JP2019009592A - 遠隔通信方法、遠隔通信システム及び自律移動装置 - Google Patents

遠隔通信方法、遠隔通信システム及び自律移動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】遠隔地にいる第1のユーザがその場にいるような臨場感を第2のユーザに対して与える。【解決手段】ヘッドマウントディスプレイ2は、カメラを用いて第1のユーザを撮影した撮影画像を第1のテレプレゼンスロボット1から受信し、撮影画像を表示し、第1のユーザを仮想的に表した第2のテレプレゼンスロボット3に対する第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、第2のテレプレゼンスロボット3に対する第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を検出し、第1の変化量及び第2の変化量の少なくとも一方を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信し、第1のテレプレゼンスロボット1は、第1の変化量を受信した場合、第1の変化量に応じてカメラの視点を変化させ、第2の変化量を受信した場合、第2の変化量に応じてカメラの撮影方向を変化させる。【選択図】図3

Description

本開示は、自律して移動するとともに、第1の拠点で第1のユーザを撮影する第1のロボットと、第1のロボットによって撮影された撮影画像を、第1の拠点とは異なる第2の拠点で第1のユーザとは異なる第2のユーザに提示する第1の提示装置とを備える遠隔通信システムにおける遠隔通信方法、当該遠隔通信システム及び自律して移動する自律移動装置に関するものである。
近年、ロボットの人間に対するコミュニケーション力が日々向上しており、テレビ会議技術及び遠隔操作技術等を自律移動型ロボットに組み込んだテレプレゼンスロボットが開発されている。テレプレゼンスロボットは、通信元のユーザの分身として、遠隔地で種々の場所を歩きまわったり、通信先のユーザとの通話等を行ったりする(例えば、特許文献1参照)。これにより、テレプレゼンスロボットは、今までにない存在感を通信先のユーザに与えながら、良好なコミュニケーションを実現することができる。その結果、テレプレゼンスロボットは、在宅勤務、各種イベント、オフィス、教育現場等において普及し始めている。
特開2007−216363号公報
しかしながら、上記従来の技術では、遠隔地にいる人物のそれぞれは互いに相手がその場にいるような臨場感を得ることができず、更なる改善が必要とされていた。
本開示は、上記の問題を解決するためになされたもので、遠隔地にいる第1のユーザがその場にいるような臨場感を第2のユーザに対して与えることができる遠隔通信方法、遠隔通信システム及び自律移動装置を提供することを目的とするものである。
本開示の一態様に係る遠隔通信方法は、自律して移動するとともに、第1の拠点で第1のユーザを撮影する第1のロボットと、前記第1のロボットによって撮影された撮影画像を、前記第1の拠点とは異なる第2の拠点で前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに提示する第1の提示装置とを備える遠隔通信システムにおける遠隔通信方法であって、前記第1のロボットが、カメラを用いて前記第1のユーザを撮影し、前記第1のロボットが、撮影画像を前記第1の提示装置へ送信し、前記第1の提示装置が、前記撮影画像を前記第1のロボットから受信し、前記第1の提示装置が、前記撮影画像を表示し、前記第1の提示装置が、前記第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する前記第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、前記第2のロボットに対する前記第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を検出し、前記第1の提示装置が、前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を前記第1のロボットへ送信し、前記第1のロボットが、前記第1の提示装置によって送信された前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を受信し、前記第1のロボットが、前記第1の変化量を受信した場合、前記第1の変化量に応じて前記カメラの視点を変化させ、前記第2の変化量を受信した場合、前記第2の変化量に応じて前記カメラの撮影方向を変化させる。
本開示によれば、第2の拠点における第2のユーザの移動に合わせて、第1の拠点において第1のユーザを撮影する第1のロボットが移動し、第1のロボットのカメラの視点が変化するので、遠隔地にいる第1のユーザがその場にいるような臨場感を第2のユーザに対して与えることができる。
本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの構成を示す図である。 本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの概要について説明するための模式図である。 本開示の実施の形態1における第1のテレプレゼンスロボット、ヘッドマウントディスプレイ及び第2のテレプレゼンスロボットの構成を示す図である。 本実施の形態1において、ヘッドマウントディスプレイ及び第1のテレプレゼンスロボットが第1の極座標系及び第2の極座標系を設定する初期設定処理について説明するためのフローチャートである。 本実施の形態1における第1の極座標系及び第2の極座標系の初期設定を説明するための模式図である。 本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの動作について説明するためのフローチャートである。 本実施の形態1の遠隔通信システムにおいて、第1の拠点で第1のテレプレゼンスロボットが第1のユーザを正面から撮影している動作について説明するための模式図である。 図7に示す第2の拠点において、ヘッドマウントディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 本実施の形態1の遠隔通信システムにおいて、第1の拠点で第1のテレプレゼンスロボットが第1のユーザを後ろ側から撮影している動作について説明するための模式図である。 図9に示す第2の拠点において、ヘッドマウントディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における遠隔通信システムの構成を示す図である。 本開示の実施の形態2における第1のテレプレゼンスロボット、第1のヘッドマウントディスプレイ、第2のヘッドマウントディスプレイ及び第2のテレプレゼンスロボットの構成を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
近年、ロボットの人間に対するコミュニケーション力が日々向上しており、テレビ会議技術及び遠隔操作技術等を自律移動型ロボットに組み込んだテレプレゼンスロボットが開発されている。テレプレゼンスロボットは、通信元のユーザの分身として、遠隔地で種々の場所を歩きまわったり、通信先のユーザとの通話等を行ったりする。これにより、テレプレゼンスロボットは、今までにない存在感を通信先のユーザに与えながら、良好なコミュニケーションを実現することができる。その結果、テレプレゼンスロボットは、在宅勤務、各種イベント、オフィス及び教育現場等において普及し始めている。
例えば、特許文献1では、在宅者の友人とコミュニケーションロボットが連れ立って博物館を見学し、在宅者が、ロボットのカメラに映る映像を家の操作側装置で見ている。コミュニケーションロボットは、操作側装置側の在宅者の顔が向く方向に頭部を向けたり、操作側装置側の在宅者が指差す方向に腕を上げたりする媒介モードで動作する。
このように、特許文献1では、操作側装置が在宅者を撮影し、在宅者の動きに合わせてコミュニケーションロボットの動作を制御することが開示されている。
しかしながら、特許文献1の操作側装置は固定されており、コミュニケーションロボットと連れ立って移動する人物の動きに合わせて操作側装置が移動することはない。そのため、特許文献1のシステムでは、遠隔地にいる人物のそれぞれは互いに相手がその場にいるような臨場感を得ることができない。
以上の課題を解決するために、本開示の一態様に係る遠隔通信方法は、自律して移動するとともに、第1の拠点で第1のユーザを撮影する第1のロボットと、前記第1のロボットによって撮影された撮影画像を、前記第1の拠点とは異なる第2の拠点で前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに提示する第1の提示装置とを備える遠隔通信システムにおける遠隔通信方法であって、前記第1のロボットが、カメラを用いて前記第1のユーザを撮影し、前記第1のロボットが、撮影画像を前記第1の提示装置へ送信し、前記第1の提示装置が、前記撮影画像を前記第1のロボットから受信し、前記第1の提示装置が、前記撮影画像を表示し、前記第1の提示装置が、前記第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する前記第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、前記第2のロボットに対する前記第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を検出し、前記第1の提示装置が、前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を前記第1のロボットへ送信し、前記第1のロボットが、前記第1の提示装置によって送信された前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を受信し、前記第1のロボットが、前記第1の変化量を受信した場合、前記第1の変化量に応じて前記カメラの視点を変化させ、前記第2の変化量を受信した場合、前記第2の変化量に応じて前記カメラの撮影方向を変化させる。
この構成によれば、第1のロボットにおいて、カメラを用いて第1のユーザが撮影される。撮影画像が第1の提示装置へ送信される。第1の提示装置において、撮影画像が第1のロボットから受信される。撮影画像が表示される。第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、第2のロボットに対する第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方が検出される。第1の変化量及び第2の変化量の少なくとも一方が第1のロボットへ送信される。第1のロボットにおいて、第1の提示装置によって送信された第1の変化量及び第2の変化量の少なくとも一方が受信される。第1の変化量が受信された場合、第1の変化量に応じてカメラの視点が変化され、第2の変化量が受信された場合、第2の変化量に応じてカメラの撮影方向が変化される。
したがって、第2の拠点における第2のユーザの移動に合わせて、第1の拠点において第1のユーザを撮影する第1のロボットが移動し、第1のロボットのカメラの視点が変化するので、遠隔地にいる第1のユーザがその場にいるような臨場感を第2のユーザに対して与えることができる。
また、上記の遠隔通信方法において、前記第1の提示装置は、前記第2のユーザとともに移動し、前記第1の提示装置が、前記第2のロボットと前記第2のユーザとが正対する際の前記第2のロボットと前記第1の提示装置との間の初期距離を測定し、前記第1の提示装置が、前記第2のロボットの位置を原点とする第1の極座標系を設定するとともに、前記第2のロボットと前記第1の提示装置とを結ぶ直線を前記第1の極座標系の第1の始線とし、前記第1の提示装置が、測定した前記初期距離を前記第1のロボットへ送信し、前記第1のロボットが、前記初期距離を前記第1の提示装置から受信し、前記第1のロボットが、前記第1のユーザに正対するとともに、前記第1のユーザから前記初期距離離れた位置に前記第1のロボットを移動させ、前記第1のロボットが、前記第1のユーザの位置を原点とする第2の極座標系を設定するとともに、前記第1のロボットと前記第1のユーザとを結ぶ直線を前記第2の極座標系の第2の始線としてもよい。
この構成によれば、第1の提示装置は、第2のユーザとともに移動する。第1の提示装置において、第2のロボットと第2のユーザとが正対する際の第2のロボットと第1の提示装置との間の初期距離が測定される。第2のロボットの位置を原点とする第1の極座標系が設定されるとともに、第2のロボットと第1の提示装置とを結ぶ直線が第1の極座標系の第1の始線とされる。測定された初期距離が第1のロボットへ送信される。第1のロボットにおいて、初期距離が第1の提示装置から受信される。第1のユーザに正対するとともに、第1のユーザから初期距離離れた位置に第1のロボットが移動される。第1のユーザの位置を原点とする第2の極座標系が設定されるとともに、第1のロボットと第1のユーザとを結ぶ直線が第2の極座標系の第2の始線とされる。
したがって、第1の提示装置において、第2のロボットの位置を原点とする第1の極座標系が設定されるとともに、第2のロボットと第1の提示装置とを結ぶ直線が第1の極座標系の第1の始線とされ、第1のロボットにおいて、第1のユーザの位置を原点とする第2の極座標系が設定されるとともに、第1のロボットと第1のユーザとを結ぶ直線が第2の極座標系の第2の始線とされるので、第1の極座標系における第2のユーザの移動と、第2の極座標系における第1のロボットの移動とを一致させることができる。
また、上記の遠隔通信方法において、前記第1の提示装置が、前記第1の極座標系における前記第1の提示装置の移動後の位置と前記第2のロボットとの間の距離を測定し、前記第1の提示装置が、前記第1の極座標系における前記第1の提示装置の移動後の位置と前記第2のロボットとを結ぶ直線と、前記第1の始線とがなす角度を測定し、前記第1の提示装置が、測定した前記距離及び前記角度を含む前記第1の変化量を前記第1のロボットへ送信し、前記第1のロボットが、前記第1の変化量を前記第1の提示装置から受信し、前記第1のロボットが、受信した前記第1の変化量に含まれる前記距離及び前記角度に応じて、前記第1の極座標系における前記第2のロボットに対する前記第1の提示装置の位置と、前記第2の極座標系における前記第1のユーザに対する前記第1のロボットの位置とが同じになるように、前記第1のロボットを移動させてもよい。
この構成によれば、第1の提示装置において、第1の極座標系における第1の提示装置の移動後の位置と第2のロボットとの間の距離が測定される。第1の極座標系における第1の提示装置の移動後の位置と第2のロボットとを結ぶ直線と、第1の始線とがなす角度が測定される。測定された距離及び角度を含む第1の変化量が第1のロボットへ送信される。第1のロボットにおいて、第1の変化量が第1の提示装置から受信される。受信された第1の変化量に含まれる距離及び角度に応じて、第1の極座標系における第2のロボットに対する第1の提示装置の位置と、第2の極座標系における第1のユーザに対する第1のロボットの位置とが同じになるように、第1のロボットが移動される。
したがって、第1の極座標系における第1の提示装置の移動後の位置と第2のロボットとの間の距離と、第1の極座標系における第1の提示装置の移動後の位置と第2のロボットとを結ぶ直線と第1の始線とがなす角度とに応じて、第1の極座標系における第2のロボットに対する第1の提示装置の位置と、第2の極座標系における第1のユーザに対する第1のロボットの位置とが同じになるように、第1のロボットを移動させることができる。
また、上記の遠隔通信方法において、前記第1の提示装置が、測定した前記角度が所定の角度以上であるか否かを判断し、前記第1の提示装置が、測定した前記角度が前記所定の角度以上であると判断された場合、前記第1の変化量を前記第1のロボットへ送信し、測定した前記角度が前記所定の角度より小さいと判断された場合、前記第1の変化量を前記第1のロボットへ送信しなくてもよい。
この構成によれば、第1の提示装置において、測定された角度が所定の角度以上であるか否かが判断される。測定された角度が所定の角度以上であると判断された場合、第1の変化量が第1のロボットへ送信される。測定された角度が所定の角度より小さいと判断された場合、第1の変化量が第1のロボットへ送信されない。
したがって、測定された角度が所定の角度より小さいと判断された場合、第1の変化量が第1のロボットへ送信されないので、第2のユーザの移動量が小さい場合には、第1のロボットを移動させず、第2のユーザの移動量が大きい場合には、第1のロボットを移動させることができる。
また、上記の遠隔通信方法において、前記第2のロボットが、前記第2のロボットの正面の下方に向かって可視光を出射してもよい。
この構成によれば、第2のロボットにおいて、第2のロボットの正面の下方に向かって可視光が出射されるので、第2のユーザは可視光を目視することにより、第2のロボットと正対することができる。
また、上記の遠隔通信方法において、前記第2のロボットが、前記第2のロボットの正面に向かって赤外線光を出射し、前記第1の提示装置が、前記第2のロボットによって出射された前記赤外線光を前記第1の提示装置の正面で検知し、前記赤外線光が検知された場合、前記初期距離を測定してもよい。
この構成によれば、第2のロボットにおいて、第2のロボットの正面に向かって赤外線光が出射される。第1の提示装置において、第2のロボットによって出射された赤外線光が第1の提示装置の正面で検知され、赤外線光が検知された場合、初期距離が測定される。
したがって、第2のロボットによって出射された赤外線光が第1の提示装置の正面で検知されたことをトリガにして、初期距離を測定することができるとともに、第1の極座標系及び第2の極座標系を設定することができる。
また、上記の遠隔通信方法において、前記第1の提示装置が、前記第1の始線に対する、前記第2のユーザの顔の向きの回転角度を測定し、前記第1の提示装置が、測定した前記回転角度を含む前記第2の変化量を前記第1のロボットへ送信し、前記第1のロボットが、前記第2の変化量を前記第1の提示装置から受信し、前記第1のロボットが、受信した前記第2の変化量に含まれる前記回転角度に応じて、前記カメラの撮影方向を前記第2の始線に対して回転させてもよい。
この構成によれば、第1の提示装置において、第1の始線に対する、第2のユーザの顔の向きの回転角度が測定される。第1の提示装置において、測定された回転角度を含む第2の変化量が第1のロボットへ送信される。第1のロボットにおいて、第2の変化量が第1の提示装置から受信される。受信された第2の変化量に含まれる回転角度に応じて、カメラの撮影方向が第2の始線に対して回転される。
したがって、第2のユーザの顔の向きの変化に合わせて、カメラの撮影方向が変化するので、自身が遠隔地にいるような臨場感を第2のユーザに対して与えることができる。
また、上記の遠隔通信方法において、前記第2のロボットは、自律して移動するとともに、前記第2の拠点でカメラを用いて前記第2のユーザを撮影し、前記遠隔通信システムは、前記第1のロボットに対する前記第1のユーザの位置の変化量を示す第3の変化量と、前記第1のロボットに対する前記第1のユーザの顔の向きの変化量を示す第4の変化量との少なくとも一方を検出し、前記第2のロボットによって撮影された撮影画像を、前記第1の拠点で前記第1のユーザに提示する第2の提示装置をさらに備え、前記第1の提示装置が、前記第1の変化量又は前記第2の変化量を検出した場合、前記第1のユーザに対して静止するよう促すための第1の通知情報を前記第2の提示装置へ送信し、前記第2の提示装置が、前記第3の変化量又は前記第4の変化量を検出する前に、前記第1の通知情報を前記第1の提示装置から受信した場合、前記第1のユーザに対して静止するよう促すための情報を表示し、前記第2の提示装置が、前記第3の変化量又は前記第4の変化量を検出した場合、前記第2のユーザに対して静止するよう促すための第2の通知情報を前記第1の提示装置へ送信し、前記第1の提示装置が、前記第1の変化量又は前記第2の変化量を検出する前に、前記第2の通知情報を前記第2の提示装置から受信した場合、前記第2のユーザに対して静止するよう促すための情報を表示してもよい。
この構成によれば、第2のロボットは、自律して移動するとともに、第2の拠点でカメラを用いて第2のユーザを撮影する。第2の提示装置において、第1のロボットに対する第1のユーザの位置の変化量を示す第3の変化量と、第1のロボットに対する第1のユーザの顔の向きの変化量を示す第4の変化量との少なくとも一方が検出される。第2のロボットによって撮影された撮影画像が、第1の拠点で第1のユーザに提示される。第1の提示装置において、第1の変化量又は第2の変化量が検出された場合、第1のユーザに対して静止するよう促すための第1の通知情報が第2の提示装置へ送信される。第2の提示装置において、第3の変化量又は第4の変化量が検出される前に、第1の通知情報が第1の提示装置から受信された場合、第1のユーザに対して静止するよう促すための情報が表示される。第2の提示装置において、第3の変化量又は第4の変化量が検出された場合、第2のユーザに対して静止するよう促すための第2の通知情報が第1の提示装置へ送信される。第1の提示装置において、第1の変化量又は第2の変化量が検出される前に、第2の通知情報が第2の提示装置から受信された場合、第2のユーザに対して静止するよう促すための情報が表示される。
したがって、第1のロボットによる第1のユーザの撮影画像が第1の提示装置に提示され、第2のロボットによる第2のユーザの撮影画像が第2の提示装置に提示され、第1の提示装置及び第2の提示装置のうち一方が移動している場合は、他方が静止するように促すことにより、第1のロボット及び第2のロボットの一方を移動させることができる。これにより、第1のロボット及び第2のロボットの両方が同時に移動するのを防止することができる。
本開示の他の態様に係る遠隔通信システムは、自律して移動するとともに、第1の拠点で第1のユーザを撮影する第1のロボットと、前記第1のロボットによって撮影された撮影画像を、前記第1の拠点とは異なる第2の拠点で前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに提示する提示装置と、を備え、前記第1のロボットは、前記第1のユーザを撮影するカメラと、前記カメラによる撮影画像を前記提示装置へ送信する送信部と、を備え、前記提示装置は、前記撮影画像を前記第1のロボットから受信する受信部と、前記撮影画像を表示する表示部と、前記第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する前記第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、前記第2のロボットに対する前記第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を検出する検出部と、前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を前記第1のロボットへ送信する送信部と、を備え、前記第1のロボットは、前記提示装置によって送信された前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を受信する受信部と、前記第1の変化量を受信した場合、前記第1の変化量に応じて前記カメラの視点を変化させ、前記第2の変化量を受信した場合、前記第2の変化量に応じて前記カメラの撮影方向を変化させるように、前記第1のロボットを移動させる移動部と、を備える。
この構成によれば、第1のロボットにおいて、カメラによって第1のユーザが撮影される。カメラによる撮影画像が提示装置へ送信される。提示装置において、撮影画像が第1のロボットから受信される。撮影画像が表示される。第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、第2のロボットに対する第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方が検出される。第1の変化量及び第2の変化量の少なくとも一方が第1のロボットへ送信される。第1のロボットにおいて、提示装置によって送信された第1の変化量及び第2の変化量の少なくとも一方が受信される。第1の変化量が受信された場合、第1の変化量に応じてカメラの視点を変化させ、第2の変化量が受信された場合、第2の変化量に応じてカメラの撮影方向を変化させるように、第1のロボットが移動される。
したがって、第2の拠点における第2のユーザの移動に合わせて、第1の拠点において第1のユーザを撮影する第1のロボットが移動し、第1のロボットのカメラの視点が変化するので、遠隔地にいる第1のユーザがその場にいるような臨場感を第2のユーザに対して与えることができる。
本開示の他の態様に係る自律移動装置は、自律して移動する自律移動装置であって、第1の拠点で第1のユーザを撮影するカメラと、前記カメラによる撮影画像を、前記第1の拠点とは異なる第2の拠点に存在する提示装置へ送信する送信部と、前記第2の拠点で前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに前記撮影画像を提示する前記提示装置から、前記第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する前記第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、前記第2のロボットに対する前記第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を受信する受信部と、前記第1の変化量を受信した場合、前記第1の変化量に応じて前記カメラの視点を変化させ、前記第2の変化量を受信した場合、前記第2の変化量に応じて前記カメラの撮影方向を変化させるように、前記自律移動装置を移動させる移動部と、を備える。
この構成によれば、カメラによって第1の拠点で第1のユーザが撮影される。カメラによる撮影画像が、第1の拠点とは異なる第2の拠点に存在する提示装置へ送信される。第2の拠点で第1のユーザとは異なる第2のユーザに撮影画像を提示する提示装置から、第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、第2のロボットに対する第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方が受信される。第1の変化量が受信された場合、第1の変化量に応じてカメラの視点を変化させ、第2の変化量が受信された場合、第2の変化量に応じてカメラの撮影方向を変化させるように、自律移動装置が移動される。
したがって、第2の拠点における第2のユーザの移動に合わせて、第1の拠点において第1のユーザを撮影する自律移動装置が移動し、自律移動装置のカメラの視点が変化するので、遠隔地にいる第1のユーザがその場にいるような臨場感を第2のユーザに対して与えることができる。
以下添付図面を参照しながら、本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。
(実施の形態1)
まず、本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの概要について説明する。
図1は、本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの構成を示す図であり、図2は、本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの概要について説明するための模式図である。
図1に示す遠隔通信システムは、第1のテレプレゼンスロボット1、ヘッドマウントディスプレイ2及び第2のテレプレゼンスロボット3を備える。第1のテレプレゼンスロボット1は、第1の拠点に配置され、ヘッドマウントディスプレイ2及び第2のテレプレゼンスロボット3は、第1の拠点とは異なる第2の拠点に配置される。第1のテレプレゼンスロボット1とヘッドマウントディスプレイ2とは、ネットワーク7を介して互いに通信可能に接続されている。なお、ネットワーク7は、例えばインターネットである。
図2に示すように、第1の拠点において、第1のテレプレゼンスロボット1は、第1のユーザ4を撮影し、撮影画像をヘッドマウントディスプレイ2へ送信する。また、第1のテレプレゼンスロボット1は、自律して移動する。
第2のテレプレゼンスロボット3は、第1のユーザ4の分身として、第2の拠点に配置される。本実施の形態1における第2のテレプレゼンスロボット3は、自立して移動しないが、自立して移動してもよい。
ヘッドマウントディスプレイ2は、第2のユーザ5の頭部に装着される。ヘッドマウントディスプレイ2は、第1のテレプレゼンスロボット1によって送信された撮影画像を受信し、受信した撮影画像を表示する。ヘッドマウントディスプレイ2は、第1のテレプレゼンスロボット1によって撮影された撮影画像を、第1の拠点とは異なる第2の拠点で第1のユーザ4とは異なる第2のユーザ5に提示する。このとき、第1のテレプレゼンスロボット1と第1のユーザ4との位置関係は、第2のテレプレゼンスロボット3と第2のユーザ5(ヘッドマウントディスプレイ2)との位置関係と同じである。第2のユーザ5は、ヘッドマウントディスプレイ2を装着しているので、ヘッドマウントディスプレイ2の位置は、第2のユーザ5の位置と同じである。
ここで、第2のユーザ5が、第2の拠点において移動した場合、第1のテレプレゼンスロボット1も、第2のユーザ5の移動に合わせて移動する。そして、第1のテレプレゼンスロボット1は、移動後の第2のユーザ5の位置と同じ位置から第1のユーザ4を撮影した撮影画像をヘッドマウントディスプレイ2へ送信する。これにより、ヘッドマウントディスプレイ2には、移動後の第2のユーザ5の位置と同じ位置から第1のユーザ4を撮影した撮影画像が表示されることになる。
図3は、本開示の実施の形態1における第1のテレプレゼンスロボット、ヘッドマウントディスプレイ及び第2のテレプレゼンスロボットの構成を示す図である。
第2のテレプレゼンスロボット3は、赤外線出射部31を備える。赤外線出射部31は、第2のテレプレゼンスロボット3の正面に向かって赤外線光を出射する。
ヘッドマウントディスプレイ2は、通信部21、表示部22、赤外線受光部23、初期設定部24及び変化量検出部25を備える。
通信部21は、第1の拠点で第1のユーザ4を撮影した撮影画像を第1のテレプレゼンスロボット1から受信する。
表示部22は、通信部21によって受信された撮影画像を表示する。
赤外線受光部23は、第2のテレプレゼンスロボット3によって出射された赤外線光をヘッドマウントディスプレイ2(第2のユーザ5)の正面で検知する。赤外線光は、第2のテレプレゼンスロボット3の正面に向かって出射されるので、当該赤外線光がヘッドマウントディスプレイ2の正面で検知されることにより、第2のテレプレゼンスロボット3とヘッドマウントディスプレイ2とが正対することになる。
なお、本実施の形態1では、第2のテレプレゼンスロボット3は、第2のテレプレゼンスロボット3の正面に向かって赤外線光を出射する赤外線出射部31を備えているが、本開示は特にこれに限定されず、第2のテレプレゼンスロボット3は、第2のテレプレゼンスロボット3の正面の下方に向かって可視レーザ光を出射するレーザ光出射部を備えてもよい。この場合、ヘッドマウントディスプレイ2は、赤外線受光部23を備えていなくてもよく、第2のユーザ5は、可視レーザ光を目視することにより、第2のテレプレゼンスロボット3と正対する位置に移動することができる。
変化量検出部25は、第1のユーザ4を仮想的に表した第2のテレプレゼンスロボット3に対する第2のユーザ5の位置の変化量を示す第1の変化量と、第2のテレプレゼンスロボット3に対する第2のユーザ5の顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を検出する。通信部21は、変化量検出部25によって検出された第1の変化量及び第2の変化量の少なくとも一方を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信する。変化量検出部25は、偏角測定部251、移動判定部252、距離測定部253及び回転角度測定部254を備える。
距離測定部253は、例えば、LIDAR(Light Detection and Ranging)又はミリ波レーダなどの測距センサであり、対象物との距離を測定する。距離測定部253は、第2のテレプレゼンスロボット3と第2のユーザ5とが正対する際の第2のテレプレゼンスロボット3とヘッドマウントディスプレイ2との間の初期距離を測定する。距離測定部253は、赤外線受光部23によって赤外線光が検知された場合、初期距離を測定する。
なお、第2のテレプレゼンスロボット3が、赤外線光ではなく、可視レーザ光を出射する場合、第2のテレプレゼンスロボット3と第2のユーザ5とが正対した際に押下するボタンをヘッドマウントディスプレイ2に設けてもよい。そして、距離測定部253は、ボタンが押下された場合、初期距離を測定してもよい。
初期設定部24は、第2のテレプレゼンスロボット3と第2のユーザ5とが正対する場合、すなわち、赤外線受光部23によって赤外線光が検知された場合、第2のテレプレゼンスロボット3とヘッドマウントディスプレイ2との間の初期距離を測定するように距離測定部253に指示する。初期設定部24は、第2のテレプレゼンスロボット3の位置を原点とする第1の極座標系を設定するとともに、第2のテレプレゼンスロボット3とヘッドマウントディスプレイ2とを結ぶ直線を第1の極座標系の第1の始線とする。このとき、第1の極座標系の第1の始線上における第2のテレプレゼンスロボット3(原点)とヘッドマウントディスプレイ2との間の距離は、距離測定部253によって測定された初期距離となる。通信部21は、距離測定部253によって測定された初期距離を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信する。
距離測定部253は、第1の極座標系におけるヘッドマウントディスプレイ2の移動後の位置と第2のテレプレゼンスロボット3との間の距離を測定する。
偏角測定部251は、第1の極座標系におけるヘッドマウントディスプレイ2の移動後の位置と第2のテレプレゼンスロボット3とを結ぶ直線と、第1の始線とがなす角度を測定する。
偏角測定部251は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)の規格に対応するアンテナを含む。アンテナは、ヘッドマウントディスプレイ2の周囲に設置された発信機から送信されるビーコン信号を受信する。発信機は、例えば、BLEの通信プロトコルに準拠するビーコン信号を送信する発信機で構成されている。発信機は、ヘッドマウントディスプレイ2が存在する第2の拠点の内部(例えば、部屋)の天井、床又は壁等に一定の間隔(例えば数メートル)で設置されており、一定の周期でビーコン信号を送信する。発信機は、自身の設置位置を示す位置情報を事前に記憶するメモリを備え、ビーコン信号に自身の位置情報を含ませて送信する。なお、発信機の位置情報は、例えば、第2の拠点内の所定の領域を示す直交座標系の座標で表される。
偏角測定部251は、アンテナが受信する最も強度が高いビーコン信号に含まれる発信機の位置情報をヘッドマウントディスプレイ2の位置情報として取得する。偏角測定部251は、取得した直交座標系の座標を、第1の極座標系の座標に変換する。そして、偏角測定部251は、第1の極座標系におけるヘッドマウントディスプレイ2(第2のユーザ5)の移動後の位置と第2のテレプレゼンスロボット3とを結ぶ直線と、第1の始線とがなす角度を測定する。通信部21は、距離測定部253によって測定された距離及び偏角測定部251によって測定された角度を含む第1の変化量を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信する。
移動判定部252は、偏角測定部251によって測定された角度が所定の角度以上であるか否かを判断することにより、ヘッドマウントディスプレイ2(第2のユーザ5)が移動したか否かを判断する。すなわち、移動判定部252は、偏角測定部251によって測定された角度が所定の角度以上である場合、ヘッドマウントディスプレイ2(第2のユーザ5)が移動したと判断し、偏角測定部251によって測定された角度が所定の角度より小さい場合、ヘッドマウントディスプレイ2(第2のユーザ5)が移動していないと判断する。通信部21は、偏角測定部251によって測定された角度が所定の角度以上であると判断された場合、第1の変化量を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信し、偏角測定部251によって測定された角度が所定の角度より小さいと判断された場合、第1の変化量を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信しない。
回転角度測定部254は、第1の極座標系の第1の始線に対する、第2のユーザ5の顔の向きの回転角度を測定する。回転角度測定部254は、例えば、慣性センサで構成される。慣性センサは、3軸の角速度センサと3方向の加速度センサとからなる慣性運動量を検出するセンサであり、第2のユーザ5の頭部の挙動を検知する。回転角度測定部254は、第1の極座標系の第1の始線上のヘッドマウントディスプレイ2の位置から原点(第2のテレプレゼンスロボット3の位置)に向かう方向を基準方向として予め記憶し、当該基準方向に対する第2のユーザ5の顔の向きの角度を回転角度として測定する。通信部21は、回転角度測定部254によって測定された回転角度を含む第2の変化量を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信する。
第1のテレプレゼンスロボット1は、撮影部11、通信部12、初期設定部13、移動制御部14、移動部15、回転制御部16、回転部17、距離測定部18、偏角測定部19及び回転角度測定部20を備える。
撮影部11は、第1のユーザ4を撮影する。
通信部12は、撮影部11によって得られた撮影画像をヘッドマウントディスプレイ2へ送信する。また、通信部12は、ヘッドマウントディスプレイ2によって送信された第1の変化量及び第2の変化量の少なくとも一方を受信する。また、通信部12は、初期設定時において、初期距離をヘッドマウントディスプレイ2から受信する。
距離測定部18は、例えば、測距センサであり、対象物との距離を測定する。距離測定部18は、第1のテレプレゼンスロボット1と第1のユーザ4との間の距離を測定する。
移動制御部14は、移動部15を制御することで第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。
移動部15は、モータ及び駆動輪で構成され、第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。移動部15は、第1の変化量が受信された場合、第1の変化量に応じて撮影部11の視点を変化させる。また、移動部15は、通信部12によって初期距離が受信されると、第1のユーザ4に正対するとともに、第1のユーザ4から初期距離離れた位置に第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。
初期設定部13は、第1のユーザ4の位置を原点とする第2の極座標系を設定するとともに、第1のテレプレゼンスロボット1と第1のユーザ4とを結ぶ直線を第2の極座標系の第2の始線とする。
偏角測定部19は、第2の極座標系における第1のユーザ4の移動後の位置と第1のテレプレゼンスロボット1とを結ぶ直線と、第2の始線とがなす角度を測定する。なお、偏角測定部19の構成は、偏角測定部251の構成と同じである。
移動部15は、受信した第1の変化量に含まれる距離及び角度に応じて、第1の極座標系における第2のテレプレゼンスロボット3に対する第2のユーザ5の位置と、第2の極座標系における第1のユーザ4に対する第1のテレプレゼンスロボット1の位置とが同じになるように、第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。
回転制御部16は、回転部17を制御することで第1のテレプレゼンスロボット1を水平方向に回転させる。
回転角度測定部20は、第2の極座標系の第2の始線に対する、第1のユーザ4の顔の向きの回転角度を測定する。回転角度測定部20の構成は、回転角度測定部254の構成と同じである。
回転部17は、第2の変化量が受信された場合、第2の変化量に応じて撮影部11の撮影方向を変化させる。回転部17は、通信部12によって受信された第2の変化量に含まれる回転角度に応じて、撮影部11の撮影方向を第2の始線に対して回転させる。回転部17は、回転角度測定部20によって測定される回転角度が、受信された第2の変化量に含まれる回転角度と一致するように、撮影部11の撮影方向を第2の始線に対して回転させる。
なお、第1のテレプレゼンスロボット1は、第1のユーザ4の音声を取得するマイクを備えてもよく、ヘッドマウントディスプレイ2は、通信部21によって受信された音声データを出力するスピーカを備えてもよい。この場合、第1のテレプレゼンスロボット1のマイクは、第1のユーザ4の音声を取得し、音声データに変換する。通信部12は、マイクによって取得された音声データをヘッドマウントディスプレイ2へ送信する。ヘッドマウントディスプレイ2の通信部21は、第1のテレプレゼンスロボット1によって送信された音声データを受信する。スピーカは、受信した音声データを出力する。
また、本実施の形態1において、第1のテレプレゼンスロボット1が第1のロボット及び自律移動装置の一例に相当し、ヘッドマウントディスプレイ2が第1の提示装置の一例に相当し、第2のテレプレゼンスロボット3が第2のロボットの一例に相当し、撮影部11がカメラの一例に相当し、通信部12が送信部及び受信部の一例に相当し、通信部21が受信部及び送信部の一例に相当し、表示部22が表示部の一例に相当し、変化量検出部25が検出部の一例に相当し、移動部15が移動部の一例に相当する。
続いて、ヘッドマウントディスプレイ2及び第1のテレプレゼンスロボット1が第1の極座標系及び第2の極座標系を設定する初期設定処理について説明する。
図4は、本実施の形態1において、ヘッドマウントディスプレイ及び第1のテレプレゼンスロボットが第1の極座標系及び第2の極座標系を設定する初期設定処理について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS1において、ヘッドマウントディスプレイ2の赤外線受光部23は、第2のテレプレゼンスロボット3によって出射された赤外線光を検知する。
次に、ステップS2において、距離測定部253は、第2のテレプレゼンスロボット3と第2のユーザ5とが正対する際の第2のテレプレゼンスロボット3とヘッドマウントディスプレイ2との間の初期距離を測定する。
次にステップS3において、初期設定部24は、第2のテレプレゼンスロボット3の位置を原点とする第1の極座標系を設定するとともに、第2のテレプレゼンスロボット3とヘッドマウントディスプレイ2とを結ぶ直線を第1の極座標系の第1の始線とする。なお、第1の極座標系の初期設定値は、ヘッドマウントディスプレイ2が備える不図示のメモリに記憶される。
次に、ステップS4において、通信部21は、距離測定部253によって測定された初期距離を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信する。
次に、ステップS5において、第1のテレプレゼンスロボット1の通信部12は、ヘッドマウントディスプレイ2によって送信された初期距離を受信する。
次に、ステップS6において、移動部15は、第1のユーザ4に正対するとともに、第1のユーザ4から初期距離離れた位置に第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。このとき、撮影部11により第1のユーザ4が撮影され、移動部15は、撮影画像中の第1のユーザ4が正対するように(第1のユーザ4の正面が撮影されるように)、第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。また、距離測定部18は、第1のテレプレゼンスロボット1と第1のユーザ4との間の距離を測定し、移動部15は、第1のテレプレゼンスロボット1と第1のユーザ4との間の距離が初期距離となるように、第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。
次に、ステップS7において、初期設定部13は、第1のユーザ4の位置を原点とする第2の極座標系を設定するとともに、第1のテレプレゼンスロボット1と第1のユーザ4とを結ぶ直線を第2の極座標系の第2の始線とする。なお、第2の極座標系の初期設定値は、第1のテレプレゼンスロボット1が備える不図示のメモリに記憶される。
図5は、本実施の形態1における第1の極座標系及び第2の極座標系の初期設定を説明するための模式図である。
図5に示すように、第1の極座標系は、第2のテレプレゼンスロボット3の位置TPR_Bを原点とし、第2のテレプレゼンスロボット3の位置TPR_Bとヘッドマウントディスプレイ2の位置U_Bとを結ぶ直線を第1の始線とし、第2のテレプレゼンスロボット3の位置TPR_Bとヘッドマウントディスプレイ2の位置U_Bとの間の距離を初期距離r0とする。
また、第2の極座標系は、第1のユーザ4の位置U_Aを原点とし、第1のテレプレゼンスロボット1の位置TPR_Aと第1のユーザ4の位置U_Aとを結ぶ直線を第2の始線とし、第1のテレプレゼンスロボット1の位置TPR_Aと第1のユーザ4の位置U_Aとの間の距離を初期距離r0とする。
そして、第1の極座標系において、ヘッドマウントディスプレイ2の位置U_Bが、矢印Y1の方向へ移動した場合、ヘッドマウントディスプレイ2の移動後の位置U_B’と第2のテレプレゼンスロボット3の位置TPR_Bとの間の距離rが測定されるとともに、ヘッドマウントディスプレイ2の移動後の位置U_B’と第2のテレプレゼンスロボット3の位置TPR_Bとを結ぶ直線と第1の始線との間の角度θが測定される。
このヘッドマウントディスプレイ2の移動に合わせて、第2の極座標系において、第1のテレプレゼンスロボット1の位置TPR_Aは、第1のテレプレゼンスロボット1の移動後の位置TPR_A’と第1のユーザ4の位置U_Aとの間の距離が距離rとなり、第1のテレプレゼンスロボット1の移動後の位置TPR_A’と第1のユーザ4の位置U_Aとを結ぶ直線と第2の始線との間の角度が角度θとなるように、矢印Y2の方向へ移動する。
続いて、本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの動作について説明する。
図6は、本開示の実施の形態1における遠隔通信システムの動作について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS11において、第1のテレプレゼンスロボット1の撮影部11は、第1のユーザ4を撮影する。
次に、ステップS12において、通信部12は、撮影部11によって得られた撮影画像をヘッドマウントディスプレイ2へ送信する。
次に、ステップS13において、撮影部11は、撮影を終了するか否かを判断する。ここで、撮影を終了すると判断された場合(ステップS13でYES)、遠隔通信システムの処理を終了する。一方、撮影を終了しないと判断された場合(ステップS13でNO)、ステップS11の処理に戻り、第1のユーザ4の撮影を継続する。例えば、第1のテレプレゼンスロボット1は、撮影を終了するか否かの第1のユーザ4による入力を受け付ける。また、ヘッドマウントディスプレイ2は、撮影を終了するか否かの第2のユーザ5による入力を受け付けてもよい。この場合、ヘッドマウントディスプレイ2は、撮影を終了することを示す情報を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信する。
次に、ステップS14において、ヘッドマウントディスプレイ2の通信部21は、第1のテレプレゼンスロボット1によって送信された撮影画像を受信する。
次に、ステップS15において、表示部22は、通信部21によって受信された撮影画像を表示する。
次に、ステップS16において、偏角測定部251は、第1の極座標系におけるヘッドマウントディスプレイ2の位置と第2のテレプレゼンスロボット3の位置とを結ぶ直線と、第1の始線とがなす角度を測定する。
次に、ステップS17において、偏角測定部251は、測定した角度が所定の角度以上であるか否かを判断する。ここで、測定した角度が所定の角度より小さいと判断した場合(ステップS17でNO)、ステップS22の処理に移行する。
一方、測定した角度が所定の角度以上であると判断した場合(ステップS17でYES)、ステップS18において、距離測定部253は、第1の極座標系におけるヘッドマウントディスプレイ2の位置と第2のテレプレゼンスロボット3の位置との間の距離を測定する。
次に、ステップS19において、通信部21は、偏角測定部251によって測定された角度と、距離測定部253によって測定された距離とを含む第1の変化量を第1のテレプレゼンスロボット1に送信する。
次に、ステップS20において、第1のテレプレゼンスロボット1の通信部12は、ヘッドマウントディスプレイ2によって送信された第1の変化量を受信する。
次に、ステップS21において、移動部15は、通信部12によって受信された第1の変化量に含まれる距離及び角度に応じて、第1の極座標系における第2のテレプレゼンスロボット3に対する第2のユーザ5の位置と、第2の極座標系における第1のユーザ4に対する第1のテレプレゼンスロボット1の位置とが同じになるように、第1のテレプレゼンスロボット1を移動させる。その後、ステップS11の処理に戻り、撮影部11は、第1のユーザ4を撮影する。
一方、ステップS19で第1の変化量が送信された後、ステップS22において、回転角度測定部254は、第1の極座標系の第1の始線に対する、第2のユーザ5の顔の向きの回転角度を測定する。
次に、ステップS23において、回転角度測定部254は、測定した回転角度が所定の角度以上であるか否かを判断する。ここで、測定した回転角度が所定の角度より小さいと判断した場合(ステップS23でNO)、ステップS15の処理に移行する。
一方、測定した回転角度が所定の角度以上であると判断した場合(ステップS23でYES)、ステップS24において、通信部21は、回転角度測定部254によって測定された回転角度を含む第2の変化量を第1のテレプレゼンスロボット1へ送信する。その後、ステップS15の処理に戻り、表示部22は、通信部21によって受信された撮影画像を表示する。
次に、ステップS25において、第1のテレプレゼンスロボット1の通信部12は、ヘッドマウントディスプレイ2によって送信された第2の変化量を受信する。
次に、ステップS26において、回転部17は、通信部12によって受信された第2の変化量に含まれる回転角度に応じて、回転角度測定部20によって測定される回転角度が、受信された第2の変化量に含まれる回転角度と一致するように、撮影部11の撮影方向を第2の始線に対して回転させる。その後、ステップS11の処理に戻り、撮影部11は、第1のユーザ4を撮影する。
続いて、本実施の形態1の遠隔通信システムにおいて、第1の拠点で第1のテレプレゼンスロボットが第1のユーザを撮影し、第2の拠点でヘッドマウントディスプレイが第2のユーザに撮影画像を提示する具体的な動作について説明する。
図7は、本実施の形態1の遠隔通信システムにおいて、第1の拠点で第1のテレプレゼンスロボットが第1のユーザを正面から撮影している動作について説明するための模式図である。
図7の第1の拠点において、第1のテレプレゼンスロボット1は、第1のユーザ4を撮影し、撮影画像をヘッドマウントディスプレイ2へ送信する。このとき、第1のユーザ4は、ゴルフクラブをスイングしており、第1のテレプレゼンスロボット1は、第1のユーザ4を正面から撮影している。
そして、第2の拠点において、第2のユーザ5は、第2のテレプレゼンスロボット3の後ろ側に回り込むように矢印51の方向へ移動する。第2のユーザ5の移動に応じて、第1の拠点の第1のテレプレゼンスロボット1も、第1のユーザ4の後ろ側に回り込むように矢印52の方向へ移動する。
図8は、図7に示す第2の拠点において、ヘッドマウントディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。
図8に示すように、ヘッドマウントディスプレイ2の表示部22は、第1の拠点で第1のユーザ4を正面から撮影した撮影画像を表示する。
図9は、本実施の形態1の遠隔通信システムにおいて、第1の拠点で第1のテレプレゼンスロボットが第1のユーザを後ろ側から撮影している動作について説明するための模式図である。
図9の第2の拠点において、第2のユーザ5は、矢印51の方向へ移動し、第2のテレプレゼンスロボット3の後ろ側にいる。そして、第1の拠点の第1のテレプレゼンスロボット1も、第2のユーザ5の移動に応じて矢印52の方向へ移動し、第1のユーザ4の後ろ側に存在している。
そして、第1のテレプレゼンスロボット1は、第1のユーザ4を撮影し、撮影画像をヘッドマウントディスプレイ2へ送信する。このとき、第1のテレプレゼンスロボット1は、ゴルフクラブをスイングしている第1のユーザ4を後ろ側から撮影している。
図10は、図9に示す第2の拠点において、ヘッドマウントディスプレイに表示される表示画面の一例を示す図である。
図10に示すように、ヘッドマウントディスプレイ2の表示部22は、第1の拠点で第1のユーザ4を後ろ側から撮影した撮影画像を表示する。
このように、第2の拠点における第2のユーザ5が装着しているヘッドマウントディスプレイ2の移動に合わせて、第1の拠点における第1のテレプレゼンスロボット1が移動し、第1のテレプレゼンスロボット1の撮影部11の視点も、第1のテレプレゼンスロボット1の移動に合わせて変化する。その結果、ヘッドマウントディスプレイ2に表示される撮影画像も、第2のユーザ5の移動に合わせて変化する。したがって、遠隔地にいる第1のユーザ4がその場にいるような臨場感を第2のユーザ5に対して与えることができる。
なお、本実施の形態において、撮影画像は、第2のユーザ5が移動している間も表示され続けてもよい。また、撮影画像は、第2のユーザ5が移動している間は表示されず、第2のユーザ5が停止した時点で表示されてもよい。これにより、第1のテレプレゼンスロボット1が移動することによって生じる撮影画像のブレを防止することができる。
また、本実施の形態1では、2次元平面上の第2のユーザ5及び第1のテレプレゼンスロボット1の位置の変化を検知する例について説明しているが、3次元空間内の第2のユーザ5及び第1のテレプレゼンスロボット1の位置の変化を検知してもよい。この場合、ヘッドマウントディスプレイ2は、3次元空間内のヘッドマウントディスプレイ2の移動を検知し、第1のテレプレゼンスロボット1は、ヘッドマウントディスプレイ2の移動に合わせて、3次元空間内を移動してもよい。
(実施の形態2)
続いて、本開示の実施の形態2における遠隔通信システムの概要について説明する。上記の実施の形態1では、第1の拠点に第1のテレプレゼンスロボットが存在し、第2の拠点にヘッドマウントディスプレイ及び第2のテレプレゼンスロボットが存在しているが、実施の形態2では、第1の拠点に第1のテレプレゼンスロボット及び第1のヘッドマウントディスプレイが存在し、第2の拠点に第2のヘッドマウントディスプレイ及び第2のテレプレゼンスロボットが存在している。
図11は、本開示の実施の形態2における遠隔通信システムの構成を示す図である。
図11に示す遠隔通信システムは、第1のテレプレゼンスロボット1’、第1のヘッドマウントディスプレイ6、第2のヘッドマウントディスプレイ2’及び第2のテレプレゼンスロボット3’を備える。第1のテレプレゼンスロボット1’及び第1のヘッドマウントディスプレイ6は、第1の拠点に配置され、第2のヘッドマウントディスプレイ2’及び第2のテレプレゼンスロボット3’は、第1の拠点とは異なる第2の拠点に配置される。第1のテレプレゼンスロボット1’と第2のヘッドマウントディスプレイ2’とは、ネットワーク7を介して互いに通信可能に接続されている。また、第2のテレプレゼンスロボット3’と第1のヘッドマウントディスプレイ6とは、ネットワーク7を介して互いに通信可能に接続されている。なお、ネットワーク7は、例えばインターネットである。
第1の拠点において、第1のテレプレゼンスロボット1’は、第1のユーザ4を撮影し、撮影画像を第2のヘッドマウントディスプレイ2’へ送信する。また、第1のテレプレゼンスロボット1’は、自律して移動する。第2のヘッドマウントディスプレイ2’は、第2のユーザ5の頭部に装着される。第2のヘッドマウントディスプレイ2’は、第1のテレプレゼンスロボット1’によって送信された撮影画像を受信し、受信した撮影画像を表示する。第2のヘッドマウントディスプレイ2’は、第1のテレプレゼンスロボット1’によって撮影された撮影画像を、第1の拠点とは異なる第2の拠点で第1のユーザ4とは異なる第2のユーザ5に提示する。このとき、第1のテレプレゼンスロボット1’と第1のユーザ4との位置関係は、第2のテレプレゼンスロボット3’と第2のユーザ5(第2のヘッドマウントディスプレイ2’)との位置関係と同じである。
ここで、第2のユーザ5が、第2の拠点において移動した場合、第1のテレプレゼンスロボット1’も、第2のユーザ5の移動に合わせて移動する。そして、第1のテレプレゼンスロボット1’は、移動後の第2のユーザ5の位置と同じ位置から第1のユーザ4を撮影した撮影画像を第2のヘッドマウントディスプレイ2’へ送信する。これにより、第2のヘッドマウントディスプレイ2’には、移動後の第2のユーザ5の位置と同じ位置から第1のユーザ4を撮影した撮影画像が表示されることになる。
一方、第2の拠点において、第2のテレプレゼンスロボット3’は、第2のユーザ5を撮影し、撮影画像を第1のヘッドマウントディスプレイ6へ送信する。また、第2のテレプレゼンスロボット3’は、自律して移動する。第1のヘッドマウントディスプレイ6は、第1のユーザ4の頭部に装着される。第1のヘッドマウントディスプレイ6は、第2のテレプレゼンスロボット3’によって送信された撮影画像を受信し、受信した撮影画像を表示する。第1のヘッドマウントディスプレイ6は、第2のテレプレゼンスロボット3’によって撮影された撮影画像を、第1の拠点で第1のユーザ4に提示する。このとき、第2のテレプレゼンスロボット3’と第2のユーザ5との位置関係は、第1のテレプレゼンスロボット1’と第1のユーザ4(第1のヘッドマウントディスプレイ6)との位置関係と同じである。
ここで、第1のユーザ4が、第1の拠点において移動した場合、第2のテレプレゼンスロボット3’も、第1のユーザ4の移動に合わせて移動する。そして、第2のテレプレゼンスロボット3’は、移動後の第1のユーザ4の位置と同じ位置から第2のユーザ5を撮影した撮影画像を第1のヘッドマウントディスプレイ6へ送信する。これにより、第1のヘッドマウントディスプレイ6には、移動後の第1のユーザ4の位置と同じ位置から第2のユーザ5を撮影した撮影画像が表示されることになる。
図12は、本開示の実施の形態2における第1のテレプレゼンスロボット、第1のヘッドマウントディスプレイ、第2のヘッドマウントディスプレイ及び第2のテレプレゼンスロボットの構成を示す図である。なお、図12において、実施の形態1と同じ構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
第2のテレプレゼンスロボット3’は、赤外線出射部31、撮影部11、通信部12、初期設定部13、移動制御部14、移動部15、回転制御部16、回転部17、距離測定部18、偏角測定部19及び回転角度測定部20を備える。
第2のヘッドマウントディスプレイ2’は、通信部21、表示部22、赤外線受光部23、初期設定部24及び変化量検出部25を備える。
第1のテレプレゼンスロボット1’の構成は、第2のテレプレゼンスロボット3’の構成と同じであり、第1のヘッドマウントディスプレイ6の構成は、第2のヘッドマウントディスプレイ2’の構成と同じである。
なお、本実施の形態2において、第1のテレプレゼンスロボット1’が第1のロボット及び自律移動装置の一例に相当し、第2のヘッドマウントディスプレイ2’が第1の提示装置の一例に相当し、第2のテレプレゼンスロボット3’が第2のロボットの一例に相当し、第1のヘッドマウントディスプレイ6が第2の提示装置の一例に相当し、撮影部11がカメラの一例に相当し、通信部12が送信部及び受信部の一例に相当し、通信部21が受信部及び送信部の一例に相当し、表示部22が表示部の一例に相当し、変化量検出部25が検出部の一例に相当し、移動部15が移動部の一例に相当する。
第2のテレプレゼンスロボット3’は、自律して移動するとともに、第2の拠点で撮影部11を用いて第2のユーザを撮影する。
第1のヘッドマウントディスプレイ6の変化量検出部25は、第1のテレプレゼンスロボット1’に対する第1のユーザ4の位置の変化量を示す第3の変化量と、第1のテレプレゼンスロボット1’に対する第1のユーザ4の顔の向きの変化量を示す第4の変化量との少なくとも一方を検出する。なお、第3の変化量及び第4の変化量の検出方法については、実施の形態1における第1の変化量及び第2の変化量の検出方法と同じである。第1のヘッドマウントディスプレイ6の表示部22は、第2のテレプレゼンスロボット3’によって撮影された撮影画像を、第1の拠点で第1のユーザに提示する。
第2のヘッドマウントディスプレイ2’の通信部21は、変化量検出部25によって第1の変化量又は第2の変化量が検出された場合、第1のユーザ4対して静止するよう促すための第1の通知情報を第1のヘッドマウントディスプレイ6へ送信する。
第1のヘッドマウントディスプレイ6の通信部21は、第2のヘッドマウントディスプレイ2’によって送信された第1の通知情報を受信する。第1のヘッドマウントディスプレイ6の表示部22は、変化量検出部25によって第3の変化量又は第4の変化量が検出される前に、第1の通知情報が第2のヘッドマウントディスプレイ2’から受信された場合、第1のユーザ4に対して静止するよう促すための情報を表示する。
第1のヘッドマウントディスプレイ6の通信部21は、変化量検出部25によって第3の変化量又は第4の変化量が検出された場合、第2のユーザ5に対して静止するよう促すための第2の通知情報を第2のヘッドマウントディスプレイ2’へ送信する。
第2のヘッドマウントディスプレイ2’の通信部21は、第1のヘッドマウントディスプレイ6によって送信された第2の通知情報を受信する。第2のヘッドマウントディスプレイ2’の表示部22は、変化量検出部25によって第1の変化量又は第2の変化量が検出される前に、第2の通知情報が第1のヘッドマウントディスプレイ6から受信された場合、第2のユーザ5に対して静止するよう促すための情報を表示する。
第1のヘッドマウントディスプレイ6及び第2のヘッドマウントディスプレイ2’のうち一方が移動している場合は、他方が静止するように促すことにより、第1のヘッドマウントディスプレイ6及び第2のヘッドマウントディスプレイ2’の一方を移動させることができる。これにより、第1のヘッドマウントディスプレイ6及び第2のヘッドマウントディスプレイ2’の両方が同時に移動するのを防止することができる。
本開示に係る遠隔通信方法、遠隔通信システム及び自律移動装置は、遠隔地にいる第1のユーザがその場にいるような臨場感を第2のユーザに対して与えることができ、自律して移動するとともに、第1の拠点で第1のユーザを撮影する第1のロボットと、第1のロボットによって撮影された撮影画像を、第1の拠点とは異なる第2の拠点で第1のユーザとは異なる第2のユーザに提示する第1の提示装置とを備える遠隔通信システムにおける遠隔通信方法、当該遠隔通信システム及び自律して移動する自律移動装置として有用である。
1,1’ 第1のテレプレゼンスロボット
2 ヘッドマウントディスプレイ
2’ 第2のヘッドマウントディスプレイ
3,3’ 第2のテレプレゼンスロボット
4 第1のユーザ
5 第2のユーザ
6 第1のヘッドマウントディスプレイ
7 ネットワーク
11 撮影部
12 通信部
13 初期設定部
14 移動制御部
15 移動部
16 回転制御部
17 回転部
18 距離測定部
19 偏角測定部
20 回転角度測定部
21 通信部
22 表示部
23 赤外線受光部
24 初期設定部
25 変化量検出部
31 赤外線出射部
251 偏角測定部
252 移動判定部
253 距離測定部
254 回転角度測定部

Claims (10)

  1. 自律して移動するとともに、第1の拠点で第1のユーザを撮影する第1のロボットと、前記第1のロボットによって撮影された撮影画像を、前記第1の拠点とは異なる第2の拠点で前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに提示する第1の提示装置とを備える遠隔通信システムにおける遠隔通信方法であって、
    前記第1のロボットが、カメラを用いて前記第1のユーザを撮影し、
    前記第1のロボットが、撮影画像を前記第1の提示装置へ送信し、
    前記第1の提示装置が、前記撮影画像を前記第1のロボットから受信し、
    前記第1の提示装置が、前記撮影画像を表示し、
    前記第1の提示装置が、前記第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する前記第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、前記第2のロボットに対する前記第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を検出し、
    前記第1の提示装置が、前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を前記第1のロボットへ送信し、
    前記第1のロボットが、前記第1の提示装置によって送信された前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を受信し、
    前記第1のロボットが、前記第1の変化量を受信した場合、前記第1の変化量に応じて前記カメラの視点を変化させ、前記第2の変化量を受信した場合、前記第2の変化量に応じて前記カメラの撮影方向を変化させる、
    遠隔通信方法。
  2. 前記第1の提示装置は、前記第2のユーザとともに移動し、
    前記第1の提示装置が、前記第2のロボットと前記第2のユーザとが正対する際の前記第2のロボットと前記第1の提示装置との間の初期距離を測定し、
    前記第1の提示装置が、前記第2のロボットの位置を原点とする第1の極座標系を設定するとともに、前記第2のロボットと前記第1の提示装置とを結ぶ直線を前記第1の極座標系の第1の始線とし、
    前記第1の提示装置が、測定した前記初期距離を前記第1のロボットへ送信し、
    前記第1のロボットが、前記初期距離を前記第1の提示装置から受信し、
    前記第1のロボットが、前記第1のユーザに正対するとともに、前記第1のユーザから前記初期距離離れた位置に前記第1のロボットを移動させ、
    前記第1のロボットが、前記第1のユーザの位置を原点とする第2の極座標系を設定するとともに、前記第1のロボットと前記第1のユーザとを結ぶ直線を前記第2の極座標系の第2の始線とする、
    請求項1記載の遠隔通信方法。
  3. 前記第1の提示装置が、前記第1の極座標系における前記第1の提示装置の移動後の位置と前記第2のロボットとの間の距離を測定し、
    前記第1の提示装置が、前記第1の極座標系における前記第1の提示装置の移動後の位置と前記第2のロボットとを結ぶ直線と、前記第1の始線とがなす角度を測定し、
    前記第1の提示装置が、測定した前記距離及び前記角度を含む前記第1の変化量を前記第1のロボットへ送信し、
    前記第1のロボットが、前記第1の変化量を前記第1の提示装置から受信し、
    前記第1のロボットが、受信した前記第1の変化量に含まれる前記距離及び前記角度に応じて、前記第1の極座標系における前記第2のロボットに対する前記第1の提示装置の位置と、前記第2の極座標系における前記第1のユーザに対する前記第1のロボットの位置とが同じになるように、前記第1のロボットを移動させる、
    請求項2記載の遠隔通信方法。
  4. 前記第1の提示装置が、測定した前記角度が所定の角度以上であるか否かを判断し、
    前記第1の提示装置が、測定した前記角度が前記所定の角度以上であると判断された場合、前記第1の変化量を前記第1のロボットへ送信し、測定した前記角度が前記所定の角度より小さいと判断された場合、前記第1の変化量を前記第1のロボットへ送信しない、
    請求項3記載の遠隔通信方法。
  5. 前記第2のロボットが、前記第2のロボットの正面の下方に向かって可視光を出射する、
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の遠隔通信方法。
  6. 前記第2のロボットが、前記第2のロボットの正面に向かって赤外線光を出射し、
    前記第1の提示装置が、前記ロボットによって出射された前記赤外線光を前記第1の提示装置の正面で検知し、
    前記赤外線光が検知された場合、前記初期距離を測定する、
    請求項2〜4のいずれか1項に記載の遠隔通信方法。
  7. 前記第1の提示装置が、前記第1の始線に対する、前記第2のユーザの顔の向きの回転角度を測定し、
    前記第1の提示装置が、測定した前記回転角度を含む前記第2の変化量を前記第1のロボットへ送信し、
    前記第1のロボットが、前記第2の変化量を前記第1の提示装置から受信し、
    前記第1のロボットが、受信した前記第2の変化量に含まれる前記回転角度に応じて、前記カメラの撮影方向を前記第2の始線に対して回転させる、
    請求項2〜6のいずれか1項に記載の遠隔通信方法。
  8. 前記第2のロボットは、自律して移動するとともに、前記第2の拠点でカメラを用いて前記第2のユーザを撮影し、
    前記遠隔通信システムは、前記第1のロボットに対する前記第1のユーザの位置の変化量を示す第3の変化量と、前記第1のロボットに対する前記第1のユーザの顔の向きの変化量を示す第4の変化量との少なくとも一方を検出し、前記第2のロボットによって撮影された撮影画像を、前記第1の拠点で前記第1のユーザに提示する第2の提示装置をさらに備え、
    前記第1の提示装置が、前記第1の変化量又は前記第2の変化量を検出した場合、前記第1のユーザに対して静止するよう促すための第1の通知情報を前記第2の提示装置へ送信し、
    前記第2の提示装置が、前記第3の変化量又は前記第4の変化量を検出する前に、前記第1の通知情報を前記第1の提示装置から受信した場合、前記第1のユーザに対して静止するよう促すための情報を表示し、
    前記第2の提示装置が、前記第3の変化量又は前記第4の変化量を検出した場合、前記第2のユーザに対して静止するよう促すための第2の通知情報を前記第1の提示装置へ送信し、
    前記第1の提示装置が、前記第1の変化量又は前記第2の変化量を検出する前に、前記第2の通知情報を前記第2の提示装置から受信した場合、前記第2のユーザに対して静止するよう促すための情報を表示する、
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の遠隔通信方法。
  9. 自律して移動するとともに、第1の拠点で第1のユーザを撮影する第1のロボットと、
    前記第1のロボットによって撮影された撮影画像を、前記第1の拠点とは異なる第2の拠点で前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに提示する提示装置と、
    を備え、
    前記第1のロボットは、
    前記第1のユーザを撮影するカメラと、
    前記カメラによる撮影画像を前記提示装置へ送信する送信部と、
    を備え、
    前記提示装置は、
    前記撮影画像を前記第1のロボットから受信する受信部と、
    前記撮影画像を表示する表示部と、
    前記第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する前記第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、前記第2のロボットに対する前記第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を検出する検出部と、
    前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を前記第1のロボットへ送信する送信部と、
    を備え、
    前記第1のロボットは、
    前記提示装置によって送信された前記第1の変化量及び前記第2の変化量の少なくとも一方を受信する受信部と、
    前記第1の変化量を受信した場合、前記第1の変化量に応じて前記カメラの視点を変化させ、前記第2の変化量を受信した場合、前記第2の変化量に応じて前記カメラの撮影方向を変化させるように、前記第1のロボットを移動させる移動部と、
    を備える、
    遠隔通信システム。
  10. 自律して移動する自律移動装置であって、
    第1の拠点で第1のユーザを撮影するカメラと、
    前記カメラによる撮影画像を、前記第1の拠点とは異なる第2の拠点に存在する提示装置へ送信する送信部と、
    前記第2の拠点で前記第1のユーザとは異なる第2のユーザに前記撮影画像を提示する前記提示装置から、前記第1のユーザを仮想的に表した第2のロボットに対する前記第2のユーザの位置の変化量を示す第1の変化量と、前記第2のロボットに対する前記第2のユーザの顔の向きの変化量を示す第2の変化量との少なくとも一方を受信する受信部と、
    前記第1の変化量を受信した場合、前記第1の変化量に応じて前記カメラの視点を変化させ、前記第2の変化量を受信した場合、前記第2の変化量に応じて前記カメラの撮影方向を変化させるように、前記自律移動装置を移動させる移動部と、
    を備える、
    自律移動装置。
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