JP2019016695A - プリント配線板 - Google Patents

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隼介 佐藤
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Abstract

【課題】折りたたむ前の形態において小型化を実現できるプリント配線板を提供する。【解決手段】主配線部1と、可撓性を有し、前記主配線部から延出する複数のフレキシブル部2,3と、複数のフレキシブル部2,3を介して主配線部1とそれぞれ接続された複数の副配線部4,5と、を備えるプリント配線板10。複数のフレキシブル部2,3のうち少なくとも2つは、主配線部1の辺縁において平面視で少なくとも一部が重なって、または隣り合って延出する。【選択図】図1

Description

本発明は、プリント配線板に関する。
補聴器、内視鏡用カメラモジュールなどの超小型電子機器では、多様な信号処理をおこない、大容量のデータを扱う。この種の機器では、限られたスペースに実装された複数の部品(多ピンIC、センサ等)によって多様な信号処理がおこなわれる。低損失で信頼性が高い接続のため、前記複数の部品を共通のリジッドフレックス基板等に実装し、折りたたみ可能であるプリント配線板が提案されている。
従来のプリント配線板は、例えば、リジッドフレックス構造、フライングテール構造などが採用されており、例えば、曲げ可能なケーブル部と、複数の多層配線部とを備える。このプリント配線板は、ケーブル部をU字型に曲げて多層配線部を重ねることで、折りたたんだ形態をとることができる(例えば、特許文献1を参照)。
特許第5097006号公報
しかしながら、前記プリント配線板では、折りたたむ前の形態において全体のサイズを小型化することが要望されていた。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、折りたたむ前の形態において小型化を実現できるプリント配線板を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、主配線部と、可撓性を有し、前記主配線部から延出する複数のフレキシブル部と、前記複数のフレキシブル部を介して前記主配線部とそれぞれ接続された複数の副配線部と、を備え、前記複数のフレキシブル部のうち少なくとも2つは、前記主配線部の辺縁において平面視で少なくとも一部が重なって、または隣り合って延出する、プリント配線板を提供する。
前記主配線部は平面視において多角形状をなし、前記複数のフレキシブル部のうち少なくとも2つは、平面視において前記主配線部の複数の辺縁のうち共通または隣り合う辺縁から延出することが好ましい。
前記主配線部は、平面視において矩形状であることが好ましい。
前記プリント配線板において、平面視において前記主配線部の共通の辺縁から延出する前記複数のフレキシブル部のうち第1のフレキシブル部に接続された第1の副配線部の少なくとも一部は、前記主配線部の第1の面に重なる位置に配置され、前記複数のフレキシブル部のうち第2のフレキシブル部に接続された第2の副配線部の少なくとも一部は、前記主配線部の第1の面とは反対の第2の面に重なる位置に配置されている構成としてもよい。
前記プリント配線板において、平面視において前記主配線部の共通の辺縁から延出する前記複数のフレキシブル部のうち第1のフレキシブル部に接続された第1の副配線部の少なくとも一部は、前記主配線部の第1の面に重なる位置に配置され、前記複数のフレキシブル部のうち第2のフレキシブル部に接続された第2の副配線部は、平面視において前記主配線部とは重ならないように配置されている構成としてもよい。
前記主配線部および副配線部のうち少なくとも1つは、電子部品が実装されていてもよい。
本発明の一態様によれば、複数のフレキシブル部が、平面視において主配線部の共通または隣り合う辺縁から延出して形成されているため、展開形態において小型化を実現できる。また、複数の副配線部どうしの間の経路を短くできるため、外乱の影響を少なくし、送受信を効率よく行うことができる。
(A)第1実施形態の多層プリント配線板の展開形態を示す模式図である。(B)(A)に示す多層プリント配線板を示す平面図である。 第1実施形態の多層プリント配線板の構造を示す模式図である。 第1実施形態の多層プリント配線板の第1の折りたたみ形態を示す模式図である。 第1実施形態の多層プリント配線板の第2の折りたたみ形態を示す模式図である。 第2実施形態の多層プリント配線板の展開形態を示す模式図である。 第2実施形態の多層プリント配線板の折りたたみ形態を示す模式図である。 第3実施形態の多層プリント配線板の展開形態を示す模式図である。 第3実施形態の多層プリント配線板の折りたたみ形態を示す模式図である。 第4実施形態の多層プリント配線板の展開形態を示す模式図である。 第4実施形態の多層プリント配線板の折りたたみ形態を示す模式図である。 (A)第5実施形態の多層プリント配線板の展開形態を示す側面図である。(B)(A)に示す多層プリント配線板を示す平面図である。 第5実施形態の多層プリント配線板の折りたたみ形態を示す斜視図である。 (A)第6実施形態の多層プリント配線板の展開形態を示す側面図である。(B)(A)に示す多層プリント配線板を示す平面図である。 第6実施形態の多層プリント配線板の折りたたみ形態を示す斜視図である。 比較形態の多層プリント配線板の展開形態を示す模式図である。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<多層プリント配線板>(第1実施形態)
図1(A)は、第1実施形態の多層プリント配線板10の展開形態を示す模式図である。図1(B)は、多層プリント配線板10を示す平面図である。図2は、多層プリント配線板10の構造を示す模式図である。なお、主配線部1、フレキシブル部2,3および副配線部4,5における平面視とは、それぞれの厚さ方向から見ることをいう。
図1(A)および図1(B)に示すように、多層プリント配線板10(プリント配線板)は、主配線部1と、複数のフレキシブル部2,3と、複数の副配線部4,5とを備えている。
主配線部1は、第1主配線板11と、第1部品基板12と、第1フレキシブル配線部31と、第2フレキシブル配線部41と、第2主配線板13と、を備えている。第1主配線板11と、第1部品基板12と、第1フレキシブル配線部31と、第2フレキシブル配線部41と、第2主配線板13とは、この順に積層されている。
第1主配線板11は、第1絶縁基材15と、第1絶縁基材15の第1の面15a(図1(A)の上面)に形成された導電層16と、層間導通部17とを備えている。
第1絶縁基材15は、絶縁材料で構成されている。絶縁材料としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、アラミド樹脂、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、LCP(液晶ポリマー)樹脂などが挙げられる。
導電層16は、銅などの導電体で構成される。層間導通部17は、第1絶縁基材15を厚さ方向に貫通して形成され、導電層16と、第1部品基板12の導電層21とを電気的に接続する。層間導通部は、例えば銀、銅、ニッケル、錫、ビスマス、インジウム、鉛などの金属粒子を含む導電性ペーストを加熱、硬化させたものが好適である。
第1絶縁基材15は、平面視において矩形状とされている。そのため、第1主配線板11は平面視において矩形状とされている。第1主配線板11は、第1の面15aとは反対の面である第2の面15bに設けられた接着層19によって、第1部品基板12に接着される。接着層には、プリント配線板の製造分野において公知の各種接着材を使用できる。接着材としては、例えばポリイミド系接着材、エポキシ系接着材などが好適である。
第1部品基板12は、基体20と、基体20の第1の面20aに形成された導電層21と、基体20の第2の面20bに形成された導電層22と、を備えている。
基体20には、電子部品が内蔵されている。電子部品は、抵抗やコンデンサ等の受動部品であってもよいし、IC、ダイオード、トランジスタ等の能動部品であってもよい。また、半導体素子を有する半導体(ベア)チップやWLCSPであってもよい。電子部品は、基体20の表面に実装してもよい。電子部品は、基体20の一方の面に実装してもよいし、両面に実装してもよい。基体20は、平面視において矩形状とされている。そのため、第1部品基板12は平面視において矩形状とされている。
第1部品基板12の少なくとも一部は、平面視において第1主配線板11に重なる。第1部品基板12は、平面視形状が第1主配線板11の平面視形状と同一であって、平面視において、第1部品基板12の全領域が第1主配線板11に重なることが好ましい。
第1フレキシブル配線部31は、第1フレキシブル配線板30の一部である。第1フレキシブル配線部31は、第1絶縁基材32と、第1絶縁基材32の第2の面32b(図1(A)の下面)に形成された導電層33と、層間導通部34とを備えている。第1絶縁基材32は、絶縁材料で構成された、可撓性のフレキシブル基材である。導電層33は、銅などの導電体で構成される。層間導通部34は、第1絶縁基材32を厚さ方向に貫通して形成され、導電層33と、第1部品基板12の導電層22とを電気的に接続する。第1絶縁基材32は、平面視において矩形状の部分である。そのため、第1フレキシブル配線部31は平面視において矩形状とされている。
第1フレキシブル配線部31は、第2の面32bとは反対の面である第1の面32aに形成された接着層36によって、第1部品基板12に接着される。
第1フレキシブル配線部31の少なくとも一部は、平面視において第1部品基板12に重なる。第1フレキシブル配線部31は、平面視形状が第1部品基板12の平面視形状と同一であって、平面視において、第1フレキシブル配線部31の全領域が第1部品基板12に重なることが好ましい。
第2フレキシブル配線部41は、第2フレキシブル配線板40の一部である。第2フレキシブル配線部41は、第2絶縁基材42と、第2絶縁基材42の第2の面42b(図1(A)の下面)に形成された導電層43と、層間導通部44とを備えている。
第2絶縁基材42は、絶縁材料で構成された、可撓性のフレキシブル基材である。導電層43は、銅などの導電体で構成される。層間導通部44は、第2絶縁基材42を厚さ方向に貫通して形成され、導電層43と、第1フレキシブル配線部31の導電層33とを電気的に接続する。第2絶縁基材42は、平面視において矩形状の部分である。そのため、第1フレキシブル配線部31は平面視において矩形状とされている。
第2フレキシブル配線部41は、第2の面42bとは反対の面である第1の面42a側に形成された接着層46によって、第1フレキシブル配線部31に接着される。
第2フレキシブル配線部41の少なくとも一部は、平面視において第1フレキシブル配線部31に重なる。第2フレキシブル配線部41は、平面視形状が第1フレキシブル配線部31の平面視形状と同一であって、平面視において、第2フレキシブル配線部41の全領域が第1フレキシブル配線部31に重なることが好ましい。
第2主配線板13は、第2絶縁基材51と、第2絶縁基材51の第2の面51b(図1(A)の下面)に形成された導電層52と、層間導通部53とを備えている。
第2絶縁基材51は、絶縁材料で構成されている。導電層52は、銅などの導電体で構成される。層間導通部53は、第2絶縁基材51を厚さ方向に貫通して形成され、導電層52と、第2フレキシブル配線部41の導電層43とを電気的に接続する。第2絶縁基材51は、平面視において矩形状とされている。そのため、第2主配線板13は平面視において矩形状とされている。
第2主配線板13は、第2の面51bとは反対の面である第1の面51a側に形成された接着層55によって、第2フレキシブル配線部41に接着される。第2主配線板13の少なくとも一部は、平面視において第2フレキシブル配線部41に重なる。第2主配線板13は、平面視形状が第2フレキシブル配線部41の平面視形状と同一であって、平面視において、第2主配線板13の全領域が第2フレキシブル配線部41に重なることが好ましい。
図1(A)および図1(B)において、フレキシブル部2,3は、展開された形態(展開形態)をとっている。すなわち、フレキシブル部2,3は曲げられておらず、主配線部1の面内方向に沿う平坦な姿勢をとっている。
図1(A)に示すように、第1のフレキシブル部2は、第1フレキシブル配線板30の一部である。第1のフレキシブル部2は、例えば帯状に形成されている。
第1のフレキシブル部2は、第1フレキシブル配線部31に隣接する部分である。第1のフレキシブル部2は、絶縁材料で構成された、可撓性のフレキシブル基材であり、第1フレキシブル配線部31の第1絶縁基材32と一体に形成されている。
図1(B)に示すように、平面視において、第1のフレキシブル部2は、主配線部1の4つの辺縁1a〜1dのうち第1の辺縁1aから、外方(主配線部1から離れる方向)に延出している。詳しくは、平面視において、第1のフレキシブル部2は、第1の辺縁1aから第1の副配線部4に向かって図1(B)の右方に延出し、第1の副配線部4の4つの辺縁4a〜4dのうち第3の辺縁4cに達している。第1のフレキシブル部2の延出方向は、辺縁1a,4cに対して垂直な方向である。
図1(A)に示すように、第2のフレキシブル部3は、第2フレキシブル配線板40の一部である。第2のフレキシブル部3は、例えば帯状に形成されている。
第2のフレキシブル部3は、第2フレキシブル配線部41に隣接する部分である。第2のフレキシブル部3は、絶縁材料で構成された、可撓性のフレキシブル基材であり、第2フレキシブル配線部41の第2絶縁基材42と一体に形成されている。
図1(B)に示すように、平面視において、第2のフレキシブル部3は、主配線部1の4つの辺縁1a〜1dのうち第1の辺縁1aから、外方(主配線部1から離れる方向)に延出している。詳しくは、平面視において、第2のフレキシブル部3は、第1の辺縁1aから第1の副配線部4に向かって図1(B)の右方に延出し、第2の副配線部5の4つの辺縁5a〜5dのうち第3の辺縁5cに達している。第2のフレキシブル部3の延出方向は、辺縁1a,5cに対して垂直な方向である。
第2のフレキシブル部3の少なくとも一部は、展開形態では、平面視において第1のフレキシブル部2に重なる。第2のフレキシブル部3は、平面視形状が第1のフレキシブル部2の平面視形状と同一であって、平面視において、第2のフレキシブル部3の全領域が第1のフレキシブル部2に重なることが好ましい。フレキシブル部2,3は主配線部1の辺縁1aにおいて全幅が重なる。
第2のフレキシブル部3は、第1のフレキシブル部2に接着されていない。
第1の副配線部4は、第3主配線板61と、第2部品基板62と、第3フレキシブル配線部81とを備えている。第3主配線板61と、第2部品基板62と、第3フレキシブル配線部81とは、この順に積層されている。
第3主配線板61は、第3絶縁基材65と、第3絶縁基材65の第1の面65a(図1(A)の上面)に形成された導電層66と、層間導通部67とを備えている。
第3絶縁基材65は、絶縁材料で構成されている。導電層66は、銅などの導電体で構成される。層間導通部67は、第3絶縁基材65を厚さ方向に貫通して形成され、導電層66と、第2部品基板62の導電層71とを電気的に接続する。
第3絶縁基材65は、平面視において矩形状とされている。そのため、第3主配線板61は平面視において矩形状とされている。第3主配線板61は、第1の面65aとは反対の面である第2の面65bに設けられた接着層69によって、第2部品基板62に接着される。
第2部品基板62は、基体70と、基体70の第1の面70aに形成された導電層71と、基体70の第2の面70bに形成された導電層72と、を備えている。
基体70には、電子部品が内蔵されている。
基体70は、平面視において矩形状とされている。そのため、第2部品基板62は平面視において矩形状とされている。
第2部品基板62の少なくとも一部は、平面視において第3主配線板61に重なる。第2部品基板62は、平面視形状が第3主配線板61の平面視形状と同一であって、平面視において、第2部品基板62の全領域が第3主配線板61に重なることが好ましい。
第3フレキシブル配線部81は、第1フレキシブル配線板30の一部である。第3フレキシブル配線部81は、第3絶縁基材82と、第3絶縁基材82の第2の面82b(図1(A)の下面)に形成された導電層83と、層間導通部84とを備えている。
第3絶縁基材82は、絶縁材料で構成された、可撓性のフレキシブル基材であり、第1のフレキシブル部2と一体に形成されている。導電層83は、銅などの導電体で構成される。層間導通部84は、第3絶縁基材82を厚さ方向に貫通して形成され、導電層83と、第2部品基板62の導電層72とを電気的に接続する。
第3絶縁基材82は、平面視において矩形状の部分である。そのため、第3フレキシブル配線部81は平面視において矩形状とされている。第3フレキシブル配線部81は、第2の面82bとは反対の面である第1の面82aに設けられた接着層86によって、第2部品基板62に接着される。
第3フレキシブル配線部81の少なくとも一部は、平面視において第2部品基板62に重なる。第3フレキシブル配線部81は、平面視形状が第2部品基板62の平面視形状と同一であって、平面視において、第3フレキシブル配線部81の全領域が第2部品基板62に重なることが好ましい。
第2の副配線部5は、第4フレキシブル配線部91と、第4主配線板63と、を備えている。
第4フレキシブル配線部91は、第2フレキシブル配線板40の一部である。第4フレキシブル配線部91は、第4絶縁基材92と、第4絶縁基材92の第2の面92b(図1(A)の下面)に形成された導電層93とを備えている。第4絶縁基材92は、絶縁材料で構成された、可撓性のフレキシブル基材であり、第2のフレキシブル部3と一体に形成されている。導電層93は、銅などの導電体で構成される。第4絶縁基材92は、平面視において矩形状の部分である。そのため、第4フレキシブル配線部91は平面視において矩形状とされている。
第4フレキシブル配線部91の少なくとも一部は、平面視において第3フレキシブル配線部81に重なることが好ましい。第4フレキシブル配線部91は、平面視形状が第3フレキシブル配線部81の平面視形状と同一であって、平面視において、第4フレキシブル配線部91の全領域が第3フレキシブル配線部81に重なることが好ましい。
第4フレキシブル配線部91は、第1の副配線部4に接着されていない。
第4主配線板63は、第4絶縁基材101と、第4絶縁基材101の第2の面101b(図1(A)の下面)に形成された導電層102と、層間導通部103とを備えている。
第4絶縁基材101は、絶縁材料で構成されている。導電層102は、銅などの導電体で構成される。層間導通部103は、第4絶縁基材101を厚さ方向に貫通して形成され、導電層102と、第4フレキシブル配線部91の導電層93とを電気的に接続する。
第4絶縁基材101は、平面視において矩形状とされている。そのため、第4主配線板63は平面視において矩形状とされている。第4主配線板63は、第2の面101bとは反対の面である第1の面101aに設けられた接着層105によって、第4フレキシブル配線部91に接着される。
第4主配線板63の少なくとも一部は、平面視において第4フレキシブル配線部91に重なる。第4主配線板63は、平面視形状が第4フレキシブル配線部91の平面視形状と同一であって、平面視において、第4主配線板63の全領域が第4フレキシブル配線部91に重なることが好ましい。
<多層プリント配線板の製造方法>
図2に示すように、第1主配線板11、第1部品基板12、第1フレキシブル配線部31、第2フレキシブル配線部41および第2主配線板13を積層する。これらを熱プレス等により接合させることによって、主配線部1を形成する(図1(A)参照)。
第3主配線板61、第2部品基板62および第3フレキシブル配線部81を熱プレス等により接合させることによって、第1の副配線部4を形成する(図1(A)参照)。
第4フレキシブル配線部91および第4主配線板63を熱プレス等により接合させることによって、第2の副配線部5を形成する(図1(A)参照)。
図1(A)に示すように、多層プリント配線板10では、第1のフレキシブル部2と第2のフレキシブル部3とは接着されておらず、第1の副配線部4と第2の副配線部5とは接着されていないため、第1のフレキシブル部2および第1の副配線部4は、第2のフレキシブル部3および第2の副配線部5に対して独立的に動作できる。
図3は、多層プリント配線板10の第1の折りたたみ形態を示す模式図である。
図3に示すように、多層プリント配線板10は、第1のフレキシブル部2を厚さ方向に大きく湾曲させて、第1の副配線部4の少なくとも一部を、主配線部1の第1の面1e(第1主配線板11の上面11a)に対面する位置であって、平面視において第1の面1eに重なる位置に配置することができる。
多層プリント配線板10は、第2のフレキシブル部3を厚さ方向に大きく湾曲させて、第2の副配線部5の少なくとも一部を、主配線部1の第2の面1f(第2主配線板13の下面13b)に対面する位置であって、平面視において第2の面1fに重なる位置に配置することができる。第1のフレキシブル部2および第2のフレキシブル部3の最小曲げ半径は、0.5mm以下が好ましい。これによって、湾曲したフレキシブル部2,3の寸法を小さくできるため、図3に示す形態の多層プリント配線板10を小型化できる。
第1の副配線部4は、主配線部1の第1の面1eに樹脂等(接着材等)により固定してもよい。第2の副配線部5は、主配線部1の第2の面1fに樹脂等(接着材等)により固定してもよい。第1の副配線部4および第2の副配線部5を主配線部1に固定することによって、多層プリント配線板10の折りたたみ形態を維持できる。
図4は、多層プリント配線板10の第2の折りたたみ形態を示す模式図である。
図4に示すように、多層プリント配線板10は、第1のフレキシブル部2を湾曲させて、第1の副配線部4の少なくとも一部を主配線部1の第1の面1eに重なる位置に配置し、かつ第2のフレキシブル部3を湾曲させず、第2の副配線部5を展開形態のままとすることができる。第2の副配線部5は、主配線部1に重ならない位置にある。
図15は、比較形態の多層プリント配線板610の展開形態を示す模式図である。多層プリント配線板610は、主配線部601と、複数のフレキシブル部602,603と、2つの副配線部604,605とを備えている。第1のフレキシブル部602は、主配線部601の前縁から前方(図15の左方)に延出し、第2のフレキシブル部603は、主配線部601の後縁から後方(図15の右方)に延出している。
図1(A)に示すように、多層プリント配線板10は、第1のフレキシブル部2および第2のフレキシブル部3が、平面視において主配線部1の共通の辺縁1aから同じ方向に延出して形成されているため、図15に示す比較形態の多層プリント配線板610に比べて、展開形態において多層プリント配線板10の小型化を実現できる。
多層プリント配線板10は、第1の副配線部4と第2の副配線部5とが、共通の辺縁1aから延出するフレキシブル部2,3によって電気的に接続されるため、図15に示す比較形態の多層プリント配線板610に比べて、第1の副配線部4と第2の副配線部5との間の電気的な経路を短くできる。そのため、外乱の影響を少なくし、伝送特性を良好にすることができる。第1の副配線部4と第2の副配線部5とは、図15に示す多層プリント配線板610の副配線部604,605とは異なり、他の配線部を経由せずに接続されるため、他の配線部に起因するノイズを回避することによっても伝送特性を良好にできる。
<多層プリント配線板>(第2実施形態)
図5は、第2実施形態の多層プリント配線板110の展開形態を示す模式図である。なお、既出の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、多層プリント配線板110は、主配線部1と、複数のフレキシブル部2,3と、複数の副配線部4,5と、複数のフレキシブル部112,113と、複数の副配線部114,115と、を備えている。
多層プリント配線板110は、複数のフレキシブル部112,113と、複数の副配線部114,115とを備えている点で、第1実施形態の多層プリント配線板10(図1(A)および図1(B)参照)と異なる。
図5において、フレキシブル部112,113は、展開形態をとっている。
第3のフレキシブル部112は、第1フレキシブル配線板130の一部である。第3のフレキシブル部112は、例えば帯状に形成されている。
第1のフレキシブル部2が、第1フレキシブル配線部31の第1方向D1側に隣接する部分であるのに対し、第3のフレキシブル部112は、第1フレキシブル配線部31の第2方向D2側に隣接する部分である。第2方向D2は第1方向D1の反対の方向である。
平面視において、第3のフレキシブル部112は、主配線部1の4つの辺縁のうち第3の辺縁1cから、外方(主配線部1から離れる方向)に延出している。詳しくは、平面視において、第3のフレキシブル部112は、第3の辺縁1cから第3の副配線部114に向かって第2方向D2に延出し、第3の副配線部114の第1の辺縁114aに達している。第3のフレキシブル部112の延出方向は、辺縁1c,114aに対して垂直な方向である。
第4のフレキシブル部113は、第2フレキシブル配線板140の一部である。第4のフレキシブル部113は、例えば帯状に形成されている。第2のフレキシブル部3が、第2フレキシブル配線部41の第1方向D1側に隣接する部分であるのに対し、第4のフレキシブル部113は、第2フレキシブル配線部41の第2方向D2側に隣接する部分である。
平面視において、第4のフレキシブル部113は、主配線部1の4つの辺縁のうち第3の辺縁1cから、外方(主配線部1から離れる方向)に延出している。詳しくは、平面視において、第4のフレキシブル部113は、第3の辺縁1cから第4の副配線部115に向かって第2方向D2に延出し、第4の副配線部115の第1の辺縁115aに達している。第3のフレキシブル部112の延出方向は、辺縁1c,115aに対して垂直な方向である。
第4のフレキシブル部113は、第3のフレキシブル部112に接着されていない。
第3の副配線部114は、第1の副配線部4と同様の構成である。第4の副配線部115は、第2の副配線部5と同様の構成である。第3の副配線部114は、第4の副配線部115に対して接着されていない。そのため、第3のフレキシブル部112および第3の副配線部114は、第4のフレキシブル部113および第4の副配線部115に対して独立的に動作できる。
図6は、多層プリント配線板110の折りたたみ形態を示す模式図である。
図6に示すように、多層プリント配線板110は、フレキシブル部2,3を大きく湾曲させて、第1の副配線部4および第2の副配線部5を主配線部1に重なる位置に配置することができる。さらに、フレキシブル部112,113を大きく湾曲させて、第3の副配線部114および第4の副配線部115を主配線部1に重なる位置に配置することができる。図6において、副配線部4は主配線部1の上側(第1の面1e側)の位置にあり、副配線部114は副配線部4の上側の位置にある。副配線部5は主配線部1の下側(第2の面1f側)の位置にあり、副配線部115は副配線部5の下側の位置にある。
多層プリント配線板110は、フレキシブル部2,3が平面視において主配線部1の共通の辺縁1aから延出して形成され、かつフレキシブル部112,113が平面視において主配線部1の共通の辺縁1cから延出して形成されている。そのため、展開形態において多層プリント配線板110の小型化を実現できる。
多層プリント配線板110は、副配線部4,5が、共通の辺縁1aから延出するフレキシブル部2,3によって電気的に接続されるため、副配線部4,5間の電気的な経路を短くし、外乱の影響を少なくして、伝送特性を良好にすることができる。また、副配線部4,5が、フレキシブル部2,3によって電気的に接続されるため、他の配線部に起因するノイズを回避することによって伝送特性を良好にできる。
多層プリント配線板110は、副配線部114,115が、共通の辺縁1cから延出するフレキシブル部112,113によって電気的に接続されるため、副配線部114,115間の電気的な経路を短くし、外乱の影響を少なくして、伝送特性を良好にすることができる。また、副配線部114,115が、フレキシブル部112,113によって電気的に接続されるため、他の配線部に起因するノイズを回避することによって伝送特性を良好にできる。
<多層プリント配線板>(第3実施形態)
図7は、第3実施形態の多層プリント配線板210の展開形態を示す模式図である。なお、既出の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、多層プリント配線板210は、第1実施形態の多層プリント配線板10(図1(A)および図1(B)参照)の構成に加えて、第1中間配線板206および第2中間配線板207を備えている。
多層プリント配線板210は、主配線部201と、複数のフレキシブル部2,3,202,203と、複数の副配線部4,5,204と、を備えている。
主配線部201は、第1主配線板11と、第1部品基板12と、第1フレキシブル配線部31と、第5フレキシブル配線部208と、第6フレキシブル配線部209と、第2フレキシブル配線部41と、第2主配線板13とがこの順に積層されている。
第5フレキシブル配線部208は、第1絶縁基材211と、第1絶縁基材211の第2の面211bに形成された導電層212と、層間導通部213とを備えている。第5フレキシブル配線部208は、第1の面211a側に形成された接着層によって第1フレキシブル配線部31に接着される。
第6フレキシブル配線部209は、第2絶縁基材215と、第2絶縁基材215の第2の面215bに形成された導電層216と、層間導通部217とを備えている。第6フレキシブル配線部209は、第1の面215a側に形成された接着層によって第5フレキシブル配線部208に接着される。第6フレキシブル配線部209は、第2の面215b側に形成された接着層によって第2フレキシブル配線部41に接着される。
フレキシブル部202は、第1絶縁基材211と一体に形成されている。フレキシブル部202は、フレキシブル部2と同様に、主配線部201の第1の辺縁1aから外方(辺縁1aに対して垂直な方向)に延出している。
フレキシブル部203は、第2絶縁基材215と一体に形成されている。フレキシブル部203は、フレキシブル部3と同様に、主配線部201の第1の辺縁1aから外方(辺縁1aに対して垂直な方向)に延出している。フレキシブル部203は、接着層によってフレキシブル部202に接着される。
フレキシブル部202,203は、フレキシブル部2,3に接着されていない。
副配線部204は、第7フレキシブル配線部261と、第8フレキシブル配線部271とがこの順に積層されている。
第7フレキシブル配線部261は、第7絶縁基材262と、第7絶縁基材262の第2の面262bに形成された導電層263とを備えている。第7フレキシブル配線部261は平面視において矩形状とされている。
第7フレキシブル配線部261の少なくとも一部は、平面視において第3フレキシブル配線部81に重なることが好ましい。第7フレキシブル配線部261は、第1の副配線部4に接着されていない。
第8フレキシブル配線部271は、第8絶縁基材272と、第8絶縁基材272の第2の面272bに形成された導電層273と、層間導通部274とを備えている。第8フレキシブル配線部271は平面視において矩形状とされている。層間導通部274は、導電層263と、導電層273とを電気的に接続する。
第8フレキシブル配線部271の少なくとも一部は、平面視において第7フレキシブル配線部261に重なることが好ましい。第8フレキシブル配線部271は、接着層によって第7フレキシブル配線部261に接着されている。第8フレキシブル配線部271は、副配線部5に接着されていない。
第1中間配線板206は、第5フレキシブル配線部208と、フレキシブル部202と、第7フレキシブル配線部261とを含む。第2中間配線板207は、第6フレキシブル配線部209と、フレキシブル部203と、第8フレキシブル配線部271とを含む。
図8は、多層プリント配線板210の折りたたみ形態を示す模式図である。
図8に示すように、多層プリント配線板210では、第1実施形態の多層プリント配線板10と同様に、第1のフレキシブル部2を湾曲させて、第1の副配線部4の少なくとも一部を主配線部201の第1の面1eに重なる位置に配置し、第2のフレキシブル部3を湾曲させて、第2の副配線部5の少なくとも一部を主配線部201の第2の面1fに重なる位置に配置することができる。図8では、副配線部4,5は折りたたみ形態となり、中間配線板206,207は、展開させた形態となっている。
多層プリント配線板210は、複数のフレキシブル部2,3が主配線部201の共通の辺縁1aから延出しているため、展開形態において多層プリント配線板210の小型化を実現できる。多層プリント配線板210では、副配線部4,5が、共通の辺縁1aから延出するフレキシブル部2,3によって接続されるため、副配線部4,5間の伝送特性を良好にすることができる。
図8に示すように、多層プリント配線板210は、主配線部201および副配線部4,5が多層化され、かつ、中間配線板206,207が広い面積で露出した形態をとることができる。多層プリント配線板210は、このほか、副配線部4,5のいずれか一方のみを折りたたんだ形態をとることもできる。このように、多層プリント配線板210は、多様な形態をとることができる。
<多層プリント配線板>(第4実施形態)
図9は、第4実施形態の多層プリント配線板310の展開形態を示す模式図である。なお、既出の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図9に示すように、多層プリント配線板310は、主配線部1と、複数のフレキシブル部2,3と、複数の副配線部4,5と、第2の主配線部306と、第3のフレキシブル部307と、第3の副配線部308と、を備えている。
多層プリント配線板310は、第2の主配線部306と、第3のフレキシブル部307と、第3の副配線部308とを備えている点で、第1実施形態の多層プリント配線板10(図1(A)および図1(B)参照)と異なる。
第2の主配線部306は、第1主配線板311と、第2主配線板312とを備えている。
第1主配線板311は、第1絶縁基材313と、第1絶縁基材313の第2の面313bに形成された導電層314と、層間導通部315とを備えている。第1主配線板311は、第2の副配線部5の第2の面5b(図9の下面)に積層されている。第1主配線板311は接着層によって第2の副配線部5の第2の面5bに接着される。
第2主配線板312は、第2絶縁基材316と、第2絶縁基材316の第2の面316bに形成された導電層317と、層間導通部318とを備えている。第2主配線板312は、第1主配線板311の第2の面(図9の下面)に積層されている。第2主配線板312は、接着層によって第1主配線板311の第2の面に接着される。
第3のフレキシブル部307は、第1主配線板311に一体に形成されており、平面視において第2の副配線部5から主配線部1に向けて延出している。第3のフレキシブル部307は、第2のフレキシブル部3に接着されていない。
第3の副配線部308は、第1副配線板321と、第2副配線板322とを備えている。
第1副配線板321は、第1絶縁基材323と、第1絶縁基材323の第2の面323bに形成された導電層324とを備えている。図9において、第1副配線板321は、主配線部1の下面側にあって、主配線部1に重なる位置にあるが、主配線部1に接着されていない。
第2副配線板322は、第2絶縁基材326と、第2絶縁基材326の第2の面326bに形成された導電層327と、層間導通部328とを備えている。第2副配線板322は、第1副配線板321の第2の面(図9の下面)に積層されている。
図10は、多層プリント配線板310の折りたたみ形態を示す模式図である。
図10に示すように、多層プリント配線板310では、第1実施形態の多層プリント配線板10と同様に、第1のフレキシブル部2を湾曲させて、第1の副配線部4の少なくとも一部を主配線部1の第1の面1eに重なる位置に配置することができる。
多層プリント配線板310は、第3のフレキシブル部307を湾曲させて、第3の副配線部308の少なくとも一部を第2の副配線部5の第2の面5bに重なる位置に配置することができる。
多層プリント配線板310は、第2の主配線部306と、第3のフレキシブル部307と、第3の副配線部308と、を備えている。多層プリント配線板310は、複数のフレキシブル部2,3が主配線部1の共通の辺縁1aから延出しているため、展開形態において多層プリント配線板310の小型化を実現できる。多層プリント配線板310では、副配線部4,5が、共通の辺縁1aから延出するフレキシブル部2,3によって接続されるため、副配線部4,5間の伝送特性を良好にすることができる。
図10に示すように、多層プリント配線板310は、副配線部4が主配線部1に重なる位置に配置され、副配線部308が副配線部5,306に重なる位置に配置された形態をとることができる。多層プリント配線板310は、このほか、副配線部4,308のいずれか一方のみを折りたたんだ形態をとることもできる。このように、多層プリント配線板310は、多様な形態をとることができる。
<多層プリント配線板>(第5実施形態)
図11(A)は、第5実施形態の多層プリント配線板410の展開形態を示す側面図である。図11(B)は、多層プリント配線板410を示す平面図である。
図11(B)に示すように、多層プリント配線板410は、主配線部1と、複数のフレキシブル部402,403と、複数の副配線部4,5と、を備えている。
平面視において、第1のフレキシブル部402は、主配線部1の4つの辺縁1a〜1dのうち第1の辺縁1aから外方に延出している。第2のフレキシブル部403は、第1の辺縁1aに隣り合う第2の辺縁1bから外方に延出している。フレキシブル部402,403は、隣り合う辺縁1a,1bから延出するため、主配線部1の辺縁から隣り合って延出しているといえる。
図12は、多層プリント配線板410の折りたたみ形態を示す模式図である。
図12に示すように、多層プリント配線板410では、フレキシブル部402,403を湾曲させて、副配線部4,5の少なくとも一部を主配線部1に重なる位置に配置することができる。
多層プリント配線板410は、第1のフレキシブル部402および第2のフレキシブル部403が、平面視において主配線部1の隣り合う辺縁1a,1bから延出して形成されているため、図15に示す比較形態の多層プリント配線板610に比べて、展開形態において小型化を実現できる。
<多層プリント配線板>(第6実施形態)
図13(A)は、第6実施形態の多層プリント配線板510の展開形態を示す側面図である。図13(B)は、多層プリント配線板510を示す平面図である。
図13(B)に示すように、多層プリント配線板510は、主配線部1と、複数のフレキシブル部502,503,504,505と、複数の副配線部4,5,506,507と、を備えている。
平面視において、第1のフレキシブル部502は、主配線部1の第1の辺縁1aから外方に延出している。第2のフレキシブル部503は、辺縁1aに隣り合う辺縁1bから外方に延出している。第3のフレキシブル部504は、辺縁1bに隣り合う辺縁1cから外方に延出している。第4のフレキシブル部505は、辺縁1cに隣り合う辺縁1dから外方に延出している。フレキシブル部502,503,504,505は、主配線部1の隣り合う辺縁から延出するため、主配線部1の辺縁から隣り合って延出しているといえる。
図14は、多層プリント配線板510の折りたたみ形態を示す模式図である。
図14に示すように、多層プリント配線板510では、フレキシブル部502〜505を湾曲させて、副配線部4,5,506,507(またはその少なくとも一部)を主配線部1に重なる位置に配置することができる。
なお、本発明の技術的範囲は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、多層プリント配線板の主配線部の平面視形状は矩形状であるが、主配線部の平面視形状はこれに限定されない。主配線部の平面視形状は、円形、楕円形、多角形等、任意の形状であってよい。主配線部の平面視形状は、多角形、例えば三角形状、四角形(例えば矩形)、五角形状、六角形状などが好ましい。
上述の実施形態では、フレキシブル部の数は2または4であるが、フレキシブル部の数は複数であればよく、2以上の任意の数とすることができる。フレキシブル部の数は、例えば3でもよいし、5以上であってもよい。同様に、副配線部も複数であればよく、2以上の任意の数とすることができる。副配線部の数は、例えば3でもよいし、5以上であってもよい。
電子部品は、主配線部および副配線部のうち少なくとも1つに実装されていればよい。すなわち、電子部品は、主配線部および副配線部のすべてに実装されていてもよいし、主配線部のみ、または副配線部のみに実装されていてもよい。
図1(A)および図1(B)に示す多層プリント配線板10では、フレキシブル部2,3は、平面視において全幅が主配線部1の辺縁1aで重なるが、複数のフレキシブル部は、平面視において主配線部の辺縁で少なくとも一部が重なっていればよく、例えば一部の幅方向範囲のみが重なっていてもよい。
図11(B)および図13(B)に示すように、平面視において複数のフレキシブル部が主配線部の辺縁から隣り合って延出する場合には、複数のフレキシブル部は平面視において互いに接してもよいし、離れていてもよい。
1,201・・・主配線部、1a〜1d・・・辺縁、1e・・・主配線部1の第1の面、1f・・・主配線部の第2の面、2,3,202,203,112,113、307,402,403,502〜505・・・フレキシブル部、4,5,204,114,115,308,506,507・・・副配線部、10,110,210,310,410,510・・・多層プリント配線板(プリント配線板)。

Claims (6)

  1. 主配線部と、
    可撓性を有し、前記主配線部から延出する複数のフレキシブル部と、
    前記複数のフレキシブル部を介して前記主配線部とそれぞれ接続された複数の副配線部と、を備え、
    前記複数のフレキシブル部のうち少なくとも2つは、前記主配線部の辺縁において平面視で少なくとも一部が重なって、または隣り合って延出する、プリント配線板。
  2. 前記主配線部は平面視において多角形状をなし、
    前記複数のフレキシブル部のうち少なくとも2つは、平面視において前記主配線部の複数の辺縁のうち共通または隣り合う辺縁から延出する、請求項1に記載のプリント配線板。
  3. 前記主配線部は、平面視において矩形状である、請求項1または2に記載のプリント配線板。
  4. 平面視において前記主配線部の共通の辺縁から延出する前記複数のフレキシブル部のうち第1のフレキシブル部に接続された第1の副配線部の少なくとも一部は、前記主配線部の第1の面に重なる位置に配置され、
    前記複数のフレキシブル部のうち第2のフレキシブル部に接続された第2の副配線部の少なくとも一部は、前記主配線部の第1の面とは反対の第2の面に重なる位置に配置されている、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のプリント配線板。
  5. 平面視において前記主配線部の共通の辺縁から延出する前記複数のフレキシブル部のうち第1のフレキシブル部に接続された第1の副配線部の少なくとも一部は、前記主配線部の第1の面に重なる位置に配置され、
    前記複数のフレキシブル部のうち第2のフレキシブル部に接続された第2の副配線部は、平面視において前記主配線部とは重ならないように配置されている、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のプリント配線板。
  6. 前記主配線部および副配線部のうち少なくとも1つは、電子部品が実装されている、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のプリント配線板。
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