JP2019014522A - 真空チャンバー - Google Patents

真空チャンバー Download PDF

Info

Publication number
JP2019014522A
JP2019014522A JP2017133968A JP2017133968A JP2019014522A JP 2019014522 A JP2019014522 A JP 2019014522A JP 2017133968 A JP2017133968 A JP 2017133968A JP 2017133968 A JP2017133968 A JP 2017133968A JP 2019014522 A JP2019014522 A JP 2019014522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
hole
film
box body
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017133968A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6736165B2 (ja
Inventor
敏之 池田
Toshiyuki Ikeda
敏之 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omori Machinery Co Ltd
Original Assignee
Omori Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omori Machinery Co Ltd filed Critical Omori Machinery Co Ltd
Priority to JP2017133968A priority Critical patent/JP6736165B2/ja
Publication of JP2019014522A publication Critical patent/JP2019014522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6736165B2 publication Critical patent/JP6736165B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)
  • Vacuum Packaging (AREA)

Abstract

【課題】清掃準備・清掃作業が簡単に行える真空チャンバーを提供すること。
【解決手段】下側ボックス31は、下側フィルムに形成された収納凹部が挿入される凹所35を備えたボックス本体33と、ボックス本体の下方の前後両角部に着脱可能な状態で装着される第一ブロック40と、第二ブロック41を有する。ボックス本体は、凹所の周壁36内に上下に延びる複数の第一縦孔部43と、第一縦孔部の下端に接続され、両端がボックス本体の前後端に開口する第一貫通孔と、凹所に開口し上下に延びる第二縦孔部44と、第二縦孔部の下端に接続され、後端に開口する第一横孔部を備える。第一ブロックと第二ブロックは、ボックス本体の前端と後端に取り付けているので、簡単に着脱が行える。両二ブロックを取り外した状態では第一貫通孔の両端が開口し、一方から洗浄液を供給して簡単に洗浄できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、真空チャンバーに関するものである。
各種の包装形態の一つとして、深絞り型包装体がある。深絞り型包装体は、被包装物を収納する収納凹部を有する容器本体と、その収納凹部内に被包装物を収納した状態でその容器本体の開口部を閉塞する蓋部材とを備えた構成を採る。係る構成の深絞り型包装体を製造する深絞り包装機は、以下のような構成をとる。
原反フィルムから連続して引き出された容器本体を形成するための下側フィルムを、水平方向に搬送する。この水平方向に搬送するフィルム搬送装置は、例えば下側フィルムの両端縁を搬送方向に延びるエンドレスチェーンに取り付けた爪部材により把持・クランプする構成をとる。エンドレスチェーンの回転に伴い爪部材も所定の軌跡で公転移動し、爪部にクランプされた下側フィルムを搬送する。
この下側フィルムの搬送途中に配置した成型装置にて、下側フィルムを真空吸引し、下側フィルムの所定位置に下側に突出する収納凹部を成型する。そして、成型装置の下流側の所定位置にて、収納凹部内に被包装物を自動或いは手動にて供給する。
一方、下側フィルムの搬送ラインの上方には、別の原反フィルムが設置されており、この原反フィルムから連続して蓋部材を形成するための上側フィルムが引き出され、その引き出された上側フィルムは、上記被包装物の供給地点の下流側所定位置にて下側フィルムの上に重ね合わす。
さらにこの両フィルムの重合地点の下流側には、真空チャンバーが配置され、この真空チャンバーにて下側フィルムに形成される収納凹部内の空気を吸引除去するとともに上側フィルムと下側フィルムの接触部位をシールする。これにより、被包装物が収納凹部内にて密封される。その後、真空チャンバーの下流側に配置されたカッター装置にて、両フィルムのシール部位をカットすることにより、個々の深絞り型包装体ごとに分離製造するようにしている。この種の深絞り包装機は、特許文献1等に開示されている。
上述した真空チャンバーは、下側フィルムと上側フィルムを挟んで上下に対向配置される下側ボックスと上側ボックスとを備え、両ボックスは、フィルムの搬送タイミングに合わせて昇降移動する。下側ボックスは、下側フィルムに形成された収納凹部が挿入される凹部を備えたボックス本体を備え、そのボックス本体の下側にシート状のパッキンを介してプレートを連結する。ボックス本体の下面並びにプレートの上面には、それぞれ所定のレイアウトの凹溝が形成され、当該凹溝の開放側に配置されるパッキンにより、凹溝の開放側は閉じられ、真空引きのための排気経路を構成する。さらに、ボックス本体の所定位置には、ボックス本体の凹部の底面や凹部を区画するための周壁の上面と、ボックス本体に形成した凹溝を繋ぐ連通孔が形成され、また、ボックス本体の凹溝の形成領域と、プレートの凹溝形成領域が重なるパッキンの所定位置には、両凹溝を繋ぐ孔部が形成される。さらに、プレートの下面所定位置には、凹溝に開口する開口部が形成され、その開口部に取り付けられたノズルから配管を経由して外部に配置される真空ポンプに繋がるように構成される。
上述した構成の真空チャンバーは、チャンバー本体に形成した排気経路を構成する凹溝と、プレートに形成した排気経路を構成する凹溝を分離するために両者の間にパッキンを介在させた状態で、プレートとチャンバー本体とを多数のボルトで締結し、チャンバー本体、パッキン、プレートの三層構造に形成する。多数のボルトを用いることで、パッキンの両面は、それぞれチャンバー本体とプレートに対して全面にわたり密着し、排気経路を形成する。
また真空ポンプが稼働すると、ボックス本体の凹部の底面に開口する貫通孔に繋がる凹溝による排気経路を介して下側フィルムの収納凹部の外面が吸引されて凹部の内周面に吸着され、周壁の上面に開口する貫通孔に繋がる凹溝による排気経路を介して収納凹部と上側フィルムとで囲まれる空間の空気が吸引される。そして、周壁の上面に開口する貫通孔内には、スプリング並びにそのスプリングの弾性復元力により上方に突出するノズルを設け、当該ノズルが上側フィルムを押し上げることで、収納凹部内の空気の吸引経路を構成する。
特開2014−114036
例えば、使用に伴い、収納凹部に収納される製品のカスその他の異物が排気経路内に溜まることがあり、係る場合、排気経路の清掃を行う必要がある。当該清掃処理は、下側ボックスを真空チャンバー・包装機から取り外し、多数のボルトを取り外してチャンバー本体とプレートを分離し、排気経路を構成する凹溝を開放した状態で行う。そして、凹溝内の清掃が終わったら、再び、チャンバー本体とプレートの間にパッキンを介在させた積層状態にし、多数のボルトを締結して下側ボックスを再構成する。そして、係る再構成した下側ボックスを真空チャンバーに組み込む作業が必要となる。このように多数のボルトの着脱が煩雑であり、さらに、ボックス本体並びにプレートは金属で形成されて重量があるので、下側ボックス自体の真空チャンバーからの着脱作業も煩雑となる。
さらに、ボックス本体の周壁の貫通孔内にはノズルを押し上げるためのスプリング(コイルスプリング)が実装されているため、そのスプリングの部分に異物が入り込み、清掃がしにくいという問題も生じる。
上述した課題を解決するために、本発明の真空チャンバーは、(1)重ね合わされた下側フィルムと上側フィルムを挟んだ状態で対向配置される下側ボックスと上側ボックスを備えた深絞り包装機に用いられる真空チャンバーであって、前記下側ボックスは、前記下側フィルムに形成された収納凹部が挿入される凹所を備えたボックス本体と、そのボックス本体のフィルム搬送方向の前端に着脱可能な状態で装着される第一ブロックと、そのボックス本体のフィルム搬送方向の後端に着脱可能な状態で装着される第二ブロックを有し、前記ボックス本体は、前記凹所の周囲の周壁内に上下に延びるように配置される複数の第一縦孔部と、その第一縦孔部の下端に接続され、両端が前記ボックス本体の前記前端及び前記後端に開口する貫通孔と、前記凹所に開口し上下に延びるように配置される第二縦孔部と、その第二縦孔部の下端に接続され、前記前端または前記後端の少なくとも一方に開口する横孔部とを備え、前記第一ブロックと前記第二ブロックは、それぞれ配管部を有し、前記第一ブロックと前記第二ブロックを装着した状態では、前記第一ブロックの配管部は、前記貫通孔と前記横孔部のいずれか一方とのみ繋がり、前記第一ブロックの配管部と繋がらない前記貫通孔或いは前記横孔部は前記第二ブロックの配管部と繋がるように構成し、前記第一ブロックと前記第二ブロックを取り外した状態では前記貫通孔の両端が開口するようにした。
第一ブロックと第二ブロックは、ボックス本体の前端と後端に取り付けているので、簡単に着脱が行える。そして第一ブロックと第二ブロックを取り外すと、貫通孔の両端が開口する。よって、当該貫通孔の一方から例えば水その他の洗浄液を注入すると、貫通孔内に存在するゴミ・異物は簡単に洗い流され、外部に廃棄される。また、第一縦孔部内に異物が留まっている場合、第一縦孔部は上下に延びるように配置されるとともに、その下端は貫通孔に繋がっているので、第一縦孔部の上方の開口から洗浄液を流し込むことで、貫通孔内に落とし込み、その後、貫通孔に沿って外部に廃棄可能となる。よって、簡単に清掃できるので好ましい。第一ブロックと第二ブロックは、ボックス本体を包装機に取り付けた状態のまま着脱できるようにすると、より好ましい。
(2)前記貫通孔は、直線状に形成されるようにするとよい。このようにすると、貫通孔内に溜まった異物を簡単に排除できるので良い。
(3)前記第一ブロックと、前記第二ブロックは、直方体状の外形を有し、前記ボックス本体は、前記フィルム搬送方向の前端面の下方角部に第一切欠部を有し、前記フィルム搬送方向の後端面の下方角部に第二切欠部を有し、前記第一ブロックは前記第一切欠部内に装着され、前記第二ブロックは前記第二切欠部内に装着されるようにするとよい。このようにすると、凹所は、下側ボックスの上面のほぼ全面を利用して配置・形成することができ、また、第一ブロックと第二ブロックを各切欠部内に収納することで下側ボックスの全体の形状もコンパクトに抑えることができるので良い。
(4)前記第一縦孔部内には、吸引用のノズルを設けないようにするとよい。このようにノズルレスタイプとするとで、第一縦孔部内の清掃が良い効率よく簡易かつ綺麗に行うことができるので良い。
(5)前記第一ブロックの配管部と、前記第二ブロックの配管部のそれぞれに対し、大気開放用の空気を供給する通路を接続し、吸引が行われていない状態で前記大気開放用の空気を供給可能とするとよい。このようにすると、シール後に迅速に大気開放することができ、高速処理に対応できるので良い。
本発明によれば、清掃の準備のために第一ブロックと第二ブロックを取り外す作業は、従来に比べて簡単であり、取り外した後は貫通孔の両端が開放状態になるので簡単に洗い流すことができ、清掃が容易に行える。
本発明に係る深絞り包装機の好適な一実施形態を示す正面図である。 真空チャンバーを示す斜視図である。 (a)は下側ボックスを構成するボックス本体の平面図であり、(b)はその左側面図であり、(c)はその右側面図である。 (a)はその底面図であり、(b)は(a)にかけるC−C断面でである。 (a)は図3(a)におけるB−B断面図であり、(b)は図3(a)におけるA−A断面である。 (a)は第一ブロック40の底面図であり、(b)はその右側面図であり、(c)はその左側面図であり、(d)はD−D線断面図である。 (a)は第二ブロック41の底面図であり、(b)はその右側面図であり、(c)はその左側面図であり、(d)はE−E線断面図であり、(d)はF−F線断面図である。 変形例を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。なお、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1,図2は、本発明に係る深絞り包装機の好適な一実施形態を示している。本実施形態の深絞り包装機は、上流側に配置される下側フィルム供給装置10と、下側フィルム供給装置10から供給される下側フィルム12を水平方向に搬送するフィルム搬送装置13と、フィルム搬送装置13の搬送途中の上流側に配置した成型装置14と、その成型装置14の下流側に配置する被包装物供給部(図示省略)と、フィルム搬送装置13の上方所定位置に配置される上側フィルム供給装置15と、その上側フィルム供給装置15から供給される上側フィルム16が下側フィルム12の上に被せる被覆点より下流側に順に配置される真空チャンバー17、横カッター装置18、縦カッター装置19等を備える。
下側フィルム供給装置10は、帯状の下側フィルム12をロール状に巻き取った原反ロール20を支持する回転支持軸21と、その回転支持軸21と一体に回転する原反ロール20から引き出される下側フィルム12を所定の軌跡で繰り出してフィルム搬送装置13に供給する機構を備える。
フィルム搬送装置13は、下側フィルム12の両側縁の外側に配置された左右一対のエンドレスチェーン13aと、そのエンドレスチェーン13aに取り付けられた多数の爪部材13bとを備え、その爪部材13bにて下側フィルム12の長手方向の両側縁を掴んだ状態で間欠的に搬送する。
このフィルム搬送装置13の搬送途中の上流側には、成型装置14が配置される。この成型装置14は、下側フィルム12の所定位置に下側に突出する収納凹部12aを成型する装置である。この成型装置14は、下側フィルムを挟んで上下に配置された上側ボックス14aと下側ボックス14bを有している。そして、下側ボックス14b内に、下側フィルム12に形成する収納凹部12aの外形状に符合する内形状に加工された雌型を配置する。一方、上側ボックス14a内には、熱板が内蔵され、上側ボックス14aと下側ボックス14b間で挟み込まれた下側フィルム12のフィルム部位を加熱軟化させる。そして、係る挟み込んだ状態で、例えば下側ボックス14b内を真空吸引し、下側フィルム12の所定のフィルム部位が雌型の内周面に密着し、その内周面の形状に成型されて収納凹部12aを成型する。本形態では、下側ボックス14bは、横に2個の凹所を備え、一回の成型処理で、下側フィルム12に対して横一列に2個の収納凹部12aを成型するようにしている。
被包装物供給部は、成型装置14で形成された収納凹部12a内に被包装物を供給するエリアであり、例えば、図示省略する被包装物供給装置が配置される。この被包装物供給装置は、収納凹部12a内に被包装物を自動供給するもので、例えば、移し替えロボットから構成し、移し替えロボットのマニピュレータとして吸着手段を備える。そして、その吸着手段により、フィルム搬送装置13の横に待機する被包装物群から、所定の被包装物を吸着保持するとともに所定軌跡で移動し、被包装物を収納凹部12a内に供給する。なお、被包装物供給装置に替えて、人手による供給としても良い。さらに本実施形態では、被包装物は、例えば鮭その他の魚の切り身・半身などである。
上側フィルム供給装置15は、帯状の上側フィルム16をロール状に巻き取った原反ロール22を支持する回転支持軸23と、その回転支持軸23と一体に回転する原反ロール22から引き出される上側フィルム16を所定の軌跡で繰り出してフィルム搬送装置13で搬送される下側フィルム12上に重ね合わせるように供給するための複数のローラ24等を備える。図示省略するが、例えば、上側フィルム16の移動軌跡の途中に、印字装置が配置される。印字装置は上側フィルム16の所定位置に、被包装物の製造年月日や賞味期限などを印字するものである。
真空チャンバー17は、下側フィルム12と上側フィルム16の所定位置、つまり、収納凹部12aの周囲の両フィルム12,16の接触部位を上下から挟み込むとともに加熱して熱シールする。これにより、被包装物が収納凹部12a内に密封される。さらにこの真空チャンバー17は、収納凹部12a内の空気を吸引除去する機能を備え、両フィルム12,16を熱シールする前に収納凹部12a内の空気を吸引除去することで、被包装物が収納凹部12a内にて真空状態で密封する。この真空チャンバー17の具体的な構成は後述する。
横カッター装置18は、フィルムを挟んで上下に配置されるカッター刃18aと、受け板18bと、を備える。それらカッター刃18a,受け板18bはそれぞれに連係させたエアシリンダ18cによりタイミングを合わせて昇降移動するように構成される。この横カッター装置18は、押し切りカッターであり、カッター刃18aの刃部の形状に沿って下側,上側フィルム12,16が切断される。そして、カッター刃は、下側,上側フィルムを横方向(搬送方向に対して直交する方向)に切断するための直線状の刃部を備え、また、最終的な包装体における角に丸みを形成するためのRカット用の刃部を備えるようにしてもよい。
縦カッター装置19は、フィルムの搬送方向に対して直交する方向に回転軸を有する上下一対の円盤型のカッター19aを複数組備え、上下のカッター19aにて下側,上側フィルム12,16を挟み込むことで搬送方向に対して平行にカットする。縦カッター装置19を通過すると、収納凹部12aの周囲が縦横に切断されて、個々の包装体が製造される。また下側,上側フィルム12,16の左右両側縁は、縦カッター装置19にてカットされて分離される。そして、その分離された両側縁は、巻き取りローラ27に巻き取られるようにしている。
真空チャンバー17は、下側,上側フィルム12,16を挟んで上下に対向配置される下側ボックス31と上側ボックス32とを備え、下側ボックス31は、フィルムの搬送タイミングに合わせて昇降移動する。下側ボックス31は、上部開放した箱状のボックス本体33を備える。ボックス本体33は、成型装置14の下側ボックス14bと同様にその上面側にフィルムの搬送方向に対して直交する左右方向に2個の凹所35を備える。凹所35は、シール処理工程の際に、成型装置14で形成された下側フィルム12の収納凹部12aが挿入配置される。さらにボックス本体33の上面、すなわち、凹所35の周囲に配置される周壁36の上面には、受けゴム37を貼着する。
一方、上側ボックス32は、図示省略するが上側ボックス本体32aの下面側に凹所を有し、その凹所内に昇降可能に配置される加熱板を備える。加熱板の昇降は、例えば、シンダー等の駆動手段により上側ボックス本体32aに対して相対的に昇降する。
そして、下側ボックス31を上昇させて上側ボックス本体32aに近接させ、収納凹部12a内の空気を吸引除去したのちに加熱板を下降させることで下側,上側フィルム12,16を上下から挟み込む。より具体的には、加熱板の下面と、それに対向するボックス本体33の上面に設けた受けゴム37との間でフィルムを挟み込む。なお、上側ボックス32は、昇降する構成をとるのも良い。
加熱板は、例えばアルミ等の熱伝導性の良好な材料から構成され、内蔵するヒータにより所定の温度に加熱される。そして、上述したように上側ボックス32と下側ボックス31との間で下側,上側フィルム12,16を挟んだ状態では、下降した加熱板がフィルムに接触して当該フィルムを加熱する。特に、受けゴム37との間で挟み込んだフィルム部位は加熱・加圧されるため、下側,上側フィルム12,16の当該フィルム部位が熱シールされる。
下側ボックス31は、上面側に凹所35を備えるボックス本体33と、そのボックス本体33の下方の前後両端角部に装着した第一ブロック40,第二ブロック41を備える。具体的には、ボックス本体33の下面のフィルムの搬送方向に沿って前後両端の角部に、それぞれ第一切欠部38と第二切欠部39を設ける。第一切欠部38と第二切欠部39は、共に搬送方向に対して直交する横方向に横断するように全長に渡り矩形状に切り取られた形状となる。第一切欠部38の空間内に第一ブロック40を着脱自在に装着し、第二切欠部39の空間内に第二ブロック41を着脱自在に装着する。第一ブロック40と第二ブロック41は、共に略直方体状の外形となり、それら第一ブロック40と第二ブロック41をボックス本体33に装着した状態では、下側ボックス31の外形状は、略矩形状となる。
そして下側ボックス31は、下側フィルム12の収納凹部12a内を真空にするために脱気処理を行うための第一排気経路と、下側ボックス31の凹所35内の空気を脱気処理するための第二排気経路等を備える。具体的には、以下の通りである。
上述したごとくボックス本体33の上面は、フィルム搬送方向に沿う方向に長辺が配置される長方形状であり、中央から左右に二分割されて2つの凹所35を備える。そしてその凹所35の周囲の周壁36のうち、ボックス本体33の左右の長辺に位置する周壁36には、上下方向に延びる第一縦孔部43を複数備える。図示省略するが、各第一縦孔部43内には、スプリングの弾性復元力を利用してボックス本体33の上面よりも上方に突出可能とする吸引ノズルを備える。突出した状態の吸引ノズルが、下側フィルム12に形成した開口部内を通過し、上側フィルム16を押し上げて下側フィルム12と上側フィルム16の間に進入し、両フィルム間の空気、すなわち、収納凹部12a内の空気の吸い込み口となる。
各周壁36にそれぞれ設けた複数の第一縦孔部43は、同一直線上に配置される。第一縦孔部43の上端は、周壁36の上面に開口し、第一縦孔部43の下端は、周壁36内の所定位置にあり、ボックス本体33の下面には開口していない。さらにボックス本体33の左右両側縁付近には、搬送方向に沿って平行な方向に延びる第一貫通孔46を備える。第一貫通孔46の両端は、それぞれ第一切欠部38と第二切欠部39の垂直面に開口する。さらに、第一縦孔部43の下端は、第一貫通孔46に開口し、連通する。これにより、ボックス本体33の周壁36の上面に設けた第一縦孔部43の開口と、第一貫通孔46の両端の開口は、それら第一縦孔部43と第一貫通孔46を経由して空間的につながる。
またボックス本体33には、その凹所35の底面に開口し、上下方向に延びる第二縦孔部44を備える。本形態では、第二縦孔部44は、各凹所35に1個ずつ配置する。各第二縦孔部44は、搬送方向に沿って後側の第二切欠部39に近い位置に形成する。第二縦孔部44の下端は、ボックス本体33の下面には開口していない。一方、ボックス本体33の内部の下方所定位置には、搬送方向に沿って平行な方向に延びる第一横孔部47を備える。その第一横孔部47の一端は第二切欠部39の垂直面に開口し、他端は第二縦孔部44の下端に繋がるように形成する。これにより、ボックス本体33の凹所35に設けた第二縦孔部44の開口と、第一横孔部47の一端の開口は、それら第二縦孔部44と第一横孔部47を経由して空間的につながる。さらに本形態では、凹所35の底面に、所定パターンで形成される凹溝45を備え、第二縦孔部44の開口は、その凹溝45内に配置する。所定パターンは、搬送方向に沿って平行な部位と、搬送方向に対して直交する方向に延びる部位を有し、両部位は、交差するレイアウトをとり、各部位のどの位置も第二縦孔部44の開口に繋がるようにしている。
第一ブロック40は、中心を長手方向に延びるように第三貫通孔50を備える。この第三貫通孔50の両端は、第一ブロック40の長手方向の両側面40aに開口するが、その開口部位に蓋部材51を装着して閉塞する。さらに第一ブロック40は、第三貫通孔50と繋がる複数の配管部を備える。その複数の配管部は、第三貫通孔50と直交するとともに、水平方向に延び、ボックス本体33の第一切欠部38の垂直面に対向する面40bに開口する第一配管部52と、垂直方向に延び、第一切欠部38に対向しない面40c(下側ボックス31の底面)に開口する第二配管部53を備える。第一ブロック40を第一切欠部38に装着した状態では、第一配管部52は、第一貫通孔46に対向して連通する。そして、第一排気経路は、第一縦孔部43、第一貫通孔46、第一配管部52、第三貫通孔50並びに第二配管部53を備えて構成される。
同様に第二ブロック41は、中心を長手方向に延びるように第四貫通孔55を備える。この第四貫通孔55の両端は、第二ブロック41の長手方向の両側面41aに開口するが、その開口部位に蓋部材56を装着して閉塞する。さらに第二ブロック41は、第四貫通孔55と繋がる複数の配管部を備える。その複数の配管部は、第四貫通孔55と直交するとともに、水平方向に延び、ボックス本体33の第二切欠部39の垂直面に対向する面41bに開口する第三配管部57と、垂直方向に延び、第二切欠部39に対向しない面41d(下側ボックス31の底面)に開口する第四配管部58を備える。第二ブロック41を第二切欠部39に装着した状態では、第四配管部58は、第一横孔部47に対向して連通し、第一貫通孔46の開口部は第二ブロック41の面41bに対向し閉塞される。そして、第二排気経路は、第二縦孔部44、第一横孔部47、第三配管部57、第四貫通孔55並びに第四配管部58を備えて構成される。
第二配管部53並びに第四配管部58は、それぞれ図示省略する外部配管等を介して真空ポンプに接続される。外部配管の途中には開閉バルブ等を備え、真空ポンプを動作させるとともに開閉バルブを開くと、第一排気経路を介して、上側フィルム16と下側フィルム12の間の空気、すなわち、収納凹部12a内の空気が吸引除去され、第二排気経路を介して凹所35内の空気を吸引除去し、下側フィルム12と凹所35で囲まれる空間を脱気する。
さらに図示省略するが、本実施形態では上側ボックス32側にも当該上側ボックス32内の空気を脱気処理するための排気経路を備え、その排気経路を外部の真空ポンプに接続する。そして、上記の下側ボックス31側で吸引処理するタイミングに合わせて上側ボックス32側も吸引処理し、上側フィルム16と上側ボックスの凹所で囲まれる空間を脱気する。
これにより、下側フィルム12の収納凹部12a内の空気が除去され、被包装物・収納凹部12aが潰れること無く下側フィルム12の収納凹部12a並びに上側フィルム16が被包装物の表面に密着する。この状態で、加熱板を下降して下側フィルム12と上側フィルム16の所定部位をシールし、密封する。この密封シールした後に、真空チャンバー17内を大気開放し、下側ボックス31が下降移動して収納凹部12aよりも下方に位置させ、次の真空処理のために待機する。
ここで本形態では、下側ボックス31に大気開放用経路を備え、真空引きを停止したら、大気開放用経路を介して空気を送り、積極的に大気開放するようにしている。すなわち、従来の真空チャンバーは、本実施形態のように大気開放用経路は特に設けず、真空引きを終了したら自然に大気開放するようにした。本実施形態では、被包装物が例えば鮭の切り身のように比較的大きいために凹所35の寸法形状が比較的大きくなるとともに、高速化対応のために1回の処理にかけられる時間が短いことも相俟って、真空引きを停止して自然の大気開放では間に合わないおそれがある。そこで、大気開放用経路に例えば空気を噴射するポンプを接続し、適宜のタイミングで当該ポンプから圧縮空気等を噴射すると、大気開放用経路を経由して下側ボックス31内に空気が送り込まれ、瞬時に大気開放できるようにした。
この大気開放用経路は、第一搬送経路と第二排気経路のそれぞれに接続するように設け、周壁36の上面に設けた第一縦孔部43の開口と、凹所35に設けた第二縦孔部44の開口のいずれからも空気を噴射し、大気開放を促すようにしている。具体的には、第一搬送経路に繋がる大気開放経路は、第一ブロック40の第三貫通孔50に接続し、第一配管部52と同様に水平方向に延びてボックス本体33の第一切欠部38の垂直面に対向する面に開口する第五配管部60を備える。一方、ボックス本体33側には、第一ブロック40を装着した状態で第五配管部60に対向する位置に開口する第二横孔部61を設け、その第二横孔部61の奥側に連通し、下方に向けて延びる第三縦孔部62を設ける。第三縦孔部62の先端は、ボックス本体33の下面に開口する。この第三縦孔部62の開口部に、圧縮空気を噴射するポンプの配管を連結する。すると、当該ポンプから噴射された空気は、第三縦孔部62から第二横孔部61を介して第三貫通孔50に至り、第一排気経路を逆流して第一縦孔部43の開口から噴射される。
また第二搬送経路に繋がる大気開放経路は、第二ブロック41の第四貫通孔55に接続し、第三配管部57と同様に水平方向に延びてボックス本体33の第二切欠部39の垂直面に対向する面に開口する第六配管部65を備える。一方、ボックス本体33側には、第二ブロック41を装着した状態で第六配管部65に対向する位置に開口する第三横孔部66を設け、その第三横孔部66の奥側に連通し、下方に向けて延びる第四縦孔部67を設ける。第四縦孔部67の先端は、ボックス本体33の下面に開口する。この第四縦孔部67の開口部に、圧縮空気を噴射するポンプの配管を連結する。すると、当該ポンプから噴射された空気は、第四縦孔部67から第三横孔部66を介して第四貫通孔55に至り、第二排気経路を逆流して第二縦孔部44の開口から噴射される。
ところで、真空チャンバー17は、定期的・不定期的に清掃が必要となる。特に、本形態のように被包装物が鮭その他の魚の切り身・半身であるため、第一排気経路からの吸引により、塩分と鱗等の製品のカスが第一排気経路にたまることがあり、清掃するサイクルは短くなる傾向にある。本実施形態では、係る清掃を行う場合、以下のようにする。
まず、上述したように、第一ブロック40と第二ブロック41は、ボックス本体33に対して着脱自在に固定されている。第一ブロック40のボックス本体33への固定は、ボルトを用いて行う。すなわち、第一ブロック40には、ボルト(図示省略)を通すためのフィルムの搬送方向に沿って平行な孔部69を備える。第一ブロック40の第一切欠部38と対向しない表面の所定位置には、切欠凹部70を形成する。孔部69は、切欠凹部70の奥面に開口し、切欠凹部70の幅はボルトの頭部よりも大きくする。ボルトを孔部69内に挿入し、ボルトの先端に形成した雄ねじ部74と、ボックス本体33に形成した雌ねじ部を噛み合わせて締結することで、第一ブロック40をボックス本体33に固定する。ボルトを取り外すことで、第一ブロック40は、ボックス本体33から離脱する。
同様に、第二ブロック41のボックス本体33への固定は、ボルトを用いて行う。すなわち、第二ブロック41には、ボルト(図示省略)を通すためのフィルムの搬送方向に沿って平行な孔部72を備える。第二ブロック41の第二切欠部39と対向しない表面の所定位置には、切欠凹部73を形成する。孔部72は、切欠凹部73の奥面に開口し、切欠凹部73の幅はボルトの頭部よりも大きくする。ボルトを孔部72内に挿入し、ボルトの先端に形成した雄ねじ部と、ボックス本体33に形成した雌ねじ部75を噛み合わせて締結することで、第二ブロック41をボックス本体33に固定する。ボルトを取り外すことで、第二ブロック41は、ボックス本体33から離脱する。
そこで清掃に先立ち、各ボルト,71を取り外し、第一ブロック40と第二ブロック41をそれぞれボックス本体33から離脱させる。すると、第一貫通孔46の両端が開放した状態となる。そして、第一貫通孔46は直線状であるので、例えば、一方の開口から洗浄水を流し込むと、第一貫通孔46内にたまった製品のカス等の異物は洗浄水と共に流れ、他方の開口から排出することができ、簡単に掃除することができる。また、例えば第一縦孔部43内に製品のカス等の異物が留まったとしても、上方から洗浄水を流し込むことで、簡単に第一貫通孔46内に落とし込むことができる。そして、係る第一貫通孔46内の異物は、当該第一貫通孔46内を簡単に洗浄して除去できる。
また、本実施形態では、第一横孔部47は、第二切欠部39側にのみ開口した状態であるが、第二縦孔部44を第二切欠部39の近くに配置し、第一横孔部47の奥行きが短いため、第一横孔部47の開口側から洗浄液を吹き付けることで簡単に洗浄ができる。さらに、第一横孔部47は、凹所35に繋がるものであり、被包装物の塩分と鱗等の製品のカスが進入しないため、そもそも第一貫通孔46に比べて洗浄の必要性も低い。なお、この第一横孔部47も第一貫通孔46と同様に両端を開口させるようにしても良い。
また、各ボルト,71は、それぞれ6本ずつ用いて第一ブロック40,第二ブロック41を固定するので、従前のボックス本体の下面側にプレートを固定する構造にものに比べて本数は少なく、しかも、ボルト,71は、ボックス本体33を包装機に設置した状態のまま緩めたり、締めたりすることができるので、第一ブロック40と第二ブロック41の解除・固定作業が簡易となるので良い。
さらに、上記の洗浄は、ボックス本体33を包装機にセットした状態のまま行えるので、従来のように非常に重いボックス本体33を取り外したり、再セットしたりする作業も不要となるので、より好ましい。
また、第一ブロック40や第二ブロック41内の経路に各種の異物が留まっている場合には、当該ブロックはボックス本体33に比べると小さく、軽量であるため、取り外した状態で適宜に向きを変えるなどして水洗い等することで除去できる。そして、清掃が終了後は、第一ブロック40と第二ブロック41を、それぞれ第一切欠部38と第二切欠部39にセットした状態でボルトを用いて締結・固定する。
さらに本実施形態では、第一ブロック40と第二ブロック41の所定部位、すなわち、ボックス本体33の第一切欠部38,第二切欠部39の垂直面に配置した第一貫通孔46並びに各横孔部の開口に対向する部位には、開口の内径と同等か一回り大きい内径を有する環状のパッキン81を設けている。このパッキン81を設けることで、接続面における空気漏れを阻止し、各ブロックの配管と繋がる部分では、脱気処理や大気開放用の空気の流入を確実に行えるとともに、第一貫通孔46の第二ブロック41側の開口は、確実に閉塞することができるようにしている。
上述した実施形態では、第一貫通孔46は、搬送方向に沿って水平に形成したが、本発明はこれに限ることは無く、水平方向や垂直方向に傾斜させても良く、さらには必ずしも直線で無くても良い。第一貫通孔46の両端を開口することで、例えば一方から洗浄水を流し込むと、必ずしも直線で無くても異物を排出することができる。また、垂直方向に傾斜を設けると、高い方の開口から洗浄水を流し込むことでより効果的に洗浄できるので良い。
上述した実施形態では、第一縦孔部43内に吸引ノズルを実装したが、本発明はこれに限ることは無く、吸引ノズルを設けないようにしても良い。例えば、図8に示すように、第一縦孔部43を設ける周壁36の上面に、凹溝80を設け、第一縦孔部43の開口は、凹溝80の奥面に配置する。下側フィルム12の所定位置には、環状のスリット等が形成されており、第一縦孔部43からの吸引が行われると、環状のスリット等で囲まれるフィルム部分12bが吸い込まれて開口し、その開口した部位から収納凹部12a内の空気が吸引除去される。
実施形態のように吸引ノズルを設けた場合、当該吸引ノズルを上方に付勢するスプリングが実装されることになる。このスプリングの部分にゴミがたまると掃除がしにくくなるが、本形態のようにノズルレスにすることで、ゴミが溜まりにくく、また溜まっても簡単に流して洗浄することができるので良い。
上述した実施形態では、強制的に大気開放する機能を備えたが、本発明はこれに限ることは無く、当該機能を設けない構成としても良い。特に、凹所の寸法形状が比較的小さかったり、処理速度に高速性が要求されなかったりするような場合には、当該機能を設けずに簡単な構成とすると良い。
また、本発明は清掃の容易さを主な解決課題としたため、下側ボックスは、ボックス本体と、その前後に装着した第一ブロック40と第二ブロック41を備え、第一ブロック40と第二ブロック41を取り外した状態では、ボックス本体に設けた貫通孔の両端が開放するようにした。一方、高速性に対応することなどを主な解決課題とした発明において、強制的に大気開放する機能を備える真空チャンバーとした場合、上述した実施形態に限ることは無く、例えば従来の下側ボックスの構成を前提とするなど各種の構成に適用できる。
以上、本発明の様々な側面を実施形態並びに変形例を用いて説明してきたが、これらの実施形態や説明は、本発明の範囲を制限する目的でなされたものではなく、本発明の理解に資するために提供されたものであることを付言しておく。本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や製法に限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求する可能性があることを、念のために申し述べる。
12 下側フィルム
12a 収納凹部
16 上側フィルム
17 真空チャンバー
31 下側ボックス
32 上側ボックス
33 ボックス本体
35 凹所
36 周壁
38 第一切欠部
39 第二切欠部
40 第一ブロック
41 第二ブロック
43 第一縦孔部
44 第二縦孔部
46 第一貫通孔
47 第一横孔部
50 第三貫通孔(配管部)
52 第一配管部(配管部)
53 第二配管部(配管部)
55 第四貫通孔(配管部)
57 第三配管部(配管部)
58 第四配管部(配管部)
60 第五配管部(大気開放用の通路)
61 第二横孔部(大気開放用の通路)
62 第三縦孔部(大気開放用の通路)
65 第六配管部(大気開放用の通路)
66 第三横孔部(大気開放用の通路)
67 第四縦孔部(大気開放用の通路)

Claims (5)

  1. 重ね合わされた下側フィルムと上側フィルムを挟んだ状態で対向配置される下側ボックスと上側ボックスを備えた深絞り包装機に用いられる真空チャンバーであって、
    前記下側ボックスは、前記下側フィルムに形成された収納凹部が挿入される凹所を備えたボックス本体と、そのボックス本体のフィルム搬送方向の前端に着脱可能な状態で装着される第一ブロックと、そのボックス本体のフィルム搬送方向の後端に着脱可能な状態で装着される第二ブロックを有し、
    前記ボックス本体は、前記凹所の周囲の周壁内に上下に延びるように配置される複数の第一縦孔部と、その第一縦孔部の下端に接続され、両端が前記ボックス本体の前記前端及び前記後端に開口する貫通孔と、前記凹所に開口し上下に延びるように配置される第二縦孔部と、その第二縦孔部の下端に接続され、前記前端または前記後端の少なくとも一方に開口する横孔部とを備え、
    前記第一ブロックと前記第二ブロックは、それぞれ配管部を有し、
    前記第一ブロックと前記第二ブロックを装着した状態では、前記第一ブロックの配管部は、前記貫通孔と前記横孔部のいずれか一方とのみ繋がり、前記第一ブロックの配管部と繋がらない前記貫通孔或いは前記横孔部は前記第二ブロックの配管部と繋がるように構成し、
    前記第一ブロックと前記第二ブロックを取り外した状態では前記貫通孔の両端が開口することを特徴とする真空チャンバー。
  2. 前記貫通孔は、直線状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の真空チャンバー。
  3. 前記第一ブロックと、前記第二ブロックは、直方体状の外形を有し、
    前記ボックス本体は、前記フィルム搬送方向の前端面の下方角部に第一切欠部を有し、前記フィルム搬送方向の後端面の下方角部に第二切欠部を有し、
    前記第一ブロックは前記第一切欠部内に装着され、
    前記第二ブロックは前記第二切欠部内に装着されるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の真空チャンバー。
  4. 前記第一縦孔部内には、吸引用のノズルを設けないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の真空チャンバー。
  5. 前記第一ブロックの配管部と、前記第二ブロックの配管部のそれぞれに対し、大気開放用の空気を供給する通路を接続し、吸引が行われていない状態で前記大気開放用の空気を供給可能にしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の真空チャンバー。
JP2017133968A 2017-07-07 2017-07-07 真空チャンバー Active JP6736165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133968A JP6736165B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 真空チャンバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017133968A JP6736165B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 真空チャンバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019014522A true JP2019014522A (ja) 2019-01-31
JP6736165B2 JP6736165B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=65356924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017133968A Active JP6736165B2 (ja) 2017-07-07 2017-07-07 真空チャンバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6736165B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6736165B2 (ja) 2020-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009536133A (ja) 梱包機、具体的には、深絞り装置を含む梱包機
US9567124B2 (en) Tool changing device for a work station of a thermoforming packaging machine
JP2009536133A5 (ja)
KR102054956B1 (ko) 파우치형 패키지를 충전하는 장치 및 방법
JP3608815B2 (ja) 液体容器搬送処理装置
JP6912807B2 (ja) 真空チャンバー
JP6736165B2 (ja) 真空チャンバー
JP6125419B2 (ja) 一方の袋面に被包装物を収容する凹部を有する袋の製造方法及び装置
JP6319787B2 (ja) ガス置換包装装置
JP6850480B2 (ja) 深絞り包装機用シール装置
KR20120056370A (ko) 지퍼백제조장치 및 제조방법 그리고 공기배출영역이 형성된 지퍼백
EP3663214B1 (en) A film feeding system for a conveyor of a packaging machine, a conveyor and a packaging machine equipped with such a system
CN210761687U (zh) 一种玻璃瓶热塑包自动拆包机
KR101425417B1 (ko) 다분할 포장팩의 연속 포장장치 및 포장방법
JPH0958613A (ja) 加工食品の真空包装方法及びその装置
JP7056898B2 (ja) 深絞り包装機
JPS6367229A (ja) カ−トン内部連続洗浄装置
JP6829885B2 (ja) 深絞り包装機用シール装置
JP3549498B2 (ja) 容器入り食品の製造装置及び製造方法
KR102181594B1 (ko) 트리플 실러를 포함하는 포장 장치
JP6202723B2 (ja) 高速トレースキンパック包装機
JP6259248B2 (ja) 深絞り包装機
JP6309238B2 (ja) 深絞り包装機
JP2021155097A (ja) 真空シール機、熱シール方法及び包装体
JP4473777B2 (ja) 米飯の無菌化炊飯装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6736165

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250