JP2019016241A - 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの希望に沿ったワークフロー処理を効率的に行う。【解決手段】被処理情報に所定の情報処理を施す複数の実行機器の情報処理状況を検出する。また、被処理情報に施す処理及び処理の順序を示すワークフロー定義に基づいて、各実行機器に実行させる処理を処理単位で割り当てた実行フロー定義を生成する。また、実行フロー定義で各実行機器にそれぞれ割り当てられている処理のうち、他の実行機器で実行させる処理である移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムを、他の実行機器にインストール制御する。さらに、移行対象処理を実行する実行機器を、アプリがインストールされた他の実行機器に変更した実行フロー定義を生成する。そして、実行フロー定義で指定された実行機器に、実行フロー定義及び被処理情報を送信し、実行フロー定義の処理順に被処理情報の処理を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムに関する。
今日において、情報処理装置により所定の情報処理を施した情報を形成し、この形成した情報を、予め定められたルールに従って指定の配信先となる機器に配信する情報処理システムが知られている。情報処理装置で情報に施される情報処理は、ワークフローによって定義されている。ワークフローとして定義する情報処理は、所望の複数の情報処理を組み合わせて定義することが可能となっている。利用者は、用途に応じた情報処理を指定してワークフローを定義する。これにより、利用者の目的に沿った情報処理が施された情報を得ることができる。
特許文献1(特開2010−268064号公報)には、画像処理装置において、他の装置で提供される機能を用いてワークフローを実行する際に、他の装置で提供されている機能のうち、適切な機能を選択して用いることを可能とした画像処理システムが開示されている。
しかし、特許文献1の画像処理システムは、 希望するワークフロー処理を提供している画像処理装置に、 画像処理を依頼するようになっている。このため、 例えば希望するワークフロー処理を提供している画像処理装置が高負荷となっている場合にはワークフローの処理を効率的に行うことができない。また、当該画像処理装置がユーザが望むネットワーク環境に無い場合には、ユーザの望むネットワーク環境でワークフロー処理を実行することができない。このように、特許文献1の画像処理システムでは、必ずしもユーザの希望に沿ったワークフロー処理を効率的に行うことができるとは限らない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザの希望に沿ったワークフロー処理を効率的に行うことが可能な情報処理装置、情報処理システム及び情報処理プログラムの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被処理情報に所定の情報処理を施す複数の実行機器の情報処理状況をそれぞれ検出する処理状況検出部と、被処理情報に施す処理及び処理の順序を示すワークフロー定義に基づいて、各実行機器に対して実行させる処理を処理単位で割り当てた実行フロー定義を生成する実行フロー生成部と、実行フロー定義で各実行機器にそれぞれ割り当てられている処理のうち、他の実行機器で実行させる処理である移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムを、他の実行機器にインストール制御するインストール制御部と、移行対象処理を実行する実行機器を、アプリケーションプログラムがインストール制御された他の実行機器に変更した実行フロー定義を生成するように、実行フロー生成部を変更制御する変更制御部と、実行フロー生成部で生成された実行フロー定義を、実行フロー定義で指定された実行機器に被処理情報を送信し、実行フロー定義の処理順に被処理情報の処理を制御する処理制御部とを有する。
本発明によれば、ユーザの希望に沿ったワークフロー処理を効率的に行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の情報処理システムのシステム構成図である。 図2は、実施の形態の情報処理システムに設けられている各装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態の情報処理システムに設けられている各装置の機能ブロック図である。 図4は、実施の形態の情報処理システムのワークフロー処理動作の流れを示すフローチャートである。 図5は、実施の形態の情報処理システムにおいて、ワークフロー定義を生成する際に設定可能となっている優先条件を説明するための図である。 図6は、セキュリティ優先設定における詳細設定を説明するための図である。 図7は、実施の形態の情報処理システムで生成されるワークフロー定義の一例を示す図である。 図8は、ワークフロー定義のワークフロー処理を流れに沿ってブロック図的に示した図である。 図9は、制御サーバ装置の記憶部に記憶されている、ワークフロー処理の各処理に対してデフォルトとして割り当てられた実行サーバ装置を示す割り当て判別情報のデータベースを説明するための図である。 図10は、各実行サーバ装置から収集された、各実行サーバ装置の現在の処理状況を示す処理状況情報を説明するための図である。 図11は、主としてワークフロー処理を実行するメイン実行サーバ装置における、現在の処理状況を説明するための図である。 図12は、実施の形態の情報処理システムで生成されるワークフロー定義に基づいて、ワークフロー処理の各処理を実行する実行サーバ装置を割り当てた実行ワークフロー定義の一例を示す図である。 図13は、主としてワークフロー処理を実行するメイン実行サーバ装置で混雑が生じている処理を、他の実行サーバ装置で代行させるように生成した実行ワークフロー定義の一例を示す図である。
(概要)
実施の形態の情報処理システムは、一連のワークフロー処理を行う機器において、一部(又は全部)の処理に混雑等の支障が生じている場合、この支障が生じている処理を、他の機器で一時的に代行させる。これにより、一部の処理を他の機器で代行させる構成で、効率良く一連のワークフロー処理が実行可能となっている。また、実施の形態の情報処理システムは、一連のワークフロー処理を行う機器がクラウド環境にある場合において、ユーザがオンプレミス環境で一部の処理を行わせたい場合には、当該処理を、オンプレミス環境にある機器で一時的に代行させる。これにより、ユーザが希望するネットワーク環境でワークフロー処理を実行することができる。この場合において、一時的に代行させる機器には、当該処理を実行するためのアプリケーションプログラムを必要となった際にインストールし、代行する処理が終了して不要となったらアンインストールする。
これにより、処理を代行させた機器を開放し、当該機器に新たに代行処理を行わせることができる。このように、本実施形態の情報処理システムは、機器の処理状況及びユーザが希望するネットワーク環境(処理の実行場所)などに応じて、代替させる機器に一時的にアプリケーションをインストールして実行させることができる。よって、ユーザの希望に沿ったワークフロー処理を効率的に行うことができる。また、必要となった際に、代替させる機器に対して必要なアプリケーションをインストールするため、当該機器で様々な処理の代替を可能とすることができ、ワークフロー処理に利用する機器の数を少なく抑えることができる。このため、小規模なリソースで、情報処理システムを実現可能とすることができる。また、例えば、利用するリソース(機器)に応じて従量課金されるようなクラウドサービスであっても、利用するリソースを抑えることができ、低コストで情報処理システムを実現可能とすることができる。
(システム構成)
図1は、実施の形態の情報処理システムのシステム構成図である。この図1に示すように、実施の形態の情報処理システムは、スキャナ装置1、制御サーバ装置2、実行サーバ装置3、管理サーバ装置44、アプリケーションプログラムサーバ装置(APサーバ装置)5及びクライアント端末6を有している。スキャナ装置1〜クライアント端末6は、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のWAN(Wide Area Network)等のネットワーク7を介して相互に接続されている。なお、ネットワーク7は、有線通信網でも良いし、無線通信網でもよい。
スキャナ装置1は、ワークフロー処理対象となるデータを形成する。具体的には、スキャナ装置1は、原稿をスキャンすることで生成した画像データを、一連のワークフロー処理に対する入力データとして制御サーバ装置2に送信する。
なお、この例では、ワークフロー処理を行うデータを生成又は取得する機器としてスキャナ装置1を用いることとしたが、ワークフロー処理を行うデータを生成又は取得する機器であれば、どのような電子機器を用いてもよい。例えば、スキャナ装置1の代わりに、コピー装置を用いてもよいし、記憶媒体からデータの読み出しを行う読み出し装置を用いてもよい。また、外部から有線又は無線で送信されたデータを受信する受信装置を用いてもよい。また、電子メールで受信したデータを用いてもよい。また、クラウド環境等における所定のファイルサーバ装置又はストレージ装置からデータを取得してもよい。
実行サーバ装置3は、スキャナ装置1で生成された画像データ(ジョブデータ:被処理情報の一例)に対して、制御サーバ装置2から受信したワークフロー定義に従ったワークフロー処理を施す。ワークフロー処理とは、例えばそれぞれが独立し又は単独で完結した機能を実現する一以上の処理単位(タスク)の任意な組み合わせで形成される処理の流れ(処理フロー)をいう。なお、「処理単位」として、一般的なワークフローの概念における「アクティビティ」を用いてもよい。
ワークフロー処理に含まれる各処理としては、画像データに施す画像補正処理、データにメタデータを付与する処理、データを配信先に配信する処理等、さまざまな処理が存在する。実行サーバ装置3は、実行機器の一例であり、ワークフロー処理に基づく処理をジョブデータに施し、これをクライアント端末6等の予め定められた所定の機器に送信する。なお、ワークフロー処理の全ての処理を、一つの実行サーバ装置3で行う必要はない。実施の形態の情報処理システムの場合、一連のワークフロー処理のうち、混雑等による支障が生じている部分的な処理(移行対象処理)を、一つ又は複数の他の実行サーバ装置3で一時的に分担処理することで、一連のワークフロー処理を効率良く実行可能となっている。
また、ワークフロー処理の各処理のアプリケーションプログラムは、実行サーバ装置3のROM12又はHDD14等の記憶部に、予め記憶させてもよいし、所定のタイミングでネットワーク7を介して実行サーバ装置3にダウンロードしてインストールしてもよい。
制御サーバ装置2は、実行サーバ装置3で実行される処理状況を監視し、ワークフロー処理の最適化を図る。例えば、実行サーバ装置3において、ワークフロー処理の各処理のうち、混雑している処理が存在する場合、制御サーバ装置2は、他の実行サーバ装置3に対して、混雑している処理に対応するアプリケーションプログラムのインストール指示を行う。この指示が行われた他の実行サーバ装置3は、混雑している処理に対応するアプリケーションプログラムをAPサーバ装置5から取得してインストールする。これにより、混雑している処理を、他の実行サーバ装置3で代行可能とすることができ、一連のワークフロー処理を滞りなく(効率的に)実行可能とすることができる。
また、制御サーバ装置2は、他の実行サーバ装置3にインストールした、混雑している処理に対応するアプリケーションプログラムが不要となった際に、このアプリケーションプログラムのアンインストールを指示する。このアンインストール指示が行われた他の実行サーバ装置3は、上述の混雑時にインストールしたアプリケーションプログラムをアンインストールする。これにより、一時的に処理を依頼した他の実行サーバ装置3を、他の処理のアプリケーションプログラムのインストール又は他の情報処理のために開放(待機状態)とすることができ、情報処理システム内のリソースの有効活用を図ることができる。
APサーバ装置5は、実行サーバ装置3で実行する各種アプリケーションプログラムを記憶しているサーバ装置である。APサーバ装置5は、ネットワーク7上に一つ設けてもよいし、複数設けてもよい。各APサーバ装置5に記憶するアプリケーションプログラムは、同じ種類のアプリケーションプログラムでも良いし、それぞれ異なる種類のアプリケーションプログラムを記憶してもよい。APサーバ装置5は、制御サーバ装置2からインストールが指示された実行サーバ装置等にアプリケーションプログラムを送信する。
管理サーバ装置4は、例えばHDD14等の記憶部に、ワークフロー処理を形成する各処理の定義データが記憶されたデータベースを有している。管理サーバ装置4は、データベースに記憶されている定義データに基づいて、利用者により指定された一連のワークフロー処理に対応するワークフロー定義を生成する。そして、生成したワークフロー定義を、ネットワーク7を介して制御サーバ装置2に送信する。なお、スキャナ装置1に定義データが記憶されたデータベースを設け、スキャナ装置1でワークフロー定義を生成して、制御サーバ装置2に送信してもよい。
また、図1では、制御サーバ装置2、実行サーバ装置3、管理サーバ装置4及びAPサーバ装置5を、それぞれ物理的に異なるサーバ装置として図示しているが、一つのサーバ装置で、制御サーバ装置2〜APサーバ装置5の各機能を実現してもよいし、複数のサーバ装置1で制御サーバ装置2〜APサーバ装置5の各機能を分担してもよい。また、図1に示す制御サーバ装置2〜APサーバ装置5は、オンプレミス環境上又はクラウド環境上のうち、どちらに設けてもよいし、オンプレミス環境上及びクラウド環境上に分散して設けてもよい。
クライアント端末6は、ウェブブラウザ等を介して管理サーバ装置4にアクセスし、ワークフロー定義を作成する。なお、管理サーバ装置4においては、クライアント端末6を介して各種設定変更が可能である他、管理サーバ装置4を直接操作して各種設定を変更可能となっている。
(ハードウェア構成)
図2は、スキャナ装置1〜クライアント端末6が備えている主となるハードウェア構成を示す図である。この図2に示すように、スキャナ装置1〜クライアント端末6は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、操作部15及び通信部16を有している。CPU11〜通信部16は、それぞれバスライン17を介して相互に接続されている。
スキャナ装置1の場合、CPU11〜通信部16の他、原稿読み取り機構等を有している。クライアント端末6の場合、CPU11〜通信部16の他、モニタ装置又は液晶表示部等の表示部を有している。
ROM12、RAM13又はHDD14等の記憶部には、スキャナ装置用、制御サーバ装置用、実行サーバ装置用、管理サーバ装置用、APサーバ装置用又はクライアント端末用等の、各機器に対応する情報処理プログラムが記憶されている。スキャナ装置1〜クライアント端末6のCPU11は、記憶部に記憶されている各装置用の情報処理プログラムを実行することで、それぞれ以下に説明する各機能を実現する。
(機能構成)
図3は、スキャナ装置1〜クライアント端末6のCPU11が情報処理プログラムを実行することで実現される各機能の機能ブロック図である。
(実行サーバ装置の機能)
まず、実行サーバ装置3は、図3に示すようにリモート通信制御部21、フロー処理実行部22、フロー処理状況通知部23、実行フロー定義保持制御部24、及び、フロー処理機能管理部25を有している。
フロー処理機能管理部25は、フロー処理機能管理部25は、フロー処理機能取得部26、フロー処理機能適用部27及びフロー処理機能削除部28を有している。フロー処理機能管理部25は、実行サーバ装置3に記憶される、例えばフロー処理機能A及びフロー処理機能B等の各種フロー処理機能を管理する。
フロー処理実行部22は、実行フロー定義保持制御部24により記憶部に保持されたワークフロー定義に従い、上述のフロー処理機能A又はフロー処理機能B等のアプリケーションプログラムに基づいて、一連のワークフロー処理のうち、制御サーバ装置2に割り当てられた処理を実行する。また、フロー処理実行部22は、制御サーバ装置2から指定されることでインストールしたフロー処理機能(アプリケーションプログラム)で、ワークフロー処理の一部(又は全部)の処理を代行する。
実行フロー定義保持制御部24は、管理サーバ装置4等で作成されたワークフロー定義を、HDD14等の記憶部に記憶制御する。フロー処理状況通知部23は、定期的、不定期、又は、制御サーバ装置2からの通知依頼を受信した際に、実行サーバ装置3の現在の処理状況を制御サーバ装置2に通知する。
フロー処理機能管理部25のフロー処理機能取得部26は、主としてワークフロー処理を行う実行サーバ装置3に、混雑等の支障が生じている処理が存在する場合に、制御サーバ装置2からの指示により、支障が生じている処理に対応するアプリケーションプログラムを、APサーバ装置5からネットワーク7を介して取得する。フロー処理機能適用部27は、フロー処理機能取得部26により、APサーバ装置5から取得されたフロー処理機能に対応するアプリケーションプログラムを実行サーバ装置3にインストール処理する。これにより、主としてワークフロー処理を行う実行サーバ装置3に、混雑等の支障が生じている処理が存在する場合に、制御サーバ装置2からの指示により、支障が生じている処理を一時的に代行する実行サーバ装置3が形成される。フロー処理機能削除部28は、主としてワークフロー処理を行う実行サーバ装置3における、上述の支障が解消した際に、処理を代行していた実行サーバ装置3にインストールされた、上述の支障が生じている処理に対応するアプリケーションプログラムをアンインストール処理する。
(制御サーバ装置の機能)
次に、制御サーバ装置2は、図3に示すようにフロー定義保持制御部31、適用情報保持制御部32、フロー実行制御部33及びリモート通信部34を有している。フロー実行制御部33は、処理制御部の一例であり、フロー処理状況監視部35、フロー処理機能適用指示部36、フロー処理機能削除指示部37、及び、実行フロー定義生成部38を有している。
フロー定義保持制御部31は、管理サーバ装置4等で作成されたワークフロー定義を、制御サーバ装置2のHDD14等の記憶部に記憶制御する。適用情報保持制御部32は、各実行サーバ装置3が実行可能な処理を示す可能処理情報を、制御サーバ装置2のHDD14等の記憶部に記憶制御する。フロー実行制御部33のフロー処理状況監視部35は、処理状況検出部の一例であり、定期的又は不定期に、ネットワーク7上の各実行サーバ装置3に問い合わせを行い、各実行サーバ装置3の現在の処理状況(情報処理状況)を監視する。
フロー処理機能適用指示部36は、インストール制御部の一例であり、各実行サーバ装置3に対して、フロー処理機能(アプリケーションプログラム)の取得(インストール)を指示する。これにより、主としてワークフロー処理を実行する実行サーバ装置3上で混雑等の支障が生じている処理を、一時的に代行する実行サーバ装置3(サブ実行サーバ装置3)を形成できる。フロー処理機能削除指示部37は、アンインストール処理部の一例であり、主としてワークフロー処理を実行する実行サーバ装置3における混雑等の支障が解消した際に、一時的に処理を代行していたサブ実行サーバ装置3にインストールされたアプリケーションプログラムのアンインストール(削除)を指示する。実行フロー定義生成部38は、実行フロー生成部及び変更制御部の一例であり、フロー定義保持制御部31により記憶部に記憶制御されたワークフロー定義を用いて、このワークフロー処理の各処理を処理単位で実行する実行サーバ装置3を割り当てた(指定した)実行フロー定義を生成する。
リモート通信部34は、実行フロー定義生成部38により生成された実行フロー定義で処理が割り当てられている実行サーバ装置3に対して、実行フロー定義を送信する。また、リモート通信部34は、各実行サーバ装置3との間で通信を行い、該各実行サーバ装置3の現在の処理状況を示す処理状況情報を取得する。
(APサーバ装置の機能)
APサーバ装置5は、フロー処理機能提供部41及びリモート通信部42を有している。フロー処理機能提供部41は、APサーバ装置5のHDD14等の記憶部に記憶されている各種アプリケーションプログラムであるフロー処理機能A、フロー処理機能B等のうち、制御サーバ装置2により指定された処理に対応するフロー処理機能を、リモート通信部42を介して実行サーバ装置3に送信する。
(管理サーバ装置の機能)
管理サーバ装置4は、リモート通信部45及びフロー定義生成部46を有している。また、管理サーバ装置4は、ワークフロー処理の各処理に対応する定義データを記憶したデータベースを、HDD14等の記憶部に有している。リモート通信部45は、ネットワーク7を介して、スキャナ装置1、制御サーバ装置2、実行サーバ装置3、APサーバ装置5及びクライアント端末6との間で通信を行う。フロー定義生成部46は、利用者により指定された一連のワークフロー処理に対応するワークフロー定義を生成する。
(クライアント端末の機能)
クライアント端末6は、入力受付部47、リモート通信部49及び表示部48に対する表示制御を行う表示制御部50を有する。利用者は、操作部を操作することで、所望のワークフロー処理を指定する。リモート通信部49は、指定されたワークフロー処理を示すワークフロー情報を管理サーバ装置4に送信する。これにより、管理サーバ装置4において、利用者により指定されたワークフロー処理に対応するワークフロー定義が生成される。
(スキャナ装置の機能)
スキャナ装置1は、CPU11が、HDD14等の記憶部に記憶されている情報処理プログラムの一例であるスキャナアプリケーションプログラム(スキャナアプリ)51を実行することでスキャナエンジン53を制御し、原稿載置台に載置された原稿に記載されている文字及び図形等の読み取り制御を行う。
また、スキャナ装置1のCPU11は、スキャナアプリを実行することで、リモート通信部54、表示制御部55、及び、入力制御部56として機能する。表示制御部55は、原稿のプレビュー画像及び読み取り設定等をオペレーションパネル57の表示部58に表示制御する。入力制御部56は、オペレーションパネル57の操作部59を介して入力された、例えば設定値等の入力処理を行う。リモート通信部54は、スキャナエンジン53により読み取られた原稿のデータ(ジョブデータ)を制御サーバ装置2に送信する。制御サーバ装置2は、ワークフロー処理に基づいて、ジョブデータを実行サーバ装置3に送信する。これにより、実行サーバ装置3において、原稿のデータに対して所定のワークフロー処理が施される。
なお、図3に示したスキャナ装置1、制御サーバ装置2、実行サーバ装置3、管理サーバ装置4、APサーバ装置5及びクライアント端末6の各機能は、それぞれ各装置のHDD14等の記憶部に記憶されている情報処理プログラムをCPU11が実行することでソフトウェア的に実現される。しかし、これらの各機能のうち、一部又は全部を、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアで実現してもよい。
また、各機能を実現する情報処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、ブルーレイディスク(登録商標)、半導体メモリ等のコンピュータ装置で読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。また、情報処理プログラムは、インターネット等のネットワーク経由でインストールするかたちで提供してもよい。また、情報処理プログラムは、携帯端末内のROM等に予め組み込んで提供してもよい。
(システム動作)
図4のフローチャートに、実施の形態の情報処理システムのシステム動作の流れを示す。なお、図4のフローチャートは、ワークフロー処理を主として実行する実行サーバ装置3(メイン実行サーバ装置3)が、例えば混雑している際等に、ワークフロー処理の一部(又は全部)を、他の実行サーバ装置3(サブ実行サーバ装置3)に代行させる例である。この他、例えばメイン実行サーバ装置3に対する現在のデータ処理状況の問い合わせの応答が得られない場合に、サブ実行サーバ装置3で所定の処理を代行させてもよい。さらには、ユーザ等により指定されたオンプレミス環境又はクラウド環境等の所望のネットワーク環境上(処理の実行場所)のサブ実行サーバ装置3で所定の処理を代行させてもよい。
図4のフローチャートにおいて、まず、利用者は、所望のワークフロー処理をクライアント端末6上で選択する(ステップS1)。一例ではあるが、クライアント端末6の表示制御部50は、総合メニューからワークフロー処理の選択項目が選択されると、複数の処理が組み合わされて形成された、それぞれ処理内容の異なる複数のワークフロー処理の一覧を表示部48に表示する。利用者は、ステップS1において、この一覧の中から所望のワークフロー処理を選択操作する。
または、クライアント端末6の表示制御部50は、総合メニューからワークフロー処理の選択項目が選択されると、ワークフロー処理を形成する各処理の選択画面を表示する。利用者は、この選択画面の中から、第1番目に実行する処理から順に、所望の処理を選択操作する。
また、実施の形態の情報処理システムは、このようなワークフローの選択時又は設定時に、ワークフロー処理の実行に際して優先すべき事項を示す「優先条件情報」を設定可能となっている。具体的には、クライアント端末6の表示制御部50は、利用者により所望のワークフローが選択されると、選択されたワークフローの優先条件の設定画面を表示部48に表示する。
図5は、このようなワークフローの優先条件の設定画面の一例を示す図である。この図5の例は、最優先すべき条件として「セキュリティ」が利用者により選択され、2番目に優先すべき条件として「処理速度」が利用者により選択された例を示している。また、図5の例は、「コスト」の条件は、利用者により選択されていない例を示している。
また、各優先条件は、詳細設定が可能となっている。一例ではあるが、図6は、「セキュリティ」の優先条件に対する詳細設定画面である。クライアント端末6の表示制御部50は、図5に示す「セキュリティ」の優先条件の詳細設定ボタン100の操作を検出すると、図6に示す「セキュリティ」の優先条件に対する詳細設定画面を表示部48に表示制御する。
一例ではあるが、表示制御部50は、この図6の例の場合、「セキュリティ」の優先条件に対する詳細設定画面に対して、「ワークフローの実行場所」、「セキュリティレベル」、及び、「アプリケーションの署名の有無」の各選択項目を表示する。また、表示制御部50は、「ワークフローの実行場所」の選択項目として、オンプレミスのみを実行場所に指定する際に選択する「オンプレミスのみ」の選択項目、及び、オンプレミスの他、クラウドも実行場所に指定する際に選択する「クラウドも許可」の選択項目を表示する。
また、表示制御部50は、「セキュリティレベル」の選択項目として、高いセキュリティレベルを希望する場合に選択する「高」の選択項目、中程度のセキュリティレベルを希望する場合に選択する「中」の選択項目、及び、低いセキュリティレベルを希望する場合に選択する「低」の選択項目を表示する。また、表示制御部50は、「アプリケーションの署名の有無」の選択項目として、署名のあるアプリケーションのみを使用することを許可する場合に選択する「署名有りのみ」の選択項目、及び、署名の無いアプリケーションの使用も許可する場合に選択する「署名無しも許可」の選択項目を表示する。
図5及び図6の例の場合、コスト面は考慮されることなく、安全かつ高速にワークフロー処理が実行される。このように、ワークフロー処理に対して優先条件を設定可能とすることで、より利用者の希望に沿ったワークフロー処理を実行可能とすることができる。
このように利用者により選択されたワークフロー処理及び優先条件を示すワークフロー情報は、クライアント端末6のリモート通信部49を介して管理サーバ装置4に送信される。
次に、利用者は、このようなワークフロー処理を選択すると、入力データの形成操作を行う。一例ではあるが、利用者は、クライアント端末6を操作して、スキャナ装置1に所望の原稿のスキャンを指示する。クライアント端末6の入力受付部47は、このスキャン指示情報を取得し、リモート通信部49に転送する。リモート通信部49は、ネットワーク7を介して、スキャナ装置1に原稿のスキャンを指示する。スキャナ装置1の制御部52(図2のCPU11に相当)は、原稿載置台に載置されている原稿をスキャン処理するように、スキャナエンジン53を制御する(ステップS2)。スキャナ装置1のリモート通信部54は、スキャナエンジン53のスキャン処理により生成された画像データ(ジョブデータ)を、ネットワーク7を介して制御サーバ装置2に送信する(ステップS3、ステップS4)。なお、この例では、スキャナ装置1で生成されたジョブデータを制御サーバ装置2に送信したが、ジョブデータを管理サーバ装置4に送信し、管理サーバ装置4が、ジョブデータと共に、以下に説明するワークフロー定義を制御サーバ装置2に送信してもよい。
管理サーバ装置4のフロー定義生成部46は、クライアント端末6から受信したワークフロー情報で示される各処理の定義情報を記憶部14から取得し、利用者から指定されたワークフロー処理に対応するワークフロー定義を生成する。
図7は、このように選択された各処理で形成されるワークフロー定義の一例である。この図7の例は、利用者により、第1〜第6の各処理が一連のワークフロー処理として選択された例である。第1の処理としては画像補正処理が、第2の処理としては条件分岐処理が、第3の処理としてはフォーマット変換処理が、第4の処理としてはメール配信処理が、第5の処理としては高圧縮フォーマット変換処理が、第6の処理としてはフォルダ配信処理が選択されている。
また、この図7の例の場合、第2の処理である条件分岐処理に「データサイズ<10MB」の条件が付されており、データサイズが10MB未満の場合に、第3の処理と第5の処理に分岐することが補足として設定されている。また、図7の例の場合、第2の処理でデータサイズが10MB未満と判定された場合に第3の処理の移行することが補足として設定されている。また、図7の例の場合、第2の処理でデータサイズが10MB以上と判定された場合に、第5の処理に移行することが補足として設定されている。
図8は、図7に例示したワークフロー処理をブロック図的に示す図である。図7のワークフロー処理が実行される場合、この図8に示すように、入力となる例えば画像データに対して、所定の画像補正処理が施され、条件分岐処理において、画像補正処理後の画像データのデータサイズの判定が行われる。データサイズが10MB未満の場合、データサイズを変更することなく、所定のフォーマットの画像データに変換処理され、電子メールに添付されて、予め指定されているメールアドレス宛てに送信される。これに対して、データサイズが10MB以上の場合、高能率圧縮符号化処理(高圧縮処理)によりデータサイズが縮小化されたうえで、所定のフォーマットの画像データに変換処理され、フォルダ配信される。
次に、管理サーバ装置4のリモート通信部45は、フロー定義生成部46で生成されたワークフロー定義を、制御サーバ装置2に送信する。制御サーバ装置2のフロー定義保持制御部31は、管理サーバ装置4から受信したワークフロー定義、及び、スキャナ装置1から受信したジョブデータを、HDD14等の記憶部に記憶制御する。フロー実行制御部33は、管理サーバ装置4から受信したワークフロー定義を解析し、ワークフロー定義の各処理を実行可能な実行サーバ装置3を検出する(ステップS5)。
具体的には、制御サーバ装置2のHDD14等の記憶部には、ワークフロー処理の各処理を割り当てる実行サーバ装置3を判別するための割り当て判別情報のデータベースが記憶されている。この図9に示すように、データベースには、一連のワークフロー処理に含まれる各処理の処理名、各処理を実行可能な実行サーバ装置3のサーバ識別情報(サーバID)、及び、各処理において、1ページ分に相当する画像データの処理に要する平均時間(1ページあたりの平均処理時間)が、それぞれ関連付けされて記憶されている。サーバIDとしては、各処理を実行可能な実行サーバ装置3として、デフォルトとして設定されている実行サーバ装置3のサーバIDが記憶されている。
また、制御サーバ装置2のフロー処理機能適用指示部36は、主としてワークフロー処理を実行するメイン実行サーバ装置3に、一部の処理に混雑等の支障が生じており、この支障が生じている処理を、一時的に他の実行サーバ装置3(サブサーバ装置3)に代行させる場合、この代行させるサブ実行サーバ装置3のサーバIDを、サブサーバIDとして上述のデータベースに書き込む。
図9の例は、高圧縮フォーマット変換処理及びフォルダ配信処理を実行する実行サーバ装置3は、デフォルトとして「002」のサーバIDの実行サーバ装置3が設定されていたが、「002」のサーバIDの実行サーバ装置3における高圧縮フォーマット変換処理の混雑等により、「003」のサーバID(サブサーバID)の実行サーバ装置3が、高圧縮フォーマット変換処理及びフォルダ配信処理を代行する実行サーバ装置3として選定された例である。
すなわち、図9の例の場合、画像補正処理及び条件分岐処理に対しては、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3が割り当てられている。なお、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3における1ページに相当する画像データの画像補正処理に要する時間は20msで、条件分岐処理に要する時間は1msとなっている。また、フォーマット変換処理、メール配信処理、高圧縮フォーマット変換処理、及び、フォルダ配信処理に対しては、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3が割り当てられている。なお、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3における1ページに相当するフォーマット変換処理に要する時間は50ms、メール配信処理に要する時間は5ms、高圧縮フォーマット変換処理に要する時間は100ms、フォルダ配信処理に要する時間は10msとなっている。さらに、高圧縮フォーマット変換処理及びフォルダ配信処理に対しては、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3が、高圧縮フォーマット変換処理及びフォルダ配信処理を実行する予備の実行サーバ装置として割り当てられている。
このような割り当て判別情報のデータベースは、管理者等が予め作成して制御サーバ装置2のHDD14に記憶しておいてもよい。または、制御サーバ装置2のフロー処理機能適用指示部36が、所定のタイミングで各実行サーバ装置3から、それぞれ実行可能な処理及び処理時間を示す情報を取得し、図9に示したように処理毎に関連付けてデータベースとして記憶部に記憶してもよい。
なお、高圧縮フォーマット変換処理がデフォルトとして設定されている「002」のサーバIDの実行サーバ装置3において、高圧縮フォーマット変換処理の混雑等の解消等により、処理を代行させる必要がなくなった場合、フロー処理機能削除指示部37は、処理の代行を依頼しているサブ実行サーバ装置3に対して、代行している処理のアプリケーションプログラムのアンインストールを指示すると共に、図9に示すデータベースのサブサーバIDを削除する。
次に、上述のステップS5において、ワークフロー定義の各処理を実行可能な実行サーバ装置3が検出されると、制御サーバ装置2のフロー処理状況監視部35は、検出された各実行サーバ装置3に対して、現在のデータ処理状況の通知要求を行う。通知要求を受信した各実行サーバ装置3のフロー処理状況通知部22は、現在のデータ処理状況を示す処理状況情報を、リモート通信制御部21を介して制御サーバ装置2に送信する(ステップS6)。
図10は、各実行サーバ装置3から取得された処理状況情報の一例を示す図である。この図10に示すように、実行サーバ装置3は、サーバID,現在のデータ処理状況(状態)、実行サーバ装置3が設けられている地域(ロケーション)、実行サーバ装置3が設けられているネットワーク環境(クラウド又はオンプレミス)、実行サーバ装置3の伝送速度等を、処理状況情報として制御サーバ装置2に送信する。
この図10に示す処理状況情報は、001のサーバIDの実行サーバ装置3は、日本国内のクラウドネットワーク上に設けられた50MB/sの伝送速度のサーバ装置であり、処理を実行するサーバ装置として選択されているが、現在、混雑していない「使用中」の状況であることを示している。また、図10に示す処理状況情報は、002のサーバIDの実行サーバ装置3は、アメリカ合衆国内のクラウドネットワーク上に設けられた10MB/sの伝送速度のサーバ装置であり、処理を実行するサーバ装置として選択されており、現在、「混雑」の状況であることを示している。また、この図10に示す処理状況情報は、003のサーバIDの実行サーバ装置3は、日本国内のオンプレミス環境のネットワーク上に設けられた100MB/sの伝送速度のサーバ装置であり、処理を実行するサーバ装置として選択されていない「未使用」の状況であることを示している。
さらに、各実行サーバ装置3は、処理状況情報に含めて、処理毎の状況の内訳を示す内訳情報を制御サーバ装置2に送信するようになっている。図11は、図10に示す002のサーバIDの実行サーバ装置3の内訳情報を示している。図10を用いて説明したように、002のサーバIDの実行サーバ装置3は、現在、「混雑」の状態となっている。図11に示す内訳情報は、002のサーバIDの実行サーバ装置3で実行している各処理における「混雑」の内訳を示している。
すなわち、002のサーバIDの実行サーバ装置3において、フォーマット変換処理に対する実行待ちジョブ数は「5個」であり、混雑とは言えない「正常」な状態であり、メール配信処理に対する実行待ちジョブ数は「0個」であり、混雑していない「正常」な状態であり、フォルダ配信処理に対する実行待ちジョブ数は「5個」であり、混雑とは言えない「正常」な状態であることを示している。しかし、002のサーバIDの実行サーバ装置3において、高圧縮フォーマット変換処理に対する実行待ちジョブ数は「100個」であり、高圧縮フォーマット変換処理が、現在の「混雑」の原因であることを示している。
次に、図4のフローチャートのステップS7において、フロー処理状況監視部35が、混雑している処理の有無を判別する。ステップS7で、混雑している処理が存在すると判別された場合(ステップS7:Yes)、処理はステップS13に進み、混雑している処理が存在しないと判別された場合(ステップS7:No)、処理はステップS8に進む。
図11に示した例は、現在、メイン実行サーバ装置3において、高圧縮フォーマット変換処理が混雑している例である。この場合、処理はステップS13に進む。ステップS13では、フロー処理機能適用指示部36が、上述の割り当て判別情報、及び、処理状況情報に基づいて、メイン実行サーバ装置3に代わって、高圧縮フォーマット変換処理を代行させるサブ実行サーバ装置3を選定する。
すなわち、図10の例では、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3に対して処理の混雑が生じており、この混雑の内訳は、図11に示すように高圧縮フォーマット変換処理が原因である。高圧縮フォーマット変換処理を代行させるサブ実行サーバ装置3を検索した結果、図10に示すように、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3が、現在、「未使用」の実行サーバ装置3として検索されたとする。この場合、フロー処理機能適用指示部36は、「未使用」となっているサーバIDが「003」の実行サーバ装置3を、高圧縮フォーマット変換処理を代行させるサブ実行サーバ装置3として選定する。そして、フロー処理機能適用指示部36は、サブ実行サーバ装置3に対して、高圧縮フォーマット変換処理を行うためのフロー処理機能(アプリケーションプログラム)のインストール指示を行う(ステップS14)。
インストール指示を受信したサブ実行サーバ装置3のフロー処理機能取得部26は、指示された高圧縮フォーマット変換処理に対応するアプリケーションプログラムをAPサーバ装置5からダウンロードする。そして、サブ実行サーバ装置3のフロー処理機能適用部27が、ダウンロードした高圧縮フォーマット変換処理のアプリケーションプログラムをサブ実行サーバ装置3にインストール処理する。これにより、メイン実行サーバ装置3に代わって、サーバIDが「003」のサブ実行サーバ装置3による、高圧縮フォーマット変換処理の代行が可能となる。
ここで、実施の形態の情報処理システムの場合、図5を用いて説明したように、ワークフロー処理に対して「優先条件」の設定が可能となっている。フロー処理機能適用指示部36は、混雑が生じている処理以外の処理であっても、ワークフロー処理に付されている優先条件を満たすために代行させることが好ましいと判断した場合には、適した実行サーバ装置3を選定して、代行させる処理のアプリケーションプログラムをインストールさせる。
具体的には、図7に示すワークフロー処理の場合、混雑が生じている高圧縮フォーマット変換処理の次の処理として、「フォルダ配信処理」が」指定されている。利用者により、図5に示す「処理速度優先」の優先条件がワークフロー処理に付されている場合、ネットワーク7を介したデータの送受信は、極力行わない方が、処理速度の向上に寄与できる。このため、フロー処理機能適用指示部36は、混雑が生じている高圧縮フォーマット変換処理のアプリケーションプログラムを、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3にインストールする指示を行った場合には、このサーバIDが「003」の実行サーバ装置3に対して、フォルダ配信処理のアプリケーションプログラムをインストールする指示も行う。これにより、サブ実行サーバ装置3で優先条件を満足させるように処理を代行させることができる。
次に、図4のフローチャートのステップS8において、制御サーバ装置2の実行フロー定義生成部38は、フロー定義保持制御部31により記憶部に記憶制御されたワークフロー定義に基づいて、このワークフロー処理の各処理を実行する実行サーバ装置3を処理単位で指定した「実行フロー定義」を生成する。
具体的には、ステップS7において、各実行サーバ装置3から取得した現在のデータ処理状況を示す処理状況情報に基づいて、処理の混雑が検出されなかった場合(ステップS7:No)、実行フロー定義生成部38は、図9に示したように各処理に対してデフォルトで指定されている実行サーバ装置3を、利用者から指定された一連のワークフロー処理の各処理を実行する実行サーバ装置3として指定した実行フロー定義を生成する。
すなわち、例えば図9に示したように、画像補正処理及び条件分岐処理に対しては、それぞれ「001」の実行サーバ装置3がデフォルトで指定されており、フォーマット変換処理、メール配信処理、高圧縮変換処理及びフォルダ配信処理に対しては、それぞれ「002」の実行サーバ装置3がデフォルトで指定されているとする。実行フロー定義生成部38は、処理状況情報に基づいて、処理の混雑が検出されなかった場合(ステップS7:No)、図12に示すように、画像補正処理及び条件分岐処理に対しては、それぞれ「001」の実行サーバ装置3を指定し、フォーマット変換処理、メール配信処理、高圧縮変換処理及びフォルダ配信処理に対しては、それぞれ「002」の実行サーバ装置3を指定した実行フロー定義を生成する。
これに対して、混雑が生じている処理のアプリケーションプログラムを、混雑が生じている処理を代行させるサブ実行サーバ装置3にインストールさせた場合には(ステップS13、ステップS14)、実行フロー定義生成部38は、混雑が生じている処理を実行する実行サーバ装置3として、このサブ実行サーバ装置3を指定した実行フロー定義を生成する。
すなわち、図10及び図11の例は、現在、「未使用」となっているサーバIDが「003」の実行サーバ装置3を、混雑が生じている高圧縮フォーマット変換処理を代行するサブ実行サーバ装置3として選定した例である。この場合、実行フロー定義生成部38は、図13に示すように、画像補正処理及び条件分岐処理に対しては、それぞれ「001」の実行サーバ装置3を指定し、フォーマット変換処理及びメール配信処理に対しては、それぞれ「002」の実行サーバ装置3を指定し、高圧縮変換処理に対しては、上述のサブ実行サーバ装置3であるサーバIDが「003」の実行サーバ装置3を指定した実行フロー定義を生成する。
なお、上述のようにワークフロー処理に対して「優先条件」が設定されている場合、実行フロー定義生成部38は、この優先条件も満足するように、代行させる処理及び代行させる実行サーバ装置3を選定して、所定のフロー処理機能(アプリケーションプログラム)のインストール制御を行う。
制御サーバ装置2のフロー実行制御部33は、このように生成された実行フロー定義を、この実行フロー定義の処理を実行する実行サーバ装置3に送信する。実行サーバ装置3の実行フロー定義保持制御部24は、制御サーバ装置2から受信した実行フロー定義を、HDD14等の記憶部に記憶する。
次に、制御サーバ装置2のリモート通信部34は、スキャナ装置1から受信したジョブデータ(一例として、スキャンにより生成された画像データ)を、ワークフロー処理を実行する実行サーバ装置3に送信すると共に、処理の実行を指示する(ステップS9)。また、制御サーバ装置2のフロー実行制御部33は、ジョブデータを送信したワークフロー処理を実行する実行サーバ装置3に対して、処理後のジョブデータの転送先となる実行サーバ装置3のネットワークアドレス(他の実行サーバ装置3のIPアドレス)を送信する。さらに、制御サーバ装置2のフロー実行制御部33は、ワークフロー処理の最後の処理を割り当てた実行サーバ装置3に対しては、最後の処理の処理名等の最後の処理を特定するための情報及び最後の処理であることを示す情報を含むエンドデータを通知する。
ステップS10では、実行サーバ装置3のフロー処理実行部22が、指示された処理をジョブデータに対して施す。ステップS11では、制御サーバ装置2のフロー実行制御部33が、上述の制御サーバ装置2からのエンドデータの通知の有無に基づいて、実行した処理が、ワークフロー処理の最後の処理であるか否かを判別する。制御サーバ装置2からのエンドデータが通知されている場合、実行サーバ装置3のフロー処理実行部22は、実行した処理が、ワークフロー処理の最後の処理であると判別する(ステップS11:Yes)。この場合、ステップS15に処理が進む。
これに対して、制御サーバ装置2からのエンドデータが通知されていない場合、実行サーバ装置3のフロー処理実行部22は、実行した処理が、ワークフロー処理の最後の処理ではない判別する(ステップS11:No)。この場合、ステップS12に処理が進む。ステップS12では、実行サーバ装置3のフロー処理実行部22が、制御サーバ装置2から受信している、処理後のジョブデータの転送先となる実行サーバ装置3のネットワークアドレスの有無に基づいて、次の処理が他の実行サーバ装置3で実行されるか否かを判別する。実行サーバ装置3のフロー処理実行部22は、次の処理を自身で実行すると判別した場合(ステップS12:No)、ステップS10に処理を戻し、続けて指定されている処理を実行する。これに対して、次の処理は他の実行サーバ装置3で実行されると判別された場合(ステップS12:Yes)、ステップS9に処理が戻り、実行サーバ装置3のリモート通信制御部21が、処理後のジョブデータを、制御サーバ装置2から指定されている転送先となる実行サーバ装置3に送信する。
このようなステップS9〜ステップS12の動作を、具体例を用いて説明する。図13に示す例の場合、第1の処理である画像補正処理及び第2の処理である条件分岐処理は、上述の実行フロー定義により、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3に処理が割り当てられている。また、図13の例の場合、第3の処理であるフォーマット変換処理及び第4の処理であるメール配信処理は、上述の実行フロー定義により、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3に処理が割り当てられている。また、図13の例の場合、第5の処理である高圧縮フォーマット変換処理及び第6の処理であるフォルダ配信処理は、上述の実行フロー定義により、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3に処理が割り当てられている。
サーバIDが「001」の実行サーバ装置3で実行される条件分岐処理の後の処理であるフォーマット変換処理は、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3で実行される。このため、制御サーバ装置2のフロー実行制御部33は、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3に対して、条件分岐処理後のジョブデータを、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3に送信させる指示情報と共に、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3のネットワークアドレスを、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3に通知している。
同様に、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3で実行されるメール配信処理の後の処理である高圧縮フォーマット変換処理は、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3で実行される。このため、制御サーバ装置2のフロー実行制御部33は、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3に対して、メール配信処理後のジョブデータを、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3に送信させる指示情報と共に、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3のネットワークアドレスを、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3に通知している。
さらに、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3で実行されるフォルダ配信処理は、一連のワークフロー処理の最後の処理である。このため、制御サーバ装置2のフロー実行制御部33は、フォルダ配信処理が最後の処理であることを示す上述のエンドデータを、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3に通知している。
このような状態において、ステップS9及びステップS10で、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3で画像補正処理が実行されると、ステップS11(No)及びステップS12(No)を介して、再度、ステップS10において、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3で条件分岐処理が実行される。この条件分岐処理後のフォーマット変換処理は、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3で実行されるため(ステップS11:No、ステップS12:Yes)、サーバIDが「001」の実行サーバ装置3は、条件分岐処理後のジョブデータを、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3に送信する(ステップS9)。
サーバIDが「002」の実行サーバ装置3は、ステップS9〜ステップS12において、自身に割り当てられているフォーマット変換処理及びメール配信処理を実行し、メール配信処理後のジョブデータを、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3に送信する。
サーバIDが「003」の実行サーバ装置3は、ステップS9〜ステップS12において、自身に割り当てられている高圧縮フォーマット変換処理及びフォルダ配信処理を実行する。この例における一連のワークフロー処理の最後の処理がフォルダ配信処理であることは、上述のエンドデータにより、制御サーバ装置2からサーバIDが「003」の実行サーバ装置3に通知されている。このため、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3のリモート通信制御部21は、ワークフロー処理の最後の処理であるフォルダ配信処理が完了すると、このフォルダ配信処理後のジョブデータを、例えばクライアント端末6等の、予め利用者により指定済みの機器に送信する。これにより、クライアント端末6において、一例のワークフロー処理後のジョブデータを取得できる。
次に、一連のワークフロー処理の最後の処理が終了すると、図4のフローチャートの処理は、ステップS15を介してステップS16に進む。ステップS16では、制御サーバ装置2のフロー機能削除指示部37が、例えば混雑が生じている処理を代行させたサブ実行サーバ装置3が存在するか否かを判別する。換言すると、フロー機能削除指示部37は、ステップS16において、例えば混雑が生じている処理のアプリケーションプログラムをインストールさせたサブ実行サーバ装置3が存在するか否かを判別する。所定のアプリケーションプログラムをインストールさせたサブ実行サーバ装置3が存在しない場合(ステップS16:No)、図4のフローチャートの全処理が終了となる。
これに対して、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3のように、例えば混雑が生じている処理のアプリケーションプログラムをインストールさせたサブ実行サーバ装置3が存在する場合(ステップS16:Yes)、処理がステップS17に進む。
ステップS17では、フロー処理状況監視部35が、上述のサブ実行サーバ装置3で代行している処理に混雑等を生じている実行サーバ装置3に対して、現在の処理状況を示す処理状況情報の通知要求を行う。すなわち、上述の例の場合、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3の高圧縮フォーマット変換処理が混雑しているため、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3に高圧縮フォーマット変換処理を代行させた。このため、制御サーバ装置2のフロー処理状況監視部35は、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3に対して、現在の処理状況を示す処理状況情報の通知要求を行う。サーバIDが「002」の実行サーバ装置3のフロー処理状況通知部23は、自機における現在の処理状況を示す処理状況情報を制御サーバ装置2に送信する。
制御サーバ装置2のフロー処理状況監視部35は、サブ実行サーバ装置3から受信した処理状況情報に基づいて、サブ実行サーバ装置3にインストールさせたアプリケーションプログラムに対応する処理を、サブ実行サーバ装置3で代行させる必要がなくなったか否かを判別する(ステップS17)。すなわち、上述の例においては、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3の高圧縮フォーマット変換処理の混雑が解消したか否かを、制御サーバ装置2のフロー処理状況監視部35が、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3のから受信した処理状況情報に基づいて判別する。
フロー処理状況監視部35により、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3の高圧縮フォーマット変換処理の混雑が解消しておらず、サブ実行サーバ装置3で代行処理を継続させる必要があると判別された場合(ステップS17:Yes)、図4のフローチャートの全処理が終了となり、代行処理が継続される。
これに対して、フロー処理状況監視部35により、サブ実行サーバ装置3にインストールさせたアプリケーションプログラムに対応する処理を、サブ実行サーバ装置3で代行させる必要はないと判別された場合(ステップS17:No)、処理がステップS18に進む。すなわち、上述の例で説明すると、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3における高圧縮フォーマット変換処理の混雑が解消したと、フロー処理状況監視部35が、処理状況情報に基づいて判別した場合、処理がステップS18に進む。
ステップS18では、制御サーバ装置2のフロー処理機能削除指示部37が、サブ実行サーバ装置3に対して、他の実行サーバ装置3の処理を代行するためにインストールしたアプリケーションプログラムの削除指示を行い、図4のフローチャートの全処理を終了する。すなわち、上述の例の場合、制御サーバ装置2のフロー処理機能削除指示部37は、サーバIDが「003」の実行サーバ装置3に対して、サーバIDが「002」の実行サーバ装置3の高圧縮フォーマット変換処理を代行するためにインストールしたアプリケーションプログラムの削除指示を行う。サーバIDが「003」の実行サーバ装置3のフロー処理機能削除部28は、制御サーバ装置2からの削除指示を受信すると、HDD14等の記憶部に記憶されている高圧縮フォーマット変換処理のアプリケーションプログラムを削除する。これにより、不要になったワークフロー処理の処理機能をサブ実行サーバ装置3から削除して、サブ実行サーバ装置3を解放できる。
(実施の形態の効果)
以上の説明から明らかなように、実施の形態の情報処理システムは、一連のワークフロー処理を行う実行サーバ装置3において、例えば一部(又は全部)の処理に混雑等の支障が生じている場合等に、この支障が生じている処理をサブ実行サーバ装置3で一時的に代行させる。または、ユーザ等により、一部(又は全部)の処理を実行させるネットワーク環境(オンプレミス環境又はクラウド環境等)が指定されている場合に、指定されているネットワーク環境上のサブサーバ装置3で、一時的に処理を代行させる。これにより、一部の処理を他の機器で代行させる、言わば「処理単位の代行構成」で各処理を行う実行サーバ装置3を変更しながらワークフロー処理を実行できる。このため、ユーザの希望に沿ったワークフロー処理を効率的に行うことができる。
また、代行させた処理のアプリケーションプログラムは、処理の完了後に、代行させたサブ実行サーバ装置3から削除する。これにより、処理を代行させたサブ実行サーバ装置3を開放することができるため、ネットワーク資源の有効活用を図ることができる。
最後に、上述の実施の形態は、一例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施可能である。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、実施の形態に対する種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。
また、上述のCPU11としては、ソフトウェアによって各機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ、及び、各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)又は回路モジュールなどのハードウェアを含むものとする。
また、上述の実施の形態は、情報処理技術分野における通常の知識を有した技術者であれば、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)及び、従来の回路モジュールを接続して構成した装置によって実施することが可能である。
また、上述の実施の形態に記載された各機能は、それぞれ、一又は複数の処理回路(Circuit)によって実現することが可能である。なお、「処理回路」とは、ソフトウェアによって各機能を実行するようプログラムされたプロセッサ、各機能を実行するように設計されたASIC及び回路モジュール等のハードウェアを含むものとする。
このような実施の形態,実施の形態の変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 スキャナ装置
2 制御サーバ装置
3 実行サーバ装置
4 管理サーバ装置
5 アプリケーションプログラムサーバ装置(APサーバ装置)
6 クライアント端末
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 操作部
16 通信部
17 バスライン
21 リモート通信制御部
22 フロー処理実行部
23 フロー処理状況通知部
24 実行フロー定義保持制御部
25 フロー処理機能管理部
26 フロー処理機能取得部
27 フロー処理機能適用部
28 フロー処理機能削除部
31 フロー定義保持制御部
32 適用情報保持制御部
33 フロー実行制御部
34 リモート通信部
35 フロー処理状況監視部
36 フロー処理機能適用指示部
37 フロー処理機能削除指示部
38 実行フロー定義生成部
41 フロー処理機能提供部
42 リモート通信部
45 リモート通信部
46 フロー定義生成部
47 入力受付部
48 表示部
49 リモート通信部
50 表示制御部
51 スキャナアプリケーションプログラム(スキャナアプリ)
52 制御部
53 スキャナエンジン
54 リモート通信部
55 表示制御部
56 入力制御部
57 オペレーションパネル
58 表示部
59 操作部
特開2010−268064号公報

Claims (11)

  1. 被処理情報に所定の情報処理を施す複数の実行機器の情報処理状況をそれぞれ検出する処理状況検出部と、
    前記被処理情報に施す処理及び前記処理の順序を示すワークフロー定義に基づいて、前記各実行機器に対して実行させる処理を処理単位で割り当てた実行フロー定義を生成する実行フロー生成部と、
    前記実行フロー定義で前記各実行機器にそれぞれ割り当てられている前記処理のうち、他の実行機器で実行させる処理である移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムを、前記他の実行機器にインストール制御するインストール制御部と、
    前記移行対象処理を実行する実行機器を、前記アプリケーションプログラムがインストール制御された前記他の実行機器に変更した前記実行フロー定義を生成するように、前記実行フロー生成部を変更制御する変更制御部と、
    前記実行フロー生成部で生成された前記実行フロー定義を、前記実行フロー定義で指定された前記実行機器に前記被処理情報を送信し、前記実行フロー定義の処理順に前記被処理情報の処理を制御する処理制御部と
    を有する情報処理装置。
  2. 前記ワークフロー定義には、優先すべき事項を示す優先条件情報が付されており、
    前記実行フロー生成部及び前記変更制御部は、前記優先条件情報で示される優先すべき事項を考慮して、前記実行フローの生成、又は、前記実行フローの変更制御を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記実行フロー定義に基づく一連のワークフロー処理の終了後に、前記他の実行機器にインストールされた、前記移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムをアンインストール処理するアンインストール処理部と
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記インストール制御部は、前記実行フロー定義で前記各実行機器にそれぞれ割り当てられている前記処理のうち、他の実行機器で実行させる処理である移行対象処理、及び、前記移行対象処理を実行させる前記他の実行機器を、前記情報処理状況に基づいて検出し、検出した前記他の実行機器に対して、前記移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストール制御すること
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記インストール制御部は、指定されたネットワーク環境上の前記他の実行機器に対して、前記移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストール制御すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のうち、いずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 被処理情報に施す処理及び前記処理の順序を示すワークフロー定義を生成するワークフロー定義生成装置と、
    前記被処理情報に対して所定の処理を施す複数の実行機器と、
    請求項1から請求項5のうち、いずれか一項に記載の情報処理装置と
    を有する情報処理システム。
  7. コンピュータを、
    被処理情報に所定の情報処理を施す複数の実行機器の情報処理状況をそれぞれ検出する処理状況検出部と、
    前記被処理情報に施す処理及び前記処理の順序を示すワークフロー定義に基づいて、前記各実行機器に対して実行させる処理を処理単位で割り当てた実行フロー定義を生成する実行フロー生成部と、
    前記実行フロー定義で前記各実行機器にそれぞれ割り当てられている前記処理のうち、他の実行機器で実行させる処理である移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムを、前記他の実行機器にインストール制御するインストール制御部と、
    前記移行対象処理を実行する実行機器を、前記アプリケーションプログラムがインストール制御された前記他の実行機器に変更した前記実行フロー定義を生成するように、前記実行フロー生成部を変更制御する変更制御部と、
    前記実行フロー生成部で生成された前記実行フロー定義を、前記実行フロー定義で指定された前記実行機器に前記被処理情報を送信し、前記実行フロー定義の処理順に前記被処理情報の処理を制御する処理制御部として機能させること
    を特徴とする情報処理プログラム。
  8. 前記ワークフロー定義には、優先すべき事項を示す優先条件情報が付されており、
    前記実行フロー生成部及び前記変更制御部は、前記優先条件情報で示される優先すべき事項を考慮して、前記実行フローの生成、又は、前記実行フローの変更制御を行うこと
    を特徴とする請求項7に記載の情報処理プログラム。
  9. 前記コンピュータを、
    前記実行フロー定義に基づく一連のワークフロー処理の終了後に、アンインストール処理部が、前記他の実行機器にインストールされた、前記移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムをアンインストール処理するアンインストール処理部として、さらに機能させること
    を特徴とする請求項7又は請求項8に記載の情報処理プログラム。
  10. 前記インストール制御部は、前記実行フロー定義で前記各実行機器にそれぞれ割り当てられている前記処理のうち、他の実行機器で実行させる処理である移行対象処理、及び、前記移行対象処理を実行させる前記他の実行機器を、前記情報処理状況に基づいて検出し、検出した前記他の実行機器に対して、前記移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストール制御すること
    を特徴とする請求項7から請求項9のうち、いずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  11. 前記インストール制御部は、指定されたネットワーク環境上の前記他の実行機器に対して、前記移行対象処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストール制御すること
    を特徴とする請求項7から請求項10のうち、いずれか一項に記載の情報処理プログラム。
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