JP2019015198A - 内燃機関の制御方法および制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーン燃焼運転時における燃焼状態を適切に制御する。【解決手段】リーン燃焼運転領域をエンジン1の運転状態に応じた複数の学習領域に分割した学習マップを設定し、エンジン1の実際の運転時に、学習領域に対応させて、リーン燃焼の燃焼重心位置または着火遅れ期間に関するデータの少なくとも一方を収集し(S303、S305)、1つの学習領域に関して収集したデータが所定数以上に達した場合に(S306)、収集したデータをもとに、燃焼重心位置または着火遅れ期間に関する学習データを算出し、当該学習領域の学習データとして学習マップに記憶する(S307)。そして、学習データに基づき、当該学習領域での運転時における点火時期または燃料噴射量を制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、リーン燃焼運転時に燃焼状態の学習制御を行う内燃機関の制御方法および制御装置に関する。
特許文献1には、リーン燃焼運転時に行う制御に関して次のような記載がある。
筒内圧センサにより取得した筒内圧データをもとに、燃焼質量割合(MFB)が所定値(例えば、10%)となるクランク角位置CA10を、サイクルごとに特定する。そして、点火時期SAから特定したクランク角位置CA10までの期間SA−CA10を着火遅れ期間として算出し、この着火遅れ期間を目標値(目標SA−CA10)に近付けるように、燃料噴射量を制御する。
特開2015−094339号公報(段落0048〜0051)
しかし、筒内圧データをもとに特定したクランク角位置CA10は、燃焼変動の影響によりサイクルごとのばらつきが大きい。よって、サイクルごとに算出した着火遅れ期間を燃料噴射量の制御にそのまま用いると、補正が安定せず、充分な制御精度を確保することが困難となる。
本発明は、以上の問題を考慮して、リーン燃焼運転時における燃焼状態を適切に制御することを目的とする。
本発明は、一形態において、内燃機関の制御方法を提供する。
本発明の一形態に係る方法は、リーン燃焼により運転する内燃機関の制御方法であって、リーン燃焼運転領域を内燃機関の運転状態に応じた複数の学習領域に分割した学習マップを設定し、内燃機関の実際の運転時に、学習領域に対応させて、リーン燃焼の燃焼重心位置または着火遅れ期間に関するデータの少なくとも一方を収集し、1つの学習領域に関して収集したデータが所定数以上に達した場合に、収集したデータをもとに、燃焼重心位置または着火遅れ期間に関する学習データを算出し、当該学習領域の学習データとして学習マップに記憶する。そして、学習データに基づき、当該学習領域における点火時期または燃料噴射量を制御する。
本発明は、他の形態において、内燃機関の制御装置を提供する。
本発明によれば、学習領域ごとに収集した所定数以上のデータをもとに、当該学習領域における点火時期または燃料噴射量の制御に用いる学習値、具体的には、燃焼重心位置または着火遅れ期間に関する学習データを算出し、学習マップに記憶することとしたので、信頼性の高い学習データ(つまり、学習値)を用いて点火時期等を制御することが可能となり、リーン燃焼運転時における燃焼状態をより高い精度で制御することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の概略構成図である。 図2は、同上内燃機関の運転領域マップの一例を示す説明図である。 図3は、運転領域に応じた燃料噴射時期および点火時期を示す説明図である。 図4は、クランク角に対する燃焼質量割合の変化を示す説明図である。 図5は、燃焼制御ルーチンの基本的な流れを示すフローチャートである。 図6は、燃焼評価パラメータ学習ルーチンの流れを示すフローチャートである。 図7は、燃焼評価パラメータ学習ルーチンの流れを示すフローチャートである。 図8は、燃焼評価パラメータである燃焼重心位置相当値に対する点火補正量の設定例を示す説明図である。 図9は、燃焼評価パラメータである着火遅れ期間相当値に対する燃料噴射補正量の設定例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(エンジンの全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関(火花点火式の直噴エンジンであり、以下「エンジン」という)1の構成を概略的に示している。
エンジン1は、シリンダブロック1Aおよびシリンダヘッド1Bによりその本体が形成され、シリンダブロック1Aおよびシリンダヘッド1Bにより包囲された空間としてシリンダまたは気筒が形成される。エンジン1は、複数の気筒を有する。
シリンダブロック1Aには、ピストン2が気筒中心軸Axに沿って上下に往復移動自在に挿入され、ピストン2は、コネクティングロッド3を介して図示しないクランクシャフトに連結されている。ピストン2の往復運動がコネクティングロッド3を通じてクランクシャフトに伝達され、クランクシャフトの回転運動に変換される。さらに、ピストン2は、冠面21にキャビティ21aを有し、吸気ポート4aを通じて筒内に吸入される空気の冠面21上での反転が、キャビティ21aにより案内される。
シリンダヘッド1Bには、ペントルーフ型の燃焼室Chを画定する下面が形成されている。シリンダヘッド1Bの下面とピストンの冠面21とにより包囲される空間として燃焼室Chが形成される。シリンダヘッド1Bには、燃焼室Chとエンジン1の外部とを連通する通路として、気筒中心軸Axの一側に一対の吸気通路4が、他側に一対の排気通路5が形成されている。そして、吸気通路4のポート部(吸気ポート)4aには、吸気弁8が設置され、排気通路5のポート部(排気ポート)5aには、排気弁9が設置されている。エンジン外部から吸気通路4に取り込まれた空気が吸気弁8の開期間中に筒内に吸入され、燃焼後の排気が排気弁9の開期間中に排気通路5に排出される。吸気通路4に図示しないスロットル弁が設置されており、スロットル弁により筒内に吸入される空気の流量が制御される。
シリンダヘッド1Bには、さらに、吸気ポート4aおよび排気ポート5aの間で、気筒中心軸Ax上に点火プラグ6が設置され、気筒中心軸Axの一側において、一対の吸気ポート4a、4aの間に燃料噴射弁7が設置されている。燃料噴射弁7は、図示しない高圧燃料ポンプから燃料の供給を受け、筒内に燃料を直接噴射可能に構成されている。燃料噴射弁7は、マルチホール型の燃料噴射弁であり、気筒中心軸Axに対して斜めに交差する方向に燃料が噴射されるように、気筒中心軸Axの吸気ポート4a側に配置されている。このような配置に限らず、燃料噴射弁7は、吸気ポート4aに対し、点火プラグ6とは反対側に設置することも可能である。
吸気通路4には、タンブル制御弁10が設置され、タンブル制御弁10により吸気通路4の有効開口面積が狭められ、筒内における空気の流動が強化される。本実施形態では、空気の流動として、吸気ポート4aを通じて筒内に吸入された空気が、気筒中心軸Axに対して吸気ポート4aとは反対側、換言すれば、排気ポート5a側の筒内空間をシリンダヘッド1Bの下面からピストンの冠面21に向かう方向に通過するタンブル流動が形成される。タンブル制御弁10を閉じることで、このタンブル流動が強化される。
排気通路5には、排気浄化装置(図示せず)が介装されている。本実施形態では、酸化機能を有する触媒が排気浄化装置に内蔵され、排気通路5に排出された燃焼後の排気は、排気中に残存する酸素により炭化水素(HC)が浄化された後、大気中へ放出される。本実施形態では、後に述べるように、エンジン1の運転領域全体で混合気の空気過剰率λを2近傍として燃焼を行うが、空気過剰率λが理論空燃比相当値よりも高いリーン側の領域では、一酸化炭素(CO)および窒素酸化物(NOx)の排出量が減少する一方、HCが一定の排出量を維持する傾向にある。空気過剰率λを増大させ、理論値よりも大幅に高い空燃比とすることで、NOxの排出自体を抑えながら、大気中へのHCの放出を抑制することが可能である。
(制御システムの構成)
エンジン1の運転は、エンジンコントローラ101により制御される。
本実施形態において、エンジンコントローラ101は、電子制御ユニットとして構成され、中央演算装置(CPU)、ROMおよびRAM等各種の記憶装置、入出力インターフェース等を備えるマイクロコンピュータからなる。
エンジンコントローラ101へは、アクセルセンサ201、回転速度センサ202および冷却水温度センサ203の検出信号が入力されるほか、筒内圧力センサ204、図示しないエアフローメータおよび空燃比センサ等の検出信号が入力される。
アクセルセンサ201は、運転者によるアクセルペダルの操作量に応じた信号を出力する。アクセルペダルの操作量は、エンジン1に対して要求される負荷の指標となるものである。
回転速度センサ202は、エンジン1の回転速度に応じた信号を出力する。回転速度センサ202として、クランク角センサを採用することが可能であり、クランク角センサにより出力される単位クランク角信号または基準クランク角信号を単位時間当たりの回転数(エンジン回転数)に換算することで、回転速度を検出することができる。
冷却水温度センサ203は、エンジン冷却水の温度に応じた信号を出力する。エンジン冷却水の温度に代えて、エンジン潤滑油の温度を採用してもよい。
筒内圧力センサ204は、エンジン1の筒内圧力に応じた信号を出力するものであり、本実施形態では、気筒ごとに設置されている。筒内圧力センサ204として、圧電式のガス圧力センサを始め、一燃焼サイクル中の筒内圧力を時系列に検出可能な各種の筒内圧力センサを採用することが可能である。筒内圧力センサ204は、例えば、受圧面が筒内空間に面するようにシリンダブロック1Aに設置する。
エンジンコントローラ101は、エンジン1の負荷、回転速度および冷却水温度等の運転状態に対して燃料噴射量等、エンジン1の運転制御パラメータが割り付けられたマップデータが記憶されている。エンジン1の実際の運転時において、エンジン1の運転状態をもとにマップデータを参照して燃料噴射量、燃料噴射時期および点火時期等を設定し、点火プラグ6および燃料噴射弁7の駆動回路に指令信号を出力する。
本実施形態では、さらに、リーン燃焼による運転時に、燃焼状態の学習制御を実行する。具体的には、リーン燃焼の燃焼評価パラメータの調整を通じて燃焼状態を制御する。エンジンコントロールユニット101は、燃焼評価パラメータである燃焼重心位置および着火遅れ期間に関する学習データを計算し、運転状態をもとに算出した燃料噴射量等の運転制御パラメータを、算出した学習データをもとに補正する。
(燃焼制御の概要)
本実施形態では、混合気の空気過剰率λを2近傍としてエンジン1を運転する。
ここで、「空気過剰率」とは、空燃比を理論空燃比で除した値であり、空気過剰率が「2近傍」というときは、2およびその近傍の空気過剰率を含み、本実施形態では、空燃比換算で28〜32の範囲となる空気過剰率、好ましくは、空燃比換算で30となる空気過剰率を採用する。「混合気の空気過剰率」とは、筒内全体での空気過剰率をいい、具体的には、エンジン1に対して一燃焼サイクル当たりに供給される燃料の燃焼に理論上必要な最小空気量(質量)を基準として、実際に供給される空気量をこの最小空気量で除した値をいう。
図2は、本実施形態に係るエンジン1の運転領域マップを示している。
本実施形態では、エンジン1の負荷を問わず、エンジン1を実際に運転する領域全体でリーン燃焼によることとし、混合気の空気過剰率λを2近傍に設定する。空気過剰率λを2近傍として運転する領域は、エンジン1の運転領域全体に限らず、一部の運転領域であってもよい。例えば、運転領域全体のうち低負荷域および中負荷域で空気過剰率λを2近傍とし、高負荷域では、空気過剰率λを切り換え、理論空燃比相当値(=1)に設定することも可能である。
空気過剰率λを2近傍に設定する運転領域(本実施形態では、エンジン1の運転領域全体)のうち、エンジン1の負荷が所定値以下である第1領域Rlでは、空気過剰率λを2近傍の第1所定値λ1に設定し、燃料を筒内全体に拡散させた均質混合気を形成して燃焼(以下「均質リーン燃焼」という)を行う。他方で、エンジン1の負荷が所定値よりも高い第2領域Rhでは、空気過剰率λを2近傍の第2所定値λ2に設定し、点火プラグ6近傍に燃料が濃い混合気を偏在させ、その周囲に燃料が薄い混合気を分散させた成層混合気を形成して燃焼(以下「弱成層リーン燃焼」という)を行う。
そして、成層混合気の形成のため、本実施形態では、空気過剰率を第2所定値(λ=λ2)とする燃料を一燃焼サイクルのなかで複数回に分けて噴射する。一燃焼サイクル当たりの燃料の一部(例えば、90%)を吸気行程から圧縮行程前半の第1時期に噴射し、残りの燃料の少なくとも一部(例えば、10%)を第1時期よりもクランク角に関して遅い、圧縮行程後半の第2時期に噴射する。
図3は、燃料噴射時期ITおよび点火時期Igを、第1領域Rlと第2領域Rhとの夫々について示している。
均質リーン燃焼を行う第1領域Rl(低負荷域)では、一燃焼サイクル当たりの燃料を吸気行程中に行う1回の噴射動作により供給する。エンジンコントローラ101は、吸気行程中の燃料噴射時期ITlを設定し、燃料噴射時期ITlから燃料噴射量に応じた期間に亘って継続する噴射パルスを燃料噴射弁7に出力する。燃料噴射弁7は、噴射パルスにより開駆動され、燃料を噴射する。第1領域Rlにおいて、点火時期Iglは、圧縮行程中に設定する。
これに対し、弱成層リーン燃焼を行う第2領域Rh(高負荷域)では、一燃焼サイクル当たりの燃料を吸気行程と圧縮行程との2回に分けて噴射する。1回目の噴射動作により燃料噴射量全体の約90%の燃料を噴射し、2回目の噴射動作により残りの10%の燃料を噴射する。エンジンコントローラ101は、燃料噴射時期として、吸気行程中の第1時期ITh1と、圧縮行程中の第2時期ITh2とを設定し、各回の燃料噴射量に応じた期間に亘って継続する噴射パルスを、燃料噴射弁7に出力する。燃料噴射弁7は、噴射パルスにより開駆動され、第1時期ITh1および第2時期ITh2の夫々で燃料を噴射する。点火時期Ighは、第2領域Rhにおいても圧縮行程中に設定するが、第1領域Rlでの点火時期Iglよりは遅らせて設定する。
第1領域Rlにおける空気過剰率λ1と、第2領域Rhにおける空気過剰率λ2とは、エンジン1の熱効率を考慮して夫々適切に設定することが可能である。第1所定値λ1と第2所定値λ2とは、互いに異なる値であってもよいが、等しい値であってもよい。本実施形態では、等しい値とする(λ1=λ2)。
燃焼状態の制御のため、本実施形態では、燃焼状態を指標する燃焼重心位置および着火遅れ期間に対する感度が比較的高い運転制御パラメータである燃料噴射量(空燃比)および点火時期を操作する。リーン燃焼による運転時に、燃焼評価パラメータを検出し、これをもとに燃料噴射量等の運転制御パラメータを補正するものである。
具体的には、リーン燃焼を行う運転領域をエンジン1の回転速度および負荷に応じた複数の学習領域に分割した学習マップを設定し、筒内圧力に基づく学習演算により燃焼評価パラメータの学習値を計算し、算出した学習値を該当する学習領域に記憶する。そして、該当学習領域での運転に際し、学習値に応じた補正量を計算し、算出した補正量により運転制御パラメータを補正する。
本実施形態では、燃焼評価パラメータとして、燃焼重心位置相当値および着火遅れ期間相当値を採用する。「燃焼重心位置相当値」とは、燃焼重心位置の指標であり、「燃焼重心位置に関するデータ」に相当する。そして、「着火遅れ期間相当値」とは、着火遅れ期間の指標であり、「着火遅れ期間に関するデータ」に相当する。エンジン1の暖機が完了して通常運転に移行した後、燃焼重心位置相当値および着火遅れ期間相当値をサイクルごとに取得および収集し、収集したデータが所定数以上に達した場合に、収集したデータをもとに燃焼重心位置相当値および着火遅れ期間相当値の学習データ(以下、夫々「燃焼重心位置相当学習値」、「着火遅れ期間相当学習値」という場合がある)を計算し、算出した学習データを学習マップの該当運転領域に記憶する。
図4は、クランク角CAに対する燃焼質量割合MFBの変化を示している。
本実施形態では、「燃焼重心位置相当値」MB50として、一燃焼サイクル中に噴射された燃料の50%が燃焼した時点のクランク角位置CA50を採用し、「着火遅れ期間相当値」IG−10として、点火時期Igから噴射された燃料の10%が燃焼する時点CA10までのクランク角期間を採用する。燃焼重心位置相当値MB50および着火遅れ期間相当値IG−10は、筒内圧力Pcylをもとに、夫々次のようにして算出することが可能である。
筒内圧力センサ204により検出された筒内圧力Pcylと、クランク角センサにより検出されたクランク角CAとをもとに、筒内圧力Pcylの時系列波形を作成することが可能である。そこで、任意のクランク角位置θについて、次式(1)により筒内での発熱量Qcylを計算する。
Qcyl=Q(θ)=∫PdV+{1/(κ−1)}×(PV−P00) …(1)
上記(1)において、Pは、筒内圧力を、Vは、筒内容積を、κは、混合気の比熱比を夫々示し、P0は、計算開始点θ0での筒内圧力を、V0は、計算開始点θ0での筒内容積を示す。計算開始点θ0は、燃焼開始点θstr(=CA0)よりも進角側に設定し、例えば、点火時期Igのクランク角位置とすることができる。
さらに、算出した発熱量Qから、次式(2)により任意のクランク角位置θにおける燃焼質量割合MFBを計算する。
MFB={Q(θ)−Q(θstr)}/{Q(θend)−Q(θstr)} …(2)
上式(2)において、θendは、燃焼終了点のクランク角位置CA100である。
そして、燃焼質量割合MFBが50(%)となる時点のクランク角位置CA50を特定し、これを燃焼重心位置相当値MB50とする。他方で、燃焼質量割合MFBが10(%)となる時点のクランク角位置CA10を特定し、点火時期Igから特定したクランク角位置CA10までの期間を着火遅れ期間相当値IG−10とする。
このように、本実施形態では、燃焼質量割合MFBが50(%)となる時点のクランク角位置CA50を燃焼重心位置相当値とし、点火時期Igから燃焼質量割合MFBが10(%)となる時点CA10までのクランク角期間を着火遅れ期間相当値IG−10とするが、燃焼重心位置相当値を定める燃焼質量割合MFBとして、50(%)以外に、60%等、他の割合を採用してもよく、着火遅れ期間相当値を定める燃焼質量割合MFBとして、10(%)以外に、5%等、他の割合を採用してもよい。
(フローチャートによる説明)
図5は、本実施形態に係る燃焼制御ルーチンの基本的な流れを示しており、図6および7は、本実施形態に係る燃焼評価パラメータ学習ルーチンの流れを示している。初めに、図5を参照して燃焼制御ルーチンについて説明し、次いで、図6および7を参照して燃焼評価パラメータ学習ルーチンについて説明する。
エンジンコントローラ101は、燃焼制御ルーチンおよび燃焼評価パラメータ学習ルーチンを所定時間毎に実行するようにプログラムされている。本実施形態において、燃焼制御ルーチンは、10ms等、所定時間毎に実行し、燃焼評価パラメータ学習ルーチンは、エンジン1の暖機が終了して通常運転に移行した後、一燃焼サイクル周期で実行する。燃焼評価パラメータ学習ルーチンは、燃焼評価パラメータの学習が完了した場合に、エンジン1を停止させるまでの間、燃焼評価パラメータ学習ルーチンの実行を停止ないし回避するように設定することが可能である。本実施形態において、燃焼評価パラメータ学習ルーチンは、エンジン1の始動毎に実行するが、これに限定されるものではない。
S101では、エンジン1の運転状態として、アクセル開度APO、エンジン回転速度Neおよび冷却水温度Tw等を読み込む。アクセル開度APO等の運転状態は、アクセルセンサ201、回転速度センサ202および冷却水温度センサ203等の検出信号をもとに、別途実行される運転状態演算ルーチンにより算出する。
S102では、読み込んだ運転状態、具体的には、エンジン1の回転速度および負荷をもとに、エンジン1の運転状態がリーン燃焼運転領域にあるか否かを判定する。リーン燃焼運転領域にある場合は、S103へ進み、リーン燃焼運転領域にない場合は、S107へ進む。
S103では、学習領域を判定する。本実施形態では、気筒ごとに学習マップを設定するとともに、均質リーン燃焼用の学習マップと弱成層リーン燃焼用の学習マップとを別個に設定する。よって、例えば、低負荷側の第1領域(均質リーン燃焼による)にある場合に、第1気筒を対象としていうときは、第1気筒について設定された均質リーン燃焼用の第1学習マップを選択し、選択した第1学習マップにおいて、運転状態に対する該当学習領域を判定する。他方で、高負荷側の第2領域(弱成層リーン燃焼による)にある場合に、第4気筒を対象としていうときは、第4気筒について設定された弱成層リーン燃焼用の第2学習マップを選択し、選択した第2学習マップにおいて、運転状態に対する該当学習領域を判定する。
S104では、学習マップを参照し、該当学習領域に記憶されている燃焼重心位置相当値および着火遅れ期間相当値の学習データ(燃焼重心位置相当学習値、着火遅れ期間相当学習値)aMB50、aIG−10を読み込む。後に述べるように、本実施形態では、燃焼評価パラメータである燃焼重心位置相当値MB50および着火遅れ期間相当値IG−10をサイクルごとに収集し、収集したデータが所定数以上に達した時点で、収集した所定数のデータをもとに学習データaMB50、aIG−10を計算し、学習マップの該当運転領域に記憶する。S104では、エンジン1が通常運転に移行した後、所定数のデータの収集を完了し、学習データの計算および記憶を完了した場合は、学習が完了したとして、新たに算出した学習データを読み込む。他方で、収集したデータが所定数に達しておらず、学習が完了していない場合は、学習を既に完了した他の学習領域の学習データに基づく補間計算により、該当学習領域の学習データを算出することが可能である。該当学習領域の学習データとして、以前に算出した学習データ(例えば、エンジン1を前回始動した際に算出した学習データであり、工場からの出荷直後は、初期値)を読み込むこととしてもよい。
S105およびS106では、読み込んだ学習データaMB50、aIG−10に基づき、点火時期Igおよび燃料噴射量FQの補正量を計算する。
S105では、点火時期Igの補正量(以下「点火補正量」という)HOSigを計算する。図8に示すように、点火補正量HOSigは、燃焼重心位置相当学習値aMB50がその目標値tMB50と一致する場合を1として、燃焼重心位置相当学習値aMB50が遅角側にあるときほど大きな値に設定し、点火時期Igを進角側に補正する。本実施形態では、燃焼重心位置相当学習値の目標値tMB50を、圧縮上死点をやや過ぎた時点のクランク角位置に設定する。ここで、燃焼重心位置相当学習値aMB50と点火補正量HOSigとの間に、目標値tMB50近傍(aMB50≒tMB50)での点火補正量HOSigを1とする不感帯を設けるようにしてもよい。
S106では、燃料噴射量FQの補正量(以下「燃料噴射補正量」という)HOSfqを計算する。図9に示すように、燃料噴射補正量HOSfqは、着火遅れ期間相当学習値aIG−10がその目標値tIG−10と一致する場合を1として、着火遅れ期間相当学習値aIG−10が増大するほど、換言すれば、着火遅れ期間が長期化するほど大きな値に設定し、燃料噴射量FQを増量補正する。点火補正量HOSigの場合(図8)と同様に、着火遅れ期間相当学習値aIG−10の目標値tIG−10近傍(aIG−10≒tIG−10)での燃料噴射補正量HOSfqを1とする不感帯を設けるようにしてもよい。
S107では、点火時期Igを計算する。本実施形態において、点火時期Igは、圧縮上死点からの進角量として設定し、エンジン1の運転状態に応じた点火時期の基本値Igbaseに、先に算出した点火補正量HOSigを乗じることで算出する。
S108では、燃料噴射量FQを計算する。本実施形態において、燃料噴射量FQの算出は、エンジン1の運転状態に応じた一燃焼サイクル当たりの燃料噴射量の基本値FQbaseに、先に算出した燃料噴射補正量HOSfqを乗じることによる。
S102において、エンジン1の運転状態がリーン燃焼運転領域にない場合は、点火補正量HOSigおよび燃料噴射補正量HOSfqを、いずれも1に設定する。
図6の説明に移り、S201では、エンジン1の回転速度および負荷を示す指標として、エンジン回転速度Neおよびアクセル開度APOを読み込む。
S202では、エンジン1の運転状態がリーン燃焼運転領域にあるか否かを判定する。リーン燃焼運転領域にある場合は、S203へ進み、リーン燃焼運転領域にない場合は、今回のルーチンによる制御を終了する。
S203では、過渡判定を実行する。本実施形態では、運転状態の変化が急峻である場合に、データの収集に適した環境にないとして、データの収集を禁止する。例えば、エンジン回転速度Neの所定時間当たりの変化量が所定値を超えていたり、アクセル開度APOの所定時間当たりの変化量が所定値を超えていたりする場合に、運転状態の変化が急峻であり、過渡状態にあると判定する。過渡状態になく、データの収集を許可する場合は、S204へ進み、過渡状態にあり、データの収集を禁止する場合は、今回のルーチンによる制御を終了する。
S204では、データの収集を行う対象気筒を判別する。クランク角センサが備わる場合に、対象気筒の判別は、その出力信号をもとに行うことが可能である。
S205では、判別気筒について、燃焼重心位置相当値MG50および着火遅れ期間相当値IG−10をサイクルごとに取得する。
図7の説明に移り、S301では、エンジン1の運転状態が、リーン燃焼運転領域のうち均質リーン燃焼領域にあるか否か、換言すれば、図2に示す低負荷側の第1領域Rlにあるか否かを判定する。エンジン1の負荷が回転速度ごとに定められた所定値以下である場合は、均質リーン燃焼領域にあるとして、S302へ進み、均質リーン燃焼領域にない場合、つまり、所定値よりも高負荷側の第2領域Rhにある場合は、弱成層リーン燃焼領域にあるとして、S304へ進む。
S302では、判別気筒について均質リーン燃焼用に設定された第1学習マップを選択する。
S303では、S205で取得した燃焼評価パラメータ(燃焼重心位置相当値MB50、着火遅れ期間相当値IG−10)を、選択した第1学習マップの該当学習領域に関連付けてエンジンコントローラ101に蓄積する。
S304では、判別気筒について弱成層リーン燃焼用に設定された第2学習マップを選択する。
S305では、S205で取得した燃焼評価パラメータを、選択した第2学習マップの該当学習領域に関連付けてエンジンコントローラ101に蓄積する。
S306では、第1学習マップまたは第2学習マップの該当学習領域に蓄積した(換言すれば、収集した)データが所定数、例えば、20に達したか否かを判定する。例えば、第1領域Rlにある場合に、均質リーン燃焼用の第1学習マップの該当学習領域に関連付けられた収集データが20に達したか否かを判定する。データが所定数に達した場合は、S307へ進み、達していない場合は、今回のルーチンによる制御を終了し、データの収集を継続する。
S307では、収集した所定数(例えば、20)のデータを平均し、その平均値を学習データとして学習マップの該当学習領域に記憶する。具体的には、20サイクル分の燃焼重心位置相当値MB50および着火遅れ期間相当値IG−10の平均値(Σ(MB501〜MB50n)/n、Σ(IG−101〜IG−10n)/n、n=20)を燃焼重心位置相当学習値aMB50、着火遅れ期間相当学習値aIG−10として算出し、該当学習領域に記憶し、次回以降の制御に際して図5に示すS104の処理で読み込む。
本実施形態では、エンジンコントローラ101により「コントローラ」が構成され、点火プラグ6、燃料噴射弁7およびエンジンコントローラ101により「内燃機関の制御装置」が構成される。そして、エンジンコントローラ101に備わる記憶装置(具体的には、ROM)により「記憶部」が構成され、図6および7に示すフローチャートのS203〜S305の処理により「データ収集部」の機能が実現され、S306およびS307の処理により「学習部」の機能が実現され、図5に示すフローチャートのS105〜S108の処理により「制御部」の機能が実現される。
以上が本実施形態に係る燃焼制御の内容であり、以下、本実施形態により得られる効果をまとめる。
(作用効果の説明)
第1に、学習領域ごとに収集した所定数以上のデータ(燃焼重心位置相当値MB50、着火遅れ期間相当値IG−10)をもとに、該当学習領域における点火時期または燃料噴射量の制御に用いる学習値(燃焼重心位置相当学習値aMB50、着火遅れ期間相当学習値aIG−10)を算出し、これを学習データとして学習マップに記憶することとしたので、信頼性の高い学習データを用いて点火時期等を制御することが可能となり、エンジン1の燃焼状態をより高い精度で制御することができる。具体的には、リーン限界を拡大し、より高い空気過剰率のもとで安定したリーン燃焼を行うことが可能となる。
第2に、学習マップを気筒ごとに設定したことで、燃焼評価パラメータに関する気筒ごとの学習を可能とし、気筒間におけるデータのばらつきや、筒内圧力センサの個体差に起因するばらつきによる影響を抑制することができる。
第3に、均質リーン燃焼を行う第1領域用の学習マップ(第1学習マップ)と、弱成層リーン燃焼を行う第2領域用の学習マップ(第2学習マップ)と、を別個に設定することで、各領域における燃焼状態を、学習データを用いて最適に制御することが可能となり、制御精度を向上させることができる。
第4に、過渡判定の結果に基づき、データの収集を禁止しまたは許可することで、運転状態の急峻な変化が学習データの算出に及ぼす影響を抑制することが可能となり、制御精度を向上させることができる。
以上の説明では、燃焼評価パラメータ(例えば、燃焼重心位置相当値MB50)の平均値を学習データとしたが、学習データとするのは、燃焼評価パラメータの平均値に限らず、平均値の基準値ないし目標値に対する乖離量とすることも可能である。この場合に、例えば、点火時期Igについて、乖離量が0であるときの点火補正量HOSigを1として、乖離量が遅角側に大きいときほど、点火補正量HOSigを増大させ、点火時期Igを進角側に補正する。
さらに、燃焼評価パラメータとして燃焼重心位置相当値MB50および着火遅れ期間相当値IG−10の双方を採用するばかりでなく、いずれか一方のみを採用してもよい。燃焼重心位置相当値MB50は、燃焼質量割合MFBによるばかりでなく、一燃焼サイクルのなかで筒内圧力Pcylが最大となるクランク角位置θPmaxとすることも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を、上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。上記実施形態に対し、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で様々な変更および修正が可能である。

Claims (8)

  1. リーン燃焼により運転する内燃機関の制御方法であって、
    リーン燃焼運転領域を内燃機関の運転状態に応じた複数の学習領域に分割した学習マップを設定し、
    前記内燃機関の実際の運転時に、前記学習領域に対応させて、リーン燃焼の燃焼重心位置または着火遅れ期間に関するデータの少なくとも一方を収集し、
    1つの前記学習領域に関して収集した前記データが所定数以上に達した場合に、前記データをもとに、前記燃焼重心位置または前記着火遅れ期間に関する学習データを算出し、
    算出した前記学習データを、当該学習領域の学習データとして前記学習マップに記憶し、
    前記学習データに基づき、当該学習領域での運転時における点火時期または燃料噴射量を制御する、内燃機関の制御方法。
  2. 1つの前記学習領域に関して収集した前記データが所定数以上に達した場合に、前記データの平均値または前記平均値の基準値に対する乖離量を、前記学習データとして算出し、前記学習マップに記憶する、請求項1に記載の内燃機関の制御方法。
  3. 前記内燃機関が複数の気筒を有する場合に、前記学習マップを気筒ごとに設定する、請求項1または2に記載の内燃機関の制御方法。
  4. 前記リーン燃焼運転領域のうち、第1領域では、吸気行程から圧縮行程前半の期間に少なくとも1回の燃料噴射を実行して、均質リーン燃焼により運転を行わせ、
    前記第1領域よりも高負荷側の第2領域では、吸気行程から圧縮行程前半の期間に少なくとも1回の燃料噴射を実行するとともに、圧縮行程後半の期間に少なくとも1回の燃料噴射を実行して、弱成層リーン燃焼により運転を行わせる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の制御方法。
  5. 前記第1領域では、混合気の空気過剰率を2近傍の第1所定値に設定し、
    前記第2領域では、混合気の空気過剰率を2近傍の第2所定値に設定する、請求項4に記載の内燃機関の制御方法。
  6. 前記第1領域での運転時に算出した前記学習データを記憶するための第1学習マップと、前記第2領域での運転時に算出した前記学習データを記憶するための、前記第1学習マップとは別個の第2学習マップと、を設定する、請求項4または5に記載の内燃機関の制御方法。
  7. 前記運転状態の変化に対する過渡判定を実行し、
    前記過渡判定の結果に基づき、前記データの収集を禁止しまたは許容する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内燃機関の制御方法。
  8. 点火プラグと、
    燃料噴射弁と、
    前記点火プラグおよび前記燃料噴射弁の動作を制御するコントローラと、
    を備え、
    リーン燃焼により運転するリーン燃焼運転領域を有する内燃機関の制御装置であって、
    前記コントローラは、
    前記リーン燃焼運転領域を内燃機関の運転状態に応じた複数の学習領域に分割した学習マップを記憶する記憶部と、
    リーン燃焼の燃焼重心位置および着火遅れ期間に関するデータの少なくとも一方を収集するデータ収集部と、
    1つの前記学習領域に関して前記データ収集部により収集した前記データが所定数以上に達した場合に、前記データをもとに、前記燃焼重心位置または前記着火遅れ期間に関する学習データを算出するとともに、当該学習領域の学習データとして前記学習マップに記憶する学習部と、
    前記学習データに基づき、当該学習領域での運転時における前記点火プラグまたは前記燃料噴射弁の制御量を設定する制御部と、
    を備える、内燃機関の制御装置。
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