JP2019016438A - 電子装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を損傷する行為を抑制可能な電子装置を提供する。【解決手段】電子装置は、基板10と、ケース20と、コネクタ30a、30bと、隙間保護部材40a、40bとを備える。ケースは、基板を収容し、開口23a、23bおよび開口の周囲に位置する係止孔24a〜24hが形成されている。コネクタは、基板に実装され、開口を通じてケースの外部に露出している。隙間保護部材は、柱状の開口とコネクタとの間の隙間の内方向にてコネクタの外周面に外嵌され、係止孔の内部に配置されて係止孔に係止されている係止ピン43a〜43gを有する。【選択図】図2

Description

本開示は、ケースの開口部にコネクタを設けた電子装置に関する。
特許文献1には、ケースから突出するようにコネクタを設けた電子装置について、ケースとコネクタとの間の隙間に隙間幅減少部材を設ける構成が開示されている。隙間幅減少部材は、ケースとコネクタとの間の隙間をケースの外側から被う外側被覆部を有している。隙間幅減少部材は、外側被覆部により、ケースとコネクタとの隙間からワイヤ等を挿入して基板を損傷する行為を抑制できる。
特許第5880920号公報
特許文献1の隙間幅減少部材は、外側被覆部により、隙間へのワイヤ等の挿入に抗して基板を損傷する行為等の基板に対する不正行為を抑制する。しかし、外側被覆部は、ケースの外部に露出している。このため外側被覆部を掴むことで、隙間幅減少部材を隙間から容易に取り外されるおそれがあった。隙間幅減少部材を取り外されると、隙間がケース外部に露出することになる。この場合、この隙間からワイヤ等を挿入して基板に対する不正行為が可能となる。
本開示は、基板に対する不正行為を抑制可能な電子装置の提供を目的とする。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は、本開示の更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するための本開示の一つの電子装置は、基板(10)と、基板を収容し、開口(23a、23b)および開口の周囲に位置する係止孔(24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h)が形成されたケース(20)と、基板に実装され、開口を通じてケースの外部に露出する柱状のコネクタ(30a、30b)と、開口とコネクタとの間の隙間(50a、50b)の内方向にてコネクタの外周面(33a、33b)に外嵌され、係止孔の内部に配置されて係止孔に係止されている係止ピン(43a、43b、43c、43d、43e、43f、43g)を有する隙間保護部材(40a、40b)と、を備える。
以上の構成によれば、係止ピンが係止孔に係止されていることにより、隙間保護部材は、ケースの内方向への移動を抑制される。このため、隙間保護部材は、開口を通じてケースの外部に露出した部分を有していなくても、隙間に挿入されたワイヤ等に抗して、基板に対する不正行為を抑制する。このように、隙間保護部材は、開口を通じてケースの外部に露出した部分を有しておらず、取り外されにくい。従って、電子装置は、基板に対する不正行為を抑制可能である。
本開示の他の一つの電子装置は、基板(10)と、基板を収容し、開口(23a)が形成されたケース(20)と、基板に実装され、開口を通じてケースの外部に露出する柱状のコネクタ(30a)と、開口とコネクタとの間の隙間(50a)の内方向にてコネクタの外周面に外嵌される隙間保護部材(40a)と、ケースよりも内方向において、隙間保護部材の内方向の面と接触し、隙間保護部材を支持する支持面(32a)と、を備える。
以上の構成によれば、隙間保護部材は、支持面により支持されていることにより、ケースの内方向への移動を抑制される。このため隙間保護部材は、開口を通じてケースの外部に露出した部分を有していなくても、隙間に挿入されたワイヤ等に抗して、基板に対する不正行為を抑制する。このように隙間保護部材は、開口を通じてケースの外部に露出した部分を有しておらず、取り外されにくい。従って電子装置は、基板に対する不正行為を抑制可能である。
ケースの第一開口および第二開口周辺の外観を示した図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 第一保護部材を取り付けた第一コネクタの外観を示した図である。 第一コネクタと第一隙間保護部材との関係を示す断面斜視図である。 図1のVI−VI線断面図である。 第二保護部材を取り付けた第二コネクタの外観を示した図である。 第二コネクタと第二保護部材との関係を示す断面斜視図である。 係止ピンのケースに対する関係を示す断面斜視図である。 ケースの第一開口および第二開口周辺の外観を示した図の別例である。
図1に示す本開示の実施形態による電子装置1は、電子装置1の外部と電気的に接続され、この電気的な接続を介して電力やデータをやりとりする装置である。電子装置1は、例えば車両で用いられるコンビネーションメータである。
電子装置1は、図1〜図7に示すように、基板10と、ケース20と、第一コネクタ30aと、第一隙間保護部材40aと、第二コネクタ30bと、第二隙間保護部材40bとを備えている。基板10は、樹脂やセラミックスなどの絶縁基材により形成された板状の部材である。基板10は、銅などによる導体パターンおよび電子部品を設けることで電子回路を形成されている。これ以降、基板10に対して垂直な方向であって、ケース20に向かう方向を外方向と表現する。また、基板10に対して垂直な方向であって、外方向と反対の方向を内方向と表現する。
ケース20は、基板10と、第一コネクタ30aと、第一隙間保護部材40aと、第二コネクタ30bと、第二隙間保護部材40bとを収容している。ケース20により、電子装置1の外観形状が形成されている。ケース20は、例えば遮光性の樹脂等により形成されている。ケース20には、外面21、内面22、第一開口23a、第二開口23b、係止孔24a〜24f、および係止孔24g、24hが形成されている。
外面21は、ケース20の表面のうち、電子装置1の外部を向いた面である。内面22は、ケース20の表面のうち、基板10に向いた面である。
第一開口23aおよび第二開口23bは、ケース20の内面22から外面21にわたって貫通して形成されている。第一開口23aおよび第二開口23bは、第一コネクタ30aおよび第二コネクタ30bをそれぞれケース20の外部に露出させている。第一開口23aおよび第二開口23bは、それぞれ第一コネクタ30aおよび第二コネクタ30bの外部に露出する部分の形状に沿って形成されている。すなわち、第一開口23aは、略長方形の開口である。第二開口23bは、略正方形の開口である。
係止孔24a〜24fは、ケース20の内面22から外面21にわたって貫通して形成されている。係止孔24a〜24fは、第一開口23aの周辺に形成されている。係止孔24a〜24fは、第一開口23aと間をあけて形成されている。
係止孔24a、24c、24eと係止孔24b、24d、24fとは、第一開口23aの中心軸A1周りにおいて、互いに軸対称な位置に形成されている。詳記すると、係止孔24aを中心軸A1周りに180度回転させた位置に係止孔24bが形成されている。係止孔24cを中心軸A1周りに180度回転させた位置に係止孔24dが形成されている。係止孔24eを中心軸A1周りに180度回転させた位置に係止孔24fが形成されている。
係止孔24gおよび係止孔24hは、ケース20の内面22から外面21にわたって貫通して形成されている。係止孔24gおよび係止孔24hは、ケース20の第二開口23bの周辺に形成されている。係止孔24gおよび係止孔24hは、第二開口23bと間をあけて形成されている。係止孔24gと係止孔24hとは、第二開口23bの中心軸B1周りにおいて、互いに軸対称な位置に形成されている。詳記すると、係止孔24gを中心軸B1まわりに180度回転させた位置に係止孔24hが形成されている。
第一コネクタ30aおよび第一隙間保護部材40aは、図1〜図5に示すように、第一開口23aの周辺に配置されている。第一コネクタ30aは、基板10に実装されて、基板10に形成された電子回路と電子装置1の外部とを電気的に接続可能とする部材である。第一コネクタ30aは、例えば電子装置1の外部から基板10に形成された電子回路に、電気的接続を介して画像データを入力させる画像入力端子である。
第一コネクタ30aは、略長方形の横断面を有する四角柱状の外観形状である。第一コネクタ30aの底部は、基板10に接している。第一コネクタ30aの頂部は、第一開口23aを通じてケース20の外部に露出されている。第一コネクタ30aは、中心軸A2周りに180度回転させても同一の形状である。第一コネクタ30aの中心軸A2は、第一開口23aの中心軸A1と実質的に一致している。
第一コネクタ30aは、端子31aを備えている。また第一コネクタ30aには、外周面33aと、支持面32aとが形成されている。端子31aは、第一コネクタ30aから、基板10のケース20側の面上にかけて配置されている。端子31aは、第一コネクタ30aを、基板10に形成された電子回路に電気的に接続させている。
外周面33aは、四角柱形状の第一コネクタ30aの側面であり、中心軸A2に沿った姿勢の4つの平面である。外周面33aと第一開口23aとの間には、隙間50aが形成されている。外周面33aは、短面部34aと長面部35aとを備える。短面部34aは、外周面33aのうち、略長方形の横断面の短辺がなす面である。長面部35aは、外周面33aのうち、略長方形の横断面の長辺がなす面である。
支持面32aは、第一隙間保護部材40aの内方向の端面47aと接触し、第一隙間保護部材40aを支持している。支持面32aは、短面部34aに設けられている。支持面32aは、短面部34aから第一コネクタ30aの延びる方向と垂直な方向に延設されている。支持面32aは、隙間50aに対向している。(図3参照)
第一隙間保護部材40aは、例えば天然ゴムや合成ゴム、その他の樹脂材料などのエラストマーにより形成されている。第一隙間保護部材40aは、外周面33aに外嵌されている筒状の部材である。(図4、図5参照)第一隙間保護部材40aは、隙間50aの内方向に配置されている。第一隙間保護部材40aは、隙間50aと内面22とを内方向から覆い、内面22に接触している。
ただし、本実施形態の説明における接触するとは、侵入を抑制する対象としてあらかじめ定められた物体が通過できる隙間が形成されていないことを示す。例えば、侵入を抑制する対象は、電子装置1に対して満たすことを要求されている規格に従って定められる。一例として、JISC0920に規定されているIP40を満たすために、直径が1mm以上のワイヤ等が侵入を抑制する対象として定められる。
第一隙間保護部材40aは、中心軸A3まわりに180度回転させた角度位置で、外周面33aに外嵌可能な形状である。第一隙間保護部材40aの中心軸A3は、第一開口23aの中心軸A1および第一コネクタ30aの中心軸A2と実質的に一致している。第一隙間保護部材40aは、内方向の端部と基板10との間に、基板保護スペース60aを形成している。基板保護スペース60aは、第一隙間保護部材40aと基板10との干渉を抑制する隙間である。
第一隙間保護部材40aには、ケース接触部41aと、内周面42aと、コネクタ接触部421aと、端面47aが形成されている。また、第一隙間保護部材40aは、係止ピン43a〜43fを有している。ケース接触部41aは、ケース20の内面22と接触している面である。ケース接触部41aは、内面22に、第一開口23aの外周を囲うように接触している。またケース接触部41aは、第一開口23aの外周から内周に向けて突出している。ケース接触部41aは、第一コネクタ30aに当接している。これによりケース接触部41aは、隙間50aを内方向から覆っている。
内周面42aは、第一コネクタ30aに向いた面である。内周面42aは、中心軸A3まわりに180度回転させても同一の形状である。内周面42aは、内方向に向かうに従って第一コネクタ30aから離れるよう傾斜している。内周面42aは、内方向に向かうに従って緩やかに広がる形状である。コネクタ接触部421aは、内周面42aのうち、外周面33aと接触している部分である。コネクタ接触部421aは、例えば略長方形の横断面を有する角筒状の面である。端面47aは、第一隙間保護部材40aの内方向の端に形成されている面である。端面47aは、支持面32aにより支持されている。
係止ピン43a〜43fは、互いに同一の形状に形成されている。係止ピン43aを一例として係止ピン43a〜43fの形状を説明する。係止ピン43aは、ピン本体44と、突出部45とを備える。(図2参照)
ピン本体44は、ケース20の外方向に向けて延びる円柱状に形成されている。突出部45は、ピン本体44より、ピン本体44の延びる方向に垂直な外周方向に突出している。突出部45は、ピン本体44の外周面から、全周にわたって均等に垂直な方向に突出している。従って突出部45は、ピン本体44の外周面に外嵌された円環状の形状である。突出部45は、ケース20の係止孔24aを通して外面21に係止されている。
係止ピン43a〜43fは、係止孔24a〜24fの内部にそれぞれ配置されている。係止ピン43a〜43fは、係止孔24a〜24fにそれぞれ係止されている。係止ピン43a〜43fは、第一隙間保護部材40aのうち、長面部35aに接触する部分の周辺に設けられている。係止ピン43a、43c、43eと係止ピン43b、43d、43fとは、中心軸A3周りにおいて、互いに軸対称な位置に形成されている。詳記すると、係止ピン43aを中心軸A3まわりに180度回転させた位置に係止ピン43bが設けられている。係止ピン43cを中心軸A3まわりに180度回転させた位置に係止ピン43dが設けられている。また、係止ピン43eを中心軸A3まわりに180度回転させた位置に係止ピン43fが設けられている。
係止ピン43a〜43fは、第一隙間保護部材40aを中心軸A3まわりに180度回転させた場合においても、係止孔24a〜24fの内部に配置される。例えば、係止ピン43aは、係止孔24aの内部に配置されている。これに加えて、係止ピン43aは、第一隙間保護部材40aを中心軸A3まわりに180度回転させた場合において、係止孔24bの内部に配置される。
第二コネクタ30b、第二隙間保護部材40bは、図1、図6〜図8に示すように、第二開口23bの周辺に配置されている。第二コネクタ30bは、第一コネクタ30aと同様に、基板10に実装されて、基板10に形成された電子回路と電子装置1の外部とを電気的に接続可能とする部材である。第二コネクタ30bは、例えば電子装置1の外部から基板10に形成された電子回路に、電気的接続を介して電力を供給させる電源端子である。
第二コネクタ30bは、略正方形の横断面を有する四角柱状の外観形状である。第二コネクタ30bの底部は、基板10に接している。第二コネクタ30bの頂部は、第二開口23bを通じてケース20の外部に露出されている。第二コネクタ30bは、第二コネクタ30bを中心軸B2まわりに180度回転させても同一の形状である。第二コネクタ30bの中心軸B2は、第二開口23bの中心軸B1と実質的に一致している。
第二コネクタ30bは、端子31bを備える。また第二コネクタ30bは、外周面33bを形成している。端子31bは、基板10を貫通している。端子31bは、第二コネクタ30bと基板10に形成された電子回路とを電気的に接続している。
外周面33bは、四角柱状の第二コネクタ30bの側面であり、中心軸B2に沿った姿勢の4つの平面である。外周面33bと第二開口23bとの間には、隙間50bが形成されている。
第二隙間保護部材40bは、第一隙間保護部材40aと同様の素材により形成される。第二隙間保護部材40bは、外周面33bに外嵌されている筒状の部材である。(図7、図8参照)第二隙間保護部材40bは、隙間50bの内方向に配置されている。第二隙間保護部材40bは、隙間50bと内面22とを内方向から覆い、内面22に接触している。第二隙間保護部材40bは、中心軸B3まわりに180度回転させた角度位置で、外周面33bに外嵌可能な形状である。第二隙間保護部材40bの中心軸B3は、第二開口23bの中心軸B1および第二コネクタ30bの中心軸B2と実質的に一致している。第二隙間保護部材40bは、内方向の端部と、基板10との間に、基板保護スペース60bを形成している。基板保護スペース60bは、第二隙間保護部材40bと基板10との干渉を抑制する隙間である。
第二隙間保護部材40bには、ケース接触部41bと、内周面42bと、コネクタ接触部421bとが形成されている。また、第二隙間保護部材40bは、係止ピン43gと、係止孔保護部46を有する。ケース接触部41bは、内面22と接触している面である。ケース接触部41bは、内面22に、第二開口23bの外周を囲うように接触している。またケース接触部41bは、第二開口23bの外周から内周に向けて突出している。ケース接触部41bは第二コネクタ30bに当接している。これによりケース接触部41bは、隙間50aを内方向から覆っている。
内周面42bは、第二コネクタ30bに向いた面である。内周面42bは、第二隙間保護部材40bを中心軸B3まわりに180度回転させても同一の形状である。内周面42bは、内方向に向かうにつれて第二コネクタ30bから離れる、内方向に向かって緩やかに広がる形状である。コネクタ接触部421bは、内周面42bのうち、第二コネクタ30bの外周面と接触している部分である。コネクタ接触部421bは、例えば略正方形の横断面を有する角筒状の面である。
係止ピン43gは、係止孔24gの内部に配置されている。係止ピン43gは、係止孔24gに係止されている。係止ピン43gの形状は、係止ピン43a〜43fと同一である。係止ピン43gは、第二隙間保護部材40bを中心軸B3まわりに180度回転させた場合においても、係止孔24hの内部に配置される。
係止孔保護部46は、係止孔24hの内方向にて、係止孔24hを覆う形状に形成されている。このように、係止ピン43a〜43gが、係止孔24a〜24hのすべてに配置されている必要はなく、係止孔保護部46が配置されている係止孔24hがあってもよい。係止孔保護部46は、係止ピン43gを中心軸B3まわりに180度回転させた位置に設けられている。
[実施形態のまとめ]
以上、説明した実施形態によれば、ケース接触部41a、41bは、各開口23a、23bの外周から内周に向けて、各コネクタ30a、30bに当接するように突出している。これによりケース接触部41a、41bは、隙間50a、50bを内方向より覆っている。このため各隙間保護部材40a、40bは、隙間50a、50bよりケース20の内部にワイヤ等を挿入する行為を抑制可能である。電子装置1は、ワイヤ等の挿入の抑制により、基板10を損傷する行為や、基板10に形成された電子回路に対して不正に接続する行為等の基板10に対する不正行為を抑制可能となる。
また係止ピン43a〜43gが係止孔24a〜24gに係止されていることにより、各隙間保護部材40a、40bは、内方向への移動を抑制される。このため、各隙間保護部材40a、40bは、各開口23a、23bを通じてケース20の外部に露出した部分を有していなくても、各隙間50a、50bに挿入されたワイヤ等に抗して、内方向への移動を抑制される。このように、各隙間保護部材40a、40bは、取り外されにくく、かつワイヤ等により押し込まれた場合であってもケース20に対する位置関係を維持しうる。従って、電子装置1は、基板10に対する不正行為を抑制可能である。
加えて本実施形態の突出部45は、外面21によって係止されている。このため、各隙間保護部材40a、40bの内方向への移動に抗して、係止ピン43a〜43gの突出部45に外面21より外方向への力が加わる。従って、各隙間保護部材40a、40bは、内方向への移動をより抑制可能である。
また本実施形態の各隙間保護部材40a、40bは、実施形態に示した角度位置と、各中心軸A3、B3まわりに180度回転させた角度位置の二つの角度位置において各コネクタ30a、30bに外嵌可能である。加えて、係止孔24a〜24hは、それらの角度位置において係止ピン43a〜24gが配置される位置に形成されている。このため、各隙間保護部材40a、40bは、電子装置1内において、各中心軸A3、B3まわりに回転させた二つの角度位置において配置可能である。従って、各隙間保護部材40a、40bの組み付け作業が容易となる。
図9に示すように、係止孔24a〜24hがケース20を貫通して形成されていることにより、係止ピン43a〜43gの先端がケース20の外部に露出している。このため、図1に示したように、ケース20の外部から係止孔24a〜24gに配置された係止ピン43a〜43gを目視可能となる。従って、図10に示すケース20の外部に係止ピン43a〜43gの先端が露出していない構成と比較した場合、ケース20に対する各隙間保護部材40a、40bの配置の確認が容易になる。
さらに本実施形態の第一隙間保護部材40aは、支持面32aによって支持されており、支持面32aによって内方向への移動を抑制される。このため、第一隙間保護部材40aは、第一開口23aを通じてケース20の外部に露出した部分を有していなくても、隙間50aに挿入されたワイヤ等に抗して、内方向への移動を抑制される。このように、第一隙間保護部材40aは、取り外されにくく、かつワイヤ等により押し込まれた場合であっても、ケース20に対する位置関係を維持しうる。従って電子装置1は、基板10に対する不正行為を抑制可能である。
加えて本実施形態の支持面32aは、隙間50aに対向している。このため、隙間50aにワイヤ等を挿入されることにより第一隙間保護部材40aが基板10に向けて押し込まれた場合に、押し込む力の軸と支持面による抗力の軸との距離が短くなる。従って、第一隙間保護部材40aは、隙間50aよりワイヤ等を挿入された場合に、ケースに対する位置関係の変化をより抑制可能である。
加えて本実施形態では、各隙間保護部材40a、40bと基板10との間に基板保護スペース60a、60bが形成されている。これにより、各隙間保護部材40a、40bが、基板10や、端子31aなどの基板10上に配置された他の構成と干渉し難くなる。従って、基板10および基板10上に配置された他の構成の損傷が抑制される。
また本実施形態では、第一隙間保護部材40aのうち、長面部35aに接触する部分の周辺は、係止ピン43によりケース20との位置関係の変化を抑制されている。このため、第一隙間保護部材40aは、第一コネクタ30aのうち、長面部35aの周辺に支持面32aを設けることなく位置関係の変化が抑制される。従って、係止ピン43の周辺においては、第一隙間保護部材40aの位置関係の変化を抑制しつつ、基板10上に他の構成を配置することが容易である。
加えて本実施形態では、第一隙間保護部材40aのうち、短面部34aに接触する部分の周辺は、支持面32aによりケース20との位置関係の変化を抑制されている。このため、第一隙間保護部材40aは、支持面32aにより支持されている部分の周辺にて、係止ピン43を設けることなく位置関係の変化が抑制される。従って、支持面32aの周辺においては、第一隙間保護部材40aを設けることによる、ケース20の設計変更を抑制可能である。
加えて本実施形態では、内周面42a、42bは内方向に向けて緩やかに広がる形状である。従って、各コネクタ30a、30bに各隙間保護部材40a、40bを取り付けるにあたり、各コネクタ30a、30bの外方向から各隙間保護部材40a、40bを取り付けることが容易となる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。なお、以下の説明において、実施形態で使用した符号と同一番号の符号を有する要素は、特に言及する場合を除き、実施形態における同一符号の要素と同一である。また、構成の一部のみを説明している場合、構成の他の部分については先に説明した実施形態を適用できる。
<変形例1>
変形例1における各隙間保護部材40a、40bは、実施形態よりも多くの複数の角度位置にて配置可能に構成されている。例えば、各隙間保護部材40a、40bは、回転させていない角度位置に加えて、90度、180度、270度回転させた角度位置の四つの角度位置にて配置可能に構成されている。また、各隙間保護部材40a、40bは、単一の角度位置のみにて配置可能に構成されていてもよい。
<変形例2>
変形例2における係止ピン43a〜43gは、突出部45を有しない構成である。また、係止ピン43a〜43gは、先端をケース20の外部に露出しない構成でもよい。例えば、係止孔24a〜24hが、外面21まで貫通しておらず、かつ係止ピン43a〜43gは、突出部45を有していない構成である。
<変形例3>
変形例3における各隙間保護部材40a、40bは、基板10との間に基板保護スペース60a、60bを形成しない構成である。例えば、各隙間保護部材40a、40bの内方向の端部が、基板10と接する構成である。
<変形例4>
変形例4における支持面32aは、隙間50aに対向する位置でなく、内面22に対向する位置に形成されている。例えば、支持面32aは、第一コネクタ30aと間をあけた、基板10上の内面22に対向する位置に形成されている。
10:基板、 20:ケース、 23a、23b:開口、 24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h:係止孔、 30a、30b:コネクタ、 32a:支持面、 33a、33b:外周面、 40a、40b:隙間保護部材、 43a、43b、43c、43d、43e、43f、43g:係止ピン、 44:ピン本体、 45:突出部、 50a、50b:隙間、 60a、60b:基板保護スペース

Claims (7)

  1. 基板(10)と、
    前記基板を収容し、開口(23a、23b)および前記開口の周辺に位置する係止孔(24a、24b、24c、24d、24e、24f、24g、24h)が形成されたケース(20)と、
    前記基板に実装され、前記開口を通じて前記ケースの外部に露出する柱状のコネクタ(30a、30b)と、
    前記開口と前記コネクタとの間の隙間(50a、50b)の内方向にて前記コネクタの外周面(33a、33b)に外嵌され、前記係止孔の内部に配置されて前記係止孔に係止されている係止ピン(43a、43b、43c、43d、43e、43f、43g)を有する隙間保護部材(40a、40b)と、を備える電子装置。
  2. 前記係止ピンには、
    前記ケースの外方向に向けて延びるピン本体(44)と、
    前記ピン本体より前記ピン本体の延びる方向と垂直な方向に突出して、前記ケースの外面に係止されている突出部(45)とが設けられている請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記隙間保護部材は、前記コネクタの中心軸まわりに回転させた複数の角度位置で、前記コネクタの外周面に外嵌可能な形状であり、
    前記係止孔は、前記隙間保護部材の各前記角度位置にて前記係止ピンが配置される位置に設けられている請求項1または2に記載の電子装置。
  4. 前記係止孔は、前記開口が形成された前記ケースを外面から内面にわたって貫通しており、
    前記係止ピンの先端は、前記ケースの外部に露出している請求項1から3のいずれか1項に記載の電子装置。
  5. 基板(10)と、
    前記基板を収容し、開口(23a)が形成されたケース(20)と、
    前記基板に実装され、前記開口を通じて前記ケースの外部に露出する柱状のコネクタ(30a)と、
    前記開口と前記コネクタとの間の隙間(50a)の内方向にて前記コネクタの外周面(33a)に外嵌される隙間保護部材(40a)と、
    前記ケースよりも前記内方向において、前記隙間保護部材の前記内方向の面と接触し、前記隙間保護部材を支持する支持面(32a)と、を備える電子装置。
  6. 前記支持面は、前記隙間に対向している請求項5に記載の電子装置。
  7. 前記隙間保護部材は、前記内方向の端部と前記基板との間に、基板保護スペース(60a、60b)を形成している請求項1から6のいずれか1項に記載の電子装置。
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