JP2019014490A - 折り畳み容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】接着剤を必要としないで、折り方が簡単で強度が確保できる簡易容器を提供する。【解決手段】所定の大きさの用紙中央に所定面積の底面が形成され、当該底面を形成する4辺に対応して縁部が形成される。縁部が直交する部分であって、前記底面の隅部に対応する用紙の隅部には、中央の線を山折れ線として2つの折込片よりなる、扇状の折込代が形成される。前記扇の一方の端の谷折れ線の上端部は、当該折込片側にコ字状に、前記折込片が折り込まれたとき、係止片が突出するように切り込まれる。また、前記扇の他方の端の谷折れ線を挟んで隣接する折込片と縁部の上端に、前記他方の端の谷折れ線を跨いで、円環状の係止受け片が形成される。上記の形状の用紙の前記折込代を折り込むと、前記係止片が形成される容器の外側に突出するようになり、前記円環状の係止受け片を外側に折り返すと、当該係止受け片の内側の係止穴が前記係止片を係止する状態となる。【選択図】図1
Description
本発明は折り畳み容器に関し、特に、非常用携帯食の食器として利用する折り畳み容器に関するものである。
合成樹脂製の簡易容器は、駅の売店で販売する丼物や麺類の車内への持ち込み用、あるいは外食産業における持ち帰り用の食品容器として利用されている。従来この種の簡易食器としては、耐漏液性を容易に確保できることから発泡スチロールを利用して一体成型したもの、あるいは飲料用としてはPETが一般的に使用されている。
上記の発泡スチロールあるいはPET製の簡易食器は焼却はできるが、ダイオキシンの処理等ができる焼却施設での焼却が望ましいことになる。
そこで、簡単に焼却ができる紙製の簡易食器が例えば実用新案登録3001907号公報に開示されている。すなわち、一枚の用紙に折線を設けて底面に対して外広がりの方形の碗状体を形成するようになっている。
地震、洪水等の自然災害が発生したときのための備蓄食品は、できるだけ嵩を低く、輸送あるいは、包装紙、食品容器等については食べた後の廃棄に手間のかからないようにする必要がある。ところが災害時であるので、食器自体が手元にない場合があり、簡単に組み立てができ、また廃棄しても環境上の問題が発生しない簡易食器も必要な場合がある。前記したように、発泡スチロール等の合成樹脂で成型された食器を用いることも考えられるが、成型されているので、嵩張ることになり、輸送に支障を来たすことになったり、あるいは上記したように使用後の処理に問題が生じる。
紙を用いた簡易食器として、上記した前記実用新案登録3001907号に開示の簡易容器がある。この場合は、環境に負荷をかけずに焼却ができる利点があるが、折り方が複雑な上、接着剤を必要とし、例えば災害時の非常食用の食器としては難点がある。
本発明は接着剤を必要としないで、しかも折り方が簡単で強度が確保できる簡易容器を得ることを目的とするものである。
本発明は、以下に記述するように底面と、縁部と、所定の大きさの用紙の中央部に形成された、食器の底面と、縁部と、係止受け片と、係止受け片の内側の係止穴とを備える。
所定の大きさの用紙中央に所定面積の底面が形成され、当該底面を形成する4辺に対応して縁部が形成される。縁部が直交する部分であって、前記底面の隅部に対応する用紙の隅部には扇状の折込代が形成される。折込代は前記扇の中央の線を山折れ線として2つの折込片よりなり、扇の一方の端の谷折れ線の上端部は、当該折込片側にコ字状に、前記折込片が折り込まれたとき、係止片が突出するように切り込まれる。
また、前記扇の他方の端の谷折れ線を挟んで隣接する折込片と縁部の上端に、前記他方の端の谷折れ線を跨いで、円環状の係止受け片が形成される。
上記の形状の用紙の前記折込代を折り込むと、前記係止け片が形成される容器の外側に突出するようになり、前記円環状の係止受け片を外側に折り返すと、当該係止受け片の内側の係止穴が前記係止片を係止する状態となる。このように4隅で係止片と係止穴を契合させると、簡易容器を形成することになる。
上記のように形成された簡易容器の縁部に帯体を嵌め込むとさらに、強度を増すことができる。
本発明によると、簡単な折り方で、強度のある紙製の簡易食器が得られることになり、廃棄して燃焼しても環境負荷も小さく災害時の非常食用に容器として使用することができる。
図1は本発明の簡易容器の展開図を示すものである。以下の説明で、山折れ、谷折れは容器として形成されたときの、容器の内側から見た表現である。
所定の大きさの用紙の中央部に、食器の底面10となる方形部分に沿って谷折れ線11a〜11dが設けられ、その周辺は、以下に説明するように食器として使用するときの、縁部20a〜20dとしての立ち上げ部となる。
前記谷折れ線11a〜11dの一方の方向の平行な2本の谷折れ線11a、11cは、そのままの方向で用紙の端まで延長され、収納時の折り畳み線となる(図7参照)。
前記各縁部20a〜20dの交差する部分であって、前記底面10の各頂点10a〜10d(以下頂点10aのみについて説明する)に対応する用紙の隅部には以下の折込代30aが形成される。
すなわち、谷折れ線11a、11bの延長線に挟まれた領域に、90度以下で所定の角度で開いた2本の谷折れ線12a、13aとその中間の山折れ線14aが形成される。このとき、前記底面10の頂点10aから2方向に直角に延びる前記谷折れ線11a、11bの延長線に対して、前記2本の谷折れ線12a、13aが同じ角度αをなすように設定される。
当該谷折れ線12a、13aの谷折れ線11a、11bからの角度αは、食器として組み立てたときの縁部の立ち上げ角を決めることになる。この角αが0度(すなわち谷折れ線11a〜11dの延長線に沿った状態)では容器に形成したときの縁部の立ち上げ角が90度になるので、食器としては使い辛い角度になる。90度以下の適当な角度にすると、その点は緩和されることになる。
さらに、前記2本の谷折れ線12a、13aの中間に前記頂点10aから用紙周端に伸びる山折れ線14aが設けられ、前記2本の谷折れ線12a、13aとの間で、折込片15a、16aが形成される。前記2本の谷折れ線12a、13aの一方の側の山折れ線13aの外周端部は、当該山折れ線13aが形成する縁部20bの側から、それに隣接する折込片16aの側にコ字状に切り込まれ、後に説明するように、食器容器として形成するときの係止片24aとなる。
更に、前記2本の谷折れ線12a、13aの他方の谷折れ線12aの側には、当該谷折れ線12aを挟んで隣接する折込片15aと縁部20aの端部を跨ぐ半円環状の係止受け片23aが形成される。当該係止受け片23aは後に説明するように、容器として折り込んだときに、前記係止片24aに対して、当該係止受け片23aの内側の係止穴25a(前記半円環状の係止受け片23aの内側の空洞部分)が嵌り込んで容器としての形状を維持するようになっている。
尚、前記折込代30aは、容器として折り込んだときに容器縁から突出しない程度に、外周が円に近い程度に切り取られた形状となっている。
以上頂点10aについてのみ説明したが、他の頂点10b、10c、10dについても同様の構成とする。但し、前記係止片24a、24bが同じ縁部20b(20d)の両端に形成され、また、係止受け片23a、23bも縁部20a(20c)に配置されることになる。
以上のように山および谷の折れ線が形成された型紙は以下のようにして容器として使用される。
まず、底面10の周辺の谷折れ線11a〜11dに沿って、型紙の周辺部を内側に折り込む。このとき、一方の方向の2本の谷折れ線11a、11cに沿っての折込と、それに直角な方向の2本の谷折れ線11b、11dに沿っての折込とは相互に干渉する。そこで、2つの縁部の直交する部分に形成される折込代30aが以下のように折り込まれて容器として形成される。すなわち、前記山折れ線14aを容器を形成したときの内側に折り込み、谷折れ線12aと13aとの間で折込片15aと16aが重なった折込代30aを形成する。当該折込代30aを前記係止片24a側の縁部20bに沿わせると、係止片24aは容器が形成されたときの外側に突出する。一方、係止受け片23aは直角に折れて、係止片24aに対応する位置となるとともに、外側に折り返すと、係止受け片23aの内側の円環25aが前記係止片24aに掛かかり、容器としての形状を保持できるようになっている。このようにして、四隅の係止片24aと円環25aを係止させて図5に示すように容器を形成する。
図5は、上記のように組み立てた簡易容器を補強するために縁部の周囲に嵌め込む帯体を示すものであある。閉じたときは(図5a)角部が盛り上がった状態で、広げると(図5b)水平となる。図6は、この帯体40を嵌めた状態の全体図を示すものである。尚、当該帯体40で簡易容器の胴部を補強するとともに、底面の裏側にも薄いダンボール材50を貼り付けて補強することも可能である。
更に、図7は用紙全体の平行に形成された谷折れ線11a、11cに沿って折り畳んだ状態を示すものである。このように折り畳むことによって、以下に説明する包装時の面積を小さくすることができる。
本発明にかかる簡易食品容器は食品と一緒に保管して、例えば、災害時に食器として組み立てて使用する。例えば、乾麺と一緒に包装した状態で自治体等で保管し、災害時に避難所等で包装を解いて前記食器を組み立て、乾麺を入れて水あるいは湯でほぐして食べることになる。ここで、容器が発泡スチロール等の合成樹脂で成型されているときには、嵩張ることはもちろん、災害時であるので、燃焼ごみとして捨てるにしても、燃焼による有害物質が処理できるゴミ焼却場が稼動していない場合がある。
この点、本願は紙によって組み立てることができるので、焼却したとしても有害物質はでないので、有害物質を処理できない焼却施設でも燃焼が可能となる。
以上説明したように、本発明は、簡単に組み立てることができ、また、焼却しても有害物質の発生の問題もない。更にコンパクトに折り畳めるので、災害時の非常食とともに包装して備蓄食料を食べるときの簡易食器として利用することができる。
10・・底面
11a〜11d・・谷折れ線
12a〜12d、13a〜13d・・谷折れ線
14a〜14d・・山折れ線
15a〜15d、16a〜16d・・折込片
20a〜20d・・縁部
23a〜23d・・係止受け片
24a〜24d・・係止片
25a〜25d・・係止穴
10a〜10d・・頂点
30a・・折込代
40・・帯体
11a〜11d・・谷折れ線
12a〜12d、13a〜13d・・谷折れ線
14a〜14d・・山折れ線
15a〜15d、16a〜16d・・折込片
20a〜20d・・縁部
23a〜23d・・係止受け片
24a〜24d・・係止片
25a〜25d・・係止穴
10a〜10d・・頂点
30a・・折込代
40・・帯体
Claims (1)
- 所定の大きさの用紙の中央部に形成された、食器の底面と、
当該底面の4辺に対応する縁部と、
前記縁部の直交部であるとともに、前記底面の隅部に対応する扇状であって、当該扇の中央の線を内側に山に折れ込むことによって、また、前記扇の両端の線を谷に折れ込むことによって形成される2つの折込片を重ねた折込代と、
前記扇の一方の端の線の上端コ字上に扇側に切り込んだ係止片と、
前記扇の他方の端の線を跨いで、当該他方の線を境に隣接する折込片と縁部の上端に円環状に平成された係止受け片とを備え
前記底面の4辺の4隅の折込代を折り込んで、容器状が形成された状態で、前記係止受け片を外側に折り返して前記円環の内側で、係止片を受け止める係止穴と
を備えたことを特徴とする簡易容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017131166A JP2019014490A (ja) | 2017-07-04 | 2017-07-04 | 折り畳み容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017131166A JP2019014490A (ja) | 2017-07-04 | 2017-07-04 | 折り畳み容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019014490A true JP2019014490A (ja) | 2019-01-31 |
Family
ID=65358336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017131166A Pending JP2019014490A (ja) | 2017-07-04 | 2017-07-04 | 折り畳み容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019014490A (ja) |
-
2017
- 2017-07-04 JP JP2017131166A patent/JP2019014490A/ja active Pending
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