JP2019020152A - 回動機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり軸受の摩擦の影響を低減した回動機構を提供することを目的としている。【解決手段】回転軸11と、回転軸11を第1の転がり軸受13a、13bを介して支持する支持部12と、回転軸11に第2の転がり軸受14a、14bを介して規制された角度範囲で回転可能な回動部15a、15bと、回動部15a、15bに回転軸11の軸線と同一軸上で接続されて、回転力を出力する出力軸16と、回転軸11に係合した加振手段10で構成している。【選択図】図3

Description

本発明は、回転力変換器の較正等を行う計測装置に使用される回動機構に関するものである。
回転力変換器の較正に用いられる計測装置は、特許文献1に開示されているように(図7)、回転力変換器5と連結した出力軸16(回転軸11)に枠状のレバーを連結し、この出力軸16は軸受を有する支持部12で支持されていて、レバーの両端に錘18cを吊り下げ、回転力変換器5に回転力を加えるものである。
特許文献2に開示されている回転力を発生させるものは、回転力変換器と連結した軸に連結されたレバーが平板状であって、この支軸を支持する軸受を格納するホルダが略Uの字の断面構造になっていた。
特開2001−133349号公報 特開2013−108839号公報
このように構成された装置において、支点軸受の外輪とボールの摩擦、さらにボールと内輪との摩擦が全くない理想の支点軸受であれば、軸受の外輪を回転させても内輪の回転力は零である。しかし、実際にはこれらの間に摩擦があるので、錘を取り付けて回転力を得ようとしても所望の回転力が得られないという課題があった。これは軸受を構成する部品の真円度、回転振れ、軸受のレース面の仕上げ精度、圧痕及び混入したごみ、各構成部品及びその組立て精度等に起因するものである。
そこで回転の摩擦を減らすために、流体軸受を使用することも考えられるが、大きな回転力を生成する時には、流体軸受の流体圧を上げなければならなかったり、油圧軸受を用いたりする必要があって、高価で大がかりなものとなっていた。
このような問題に鑑みて、本発明は、小型かつ安価な転がり軸受を使用した際に摩擦の影響を低減した回動機構を提供することを目的としている。
請求項1に記載の回動機構は、上記の目的を達成するために、回転軸と、回転軸を第1の転がり軸受を介して支持する支持部と、回転軸に第2の転がり軸受を介して規制された角度範囲で回転可能な回動部と、回動部に接続されて回転軸の軸線と同一軸上に回転力を出力する出力軸と、を含んで構成されている。
請求項2に記載の回動機構は、上記の目的を達成するために、加振手段が回転軸に取り付けられて構成されている。
請求項3に記載の回動機構は、上記の目的を達成するために、加振手段が圧電素子を含むもので構成されている。
請求項4に記載の回動機構は、上記の目的を達成するために、回転軸が回動部及び出力軸より小さな質量で構成されている。
請求項5に記載の回動機構は、上記の目的を達成するために、
回動部が回転軸の軸方向にて支持部を挟み込むように設けられ、出力軸が円柱形状の端部にて回動部に接続されて構成されている。
請求項6に記載の回動機構は、上記の目的を達成するために、回動部が回転軸の軸方向にて複数の支持部により挟み込まれるように設けられ、出力軸が円柱の端部の一部を切り欠いた形状にて回動部に接続されて構成されている。
請求項1に記載の発明の回動機構によれば、回転力を出力する出力軸と、出力軸に係合して規制された角度で回転する回動部を支持する回転軸とが異なるように構成していることから、軸受の摩擦や構成部品の寸法誤差等の影響を排除し、これを転がり軸受を用いて小型に実現した回動機構を提供できる。
請求項2に記載の発明の回動機構によれば上記効果に加えて、振動を回転軸に与えることで、回転軸に係合した転がり軸受内の偏在した歪みを均等化して転がり摩擦が非常に低減された回動機構を提供できる。
請求項3に記載の発明の回動機構によれば上記効果に加えて、対象の回動機構に使用されている転がり軸受の偏在した歪みの均等化に最適な振動数を選択して、小型で着脱も容易な振動手段により転がり摩擦が低減されると共に組立て性及び調整にも優れた回動機構を提供できる。
請求項4に記載の発明の回動機構によれば上記効果に加えて、転がり軸受に嵌合した回動部及び出力軸よりも質量の小さな回転軸を用いることにより、効率の良い振動を印加することが可能となり、回転軸に係合した転がり軸受内の偏在した歪みを均等化して、さらに転がり摩擦が無視できる程度に低減された回動機構を提供できる。
請求項5に記載の発明の回動機構によれば上記効果に加えて、回動部が回転軸の軸方向にて支持部を挟み込むように設けられていることから、出力軸を円柱形状として全周に渡って端部にて回動部に接続でき、その端部が転がり軸受の位置規制も兼ねることができることから、部品加工や組立てが容易な回動機構を提供できる。
請求項6に記載の発明の回動機構によれば上記効果に加えて、出力軸が円柱の端部の一部を切り欠いた形状にて回動部に接続されていることから、この切り欠き部に回動部のストッパの役割をさせることができるため、部品点数を減らして回動部の質量を低減することができてコスト面でも有利であると共に、加振手段を取付けた際には加振効果の向上を図った回動機構を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る回動機構を用いた計測装置の斜視外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る回動機構を用いた計測装置の斜視外観図である。 本発明の第1の実施形態に係る回動機構を図1で示す平面Aで切断した断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る回動機構を用いた計測装置の斜視外観図である。 本発明の第2の実施形態に係る回動機構を用いた計測装置の斜視外観図である。 本発明の第2の実施形態に係る回動機構を図4で示す平面Bで切断した断面図である。 従来の計測装置の構成図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る回動機構について、図面を基に詳細な説明を行う。図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係る回動機構を用いた計測装置の斜視外観図である。
計測装置はベース1上で較正する回転力変換器5を挟んでサーボモータ2と回動機構9と、サーボモータ2を駆動するモータドライバ32と制御部31とで構成されている。
回転力変換器5は、回転力を測定するための軸を有していて、その軸の一端は軸継手4aを介してサーボモータ2の出力部に、他端は軸継手4bを介して回動機構9の出力軸16にそれぞれ接続されている。回転力変換器5は、例えば回転力が伝達される軸の回転による捩れによって歪みが発生する起歪部を内部に有して、この起歪部に設けられた歪ゲージが検出する歪みを電気量に変換して、伝達回転力を測定するものである。本実施形態では、両端部に軸を設けた軸型の回転力変換器5を示しているが、両端部にフランジ部を設けてフランジ型の軸継手で繋ぐタイプのフランジ型の回転力変換器を適用することもできる。回転力変換器5はこれに限らず、磁歪方式で回転力を測定するものなども適用される。
回動機構9は、軸継手4bに固定接続される出力軸16と、出力軸16に接続して規制された角度範囲で回転可能な回動部15bと、回動部15bと一緒に規制された角度範囲で回転可能な回動部15aと、回動部15aと回動部15bとを連結する連結柱17a、17bと、回動部15aと回動部15bを支持する支持部12と、加振手段10等を含んで構成されている。そして連結柱17bは、回動部15aと回動部15bが回転した時、支持部12に当って止めるストッパの役目もなしている。回動機構9の詳細は図3を用いて後述する。
ロッド18aは、回動機構9の連結柱17bに取り付けられていて、対向して配置されている。そしてロッド18aの突出した端部は略コの字形状をなすヒンジ構造であって、錘連結部材18bがロッド18aの貫通した穴に挿通された軸を中心として規制された角度範囲で回転できるように連結されていて、さらにその先には錘受け皿18dが設けられている。
錘受け皿18dは錘18cを重ね置くように設けられた平板状のものであって、例えば錘連結部材18bの端部のネジ部により接続されている。
センサ30は例えば略円筒状の形状であって、支持部12に固定されて、センサ30の円筒端面とこれから離間した物体との距離を計測するセンサである。センサ30の鉛直上方向にはロッド18aが位置していて、2つのロッド18aに対してそれぞれセンサ30が計2個配置されている。センサ30は支持部12の側面から留めネジによって固定されている。センサ30は例えばレーザ光などの光線を発してその反射光から測距するものが使用される。したがってロッド18はセンサ30からの光線を反射して戻すために一部に平面部を有している。
サーボモータ2は例えばACサーボモータであって、ベース1上にL字型のモータブラケット3によって固定されている。サーボモータ2はモータドライバ32と電気的にケーブルで接続され、モータドライバ32からモータ駆動のための信号を受信する。一方サーボモータ2は内蔵している回転角検出器からサーボモータ2の回転角位置を送信出力する。
制御部31は計測装置全体の制御を行うものであって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、その他の記憶装置及び入出力装置を備えている。制御部31は回転力変換器5、センサ30及びモータドライバ32と電気的に繋がっている。そして制御部31は回転力変換器5で測定した伝達回転力の値と、2個のセンサ30で測定したセンサ30とロッド18aの距離とをそれぞれ予め定めた時間間隔で受信し、これを記憶する。一方制御部31はモータドライバ32を介してサーボモータ2の状態データの取得と、サーボモータ2への動作指令を行う。すなわち制御部31は回転力変換器5、センサ30及びモータドライバ32から受信したデータを用いてサーボモータ2の制御値や回転力変換器5の較正のためのデータを演算して出力する機能を有している。
図3は本発明の第1の実施形態に係る回動機構を、図1で示す平面Aで切断した断面図である。ベース1上には支持部12が固定されていて、支持部12はTの文字を逆さにした形状をなしていて、水平方向に貫通した穴を有している。この穴に第1の転がり軸受13a、13bが両側から挿入されている。水平方向の貫通穴は直径の大きさが異なる段付きの穴で、第1の転がり軸受13a、13bの外輪の直径方向の外形がこれにわずかなすきまをもって嵌合する。そして貫通穴の段差部が第1の転がり軸受13a、13bの外輪の軸方向の位置規制をなしている。なお貫通穴はこれに限らず、止め輪を挿入して嵌め込む溝を有した形状であっても良い。
回転軸11は支持部12と第1の転がり軸受13a、13bを介して回転自在になっており、第1の転がり軸受13a、13bの内輪側とは例えばしまりばめの嵌め合いで結合されている。
回動部15aと回動部15bは例えば円板形状であって、支持部12を両側から挟み込むように設けられている。回動部15aと回動部15bは連結柱17aと連結柱17b(図1、図2)にて連結され、ボルト19bにて両側から固定されている。回動部15aと回動部15bにも第2の転がり軸受14a、14bの外輪が嵌め込まれる貫通穴が円板中央部に設けられている。
回動部15a側には第2の転がり軸受14aが嵌め込まれ、第2の転がり軸受14aの内輪は回転軸11と例えばしまりばめで嵌合し、第2の転がり軸受14aの内輪は止め輪6にて軸方向位置が規制されている。そして第2の転がり軸受14aと支持部12側の第1の転がり軸受13aとの内輪の中間には、円筒形のカラー7aが挿入されていて、このカラー7aが第2の転がり軸受14aと第1の転がり軸受13aの軸方向位置を規制している。
一方回動部15b側にも第2の転がり軸受14bが嵌め込まれ、第2の転がり軸受14bの内輪は回転軸11と例えばしまりばめで嵌合し、第2の転がり軸受14bの内輪は止め輪6にて軸方向位置が規制されている。そして第2の転がり軸受14bと支持部12側の第1の転がり軸受13bとの内輪の中間には、円筒形のカラー7aが挿入されていて、このカラー7aが第2の転がり軸受14bと第1の転がり軸受13aの軸方向位置を規制している。
さらに回動部15b側には径の寸法を複数有する段付きの円柱形状の出力軸16がボルト19aによって固定され、出力軸16の端部の突起状の部分が、第2の転がり軸受14bの外輪の位置規制をしている。出力軸16は軸継手4bと繋がっていて、かつ回転軸11の軸線と同一軸上になるように構成されている。
加振手段10は、回転軸11に係合して回転軸11へ振動を与える部材であって回転軸11の端部から挿入されて固定されている。加振手段10は例えば圧電素子を含むものであって、振動は回転軸11を経由して、第1の転がり軸受13a、第1の転がり軸受13b、第2の転がり軸受14a及び第2の転がり軸受14bの回転部へそれぞれ伝播することから、軸受の内部に生ずる偏在した歪みが均等化されて摩擦の影響を低減できる。加振手段10が圧電素子の場合には、小型化や着脱が可能であって、第1の転がり軸受13a、第1の転がり軸受13b、第2の転がり軸受14a及び第2の転がり軸受14bに偏在する歪みの均等化に最適な振動数を選択して効果的に加振することができる。なお回転軸11は、回動部15a、15b及び出力軸16と比較して小さな質量であるように設けられていることから、回転軸11から第1の転がり軸受13a、第1の転がり軸受13b、第2の転がり軸受14a及び第2の転がり軸受14bへの振動が効果的に伝播することになる。
なお第1の転がり軸受13a、13b、第2の転がり軸受14a、14bは本実施形態では深溝玉軸受であるがこれに限るものではない。
この構成で、いずれかの錘受け皿18dに錘18cを追加して載せアンバランスな荷重を回動部15a、15bに印加すると、重い方に回動部15a、15bは回り始めようとする。この回転力は出力軸16にて回転力変換器5側へ伝達される。この時、出力軸16に直接関与している軸受は第2の転がり軸受14a、14bだけである。一方で回動部15a、15bは第1の転がり軸受13a及び第1の転がり軸受13bを介して支持部12によって支持されている。したがって従来の回転力を出力する装置のように出力軸16と回転軸11が同一の部材で構成されるものと比べて、出力軸16は支持部12の各種誤差の影響を受けにくくなる。
次いで本発明の第1の実施形態の回動装置及びこれを用いた計測装置による回転力変換器5の較正方法の一例を示す。
釣り合う重さの錘18cを錘受け皿18dに置き、加振手段10にて回転軸11へ加振印加を実行する。釣り合った状態で回動部15a、15bの動きを確認し、正常であれば加振手段10の加振動作を停止させ、制御部31をアクティブにする。制御部31は、センサ30から入力された入力信号等に基づいてロッド18aの傾斜状態を検出すると共に、この検出に基づいてロッド18aを地面に対し水平に保持すべく、モータドライバ32を介してサーボモータ2を駆動制御する。
その後所望の回転力を発生させる錘18cをいずれかの錘受け皿18dに追加すると、回動部15a、15bは動き出そうとする。この時、制御部31はセンサ30から出力されたロッド18aとの距離を示す距離信号に基づいてロッド18aの傾斜状態を検出してロッド18aを地面に対し水平に保持すべく、モータドライバ32を介してサーボモータ2を駆動制御する。
一方で制御部31は、ロッド18aの両端に吊り下げられて対をなす錘18cの重量の差を用いて、回転力変換器5に付加している回転力値を演算する。そして、この基準となる回転力値(回転力基準値)と、回転力変換器5から出力された回転力値(回転力測定値)とを比較して合わせ込むことにより回転力変換器5の較正を行うことができる。
図4及び図5は本発明の第2の実施形態に係る回動機構を用いた計測装置の斜視外観図である。基本的な構成は第1の実施形態と同じであるので相違点のみ記述する。
第2の実施形態では、回動機構9の回動部25が1個の円板状の部材である。そしてベース1上に固定された支持部22a、22bが、回動部25を挟んで両側から支持している。出力軸26は一方は回動部25に連結されていて、他方は軸継手4bに連結されている。出力軸26は径寸法が異なる段付きの円柱の形状であって、回動部25に連結される端部の大きな径の部分は支持部22bとの干渉を避けるように、また回動部25のストッパとしての役割をなすために端部の一部を切り欠いた形状となっている。出力軸26は軸継手4bと繋がっていて、かつ回転軸21の軸線と同一すなわち同軸になるように構成されている。
図6は本発明の第2の実施形態に係る回動機構を、図4で示す平面Bで切断した断面図である。ベース1上に支持部22a、22bが固定されていて、支持部22a、22bはTの文字を逆さにした形状で、水平方向に貫通した穴を有している。この穴に第1の転がり軸受23a、23bがそれぞれ挿入されている。水平方向の貫通穴は段付きの穴で、第1の転がり軸受23a、23bの外輪がこれにわずかなすきまをもって嵌合する形状である。なお貫通穴はこれに限らず、止め輪を挿入する溝を設けて嵌め込む形状であっても良い。支持部22a、22bの貫通穴は段付きであって、この段差の部分が第1の転がり軸受23a、23bの外輪を軸方向において規制している。一方第1の転がり軸受23a、23bの内輪は、回転軸21に設けられた止め輪6によって軸方向が規制されている。
回転軸21は支持部22a、22bと第1の転がり軸受23a、23bを介して回転自在になっており、第1の転がり軸受23a、23bの内輪側とは例えばしまりばめの嵌め合いで結合されている。
回動部25は例えば円板形状であって、支持部22aと支持部22bにて両側から挟み込むように配置されている。回動部25にも第2の転がり軸受24の外輪が嵌め込まれる貫通穴が設けられている。この貫通穴は段付きとなっていて、第1の転がり軸受23a、23bの外輪の軸方向を規制するようになっている。
回動部25側には第2の転がり軸受24が嵌め込まれ、第2の転がり軸受24の内輪は回転軸21と例えばしまりばめで嵌合し、第2の転がり軸受24の内輪と第1の転がり軸受23a及び第1の転がり軸受23bの内輪とは円筒形のカラー7bによって軸方向の位置が規制されている。一方第2の転がり軸受24の外輪は、複数のボルト29bで固定されるリング状の軸受押え8を介して軸方向位置が規制されている。
出力軸26は、出力軸26の軸線が回転軸21の軸線と同軸になるように、ボルト29aによって回動部25に固定されている。
加振手段10は、第1の実施形態と同様に回転軸21に係合して回転軸21へ振動を与える部材である。加振手段10によって振動は回転軸21を経由して、第1の転がり軸受23a、第1の転がり軸受23b、第2の転がり軸受24の回転部にそれぞれ伝播することから、転がり軸受の内部に生ずる偏在した歪みが均等化されて摩擦の影響を低減できる。
この構成で、いずれかの錘受け皿18dに錘18cを追加してアンバランスな荷重を回動部25に印加すると、重い方に回動部25は回り始めようとする。この回転力は出力軸26にて回転力変換器5側へ伝達される。この時、出力軸26に直接関与している軸受は第2の転がり軸受24だけであり、回動部25は第1の転がり軸受23a及び第1の転がり軸受23bを介して回転軸21を支持する支持部22a、22bによって支持されている。したがって従来の回転力を出力する装置のように出力軸16と回転軸11が同一の部材で構成されるものと比べて、支持部22a及び支持部22bの各種誤差の影響を受けにくくなる。
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明の活用例として、較正機など荷重を測定する計測装置への適用が可能である。
1 :ベース
2 :サーボモータ
3 :モータブラケット
4a、4b :軸継手
5 :回転力変換器
6 :止め輪
7a、7b :カラー
8 :軸受押え
9 :回動機構
10 :加振手段
11、21:回転軸
12、22a、22b :支持部
13a、13b、23a、23b :第1の転がり軸受
14a、14b、24:第2の転がり軸受
15a、15b、25 :回動部
16、26 :出力軸
17a、17b :連結柱
18a :ロッド
18b :錘連結部材
18c :錘
18d :錘受け皿
19a、19b、29a、29b :ボルト
30 :センサ
31 :制御部
32 :モータドライバ

Claims (6)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸を第1の転がり軸受を介して支持する支持部と、
    前記回転軸に第2の転がり軸受を介して規制された角度範囲で回転可能な回動部と、
    前記回動部に接続されて前記回転軸の軸線と同一軸上に回転力を出力する出力軸と、
    を含むことを特徴とする回動機構。
  2. 加振手段が前記回転軸に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の回動機構。
  3. 前記加振手段が圧電素子を含むものであることを特徴とする請求項2に記載の回動機構。
  4. 前記回転軸が前記回動部及び前記出力軸より小さな質量で構成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の回動機構。
  5. 前記回動部が前記回転軸の軸方向にて前記支持部を挟み込むように設けられ、前記出力軸が円柱形状の端部にて前記回動部に接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の回動機構。
  6. 前記回動部が前記回転軸の軸方向にて複数の前記支持部により挟み込まれるように設けられ、前記出力軸が円柱の端部の一部を切り欠いた形状にて前記回動部に接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の回動機構。
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