JP2019012061A - 計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリング - Google Patents

計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリング Download PDF

Info

Publication number
JP2019012061A
JP2019012061A JP2018104398A JP2018104398A JP2019012061A JP 2019012061 A JP2019012061 A JP 2019012061A JP 2018104398 A JP2018104398 A JP 2018104398A JP 2018104398 A JP2018104398 A JP 2018104398A JP 2019012061 A JP2019012061 A JP 2019012061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
centering
wall
support
play
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018104398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6655126B2 (ja
Inventor
ピエール・キュザン
Cusin Pierre
イバン・ヘルナンデス
Hernandez Ivan
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nivarox Far SA
Nivarox SA
Original Assignee
Nivarox Far SA
Nivarox SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nivarox Far SA, Nivarox SA filed Critical Nivarox Far SA
Publication of JP2019012061A publication Critical patent/JP2019012061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6655126B2 publication Critical patent/JP6655126B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B31/00Bearings; Point suspensions or counter-point suspensions; Pivot bearings; Single parts therefor
    • G04B31/004Bearings; Point suspensions or counter-point suspensions; Pivot bearings; Single parts therefor characterised by the material used
    • G04B31/008Jewel bearings
    • G04B31/0087Jewel bearings with jewel hole only
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B31/00Bearings; Point suspensions or counter-point suspensions; Pivot bearings; Single parts therefor
    • G04B31/02Shock-damping bearings
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B31/00Bearings; Point suspensions or counter-point suspensions; Pivot bearings; Single parts therefor
    • G04B31/02Shock-damping bearings
    • G04B31/04Shock-damping bearings with jewel hole and cap jewel
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B37/00Cases

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】適切にセンタリングされていて、かつ、水平であるような計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリングを提供する。【解決手段】ベアリングは、ハウジングと、ハウジング内に配置されており外側センタリング壁23bを有するベアリング支持体20と、ベアリング支持体20にマウントされ車セットアーバーのピボット軸を受けるピボットベアリングと、及び車セットアーバーのピボット軸のための弾性支持構成とを有する。ショックアブソーバーベアリングは、さらに、遊び再センタリングデバイス40を有する。遊び再センタリングデバイス40には、一方では、内側にベアリング支持体20の外側センタリング壁23bが配置される内側センタリング壁があるセンタリング要素42を有する第1の部分があり、他方では、ベアリングアセンブリーに載っており第1の部分に対する戻し効果があるように構成している第2の部分がある。【選択図】図3

Description

本発明は、遊びを再センタリングさせるデバイスを有する、計時器用車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングに関する。
計時器において、車セットアーバーのピボット軸は、プレートやブリッジにてマウントされたベアリング内にて回転する。車やピニオンの一部、特に、バランス、においては、通常、ベアリングがショックアブソーバー機構を備える。実際に、バランススタッフのピボット軸が一般的には細くバランスの質量が比較的大きいために、ショックアブソーバー機構がないと、衝撃があったときにピボット軸が壊れてしまうことがある。
図1aに、伝統的なショックアブソーバーベアリング1の構成を示している。ドーム状のオリーブ穴ジュエル2は、一般的には、「セッティング」と呼ばれるベアリング支持体3に入れ込まれ、このベアリング支持体3上に受け石4がマウントされる。セッティング3は、受け石4の上側部分に軸方向の力を与えるように構成しているショックアブソーバーばね6によってベアリングアセンブリー5の底部に載るように保持される。また、セッティング3には、ベアリングアセンブリー5の底部の周部に配置されたテーパー状の内壁に対応するように構成しているテーパー状の外壁がある。セッティングの外壁に、凸状の面、すなわち、ドーム状の形、があるような変種も存在する。
セッティング3は、満足に動作させるためには、ショックアブソーバーベアリングのアーバーに適切にセンタリングされていて、かつ、水平でなければならない。部品に許容誤差範囲があるために、このことを確実にすることは容易ではない。
第1の構成においては、図1bに示しているように、ベアリングの回転軸に対するセッティング3のセンタリング位置が定められていないという短所があり、これに対して、第2の構成においては、図1cに示すように、セッティング3は、ショックアブソーバーベアリングの軸に垂直な軸のまわりを回転することができる。このことによって、セッティング3、ピボット軸及びそこにマウントされる受け石の間の位置に角度が発生してしまうこととなる。
したがって、本発明は、ショックアブソーバーベアリングの部品の許容誤差範囲によって前記の2つの望まない状況を発生させないような、計時器の車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングを提案することを目的とする。
このために、本発明は、計時器用車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングに関する。このベアリングは、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されており外側センタリング壁を有するベアリング支持体と、前記ベアリング支持体にマウントされ前記車セットアーバーのピボット軸を受けるピボットベアリングと、及び前記車セットアーバーのピボット軸のための弾性支持構成とを有する。前記ショックアブソーバーベアリングは、さらに、遊び再センタリングデバイスを有する。前記遊び再センタリングデバイスには、一方では、内側に前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁が配置される内側センタリング壁があるセンタリング要素を有する第1の部分があり、他方では、前記ベアリングアセンブリーに載っており前記第1の部分に対する戻し効果があるように構成している第2の部分がある。
この戻し効力によって、遊び再センタリングデバイスのセンタリング要素が、製造上のばらつきにかかわらずベアリング支持体に嵌まることが可能になり、ベアリング支持体がセンタリングされベアリングアセンブリーの底部に対して水平に載せられることを確実にする。
好ましい実施形態によると、前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁と、及び前記センタリング要素の前記内側センタリング壁との両方は、テーパー状の壁である。前記センタリング要素の前記内側センタリング壁のテーパーは、前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁のテーパーと一致している。
別の実施形態によると、前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁は凸状であり、前記センタリング要素の前記内側センタリング壁はテーパー状である。
別の実施形態によると、前記ベアリング支持体の外側センタリング壁はテーパー状であり、前記センタリング要素の内側センタリング壁は凸状である。
好ましい実施形態によると、前記ベアリングアセンブリーには、支持用の半径方向の面と支持用の軸方向の面がある円筒形成肩部がある内壁がある。前記遊び再センタリングデバイスの前記第2の部分には、前記肩部の前記支持用の半径方向の面上に配置される環状部分と、及び当該ベアリングの軸の方へと前記支持用の半径方向の面を越えて延在する弾性部分とがある。
好ましい実施形態によると、前記弾性部分は、例えば、環状の軌道に沿って配置される、いくつかのフレキシブルな細長材を有する。このフレキシブルな細長材は、衝撃を受けたときに実質的に軸方向に曲がりいずれの端部遊びをもオフセットし前記ベアリング支持体がセンタリングされることを確実にするように構成している。
好ましい実施形態によると、前記センタリング要素には、いくつかの補強及びセンタリング用の補強部材がある外壁がある。この補強部材は、ベアリング支持体の半径方向の運動を制限し、センタリング要素が載せられることによって、いずれの端部遊びをもオフセットすることを可能にして、ベアリング支持体がセンタリングされることを確実にする。各フレキシブルな細長材の両端はそれぞれ、対応する部材及び前記遊び再センタリングデバイスの前記第2の部分の前記環状部分に接続されている。
好ましい実施形態によると、各補強部材には、前記肩部の前記支持用の軸方向の面に対向するように配置されてベアリング支持体をセンタリングする支持面がある。各フレキシブルな細長材には、各部材の支持面からセットバックされている外側側壁がある。
好ましい実施形態によると、前記弾性部分の前記フレキシブルな細長材の曲がりの軸は、前記ベアリング軸に一致している。
好ましい実施形態によると、前記遊び再センタリングデバイスの前記第2の部分の前記環状部分には、正方形又は長方形の断面がある。前記環状部分は、前記肩部の前記支持用の半径方向の面及び前記ベアリングアセンブリーの前記内壁の支持用の軸方向の面によって形成される角部に対して力を与えるように予応力を与えられている(例えば、入れ込まれている)。
好ましい実施形態によると、前記ベアリングアセンブリーは、車セットアーバーのピボット軸を通す開口がある基礎を有する。前記ベアリング支持体は、前記ベアリングアセンブリーの前記基礎に載っている。前記遊び再センタリングデバイスの前記第1の部分の前記センタリング要素は、当該ベアリングが載せられた構成となっているとき、すなわち、当該ベアリングがいずれの外力をも受けていないときに、前記基礎から離れている。
好ましい実施形態によると、前記遊び再センタリングデバイスは、モノリシックな形態である。
添付の図面を参照しながら純粋に例として与えられるいくつかの実施形態(これに限定されない)についての説明を読むことで、本発明の他の特徴及び利点が明確になるであろう。
図1aは、当該分野における現状の技術によるショックアブソーバーベアリングの軸を通る断面を示している。図1bは、図1aと同様な図であり、セッティングが第1の位置にある。図1cは、図1aと同様な図であり、セッティングが第2の位置にある。 本発明の1つの実施形態に係るショックアブソーバーベアリングの軸を通る断面を示している。 図2のショックアブソーバーベアリングの断面において切断された部分図である。 図2の遊び再センタリングデバイスを上方から見た斜視図である。 図4の遊び再センタリングデバイスを下方から見た斜視図である。 別の実施形態に係るショックアブソーバーベアリングの軸を通る断面を示している。
以下、図2〜5を参照しながら、計時器用の車セットアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングについて、1つの実施形態に基づいて説明する。
図2及び3を特に参照すると、ショックアブソーバーベアリング10は、ベアリングアセンブリー11(以下、「ベアリングアセンブリー」)、ベアリング支持体20、弾性メンバー30、及び遊び再センタリングデバイス40を有する。ベアリングアセンブリー11の外側カバーは、計時器用ムーブメント(図示せず)のプレートないし一又は複数のブリッジにある一又は複数の穴に挿入される形を有する。ショックアブソーバーベアリング10がバランスなどのために用いられる場合、インデックスアセンブリーとバランスばねスタッドホルダーは、ベアリングアセンブリー11のまわりに配置される。このベアリングアセンブリー11には基礎12があり、これには、好ましくは、バランススタッフのピボット軸を通すための円筒状の開口13がある。
ベアリングアセンブリー11には、さらに、ベアリング支持体20を受けるハウジングを定める内側側壁がある。このベアリング支持体20は、「セッティング」として一般的に知られている。この内側側壁には、メイン円筒形成壁14aと第1及び第2の相補的な円筒形成壁14b、14cがある。これらの第1及び第2の相補的な円筒形成壁14b、14cは、メイン円筒形成壁14aの上下両側にあり、これらをそれぞれ、下側円筒形成壁14bと上側円筒形成壁14cと呼ぶ。
下側及び上側壁14b、14cそれぞれの直径は、ベアリングアセンブリー11の内側側壁のメイン壁14aの直径よりも小さい。このようにして、下側壁14bは、メイン壁14aとともに、円筒形成肩部16を形成する。肩部16は、メイン壁14aとともに、支持用の軸方向の面15aと支持用の半径方向の面16aがある角部を形成しており、これは、ショックアブソーバーベアリング10の軸を中心として360°にわたって延在している。上側円筒形成壁14cは、メイン壁14aとともに、肩部16の支持用の半径方向の面16aに実質的に対向するように構成している支持用の半径方向の面15bを形成している。図示した変種では、上側壁14cは、弾性メンバー30を取り付けることを可能にするリムを形成している。なお、弾性メンバー30を取り付けるために他の手段を実装して、上側壁によって形成されるリムを省いて、メイン壁14aの上側部分をまっすぐにすることができることは明白である。
セッティング20には、メイン円筒形成壁21aと相補的な円筒形成壁21bがある内側側壁がある。ピボットベアリング24は、ドーム状のオリーブ穴ジュエルの形態であり、バランススタッフを軸方向のアライメント状態に保持するようにメイン円筒形成壁21aの内側にマウントされる。ジュエルホール24は、好ましくは、入れ込まれる。しかし、セッティングの内壁のメイン円筒形成壁21aに、接着剤で接合されたり、他の方法で取り付けられたりすることができる。
セッティング20のメイン円筒形成壁21aの直径は、相補的な円筒形成壁21bの直径よりも小さく、これによって、360°にわたって延在している角部を形成する。
この弾性支持構成は、ベアリング支持体20にマウントされた受け石25と、及びベアリング支持体20に軸方向の力を与えるように構成している弾性メンバー30とを有する。特に、受け石25の周部は、ベアリングアセンブリー11のハウジングの内部でマウントされる弾性メンバー30によって、セッティング20の角部の支持用の半径方向の面22aと支持用の軸方向の面22bに対向するように保持される。弾性メンバー30は、既知のリラ(lyre)形を有することができ、弾性メンバー30には、中央部分31aが受け石25の上側部分に載っている下側面31と、及び周部分32aがベアリングアセンブリー11の支持用の半径方向の面15bに載っている上側面32がある。弾性メンバー30は、予応力が与えられた構成となっており、ショックアブソーバーベアリング10がいずれの外力をも与えられない載せられた構成にあるときに、受け石25に対して最適な軸方向の力を与える。なお、この弾性メンバーは、様々な形態であることができ、他の手段によってベアリングアセンブリー11に連結していることができる。例えば、弾性メンバーは、受け石25を部分的にカバーする形を有することができる。
図2〜5を参照すると、下で説明するように、遊び再センタリングデバイス40には、セッティング20に対向するように載せられたセンタリング要素42を有する第1の部分と、及びベアリングアセンブリー11に載せられた周部領域がある第2の部分とがあり、第2の部分には第1の部分に対する戻し効果があるようにされる。特に、センタリング要素42には、円錐形の壁43aと相補的な円筒形成壁43bがある内壁と、及び円筒状の外壁44とがある。
図5では、いくつかの補強部材45が外壁44に配置されている。この実施形態において、4つの部材45が、好ましくは、互いに対して90°離れるように配置されている。しかし、異なる数の部材を備えた実施形態を想到することができる。例えば、3つの部材が、好ましくは、互いに120°離れるように配置される。部材45にはそれぞれ、ベアリングアセンブリー11の肩部16の支持用の軸方向の面16bに対向するように載せられるように構成している支持面45aがある。
遊び再センタリングデバイス40の第2の部分には、ベアリングアセンブリー11の肩部16の支持用の半径方向の面16aに全体的に載せられる環状部分46と、及びベアリング10の軸の方に支持用の半径方向の面16aを超えて延在しておりセンタリング要素42に接続される第2の弾性部分とがある。環状部分46の断面は、実質的に一定であり、例えば、正方形である(図2)。環状部分46には、肩部16の支持用の半径方向の面16a及びベアリングアセンブリー11のメイン円筒形成壁14aの支持用の軸方向の面15aによって形成される角部に対して力を与えるように予応力が与えられている。これによって、ベアリングアセンブリー11に再センタリング要素42を連結する。もちろん、他の形態の連結も実装することができる。
第2の部分の弾性部分は、センタリング要素42と同心の、例えば、環状の軌道、に沿って構成しているいくつかのフレキシブルな細長材47を有する。これらの細長材47は、補強部材45に接続されており、衝撃があったときに実質的に軸方向に曲がり、特に、製造におけるばらつきに関連する、いずれの端における遊びをもオフセットして、ベアリングアセンブリー11の底部においてセッティング20がセンタリングされ水平に載せられるように構成している。
図4において、弾性部分は、好ましくは、各々が60°〜85°にわたる円弧に沿って延在している4つのフレキシブルな細長材47によって構成しているが、異なる数の細長材も考え得る。例えば、各々が90°〜115°にわたる円弧に沿って延在している3つの細長材を考え得る。
図5に示しているように、各細長材47の外側側壁47aは、各部材45の支持面45aからわずかにセットバックしている。このことによって、フレキシブルな細長材47が実質的に軸方向の衝撃に起因する応力を吸収するように軸方向に曲がるときに、そのフレキシブルな細長材47がベアリングアセンブリー11の肩部16の軸方向の面16bを「こすること」を防ぐことができ、これによって、細長材が早く磨耗してしまうことを防ぐことができる。
環状部分46の軸方向の高さに対するセンタリング要素42の軸方向の高さの比は、図2に示している実施形態において、2よりも大きく、この比は、図6に示している実施形態においては、約1であることができる。なお、この後者の図6に示している実施形態によると、各細長材47の外側側壁47aは、各部材45の支持面45aからセットバックされていなくてもよい。実際に、各部材45の支持面45aの下側部分のみが、肩部16の支持用の軸方向の面16bに対向するように構成しており、これによって、環状部分46の内側側壁とフレキシブルな細長材47の外側側壁47aの間のクリアランスに起因して、細長材が肩部16の支持用の半径方向の面16aの上にて半径方向に曲がることができる。
なお、フレキシブルな細長材47の寸法構成及び遊び再センタリングデバイス40の材料は、注意深く選択し、かつ、いくつかの要因を考慮しなければならない。例えば、細長材は、弾性メンバー30の挿入のために軸方向に十分に曲がることができなければならず、弾性メンバーが大きすぎにならないようにしなければならない。反対に、細長材47は、フレキシブルすぎであってはならず、これによって、セッティングの適切な(再)センタリングを確実にする。
遊び再センタリングデバイスは、好ましくは、モノリシック部品の形態である。この部品は、金属、合金、ケイ素、又はプラスチックエラストマー材料で作ることができる。ばねが金属、合金又はケイ素で作られている場合、その輪郭は、例えば、エッチング、又はフォトリソグラフィーと直流電気成長によって作ることができる。プラスチック材料の場合には、例えば、射出成形技術を用いる。
本発明に係るショックアブソーバーベアリング及びその遊び再センタリングデバイスは、遊び再センタリングデバイスのアクティブなセルフセンタリングと端部遊び補正の効果によって、部品の寸法許容誤差に関連するセッティングのセンタリング又は支持におけるいずれの不確かさをもなくす。実際に、遊び再センタリングデバイスの第2の部分の戻し効果のために、本発明に係る遊び再センタリングデバイスのセンタリング要素42は、上方に戻される。センタリング要素の内側センタリング壁の位置は、ベアリング支持体の外側のテーパー状のセンタリング壁に対して、許容誤差のセットに依存する高さに調整される。すなわち、遊びがあまりない場合は位置が低く、遊びがたくさんある場合は位置が高い。このことによって、部品の寸法許容誤差に関連するベアリング支持体のセンタリング又は支持における不確かさがなくなる。また、ベアリング支持体に対して、センタリングと水平に押されることの両方を行うことができ、このことは、このバランスガイド部品のために欠かせない。
当然、本発明は、図面を参照して説明した実施形態に限定されず、本発明の範囲から逸脱せずにいくつもの変種を想到することができる。例えば、受け石と弾性メンバーが一体化されているように作ることができる。また、ベアリング支持体及び遊び再センタリングデバイスのセンタリング要素のセンタリング壁は、テーパー状であって、センタリング要素32の内側センタリング壁43aのテーパー状の形状が、好ましくは、ベアリング支持体20の外側センタリング壁23bのテーパー状の形状に対応しているが、他のセンタリング壁の輪郭をセンタリング機能を行うために適応させることができる。特に、ベアリング支持体20の外側センタリング壁23bは凸状であることができ、センタリング要素42の内側センタリング壁43aはテーパー状であることができ、ベアリング支持体の外側センタリング壁はテーパー状であることができ、そして、センタリング要素42の内側センタリング壁43aは凸状であることができる。
10 ショックアブソーバーベアリング
11 ベアリングアセンブリー
12 基礎
13 開口
16 肩部
20 ベアリング支持体
24 ピボットベアリング
25 弾性支持構成
40 遊び再センタリングデバイス
42 センタリング要素
44 外壁
45 補強部材
46 環状部分
47 フレキシブルな細長材

Claims (13)

  1. 計時器用車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリング(10)であって、
    ハウジングと、前記ハウジング内に配置されており外側センタリング壁(23b)を有するベアリング支持体(20)と、前記ベアリング支持体(20)にマウントされ前記車セットアーバーのピボット軸を受けるピボットベアリング(24)と、及び前記車セットアーバーのピボット軸のための弾性支持構成(25)とを有し、
    前記ショックアブソーバーベアリング(10)は、さらに、遊び再センタリングデバイス(40)があるベアリングアセンブリー(11)を有し、
    前記遊び再センタリングデバイス(40)には、一方では、内側に前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)が配置される内側センタリング壁(43a)があるセンタリング要素(42)を有する第1の部分があり、他方では、前記ベアリングアセンブリー(11)に載っており前記第1の部分に対する戻し効果があるように構成している第2の部分がある
    ことを特徴とするベアリング。
  2. 前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)と、及び前記センタリング要素(42)の前記内側センタリング壁(43a)との両方は、テーパー状の壁であり、
    前記センタリング要素(42)の前記内側センタリング壁(43a)のテーパーは、前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)のテーパーと一致している
    ことを特徴とする請求項1に記載のベアリング。
  3. 前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)は凸状であり、
    前記センタリング要素(42)の前記内側センタリング壁(43a)はテーパー状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のベアリング。
  4. 前記ベアリング支持体(20)の外側センタリング壁(23b)はテーパー状であり、
    前記センタリング要素(42)の内側センタリング壁(43a)は凸状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のベアリング。
  5. 前記ベアリングアセンブリー(11)には、支持用の半径方向の面(16a)と支持用の軸方向の面(16b)がある円筒形成肩部(16)がある内壁があり、
    前記遊び再センタリングデバイス(40)の前記第2の部分には、前記肩部(16)の前記支持用の半径方向の面(16a)上に配置される環状部分(46)と、及び当該ベアリングの軸の方へと前記支持用の半径方向の面(16a)を越えて延在する弾性部分とがある
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のベアリング。
  6. 前記弾性部分は、衝撃を受けたときに実質的に軸方向に曲がりいずれの端部遊びをもオフセットし前記ベアリング支持体(20)がセンタリングされることを確実にするように構成しているいくつかのフレキシブルな細長材(47)を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載のベアリング。
  7. 前記フレキシブルな細長材(47)は、環状の軌道に沿って構成している
    ことを特徴とする請求項6に記載のベアリング。
  8. 前記センタリング要素(42)には、いくつかの補強及びセンタリング用の部材(45)がある外壁(44)があり、
    各フレキシブルな細長材(47)の両端はそれぞれ、対応する部材及び前記遊び再センタリングデバイス(40)の前記第2の部分の前記環状部分(46)に接続されている
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のベアリング。
  9. 各補強部材(45)には、前記肩部(16)の前記支持用の軸方向の面(16b)に対向するように配置される支持面(45a)があり、
    各フレキシブルな細長材(47)には、各部材の支持面からセットバックされている外側側壁(47a)がある
    ことを特徴とする請求項8に記載のベアリング。
  10. 前記弾性部分の前記フレキシブルな細長材(47)の曲がりの軸は、前記ベアリング軸に一致している
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のベアリング。
  11. 前記遊び再センタリングデバイス(40)の前記第2の部分の前記環状部分(46)には、正方形又は長方形の断面があり、
    前記環状部分は、前記肩部(16)の前記支持用の半径方向の面(16a)及び前記ベアリングアセンブリー(11)の前記内壁の支持用の軸方向の面(15a)によって形成される角部に対して力を与えるように予応力を与えられている
    ことを特徴とする請求項5〜10のいずれかに記載のベアリング。
  12. 前記ベアリングアセンブリー(11)は、車セットアーバーのピボット軸を通す開口(13)がある基礎(12)を有し、
    前記ベアリング支持体(20)は、前記基礎(12)に載っており、
    前記第1の部分の前記センタリング要素(42)は、当該ベアリングが載せられた構成となっているときに前記基礎(12)から離れている
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のベアリング。
  13. プレート及び少なくとも1つのブリッジを有する計時器用ムーブメントであって、
    前記プレート及び/又は前記ブリッジには、請求項1〜12のいずれかに記載のベアリングが挿入される穴がある
    ことを特徴とする計時器用ムーブメント。
JP2018104398A 2017-06-29 2018-05-31 計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリング Active JP6655126B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP17178829.2A EP3422117B1 (fr) 2017-06-29 2017-06-29 Palier amortisseur de choc pour un axe d'un mobile d'une pièce d horlogerie
EP17178829.2 2017-06-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019012061A true JP2019012061A (ja) 2019-01-24
JP6655126B2 JP6655126B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=59258123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018104398A Active JP6655126B2 (ja) 2017-06-29 2018-05-31 計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリング

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10845763B2 (ja)
EP (1) EP3422117B1 (ja)
JP (1) JP6655126B2 (ja)
CN (1) CN109212944B (ja)
RU (1) RU2759829C2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4060427A1 (fr) * 2021-03-18 2022-09-21 Patek Philippe SA Genève Amortisseur pour pivot d'un axe d'un mobile d'horlogerie

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH705075A2 (fr) * 2011-06-08 2012-12-14 Kif Parechoc Sa Dispositif antichoc réglable.
JP2013529778A (ja) * 2010-06-22 2013-07-22 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 時計の衝撃吸収軸受
EP3070544A1 (fr) * 2015-03-20 2016-09-21 Manufacture et fabrique de montres et chronomètres Ulysse Nardin Le Locle SA Palier antichoc pour piece d'horlogerie

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH245429A (fr) * 1944-02-28 1946-11-15 Erismann Gerard Pare-chocs pour palier de mouvement d'horlogerie.
CH292136A (fr) * 1949-06-04 1953-07-31 Abrahams Irene Palier pare-choc pour arbre d'horlogerie.
EP2469357B2 (fr) * 2010-12-21 2016-06-29 The Swatch Group Research and Development Ltd. Palier amortisseur de chocs pour un mobile tournant d'un mouvement d'horlogerie
EP2806314A1 (fr) * 2013-05-24 2014-11-26 The Swatch Group Research and Development Ltd. Amortisseur de choc a baïonnette
CN203930351U (zh) * 2013-12-20 2014-11-05 Eta瑞士钟表制造股份有限公司 减震轴承、包括该减震轴承的机芯及包括该机芯的钟表
EP3076245B1 (fr) * 2015-04-02 2021-03-17 CSEM Centre Suisse D'electronique Et De Microtechnique SA Dispositif amortisseur notamment pour composant micromécanique horloger
EP3101486B1 (fr) * 2015-06-02 2018-10-03 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Coeur d'horlogerie ou de chronographe
EP3220211B1 (fr) * 2016-03-14 2018-10-10 ETA SA Manufacture Horlogère Suisse Systeme antichoc a blocage angulaire
EP3291027B1 (fr) * 2016-08-30 2019-12-11 Montres Breguet S.A. Amortisseur de chocs à membrane

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013529778A (ja) * 2010-06-22 2013-07-22 ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド 時計の衝撃吸収軸受
CH705075A2 (fr) * 2011-06-08 2012-12-14 Kif Parechoc Sa Dispositif antichoc réglable.
EP3070544A1 (fr) * 2015-03-20 2016-09-21 Manufacture et fabrique de montres et chronomètres Ulysse Nardin Le Locle SA Palier antichoc pour piece d'horlogerie

Also Published As

Publication number Publication date
US20190004480A1 (en) 2019-01-03
JP6655126B2 (ja) 2020-02-26
US10845763B2 (en) 2020-11-24
RU2018121493A3 (ja) 2021-10-04
EP3422117B1 (fr) 2020-05-27
RU2759829C2 (ru) 2021-11-18
EP3422117A1 (fr) 2019-01-02
CN109212944B (zh) 2021-04-06
RU2018121493A (ru) 2019-12-16
CN109212944A (zh) 2019-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7758237B2 (en) Spiral/collet assembly for a horological movement
JP5175523B2 (ja) フォーク形状弾性構造体を備える組立要素およびそれを備える時計
JP6388687B2 (ja) 差し込み式フィッティングを備えたショックアブソーバー
JP6219941B2 (ja) 計時器用の分解不能な耐衝撃システム
JP6371875B2 (ja) 角度係止部を有する耐衝撃システム
CN1716133B (zh) 具有变型外曲线的游丝
JP2019012061A (ja) 計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリング
CN203930351U (zh) 减震轴承、包括该减震轴承的机芯及包括该机芯的钟表
JP6190951B2 (ja) 確実にマウントされる耐衝撃システム
US9658599B2 (en) Flexible collet
JP5975618B2 (ja) てんぷの耐振軸受機構、これを備えたてんぷ及びこれを備えた時計
JP6853077B2 (ja) 時計部品、ムーブメントおよび時計
US11853007B2 (en) Horological component intended to receive a member driven in it
US2746238A (en) Rockable weight for self-winding watches
KR102181173B1 (ko) 변압기 지지장치
US11573533B2 (en) Organ for elastically holding a timepiece component on a support element
CN220232253U (zh) 游丝外桩保持件
JP7441902B2 (ja) 計時器用ムーブメントのための保護リング、及び保護リングを備える計時器用ムーブメント
JP7397835B2 (ja) 回転式の可撓性ガイドを備えた共振器機構の停止による耐衝撃保護
JP2020020812A (ja) 測定用テープの巻取用ぜんまいバネのバネ固定軸を備える巻尺
JP2006284576A (ja) テン輪の軸部材用衝撃吸収装置と同装置を具備した時計ムーブメント
KR20220169887A (ko) 다이얼, 이러한 다이얼을 포함하는 와치 및 와치에 이러한 다이얼을 설치하기 위한 방법
KR200378442Y1 (ko) 압력계용 태엽형 부르돈관
JP2022121598A (ja) ウォッチ・ケース内で時計ムーブメントを固定するためのシステム
JPH11118952A (ja) 太陽電池式時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190821

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20191021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6655126

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250