JP2019009067A - 電気コネクタおよびワイヤーハーネス - Google Patents

電気コネクタおよびワイヤーハーネス Download PDF

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秀樹 田中
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【課題】フラットケーブルのプリント基板への接続作業の工数を削減できるとともに、フラットケーブルをプリント基板から容易に取り外すこともできる電気コネクタ、およびその電気コネクタとフラットケーブルを一体に備えたワイヤーハーネスを提供する。【解決手段】帯状の長手方向に延びる複数の導電部6と複数の非導電部7を幅方向に交互に配置して構成されたフラットケーブル5の端部に設けられる電気コネクタは、複数のコンタクト30はそれぞれ針状の接続ピン部32を有し、その接続ピン部32を導電部6に刺して接続ピン部32が導電部6の表裏を貫通した状態で導電部6に接続されるように構成される。【選択図】図10

Description

本発明は、フラットケーブルの端部に設けられる電気コネクタ、およびその電気コネクタを備えたワイヤーハーネスに関する。
フラットケーブルの一例として、帯状の長手方向に延びる複数の導電部と複数の非導電部を幅方向に交互に配置して構成されたフラットケーブルが知られている(例えば、特許文献1を参照)。この特許文献1に開示されているフラットケーブルは、導電部用の被覆導電糸と非導電部用の非導電糸を編んで(もしくは織って)導電部と非導電部を一体化させた構成になっている。このようなフラットケーブルをプリント基板に電気的に接続させる場合には、プリント基板に形成されたビア上にフラットケーブルの導電部を配置し、その導電部の上から接続ピンを刺して接続ピンが導電部を貫通してビアに挿入された状態とし、その接続ピンと導電部を半田付けすることによりプリント基板に電気的に接続されていた。
特開2017‐27658号公報
上記のように接続ピンを導電部に刺してフラットケーブルをプリント基板に直接接続させる従来の構成では、複数の導電部をそれぞれプリント基板のビア上に位置決めする作業、それらの導電部にそれぞれ接続ピンを刺す作業、そして、それら複数の接続ピンをそれぞれ半田付けする作業があり、プリント基板に接続させるまでにとても手間がかかるという課題があった。また、一度半田付けすると、フラットケーブルをプリント基板から取り外すことが困難であるという課題もあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、フラットケーブルのプリント基板への接続作業の工数を削減できるとともに、フラットケーブルをプリント基板から容易に取り外すこともできる電気コネクタ、およびその電気コネクタとフラットケーブルを一体に備えたワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、帯状の長手方向に延びる複数の導電部と複数の非導電部を幅方向に交互に配置して構成されたフラットケーブルの端部に設けられる電気コネクタ(例えば、実施形態におけるプラグコネクタ10)である。その上で、前記複数の導電部にそれぞれ接続される導電性を有する複数のコンタクト(例えば、実施形態におけるプラグコンタクト30)と、前記複数のコンタクトを保持する非導電性のハウジング(例えば、実施形態におけるプラグハウジング20)とを備え、前記複数のコンタクトはそれぞれ、針状の接続ピン部を有し、前記接続ピン部を前記導電部に刺して前記接続ピン部が前記導電部の表裏を貫通した状態で前記導電部に接続されるように構成される。
上記構成の電気コネクタにおいて、前記導電部が非導電被覆材により導電糸を被覆した構成の被覆導電糸を編んで形成され、前記非導電部が非導電糸を編んで形成され、前記導電部と前記非導電部とが繋がれて前記フラットケーブルが構成されてもよい。
上記構成の電気コネクタにおいて、前記非導電被覆材が半田の溶融温度によって溶融可能に構成され、前記接続ピン部が前記導電部の表裏を貫通した状態において、前記接続ピン部と前記導電部とを半田付けして前記非導電被覆材を溶融させ、前記接続ピン部を前記導電糸に接続させる構成としてもよい。
また、本発明に係るワイヤーハーネスは、上記構成の電気コネクタと、前記フラットケーブルを一体に備えて構成される。
本発明に係る電気コネクタによれば、複数のコンタクトがそれぞれ、針状の接続ピン部を有し、その接続ピン部を前記導電部に刺して当該接続ピン部が前記導電部の表裏を貫通した状態で前記導電部に接続されるように構成される。そのため、従来のように複数の導電部に一本ずつ接続ピンを刺す作業を行う必要がなくなり、フラットケーブルを複数のコンタクト(接続ピン部)上に位置決めして複数の接続ピン部を一度にそれぞれの導電部に刺すことができる。そして、このようにフラットケーブルの端部に取り付けられる電気コネクタを、プリント基板上に設けられた相手側コネクタに嵌合させることにより、フラットケーブルをプリント基板に電気的に接続させることができる。従って、フラットケーブルのプリント基板への接続作業を従来よりも簡単にすることができる。また、例えばフラットケーブルの長さが変更になった場合にも、両コネクタを取り外すことでフラットケーブルをプリント基板から容易に取り外すことできるため、このような変更にも迅速に対応することができる。
上記構成の電気コネクタにおいて、フラットケーブルの導電部が非導電被覆材により導電糸を被覆した構成の被覆導電糸を編んで形成され、非導電部が非導電糸を編んで形成され、前記導電部と前記非導電部とが繋がれて前記フラットケーブルが構成され、前記非導電被覆材が半田の溶融温度によって溶融可能に構成され、コンタクトの接続ピン部が前記導電部の表裏を貫通した状態において、前記接続ピン部と前記導電部とを半田付けして前記非導電被覆材を溶融させ、前記接続ピン部を前記導電糸に接続させる構成としてもよい。このような構成とすれば、導電部の表裏両面を含むフラットケーブル全体の表裏両面が非導電性を有するため、フラットケーブルが他の導電体と接触することがあったとしても、導電部の表裏面を介して不都合な短絡や漏電等が生じることを防ぐことができる。また、その非導電被覆材が半田の溶融温度によって溶融可能であるため、半田付け時にその熱を利用して接続ピン部と導電部とを確実に電気的に接続させることができる。
本発明に係るワイヤーハーネスによれば、上記構成の電気コネクタを備えているため、上記と同様の効果を得ることができる。
本発明に係るワイヤーハーネスを有するコネクタ装置を上後方から見た斜視図である。 上記コネクタ装置を上前方から見た斜視図である。 上記コネクタ装置を構成するプラグコネクタ(カバー部材を取り外した状態)の斜視図である。 上記プラグコネクタのプラグコンタクトを上方から見た斜視図である。 上記プラグコネクタのプラグコンタクトを下方から見た斜視図である。 上記コネクタ装置を構成するレセプタクルコネクタを上後方から見た斜視図である。 上記レセプタクルコネクタを上前方から見た斜視図である。 上記レセプタクルコネクタを下前方から見た斜視図である。 上記プラグコネクタをフラットケーブルに取り付けた状態(カバー部材無し)を上後方から見た斜視図である。 上記プラグコネクタをフラットケーブルに取り付けた状態(カバー部材無し)を上前方から見た斜視図である。 上記プラグコネクタをフラットケーブルに取り付けた状態(カバー部材有り)を上後方から見た斜視図である。 上記コネクタ装置の前後断面図(プリント基板省略)である。 上記プラグコンタクトの接続ピン部がフラットケーブルの導電部を貫通した状態を示す模式図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態に係るワイヤーハーネスを有するコネクタ装置1を、図1および図2に示している。なお、以下では、説明の便宜上、各図中に示す前後、左右および上下の矢印の方向をそれぞれ前後方向、左右方向および上下方向と称して説明する。
コネクタ装置1は、フラットケーブル5と、フラットケーブル5の端部に取り付けられるプラグコネクタ10と、プリント基板P上に設けられるレセプタクルコネクタ50とを備え、プラグコネクタ10とレセプタクルコネクタ50を嵌合させることにより、フラットケーブル5とプリント基板Pとを電気的に接続させるように構成されている。なお、本発明に係る電気コネクタは、プラグコネクタ10に相当する。また、本発明に係るワイヤーハーネス(ケーブルハーネス)は、プラグコネクタ10とフラットケーブル5を一体に備えた構成に相当する。
フラットケーブル5は、帯状の長手方向に延びる複数の導電部6と複数の非導電部7(絶縁部)とを幅方向に交互に並べて配置した構成となっている。フラットケーブル5は、半田の溶融温度によって溶融可能な非導電被覆材によって導電糸を被覆した構成の被覆導電糸6aを用いて、長手方向にループが繋がるように編んで所定の幅寸法を有する導電部6が形成される(図13を参照)。さらに、非導電糸7aを用いて、長手方向にループが繋がるように編んで所定の幅寸法を有する非導電部7が形成され、且つ導電部6と非導電部7が幅方向に交互に並んで一体となるように編んで構成されている。本実施形態では、4本の導電部6と5本の非導電部7を並設した構成のフラットケーブル5を例示している。
導電部6を形成する被覆導電糸6aは、上記のように、半田の溶融温度によって溶融可能な非導電被覆材によって導電糸を被覆した構成となっている。この導電糸は、例えば金属素線や、樹脂製の芯材に金属被膜を形成した金属被覆線等であり、導電性に優れた(電気抵抗が低い)線材によって構成される。非導電被覆材は、半田の溶融温度(約170℃〜250℃)以下の融点を有する熱可逆性樹脂(例えば、ポリウレタン、ナイロン)等であり、非導電性も有している。非導電被覆材の選出には、融点だけではなく、非導電被覆材が導電糸を被覆する厚さ等についても考慮される。例えば、非導電被覆材の融点が高めであっても、被覆厚さが薄ければ、半田付け時に溶融可能であるため、非導電被覆材として使用可能となる。なお、図13では、被覆導電糸6aを1本で形成されている(モノフィラメントのような構成)のように図示しているが、被覆導電糸6aは複数本で形成されていてもよい(マルチフィラメントのような構成であってもよい)。
非導電部7を形成する非導電糸7aは、半田の溶融温度に対する耐熱性を備えた非導電糸(例えば、ポリエステル繊維やナイロン繊維等の合成繊維)によって構成される。フラットケーブル5は、このような被覆導電糸6aおよび非導電糸7aを編んで一体に構成されるため、導電部6自体は導電性を備えているが、導電部6の表裏両面を含むフラットケーブル5全体の表裏両面は非導電性を備えた構成となっている。なお、フラットケーブル
5は、被覆導電糸6aおよび非導電糸7aを所定の織り方で織って一体に構成してもよい。
プラグコネクタ10は、図3にも示すように、略矩形箱状のプラグハウジング20と、このプラグハウジング20に左右方向に整列状態で保持される4個のプラグコンタクト30と、プラグハウジング20に取り付けられるカバー部材40とを備えて構成される。プラグハウジング20は、非導電性の材料(例えば、樹脂材料等)により略矩形箱状に形成され、プラグハウジング20の後面に後方へ突出する略矩形板状のプラグ部21が形成されている。プラグハウジング20の上面には、上方および前方に開口した矩形凹状のカバー取付凹部23が形成されている。カバー取付凹部23内の底面部には、上方および前方に開口した前後方向に延びる4つのコンタクト保持溝部25が左右方向に並んで形成されている。これらのコンタクト保持溝部25はそれぞれ、プラグ部21まで延びて形成され、プラグ部21の上面において上方に開口している。
4個のプラグコンタクト30はそれぞれ、導電性を有する金属薄板を打ち抜き加工等によって図4および図5に示すような形状に曲げて形成されている。プラグコンタクト30は、プラグハウジング20のコンタクト保持溝部25内に保持される保持部31と、保持部31の一部を上方に折り曲げて形成された接続ピン部32と、保持部31の後端部に繋がって後方に延びる接触部33とを有して構成される。接続ピン部32は、上記フラットケーブル5の導電部6の幅寸法よりも細い針状に形成され、接続ピン部32の上端部は尖った形状に加工されている。プラグコンタクト30は、コンタクト保持溝部25に前方から挿入され、接続ピン部32がカバー取付凹部23内において上方に突出した状態となり、且つ接触部33がプラグ部21まで延びてプラグ部21の上面から上方に露出した状態となってプラグハウジング20に保持されるようになっている。
カバー部材40は、図1および図2に示すように、非導電性の材料(例えば、樹脂材料等)により、プラグハウジング20のカバー取付凹部23内に前方から挿入可能な略矩形状に形成されている。カバー部材40には、前後方向に延びて上下および後方に開口した4つのピン挿入溝部41が左右方向に並んで形成されている。カバー部材40は、カバー取付凹部23に前方から挿入され、4個のプラグコンタクト30の接続ピン部32がそれぞれピン挿入溝部41に挿入された状態となってプラグハウジング20に取り付けられるようになっている。
レセプタクルコネクタ50は、図6〜図8に示すように、略矩形箱状のレセプタクルハウジング60と、レセプタクルハウジング60内に左右方向に整列状態で保持される4個のレセプタクルコンタクト70と、レセプタクルハウジング60をプリント基板Pに固定するための2個の固定金具80とを備えて構成される。レセプタクルハウジング60は、非導電性の材料(例えば、樹脂材料等)により略矩形箱状に形成され、レセプタクルハウジング60内に前方に開口されたプラグ部受容空間61が形成されている。このプラグ部受容空間61は、前方からプラグハウジング20のプラグ部21が挿入されてプラグ部21を受容可能な大きさの空間に形成されている。プラグ部受容空間61内に4個のレセプタクルコンタクト70が左右方向に並んで保持されるようになっている。
4個のレセプタクルコンタクト70はそれぞれ、導電性を有する金属薄板を打ち抜き加工等によって図12に示すような形状に曲げて形成されている。レセプタクルコンタクト70は、レセプタクルハウジング60に保持される保持部71と、保持部71の前端部から前方に延びる接触部72と、保持部71の後端部から下方に延びてその先端が後方に延びるL字状のリード部73とを有して構成される。リード部73は、レセプタクルコネクタ50をプリント基板P上に設けるときに、そのプリント基板P上の配線パターンに半田付けされ、レセプタクルコンタクト70と当該配線パターンが電気的に接続されるように
なっている。
2個の固定金具80はそれぞれ、金属薄板を用いて略L字状に形成され、レセプタクルハウジング60の左右側面にそれぞれ固定されるようになっている。固定金具80の下端部は、レセプタクルコネクタ50をプリント基板P上に設けるときに、そのプリント基板P上のマウントパターンに半田付けされ、プリント基板Pに対してレセプタクルコネクタ50が強固に固定されるようになっている。
このように構成されるコネクタ装置1を用いてフラットケーブル5とプリント基板Pとを電気的に接続させる手順について、図9〜図13を参照して以下に説明する。フラットケーブル5の端部にプラグコネクタ10を取り付けるには、プラグハウジング20からカバー部材40を取り外す(図3に示す状態)。そして、4個のプラグコンタクト30の接続ピン部32の上方位置に、フラットケーブル5の4本の導電部6が位置するように位置決めし、4個の接続ピン部32をそれぞれ導電部6に刺して接続ピン部32が導電部6の表裏を貫通した状態にする(図9および図10に示す状態)。
このとき、図13に示すように、導電部6を形成する被覆導電糸6aに対して、フラットケーブル5を編成するために形成された被覆導電糸6aのループ目(織成されている場合には織目)を維持するようにして、接続ピン部32が導電部6に挿入されている。このようにフラットケーブル5に接続ピン部32が挿入されても被覆導電糸6aのループ目が維持されるので、フラットケーブル5自体の特性(電気的特性および機械的特性)が損なわれることがない。なお、図13では、プラグコンタクト30の接続ピン部32が、丸いピン形状に図示されているが、接続ピン部32は、このような丸形状でも、図4等に示す四角形状であってもよい。
次に、4個の接続ピン部32と4本の導電部6とをそれぞれ半田付けする。この半田付け時に、導電部6を形成している被覆導電糸の非導電被覆材が溶融され、被覆導電糸の導電糸と接続ピン部32が電気的に接続される。そして、カバー部材40をプラグハウジング20のカバー取付凹部23内に前方から挿入してカバー部材40をプラグハウジング20に取り付ける(図11に示す状態)。
プリント基板P上にレセプタクルコネクタ50を取り付けるには、上記のように、レセプタクルハウジング60の左右に設けられた2個の固定金具80をそれぞれプリント基板P上のマウントパターンに半田付けするとともに、4個のレセプタクルコンタクト70のリード部73をそれぞれプリント基板P上の配線パターンに半田付けする。そして、このようにプリント基板P上に取り付けられたレセプタクルコネクタ50のプラグ部受容空間61に、上記のようにフラットケーブル5に取り付けられたプラグコネクタ10のプラグ部21を挿入させて両コネクタ10,50を嵌合させることにより、図1および図12に示すように、プラグコンタクト30の接触部33の上面とレセプタクルコンタクト70の接触部72の下面とが接触する。これによりフラットケーブル5の4本の導電部6がそれぞれ、プラグコンタクト30およびレセプタクルコンタクト70を介してプリント基板P上の配線パターンに電気的に接続される。
このようにコネクタ装置1では、プラグコネクタ10において、4個のプラグコンタクト30がそれぞれ針状の接続ピン部32を有し、その接続ピン部32をフラットケーブル5の導電部6に刺して当該接続ピン部32が導電部6の表裏を貫通した状態で導電部6に接続されるように構成されている。そのため、フラットケーブル5の4本の導電部6をそれぞれプラグコンタクト30の接続ピン部32の上方に位置決めして、4個の接続ピン部32を一度にそれぞれの導電部6に刺すことができる。従来は複数の導電部に一本ずつ接続ピンを刺す作業を行う必要があった。このようにフラットケーブル5の端部に取り付け
られたプラグコネクタ10を、プリント基板P上に設けられたレセプタクルコネクタ50に嵌合させることにより、フラットケーブル5をプリント基板Pに電気的に接続させることができる。従って、フラットケーブル5のプリント基板Pへの接続作業を従来よりも簡単にすることができる。また、例えばフラットケーブル5の長さが変更になった場合にも、両コネクタ10,50を取り外すことでフラットケーブル5をプリント基板Pから容易に取り外すことできるため、このような変更にも迅速に対応することができる。
また、フラットケーブル5が、半田の溶融温度によって溶融可能な非導電被覆材により導電糸を被覆した構成の被覆導電糸を編んで4本の導電部6が形成されている。そのため、4本の導電部6の表裏両面を含むフラットケーブル5全体の表裏両面が非導電性を有するため、フラットケーブルが他の導電体と接触することがあったとしても、導電部6の表裏面を介して不都合な短絡や漏電等が生じることを防ぐことができる。さらに、プラグコネクタ10では、プラグコンタクト30の接続ピン部32がフラットケーブル5の導電部6の表裏を貫通した状態において、接続ピン部32と導電部6とを半田付けして接続されるようになっている。従って、上記のように導電部6を形成する非導電被覆材が半田の溶融温度によって溶融可能であるため、半田付け時にその熱を利用して接続ピン部32と導電部6とを確実に電気的に接続させることができる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の範囲は上述の実施形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施形態では、フラットケーブル5の端部に取り付けられるコネクタがプラグ部21を備えるプラグコネクタ10であり、プリント基板P上にプラグ部受容空間61を備えるレセプタクルコネクタ50を設けた構成について説明したが、フラットケーブル5に取り付けられるコネクタをレセプタクル型に構成し、プリント基板P上に設けられるコネクタをプラグ型に構成してもよい。
5 フラットケーブル
6 導電部
7 非導電部
10 プラグコネクタ(電気コネクタ)
20 プラグハウジング
30 プラグコンタクト
32 接続ピン部

Claims (4)

  1. 帯状の長手方向に延びる複数の導電部と複数の非導電部を幅方向に交互に配置して構成されたフラットケーブルの端部に設けられる電気コネクタであって、
    前記複数の導電部にそれぞれ接続される導電性を有する複数のコンタクトと、
    前記複数のコンタクトを保持する非導電性のハウジングとを備え、
    前記複数のコンタクトはそれぞれ、針状の接続ピン部を有し、前記接続ピン部を前記導電部に刺して前記接続ピン部が前記導電部の表裏を貫通した状態で前記導電部に接続されることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記導電部が非導電被覆材により導電糸を被覆した構成の被覆導電糸を編んで形成され、前記非導電部が非導電糸を編んで形成され、前記導電部と前記非導電部とが繋がれて前記フラットケーブルが構成されたことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記非導電被覆材が半田の溶融温度によって溶融可能に構成され、
    前記接続ピン部が前記導電部の表裏を貫通した状態において、前記接続ピン部と前記導電部とを半田付けして前記非導電被覆材を溶融させ、前記接続ピン部を前記導電糸に接続させることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電気コネクタと、前記フラットケーブルとを一体に備えたワイヤーハーネス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7463023B2 (ja) 2019-08-30 2024-04-08 矢崎総業株式会社 ケーブル接続構造

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