JP2019019852A - 補助具 - Google Patents

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隆幸 對馬
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Abstract

【課題】加工装置内の狭い空間においても容易に該結束バンドを結束バンド固定具に挿入し、該結束バンドで容易に配線や配管を結束する。【解決手段】結束バンドが挿通される挿通孔を有する結束バンド固定具に結束バンドを挿通するための補助具であって、結束バンドの先端が挿入される挿入口、該挿入口から挿入された該結束バンドを導く通路、及び該通路によって導かれた該結束バンドの先端が送出される送出口を有するガイド部と、該ガイド部の該挿入口側を支持する支持部と、を備え、該通路は、該挿入口から挿入される該結束バンドの先端の挿入方向と、該送出口から送出される該結束バンドの先端の送出方向と、を異ならせるように湾曲している。【選択図】図2

Description

本発明は、加工装置の内部の配線や配管を結束する結束バンドを該加工装置のフレーム等に固定する際に用いられる補助具に関する。
半導体でなるウェーハの表面は、格子状に配列された複数の分割予定ラインで区画され、区画された各領域にはIC(Integrated Circuit)等のデバイスが形成される。該ウェーハを裏面側から研削して該ウェーハを薄化し、該分割予定ラインに沿って分割すると、個々のデバイスチップが形成される。形成されたデバイスチップは、携帯電話やコンピュータ等の電子機器に実装される。
デバイスチップを製造するプロセスでは、デバイスを形成するための成膜装置やエッチング装置、該ウェーハを研削するための研削装置、該ウェーハを切断するための切削装置等の各種の加工装置が使用される。これらの加工装置の内部には様々な配線が張り巡らされている。また、各種の液体や気体等の流体を供給するための配管が配設されている。
加工装置の内部では、複数の該配線や該配管を結束バンドで結束して整理する。結束バンドで該配線や該配管を結束する際には、結束された該配線や該配管を所定の箇所に固定するために、該加工装置の骨組みとなるフレーム等に該結束バンドを固定する結束バンド固定具(配線固定具)が使用される(特許文献1参照)。
該結束バンド固定具は、該結束バンドが挿通される挿通孔を備える。該結束バンド固定具は予め該フレーム等に固定される。該結束バンド固定具は、該配線や該配管を該結束バンド固定具の近傍でまとめ、結束バンドを該挿通孔に挿通させつつ該配線や該配管を結束することで使用される。
特開2006−42411号公報
加工装置の内部で結束バンド固定具の挿通孔に結束バンドを挿通させながら配線や配管を結束バンドで結束する作業は、加工装置の組み付け作業者が手作業で行う。加工装置の内部の各機構のレイアウトは、該各機構を効率よく稼働させることを念頭に決定されるが、決定の際に必ずしも組み付け作業の都合が考慮されるとは限らない。そのため、該組み付け作業者は、加工装置の内部の非常に狭い空間に手を入れて作業をしなければならない場合がある。
特に、該結束バンド固定具の該挿通孔の貫通方向に垂直な方向から手を差し入れて該挿通孔に該結束バンドを挿通させる作業は容易ではない。これらの作業は作業者に過度な精神的及び肉体的な負担を強いる場合がある。そのため、作業に誤りが生じる場合があり、また、加工装置の内部の構造物に手が触れて思わぬ怪我等を生じる場合がある。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加工装置内の狭い空間においても容易に該結束バンドを結束バンド固定具に挿入でき、該結束バンドで容易に配線や配管を結束できる補助具を提供することである。
本発明の一態様によれば、結束バンドが挿通される挿通孔を有する結束バンド固定具に結束バンドを挿通するための補助具であって、結束バンドの先端が挿入される挿入口、該挿入口から挿入された該結束バンドを導く通路、及び該通路によって導かれた該結束バンドの先端が送出される送出口を有するガイド部と、該ガイド部の該挿入口側を支持する支持部と、を備え、該通路は、該挿入口から挿入される該結束バンドの先端の挿入方向と、該送出口から送出される該結束バンドの先端の送出方向と、を異ならせるように湾曲していることを特徴とする補助具が提供される。
なお、本発明の一態様において、該ガイド部の該通路の側面の一方には、該挿入口から該送出口にかけて連続する脱出路が形成され、該脱出路は、該挿入口から挿入され該送出口から送出される結束バンドを脱出させる際に該結束バンドの脱出経路となってもよい。
また、本発明の他の一態様によれば、結束バンドが挿通される挿通孔を有する結束バンド固定具に結束バンドを挿通するための補助具であって、該結束バンドの先端が挿入される第1の挿入口、該第1の該挿入口から挿入された該結束バンドを導く第1の通路、及び該第1の通路によって導かれた該結束バンドの先端が送出される第1の送出口を有する第1のガイド部と、該結束バンドの先端が挿入される第2の挿入口、該第2の該挿入口から挿入された該結束バンドを導く第2の通路、及び該第2の通路によって導かれた該結束バンドの先端が送出される第2の送出口を有する第2のガイド部と、該第1のガイド部の該第1の挿入口側を支持するとともに該第2のガイド部の該第2の送出口側を支持することで、該第1のガイド部と、該第2のガイド部とを連結する支持部と、を備え、該第1の通路は、該第1の挿入口から挿入される該結束バンドの挿入方向と、該第1の送出口から送出される該結束バンドの送出方向と、を異ならせるように湾曲しており、該第2の通路は、該第2の挿入口から挿入される該結束バンドの挿入方向と、該第2の送出口から送出される該結束バンドの送出方向と、を異ならせるように湾曲しており、該第1の送出口と、該第2の挿入口と、は互いに対面していることを特徴とする補助具が提供される。
なお、本発明の他の一態様において、該第1のガイド部の該第1の通路の側面の一方には、該第1の挿入口から該第1の送出口にかけて連続する第1の脱出路が形成され、該第2のガイド部の該第2の通路の側面の一方には、該第2の挿入口から該第2の送出口にかけて連続する第2の脱出路が形成され、該第1の脱出路及び該第2の脱出路は、該第1のガイド部の該第1の該挿入口から挿入され、該第1のガイド部の該第1の送出口から送出され、該結束バンド固定部の挿通孔に挿通され、該第2のガイド部の該第2の該挿入口から挿入され、該第2のガイド部の該第2の送出口から送出される結束バンドを脱出させる際に、該結束バンドの脱出経路となってもよい。
本発明の一態様に係る補助具は、結束バンドをガイドするガイド部と、該ガイド部を支持する支持部と、を備える。該ガイド部は、結束バンドが挿入される挿入口、該挿入口から挿入された該結束バンドを導く通路、及び該通路によって導かれた該結束バンドが送出される送出口を有する。該通路は、該挿入口から挿入される該結束バンドの挿入方向と、該送出口から送出される該結束バンドの送出方向と、を異ならせるように湾曲している。
該補助具を使用する作業者は、加工装置の内部の狭い空間に固定された結束バンド固定具の挿通孔に該送出口を合わせるように該補助具を該結束バンド固定具に当てる。そして、結束バンドの先端を該挿入口に挿入する。すると、該結束バンドの先端は該通路により導かれて該送出口から送出される。該通路は湾曲しているため、例えば、結束バンドを該挿通孔の貫通方向に垂直な方向から該挿通孔に挿入させなければならない場合でも、該挿通孔に結束バンドを容易に挿入できる。
このように、該補助具の挿入口に結束バンドを挿入させるだけで、容易に結束バンドを結束バンド固定具に挿通できる。そのため、作業者の精神的及び肉体的な負担が軽くなり、また、加工装置内部の構造物に手が触れて生じる怪我を抑制できる。
したがって、本発明の一態様により、加工装置内の狭い空間においても容易に該結束バンドを結束バンド固定具に挿入でき、該結束バンドで容易に配線や配管を結束できる補助具が提供される。
図1(A)は、結束バンドの表面側を模式的に示す斜視図であり、図1(B)は、結束バンドの裏面側を模式的に示す斜視図であり、図1(C)は、結束バンド固定具の一例を模式的に示す斜視図である。 図2(A)は、補助具の一例を模式的に示す斜視図であり、図2(B)は、補助具の使用態様を模式的に示す斜視図である。 図3(A)は、結束バンドを結束バンド固定具に挿通する前の状態を模式的に示す部分断面図であり、図3(B)は、結束バンドを結束バンド固定具に挿通している状態を模式的に示す部分断面図であり、図3(C)は、結束バンド固定具に挿通した結束バンドで配線を結束する様子を模式的に示す部分断面図である。 図4(A)は、補助具の一例を模式的に示す斜視図であり、図4(B)は、補助具の他の一例を模式的に示す側面図である。 補助具の一例を模式的に示す斜視図である。
本発明に係る実施形態について説明する。まず、本実施形態に係る補助具を使用して結束バンド固定具に挿通される結束バンドについて説明する。図1(A)は、結束バンドの表面側を模式的に示す斜視図であり、図1(B)は、結束バンドの裏面側を模式的に示す斜視図である。
図1(A)及び図1(B)に示す通り、結束バンド1は、一方向に伸長する帯状のバンド部3と、該バンド部3の一端側に接続されたヘッド部9と、を備える。該バンド部3の他端側には、先に向かって細められたテール部(先端)7が形成されている。該ヘッド部9は、略直方体状に形成されており、該バンド部3の表面1a及び裏面1bに垂直な方向に貫通するバンド部挿通孔9aが形成されている。該バンド部挿通孔9aの該バンド部3側の壁面には、爪9bが形成されている。
該バンド部3の裏面1b側には、該バンド部3の幅方向に平行に並ぶ複数の凹凸が形成されている。該複数の凹凸はセレーション5と呼ばれている。該バンド部3を裏面1bが内側となるように湾曲させて該テール部(先端)7を該ヘッド部9の該バンド部挿通孔9aに挿入すると、裏面1bに形成された該セレーション5と、ヘッド部9の爪9bと、が噛み合う。すると、該バンド部3の該バンド部挿通孔9aに挿通されていない部分を引いても該バンド部3は戻らない。
複数の配線や配管をまとめ、該結束バンド1の該バンド部3を湾曲させて該複数の配線や配管の周りに渡し、該テール部(先端)7を該バンド部挿通孔9aに挿入する。そして、該セレーション5と、該爪9bと、が噛み合うと、該複数の配線や配管を結束できる。
結束バンド1は、柔軟性及び耐久性に優れた高分子材料で形成される。例えば、ナイロン、フッ素樹脂、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の材料で形成される。バンド部3の長さや幅等は用途や使用環境に応じて選択される。例えば、バンド部3の長さは約80mm〜約550mmであり、幅は約1.9mm〜13.0mmであり、厚さは約1.0mm〜約2.0mmである。
次に、結束バンド1を所定の位置に固定するために使用される結束バンド固定具について説明する。図1(C)は、結束バンド固定具を模式的に示す斜視図である。該結束バンド固定具11は、略直方体状の本体15と、該本体15の底面に垂直な方向に該底面から伸長するねじ部17と、を備える。
該本体15には、該本体15の側面のうち互いに平行な一対の側面の一方から他方に貫通する挿通孔13が形成されている。すなわち、該挿通孔13は、該ねじ部17の伸長方向に垂直な方向に貫通するように形成されている。該結束バンド1を該挿通孔13に挿通すると、該結束バンド1が該結束バンド固定具11に固定される。そのため、該挿通孔13は、結束バンド1が挿通可能な幅と高さに形成される。該結束バンド固定具11は、例えば、該結束バンド1と同様の材料で構成される。
該結束バンド1及び該結束バンド固定具11は、例えば、デバイスチップの製造に関する各種の加工装置の内部で使用される。デバイスチップを製造するプロセスでは、デバイスを形成するための成膜装置やエッチング装置、該ウェーハを研削するための研削装置、該ウェーハを切断するための切削装置等の各種の加工装置が使用される。これらの加工装置の内部には様々な配線が張り巡らされている。また、各種の液体や気体等の流体を供給するための配管が配設されている。
加工装置の内部では、複数の該配線や該配管を結束バンド1で結束して加工装置の内部を整理する。結束バンド1で該配線や該配管を結束する際には、結束された該配線や該配管の移動を防ぐために、該結束バンド固定具11が使用される。該結束バンド固定具11は、該配線や該配管を該結束バンド固定具11の近傍でまとめ、結束バンド1を該挿通孔13に挿通させつつ該配線や該配管を結束することで使用される。
該結束バンド1を該結束バンド固定具11で固定しつつ配線や配管を結束バンド1で結束する作業は、加工装置の組み付け作業者が手作業で行う。該結束バンド固定具11は、該加工装置の骨組みとなるアルミフレーム等に該ねじ部17が締め込まれることで予め該アルミフレーム等に固定される。そのため、該組み付け作業者は、加工装置の内部の非常に狭い空間に手を入れて作業をしなければならない場合がある。
特に、該挿通孔13の貫通方向に垂直な方向から手を差し入れて該結束バンド固定具11に結束バンド1を挿通させる作業と、挿通された該結束バンド1を湾曲させて該貫通方向に垂直な方向に向けて引き出す作業と、は作業者の負担が大きい。そこで、該挿通孔13に結束バンド1を挿通する作業、または、挿通された結束バンド1を引き出す作業に本実施形態に係る補助具を使用する。
次に、該補助具について説明する。図2(A)は、補助具の一例を模式的に示す斜視図であり、図2(B)は、補助具の使用態様の一例を模式的に示す斜視図である。
図2(A)に示す通り、該補助具2は、結束バンド1を導くガイド部4と、該ガイド部4の一端を支持する支持部6と、を備える。該ガイド部4は、該結束バンド1のテール部(先端)7が挿入される挿入口8と、該挿入口8から挿入された該結束バンド1を導く通路10と、該通路10によって導かれた該結束バンド1のテール部(先端)7が送出される送出口12と、を有する。図2(A)に示す通り、該ガイド部4と、該支持部6と、は一体となっていてもよい。
該ガイド部4の挿入口8と、通路10と、送出口12と、は、該結束バンド1が挿通できるように、該結束バンド1のバンド部3の幅よりも広い幅と、該バンド部3よりも厚い高さと、を有する。該通路10は、該挿入口8から挿入される該結束バンド1のテール部(先端)7の挿入方向と、該送出口12から送出される該結束バンド1のテール部(先端)7の送出方向と、を異ならせるように湾曲している。
該補助具2の使用時には、テール部(先端)7から該結束バンド1を該挿入口8に挿入し、該通路10に該結束バンド1を挿通し、該送出口12から該結束バンド1の該テール部(先端)7を送出する。または、テール部(先端)7から該結束バンド1を該送出口12に挿入し、該通路10に該結束バンド1を挿通し、該挿入口8から該結束バンド1の該テール部(先端)7を送出する。すなわち、該挿入口8が送出口となり、該送出口12が挿入口となる場合がある。
該送出口12には、該結束バンド固定具11の本体15に嵌合する形状の挿嵌部14が形成されていてもよい。該ガイド部4の該通路10の側面の一方には、該挿入口8から該送出口12にかけて連続する脱出路16が形成されている。該脱出路16は、該挿入口8から挿入され該送出口12から送出される結束バンド1を補助具1から脱出させる際に該結束バンド1の脱出経路となる。
該補助具2は、加工装置の内部の構造物に衝突した際に該構造物に損傷を与えないように柔軟性のある材料で形成されるのが好ましい。例えば、結束バンド1や結束バンド固定具11と同様の材料で構成される。
該補助部2の使用態様について説明する。該補助部2を使用する際は、図2(B)に示すように、該ガイド部4の送出口12と、該結束バンド固定具11の挿通孔13と、を合わせるように、該補助具2を該結束バンド固定具11に当てる。該送出口12に該挿嵌部14が形成されている場合、該結束バンド固定具11の本体15に該挿嵌部14を挿嵌させる。すると、該補助具2が固定されて、該ガイド部4の送出口12と、該結束バンド固定具11の挿通孔13と、がずれにくくなる。
該補助具2を使用して該結束バンド1を該結束バンド固定具11に挿通する方法について説明する。図3(A)は、結束バンドを結束バンド固定具に挿通する前の状態を模式的に示す部分断面図であり、図3(B)は、結束バンドを結束バンド固定具に挿通している状態を模式的に示す部分断面図である。図3(C)は、結束バンド固定具に挿通した結束バンドで配線を結束する様子を模式的に示す部分断面図である。
図3(A)に示す通り、該結束バンド固定部具11は、予めねじ部17が締め込まれることで、加工装置のフレーム21等に固定されている。該結束バンド固定具11の本体15の近傍に配線19等をまとめておく。
図3(A)に示す通り、2つの補助具2a,2bを同時に使用することもできる。まず、一方の補助具2aの挿入口8aに結束バンド1のテール部(先端)7を挿入し、補助具2aの通路10aに該結束バンド1のバンド部3を挿通する。そして、該結束バンド1のテール部(先端)7を送出口12aから送出させるとともに該結束バンド固定具11の挿通孔13に挿入する。
その後、他方の補助具2bの送出口12bに該挿通孔13に挿通する結束バンド1をテール部(先端)7から挿入し、補助具2bのガイド部4bの通路10bに該結束バンド1のバンド部3を挿通する。そして、該結束バンド1のテール(先端)7を挿入口8aから送出させる。すると、図3(B)に示す通り、該結束バンド固定具11に該結束バンド1が挿通される。
次に、ガイド部4a,4bに形成された脱出路を該結束バンド1が通過するように2つの該補助具2a,2bを移動させて、それぞれの補助具2a,2bから該結束バンド1を脱出させる。
そして、該結束バンド1のテール部(先端)7を該結束バンド1のヘッド部9のバンド部挿通孔9aに挿入し、該バンド部挿通孔9aにバンド部3を挿通させる。すると、結束バンド1の裏面1bに形成されたセレーション5と、バンド部挿通孔9aの壁面に形成された爪9bと、が噛み合い、該バンド部3が該バンド部挿通孔9aから外れなくなる。以上により、該配線19等が結束バンド固定具11に固定された結束バンド1で結束される。
本実施形態に係る補助具2aを使用すると、該補助具2aの挿入口8aに結束バンド1を挿入させるだけで、容易に結束バンド1を結束バンド固定具11に挿通できる。また、補助具2bを使用すると、容易に結束バンド固定具11に挿通された結束バンド1を引き上げることができる。そのため、作業者の精神的及び肉体的な負担が軽くなり、また、加工装置内部の構造物に手が触れて生じる怪我を抑制できる。
なお、図2(A)等に示す補助具2のガイド部4の通路10は、支持部6に支持される側を外側にして湾曲しているが、図4(A)に示す通り、補助具2cのガイド部4cの通路10cは、支持部6cに支持される側を内側にして湾曲していてもよい。図4(A)は、補助具の他の一例を模式的に示す斜視図である。
この場合でも、挿入口8cから結束バンド1のテール部(先端)7を挿入し、湾曲する該通路10cにより該結束バンド1を導いて、送出口12cから結束バンド1のテール部(先端)7を送出させる。すると、挿嵌部14cに挿嵌された結束バンド固定具11の挿通孔13に該結束バンド1を容易に挿通できる。
また、図3(A)及び図3(B)において、2つの補助具2a,2bを使用する場合について説明したが、2つの補助具2a,2bを連結して一体化された補助具を形成してもよい。図4(B)は、補助具の一例を模式的に示す側面図である。例えば、図4(B)に示す、第1のガイド部4dと、第2のガイド部4eと、該第1のガイド部4d及び該第2のガイド部4eを支持する支持部6dと、を備える補助具2dもまた本実施形態に係る補助具である。
図4(B)に示す補助具2dは、例えば、ピンセット状の支持部6dの各先端にガイド部4d,4eを取り付けた形状である。加工装置の組み付け作業者は、加工装置の内部の結束バンド固定具11を摘まむようにガイド部4d,4eを本体15に当てる。このとき、各ガイド部4d,4eの各送出口12d,12eと、該結束バンド固定具11の挿通孔13と、が連通するように支持部6dを操作する。
次に、該作業者は、第1のガイド部4dの挿入口8dから結束バンド1のテール部(先端)7を挿入し、該結束バンド1のバンド部3を第1の通路10dに挿通し、該テール部(先端)7を第1の送出口12dから送出させる。そして、該結束バンド固定具11の挿通孔13に該バンド部3を挿通する。さらに、第2のガイド部4eの送出口12eから結束バンド1のテール部(先端)7を挿入し、該結束バンド1のバンド部3を第2の通路10eに挿通し、該テール部(先端)7を第2の挿入口8eから送出させる。
すなわち、第2のガイド部4eの送出口12eは挿入口として機能し、第2のガイド部4eの挿入口8eは送出口として機能する。該第2のガイド部4eは、送出口として機能する該挿入口8e側が支持部6dに支持されている。補助具2dでは、該第1のガイド部4dの該送出口12dと、挿入口として機能する該第2のガイド部4eの該送出口12eと、は互いに対面している。
なお、該結束バンド固定具11の該結束バンド1の挿通方向を逆方向にすることができる。その場合、第1の挿入口8dと、第2の送出口12eと、が送出口となり、該第1の送出口12dと、第2の挿入口8eと、が挿入口となる。
該結束バンド1が各ガイド部4d,4eの各脱出路16d,16eを通過するように該補助具2dを移動させて、該補助具2dから結束バンド1を脱出させる。すると、該結束バンド固定具11と、該結束バンド固定具11の挿通孔13に挿通された結束バンド1と、が残る。そして、該結束バンド1のヘッド部9のバンド部挿通孔9aにバンド部3を挿通させる。
該補助具2dによると、作業者は一方の手だけで容易に補助具2dを操作できるため他方の手で結束バンド1を動かすことができる。そのため、結束バンド固定具11への結束バンド1の挿通が極めて容易となり、作業者の作業による負担は大幅に軽減される。
なお、2つのガイド部が連結された形状の補助具の他の一例について図5を用いて説明する。図5は、補助具の一例を模式的に示す斜視図である。図5に示す補助具2fは第1のガイド部4fと、第2のガイド部4gと、を備える。該第1のガイド部4f及び該第2のガイド部4gは、第1のL字部18fと、連結部20と、第2のL字部18gと、を介して互いに連結されている。
図5に示す補助具2fの各部の構造及び機能は、図4(B)に示した補助具2dと同様である。該補助具2fは、該補助具2dとは異なり、支持部が第1のL字部18fと、連結部20と、第2のL字部18gと、で構成されている。第1のガイド部4fが第1のL字部18fに支持され、該第2のガイド部4gが該第2のL字部18gに支持されている。
そのため、該補助具2fでは、第1の挿入口8f及び第2の挿入口8gの一方から挿入され他方から送出される結束バンド1のテール部(先端)7を、該補助具2fから該結束バンド1を脱出させる前に該結束バンド1のヘッド部9のバンド部挿通孔9aに挿入できる。その後に脱出路16f,16gを脱出経路として該補助具2fから結束バンド1を脱出させることができるため、作業者による作業がさらに容易となる。
以上に説明した通り、本実施形態によると加工装置内の狭い空間においても容易に該結束バンドを結束バンド固定具に挿入でき、該結束バンドで容易に配線や配管を結束できる補助具が提供される。
なお、本発明は、上記実施形態の記載に限定されず、種々変更して実施可能である。例えば、上記実施形態では、加工装置のフレーム21等に固定された結束バンド固定具11に該補助具2を使用して結束バンド1を挿通する場合について説明したが、本発明の一態様はこれに限定されない。
例えば、図4(B)及び図5に示す補助具2d,2fのようにピンセットのように結束バンド固定具11を摘まむことができる補助具を、加工装置のフレーム21等に結束バンド固定具11を固定するために使用してもよい。その場合、該補助具の2つのガイド部の先端で結束バンド固定具11を摘まみ、該結束バンド固定具11を加工装置の内部の空間に差し入れて、所定の箇所にねじ部17を締め込むように該補助具2を回転させる。
その他、上記実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
1 結束バンド
1a 表面
1b 裏面
3 バンド部
5 セレーション
7 テール部(先端)
9 ヘッド部
9a バンド部挿通孔
9b 爪
11 結束バンド固定具
13 挿通孔
15 本体
17 ねじ部
19 配線
21 加工装置のフレーム
2,2a,2b,2c,2d,2f 補助具
4,4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g ガイド部
6,6a,6b,6c,6d 支持部
8,8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g 挿入口
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g 通路
12,12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g 送出口
14,14c 挿嵌部
16,16c,16d,16e,16f,16g 脱出路
18f,18g L字部
20 連結部

Claims (4)

  1. 結束バンドが挿通される挿通孔を有する結束バンド固定具に結束バンドを挿通するための補助具であって、
    結束バンドの先端が挿入される挿入口、該挿入口から挿入された該結束バンドを導く通路、及び該通路によって導かれた該結束バンドの先端が送出される送出口を有するガイド部と、
    該ガイド部の該挿入口側を支持する支持部と、を備え、
    該通路は、該挿入口から挿入される該結束バンドの先端の挿入方向と、該送出口から送出される該結束バンドの先端の送出方向と、を異ならせるように湾曲していることを特徴とする補助具。
  2. 該ガイド部の該通路の側面の一方には、該挿入口から該送出口にかけて連続する脱出路が形成され、
    該脱出路は、該挿入口から挿入され該送出口から送出される結束バンドを脱出させる際に該結束バンドの脱出経路となることを特徴とする請求項1記載の補助具。
  3. 結束バンドが挿通される挿通孔を有する結束バンド固定具に結束バンドを挿通するための補助具であって、
    該結束バンドの先端が挿入される第1の挿入口、該第1の該挿入口から挿入された該結束バンドを導く第1の通路、及び該第1の通路によって導かれた該結束バンドの先端が送出される第1の送出口を有する第1のガイド部と、
    該結束バンドの先端が挿入される第2の挿入口、該第2の該挿入口から挿入された該結束バンドを導く第2の通路、及び該第2の通路によって導かれた該結束バンドの先端が送出される第2の送出口を有する第2のガイド部と、
    該第1のガイド部の該第1の挿入口側を支持するとともに該第2のガイド部の該第2の送出口側を支持することで、該第1のガイド部と、該第2のガイド部とを連結する支持部と、を備え、
    該第1の通路は、該第1の挿入口から挿入される該結束バンドの挿入方向と、該第1の送出口から送出される該結束バンドの送出方向と、を異ならせるように湾曲しており、
    該第2の通路は、該第2の挿入口から挿入される該結束バンドの挿入方向と、該第2の送出口から送出される該結束バンドの送出方向と、を異ならせるように湾曲しており、
    該第1の送出口と、該第2の挿入口と、は互いに対面していることを特徴とする補助具。
  4. 該第1のガイド部の該第1の通路の側面の一方には、該第1の挿入口から該第1の送出口にかけて連続する第1の脱出路が形成され、
    該第2のガイド部の該第2の通路の側面の一方には、該第2の挿入口から該第2の送出口にかけて連続する第2の脱出路が形成され、
    該第1の脱出路及び該第2の脱出路は、該第1のガイド部の該第1の該挿入口から挿入され、該第1のガイド部の該第1の送出口から送出され、該結束バンド固定部の挿通孔に挿通され、該第2のガイド部の該第2の該挿入口から挿入され、該第2のガイド部の該第2の送出口から送出される結束バンドを脱出させる際に、該結束バンドの脱出経路となることを特徴とする請求項3記載の補助具。
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