JP2017107317A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の種類のロック解除機能を備える電子機器において、ロック解除の操作性をいっそう向上させる技術を提供する。【解決手段】電子機器は、複数の種類のロック解除機能を備える。電子機器は、電子機器に対し予め決められた操作を受け付けた時または場所のうち少なくともいずれかに関する情報を取得する。電子機器は、予め決められた操作を受け付ける場合に、複数のロック解除機能のうち、ロック解除の操作を受け付ける局面において利用可とされるロック解除機能を実行する。ロック解除の操作を受け付ける局面としては、ユーザのスケジュールにより指定される時間帯、ユーザが予め登録する場所として登録地または無線アクセスポイントがある。電子機器は、ロック解除機能によるロック解除の操作を受け付けた場合にロックを解除する。【選択図】図7

Description

本開示は、電子機器に関し、特に、ロック解除の技術に関する。
近年、電子機器の軽量化が進み、様々な場面で広く利用されている。電子機器として、例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップ型PC(Personal Computer)などがある。ラップトップ型PCの中には、ディスプレイとキーボードとが分離可能となっているものもあり、これらを分離することで、タブレットとして使用することができるものもある。また、近年、スマートフォンのディスプレイサイズが大型化してきており、4インチ〜6インチのディスプレイを有するスマートフォンも利用されている。スマートフォンのディスプレイの大型化とともに、スマートフォンおよびタブレットの機能を併せ持つ端末として、いわゆる「ファブレット(Phablet)」と呼ばれる端末も登場してきている。また、近年、例えば腕時計型のウェアラブルデバイスも登場してきている。
電子機器は、ユーザにとって重要なファイル、電話帳など個人情報を格納したデータなど第三者から容易に閲覧されないことが望ましい情報を記憶している。そのため、電子機器は、操作画面をロックして、ロック解除の操作を受け付けることでユーザを認証する機能を提供している。ロック解除の方法は、第三者によるなりすましの認証を防ぐため、セキュリティの強度に留意しつつ、ロック解除のための操作がユーザにとって複雑になりすぎないよう様々な技術が検討されている。例えば、電子機器は、ロック解除機能として、ユーザの顔画像を撮影することで認証する顔認証、ユーザの音声入力を受け付けて認証する音声認証、ユーザの指紋を認識することで認証する指紋認証、パスワードの入力を受け付けて認証するパスワード認証、画面に表示されるパターン画像をユーザがタッチ操作でなぞる軌跡に基づき認証するパターン認証など様々な機能に対応している。
このようなロック解除におけるユーザの認証処理の操作性を向上させるため、例えば、特開2014−13493号公報(特許文献1)は、多様な把持状態に合わせてユーザの認証処理を実施可能とする技術を記載している。
特開2014−13493号公報
特許文献1に記載された技術によると、ユーザが携帯端末を把持する各把持状態に応じて、携帯端末を利用可能なユーザであるか認証するため、正当ではないユーザを誤って正当なユーザと認証してしまう可能性を低減している。
しかし、ユーザが電子機器を使用する局面は様々なものがあるため、把持状態による認証とは別のロック解除機能によってユーザを認証することがより望ましい状況もありうる。例えば、把持状態によるロック解除と比べて、よりセキュリティ強度が高いと考えられるロック解除機能を優先したいとユーザが希望する局面もありうる。また、ユーザが電子機器を利用する局面によっては、あるロック解除機能を利用することが望ましい場合もあれば、そうでない場合もある。例えば、電子機器が音声認識によるロック解除機能に設定されている場合、電子機器の周辺が静かであると、音声認識によるロック解除機能の発揮には支障が少ないものの、例えばユーザが会議中であるなど、音声認識によってロック解除機能を発揮することが好ましくない場合もある。一方、ユーザが自室に滞在しているときなど、音声認識によってロック解除機能を発揮することが妥当な局面もある。
そこで、本開示のある局面における目的は、ユーザが電子機器を使用する局面に応じて、ユーザにとって最適なロック解除機能を電子機器に発揮させる技術を提供することである。
一実施形態に従う電子機器は、複数の種類のロック解除機能に対応したものである。電子機器は、ユーザが電子機器に対しロック解除の操作をする局面と、各ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかとを対応付けた解除対応情報を記憶するように構成された記憶部と、電子機器の動作を制御するように構成された制御部とを備える。制御部は、電子機器に対する予め決められた操作を受け付けた時または場所のうち少なくともいずれかに関する情報を取得する取得部と、予め決められた操作を受け付ける場合に、取得部により取得される、予め決められた操作を受け付ける時または場所のうち少なくともいずれかと、解除対応情報とに基づいて、複数のロック解除機能のうち、ロック解除の操作を受け付ける局面において利用可とされるロック解除機能を実行する解除機能設定部と、解除機能設定部により実行されるロック解除機能によるロック解除の操作を受け付けた場合にロックを解除するロック解除部とを含む。
一実施形態に従う電子機器は、ユーザが電子機器に対しロック解除の操作をする局面に応じて利用可能なロック解除機能をユーザに提供するため、ロック解除時の操作性をいっそう向上させることができる。
この発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
実施の形態の電子機器10の外観および構成を概略的に示す図である。 電子機器10が、電子機器10が使用される環境に応じて複数の画面ロック解除機能を切り替える処理を機能的に示す図である。 解除対応情報154のデータ構造を示す図である。 利用可否情報151と通常ロック設定情報152とのデータ構造を示す図である。 電子機器10が、ユーザがロック解除の操作をする局面に対応するロック解除機能を実行する処理を示すフローチャートである。 図5に示す処理に続き、電子機器10が電子機器10の使用環境に応じて各画面ロック解除機能を切り替える処理を示すフローチャートである。 ユーザが電子機器10に対しロック解除の操作をする局面に応じたロック解除の表示例を示す図である。 実施の形態で説明した画面ロック解除の切り替え制御の画面表示の例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<実施の形態1>
図1と図2とを参照し、実施の形態の電子機器10の構成を説明する。
実施の形態の電子機器10は、ユーザが電子機器10に対しロック解除の操作をする局面と、各ロック機能を利用可とするか利用不可とするかを対応付けて記憶している。電子機器10は、ユーザから予め決められた操作を受け付ける場合に、ユーザがロック解除の操作をする局面に応じて、各局面で利用可とされるロック解除機能を実行する。また、電子機器10は、ユーザが電子機器10に対しロック解除の操作をする局面において、各局面で利用可とされるロック解除機能がない場合に、信号取得部155により電子機器10の使用環境を示す信号を受信する。電子機器10は、受信した信号と、電子機器10が使用される使用環境と各ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかとを対応付けた利用可否情報151とに基づいて、電子機器10の使用環境において利用可とされるロック解除機能を実行する。
図1は、実施の形態の電子機器10の外観および構成を概略的に示す図である。図1(A)は、電子機器10の外観を示し、電子機器10の筐体のディスプレイ142が配置される面を示す図である。図1(B)は、電子機器10の構成を示すブロック図である。
電子機器10は、例えば、スマートフォン、タブレットその他の電子機器である。図1(B)に示すように、電子機器10は、アンテナ101と、無線通信部111と、物理操作キー131と、GPSモジュール132と、グリップセンサ134と、カメラ135と、指紋認証センサ136と、操作受付部(タッチパネル)141と、ディスプレイ142と、電源制御部144と、バッテリ145と、音声処理部146と、マイク147と、スピーカ148と、照度センサ149と、記憶部150と、制御部160とを含む。
電子機器10は、複数の種類の画面ロック解除機能に対応する。画面ロック解除機能とは、電子機器10を使用するユーザが正当なユーザであるか否かを認証するものであり、不正なユーザによる電子機器10の無断使用を抑止する。電子機器10は、画面ロック解除機能として、(1)ユーザの指紋を認証するもの、(2)ユーザの音声を認証するもの、(3)ユーザの顔画像を認証するもの、(4)画面ロック解除をするためのパスワードの入力を受け付けることで認証するもの、(5)ディスプレイ142に表示される複数のパターン画像をユーザがなぞる軌跡によって認証するもの、など様々なものを実行することができる。電子機器10は、例えば画面表示がオフからオンにする操作がなされたときに、少なくともいずれか1つの画面ロック解除機能を実行することでユーザを認証する。
電子機器10は、図1(B)に信号取得部155として示すように、各種センサ、操作受付部141およびマイク147等により、電子機器10の使用環境を示す信号を取得する。電子機器10の使用環境を示す信号とは、例えば、電子機器10の周辺の音に関する情報(音量など)、電子機器10の位置情報、電子機器10の周辺の明るさに関する情報(照度など)、電子機器10を使用するユーザの着用物に関する情報その他の情報がある。電子機器10は、電子機器10の周辺の音に関する情報を、例えば、マイク147により集音することで取得する。電子機器10は、電子機器10が移動中であるか、任意の地点にあるか等の電子機器10の位置情報を、GPSモジュール132等によって取得する。電子機器10は、電子機器10の周辺の明るさに関する情報を、照度センサ149等により取得する。電子機器10は、電子機器10を使用するユーザの着用物に関する情報を、例えば操作受付部141、感圧センサ143、グリップセンサ134その他のデバイスによって出力される信号により取得する。例えば、ユーザの着用物としては、ユーザが手袋を着用しているか否かがある。静電容量方式でユーザのタッチ操作を受け付けるタッチパネルに対する入力操作に手袋が対応していない場合、ユーザは、手袋を着用したままでは、タッチパネルに対する入力操作を行えないこととなる。この場合、電子機器10がディスプレイ142にパターン画像を表示してユーザを認証するパターン認証を行ったとしても、ユーザはパターン認証による画面ロック解除を行うことが困難となる。感圧センサ143は、ディスプレイ142に対する押圧を検出する。電子機器10は、このように、静電容量方式のタッチパネル(操作受付部141)と、感圧式の感圧センサ143とを備えてユーザの操作を検出する。電子機器10は、感圧センサ143からの信号によりユーザがディスプレイ面を押圧していることを示す信号を取得し、グリップセンサ134からユーザが電子機器10を把持していることを示す信号を取得し、操作受付部141からはユーザのタッチ操作を示す信号が検出されない場合に、ユーザが手袋をして操作していること等によりタッチパネルに対する入力操作が困難な状態であると判定する。
図1(A)に示すように、電子機器10は、筐体のディスプレイ142が配置される面(正面とする)と同じ面に、物理操作キー131と、指紋認証センサ136と、カメラ135と、スピーカ148と、照度センサ149とを備える。電子機器10は、正面に操作受付部141と、ディスプレイ142とを備える。電子機器10の筐体に、ディスプレイ142と、操作受付部141と、カバーガラスとが積層されてはめ込まれているが、これに限らず、タッチパネル機能を内蔵するディスプレイを使用してもよいし、タッチパネルとカバーガラスとが一体となったもの(カバーガラス一体型タッチパネル)を使用してもよい。操作受付部141は、ユーザの指やスタイラスペンなどの接触を検出する。ディスプレイ142は、描画のための信号に基づき、文字入力のための仮想キーボード、アイコン、静止画、動画、および映像などを表示する。物理操作キー131は、物理的な入力部材であり、ユーザが入力部材を押下する操作を検出して入力操作として受け付ける。カメラ135は、光学撮像素子を備え、例えばユーザが顔認証により画面ロック機能を解除する際に、ユーザの顔を撮影するために用いられる。指紋認証センサ136は、画面ロック解除機能として指紋認証を行う際に、ユーザの指紋を認識するためのセンサである。指紋認証センサ136は、ユーザによる押下操作を受け付けることとしてもよい。照度センサ149は、周囲の明るさを検知し、照度に応じた信号を出力する。
電子機器10は、筐体の側面に、筐体への人体の接触を検知するグリップセンサ134を備える。図1(A)の例では、電子機器10の筐体の両側面にグリップセンサ134が配置される。グリップセンサ134は、例えば静電容量方式のタッチセンサ、圧力の変化を検出するセンサ、温度の変化を検出するセンサその他のセンサであり、電気抵抗の変化、または温度の変化を検知すること等により、グリップセンサ134に対する人体の接触を検知する。
アンテナ101は、電子機器10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ101は、空間から電波を受信して受信信号を無線通信部111へ与える。本実施形態では、電子機器10は、複数の無線通信規格に対応している。通信方式として、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)、その他の通信方式がある。また、電子機器10は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11などの無線LAN規格にも対応する。
無線通信部111は、電子機器10が他の無線機器と通信するため、アンテナ101等を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。無線通信部111は、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。無線通信部111は、電子機器10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部160へ与える。
物理操作キー131は、物理的な入力装置であり、ユーザによる押下操作を受け付ける。物理操作キー131は、ユーザの押下操作に応じて、操作内容を示す信号を制御部160へ出力する。
GPSモジュール132は、衛星測位システムで用いられる受信装置である。衛星測位システムでは、少なくとも3個または4個の衛星からの信号を受信し、受信した信号に基づいて、GPSモジュール132が搭載される電子機器10の現在位置を検出する。
操作受付部141は、ユーザの入力操作を受け付ける。操作受付部141は、例えば静電容量方式のものを用いることによって、ユーザの接触位置を検出する。操作受付部141は、検出したユーザの接触位置を示す信号を入力操作として制御部160へ出力する。また、操作受付部141は、ロック解除のためのユーザの入力操作を受け付ける。
ディスプレイ142は、制御部160の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ142は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
電源制御部144は、電子機器10の各回路に対する電力の供給を制御する。電源制御部144は、例えば電源制御用IC(Integrated Circuit)である。バッテリ145は、電子機器10の各回路を動作させるための電力を供給する供給源である。バッテリ145からの電力は、電源制御部144の制御に従って各回路へ供給される。音声処理部146は、音声信号の変復調を行う。音声処理部146は、マイク147から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部160へ与える。また、音声処理部146は、音声信号をスピーカ148へ与える。音声処理部146は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク147は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部146へ与える。スピーカ148は、音声処理部146から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を電子機器10の外部へ出力する。
記憶部150は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、電子機器10が使用するデータおよびプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部150は、利用可否情報151と、通常ロック設定情報152と、解除対応情報154と、指紋認証情報153(図1では図示しない)とを記憶する。利用可否情報151は、電子機器10が使用される使用環境と、各画面ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかとを対応付けた情報である。利用可否情報151は、複数の画面ロック解除機能と対応付けてセキュリティ強度(優先度)の情報を記憶する。電子機器10は、電子機器10の使用環境において利用可とされる画面ロック解除機能のうち、セキュリティ強度(優先度)が高いものをなるべく使用することで、セキュリティ強度を高めることができる。
通常ロック設定情報152は、電子機器10が通常使用する画面ロック解除機能の設定を示す情報である。指紋認証情報153は、ユーザを認証するため、指紋認証センサ136で取得するユーザの指紋と照合するためのデータである。指紋認証情報153は、正当なユーザの指紋を示すデータである。
解除対応情報154は、ユーザが電子機器10に対しロック解除の操作をする局面と、各ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかとを対応付けた情報である。ロック解除の操作をする局面として、ユーザの予定を示すスケジュール情報により指定される時間におけるユーザの操作と、ユーザにより予め登録された地点におけるユーザの操作と、ユーザにより予め登録された無線アクセスポイントに電子機器10を接続してのユーザの操作などがある。
制御部160は、記憶部150に記憶される制御プログラムを読み込んで、当該制御プログラムに含まれる命令を実行することにより、電子機器10の動作を制御する。制御部160は、例えばアプリケーションプロセッサである。制御部160は、プログラムに従って動作することにより、解除機能設定部161と、ロック解除部162としての機能を発揮する。
解除機能設定部161は、予め決められた操作を受け付ける場合に、ユーザ局面取得部163により取得される、予め決められた操作を受け付ける時または場所のうち少なくともいずれかと、解除対応情報154とに基づいて、複数のロック解除機能のうち、ロック解除の操作を受け付ける局面において利用可とされるロック解除機能を実行する。解除機能設定部161は、予め決められた操作を受け付ける場合に、解除対応情報154がユーザのスケジュールに指定される時間であるときはユーザ局面取得部163により取得される、予め決められた操作を受け付ける時に基づいて、解除対応情報154に対応付けられるロック解除機能を実行する。解除機能設定部161は、予め決められた操作を受け付ける場合に、解除対応情報154が予め登録された地点であるときは、予め決められた操作を受け付けた場所としてユーザ局面取得部163により取得される入力操作を受け付ける地点に基づいて、解除対応情報154に対応付けられるロック解除機能を実行する。解除機能設定部161は、予め決められた操作を受け付ける場合に、解除対応情報154が予め登録された無線アクセスポイントの識別情報であるときは、予め決められた操作を受け付けた場所としてユーザ局面取得部163により取得される、電子機器10が通信可能な無線アクセスポイントの識別情報に基づいて、解除対応情報154に対応付けられるロック解除機能を実行する。解除機能設定部161は、ロック解除の操作を受け付ける局面において利用可とされるロック解除機能がない場合に、通常使用するロック解除機能の設定に示されるロック解除機能を利用できるときは当該設定に示されるロック解除機能を実行する。
また、解除機能設定部161は、電子機器10が予め決められた操作を受け付ける場合に、信号取得部155のセンサ装置等により取得した信号と、記憶部150に記憶される利用可否情報151とに基づいて、複数の画面ロック解除機能のうち、取得した信号に示される電子機器の使用環境において利用可とされる画面ロック解除機能を実行する。解除機能設定部161は、信号取得部155によって取得した信号に示される電子機器10の使用環境において、通常ロック設定情報152の設定に示される、通常使用する画面ロック解除機能が利用可である場合に、この通常使用する画面ロック解除機能を実行し、通常使用する画面ロック解除機能が利用不可である場合に、その他の利用可とされる画面ロック解除機能を実行する。また、解除機能設定部161は、複数の画面ロック解除機能のうち、信号取得部155が取得する信号に示される電子機器10の使用環境において利用可とされる画面ロック解除機能のいずれか1つを実行することとしてもよい。解除機能設定部161は、電子機器10の使用環境において利用可とされる画面ロック解除機能のうち最もセキュリティ強度(優先度)が高い画面ロック解除機能を実行する。
ロック解除部162は、解除機能設定部161によって実行されるロック解除の操作を受け付けた場合に、画面ロックを解除する。
ユーザ局面取得部163は、電子機器10に対する予め決められた操作を受け付けた時、または、場所のうち少なくともいずれかに関する情報を取得する。例えば、ユーザ局面取得部163は、電子機器10に内蔵されている時計機能により、ユーザから電子機器10に対し予め決められた操作を受け付けた時に関する情報を取得する。例えば、ユーザ局面取得部163は、GPSモジュール132の出力に基づいて、電子機器10に対し予め決められた操作を受け付けた場所に関する情報を取得する。例えば、ユーザ局面取得部163は、電子機器10が接続している無線アクセスポイントの識別情報(Service Set Identifier)を取得することで、電子機器10に対し予め決められた操作を受け付けた場所に関する情報を取得する。
図2は、電子機器10が、電子機器10が使用される環境に応じて複数の画面ロック解除機能を切り替える処理を機能的に示す図である。
解除機能設定部161は、画面ロック設定制御部171と、画面ロック判定部172と、画面ロック切替部173と、画面ロック表示部174との処理を行う。画面ロック設定制御部171は、ユーザが設定した画面ロック解除機能を通常ロック設定情報152として記憶部150に記憶させる。
画面ロック判定部172は、信号取得部155から、電子機器10が使用される使用環境を示す信号を取得する。また、画面ロック判定部172は、記憶部150から利用可否情報151と通常ロック設定情報152とを読み出して、通常使用するものとして設定された画面ロック解除機能が、電子機器10の使用環境を示す信号に基づいて利用可能であるか否かを判定する。通常使用するものとして設定された画面ロック解除機能が利用不可と判定された場合、画面ロック判定部172は、利用可否情報151を参照して、セキュリティ強度(優先度)が高く設定された画面ロック解除機能から順に、電子機器10の使用環境を示す信号に基づいて利用可能であるか否かを判定する。すなわち、画面ロック判定部172は、複数の画面ロック解除機能のうち、電子機器10の使用環境において利用可能であり、また、セキュリティ強度が高い画面ロック解除機能がいずれであるかを判定する。
画面ロック切替部173は、画面ロック判定部172の判定結果に従って、電子機器10が実行する画面ロック解除機能を切り替える。画面ロック表示部174は、画面ロック解除機能に対する画面ロック解除のための操作をユーザから受け付けるための所定の表示を行う。例えば、電子機器10は、音声認証による画面ロック解除が利用可能であることをディスプレイ142に表示する。
<データ>
図3および図4を参照して、電子機器10が使用するデータのデータ構造を説明する。
図3は、解除対応情報154のデータ構造を示す図である。図3に示すように、解除対応情報154は、スケジュール情報181と、登録地情報182と、無線アクセスポイント情報183とを含む。
スケジュール情報181は、電子機器10のユーザのスケジュールと、時間帯において使用可能なロック解除機能の指定とを含む情報である。スケジュール情報181は、日付181Aと、開始時刻181Bと、終了時刻181Cと、場所情報181Dと、種別181Eと、認証方式181Fとを含む。
日付181Aは、ユーザのスケジュールが登録されている日を示す。開始時刻181Bは、ユーザのスケジュールが開始する時刻を示す。終了時刻181Cは、ユーザのスケジュールが終了する時刻を示す。場所情報181Dは、ユーザのスケジュールが予定されている場所を示す。種別181Eは、スケジュールの種類をいくつかのカテゴリに分類したいずれのカテゴリであるかを示す。認証方式181Fは、ユーザのスケジュールと対応付けられた認証方式である。例えば、カテゴリ「仕事(会議)」は、ユーザが仕事の予定があることを示しており、この場面では、音声による電子機器10のロック解除は好ましくないと仮定して、顔認証によるロック解除をスケジュール情報181において示している。
登録地情報182は、電子機器10のユーザが予め登録した場所と、使用可能なロック解除機能の指定とを含む情報である。登録地情報182は、登録地名182Aと、住所182Bと、種別182Cと、認証方式182Dとを含む。
登録地名182Aは、ユーザが予め登録した場所の名称を示す。住所182Bは、ユーザが予め登録した場所を特定するための情報(例えば、住所)を示す。種別182Cは、ユーザが予め登録した場所の種類を示す。認証方式182Dは、ユーザが予め登録した場所と対応付けられた認証方式である。
無線アクセスポイント情報183は、電子機器10のユーザが予め登録した無線アクセスポイントの識別情報と、使用可能なロック解除機能の指定とを含む情報である。無線アクセスポイント情報183は、SSID183Aと、パスワード183Bと、種別183Cと、認証方式183Dとを含む。
SSID183Aは、無線アクセスポイントの識別情報を示す。パスワード183Bは、無線アクセスポイントを介して無線通信を行うための、無線アクセスポイントで認証を受けるためのパスワードを示す。種別183Cは、無線アクセスポイントが設置される場所の種類を示す。認証方式183Dは、ユーザが予め登録した無線アクセスポイントと対応付けられた認証方式である。
種別181E、種別182C、および種別183Cに示される各項目(例えば、種別181Eの項目「仕事(会議)」など)は、それぞれ、ロック解除の操作をする局面において利用可能とする認証方式が対応付けられて記憶部150に記憶されていることとしてもよい。こうすることで、ユーザは、例えばスケジュールを登録する際に、スケジュールの種別を指定することにより、適切な認証方式をスケジュールと対応付けることができる。
図4は、利用可否情報151と通常ロック設定情報152とのデータ構造を示す図である。図4に示すように、利用可否情報151の各レコードは、認証方式識別情報151Aと、セキュリティ強度151Bと、周辺の音の影響151Cと、ユーザの着用物の影響151Dと、位置の影響151Eと、周辺の明るさの影響(暗所)151Fと、周辺の明るさの影響(明所)151Gとを含む。図4の例では、通常ロック設定情報152において、ユーザは、認証方式「指紋認証」を、通常使用する画面ロック解除機能として指定している。
認証方式識別情報151Aは、電子機器10が実行することができる複数の画面ロック解除機能のそれぞれを識別する情報である。
セキュリティ強度151Bは、各画面ロック解除機能のセキュリティ強度の設定を示す。セキュリティ強度が高い画面ロック解除機能であるほど、第三者による不正な電子機器10の利用を抑止することができるため、セキュリティ強度151Bは、いずれの画面ロック解除機能を優先して実行するかを示す。
周辺の音の影響151C、ユーザの着用物の影響151D、位置の影響151E、周辺の明るさの影響(暗所)151Fおよび周辺の明るさの影響(明所)151Gは、電子機器10が使用される使用環境において、信号取得部155が取得する信号値に基づき、画面ロック解除の利用を許可(OK)するか利用不可(NG)とするかを対応付けた情報である。例えば、周辺の音の影響151Cは、認証方式識別情報151Aに示される各画面ロック解除機能について、電子機器10の周辺の音の音量が閾値を超える場合に利用可とするか利用不可とするかを示す。電子機器10は、電子機器10の周囲の音をマイク147で集音する。例えば、電子機器10の周辺が、大音量の音が鳴る環境である場合、音声認識によるユーザの認証に支障が生じるおそれがある。
ユーザの着用物の影響151Dは、電子機器10を操作するユーザの着用物の影響により画面ロック解除の操作が困難となる場合に、認証方式識別情報151Aに示される各画面ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかを示す。例えば、静電容量方式のタッチパネルに対応しない手袋をユーザが装着していると、タッチパネルを介した入力操作に基づき画面ロックを解除する画面ロック解除機能を利用することが困難となる。また、ユーザが手袋を着用している場合、指紋認証センサ136による指紋の読み取りも困難となることが想定される。そのため、電子機器10は、例えばユーザが手袋を着用しているなど着用物による影響がある場合、画面ロック解除機能として、音声認識による認証と、ユーザの顔画像による認証とをユーザに提供する。
位置の影響151Eは、電子機器10を携行するユーザが移動することによる画面ロック解除の影響がある場合に、認証方式識別情報151Aに示される各画面ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかを示す。電子機器10は、ユーザが一定速度以上で移動しているか否かを、例えば、GPSモジュール132から逐次位置情報を受信し、各位置情報に示される距離間隔と、位置情報を受信した時間間隔とに基づき判定する。電子機器10は、ユーザが移動している間は、音声認識による画面ロック解除機能と、顔認証による画面ロック解除機能とを利用不可とする。
周辺の明るさの影響(暗所)151Fは、電子機器10の周辺の明るさを照度センサ149の信号値によって取得し、電子機器10の周辺の明るさが閾値を超えない場合に、電子機器10が暗所にあると判定して、電子機器10が暗所にある場合に利用可とする画面ロック解除機能と、利用不可とする画面ロック解除機能とを示す。例えば、電子機器10の周囲が比較的暗い場合、カメラ135によるユーザの顔の撮影が、顔認証に十分な明るさを有していないことがある。
周辺の明るさの影響(明所)151Gは、電子機器10の周辺の明るさを照度センサ149の信号値によって取得し、電子機器10の周辺の明るさが閾値を超える場合に、電子機器10が明所にあると判定して、電子機器10が明所にある場合に利用可とする画面ロック解除機能と、利用不可とする画面ロック解除機能とを示す。
<動作>
図5および図6を参照して、電子機器10の動作について説明する。
図5は、電子機器10が、ユーザがロック解除の操作をする局面に対応するロック解除機能を実行する処理を示すフローチャートである。電子機器10は、予め決められた操作、例えば画面の表示をオフからオンにする操作をユーザから受け付けることにより、図5に示す処理を開始する。
ステップS51において、電子機器10の制御部160は、電子機器10に内蔵される計時機能などにより、現在の日時の情報を取得する。
ステップS53において、制御部160は、スケジュール情報181の開始時刻181Bおよび終了時刻181Cを参照し、現在の日時に対応するスケジュールの登録、すなわち現在の日時に対応する認証方式があるか否かを判断する。現在の日時に対応するスケジュールの登録がある場合(ステップS53において「登録あり」)、制御部160は、ステップS57の処理を行い、そうでない場合(ステップS53において「登録なし」)、ステップS55の処理を行う。
ステップS55において、制御部160は、電子機器10の現在地の情報を、例えば、信号取得部155のGPSモジュール132の出力等により取得する。
ステップS57において、制御部160は、現在の日時に対応するスケジュールの場所情報181Dを参照し、現在地の情報を、例えば、GPSモジュール132の出力等により取得して、場所情報181Dに示される場所と、取得した現在地の情報とを照合して、場所情報181Dに示される場所にユーザが存在するか否かの適合性を判断する。例えば、場所情報181Dに場所「自宅」と示される場合、制御部160は、GPSモジュール132の出力と、場所「自宅」に設定される住所等の情報とを照合して、場所「自宅」に設定される地点から一定範囲内にGPSモジュール132の出力があるか否かを判断することにより、場所情報181Dに示される場所にユーザが存在するか否かの適合性を判断する。場所情報181Dに示される場所にユーザが存在する、との適合性を示す場合(ステップS57において「適合あり」)、制御部160は、ステップS61の処理を行い、そうでない場合(ステップS57において「適合せず」)、ステップS59の処理を行う。
ステップS59において、制御部160は、登録地情報182を参照し、登録地情報182の住所182Bと、現在地の情報とを照合して、現在地に対応する登録地の登録、すなわち、現在地に対応する認証方式があるか否かを判断する。現在地に対応する登録地の登録がある場合(ステップS59において「登録あり」)、制御部160は、ステップS65の処理を行い、そうでない場合(ステップS59において「登録なし」)、ステップS63の処理を行う。
ステップS61において、制御部160は、現在の日時に対応するスケジュールの認証方式181Fに示される認証方式を保持する。
ステップS63において、制御部160は、電子機器10が通信可能な無線アクセスポイントの識別情報(SSID)を取得する。
ステップS65において、制御部160は、現在地に対応する登録地の認証方式182Dに示される認証方式を保持する。
ステップS67において、制御部160は、ステップS63で取得した無線アクセスポイントの識別情報と、無線アクセスポイント情報183のSSID183Aとを照合して、電子機器10が通信可能な無線アクセスポイントに対応するSSIDの登録、すなわち、無線アクセスポイントに対応する認証方式があるか否かを判断する。電子機器10が通信可能な無線アクセスポイントに対応するSSIDの登録がある場合(ステップS67において「登録あり」)、制御部160は、ステップS69の処理を行い、そうでない場合(ステップS67において「登録なし」)、図6に示すステップS1に示す処理を行う。
ステップS69において、制御部160は、電子機器10が通信可能な無線アクセスポイントに対応するSSIDの認証方式183Dに示される認証方式を保持する。
図6は、図5に示す処理に続き、電子機器10が電子機器10の使用環境に応じて各画面ロック解除機能を切り替える処理を示すフローチャートである。本実施形態では、電子機器10は、図5に示す処理において、ユーザがロック解除の操作をする局面に対応するロック解除機能が解除対応情報154において指定されていない場合に、電子機器10が使用される使用環境に応じたロック解除機能を実行する。
ステップS101において、電子機器10の制御部160は、記憶部150から通常ロック設定情報152に示される、通常使用する画面ロック解除機能を読み出して、判定対象として保持する。
ステップS103において、制御部160は、判定対象として保持する画面ロック解除機能について、利用可否情報151を参照して電子機器10の使用環境によっては利用不可となる項目の信号出力値を信号取得部155から取得する。例えば、判定対象の画面ロック解除機能が音声認証である場合、制御部160は、利用可否情報151を参照し、電子機器10の使用環境によっては利用不可となる項目が、項目「周辺の音の影響有り」(周辺の音の影響151C)と、項目「位置の影響有り」(位置の影響151E)であることを特定する。制御部160は、電子機器10の周辺の音を示す信号をマイク147から受け付ける。また、制御部160は、電子機器10の位置についての情報をGPSモジュール132から取得する。
ステップS105において、制御部160は、信号取得部155の信号出力値と、予め定めた閾値とを比較して、電子機器10の使用環境において、判定対象の画面ロック解除機能が利用可であるか利用不可であるかを判定する。例えば、判定対象の画面ロック解除機能が音声認証である場合、制御部160は、マイク147によって集音される電子機器10の周辺の音の音量が閾値を超える場合に、音声認証による画面ロック解除機能を利用不可であると判定し、電子機器10の周辺の音量が閾値に満たない場合に、音声認証による画面ロック解除機能を利用可であると判定する。また、制御部160は、GPSモジュール132から電子機器10の位置情報を逐次取得し、一定時間内に電子機器10が移動した距離と閾値とを比較して、電子機器10の使用環境において、電子機器10が一定時間内に一定距離を超えて移動している場合に、音声認証による画面ロック解除機能を利用不可であると判定し、一定時間内に電子機器10が移動した距離が閾値に満たない場合は音声認証による画面ロック解除機能を利用可であると判定する(例えば、ユーザが公共交通機関などの移動機能を利用している状況、ユーザ自身が運転者として移動機能を操作して移動中であり、電子機器10の画面ロック機能を有効にすることで、ユーザの意識を運転へ集中させる状況その他の状況が想定される)。ステップS105において、判定対象の画面ロック解除機能が利用可であると判定される場合(ステップS105において「利用可」)、制御部160は、ステップS109の処理を行い、そうでない場合(ステップS105において「利用不可」)、制御部160は、ステップS107の処理を行う。
ステップS107において、制御部160は、認証方式識別情報151Aに示される各画面ロック解除機能のうち、ステップS105における利用可否の判定対象とされておらず、セキュリティ強度151Bにおいてセキュリティ強度が高い画面ロック解除機能を優先して判定対象として選択する。
ステップS109において、制御部160は、ステップS105で利用可と判定された画面ロック解除機能、または、図5に示すステップS61、S65またはS69で保持されたロック解除機能に切り替えて画面ロック解除機能を実行し、ディスプレイ142に、画面ロックの解除を促す表示を行う。
<画面の表示例>
図7および図8を参照して、本実施形態の電子機器10の画面ロック解除の表示例を説明する。
図7は、ユーザが電子機器10に対しロック解除の操作をする局面に応じたロック解除の表示例を示す図である。図7において、状態(A)は、ユーザがロック解除の操作をするスケジュールに指定される時間において、ロック解除機能として認証方式「指紋認証」が指定されている場合の画面の表示例を示す。状態(B)は、ユーザがロック解除の操作をする場所の無線アクセスポイントに接続している場合において、無線アクセスポイントへの接続時にロック解除機能として認証方式「パスワード認証」が指定されている場合の画面の表示例を示す。状態(C)は、ユーザがロック解除の操作をする場所が解除対応情報154に登録地として登録されている場合において、ロック解除機能として「音声認証」が指定されている場合の画面の表示例を示す図である。状態(D)は、ユーザがロック解除の操作をする場所が解除対応情報154に登録地として登録されている場合において、ロック解除機能として「顔認証」が指定されている場合の画面の表示例を示す図である。
図8は、実施の形態で説明した画面ロック解除の切り替え制御の画面表示の例を示す図である。図8において、状態(A)は、ユーザが、通常使用する画面ロック解除機能を設定する局面における画面の表示例を示す。状態(A)において、電子機器10は、認証方式「音声認証」を、通常使用する画面ロック解除機能としてユーザから設定を受け付ける。状態(B)は、状態(A)においてユーザが設定した、通常使用する画面ロック解除機能をディスプレイ142に表示する局面を示す。状態(B)に示すように、電子機器10は、ユーザが認証方式「音声認識」を、通常使用する画面ロック解除機能として設定したことをディスプレイ142に表示する。
状態(C)、状態(D)および状態(E)は、電子機器10の使用環境に応じて電子機器10が画面ロック解除機能を切り替える局面における画面の表示例を示す。状態(C)は、通常使用する画面ロック解除機能として音声認識がユーザに指定されており、電子機器10の周辺の音の音量が閾値を超えない場合に(ステップS105において「利用可」)、電子機器10が音声認識による画面ロック解除機能を実行する(ステップS109)局面を示す。
状態(D)は、通常使用する画面ロック解除機能として音声認識がユーザに指定されているものの、電子機器10の周辺の音の音量が閾値を超えている場合に(ステップS105において「利用不可」)、ユーザが素手で操作しており指紋認証による画面ロック解除機能が利用できる局面を示す。電子機器10は、音声認識以外の画面ロック解除機能として指紋認証による画面ロック解除機能を実行する。
状態(E)は、通常使用する画面ロック解除機能として音声認識がユーザに指定されているものの、電子機器10の周辺の音の音量が閾値を超えている場合に(ステップS105において「利用不可」)、ユーザが手袋を着用しており指紋認証による画面ロック解除機能が利用できない局面を示す。電子機器10は、指紋認証、音声認証に次ぐセキュリティ強度が設定されている顔認証を利用可能であるか否かを判定する(ステップS105)。顔認証を画面ロック解除機能として利用可能であると判定される場合に、電子機器10は、音声認識以外の画面ロック解除機能として顔認証による画面ロック解除機能を実行する。
<実施の形態2>
別の実施形態について説明する。
実施の形態2の電子機器10は、ユーザが電子機器10に対しロック解除の操作をする局面について、複数段階のセキュリティ強度を対応づけている。また、電子機器10は、各段階のセキュリティ強度に対し、利用できるロック解除機能を対応付けて記憶している。
これにより、ユーザは、解除対応情報154において、ユーザが電子機器10を使用する各局面についてセキュリティ強度を設定することにより、セキュリティ強度に応じたロック解除機能を設定することができ、操作性が向上する。制御部160は、ユーザが電子機器10に対しロック解除の操作をする局面(スケジュール情報181、登録地情報182および無線アクセスポイント情報183の各レコード)に対し、セキュリティ強度の設定をユーザから受け付ける。制御部160は、ユーザから受け付けたセキュリティ強度の設定に従って、解除対応情報154の各レコードとセキュリティ強度との対応関係の記憶内容を更新する。
本実施の形態に係る電子機器は、プロセッサと、その上で実行されるプログラムにより実現される。本実施の形態を実現するプログラムは、通信インタフェースを介してネットワークを利用した送受信等により提供される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 電子機器、101 アンテナ、111 無線通信部、155 信号取得部、131 物理操作キー、134 グリップセンサ、133 角速度センサ、132 GPSモジュール、135 カメラ、136 指紋認証センサ、141 操作受付部、142 ディスプレイ、143 感圧センサ、144 電源制御部、145 バッテリ、146 音声処理部、147 マイク、148 スピーカ、149 照度センサ、150 記憶部、151 利用可否情報、152 通常ロック設定情報、153 指紋認証情報、154 解除対応情報、160 制御部、161 解除機能設定部、162 ロック解除部、163 ユーザ局面取得部、171 画面ロック設定制御部、172 画面ロック判定部、173 画面ロック切替部、174 画面ロック表示部。

Claims (5)

  1. 複数の種類のロック解除機能に対応した電子機器であって、
    ユーザが前記電子機器に対しロック解除の操作をする局面と、各ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかとを対応付けた解除対応情報を記憶するように構成された記憶部と、
    前記電子機器の動作を制御するように構成された制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記電子機器に対する予め決められた操作を受け付けた時または場所のうち少なくともいずれかに関する情報を取得する取得部と、
    予め決められた操作を受け付ける場合に、前記取得部により取得される、前記予め決められた操作を受け付ける時または場所のうち少なくともいずれかと、前記解除対応情報とに基づいて、前記複数のロック解除機能のうち、ロック解除の操作を受け付ける局面において利用可とされるロック解除機能を実行する解除機能設定部と、
    前記解除機能設定部により実行される前記ロック解除機能によるロック解除の操作を受け付けた場合にロックを解除するロック解除部とを含む、電子機器。
  2. 前記記憶部が記憶する前記解除対応情報には、前記ユーザが前記電子機器に対しロック解除の操作をする局面として、ユーザのスケジュールに指定される時間と、予め登録された地点と、予め登録された無線アクセスポイントの識別情報とのうち少なくともいずれかが含まれ、
    前記制御部の前記解除機能設定部が前記ロック解除機能を実行することには、前記予め決められた操作を受け付ける場合に、
    前記解除対応情報が前記ユーザのスケジュールに指定される時間であるときは前記取得部により取得される前記予め決められた操作を受け付ける時に基づいて、前記解除対応情報に対応付けられる前記ロック解除機能を実行し、
    前記解除対応情報が前記予め登録された地点であるときは、前記予め決められた操作を受け付けた場所として前記取得部により取得される前記予め決められた操作を受け付ける地点に基づいて、前記解除対応情報に対応付けられる前記ロック解除機能を実行し、
    前記解除対応情報が前記予め登録された無線アクセスポイントの識別情報であるときは、前記予め決められた操作を受け付けた場所として前記取得部により取得される前記電子機器が通信可能な無線アクセスポイントの識別情報に基づいて、前記解除対応情報に対応付けられる前記ロック解除機能を実行することが含まれる、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記記憶部は、
    前記電子機器が通常使用するロック解除機能の設定を記憶するように構成されており、
    前記制御部の前記解除機能設定部は、ロック解除の操作を受け付ける局面において利用可とされるロック解除機能がない場合に、前記通常使用するロック解除機能の設定に示されるロック解除機能を利用できるときは当該設定に示されるロック解除機能を実行する、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記記憶部は、前記電子機器が使用される使用環境と、各ロック解除機能を利用可とするか利用不可とするかとを対応付けた利用可否情報を記憶するように構成されており、
    前記制御部の前記取得部は、前記電子機器の使用環境を示す信号を取得し、
    前記制御部の前記解除機能設定部は、予め決められた操作を受け付ける場合に、ロック解除の操作を受け付ける局面において利用可とされるロック解除機能がないとき、前記取得部により取得した信号と、前記記憶部に記憶される前記利用可否情報とに基づいて、前記複数のロック解除機能のうち、前記信号に示される前記電子機器の使用環境において利用可とされるロック解除機能を実行する、請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記記憶部は、前記解除対応情報において、前記ユーザが前記電子機器に対しロック解除の操作をする局面と、前記局面に設定する複数段階のセキュリティ強度とを対応付けて記憶し、前記セキュリティ強度の各段階において利用できる各ロック解除機能とを対応付けて記憶しており、
    前記制御部は、
    前記ユーザが前記電子機器に対しロック解除の操作をする局面に対し、前記セキュリティ強度の設定を受け付ける設定受付部を含み、前記セキュリティ強度の設定の受け付け内容に従って前記記憶部の前記解除対応情報を更新する、請求項1から4のいずれか1項に記載の電子機器。
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