JP2019014290A - 自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法 - Google Patents

自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの締結位置決めを容易に行なうことができる自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法の提供を目的とする。【解決手段】シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイド23とを備えた枠状のシュラウドパネル20を設け、上記シュラウドパネル20の左右のシュラウドサイド23が、バンパビーム12後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケット16を介して取付けられ、上記シュラウドサイド23には、上記バンパ取付けブラケット16の締結部24が設けられ、該締結部24の上部に、上記バンパ取付けブラケット16に対する位置決め部44が形成されたことを特徴とする。【選択図】図4

Description

この発明は、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法。
一般に、バンパフェイスの後部には当該バンパフェイスの裏面に沿って車幅方向に延びるように設置されてバンパフェイスを補強するバンパビーム(バンパレインフォースメントと同意)が設けられており、このバンパビームのさらに後方には、ラジエータやコンデンサ等の熱交換器を覆うシュラウドパネルが設置されている。
このように、シュラウドパネルはバンパビームの後方に配置され、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられるものが知られている。
シュラウドパネルを上方から降ろしてバンパ取付けブラケットに組付ける際、例えば、シュラウドパネルの下部に出っ張り等がある場合には、シュラウドパネルをバンパ取付けブラケットの締結面に沿って降ろすことができないので、該シュラウドパネルはバンパ取付けブラケットの締結面よりも後方位置に降ろした後、前方に向けて移動させて組付けることになり、シュラウドパネルの高さ位置がバンパ取付けブラケットの締結位置と一致しているか否かを確認する作業が必要となり、組付け性の悪化が懸念される。
ところで、特許文献1には、シュラウドパネルをバンパビーム後部にバンパ取付けブラケットを介して取付ける構造が開示されているが、該特許文献1には、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの上下方向の位置決めに関する技術思想については、開示されていない。
特開2008−247122号公報
そこで、この発明は、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの締結位置決めを容易に行なうことができる自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法の提供を目的とする。
この発明による自動車のシュラウドパネル構造は、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造であって、上記シュラウドサイドには、上記バンパ取付けブラケットの締結部が設けられ、該締結部の上部に、上記バンパ取付けブラケットに対する位置決め部が形成されたものである。
上記構成によれば、上記締結部の上部に上記位置決め部を形成したので、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドサイド乃至シュラウドパネルの締結位置決め、特に、上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記位置決め部が締結位置に対して車両前方に向けて延びる延出部で構成され、該延出部は上記バンパ取付けブラケットに対するガイド機能を有するものである。
上記構成によれば、シュラウドパネルを車両前方に移動させて、当該シュラウドパネルにおけるシュラウドサイドの締結部をバンパ取付けブラケット背面に当接させる際、上述の延出部でバンパ取付けブラケットをガイドすることができるので、上下方向のずれ、つまり、高さ方向のずれを抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記延出部は車両前方下方に向けて延出するよう形成されたものである。
上記構成によれば、シュラウドパネルを車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、上記延出部の前端には当該延出部の勾配に対して急勾配の傾斜部が形成されたものである。
上記構成によれば、急勾配の傾斜部にバンパ取付けブラケットを確実に引っ掛けることができると共に、延出部の勾配(緩やかな傾斜部分)によってシュラウドパネルを円滑に前方移動させることができる。また、上述の急勾配の傾斜部により、延出部がバンパ取付けブラケットから車両後方に外れることを防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記延出部の上部には、締結位置に対して車両前方に延び車載部品が取付けられる高剛性部が形成されており、該高剛性部と上記延出部とに跨って補強リブが形成されたものである。
上述の車載部品は、ヘッドランプユニットや衝撃検知センサに設定してもよい。
上記構成によれば、上記高剛性部と延出部とに跨って補強リブを形成したので、延出部の強度向上を図って、当該延出部の破損を抑制することができる。
この発明による自動車のシュラウドパネルの組付け方法は、請求項3に記載の自動車のシュラウドパネル構造において、車両前後方向で締結位置よりも後方かつ上方からシュラウドパネルを下方に移動させ、上記シュラウドパネルの位置決め部が上記バンパ取付けブラケットの上端に到達した時点で、該シュラウドパネルの延出部にてバンパ取付けブラケットを相対的にガイドしつつ、当該シュラウドパネルを車両前方下方に移動させ、締結位置にて上記シュラウドサイドの締結部をバンパ取付けブラケットに締結するものである。
上記構成によれば、シュラウドパネルを、車両前後方向でバンパ取付けブラケットとシュラウドサイドの締結部との締結位置よりも後方かつ上方から下方に移動させ、延出部で構成された位置決め部がバンパ取付けブラケット上端に到達した時、当該延出部によりバンパ取付けブラケットを相対的にガイドしながら、シュラウドパネルを車両前方下方に移動させることができるので、バンパ取付けブラケットに対するシュラウドサイド乃至シュラウドパネルの上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができると共に、シュラウドパネルを車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
特にシュラウドパネルの下部に出っ張り等があり、シュラウドパネルをバンパ取付けブラケットの締結面に沿って真っ直ぐ下方へ降ろすことができないような場合に有効である。
この発明によれば、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの締結位置決めを容易に行なうことができる効果がある。
本発明のシュラウドパネル構造を備えた自動車の要部正面図 図1の平面図 バンパビームおよびバンパ取付けブラケットを、車両後方上部から見た状態で示す斜視図 図1のA−A線矢視断面図 図1のB−B線矢視断面図 図1のC−C線矢視断面図 図1のD−D線矢視断面図 シュラウドパネルの車両右側上部を下方から見上げた状態で示す要部の部分拡大斜視図 図4の要部拡大図 シュラウドパネルを車両前後方向で締結位置よりも後方かつ上方に位置させた状態の組付け初期の側面図 シュラウドパネルの位置決め部がバンパ取付けブラケットの上端に到達した時点の側面図
バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの締結位置決めを容易に行なうという目的を、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造であって、上記シュラウドサイドには、上記バンパ取付けブラケットの締結部が設けられ、該締結部の上部に、上記バンパ取付けブラケットに対する位置決め部が形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法を示し、図1はシュラウドパネル構造を備えた自動車の要部正面図、図2は図1の平面図、図3はバンパビームおよびバンパ取付けブラケットを車両後方上部から見た状態で示す斜視図、図4は図1のA−A線矢視断面図、図5は図1のB−B線矢視断面図、図6は図1のC−C線矢視断面図、図7は図1のD−D線矢視断面図である。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
図3に示すように、エンジンルームの左右両サイドを車両前後方向に延びるフロントサイドフレーム前端のセットプレートには、取付けプレート10,10を介して左右のクラッシュカン11,11を取付けている。
この実施例では、クラッシュカン11として中空十文字状の閉断面を有するクラッシュカンを採用している。
上記左右の各クラッシュカン11,11は、衝撃エネルギ吸収部材であって、これら左右のクラッシュカン11,11の前端部には、車幅方向に延びるバンパビーム12を取付けている。
図4〜図6に示すように、上述のバンパビーム12は、車両前方側が開放した断面ハット形状のバンパビーム本体13と、このバンパビーム本体13の前部に接合固定されたクロージングプレート14とから成り、バンパビーム本体13とクロージングプレート14との間には車幅方向に延びる閉断面15が形成されている。
上述のバンパビーム本体13は、後壁13aと、後壁13aの上端から前方かつ上方に延びる上壁13bと、上壁13bの前端から上方に延びる前壁13cと、前壁13cの上端から車両後方に折返し形成された折返し片13dと、後壁13aの下端から前方かつ下方に延びる下壁13eと、下壁13eの前端から下方に延びる前壁13fと、前壁13fの下端から車両後方に折返し形成された折返し片13gと、を断面ハット形状に一体形成したものである。
そして、バンパビーム本体13の上下の前壁13c、13fに、スポット溶接等の接合手段にて、上述のクロージングプレート14を接合固定したものである。
図1、図2、図3に示すように、クラッシュカン11配置部位よりも車幅方向内側のクラッシュカン11近傍位置において、上述のバンパビーム12の後部には、左右一対のバンパ取付けブラケット16,16(以下、単にブラケット16と略記する)が設けられている。
左右の各ブラケット16,16は左右略対称構造に形成されており、当該ブラケット16は図3に示すように、後壁16aと、該後壁16aの車幅方向外側端部から車両前方に延びる側壁16bと、上記後壁16aの車幅方向内側端部から車両前方に延びる側壁16cと、これらの各側壁16b、16cに、バンパビーム本体13の後部形状に沿うように一体に折曲げ形成された接合フランジ部16d、16dと、上記後壁16aの上端部に形成された切欠き部16eとを備えており、ブラケット16の接合フランジ部16dをバンパビーム本体13の後壁13a、上壁13b、下壁13eに接合固定することで、当該ブラケット16をバンパビーム12後部に一体連結したものである。
ここで、ブラケット16の後壁16aは上下方向に延びており、側壁16b、16cはバンパビーム12と当該後壁16aとを車両前後方向に連結すべく、バンパビーム12後部に対して車両前後方向に延びている。
図4、図5に示すように、上述のブラケット16の取付け位置に対応して、バンパビーム12には、フック取付けブラケット17を設けている。このフック取付けブラケット17は閉断面15内を車両前後方向に延び、ブラケット17前端がクロージングプレート14から車両前方に突出すると共に、ブラケット17後端がバンパビーム本体13の後壁13aから車両後方に突出している。なお、上述のフック取付けブラケット17は、バンパビーム12の車両右側にのみ設けられている。
図1、図2に示すように、車幅方向に延びるバンパビーム12の後方には、枠状のシュラウドパネル20が配設されている。
上述のシュラウドパネル20は、図1に示すように、ラジエータ50(図6参照)およびコンデンサ60(図6参照)の上辺部を覆って車幅方向に延びるシュラウドアッパ21と、ラジエータ50およびコンデンサ60の下辺部を覆って車幅方向に延びるシュラウドロア22と、ラジエータ50およびコンデンサ60の左右の側辺部を覆うと共に、シュラウドアッパ21とシュラウドロア22とを上下方向に連結する左右のシュラウドサイド23,23とを、図1に示すように方形枠状に組合せたものである。
ここで、上述のラジエータ50は、エンジン冷却水を走行風等を用いて空冷する熱交換器であり、また、上述のコンデンサ60は車載空調ユニットの凝縮器を構成するものである。
図1のA−A線矢視断面図を図4に、また図1のB−B線矢視断面図を図5に示すように、シュラウドサイド23には、ブラケット16を取付けるための上下一対の締結部24,24と、該締結部24よりも車幅方向内側において車両前方へ膨出する膨出部25(図1のC−C線矢視断面図である図6参照)とが形成されている。
図6に示すように、シュラウドサイド23の膨出部25には、バンパビーム12の後部、詳しくは、バンパビーム本体13の後部を収容する収容凹部26が形成されている。この実施例では、該収容凹部26は、同図に示すように、前高後低状に傾斜する凹部上壁26aと、前低後高状に傾斜する凹部下壁26bと、これら上下の壁部後端を上下方向に連結する凹部後壁26cとで、車両前方側が開放するように形成されている。
図6に示すように、膨出部25の内部には、上述の収容凹部26の上下のスペースを有効利用して、車載部品としてのグリルシャッタ70が配設されている。
このグリルシャッタ70は、車両の高速走行時等において空気抵抗の低減を図る際には、当該グリルシャッタ70間の開度を小さくし、コンデンサ60、ラジエータ50の冷却効果を高める際には、当該グリルシャッタ70間の開度を大きくするものである。
図8はシュラウドパネル20の車両右側上部を下方から見上げた状態で示す要部の部分拡大斜視図である。
図5、図8に示すように、シュラウドパネル20はバンパビーム12後部に上述のブラケット16を介して取付けられている。
詳しくは、シュラウドサイド23の締結部24に予めインサートされたナット27に対して、車両前方から締付けるボルト28を用いてブラケット16の後壁16aを締結固定している。
図4、図5、図7、図8に示すように、シュラウドサイド23の車幅方向外側コーナ部の上端23a近傍位置には、シュラウドサイド前面23bから車両前方に向けて延びる高剛性部として前壁29aを備えた角筒状部29(いわゆるボックス部)が一体形成されている。
図4、図5に示すように、上述の角筒状部29の上壁を、ヘッドランプユニット30(図1参照)を取付けるためのランプ支持部31に設定している。ランプ支持部31は角筒状部29にて構成されているので、このランプ支持部31はシュラウドサイド23の前面23bから車両前方に向けて延出形成されている。
ヘッドランプユニット30は、取付け座32aと、取付け座32aの後端から上方に延びる後壁32bと、取付け座32aの前端から下方に延びる前壁32cと、をクランク状に一体形成した取付け片32を備えている。
図4に示すように、ランプ支持部31には予めインサートされたナット33が設けられており、ランプ支持部31にヘッドランプユニット30の取付け片32における取付け座32aを配置し、車両上方からナット33に締結するボルト34を用いて、取付け片32をランプ支持部31に取付けている。なお、図1、図2においては、車両右側のヘッドランプユニット30のみを示すが、車両左側においても同様にヘッドランプユニットが取付けられるものである。
図7に示すように、上述の角筒状部29の車幅方向外側の側壁を、衝撃検知センサとしてのエアバッグセンサ35を取付けるためのセンサ取付け部36に設定している。このセンサ取付け部36は角筒状部29にて構成されているので、該センサ取付け部36から車両前方に向けて延びる突出部37を備えている。
図7に示すように、センサ取付け部36には、当該センサ取付け部36に予めインサートされたナット38に対して、車幅方向外側から締付けるボルト39を用いて、エアバッグセンサ35を締結固定している。
図7に示すように、上述の角筒状部29の前壁29aは、エアバッグセンサ35を覆うカバー部材40の取付け部に設定されており、この前壁29aには、当該前壁29aに予めインサートされたナット41に対して、車両前方から締付けるボルト42を用いて、上述のカバー部材40を締結固定している。なお、図1、図2においてはエアバッグセンサ35の取付け位置を明確に示す目的で、上述のカバー部材40の図示を省略している。
ところで、図7に示すように、ラジエータ50の車幅方向外部には、リザーバタンク51が一体的に設けられており、このリザーバタンク51から車幅方向外方に延びる突起部51aにはマウントラバー52を取付け、このマウントラバー52の外部を支持ブラケット53で囲繞している。
ここで、上述のリザーバタンク51の前部には支持片51bを一体形成し、また、上述の支持ブラケット53の後部には、シュラウドサイド23に対する取付け片53aを一体形成している。
図7に示すように、コンデンサ60の車幅方向外部には、リザーバタンク61が一体的に設けられており、このリザーバタンク61の車幅方向外部と、上述の支持片51bとを、ブラケット62で連結している。
図7に示すように、上述の角筒状部29(特に、その基部参照)は、コンデンサ60およびラジエータ50をマウントする補強部43に設定されている。この補強部43は高剛性の角筒状部29にて構成されており、該補強部43に上述のランプ支持部31と、センサ取付け部36とが形成されたものである。
図4に示すように、上述の支持ブラケット53は樹脂で形成されており、該支持ブラケット53の上部には、シュラウドサイド前面23bに形成された係合部23cに対して係合される係止片53bが一体形成されている。
図4、図5に示すように、上述のシュラウドパネル20の左右のシュラウドサイド23は、バンパビーム12後部に対して車両前後方向に延びるブラケット16を介して取付けられている。また、上述のシュラウドサイド23には、該ブラケット16の締結部24が設けられている。
図9は図4の要部拡大図である。
図4、図5、図8、図9に示すように、シュラウドサイド23における上述の締結部24の上部には、ブラケット16に対する位置決め部44、詳しくは、ブラケット16の後壁16a上端に対する位置決め部44が形成されている。
上述の位置決め部44は、図5、図9に示すように、締結位置(ボルト28の位置参照)に対して車両前方に向けて延びる延出部45で形成されており、この延出部45はブラケット16に対するガイド機能を有するよう車両前方下方に向けて延出されている。
この実施例では、図9に示すように、上述の延出部45は、車両前後方向に延びる仮想水平線Lに対して傾斜角度θ1=20°に設定されているが、この数値に限定されるものではない。
上述の延出部45の下面は、シュラウドパネル20組付け時のガイド面45aとなり、延出部45の下面基端側には、車両前後方向に水平に延びる水平部45bが、ガイド面45aと連続するように形成されている。
また、上述の延出部45の前端には、当該延出部45の勾配に対して急勾配の傾斜部46が形成されている。この実施例では、図9に示すように、上述の傾斜部46は、上記仮想水平線Lに対して傾斜角度θ2=45°に設定されているが、この数値に限定されるものではない。
図5、図8、図9に示すように、上述の延出部45の上部には、締結位置(ボルト28の位置参照)に対して車両前方に延び車載部品としてのヘッドランプユニット30およびエアバッグセンサ35が取付けられる角筒状部29(高剛性部)が形成されている。
そして、この高剛性部である角筒状部29の下壁と上述の延出部45上面とに跨って補強リブ47が形成されている。
また、図8、図9に示すように、延出部45の下面と、締結部24直上部におけるシュラウドサイド23の前面との間にもリブ48が設けられている。
延出部45から成る位置決め部44は、シュラウドパネル20の上下方向つまり高さ方向の位置決めを行なうものであり、一方、上述のリブ48は切欠き部16eに対して上方から嵌まり合うことで、シュラウドパネル20の車幅方向の位置決めを行なうものである。
図10、図11はシュラウドパネル20の組付け方法を示す説明図であって、図10はシュラウドパネル20を車両前後方向で締結位置(ボルト28の位置参照)よりも後方かつ上方に位置させた状態の組付け初期の側面図、図11はシュラウドパネル20の位置決め部44がブラケット16の上端に到達した時点の側面図である。
この実施例では、フロントオーバハングの短縮(ショートオーバハング化)を図る目的で、シュラウドサイド23にバンパビーム12の後部を収容する収容凹部26を形成しているので、シュラウドパネル20をブラケット16における後壁16aに沿って真っ直ぐに降ろして組付けることができない。
そこで、図10、図11に示す組付け方法によりシュラウドパネル20を組付けるものである。
まず、図10に示すように、シュラウドパネル20を車両前後方向でボルト28による締結位置(図5参照)よりも後方かつ上方に位置させる。
図10に示す位置からシュラウドパネル20を下方に移動させ、図11に示すように、シュラウドパネル20のシュラウドサイド23における位置決め部44を、ブラケット16の後壁16a上端に当接させる。
この場合、シュラウドパネル20がその重心位置により後退変位しようとしても、ブラケット16の後壁16a上端が急勾配の傾斜部46で係合されているので、シュラウドパネル20の後退変位いわゆる外れを防止することができる。
図11に示すように、シュラウドパネル20の位置決め部44がブラケット16の上端(詳しくは、後壁16a上端)に到達した時点で、該シュラウドパネル20の延出部45下面のガイド面45a(図9参照)にてブラケット16の後壁16a上端を相対的にガイドしつつ、当該シュラウドパネル20を車両前方下方に移動させると、図4の状態となる。この状態下において、図5に示すように、締結位置で、ボルト28、ナット27を用いて、シュラウドサイド23の締結部24をブラケット16に締結するものである。
この際、シュラウドパネル20の上下方向の位置は、位置決め部44の下面(ガイド面45aおよび、その後部の水平部45b)がブラケット16の後壁16a上端に当接することで位置決めされると共に、シュラウドパネル20の車幅方向の位置は、リブ48がブラケット16の後壁16a上端における切欠き部16eに嵌まり込むことで位置決めされるものである。
このように、上記実施例の自動車のシュラウドパネル構造は、シュラウドアッパ21とシュラウドロア22と左右のシュラウドサイド23とを備えた枠状のシュラウドパネル20を設け、上記シュラウドパネル20の左右のシュラウドサイド23が、バンパビーム12後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケット16を介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造であって、上記シュラウドサイド23には、上記バンパ取付けブラケット16の締結部24が設けられ、該締結部24の上部に、上記バンパ取付けブラケット16に対する位置決め部44が形成されたものである(図1、図4、図9参照)。
この構成によれば、上記締結部24の上部に上記位置決め部44を形成したので、バンパビーム12後部のバンパ取付けブラケット16に対するシュラウドサイド23乃至シュラウドパネル20の締結位置決め、特に、上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができる。
この発明の一実施形態においては、上記位置決め部44が締結位置(ボルト28の位置参照)に対して車両前方に向けて延びる延出部45で構成され、該延出部45は上記バンパ取付けブラケット16に対するガイド機能を有するものである(図5、図9参照)。
この構成によれば、シュラウドパネル20を車両前方に移動させて、当該シュラウドパネル20におけるシュラウドサイド23の締結部24をバンパ取付けブラケット16背面に当接させる際、上述の延出部45でバンパ取付けブラケット16をガイドすることができるので、上下方向のずれ、つまり、高さ方向のずれを抑制することができる。
この発明の一実施形態においては、上記延出部45は車両前方下方に向けて延出するよう形成されたものである(図9参照)。
この構成によれば、シュラウドパネル20を車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
この発明の一実施形態においては、上記延出部45の前端には当該延出部45の勾配に対して急勾配の傾斜部46が形成されたものである(図9参照)。
この構成によれば、急勾配の傾斜部46にバンパ取付けブラケット16を確実に引っ掛けることができると共に、延出部45の勾配(緩やかな傾斜部分)によってシュラウドパネル20を円滑に前方移動させることができる。また、上述の急勾配の傾斜部46により、延出部45がバンパ取付けブラケット16から車両後方に外れることを防止することができる。
この発明の一実施形態においては、上記延出部45の上部には、締結位置に対して車両前方に延び車載部品(ヘッドランプユニット30、エアバッグセンサ35参照)が取付けられる高剛性部(角筒状部29参照)が形成されており、該高剛性部(角筒状部29)と上記延出部45とに跨って補強リブ47が形成されたものである(図8、図9参照)。
この構成によれば、上記高剛性部(角筒状部29)と延出部45とに跨って補強リブ47を形成したので、延出部45の強度向上を図って、当該延出部45の破損を抑制することができる。
この発明による自動車のシュラウドパネルの組付け方法は、請求項3に記載の自動車のシュラウドパネル構造において、車両前後方向で締結位置よりも後方かつ上方(図10参照)からシュラウドパネル20を下方に移動させ、上記シュラウドパネル20の位置決め部44が上記バンパ取付けブラケット16の上端に到達した時点(図11参照)で、該シュラウドパネル20の延出部45にてバンパ取付けブラケット16を相対的にガイドしつつ、当該シュラウドパネル20を車両前方下方に移動させ、図4、図5に示す締結位置にて上記シュラウドサイド23の締結部24をバンパ取付けブラケット16に締結するものである(図4、図5、図10、図11参照)。
この構成によれば、シュラウドパネル20を、車両前後方向でバンパ取付けブラケット16とシュラウドサイド23の締結部24との締結位置よりも後方かつ上方(図10参照)から下方に移動させ、延出部45で構成された位置決め部44がバンパ取付けブラケット16上端に到達した時(図11参照)、当該延出部45によりバンパ取付けブラケット16を相対的にガイドしながら、シュラウドパネル20を車両前方下方に移動させることができるので、バンパ取付けブラケット16に対するシュラウドサイド23乃至シュラウドパネル20の上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができると共に、シュラウドパネル20を車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
特に、シュラウドパネル20の下部に出っ張り等があり、シュラウドパネル20をバンパ取付けブラケット16の締結面に沿って真っ直ぐ下方へ降ろすことができないような場合に有効である。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車載部品は、実施例のヘッドランプユニット30、エアバッグセンサ35に対応し、
以下同様に、
高剛性部は、角筒状部29に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上、説明したように、本発明は、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法について有用である。
12…バンパビーム
16…バンパ取付けブラケット
20…シュラウドパネル
21…シュラウドアッパ
22…シュラウドロア
23…シュラウドサイド
29…角筒状部(高剛性部)
30…ヘッドランプユニット(車載部品)
35…エアバッグセンサ(車載部品)
44…位置決め部
45…延出部
46…傾斜部
47…補強リブ
この発明は、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法。
一般に、バンパフェイスの後部には当該バンパフェイスの裏面に沿って車幅方向に延びるように設置されてバンパフェイスを補強するバンパビーム(バンパレインフォースメントと同意)が設けられており、このバンパビームのさらに後方には、ラジエータやコンデンサ等の熱交換器を覆うシュラウドパネルが設置されている。
このように、シュラウドパネルはバンパビームの後方に配置され、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられるものが知られている。
シュラウドパネルを上方から降ろしてバンパ取付けブラケットに組付ける際、例えば、シュラウドパネルの下部に出っ張り等がある場合には、シュラウドパネルをバンパ取付けブラケットの締結面に沿って降ろすことができないので、該シュラウドパネルはバンパ取付けブラケットの締結面よりも後方位置に降ろした後、前方に向けて移動させて組付けることになり、シュラウドパネルの高さ位置がバンパ取付けブラケットの締結位置と一致しているか否かを確認する作業が必要となり、組付け性の悪化が懸念される。
ところで、特許文献1には、シュラウドパネルをバンパビーム後部にバンパ取付けブラケットを介して取付ける構造が開示されているが、該特許文献1には、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの上下方向の位置決めに関する技術思想については、開示されていない。
特開2008−247122号公報
そこで、この発明は、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの締結位置決めを容易に行なうことができる自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法の提供を目的とする。
この発明による自動車のシュラウドパネル構造は、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造であって、上記シュラウドサイドには、上記バンパ取付けブラケットの締結部が設けられ、該締結部の上部に、上記バンパ取付けブラケットに対する位置決め部が形成され、上記位置決め部が締結位置に対して車両前方に向けて延びる延出部で構成され、該延出部は上記バンパ取付けブラケットに対するガイド機能を有し、上記延出部は車両前方下方に向けて延出するよう形成されたものである。
上記構成によれば、上記締結部の上部に上記位置決め部を形成したので、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドサイド乃至シュラウドパネルの締結位置決め、特に、上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができる。
また、上記位置決め部が締結位置に対して車両前方に向けて延びる延出部で構成され、該延出部は上記バンパ取付けブラケットに対するガイド機能を有するものであるから、シュラウドパネルを車両前方に移動させて、当該シュラウドパネルにおけるシュラウドサイドの締結部をバンパ取付けブラケット背面に当接させる際、上述の延出部でバンパ取付けブラケットをガイドすることができるので、上下方向のずれ、つまり、高さ方向のずれを抑制することができる。
しかも、上記延出部は車両前方下方に向けて延出するよう形成されたものであるから、シュラウドパネルを車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
この発明による自動車のシュラウドパネル構造は、また、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造であって、上記シュラウドサイドには、上記バンパ取付けブラケットの締結部が設けられ、該締結部の上部に、上記バンパ取付けブラケットに対する位置決め部が形成され、上記位置決め部が締結位置に対して車両前方に向けて延びる延出部で構成され、上記延出部は車両前方下方に向けて延出するよう形成されたものである。
この発明の一実施態様においては、上記延出部の前端には当該延出部の勾配に対して急勾配の傾斜部が形成されたものである。
上記構成によれば、急勾配の傾斜部にバンパ取付けブラケットを確実に引っ掛けることができると共に、延出部の勾配(緩やかな傾斜部分)によってシュラウドパネルを円滑に前方移動させることができる。また、上述の急勾配の傾斜部により、延出部がバンパ取付けブラケットから車両後方に外れることを防止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記延出部の上部には、締結位置に対して車両前方に延び車載部品が取付けられる高剛性部が形成されており、該高剛性部と上記延出部とに跨って補強リブが形成されたものである。
上述の車載部品は、ヘッドランプユニットや衝撃検知センサに設定してもよい。
上記構成によれば、上記高剛性部と延出部とに跨って補強リブを形成したので、延出部の強度向上を図って、当該延出部の破損を抑制することができる。
この発明による自動車のシュラウドパネルの組付け方法は、請求項1または2に記載の自動車のシュラウドパネル構造において、車両前後方向で締結位置よりも後方かつ上方からシュラウドパネルを下方に移動させ、上記シュラウドパネルの位置決め部が上記バンパ取付けブラケットの上端に到達した時点で、該シュラウドパネルの延出部にてバンパ取付けブラケットを相対的にガイドしつつ、当該シュラウドパネルを車両前方下方に移動させ、締結位置にて上記シュラウドサイドの締結部をバンパ取付けブラケットに締結するものである。
上記構成によれば、シュラウドパネルを、車両前後方向でバンパ取付けブラケットとシュラウドサイドの締結部との締結位置よりも後方かつ上方から下方に移動させ、延出部で構成された位置決め部がバンパ取付けブラケット上端に到達した時、当該延出部によりバンパ取付けブラケットを相対的にガイドしながら、シュラウドパネルを車両前方下方に移動させることができるので、バンパ取付けブラケットに対するシュラウドサイド乃至シュラウドパネルの上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができると共に、シュラウドパネルを車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
特にシュラウドパネルの下部に出っ張り等があり、シュラウドパネルをバンパ取付けブラケットの締結面に沿って真っ直ぐ下方へ降ろすことができないような場合に有効である。
この発明によれば、バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの締結位置決めを容易に行なうことができる効果がある。
本発明のシュラウドパネル構造を備えた自動車の要部正面図 図1の平面図 バンパビームおよびバンパ取付けブラケットを、車両後方上部から見た状態で示す斜視図 図1のA−A線矢視断面図 図1のB−B線矢視断面図 図1のC−C線矢視断面図 図1のD−D線矢視断面図 シュラウドパネルの車両右側上部を下方から見上げた状態で示す要部の部分拡大斜視図 図4の要部拡大図 シュラウドパネルを車両前後方向で締結位置よりも後方かつ上方に位置させた状態の組付け初期の側面図 シュラウドパネルの位置決め部がバンパ取付けブラケットの上端に到達した時点の側面図
バンパビーム後部のバンパ取付けブラケットに対するシュラウドパネルの締結位置決めを容易に行なうという目的を、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造において、上記シュラウドサイドには、上記バンパ取付けブラケットの締結部が設けられ、該締結部の上部に、上記バンパ取付けブラケットに対する位置決め部が形成され、上記位置決め部が締結位置に対して車両前方に向けて延びる延出部で構成され、該延出部は上記バンパ取付けブラケットに対するガイド機能を有し、上記延出部は車両前方下方に向けて延出するよう形成されるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法を示し、図1はシュラウドパネル構造を備えた自動車の要部正面図、図2は図1の平面図、図3はバンパビームおよびバンパ取付けブラケットを車両後方上部から見た状態で示す斜視図、図4は図1のA−A線矢視断面図、図5は図1のB−B線矢視断面図、図6は図1のC−C線矢視断面図、図7は図1のD−D線矢視断面図である。
なお、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
図3に示すように、エンジンルームの左右両サイドを車両前後方向に延びるフロントサイドフレーム前端のセットプレートには、取付けプレート10,10を介して左右のクラッシュカン11,11を取付けている。
この実施例では、クラッシュカン11として中空十文字状の閉断面を有するクラッシュカンを採用している。
上記左右の各クラッシュカン11,11は、衝撃エネルギ吸収部材であって、これら左右のクラッシュカン11,11の前端部には、車幅方向に延びるバンパビーム12を取付けている。
図4〜図6に示すように、上述のバンパビーム12は、車両前方側が開放した断面ハット形状のバンパビーム本体13と、このバンパビーム本体13の前部に接合固定されたクロージングプレート14とから成り、バンパビーム本体13とクロージングプレート14との間には車幅方向に延びる閉断面15が形成されている。
上述のバンパビーム本体13は、後壁13aと、後壁13aの上端から前方かつ上方に延びる上壁13bと、上壁13bの前端から上方に延びる前壁13cと、前壁13cの上端から車両後方に折返し形成された折返し片13dと、後壁13aの下端から前方かつ下方に延びる下壁13eと、下壁13eの前端から下方に延びる前壁13fと、前壁13fの下端から車両後方に折返し形成された折返し片13gと、を断面ハット形状に一体形成したものである。
そして、バンパビーム本体13の上下の前壁13c、13fに、スポット溶接等の接合手段にて、上述のクロージングプレート14を接合固定したものである。
図1、図2、図3に示すように、クラッシュカン11配置部位よりも車幅方向内側のクラッシュカン11近傍位置において、上述のバンパビーム12の後部には、左右一対のバンパ取付けブラケット16,16(以下、単にブラケット16と略記する)が設けられている。
左右の各ブラケット16,16は左右略対称構造に形成されており、当該ブラケット16は図3に示すように、後壁16aと、該後壁16aの車幅方向外側端部から車両前方に延びる側壁16bと、上記後壁16aの車幅方向内側端部から車両前方に延びる側壁16cと、これらの各側壁16b、16cに、バンパビーム本体13の後部形状に沿うように一体に折曲げ形成された接合フランジ部16d、16dと、上記後壁16aの上端部に形成された切欠き部16eとを備えており、ブラケット16の接合フランジ部16dをバンパビーム本体13の後壁13a、上壁13b、下壁13eに接合固定することで、当該ブラケット16をバンパビーム12後部に一体連結したものである。
ここで、ブラケット16の後壁16aは上下方向に延びており、側壁16b、16cはバンパビーム12と当該後壁16aとを車両前後方向に連結すべく、バンパビーム12後部に対して車両前後方向に延びている。
図4、図5に示すように、上述のブラケット16の取付け位置に対応して、バンパビーム12には、フック取付けブラケット17を設けている。このフック取付けブラケット17は閉断面15内を車両前後方向に延び、ブラケット17前端がクロージングプレート14から車両前方に突出すると共に、ブラケット17後端がバンパビーム本体13の後壁13aから車両後方に突出している。なお、上述のフック取付けブラケット17は、バンパビーム12の車両右側にのみ設けられている。
図1、図2に示すように、車幅方向に延びるバンパビーム12の後方には、枠状のシュラウドパネル20が配設されている。
上述のシュラウドパネル20は、図1に示すように、ラジエータ50(図6参照)およびコンデンサ60(図6参照)の上辺部を覆って車幅方向に延びるシュラウドアッパ21と、ラジエータ50およびコンデンサ60の下辺部を覆って車幅方向に延びるシュラウドロア22と、ラジエータ50およびコンデンサ60の左右の側辺部を覆うと共に、シュラウドアッパ21とシュラウドロア22とを上下方向に連結する左右のシュラウドサイド23,23とを、図1に示すように方形枠状に組合せたものである。
ここで、上述のラジエータ50は、エンジン冷却水を走行風等を用いて空冷する熱交換器であり、また、上述のコンデンサ60は車載空調ユニットの凝縮器を構成するものである。
図1のA−A線矢視断面図を図4に、また図1のB−B線矢視断面図を図5に示すように、シュラウドサイド23には、ブラケット16を取付けるための上下一対の締結部24,24と、該締結部24よりも車幅方向内側において車両前方へ膨出する膨出部25(図1のC−C線矢視断面図である図6参照)とが形成されている。
図6に示すように、シュラウドサイド23の膨出部25には、バンパビーム12の後部、詳しくは、バンパビーム本体13の後部を収容する収容凹部26が形成されている。この実施例では、該収容凹部26は、同図に示すように、前高後低状に傾斜する凹部上壁26aと、前低後高状に傾斜する凹部下壁26bと、これら上下の壁部後端を上下方向に連結する凹部後壁26cとで、車両前方側が開放するように形成されている。
図6に示すように、膨出部25の内部には、上述の収容凹部26の上下のスペースを有効利用して、車載部品としてのグリルシャッタ70が配設されている。
このグリルシャッタ70は、車両の高速走行時等において空気抵抗の低減を図る際には、当該グリルシャッタ70間の開度を小さくし、コンデンサ60、ラジエータ50の冷却効果を高める際には、当該グリルシャッタ70間の開度を大きくするものである。
図8はシュラウドパネル20の車両右側上部を下方から見上げた状態で示す要部の部分拡大斜視図である。
図5、図8に示すように、シュラウドパネル20はバンパビーム12後部に上述のブラケット16を介して取付けられている。
詳しくは、シュラウドサイド23の締結部24に予めインサートされたナット27に対して、車両前方から締付けるボルト28を用いてブラケット16の後壁16aを締結固定している。
図4、図5、図7、図8に示すように、シュラウドサイド23の車幅方向外側コーナ部の上端23a近傍位置には、シュラウドサイド前面23bから車両前方に向けて延びる高剛性部として前壁29aを備えた角筒状部29(いわゆるボックス部)が一体形成されている。
図4、図5に示すように、上述の角筒状部29の上壁を、ヘッドランプユニット30(図1参照)を取付けるためのランプ支持部31に設定している。ランプ支持部31は角筒状部29にて構成されているので、このランプ支持部31はシュラウドサイド23の前面23bから車両前方に向けて延出形成されている。
ヘッドランプユニット30は、取付け座32aと、取付け座32aの後端から上方に延びる後壁32bと、取付け座32aの前端から下方に延びる前壁32cと、をクランク状に一体形成した取付け片32を備えている。
図4に示すように、ランプ支持部31には予めインサートされたナット33が設けられており、ランプ支持部31にヘッドランプユニット30の取付け片32における取付け座32aを配置し、車両上方からナット33に締結するボルト34を用いて、取付け片32をランプ支持部31に取付けている。なお、図1、図2においては、車両右側のヘッドランプユニット30のみを示すが、車両左側においても同様にヘッドランプユニットが取付けられるものである。
図7に示すように、上述の角筒状部29の車幅方向外側の側壁を、衝撃検知センサとしてのエアバッグセンサ35を取付けるためのセンサ取付け部36に設定している。このセンサ取付け部36は角筒状部29にて構成されているので、該センサ取付け部36から車両前方に向けて延びる突出部37を備えている。
図7に示すように、センサ取付け部36には、当該センサ取付け部36に予めインサートされたナット38に対して、車幅方向外側から締付けるボルト39を用いて、エアバッグセンサ35を締結固定している。
図7に示すように、上述の角筒状部29の前壁29aは、エアバッグセンサ35を覆うカバー部材40の取付け部に設定されており、この前壁29aには、当該前壁29aに予めインサートされたナット41に対して、車両前方から締付けるボルト42を用いて、上述のカバー部材40を締結固定している。なお、図1、図2においてはエアバッグセンサ35の取付け位置を明確に示す目的で、上述のカバー部材40の図示を省略している。
ところで、図7に示すように、ラジエータ50の車幅方向外部には、リザーバタンク51が一体的に設けられており、このリザーバタンク51から車幅方向外方に延びる突起部51aにはマウントラバー52を取付け、このマウントラバー52の外部を支持ブラケット53で囲繞している。
ここで、上述のリザーバタンク51の前部には支持片51bを一体形成し、また、上述の支持ブラケット53の後部には、シュラウドサイド23に対する取付け片53aを一体形成している。
図7に示すように、コンデンサ60の車幅方向外部には、リザーバタンク61が一体的に設けられており、このリザーバタンク61の車幅方向外部と、上述の支持片51bとを、ブラケット62で連結している。
図7に示すように、上述の角筒状部29(特に、その基部参照)は、コンデンサ60およびラジエータ50をマウントする補強部43に設定されている。この補強部43は高剛性の角筒状部29にて構成されており、該補強部43に上述のランプ支持部31と、センサ取付け部36とが形成されたものである。
図4に示すように、上述の支持ブラケット53は樹脂で形成されており、該支持ブラケット53の上部には、シュラウドサイド前面23bに形成された係合部23cに対して係合される係止片53bが一体形成されている。
図4、図5に示すように、上述のシュラウドパネル20の左右のシュラウドサイド23は、バンパビーム12後部に対して車両前後方向に延びるブラケット16を介して取付けられている。また、上述のシュラウドサイド23には、該ブラケット16の締結部24が設けられている。
図9は図4の要部拡大図である。
図4、図5、図8、図9に示すように、シュラウドサイド23における上述の締結部24の上部には、ブラケット16に対する位置決め部44、詳しくは、ブラケット16の後壁16a上端に対する位置決め部44が形成されている。
上述の位置決め部44は、図5、図9に示すように、締結位置(ボルト28の位置参照)に対して車両前方に向けて延びる延出部45で形成されており、この延出部45はブラケット16に対するガイド機能を有するよう車両前方下方に向けて延出されている。
この実施例では、図9に示すように、上述の延出部45は、車両前後方向に延びる仮想水平線Lに対して傾斜角度θ1=20°に設定されているが、この数値に限定されるものではない。
上述の延出部45の下面は、シュラウドパネル20組付け時のガイド面45aとなり、延出部45の下面基端側には、車両前後方向に水平に延びる水平部45bが、ガイド面45aと連続するように形成されている。
また、上述の延出部45の前端には、当該延出部45の勾配に対して急勾配の傾斜部46が形成されている。この実施例では、図9に示すように、上述の傾斜部46は、上記仮想水平線Lに対して傾斜角度θ2=45°に設定されているが、この数値に限定されるものではない。
図5、図8、図9に示すように、上述の延出部45の上部には、締結位置(ボルト28の位置参照)に対して車両前方に延び車載部品としてのヘッドランプユニット30およびエアバッグセンサ35が取付けられる角筒状部29(高剛性部)が形成されている。
そして、この高剛性部である角筒状部29の下壁と上述の延出部45上面とに跨って補強リブ47が形成されている。
また、図8、図9に示すように、延出部45の下面と、締結部24直上部におけるシュラウドサイド23の前面との間にもリブ48が設けられている。
延出部45から成る位置決め部44は、シュラウドパネル20の上下方向つまり高さ方向の位置決めを行なうものであり、一方、上述のリブ48は切欠き部16eに対して上方から嵌まり合うことで、シュラウドパネル20の車幅方向の位置決めを行なうものである。
図10、図11はシュラウドパネル20の組付け方法を示す説明図であって、図10はシュラウドパネル20を車両前後方向で締結位置(ボルト28の位置参照)よりも後方かつ上方に位置させた状態の組付け初期の側面図、図11はシュラウドパネル20の位置決め部44がブラケット16の上端に到達した時点の側面図である。
この実施例では、フロントオーバハングの短縮(ショートオーバハング化)を図る目的で、シュラウドサイド23にバンパビーム12の後部を収容する収容凹部26(図8参照)を形成しているので、シュラウドパネル20をブラケット16における後壁16aに沿って真っ直ぐに降ろして組付けることができない。
そこで、図10、図11に示す組付け方法によりシュラウドパネル20を組付けるものである。
まず、図10に示すように、シュラウドパネル20を車両前後方向でボルト28による締結位置(図5参照)よりも後方かつ上方に位置させる。
図10に示す位置からシュラウドパネル20を下方に移動させ、図11に示すように、シュラウドパネル20のシュラウドサイド23における位置決め部44を、ブラケット16の後壁16a上端に当接させる。
この場合、シュラウドパネル20がその重心位置により後退変位しようとしても、ブラケット16の後壁16a上端が急勾配の傾斜部46で係合されているので、シュラウドパネル20の後退変位いわゆる外れを防止することができる。
図11に示すように、シュラウドパネル20の位置決め部44がブラケット16の上端(詳しくは、後壁16a上端)に到達した時点で、該シュラウドパネル20の延出部45下面のガイド面45a(図9参照)にてブラケット16の後壁16a上端を相対的にガイドしつつ、当該シュラウドパネル20を車両前方下方に移動させると、図4の状態となる。この状態下において、図5に示すように、締結位置で、ボルト28、ナット27を用いて、シュラウドサイド23の締結部24をブラケット16に締結するものである。
この際、シュラウドパネル20の上下方向の位置は、位置決め部44の下面(ガイド面45aおよび、その後部の水平部45b)がブラケット16の後壁16a上端に当接することで位置決めされると共に、シュラウドパネル20の車幅方向の位置は、リブ48がブラケット16の後壁16a上端における切欠き部16eに嵌まり込むことで位置決めされるものである。
このように、上記実施例の自動車のシュラウドパネル構造は、シュラウドアッパ21とシュラウドロア22と左右のシュラウドサイド23とを備えた枠状のシュラウドパネル20を設け、上記シュラウドパネル20の左右のシュラウドサイド23が、バンパビーム12後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケット16を介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造であって、上記シュラウドサイド23には、上記バンパ取付けブラケット16の締結部24が設けられ、該締結部24の上部に、上記バンパ取付けブラケット16に対する位置決め部44が形成されたものである(図1、図4、図9参照)。
この構成によれば、上記締結部24の上部に上記位置決め部44を形成したので、バンパビーム12後部のバンパ取付けブラケット16に対するシュラウドサイド23乃至シュラウドパネル20の締結位置決め、特に、上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができる。
この発明の一実施形態においては、上記位置決め部44が締結位置(ボルト28の位置参照)に対して車両前方に向けて延びる延出部45で構成され、該延出部45は上記バンパ取付けブラケット16に対するガイド機能を有するものである(図5、図9参照)。
この構成によれば、シュラウドパネル20を車両前方に移動させて、当該シュラウドパネル20におけるシュラウドサイド23の締結部24をバンパ取付けブラケット16背面に当接させる際、上述の延出部45でバンパ取付けブラケット16をガイドすることができるので、上下方向のずれ、つまり、高さ方向のずれを抑制することができる。
この発明の一実施形態においては、上記延出部45は車両前方下方に向けて延出するよう形成されたものである(図9参照)。
この構成によれば、シュラウドパネル20を車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
この発明の一実施形態においては、上記延出部45の前端には当該延出部45の勾配に対して急勾配の傾斜部46が形成されたものである(図9参照)。
この構成によれば、急勾配の傾斜部46にバンパ取付けブラケット16を確実に引っ掛けることができると共に、延出部45の勾配(緩やかな傾斜部分)によってシュラウドパネル20を円滑に前方移動させることができる。また、上述の急勾配の傾斜部46により、延出部45がバンパ取付けブラケット16から車両後方に外れることを防止することができる。
この発明の一実施形態においては、上記延出部45の上部には、締結位置に対して車両前方に延び車載部品(ヘッドランプユニット30、エアバッグセンサ35参照)が取付けられる高剛性部(角筒状部29参照)が形成されており、該高剛性部(角筒状部29)と上記延出部45とに跨って補強リブ47が形成されたものである(図8、図9参照)。
この構成によれば、上記高剛性部(角筒状部29)と延出部45とに跨って補強リブ47を形成したので、延出部45の強度向上を図って、当該延出部45の破損を抑制することができる。
この発明による自動車のシュラウドパネルの組付け方法は、請求項3に記載の自動車のシュラウドパネル構造において、車両前後方向で締結位置よりも後方かつ上方(図10参照)からシュラウドパネル20を下方に移動させ、上記シュラウドパネル20の位置決め部44が上記バンパ取付けブラケット16の上端に到達した時点(図11参照)で、該シュラウドパネル20の延出部45にてバンパ取付けブラケット16を相対的にガイドしつつ、当該シュラウドパネル20を車両前方下方に移動させ、図4、図5に示す締結位置にて上記シュラウドサイド23の締結部24をバンパ取付けブラケット16に締結するものである(図4、図5、図10、図11参照)。
この構成によれば、シュラウドパネル20を、車両前後方向でバンパ取付けブラケット16とシュラウドサイド23の締結部24との締結位置よりも後方かつ上方(図10参照)から下方に移動させ、延出部45で構成された位置決め部44がバンパ取付けブラケット16上端に到達した時(図11参照)、当該延出部45によりバンパ取付けブラケット16を相対的にガイドしながら、シュラウドパネル20を車両前方下方に移動させることができるので、バンパ取付けブラケット16に対するシュラウドサイド23乃至シュラウドパネル20の上下方向の締結位置決めを容易に行なうことができると共に、シュラウドパネル20を車両前方に移動させる作業を容易に行なうことができる。
特に、シュラウドパネル20の下部に出っ張り等があり、シュラウドパネル20をバンパ取付けブラケット16の締結面に沿って真っ直ぐ下方へ降ろすことができないような場合に有効である。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車載部品は、実施例のヘッドランプユニット30、エアバッグセンサ35に対応し、
以下同様に、
高剛性部は、角筒状部29に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上、説明したように、本発明は、シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造及びその組付け方法について有用である。
12…バンパビーム
16…バンパ取付けブラケット
20…シュラウドパネル
21…シュラウドアッパ
22…シュラウドロア
23…シュラウドサイド
29…角筒状部(高剛性部)
30…ヘッドランプユニット(車載部品)
35…エアバッグセンサ(車載部品)
44…位置決め部
45…延出部
46…傾斜部
47…補強リブ

Claims (6)

  1. シュラウドアッパとシュラウドロアと左右のシュラウドサイドとを備えた枠状のシュラウドパネルを設け、上記シュラウドパネルの左右のシュラウドサイドが、バンパビーム後部に対して車両前後方向に延びるバンパ取付けブラケットを介して取付けられる自動車のシュラウドパネル構造であって、
    上記シュラウドサイドには、上記バンパ取付けブラケットの締結部が設けられ、
    該締結部の上部に、上記バンパ取付けブラケットに対する位置決め部が形成された
    自動車のシュラウドパネル構造。
  2. 上記位置決め部が締結位置に対して車両前方に向けて延びる延出部で構成され、
    該延出部は上記バンパ取付けブラケットに対するガイド機能を有する
    請求項1に記載の自動車のシュラウドパネル構造。
  3. 上記延出部は車両前方下方に向けて延出するよう形成された
    請求項2に記載の自動車のシュラウドパネル構造。
  4. 上記延出部の前端には当該延出部の勾配に対して急勾配の傾斜部が形成された
    請求項3に記載の自動車のシュラウドパネル構造。
  5. 上記延出部の上部には、締結位置に対して車両前方に延び車載部品が取付けられる高剛性部が形成されており、
    該高剛性部と上記延出部とに跨って補強リブが形成された
    請求項4に記載の自動車のシュラウドパネル構造。
  6. 請求項3に記載の自動車のシュラウドパネル構造において、
    車両前後方向で締結位置よりも後方かつ上方からシュラウドパネルを下方に移動させ、
    上記シュラウドパネルの位置決め部が上記バンパ取付けブラケットの上端に到達した時点で、該シュラウドパネルの延出部にてバンパ取付けブラケットを相対的にガイドしつつ、
    当該シュラウドパネルを車両前方下方に移動させ、締結位置にて上記シュラウドサイドの締結部をバンパ取付けブラケットに締結する
    自動車のシュラウドパネルの組付け方法。
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