JP2019008527A - 情報処理装置、生体認証制御方法、及び生体認証制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、生体認証制御方法、及び生体認証制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】一実施形態は、複数の生体認証装置を備える情報処理装置において、認証の際の消費電力を抑える。【解決手段】一実施形態に係る情報処理装置は、センサと、起動制御部と、認証部とを備える。起動制御部は、生体認証の実行開始時に、複数の生体認証装置のうちの一部の生体認証装置をセンサで検出された検出情報に基づいて起動しないように制御し、複数の生体認証装置のうち一部の生体認証装置を除いた残りの生体認証装置を起動する。認証部は、残りの生体認証装置を用いて生体認証を実行する。【選択図】図12

Description

本発明は、情報処理装置、生体認証制御方法、及び生体認証制御プログラムに関する。
近年、セキュリティ対策に対する意識が高まりや、生体認証装置の価格の低下などにともない、生体認証装置を搭載する情報処理装置が増えている。更には、例えば、虹彩認証装置と、指紋認証装置というように複数の生体認証装置を備え、複数の認証方式で認証を行うことが可能な情報処理装置もある。
特開2005−235236号公報
例えば、認証の開始時に情報処理装置が備える複数の生体認証装置を起動し、ユーザが選択したいずれかの生体認証装置で認証を実行することが行われている。しかしながら、複数の生体認証装置を起動すると、認証に用いられなかった生体認証装置も電力を消費するため、消費電力が増大する。
1つの側面では、本発明は、複数の生体認証装置を備える情報処理装置において、認証の際の消費電力を抑えることを目的とする。
本発明の一つの態様の情報処理装置は、センサと、起動制御部と、認証部とを備える。起動制御部は、生体認証の実行開始時に、複数の生体認証装置のうちの一部の生体認証装置をセンサで検出された検出情報に基づいて起動しないように制御し、複数の生体認証装置のうち一部の生体認証装置を除いた残りの生体認証装置を起動する。認証部は、残りの生体認証装置を用いて生体認証を実行する。
複数の生体認証装置を備える情報処理装置において、認証の際の消費電力を抑えることができる。
例示的な情報処理装置を示す図である。 認証設定に応じた認証処理を説明する図である。 一実施形態に係る情報処理装置のブロック構成を例示する図である。 例示的な虹彩認証と指紋認証とにかかる時間を説明する図である。 虹彩認証の際の眼の位置合わせのためのガイドを例示する図である。 虹彩認証の実行開始時の状況と認証性能との関係を例示する図である。 手袋と指紋認証との関係を例示する図である。 実施形態に係る認証設定を例示する図である。 条件情報を例示する図である。 手袋モードの設定を例示する図である。 スケジュール情報を例示する図である。 第1の実施形態に係る認証処理を例示する図である。 実施形態に係る省電力判定処理を例示する図である。 通知情報を例示する図である。 ガイドを例示する図である。 第2の実施形態に係る認証処理を例示する図である。 実施形態に係る情報処理装置を実現するためのコンピュータのハードウェア構成を例示する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。なお、複数の図面において対応する要素には同一の符号を付す。
図1は、例示的な情報処理装置100を例示する図である。情報処理装置100は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ(PC)、ノートPCなどの生体認証を実行する装置である。情報処理装置100は、例えば、複数の生体認証装置101を備える。生体認証装置101は、例えば、生体認証に用いるための指紋や虹彩の情報などの生体情報を収集する装置である。図1(a)に示す例では、情報処理装置100は、生体認証装置101として、指紋認証装置111と、虹彩認証装置112を備えている。虹彩認証装置112は、例えば、赤外線発光ダイオード121(IR LED:Infrared Light Emitting Diode)と、撮像装置122とを含む。赤外線発光ダイオード121は、赤外線を照射する。撮像装置122は、一例では、赤外線カメラであっておく、赤外線を検出するセンサを備え、赤外線を写した画像を撮像する。そして、虹彩認証装置112は、例えば、図1(b)に示す様に、ユーザの眼に赤外線発光ダイオード121で赤外線を照射し、その反射光を撮像装置122で撮像して、虹彩の画像を得る。情報処理装置100は、指紋認証装置111で取得した指紋の情報や、虹彩認証装置112で取得した虹彩の情報などの生体情報を用いて、生体認証を実行してよい。また、一実施形態においては、情報処理装置100は、タッチパネル102を備えていてもよい。
図2は、複数の生体認証装置101を備える情報処理装置100における認証設定と、認証設定に応じた認証処理とを説明する図である。図2には情報処理装置100の認証設定画面が例示されており、ユーザは認証設定画面において、虹彩認証と指紋認証のそれぞれをON(オン)及びOFF(オフ)に切り替えることができる。例えば、図2(a)では、虹彩認証のみがONに設定されており、この場合、情報処理装置100は、虹彩認証装置112のみを起動して、虹彩認証装置112を用いて虹彩認証を実行する。一方、図2(b)では、例えば、指紋認証のみがONに設定されており、この場合、情報処理装置100は、指紋認証装置111のみを起動して、指紋認証装置111を用いて指紋認証を実行する。図2(c)では、虹彩認証と指紋認証の双方がONに設定されており、この場合、情報処理装置100は、虹彩認証装置112と指紋認証装置111の双方を起動し、いずれか認証早かった方の生体認証装置101を用いて認証を完了させる。複数の生体認証装置101を起動することで、例えば、ユーザは状況に応じて認証方式を選択することができ、ユーザの利便性は向上する。
しかしながら、認証のために複数の生体認証装置101を起動すると、それぞれの生体認証装置101が電力を消費するため、それだけ消費電力が増大する。そして、認証処理が繰り返し実行されると、認証で消費される電力がバッテリの電力残量に与える影響はより大きくなる。
一方で、情報処理装置100には、長時間駆動が望まれている。また、例えば女性は、小型で軽量な端末を求める傾向があり、そうしたニーズにも合わせるために、バッテリのサイズが制限されることもある。こうしたなか、情報処理装置100の更なる省電力化が望まれている。従って、複数の生体認証装置101を備える情報処理装置100において、認証の際の消費電力を抑えることのできる技術の提供が望まれている。
そこで、以下で述べる実施形態では複数の生体認証装置101を備える情報処理装置100は、生体認証の実行開始時に、センサで検出された検出情報に基づいて一部の生体認証装置101を起動しないように制御する。そして、情報処理装置100は、複数の生体認証装置101のうちで一部の生体認証装置101を除いた残りの生体認証装置101を起動し、生体認証を実行する。ここで、起動が抑止される一部の生体認証装置101は、例えば、センサで検出された検出情報から推定される状況において収集する生体情報の品質が劣化し、認証率が低下したり、認証にかかる時間が長引いたりする可能性のある生体認証装置101であってよい。そして、このような生体認証装置101を起動しないように制御することで、認証性能が低下してしまう生体認証装置101であるにもかかわらず、起動してしまい電力を浪費してしまうことを抑止することができる。以下、実施形態を更に詳細に説明する。
図3は、一実施形態に係る情報処理装置100のブロック構成を例示する図である。情報処理装置100は、例えば、制御部301、記憶部302、センサ303、複数の生体認証装置101、表示装置304を含んでいる。制御部301は、例えば起動制御部311、及び認証部312などとして動作する。情報処理装置100の記憶部302は、例えば、後述する認証設定情報800、条件情報900、モード設定情報1000、及びスケジュール情報1100などの情報を記憶している。センサ303は、例えば、加速度センサや照度センサを含んでよく、生体認証装置101の起動の有無を判定するための情報を収集する。表示装置304は、例えば、ディスプレーなどであってよく、表示画面に情報を表示してよい。これらの各部の詳細及び記憶部302に格納されている情報の更なる詳細については後述する。
続いて、生体認証方式の種類に応じた特徴について説明する。生体認証方式には、様々な種類の方式が知られているが、その種類ごとに特徴が異なる。例えば、虹彩認証は、認証にかかる時間が短く、指紋認証と比較して高速に認証が可能であるという利点を有する。
図4は、例示的な虹彩認証と指紋認証とにかかる時間を説明する図である。図4に示す様に、情報処理装置100の制御部301は、例えば、電源ボタンが押されるなどして起動すると、Resume処理を開始する。Resume処理は、プロセッサがスタンバイからアクティベートされるまでにかかる処理である。その後、虹彩認証では、虹彩認証装置112が起動し、眼合わせと認証処理を実行し、認証に成功するとロックを解除する。虹彩認証では、例えば、認証完了までに、最短で約0.8秒で認証を完了することができる。一方、指紋認証装置111では、Resume処理の後、指紋認証装置111が起動し、指合わせを行って、認証を実行し、認証に成功するとロックを解除する。指紋認証では、例えば、認証完了までに最短で約1.2秒で認証を完了することができる。このように、虹彩認証の方が、指紋認証よりも認証にかかる時間は短い。
一方で、虹彩認証では、虹彩認証装置112が備える撮像装置122の画角内の所定の領域にユーザが眼を合わせることが求められる。例えば、図5に示すように、眼の位置合わせのためのガイド501が表示画面に表示され、そこにユーザは眼を合わせる。しかしながら、ユーザが、例えば、歩行している場合など動いていると、情報処理装置100が揺れてしまうなどして眼を合わせにくくなり、虹彩認証装置112で収集する虹彩の画像の品質が低下してしまうことがある。また、炎天下などの光量の多い環境では、撮像装置122で虹彩のパターンを上手く撮像できず、認証に失敗することがある。
図6は、虹彩認証が実行される状況に応じた認証性能を例示している。なお、図6において認証率は、例えば、正規のユーザが認証を行った場合の認証の成功率を表している。また、認証時間は、例えば、正規のユーザが認証を行った場合に認証にかかる時間を表している。また、図6において、認証率はA>B>Cの大小関係を満たしており、認証時間はc>b>aの大小関係を満たしている。即ち、例えば、屋内で光量が制御された環境では、高い認証率;Aを示すが、歩行中になると認証率:Bにまで低下し、更に光量多い屋外の場合、認証率:Bよりも低い認証率:Cを示す。一方、屋外では認証時間:aで最も認証時間が短く、次に歩行中の認証時間:bが短く、屋外では認証時間:cで長くなっている。
そのため、制御部301は、例えば屋外などの光量の多い状況では、或いは、歩行中などの眼合わせを実行しにくい状況では、虹彩認証装置112の起動を抑止して、省電力化を図ってよい。なお、制御部301は、光量の多い状況を、例えば、照度センサなどのセンサ303で検出した照度が所定の閾値よりも高いことから検出してよい。また、制御部301は、歩行中などの眼合わせを実行しにくい状況を、加速度センサで観測された加速度の変化が、歩行中を表す所定の傾向を示したかなどから検出してよい。或いは、別の例では、制御部301は、所定期間において、所定の値以上の加速度の変化が所定の回数以上生じた場合に、眼合わせを実行しにくい状況と推定し、虹彩認証装置112の起動を抑止して、省電力化を図ってよい。
また、指紋認証は、周囲の環境的な要因には認証結果が左右されにくいという特徴がある。一方で、指がドライであったり、湿っていたりすると、指紋認証に失敗することがある。また、例えば、工場や作業現場などで手袋を長時間はめて作業するユーザもいる。例えば、図7に示す様に、ユーザが手袋701をはめていると、そのままでは指紋認証装置111に指紋を入力することができない。そのため、例えば、ユーザが手袋をはめている状況では、制御部301は、指紋認証装置111の起動を抑止して、省電力化を図ってよい。
なお、複数の生体認証装置101を備える情報処理装置100では、一部の生体認証装置101の起動を抑止したとしても、その他の生体認証装置101を起動することで、起動した生体認証装置101を用いて認証を実行することが可能である。以下、第1の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
図8から図14を参照して、第1の実施形態に係る認証処理を説明する。
図8は、実施形態に係る認証設定を例示する図である。図8(a)には、実施形態に係る認証設定画面が例示されている。図8(a)に示す様に、実施形態に係る認証設定画面では、指紋認証と虹彩認証のON及びOFFを設定することができ、ユーザは指紋認証装置111と虹彩認証装置112のON及びOFFを手動で切り替えることが可能である。また更に、実施形態では認証設定画面は、認証開始時にセンサで検出した検出情報に基づいて推定される状況に応じて、指紋認証装置111及び虹彩認証装置112のON及びOFFを自動的に切り換え、省電力化する省電力モードを含んでいる。また、実施形態では認証設定画面は、後述するスケジュール情報1100に設定されたスケジュールに従って、指紋認証装置111及び虹彩認証装置112のON及びOFFを自動的に切り替えるスケジュールモードを含んでいる。なお、認証設定画面で設定された指紋認証、虹彩認証、省電力モード、及びスケジュールモードのそれぞれのON及びOFFの設定は、図j8(b)の認証設定情報800に記憶されていてよい。
図9は、省電力モードにおける指紋認証装置111と虹彩認証装置112のON及びOFFの切り替え条件を規定する条件情報900を例示する図である。条件情報900には、例えば、判定項目、条件、及び設定の情報を含むエントリが登録されていてよい。判定項目は、判定対象の情報を示す。条件は、判定の条件を指定する情報である。設定は、判定で条件を満たした場合にOFFに制御する生体認証装置101を示す情報である。
例えば、条件情報900の判定項目に照度が設定されたエントリは、照度センサで計測された照度が、所定の閾値以上であるという条件を満たせば、虹彩認証をOFFに設定することを示している。上述の様に、虹彩認証は、光量の多い環境では、虹彩認証装置112で収集される虹彩に関する情報の品質が劣化し、認証率が低下したり、認証時間が長くなったりする。この場合、虹彩認証装置112による認証は十分に機能しない恐れがある。そのため、照度センサで検出された照度が、所定の閾値以上で高い場合には、虹彩認証装置112による認証を行わなくてもよく、制御部301は、認証開始時に虹彩認証装置112を起動しないように制御よい。それにより、制御部301は、例えば、光量の多い環境に起因して虹彩認証装置112による認証に失敗する恐れのある状況で、虹彩認証装置112を起動してしまい、電力を消費してしまうことを抑止することができる。その結果、認証処理において電力を効率的に利用でき、電力消費を抑えることが可能である。なお、所定の閾値は、例えば、照度センサで計測された照度が閾値未満の値であれば、認証率の低下や、認証時間の長期化が許容範囲内に収まる値に設定されてよい。
また、例えば、条件情報900の判定項目に加速度が設定されたエントリは、加速度センサで計測された加速度の所定期間における変化が、所定の条件を満たせば、虹彩認証をOFFに設定することを示している。なお、例えば、加速度の変化から、情報処理装置100を保持するユーザが歩行中であることを検出する技術がある。所定の条件は、一例では、歩行中であることを示す加速度の変化であってよい。上述の様に、虹彩認証は、ユーザが歩行中であると眼合わせが上手くいかないことがあり、虹彩認証装置112で収集される虹彩に関する情報の品質が劣化し、認証率が低下したり、認証時間が長くなったりすることがある。この場合、虹彩認証装置112による認証は十分に機能しない恐れがある。そのため、例えば、認証開始時の所定期間において加速度センサで計測された加速度の変化から、ユーザが歩行中であることが検出された場合、虹彩認証装置112による認証を行わなくてもよい。そして、制御部301は、認証開始時に虹彩認証装置112を起動しないように制御よい。それにより、制御部301は、例えば、ユーザの動きに起因して眼合わせに失敗する恐れのある状況で、虹彩認証装置112を起動してしまい、電力を消費してしまうことを抑止することができる。その結果、認証処理において電力を効率的に利用でき、電力消費を抑えることが可能である。なお、所定の条件は、ユーザが歩行中であることを検出する条件に限定されるものではない。所定の条件は、例えば、ユーザが走っているなど激しく動いていたり、悪路を車で走行して大きく揺れていたりなど、眼合わせが困難な状況を検出するその他の条件であってもよい。
また、例えば、条件情報900の判定項目に手袋モードが設定されたエントリは、情報処理装置100において手袋モードがONに設定されている場合、指紋認証をOFFに設定することを示している。例えば、情報処理装置100に手袋モードを設定可能であることがある。手袋モードとは、例えば、ユーザが手袋をはめた状態で、手袋越しに手などの生体を接触させてもタッチパネル102で検出可能であるように、タッチパネル102によるタッチの検出感度を高める検出モードである。
図10は、手袋モードの設定を例示する図である。例えば、図10(a)の設定画面でユーザが手袋モードをONにすると、モード設定情報1000において手袋モードがONに設定される。手袋モードでは、制御部301は、例えば、手袋を装着した手でもタッチパネル102への接触を検出できるように、タッチパネル102によるタッチの検出感度を高める。ここで、手袋モードでは、ユーザが手袋をしていることが推定されるが、手袋をしている状態では、ユーザは指紋を指紋認証装置111に入力することができない。そのため、制御部301は、例えば、認証開始時にモード設定情報1000を参照し、手袋モードがONに設定されている場合は、指紋認証装置111を起動しないように制御してよい。それにより、制御部301は、例えば、ユーザが手袋をはめていて指紋を指紋認証装置111に入力できない状態で、指紋認証装置111を起動してしまい、電力を消費してしまうことを抑止することができる。その結果、認証処理において電力を効率的に利用でき、電力消費を抑えることが可能である。
また、第1の実施形態では、制御部301は、例えば、スケジュールに従って、認証開始時に、情報処理装置100に備えられた複数の生体認証装置101のいずれかを起動しないように制御してもよい。
図11は、スケジュール情報1100を例示する図である。スケジュール情報1100には、例えば、複数の生体認証装置101のうちの少なくとも1つの生体認証装置101について、OFFにする日時や場所を示すスケジュールを規定するエントリが登録されていてよい。なお、図11の例では、エントリには、指紋認証装置111と虹彩認証装置112とについてのスケジュールが登録されている。スケジュール情報1100のエントリは、例えば、条件種別、指紋設定、及び虹彩設定を含む。条件種別は、例えば、生体認証装置101をOFFにする条件を指定するために用いる条件の種別を示す情報である。指紋設定には、例えば、エントリの条件種別で指定された種別で、認証開始時に指紋認証装置111を起動しないように制御する条件が設定されている。また、虹彩設定は、例えば、エントリの条件種別で指定された種別で、認証開始時に虹彩認証装置112を起動しないように制御する条件が設定されている。
例えば、図11の例では、条件を規定する条件種別に、開始時刻と終了時刻、繰り返しパターン、開始日と終了日、場所などの種別が含まれている。ユーザは、図11に示すように、開始時刻と終了時刻、繰り返しパターン、開始日と終了日、場所などの種別で、認証開始時に指紋認証装置111又は虹彩認証装置112を起動しない条件を指紋設定又は虹彩設定にそれぞれ指定することができる。なお、制御部301は、認証開始時に、エントリで指定される条件を満たせば、条件と対応する指紋認証装置111や虹彩認証装置112を起動しないように制御してよい。
例えば、以上で述べた様に、実施形態によれば、制御部301は、センサ303で検出した検出情報に基づいて、或いは、モード設定情報1000やスケジュール情報1100の設定に基づいて、認証開始時に生体認証装置101を起動しないように制御してよい。
図12は、第1の実施形態に係る認証処理を例示する図である。制御部301は、例えば、情報処理装置100のロック解除の開始指示が入力されると、図12の動作フローを開始してよい。ユーザは、例えば、電源ボタンやホームキーなどのハードキーやソフトウェアキーに入力することで、情報処理装置100にロック解除の開始指示を入力してよい。
ステップ1201(以降、ステップを“S”と記載し、例えば、S1201と表記する)において制御部301は、認証設定情報800を参照し、虹彩認証の設定がONであるか否かを判定する。虹彩認証の設定がOFFである場合(S1201がNO)、フローはS1206に進む。一方、虹彩認証の設定がONである場合(S1201がYES)、フローはS1202に進む。
S1202において制御部301は、認証設定情報800を参照し、指紋認証の設定がONであるか否かを判定する。指紋認証の設定がOFFである場合(S1202がNO)、フローはS1206に進む。一方、指紋認証の設定がONである場合(S1202がYES)、フローはS1203に進む。S1203において制御部301は、省電力判定処理を実行する。
図13は、実施形態に係る省電力判定処理を例示する図である。制御部301は、例えば、S1203に進むと、図13の動作フローを開始してよい。
S1301において制御部301は、認証設定情報800を参照し、省電力モードがONに設定されているか否かを判定する。省電力モードがOFFに設定されている場合(S1301がNO)、本動作フローは終了し、フローは図12のS1204に進む。一方、省電力モードがONに設定されている場合(S1301がYES)、フローはS1302に進む。
S1302において制御部301は、条件情報900の判定項目:照度のエントリを参照して、照度が閾値以上か否かを判定する。照度が閾値以上でない場合(S1302がNO)、フローはS1303に進む。一方、照度が閾値以上である場合(S1302がYES)、フローはS1304に進む。
また、S1303において制御部301は、条件情報900の判定項目:加速度のエントリを参照して、加速度センサで検出された加速度が所定の条件を満たすか否かを判定する。例えば、所定の条件は、加速度に基づいてユーザの歩行状態を検出する条件であってよい。別の実施形態では、所定の条件は、例えば、加速度から眼合わせが困難な状態を検出する条件(例えば、単位時間当たりに加速度が、所定の閾値以上の大きさで所定の回数以上変動し、揺れているかなど)であってもよい。加速度が所定の条件を満たさない場合(S1303がNO)、フローはS1305に進む。一方、加速度センサで検出した加速度が所定の条件を満たす場合(S1303がYES)、フローはS1304に進む。
S1304において制御部301は、認証設定情報800の虹彩認証の設定をOFFに設定する。そのため、例えば、照度が高かったり、眼合わせが困難であったりして虹彩認証装置112で収集される虹彩に関する情報の品質が劣化する状況で、虹彩認証装置112を起動してしまうことを、後述するS1206において抑制することができる。S1304の処理を実行すると、フローはS1305に進む。
S1305において制御部301は、条件情報900の判定項目:手袋モードのエントリを参照して、モード設定情報1000において手袋モードがONに設定されているか否かを判定する。手袋モードがONに設定されている場合(S1305がYES)、フローはS1306に進む。S1306において制御部301は、認証設定情報800の指紋認証をOFFに設定し、本動作フローは終了する。そのため、例えば、ユーザが手袋をはめていて指紋認証が実行され難い状況で、指紋認証装置111を起動してしまうことを、後述するS1206において抑制することができる。
また、S1305において手袋モードがOFFの場合(S1305がNO)、本動作フローは終了し、フローは図12のS1204に進む。
S1204において制御部301は、認証設定情報800を参照し、スケジュールモードがONか否かを判定する。スケジュールモードがOFFの場合(S1204がNO)、フローはS1206に進む。一方、スケジュールモードがONの場合(S1204がYES)、フローはS1205に進む。
S1205において制御部301は、スケジュール情報1100を参照し、ロック解除のための認証の開始時に満たされているスケジュールに従って、認証設定情報800を設定する。例えば、ロック解除のための認証の開始時の時刻が、条件種別:開始時間,終了時間の指紋設定に示される8:00〜18:00の間であれば、制御部301は、認証設定情報800の指紋認証をOFFに設定してよい。また、例えば、ロック解除のための認証の開始時に情報処理装置100の位置が、スケジュール情報1100の条件種別:場所に示される位置から所定の距離以内であれば、制御部301は、認証設定情報800の虹彩認証をOFFに設定してよい。そのため、ユーザは、情報処理装置100に備えられた一部の生体認証装置101を利用しない予定をスケジュール情報1100に登録しておくことで、以下のS1206において利用しない生体認証装置101の起動を抑止することができる。
S1206において制御部301は、認証設定情報800の虹彩認証と、指紋認証とを参照し、設定に従って生体認証装置101を起動する。例えば、制御部301は、虹彩認証がONに設定されていれば、虹彩認証装置112を起動してよく、OFFに設定されていれば虹彩認証装置112を起動しない。また、制御部301は、指紋認証がONに設定されていれば、指紋認証装置111を起動してよく、OFFに設定されていれば指紋認証装置111を起動しない。
S1207において制御部301は、虹彩認証と指紋認証のいずれかのみを起動したか否かを判定する。両方を起動している場合(S1207がNO)、フローはS1209に進む。一方、虹彩認証と指紋認証のいずれか一方のみを起動した場合(S1207がYES)、フローはS1208に進む。S1208において制御部301は、一方の生体認証装置101しか起動していないことを示す通知情報を通知する。
図14は、通知情報を例示する図である。図14(a)は、虹彩認証と指紋認証とのうち虹彩認証装置112のみを起動した場合の通知情報を例示しており、虹彩認証しか使えないことが示されている。また、図14(b)は、虹彩認証と指紋認証とのうち指紋認証装置111のみを起動した場合の通知情報を例示しており、指紋認証しか使えないことが示されている。ユーザは、通知情報の通知を見ることで、例えば、一方の認証しか使えないことを知ることができる。そのため、起動していない認証方式が使えないとしても情報処理装置100に異常がないことを知ることができる。
S1209において制御部301は、起動した生体認証装置101に生体情報が入力されるのを待機し、入力された生体情報を用いて認証を実行し、認証に成功したか否かを判定する。認証に失敗した場合(S1209がNO)、本動作フローは終了する。一方、認証に成功した場合(S1209がYES)、フローはS1210に進む。S1210において制御部301は、情報処理装置100のロックを解除し、本動作フローは終了する。
以上で述べた様に、第1の実施形態ではセンサ303で検出した検出情報に基づいて、複数の生体認証装置101のうちの一部の生体認証装置101を起動しないように制御する。そのため、例えば、センサ303で検出された検出情報から、一部の生体認証装置101による生体情報の収集に適さない状況であることが推定された場合に、その生体認証装置101を起動してしまい電力を消費してしまうことを抑止できる。
例えば、光量の多い環境に起因して虹彩認証装置112で収集される虹彩に関する情報の品質が低下する恐れがある。そのため、上述の第1の実施形態では、照度センサで検出された照度が所定の閾値以上で高い場合、制御部301は、認証開始時に虹彩認証装置112を起動しないように制御している。それにより、虹彩認証装置112による電力の浪費を削減できる。
また、例えば、ユーザが歩行中である場合など眼合わせが困難な状況では、虹彩認証装置112で収集される虹彩に関する情報の品質が低下する恐れがある。そのため、上述の第1の実施形態では、加速度センサで検出された加速度が、ユーザの歩行状態など眼合わせが困難な状況を示す場合には、制御部301は、認証開始時に虹彩認証装置112を起動しないように制御している。それにより、虹彩認証装置112による電力の浪費を削減できる。
更には、例えば、ユーザが手袋をはめている状態では指紋を指紋認証装置111に入力することができない。そのため、上述の第1の実施形態では、モード設定情報1000で手袋モードがONの場合には、制御部301は、認証開始時に指紋認証装置111を起動しないように制御している。それにより、指紋認証装置111による電力の浪費を削減できる。
また更には、上述の実施形態では、例えば、ユーザが情報処理装置100に備えられた一部の生体認証装置101を利用しない予定がある場合、ユーザは、その予定の情報をスケジュール情報1100に登録している。そして、スケジュール情報1100を参照することで、認証開始時に利用しない予定となっている生体認証装置101を起動しないように制御している。そのため、利用される可能性の低い生体認証装置101を起動してしまい、電力を浪費することを回避することができる。
また、上述の実施形態では、情報処理装置100が備える生体認証装置101のうちの一部を起動しない場合、残りの生体認証装置101しか利用できないことを通知情報で通知している。そのため、ユーザは、例えば、一部の認証方式が使えないとしても情報処理装置100に異常がないことを知ることができる。
以上で述べた様に、第1の実施形態によれば、認証処理において電力を効率的に利用することができる。
なお、図12の認証処理の実行開始時に、認証設定情報800の省電力モード又はスケジュールモードのいずれかがONに設定されている場合、制御部301は、S1201の処理の実行前に認証設定情報800の虹彩認証と指紋認証をONに設定してよい。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、複数の生体認証装置101のうちで、認証開始時にセンサ303の検出値や設定から推定される状況や、スケジュールなどに基づいて、一部の生体認証装置101を起動しないように制御して、省電力化を図る例が示されている。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、更なる省電力化が図られてもよい。第2の実施形態では、例えば、虹彩認証装置112を起動しないように制御して、指紋認証装置111で認証を実行する場合、表示装置304をOFFにするなど、表示装置304への表示を抑止して更なる省電力化を図る。
これは、例えば、指紋認証などのように、ユーザが生体認証装置101に生体を接触させて生体情報を入力する場合、情報処理装置100の筐体に、窪みや突起などの凹凸で生体の接触部位を示すガイドが形成されることがあるためである。
図15は、指を接触させる部位を示すガイド1501を例示する図である。図15には、情報処理装置100の筐体1500に備えられた指紋認証装置111の周辺領域を正面(図15の(a))からと、側面(図15の(b))から示す図が示されている。
筐体1500には、指1502を接触させて生体情報を入力する対象である指紋認証装置111が備えられている。そして、指紋認証装置111の周辺領域には窪みで、指1502の接触箇所を示すガイド1501が形成されている。ガイド1501が形成される場合、生体を接触させる部位を示す情報を表示画面に表示しなくても、ユーザは指1502の接触箇所がガイド1501の位置だと認識することができる。そのため、表示装置304をOFFにするなど、表示装置304への表示を抑止し、消費電力を削減することができる。
なお、例えば、虹彩認証では、生体情報は撮像装置122でユーザの眼を撮像することで非接触に入力される。ユーザの眼合わせのために表示装置304にガイド501を表示することは、例えば、図5に示す様にガイド501で眼の位置を確認することができるため、好ましい。
図16は、第2の実施形態に係る認証処理を例示する図である。制御部301は、例えば、情報処理装置100のロック解除の開始指示が入力されると、図16の動作フローを開始してよい。ユーザは、例えば、電源ボタンやホームキーなどのハードキーやソフトウェアキーに入力することで、情報処理装置100にロック解除の開始指示を入力してよい。
なお、図16の動作フローは、図12の動作フローと対応しており、例えば、制御部301は、S1601からS1606の処理で、S1201からS1206の処理と同様の処理を実行してよい。
S1607において制御部301は、S1606で指紋認証装置111のみを起動したか否かを判定する。指紋認証装置111のみを起動している場合(S1607がYES)、フローはS1608に進む。S1608において制御部301は、表示装置304をOFFにするなどして、表示装置304への表示を抑止する。そのため、表示装置304の消費電力を削減することができる。表示装置304の消費電力を削減すると、フローはS1609に進む。
一方、S1607において、虹彩認証装置112も起動されている場合(S1607がNO)、フローはS1611に進む。S1611において制御部301は、表示装置304の表示画面に認証の仕方を示すガイドを表示し、フローはS1609に進む。
続く、S1609及びS1610の処理は、図12のS1209及びS1210の処理と対応していてよく、制御部301は、一例では、S1609及びS1610の処理において、S1209及びS1210の処理と同様の処理を実行してよい。S1610の処理が完了すると、本動作フローは終了する。
第2の実施形態では、起動した生体認証装置101が、例えば、指紋認証装置111などの筐体1500への生体の接触を伴う認証方式のみである場合、表示装置304の電源をOFFにするなどして表示装置304への表示を抑止し、消費電力を省電力化する。そのため、第1の実施形態が奏する効果に加えて、更なる省電力化を図ることができる。
以上において、実施形態を例示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、上述の動作フローは例示であり、実施形態はこれに限定されるものではない。可能な場合には、動作フローは、処理の順番を変更して実行されてもよく、別に更なる処理を含んでもよく、又は、一部の処理が省略されてもよい。例えば、図12のS1201とS1202の処理、及び、図16のS1601とS1602の処理はそれぞれ順序を入れ替えて実行してもよい。また、例えば、別の実施形態では、S1203の処理と、S1204及びS1205の処理とのうちの一方は省略されてもよい。
また、上述の実施形態では、条件情報900やスケジュール情報1100において、生体認証装置101を起動しない条件を設定する例を述べているが、実施形態はこれに限定されるものではない。別の実施形態では、生体認証装置101を起動する条件が設定されていてもよい。また、更に、例えば、条件情報900とスケジュール情報1100の一方の設定を優先するように、優先順位が定められていてもよい。
また、上述の実施形態では、情報処理装置100のロックの解除時の認証を例に説明を行っているが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、別の実施形態では、アプリケーションやサービスへのログイン時の認証など、その他の認証に実施形態が適用されてもよい。
また、上述の実施形態では、生体認証装置101として、指紋認証と、虹彩認証を例に説明を行っているが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、実施形態は、静脈認証、手のひら認証、顔認証などその他の認証方式にも適用することができる。
一例として、情報処理装置100が、赤外線発光ダイオード121と撮像装置122とを備え、虹彩認証と顔認証との双方を実行可能であるとする。ここで、顔認証は、照度が低くなると認証精度が落ちる。一方で、顔認証は高い照度でも認証を実行することが可能である。例えば、この場合に、虹彩認証の精度が低下する高い照度において、赤外線発光ダイオード121をOFFに設定し、顔認証を実行することで赤外線発光ダイオード121が消費する電力を削減でき、省電力化を図ることが可能である。
また、例えば、静脈認証、手のひら認証では生体情報の入力に生体の接触をともなう場合があり、情報処理装置100の筐体1500に凹凸などでガイド1501が形成されることがある。そのため、静脈認証、手のひら認証を利用する場合、第2の実施形態の表示装置304の省電力化を図る効果を得ることができる。
なお、上述の実施形態において、例えば、図12のS1201からS1208の処理、並びに図16のS1601からS1608及びS1611の処理において、制御部301は、起動制御部311として動作してよい。また、例えば、図12のS1209及び図16のS1609の処理において、制御部301は認証部312として動作してよい。
図17は、実施形態に係る情報処理装置100を実現するためのコンピュータのハードウェア構成を例示する図である。図17のハードウェア構成は、例えば、プロセッサ1701、メモリ1702、入力装置1703、表示装置304、通信インタフェース1705、指紋認証装置111、虹彩認証装置112、加速度センサ1706、照度センサ1707を含む。なお、メモリ1702、入力装置1703、表示装置304、通信インタフェース1705は、例えば、バス1710を介してプロセッサ1701に接続されていてよい。また、指紋認証装置111、虹彩認証装置112、加速度センサ1706、照度センサ1707も、例えば、バス1710を介してプロセッサ1701に接続されていてよい。
プロセッサ1701は、メモリ1702を利用して例えば上述の動作フローの手順を記述した生体認証制御プログラムを実行することにより、上述した制御部301を含む各部の一部または全部の機能を提供する。例えば、プロセッサ1701は、メモリ1702上で生体認証制御プログラムを読み出して実行することで、起動制御部311、及び認証部312として動作する。
メモリ1702は、例えば半導体メモリであり、RAM領域及びROM領域を含んでいてよい。なお、RAMは、Random Access Memoryの略称である。また、ROMは、Read Only Memoryの略称である。上述の記憶部302は、例えばメモリ1702であってよい。例えば、メモリ1702は、認証設定情報800、条件情報900、モード設定情報1000、及びスケジュール情報1100を記憶していてよい。
入力装置1703は、例えば、ユーザからの入力を受け付けるハードキーやタッチセンサなどのデバイスである。表示装置304は、例えば、ディスプレーなどの情報を表示する装置である。なお、表示装置304と入力装置1703は、統合されたタッチパネル102として実装されてもよい。
通信インタフェース1705は、例えば、プロセッサ1701の指示に従って外部の装置とデータを送受信する。指紋認証装置111は、例えば、ユーザからの指紋に関する情報の入力を受け付けて、プロセッサに出力する。虹彩認証装置112は、例えば、ユーザからの虹彩に関する情報の入力を受け付けて、プロセッサに出力する。虹彩認証装置112は、例えば、赤外線発光ダイオード121と、撮像装置122とを含んでよい。
加速度センサ1706は、例えば、加速度を計測する。照度センサ1707は、例えば、照度を計測する。なお、加速度センサ1706と、照度センサ1707は、例えば、上述のセンサ303の一例である。
なお、図17を参照して述べた情報処理装置100を実現するためのコンピュータのハードウェア構成は、例示であり、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、情報処理装置100は、静脈認証装置などのその他のセンサ303を含んでもよく、SDカードなどの可搬型記憶媒体にアクセスするための読取装置を含んでもよい。また、別の実施形態では、上述の機能部の一部または全部の機能がFPGA及びSoCなどによるハードウェアとして実装されてもよい。なお、FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。SoCは、System-on-a-chipの略称である。
以上において、いくつかの実施形態が説明される。しかしながら、実施形態は上記の実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態及び代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、各種実施形態は、その趣旨及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態が実施され得ることが理解されよう。更には、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して又は置換して、或いは実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。
100 情報処理装置
101 生体認証装置
102 タッチパネル
111 指紋認証装置
112 虹彩認証装置
121 赤外線発光ダイオード
122 撮像装置
301 制御部
302 記憶部
303 センサ
304 表示装置
311 起動制御部
312 認証部
1701 プロセッサ
1702 メモリ
1703 入力装置
1705 通信インタフェース
1706 加速度センサ
1707 照度センサ
1710 バス

Claims (8)

  1. センサと、
    生体認証の実行開始時に、複数の生体認証装置のうちの一部の生体認証装置を前記センサで検出された検出情報に基づいて起動しないように制御し、前記複数の生体認証装置のうち前記一部の生体認証装置を除いた残りの生体認証装置を起動する起動制御部と、
    前記残りの生体認証装置を用いて生体認証を実行する認証部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記センサは加速度センサであり、
    前記複数の生体認証装置は、虹彩認証装置を含み、
    前記起動制御部は、前記生体認証の実行開始時に、前記センサで検出された加速度に基づいて前記情報処理装置を保持するユーザが歩行中であることを検出した場合、前記虹彩認証装置を起動しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記センサは照度センサであり、
    前記複数の生体認証装置は、虹彩認証装置を含み、
    前記起動制御部は、前記生体認証の実行開始時に、前記センサで検出された照度が所定の閾値以上である場合、前記虹彩認証装置を起動しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、更にタッチパネルを含み、
    前記複数の生体認証装置は、指紋認証装置を含み、
    前記起動制御部は、前記生体認証の実行開始時に、前記タッチパネルによる検出モードが、手袋越しに手の接触を検出可能な検出感度を有する手袋モードに設定されている場合、前記指紋認証装置を起動しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、前記複数の生体認証装置のうちの或る生体認証装置の起動を抑止する条件を、日時を示す情報又は場所を示す情報で規定するスケジュール情報を記憶する記憶部を更に含み、
    前記起動制御部は、更に、前記生体認証の実行開始時に、前記スケジュール情報に規定される前記条件が満たされている場合、前記或る生体認証装置を起動しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置は、更に、表示装置を含み、
    前記起動制御部は、前記虹彩認証装置を起動しないように制御した場合、前記表示装置への表示を抑止することを特徴とする、請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  7. 生体認証の実行開始時に、複数の生体認証装置のうちの一部の生体認証装置をセンサで検出された検出情報に基づいて起動しないように制御し、
    前記複数の生体認証装置のうち前記一部の生体認証装置を除いた残りの生体認証装置を起動し、
    前記残りの生体認証装置を用いて生体認証を実行する、
    ことを含む、情報処理装置が実行する生体認証制御方法。
  8. 生体認証の実行開始時に、複数の生体認証装置のうちの一部の生体認証装置をセンサで検出された検出情報に基づいて起動しないように制御し、
    前記複数の生体認証装置のうち前記一部の生体認証装置を除いた残りの生体認証装置を起動し、
    前記残りの生体認証装置を用いて生体認証を実行する、
    処理を情報処理装置に実行させる生体認証制御プログラム。
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