JP2019014504A - ラベル印字装置およびラベル - Google Patents

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祥悟 蔦木
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Abstract

【課題】本発明の目的は、ラベルの残量を精度良く取得することができるラベル印字装置、および、当該ラベル印字装置によって商品情報が印字されるラベルを提供することである。【解決手段】ラベル印字装置160は、ラベルLSに商品情報を印字してラベル片LPを生成する装置であって、保持部61と、搬送部63と、印字部62と、センサ65と、取得部82bとを備える。保持部は、ラベルの残量を示す第1マークEM1を有するラベルを保持する。搬送部は、ラベルを搬送する。印字部は、ラベルに商品情報を印字する。センサは、搬送部によって搬送されるラベルの第1マークを検出し検出信号を出力する。取得部は、検出信号に基づいて、ラベルの残量に関するラベル残量情報を取得する。【選択図】図6

Description

本発明は、ラベルに商品情報を印字してラベル片を生成するラベル印字装置、および、当該ラベル印字装置によって商品情報が印字されるラベルに関する。
スーパーマーケット等で販売されている生鮮食品および加工食品等の商品の包装には、商品情報が印字されたラベル片が貼り付けられている。商品情報とは、例えば、商品の名称、値段、原材料および消費期限等である。従来、特許文献1(特開2002−283633号公報)に開示されるように、ラベルロールから繰り出されたラベルに商品情報を印字してラベル片を生成するラベル印字装置が用いられている。
ラベル印字装置は、ラベルロールのラベルの残量が少なくなったことを検知して、ラベル印字装置の使用者に報知する機能を備えていることが好ましい。この機能によって、使用者は、ラベルロールのラベルが無くなる前に新しいラベルロールを用意しておくことができるので、ラベルの発行が滞ってしまうことを防ぐことができる。従来、ラベルロールの径を測定するセンサを用いて、ラベルロールのラベルの残量を検出する方法が知られている。しかし、この方法では、ラベルを繰り出す際にラベルロールが振動すると、センサを用いてラベルロールの径を正確に測定できないため、ラベルの残量を精度良く取得することが難しい。
本発明の目的は、ラベルの残量を精度良く取得することができるラベル印字装置、および、当該ラベル印字装置によって商品情報が印字されるラベルを提供することである。
本発明に係るラベル印字装置は、ラベルに商品情報を印字してラベル片を生成する装置であって、保持部と、搬送部と、印字部と、センサと、取得部とを備える。保持部は、ラベルの残量を示す第1マークを有するラベルを保持する。搬送部は、ラベルを搬送する。印字部は、ラベルに商品情報を印字する。センサは、搬送部によって搬送されるラベルの第1マークを検出し検出信号を出力する。取得部は、検出信号に基づいて、ラベルの残量に関するラベル残量情報を取得する。
このラベル印字装置は、ラベルの残量を取得するためのマークが付されているラベルを用いることで、商品情報の印字のためにラベルが搬送されている間でも、ラベルのマークを検出して、ラベルの残量を取得することができる。従って、このラベル印字装置は、ラベルの残量を精度良く取得できる。
また、このラベル印字装置は、取得部が取得したラベル残量情報を報知する報知部をさらに備えることが好ましい。このラベル印字装置は、例えば、ラベルの残量が少なくなった場合に、その旨を装置の使用者に警告することができる。
また、このラベル印字装置では、保持部は、ラベル上の所定の位置からラベルの終端までの範囲に第1マークを有するラベルを保持することが好ましい。この場合、取得部は、第1マークの検出信号をセンサが出力した場合に、ラベルの残量が十分ではない旨のラベル残量情報を取得することが好ましい。このラベル印字装置は、ラベルの残量を取得するために用いられるマークが検出された場合に、ラベルの残量が少なくなったことを検知することができる。
また、このラベル印字装置では、保持部は、ラベルの始端からラベル上の所定の位置までの範囲に第1マークを有するラベルを保持することが好ましい。この場合、取得部は、第1マークの検出信号をセンサが出力した場合に、ラベルの残量が十分である旨のラベル残量情報を取得することが好ましい。このラベル印字装置は、ラベルの残量を取得するために用いられるマークが検出されない場合に、ラベルの残量が少なくなったことを検知することができる。
また、このラベル印字装置では、保持部は、複数の第1マークを有するラベルを保持することが好ましい。この場合、取得部は、複数の第1マークの検出信号に基づいて、ラベル残量情報を取得することが好ましい。このラベル印字装置は、例えば、ラベル上の位置に応じて形状およびピッチ等が異なる複数のマークがラベルに付されている場合に、ラベルの残量に関する詳細な情報を取得することができる。
また、このラベル印字装置は、第1マークの検出信号に基づいてラベルの種類を判定する判定部をさらに備えることが好ましい。このラベル印字装置は、例えば、ラベルが正規品であるか否かを判定することができる。
また、このラベル印字装置では、保持部は、商品情報のラベルへの印字のタイミングを決定するための第2マークをさらに有するラベルを保持することが好ましい。この場合、センサは、搬送部によって搬送されるラベルの第1マークおよび第2マークの両方を検出し、第2マークの検出信号をさらに出力することが好ましい。
このラベル印字装置は、ラベルに印字されている2種類のマークの両方を検出することができるセンサを備える。2種類のマークの一方は、商品情報の印字タイミングの決定に用いられ、他方は、ラベルの残量を取得するために用いられる。そのため、商品情報の印字タイミングの決定に用いられるマークを検出する従来のセンサとは別に、ラベルの残量を取得するために用いられるマークを検出する特別なセンサが不要である。従って、このラベル印字装置は、ラベルの残量を低コストで取得できる機構を備える。
本発明に係るラベルは、ラベル印字装置によって保持され商品情報が印字されるラベルであって、第1マークと、第2マークとを有する。第1マークは、ラベル印字装置によって検出され、ラベル印字装置によって保持されているラベルの残量を示すマークである。第2マークは、ラベル印字装置によって検出され、商品情報のラベルへの印字のタイミングを決定するためのマークである。第1マークおよび第2マークは、異なる位置に付されている。
このラベルは、ラベル印字装置がラベルの残量を取得するために用いるマークを有する。そのため、このラベルに商品情報を印字するラベル印字装置は、ラベルの残量に関する情報を容易に取得することができる。
本発明に係るラベル印字装置は、ラベルの残量を精度良く取得することができる機構を備える。
本発明に係るラベルに商品情報を印字するラベル印字装置は、ラベルの残量に関する情報を容易に取得することができる。
本実施形態に係るラベル印字装置160を備える包装装置100の外観図である。 包装装置100のブロック図である。 ラベル発行ユニット60の概略図である。 台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。 台紙レスラベルLSの表面を示す図である。 残量アイマークEM1の位置を説明するための図である。 ラベル印字装置160の動作を表すフローチャートである。 変形例Aにおける、残量アイマークEM1の位置を説明するための図である。 変形例Bにおける、台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。 変形例Bにおける、台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。 変形例Eにおける、台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。 変形例Fにおける、台紙付きラベルLTの表面を示す図である。 変形例Fにおける、台紙付きラベルLTの裏面を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明される実施形態は、本発明の具体例の一つであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)全体構成
図1は、本実施形態に係るラベル印字装置160を備える包装装置100の外観図である。図2は、包装装置100のブロック図である。包装装置100は、商品をフィルムで包装し、かつ、包装された商品に貼り付けるためのラベル片LPを発行する。ラベル片LPには、商品に関する情報等が印字されている。包装装置100の使用者は、包装装置100によって発行されたラベル片LPを、包装装置100によって包装された商品に貼り付ける。
図1および図2に示されるように、包装装置100は、主として、計量搬入機構20と、包装機構30と、ラベル発行ユニット60と、操作ユニット70と、制御装置80とを備える。制御装置80は、図2に示されるように、計量搬入機構20、包装機構30、ラベル発行ユニット60および操作ユニット70を制御する。以下、ラベル発行ユニット60および制御装置80からなる装置を、ラベル印字装置160として説明する。
計量搬入機構20は、商品を包装装置100の内部に搬送すると共に、商品の重量を計量する。計量搬入機構20によって重量が計量された商品は、包装機構30に搬送される。商品は、例えば、トレーおよび容器に入れられた食品である。
包装機構30は、計量搬入機構20から搬送されてきた商品をフィルムで包装する。包装機構30は、主として、包装材保持ユニット31と、包装ステーション32と、フィルムシール部33とを有する。包装材保持ユニット31は、フィルムロールを保持する。包装ステーション32は、フィルムロールから繰り出されたフィルムを商品の下面側に折り込んで商品をフィルムで包装し、包装された商品をフィルムシール部33へ送り出す。フィルムシール部33は、商品の下面に折り込まれたフィルムに対して熱シールを施す。
操作ユニット70は、包装装置100を操作するために用いられる。操作ユニット70は、主として、タッチパネル71と、入力キー72とを有する。タッチパネル71は、液晶ディスプレイと一体的に形成されている。タッチパネル71には、包装装置100の動作状態、および、包装装置100によって包装される商品に関する情報等が表示される。包装装置100の使用者がタッチパネル71および入力キー72を用いて入力した情報に基づいて、包装装置100が動作する。
ラベル発行ユニット60は、包装機構30によってフィルムで包装された商品に貼り付けられるラベル片LPを発行する。次に、ラベル印字装置160を構成するラベル発行ユニット60および制御装置80について詳細に説明する。
(2)ラベル印字ユニットの詳細構成
図3は、ラベル発行ユニット60の概略図である。ラベル発行ユニット60は、主として、ロールホルダー61と、サーマルヘッド62と、プラテンローラ63と、カッター機構64と、ラベル検知センサ65とを有する。ラベル発行ユニット60は、包装機構30によって包装される商品に関する情報等を台紙レスラベルLSに印字してラベル片LPを発行する。台紙レスラベルLSは、リボン状の連続する紙部材である。台紙レスラベルLSは、表面と裏面とを有する。
台紙レスラベルLSの裏面は、粘着剤が付された粘着面である。台紙レスラベルLSの裏面には、台紙が付されていない。図4は、台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。台紙レスラベルLSの裏面には、図4に示されるように、後述する残量アイマークEM1が付されている。残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの裏面とは異なる色が付されている部分である。残量アイマークEM1は、ラベル検出センサ65によって検出される。
台紙レスラベルLSの表面には、包装機構30によって包装される商品に関する情報等が印字される。台紙レスラベルLSの表面は、感熱発色層と剥離層とから構成されている。台紙レスラベルLSの表面は、裏面の粘着剤が感熱発色層に付着しないように、シリコンコーティングが施されている。
次に、ラベル発行ユニット60の各構成要素について説明する。ラベル発行ユニット60は、ラベル片LPが排出される排出口60aを有する。
(2−1)ロールホルダー
ロールホルダー61は、ラベルロールLRを回転可能に保持する機構である。ラベルロールLRは、リボン状の台紙レスラベルLSが巻き付けられたロールである。ロールホルダー61は、ラベルロールLRを装着するための装着部を有する。装着部は、回転軸を有する。回転軸の回転駆動によってラベルロールLRが回転することで、ラベルロールLRから台紙レスラベルLSが繰り出される。回転軸の先端には、ストッパーが取り付けられている。ストッパーは、装着部に装着されたラベルロールLRが装着部から抜けないように、ラベルロールLRの位置を規制する。台紙レスラベルLSは、表面を上側に向けた状態で下流に搬送される。図3には、台紙レスラベルLSの搬送方向が矢印で示されている。
(2−2)サーマルヘッド
サーマルヘッド62は、ラベルロールLRから繰り出された台紙レスラベルLSの表面に、商品情報等を印字する。商品情報は、包装機構30によって包装される商品に関する情報である。図5は、商品情報が印字された、台紙レスラベルLSの表面を示す図である。台紙レスラベルLSに印字される商品情報は、例えば、商品の商品名、単価、重量(正味量)、原材料、バーコード、金額、加工日、加工時刻、消費期限、カロリーおよび保存方法である。
図3に示されるように、サーマルヘッド62は、プラテンローラ63の上方に位置する。サーマルヘッド62は、台紙レスラベルLSの表面の感熱発色層に熱を加えて発色させ、上述の商品情報を台紙レスラベルLSの表面に印字する。
(2−3)プラテンローラ
プラテンローラ63は、台紙レスラベルLSを送り出すローラである。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62に対向するように、サーマルヘッド62の下方に配置されている。プラテンローラ63は、サーマルヘッド62と共に台紙レスラベルLSを挟み込む。サーマルヘッド62とプラテンローラ63との間に挟み込まれた台紙レスラベルLSは、プラテンローラ63の回転駆動によって、ラベル発行ユニット60の排出口60aに向かって送り出される。プラテンローラ63は、予め設定された台紙レスラベルLSの搬送速度に対応するパルス周波数で動作する。
(2−4)カッター機構
カッター機構64は、連続する台紙レスラベルLSから、商品情報が印字された部分を切り離す。具体的には、カッター機構64は、台紙レスラベルLSを切断して、台紙レスラベルLSからラベル片LPを切り離す。
カッター機構64は、台紙レスラベルLSの搬送経路において、ラベル発行ユニット60の排出口60aの手前に配置される。カッター機構64は、台紙レスラベルLSの搬送経路において、サーマルヘッド62およびプラテンローラ63より下流に位置する。
カッター機構64は、移動カッター64aと、固定カッター64bとを有する。移動カッター64aは、台紙レスラベルLSの上面(表面)側に配置される。移動カッター64aは、アクチュエータ(図示せず)によって上下方向に移動可能な構成を有する。すなわち、移動カッター64aは、台紙レスラベルLSに対して近接する方向および離反する方向に移動可能である。固定カッター64bは、台紙レスラベルLSの下面(裏面)側に配置される。移動カッター64aは、下方に移動したとき、固定カッター64bとの間で台紙レスラベルLSを挟み込み、台紙レスラベルLSを切断する。カッター機構64によって台紙レスラベルLSから切り離されたラベル片LPは、排出口60aから排出されて、包装装置100の使用者によって商品に貼り付けられる。
(2−5)ラベル検知センサ
ラベル検知センサ65は、光電センサである。ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSの搬送経路において、サーマルヘッド62およびプラテンローラ63の下流側、かつ、カッター機構64の上流側に配置される。ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSの下面(裏面)側に配置される。
ラベル検知センサ65は、搬送される台紙レスラベルLSの裏面に向かって光を照射する。台紙レスラベルLSを透過した光は、プリズム66によって反射して、台紙レスラベルLSを再び透過する。ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSを2回透過した光を受ける。台紙レスラベルLSの裏面において、残量アイマークEM1が占める領域は、他の領域と比べて、ラベル検知センサ65から照射された光の透過率が異なる。そのため、ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSを透過した光の量を検出して、台紙レスラベルLSの裏面の残量アイマークEM1を検出することができる。
ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1を検出すると、検出信号を出力する。ラベル検知センサ65が出力した検出信号は、制御装置80に送られる。そのため、ラベル検知センサ65が残量アイマークEM1を検出すると、制御装置80は、ラベル検知センサ65から、残量アイマークEM1の検出信号を受信する。
残量アイマークEM1は、ロールホルダー61に保持されているラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量を示す。本実施形態では、残量アイマークEM1は、ラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量が少ないことを検知するために用いられる。すなわち、制御装置80は、ラベル検知センサ65から受信した残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、ラベルロールLRの台紙レスラベルLSが残り少ないことを把握することができる。制御装置80は、後述するように、台紙レスラベルLSが残り少ないことをタッチパネル71に表示して、包装装置100の使用者に報知することができる。
図6は、残量アイマークEM1の位置を説明するための図である。図6には、台紙レスラベルLSの長手方向の始端SPおよび終端EPが示されている。台紙レスラベルLSは、始端SPから終端EPに向かってラベルロールLRから繰り出される。すなわち、ラベルロールLRの台紙レスラベルLSは、始端SPから繰り出され、終端EPまで繰り出されると台紙レスラベルLSの残量はゼロになる。
本実施形態では、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の範囲に設けられている。具体的には、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に設けられている。この範囲において、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向に沿って、所定の間隔を空けて設けられている。所定の位置P1は、台紙レスラベルLSがラベルロールLRから繰り出される過程で、制御装置80がラベル検知センサ65から残量アイマークEM1の検出信号を初めて受信する位置である。そのため、所定の位置P1は、台紙レスラベルLSの残量が少なくなる位置に設定されている。これにより、ラベル検知センサ65は、台紙レスラベルLSの残量が十分ある間には、残量アイマークEM1を検出しないが、台紙レスラベルLSの残量が少なくなると、残量アイマークEM1を検出する。
(3)制御装置
図2に示されるように、制御装置80は、計量搬入機構20、包装機構30、ラベル発行ユニット60および操作ユニット70と接続され、これらの各構成要素との間で信号の送受信を行う。制御装置80は、主として、CPUと、ROMと、RAMと、ハードディスクドライブとから構成されている。なお、ハードディスクドライブの代わりに、ソリッドステートドライブが用いられてもよい。制御装置80は、記憶部81および制御部82の機能を有する。
(3−1)記憶部
記憶部81は、包装装置100の制御に必要な各種プログラムおよび各種情報を記憶する。また、記憶部81には、ラベル片LPに商品情報を印字する際に必要な情報が記憶されている。具体的には、記憶部81は、商品マスタ記憶領域81aと、フォーマット情報記憶領域81bと、選択情報記憶領域81cと、ラベル残量情報記憶領域81dとを有する。
(3−1−1)商品マスタ記憶領域
商品マスタ記憶領域81aには、商品に関する基本情報が記憶されている。商品に関する基本情報は、例えば、商品名、商品コード、単価、重量および原材料を含む。また、商品に関する基本情報は、商品に関するバーコード、カロリー、品種および保存方法等のその他の情報を含む。
商品マスタ記憶領域81aに記憶されている基本情報には、商品に関する他の情報が関連付けられる。商品に関する他の情報は、例えば、商品の加工日、加工時刻、消費期限および店名等を含む。本実施形態において、商品情報とは、基本情報と、基本情報に関連付けられる全ての情報とを意味する。
(3−1−2)フォーマット情報記憶領域
フォーマット情報記憶領域81bには、台紙レスラベルLSに商品情報を印字する際に参照するフォーマットに関する情報(フォーマット情報)が記憶されている。フォーマット情報は、例えば、ラベル片LPの大きさ、印字項目の種類、および、印字項目のレイアウト等に関する情報を定義する。
(3−1−3)選択情報記憶領域
選択情報記憶領域81cには、操作ユニット70によって選択された各種情報が関連付けて記憶される。選択情報記憶領域81cに記憶される各種情報には、ラベル片LPに印字される商品に関する商品番号が含まれる。
(3−1−4)ラベル残量情報記憶領域
ラベル残量情報記憶領域81dは、ロールホルダー61によって保持されるラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量に関する情報を記憶する。本実施形態では、ラベル残量情報記憶領域81dは、ラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量が十分か否かに関する情報を記憶する。
(3−2)制御部
制御部82は、記憶部81に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する。制御部82は、選択受付部82a、ラベル残量情報取得部82bおよびラベル残量報知部82cを有する。
(3−2−1)選択受付部
選択受付部82aは、包装装置100の使用者が操作ユニット70を介して入力した各種情報を受け付ける。選択受付部82aが受け付ける各種情報は、例えば、台紙レスラベルLSに印字される商品情報に対応する商品の商品番号である。選択受付部82aが受け付けた情報は、選択情報記憶領域81cに記憶される。
制御部82は、選択受付部82aが受け付けた情報に基づいて、包装装置100の各構成要素に制御命令を送信する。また、制御部82は、選択受付部82aが受け付けた商品番号に基づいて、当該商品情報と、当該商品情報に対応付けられたフォーマット情報とを呼び出す。そして、制御部82は、呼び出した商品情報とフォーマット情報とに基づいて、台紙レスラベルLSに印字されるイメージデータを生成する。制御部82は、イメージデータに基づいて台紙レスラベルLSに商品情報を印字してラベル片LPが生成されるように、ロールホルダー61の回転軸、サーマルヘッド62、プラテンローラ63およびカッター機構64等を制御する。
(3−2−2)ラベル残量情報取得部
ラベル残量情報取得部82bは、ラベル検知センサ65が出力した残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、ロールホルダー61に保持されているラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量に関するラベル残量情報を取得する。本実施形態では、ラベル残量情報は、ラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量が十分か否かに関する情報である。
ロールホルダー61が所定の長さのラベルロールLRを繰り出すまでは、制御装置80は、ラベル検知センサ65から残量アイマークEM1の検出信号を受信しない。この時、ラベル残量情報取得部82bは、台紙レスラベルLSの残量が十分であるというラベル残量情報を取得する。そして、ロールホルダー61から所定の長さのラベルロールLRが繰り出されて、制御装置80がラベル検知センサ65から残量アイマークEM1の検出信号を受信すると、ラベル残量情報取得部82bは、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得する。図6に示されるように、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に設けられている。そのため、制御装置80がラベル検知センサ65から残量アイマークEM1の検出信号を受信している間は、台紙レスラベルLSの残量が十分ではない状態にある。このようにして、ラベル残量情報取得部82bは、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、ラベル残量情報を取得することができる。
(3−2−3)ラベル残量報知部
ラベル残量報知部82cは、ラベル残量情報取得部82bが取得したラベル残量情報を報知する。具体的には、ラベル残量報知部82cは、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報をラベル残量情報取得部82bが取得した場合に、台紙レスラベルLSの残量が十分ではない旨の警告を、包装装置100の使用者に報知する。使用者への報知は、例えば、当該警告をタッチパネル71に表示して行われてもよく、音声および警告音によって行われてもよい。タッチパネル71への当該警告の表示は、例えば、台紙レスラベルLSの残量を表すアイコンの表示、および、台紙レスラベルLSの残量に関する文字列の表示によって行われる。また、ラベル残量報知部82cは、台紙レスラベルLSの残量が十分であるというラベル残量情報を、包装装置100の使用者にさらに報知してもよい。
(4)ラベル印字装置の動作
図7は、ラベル印字装置160の動作を表すフローチャートである。
ステップS11では、包装装置100の使用者による入力の有無が判定される。この入力は、操作ユニット70を介して行われる。使用者は、この入力によって、台紙レスラベルLSに印字される商品情報に対応する商品を選択する。ステップS11において、使用者による入力がされたと判定されると、ステップS12に進む。
ステップS12では、ステップS11で使用者によって選択された商品に対応する商品情報と、当該商品に関連付けられたフォーマット情報とを呼び出す。その後、ステップS13に進む。
ステップS13では、ステップS12で呼び出された商品情報およびフォーマット情報に基づいて、台紙レスラベルLSに印字されるイメージデータを生成する。生成されたイメージデータは、記憶部81に記憶される。その後、ステップS14に進む。
ステップS14では、ロールホルダー61およびプラテンローラ63を駆動させる。これにより、ロールホルダー61に保持されているラベルロールLRから台紙レスラベルLSが繰り出され、プラテンローラ63によって台紙レスラベルLSが搬送される。その後、ステップS15に進む。
ステップS15では、記憶部81に記憶された印字用のイメージデータに基づいて、台紙レスラベルLSの表面に、商品情報が印字される。その後、ステップS16に進む。
ステップS16では、台紙レスラベルLSが長手方向に所定の寸法だけ搬送されたか否かが判定される。所定の寸法は、1つのラベル片LPの長手方向の寸法である。台紙レスラベルLSの長手方向の搬送量は、予め設定された台紙レスラベルLSの搬送速度に対応するパルス周波数でプラテンローラ63を動作させる場合、台紙レスラベルLSの搬送速度および搬送時間から算出することができる。台紙レスラベルLSの搬送時間は、例えば、制御部82に接続されるソフトウェアタイマーで計測される。ステップS16では、台紙レスラベルLSが長手方向に所定の寸法だけ搬送された場合に、ステップS17に進む。
ステップS17では、カッター機構64を駆動させて、台紙レスラベルLSを切断する。すなわち、移動カッター64aを固定カッター64b側へ移動させて、台紙レスラベルLSを幅方向に切断する。これにより、台紙レスラベルLSからラベル片LPが切り離される。
なお、ラベル残量情報取得部82bによるラベル残量情報の取得は、ラベルロールLRから台紙レスラベルLSが繰り出されている間、常に行われる。具体的には、ラベル残量情報取得部82bは、台紙レスラベルLSが繰り出されている間、ラベル検知センサ65から出力される残量アイマークEM1の検出信号の有無を判定して、残量アイマークEM1の検出信号を受信した場合に、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得する。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態に係るラベル印字装置160は、残量アイマークEM1が付されている台紙レスラベルLSに商品情報を印字することができる。残量アイマークEM1は、ラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量を取得するために用いられる。ラベル印字装置160の制御装置80は、商品情報の印字のために台紙レスラベルLSがラベルロールLRから繰り出されている間でも、ラベル検知センサ65から出力される残量アイマークEM1の検出信号の有無を判定して、台紙レスラベルLSの残量に関する情報を取得することができる。残量アイマークEM1は台紙レスラベルLSの裏面に付されているので、台紙レスラベルLSを繰り出している間にラベルロールLRが振動しても、ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1を安定的に検出することができる。従って、ラベル印字装置160は、台紙レスラベルLSの残量を精度良く取得することができる。
(5−2)
本実施形態に係るラベル印字装置160は、包装装置100の使用者にラベル残量情報を報知する機能を有する。具体的には、制御装置80は、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得した場合、台紙レスラベルLSの残量が十分ではない旨の警告を包装装置100の使用者に報知することができる。従って、包装装置100の使用者は、当該警告を報知された際に、ラベルロールLRの台紙レスラベルLSが無くなる前に、未使用の台紙レスラベルLSを準備しておくことができるので、ラベル片LPの発行が滞ってしまうことを防ぐことができる。
(5−3)
ラベル印字装置160で使用される台紙レスラベルLSの裏面には、ラベル残量情報を取得するために用いられる残量アイマークEM1が付されている。図6に示されるように、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に設けられている。そのため、制御装置80は、ロールホルダー61がラベルロールLRを繰り出し始めた時点から、台紙レスラベルLSが所定の位置P1まで繰り出される時点までは、残量アイマークEM1を検出しない。そして、制御装置80は、台紙レスラベルLSが所定の位置P1まで繰り出されて残量アイマークEM1が初めて検出された時に、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得する。そのため、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に残量アイマークEM1を設けることで、ラベル印字装置160は、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を容易に取得することができる。
(6)変形例
(6−1)変形例A
実施形態では、図6に示されるように、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に設けられている。しかし、図8に示されるように、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの始端SPから台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P2までの範囲に設けられていてもよい。図8は、本変形例における、残量アイマークEM1の位置を説明するための図である。
この場合、ロールホルダー61がラベルロールLRを繰り出し始めた時点から、台紙レスラベルLSが所定の位置P2まで繰り出される時点までは、制御装置80は、ラベル検知センサ65から残量アイマークEM1の検出信号を受信する。ラベル残量情報取得部82bは、制御装置80が残量アイマークEM1の検出信号を受信している間、台紙レスラベルLSの残量が十分であるというラベル残量情報を取得する。そして、ロールホルダー61からラベルロールLRが所定の位置P2まで繰り出されると、制御装置80は、ラベル検知センサ65から残量アイマークEM1の検出信号を受信しなくなる。この時、ラベル残量情報取得部82bは、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得する。すなわち、実施形態とは反対に、本変形例では、ラベル検知センサ65が残量アイマークEM1を検出していない間は、台紙レスラベルLSの残量が十分ではない状態にある。このようにして、ラベル残量情報取得部82bは、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、ラベル残量情報を取得することができる。
本変形例では、実施形態と同様に、制御装置80は、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得した場合、台紙レスラベルLSの残量が十分ではない旨の警告を包装装置100の使用者に報知することができる。
(6−2)変形例B
実施形態では、図6に示されるように、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に設けられている。ラベル残量情報取得部82bは、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、ラベル残量情報を取得することができる。
しかし、ラベル残量情報取得部82bは、複数の残量アイマークEM1の検出信号を利用して、ラベル残量情報をより詳細に取得し、取得した詳細な残量を使用者に報知してもよい。例えば、複数の残量アイマークEM1が長手方向に沿って台紙レスラベルLSに付されている場合、長手方向に隣り合う2つの残量アイマークEM1の間隔(ピッチ)が、長手方向において変化してもよい。具体的には、図6に示されるように残量アイマークEM1が所定の位置P1から終端EPまでの範囲に設けられている場合、所定の位置P1から終端EPに近付くに従って、残量アイマークEM1のピッチが徐々に小さくなってもよい。図9は、所定の位置P1から終端EPに近付くに従って、残量アイマークEM1のピッチが徐々に小さくなっている台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。図9に示される残量アイマークEM1は、実施形態の残量アイマークEM1と同じ機能を有する。残量アイマークEM1のピッチが小さいほど、制御装置80は、残量アイマークEM1の検出信号をより短い時間間隔で受信する。そのため、ラベル残量情報取得部82bは、残量アイマークEM1の検出信号の受信間隔に基づいて、台紙レスラベルLSが繰り出された位置、すなわち、台紙レスラベルLSの具体的な残量を取得することができる。
また、他の例として、複数の残量アイマークEM1が長手方向に沿って台紙レスラベルLSに付されている場合、長手方向に隣り合う2つの残量アイマークEM1の形状が、長手方向において変化してもよい。残量アイマークEM1の形状は、例えば、残量アイマークEM1の幅、すなわち、台紙レスラベルLSの長手方向における残量アイマークEM1の寸法である。具体的には、図6に示されるように残量アイマークEM1が所定の位置P1から終端EPまでの範囲に設けられている場合、所定の位置P1から終端EPに近付くに従って、残量アイマークEM1の幅が徐々に大きくなってもよい。図10は、所定の位置P1から終端EPに近付くに従って、残量アイマークEM1の幅が徐々に大きくなっている台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。図10に示される残量アイマークEM1は、実施形態の残量アイマークEM1と同じ機能を有する。制御装置80が、残量アイマークEM1の幅に応じて異なる残量アイマークEM1の検出信号を受信できる場合、ラベル残量情報取得部82bは、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、台紙レスラベルLSが繰り出された位置、すなわち、台紙レスラベルLSの具体的な残量を取得することができる。
また、他の例として、複数の残量アイマークEM1が長手方向に沿って等間隔に台紙レスラベルLSに付されている場合、制御装置80は、台紙レスラベルLSに付されている残量アイマークEM1の数を記憶部81に記憶しておいてもよい。この場合、ラベル残量情報取得部82bは、残量アイマークEM1の検出信号の受信回数に基づいて、台紙レスラベルLSが繰り出された位置、すなわち、台紙レスラベルLSの具体的な残量を取得することができる。
(6−3)変形例C
実施形態では、制御装置80は、ラベル残量報知部82cの機能を有する。ラベル残量報知部82cは、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得した場合、台紙レスラベルLSの残量が十分ではない旨の警告を包装装置100の使用者に報知する。
しかし、制御装置80は、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、台紙レスラベルLSの種類を判定する判定部の機能をさらに有してもよい。具体的には、制御装置80は、残量アイマークEM1の検出信号の強度、および、残量アイマークEM1の検出信号の受信間隔等のデータを、記憶部81に予め記憶されているデータと比較して、残量アイマークEM1を有する台紙レスラベルLSが正規品であるか否かを判定する機能を有してもよい。また、制御装置80は、台紙レスラベルLSの始端SPから終端EPまでの全範囲にわたって同一の検出信号を受信した場合に、当該検出信号は残量アイマークEM1の検出信号ではないため、台紙レスラベルLSは正規品ではないと判定してもよい。
本変形例では、ラベル印字装置160は、使用されている台紙レスラベルLSがメーカー推奨の正規品であるか否かを判定することができ、台紙レスラベルLSが正規品でない場合に、台紙レスラベルLSの残量を取得できない旨の警告等を、包装装置100の使用者に報知することができる。
(6−4)変形例D
実施形態では、台紙レスラベルLSは、粘着剤が付された裏面に残量アイマークEM1が付されている。しかし、台紙レスラベルLSの裏面は、粘着剤が付された粘着部と、粘着剤が付されていない非粘着部とを有してもよい。なお、粘着部の透過率は、非粘着部の透過率と異なっている。
本変形例では、ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1を検出する代わりに、粘着部または非粘着部を検出する。例えば、図6に示される残量アイマークEM1の領域に非粘着部を設けることで、ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1の代わりに非粘着部を検出することができる。そのため、ラベル残量情報取得部82bは、非粘着部の検出信号に基づいて、ラベル残量情報を取得することができる。
ラベル検知センサ65が非粘着部を検出する場合、台紙レスラベルLSの裏面に残量アイマークEM1を付す必要がない。そのため、残量アイマークEM1によって台紙レスラベルLSの見た目が損なわれない。
(6−5)変形例E
実施形態では、台紙レスラベルLSは、裏面に残量アイマークEM1が付されている。残量アイマークEM1は、ロールホルダー61に保持されているラベルロールLRの台紙レスラベルLSの残量を示す。しかし、台紙レスラベルLSの裏面には、残量アイマークEM1以外のアイマークがさらに付されていてもよい。
図11は、本変形例における、台紙レスラベルLSの裏面を示す図である。図11に示されるように、この台紙レスラベルLSの裏面には、残量アイマークEM1と印字アイマークEM2とが付されている。残量アイマークEM1は、実施形態の残量アイマークEM1と同じ機能を有する。すなわち、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に設けられている。印字アイマークEM2は、商品の商品情報を台紙レスラベルLSに印字するタイミングの決定に用いられる。
ラベル検知センサ65は、ロールホルダー61によって保持されプラテンローラ63によって搬送される台紙レスラベルLSの裏面の残量アイマークEM1および印字アイマークEM2の両方を検出することができる。制御装置80は、ラベル検知センサ65が出力した残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、ロールホルダー61に保持されている台紙レスラベルLSの残量に関するラベル残量情報を取得する。また、制御装置80は、ラベル検知センサ65が出力した印字アイマークEM2の検出信号に基づいて、商品の商品情報を台紙レスラベルLSの表面に印字するタイミングを決定する。
本変形例のラベル印字装置160では、ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2の両方を検出することができる。そのため、ラベル印字装置160では、残量アイマークEM1を検出するためのセンサとは別に、印字アイマークEM2を検出するための特別なセンサが不要である。従って、ラベル印字装置160は、ロールホルダー61に保持されている台紙レスラベルLSの残量を低コストで取得することができる。
以下、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2の詳細について説明する。残量アイマークEM1および印字アイマークEM2は、台紙レスラベルLSの裏面とは異なる色が付されている部分である。図11に示されるように、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2は、互いに異なる形状を有している。ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1または印字アイマークEM2を検出すると、検出信号を出力する。ラベル検知センサ65が出力した検出信号は、制御装置80に送られる。ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2を区別して検出することができる。そのため、ラベル検知センサ65が残量アイマークEM1を検出した場合、制御装置80は、ラベル検知センサ65から、残量アイマークEM1の検出信号を受信する。また、ラベル検知センサ65が印字アイマークEM2を検出した場合、制御装置80は、ラベル検知センサ65から、印字アイマークEM2の検出信号を受信する。
なお、台紙レスラベルLSの長手方向において、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2は、同じ位置に設けられていない。そのため、ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2を同時に検出することはない。
印字アイマークEM2は、台紙レスラベルLSの始端SPから終端EPまでの全範囲において、台紙レスラベルLSの長手方向に沿って、所定の間隔を空けて設けられている。印字アイマークEM2は、全て、同じ形状を有している。印字アイマークEM2は、商品情報の台紙レスラベルLSへの印字のタイミングを決定するために用いられる。すなわち、制御装置80は、ラベル検知センサ65から受信した印字アイマークEM2の検出信号に基づいて、台紙レスラベルLSの先端位置およびラベル片LPの先端位置を把握することができる。ここで、先端位置とは、台紙レスラベルLSの長手方向における下流側の端の位置である。制御装置80は、ラベル片LPの先端位置を把握できるので、ラベル片LPの位置に商品情報が適切に印字されるようにサーマルヘッド62を制御することができる。
図11に示されるように、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2は、互いに異なる太さ(台紙レスラベルLSの長手方向の寸法)を有してもよい。これにより、ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1を透過できる光の量と、印字アイマークEM2を透過できる光の量との違いにより、残量アイマークEM1と印字アイマークEM2とを互いに区別して検出することができる。しかし、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2は、透過率が互いに異なる物質で、台紙レスラベルLSの裏面に付されていてもよい。
また、図11に示されるように、残量アイマークEM1および印字アイマークEM2は、互いに異なるピッチ(台紙レスラベルLSの長手方向の間隔)を有してもよい。これにより、ラベル検知センサ65は、残量アイマークEM1の検出時間間隔と、印字アイマークEM2の検出時間間隔との違いにより、残量アイマークEM1と印字アイマークEM2とを互いに区別して検出することができる。また、制御装置80は、印字アイマークEM2とは異なるアイマークが台紙レスラベルLSの裏面に付されていることを自動的に検知して、検知されたアイマークを残量アイマークEM1と見なして、台紙レスラベルLSの残量を取得してもよい。
(6−6)変形例F
実施形態では、ラベル印字装置160で使用されるラベルは、台紙レスラベルLSである。しかし、ラベル印字装置160で使用されるラベルは、台紙付きラベルLTであってもよい。
図12は、本変形例における台紙付きラベルLTの表面を示す図である。図13は、本変形例における台紙付きラベルLTの裏面を示す図である。台紙付きラベルLTは、主として、リボン状の台紙BPと、複数のラベル片LPとから構成される。ラベル片LPの裏面(粘着面)は、台紙BPの表面と接触している。複数のラベル片LPは、台紙BPの長手方向に沿って、所定の間隔を空けて配置されている。以下、長手方向に隣り合う2つのラベル片LPの間の隙間を、ラベル間隙間LGと呼ぶ。ラベル間隙間LGには、ラベル片LPが存在しないので、ラベル間隙間LGの透過率は、ラベル片LPが存在する領域の透過率と異なる。また、ラベル間隙間LGは、変形例Eの印字アイマークEM2と同様に、台紙BPの長手方向に沿って、所定の間隔を空けて配置されている。そのため、ラベル間隙間LGは、変形例Eの印字アイマークEM2として利用することができる。
また、本変形例では、図13に示されるように、台紙付きラベルLTの裏面には、残量アイマークEM1が付されている。残量アイマークEM1は、実施形態の残量アイマークEM1と同じ機能を有する。すなわち、残量アイマークEM1は、台紙レスラベルLSの長手方向の所定の位置P1から台紙レスラベルLSの終端EPまでの範囲に設けられている。
(6−7)変形例G
実施形態では、ラベル印字装置160の制御装置80は、残量アイマークEM1の検出信号に基づいて、台紙レスラベルLSの残量が十分ではないというラベル残量情報を取得する。しかし、制御装置80は、残量アイマークEM1の自動検出機能をさらに有してもよい。この場合、制御装置80は、残量アイマークEM1の検出信号の強度、および、残量アイマークEM1の検出信号の受信間隔等のデータを、記憶部81に予め記憶されているデータと比較して、残量アイマークEM1を自動的に検出する。
(6−8)変形例H
実施形態では、カッター機構64によって台紙レスラベルLSから切り離されたラベル片LPは、包装装置100の使用者によって商品に貼り付けられる。しかし、包装装置100は、ラベル印字装置160によって発行されたラベル片LPを商品に自動的に貼り付けるためのラベル貼付け機構をさらに備えてもよい。
(6−9)変形例I
実施形態では、ラベル印字装置160は、包装装置100に組み込まれている。しかし、ラベル印字装置160は、単独で機能する装置であってもよい。
本発明に係るラベル印字装置は、ラベルの残量を精度良く取得することができ、ラベルの発行が滞ってしまうことを防ぐことができるラベル印字装置として有用である。
61 ロールホルダー(保持部)
62 サーマルヘッド(印字部)
63 プラテンローラ(搬送部)
65 ラベル検知センサ(センサ)
82b ラベル残量情報取得部(取得部)
82c ラベル残量報知部(報知部)
160 ラベル印字装置
LS 台紙レスラベル(ラベル)
LP ラベル片
EM1 残量アイマーク(第1マーク)
EM2 印字アイマーク(第2マーク)
特開2002−283633号公報

Claims (8)

  1. ラベルに商品情報を印字してラベル片を生成するラベル印字装置であって、
    前記ラベルの残量を示す第1マークを有する前記ラベルを保持する保持部と、
    前記ラベルを搬送する搬送部と、
    前記ラベルに前記商品情報を印字する印字部と、
    前記搬送部によって搬送される前記ラベルの前記第1マークを検出し検出信号を出力するセンサと、
    前記検出信号に基づいて、前記ラベルの残量に関するラベル残量情報を取得する取得部と、
    を備える、ラベル印字装置。
  2. 前記取得部が取得した前記ラベル残量情報を報知する報知部をさらに備える、
    請求項1に記載のラベル印字装置。
  3. 前記保持部は、前記ラベル上の所定の位置から前記ラベルの終端までの範囲に前記第1マークを有する前記ラベルを保持し、
    前記取得部は、前記検出信号を前記センサが出力した場合に、前記ラベルの残量が十分ではない旨の前記ラベル残量情報を取得する、
    請求項1または2に記載のラベル印字装置。
  4. 前記保持部は、前記ラベルの始端から前記ラベル上の所定の位置までの範囲に前記第1マークを有する前記ラベルを保持し、
    前記取得部は、前記検出信号を前記センサが出力した場合に、前記ラベルの残量が十分である旨の前記ラベル残量情報を取得する、
    請求項1または2に記載のラベル印字装置。
  5. 前記保持部は、複数の前記第1マークを有する前記ラベルを保持し、
    前記取得部は、複数の前記第1マークの前記検出信号に基づいて、前記ラベル残量情報を取得する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のラベル印字装置。
  6. 前記検出信号に基づいて前記ラベルの種類を判定する判定部をさらに備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のラベル印字装置。
  7. 前記保持部は、前記商品情報の前記ラベルへの印字のタイミングを決定するための第2マークをさらに有する前記ラベルを保持し、
    前記センサは、前記搬送部によって搬送される前記ラベルの前記第1マークおよび前記第2マークの両方を検出し、前記第2マークの検出信号をさらに出力する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のラベル印字装置。
  8. ラベル印字装置によって保持され、前記ラベル印字装置によって商品情報が印字されるラベルであって、
    前記ラベル印字装置によって検出され、前記ラベル印字装置によって保持されている前記ラベルの残量を示す第1マークと、
    前記ラベル印字装置によって検出され、前記商品情報の前記ラベルへの印字のタイミングを決定するための第2マークと、
    を有し、
    前記第1マークおよび前記第2マークは異なる位置に付されている、ラベル。
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