JP2019011649A - 配管撤去方法 - Google Patents
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Abstract
Description
配管を所定の切断位置で切断することで、前記配管の一部である撤去対象部を撤去する配管撤去方法であって、
前記配管の少なくとも前記切断位置が発泡後の発泡性樹脂で中実になるように、前記配管の内部に発泡前の前記発泡性樹脂を注入して発泡させる注入発泡ステップと、
前記注入発泡ステップの後に、前記配管を前記切断位置で切断し、前記撤去対象部を撤去する切断撤去ステップと、を少なくとも備える。
仮に、切断位置において配管の内部の発泡性樹脂が中空の状態であると、配管を切断位置で切断する際に発泡性樹脂が配管の内周面から剥離するおそれがあり、配管の切断及び撤去時に配管の内周面に付着していた粉塵等が周囲に飛散するおそれがある。
しかし、上記(1)の方法によれば、切断位置において配管の内部が発泡性樹脂で中実となるので、配管の内周面は、切断位置において発泡後の発泡性樹脂により配管の径方向外側に向かって押圧される。これにより、配管を切断位置で切断することで、切断時の振動や衝撃、熱の影響で発泡性樹脂と配管の内周面との接着強度が低下したとしても、発泡性樹脂が配管の内周面から剥離し難くなり、切断面における配管の内周面を発泡性樹脂で覆われた状態に保たれ易くなる。したがって、配管の切断及び撤去時に配管の内周面に付着していた粉塵等の周囲への飛散を抑制できる。
前記撤去対象部は、第1撤去対象部と、前記配管の管軸方向において前記第1撤去対象部に隣接する第2撤去対象部と、を含み、
前記配管のうち前記第1撤去対象部を撤去後の前記配管の一部である第2撤去対象部をさらに撤去する場合において、
前記注入発泡ステップは、前記第1撤去対象部の撤去後において前記配管の内部に残存する発泡後の前記発泡性樹脂を、発泡前の前記発泡性樹脂の管軸方向における流動範囲を規制する流動規制部材として利用する。
これにより、注入発泡ステップと切断撤去ステップとを繰り返すことで配管を撤去する際に、流動規制部材を別途設置する回数を削減できるので、効率的に配管を撤去できる。
さらに、例えば撤去後の撤去対象部を撤去先でさらに切断する必要がある場合でも、撤去対象部の内周面に付着していた粉塵等の周囲への飛散を抑制できる。
これにより、撤去対象部の両端を発泡後の発泡性樹脂で中実にしつつ、発泡性樹脂の使用量を抑制して、コスト増を抑制できる。特に撤去対象部の管軸方向の長さが長い場合等には、コスト増の抑制効果が高い。
また、撤去対象部の内部に満たされる発泡性樹脂の重量を抑制できるので、撤去対象部の発泡性樹脂の注入による重量増を抑制でき、撤去対象部の移動が容易となる。
これに対して、上記(6)の方法によれば、エルボ部などの曲管部を含む配管であっても、配管の少なくとも切断位置が発泡後の発泡性樹脂で中実になるように、配管の内部に発泡前の発泡性樹脂を注入して発泡させる注入発泡ステップと、注入発泡ステップの後に、配管を切断位置で切断し、撤去対象部を撤去する切断撤去ステップとを実施することができる。これにより、エルボ部などの曲管部を含む配管であっても、配管の内周面に付着していた粉塵等の周囲への飛散を抑制して配管を切断及び撤去できる。
前記発泡性樹脂は、第1液と第2液とを混合させて発泡させる2液混合型の樹脂であり、
前記注入発泡ステップにおいて、前記配管の外周面に当接してシールするシール部と、前記第1液と前記第2液とを混合させるミキシングノズルとを有する充填装置を用い、前記シール部を前記配管の外周面に当接させて前記配管に開けられた充填口をシールし、前記ミキシングノズルで混合された前記第1液と前記第2液とを前記充填口を介して前記配管の内部に注入して発泡させる。
また、上記(7)の方法によれば、配管の外周面に当接してシールするシール部を有する充填装置を用い、シール部を配管の外周面に当接させて配管に開けられた充填口をシールして、第1液と第2液との混合物を配管の内部に注入して発泡させられる。これにより、例えば充填口が配管の下側の面に設けられた場合であっても、第1液と第2液との混合物の注入時に第1液と第2液との混合物が外部に漏れるのを抑制できる。したがって、充填口の位置の制限を緩和できるので、充填口を設け易くなり、配管撤去作業を効率化できる。
前記注入発泡ステップにおいて、発泡前の前記発泡性樹脂は、前記配管に開けられた充填口を介して前記配管の内部に注入され、
前記充填口は、前記配管の内部に注入された前記発泡性樹脂の発泡の完了を確認するための確認口、及び、前記配管の内部に注入された前記発泡性樹脂の発泡による膨張時の気抜口の少なくとも一方を兼ねる。
一般的に発泡性樹脂の発泡率は、施工時の周囲温度の影響を受け、周囲の温度が高いと発泡倍率が大きくなり、周囲の温度が低いと発泡倍率が小さくなる。そのため、発泡倍率が10倍を超えると、周囲の温度による発泡倍率のばらつきが大きくなるため、発泡後の発泡性樹脂が配管の径方向外側に向かって配管の内周面を押圧する力も施工毎でばらつきが大きくなるおそれがある。
しかし、上記(9)の方法によれば、発泡性樹脂の発泡倍率が10倍以下であるので、発泡後の発泡性樹脂が配管の径方向外側に向かって配管の内周面を押圧する力が施工毎にばらつくことを抑制できる。これにより、周囲の温度の影響を受けにくい配管撤去方法を提供できる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1(a)〜(e)及び図2(a)〜(e)では、紙面の上下方向が配管の上下方向を表す。図1(a)〜(e)及び図2(a)〜(e)に示す例では、配管100は、下方から順に、上方に延在する第1直管部101と、第1直管部101の上部に曲管部であるエルボ部104を介して接続され、図示右方向に延在する第2直管部102と、第2直管部102の右端のエルボ部105を介して接続され、上方に延在する第3直管部103とを有する。なお、図1(a)〜(e)及び図2(a)〜(e)に示す例では、第2直管部102が図示右方に向かうにつれて高さが高くなるように傾斜しているが、第2直管部102が水平であってもよく、図示右方に向かうにつれて高さが低くなるように傾斜していてもよい。
そこで、幾つかの実施形態に係る配管撤去方法では、以下で説明するように、配管100の内部に付着している粉塵等の飛散を抑制しつつ、配管100を切断して撤去対象部を撤去する。
上記配管の少なくとも上記切断位置が発泡後の発泡性樹脂で中実になるように、上記配管の内部に発泡前の上記発泡性樹脂を注入して発泡させる注入発泡ステップと、
上記注入発泡ステップの後に、上記配管を上記切断位置で切断し、上記撤去対象部を撤去する切断撤去ステップと、を少なくとも備える。
以下、図1〜図3を参照して、幾つかの実施形態に係る撤去対象部109を切断位置109a,109bで配管100から切断して撤去する手順について説明する。
図3に示すように、幾つかの実施形態の配管撤去方法では、注入発泡ステップS20に先立って実行する、設置ステップS10をさらに備える。
設置ステップS10では、後述する注入発泡ステップS20で配管100内に注入する発泡性樹脂の管軸方向における流動範囲を規制するため、すなわち発泡性樹脂の漏れ止めのため、図1(b)及び図2(b)に示すように、流動規制部材11として、膨張型の流動規制部材11Aを配管100の内部に設置する。
なお、後述する充填口106を介して配管100の外部から配管100の内部に流動規制部材11Aを挿入してもよい。
注入発泡ステップS20では、配管100の少なくとも切断位置109a,109bが発泡後の発泡性樹脂で中実になるように、配管100の内部に発泡前の前記発泡性樹脂を注入して発泡させる。
幾つかの実施形態では、発泡性樹脂は、2液混合型の発泡シリコーンであり、例えば主剤と硬化剤のように、第1液と第2液の2種類の液体を混合することで、発泡し、硬化する。なお、発泡性樹脂については、後で詳述する。
また、図2(b)に示した他の実施形態では、充填口106は、第2直管部102のうち、右端のエルボ部105の近傍の上方と、左端のエルボ部104の近傍の上方とに設けられている。すなわち、図2(b)に示した他の実施形態では、充填口106は、撤去対象部109の上側の面に設けられている。
また、図2に示す他の実施形態では、撤去対象部109の管軸方向における一方側の切断位置109aを含む第1領域111と、撤去対象部109の管軸方向における他方側の切断位置109bを含む第2領域112とが発泡後の発泡性樹脂30で満たされて中実になるが、第1領域111と第2領域112との間の第3領域113には発泡後の発泡性樹脂30が存在しない。
また、発泡後の発泡性樹脂30が膨張して配管100内で管軸方向の所望の位置まで到達したか否かは、例えば打音検査や、超音波による検査等によって判断できる。
このように、幾つかの実施形態では、充填口106は、配管100の内部に注入された発泡性樹脂の発泡による膨張時の気抜口、及び、配管100の内部に注入された発泡性樹脂の発泡の完了を確認するための確認口を兼ねる。
なお、充填口106とは別に気抜口を設けてもよく、充填口106とは別に確認口を設けてもよい。
また、図2に示した他の実施形態では、図2(d)に示すように、管軸方向の一方側の切断位置109aを含み、切断位置109aを挟んで管軸方向の両側に延在する第1領域111と、管軸方向の他方側の切断位置109bを含み、切断位置109bを挟んで管軸方向の両側に延在する第2領域112とが発泡後の発泡性樹脂30で満たされる。
切断撤去ステップS30では、注入発泡ステップS20の後に、図1(e)及び図2(e)に示すように、配管100を切断位置109a,109bで切断し、撤去対象部109を撤去する。すなわち、切断撤去ステップS30では、発泡後の発泡性樹脂30で満たされた部分で配管100を切断し、撤去対象部109を撤去する。
(1)上述したように幾つかの実施形態では、切断位置109a,109bが発泡後の発泡性樹脂30で中実になっているので、配管100の切断及び撤去時に配管100の内周面に付着していた粉塵等の周囲への飛散を抑制できる。
仮に、切断位置109a,109bにおいて配管100の内部の発泡性樹脂30が中空の状態であると、配管100を切断位置109a,109bで切断する際に発泡性樹脂30が配管100の内周面から剥離するおそれがあり、配管100の切断及び撤去時に配管100の内周面に付着していた粉塵等が周囲に飛散するおそれがある。
これにより、注入発泡ステップS20と切断撤去ステップS30とを繰り返すことで配管100を撤去する際に、例えば膨張型の流動規制部材11Aを別途設置する回数を削減できるので、効率的に配管100を撤去できる。
さらに、例えば撤去後の撤去対象部109を撤去先でさらに切断する必要がある場合でも、撤去対象部109の内周面に付着していた粉塵等の周囲への飛散を抑制できる。
また、撤去対象部109の内部に満たされる発泡性樹脂の重量を抑制できるので、撤去対象部109の発泡性樹脂の注入による重量増を抑制でき、撤去対象部109の移動が容易となる。
上述したように、幾つかの実施形態では、発泡性樹脂は、2液混合型の発泡シリコーンであり、第1液と第2液とを混合することで、発泡し、硬化する。
発泡シリコーンの具体的な製品としては、例えば、ニチアス株式会社の製品であるペネシール(登録商標)「CT−18」「CT−18H」や、信越化学工業株式会社の製品である二液硬化型発泡シリコーン「KE−513」、「KE−521」、株式会社スリーボンドの製品であるニ液硬化型発泡シリコーン「TB5277」、「12X195」、「TB5277C」等が挙げられる。
発泡性樹脂の発泡倍率が1.3倍以上であるので、発泡性樹脂の使用量を抑制してコスト増を抑制できる。また、発泡性樹脂の発泡倍率が1.3倍以上であるので、発泡後の発泡性樹脂30を含む撤去対象部109の重量増を抑制して、撤去作業の容易化を図れる。
しかし、幾つかの実施形態で用いる発泡シリコーンでは、発泡倍率が10倍以下であるので、発泡後の発泡性樹脂30が配管100の径方向外側に向かって配管100の内周面を押圧する力や発泡後の発泡性樹脂30で満たされる範囲等が施工毎にばらつくことを抑制できる。これにより、周囲の温度の影響を受けにくい配管撤去方法を提供できる。
図4及び図5を参照して、配管撤去方法についてのさらに他の実施形態について説明する。
図4及び図5に示したさらに他の実施形態では、注入発泡ステップS20において、配管100の外周面に当接してシールするシール部201と、第1液と第2液とを混合させるミキシングノズル202とを有する充填装置200を用いる。
より具体的には、充填装置200は、図4(a)によく示すように、ミキシングノズル202の下流側(吐出側)が接続された吐出部210を有する。吐出部210は、出口側の開口端211に設けられたシール部201を有する。開口端211の形状は、配管100の外周面に沿った形状を呈する。そのため、以下に述べるように、開口端211を配管の外周面に向かって押圧すると、シール部201が配管100の外周面に密着して充填口106をシールできる。なお、開口端211及びシール部201の大きさは、充填口106の大きさよりも大きい。
また、図4に示す例では、充填口106が配管100の上側の面に設けられているので、充填口106を上述した気抜口や確認口として利用してもよいし、気抜口や確認口を充填口106とは別に設けてもよい。
なお、図5に示す例では、上述したように発泡性樹脂の硬化が完了するまで充填口106が充填装置200によって塞がれるので、必要に応じて気抜口や確認口を充填口106とは別に設ける。
また、図4及び図5に示したさらに他の実施形態によれば、配管100の外周面に当接してシールするシール部201を有する充填装置200を用い、シール部201を配管100の外周面に当接させて配管100に開けられた充填口106をシールして、第1液と第2液との混合物を配管100の内部に注入して発泡させられる。これにより、例えば、図5に示すように充填口106が配管100の下側の面に設けられた場合であっても、第1液と第2液との混合物の注入時に第1液と第2液との混合物が外部に漏れるのを抑制できる。したがって、充填口106の位置の制限を緩和できるので、充填口106を設け易くなり、配管撤去作業を効率化できる。
例えば、上述の説明では、原子力プラントで使用される配管の撤去を例に挙げて説明したが、本発明の適用範囲は、原子力プラントで使用される配管の撤去に限られない。例えば、アスベストのライニングが施された煙突や配管の撤去に本発明を適用してもよいし、その他の粉塵等が付着した配管の撤去に本発明を適用してもよい。
11A 膨張型の流動規制部材(流動規制部材)
20 発泡性樹脂(発泡前の発泡性樹脂)
30 発泡性樹脂(発泡後の発泡性樹脂)
100 配管
104,105 エルボ部
106 充填口
109 撤去対象部
109a,109b 切断位置
111 第1領域
112 第2領域
113 第3領域
200 充填装置
201 シール部
202 ミキシングノズル
Claims (10)
- 配管を所定の切断位置で切断することで、前記配管の一部である撤去対象部を撤去する配管撤去方法であって、
前記配管の少なくとも前記切断位置が発泡後の発泡性樹脂で中実になるように、前記配管の内部に発泡前の前記発泡性樹脂を注入して発泡させる注入発泡ステップと、
前記注入発泡ステップの後に、前記配管を前記切断位置で切断し、前記撤去対象部を撤去する切断撤去ステップと、を少なくとも備える配管撤去方法。 - 前記注入発泡ステップの前に、前記配管の内部に発泡前の前記発泡性樹脂の管軸方向における流動範囲を規制する流動規制部材を設置する設置ステップをさらに備える、請求項1に記載の配管撤去方法。
- 前記撤去対象部は、第1撤去対象部と、前記配管の管軸方向において前記第1撤去対象部に隣接する第2撤去対象部と、を含み、
前記配管のうち前記第1撤去対象部を撤去後の前記配管の一部である第2撤去対象部をさらに撤去する場合において、
前記注入発泡ステップは、前記第1撤去対象部の撤去後において前記配管の内部に残存する発泡後の前記発泡性樹脂を、発泡前の前記発泡性樹脂の管軸方向における流動範囲を規制する流動規制部材として利用する、請求項1に記載の配管撤去方法。 - 前記注入発泡ステップは、前記撤去対象部の管軸方向における少なくとも一方側の切断位置から他方側の切断位置に亘って発泡後の前記発泡性樹脂で中実になるように、前記配管の内部に発泡前の前記発泡性樹脂を注入して発泡させる、請求項1乃至3の何れか一項に記載の配管撤去方法。
- 前記注入発泡ステップは、前記撤去対象部の管軸方向における一方側の切断位置を含む第1領域と、前記撤去対象部の管軸方向における他方側の切断位置を含む第2領域とが発泡後の前記発泡性樹脂で中実になるとともに、前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域には発泡後の前記発泡性樹脂が存在しないように、前記配管の内部に発泡前の前記発泡性樹脂を注入して発泡させる、請求項1乃至3の何れか一項に記載の配管撤去方法。
- 前記撤去対象部は、曲管部を含む請求項1乃至5の何れか一項に記載の配管撤去方法。
- 前記発泡性樹脂は、第1液と第2液とを混合させて発泡させる2液混合型の樹脂であり、
前記注入発泡ステップにおいて、前記配管の外周面に当接してシールするシール部と、前記第1液と前記第2液とを混合させるミキシングノズルとを有する充填装置を用い、前記シール部を前記配管の外周面に当接させて前記配管に開けられた充填口をシールし、前記ミキシングノズルで混合された前記第1液と前記第2液とを前記充填口を介して前記配管の内部に注入して発泡させる、請求項1乃至6の何れか一項に記載の配管撤去方法。 - 前記注入発泡ステップにおいて、発泡前の前記発泡性樹脂は、前記配管に開けられた充填口を介して前記配管の内部に注入され、
前記充填口は、前記配管の内部に注入された前記発泡性樹脂の発泡の完了を確認するための確認口、及び、前記配管の内部に注入された前記発泡性樹脂の発泡による膨張時の気抜口の少なくとも一方を兼ねる、請求項1乃至7の何れか一項に記載の配管撤去方法。 - 前記発泡性樹脂の発泡倍率は、1.3倍以上10倍以下である、請求項1乃至8の何れか一項に記載の配管撤去方法。
- 前記発泡性樹脂は、発泡シリコーンである、請求項1乃至9の何れか一項に記載の配管撤去方法。
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