JP2019010917A - 振動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、使用者にとって適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる振動装置を提供する。
【解決手段】振動を発生する振動子2と、振動子2の振動方向に対して直交する方向に振動子2を変位させる変位手段4と、変位手段を制御する制御手段と、を備える。これによれば、振動子2が、変位手段により平面方向に変位されるから、着座者にとって適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、振動装置に関する。
例えば、特許文献1には、シート内部に配設される振動素子は、シート表面との間隔が相対的にシート表面に近い警報位置と、相対的に離れた退避位置との間を移動可能にシート内部に組込み装備される車両用シートが記載されている。この車両用シートは、振動素子の警報位置と退避位置の間を移動させることのできる移動駆動機構により振動素子は移動されるようになっており、移動駆動機構は着座者に警報を発しない状態時には振動素子を退避位置に、着座者に警報を発する状態時には振動素子を警報位置に移動させている。
特開2009−248631号公報
このように特許文献1に記載の発明にあっては、着座者の体格差や使用目的により、振動が伝わる範囲が限定される懸念がある。即ち、着座者(使用者)の体格差や使用目的により、振動素子(振動子)の最適(適宜)な位置が異なる場合があった。
本発明は、使用者にとって適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる振動装置を提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の振動装置は、振動を発生する振動子と、前記振動子の振動方向に対して直交する方向に前記振動子を変位させる変位手段と、前記変位手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の一実施例にかかる振動装置を備えた振動装置付き座席を示す斜視図である。 図1に示された振動装置を示す概念図である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の実施形態に係る振動装置は、振動を発生する振動子と、振動子の振動方向に対して直交する方向に振動子を変位させる変位手段と、変位手段を制御する制御手段と、を備える。これによれば、振動子が、変位手段により平面方向に移動できるため、着座者にとって適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる。
また、変位手段が、振動子を定位置から変位させる第1変位部を備え、第1変位部と振動子を結ぶ第1線分の延長上に位置して、第1変位部に向けて付勢力を生じさせる第1付勢手段を備えていてもよい。これによれば、 第1変位部と第1付勢手段との間に振動子が位置して、振動子の平面方向における第1線分方向の移動が可能とされる。即ち、第1付勢手段を制御手段により制御させずとも、振動子を平面方向に移動させる構成が実現される。
また、変位手段が、振動子を定位置から変位させる第1変位部及び第2変位部を備え、第1変位部と第2変位部との間に、振動子が設けられ、第1変位部が振動子を変位させる方向とは異なる方向に、第2変位部が振動子を変位させてもよい。これによれば、使用者にとって、より一層、適宜な位置となるように、振動子の位置調整を行うことができる。
また、第1変位部と振動子とを結ぶ第1線分の延長上に第2変位部が位置していてもよい。これによれば、第1変位部と第2変位部の両方が制御手段により制御されることで、振動子を第1線分上の適宜な位置に効率よく移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる。
また、変位手段が、第3変位部及び第4変位部をさらに備え、第3変位部と第4変位部との間に、振動子が設けられ、第3変位部及び第4変位部は、第1線分に直交する直線上に位置していてもよい。これによれば、第3変位部と第4変位部の両方が制御手段により制御されることで、第1線分上に加えて第2線分上の適宜な位置に効率よく移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる。さらに、制御手段により、第1変位部、第2変位部、第3変位部、第4変位部、それぞれを制御することで、振動子の振動方向に対して直交する方向のうち、第1線分及び第2線分の双方向に交差する交差線上の適宜な位置に、振動子を効率よく移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる。
また、変位手段が、第3変位部をさらに備え、第3変位部と振動子を結ぶ第2線分の延長上に位置して、第3変位部に向けて付勢力を生じさせる第2付勢手段を備え、第2線分は、第1線分と交差していてもよい。これによれば、第3変位部と第2付勢手段との間に振動子が位置して、第1線分方向に加えて、第2線分方向の移動が可能とされる。即ち、第2付勢手段を制御手段により制御させずとも、振動子を平面方向の第1線分方向と第2線分方向の双方向に振動子を移動させる構成が実現される。
また、振動子の振動方向に当該振動子を変位させる振動方向変位手段をさらに備え、振動方向変位手段は、振動子の振動方向側に位置していてもよい。これによれば、振動方向変位手段により振動子をその振動方向側に移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に、振動子の位置調整を行うことができる。
以下、本発明の一実施例について具体的に説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる振動装置1を備えた振動装置付き座席11を示す斜視図である。図2は、図1に示された振動装置1を示す概念図である。図1に示す振動装置付き座席11は、着座面11A及び背面11Bを有する座席110と、振動装置1と、を備え、車両の運転席を構成する。図1等に示す前後方向は座席110及び車両の前後方向であり、左右方向は座席110及び車両の車幅方向であり、上下方向は座席110及び車両の高さ方向である。
背面11Bは、図1に示すように、着座面11Aに対して交差するように延び、図1に示すようにその表面を構成するシート部材111と、シート部材111と、シート部材111の内側に設けられる緩衝部材112(クッション部材)等と、を有する。緩衝部材112は、例えばウレタンフォーム等によって構成される。背面11Bは、着座者(運転者)の背中と接触する面である。
振動装置1は、図1、図2に示すように、振動ユニット12と、振動ユニット12の振動子2を変位させる変位手段4(図2に示す)と、変位手段4を制御する不図示の制御手段(CPU)と、を備えている。図1において、変位手段4は省略されている。
振動ユニット12は、図1に示すように、背面11Bを構成するシート部材111の内側の緩衝部材112内に配設されている。振動ユニット12は、図2に示すように、振動を発生する円盤状の振動子2と、振動子2を支持する振動子ホルダー3と、を備えている。また、振動ユニット12は、振動子2が、振動子ホルダー3の所定の位置(定位置P0)において、振動ユニット12の振動子2の振動方向(前後方向)と、振動方向に直交する方向(シート部材111の面方向)に移動可能となるように振動子ホルダー3に支持されている。なお、本実施例では、振動子ホルダー3の中心のことを振動子2の所定の位置(定位置P0)と記す。なお、本実施例では、振動ユニット12は、振動を発生する円盤状の振動子2と、振動子2を支持する振動子ホルダー3と、を備えているが、振動子のフレームが、振動子ホルダーの役割を担うように振動子及び振動子ホルダーが一体に構成されていてもよい。その場合には、振動ユニットは、振動子ホルダーを有さず、振動子2を有して構成されていればよい。
このような振動ユニット12は、図1、図2に示すように、振動子2の振動面210が、背面11Bを構成するシート部材111の内側の緩衝部材112内において、シート部材111と対向するように配置されている。
変位手段4は、図2に示すように、エアーポンプ41と、複数(図示例では4個)の第1ブラダー42A(第1変位部)、第2ブラダー42B(第2変位部)、第3ブラダー42C(第3変位部)、及び第4ブラダー42D(第4変位部)と、ホース43と、制御手段の指示により(不図示の)弁を開閉させる複数(図示例では4個)の第1調整弁44A、第2調整弁44B、第3調整弁44C、及び第4調整弁44Dと、を備えている。
さらに振動装置1は、図2に示すように、振動方向変位手段5を備えている。振動方向変位手段5は、エアーポンプ41により、ホース43を介してエアーが供給される第5ブラダー42E(第5変位部)と、制御手段の指示により(不図示の)弁を開閉させる複数の第5エアー調整弁44Eと、を備えている。なお、本実施例では、第1ブラダー42A、第2ブラダー42B、第3ブラダー42C、第4ブラダー42D、第5ブラダー42Eを総称して「ブラダー42」と記す場合がある。また、第1エアー調整弁44A、第2エアー調整弁44B、第3エアー調整弁44C、第4エアー調整弁44D、第5エアー調整弁44Eを総称して「調整弁44」と記す場合がある。
5個のブラダー42としての第1ブラダー42A、第2ブラダー42B、第3ブラダー42C、第4ブラダー42D、第5ブラダー42Eは、中空の円筒形状と成るように形成されている。また、各ブラダー42の内部にエアーが供給されることで、その軸寸法が大きくされるように伸長され、各ブラダー42の内部からエアーが排気されることで、その軸寸法が小さくされるように収縮されるように構成されている。即ち、各ブラダー42はその軸方向に伸縮可能となっている。
第1ブラダー42A、第2ブラダー42B、第3ブラダー42C、及び第4ブラダー42Dは、振動子2の振動方向に対して直交する(仮想)平面上に振動子2を囲むように設けられている。本実施例では、第1ブラダー42A及び第2ブラダー42Bは、仮想平面上において振動子2を挟んで上下に対向する位置に設けられ、各ブラダー42A、42Bは上下方向に伸縮するように配置されている。即ち、第2ブラダー42Bは、第1ブラダー42Aと振動子2とを結ぶ第1線分PAの延長上PBに設けられている。また、第1ブラダー42A及び第2ブラダー42Bは、振動子2からの距離が略等しい距離となる位置に設けられている。また、第3ブラダー42C及び第4ブラダー42Dは、仮想平面上において、振動子2を挟んで左右方向に対向する位置に設けられ、各ブラダー42C、42Dは左右方向に伸縮するように配置されている。即ち、第3ブラダー42C及び第4ブラダー42Dは、第1線分PAに直交(交差)する直線上に位置している。また、第3ブラダー42C及び第4ブラダー42Dは、振動子2からの距離が略等しい距離となる位置に設けられている。このような第1ブラダー42A、第2ブラダー42B、第3ブラダー42C、及び第4ブラダー42Dが、伸縮されることで変位手段として機能して、振動子2をその振動方向に直交する方向に移動(変位)させる。
第5ブラダー42Eは、振動ユニット12を挟んで、背面11Bのシート部材111から離れた側に位置している。即ち、第5ブラダー42Eは、振動子2の振動方向(前後方向)側に位置している。本実施例では、第5ブラダー42Eは、前後方向(振動子2の振動方向、背面11Bのシート部材111の面に対して直交する方向)に伸縮するように配置されている。このような第5ブラダー42Eが、伸縮されることで振動方向変位手段として機能して、振動ユニット12をその振動方向(前後方向)に移動(変位)させる。
5個のエアー調整弁44は、第1調整弁44Aと、第2調整弁44Bと、第3調整弁44Cと、第4調整弁44Dと、第5調整弁44Eと、を備えている。第1調整弁44Aは、第1ブラダー42Aにエアーを供給するためのホース43に設けられている。第2調整弁44Bは、第2ブラダー42Bにエアーを供給するためのホース43に設けられている。第3調整弁44Cは、第3ブラダー42Cにエアーを供給するためのホース43に設けられている。第4調整弁44Dは、第4ブラダー42Dにエアーを供給するためのホース43に設けられている。第5調整弁44Eは、第5ブラダー42Eにエアーを供給するためのホース43に設けられている。
制御手段は、着座者からの指示に応じて、各調整弁44の開閉を制御する。また、制御手段は、第1調整弁44Aと第2調整弁44Bは連動して動作するように制御し、第3調整弁44Cと第4調整弁44Dは連動して動作するように制御している。また、第1ブラダー42A及び第2ブラダー42Bの内部に位置するエアーの体積は一定となるように制御手段により制御され、第3ブラダー42C及び第4ブラダー42Dの内部に位置するエアーの体積は一定となるように制御手段により制御されている。
このような振動装置1は、制御手段からの指示により、各調整弁44が開閉されることで、各ブラダー42が動作する。そして、着座者からの指示に応じて制御手段は、第1調整弁44A及び第2調整弁44Bの開閉を制御することで、第1ブラダー42Aと第2ブラダー42Bとの間においてエアーを移動させる。同様に、第3調整弁44C及び第4調整弁44Dの開閉を制御することで、第3ブラダー42Cと第4ブラダー42Dとの間においてエアーを移動させる。第5調整弁44Eを開閉することで、第5ブラダー42Eにエアーを供給したり、第5ブラダー42Eからエアーを排出したりする。こうして、制御手段は、各ブラダー42を伸縮させることで、振動子2を押圧して、着座者の所望の位置に移動させる。
次に、本実施例の制御手段の動作を説明する。まず、振動子2は初期状態で定位置P0に位置し、各調整弁44は初期状態で閉状態となっている。
ここで、例えば、着座者からの「振動子2を下方に移動させる」旨の指示により、制御手段は、第1調整弁44A及び第2調整弁44Bを連動して開閉動作させて、第2ブラダー42Bから第1ブラダー42Aにエアーを移動させる。これにより、第1ブラダー42Aが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に伸長するとともに、第2ブラダー42Bが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に収縮する。こうして、振動子2が定位置P0から下方に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の下方への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
また、例えば、着座者からの「振動子2を上方に移動させる」旨の指示により、制御手段は、第1調整弁44A及び第2調整弁44Bを連動して開閉動作させて、第1ブラダー42Aから第2ブラダー42Bにエアーを移動させる。これにより、第1ブラダー42Aが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に収縮するとともに、第2ブラダー42Bが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に伸長する。こうして、振動子2が定位置P0から上方に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の上方への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
また、例えば、着座者からの「振動子2を右方に移動させる」旨の指示により、制御手段は、第3調整弁44C及び第4調整弁44Dを連動して開閉動作させて、第4ブラダー42Dから第3ブラダー42Cにエアーを移動させる。これにより、第3ブラダー42Cが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に伸長するとともに、第4ブラダー42Dが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に収縮する。こうして、振動子2が定位置P0から右方に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の右方への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
また、例えば、着座者からの「振動子2を左方に移動させる」旨の指示により、制御手段は、第3調整弁44C及び第4調整弁44Dを連動して開閉動作させて、第3ブラダー42Cから第4ブラダー42Dにエアーを移動させる。これにより、第4ブラダー42Dが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に伸長するとともに、第3ブラダー42Cが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に収縮する。こうして、振動子2が定位置P0から左方に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の左方への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
このようにして振動装置1は、振動子2をその振動方向(前後方向)に対して直交する方向(本実施例では、シート部材111の面延在方向)の上下左右の何れの方向にも変位自在とされている。
さらに、例えば、着座者からの「振動子2を前方(振動子2が着座者に近づく方向)に移動させる」旨の指示により、制御手段は、第5調整弁44Eを開いて、第5ブラダー42Eにエアーを供給する。これにより、第5ブラダー42Eが軸方向(振動子2から接離する前後方向)に伸長する。こうして、振動ユニット12(振動子2)が定位置P0(または、振動子2が変位手段により移動した後の位置)から前方に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動ユニット12の前方への移動が停止され、振動ユニット12は停止された位置に留まる。また、例えば、着座者からの「振動子2を後方(振動子2が着座者から離れる方向)に移動させる」旨の指示により、制御手段は、第5調整弁44Eを開いて、第5ブラダー42Eからエアーを外部に排出する。これにより、第5ブラダー42Eが軸方向(振動子2から接離する前後方向)に収縮する。こうして、振動ユニット12が定位置P0から後方に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動ユニット12の後方への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
さらに、着座者からの「振動子2を斜め左上に移動させる」旨の指示が入力された場合には、制御手段は、第1調整弁44A及び第2調整弁44Bを連動して開閉動作させて、第1ブラダー42Aから第2ブラダー42Bにエアーを移動させる。また、制御手段は、第3調整弁44C及び第4調整弁44Dを連動して開閉動作させて、第3ブラダー42Cから第4ブラダー42Dにエアーを移動させる。これにより、第2ブラダー42Bが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に伸長するとともに、第1ブラダー42Aが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に収縮する。また、第4ブラダー42Dが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に伸長するとともに、第3ブラダー42Cが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に収縮する。こうして、振動子2が定位置P0から斜め左上に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の斜め左上への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
また、例えば、着座者からの「振動子2を斜め右上に移動させる」旨の指示が入力された場合には、制御手段は、第1調整弁44A及び第2調整弁44Bを連動して開閉動作させて、第1ブラダー42Aから第2ブラダー42Bにエアーを移動させる。また、制御手段は、第3調整弁44C及び第4調整弁44Dを連動して開閉動作させて、第4ブラダー42Dから第3ブラダー42Cにエアーを移動させる。これにより、第2ブラダー42Bが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に伸長するとともに、第1ブラダー42Aが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に収縮する。また、第3ブラダー42Cが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に伸長するとともに、第4ブラダー42Dが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に収縮する。こうして、振動子2が定位置P0から斜め右上に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の斜め右上への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
また、例えば、着座者からの「振動子2を斜め右下に移動させる」旨の指示が入力された場合には、制御手段は、第1調整弁44A及び第2調整弁44Bを連動して開閉動作させて、第2ブラダー42Bから第1ブラダー42Aにエアーを移動させる。また、制御手段は、第3調整弁44C及び第4調整弁44Dを連動して開閉動作させて、第4ブラダー42Dから第3ブラダー42Cにエアーを移動させる。これにより、第1ブラダー42Aが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に伸長するとともに、第2ブラダー42Bが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に収縮する。また、第3ブラダー42Cが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に伸長するとともに、第4ブラダー42Dが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に収縮する。こうして、振動子2が定位置P0から斜め右下に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の斜め右下への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
また、例えば、着座者からの「振動子2を斜め左下に移動させる」旨の指示が入力された場合には、制御手段は、第1調整弁44A及び第2調整弁44Bを連動して開閉動作させて、第2ブラダー42Bから第1ブラダー42Aにエアーを移動させる。また、制御手段は、第3調整弁44C及び第4調整弁44Dを連動して開閉動作させて、第3ブラダー42Cから第4ブラダー42Dにエアーを移動させる。これにより、第1ブラダー42Aが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に伸長するとともに、第2ブラダー42Bが軸方向(振動子2から接離する上下方向)に収縮する。また、第4ブラダー42Dが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に伸長するとともに、第3ブラダー42Cが軸方向(振動子2から接離する左右方向)に収縮する。こうして、振動子2が定位置P0から斜め左下に移動される。この後、着座者からの「移動を停止する」旨の指示により、振動子2の斜め左下への移動が停止され、振動子2は停止された位置に留まる。
本実施例によれば、振動装置1は、振動を発生する振動子2と、振動子2の振動方向に対して直交する方向に振動子2を変位させる変位手段4と、変位手段4を制御する制御手段と、を備える。これによれば、振動子2が、変位手段4によりシート部材111の面延在方向(平面方向)に移動できるため、着座者にとって適宜な位置に振動子2の位置調整を行うことができる。
また、変位手段4が、振動子2を定位置P0から変位させる第1ブラダー42A(第1変位部)と第2ブラダー42B(第2変位部)を備え、第1ブラダー42A(第1変位部)と第2ブラダー42B(第2変位部)との間に、振動子2が設けられ、第1ブラダー42A(第1変位部)が振動子2を変位させる方向(下方)とは異なる方向(上方)に、第2ブラダー42B(第2変位部)が振動子2を変位させる。これによれば、使用者にとって、より一層、適宜な位置となるように、振動子2の位置調整を行うことができる。
また、第1ブラダー42A(第1変位部)と振動子2とを結ぶ第1線分PAの延長上PBに第2ブラダー42B(第2変位部)が位置している。これによれば、第1ブラダー42A(第1変位部)と第2ブラダー42B(第2変位部)の両方が制御手段により制御されることで、振動子2をシート部材111の面延在方向(平面方向)の第1線分PA上の適宜な位置に効率よく移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に振動子の位置調整を行うことができる。
また、変位手段4が、第3ブラダー42C(第3変位部)及び第4ブラダー42D(第4変位部)をさらに備え、第3ブラダー42C(第3変位部)と第4ブラダー42D(第4変位部)との間に、振動子2が設けられ、第3ブラダー42C(第3変位部)及び第4ブラダー42D(第4変位部)は、第1線分PAに直交する直線PC、PD上に位置している。これによれば、第3ブラダー42C(第3変位部)と第4ブラダー42D(第4変位部)の両方が制御手段により制御されることで、第1線分PA上に加えて第2線分PC、PD上の適宜な位置に効率よく移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に振動子2の位置調整を行うことができる。さらに、制御手段により、第1ブラダー42A(第1変位部)、第2ブラダー42B(第2変位部)、第3ブラダー42C(第3変位部)、第4ブラダー42D(第4変位部)、それぞれを制御することで、振動子2の振動方向に対して直交する方向のうち、第1線分PA及び第2線分PC、PDの双方向に交差する斜め方向(交差線上)の適宜な位置に、振動子2を効率よく移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に振動子2の位置調整を行うことができる。
また、振動子2の振動方向に当該振動子2を変位させる振動方向変位手段5をさらに備え、振動方向変位手段5は、振動子2の振動方向側に位置している。これによれば、振動方向変位手段5により振動ユニット12(振動子2)をその振動方向側に移動させることができる。従って、使用者にとって、より一層、適宜な位置に、振動子の位置調整を行うことができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例も本発明に含まれる。
また、前記実施例では、振動装置1は、第1ブラダー42A、第2ブラダー42B、第3ブラダー42C、第4ブラダー42D、第5ブラダー42E、の5つのブラダー42を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。振動子2を振動方向に移動させる第5ブラダー42Eは省略してもよい。その場合には、第1ブラダー42A、第2ブラダー42B、第3ブラダー42C、第4ブラダー42Dが、変位手段として機能して、振動子2をその振動方向に直交する方向に変位させてもよい。
また、前記実施例では、第1ブラダー42A、第2ブラダー42B、第3ブラダー42C、第4ブラダー42Dが、変位手段として機能して、振動子2をその振動方向に直交する方向に変位させているが、本発明はこれに限定されるものではない。振動装置は、第1ブラダー42A及び第2ブラダー42Bと、第3ブラダー42C及び第4ブラダー42Dと、のうち何れか一方のみを備えて構成されていてもよい。その場合には、第1ブラダー42A、第2ブラダー42Bが、変位手段として機能して、振動子2をその振動方向に直交する方向の上下に変位させてもよいし、第3ブラダー42C、第4ブラダー42Dが、変位手段として機能して、振動子2をその振動方向に直交する方向の左右に変位させてもよい。
また、前記実施例では、第1ブラダー42Aと第2ブラダー42Bの両方が、制御手段によって制御されているが本発明はこれに限定されるものではない。第1ブラダー42Aと第2ブラダー42Bのうち何れか一方が、他方に向かう付勢力を有する第1付勢手段としてのコイルばね(不図示)であってもよい。即ち、第1ブラダー42Aと振動子2を結ぶ第1線分PAの延長PB上にコイルばねが位置していてもよい。同様に、第3ブラダー42Cと第4ブラダー42Dのうち何れか一方が、他方に向かう付勢力を有する第2付勢手段としてのコイルばねであってもよい。即ち、第3ブラダー42Cと振動子2を結ぶ第2線分PCの延長PD上にコイルばねが位置していてもよい。これによれば、第1、第2付勢手段を制御手段により制御させずとも、振動子2を平面方向に移動させる構成が実現される。或いは、振動装置は、第1ブラダー42A(第1変位部)と、第2ブラダー42B(第2変位部)と、第1付勢手段と、を有し、これら第1ブラダー42A、第2ブラダー42B及び、第1付勢手段が、振動子2を中心とする位置に等間隔をあけて位置していてもよい。または、適宜な位置に適宜な数だけ設けられたブラダー(変位部)と適宜な位置に適宜な数だけ設けられた付勢手段を配置することで、振動子2を平面方向に移動させてもよい。
また、前記実施例では、振動ユニット12は、図1に示すように、背面11Bを構成するシート部材111の内側の緩衝部材112内に配設されているが、本発明はこれに限定されるものではない。振動ユニットは、座面11Aを構成するシート部材111の内側の緩衝部材112内に配設されていてもよい。
また、前記実施例では、第1ブラダー42A及び第2ブラダー42Bは、振動子2からの距離が略等しい距離となる位置に設けられているが、本発明はこれに限定されるものではない。第1ブラダー42A(第1変位部)と振動子2の中心点P0とを結ぶ第1線分PAの延長線PB上に第2ブラダー42B(第2変位部)が位置していればよく、第1ブラダー42Aと振動子2の中心点P0との距離、第2ブラダー42Bと振動子2の中心点P0との距離、は適宜なものに設定してもよい。同様に、第3ブラダー42C(第3変位部)と振動子2の中心点P0とを結ぶ第2線分PCの延長線PD上に第4ブラダー42D(第4変位部)が位置していればよく、第3ブラダー42Cと振動子2の中心点P0との距離、第4ブラダー42Dと振動子2の中心点P0との距離、は適宜なものに設定してもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び、目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 振動装置
2 振動子
4 変位手段
5 振動方向変位手段
42A 第1ブラダー(第1変位部)
42B 第2ブラダー(第2変位部)
42C 第3ブラダー(第3変位部)
42D 第4ブラダー(第4変位部)
42E 第5ブラダー(第5変位部)
P0 振動子の定位置
PA 第1線分
PB 第1線分の延長上
PC 第2線分
PD 第2線分の延長上

Claims (7)

  1. 振動を発生する振動子と、
    前記振動子の振動方向に対して直交する方向に前記振動子を変位させる変位手段と、
    前記変位手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする振動装置。
  2. 前記変位手段が、前記振動子を定位置から変位させる第1変位部を備え、
    前記第1変位部と前記振動子を結ぶ第1線分の延長上に位置して、前記第1変位部に向けて付勢力を生じさせる第1付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記変位手段が、前記振動子を定位置から変位させる第1変位部と第2変位部を備え、
    前記第1変位部と前記第2変位部との間に、前記振動子が設けられ、
    前記第1変位部が前記振動子を変位させる方向とは異なる方向に、前記第2変位部が前記振動子を変位させることを特徴とする請求項1に記載の振動装置。
  4. 前記第1変位部と前記振動子とを結ぶ第1線分の延長上に前記第2変位部が位置していることを特徴とする請求項3に記載の振動装置。
  5. 前記変位手段が、第3変位部及び第4変位部をさらに備え、
    前記第3変位部と前記第4変位部との間に、前記振動子が設けられ、
    前記第3変位部及び前記第4変位部は、前記第1線分に交差する直線上に位置していることを特徴とする請求項4に記載の振動装置。
  6. 前記変位手段が、第3変位部をさらに備え、
    前記第3変位部と前記振動子を結ぶ第2線分の延長上に位置して、前記第1変位部に向けて付勢力を生じさせる第2付勢手段を備え、
    前記第2線分は、前記第1線分と交差していることを特徴とする請求項2に記載の振動装置。
  7. 前記振動子の振動方向に当該振動子を変位させる振動方向変位手段をさらに備え、
    前記振動方向変位手段は、前記振動子の振動方向側に位置していることを特徴とする請求項1〜請求項6のうち何れか一項に記載の振動装置。
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