のものを用いることができる。
このナビゲーションシステム300によれば、取得した位置情報に加えて高度情報を取得することができる。例えば、一般道路と位置情報上は略同一の位置を示す高架道路を走行する場合、高度情報を持たない場合には一般道路を走行しているのか高架道路を走行しているのかナビゲーションシステムでは判断できず、優先情報として一般道路の情報を使用者に提供してしまっていた。そこで、ナビゲーションシステム300に圧力センサー1を搭載し、高度情報を圧力センサー1によって取得することで、一般道路から高架道路へ進入することによる高度変化を検出することができ、高架道路の走行状態におけるナビゲーション情報を使用者に提供することができる。
このような電子機器の一例としてのナビゲーションシステム300は、圧力センサー1を有している。そのため、ナビゲーションシステム300は、前述した圧力センサー1の効果を享受でき、低コストで高い信頼性を発揮することができる。
なお、本発明の電子機器は、前述の高度計およびナビゲーションシステムに限定されず、例えば、パーソナルコンピューター、デジタルスチールカメラ、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、時計(スマートウォッチを含む)、ドローン、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等に適用することができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態に係る移動体について説明する。
図29は、本発明の第6実施形態に係る移動体としての自動車を示す斜視図である。
図29に示すように、移動体としての自動車400は、車体401と、4つの車輪402(タイヤ)と、を有しており、車体401に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪402を回転させるように構成されている。また、自動車400は、車体401に搭載されている電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)403を有しており、この電子制御ユニット403に圧力センサー1が内蔵されている。電子制御ユニット403は、圧力センサー1が車体401の加速度や傾斜等を検出することにより、移動状態や姿勢等を把握し、車輪402等の制御を的確に行うことができる。これにより、自動車400は、安全で安定した移動をすることができる。なお、圧力センサー1としては、例えば、前述した各実施形態のものを用いることができる。また、圧力センサー1は、自動車400に備えられているナビゲーションシステム等に搭載されていてもよい。
このような移動体の一例としての自動車400は、圧力センサー1を有している。そのため、自動車400は、前述した圧力センサー1の効果を享受でき、高い信頼性を発揮することができる。
以上、本発明の圧力センサー、圧力センサーの製造方法、圧力センサーモジュール、電子機器および移動体を図示の各実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、例えば、第1実施形態の圧力センサー1をマトリックス状に配置することで、触覚センサーとして用いることができる。この場合、圧力センサー毎に押圧により受けた圧力を検出することで、接触した場所および接触の強さを特定でき、これらを集計することで、押圧分布を生成することができる。
1…圧力センサー、10…SOI基板、10A…第1シリコン層、10B…酸化シリコン層、10C…第2シリコン層、2…基板、3…壁部、4…基板、45…ダイアフラム、45a…外縁、450…ダイアフラム形成領域、450a…外縁、451…貫通孔、451a…貫通孔、5…センサー部、50…ブリッジ回路、51、52、53、54…ピエゾ抵抗素子、55…配線、6…封止部、61…第1部材、610…第1封止膜、611…凹部、62…第2部材、620…第2封止膜、7…保護膜、9…縁部、90…縁部形成層、100…圧力センサーモジュール、110…配線基板、111…基板、112…配線、120…壁部、130…回路素子、140…充填材、150…フレキシブル配線基板、160……封止材、190…パッケージ、200…高度計、201…表示部、300…ナビゲーションシステム、301…表示部、400…自動車、401…車体、402…車輪、403…電子制御ユニット、BW…ボンディングワイヤー、H…貫通孔、M1…酸化シリコン膜、M11…開口、S…圧力基準室、S1…内部空間、T…端子、d…離間距離、W、W1…幅

Claims (13)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の一方の面上に配置され、空洞部が設けられている絶縁層と、
    前記絶縁層の前記半導体基板とは反対側に配置され、前記空洞部を覆うように配置されているダイアフラムを備えている半導体層と、を有していることを特徴とする圧力センサー。
  2. 前記ダイアフラムは、前記空洞部に連通する貫通孔を備え、
    前記貫通孔を封止する封止部を有している請求項1に記載の圧力センサー。
  3. 前記半導体基板の平面視で、
    前記貫通孔は、前記ダイアフラムの外縁に沿って複数配置されている請求項2に記載の圧力センサー。
  4. 前記ダイアフラムに配置されているピエゾ抵抗素子を有している請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  5. 前記絶縁層の前記空洞部に臨む内周面に配置され、前記半導体基板の平面視で、前記空洞部の少なくとも一部を囲む縁部を有している請求項1ないし4のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  6. 前記半導体基板は、シリコンを含み、
    前記絶縁層は、酸化シリコンを含み、
    前記半導体層は、シリコンを含んでいる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の圧力センサー。
  7. 第1シリコン層と、第2シリコン層と、前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に位置する酸化シリコン層と、を有するSOI基板を準備する工程と、
    前記第2シリコン層にピエゾ抵抗素子を配置する工程と、
    前記第2シリコン層を厚さ方向に貫通し、前記酸化シリコン層に臨む貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔を介して前記酸化シリコン層の一部を除去することで、前記第1シリコン層と前記第2シリコン層との間に位置する空洞部と、前記空洞部を介して前記第1シリコン層と対向し、ピエゾ抵抗素子を含み、受圧により撓み変形するダイアフラムと、を形成する工程と、
    前記貫通孔を封止する工程と、を含んでいることを特徴とする圧力センサーの製造方法。
  8. 前記封止する工程は、前記ダイアフラムの前記第1シリコン層と反対側の面に封止層を形成する工程と、
    前記封止層を薄肉化する工程と、を含んでいる請求項7に記載の圧力センサーの製造方法。
  9. 前記封止層は、高密度プラズマCVDによって成膜される請求項8に記載の圧力センサーの製造方法。
  10. 前記封止層は、酸化シリコンを含んでいる請求項9に記載の圧力センサーの製造方法。
  11. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧力センサーと、
    前記圧力センサーを収納しているパッケージと、を有することを特徴とする圧力センサーモジュール。
  12. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧力センサーを有することを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の圧力センサーを有することを特徴とする移動体。
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