JP2019009618A - 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体 - Google Patents

振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】Q値を高めることができる振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】第1主面を有し、厚み滑り振動を主振動として励振する振動部と、前記振動部の周囲に設けられ、前記振動部とは厚さが異なることで、前記第1主面に対して前記振動部の厚さ方向にずれて配置されている第2主面を有する周囲部と、を備え、前記第1主面と前記第2主面との間には、前記第1主面と前記第2主面とを接続している側面が設けられており、前記側面には、前記第1主面側から前記第2主面側に向けて延び、前記振動部の周方向に沿って並んで配置され、深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる複数の凹部、または、高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる複数の凸部が設けられていることを特徴とする振動素子。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体に関するものである。
ATカット水晶振動子に代表されるように、厚み滑り振動を主振動とする振動素子を備える振動子が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の水晶振動子は、主面部と、この主面部を囲み、主面部よりも厚さが小さい周縁部と、を備えたメサ型水晶振動子である。この水晶振動子は、主振動とは異なる振動(不要振動)を低減して、主面部にエネルギーを閉じ込めるために、主面部と周縁部との境界近傍に、凸部および凹部の少なくとも一方が設けられている。
特開2014−127743号公報
しかし、特許文献1に記載の水晶振動子は、主面部と周縁部との境界近傍に設けた凸部および凹部の配置および形状が規則的であるため、この凸部または凹部での反射波が不要振動と結合し、その結果、Q値を低下させてしまうという課題がある。
本発明の目的は、Q値を高めることができる振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
本適用例の振動素子は、第1主面を有し、厚み滑り振動を主振動として励振する振動部と、
前記振動部の周囲に設けられ、前記振動部とは厚さが異なることで、前記第1主面に対して前記振動部の厚さ方向にずれて配置されている第2主面を有する周囲部と、を備え、
前記第1主面と前記第2主面との間には、前記第1主面と前記第2主面とを接続している側面が設けられており、
前記側面には、前記第1主面側から前記第2主面側に向けて延び、前記振動部の周方向に沿って並んで配置され、深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる複数の凹部、または、高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる複数の凸部が設けられていることを特徴とする。
このような振動素子によれば、第1主面と第2主面とを接続している側面に、第1主面側から第2主面側に向けて延び、振動部の周方向に沿って並んで配置されている複数の凹部または複数の凸部が設けられているため、振動部の主振動(目的とする厚み滑り振動)とは異なる周波数の振動である副振動(不要振動)を低減することができる。特に、複数の凹部のうちの少なくとも2つの凹部について深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なるか、または、複数の凸部のうちの少なくとも2つの凸部について高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なること、例えば、複数の凹部または複数の凸部の配置または形状が不規則であることで、側面での反射波を低減することができ、その結果、当該反射波と不要振動との結合を低減し、Q値を高めることができる。
本適用例の振動素子では、前記側面は、前記第1主面および前記第2主面に対して傾斜していることが好ましい。
これにより、側面での反射波をより低減することができる。
本適用例の振動素子では、前記凹部の深さまたは前記凸部の高さをd[μm]とし、前記厚み滑り振動の波長をλ[μm]としたとき、
d≦λ/2の関係を満たすことが好ましい。
これにより、副振動を低減する効果を高めることができる。
本適用例の振動素子では、前記振動部の周方向で互いに隣り合う2つの前記凹部または前記凸部の中心間距離をP[μm]とし、前記厚み滑り振動の波長をλ[μm]としたとき、
P≦λの関係を満たすことが好ましい。
これにより、副振動を低減する効果を高めることができる。
本適用例の振動素子では、前記凹部は、前記凹部の深さおよび幅のうちの少なくとも一方が前記第1主面側から前記第2主面側に向けて漸減または漸増している部分を有するか、または、前記凸部は、前記凸部の高さおよび幅の少なくとも一方が前記第1主面側から前記第2主面側に向けて漸減または漸増している部分を有することが好ましい。
これにより、側面での反射波をより低減することができる。
本適用例の振動素子では、前記振動部および前記周囲部は、水晶で構成されていることが好ましい。
これにより、振動素子のQ値を高めることができる。また、ドライエッチングを用いて寸法精度の高い振動素子を比較的容易に得ることができるという利点もある。
本適用例の振動素子では、前記側面は、前記水晶の複数の異なる結晶面を含んで構成されていることが好ましい。
これにより、例えば、ウェットエッチングを用いて振動素子を形成する際に、そのウェットエッチングの異方性を利用して複数の凹部または複数の凸部を有する側面を形成することができる。
本適用例の振動素子では、前記振動部の厚さが前記周囲部の厚さよりも厚いことが好ましい。
これにより、いわゆるメサ型の振動素子において、不要振動を低減したり、側面での反射波と不要振動との結合を低減したりすることができる。
本適用例の振動素子では、前記振動部の厚さが前記周囲部の厚さよりも薄いことが好ましい。
これにより、いわゆる逆メサ型の振動素子において、不要振動を低減したり、側面での反射波と不要振動との結合を低減したりすることができる。
本適用例の振動子は、本適用例の振動素子と、
前記振動素子が収納されているパッケージと、を有することを特徴とする。
このような振動子によれば、振動素子のQ値を高めることができるという効果を利用して、振動子の特性を向上させることができる。
本適用例の発振器は、本適用例の振動素子と、
前記振動素子を駆動する回路と、を有することを特徴とする。
このような発振器によれば、振動素子のQ値を高めることができるという効果を利用して、発振器の特性を向上させることができる。
本適用例の電子機器は、本適用例の振動素子を有することを特徴とする。
このような電子機器によれば、振動素子のQ値を高めることができるという効果を利用して、電子機器の特性を向上させることができる。
本適用例の移動体は、本適用例の振動素子を有することを特徴とする。
このような移動体によれば、振動素子のQ値を高めることができるという効果を利用して、移動体の特性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る振動素子を示す平面図である。 図1中のA−A線断面図(縦断面図)である。 図1に示す振動素子が備える振動部の側面に設けられた凹凸部を示す部分拡大斜視図である。 図1中の部分Bを拡大して示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す縦断面図である。 本発明の振動子の実施形態を示す断面図である。 本発明の発振器の実施形態を示す断面図である。 本発明の電子機器の一例であるモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器の一例であるスマートフォンの構成を示す斜視図である。 本発明の電子機器の一例であるディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体の一例である自動車を示す斜視図である。
以下、本発明の振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体を図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
1.振動素子
まず、本発明の振動素子の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る振動素子を示す平面図である。図2は、図1中のA−A線断面図(縦断面図)である。図3は、図1に示す振動素子が備える振動部の側面に設けられた凹凸部を示す部分拡大斜視図である。図4は、図1中の部分Bを拡大して示す模式図である。
図1および図2に示すように、振動素子1は、いわゆるメサ型の振動素子である。この振動素子1は、基板2と、基板2上に設けられている電極3と、を有している。
基板2は、水晶基板である。ここで、基板2の構成材料である水晶は、三方晶系に属しており、結晶軸として互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を有している。X軸、Y軸、Z軸は、それぞれ、電気軸、機械軸、光学軸と呼称される。本実施形態では、基板2は、XZ面(Y軸に直交する平面)をX軸まわりに所定の角度θ回転させた平面に沿って切り出された「回転Yカット水晶基板」である。θ=35°15’の回転Yカット水晶基板であるATカット水晶基板を基板2として用いることにより、優れた温度特性を有する振動素子1となる。なお、基板2としては、厚みすべり振動を励振することができれば、ATカットの水晶基板に限定されず、例えば、BTカットまたはSCカットの水晶基板を用いてもよい。
X軸まわりに角度θ回転したY軸およびZ軸を、それぞれ、Y’軸およびZ’軸とする。したがって、基板2は、厚さ方向がY’軸に平行であり、主面がXZ’面(Y’軸に直交する面)に沿って拡がっている。なお、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y’軸に平行な方向を「Y’軸方向」、Z’軸に平行な方向を「Z’軸方向」という。
基板2は、その厚さ方向(Y’軸方向)から見た平面視(以下、単に「平面視」ともいう)で、X軸方向に延びている長辺と、Z’軸方向に延びている短辺とを有する長手形状をなしている。なお、基板2の平面視形状としては、これに限定されず、例えば、X軸方向に延びている辺の長さとZ’軸方向に延びている辺の長さとが等しい正方形状をなしていてもよいし、X軸方向に延びている短辺と、Z’軸方向に延びている長辺とを有する長手形状をなしていてもよい。
図1および図2に示すように、基板2は、厚み滑り振動を主振動として励振する振動部21と、振動部21の周囲に位置しているとともに振動部21と一体化され、振動部21とは厚さが異なる周囲部22と、を有している。本実施形態では、周囲部22は、振動部21よりも厚さが薄い「薄肉部」である。
ここで、振動部21は、周囲部22よりも+Y’軸方向側に突出している突出部211(メサ部)と、周囲部22よりも−Y’軸方向側に突出している突出部212(メサ部)と、を有する。そして、振動部21の側面23は、突出部211の側面231と、突出部212の側面232と、を有する。
側面231は、振動部21の一方(+Y’軸方向側)の主面213(すなわち突出部211の主面213)と、周囲部22の一方(+Y’軸方向側)の主面221と、を接続している。側面232は、振動部21の他方(−Y’軸方向側)の主面214(すなわち突出部212の主面214)と、周囲部22の他方(−Y’軸方向側)の主面222と、を接続している。そして、図1に示す平面視で、側面231は、主面213の全周を囲むように形成され、側面232は、主面232の全周を囲むように形成されている。本実施形態では、側面231、232は、それぞれ、振動部21側から周囲部22側に向けて基板2の厚さが薄くなるように、Y’軸方向に対して傾斜している。なお、側面231、232は、それぞれ、Y’軸に対して平行(すなわちXZ’平面に対して垂直)であってもよい。
また、図3に示すように、側面231には、主面213側から主面221側へ延びている複数の凹部23aおよび複数の凸部23bが設けられている。同様に、側面232には、図示しないが、主面214側から主面222側へ延びている複数の凹部23aおよび複数の凸部23b(以下、「凹凸部」ともいう)が設けられている。すなわち、図1および図3に示すように、側面231、232には、それぞれ、周方向に沿って、山と谷が交互に形成されている。これにより、振動部21の主振動(目的とする厚み滑り振動)とは異なる周波数の振動である副振動(不要振動)を低減することができる。特に、少なくとも2つの凹部23aについて深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なるか、または、少なくとも2つの凸部23bについて高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる。これにより、当該側面23(231、232)での反射波を低減することができ、その結果、当該反射波と不要振動との結合を低減し、振動素子1のQ値を高めることができる。なお、複数の凹部23aおよび複数の凸部23bについては、後に詳述する。
なお、振動部21は、+Y’軸方向側および−Y’軸方向側の少なくとも一方側に突出していればよい。すなわち、突出部211または突出部212のいずれかを省略してもよい。また、図示では、突出部211および突出部212の高さが互いに等しいが、これらの高さが互いに異なっていてもよい。また、振動部21および周囲部22のそれぞれの平面視形状は、図1に示す形状に限定されず、例えば、平面視での振動部21または周囲部22の四隅の角部が丸み付けまたは面取りされていてもよい。
電極3は、振動部21に設けられている1対の励振電極31、34と、1対の励振電極31、34から周囲部22に引き出されている1対の引出電極33、36と、周囲部22に設けられ1対の引出電極33、36に接続されている1対のパッド電極32、35と、を有している。
励振電極31は、振動部21の一方の主面213上に配置されている。励振電極34は、振動部21を介して励振電極31に対向するように、振動部21の他方の主面214上に配置されている。パッド電極32、35は、基板2の+X軸方向側の端部であって周囲部22の主面222上に、Z’軸方向に並んで配置されている。引出電極33は、振動部21の主面213上から側面231上、周囲部22の主面221上および周囲部22の側面上を経由して周囲部22の主面222上まで引き回され、励振電極31とパッド電極32とを電気的に接続している。引出電極36は、振動部21の主面214上から側面232上を経由して周囲部22の主面222上まで引き回され、励振電極34とパッド電極35とを電気的に接続している。
このような電極3の構成としては、特に限定されないが、例えば、Cr(クロム)、Ni(ニッケル)等の下地層に、Au(金)、Al(アルミニウム)等の金属やAu、Alを主成分とする合金を積層した金属被膜で構成することができる。なお、図1に示す電極3の形状は、一例であり、これに限定されないことは言うまでもない。
以上のような構成の振動素子1では、1対のパッド電極32、35を通じて、1対の励振電極31、34間に、周期的に変化する電圧が印加されると、振動部21の厚み滑り振動が所望の周波数で励振される。
以上、振動素子1の概略について説明した。この振動素子1は、前述したように、厚み滑り振動を主振動として励振する振動部21と、振動部21の周囲に設けられている周囲部22と、を備える。振動部21は、第1主面である主面213、214を有する。また、周囲部22は、振動部21とは厚さが異なることで、主面213、214に対して振動部21の厚さ方向(Z’軸方向)にずれて配置されている第2主面である主面221、222を有する。そして、主面213と主面221との間には、主面213と主面221とを接続している側面231が設けられている。同様に、主面214と主面222との間には、主面214と主面222とを接続している側面232が設けられている。
ここで、側面231には、主面213側から主面221側に向けて延び、振動部21の周方向に沿って並んで配置されている複数の凹部23aまたは複数の凸部23bが設けられている。同様に、側面232には、図示しないが、主面214側から主面222側に向けて延び、振動部21の周方向に沿って並んで配置されている複数の凹部23aまたは複数の凸部23bが設けられている。このように、側面231、232に複数の凹部23aまたは複数の凸部23bを設けることにより、振動部21の主振動(目的とする厚み滑り振動)とは異なる周波数の振動である副振動(不要振動)を低減することができる。
特に、少なくとも2つの凹部23aについて深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なるか、または、少なくとも2つの凸部23bについて高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる。例えば、複数の凹部23aまたは複数の凸部23bの配置または形状が不規則となっている。不規則な配置または形状であることにより、少なくとも隣接する凹部同士または凸部同士の形状が異なっている。これにより、当該側面231での反射波を低減することができ、その結果、当該反射波と不要振動との結合を低減し、振動素子1のQ値を高めることができる。
ここで、複数の凹部23aまたは複数の凸部23bの配置または形状が不規則であることで、ある凹部23aまたは凸部23bで反射した波が他の凹部23aまたは凸部23bで反射した波と強め合うことが少なくなるため、側面231、232で反射した副振動(不要振動)が減衰しやすくなる。そのため、副振動(不要振動)が主振動(厚み滑り振動)を阻害することを低減できる。これに対し、例えば特許文献1に記載のように、仮に複数の凹部23aおよび複数の凸部23bの配置または形状が規則的であると、ある凹部23aまたは凸部23bで反射した波が他の凹部23aまたは凸部23bで反射した波と強め合うことが多くなるため、側面231、232で反射した副振動(不要振動)が大きくなって主振動(厚み滑り振動)を阻害する。
また、本実施形態では、振動部21の厚さが周囲部22の厚さよりも厚い。これにより、いわゆるメサ型の振動素子1において、不要振動を低減したり、側面231での反射波と不要振動との結合を低減したりすることができる。
以下、複数の凹部23aおよび複数の凸部23bについて詳述する。なお、以下では、側面231に設けられている複数の凹部23aおよび複数の凸部23bについて代表的に説明し、側面232に設けられている複数の凹部23aおよび複数の凸部23bについては、側面231に設けられている複数の凹部23aおよび複数の凸部23bと同様である。
図3に示すように、振動部21の側面231には、主面213側から主面221側に向けて延び、振動部21の周方向に沿って並んで配置されている複数の凹部23aが設けられている。ここで、複数の凹部23a同士の間が凸状となっており、これにより、側面231には、主面213側から主面221側に向けて延び、振動部21の周方向に沿って並んで配置されている複数の凸部23bが設けられている。
また、本実施形態では、複数の凹部23aおよび複数の凸部23bは、振動部21の側面231の周方向での全域にわたって設けられている。これにより、副振動(不要振動)を低減する効果を高めることができる。なお、複数の凹部23aおよび複数の凸部23bは、振動部21の側面231の周方向での一部に設けられていてもよく、この場合、できるだけ副振動(不要振動)を低減する観点から、少なくとも、図1の平面視で略矩形をなす主面213の4つの辺のうちZ’軸方向(厚み滑り振動の方向に直交する方向)に延びている1対の辺のそれぞれの全域にわたって複数の凹部23aおよび複数の凸部23bが設けられていることが好ましい。
このように、側面231には、複数の凹部23aおよび複数の凸部23bが設けられている。そして、例えば、図3および図4に示すように、複数の凹部23aまたは複数の凸部23bの配置または形状が不規則となっている。これにより、側面231での反射波を低減することができる。複数の凹部23aの配置または形状が不規則であるためには、複数の凹部23aのうちの少なくとも2つの凹部23aについて深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なることが必要である。同様に、複数の凸部23bの配置または形状が不規則であるためには、複数の凸部23bのうちの少なくとも2つの凸部23bについて高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なることが必要である。
ここで、「2つの凹部23aの深さが互いに異なる」とは、2つの凹部23aの平均深さ同士、最大深さ同士または最小深さ同士が異なることをいう。また、「2つの凹部23aまたは凸部23bの幅が互いに異なる」とは、2つの凹部23aまたは凸部23bの平均幅同士、最大幅同士または最小幅同士が異なることをいう。また、「2つの凸部23bの高さが互いに異なる」とは、2つの凸部23bの平均高さ同士、最大高さ同士または最小高さ同士が異なることをいう。
なお、図4では、説明の便宜上、凹部23aの底部(長さ方向での位置ごとの最も低い部分の連なり)を一点鎖線で模式的に示し、凸部23bの頂部(長さ方向での位置ごとの最も高い部分の連なり)を実線で模式的に示している。また、図4では、説明の便宜上、凹部23aの底部および凸部23bの頂部が直線的に延びているが、これらはそれぞれ屈曲または湾曲した部分を有していてもよい。また、図3および図4では、凹部23aおよび凸部23bがそれぞれ主面213から主面221までの間の全域にわたって設けられているが、凹部23aおよび凸部23bのうちの少なくとも一方が主面213から主面221までの間の一部に設けられていてもよい。また、少なくとも2つの凹部23aの長さが互いに異なっていてもよいし、少なくとも2つの凸部23bの長さが互いに異なっていてもよい。
また、凹部23aの深さまたは凸部23bの高さをd[μm]とし、振動部21の厚み滑り振動の波長をλ[μm]としたとき、d≦λ/2の関係を満たすことが好ましい。これにより、副振動を低減する効果を高めることができる。ここで、具体的な振動部21の厚み滑り振動の波長λは、特に限定されないが、例えば、10μm以上50μm以下の範囲内にあることが好ましい。また、具体的な凹部23aの深さまたは凸部23bの高さdは、特に限定されないが、例えば、1μm以上15μm以下の範囲内にあることが好ましい。
さらに、振動部21の周方向で互いに隣り合う2つの凹部23aまたは凸部23bの中心間距離をP[μm]とし、振動部21の厚み滑り振動の波長をλ[μm]としたとき、P≦λの関係を満たすことが好ましい。これにより、副振動を低減する効果を高めることができる。なお、「中心間距離P」は、凹部23aの幅W1(平均幅、最大幅または最小幅のいずれか)、または、凸部23bの幅W2(平均幅、最大幅または最小幅のいずれか)に等しい。すなわち、前述した中心間距離Pおよび波長λの関係は、中心間距離Pがその平均幅、最大幅または最小幅のいずれかである場合に満たせばよい。ただし、中心間距離Pがその平均幅、最大幅または最小幅のいずれの場合であっても、P≦λを満たすことが好ましい。
また、凹部23aは、凹部23aの深さおよび幅のうちの少なくとも一方が主面213(第1主面)側から主面221(第2主面)側に向けて漸減または漸増している部分を有することが好ましい。これにより、側面231での反射波をより低減することができる。同様の観点から、凸部23bは、凸部23bの高さおよび幅の少なくとも一方が主面213(第1主面)側から主面221(第2主面)側に向けて漸減または漸増している部分を有することが好ましい。これによっても、側面231での反射波をより低減することができる。
図4では、凹部23aの幅W1は、主面213側から主面221側に向けて連続的に狭くなっており、これにより、凹部23aの主面213側の端部の幅W11は、凹部23aの主面221側の端部の幅W12よりも大きい。また、凸部23bの幅W2は、主面213側から主面221側に向けて連続的に広くなっており、これにより、凸部23bの主面213側の端部の幅W21は、凸部23bの主面221側の端部の幅W22よりも小さい。
本実施形態では、側面231は、主面213(第1主面)および主面221(第2主面)に対して傾斜している。これにより、側面231での反射波をより低減することができる。ここで、主面213または主面221に対する側面231の傾斜角度は、特に限定されないが、例えば、20°以上60°以下の範囲内にあることが好ましい。
このような振動部21および周囲部22は、前述したように、水晶で構成されている。これにより、振動素子1のQ値を高めることができる。また、ドライエッチングを用いて寸法精度の高い振動素子1を比較的容易に得ることができるという利点もある。特に、前述したような複数の凹部23aまたは複数の凸部23bを有する側面231をドライエッチングによる周囲部22の形成に伴って容易に形成することができる。例えば、水晶基板に開口を有するマスクを形成し、そのマスクの開口を通じたドライエッチングにより振動部21を形成する場合、そのマスクの開口の形状およびエッチング時間等の条件を適宜設定することで、前述したような複数の凹部23aおよび複数の凸部23bを形成することができる。なお、基板2の形成には、ドライエッチングに代えてウェットエッチングを用いてもよい。
したがって、側面231は、水晶の複数の異なる結晶面を含んで構成されていることが好ましい。これにより、例えば、ウェットエッチングを用いて振動素子1を形成する際に、その異方性を利用して複数の凹部23aまたは複数の凸部23bを有する側面231を形成することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の振動素子の第2実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る振動素子を示す縦断面図である。
以下、第2実施形態の振動素子について、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
本発明の第2実施形態にかかる振動素子は、基板の形状が異なること以外は、前述した第1実施形態と同様である。
図5に示す振動素子1Aは、いわゆる逆メサ型の振動素子である。この振動素子1Aは、基板2Aと、基板2A上に設けられている電極3Aと、を有している。
基板2Aは、厚み滑り振動を主振動として励振する振動部21Aと、振動部21Aの周囲に位置しているとともに振動部21Aと一体化され、振動部21Aとは厚さが異なる周囲部22Aと、を有している。本実施形態では、周囲部22Aは、振動部21Aよりも厚さが厚い「厚肉部」である。
電極3Aは、振動部21Aに設けられている1対の励振電極31A、34Aと、1対の励振電極31A、34Aから周囲部22Aに引き出されている1対の引出電極33Aと、周囲部22Aに設けられ1対の引出電極33Aに接続されている1対のパッド電極32Aと、を有している。
ここで、周囲部22Aは、振動部21Aよりも+Y’軸方向側および−Y’軸方向側の両側に突出している。そして、周囲部22Aの側面23Aは、+Y’軸方向側に突出した部分の側面233と、−Y’軸方向側に突出した部分の側面234と、を有する。
側面233は、振動部21Aの一方(+Y’軸方向側)の主面215と、周囲部22Aの一方(+Y’軸方向側)の主面223と、を接続している。側面234は、振動部21Aの他方(−Y’軸方向側)の主面216と、周囲部22Aの他方(−Y’軸方向側)の主面224と、を接続している。本実施形態では、側面233、234は、それぞれ、振動部21A側から周囲部22A側に向けて基板2Aの厚さが厚くなるように、Y’軸方向に対して傾斜している。なお、側面233、234は、それぞれ、Y’軸に対して平行であってもよい。
また、側面233には、図示しないが、主面215側から主面223側へ延びている複数の凹部23aおよび複数の凸部23bが設けられている。同様に、側面234には、図示しないが、主面214側から主面222側へ延びている複数の凹部23aおよび複数の凸部23bが設けられている。これにより、振動部21Aの主振動(目的とする厚み滑り振動)とは異なる周波数の振動である副振動(不要振動)を低減することができる。特に、前述した第1実施形態の複数の凹部23aおよび複数の凸部23bと同様、少なくとも2つの凹部23aについて深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なるか、または、少なくとも2つの凸部23bについて高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる。これにより、当該側面23A(233、234)での反射波を低減することができ、その結果、当該反射波と不要振動との結合を低減し、振動素子1AのQ値を高めることができる。
本実施形態では、前述したように、振動部21Aの厚さが周囲部22Aの厚さよりも薄い。これにより、いわゆる逆メサ型の振動素子1Aにおいて、不要振動を低減したり、側面での反射波と不要振動との結合を低減したりすることができる。
2.振動子
次に、本発明の振動子の実施形態について説明する。
図6は、本発明の振動子の実施形態を示す断面図である。
図6に示す振動子10は、前述した振動素子1と、振動素子1を収納しているパッケージ4と、を有している。
パッケージ4は、凹部411を有する箱状のベース41と、凹部411の開口を塞いでベース41に接合された板状のリッド42と、を有している。そして、凹部411がリッド42によって塞がれた空間S内には、振動素子1(振動素子1Aでもよい)が収納されている。空間Sは、例えば、減圧(真空)状態となっていてもよい。また、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されていてもよい。
ベース41の構成材料としては、特に限定されないが、酸化アルミニウム等の各種セラミックスを用いることができる。また、リッド42の構成材料としては、特に限定されないが、ベース41の構成材料と線膨張係数が近似する部材であるとよく、例えば、ベース41の構成材料を前述のようなセラミックスとした場合には、コバール等の合金とするのが好ましい。なお、ベース41とリッド42の接合は、特に限定されず、例えば、接着材を介して接合してもよいし、シーム溶接等により接合してもよい。
ベース41の凹部411の底面には、接続電極451、461が形成されている。また、ベース41の底面(凹部411とは反対側の面)には、外部実装端子452、462が形成されている。接続電極451は、ベース41に形成された貫通電極(図示せず)を介して外部実装端子452と電気的に接続されており、接続電極461は、ベース41に形成された貫通電極(図示せず)を介して外部実装端子462と電気的に接続されている。
空間S内に収納されている振動素子1は、2つの導電性接着材51、52によってベース41に固定されている。導電性接着材51は、接続電極451とパッド電極32とを接続している。これにより、導電性接着材51を介して接続電極451とパッド電極312とが電気的に接続されている。一方、導電性接着材52は、接続電極461とパッド電極35とを接続している。これにより、導電性接着材52を介して接続電極461とパッド電極322とが電気的に接続されている。導電性接着材51、52としては、導電性および接着性を有していれば特に限定されず、例えば、シリコーン系、エポキシ系、アクリル系、ポリイミド系、ビスマレイミド系等の接着材に導電性フィラーを分散させたものを用いることができる。
以上のように、振動子10は、振動素子1と、振動素子1が収納されているパッケージ4と、を有する。このような振動子10によれば、振動素子1のQ値を高めることができるという効果を利用して、振動子10の特性を向上させることができる。
3.発振器
次に、本発明の振動子の実施形態について説明する。
図7は、本発明の発振器の実施形態を示す断面図である。
図7に示す発振器100は、振動素子1(または1A)と、振動素子1を収納しているパッケージ4と、振動素子1を駆動するための回路110と、を有している。以下、発振器100について、前述した振動子10との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図7に示すように、発振器100では、ベース41の凹部411の底面に凹部412が設けられており、その凹部412の底面に回路110が図示しない接着剤等により固定されている。この回路110は、IC(Integrated Circuit)チップにより構成され、凹部412の底面に設けられている複数の内部端子47と電気的に接続されている。複数の内部端子47には、接続電極451、461と接続されているものと、外部実装端子452、462と接続されているものがある。また、回路110は、振動素子1を駆動するための発振回路を有する。回路110によって振動素子1を駆動すると、所定の周波数の信号を取り出すことができる。
以上のように、発振器100は、振動素子1と、振動素子1を駆動する回路110と、を有する。このような発振器100によれば、振動素子1のQ値を高めることができるという効果を利用して、発振器100の特性を向上させることができる。
4.電子機器
次に、本発明の電子機器の実施形態について説明する。
図8は、本発明の電子機器の一例であるモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動子10(振動素子1)が内蔵されている。
図9は、本発明の電子機器の一例であるスマートフォンの構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器等として機能する振動子10(振動素子1)が内蔵されている。
図10は、本発明の電子機器の一例であるディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器等として機能する振動子10(振動素子1)が内蔵されている。
以上のような電子機器は、振動素子1(または1A)を有する。このような電子機器によれば、振動素子1のQ値を高めることができるという効果を利用して、電子機器の特性を向上させることができる。
なお、本発明の振動素子を備える電子機器は、図8のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図9のスマートフォン(携帯電話機)、図10のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、時計、タブレット端末、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等に適用することができる。
5.移動体
次に、本発明の振動子を適用した移動体(本発明の移動体)について説明する。
図11は、本発明の移動体の一例である自動車を示す斜視図である。自動車1500には、振動子10(振動素子1)が搭載されている。振動子10は、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム、等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
以上のように、移動体である自動車1500は、振動素子1(または1A)を有する。このような自動車1500によれば、振動素子1のQ値を高めることができるという効果を利用して、自動車1500の特性を向上させることができる。
以上、本発明の振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、前述した各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、圧電基板として水晶基板を用いているが、これに替えて、例えば、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム等の各種圧電基板を用いてもよい。
1…振動素子、1A…振動素子、2…基板、2A…基板、3…電極、3A…電極、4…パッケージ、10…振動子、21…振動部、21A…振動部、22…周囲部、22A…周囲部、23…側面、23A…側面、23a…凹部、23b…凸部、31…励振電極、32…パッド電極、33…引出電極、34…励振電極、35…パッド電極、36…引出電極、41…ベース、42…リッド、47…内部端子、51…導電性接着材、52…導電性接着材、100…発振器、110…回路、211…突出部、212…突出部、213…主面(第1主面)、214…主面(第1主面)、215…主面(第1主面)、216…主面(第1主面)、221…主面(第2主面)、222…主面(第2主面)、223…主面(第2主面)、224…主面(第2主面)、231…側面、232…側面、233…側面、234…側面、411…凹部、412…凹部、451…接続電極、452…外部実装端子、461…接続電極、462…外部実装端子、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1300…ディジタルスチルカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1310…表示部、1312…ビデオ信号出力端子、1314…入出力端子、1430…テレビモニター、1440…パーソナルコンピューター、1500…自動車、B…部分、S…空間、W1…幅、W2…幅、W11…幅、W12…幅、W21…幅、W22…幅

Claims (13)

  1. 第1主面を有し、厚み滑り振動を主振動として励振する振動部と、
    前記振動部の周囲に設けられ、前記振動部とは厚さが異なることで、前記第1主面に対して前記振動部の厚さ方向にずれて配置されている第2主面を有する周囲部と、を備え、
    前記第1主面と前記第2主面との間には、前記第1主面と前記第2主面とを接続している側面が設けられており、
    前記側面には、前記第1主面側から前記第2主面側に向けて延び、前記振動部の周方向に沿って並んで配置され、深さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる複数の凹部、または、高さおよび幅のうちの少なくとも一方が互いに異なる複数の凸部が設けられていることを特徴とする振動素子。
  2. 前記側面は、前記第1主面および前記第2主面に対して傾斜している請求項1に記載の振動素子。
  3. 前記凹部の深さまたは前記凸部の高さをd[μm]とし、前記厚み滑り振動の波長をλ[μm]としたとき、
    d≦λ/2の関係を満たす請求項1または2に記載の振動素子。
  4. 前記振動部の周方向で互いに隣り合う2つの前記凹部または前記凸部の中心間距離をP[μm]とし、前記厚み滑り振動の波長をλ[μm]としたとき、
    P≦λの関係を満たす請求項1ないし3のいずれか1項に記載の振動素子。
  5. 前記凹部は、前記凹部の深さおよび幅のうちの少なくとも一方が前記第1主面側から前記第2主面側に向けて漸減または漸増している部分を有するか、または、前記凸部は、前記凸部の高さおよび幅の少なくとも一方が前記第1主面側から前記第2主面側に向けて漸減または漸増している部分を有する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の振動素子。
  6. 前記振動部および前記周囲部は、水晶で構成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の振動素子。
  7. 前記側面は、前記水晶の複数の異なる結晶面を含んで構成されている請求項6に記載の振動素子。
  8. 前記振動部の厚さが前記周囲部の厚さよりも厚い請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動素子。
  9. 前記振動部の厚さが前記周囲部の厚さよりも薄い請求項1ないし7のいずれか1項に記載の振動素子。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の振動素子と、
    前記振動素子が収納されているパッケージと、を有することを特徴とする振動子。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の振動素子と、
    前記振動素子を駆動する回路と、を有することを特徴とする発振器。
  12. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の振動素子を有することを特徴とする電子機器。
  13. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の振動素子を有することを特徴とする移動体。
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