JP6655126B2 - 計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリング - Google Patents

計時器の車セットのアーバーのためのショックアブソーバーベアリング Download PDF

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Description

本発明は、遊びを再センタリングさせるデバイスを有する、計時器用車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングに関する。
計時器において、車セットアーバーのピボット軸は、プレートやブリッジにてマウントされたベアリング内にて回転する。車やピニオンの一部、特に、バランス、においては、通常、ベアリングがショックアブソーバー機構を備える。実際に、バランススタッフのピボット軸が一般的には細くバランスの質量が比較的大きいために、ショックアブソーバー機構がないと、衝撃があったときにピボット軸が壊れてしまうことがある。
図1aに、伝統的なショックアブソーバーベアリング1の構成を示している。ドーム状のオリーブ穴ジュエル2は、一般的には、「セッティング」と呼ばれるベアリング支持体3に入れ込まれ、このベアリング支持体3上に受け石4がマウントされる。セッティング3は、受け石4の上側部分に軸方向の力を与えるように構成しているショックアブソーバーばね6によってベアリングアセンブリー5の底部に載るように保持される。また、セッティング3には、ベアリングアセンブリー5の底部の周部に配置されたテーパー状の内壁に対応するように構成しているテーパー状の外壁がある。セッティングの外壁に、凸状の面、すなわち、ドーム状の形、があるような変種も存在する。
セッティング3は、満足に動作させるためには、ショックアブソーバーベアリングのアーバーに適切にセンタリングされていて、かつ、水平でなければならない。部品に許容誤差範囲があるために、このことを確実にすることは容易ではない。
第1の構成においては、図1bに示しているように、ベアリングの回転軸に対するセッティング3のセンタリング位置が定められていないという短所があり、これに対して、第2の構成においては、図1cに示すように、セッティング3は、ショックアブソーバーベアリングの軸に垂直な軸のまわりを回転することができる。このことによって、セッティング3、ピボット軸及びそこにマウントされる受け石の間の位置に角度が発生してしまうこととなる。
したがって、本発明は、ショックアブソーバーベアリングの部品の許容誤差範囲によって前記の2つの望まない状況を発生させないような、計時器の車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングを提案することを目的とする。
このために、本発明は、計時器用車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングに関する。このベアリングは、ハウジングと、前記ハウジング内に配置されており外側センタリング壁を有するベアリング支持体と、前記ベアリング支持体にマウントされ前記車セットアーバーのピボット軸を受けるピボットベアリングと、及び前記車セットアーバーのピボット軸のための弾性支持構成とを有する。前記ショックアブソーバーベアリングは、さらに、遊び再センタリングデバイスを有する。前記遊び再センタリングデバイスには、一方では、内側に前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁が配置される内側センタリング壁があるセンタリング要素を有する第1の部分があり、他方では、前記ベアリングアセンブリーに載っており前記第1の部分に対する戻し効果があるように構成している第2の部分がある。
この戻し効力によって、遊び再センタリングデバイスのセンタリング要素が、製造上のばらつきにかかわらずベアリング支持体に嵌まることが可能になり、ベアリング支持体がセンタリングされベアリングアセンブリーの底部に対して水平に載せられることを確実にする。
好ましい実施形態によると、前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁と、及び前記センタリング要素の前記内側センタリング壁との両方は、テーパー状の壁である。前記センタリング要素の前記内側センタリング壁のテーパーは、前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁のテーパーと一致している。
別の実施形態によると、前記ベアリング支持体の前記外側センタリング壁は凸状であり、前記センタリング要素の前記内側センタリング壁はテーパー状である。
別の実施形態によると、前記ベアリング支持体の外側センタリング壁はテーパー状であり、前記センタリング要素の内側センタリング壁は凸状である。
好ましい実施形態によると、前記ベアリングアセンブリーには、支持用の半径方向の面と支持用の軸方向の面がある円筒形成肩部がある内壁がある。前記遊び再センタリングデバイスの前記第2の部分には、前記肩部の前記支持用の半径方向の面上に配置される環状部分と、及び当該ベアリングの軸の方へと前記支持用の半径方向の面を越えて延在する弾性部分とがある。
好ましい実施形態によると、前記弾性部分は、例えば、環状の軌道に沿って配置される、いくつかのフレキシブルな細長材を有する。このフレキシブルな細長材は、衝撃を受けたときに実質的に軸方向に曲がりいずれの端部遊びをもオフセットし前記ベアリング支持体がセンタリングされることを確実にするように構成している。
好ましい実施形態によると、前記センタリング要素には、いくつかの補強及びセンタリング用の補強部材がある外壁がある。この補強部材は、ベアリング支持体の半径方向の運動を制限し、センタリング要素が載せられることによって、いずれの端部遊びをもオフセットすることを可能にして、ベアリング支持体がセンタリングされることを確実にする。各フレキシブルな細長材の両端はそれぞれ、対応する部材及び前記遊び再センタリングデバイスの前記第2の部分の前記環状部分に接続されている。
好ましい実施形態によると、各補強部材には、前記肩部の前記支持用の軸方向の面に対向するように配置されてベアリング支持体をセンタリングする支持面がある。各フレキシブルな細長材には、各部材の支持面からセットバックされている外側側壁がある。
好ましい実施形態によると、前記弾性部分の前記フレキシブルな細長材の曲がりの軸は、前記ベアリング軸に一致している。
好ましい実施形態によると、前記遊び再センタリングデバイスの前記第2の部分の前記環状部分には、正方形又は長方形の断面がある。前記環状部分は、前記肩部の前記支持用の半径方向の面及び前記ベアリングアセンブリーの前記内壁の支持用の軸方向の面によって形成される角部に対して力を与えるように予応力を与えられている(例えば、入れ込まれている)。
好ましい実施形態によると、前記ベアリングアセンブリーは、車セットアーバーのピボット軸を通す開口がある基礎を有する。前記ベアリング支持体は、前記ベアリングアセンブリーの前記基礎に載っている。前記遊び再センタリングデバイスの前記第1の部分の前記センタリング要素は、当該ベアリングが載せられた構成となっているとき、すなわち、当該ベアリングがいずれの外力をも受けていないときに、前記基礎から離れている。
好ましい実施形態によると、前記遊び再センタリングデバイスは、モノリシックな形態である。
添付の図面を参照しながら純粋に例として与えられるいくつかの実施形態(これに限定されない)についての説明を読むことで、本発明の他の特徴及び利点が明確になるであろう。
図1aは、当該分野における現状の技術によるショックアブソーバーベアリングの軸を通る断面を示している。図1bは、図1aと同様な図であり、セッティングが第1の位置にある。図1cは、図1aと同様な図であり、セッティングが第2の位置にある。 本発明の1つの実施形態に係るショックアブソーバーベアリングの軸を通る断面を示している。 図2のショックアブソーバーベアリングの断面において切断された部分図である。 図2の遊び再センタリングデバイスを上方から見た斜視図である。 図4の遊び再センタリングデバイスを下方から見た斜視図である。 別の実施形態に係るショックアブソーバーベアリングの軸を通る断面を示している。
以下、図2〜5を参照しながら、計時器用の車セットアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリングについて、1つの実施形態に基づいて説明する。
図2及び3を特に参照すると、ショックアブソーバーベアリング10は、ベアリングアセンブリー11(以下、「ベアリングアセンブリー」)、ベアリング支持体20、弾性メンバー30、及び遊び再センタリングデバイス40を有する。ベアリングアセンブリー11の外側カバーは、計時器用ムーブメント(図示せず)のプレートないし一又は複数のブリッジにある一又は複数の穴に挿入される形を有する。ショックアブソーバーベアリング10がバランスなどのために用いられる場合、インデックスアセンブリーとバランスばねスタッドホルダーは、ベアリングアセンブリー11のまわりに配置される。このベアリングアセンブリー11には基礎12があり、これには、好ましくは、バランススタッフのピボット軸を通すための円筒状の開口13がある。
ベアリングアセンブリー11には、さらに、ベアリング支持体20を受けるハウジングを定める内側側壁がある。このベアリング支持体20は、「セッティング」として一般的に知られている。この内側側壁には、メイン円筒形成壁14aと第1及び第2の相補的な円筒形成壁14b、14cがある。これらの第1及び第2の相補的な円筒形成壁14b、14cは、メイン円筒形成壁14aの上下両側にあり、これらをそれぞれ、下側円筒形成壁14bと上側円筒形成壁14cと呼ぶ。
下側及び上側壁14b、14cそれぞれの直径は、ベアリングアセンブリー11の内側側壁のメイン壁14aの直径よりも小さい。このようにして、下側壁14bは、メイン壁14aとともに、円筒形成肩部16を形成する。肩部16は、メイン壁14aとともに、支持用の軸方向の面15aと支持用の半径方向の面16aがある角部を形成しており、これは、ショックアブソーバーベアリング10の軸を中心として360°にわたって延在している。上側円筒形成壁14cは、メイン壁14aとともに、肩部16の支持用の半径方向の面16aに実質的に対向するように構成している支持用の半径方向の面15bを形成している。図示した変種では、上側壁14cは、弾性メンバー30を取り付けることを可能にするリムを形成している。なお、弾性メンバー30を取り付けるために他の手段を実装して、上側壁によって形成されるリムを省いて、メイン壁14aの上側部分をまっすぐにすることができることは明白である。
セッティング20には、メイン円筒形成壁21aと相補的な円筒形成壁21bがある内側側壁がある。ピボットベアリング24は、ドーム状のオリーブ穴ジュエルの形態であり、バランススタッフを軸方向のアライメント状態に保持するようにメイン円筒形成壁21aの内側にマウントされる。ジュエルホール24は、好ましくは、入れ込まれる。しかし、セッティングの内壁のメイン円筒形成壁21aに、接着剤で接合されたり、他の方法で取り付けられたりすることができる。
セッティング20のメイン円筒形成壁21aの直径は、相補的な円筒形成壁21bの直径よりも小さく、これによって、360°にわたって延在している角部を形成する。
この弾性支持構成は、ベアリング支持体20にマウントされた受け石25と、及びベアリング支持体20に軸方向の力を与えるように構成している弾性メンバー30とを有する。特に、受け石25の周部は、ベアリングアセンブリー11のハウジングの内部でマウントされる弾性メンバー30によって、セッティング20の角部の支持用の半径方向の面22aと支持用の軸方向の面22bに対向するように保持される。弾性メンバー30は、既知のリラ(lyre)形を有することができ、弾性メンバー30には、中央部分31aが受け石25の上側部分に載っている下側面31と、及び周部分32aがベアリングアセンブリー11の支持用の半径方向の面15bに載っている上側面32がある。弾性メンバー30は、予応力が与えられた構成となっており、ショックアブソーバーベアリング10がいずれの外力をも与えられない載せられた構成にあるときに、受け石25に対して最適な軸方向の力を与える。なお、この弾性メンバーは、様々な形態であることができ、他の手段によってベアリングアセンブリー11に連結していることができる。例えば、弾性メンバーは、受け石25を部分的にカバーする形を有することができる。
図2〜5を参照すると、下で説明するように、遊び再センタリングデバイス40には、セッティング20に対向するように載せられたセンタリング要素42を有する第1の部分と、及びベアリングアセンブリー11に載せられた周部領域がある第2の部分とがあり、第2の部分には第1の部分に対する戻し効果があるようにされる。特に、センタリング要素42には、円錐形の壁43aと相補的な円筒形成壁43bがある内壁と、及び円筒状の外壁44とがある。
図5では、いくつかの補強部材45が外壁44に配置されている。この実施形態において、4つの部材45が、好ましくは、互いに対して90°離れるように配置されている。しかし、異なる数の部材を備えた実施形態を想到することができる。例えば、3つの部材が、好ましくは、互いに120°離れるように配置される。部材45にはそれぞれ、ベアリングアセンブリー11の肩部16の支持用の軸方向の面16bに対向するように載せられるように構成している支持面45aがある。
遊び再センタリングデバイス40の第2の部分には、ベアリングアセンブリー11の肩部16の支持用の半径方向の面16aに全体的に載せられる環状部分46と、及びベアリング10の軸の方に支持用の半径方向の面16aを超えて延在しておりセンタリング要素42に接続される第2の弾性部分とがある。環状部分46の断面は、実質的に一定であり、例えば、正方形である(図2)。環状部分46には、肩部16の支持用の半径方向の面16a及びベアリングアセンブリー11のメイン円筒形成壁14aの支持用の軸方向の面15aによって形成される角部に対して力を与えるように予応力が与えられている。これによって、ベアリングアセンブリー11に再センタリング要素42を連結する。もちろん、他の形態の連結も実装することができる。
第2の部分の弾性部分は、センタリング要素42と同心の、例えば、環状の軌道、に沿って構成しているいくつかのフレキシブルな細長材47を有する。これらの細長材47は、補強部材45に接続されており、衝撃があったときに実質的に軸方向に曲がり、特に、製造におけるばらつきに関連する、いずれの端における遊びをもオフセットして、ベアリングアセンブリー11の底部においてセッティング20がセンタリングされ水平に載せられるように構成している。
図4において、弾性部分は、好ましくは、各々が60°〜85°にわたる円弧に沿って延在している4つのフレキシブルな細長材47によって構成しているが、異なる数の細長材も考え得る。例えば、各々が90°〜115°にわたる円弧に沿って延在している3つの細長材を考え得る。
図5に示しているように、各細長材47の外側側壁47aは、各部材45の支持面45aからわずかにセットバックしている。このことによって、フレキシブルな細長材47が実質的に軸方向の衝撃に起因する応力を吸収するように軸方向に曲がるときに、そのフレキシブルな細長材47がベアリングアセンブリー11の肩部16の軸方向の面16bを「こすること」を防ぐことができ、これによって、細長材が早く磨耗してしまうことを防ぐことができる。
環状部分46の軸方向の高さに対するセンタリング要素42の軸方向の高さの比は、図2に示している実施形態において、2よりも大きく、この比は、図6に示している実施形態においては、約1であることができる。なお、この後者の図6に示している実施形態によると、各細長材47の外側側壁47aは、各部材45の支持面45aからセットバックされていなくてもよい。実際に、各部材45の支持面45aの下側部分のみが、肩部16の支持用の軸方向の面16bに対向するように構成しており、これによって、環状部分46の内側側壁とフレキシブルな細長材47の外側側壁47aの間のクリアランスに起因して、細長材が肩部16の支持用の半径方向の面16aの上にて半径方向に曲がることができる。
なお、フレキシブルな細長材47の寸法構成及び遊び再センタリングデバイス40の材料は、注意深く選択し、かつ、いくつかの要因を考慮しなければならない。例えば、細長材は、弾性メンバー30の挿入のために軸方向に十分に曲がることができなければならず、弾性メンバーが大きすぎにならないようにしなければならない。反対に、細長材47は、フレキシブルすぎであってはならず、これによって、セッティングの適切な(再)センタリングを確実にする。
遊び再センタリングデバイスは、好ましくは、モノリシック部品の形態である。この部品は、金属、合金、ケイ素、又はプラスチックエラストマー材料で作ることができる。ばねが金属、合金又はケイ素で作られている場合、その輪郭は、例えば、エッチング、又はフォトリソグラフィーと直流電気成長によって作ることができる。プラスチック材料の場合には、例えば、射出成形技術を用いる。
本発明に係るショックアブソーバーベアリング及びその遊び再センタリングデバイスは、遊び再センタリングデバイスのアクティブなセルフセンタリングと端部遊び補正の効果によって、部品の寸法許容誤差に関連するセッティングのセンタリング又は支持におけるいずれの不確かさをもなくす。実際に、遊び再センタリングデバイスの第2の部分の戻し効果のために、本発明に係る遊び再センタリングデバイスのセンタリング要素42は、上方に戻される。センタリング要素の内側センタリング壁の位置は、ベアリング支持体の外側のテーパー状のセンタリング壁に対して、許容誤差のセットに依存する高さに調整される。すなわち、遊びがあまりない場合は位置が低く、遊びがたくさんある場合は位置が高い。このことによって、部品の寸法許容誤差に関連するベアリング支持体のセンタリング又は支持における不確かさがなくなる。また、ベアリング支持体に対して、センタリングと水平に押されることの両方を行うことができ、このことは、このバランスガイド部品のために欠かせない。
当然、本発明は、図面を参照して説明した実施形態に限定されず、本発明の範囲から逸脱せずにいくつもの変種を想到することができる。例えば、受け石と弾性メンバーが一体化されているように作ることができる。また、ベアリング支持体及び遊び再センタリングデバイスのセンタリング要素のセンタリング壁は、テーパー状であって、センタリング要素32の内側センタリング壁43aのテーパー状の形状が、好ましくは、ベアリング支持体20の外側センタリング壁23bのテーパー状の形状に対応しているが、他のセンタリング壁の輪郭をセンタリング機能を行うために適応させることができる。特に、ベアリング支持体20の外側センタリング壁23bは凸状であることができ、センタリング要素42の内側センタリング壁43aはテーパー状であることができ、ベアリング支持体の外側センタリング壁はテーパー状であることができ、そして、センタリング要素42の内側センタリング壁43aは凸状であることができる。
10 ショックアブソーバーベアリング
11 ベアリングアセンブリー
12 基礎
13 開口
16 肩部
20 ベアリング支持体
24 ピボットベアリング
25 弾性支持構成
40 遊び再センタリングデバイス
42 センタリング要素
44 外壁
45 補強部材
46 環状部分
47 フレキシブルな細長材

Claims (12)

  1. 計時器用車セットのアーバー、特に、バランススタッフ、のためのショックアブソーバーベアリング(10)であって、
    ハウジングと、前記ハウジング内に配置されており外側センタリング壁(23b)を有するベアリング支持体(20)と、前記ベアリング支持体(20)にマウントされ前記車セットアーバーのピボット軸を受けるピボットベアリング(24)と、及び前記車セットアーバーのピボット軸のための弾性支持構成(25)とを有し、
    前記ショックアブソーバーベアリング(10)は、さらに、遊び再センタリングデバイス(40)があるベアリングアセンブリー(11)を有し、
    前記遊び再センタリングデバイス(40)には、一方では、内側に前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)が配置される内側センタリング壁(43a)があるセンタリング要素(42)を有する第1の部分があり、他方では、前記ベアリングアセンブリー(11)に載っており前記第1の部分に対する戻し効果があるように構成している第2の部分があり、
    前記ベアリングアセンブリー(11)には、支持用の半径方向の面(16a)と支持用の軸方向の面(16b)がある円筒形成肩部(16)がある内壁があり、
    前記遊び再センタリングデバイス(40)の前記第2の部分には、前記肩部(16)の前記支持用の半径方向の面(16a)上に配置される環状部分(46)と、及び当該ベアリングの軸の方へと前記支持用の半径方向の面(16a)を越えて延在する弾性部分とがある
    ことを特徴とするベアリング。
  2. 前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)と、及び前記センタリング要素(42)の前記内側センタリング壁(43a)との両方は、テーパー状の壁であり、
    前記センタリング要素(42)の前記内側センタリング壁(43a)のテーパーは、前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)のテーパーと一致している
    ことを特徴とする請求項1に記載のベアリング。
  3. 前記ベアリング支持体(20)の前記外側センタリング壁(23b)は凸状であり、
    前記センタリング要素(42)の前記内側センタリング壁(43a)はテーパー状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のベアリング。
  4. 前記ベアリング支持体(20)の外側センタリング壁(23b)はテーパー状であり、
    前記センタリング要素(42)の内側センタリング壁(43a)は凸状である
    ことを特徴とする請求項1に記載のベアリング。
  5. 前記弾性部分は、衝撃を受けたときに実質的に軸方向に曲がりいずれの端部遊びをもオフセットし前記ベアリング支持体(20)がセンタリングされることを確実にするように構成しているいくつかのフレキシブルな細長材(47)を有する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のベアリング。
  6. 前記フレキシブルな細長材(47)は、環状の軌道に沿って構成している
    ことを特徴とする請求項に記載のベアリング。
  7. 前記センタリング要素(42)には、いくつかの補強及びセンタリング用の部材(45)がある外壁(44)があり、
    各フレキシブルな細長材(47)の両端はそれぞれ、対応する部材及び前記遊び再センタリングデバイス(40)の前記第2の部分の前記環状部分(46)に接続されている
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のベアリング。
  8. 各補強部材(45)には、前記肩部(16)の前記支持用の軸方向の面(16b)に対向するように配置される支持面(45a)があり、
    各フレキシブルな細長材(47)には、各部材の支持面からセットバックされている外側側壁(47a)がある
    ことを特徴とする請求項に記載のベアリング。
  9. 前記弾性部分の前記フレキシブルな細長材(47)の曲がりの軸は、前記ベアリング軸に一致している
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか一項に記載のベアリング。
  10. 前記遊び再センタリングデバイス(40)の前記第2の部分の前記環状部分(46)には、正方形又は長方形の断面があり、
    前記環状部分は、前記肩部(16)の前記支持用の半径方向の面(16a)及び前記ベアリングアセンブリー(11)の前記内壁の支持用の軸方向の面(15a)によって形成される角部に対して力を与えるように予応力を与えられている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のベアリング。
  11. 前記ベアリングアセンブリー(11)は、車セットアーバーのピボット軸を通す開口(13)がある基礎(12)を有し、
    前記ベアリング支持体(20)は、前記基礎(12)に載っており、
    前記第1の部分の前記センタリング要素(42)は、当該ベアリングが載せられた構成となっているときに前記基礎(12)から離れている
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のベアリング。
  12. プレート及び少なくとも1つのブリッジを有する計時器用ムーブメントであって、
    前記プレート及び/又は前記ブリッジには、請求項1〜11のいずれか一項に記載のベアリングが挿入される穴がある
    ことを特徴とする計時器用ムーブメント。
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