JP2019015611A - 着用後繊維製品臭の疑似臭組成物 - Google Patents

着用後繊維製品臭の疑似臭組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】着用した衣類等の繊維製品から発生する不快な臭気を再現した擬似臭組成物の提供。【解決手段】成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)が0.001〜15質量%、成分(B)が5〜40質量%、質量比[(A)+(B)+(C)]/(D)が5〜37である着用後繊維製品臭の疑似臭組成物。(A) 4-メチルペンタン酸、4-メチル-2-ペンテン酸、4-メチル-4-ペンテン酸、4-メチルヘキサン酸、3-メチル-2-ヘキセン酸、4-メチル-3-ヘキセン酸、5-メチル-2-ヘキセン酸及び5-メチル-4-ヘキセン酸から選ばれるカルボン酸(B) C2-6の脂肪酸(但し成分(A)に該当するものを除く)(C) C7-12の直鎖飽和脂肪酸(D) 下記の(d-1)、(d-2)及び(d-3)(d-1) C8-12のアルデヒド(d-2) C9-11のγ-ラクトン(d-3) C4-13のケトン【選択図】なし

Description

本発明は、着用している衣類等の繊維製品から発生する臭気の擬似臭組成物に関する。
近年、生活環境に対する消費者の関心の高まりから、身の回りの不快な臭気、例えば職場や通勤場面で人体から発生する臭気や、衣類等の繊維製品から生じる臭気を気にする人が増えている。特に、着用時の衣類等の繊維製品から発生する臭気は不快なニオイとして認識されている。従来、衣類から発生する不快な臭気としては、一度着用した衣類に残留する汗、皮脂等に由来する異臭(特許文献1)や、着用を繰り返した衣類から湿気を帯びることにより発生する生乾き臭(特許文献2、非特許文献1)などが知られている。
埴原,園田,「部屋干し臭を抑制する洗剤について」,香料,平成16年9月,No.223,p.109-116
特開2012-97367号公報 特開2012-183184号公報
しかしながら、いずれの文献も、着用した後の繊維製品から発生する臭気の分析によって特定された臭気成分に着目したものであり、衣類から発生している不快な臭気を再現したものではなかった。従来、繊維製品から発生する臭気の判定は、生乾きや汗による特徴的な臭気成分のみに注目し、着用した衣類の臭気と生乾きや汗に由来する臭気が同じであると仮定し、臭気成分を指標として評価を行ってきた。しかし、これら汗臭や生乾き臭に特徴的な成分では、実際に着用した衣類から発生する不快な臭気、特に男性に特有な不快臭を必ずしも正確に再現できない場合があるという問題があった。
したがって本発明は、着用した衣類等の繊維製品から発生する不快な臭気(以下、「着用後繊維製品臭」という)を再現した擬似臭組成物に関する。
本発明者らは、特に夏場等の高温多湿な環境や、激しい発汗を伴う運動を行った際などに、ヒトが着用した衣類から発生してくる臭気について研究を行ったところ、ヒトの汗や衣類上の残留皮脂及びその分解物に由来するカルボン酸、アルデヒド、ラクトン、ケトン等を特定比率で組合せることにより、着用中に発汗で湿った衣類から発生する不快臭に極めて近い臭気を再現できることを見出した。
本発明は、下記の成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)の含有量が0.001質量%以上15質量%以下、成分(B)の含有量が5質量%以上40質量%以下、成分(D)に対する成分(A)〜(C)の合計の質量比[(A)+(B)+(C)]/(D)が5以上37以下である、着用後繊維製品臭の疑似臭組成物を提供するものである。

(A) 4-メチルペンタン酸、4-メチル-2-ペンテン酸、4-メチル-4-ペンテン酸、4-メチルヘキサン酸、3-メチル-2-ヘキセン酸、4-メチル-3-ヘキセン酸、5-メチル-2-ヘキセン酸及び5-メチル-4-ヘキセン酸からなる群より選ばれる1種以上のカルボン酸
(B) 炭素数2以上6以下の脂肪酸(ただし、成分(A)に該当するものを除く)
(C) 炭素数7以上12以下の直鎖飽和脂肪酸
(D) 下記の(d-1)、(d-2)及び(d-3)
(d-1) 炭素数8以上12以下のアルデヒド
(d-2) 炭素数9以上11以下のγ-ラクトン
(d-3) 炭素数4以上13以下のケトン
また本発明は、上記の疑似臭組成物を用いた、繊維製品処理剤の着用後繊維製品臭に対する消臭効果の評価方法を提供するものである。
更に本発明は、上記の疑似臭組成物を用いた、繊維製品用消臭基剤のスクリーニング方法を提供するものである。
本発明の疑似臭組成物は、着用した繊維製品から発生する臭気、特に夏場等の高温多湿な環境や激しい発汗により湿った衣類をそのまま放置した際に発生する不快な臭気に極めて近い臭気を有している。このため本発明の擬似臭組成物は、繊維製品から発生する不快臭の強さの客観的評価に利用することができる。また、本発明の擬似臭組成物を使用することにより、繊維製品用消臭基剤のスクリーニングや、繊維製品処理剤の消臭効果を正確にかつ再現性よく評価することができる。
〔成分(A)〕
本発明の疑似臭組成物は、成分(A)として、4-メチルペンタン酸、4-メチル-2-ペンテン酸、4-メチル-4-ペンテン酸、4-メチルヘキサン酸、3-メチル-2-ヘキセン酸、4-メチル-3-ヘキセン酸、5-メチル-2-ヘキセン酸及び5-メチル-4-ヘキセン酸からなる群より選ばれる1種以上のカルボン酸を0.001質量%以上15質量%以下含有する。成分(A)としては、少なくとも4-メチルペンタン酸(以下、4MPと称する)、4-メチルヘキサン酸(以下、4MHと称する)、4-メチル-3-ヘキセン酸(以下、4M3Pと称する)を含むことが好ましい。4MPはフレーバー成分として用いられている化合物であるが、着用した繊維製品から発する汗臭に極めて近いニオイを有する。
本発明の擬似臭組成物中における成分(A)の含有量は、0.001質量%以上であって、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上であり、また15質量%以下であって、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下である。
〔成分(B)〕
本発明の疑似臭組成物は、成分(B)として、炭素数2以上6以下の脂肪酸(ただし、成分(A)に該当するものを除く)を5質量%以上40質量%以下含有する。成分(B)としては、例えば、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、2-メチル酪酸、イソ吉草酸、吉草酸、ヘキサン酸等が挙げられる。これらの化合物を組成物に加えることにより、汗様の酸っぱい臭いが付与され、着用時の繊維製品から発生する汗臭により近づけることができる。これらの化合物のうち、少なくとも、プロピオン酸、イソ酪酸、酪酸、2-メチル酪酸、イソ吉草酸、吉草酸及びヘキサン酸から選ばれる1種以上を含むことが好ましい。
本発明の擬似臭組成物中における成分(B)の含有量は、5質量%以上であって、好ましくは7質量%以上、より好ましくは9質量%以上であり、また、40質量%以下であって、好ましくは35質量%以下、より好ましくは31質量%以下である。
また、成分(B)に対する成分(A)の質量比(A)/(B)は、汗様の酸っぱい臭いを付与する観点から、好ましくは0.0001以上、より好ましくは0.001以上であり、また、好ましくは1以下、より好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.6以下である。
〔成分(C)〕
本発明の擬似臭組成物は、成分(C)として炭素数7以上12以下の直鎖飽和脂肪酸を含有する。成分(C)としては、例えば、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ドデカン酸等が挙げられる。これらのうち、好ましくは、ヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸である。これらの化合物を含むことにより、ヒト皮脂や汗からより検出される、ヒト由来の特有の甘さやこもったような酸臭を付与することができる。
本発明の擬似臭組成物中における成分(C)の含有量は、ヒト皮脂や汗に由来する特有の甘さやこもったような酸臭を付与する観点から、好ましくは60質量%以上、より好ましくは65質量%以上、更に好ましくは68質量%以上であり、また、好ましくは90質量%以下、より好ましくは87質量%以下、更に好ましくは82質量%以下である。
また、成分(C)に対する成分(A)の質量比(A)/(C)は、ヒト皮脂や汗に由来する特有の甘さやこもったような酸臭を付与する観点から、好ましくは0.00001以上、より好ましくは0.0001以上であり、また、好ましくは1以下、より好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.13以下である。
〔成分(D)〕
本発明の擬似臭組成物は、成分(D)として、下記の(d-1)、(d-2)及び(d-3)を含有する。これらの3種類はいずれもヒト皮脂由来であるが、(d-1)は酸化による刺激的な臭気、(d-2)は甘い臭気、(d-3)は青臭さと乳製品様のニオイを呈するものであり、それら3種を含むことにより、ヒト皮脂に由来する重厚な甘い臭気を付与することができる。
(d-1) 炭素数8以上12以下のアルデヒド
(d-2) 炭素数9以上11以下のγ-ラクトン
(d-3) 炭素数4以上13以下のケトン
成分(d-1)としては、例えば、ヘキサナール、ヘプタナール、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、ドデカナール、1-ノネナール、2-ノネナール、2-デセナールが挙げられる。これらのうち、炭素数8以上12以下のアルデヒドが好ましく、具体的には、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、ドデカナール、2-ノネナール、2-デセナールが好ましい。
本発明の擬似臭組成物中における成分(d-1)の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは1.5質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下、更に好ましくは6質量%以下である。
成分(d-2)としては、例えば、γ-ノナラクトン、γ-デカラクトン、γ-ウンデカラクトン、γ-ドデカラクトンが挙げられる。これらのうち、γ-ノナラクトン、γ-デカラクトン、γ-ウンデカラクトンが好ましい。
本発明の擬似臭組成物中における成分(d-2)の含有量は、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2.5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。
成分(d-3)としては、例えば、アセトイン、ジアセチル、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、ゲラニルアセトン、ブタノン、2-ペンタノン、3-ペンタノン、4-メチル-2-ペンタノン、2-ヘキサノン、6-メチル-3,5-ヘプタジエン-2-オン、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、2-ノネン-4-オン、2-デカノン、2-メトキシ-2-オクテン-4-オン、6,10-ジメチル-5,9-ウンデカジエン-2-オン等が挙げられる。これらのうち、6-メチル-5-ヘプテン-2-オン、ゲラニルアセトンが好ましい。
本発明の擬似臭組成物中における成分(d-3)の含有量は、好ましくは0.3質量%以上、好ましくは0.4質量%以上、より好ましくは0.6質量%以上であり、また、好ましくは7質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは4質量%以下である。
本発明の擬似臭組成物中における成分(D)の含有量、すなわち成分(d-1)、(d-2)及び(d-3)の合計含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
湿った衣類をそのまま放置した際に発生する、ヒトの皮脂や汗由来の不快な臭気を付与する点から、本発明の疑似臭組成物中における成分(D)の総量に対する成分(A)〜(C)の合計の質量比[(A)+(B)+(C)]/(D)は、5以上であって、好ましくは7以上、より好ましくは9以上、更に好ましくは10以上であり、また、37以下であって、好ましくは35以下、より好ましくは34以下、更に好ましくは33以下である。
また、湿った衣類をそのまま放置した際に発生する、ヒトの皮脂や汗由来の不快な臭気を付与する点から、本発明の疑似臭組成物中における成分(A)〜(D)の合計量は、好ましくは85質量%以上、より好ましくは90質量%以上、更に好ましくは97質量%以上である。
〔他の成分〕
本発明の擬似臭組成物は、成分(A)〜(D)以外の化合物、例えばピラジン類、ピリジン類、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィド等のカビ臭由来の化合物;ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトイル酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸等の高級脂肪酸を含むことができる。
また、本発明の擬似臭組成物には、必要に応じて、水、ジエチルフタレート、ジプロピレングルコール、プロピレングルコール、トリエチルシトレート、ブチルジグリコール等の希釈剤やエタノール等の溶剤を含有させることができる。その量は、本発明の擬似臭組成物の使用対象、使用目的等に応じて適宜決定することができる。
〔用途〕
本発明の擬似臭組成物を使用することにより、繊維製品用消臭基剤のスクリーニングや、繊維製品用消臭剤組成物又は繊維製品処理剤の着用後繊維製品臭に対する消臭効果を正確にかつ再現性よく評価することができる。
また、混合臭の消臭をターゲットとするデオドランド剤、介護臭の消臭用、室内消臭剤、衣料用洗浄剤、衣料用消臭剤、住居用洗浄剤等の洗浄剤などの開発に応用することもできる。
試験例1
男性が着用した衣類10gを細かく裁断してジエチルエーテル30mLに浸漬し、約15分間超音波をかけてニオイ成分抽出液を得た。ニオイ成分抽出液をフィルター濾過(0.4ミクロン孔)した後、1N NaOH水溶液を10mL添加してよく撹拌した。静置分層後に上層のジエチルエーテル層を除き、残った下層(水層)に新しいジエチルエーテル10mLを添加してよく撹拌し、静置分層後に上層のジエチルエーテルを除いた。下層(水層)にジエチルエーテル3mLを添加した後、塩酸を加えて中和させ、上層(ジエチルエーテル/遊離脂肪酸を含む)をフィルター濾過(0.2ミクロン孔)し、分析用サンプルとした。
上記分析用サンプルについて匂い嗅ぎGCを行い、汗臭様のニオイをもつ成分のGC保持時間(RT:Retention time)を特定した。続いて、上記分析用サンプルについて、GERSTEL社の大量注入ユニット(CIS4)をアジレント社製GC-MSに接続した装置にて分析を行い、汗臭様のニオイをもつ成分の解析を行った。それぞれの分析条件を下に示す。解析の結果、表1に示す成分が検出された。
匂い嗅ぎGC条件
GC:Agilent 6890N
カラムDB-1(商品名、アジレント社製)、長さ30m、内径530μm、膜厚1.0μm
40℃-2℃/min-280℃(30min.)
大量注入ユニット(CIS4)条件:
サンプル50μL注入後0℃で溶媒をベントした後、180℃でインジェクション
GC-MS条件
GC:Agilent 6890N(商品名、アジレント社製)
MS:Agilent 5975(商品名、アジレント社製)
TDS脱着条件:250℃、パージ流量50mL/min、パージ時間3min.
カラム:DB-1(商品名、アジレント社製)、長さ60m、内径250μm、膜厚0.25μm
30℃(6min.)−10℃/min−60℃−5℃/min−95℃−3℃/min−300℃
Figure 2019015611
実施例1〜6、比較例1〜6
表2に示す擬似臭組成物を調製し、下記の評価方法に基づいて官能評価を行った。表2中の各成分の含有量の単位は質量%である。
(評価方法)
室温(25℃)、湿度65%の環境に保たれた室内にて、直径8.5cmのシャーレ上に6×6cmにカットした綿メリヤスを置き、各擬似臭組成物をエタノールにて1000ppmに希釈したものを20μL塗布した。この綿メリヤスのニオイについて、男性が着用した後の汗と皮脂が混じった衣類のニオイと似ているか、10名の女性専門評価者によって、以下の基準に従って官能評価を行い、その平均値を表2に示した。
4:とても似ている
3:似ている
2:やや異なっている
1:異なっている
Figure 2019015611

Claims (7)

  1. 下記の成分(A)〜(D)を含有し、成分(A)の含有量が0.001質量%以上15質量%以下、成分(B)の含有量が5質量%以上40質量%以下、成分(D)に対する成分(A)〜(C)の合計の質量比[(A)+(B)+(C)]/(D)が5以上37以下である、着用後繊維製品臭の疑似臭組成物。
    (A) 4-メチルペンタン酸、4-メチル-2-ペンテン酸、4-メチル-4-ペンテン酸、4-メチルヘキサン酸、3-メチル-2-ヘキセン酸、4-メチル-3-ヘキセン酸、5-メチル-2-ヘキセン酸及び5-メチル-4-ヘキセン酸からなる群より選ばれる1種以上のカルボン酸
    (B) 炭素数2以上6以下の脂肪酸(ただし、成分(A)に該当するものを除く)
    (C) 炭素数7以上12以下の直鎖飽和脂肪酸
    (D) 下記の(d-1)、(d-2)及び(d-3)
    (d-1) 炭素数8以上12以下のアルデヒド
    (d-2) 炭素数9以上11以下のγ-ラクトン
    (d-3) 炭素数4以上13以下のケトン
  2. 成分(B)に対する成分(A)の質量比(A)/(B)が0.0001以上1以下である請求項1に記載の疑似臭組成物。
  3. 成分(C)の含有量が60質量%以上90質量%以下であり、成分(C)に対する成分(A)の質量比(A)/(C)が0.00001以上1以下である請求項1又は2に記載の疑似臭組成物。
  4. 成分(A)〜(D)の合計含有量が85質量%以上である請求項1〜3のいずれか1項に記載の疑似臭組成物。
  5. 成分(A)が4-メチルペンタン酸、4-メチルヘキサン酸及び4-メチル-3-ヘキセン酸から選ばれる1種以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の疑似臭組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の疑似臭組成物を用いた、繊維製品処理剤の着用後繊維製品臭に対する消臭効果の評価方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の疑似臭組成物を用いた、繊維製品用消臭基剤のスクリーニング方法。
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