JP2019019977A - ダンパおよびトルクコンバータ - Google Patents
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本発明に係るダンパおよびそのダンパを備えたトルクコンバータの一実施例を図1から図6までの図示例に基づき説明する。
図2に示すダンパ2Aは、入力回転部材20、中間回転部材21、出力回転部材22、入力回転部材20と中間回転部材21間の弾性部材23、中間回転部材21と出力回転部材22間の弾性部材24、振動吸振子部25等を含んで構成している。また、中間回転部材21と出力回転部材22との間に第1のセンタリング部26を備え、また、入力回転部材20と中間回転部材21との間に第2のセンタリング部27を備えている。これらセンタリング部については後述する。
図1および図2に図示した入力回転部材20の構成を図3にて説明する。図3において、入力回転部材20は、略平面円環形状の入力回転部材本体201、入力回転部材本体201の円環内周部から前面カバー11側に延出した摺接部側端部202、入力回転部材本体201の円環外周部近傍から摺接部側端部202と反対側に延出した入力回転部材20と弾性部材23との係合部203を備えている。また、先にセンタリング部27として示した入力回転部材20側には、係合部203の内周側に位置して摺接部側端部202と反対側に延出したセンタリング部分204を有する。ここで入力回転部材20のセンタリング部分204には、入力回転部材20の回転平面と交差して形成されたセンタリング部の外周面204aを有する。この外周面204aについては図4にて後述する。
図1および図2に図示した中間回転部材21の構成を図3にて説明する。図3において、中間回転部材21は、略平面円環形状の中間回転部材本体211、中間回転部材本体211の円環内周部から前面カバー11と反対側に延出した第1のセンタリング部26の中間回転部材側のセンタリング部分212、このセンタリング部分212の先端において当該センタリング部分212と略直交する方向で且つ出力軸16側に延出した軸方向の位置決め部212F、中間回転部材本体211の円環外周部近傍から前面カバー11側に延出した中間回転部材21と弾性部材23との係合部213、当該係合部213の内周側に位置して前面カバー11側に延出した第2のセンタリング部27の中間回転部材側のセンタリング部分214、および先のセンタリング部分212の外周側に位置して前面カバー11と反対側に延出した中間回転部材21と弾性部材24との係合部215を含んで構成される。
図1および図2に図示した出力回転部材22の構成を図3にて説明する。図3において、出力回転部材22は、略平面円環形状の出力回転部材本体221、出力回転部材本体221の円環外周部近傍から前面カバー11側に延出した出力回転部材22と弾性部材24との係合部223、当該係合部223よりも内周側に位置して前面カバー11側に延出した第1のセンタリング部26の出力回転部材側のセンタリング部分222、出力回転部材本体221の円環内周においてタービンハブ15側に向けて略円筒体形状に形成された出力回転部材のハブ連結部224、および当該ハブ連結部224のタービンハブ15側において出力軸16側に延出した出力回転部材のハブ連結フランジ224Fを含む。ここで出力回転部材22のセンタリング部分222には、出力回転部材22の回転平面と交差して形成されたセンタリングの内周面222aを有する。この内周面222aについては図4にて後述する。
第1の弾性部材23は、図示しない連結機構によって相対回転可能に連結された入力回転部材20と中間回転部材21との間に介在して、入力回転部材20と中間回転部材21とを付勢する。また第2の弾性部材24は、図示しない連結機構によって相対回転可能に連結された中間回転部材21と出力回転部材22との間に介在して、中間回転部材21と出力回転部材22とを付勢する。
図2、図3に示すように中間回転部材21に取り付けられた振動吸振子部25は、略平板状の吸振部フレーム(振り子支持部、ペンデュラムサポートプレート等とも呼ばれる。)251、吸振部フレーム251に掛合された複数の遠心力振り子(振動吸振子、慣性質量体、ペンデュラム等とも呼ばれる。)252等から構成される。この振動吸振子部25の吸振部フレーム251は、締結部材253にて中間回転部材21に締結(固定)される。
図2、図3、図4に示すように中間回転部材21と出力回転部材22との間に介在する第1のセンタリング部26は、中間回転部材21側のセンタリング部分212と、出力回転部材22側のセンタリング部分222とを含む。
図3、図4に示すようにダンパ2A(符号としては図2に図示したもの)では、出力回転部材22側のセンタリング部分222への当該センタリング部分222の挿入位置は、軸方向位置決め部212Fで規制される。したがって中間回転部材21の軸方向位置決め部212Fの位置を、タービンランナ13側に位置付けることで、第1のセンタリング部26の摺動面を、振動吸振子部25の重心点と回転中心軸とを最短距離で結ぶ直線上に位置付けることができる。
中間回転部材21と入力回転部材20との間に介在する第2のセンタリング部27(図3参照)は、入力回転部材20側のセンタリング部分204と、中間回転部材21側のセンタリング部分214とを含む。
図5により、本発明に係るダンパのセンタリング部と振動吸振子部との位置関係について、望ましい関係を説明する。図5は、図1に示したトルクコンバータと同等のものを示し、同じ符号のものは同じ対象物を示している。
図6に示すようにロックアップ機構30は、前面カバー11と一体化された前面カバー側摺接部301、入力回転部材20と一体化されたダンパ側摺接部302、油圧によって出力軸16方向で且つ前面カバー11側に変位してダンパ側摺接部302と前面カバー側摺接部301とを当接させるロックアップピストン303、およびロックアップピストン303を前面カバー11から離れる方向に付勢するロックアップピストン付勢バネ304を含む。
ロックアップ機構30がロックアップしていない場合には、タービンランナ13、タービンハブ15、出力軸16およびダンパ2Aはトルク変換部を介して伝達されたトルクで回転し、出力回転部材22は出力軸16と同一の回転速度で回転する。
またロックアップ動作により、入力回転部材20と中間回転部材21とは相対回転するが(相対的に正逆転するが)、第2のセンタリング部27の摺動面も、出力軸16方向に回転中心軸を有した周面を成しているから、入力回転部材20及び中間回転部材21の回転軸は所望の精度で一致した状態を維持することができ、入力回転部材20および中間回転部材21は円滑な相対回転を維持する。またここで中間回転部材21は入力回転部材20を介してタービンハブ15に対してセンタリングされているから、入力回転部材20の回転軸は出力軸16の回転軸とも所望の精度で一致した状態を維持することができる。
30…ロックアップ機構
20…入力回転部材
204…入力回転部材側のセンタリング部分
204a…入力回転部材側のセンタリング部外周面
21…中間回転部材
212、214…中間回転部材側のセンタリング部分
212a…中間回転部材側のセンタリング外周面
212F…軸方向位置決め部
214a…中間回転部材側のセンタリング内周面
22…出力回転部材
222…出力回転部材側のセンタリング部分
222a…力回転部材側のセンタリング内周面
23、24…弾性部材
224F…出力回転部材のハブ連結フランジ
25…振動吸振子部
251…吸振部フレーム(振り子支持部)
252…遠心力振り子(振動吸振子)
26…第1のセンタリング部
27…第2のセンタリング部
Claims (9)
- ロックアップするときにトルク伝達する入力回転部材と、
回転出力軸にトルクを伝達するための出力回転部材と、
前記入力回転部材と前記出力回転部材との間に介在する中間回転部材と、
前記入力回転部材と前記中間回転部材との間に介在する第1の弾性部材と、
前記中間回転部材と前記出力回転部材との間に介在する第2の弾性部材と、
前記中間回転部材に取り付けられた振動吸振子部と、
前記中間回転部材と前記出力回転部材との間に介在し、前記中間回転部材に形成されたセンタリング面と前記出力回転部材に形成されたセンタリング面とが摺動する第1のセンタリング部と
を備えたことを特徴とするダンパ。 - 前記振動吸振子部の軸方向の両サイド間の範囲幅と前記第1のセンタリング部の軸方向のセンタリング面の範囲幅が軸方向において少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のダンパ。
- 前記振動吸振子部の軸方向の両サイド間の範囲幅の中心位置が前記第1のセンタリング部の軸方向のセンタリング面の範囲幅内にあるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のダンパ。
- 前記第1のセンタリング部の軸方向のセンタリング面の範囲幅の中心位置が前記振動吸振子部の軸方向の両サイド間の範囲幅内にあるように配置されていることを特徴とする請求項1記載のダンパ。
- 前記中間回転部材側のセンタリング面と前記出力回転部材側のセンタリング面とが摺動する前記第1のセンタリング部の摺動面は、前記振動吸振子部の重心点と回転中心軸を最短距離で結ぶ直線上に位置付けられたことを特徴とする請求項1に記載のダンパ。
- 前記中間回転部材側のセンタリング部分の先端側に前記中間回転部材側のセンタリング部分と略直交する方向で且つ前記出力軸側に延出した軸方向位置決め部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1記載のダンパ。
- 前記入力回転部材と前記中間回転部材との間に介在し、前記入力回転部材に形成されたセンタリング面と前記中間回転部材に形成されたセンタリング面とが摺動する第2のセンタリング部を、さらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1記載のダンパ。
- 前記振動吸振子部は、前記中間回転部材に取り付けられた振り子支持部と、前記振り子支持部に揺動自在に取り付けられた前記振動吸振子とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1記載のダンパ。
- ロックアップ機構にダンパを有するトルクコンバータにおいて、
前記ダンパに、
ロックアップ機構に駆動されて前記トルクコンバータのハウジングとロックアップする入力回転部材と、
前記トルクコンバータの出力軸にトルクを伝達するための出力回転部材と、
前記入力回転部材と前記出力回転部材との間に介在する中間回転部材と、
前記入力回転部材と前記中間回転部材との間に介在する第1の弾性部材と、
前記中間回転部材と前記出力回転部材との間に介在する第2の弾性部材と、
前記中間回転部材に取り付けられた振動吸振子部と、
前記中間回転部材と前記出力回転部材との間に介在し、前記中間回転部材に形成されたセンタリング面と前記出力回転部材に形成されたセンタリング面とが摺動する第1のセンタリング部と
を備えたことを特徴とするトルクコンバータ。
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PCT/KR2018/007867 WO2019013552A2 (ja) | 2017-07-11 | 2018-07-11 | ダンパおよびトルクコンバータ |
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Family Applications (1)
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JP2018111599A Active JP7149737B2 (ja) | 2017-07-11 | 2018-06-12 | ダンパおよびトルクコンバータ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012077811A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Aisin Aw Co Ltd | 流体伝動装置 |
JP2015014355A (ja) * | 2013-06-04 | 2015-01-22 | 株式会社エクセディ | トルクコンバータのロックアップ装置 |
-
2018
- 2018-06-12 JP JP2018111599A patent/JP7149737B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2015014355A (ja) * | 2013-06-04 | 2015-01-22 | 株式会社エクセディ | トルクコンバータのロックアップ装置 |
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