JP2019016706A - 筐体 - Google Patents
筐体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019016706A JP2019016706A JP2017133583A JP2017133583A JP2019016706A JP 2019016706 A JP2019016706 A JP 2019016706A JP 2017133583 A JP2017133583 A JP 2017133583A JP 2017133583 A JP2017133583 A JP 2017133583A JP 2019016706 A JP2019016706 A JP 2019016706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- square pipe
- frame
- square
- housing
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも四隅に配置された支柱11と、支柱11の上部に連結された上部フレーム12と、支柱11の下部に連結された下部フレーム13とを含む直方体又は略直方体形状の筐体1であって、支柱11が、第1角パイプ21と、第1角パイプ21の外面のうち少なくとも一面に密接して掴持する板金部材41とで構成され、第1角パイプ21の下方部3にだけ第2角パイプ31が挿入されているように構成して上記課題を解決した。支柱11と下部フレーム13とが連結した四隅には、支柱11と下部フレーム13とにコーナー部材14が溶接されていることが好ましい。
【選択図】図2
Description
本発明に係る筐体1は、図1〜図4に示すように、電子機器のシステムラックとして用いられるものであり、少なくとも四隅に配置された支柱11と、支柱11の上部に連結された上部フレーム12と、支柱11の下部に連結された下部フレーム13とを含む直方体又は略直方体形状のものである。そして、支柱11が、第1角パイプ21と、第1角パイプ21の外面24のうち少なくとも一面に密接して取り付けられた板金部材41とで構成されており、第1角パイプ21の下方部3にだけ第2角パイプ31が挿入されていることに特徴がある。
支柱11は、図2〜図4に示すように、直方体又は略直方体形状の筐体1の四隅に設けられており、それぞれ垂直方向に延びるように配置されている。各支柱11は、いずれも第1角パイプ21と、第2角パイプ31と、板金部材41とを備えている。なお、本発明における第1角パイプ21、第2角パイプ31及び板金部材41の材質は特に限定されない。例えば、高強度化と耐震性の観点から鋼材が望ましいが、アルミニウム材であってもよい。
第1角パイプ21は、図2及び図3に示すように、断面の形状が正方形又は略正方形の角パイプであり、内面23と外面24とで構成され、内面23の内側には中空部22が存在している。この第1角パイプ21は、支柱11の全長となる長さで下部フレーム13と上部フレーム12とに溶接固定されている。第1角パイプ21は、市販の正方形角径鋼管や長方形角径鋼管を任意に選択して適用することができ、上記サイズのシステムラックの場合は、一辺が20mm〜60mmの正方形又は長方形の角径鋼管が好ましく用いられる。特に正方形の角径鋼管は、異方性がないので、多方向からの強い揺れに対する強度と軽量化の観点から好ましい。
第2角パイプ31は、図5に示すように、第1角パイプ21の下方部3にだけ挿入されている。第2角パイプ31は、第1角パイプ21の中空部22に挿入可能な外面34の寸法であればよく、第1角パイプ21の内面23の寸法と同程度であればよい。挿入形態は、第1角パイプ21の内面23と第2角パイプ31の外面34とが密接する状態が好ましいが、全面で密接しなくても少なくとも一部が密接する状態であればよい。「少なくとも一部」とは、第2角パイプ31の外面34のうちの2面であることが好ましく、「密接」は、第1角パイプ21の内面23と第2角パイプ31の外面34とが当たっている状態であればよい。したがって、第1角パイプ21として正方形角径鋼管又は長方形角径鋼管を用いた場合、第2角パイプ31も同じ形状の角形鋼管を用いてもよいし、異なる形状の角形鋼管を用いてもよい。例えば第1角パイプ21を正方形角形鋼管とした場合に、第2角パイプ31も正方形角形鋼管としてもよいし、例えば第1角パイプ21を正方形角形鋼管とした場合に、第2角パイプ31は長方形角形鋼管としてもよい。
板金部材41は、図3〜図6に示すように、第1角パイプ21の外面24のうち少なくとも一面に密接して取り付けられている。「少なくとも一部」とは、第1角パイプ21の外面24を掴持して取り付けられるだけの範囲であり、すなわち、図5に示すように、全面に密接する一面と、その一面の両側の各面の少なくとも途中まで(例えば、各面の1/2以上まで)とに密接するように取り付けられていることが好ましい。図5の例では、図5を平面視した場合に、左側の外面24と下側の外面24はその全面が板金部材41に密接しており、上側の外面24は約2/3程度まで板金部材41が密接して、第1角パイプ21を掴持して取り付けられている。
上部フレーム12は、図2及び図3に示すように、筐体1の上部で各支柱11である4本の第1角パイプ21に溶接されている。この上部フレーム12は、下部フレーム13ほどの強度は必要ないので、第1角パイプ21と同様の角パイプであってもよいし、板金部材41と同様の板金部材であってもよい。なお、板金部材は軽量化の点で有利であり、より軽量性を持たせるためにフレーム51に複数の孔52を設けてもよい。
筐体1の下部フレーム13のコーナーには、図7に示すように、補強用のコーナー部材14が溶接されていることが望ましく、コーナー部材14と第1角パイプ21とその第1角パイプ21から2方に延びる第3角パイプ61,61とを一体化して強度を増して耐震性を向上させている。このコーナー部材14は、コーナー形状と一致した三角形状とすることにより第1角パイプ21及び第3角パイプ61に溶接しやすく、その厚さは5〜20mm程度の厚さであることが好ましい。このコーナー部材14は、図7に示すように、補助プレート18の上に設けられており、補助プレート18と一緒に第1角パイプ21及び下部フレーム13に溶接されている。
図2に示す本発明に係る筐体1を作製した。先ず、長さ2000mmで肉厚1.6mmの45mm正方形角径鋼管4本を第1角パイプ21として準備し、長さ240mmで肉厚1.6mmの40mm正方形角径鋼管4本を第2角パイプ31として準備し、長さ1930mmで肉厚1.6mmの鋼板を図5に示す形態に板金加工したものを準備した。さらに、厚さ16mmの三角形状のコーナー部材14を図8に示す形態に切削加工して準備した。さらに、厚さ1.6mmの鋼板を図2に示す形態に板金加工した上部フレーム12を準備し、長さ550mmで肉厚1.6mmの75mm×45mmの長方形角径鋼管2本と、長さ440mmで肉厚1.6mmの75mm×45mmの長方形角径鋼管2本とを第3角パイプ61として準備した。さらに、図2及び図7に示す形態の筋交い(補強用斜め材)15、横枠部材16、縦枠部材17を準備した。なお、実施例1では、これらの各部材は鉄鋼製の板材としたが、アルミニウム製の板材であってもよい。
耐震試験は、NEBS(GR−83−CORE、旧AT&Tの研究開発部門、ベル研究所が規定した通信事業者向け設計要求条件)において、北米の地震危険度地域をZone0〜4の5段階に分け、各々の応答スペクトルを測定して、最も危険なZone4をクリアできるか否かで評価した。また、「神戸地震波」の「震度7」と、「中越地震波」の「震度7」と、「東北地方太平洋沖地震波」の「震度7」との全ての条件の下で所定の基準をクリアできるか否かも評価した。その結果を図9に示した。図9の加振試験の結果に示すように、いずれの条件もクリアできており、さらに、軽量化も実現できた。
図10に示す支柱構造を有する筐体を作製した。先ず、長さ2000mmで肉厚1.6mmの鋼板を図10の符号71aに示す形態に板金加工したものを準備し、長さ2000mmで肉厚1.6mmの鋼板を図10の符号71bに示す形態に板金加工したものを準備し、長さ2000mmで肉厚1.6mmの鋼板を図10の符号71cに示す形態に板金加工したものを準備し、長さ2000mmで肉厚4.5mmの鋼板を図10の符号71dに示す形態に板金加工したものを準備した。これ以外は、実施例1と同様、図2及び図7に示す形態の、上部フレーム12、下部フレーム13、コーナー部材14、筋交い(補強用斜め材)15、横枠部材16、縦枠部材17を準備した。
図11に示す支柱構造を有する筐体を作製した。先ず、長さ2000mmで肉厚1.6mmの40mm正方形角径鋼管4本を図11に示す角パイプ81として準備し、さらに、長さ2000mmで肉厚3.2mmの鋼板を図11の符号82aに示す形態に板金加工したものを準備し、長さ2000mmで肉厚2.0mmの鋼板を図11の符号82bに示す形態に板金加工したものを準備した。これ以外は、実施例1と同様、図2及び図7に示す形態の、上部フレーム12、下部フレーム13、コーナー部材14、筋交い(補強用斜め材)15、横枠部材16、縦枠部材17を準備した。
2 上方部
3 下方部
4 開閉パネル
11 支柱
12 上部フレーム
13 下部フレーム
14 コーナー部材
15 筋交い(補強用斜め材)
16 横枠部材
17 縦枠部材
18 補助プレート
19,20 補強用補助部材
21 第1角パイプ
22 中空部
23 内面
24 外面
25 孔
26 溶接孔
31 第2角パイプ
32 中空部
33 内面
34 外面
41 板金部材
42 孔
43 取付部材
51 フレーム
52 孔
61 第3角パイプ
71(71a,71b,71c,71d) 板金部材
81 角パイプ
82(82a,82b) 板金部材
Claims (4)
- 少なくとも四隅に配置された支柱と、前記支柱の上部に連結された上部フレームと、前記支柱の下部に連結された下部フレームとを含む直方体又は略直方体形状の筐体であって、
前記支柱が、第1角パイプと、前記第1角パイプの外面のうち少なくとも一面に密接して掴持する板金部材とで構成され、前記第1角パイプの下方部にだけ第2角パイプが挿入されていることを特徴とする筐体。 - 前記支柱と前記下部フレームとが連結した四隅には、前記支柱と前記下部フレームとにコーナー部材が溶接されている、請求項1に記載の筐体。
- 前記第2角パイプの長さが、200mm以上、500mm以下の範囲内である、請求項1又は2に記載の筐体。
- 前記下部フレームが、角パイプで構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017133583A JP6913542B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017133583A JP6913542B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 筐体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019016706A true JP2019016706A (ja) | 2019-01-31 |
JP6913542B2 JP6913542B2 (ja) | 2021-08-04 |
Family
ID=65359154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017133583A Active JP6913542B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6913542B2 (ja) |
-
2017
- 2017-07-07 JP JP2017133583A patent/JP6913542B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6913542B2 (ja) | 2021-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6561602B1 (en) | Equipment mounting racks and cabinets | |
US6527351B1 (en) | Equipment mounting racks and cabinets | |
JP6025469B2 (ja) | 耐震天井構造 | |
JP2011155211A (ja) | キャビネットラック | |
JP2019016706A (ja) | 筐体 | |
JP2007289549A (ja) | 棚装置 | |
CN216930504U (zh) | 一种新型抗震机柜 | |
JP6087220B2 (ja) | フェンス用継手及びフェンス | |
CN202121886U (zh) | 一种服务器机柜 | |
JP3175076U (ja) | 架台用連結金具 | |
CN112839471B (zh) | 一种满足抗冲击、抗震的轻型框架结构 | |
JP7300166B2 (ja) | 制振装置及び制振耐力壁 | |
US7581738B1 (en) | Moveable storage structure system | |
JP4910097B2 (ja) | 棚装置 | |
JP6249265B2 (ja) | 電気機器収納用筐体 | |
JP5229709B1 (ja) | 火打兼用ブレース連結具 | |
CN210745796U (zh) | 机柜抗震主体框架 | |
KR20190026339A (ko) | 통신기기용 내진랙 | |
KR101628285B1 (ko) | 모빌랙용 베이스 | |
JP6074773B2 (ja) | 木造建築物の軸組補強構造 | |
JP2010196448A (ja) | 持ち出し梁の配設構造及びこれを用いたバルコニー骨組み | |
JP5858534B2 (ja) | 履歴ダンパ及びそれを用いたキャビネットラック | |
JP2014236789A (ja) | 脚装置及びそれを用いたテーブル | |
JP6732376B2 (ja) | 基台構造 | |
TWM592633U (zh) | 機櫃抗震主體框架 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200515 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210629 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6913542 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |