JP2019019257A - 粘着シート - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、このような問題を解決するべく、例えば特許文献2は、半硬化状態の粘着層と、前記半硬化状態の粘着層を挟むように積層された一対の基材層とを備える積層体を5〜100枚重ね、重ねた方向に対して側面側から波長360nm以下の光を照射する画像表示装置用粘着シートの製造方法を開示している。かかる製造方法によれば、5〜100枚重ねられた積層体であっても、側面側に特定の光が照射され粘着剤層の端部のみが硬化されているため、保管・運搬時に粘着剤層が流動して変形するおそれがない。
第二領域の幅w[mm]と粘着シートの厚さd[mm]とが次の式(1)の関係を満たすことを特徴とする粘着シートを提案する。
式(1)・・・1.3d≦w≦14d
しかも加熱しても被着体の外側に粘着剤が食み出すようなことがない“ホットメルト形状安定性”にも優れている。
本発明の実施形態の一例に係る粘着シート(「本粘着シート1」と称する)1は、図1に示すように、平面視において、粘着シート1の周縁端部2に沿う領域であって、且つ当該周縁端部2から内側に向かって幅w[mm]に渡る領域(「第二領域」と称する)20のゲル分率が、当該第二領域20の内側の領域(「第一領域」と称する)10のゲル分率よりも大きいという特徴を備えた粘着シートである。
これに対し、第二領域20の幅w[mm]と粘着シート1の厚さd[mm]とが、1.3d≦wの関係を満たすと、保管時に粘着シート端面から粘着剤が食み出したり、ホットメルトした際に被着体から粘着剤が食み出したりするのを効果的に抑制できることが確認されている。
但し、第二領域20の幅wが大き過ぎると、十分な段差吸収性を確保することができなくなる可能性がある。
以上より、3.0d≦w≦14d、3.0d≦w≦11d又は3.0d≦w≦8.0dであることが好ましく、中でも5.0d≦w≦14d又は5.0≦w≦11dであることがさらに好ましく、8.0d≦w≦14d又は8.0≦w≦11dであることが最も好ましい。
なお、本粘着シート1が、厚さが異なる部分を有する場合は、第二領域20の厚さの平均値を本粘着シート1の厚さdとする。
本粘着シート1において、周縁端部2から所定の幅w[mm]に渡る第二領域20のゲル分率が15〜100%であれば、保管時に粘着シート端面から粘着剤が食み出したり、ホットメルトした際に被着体から粘着剤が食み出したりするのを効果的に抑制することができる。
かかる観点から、第二領域20における粘着シートのゲル分率は15〜100%であるのが好ましく、中でも20%以上或いは99%以下、その中でも25%以上或いは95%以下、さらにその中でも30%以上或いは90%以下であるのがさらに好ましい。
このような範囲とすることで、被着体への貼着時に軟化乃至流動させた場合であっても、高い形状安定性を保持することができる。
なお、標準偏差は以下の計算方法で求められる値である。
<標準偏差の計算方法>
まず、任意の箇所のゲル分率測定で得られた値のゲル分率の平均値を求める。次に、各測定で得られたゲル分率とゲル分率の平均値の差を求める。続いてこの値の2乗平均を求め、最後に2乗平均の平方根を計算して標準偏差を求める。
第一領域10のゲル分率が15%未満であることにより、被着体への貼合時に優れた段差吸収性を発揮することができる。
かかる観点から、第一領域10のゲル分率は15%未満であるのが好ましく、中でも10%未満、その中でも8%未満、特にその中でも5%未満(0%含む)であるのがさらに好ましい。
また、第一領域10内において、任意の複数箇所において粘着シート片を採取し、その採取した粘着シート片のゲル分率を測定し、それらの平均値を第一領域10のゲル分率とすることができる。
この際、第二領域20のゲル分率の測定においては、各辺において、少なくとも2か所を測定して平均値を求めればよく、中でも3か所以上を測定して平均値を求めるのが好ましく、その中でも4か所以上、さらにその中でも5か所以上を測定して平均値を求めるのがさらに好ましい。但し、後述する実施例の場合には、第二領域20の製造条件が同じであることが分かっているため、このように各辺において複数個所の測定を行うことはしていない。
同様の観点から、第一領域10のゲル分率と第二領域20のゲル分率の差は15%〜100%であるのが好ましく、中でも20%以上或いは80%以下、その中でも25%以上或いは60%以下であるのがさらに好ましい。
かかる観点から、本粘着シート1の厚さdは、0.02mm〜1mmであるのが好ましく、中でも0.05mm以上、その中でも0.050mm以上或いは0.8mm以下、その中でも0.1mm以上或いは0.5mm以下であるのがさらに好ましく、その中でも0.075mm以上或いは0.25mm以下であるのが最も好ましい。
本粘着シート1は、粘着剤組成物から形成されてなる粘着剤層からなる単層であってもよいし、二層、三層などの複数層の粘着剤層からなるものであってもよい。
本粘着シート1が複数層の粘着剤層を備えたものである場合、第一領域10のゲル分率及び第二領域20のゲル分率とは、各粘着剤層のゲル分率ではなく、各領域における複数層の粘着剤層全体のゲル分率を意味することになる。
この場合の第一領域10のゲル分率及び第二領域20のゲル分率とは、粘着剤組成物から形成される層のゲル分率を意味することになる。
本粘着シート1、中でも上記第一領域10は、光照射前において、剪断法による動的粘弾性測定により測定される、温度30℃での損失正接(Tanδ)の値が1.0未満であり、かつ、温度70℃での損失正接(Tanδ)の値が1.0以上であることが好ましい。
本粘着シート1、中でも上記第一領域10における損失正接(Tanδ)が上記範囲であれば、本粘着シート1、中でも上記第一領域10が軟化乃至流動性を備えるため、高い段差吸収性を有することができる。
かかる観点から、本粘着シート1、中でも上記第一領域10は、温度30℃での損失正接(Tanδ)の値は1.0未満、中でも0.8未満であり、かつ温度70℃での損失正接(Tanδ)の値が1.0以上、中でも1.5以上であるのがさらに好ましい。
本粘着シート1、中でも上記第一領域10がこのような損失正接(Tanδ)の値を有することで、本粘着シート1を十分に硬化させることができるため、優れた耐発泡信頼性を有することができる。
本粘着シート1は、単層又は多層のシート状の粘着剤層から構成することができる。
この際、当該粘着剤層を形成するために用いる粘着剤組成物としては、1)(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体に、架橋剤、必要に応じて光開始剤や反応触媒などを配合してなる組成物や、2)ブタジエン又はイソプレン系(共)重合体に、架橋剤、必要に応じて光開始剤や反応触媒などを配合してなる組成物や、3)シリコーン系(共)重合体に、架橋剤、必要に応じて光開始剤や反応触媒などを配合してなる組成物や、4)ウレタン系(共)重合体を用いたウレタン系組成物などを挙げることができる。
なお、上記各種(共)重合体は、これを調整するために用いる各種モノマーの種類、組成比率、さらには重合条件等を適宜選択することによって、分子量等の物性を適宜調整することが可能である。
その中でも、(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(a)、架橋剤(b)及び光開始剤(c)を含有する粘着剤組成物を、より好適な一例として挙げることができる。
また、上記(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(a)は、光硬化可能であることが好ましい。
上記(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(a)としては、例えばアルキル(メタ)アクリレートの単独重合体の他、これと共重合可能なモノマー成分を重合することにより得られる共重合体を挙げることができる。例えばアルキル(メタ)アクリレートの単独重合体の他、これと共重合可能なモノマー成分を重合することにより得られる共重合体を挙げることができる。
したがって、共重合性モノマーHと、それ以外のモノマーの選択や配合比率によって、グラフト共重合体の主鎖と側鎖の特性を変化させることができる。
マクロモノマーとしては、他のモノマーと共重合可能なラジカル重合性基を有するものが好ましい。ラジカル重合性基は一つ或いは二つ以上含有していてもよく、中でも一つであるものが特に好ましい。
マクロモノマーが官能基を有する場合も官能基は一つ或いは二つ以上含有していてもよく、中でも一つであるものが特に好ましい。
また、ラジカル重合性基と官能基はどちらか一方でも、両方含有していてもよい。ラジカル重合性基と官能基を両方含有する場合は、他のモノマーからなる重合物ユニットとの付加する官能基、又は他のモノマーと共重合するラジカル重合性基の何れか以外の官能基若しくはラジカル重合性基は二つ以上であってもよい。
中でも、他のモノマーと共重合可能なラジカル重合性基を有するものが好ましい。ラジカル重合性基は一つ或いは二つ以上含有していてもよく、中でも一つであるものが特に好ましい。マクロモノマーが官能基を有する場合においても、官能基は一つ或いは二つ以上含有していてもよく、中でも一つであるものが特に好ましい。
また、ラジカル重合性基と官能基は、どちらか一方でも、両方含有していてもよい。ラジカル重合性基と官能基を両方含有する場合は、他のモノマーからなる重合物ユニットとの付加する官能基又は他のモノマーと共重合するラジカル重合性基の何れか以外の官能基もしくはラジカル重合性基は二つ以上であってもよい。
よって、前記(メタ)アクリル酸エステル共重合体(a−1)を使用すれば、未架橋状態であっても、室温(20℃)において粘着性を示し、且つ、50〜100℃、より好ましくは60℃以上或いは90℃以下の温度に加熱すると軟化乃至流動化する性質を備えることができる。
但し、当該共重合体成分のガラス転移温度が同じ温度であったとしても、分子量を調整することにより粘弾性を調整することができる。例えば共重合体成分の分子量を小さくすることにより、より柔軟化させることができる。
また、前記アクリルモノマーやメタクリルモノマーと共重合可能な、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタクリロニトニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、アルキルビニルモノマー等の各種ビニルモノマーも適宜用いることができる。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体(a−1)の幹成分が、疎水性モノマーのみから構成されると、湿熱白化する傾向が認められるため、親水性モノマーも幹成分に導入して湿熱白化を防止するのが好ましい。
また、疎水性のビニルモノマーとしては酢酸ビニル等のアルキルビニルエステル、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アルキルビニルモノマーなどを挙げることができる。
具体的には、マクロモノマーのガラス転移温度(Tg)は、本粘着シート1の加熱溶融温度(ホットメルト温度)に影響するため、30℃〜120℃であるのが好ましく、中でも40℃以上或いは110℃以下、その中でも50℃以上或いは100℃以下であるのがさらに好ましい。
マクロモノマーのガラス転移温度とは、当該マクロモノマー自体のガラス転移温度を意味し、示差走査熱量計(DSC)で測定することができる。
また、マクロモノマーの数平均分子量は、500〜10万であるのが好ましく、中でも8000未満であることが好ましく、中でも800以上或いは7500未満、その中でも1000以上或いは7000未満であるのが好ましい。
前記マクロモノマーの高分子量骨格成分としては、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、t-ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イソペンチル(メタ)アクリレート、ネオペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリート、イソオクチルアクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、ベヘニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、3,5,5−トリメチルシクロヘキサンアクリレート、p−クミルフェノールEO変性(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、グリシジル(メタ)アクリレート、アルコキシアルキル(メタ)アクリレート、アルコキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレートモノマーや、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、アルキルビニルモノマー、アルキルビニルエステル、アルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニルエーテル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−置換(メタ)アクリルアミド等の各種ビニルモノマーが挙げられ、これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
上記ブタジエン又はイソプレン系(共)重合体としては、例えばエチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレン、水添ブタジエン、水添イソプレン若しくは水添スチレンの単独重合体又はこれらの共重合体等を挙げることができる。
上記シリコーン系(共)重合体としては、ケイ素原子に結合した有機官能基を有し、光活性型触媒により硬化可能な直鎖状及び分岐状のオルガノポリシロキサンを挙げることができる。
上記ウレタン系(共)重合体としては、ポリオール化合物の水酸基とイソシアネート化合物のイソシアネート基が反応することによって、ウレタン結合が形成されてなる共重合体を挙げることができる。
上記架橋剤(b)としては、少なくとも二重結合架橋を有する架橋剤が好ましい。例えば(メタ)アクリロイル基、エポキシ基、イソシアネート基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、カルボジイミド基、オキサゾリン基、アジリジン基、ビニル基、アミノ基、イミノ基、アミド基から選ばれる少なくとも1種の架橋性官能基を有する架橋剤を挙げることができ、1種又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。
また、架橋剤(b)が(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(a)と化学結合した態様も包含される。
なお、上記架橋性官能基は、脱保護可能な保護基で保護されていてもよい。
光開始剤(c)は、前述の架橋剤(b)の架橋反応における反応開始助剤としての機能を果たすものである。光開始剤(c)の中でも、波長380nm以下の紫外線に感応する光開始剤が、架橋反応の制御のしやすさの観点から好ましい。
一方、波長380nmより長波長の光に感応する光開始剤は、高い光反応性を得られる点及び感応する光が本粘着シート1の深部まで到達しやすい点で好ましい。
また、反応制御のし易さからは、光開始剤(c)として、ベンゾフェノン、4−メチル-ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、3,3‘−ジメチル−4−メトキシベンゾフェノン、4−(メタ)アクリロイルオキシベンゾフェノン、4−[2−((メタ)アクリロイルオキシ)エトキシ]ベンゾフェノン、4−(メタ)アクリロイルオキシ−4’−メトキシベンゾフェノン、2−ベンゾイル安息香酸メチル、ベンゾイルギ酸メチルなどを用いるのが好ましい。
上記粘着剤組成物は、上述した(メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(a)、架橋剤(b)及び光開始剤(c)の他にも、通常の粘着組成物に配合されている公知の成分を含有してもよい。例えば粘着付与樹脂や、酸化防止剤、光安定化剤、金属不活性化剤、防錆剤、老化防止剤、吸湿剤、加水分解防止剤、帯電防止剤、消泡剤、無機粒子などの各種の添加剤を適宜含有させることが可能である。
本粘着シート1は、離型フィルム付き両面粘着シートとすることもできる。
例えば離型フィルム上に単層又は多層のシート状の粘着剤層(硬化後の粘着剤層)を成形して離型フィルム付き両面粘着シートとすることもできる。
また、同じ厚さであっても、異なる厚さであってもよい。
また、剥離力の異なる離型フィルムや厚さの異なる離型フィルムを本粘着シート1の両側に積層することができる。
さらには、被着体である画像表示装置用構成部材間に上記粘着剤組成物を直接充填することによって、本粘着シート1の態様とすることもできる。
本粘着シート1は、粘着シートの周縁部領域、すなわち第二領域20のみを光照射して硬化させることにより形成することができる。
第二領域20のみを光硬化させる方法としては、平面視した際に、粘着シート1の周縁端部、すなわち第二領域20以外の内側部、すなわち第一領域10を遮光して第二領域20のみに光が当たる状態を作り、この状態で光照射する方法や、LEDのような指向性の高い光源を用いてピンポイントに第二領域20のみに光照射する方法などを挙げることができる。但し、第二領域20のみを光硬化させる方法は、上記の方法に限ったものではない。
なお、粘着シートの側面側から光を照射すると、光が十分奥まで届かないため、第二領域20の幅wが不十分となってしまう。
(2)前記シートの周縁端部から内側に向かって幅w[mm]に渡る領域、すなわち第二領域20に対して、第二領域20の上方若しくは下方又は上下両方から、光照射する工程
(1−2)引き取られた離型フィルム付粘着シートのシート中央部、すなわち第一領域10を遮光する工程
(2−1)前記シートの周縁端部から内側に向かって幅w[mm]に渡る領域、すなわち第二領域20に対して、該第二領域20の上方若しくは下方又は上下両方から、光照射する工程
(3−1)第一領域10及び第二領域20を残すように、所定の形状にハーフカットし、前記離型フィルム付粘着シート上に、所定形状にハーフカットされた製品部の連続体を製造する工程
粘着剤組成物を塗布する方法としては、例えばリバースロールコート、グラビアコート、バーコート、ドクターブレードコート等、従来公知の塗工方式を挙げることができる。
この際、光を透過しないシートとしては、アルミニウムなどの金属箔、紫外線カットフィルム、などを挙げることができる。
この際、第二領域20のゲル分率を所定範囲に調整するには、例えば単位時間当たりの積算光量や、粘着シートにおける架橋剤及び架橋開始剤の含有量などにより、調整することができる。但し、これらに限定するものではない。
また、光を照射する光源3は、光の指向性が高いという観点から、光拡散角度が50°以下、中でも40°以下、その中でも30°以下である光源を使用するのが好ましい。
さらに、光を照射する際、糊食み出しを抑制するのに十分なゲル分率が得られる観点から、単位面積当たり1000mJ/cm2〜10000mJ/cm2、中でも1500mJ/cm2以上或いは9000mJ/cm2以下、その中でも2000mJ/cm2以上或いは8000mJ/cm2以下の積算光量の光を、端縁幅領域のそれぞれの側に照射するのが好ましい。
なお、単位時間当たりの積算光量は、光源の出力、光源と離型フィルム付粘着シートとの距離、離型フィルム付粘着シートの搬送速度などにより調整することができる。一例として、好ましい条件を以下に挙げる。
また、光源のMD方向長さ、言い換えれば光を照射するMD方向の長さは、本粘着シート1のMD方向全幅を覆う長さであるのが好ましい。
また上記所定形状は、例えば長方形、正方形等の略矩形状(矩形の四隅を面取り加工した状態も含める。)であってもよいし、丸型の形状であってもよく、被着体により適宜選択されるものである。
本発明の画像表示装置構成用積層体(以下「本積層体」とも称する。)は、2つの画像表示装置用構成部材間を、本粘着シート1を介して積層してなる構成を備えるものである。
また、前記表面保護パネルは、その周縁部に枠状に印刷された印刷段差部を有していてもよい。
また、画像表示パネル内にタッチ機能を内蔵したインセル型や偏光板と画像表示パネルの間にタッチパネル機能を内蔵したオンセル型の画像表示パネルも、タッチセンサーに包含されるものとする。
上記により本積層体を製造する場合、上述した粘着剤組成物から光硬化可能な組成物を適宜選択すればよい。
また、上述した粘着剤組成物から、(メタ)アクリル酸エステル共重合体(a−1)を選択した場合には、得られる粘着シートが、ホットメルト性と光硬化性を有することから、本積層体は、次の(4)及び(5)の工程を有する製造方法により製造されることが好ましい。
(5)少なくとも一方の画像表示装置構成部材側から光照射し、当該画像表示装置構成部材を介して、粘着シートを光硬化させる工程
本発明の実施形態の一例に係る画像表示装置(以下「本装置」とも称する。)は、上記本積層体を用いて構成される画像表示装置である。
本装置としては、例えばパソコン、モバイル端末(PDA)、ゲーム機、テレビ(TV)、カーナビ、タッチパネル、ペンタブレット等の画像表示装置を挙げることができる。
本発明において、画像表示パネル、保護パネル等のように「パネル」と表現する場合、板体、シート及びフィルムを包含するものである。
また、「X以上」(Xは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「好ましくはXより大きい」の意を包含し、「Y以下」(Yは任意の数字)と記載した場合、特にことわらない限り「好ましくはYより小さい」の意も包含するものである。
実施例及び比較例で得られた粘着シートをそれぞれ約0.05g分採取し、予め質量(X)を測定したステンレス(SUS)メッシュ(#200)で袋状に包み、袋の口を折って閉じて、この包みの質量(Y)を測定した。
その後、100mlの酢酸エチルに浸漬させ、23℃で24時間暗所保管した後、包みを取り出して、70℃で4.5時間加熱し付着している酢酸エチルを蒸発させた。
乾燥した包みの質量(Z)を測定し、求めた質量を下記式に代入して求めた。
ゲル分率[%]=[(Z−X)/(Y−X)]×100
乾燥した包みの質量(Z1)をそれぞれの試験片で測定し、求めた質量を下記式に代入してゲル分率を求めた。そして、6箇所の平均値を第一領域10のゲル分率とした。
ゲル分率[%]=[(Z1−X1)/(Y1−X1)]×100
その後、各試験片を100mlの酢酸エチルに浸漬させ、23℃で24時間暗所保管した後、包みを取り出して、70℃で4.5時間加熱し付着している酢酸エチルを蒸発させた。
乾燥した包みの質量(Z2)をそれぞれの試験片で測定し、求めた質量を下記式に代入してゲル分率を求めた。そして、6箇所の平均値を第二領域20のゲル分率とした。さらに、前記平均値と測定した6箇所のゲル分率の分散から標準偏差を求めた。
ゲル分率[%]=[(Z2−X2)/(Y2−X2)]×100
実施例及び比較例で得られた粘着シートの第一領域部分を切除し、切除した第一領域部分を複数枚重ねて約1mmの厚さに積層させ、レオメータを用いて粘弾性を測定した。測定温度範囲は−50℃〜150℃、周波数は1Hz、昇温速度は3℃/minの条件で測定した。
実施例及び比較例で作製した離型フィルム付き粘着シートを100mm×80mmのサイズに切出した後、片方の離型フィルムを剥がして粘着シート部分が82mm×54mmのサイズになるように、粘着シート部分をカットし、その上から離型フィルムを貼り合わせてサンプルを準備した。
得られたサンプルを一対のガラス板で挟み、ガラス板を含んだ荷重が200gとなるように重石を調整して、30℃×90%の高温高湿環境下で100時間晒した後、その試験片の端面を顕微鏡で観察した。試験前後で端面状態が変化しなかったものを「○(good)」、糊が食み出して変形したものを「×(poor)」と評価した。
実施例及び比較例で作製した粘着シートを82mm×54mm、厚さ0.55mmのガラス板に貼合し、ガラス板と同形状に粘着シートを切り出して、粘着シート積層体を作製した。
次に、粘着シート積層体の中央部分をアルミホイルで部分遮光して、実施例及び比較例に記載の条件でエネルギー線照射を行い、周縁端部が硬化された粘着シートを作製した。
得られた粘着シート積層体を50μmの印刷高さを備えるガラス板と貼り合わせて端部の糊はみ出しの有無を評価した。貼合条件は、温度70℃、圧力は0.4MPa、貼合時間は1min、貼合は真空環境下で行った。
貼合後、糊食み出しの様子を顕微鏡で観察し、糊食み出し幅の最大値が0.20mm以下のものを「○(good)」、0.21mm以上のものを「×(poor)」として評価した。
実施例及び比較例で作製した粘着シートの一方の剥離フィルムを剥がして露出した粘着面を、周縁部5mmに厚さ80μmの印刷を施したソーダライムガラス(82mm×53mm×0.5mm厚)の印刷面に、粘着シートの4辺が印刷段差にかかるようにしてプレス圧着した(絶対圧5kPa、温度85℃、プレス圧0.02MPa)。
次に、残る剥離フィルムを剥がし、ゼオノアフィルム(日本ゼオン製100μm厚)をプレス貼合した後、オートクレーブ処理(80℃、ゲージ圧0.2MPa、20分)を施して仕上げ貼着し、積層体を作製した。
作製した積層体を目視観察し、印刷段差近傍で粘着シートが浮いたり、歪んで凹凸ムラが見えたりしたものを「×(poor)」、気泡なく平滑に貼合されたものを「○(good)」と判定した。
(メタ)アクリル酸エステル共重合体(a)として、数平均分子量2400のポリメタクリル酸メチルマクロモノマー15質量部(18mol%)とブチルアクリレート81質量部(75mol%)とアクリル酸4質量部(7mol%)とがランダム共重合してなるアクリル酸エステル共重合体(a−1)(重量平均分子量23万)1kgと、架橋剤(b)として、グリセリンジメタクリレート(日油社製、製品名:GMR)(b−1)90gと、光重合開始剤(c)として、2,4,6−トリメチルベンゾフェノンと4−メチルベンゾフェノンの混合物(Lanberti社製、製品名:エザキュアTZT)(c−1)15gを均一混合し、粘着剤層に用いる粘着剤組成物を作製した。
実施例及び比較例で照射したUVの積算光量は、積算光量計として、紫外線積算光量計「UIT−250」(ウシオ電機社製)を用い、365nm波長の受光部を取り付け、2回計測してその平均値を有効数字2ケタで求め、それぞれの積算光量とした。
各辺周縁端部の硬化幅を0.5mm(w=0.5mm)に変更した以外は、実施例1と同様にして、光硬化性を備えた粘着シートCを得た。
エネルギー線の積算光量を1000mJ/cm2に変更した以外は、実施例1と同様にして、光硬化性を備えた粘着シートDを得た。
エネルギー線の光源を365nm波長のLED−UV光源に変更し、さらに積算光量を1600mJ/cm2に変更した以外は、実施例1と同様にして、光硬化性を備えた粘着シートEを得た。
実施例1で作製したUV前粘着シートAをそのまま粘着シートとして評価に用いた。
エネルギー線の積算光量を500mJ/cm2に変更した以外は、実施例1と同様にして、光硬化性を備えた粘着シートFを得た。
粘着シート全面をアルミホイルで遮光し、側面から積算光量2000mJ/cm2のエネルギー線を照射した以外、実施例1と同様にして、光硬化性を備えた粘着シートGを得た。
粘着シート全面に積算光量2000mJ/cm2のエネルギー線を照射した以外、実施例1と同様にして粘着シートHを得た。
実施例1〜4が示すように、第二領域のゲル分率が15%以上、且つその幅wがシート厚さをdとしたときに1.3d≦w≦14dの関係を満たす条件であれば、高温高湿環境下で糊はみ出しすることなく、さらにホットメルト貼合時においても糊食み出しを0.2mm以下に抑制でき、且つ良好な貼合性が得られることが確認された。
一方、比較例1及び2のように、第二領域のゲル分率が15%未満の場合、第二領域の架橋が不十分であり、糊食み出しの抑制効果を十分に得ることができないことが分かった。
また、比較例3が示すように、側面からエネルギー線を照射して硬化させた場合、最表面は硬化しているものの、ゲル分率の高い端縁領域すなわち第二領域の幅wが1.3d未満となり、貼合のような圧力がかかる条件においては糊食み出しの抑制効果を得ることができないことが分かった。
さらに比較例4のように全面をエネルギー線で硬化した場合、糊はみ出しは抑制できるが、貼合性は著しく低下することが分かった。
2 周縁端部
10 第一領域
20 第二領域
Claims (12)
- 平面視において、粘着シートの周縁端部に沿う領域であって、かつ、当該周縁端部から内側に向かって幅w[mm]に渡る領域(「第二領域」と称する)のゲル分率が15〜100%であり、当該第二領域の内側の領域(「第一領域」と称する)のゲル分率が15%未満である粘着シートであって、
第二領域の幅w[mm]と粘着シートの厚さd[mm]とが次の式(1)の関係を満たすことを特徴とする粘着シート。
式(1)・・・1.3d≦w≦14d - 第一領域のゲル分率と第二領域のゲル分率の差が15〜100%であることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
- 前記厚さdが0.075mm〜0.25mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の粘着シート。
- 第二領域のゲル分率の標準偏差は3.0%以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の粘着シート。
- 少なくとも上記第一領域においては、剪断法による動的粘弾性測定により測定される、周波数1Hz、温度30℃での損失正接(Tanδ)の値が1.0未満であり、かつ、温度70℃での損失正接(Tanδ)の値が1.0以上であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の粘着シート。
- 少なくとも上記第一領域においては、光照射後において、剪断法による動的粘弾性測定により測定される、温度70℃での損失正接(Tanδ)の値が1.0未満となることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の粘着シート。
- (メタ)アクリル酸エステル(共)重合体(a)、架橋剤(b)及び光開始剤(c)を含有する粘着剤組成物から形成された粘着剤層を有する請求項1〜6の何れかに記載の粘着シート。
- 請求項1〜7の何れかに記載の粘着シートと、離型フィルムとを積層してなる、離
型フィルム付粘着シート。 - 2つの画像表示装置用構成部材間を、請求項1〜7の何れかに記載の粘着シートを介して積層してなる構成を備えた画像表示装置構成用積層体。
- 前記画像表示装置構成部材が、画像表示パネル、表面保護パネル、タッチセンサー及び光学フィルムからなる群のうちの何れか、或いは2種類以上の組み合わせからなる積層体であることを特徴とする請求項9に記載の画像表示装置構成用積層体。
- 少なくとも一方の画像表示装置用構成部材側から光照射し、当該構成部材を介して粘着シートを光硬化してなる請求項9又は10に記載の画像表示装置構成用積層体の製造方法。
- 請求項9又は10に記載の画像表示装置構成用積層体を用いて得られる画像表示装置。
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