JP2019009074A - 紫外線照射装置および紫外線照射装置の寿命警告方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ランプの寿命をより早く検知することができる紫外線照射装置および紫外線照射装置の寿命警告方法を提供する。
【解決手段】紫外線照射装置1は、メタルハライドランプ11と、可視光検知手段14と、警告手段とを具備する。メタルハライドランプは、鉄と、水銀と、可視領域に波長ピークを有する金属部材とが封入される。可視光検知手段は、メタルハライドランプにおける可視領域の照度を検知する。警告手段は、可視光検知手段によって検知された可視領域の照度に基づいてメタルハライドランプの寿命に関する警告を行う。
【選択図】図1
【解決手段】紫外線照射装置1は、メタルハライドランプ11と、可視光検知手段14と、警告手段とを具備する。メタルハライドランプは、鉄と、水銀と、可視領域に波長ピークを有する金属部材とが封入される。可視光検知手段は、メタルハライドランプにおける可視領域の照度を検知する。警告手段は、可視光検知手段によって検知された可視領域の照度に基づいてメタルハライドランプの寿命に関する警告を行う。
【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、紫外線照射装置および紫外線照射装置の寿命警告方法に関する。
従来、鉄、水銀等の金属、ハロゲン物質および希ガスが封入されたメタルハライドランプを備えた紫外線照射装置が知られている。また、鉄、水銀以外にビスマス等の金属を併せて封入することで、紫外光の放射源となる鉄の減少を抑制し、ランプの寿命を長くする技術がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の技術では、紫外光の照度が低下したことをもってランプの寿命が到来したことを検知し、ランプの取り換え表示等の警告を行っていた。このため、警告が行われた時点で既に紫外光の照度が低下しているため、ランプを新品に取り換えたとしても、照度が低下している期間に照射された製品に対して照射が不十分となる。このため、ランプの寿命をより早く検知して警告することが望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、ランプの寿命をより早く検知することができる紫外線照射装置および紫外線照射装置の寿命警告方法を提供することを目的とする。
実施形態に係る紫外線照射装置は、メタルハライドランプと、可視光検知手段と、警告手段とを具備する。前記メタルハライドランプは、鉄と、水銀と、可視領域に波長ピークを有する金属材料とが封入される。前記可視光検知手段は、前記メタルハライドランプにおける前記可視領域の照度を検知する。前記警告手段は、前記可視光検知手段によって検知された前記照度に基づいて前記メタルハライドランプの寿命に関する警告を行う。
本発明によれば、ランプの寿命をより早く検知することができる。
以下で説明する実施形態に係る紫外線照射装置は、メタルハライドランプと、可視光検知手段と、警告手段とを具備する。メタルハライドランプは、鉄と、水銀と、可視領域に波長ピークを有する金属部材とが封入される。可視光検知手段は、メタルハライドランプにおける可視領域の照度を検知する。警告手段は、可視光検知手段によって検知された照度に基づいてメタルハライドランプの寿命に関する警告を行う。
また、以下で説明する実施形態に係る紫外線照射装置は、紫外光検知手段をさらに具備する。紫外光検知手段は、メタルハライドランプにおける紫外領域の照度を検知する。警告手段は、可視領域の照度および紫外領域の照度に基づいて警告を行う。
また、以下で説明する実施形態に係る紫外線照射装置において、警告手段は、紫外領域の照度に対する可視領域の照度の割合が所定値以下である場合に、警告を行う。
また、以下で説明する実施形態に係る紫外線照射装置において、金属材料は、マグネシウム、タリウム、ビスマスのうち少なくとも1つを含む。
また、以下で説明する実施形態に係る紫外線照射装置の寿命警告方法は、鉄と、水銀と、可視領域に波長ピークを有する金属材料とが封入されたメタルハライドランプの寿命に関する警告を行う紫外線照射装置の寿命警告方法であって、可視光検知工程と、警告工程とを含む。可視光検知工程は、メタルハライドランプにおける可視領域の照度を検知する。警告工程は、可視光検知工程によって検知された照度に基づいて警告を行う。
以下、図面を参照して、実施形態に係る紫外線照射装置および紫外線照射装置の寿命警告方法について説明する。実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施形態)
まず、図1を用いて、実施形態に係る紫外線照射装置1の概要について説明する。図1は、実施形態に係る紫外線照射装置1を示す図である。図1では、搬送テーブル50に載置された被照射物100に対して紫外光L2を照射する場合を示す。
まず、図1を用いて、実施形態に係る紫外線照射装置1の概要について説明する。図1は、実施形態に係る紫外線照射装置1を示す図である。図1では、搬送テーブル50に載置された被照射物100に対して紫外光L2を照射する場合を示す。
図1に示した紫外線照射装置1は、例えば、半導体の露光工程や、紫外線硬化型インクや紫外線硬化塗料の乾燥工程、紫外線硬化型樹脂の硬化工程等といった紫外線による光化学反応を行う工程に用いられる。
図1に示すように、実施形態に係る紫外線照射装置1は、メタルハライドランプ11と、反射部材12と、フィルタ13と、可視光センサ14と、紫外光センサ15とを含んで構成されている。
メタルハライドランプ11は、例えば、円筒状の光源であり、可視光および紫外光L2を含む光L1を放射状に発する。なお、図1では、メタルハライドランプ11が発する光L1のうち、被照射物100側へ放射された光L1を矢印で示している。
メタルハライドランプ11は、例えばタングステン等の電極と、例えば石英ガラス等の光透過性を有する材料によって円筒状に形成されたガラス管とを有し、かかるガラス管内部の空間には、アルゴンやキセノン等の希ガス、ヨウ素等のハロゲン物質および金属材料が封入される。
金属材料は、水銀、鉄、錫、タリウム、マグネシウムおよびビスマス等が用いられる。これら金属材料のうち、主な紫外光L2の放射源は、水銀および鉄である。また、金属材料のうち、タリウム、マグネシウムおよびビスマスは、ハロゲン化金属蒸気として鉄の減少を抑制する金属材料である。タリウム、マグネシウムおよびビスマスは、紫外光L2の放射源として鉄よりも先に減少する。言い換えると、鉄は、タリウム、マグネシウムおよびビスマスが無くなった後も、紫外光L2の放射源として紫外光L2を放射する。
また、タリウム、マグネシウムおよびビスマスは、紫外光L2を放射するとともに、可視光を放射する。つまり、タリウム、マグネシウムおよびビスマスは、可視領域に波長ピークを有する。なお、かかる点の詳細については、図4および図5で後述する。
反射部材12は、被照射物100とは反対側に設けられ、メタルハライドランプ11の光L1を反射する。具体的には、反射部材12は、メタルハライドランプ11の周面に沿って対向する反射面を有するとともに、被照射物100側が開口している。反射面は、例えば450nm以下の紫外光L2を反射する膜が塗布されることで形成される。これにより、メタルハライドランプ11の光L1が被照射物100とは反対方向へ出た場合に、反射部材12の反射面によって光L1を被照射物100側へ反射する。
より具体的には、反射部材12は、メタルハライドランプ11の光L1のうち、例えば、紫外光L2を反射する一方、可視光や赤外光を透過する。なお、反射部材12は、紫外光L2および可視光の双方を反射してもよい。また、反射部材12の反射面は、紫外光L2を反射する膜が塗布されることで形成されるものに限定されず、例えば、反射する膜が蒸着されたり、スパッタリングされたりすることにより形成されてもよい。
フィルタ13は、メタルハライドランプ11の光L1のうち、特定の波長域のみを透過するフィルタである。フィルタ13は、例えば、450nm未満の波長の紫外光L2を透過するとともに、450nm以上の波長の可視光や赤外光を、反射や吸収することで450nm以上の可視光や赤外光を遮断する。これにより、紫外光L2のみが被照射物100に照射される。
ここで、メタルハライドランプ11の寿命について説明する。メタルハライドランプ11の寿命は、上記した鉄の減少に起因する。具体的には、タリウム、マグネシウムおよびビスマスが無くなった後、鉄が反応することで、鉄の封入量が急激に減少し、かかる減少に伴ってメタルハライドランプ11の紫外光L2の照度が低下する。
そして、紫外光L2の照度が低下するタイミングでメタルハライドランプ11を新品に取り換えることとなるが、紫外光L2の照度が低下している間に照射された被照射物100に対して紫外光L2の照射が不十分となる。従って、メタルハライドランプ11の寿命をより早く検知することが望まれている。
そこで、実施形態に係る紫外線照射装置1は、メタルハライドランプ11における可視領域の照度を検知する。具体的には、実施形態に係る紫外線照射装置1は、可視光センサ14によって、可視領域の照度を検知し、検知した可視領域の照度に基づいてメタルハライドランプ11の寿命に関する警告を行う。
より具体的には、可視光センサ14は、所定の波長域の可視光を透過する可視光フィルタ14aを具備する。可視光センサ14は、メタルハライドランプ11の光L1のうち、可視光フィルタ14aを透過した可視光の照度を検知する。
可視光は、上記したように、タリウム、マグネシウムおよびビスマスから放射される。つまり、実施形態に係る紫外線照射装置1は、タリウム、マグネシウムおよびビスマスが無くなることで可視光の照度が低下することを検知するとともに、メタルハライドランプ11の寿命が近いことを警告する。
これにより、鉄が急激に減少する前、つまり、メタルハライドランプ11の紫外光L2の照度が低下する前にランプの取り換えが可能となる。すなわち、実施形態に係る紫外線照射装置1によれば、メタルハライドランプ11の寿命をより早く検知することができる。
また、図1に示すように、実施形態に係る紫外線照射装置1は、紫外光センサ15によって、紫外領域の照度を検知し、可視光および紫外光L2の照度に基づいて警告を行うこともできる。
紫外光センサ15は、例えば、搬送テーブル50に設けられ、メタルハライドランプ11の光L1のうち、フィルタ13を透過した紫外光L2の照度を検知する。なお、紫外光センサ15を用いた警告方法の詳細については図3で後述する。
次に、図2を用いて、実施形態に係る紫外線照射装置1の構成例について説明する。図2は、実施形態に係る紫外線照射装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、紫外線照射装置1は、可視光センサ14および紫外光センサ15に接続される。
実施形態に係る紫外線照射装置1は、制御部2と、記憶部3とを備える。制御部2は、可視光検知部21と、紫外光検知部22と、警告部23とを備える。記憶部3は、各種情報を記憶する。
ここで、紫外線照射装置1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の可視光検知部21、紫外光検知部22および警告部23として機能する。
また、制御部2の可視光検知部21、紫外光検知部22および警告部23の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、紫外線照射装置1における各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、紫外線照射装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
制御部2は、メタルハライドランプ11が発する光L1に含まれる可視光および紫外光L2の照度を検知し、検知した照度に基づいてメタルハライドランプ11の寿命に関する警告を行う。
可視光検知部21(可視光検知手段の一例)は、可視光フィルタ14aを介して可視光センサ14の検知した値に基づいてメタルハライドランプ11の可視領域の照度を検知する。なお、可視光検知部21は、可視光センサ14を備えてもよい。つまり、可視光検知部21および可視光センサ14を合わせて可視光検知手段としてもよい。
紫外光検知部22(紫外光検知手段の一例)は、紫外光センサ15の検知した値に基づいてメタルハライドランプ11の紫外領域の照度を検知する。なお、紫外光検知部22は、紫外光センサ15を備えてもよい。つまり、紫外光検知部22および紫外光センサ15を併せて紫外光検知手段としてもよい。
警告部23は、メタルハライドランプ11の寿命に関する警告を行う。例えば、警告部23は、ディスプレイやスピーカを介して、表示や音声によりメタルハライドランプ11の寿命が近いことを警告する。警告部23は、例えば、警告する際、寿命までの残り時間等を合わせて表示してもよい。
また、警告部23は、可視光検知部21および紫外光検知部22によって検知された可視領域および紫外領域の照度に基づいて警告を行う。かかる点について、図3を用いて詳細に説明する。
図3は、実施形態に係る紫外光L2および可視光の照度の関係を示す図である。図3に示すグラフでは、縦軸に照度維持率を示し、横軸に点灯時間を示す。照度維持率とは、メタルハライドランプ11の点灯開始時(点灯時間がゼロ)を100%とした場合の、照度の比率を示す。
また、図3に示す「紫外光」は、検知した紫外光L2の照度を示す。「可視光」は、検知した可視光の照度を示す。「可視光/紫外光」は、紫外光L2の照度に対する可視光の照度の割合を示す。
図3に示すように、可視光の照度が紫外光L2の照度よりも早く低下する。すなわち、警告部23は、可視光の照度が低下したタイミングで、メタルハライドランプ11の取り換え準備を行わせるための表示を行う。これにより、紫外光L2の照度が低下する、つまり、メタルハライドランプ11の交換のタイミングまでにランプを取り換えるための猶予期間ができる。
なお、警告部23は、可視光の照度に基づいて警告を行ったが、例えば、「可視光/紫外光」に基づいて警告を行ってもよい。具体的には、警告部23は、「可視光/紫外光」が所定値以下である場合に、警告を行う。
これにより、例えば、メタルハライドランプ11によって放射される照度を変更した場合であっても、「可視光/紫外光」を算出することで、常に一定の基準で寿命を検知できるため、寿命の誤検知を防止できる。言い換えれば、メタルハライドランプ11の照度を変更可能にすることで、様々な種類の被照射物100に対応することができる。
次に、図4および図5を用いて、メタルハライドランプ11が放射する光L1の分光スペクトルについて説明する。図4および図5は、実施形態に係るメタルハライドランプ11が放射する光L1の分光スペクトルを示す図である。図4および図5では、横軸として波長を、縦軸として365nmの波長の強度を100とした場合の各波長の相対強度を分光スペクトルとして表している。
また、図4では、ビスマスおよびタリウムを含むメタルハライドランプ11の分光スペクトルを示す。図5では、マグネシウムおよびタリウムを含むメタルハライドランプ11の分光スペクトルを示す。また、図4および図5では、メタルハライドランプ11の寿命初期、つまり点灯開始時の分光スペクトルを破線で示し、寿命末期の分光スペクトルを実線で示す。また、図4および図5では、450nm未満が紫外領域であり、450nm以上が可視領域である。
図4に示すように、ビスマスおよびタリウムは、可視領域に波長ピークを有する。具体的には、ビスマスは、470〜480nmに波長ピークを有し、タリウムは、530〜540nmに波長ピークを有する。
また、図4に示すように、タリウムは、ビスマスに比べて、寿命初期から寿命末期までの相対強度の低下度合が大きい。言い換えれば、寿命末期において、ビスマスよりもタリウムのほうがより多く減少している。これは、ビスマスよりもタリウムのほうが紫外光L2の放射源として先に反応していることを示している。
つまり、制御部2は、ビスマスおよびタリウムのうちタリウムを検知することで、メタルハライドランプ11の寿命をより早く検知できる。タリウムを検知する場合、可視光フィルタ14a(図1参照)は、少なくとも、530〜540nmの光を透過させるフィルタを使用する。
また、制御部2は、タリウムのみ検知する場合に限らず、ビスマスおよびタリウム双方を検知して、警告してもよい。これにより、メタルハライドランプ11の寿命の誤検知を防止できる。
また、図5に示すように、マグネシウムは、565〜575nmに波長ピークを有している。つまり、マグネシウムは、可視領域に波長ピークを有する。
また、マグネシウムは、タリウムに比べて、寿命初期から寿命末期までの相対強度の低下度合が大きい。言い換えれば、寿命末期において、タリウムよりもマグネシウムのほうがより多く減少している。これは、タリウムよりもマグネシウムのほうが紫外光L2の放射源として先に反応していることを示している。
つまり、制御部2は、タリウムおよびマグネシウムのうちマグネシウムを検知することで、メタルハライドランプ11の寿命をより早く検知できる。なお、マグネシウムを検知する可視光フィルタ14aは、565nm〜575nmを透過させるフィルタを使用する。
すなわち、図4および図5に示す分光スペクトルを総合すると、マグネシウム、タリウム、ビスマスの順に紫外光L2の放射源として反応している。すなわち、制御部2は、マグネシウムの波長である565〜575nmの照度を検知することで、メタルハライドランプ11の寿命をより早く検知できる。
無論、マグネシウムの波長に限らず、ビスマスやタリウムの波長の照度を検知してもよい。つまり、制御部2は、マグネシウム、タリウムおよびビスマスのうち少なくとも1つを検知できればよい。
また、制御部2は、マグネシウム、タリウムおよびビスマスに限らず、鉄の減少を抑制し、可視領域に波長ピークを有する金属材料を検知できればよい。
次に、図6を用いて、実施形態に係る紫外線照射装置1が実行する処理の処理手順について説明する。図6は、実施形態に係る紫外線照射装置1が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、可視光検知部21は、可視領域、すなわち可視光の照度を検知する(ステップS101)。つづいて、紫外光検知部22は、紫外領域、すなわち紫外光L2の照度を検知する(ステップS102)。なお、ステップS101およびステップS102については、処理順序が入れ替わってもよい。
つづいて、制御部2は、紫外光L2の照度に対する可視光の照度の割合を算出する(ステップS103)。つづいて、制御部2は、紫外光L2の照度に対する可視光の照度の割合が、例えば70%以下であるか否かを判定する(ステップS104)。なお、警告部23の判定基準は、70%に限定されず、任意の値を設定可能である。
制御部2は、紫外光L2の照度に対する可視光の照度の割合が70%以下であった場合(ステップS104,Yes)、例えばランプの取り換え表示を行う等の寿命に関する警告を行い(ステップS105)、処理を終了する。
一方、ステップS104において、制御部2は、紫外光L2の照度に対する可視光の照度の割合が70%を超える場合(ステップS104,No)、処理をステップS101に移行する。
上述したように、実施形態に係る紫外線照射装置1は、メタルハライドランプ11と、可視光検知手段(例えば、可視光検知部21)と、警告手段(例えば、警告部23)とを具備する。メタルハライドランプ11は、鉄と、水銀と、鉄の減少を抑制し、可視領域に波長ピークを有する金属部材とが封入される。可視光検知手段は、メタルハライドランプ11における可視領域の照度を検知する。警告手段は、可視光検知手段によって検知された可視領域の照度に基づいてメタルハライドランプ11の寿命に関する警告を行う。これにより、メタルハライドランプ11の寿命をより早く検知することができる。
なお、上述した実施形態では、可視光センサ14は、フィルタ13側に設けられたが(図1参照)、可視光センサ14の位置がこれに限定されるものではなく、例えば、反射部材12(図1参照)側に設けられてもよい。
かかる場合、可視光センサ14は、反射部材12を透過した可視光の照度を検知するため、紫外光L2等の可視光センサ14にとってのノイズ成分を除去することができるため、可視光の照度を高感度に検知できる。
また、上述した実施形態において、可視光センサ14を紫外光センサ15とは異なる位置、つまり搬送テーブル50以外の位置に設けている。これにより、搬送テーブル50に可視光センサ14を設けるスペースが必要ないため、省スペース化を実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 紫外線照射装置
2 制御部
3 記憶部
11 メタルハライドランプ
12 反射部材
13 フィルタ
14 可視光センサ
14a 可視光フィルタ
15 紫外光センサ
21 可視光検知部
22 紫外光検知部
23 警告部
50 搬送テーブル
100 被照射物
2 制御部
3 記憶部
11 メタルハライドランプ
12 反射部材
13 フィルタ
14 可視光センサ
14a 可視光フィルタ
15 紫外光センサ
21 可視光検知部
22 紫外光検知部
23 警告部
50 搬送テーブル
100 被照射物
Claims (5)
- 鉄と、水銀と、可視領域に波長ピークを有する金属材料とが封入されたメタルハライドランプと;
前記メタルハライドランプにおける前記可視領域の照度を検知する可視光検知手段と;
前記可視光検知手段によって検知された前記照度に基づいて前記メタルハライドランプの寿命に関する警告を行う警告手段と;
を具備する紫外線照射装置。 - 前記メタルハライドランプにおける紫外領域の照度を検知する紫外光検知手段;をさらに具備し、
前記警告手段は、
前記可視領域の照度および前記紫外領域の照度に基づいて前記警告を行う
請求項1に記載の紫外線照射装置。 - 前記警告手段は、
前記紫外領域の照度に対する前記可視領域の照度の割合が所定値以下である場合に、前記警告を行う
請求項2に記載の紫外線照射装置。 - 前記金属材料は、
マグネシウム、タリウム、ビスマスのうち少なくとも1つを含む
請求項1〜3のいずれか1つに記載の紫外線照射装置。 - 鉄と、水銀と、可視領域に波長ピークを有する金属材料とを含むメタルハライドランプの寿命に関する警告を行う紫外線照射装置の寿命警告方法であって、
前記メタルハライドランプにおける前記可視領域の照度を検知する可視光検知工程と;
前記可視光検知工程によって検知された前記照度に基づいて前記警告を行う警告工程と;
を含む紫外線照射装置の寿命警告方法。
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CN116829200A (zh) * | 2021-03-31 | 2023-09-29 | 大金工业株式会社 | 紫外线释放装置及空气处理装置 |
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CN116829200A (zh) * | 2021-03-31 | 2023-09-29 | 大金工业株式会社 | 紫外线释放装置及空气处理装置 |
CN116829200B (zh) * | 2021-03-31 | 2024-03-29 | 大金工业株式会社 | 紫外线释放装置及空气处理装置 |
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